JP2014166245A - 治療計画装置、計画治療システム、治療計画生成方法およびプログラム - Google Patents

治療計画装置、計画治療システム、治療計画生成方法およびプログラム Download PDF

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周史 金子
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Abstract

【課題】放射線治療において、治療用放射線の集中性を高めつつ、治療用放射線が患部に正確に照射されていることの確認や記録を得られるようにする。
【解決手段】治療計画装置が、患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得部と、前記患部全体を含む第1照射野へ放射線を照射する第1照射を計画する第1計画部と、前記第1計画部が計画した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画部と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、治療計画装置、計画治療システム、治療計画生成方法およびプログラムに関する。
がんの治療方法の一つに、放射線治療がある。放射線治療では、治療用放射線(電子線、X線、陽子線、重粒子線、γ線、または中性子線など)を患部に集中させるように照射して、正常細胞への放射線の副作用を抑えつつ、がん細胞にのみ致死量の放射線を照射することで治療を行う。
ここで、照射対象となる患部は、通常は外からは見えない部位に存在する。その為、患者をカウチに乗せた状態で、X線画像、MRI(Magnetic resonance imaging)画像、またはPET(Positron emission tomography)画像等の体内画像を取得して、患部に治療用放射線が照射されるように位置決めを行う。ただし、人間の体は呼吸や筋肉の弛緩等により動き、特に呼吸による肺野及びその近傍の動きは大きい。
かかる体の動きにより、治療用放射線の照射中に患部が動く可能性がある。そこで、体内を透過した治療用放射線をEPID(Electric Portal Imaging Device、電子ポータル画像装置)等で受光して放射線画像を取得して、治療用放射線が患部に正確に照射されていることをリアルタイムに確認(モニタリング)する場合がある。
一方、治療用放射線を患部に集中させる治療法の一つに、強度変調放射線治療(Intensity Modulated Radiation Therapy;IMRT)がある(特許文献1および2参照)。強度変調放射線治療は、現在臨床現場で多く使われている治療法であり、マルチリーフコリメータ(Multi Leaf Collimator;MLC)や、細い線状のペンシルビーム等を用いて、患部より小さい照射野の治療用放射線を多数重ね合わせる。照射野の小さい治療用放射線を重ね合わせることで、複雑な線量分布を実現することができ、患部に集中的に放射線を照射することができる。
特開2001−224698号公報 特開2005−526578号公報
強度変調放射線治療では、上記のように患部より小さい照射野の治療用放射線を用いる。このため、治療用放射線による体内画像を取得しても、患部の輪郭を特定できず、治療用放射線が患部に正確に照射されているか否かの判定が困難である。
一方、強度変調放射線治療では、照射野の小さい治療用放射線を用いることから、患部への照射量を確保するために、1回当たりの照射量が多くなり、また、治療用放射線を多数重ね合わせることから、照射時間が長くなる傾向にある。このため、強度変調放射線治療では、治療用放射線が患部からずれた場合のリスクが比較的高い。このことから、強度変調放射線治療において、治療用放射線が患部に正確に照射されていることを確認できることが望まれる。
更に、放射線治療のエビデンスが求められるようになっており、治療用放射線が患部に正確に照射された記録を得られることが望まれる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、治療用放射線の集中性を高めつつ、治療用放射線が患部に正確に照射されていることの確認や記録を得ることのできる治療計画装置、計画治療システム、治療計画生成方法およびプログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による治療計画装置は、患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得部と、前記患部全体を含む第1照射野へ放射線を照射する第1照射を計画する第1計画部と、前記第1計画部が計画した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による治療計画装置は、上述の治療計画装置であって、前記第1計画部は、照射開始時、照射終了時、または、照射開始と終了との中間時のうち少なくとも1つを指定するユーザ操作に従って前記第1照射のタイミングを設定することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による治療計画装置は、上述の治療計画装置であって、前記第1計画部は、前記第1照射による放射線画像の取得回数を指定するユーザ操作に基づいて前記第1照射のタイミングを設定することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による治療計画装置は、上述の治療計画装置であって、前記第1計画部は、前記第1照射による放射線画像の取得周期を指定するユーザ操作に基づいて前記第1照射のタイミングを設定することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による治療計画装置は、上述の治療計画装置であって、前記第1計画部は、撮像に必要な所定の照射量を前記第1照射における照射量に設定することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による治療計画装置は、上述の治療計画装置であって、前記第1計画部は、前記治療条件における前記患部への必要線量に基づいて前記第1照射における照射量を設定することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による治療計画装置は、上述の治療計画装置であって、前記第1計画部は、前記患部の領域に所定のマージンを加えて前記第1照射野を設定することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による治療計画装置は、上述の治療計画装置であって、前記患部の画像を表示画面に表示する表示部と、前記第1照射野を設定するユーザ操作を受け付ける操作入力部と、を具備し、前記第1計画部は、前記操作入力部が受け付けた前記第1照射野を設定するユーザ操作に基づいて前記第1照射野を設定することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による計画治療システムは、治療計画装置と、放射線治療システムとを具備し、前記治療計画装置は、患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得部と、前記患部全体を含む第1照射野と、前記第1照射野へ放射線を照射する第1照射のタイミングと、前記第1照射における照射量とを設定する第1計画部と、前記第1計画部が設定した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画部と、前記第2計画部が生成した前記治療計画を前記放射線治療システムへ出力する治療計画出力部と、を具備し、前記放射線治療システムは、前記治療計画出力部が出力した前記治療計画を取得する治療計画取得部と、前記治療計画取得部が取得した前記治療計画に従って放射線を照射する照射部と、前記第1照射にて前記照射部が照射した放射線による放射線画像を取得する放射線画像取得部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による治療計画生成方法は、治療計画装置の治療計画生成方法であって、患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得ステップと、前記患部全体を含む第1照射野へ放射線を照射する第1照射を計画する第1計画ステップと、前記第1計画ステップにて計画した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画ステップと、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様によるプログラムは、治療計画装置としてのコンピュータに、患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得ステップと、前記患部全体を含む第1照射野へ放射線を照射する第1照射を計画する第1計画ステップと、前記第1計画ステップにて計画した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、治療用放射線の集中性を高めつつ、治療用放射線が患部に正確に照射されていることの確認や記録を得ることができる。
本発明の一実施形態における放射線治療装置の装置構成を示す概略構成図である。 同実施形態における計画治療システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態の第1照射における照射野の例を示す説明図である。 同実施形態の第1照射にて得られる放射線画像の例を示す説明図である。 同実施形態の第2照射における照射野の例を示す説明図である。 同実施形態において計画治療システムが放射線治療を行う際の処理の例を示すシーケンス図である。 同実施形態における第1照射野の設定画面の例を示す説明図である。 同実施形態におけるマルチリーフコリメータのうちのあるリーフの位置の例を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における放射線治療装置の装置構成を示す概略構成図である。同図において、放射線治療装置30は、旋回駆動装置311と、Oリング312と、走行ガントリ313と、首振り機構321と、照射部330と、センサアレイ341と、カウチ351とを具備する。照射部330は、放射線照射装置331と、マルチリーフコリメータ332とを具備する。
旋回駆動装置311は、回転軸A11を中心に回転可能にOリング312を土台に支持してOリング312を回転させる。回転軸A11は、鉛直方向の軸である。
Oリング312は、回転軸A12を中心とするリング状に形成され、回転軸A12を中心に回転可能に走行ガントリ313を支持している。回転軸A12は、水平方向の軸(すなわち、鉛直方向に直角な軸)であり、アイソセンタP11にて回転軸A11と直交する。回転軸A12は、Oリング312に対して固定されている。すなわち、回転軸A12は、Oリング312の回転に伴って回転軸A11を中心に回転する。
Oリング312は、自らが回転することで、走行ガントリ313および走行ガントリ313に設置されている各部を、回転軸A11回りに一体的に回転させる。
走行ガントリ313は、回転軸A12を中心とするリング状に形成され、Oリング312の内側にOリング312と同心円になるように配置されている。放射線治療装置30は、さらに、図示されていない走行駆動装置を備えており、走行ガントリ313は、走行駆動装置からの動力にて回転軸A12を中心に回転する。
走行ガントリ313は、自らが回転することで、走行ガントリ313に設置されている各部を、回転軸A12回りに一体的に回転させる。
首振り機構321は、走行ガントリ313のリングの内側に固定され、照射部330を走行ガントリ313に支持している。首振り機構321は、パン軸A21を中心に照射部330を回転させ、チルト軸A22を中心に照射部330を回転させる。
パン軸A21は、回転軸A12に平行な軸であり、走行ガントリ313に対して固定されている。首振り機構321は、パン軸A21を中心に照射部330を回転させることで、照射部330を回転軸A12に対して左右(従って、患者PTに対して左右)に首振り動作させる。
チルト軸A22は、パン軸A21に直交する軸であり、走行ガントリ313に対して固定されている。首振り機構321は、チルト軸A22を中心に照射部330を回転させることで、照射部330を回転軸A12方向(従って、患者PTに対して上下)に首振り動作させる。
照射部330は、走行ガントリ313の内側に、首振り機構321に支持されて配置されており、治療用放射線B11を照射する。
放射線照射装置331は、治療用放射線B11を照射する。放射線照射装置331は、首振り機構321を介して走行ガントリ313に支持されているので、首振り機構321の調整にて放射線照射装置331が一旦アイソセンタP11に向けられると、旋回駆動装置311によりOリング312が回転しても、また、走行駆動装置により走行ガントリ313が回転しても、治療用放射線B11は常に概ねアイソセンタP11を通る。従って、放射線照射装置331は、回転軸A11や回転軸A12を中心に回転することで、様々な方向からアイソセンタP11に向けて治療用放射線B11を照射することができる。
マルチリーフコリメータ332は、治療用放射線B11の一部を遮蔽することで、治療用放射線B11が患者に照射される際の照射野の形状を調整する。
センサアレイ341は、放射線照射装置331からの治療用放射線B11が当たる位置に、放射線照射装置331の方を向いて配置されて、走行ガントリ313のリングの内側に固定されている。
センサアレイ341は、例えばEPIDなど、放射線強度を2次元的に検出可能な装置であり、患者PT等を透過した治療用放射線B11を受光して強度信号を出力する。なお、ここでいう受光とは、放射線を受けることである。
カウチ351は、患者PTが横臥することに利用される。
なお、以下では、特に明示する必要が無い場合、治療用放射線を単に「放射線」と表記する。
図2は、本実施形態における計画治療システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、計画治療システム1は、治療計画装置10と、放射線治療システム2とを具備する。治療計画装置10は、表示部110と、操作入力部120と、処理部130と、治療計画出力部140とを具備する。処理部130は、表示制御部131と、入力処理部132と、条件取得部133と、第1計画部134と、第2計画部135とを具備する。放射線治療システム2は、制御装置20と、放射線治療装置30とを具備する。制御装置20は、治療計画取得部210と、処理部220と、対放射線治療装置入出力部230とを具備する。処理部220は、放射線治療装置制御部221と、放射線画像取得部222とを具備する。
放射線治療システム2は、治療計画装置10の生成する治療計画に従って、放射線治療を行う。
制御装置20は、治療計画装置10の生成する治療計画に従って、放射線治療装置30の各部を制御して治療用放射線を照射させる。また、制御装置20は、治療用放射線による放射線画像を取得する。制御装置20は、例えば、コンピュータを用いて構成されていてもよいし、専用回路を用いて構成されていてもよい。
治療計画取得部210は、治療計画装置10が生成して出力する治療計画を取得する。
処理部220は、制御装置20の各部を制御して各種処理を行う。特に、処理部220は、治療計画に従って放射線治療装置30に放射線治療を実行させ、また、放射線治療の際の放射線画像を取得する。処理部220は、例えば制御装置20の有するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、制御装置20の有する記憶デバイスからプログラムを読み出して実行することで実現される。
放射線治療装置制御部221は、治療計画取得部210が取得した治療計画に従って、放射線治療装置30の各部を制御する。特に、放射線治療装置制御部221は、治療計画取得部210が取得した治療計画に従って照射部330(図1)に放射線を照射させる。
放射線画像取得部222は、照射部330が照射し、患部等を透過してセンサアレイ341が受光した放射線による放射線画像を取得する。特に、放射線画像取得部222は、第1照射にて照射部330が照射した放射線による放射線画像を取得する。後述するように、第1照射は、患部全体への照射であり、放射線画像取得部222が第1照射における放射線画像を取得することで、患部の輪郭全体を含む放射線画像を得ることができる。これにより、当該放射線画像を参照する者は、放射線が患部に正確に照射されているか否かを確認することができる。
対放射線治療装置入出力部230は、放射線治療装置30との間で信号の入出力を行うインタフェースとして機能する。
治療計画装置10は、放射線治療システム2に放射線治療を実行させるための治療計画を生成する。治療計画装置10は、例えばコンピュータを用いて構成されていてもよいし、専用回路を用いて構成されていてもよい。
表示部110は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどの表示画面を有し、表示制御部131の制御に従って動画像や静止画像やテキスト(文字)など各種画像を表示する。特に、表示部110は、照射野など放射線照射に関するユーザ設定を受け付ける際に、予め撮像された患部の画像を表示画面に表示する。なお、ここでいうユーザとは、医師または放射線技師など、計画治療システム1を用いて放射線治療を施す者である。
操作入力部120は、例えば表示部110の表示画面に設けられてタッチパネルを構成するタッチセンサやキーボード等の入力装置を有して、ユーザ操作を受け付ける。特に、操作入力部120は、第1照射野を設定するユーザ操作を受け付ける。ここでいう第1照射野とは、第1照射における照射野であり、従って、患部全体を含む照射野に設定される。例えば、操作入力部120は、表示部110が表示画面に患部の画像を表示している状態でユーザが行うタッチ操作にて、第1照射野を設定するユーザ操作を受け付ける。
処理部130は、治療計画装置10の各部を制御して各種処理を行う。特に、処理部130は、放射線治療システム2が放射線治療を行うための治療計画を生成する。処理部130は、例えば治療計画装置10の有するCPUが、治療計画装置10の有する記憶デバイスからプログラムを読み出して実行することで実現される。
表示制御部131は、表示部110を制御して各種画像を表示させる。
入力処理部132は、操作入力部120が受け付けたユーザ操作を検出する。例えば、入力処理部132は、表示画面へのタッチ操作に応じて操作入力部120が出力する信号を表示画面における座標に変換する。
条件取得部133は、患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量との情報を含む治療条件を取得する。ここでいう治療条件とは、治療計画装置10が生成する治療計画が満たすべき条件である。例えば、条件取得部133は、タッチ操作による患部位置の入力や、キーボードを用いての必要線量および限界線量の入力など、操作入力部120が受け付けるユーザ操作に基づいて、治療条件を取得する。
第1計画部134は、第1照射を計画する。上述したように、第1照射は、患部全体を含む第1照射野への放射線照射である。
第2計画部135は、第1計画部134が計画した第1照射と、患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、治療条件を満たす治療計画を生成する。以下では、第2計画部135が治療計画に含める、患部の一部のみを含む照射野への放射線照射を「第2照射」と称する。
治療計画出力部140は、第2計画部135が生成した治療計画を制御装置20へ出力する。
ここで、図3〜5を参照して、第1照射および第2照射について説明する。
図3は、第1照射における照射野の例を示す説明図である。同図において領域R11は、患部の領域を示し、領域R12は、照射野(ここでは第1照射野)を示している。図3に示すように、第1照射においてマルチリーフコリメータ332は、患部全体が照射野に含まれるように放射線に絞りをかける。
図4は、第1照射にて得られる放射線画像の例を示す説明図である。同図において領域R21は、放射線画像における患部の領域を示し、領域R22は、放射線画像における照射野を示している。
ここでいう患部は、放射線を積極的に照射する対象となっている部位であり、臨床標的体積(clinical target volume;CTV)、内的標的体積(internal target volume;ITV)、計画標的体積(Planning target volume;PTV)のいずれであってもよい。
例えば、計画標的体積を患部として、計画標的体積全体に所定のマージンを加えた領域を第1照射における照射野に設定してもよい。この場合、放射線画像における肉眼的腫瘍体積(gross tumor volume;GTV)の像や他の臓器の像などから、計画標的体積全体が照射野に含まれていることを確認でき、これにより放射線が患部に正確に照射されていることを確認し得る。
あるいは、臨床標的体積を患部として、臨床標的体積全体に所定のマージンを加えた領域を第1照射における照射野に設定してもよい。この場合も、計画標的体積の場合と同様、臨床標的体積全体が照射野に含まれていることを確認でき、放射線が患部に正確に照射されていることを確認し得る。
同様に、内的標的体積を患部とした場合も、放射線が患部に正確に照射されていることを確認し得る。
図5は、第2照射における照射野の例を示す説明図である。同図において領域R11は、図3の場合と同様に患部の領域を示す。また、領域R12は、照射野を示している。図3に示すように、第2照射においてマルチリーフコリメータ332は、患部の一部のみを含む照射野となるように放射線に絞りをかける。
このように、マルチリーフコリメータ332が、患部の一部のみを含む照射野とする絞りをかけることで、強度変調放射線治療の場合のように放射線の集中性を高めることができる。
例えば、患部がアイソセンタP11(図1)に位置する状態で、走行駆動装置がOリング312を回転させ、照射部330は、Oリング312の回転により患部の周囲を一周しながら様々な方向から患部へ向けて放射線を照射する。その際、マルチリーフコリメータ332が、患部の形状に応じて放射線の形状を絞り、さらに、患部と重なっている許容線量の低い部位を照射野から除外するため、患部の一部のみを含む照射野となるように、放射線の形状を絞る。これにより、患部に集中的に放射線を照射し、周囲の正常部位への照射量を低減させることができる。
但し、患部の一部のみを含む照射野となっている場合(すなわち、第2照射の場合)、センサアレイ341の受光した放射線から放射線画像取得部222が取得する放射線画像では、当該放射線画像を参照する者が、患部の輪郭を特定できないことが考えられる。幹部の輪郭を特定できないことで、放射線が患部に正確に照射されているか否かの判定が困難となる。
そこで、第1計画部134が第1照射を設定することで、放射線画像取得部222は、図4の例のように患部全体を含む放射線画像を取得する。これにより、当該放射線画像を参照する者は、患部全体が照射野に含まれていることを確認でき、これにより放射線が患部に正確に照射されていることを確認し得る。
ここで、放射線治療システム2が、治療のための放射線照射とは別に、撮像のために第1照射を行うようにしても、得られた放射線画像を参照する者は、患部全体が照射野に含まれていることを確認でき、治療用放射線が患部に正確に照射されていることを確認し得る。しかし、この場合、撮像のための放射線照射を行わない場合との比較において照射量が増大することになり、正常部位への照射量も増大してしまう。
そこで、第2計画部135は、第1照射における照射量を治療のための照射量に含めて治療計画を生成する。これにより、正常部位への照射量の増大を低減させつつ、患部全体を含む放射線画像を取得することができる。
次に、図6を参照して、計画治療システム1の動作について説明する。
図6は、計画治療システム1が放射線治療を行う際の処理の例を示すシーケンス図である。計画治療システム1は、例えば治療計画生成を指示するユーザ操作を受けると同図の処理を開始する。
図6の処理において、まず、条件取得部133が治療条件を取得する(シーケンスS101)。例えば上述したように、条件取得部133は、タッチ操作による患部位置の入力や、キーボードを用いての必要線量および限界線量の入力など、操作入力部120が受け付けるユーザ操作に基づいて、治療条件を取得する。
次に、第1計画部134が、第1照射の計画を行う(シーケンスS102)。例えば、第1計画部134は、第1照射のタイミングと、第1照射野と、第1照射における照射量との設定を含む計画を生成する。1回の放射線治療に1つの第1照射が含まれていてもよいし、複数の第1照射が含まれていてもよい。複数の第1照射が含まれる場合、第1計画部134は、第1照射毎に当該第1照射の計画を生成する。
ここで、第1計画部134が第1照射のタイミングを設定する方法として、様々な方法を用いることができる。
例えば、第1計画部134が、照射開始時、照射終了時、または、照射開始と終了との中間時のいずれか1つまたは複数を指定(選択)するユーザ操作に従って、選択されたタイミングを第1照射のタイミングに設定するようにしてもよい。ここでいう照射開始時とは、各門(Port)における放射線照射を開始するタイミングである。また、照射終了時とは、該当する門における放射線照射を終了するタイミングである。
また、第1計画部134が、照射開始と終了との中間時のユーザ指定を、例えば、照射開始から終了までの時間全体における時間位置の指定にて受けるようにしてもよい。あるいは、放射線治療装置30がリングを回転させながら放射線照射を行う場合、第1計画部134が、照射開始と終了との中間時のユーザ指定を、Oリング312の回転角度の指定にて受けるようにしてもよい。
あるいは、操作入力部120が、第1照射による放射線画像の取得回数を指定するユーザ操作を受け付け、第1計画部134が、当該ユーザ操作に基づいて第1照射のタイミングを設定するようにしてもよい。例えば、第1計画部134は、照射開始から終了までの時間全体を、ユーザに指定された回数に応じて分割し、得られた各タイミングを第1照射のタイミングに設定する。その際、照射開始時または終了時または両方を第1照射のタイミングに含めるようにしてもよいし、含めないようにしてもよい。
あるいは、操作入力部120が、第1照射による放射線画像の取得周期を指定するユーザ操作を受け付け、第1計画部134が、当該ユーザ操作に基づいて第1照射のタイミングを設定するようにしてもよい。例えば、第1計画部134は、照射開始時および指定された周期毎に、第1照射のタイミングに設定する。
また、第1計画部134が第1照射における照射量を設定する方法として、様々な方法を用いることができる。
例えば、第1計画部134が、撮像に必要な所定の照射量を第1照射における照射量に設定するようにしてもよい。具体的には、第1計画部134は、センサアレイ341の性能に応じて、放射線画像として体内画像を取得するのに適した放射線強度(単位時間当たりの照射量)を予め記憶しておき、当該放射線強度を第1照射における放射線強度に設定する。
あるいは、第1計画部134が、治療条件における患部への必要線量に基づいて第1照射における照射量を設定するようにしてもよい。例えば、第1計画部134は、必要線量に基づいて設定される投与線量の20パーセント(%)を第1照射全体における照射量として算出し、算出した照射量を第1照射の数(照射回数)で除算した商を1回の第1照射における照射量として設定する。そして、第1計画部134は、1回の第1照射における照射時間を調整することで、放射線画像として体内画像を取得するのに適した放射線強度に調整する。
また、第1計画部134が第1照射野を設定する方法として、様々な方法を用いることができる。
例えば、第1計画部134が、患部の領域に所定のマージンを加えて第1照射野を設定するようにしてもよい。上述したように、ここでいう患部は、臨床標的体積、内的標的体積、計画標的体積のいずれであってもよい。
あるいは、第1計画部134が、操作入力部120の受け付けた第1照射野を設定するユーザ操作に基づいて第1照射野を設定するようにしてもよい。
図7は、第1照射野の設定画面の例を示す説明図である。同図の例において、表示部110は、患部の画像を示しており、領域R411は、肉眼的腫瘍体積を示す。また、領域R412は臨床標的体積を示す。
例えば、ユーザは、臨床標的体積の領域R412に、体内臓器等の動きに対するインターナルマージン(internal margin;IM)と、照射における設定誤差(set-up margin;SM)とを加えた計画標的体積を、第1照射野に決定する。そして、ユーザは、決定した第1照射野に沿って表示画面をタッチすることで、第1照射野を指定する。図7の例では、線L11が、ユーザのタッチの軌跡を示し、線L11の内部の領域L421が、指定された照射野を示している。また、領域R431は、指定された照射野に応じてマルチリーフコリメータ332が行う、放射線に対する絞りを示している。
図6に戻って、シーケンスS102の後、第2計画部135が治療計画を生成する(シーケンスS103)。上述したように、第2計画部135は、第1照射(複数ある場合は、全ての第1照射)と第2照射との組み合わせにて、治療条件を満たす治療計画を生成する。
ここで、第2計画部135が、マルチリーフコリメータ332の各リーフの移動距離を小さくすることを目標の1つとして治療計画を生成するようにしてもよい。
図8は、マルチリーフコリメータ332のうちのあるリーフの位置の例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示す。また、縦軸は、リーフの位置を示しており、上側が右寄りの位置を示し、下側が左寄りの位置を示す。図8に示すリーフは、マルチリーフコリメータ332の右側に設けられており、マルチリーフコリメータ332の開口部が大きい状態では右寄りの位置となる。
また、図8の例では、第1計画部134が、放射線治療開始時と終了時とに第1照射を設定しており、第2計画部135は、当該第1照射の設定に応じて、放射線治療開始時と終了時とにリーフが最も右寄りの位置となるように治療計画を生成している。ここでいう放射線治療開始時とは、放射線治療装置30が制御装置20の制御に従って治療計画に基づく動作を開始するタイミングである。また、放射線治療終了時とは、放射線治療装置30が制御装置20の制御に従って治療計画に基づく動作を終了(完了)するタイミングである。
一方、放射線治療開始時と終了時との間の時間においては、第2計画部135は、マルチリーフコリメータ332の開口部分を小さくして、放射線治療システム2に第2照射を行わせる。その際、図8に示すグラフが単調減少の後単調増加しているように、マルチリーフコリメータ332が、右寄りの位置から徐々に左寄りの位置へと移動し、その後徐々に右寄りの位置への移動するようにすることで、当該リーフの移動距離を小さくすることができる。
これにより、リーフの移動を待つ時間を短縮できる点で、治療時間を短縮することができる。また、マルチリーフコリメータ332を動作させながら連続的に放射線照射を行う場合において、リーフ位置の不連続による放射線照射の中断を避けることができる。
図6に戻って、シーケンスS103の後、治療計画出力部140は、第2計画部135が生成した治療計画を制御装置20へ出力する(シーケンスS104)。
制御装置20では、治療計画取得部210が治療計画を取得し、放射線治療開始を指示するユーザ操作を受けると、放射線治療装置制御部221が放射線治療装置30の制御を開始する(シーケンスS111)。
放射線治療装置30の制御を開始した放射線治療装置制御部221は、治療計画に従って、対放射線治療装置入出力部230を介して放射線治療装置30へ制御信号を出力することで放射線治療装置30を制御する(シーケンスS112)。以後、放射線治療装置30は、放射線治療終了まで連続的に、あるいは定期的に、対放射線治療装置入出力部230を介して放射線治療装置30へ制御信号を出力する。
放射線治療装置制御部221からの制御信号を受けた放射線治療装置30は、制御信号に従って動作し、第1照射や第2照射を実行する(シーケンスS121、S131、およびS141)。
そして、放射線治療装置30は、少なくとも第1照射を行ったタイミングで、センサアレイ341が検出した2次元の放射線強度を示す受光信号を制御装置20へ出力する(シーケンスS122およびS142)。
放射線治療装置30からの受光信号を取得した制御装置20では、放射線画像取得部222が、当該受光信号を放射線画像データに変換することで放射線画像を取得する(シーケンスS123およびS143)。
なお、放射線治療装置30が、第1照射を行ったタイミングでのみ受光信号を出力するようにしてもよいし、受光信号を連続的に出力するなど、第2照射を行ったタイミングでのみ受光信号を出力するようにしてもよい。これに応じて、放射線画像取得部222が、第1照射による放射線画像のみを取得するようにしてもよいし、第2照射による放射線画像も取得するようにしてもよい。
第2計画部135が生成した治療計画の実行を完了すると、放射線治療装置制御部221は、放射線治療装置30の制御を終了する(シーケンスS151)。
その後、図6の処理を終了する。
以上のように、第1計画部134は、患部全体を含む第1照射野へ放射線を照射する第1照射を計画する。そして、第2計画部135は、第1計画部134が計画した第1照射と、患部の一部のみを含む照射野への放射線照射である第2照射との組み合わせにて、治療条件を満たす治療計画を生成する。
これにより、放射線の集中性を高めつつ、放射線が患部に正確に照射されていることの確認や記録を得ることができる。すなわち、第2計画部135が、第2照射を含む治療計画を生成することで、強度変調放射線治療の場合のように放射線の集中性を高めることができる。また、第1計画部134が第1照射を計画し、第2計画部135が、当該第1照射を含む治療計画を生成することで、患部全体を含む放射線画像を取得することができる。これにより、当該放射線画像を参照する者は、患部全体が照射野に含まれていることを確認でき、これにより放射線が患部に正確に照射されていることを確認し得る。
また、第1計画部134は、照射開始時、照射終了時、または、照射開始と終了との中間時のうち少なくとも1つを指定するユーザ操作に従って前記第1照射のタイミングを設定する。
これにより、ユーザは、照射開始時、照射終了時、または、照射開始と終了との中間時のうち少なくとも1つを指定(選択)するという簡単な操作にて、第1照射のタイミングを指定することができる。
また、各門における照射開始時と照射終了時とにおいて、放射線が患部に正確に照射されていることを確認できれば、門全体を通じて放射線が患部に正確に照射されていると推測することができる。
また、照射時間が長い場合、照射開始と終了との中間時においても放射線が患部に正確に照射されていることを確認できれば、門全体を通じて放射線が患部に正確に照射されている可能性が更に高まる。
また、第1計画部134は、第1照射による放射線画像の取得回数を指定するユーザ操作に基づいて第1照射のタイミングを設定する。
これにより、ユーザは、第1照射による放射線画像の取得回数を指定するという簡単な操作にて、所望回数に応じて第1計画部134に第1照射のタイミングを設定させることができる。
また、第1計画部134は、第1照射による放射線画像の取得周期を指定するユーザ操作に基づいて第1照射のタイミングを設定する。
これにより、ユーザは、第1照射による放射線画像の取得周期を指定するという簡単な操作にて、所望周期に応じて第1計画部134に第1照射のタイミングを設定させることができる。
また、第1計画部134は、撮像に必要な所定の照射量を第1照射における照射量に設定する。具体的には、上述したように、第1計画部134は、センサアレイ341の性能に応じて、放射線画像として体内画像を取得するのに適した放射線強度を第1照射における放射線強度に設定する。
これにより、放射線画像取得部222は、第1照射において、鮮明な体内画像を放射線が像として取得し得る。
また、第1計画部134は、治療条件における患部への必要線量に基づいて第1照射における照射量を設定する。
これにより第2計画部135が、治療条件を満たす治療計画を容易に生成できることを期待し得る。例えば、第1計画部134は、必要線量に基づいて設定される投与線量の20パーセントを第1照射全体における照射量とすることで、第2計画部135は、投与線量の80パーセントを第2照射における照射量として治療計画を生成することができる。従って、第2計画部135が治療計画を生成する際の自由度を確保し得る。
また、第1計画部134は、患部の領域に所定のマージンを加えて第1照射野を設定する。
これにより、ユーザが第1照射野を指定する負担を低減させることができる。すなわち、ユーザは患部の領域を指定すればよく、第1照射野を別途指定する必要が無い。
また、表示部110が、患部の画像を表示画面に表示し、操作入力部120は、第1照射野を設定するユーザ操作を受け付け、第1計画部134は、操作入力部120が受け付けた第1照射野を設定するユーザ操作に基づいて第1照射野を設定する。
これにより、ユーザは、患部の画像を参照しながら適切な第1照射野を指定し得る。
なお、治療計画装置10の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 計画治療システム
10 治療計画装置
110 表示部
120 操作入力部
130 処理部
131 表示制御部
132 入力処理部
133 条件取得部
134 第1計画部
135 第2計画部
140 治療計画出力部
2 放射線治療システム
20 制御装置
210 治療計画取得部
220 処理部
221 放射線治療装置制御部
222 放射線画像取得部
230 対放射線治療装置入出力部
30 放射線治療装置

Claims (11)

  1. 患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得部と、
    前記患部全体を含む第1照射野へ放射線を照射する第1照射を計画する第1計画部と、
    前記第1計画部が計画した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画部と、
    を具備することを特徴とする治療計画装置。
  2. 前記第1計画部は、照射開始時、照射終了時、または、照射開始と終了との中間時のうち少なくとも1つを指定するユーザ操作に従って前記第1照射のタイミングを設定することを特徴とする請求項1に記載の治療計画装置。
  3. 前記第1計画部は、前記第1照射による放射線画像の取得回数を指定するユーザ操作に基づいて前記第1照射のタイミングを設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の治療計画装置。
  4. 前記第1計画部は、前記第1照射による放射線画像の取得周期を指定するユーザ操作に基づいて前記第1照射のタイミングを設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の治療計画装置。
  5. 前記第1計画部は、撮像に必要な所定の照射量を前記第1照射における照射量に設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の治療計画装置。
  6. 前記第1計画部は、前記治療条件における前記患部への必要線量に基づいて前記第1照射における照射量を設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の治療計画装置。
  7. 前記第1計画部は、前記患部の領域に所定のマージンを加えて前記第1照射野を設定することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の治療計画装置。
  8. 前記患部の画像を表示画面に表示する表示部と、
    前記第1照射野を設定するユーザ操作を受け付ける操作入力部と、
    を具備し、
    前記第1計画部は、前記操作入力部が受け付けた前記第1照射野を設定するユーザ操作に基づいて前記第1照射野を設定することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の治療計画装置。
  9. 治療計画装置と、放射線治療システムとを具備し、
    前記治療計画装置は、
    患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得部と、
    前記患部全体を含む第1照射野と、前記第1照射野へ放射線を照射する第1照射のタイミングと、前記第1照射における照射量とを設定する第1計画部と、
    前記第1計画部が設定した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画部と、
    前記第2計画部が生成した前記治療計画を前記放射線治療システムへ出力する治療計画出力部と、
    を具備し、
    前記放射線治療システムは、
    前記治療計画出力部が出力した前記治療計画を取得する治療計画取得部と、
    前記治療計画取得部が取得した前記治療計画に従って放射線を照射する照射部と、
    前記第1照射にて前記照射部が照射した放射線による放射線画像を取得する放射線画像取得部と、
    を具備することを特徴とする計画治療システム。
  10. 治療計画装置の治療計画生成方法であって、
    患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得ステップと、
    前記患部全体を含む第1照射野へ放射線を照射する第1照射を計画する第1計画ステップと、
    前記第1計画ステップにて計画した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画ステップと、
    を具備することを特徴とする治療計画生成方法。
  11. 治療計画装置としてのコンピュータに、
    患部の位置と、前記患部への必要線量と、前記患部以外の部位への限界線量とを含む治療条件を取得する条件取得ステップと、
    前記患部全体を含む第1照射野へ放射線を照射する第1照射を計画する第1計画ステップと、
    前記第1計画ステップにて計画した前記第1照射と、前記患部の一部のみを含む照射野への放射線照射との組み合わせにて、前記治療条件を満たす治療計画を生成する第2計画ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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