JP2014165855A - 電子機器 - Google Patents

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Masaichi Sekiguchi
政一 関口
Takashi Shionoya
孝 塩野谷
Toshiyuki Kambara
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Abstract

【課題】画像の視認性を向上した電子機器を得ること。
【解決手段】電子機器1は、第1領域を第1フレームレートで撮像し、第2領域を第1フレームレートよりも速い第2フレームレートで撮像可能な撮像部20と、少なくとも第1領域と第2領域とで撮像された画像を第1表示部51に表示させ、第2領域で撮像された画像を第2表示部53に表示させる表示制御部70と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像素子を備えた電子機器に関する。
裏面照射型撮像チップと信号処理チップとが積層された撮像素子(以下、積層型撮像素子という)を備えた電子機器が提案されている(特許文献1参照)。積層型撮像素子は、裏面照射型撮像チップと信号処理チップとが、所定の領域ごとにマイクロバンプを介して接続されるように積層されている。
特開2006−49361号公報
しかしながら、従来の積層型撮像素子を備えた電子機器において、1または2以上の上記領域を有するブロックに画像を分けて、該ブロックごとに撮像画像を取得する提案は多くなく、積層型撮像素子を備えた電子機器の使い勝手が十分とはいえなかった。
本発明による電子機器は、第1領域を第1フレームレートで撮像し、第2領域を第1フレームレートよりも速い第2フレームレートで撮像可能な撮像部と、少なくとも第1領域と第2領域とで撮像された画像を第1表示部に表示させ、第2領域で撮像された画像を第2表示部に表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、画像の視認性を向上した電子機器を実現できる。
積層型撮像素子の断面図である。 撮像チップの画素配列と単位領域を説明する図である。 撮像チップの単位領域に対応する回路図である。 撮像素子の機能的構成を示すブロック図である。 一実施の形態による撮像装置の構成を例示するブロック図である。 撮像装置に設けられた第1表示部および第2表示部を説明する外観図である。 図7(a)は、注目領域および周辺領域を決定する前のライブビュー画像を例示する図である。図7(b)は、ライブビュー画像に基づく人体検出処理によって制御部で決定された注目領域を例示する図である。 図8(a)は、周辺領域に対応して取得される画像を示す図、図8(b)は、注目領域に対応して取得される画像を示す図、図8(c)は、合成される第1ライブビュー画像を例示する図である。 撮像装置の制御部が実行する撮影動作の流れを説明するフローチャートである。 図10(a),(b)は、複数の主要被写体が存在する場面を例示する図である。 撮像装置に設けられた第1表示部および第2表示部を説明する外観図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
<積層型撮像素子の説明>
始めに、本発明の一実施の形態による電子機器(例えば撮像装置1)に搭載する積層型撮像素子100について説明する。なお、この積層型撮像素子100は、本願出願人が先に出願した特願2012−139026号に記載されているものである。図1は、積層型撮像素子100の断面図である。撮像素子100は、入射光に対応した画素信号を出力する裏面照射型撮像チップ113と、画素信号を処理する信号処理チップ111と、画素信号を記憶するメモリチップ112とを備える。これら撮像チップ113、信号処理チップ111およびメモリチップ112は積層されており、Cu等の導電性を有するバンプ109により互いに電気的に接続される。
なお、図示するように、入射光は主に白抜き矢印で示すZ軸プラス方向へ向かって入射する。本実施形態においては、撮像チップ113において、入射光が入射する側の面を裏面と称する。また、座標軸に示すように、Z軸に直交する紙面左方向をX軸プラス方向、Z軸およびX軸に直交する紙面手前方向をY軸プラス方向とする。以降のいくつかの図においては、図1の座標軸を基準として、それぞれの図の向きがわかるように座標軸を表示する。
撮像チップ113の一例は、裏面照射型のMOSイメージセンサである。PD層106は、配線層108の裏面側に配されている。PD層106は、二次元的に配され、入射光に応じた電荷を蓄積する複数のPD(フォトダイオード)104、および、PD104に対応して設けられたトランジスタ105を有する。
PD層106における入射光の入射側にはパッシベーション膜103を介してカラーフィルタ102が設けられる。カラーフィルタ102は、互いに異なる波長領域を透過する複数の種類を有しており、PD104のそれぞれに対応して特定の配列を有している。カラーフィルタ102の配列については後述する。カラーフィルタ102、PD104およびトランジスタ105の組が、一つの画素を形成する。
カラーフィルタ102における入射光の入射側には、それぞれの画素に対応して、マイクロレンズ101が設けられる。マイクロレンズ101は、対応するPD104へ向けて入射光を集光する。
配線層108は、PD層106からの画素信号を信号処理チップ111に伝送する配線107を有する。配線107は多層であってもよく、また、受動素子および能動素子が設けられてもよい。
配線層108の表面には複数のバンプ109が配される。当該複数のバンプ109が信号処理チップ111の対向する面に設けられた複数のバンプ109と位置合わせされて、撮像チップ113と信号処理チップ111とが加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ109同士が接合されて、電気的に接続される。
同様に、信号処理チップ111およびメモリチップ112の互いに対向する面には、複数のバンプ109が配される。これらのバンプ109が互いに位置合わせされて、信号処理チップ111とメモリチップ112とが加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ109同士が接合されて、電気的に接続される。
なお、バンプ109間の接合には、固相拡散によるCuバンプ接合に限らず、はんだ溶融によるマイクロバンプ結合を採用してもよい。また、バンプ109は、例えば後述する一つの単位領域に対して一つ程度設ければよい。したがって、バンプ109の大きさは、PD104のピッチよりも大きくてもよい。また、画素が配列された画素領域以外の周辺領域において、画素領域に対応するバンプ109よりも大きなバンプを併せて設けてもよい。
信号処理チップ111は、表裏面にそれぞれ設けられた回路を互いに接続するTSV(シリコン貫通電極)110を有する。TSV110は、周辺領域に設けられることが好ましい。また、TSV110は、撮像チップ113の周辺領域、メモリチップ112にも設けられてよい。
図2は、撮像チップ113の画素配列と単位領域131を説明する図である。特に、撮像チップ113を裏面側から観察した様子を示す。画素領域には例えば2000万個以上もの画素がマトリックス状に配列されている。本実施形態においては、例えば隣接する4画素×4画素の16画素が一つの単位領域131を形成する。図の格子線は、隣接する画素がグループ化されて単位領域131を形成する概念を示す。単位領域131を形成する画素の数は、これに限られず1000個程度、例えば32画素×64画素でもよいし、それ以上でもそれ以下(例えば1画素)でもよい。
画素領域の部分拡大図に示すように、単位領域131は、緑色画素Gb、Gr、青色画素Bおよび赤色画素Rの4画素から成るいわゆるベイヤー配列を、上下左右に4つ内包する。緑色画素は、カラーフィルタ102として緑色フィルタを有する画素であり、入射光のうち緑色波長帯の光を受光する。同様に、青色画素は、カラーフィルタ102として青色フィルタを有する画素であって青色波長帯の光を受光し、赤色画素は、カラーフィルタ102として赤色フィルタを有する画素であって赤色波長帯の光を受光する。
本実施形態において、1ブロックにつき単位領域131を少なくとも1つ含むように複数のブロックが定義され、各ブロックはそれぞれ異なる制御パラメータで各ブロックに含まれる画素を制御できる。つまり、あるブロックに含まれる画素群と、別のブロックに含まれる画素群とで、撮像条件が異なる撮像信号を取得できる。制御パラメータの例は、フレームレート、ゲイン、間引き率、画素信号を加算する加算行数または加算列数、電荷の蓄積時間または蓄積回数、デジタル化のビット数等である。さらに、制御パラメータは、画素からの画像信号取得後の画像処理におけるパラメータであってもよい。
図3は、撮像チップ113の単位領域131に対応する回路図である。図3において、代表的に点線で囲む矩形が、1画素に対応する回路を表す。なお、以下に説明する各トランジスタの少なくとも一部は、図1のトランジスタ105に対応する。
上述のように、単位領域131は、16画素から形成される。それぞれの画素に対応する16個のPD104は、それぞれ転送トランジスタ302に接続され、各転送トランジスタ302の各ゲートには、転送パルスが供給されるTX配線307に接続される。本実施形態において、TX配線307は、16個の転送トランジスタ302に対して共通接続される。
各転送トランジスタ302のドレインは、対応する各リセットトランジスタ303のソースに接続されると共に、転送トランジスタ302のドレインとリセットトランジスタ303のソース間のいわゆるフローティングディフュージョンFDが増幅トランジスタ304のゲートに接続される。リセットトランジスタ303のドレインは電源電圧が供給されるVdd配線310に接続され、そのゲートはリセットパルスが供給されるリセット配線306に接続される。本実施形態において、リセット配線306は、16個のリセットトランジスタ303に対して共通接続される。
各々の増幅トランジスタ304のドレインは、電源電圧が供給されるVdd配線310に接続される。また、各々の増幅トランジスタ304のソースは、対応する各々の選択トランジスタ305のドレインに接続される。選択トランジスタの各ゲートには、選択パルスが供給されるデコーダ配線308に接続される。本実施形態において、デコーダ配線308は、16個の選択トランジスタ305に対してそれぞれ独立に設けられる。そして、各々の選択トランジスタ305のソースは、共通の出力配線309に接続される。負荷電流源311は、出力配線309に電流を供給する。すなわち、選択トランジスタ305に対する出力配線309は、ソースフォロアにより形成される。なお、負荷電流源311は、撮像チップ113側に設けてもよいし、信号処理チップ111側に設けてもよい。
ここで、電荷の蓄積開始から蓄積終了後の画素出力までの流れを説明する。リセット配線306を通じてリセットパルスがリセットトランジスタ303に印加され、同時にTX配線307を通じて転送パルスが転送トランジスタ302に印加されると、PD104およびフローティングディフュージョンFDの電位がリセットされる。
PD104は、転送パルスの印加が解除されると、受光する入射光を電荷に変換して蓄積する。その後、リセットパルスが印加されていない状態で再び転送パルスが印加されると、蓄積された電荷はフローティングディフュージョンFDへ転送され、フローティングディフュージョンFDの電位は、リセット電位から電荷蓄積後の信号電位になる。そして、デコーダ配線308を通じて選択パルスが選択トランジスタ305に印加されると、フローティングディフュージョンFDの信号電位の変動が、増幅トランジスタ304および選択トランジスタ305を介して出力配線309に伝わる。これにより、リセット電位と信号電位とに対応する画素信号は、単位画素から出力配線309に出力される。
図3に示すように、本実施形態においては、単位領域131を形成する16画素に対して、リセット配線306とTX配線307が共通である。すなわち、リセットパルスと転送パルスはそれぞれ、16画素全てに対して同時に印加される。したがって、単位領域131を形成する全ての画素は、同一のタイミングで電荷蓄積を開始し、同一のタイミングで電荷蓄積を終了する。ただし、蓄積された電荷に対応する画素信号は、それぞれの選択トランジスタ305に選択パルスが順次印加されることにより、選択的に出力配線309から出力される。また、リセット配線306、TX配線307、出力配線309は、単位領域131毎に別個に設けられる。
このように単位領域131を基準として回路を構成することにより、単位領域131ごとに電荷蓄積時間を制御することができる。換言すると、単位領域131間で、異なったフレームレートによる画素信号をそれぞれ出力させることができる。更に言えば、一方の単位領域131に1回の電荷蓄積を行わせている間に、他方の単位領域131に何回もの電荷蓄積を繰り返させてその都度画素信号を出力させることにより、これらの単位領域131間で異なるフレームレートで動画用の各フレームを出力することもできる。
図4は、撮像素子100の機能的構成を示すブロック図である。アナログのマルチプレクサ411は、単位領域131を形成する16個のPD104を順番に選択して、それぞれの画素信号を当該単位領域131に対応して設けられた出力配線309へ出力させる。マルチプレクサ411は、PD104と共に、撮像チップ113に形成される。
マルチプレクサ411を介して出力された画素信号は、信号処理チップ111に形成された、相関二重サンプリング(CDS)・アナログ/デジタル(A/D)変換を行う信号処理回路412により、CDSおよびA/D変換が行われる。A/D変換された画素信号は、デマルチプレクサ413に引き渡され、それぞれの画素に対応する画素メモリ414に格納される。デマルチプレクサ413および画素メモリ414は、メモリチップ112に形成される。
演算回路415は、画素メモリ414に格納された画素信号を処理して後段の画像処理部に引き渡す。演算回路415は、信号処理チップ111に設けられてもよいし、メモリチップ112に設けられてもよい。なお、図4では1つの単位領域131の分の接続を示すが、実際にはこれらが単位領域131ごとに存在して、並列で動作する。ただし、演算回路415は単位領域131ごとに存在しなくても良く、例えば、一つの演算回路415がそれぞれの単位領域131に対応する画素メモリ414の値を順に参照しながらシーケンシャルに処理してもよい。
上記の通り、単位領域131のそれぞれに対応して出力配線309が設けられている。撮像素子100は撮像チップ113、信号処理チップ111およびメモリチップ112を積層しているので、これら出力配線309にバンプ109を用いたチップ間の電気的接続を用いることにより、各チップを面方向に大きくすることなく配線を引き回すことができる。
<撮像装置の説明>
図5は、上述した撮像素子100を有する撮像装置1の構成を例示するブロック図である。図5において、撮像装置1は、撮像光学系10、撮像部20、画像処理部30、ワークメモリ40、表示部50、記録部60、および制御部70を有する。
撮像光学系10は、複数のレンズから構成され、被写界からの光束を撮像部20へ導く。撮像光学系10は、撮像装置1と一体に構成されていても、撮像装置1に対して交換可能に構成されていてもよい。また、撮像光学系10には、フォーカスレンズを内蔵していても、ズームレンズを内蔵していてもよい。
撮像部20は、上述した撮像素子100と、撮像素子100を駆動する駆動部21とを有する。撮像素子100は、駆動部21から出力される制御信号によって駆動制御されることにより、上述したブロック単位で独立した蓄積制御が可能である。駆動部21に対する上記ブロックの位置や形状、その範囲などの指示は、制御部70が行う。
画像処理部30は、ワークメモリ40と協働して、撮像部20で撮像された画像データに対する画像処理を行う。本実施形態において、画像処理部30は、通常の画像処理(色信号処理、ガンマ補正など)に加えて、画像に含まれる主要被写体の検出処理も行う。画像処理部30による主要被写体の検出は、公知の顔検出機能を用いて行うことができる。また、顔検出に加えて、例えば特開2010-16621号公報(US2010/0002940号)に記載されているように、画像に含まれる人体を主要被写体として検出するようにしてもよい。
ワークメモリ40は、JPEG圧縮前後やMPEG圧縮前後の画像データなどを一時的に記憶する。表示部50は、例えば液晶表示パネルによって構成され、撮像部20で撮像された画像(静止画や動画)や各種情報を表示したり、操作入力用画面を表示したりする。本実施形態による撮像装置1は、表示部50として第1表示部51および第2表示部53を有し、第1表示部51に第1タッチパネル52が、第2表示部53に第2タッチパネル54が、それぞれ組み込まれている。
図6は、撮像装置1に設けられた第1表示部51および第2表示部53を説明する外観図である。図6において、第1表示部51は撮像装置1の背面に設けられ、第2表示部53はヒンジ部55を介して折りたたみ可能に設けられる。第1タッチパネル52は、第1表示部51にユーザが触れた位置を示す信号を出力し、第2タッチパネル54は、第2表示部53にユーザが触れた位置を示す信号を出力する。
本実施形態では、第1表示部51および第2表示部53によって表示部50を構成するようにしたが、この代わりに、表示部50を1つの表示装置で構成し、この表示装置を2つの表示領域に分けて分割表示させ、第1の表示領域を第1表示部51による表示とし、第2の表示領域を第2表示部53による表示として扱ってもよい。また、表示部50を1つの表示装置で構成し、この表示装置に第1表示部51に表示させるべき表示をさせたり、第2表示部53に表示させるべき表示をさせたりするように、表示内容を切り替えるように構成してもよい。例えば、表示部50に設けられているタッチパネルが操作されたタイミングで表示内容を切り替える。
図5の説明に戻ると、記録部60は、メモリカードなどの記憶媒体に画像データなどの各種データを記憶させる。制御部70はCPUを有し、撮像装置1による全体の動作を制御する。本実施形態では、制御部70は、撮像素子100の撮像面を複数のブロックに分け、ブロック間において異なるフレームレートで画像を取得させる。このために制御部70は、ブロックの位置、形状、範囲、および各ブロック用の制御パラメータを駆動部21へ指示する。
<注目領域と周辺領域>
本実施形態では、画面内に注目領域と周辺領域という概念を導入し、上記複数のブロックに対応させる。制御部70は、例えばライブビュー画像に基づいて、上記人体検出処理によって検出される人体を包含する領域を注目領域とする。そして、注目領域以外の領域を周辺領域とする。ここで、ライブビュー画像は本撮像が行われる前のプレビュー画像とも呼ばれ、撮像素子100によって所定のフレームレート(例えば90fps)で取得されるモニター用の画像をいう。
人体検出処理を行う代わりに、ライブビュー画像を構成する複数のフレーム間から動きベクトルを検出し、この動きベクトルに基づいて検出される移動被写体を包含する領域を注目領域としてもよい。
また、表示部50のうち第1表示部51にライブビュー画像を表示した状態で、このライブビュー画像を視認するユーザが第1タッチパネル52に触れた位置に対応する(表示されている)主要被写体の領域を注目領域としてもよい。
なお、表示部50のうち第2表示部53にライブビュー画像を表示した状態で、このライブビュー画像を視認するユーザが第2タッチパネル54に触れた位置に対応する(表示されている)主要被写体の領域を注目領域としてもよい。
制御部70は、このように注目領域および周辺領域を決定すると、撮像素子100を注目領域に対応するブロックと周辺領域に対応するブロックとに分けて蓄積制御するように、駆動部21へ指示を送る。なお、注目領域および周辺領域を決定する前のライブビュー画像は、画面全体で共通の制御パラメータを適用する。
図7(a)は、注目領域および周辺領域を決定する前のライブビュー画像を例示する図である。図7(a)において、ライブビュー画像は、例えば、縦6×横8の計48の単位領域131で構成されている。図7(a)においては単位領域131の形状が縦長であるが、単位領域131の形状は正方形であっても横長であってもよい。
ここで、注目領域および周辺領域を決定する前のライブビュー画像を表示部50(第1表示部51または第2表示部53)に表示する際に、単位領域を示す格子線71を、ライブビュー画像に重ねて表示させてもよい。
図7(b)は、ライブビュー画像に基づく人体検出処理によって制御部70で決定された注目領域を例示する図である。図7(b)において、検出された人体を含む領域(枠72で囲んだ縦4×横5の計20の単位領域131で構成される)が注目領域にされる。また、注目領域以外の領域(枠72の外側の計28の単位領域131で構成される)が周辺領域にされる。
なお、制御部70が注目領域を決定した際に、決定した注目領域を示す枠72を、表示部50(第1表示部51または第2表示部53)に表示中のライブビュー画像に重ねて表示させてもよい。
本実施形態では、注目領域および周辺領域を決定した以降において、撮像素子100の注目領域に対応するブロックと周辺領域に対応するブロックとで異なる制御パラメータを適用する。そして、異なる制御パラメータを適用して得た複数の画像に基づいて、第1表示部51と第2表示部53とで異なる画像を表示させる。
具体的には、注目領域に対応する画像と、周辺領域に対応する画像とを合成し、合成後の画像を第1表示部51にて第1ライブビュー画像として表示させる。また、注目領域に対応する画像のみを第2表示部53にて第2ライブビュー画像として表示させる。
図8(a)は、周辺領域に対応して取得される画像90、図8(b)は、注目領域に対応して取得される画像80、および図8(c)は、合成される第1ライブビュー画像90Aを例示する図である。図8(a)において、周辺領域に対応する画像90は、フレームレートを例えば90fpsとして取得される。図8(b)において、注目領域に対応する画像80は、例えば周辺領域の2倍のフレームレート180fpsで取得される。
図8(a)および図8(b)によれば、周辺領域に対応する画像90を4フレーム取得する間に、注目領域に対応する画像80を8フレーム取得できる。このように、注目領域において周辺領域に比べて高いフレームレートで取得することにより、第2表示部53(図6)に表示する注目領域についての第2ライブビュー画像80Aの視認性を向上させることができる。
第1表示部51(図6)に表示する第1ライブビュー画像90Aについては、周辺領域に対応する画像90の中に注目領域に対応する画像80を合成する際に、周辺領域と取得開始タイミングが同じフレーム(図8(b)のうち太線で囲んだフレーム)画像をはめ込み合成する。このように、第1ライブビュー画像90Aの再生フレームレートを、取得時のフレームレートが低い周辺領域のフレームレートに合わせるようにしたので、第1ライブビュー画像90Aを観察するユーザが違和感を覚えることがない。図6において第1表示部51の画面に表示した一点鎖線の枠は、はめ込み合成した画像80の範囲をわかりやすくするために便宜上記載したもので、必ずしも第1表示部51の画面に表示させなくてもよい。ここで、第1表示部51に表示中の第1ライブビュー画像90Aに重ねてアイコンなどを表示させる場合は、注目領域に対応する画像80を避けて周辺領域に対応する位置へ重ね合成させるものとする。
なお、図6の例では、注目領域および周辺領域を含む第1ライブビュー画像90Aを第1表示部51に表示させ、注目領域のみに対応する第2ライブビュー画像80Aを第2表示部53に表示させるようにしたが、第1表示部51と第2表示部53との間で表示内容を逆にしても構わない。例えば、第1タッチパネル52、または第2タッチパネル54が操作されたタイミングで表示内容を逆にする。また、注目領域に対応する第2ライブビュー画像80Aを表示する場合に、電子ズーム処理により拡大させて表示するようにしてもよい。図6において第2表示部53に表示されている第2ライブビュー画像80Aは、第1表示部51に表示されている画像80よりも、第2表示部53に表示される第2ライブビュー画像80Aが大きいサイズで表示されるように、電気的な拡大処理(いわゆる電子ズーム)により拡大された状態を例示する。この場合の電子ズーム処理は、画像処理部30によって行う。
<フローチャートの説明>
図9は、撮像装置1の制御部70が実行する撮影動作の流れを説明するフローチャートである。制御部70は、不図示のON-OFFスイッチがオン操作され、撮像装置1の各部に対して通電が行われている場合に、図9による処理を繰り返し起動させる。図9のステップS101において、制御部70は、撮像部20による撮像を開始させる。ステップS101で開始するライブビュー画像の取得は、撮像素子100の全領域で共通の制御パラメータを適用して行う。すなわち、撮像素子100の全領域において同じフレームレート(例えば90fps)で撮像する。
制御部70は、撮像部20により取得されたライブビュー画像データを画像処理部30により画像処理させた後、第1表示部51に表示させる。なお、本実施形態では、この段階において第2表示部53の表示をオフさせている。
ステップS102において、制御部70は、上述したようにライブビュー画像に基づいて注目領域を決定し、ステップS103へ進む。制御部70は、注目領域以外の領域を周辺領域とする。ステップS103において、制御部70は、ステップS102で決定した注目領域と周辺領域とに基づいて撮像部20に対する制御と、表示部50に対する表示制御とを行う。
制御部70は駆動部21へ指示を送り、撮像素子100の注目領域に対応するブロックのフレームレートを90fpsから2倍の180fpsへ変更させる。なお、90fpsから3倍の270fpsへ変更させてもよい。制御部70は、注目領域に対応するブロックのフレームレートを上げたのに応じて、第2表示部53の表示をオンさせ、注目領域のみに対応する第2ライブビュー画像80Aを第2表示部53に表示させる(図6)。一方、第1表示部51には、周辺領域に対応する画像90の中に注目領域に対応する画像80をはめ込み合成した第1ライブビュー画像90Aを表示させる(図6)。
この際、注目領域の視認性を向上するために、画像処理部30に上述した電子ズーム処理を行わせて、注目領域を拡大した第2ライブビュー画像80Aを第2表示部53に表示させる。この場合の拡大率(電子ズーム倍率)は、拡大後の注目領域の表示が第2表示部53の表示域からはみ出ないように設定すればよい。これにより、ユーザは、構図全体を第1表示部51の第1ライブビュー画像90Aで視認しながら、注目領域のフレームレートの高い第2ライブビュー画像80Aを第2表示部53から視認できる。
ステップS104において、制御部70は、撮像装置1に対する操作の有無を判定する。制御部70は、操作が行われた場合にステップS104を肯定判定してステップS105へ進み、操作が行われない場合には、ステップS104を否定判定して当該判定処理を繰り返す。
ステップS104において有無を判定する操作は、第1タッチパネル52や第2タッチパネル54に対して行われる操作や、不図示の操作部材に対して行われる操作を含む。本実施形態においては、第2表示部53に注目領域に対応する第2ライブビュー画像80Aを表示させているので、第2タッチパネル54に対する操作の有無を判断するものとする。
制御部70は、例えば、図6に例示するように第2表示部53に前ピンアイコン56、後ピンアイコン57、フレームレートを上げるアイコン58、フレームレートを下げるアイコン59を表示させて、第2タッチパネル54でタッチ操作を受け付ける。ステップS105において、制御部70は、第2表示部53に表示中のアイコンであって、第2タッチパネル54によるタッチ位置に表示中のアイコンに対応付けられている処理を実行して、ステップS106へ進む。例えば、表示中の前ピンアイコン56がタッチ操作された場合の制御部70は、注目領域の主要被写体がいわゆる前ピンとなるように、撮像光学系10のフォーカスレンズを前ピン側に駆動させる。
ステップS106において、制御部70は、レリーズ操作されたか否かを判定する。制御部70は、不図示のレリーズボタンが押下操作(全押し操作)された場合に、ステップS106を肯定判定してステップS107へ進み、押下操作が行われない場合には、ステップS106を否定判定してステップS104へ戻る。ステップS104へ戻る場合は、上述した処理を繰り返す。なお、第2表示部53にレリーズアイコンを表示させておき、表示中のレリーズアイコンがタッチ操作された場合にステップS106を肯定判定するようにしてもよい。
ステップS107において、制御部70は撮影処理を実行し、取得された画像のデータを記録部60によってメモリカードなどに記憶させて図9による処理を終了させる。撮影処理では、撮像素子100の全領域で共通の制御パラメータを適用して、1コマの静止画像を取得(本撮像)、記録するとともに、静止画像を取得した後も複数フレームの画像を取得する。そして、レリーズ操作の前後所定時間の間に取得した複数フレームの画像に基づいて、スロー再生動画データを生成、記録する。スロー再生動画データは、撮像素子100で取得した際のフレームレートより遅いフレームレート(例えば60fps)で再生する動画像のデータをいう。
制御部70は、以下のようにスロー再生動画データを生成する。すなわち、レリーズ操作時刻(t1とする)より第1所定時間前(例えば0.6秒前)から時刻t1までに、上述した第1ライブビュー画像90Aおよび第2ライブビュー画像80Aの表示のためにワークメモリ40に一時的に記憶された複数のフレーム画像(フレームレートは周辺領域に設定されていたフレームレートとする。例えば90fpsで取得された場合の0.6秒分は54フレームである)、および時刻t1から時刻t1より第2所定時間後(例えば0.4秒後)までにワークメモリ40に記憶された複数のフレーム画像(レリーズ操作後のフレームレートは注目領域に設定されていたフレームレートとする。例えば180fpsで取得した場合の0.4秒分は72フレームである)に基づいて、スロー再生動画データを生成する。これにより、時刻t1を挟む1秒間(時刻t1の0.6秒前から時刻t1の0.4秒後)にワークメモリ40に記憶された複数のフレーム画像(計126枚)に基づいて、再生時間が約2秒間のスロー再生動画データを生成する。
このようにスロー再生動画像を生成すると、レリーズ操作前は遅いフレームレートで取得したフレーム画像に基づくスロー再生動画データが得られ、レリーズ操作後は速いフレームレートで取得したフレーム画像に基づくスロー再生動画データが得られる。なお、スロー画像動画データは、画像処理部30によりMPEGデータまたはJPEGデータとして生成される。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)撮像装置1は、周辺領域を第1フレームレート90fpsで撮像し、注目領域を第1フレームレートよりも速い第2フレームレート180fpsで撮像可能な撮像部20と、周辺領域と注目領域とで撮像された画像を第1表示部51に表示させる制御部70と、注目領域で撮像された画像を第2表示部53に表示させる制御部70と、を備えたので、画像の視認性を向上できる。
(2)上記(1)の撮像装置1において、制御部70はさらに、第2表示部53に表示させている画像の近傍に画像に関する操作に関わるアイコン表示をさせたので、視認性を高めた画像に対する操作性も向上できる。
(3)上記(1)、(2)の撮像装置1において、制御部70はさらに、第1表示部51に表示させている注目領域で撮像された画像に対して付加表示を行うようにしたので、例えば注目領域の範囲をわかりやすく表示できる。
(4)上記(1)〜(3)の撮像装置1において、制御部70は、注目領域で撮像された画像に拡大処理を施して第2表示部53に表示させるようにしたので、注目領域の視認性をさらに高めることができる。
(5)上記(1)〜(4)の撮像装置1において、制御部70は、周辺領域で撮像された画像と、注目領域で撮像された画像とを合成する合成部を含み、この合成部による合成画像(第1ライブビュー画像90A)を第1表示部51に表示させる。これにより、撮像された画像を1つのライブビュー画像として表示できる。
(6)上記(5)の撮像装置1において、合成部(制御部70)は、注目領域において第2フレームレート180fpsで撮像された時系列の画像80の中から、周辺領域における第1フレームレート90fpsに対応する画像を選択し、当該選択した画像を周辺領域で撮像された画像90と逐次合成するようにしたので、合成された第1ライブビュー画像90Aを観察するユーザに与える違和感を抑えることができる。
(7)上記(1)〜(5)の撮像装置1において、周辺領域として撮像された画像の一部を注目領域として決定する制御部70をさらに備えるようにしたので、例えば、周辺領域として撮像された画像で人物の顔を含む領域や、周辺領域で撮像された画像を表示する画面においてタッチ操作された領域を、注目領域として決定し得る。
(8)上記(7)の撮像装置1において、制御部70は、周辺領域において撮像された画像に対する顔検出もしくは人体検出に基づいて注目領域を決定するので、タッチ操作がなくても自動で注目領域を決めることができる。
(変形例1)
上述した実施形態では、主要被写体が1つの場合を例に説明した。変形例1では、主要被写体の数が複数である場合を説明する。図10は、複数の主要被写体が存在する場面を例示する図である。図10(a)に例示する場面を撮影する場合の制御部70は、例えば滑り台の後方にいる男の子を第1主要被写体とし、滑り台で滑っている女の子を第2主要被写体とする。この場合、第1主要被写体を含む領域を第1注目領域とし、第2主要被写体を含む領域を第2注目領域とする。
図10(b)に例示する場面を撮影する場合の制御部70は、例えばブランコをこいでいる女の子を第1主要被写体とし、ブランコをこいでいる男の子を第2主要被写体とする。この場合も、第1主要被写体を含む領域を第1注目領域とし、第2主要被写体を含む領域を第2注目領域とする。
変形例1において、制御部70は、画面内で動く速さが異なる第1主要被写体と第2主要被写体とが存在する場合に、ライブビュー画像に基づいて、第1主要被写体を包含する第1注目領域を決定し、第2主要被写体を包含する第2注目領域を決定する。この場合の周辺領域は、第1注目領域および第2注目領域以外の他の領域とする。
制御部70は、駆動部21へ指示を送り、撮像素子100の第1注目領域に対応するブロックのフレームレートを、例えば90fpsから150fpsに変更し、第2注目領域に対応するブロックのフレームレートを、例えば90fpsから240fpsに変更する。制御部70はさらに、図11に例示するように、第2表示部53に対して2つの表示領域に分けて分割表示させ、例えば画面右側に第1注目領域に対応するライブビュー画像81Aを表示させ、画面左側に第2注目領域に対応するライブビュー画像82Aを表示させる。
変形例1においては、このように複数の注目領域に対応する複数のライブビュー画像81A、81Bを並べたものを第2ライブビュー画像として表示させる。なお、図11において第2表示部53の画面中央に引いた一点鎖線は、複数のライブビュー画像81A、81Bの境界をわかりやすくするために便宜上引いたもので、必ずしも第2表示部53の画面に表示させなくてもよい。
一方、第1表示部51には、周辺領域に対応する画像の中に第1注目領域に対応する画像81および第2注目領域に対応する画像82をそれぞれはめ込み合成した第1ライブビュー画像90Aを表示させる。なお、図11において第1表示部51の画面に表示した一点鎖線の枠は、複数の画像81、82の範囲をわかりやすくするために便宜上記載したもので、必ずしも第1表示部51の画面に表示させなくてもよい。
また、図11において、第2表示部53の第1注目領域に対応するライブビュー画像81Aの近傍に、前ピンアイコン56A、後ピンアイコン57A、第1注目領域に対応するブロックのフレームレートを上げるアイコン58A、第1注目領域に対応するブロックのフレームレートを下げるアイコン59Aを表示させて、第2タッチパネル54でタッチ操作を受け付ける。ユーザは、ライブビュー画像81Aに着目してピント操作やフレームレートの調整操作を行える。
さらにまた、図11において、第2表示部53の第2注目領域に対応するライブビュー画像82Aの近傍に、前ピンアイコン56B、後ピンアイコン57B、第2注目領域に対応するブロックのフレームレートを上げるアイコン58B、第2注目領域に対応するブロックのフレームレートを下げるアイコン59Bを表示させて、第2タッチパネル54でタッチ操作を受け付ける。ユーザは、ライブビュー画像82Aに着目してピント操作やフレームレートの調整操作を行える。
(変形例2)
上述した実施形態および変形例1では、撮像装置1として光学ファインダーを有するタイプのカメラを例示したが、光学ファインダーを備えてないタイプのカメラによって撮像装置1を構成してもよい。
(変形例3)
上述した実施形態および変形例1においては、第2表示部53がヒンジを介して回動可能に設けられる例を説明したが、第2表示部53を、撮像装置1の筐体に対して着脱自在に構成してもよい。この場合、撮像装置1の筐体側と第2表示部53の筐体側とにおいてそれぞれ無線通信部を備え、これら無線通信部を介した無線通信によって第2表示部53で表示すべき情報を撮像装置1側から第2表示部53側へ送信する。無線通信部は、筐体内部に組み込んでもよいし、筐体外部に装着してもよい。無線通信としては、例えば赤外光通信、Bluetooth(登録商標)、または無線LAN通信などを利用する。
(変形例4)
上述した実施形態および変形例1においては、第2表示部53を専用の表示部として構成する例を説明した。この代わりに、高機能携帯電話機の液晶表示部を第2表示部として動作させたり、タブレット端末の液晶表示部を第2表示部として動作させたりしてもよい。この場合、撮像装置1の筐体側に無線LAN通信部を備え、撮像装置1と高機能携帯電話機(またはタブレット端末)との間の無線LAN通信によって、高機能携帯電話機(またはタブレット端末)の液晶表示部で表示すべき情報を撮像装置1側から高機能携帯電話機(またはタブレット端末)へ送信する。無線LAN通信部は、撮像装置1の筐体内部に組み込んでもよいし、筐体外部に装着してもよい。
(変形例5)
上述した実施形態および変形例1では、撮像装置1としてカメラを例示したが、高機能携帯電話機(またはタブレット端末)によって撮像装置1を構成してもよい。この場合、高機能携帯電話機(またはタブレット端末)に搭載されるカメラユニットを、上記積層型撮像素子100を用いて構成する。
変形例5において、撮像装置1を構成する第1高機能携帯電話機(または第1タブレット端末)の他に、第2表示部として動作させる第2高機能携帯電話機(または第2タブレット端末)を用いる。この場合、第1高機能携帯電話機(または第1タブレット端末)と第2高機能携帯電話機(または第2タブレット端末)との間の無線LAN通信によって、第2高機能携帯電話機(または第2タブレット端末)の液晶表示部で表示すべき情報を第1高機能携帯電話機(または第1タブレット端末)から第2高機能携帯電話機(または第2タブレット端末)へ送信する。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。上記実施形態および各変形例の構成は、適宜組合せて構わない。
1…撮像装置
10…撮像光学系
20…撮像部
30…画像処理部
40…ワークメモリ
50…表示部
51…第1表示部
52…第1タッチパネル
53…第2表示部
54…第2タッチパネル
60…記録部
70…制御部
80A…第2ライブビュー画像
90A…第1ライブビュー画像
100…撮像素子
109…バンプ
111…信号処理チップ
112…メモリチップ
113…撮像チップ
131…単位領域

Claims (11)

  1. 第1領域を第1フレームレートで撮像し、第2領域を前記第1フレームレートよりも速い第2フレームレートで撮像可能な撮像部と、
    少なくとも前記第1領域と第2領域とで撮像された画像を第1表示部に表示させ、前記第2領域で撮像された画像を第2表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記撮像部は、第3領域を前記第2フレームとは異なるフレームレートで撮像し、
    前記表示制御部は、前記第2表示部に、前記第2領域で撮像された画像と前記第3領域で撮像された画像とを表示させることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記第2表示部に表示させている画像の近傍に前記画像に関する操作に関わる表示をさせることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記第1表示部に表示させている前記第2領域で撮像された画像に対して付加表示を行うことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記第2領域で撮像された画像に拡大処理を施して前記第2表示部に表示させることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記第1領域で撮像された画像と、前記第2領域で撮像された画像とを合成する合成部を含み、前記合成部による合成画像を第1表示部に表示させることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、
    前記合成部は、前記第2領域において前記第2フレームレートで撮像された時系列の画像の中から、前記第1領域における前記第1フレームレートに対応する画像を選択し、当該選択した画像を前記第1領域で撮像された画像と合成することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記第1領域として撮像された画像の一部を、前記第2領域として決定する決定部を備えることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器において、
    前記決定部は、前記第1領域において撮像された画像に対する顔検出もしくは人体検出に基づいて、前記第2領域を決定することを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記電子機器に含まれる前記第1表示部または外部機器である前記第1表示部に前記表示を行わせるとともに、
    前記電子機器に含まれる前記第2表示部または外部機器である前記第2表示部に前記表示を行わせることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項10に記載の電子機器において、
    前記電子機器に含まれる前記第1表示部または前記第2表示部は、前記電子機器に対して着脱自在に構成されることを特徴とする電子機器。
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