JP2014165825A - 端末装置、基地局装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、通信システム及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバにおける効率化を図ることができる端末装置などを提供する。
【解決手段】端末装置(移動端末装置21−1)は、基地局装置(マクロ基地局装置1−1〜1−2や小セル基地局装置2−1〜2−3)との間で無線により通信する無線通信部と、前記無線通信部により、主となる基地局装置(PCell)との間で無線通信が可能となるように接続するとともに、従となる基地局装置(SCell)との間で無線通信が可能となるように接続する接続制御部と、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を前記無線通信部により前記従となる基地局装置へ無線により送信するハンドオーバ情報送信制御部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、通信システム及び通信方法に関する。
3GPPで検討されているLTE−Advancedシステムでは、周波数利用効率とピークスループットの向上を目的として、複数の周波数帯域(コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier))を同時に使用するキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)技術が採用されている(非特許文献1参照。)。
キャリアアグリゲーションの一つの形態であるインターサイト キャリアアグリゲーション(Inter−Site CA)では、移動端末装置(UE:User Equipment)は、異なる場所に設置された複数の基地局装置(eNB:E−UTRAN NodeB)と同時に接続し、基地局装置毎に異なる周波数帯域(CC)を使用して通信する。
更に、基地局装置と移動端末装置との通信において、C−PlaneとU−Planeを分離して、それぞれを異なる基地局装置を介して伝送するネットワーク形態が提案されている(非特許文献2参照。)。
ここで、マクロセル(Macro Cell)のマクロ基地局装置とは、主に移動端末装置のカバレッジ確保のために広くエリア展開される基地局装置を指し、一例として800MHz帯などのキャリア周波数の帯域が利用される。また、小セル(Small Cell)の小セル基地局装置とは、容量拡大のためにスポット的に設置されるカバレッジが狭い基地局装置を指し、一例として3.4GHz帯などの高周波数の帯域が利用される。
また、キャリアアグリゲーションにおいて、移動端末装置と基地局装置とのRRC(Radio Resource Control)接続を管理する基地局装置をPCell(Primary Cell)と呼び、それ以外の基地局装置をSCell(Secondary Cell)と呼ぶ。また、C−Planeは移動端末装置の接続管理やモビリティ制御を行うためのプロトコルであり、U−Planeはユーザトラヒックやスケジューリング情報の送受信に関するプロトコルである。
また、下りリンク(DL:Down Link)は、基地局装置から移動端末装置への方向の通信を表し、上りリンク(UL:Up Link)は、移動端末装置から基地局装置への方向の通信を表す。
3GPP TS36.300 v11.3.0、 "E−UTRA and E−UTRAN overall description"、 2012−09. NTT DOCOMO INC.、 "Requirements, Candidate Solutions & Technology Roadmap for LTE Rel−12 Onward"、 3GPP Workshop on Release 12 and onwards、 RWS−120010、 June 11−12、 2012. 3GPP TS36.331 v11.1.0、 "E−UTRA RRC Protocol specification"、 2012−09.
図7は、PCellのハンドオーバ(HO:Handover)の失敗とその検出(検知)の例を説明するための図である。
図7に示される通信システムは、2個のマクロ基地局装置1001−1〜1001−2と、小セル基地局装置1002−1と、移動端末装置1021−1aを備える。また、図7には、各マクロ基地局装置1001−1〜1001−2のセル(通信領域)1011−1〜1011−2と、小セル基地局装置1002−1のセル(通信領域)1012−1を示してあり、図7の例では、2個のマクロ基地局装置1001−1〜1001−2のセル1011−1〜1011−2と小セル基地局装置1002−1のセル1012−1は、互いに重複する領域(エリア)を有している。また、図7には、移動端末装置1021−1aが移動したものを、移動端末装置1021−1bとして示してある。
移動端末装置1021−1aについて、マクロ基地局装置1001−1がPCellでありC−Planeを通信し、小セル基地局装置1002−1がSCellでありU−Planeを通信する、とする。また、マクロ基地局装置1001−1のセル1011−1に存在する移動端末装置1021−1aの位置からマクロ基地局装置1001−2のセル1011−2に存在する移動端末装置1021−1bの位置へ、移動端末装置1021−1aが移動する、とする。通信システムでは、次の処理(1)〜(4)を行う。
(1)移動端末装置1021−1aのPCellについてマクロ基地局装置1001−1からマクロ基地局装置1001−2へのハンドオーバの処理が実行中であるとき又は実行前であるときに、移動端末装置1021−1aとPCellとの通信品質が劣化し、移動端末装置1021−1aとPCellとの通信接続の切断(通信接続断)が発生すると、移動端末装置1021−1aとSCellとの通信品質に関わらず、移動端末装置1021−1aと基地局ネットワークとの接続が切断される。これにより、ハンドオーバの失敗が発生する。
(2)移動端末装置1021−1a(例えば、移動端末装置1021−1bの位置に存在するとき)は、マクロ基地局装置1001−2をPCellとして再接続する。
(3)すると、マクロ基地局装置1001−2は、移動端末装置1021−1aのハンドオーバの失敗を検出(検知)する。
(4)すると、マクロ基地局装置1001−2は、回線(例えば、バックボーン回線であるX2回線やS1回線など)を介して、マクロ基地局装置1001−1へRLF(Radio Link Failure) INDICATIONのメッセージを送信して通知する。これにより、マクロ基地局装置1001−1は、移動端末装置1021−1aのハンドオーバの失敗を検出(認識)する(非特許文献1の22.4.2.2 Connection failure due to intra−LTE mobilityを参照。)。
上記のような処理(1)〜(4)において、基地局ネットワークでは、前記(1)において移動端末装置1021−1aとPCellとの通信が切断した後から、前記(2)において移動端末装置1021−1aと新たな基地局装置(図7の例では、マクロ基地局装置1001−2)との再接続が完了するまで、移動端末装置1021−1aのハンドオーバの失敗の発生を認識することができないという問題があった。また、ハンドオーバの失敗が発生した時刻や場所等の情報を移動端末装置1021−1aが基地局ネットワークに通知する場合には、移動端末装置1021−1aは、前記(2)において新たな基地局装置との再接続が完了するまで、それらの情報を自己のメモリ上に保持しなければならないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ハンドオーバにおける効率化を図ることができる端末装置、基地局装置、通信システム及び通信方法を提供することを課題とする。
(1)上記の課題を解決するために、本発明に係る端末装置は、基地局装置との間で無線により通信する無線通信部と、前記無線通信部により、主となる基地局装置との間で無線通信が可能となるように接続するとともに、従となる基地局装置との間で無線通信が可能となるように接続する接続制御部と、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を前記無線通信部により前記従となる基地局装置へ無線により送信するハンドオーバ情報送信制御部と、を備えることを特徴とする。
(2)本発明は、上記した(1)に記載の端末装置において、前記ハンドオーバ情報送信制御部は、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMR(Measurement Report)の送信条件を満たしている場合には、前記従となる基地局装置へ送信するメッセージに、接続していた前記主となる基地局装置のセル番号、接続していた前記主となる基地局装置における自己の管理番号、及び、ハンドオーバ失敗の発生時に送信条件を満たしていたMRについて、最大の受信電力若しくは受信品質を持つ基地局装置のセル番号を含める、ことを特徴とする。
(3)本発明は、上記した(1)又は上記した(2)に記載の端末装置において、前記ハンドオーバ情報送信制御部は、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合には、前記従となる基地局装置へ送信するメッセージに、接続していた前記主となる基地局装置のセル番号、及び、接続していた前記主となる基地局装置における自己の管理番号を含める、ことを特徴とする。
(4)上記の課題を解決するために、本発明に係る基地局装置は、端末装置との間で無線により通信する無線通信部と、従となる基地局装置として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続しているときに、前記端末装置から前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信する従情報受信制御部と、前記従情報受信制御部により受信した情報のうちの全部又は一部の情報を前記主となる基地局装置へ送信する従情報送信制御部と、を備えることを特徴とする。
(5)上記の課題を解決するために、本発明に係る基地局装置は、端末装置との間で無線により通信する無線通信部と、従となる基地局装置から情報を受信する主情報受信制御部と、主となる基地局装置として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続していた当該端末装置において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合に、前記主情報受信制御部により受信した情報に含まれる最大の受信電力若しくは受信品質を持つ基地局装置のセル番号を参照し、当該セル番号に対応する基地局装置について、ハンドオーバが遅すぎたことの発生を記録する主ハンドオーバ情報記録制御部と、を備えることを特徴とする。
(6)上記の課題を解決するために、本発明に係る基地局装置は、端末装置との間で無線により通信する無線通信部と、従となる基地局装置から情報を受信する主情報受信制御部と、主となる基地局装置として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続していた当該端末装置において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合に、前記主情報受信制御部により受信した情報に含まれる前記端末装置の管理番号を参照し、当該管理番号に対応する前記端末装置が所定の期間以内に他の基地局装置からハンドオーバにより移行してきたか否かを判定し、そうであると判定した場合に、ハンドオーバ元の基地局装置に対して所定のハンドオーバレポートのメッセージを送信する主情報送信制御部と、を備えることを特徴とする。
(7)上記の課題を解決するために、本発明に係る通信システムは、端末装置と、複数の基地局装置を有し、前記端末装置は、主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を従となる基地局装置へ無線により送信し、前記従となる基地局装置は、前記端末装置から前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信して、受信した情報のうちの全部又は一部の情報を前記主となる基地局装置へ送信し、前記主となる基地局装置は、前記従となる基地局装置から前記情報を受信する、ことを特徴とする。
(8)上記の課題を解決するために、本発明に係る通信方法は、端末装置は、主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を従となる基地局装置へ無線により送信し、前記従となる基地局装置は、前記端末装置から前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信して、受信した情報のうちの全部又は一部の情報を前記主となる基地局装置へ送信し、前記主となる基地局装置は、前記従となる基地局装置から前記情報を受信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ハンドオーバにおける効率化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る移動端末装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るマクロ基地局装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る小セル基地局装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて行われる処理(PCellのハンドオーバの失敗が発生したときに移動端末装置とSCellとの無線リンクを介してハンドオーバの失敗を検出する処理)の例を説明するための図である。 ハンドオーバの手続きの一例を示すシーケンス図である。 PCellのハンドオーバの失敗とその検出の例を説明するための図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
<本実施形態に係る通信システムの構成>
本実施形態に係る通信システムでは、C−PlaneのデータはPCellを介して送受信され、U−PlaneのデータはPCellとSCellとのいずれか一方、若しくは、両方を介して送受信されるとする。また、本実施形態に係る通信システムでは、マクロ基地局装置と小セル基地局装置は、それぞれ、PCellとして接続することもでき、SCellとして接続することもできるとする。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る通信システムは、複数(図1の例では、2個示す。)のマクロ基地局装置1−1〜1−2と、複数(図1の例では、3個示す。)の小セル基地局装置2−1〜2−3と、複数(図1の例では、1個のみ示す。)の移動端末装置(端末装置の一例)21−1を備える。また、図1には、各マクロ基地局装置1−1〜1−2のセル(通信領域)11−1〜11−2と、各小セル基地局装置2−1〜2−3のセル(通信領域)12−1〜12−3を示してある。
図1の例では、小セル基地局装置2−1〜2−2のセル12−1〜12−2は、マクロ基地局装置1−1のセル11−1に含まれており、また、2個のマクロ基地局装置1−1〜1−2のセル11−1〜11−2と1個の小セル基地局装置2−3のセル12−3は、互いに重複する領域(エリア)を有している。
図1の例では、移動端末装置21−1について、マクロ基地局装置1−1がPCellでありC−Planeのデータ(信号)を通信し、小セル基地局装置2−1がSCellでありU−Planeのデータ(信号)を通信する。
本実施形態では、各マクロ基地局装置1−1〜1−2と各小セル基地局装置2−1〜2−3は、互いに直接又は間接に通信することが可能となるように接続されている。この通信としては、例えば、有線の通信が用いられてもよく、又は、無線の通信が用いられてもよい。
本実施形態に係る通信システムでは、移動端末装置21−1は、C/U分離を用いたマクロ基地局装置1−1〜1−2と小セル基地局装置2−1〜2−3との同時通信が可能である。
なお、通信システムにおいて、マクロ基地局装置の数や、小セル基地局装置の数や、移動端末装置の数としては、それぞれ、様々な数が用いられてもよい。
<本実施形態に係る移動端末装置の構成>
図2は、本発明の一実施形態に係る移動端末装置の概略的な構成を示すブロック図である。本実施形態では、各移動端末装置は同様な構成を有し同様な動作を行うため、これらをまとめて移動端末装置21として説明する。
本実施形態に係る移動端末装置21は、アンテナ101と、無線通信部102と、入力部103と、出力部104と、記憶部105と、制御部106を備える。
制御部106は、接続制御部201と、ハンドオーバ情報送信制御部202を備える。
アンテナ101は、無線の信号を通信(送信及び受信)する。
無線通信部102は、送信対象の信号を処理してアンテナ101から無線により送信し、アンテナ101により受信された無線の信号を処理する。無線通信部102は、例えば、基地局装置(本実施形態では、マクロ基地局装置1−1〜1−2や小セル基地局装置2−1〜2−3)との間で無線により通信する。
入力部103は、外部からの入力を行う。入力部103は、例えば、ユーザ(人)により行われる操作を受け付ける操作部を有する。操作部は、例えば、タッチパネル或いはキーなどから構成される。また、入力部103は、例えば、外部から音(例えば、音声)を入力する音声入力部を有する。また、入力部103は、例えば、外部のメモリ或いは装置などからデータを入力するデータ入力部を有する。
出力部104は、外部への出力を行う。出力部104は、例えば、情報を画面に表示する表示部を有する。表示部は、例えば、液晶画面などから構成される。また、出力部104は、例えば、外部へ音(例えば、音声)を出力する音声出力部を有する。また、出力部104は、例えば、外部のメモリ或いは装置などへデータを出力するデータ出力部を有する。
記憶部105は、各種の情報を記憶する。記憶部105は、例えば、メモリから構成される。記憶部105は、例えば、制御部106などのプロセッサにより処理されるプログラムを記憶する。
制御部106は、各種の処理や制御を行う。
接続制御部201は、無線通信部102により、PCellとの間で無線通信が可能となるように接続する機能、及び、無線通信部102により、SCellとの間で無線通信が可能となるように接続する機能を有する。
ハンドオーバ情報送信制御部202は、PCellのハンドオーバの失敗の発生に関する情報を無線通信部102によりSCellへ無線により送信する。
一例として、ハンドオーバ情報送信制御部202は、PCellのハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合には、SCellへ送信するメッセージに、接続していたPCellのセル番号、接続していたPCellにおける自己の管理番号、及び、ハンドオーバ失敗の発生時に送信条件を満たしていたMRについて、最大の受信電力(若しくは、受信品質)を持つ基地局装置のセル番号を含める。
他の一例として、ハンドオーバ情報送信制御部202は、PCellのハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合には、SCellへ送信するメッセージに、接続していたPCellのセル番号、及び、接続していたPCellにおける自己の管理番号を含める。
<本実施形態に係るマクロ基地局装置の構成>
図3は、本発明の一実施形態に係るマクロ基地局装置の概略的な構成を示すブロック図である。本実施形態では、各マクロ基地局装置は同様な構成を有し同様な動作を行うため、これらをまとめてマクロ基地局装置1として説明する。
本実施形態に係るマクロ基地局装置1は、アンテナ121と、無線通信部122と、通信部123と、記憶部124と、制御部125を備える。
制御部125は、従情報受信制御部301と、従情報送信制御部302と、主情報受信制御部303と、主情報送信制御部304と、主ハンドオーバ情報記録制御部305を備える。
アンテナ121は、無線の信号を通信(送信及び受信)する。
無線通信部122は、送信対象の信号を処理してアンテナ121から無線により送信し、アンテナ121により受信された無線の信号を処理する。無線通信部122は、例えば、移動端末装置21−1との間で無線により通信する。
通信部123は、他の基地局装置(マクロ基地局装置及び小セル基地局装置)との間で情報を通信(送信及び受信)する。この通信は、例えば、有線の回線を介して行われてもよく、又は、無線の回線を介して行われてもよい。
記憶部124は、各種の情報を記憶する。記憶部124は、例えば、メモリから構成される。記憶部124は、例えば、制御部125などのプロセッサにより処理されるプログラムを記憶する。また、記憶部124は、例えば、無線通信が可能であるように接続している移動端末装置21−1に関する情報(例えば、管理するための情報)を記憶する。
制御部125は、各種の処理や制御を行う。
従情報受信制御部301は、SCellとして無線通信部122により移動端末装置21−1との間で無線通信が可能であるように接続しているときに、移動端末装置21−1からPCellのハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信する。
従情報送信制御部302は、従情報受信制御部301により受信した情報のうちの全部(又は、一部)の情報をPCellへ送信する。
主情報受信制御部303は、SCellから情報を受信する。
主ハンドオーバ情報記録制御部305は、PCellとして無線通信部122により移動端末装置21−1との間で無線通信が可能であるように接続していた当該移動端末装置21−1において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合に、主情報受信制御部303により受信した情報に含まれる最大の受信電力(若しくは、受信品質)を持つ基地局装置のセル番号を参照し、当該セル番号に対応する基地局装置について、ハンドオーバが遅すぎたことの発生を記録する。
主情報送信制御部304は、PCellとして無線通信部122により移動端末装置21−1との間で無線通信が可能であるように接続していた当該移動端末装置21−1において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合に、主情報受信制御部303により受信した情報に含まれる移動端末装置21−1の管理番号を参照し、当該管理番号に対応する移動端末装置21−1が所定の期間以内に他の基地局装置からハンドオーバにより移行してきたか否かを判定し、そうであると判定した場合に、ハンドオーバ元の基地局装置に対して所定のハンドオーバレポートのメッセージを送信する。
<本実施形態に係る小セル基地局装置の構成>
図4は、本発明の一実施形態に係る小セル基地局装置の概略的な構成を示すブロック図である。本実施形態では、各小セル基地局装置は同様な構成を有し同様な動作を行うため、これらをまとめて小セル基地局装置2として説明する。
本実施形態に係る小セル基地局装置2は、アンテナ141と、無線通信部142と、通信部143と、記憶部144と、制御部145を備える。
制御部145は、従情報受信制御部401と、従情報送信制御部402と、主情報受信制御部403と、主情報送信制御部404と、主ハンドオーバ情報記録制御部405を備える。
アンテナ141は、無線の信号を通信(送信及び受信)する。
無線通信部142は、送信対象の信号を処理してアンテナ141から無線により送信し、アンテナ141により受信された無線の信号を処理する。無線通信部142は、例えば、移動端末装置21−1との間で無線により通信する。
通信部143は、他の基地局装置(マクロ基地局装置及び小セル基地局装置)との間で情報を通信(送信及び受信)する。この通信は、例えば、有線の回線を介して行われてもよく、又は、無線の回線を介して行われてもよい。
記憶部144は、各種の情報を記憶する。記憶部144は、例えば、メモリから構成される。記憶部144は、例えば、制御部145などのプロセッサにより処理されるプログラムを記憶する。また、記憶部144は、例えば、無線通信が可能であるように接続している移動端末装置21−1に関する情報(例えば、管理するための情報)を記憶する。
制御部145は、各種の処理や制御を行う。
従情報受信制御部401は、SCellとして無線通信部142により移動端末装置21−1との間で無線通信が可能であるように接続しているときに、移動端末装置21−1からPCellのハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信する。
従情報送信制御部402は、従情報受信制御部401により受信した情報のうちの全部(又は、一部)の情報をPCellへ送信する。
主情報受信制御部403は、SCellから情報を受信する。
主ハンドオーバ情報記録制御部405は、PCellとして無線通信部142により移動端末装置21−1との間で無線通信が可能であるように接続していた当該移動端末装置21−1において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合に、主情報受信制御部403により受信した情報に含まれる最大の受信電力(若しくは、受信品質)を持つ基地局装置のセル番号を参照し、当該セル番号に対応する基地局装置について、ハンドオーバが遅すぎたことの発生を記録する。
主情報送信制御部404は、PCellとして無線通信部142により移動端末装置21−1との間で無線通信が可能であるように接続していた当該移動端末装置21−1において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合に、主情報受信制御部403により受信した情報に含まれる移動端末装置21−1の管理番号を参照し、当該管理番号に対応する移動端末装置21−1が所定の期間以内に他の基地局装置からハンドオーバにより移行してきたか否かを判定し、そうであると判定した場合に、ハンドオーバ元の基地局装置に対して所定のハンドオーバレポートのメッセージを送信する。
<本実施形態に係る通信システムにおいて行われる処理>
図5は、本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて行われる処理(PCellのハンドオーバの失敗が発生したときに移動端末装置とSCellとの無線リンクを介してハンドオーバの失敗を検出する処理)の例を説明するための図である。
図5には、本処理を説明するための構成として、2個のマクロ基地局装置1−1〜1−2と、小セル基地局装置2−3と、移動端末装置21−1aと、各マクロ基地局装置1−1〜1−2のセル11−1〜11−2と、小セル基地局装置2−3のセル12−3を示してある。また、図5には、移動端末装置21−1aが移動したものを、移動端末装置21−1bとして示してある。
移動端末装置21−1aについて、マクロ基地局装置1−1がPCellでありC−Planeのデータ(信号)を通信し、小セル基地局装置2−3がSCellでありU−Planeのデータ(信号)を通信する、とする。
本実施形態に係る通信システムでは、概略的には、PCellのハンドオーバの失敗が発生したときに、移動端末装置21−1aは、SCellとの無線リンクを介して、ハンドオーバの失敗を基地局ネットワークへ通知する。
具体例として、本実施形態に係る通信システムでは、次の処理(1)〜(3)を行う。
(1)接続制御部201によりマクロ基地局装置1−1をPCellとして接続しているとともに小セル基地局装置2−3をSCellとして接続している移動端末装置21−1aは、PCellのハンドオーバ(図5の例では、マクロ基地局装置1−1からマクロ基地局装置1−2へのハンドオーバ)に失敗した、とする。
(2)移動端末装置21−1aは、ハンドオーバ情報送信制御部202により、PCellのハンドオーバの失敗が発生したことに関する情報を、SCellに対して無線送信して通知する。SCellは、従情報受信制御部401により、この情報を受信する。
ここで、移動端末装置21−1aは、ハンドオーバが失敗したタイミングに応じて、SCellに通知するメッセージの内容を決定する。ハンドオーバが失敗したタイミングに応じて通知するメッセージの内容を決定する方法としては、例えば、次の(2−i)〜(2−ii)を用いることができる。
(2−i)図6に示されるようなハンドオーバの手続き(処理の手順)において、(手順1)におけるMeasurement Controlのメッセージを受信し、ハンドオーバの実行に関するメジャメントレポート(MR)の送信条件(例えば、非特許文献3の5.5.4 Measurement report triggeringに記載されるもの)が満たされた後に、(手順7)におけるRRC Connection Reconfiguration(RRC Conn. Reconf.)のメッセージの受信に成功するまでに、ハンドオーバが失敗した場合には、移動端末装置21−1aは、ハンドオーバ情報送信制御部202により、次のような処理を行う。
すなわち、移動端末装置21−1aは、接続していたPCell(図5の例では、マクロ基地局装置1−1)のセル番号(PCI:Physical Cell Identifier)、接続していたPCellにおける移動端末装置21−1aの管理番号(C−RNTI:Cell Radio Network Temporary Identifier)、及び、ハンドオーバ失敗の発生時に送信条件(Entering Condition)を満たしていたMRについて、最大の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)若しくは受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)を持つ基地局装置のセル番号(PCI)を、メッセージに含めて、SCell(図5の例では、小セル基地局装置2−3)に対して無線送信して通知する。ただし、受信電力及び受信品質は、MR送信条件としてあらかじめ通知された各種のオフセット値(例えば、セル毎に異なる値)を含めた値であってよい。
(2−ii)図6に示されるようなハンドオーバの手続き(処理の手順)において、前記(2−i)以外の場合には、移動端末装置21−1aは、ハンドオーバ情報送信制御部202により、次のような処理を行う。
すなわち、移動端末装置21−1aは、接続していたPCell(図5の例では、マクロ基地局装置1−1)のセル番号(PCI)、及び、接続していたPCellにおける移動端末装置21−1aの管理番号(C−RNTI)を、メッセージに含めて、SCell(図5の例では、小セル基地局装置2−3)に対して無線送信して通知する。
(3)SCell(図5の例では、小セル基地局装置2−3)は、前記(2)において移動端末装置21−1aから受信した情報(当該情報を含むメッセージ)に基づいて、当該情報に含まれる前記接続していたPCellのセル番号(PCI)を参照し、当該セル番号(PCI)に対応するPCell(図5の例では、マクロ基地局装置1−1)に対して、従情報送信制御部402により、回線(例えば、バックボーン回線であるX2回線やS1回線など)を介して、前記(2)において移動端末装置21−1aから受信した情報を含むメッセージを送信して通知する。これにより、移動端末装置21−1aについてPCellのハンドオーバが失敗したことに関する情報が、SCellからPCellへ通知される。PCellは、主情報受信制御部303により、この情報を受信する。
そして、PCellは、次の(3−i)〜(3−ii)の処理を行う。
(3−i)SCellが移動端末装置21−1aから前記(2−i)に係るメッセージを受信してそのメッセージの情報をPCellへ通知した場合には、PCellは、主ハンドオーバ情報記録制御部305により、次のような処理を行う。
すなわち、PCellは、SCellから受信したメッセージに含まれる前記最大の受信電力(RSRP)若しくは受信品質(RSRQ)を持つ基地局装置のセル番号(PCI)を参照し、当該セル番号(PCI)に対応する基地局装置に対するハンドオーバのタイミングが遅かったと判断して、当該基地局装置へのToo Late HO(ハンドオーバが遅すぎたこと)の発生を記録(記憶)する。
(3−ii)SCellが移動端末装置21−1aから前記(2−ii)に係るメッセージを受信してそのメッセージの情報をPCellへ通知した場合には、PCellは、主情報送信制御部304により、次のような処理を行う。
すなわち、PCellは、SCellから受信したメッセージに含まれる前記接続していたPCellにおける移動端末装置21−1aの管理番号(C−RNTI)を参照し、当該管理番号(C−RNTI)に対応する移動端末装置21−1aが所定の期間(例えば、Tstore_UE_cntxt 秒)以内に他の基地局装置からハンドオーバにより移行してきた移動端末装置であるか否かを判定し、そうであると判定した場合には、ハンドオーバ元の基地局装置に対してハンドオーバレポート(Handover Report)のメッセージを送信して通知する。これにより、Too Early HO(ハンドオーバが早すぎたこと)の発生を検出する。
なお、Tstore_UE_cntxtは、移動端末装置21−1aが前回に自己(ここでは、マクロ基地局装置1−1)の配下(セル)に移行してきてから経過した時間に関する値となる。
<ハンドオーバの手続きの例>
図6は、ハンドオーバの手続きの一例を示すシーケンス図である。図6の例に係るハンドオーバの手続きは、従来の技術と同様であり、非特許文献1におけるFigure 10.1.2.1.1−1:Intra−MME/Serving Gateway HOの手続きに相当する(詳細は、非特許文献1参照。)。
図6は、移動端末装置(UE)21と、ハンドオーバの元(Source)となる基地局装置(eNB)1−1と、ハンドオーバの先(Target)となる基地局装置(eNB)1−2と、上位の装置であるMME(Mobility Management Entity)501と、サービングゲートウェイ(Serving Gateway)502について行われるハンドオーバの手続きの例(手順1)〜(手順11)を示してある。
図6に示されるハンドオーバの手続きの概要を説明する。
(手順1)移動端末装置21と現在接続している基地局装置(ハンドオーバ元の基地局装置)1−1から移動端末装置21へ電力測定条件やMR送信条件を通知する(Measurement Control)。
(手順2)移動端末装置21は、MR送信条件を満たすと、現在接続している基地局装置1−1に対して、電力測定結果をMRとして通知する(Measurement Reports)。
(手順3)現在接続している基地局装置1−1は、受信したMRを参照し、ハンドオーバの実施の有無を判定する(HO decision)。
(手順4)ハンドオーバの実施をする場合には、ハンドオーバ元の基地局装置1−1からハンドオーバ先の基地局装置1−2へハンドオーバの実施を要求する(Handover Request)。
(手順5)ハンドオーバ先の基地局装置1−2は、ハンドオーバの受け入れの可否を判断する(Admission Control)。
(手順6)ハンドオーバの実施を許可する場合には、ハンドオーバ先の基地局装置1−2からハンドオーバ元の基地局装置1−1へハンドオーバの実施の許可を通知する(Handover Request Ack)。
(手順7)ハンドオーバ元の基地局装置1−1から移動端末装置21へ、ハンドオーバ先の基地局装置1−2への接続に必要な情報を転送し、ハンドオーバ先の基地局装置1−2へのハンドオーバの実施を指示する(RRC conn. Reconf. incl. mobility Control information)。
(手順8)ハンドオーバ元の基地局装置1−1からハンドオーバ先の基地局装置1−2へ、未送信データを転送する(SN Status Transfer)。
(手順9)移動端末装置21は、ハンドオーバ先の基地局装置1−2に対して、上りリンクの同期処理(Non−contention random access procedure)を実施する(Synchronisation)。
(手順10)ハンドオーバ先の基地局装置1−2から移動端末装置21へ上りリンク(UL:Up Link)のリソース割り当てを行う(UL allocation + TA for UE)。
(手順11)移動端末装置21からハンドオーバ先の基地局装置1−2へ接続完了を通知する(RRC conn. Reconf. Complete)。
<本実施形態の構成及び効果のまとめ>
以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、移動端末装置21−1aが複数の基地局装置に同時に接続して無線通信することが可能な構成において、移動端末装置21−1aについて、現在における基地局装置(図5の例では、PCellであるマクロ基地局装置1−1)との接続を新たな基地局装置(図5の例では、PCellとなるマクロ基地局装置1−2)との接続へ切り替えるハンドオーバに失敗したときに、既に接続が確立されている他の基地局装置(図5の例では、SCellである小セル基地局装置2−3)を介してハンドオーバ(移動端末装置21−1aと接続する基地局装置の切り替え)の失敗の発生を通知することにより、基地局ネットワークにおいて移動端末装置21−1aの通信接続断やハンドオーバの失敗をリアルタイムに検知する。
本実施形態に係る通信システムでは、移動端末装置21−1aが、PCellのハンドオーバに失敗したときに、ハンドオーバの失敗の発生に関する情報をSCellへ送信して通知する。
本実施形態に係る通信システムでは、ハンドオーバの失敗の発生に関する情報の一例として、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合には、移動端末装置21−1aは、SCellに通知するメッセージに、接続していたPCellのセル番号(PCI)、接続していたPCellにおける自己(移動端末装置21−1a)の管理番号(C−RNTI)、及び、ハンドオーバ失敗の発生時に送信条件を満たしていたMRについて、最大の受信電力(RSRP)若しくは受信品質(RSRQ)を持つ基地局装置のセル番号(PCI)を含める。
本実施形態に係る通信システムでは、ハンドオーバの失敗の発生に関する情報の他の一例として、他の場合(ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合)には、移動端末装置21−1aは、SCellに通知するメッセージに、接続していたPCellのセル番号(PCI)、及び、接続していたPCellにおける自己(移動端末装置21−1a)の管理番号(C−RNTI)を含める。
本実施形態に係る通信システムでは、移動端末装置21−1aからハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信したSCellは、回線(例えば、バックボーン回線であるX2回線やS1回線など)を介して、ハンドオーバの失敗の発生に関する情報をPCellへ送信して通知する。
本実施形態に係る通信システムでは、前記したハンドオーバの失敗の発生に関する情報の一例において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合には、PCellは、SCellから受信したメッセージに含まれる前記した最大の受信電力(RSRP)若しくは受信品質(RSRQ)を持つ基地局装置のセル番号(PCI)を参照し、当該セル番号(PCI)に対応する基地局装置に対するToo Late HO(ハンドオーバが遅すぎたこと)の発生を記録(記憶)する。
本実施形態に係る通信システムでは、前記したハンドオーバの失敗の発生に関する情報の他の一例において、他の場合(ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合)には、PCellは、SCellから受信したメッセージに含まれる前記した接続していたPCellにおける移動端末装置21−1aの管理番号(C−RNTI)を参照し、当該管理番号(C−RNTI)に対応する移動端末装置21−1aが所定の期間(例えば、Tstore_UE_cntxt 秒)以内に他の基地局装置からハンドオーバにより移行してきた移動端末装置であると判定した場合には、ハンドオーバ元の基地局装置に対してハンドオーバレポートのメッセージを送信して通知する。
以上のように、本実施形態に係る通信システムによると、移動端末装置21−1aについて発生したハンドオーバの失敗を基地局ネットワークがリアルタイムに検知することができる。また、本実施形態に係る通信システムによると、例えば、従来と比べて、移動端末装置21−1aが通信接続断やハンドオーバの失敗に関する情報を長期間保持する必要をなくすことができる。このように、本実施形態に係る通信システムによると、ハンドオーバにおける効率化を図ることができる。
[以上の実施形態に係る構成例]
一構成例として、基地局装置(図5の例では、マクロ基地局装置1−1〜1−2や小セル基地局装置2−3)との間で無線により通信する無線通信部(本実施形態では、無線通信部102)と、前記無線通信部により、主となる基地局装置(本実施形態では、PCell)との間で無線通信が可能となるように接続するとともに、従となる基地局装置(本実施形態では、SCell)との間で無線通信が可能となるように接続する接続制御部(本実施形態では、接続制御部201)と、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を前記無線通信部により前記従となる基地局装置へ無線により送信するハンドオーバ情報送信制御部(本実施形態では、ハンドオーバ情報送信制御部202)と、を備えることを特徴とする端末装置(図5の例では、移動端末装置21−1a)である。
一構成例として、端末装置では、前記ハンドオーバ情報送信制御部は、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合には、前記従となる基地局装置へ送信するメッセージに、接続していた前記主となる基地局装置のセル番号(例えば、PCI)、接続していた前記主となる基地局装置における自己の管理番号(例えば、C−RNTI)、及び、ハンドオーバ失敗の発生時に送信条件を満たしていたMRについて、最大の受信電力(若しくは、受信品質)を持つ基地局装置のセル番号(例えば、PCI)を含める、ことを特徴とする。
一構成例として、端末装置では、前記ハンドオーバ情報送信制御部は、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合には、前記従となる基地局装置へ送信するメッセージに、接続していた前記主となる基地局装置のセル番号(例えば、PCI)、及び、接続していた前記主となる基地局装置における自己の管理番号(例えば、C−RNTI)を含める、ことを特徴とする。
一構成例として、端末装置(図5の例では、移動端末装置21−1a)との間で無線により通信する無線通信部(本実施形態では、無線通信部122、142)と、従となる基地局装置(本実施形態では、SCell)として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続しているときに、前記端末装置から前記主となる基地局装置(本実施形態では、PCell)のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信する従情報受信制御部(本実施形態では、従情報受信制御部301、401)と、前記従情報受信制御部により受信した情報のうちの全部(又は、一部)の情報を前記主となる基地局装置へ送信する従情報送信制御部(本実施形態では、従情報送信制御部302、402)と、を備えることを特徴とする基地局装置(図5の例では、マクロ基地局装置1−1〜1−2や小セル基地局装置2−3)である。
一構成例として、端末装置(図5の例では、移動端末装置21−1a)との間で無線により通信する無線通信部(本実施形態では、無線通信部122、142)と、従となる基地局装置(本実施形態では、SCell)から情報を受信する主情報受信制御部(本実施形態では、主情報受信制御部303、403)と、主となる基地局装置(本実施形態では、PCell)として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続していた当該端末装置において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合に、前記主情報受信制御部により受信した情報に含まれる最大の受信電力(若しくは、受信品質)を持つ基地局装置のセル番号を参照し、当該セル番号に対応する基地局装置について、ハンドオーバが遅すぎたことの発生を記録する主ハンドオーバ情報記録制御部(本実施形態では、主ハンドオーバ情報記録制御部305、405)と、を備えることを特徴とする基地局装置(図5の例では、マクロ基地局装置1−1〜1−2や小セル基地局装置2−3)である。
一構成例として、端末装置(図5の例では、移動端末装置21−1a)との間で無線により通信する無線通信部(本実施形態では、無線通信部122、142)と、従となる基地局装置(本実施形態では、SCell)から情報を受信する主情報受信制御部(本実施形態では、主情報受信制御部303、403)と、主となる基地局装置(本実施形態では、PCell)として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続していた当該端末装置において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合に、前記主情報受信制御部により受信した情報に含まれる前記端末装置の管理番号(例えば、C−RNTI)を参照し、当該管理番号に対応する前記端末装置が所定の期間以内に他の基地局装置からハンドオーバにより移行してきたか否かを判定し、そうであると判定した場合に、ハンドオーバ元の基地局装置に対して所定のハンドオーバレポートのメッセージを送信する主情報送信制御部(本実施形態では、主情報送信制御部304、404)と、を備えることを特徴とする基地局装置(図5の例では、マクロ基地局装置1−1〜1−2や小セル基地局装置2−3)である。
一構成例として、端末装置と、複数の基地局装置を有し、前記端末装置は、主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を従となる基地局装置へ無線により送信し、前記従となる基地局装置は、前記端末装置から前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信して、受信した情報のうちの全部又は一部の情報を前記主となる基地局装置へ送信し、前記主となる基地局装置は、前記従となる基地局装置から前記情報を受信する、ことを特徴とする通信システム(本実施形態では、図1や図5に示されるような通信システム)である。
一構成例として、端末装置は、主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を従となる基地局装置へ無線により送信し、前記従となる基地局装置は、前記端末装置から前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信して、受信した情報のうちの全部又は一部の情報を前記主となる基地局装置へ送信し、前記主となる基地局装置は、前記従となる基地局装置から前記情報を受信する、ことを特徴とする通信方法(本実施形態では、図1や図5に示されるような通信システムにおいて行われる通信方法)である。
[以上の実施形態のまとめ]
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、以上に示した各実施形態に係る各装置(例えば、移動端末装置、基地局装置)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。
なお、ここで言う「コンピュータシステム」とは、オペレーティング・システム(OS:Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを言う。
更に、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、或いは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことを言う。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。更に、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1、1−1〜1−2、1001−1〜1001−2…マクロ基地局装置、2、2−1〜2−3、1002−1…小セル基地局装置、11−1〜11−2、12−1〜12−3、1011−1〜1011−2、1012−1…セル(通信領域)、21、21−1、21−1a〜21−1b、1021−1a〜1021−1b…移動端末装置、101、121、141…アンテナ、102、122、142…無線通信部、103…入力部、104…出力部、105、124、144…記憶部、106、125、145…制御部、123、143…通信部、201…接続制御部、202…ハンドオーバ情報送信制御部、301、401…従情報受信制御部、302、402…従情報送信制御部、303、403…主情報送信制御部、304、404…主情報送信制御部、305、405…主ハンドオーバ情報記録制御部、501…MME、502…サービングゲートウェイ

Claims (8)

  1. 基地局装置との間で無線により通信する無線通信部と、
    前記無線通信部により、主となる基地局装置との間で無線通信が可能となるように接続するとともに、従となる基地局装置との間で無線通信が可能となるように接続する接続制御部と、
    前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を前記無線通信部により前記従となる基地局装置へ無線により送信するハンドオーバ情報送信制御部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 前記ハンドオーバ情報送信制御部は、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合には、前記従となる基地局装置へ送信するメッセージに、接続していた前記主となる基地局装置のセル番号、接続していた前記主となる基地局装置における自己の管理番号、及び、ハンドオーバ失敗の発生時に送信条件を満たしていたMRについて、最大の受信電力若しくは受信品質を持つ基地局装置のセル番号を含める、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記ハンドオーバ情報送信制御部は、前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合には、前記従となる基地局装置へ送信するメッセージに、接続していた前記主となる基地局装置のセル番号、及び、接続していた前記主となる基地局装置における自己の管理番号を含める、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端末装置。
  4. 端末装置との間で無線により通信する無線通信部と、
    従となる基地局装置として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続しているときに、前記端末装置から主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信する従情報受信制御部と、
    前記従情報受信制御部により受信した情報のうちの全部又は一部の情報を前記主となる基地局装置へ送信する従情報送信制御部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  5. 端末装置との間で無線により通信する無線通信部と、
    従となる基地局装置から情報を受信する主情報受信制御部と、
    主となる基地局装置として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続していた当該端末装置において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしている場合に、前記主情報受信制御部により受信した情報に含まれる最大の受信電力若しくは受信品質を持つ基地局装置のセル番号を参照し、当該セル番号に対応する基地局装置について、ハンドオーバが遅すぎたことの発生を記録する主ハンドオーバ情報記録制御部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  6. 端末装置との間で無線により通信する無線通信部と、
    従となる基地局装置から情報を受信する主情報受信制御部と、
    主となる基地局装置として前記無線通信部により端末装置との間で無線通信が可能であるように接続していた当該端末装置において、ハンドオーバの失敗の発生時にハンドオーバの実行に関するMRの送信条件を満たしていない場合に、前記主情報受信制御部により受信した情報に含まれる前記端末装置の管理番号を参照し、当該管理番号に対応する前記端末装置が所定の期間以内に他の基地局装置からハンドオーバにより移行してきたか否かを判定し、そうであると判定した場合に、ハンドオーバ元の基地局装置に対して所定のハンドオーバレポートのメッセージを送信する主情報送信制御部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  7. 端末装置と、複数の基地局装置を有し、
    前記端末装置は、主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を従となる基地局装置へ無線により送信し、
    前記従となる基地局装置は、前記端末装置から前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信して、受信した情報のうちの全部又は一部の情報を前記主となる基地局装置へ送信し、
    前記主となる基地局装置は、前記従となる基地局装置から前記情報を受信する、
    ことを特徴とする通信システム。
  8. 端末装置は、主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を従となる基地局装置へ無線により送信し、
    前記従となる基地局装置は、前記端末装置から前記主となる基地局装置のハンドオーバの失敗の発生に関する情報を受信して、受信した情報のうちの全部又は一部の情報を前記主となる基地局装置へ送信し、
    前記主となる基地局装置は、前記従となる基地局装置から前記情報を受信する、
    ことを特徴とする通信方法。
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