JP2014165754A - 指向特性可変アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】設置時及び設置後において指向特性の変更・調整が容易な指向特性可変アンテナを提供する。
【解決手段】アンテナの周囲に、アンテナ近傍で電波を吸収または反射することでアンテナの指向特性を変更する指向特性変更部材を設ける。また、指向特性変更部材の、アンテナに対する位置関係を調整し、かつ、その状態を保持する調整装置を設ける。
【選択図】図1B

Description

本発明は指向特性可変アンテナに関し、例えば、放射パターンに指向性を有する指向特性可変アンテナに好適に利用できるものである。
電子料金収受(ETC:Electronic Toll Collection)システムや、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)では、車載器と、路側器との間で無線通信を行う必要がある。ここで、路側器側のアンテナとしては、料金所に設置されたETC路側アンテナや、料金所より前に設置された予告アンテナや、サービスエリアに設置されたITSスポットのDSRC(Dedicated Short Range Communications:専用狭域通信)路側アンテナなどが利用されている。
路側器のアンテナには、特殊な指向特性が求められる。これは、路側器が、対応範囲に含まれるレーン上を走行中の自動車に搭載された車載器とは確実に通信する必要がある一方で、走行方向(順方向/逆方向)によらず隣のレーン上を走行する自動車に搭載された車載器には同じ無線信号を漏洩してはならない、などの条件を満たす必要があるからである。
また、路側器のアンテナには、指向特性が調整可能であることが求められる。これは、路側器のアンテナをどんなに高い精度で設計、製造したとしても、電波反射物等の影響により電波環境は容易に変化し得るので、設置時に通信範囲を確認しつつ、所望の通信範囲が得られるように指向特性の微調整を行えることが好ましいからである。
上記に関連して、特許文献1(特開平6−216632号公報)には、小型アンテナに係る記載が開示されている。特許文献1に記載の小型アンテナは、基板上に構成された励振用平面アンテナと、指向性を成型する指向性成型部材とを有している。ここで、指向性成型部材は、励振用平面アンテナの上部に配置されている。
特許文献2(特開平9−307343号公報)には、マイクロストリップアンテナ装置に係る記載が開示されている。特許文献2に記載のマイクロストリップアンテナ装置は、接地導体板と、誘電体基板と、接地導体板より面積の小さい放射導体板とを層状に順次配置している。放射導体板の一部は、接地導体板に短絡されている。このマイクロストリップアンテナ装置において、放射導体板の周辺の一部または全部を取り巻く電波反射体が、放射導体板側の誘電体基板上に配置されている。
特許文献3(特開平10−93329号公報)には、無線通信用パッチアンテナに関わる記載が開示されている。特許文献3に記載の無線通信用パッチアンテナは、電波を送受信するパッチ素子と、パッチ素子の周辺に設けられた電波吸収体からなる外壁と、パッチ素子および外壁の外周を被覆するケースとを備える。この無線通信用パッチアンテナにおいて、外壁は、パッチ素子の電波送受信面より上方に突出して設けられている。
特許文献4(特開2005−142786号公報)には、アンテナ装置に係る記載が開示されている。特許文献4に記載のアンテナ装置は、天面、底面および側面を持つ誘電体と、誘電体の天面に形成された放射素子と、誘電体の底面に形成された接地導体とを有するパッチアンテナを備えている。このアンテナ装置はさらに、誘電体の側面および底面から離間して、かつ、誘電体の側面および底面を覆うように形成された無給電の導体壁を有している。
特開平6−216632号公報 特開平9−307343号公報 特開平10−93329号公報 特開2005−142786号公報
本発明の目的は、設置時及び設置後において指向特性の変更・調整が容易な指向特性可変アンテナを提供することである。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
一実施の形態によれば、指向特性可変アンテナは、アンテナ近傍で電波を吸収または反射することでアンテナ(PAなど)の指向特性を変更する指向特性変更部材(P1〜P4など)と、指向特性変更部材のアンテナに対する位置関係を調整する調整装置(JAなど)と、調整装置の状態を制御する制御部(C)とを有する。
前記一実施の形態によれば、指向特性可変アンテナの設置時及び設置後において、アンテナの指向特性を容易に変更、調整することが出来る。
図1Aは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。 図1Bは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。 図1Cは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナに含まれる制御部および角度駆動装置に係る接続関係を示すブロック回路図である。 図1Dは、第1の実施形態による制御部Cの動作例を示すフローチャートである。 図2Aは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの、第1の状態における構成例および指向特性の例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。 図2Bは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの、第2の状態における構成例および指向特性の例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。 図2Cは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの、第3の状態における構成例および指向特性の例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。 図2Dは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの、第4の状態における構成例および指向特性の例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。 図2Eは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの、第5の状態における構成例および指向特性の例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。 図2Fは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの、第6の状態における構成例および指向特性の例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。 図3Aは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。 図3Bは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図3Aに示した断面線3B−3Bによる断面図である。 図3Cは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナに含まれる制御部および長さ駆動装置に係る接続関係を示すブロック回路図である。 図4Aは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの、第1の状態における構成例および指向特性の例を示す、図3Aに示した断面線3B−3Bによる断面図である。 図4Bは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの、第2の状態における構成例および指向特性の例を示す、図3Aに示した断面線3B−3Bによる断面図である。 図4Cは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの、第3の状態における構成例および指向特性の例を示す、図3Aに示した断面線3B−3Bによる断面図である。 図5Aは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。 図5Bは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図5Aに示した断面線5B−5Bによる断面図である。 図5Cは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナに含まれる制御部および長さ駆動装置に係る接続関係を示すブロック回路図である。 図6Aは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの、第1の状態における構成例および指向特性の例を示す、図5Aに示した断面線5B−5Bによる断面図である。 図6Bは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの、第2の状態における構成例および指向特性の例を示す、図5Aに示した断面線5B−5Bによる断面図である。 図6Cは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの、第3の状態における構成例および指向特性の例を示す、図5Aに示した断面線5B−5Bによる断面図である。 図6Dは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの、第4の状態における構成例および指向特性の例を示す、図5Aに示した断面線5B−5Bによる断面図である。 図6Eは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの、第5の状態における構成例および指向特性の例を示す、図5Aに示した断面線5B−5Bによる断面図である。 図7Aは、第4の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。 図7Bは、第4の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図7Aに示した断面線9B−9Bによる断面図である。 図8Aは、第5の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。 図8Bは、第5の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図8Aに示した断面線10B−10Bによる断面図である。
添付図面を参照して、本発明による指向特性可変アンテナを実施するための形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1Aは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。図1Bは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。図1Aおよび図1Bに示した指向特性可変アンテナの構成要素について説明する。
図1Aおよび図1Bに示した第1の実施形態による指向特性可変アンテナは、基板Bと、誘電体層Dと、パッチアンテナPAと、フレームFと、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4と、角度可変治具JA群とを有している。基板Bは、接地導体層Gと、誘電体層Dとを含んでいる。それぞれの角度可変治具JAは、第1の支持部JA1と、第2の支持部JA2と、角度可変部JVAとを有している。
ここで、角度可変治具JA群のそれぞれは、例えばマイクロメータおよび蝶番などを組み合わせて形成することで、角度の微調整が容易であることが望ましい。
なお、図1Aおよび図1Bに示した例では、一枚の導体板をパッチアンテナPAとしたが、誘電体層Dおよび接地導体層Gのうち、この導体板の直下およびその周辺に位置する部分を合わせてパッチアンテナPAと捉えても構わない。また、第1の実施形態による指向特性可変アンテナは、図1Aおよび図1Bに図示しない給電部をさらに有している。
また、図1Aに示した例では、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4の合計数は4であるが、この合計数はあくまでも一例にすぎず、本発明を限定するものではない。
第1の実施形態では、まず、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4として電波を反射する金属などの反射体を用いる。しかし、後述するように、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4と一部または全てを、電波を吸収する吸収体に交換することで、異なる指向特性を実現することも可能である。
図1Aおよび図1Bに示した第1の実施形態による指向特性可変アンテナの構成要素の接続関係について説明する。
基板Bと、誘電体層Dと、パッチアンテナPAとは、この順番に、図1Bにおける下から上に向かって積層されている。基板Bは、フレームFに固定されている。
第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4は、パッチアンテナPAの、基板Bが属する面における周囲に配置されている。第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4は、角度可変治具JA群を介して、フレームFに接続されている。ここで、指向特性変更部材Pに含まれる部材P1〜P4の表面と、パッチアンテナPAの表面とが成す角度をθと記す。角度θは、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4のそれぞれにおいて独立して可変であり、かつ、これらの角度θはそれぞれの角度可変治具JAによって保持されることが好ましい。
より具体的には、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4と、第1の支持部JA1および第2の支持部JA2とは、それぞれ、板状の部材であり、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4のそれぞれと、第1の支持部JA1とが固定されており、フレームFと、第2の支持部JA2とが固定されており、第1の支持部JA1と第2の支持部JA2とは、角度可変部JVAを介して角度可変に接続されている。ここで、角度可変部JVAは、第1の支持部JA1と、第2の支持部JA2との間の角度を、外部からの、例えば手動による力に応じて変更可能な回転軸である。また、角度可変部JVAは、第1の支持部JA1と、第2の支持部JA2との間の角度を、外部から十分な力が働かない限りは保持する。
角度を調整する外部の力は、手作業による直接的な角度調整作業によってもたらしても良い。しかし、アンテナの設置時や、設置後のメンテナンスなどにおける角度調整作業の容易性の観点からは、この外部の力を、マイクロメータに歯車を介して接続したモータなどの角度駆動装置を遠隔制御することによる角度調整作業としてもたらしても構わない。
図1Cは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナに含まれる制御部および駆動装置に係る接続関係を示すブロック回路図である。
図1Cに示したブロック回路図の構成要素について説明する。図1Cのブロック回路図は、制御部Cと第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4とを含んでいる。制御部Cは、バスCBと、入力部CIと、記憶部CMと、演算部CPと、第1の角度駆動装置接続部CA1〜第4の角度駆動装置接続部CA4とを含んでいる。第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4のそれぞれは、図示しない信号入出力部と、図示しない本体部分と、図示しない運動部分とを有している。
図1Cに示したブロック回路図の構成要素の接続関係について説明する。バスCBは、入力部CIと、記憶部CMと、演算部CPと、第1の角度駆動装置接続部CA1〜第4の角度駆動装置接続部CA4とに接続されている。第1の角度駆動装置接続部CA1〜第4の角度駆動装置接続部CA4の入出力部は、第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4の信号入出力部に、それぞれ接続されている。第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4のそれぞれにおける本体部分は、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4のそれぞれに対応してフレームFに接続された第1の支持部JA1に接続されている。第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4のそれぞれにおける運動部分は、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4のそれぞれに接続された第2の支持部JA2に接続されている。
なお、図1A〜図1Cに示した例では、基板BおよびフレームFの形状は正方形で、指向特性変更部材、角度可変治具、角度制御信号生成部および角度駆動装置のそれぞれにおける合計数は全て4であるが、この組み合わせはあくまでも一例にすぎず、本発明を限定するものではない。例えば、基板BおよびフレームFの形状は、正方形以外の長方形であっても構わないし、6角形、8角形、またらそれ以外の多角形であっても構わない。また、指向特性変更部材、角度可変治具、角度制御信号生成部および角度駆動装置は、それぞれ一対一に対応することが望ましいものの、所望の指向特性や指向特性可変アンテナの形状に対称性があれば、例えば同一の角度制御信号生成部で複数の角度駆動装置を制御するなどの変更を加えても構わない。
図1Dは、第1の実施形態による制御部Cの動作例を示すフローチャートである。図1Dに示したフローチャートを参照して、図1Cに示した第1の実施形態による制御部Cの動作について説明する。
初期状態において、記憶部CMは、第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4の状態に係る情報を記憶している。制御部Cの動作が開始すると、まず、第1のステップS1が実行される。
第1のステップS1において、入力部CIは、外部から信号を入力する。この信号は、有線接続によって入力しても良いし、無線接続によって入力しても良い。第1のステップS1の次に、第2のステップS2が実行される。
第2のステップS2において、演算部CPは、記憶部CMから第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4の状態に係る情報を読み出す。このとき、演算部CPは、入力した信号を必要に応じてデコードしても良い。第2のステップS2の次に、第3のステップS3が実行される。
第3のステップS3において、演算部CPは、入力して信号の内容と、読み出した情報とに基づいて、第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4を制御する第1の角度制御信号〜第4の角度制御信号を生成し、第1の角度駆動装置接続部CA1〜第4の角度駆動装置接続部CA4に向けて出力する。言い換えれば、演算部CPおよび第1の角度駆動装置接続部CA1〜第4の角度駆動装置接続部CA4の集合体は、角度制御信号生成部として機能する。第3のステップS3の次に、第4のステップS4が実行される。
第4のステップS4において、第1の角度駆動装置接続部CA1〜第4の角度駆動装置接続部CA4は、第1の角度制御信号〜第4の角度制御信号を、第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4に向けて、それぞれ出力する。第4のステップS4の次に、第5のステップS5が実行される。
第5のステップS5において、第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4は、第1の角度制御信号〜第4の角度制御信号に基づいて、それぞれ、本体部分に対する運動部分の状態を変更する。第5のステップS5の次に、第6のステップS6が実行される。
第6のステップS6において、第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4は、それぞれ、変更後の状態を示す第1の状態信号〜第4の状態信号を生成し、第1の角度駆動装置接続部CA1〜第4の角度駆動装置接続部CA4に向けて出力する。第6のステップS6の次に、第7のステップS7が実行される。
第7のステップS7において、第1の角度駆動装置接続部CA1〜第4の角度駆動装置接続部CA4は、第1の状態信号〜第4の状態信号を演算部CPおよび記憶部CMに伝達する。記憶部CMは、伝達された第1の状態信号〜第4の状態信号を記憶する。第7のステップS7の次に、第8のステップS8が実行される。
第8のステップS8において、演算部CPは、伝達された第1の状態信号〜第4の状態信号の全てが所定の許容範囲に含まれている場合(Yes)には、フローチャートを終了する。演算部CPは、伝達された第1の状態信号〜第4の状態信号のいずれかが所定の許容範囲から外れている場合(No)には、第9のステップS9でエラー処理を行った上でこのフローチャートを第2のステップS2から繰り返すことが望ましい。
第9のステップS9では、例えば、図示しないエラー信号発生装置を動作させて光または音によるエラー信号を発生しても良いし、エラーの発生回数が所定の回数を超えたらこのフローチャートを強制終了しても良い。
以上に説明した制御部Cの動作の結果として得られる、図1Aおよび図1Bに示した第1の実施形態による指向特性可変アンテナの動作と、その作用効果について説明する。
第5のステップS5において、第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4の状態が変化すると、角度可変治具JA毎に角度θが連動して変化する。その結果、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4の、パッチアンテナPAに対する位置関係が変更されることで、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの指向特性を、所定の範囲内で任意に調整することが可能となる。言い換えれば、第1の角度駆動装置SA1〜第4の角度駆動装置SA4および各角度可変治具JAの集合体は、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの調整装置として機能する。
手動または遠隔操作によって調整装置の角度を調整することによって得られる指向特性に係る作用効果について、図2A〜図2Cを参照して説明する。
図2A〜図2Cは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの、第1〜第3の状態における構成例および指向特性の例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。ただし、図2A〜図2Cには、パッチアンテナPAと、第1の指向特性変更部材P1と、第2の指向特性変更部材P2とだけを示し、その他の構成要素を省略している。図2A〜図2Cには、さらに、第1〜第3のメインローブML1〜ML3と、パッチアンテナPAおよび第1の指向特性変更部材P1の間に成される第1の角度と、パッチアンテナPAおよび第2の指向特性変更部材P2の間に成される第2の角度とを示している。
図2Aに示した第1の状態では、第1の角度および第2の角度は等しくθ1である。図2Bに示した第2の状態では、第1の角度および第2の角度は等しくθ2である。ここで、角度θ1は、角度θ2よりも広い。そして、第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4として電波反射体をパッチアンテナPAの周囲に配置することで、反射体による電波の反射および回折の結果、電波のビームパターンは広がる方向に変化することが知られている。
その結果、図2Aおよび図2Bに示したように、第1の状態ではより広い第1のメインローブML1が得られ、第2の状態ではより狭い第2のメインローブML2が得られる。
さらに、第3の状態では、第1の指向特性変更部材P1の角度をより大きいθ1に設定し、第2の指向特性変更部材P2の角度をより小さいθ2に設定している。このような非対称性によって、図2Cに示したように、第3の状態では、第2の指向特性変更部材P2寄りに傾いた第3のメインローブML3が得られる。
第1の実施形態による指向特性可変アンテナでは、上述したように、指向特性変更部材の一部またはすべてを、電波を反射する反射体から、電波を吸収する吸収体に差し替えることも可能である。その結果、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの指向特性を、さらなる自由度をもって調整することが可能となる。このことを、図2D〜図2Fを参照して説明する。
図2D〜図2Fは、第1の実施形態による指向特性可変アンテナの、第4〜第6の状態における構成例および指向特性の例を示す、図1Aに示した断面線1B−1Bによる断面図である。ただし、図2D〜図2Fには、パッチアンテナPAと、第1の反射体REF1と、第1の吸収体ABS1と、第2の反射体REF2と、第2の吸収体ABS2とだけを示し、その他の構成要素を省略している。図2D〜図2Fには、さらに、第4〜第6のメインローブML4〜ML6を示している。
図2Dに示した第4の状態では、第1の指向特性変更部材として第1の反射体REF1を用いており、第2の指向特性変更部材として第2の反射体REF2を用いている。図2Eに示した第5の状態では、第1の指向特性変更部材として第1の吸収体ABS1を用いており、第2の指向特性変更部材として第2の吸収体ABS2を用いている。
その結果、図2Dおよび図2Eに示したように、第4の状態ではより広い第4のメインローブML4が得られ、第5の状態ではより狭い第5のメインローブML5が得られる。
さらに、第6の状態では、第1の指向特性変更部材として第1の吸収体ABS1を用いており、第2の指向特性変更部材として第2の反射体REF2を用いている。このような非対称性によって、図2Fに示したように、第6の状態では、第1の吸収体ABS1寄りに傾いた第6のメインローブML6が得られる。
以上に説明したように、第1の実施形態による指向特性可変アンテナを用いれば、その通信範囲および通信方向の調整を、無線による遠隔操作や自動制御によって、かつ、低コストで容易に行うことが可能となる。特に、高速道路の料金所などのように、アスセスが比較的困難な場所に設置された場合であっても、アンテナから照射される電波の受信状況を路上などの遠隔地で確認しながら、アンテナの通信範囲および通信方向の調整を行うことも可能となる。
(第2の実施形態)
図3Aは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。図3Bは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図3Aに示した断面線3B−3Bによる断面図である。図3Aおよび図3Bに示した指向特性可変アンテナの構成要素について説明する。
図3Aおよび図3Bに示した第2の実施形態による指向特性可変アンテナの構成は、図1A〜図1Cに示した第1の実施形態による指向特性可変アンテナに、以下の変更を加えたものに等しい。
すなわち、まず、第1の実施形態による第1の指向特性変更部材P1を第1の下側指向特性変更部材P1Aと呼び換え、第1の上側指向特性変更部材P1Bを追加する。同様に、第1の実施形態による第2の指向特性変更部材P2〜第4の指向特性変更部材P4を第2の下側指向特性変更部材P2A〜第4の下側指向特性変更部材P4Aとそれぞれ呼び換え、第2の上側指向特性変更部材P2B〜第4の上側指向特性変更部材P4Bを追加する。
次に、第1の下側指向特性変更部材P1Aと、第1の上側指向特性変更部材P1Bとを接続する、長さ可変治具JLを追加する。同様に、第2の下側指向特性変更部材P2A〜第4の下側指向特性変更部材P4Aと、第2の上側指向特性変更部材P2B〜第4の上側指向特性変更部材P4Bとをそれぞれ接続する、長さ可変治具JL群を追加する。ここで、それぞれの長さ可変治具JLは、第1の支持部JL1と、第2の支持部JL2と、長さ可変部JVLとを有している。
ここで、長さ可変治具JL群のそれぞれは、例えばマイクロメータなどを組み合わせて形成することで、長さの微調整が容易であることが望ましい。
第2の実施形態で追加された構成要素の接続関係について説明する。第1の下側指向特性変更部材P1Aは、ある長さ可変治具JLにおける第1の支持部JL1に接続されており、第1の上側指向特性変更部材P1Bは、同じ長さ可変治具JLにおける第2の支持部JL2に接続されている。この可変治具JLにおいて、第1の支持部JL1と、第2の支持部JL2とは、長さ可変部JVLに接続されている。
ここで、それぞれの長さ可変治具JLは、外部からの、例えば手動による力に応じてその長さが変化し、かつ、その長さを保持する機能を有する。同一の長さ可変治具JLの両端に接続された上側および下側の特性変更部材の全体としての長さをLと記す。長さLは、第1の下側指向特性変更部材P1Aおよび第1の上側指向特性変更部材P1Bの組み合わせ〜第4の下側指向特性変更部材P4Aおよび第4の上側指向特性変更部材P4Bの組み合わせのそれぞれにおいて独立して可変であり、かつ、これらの長さLはそれぞれの長さ可変治具JLによって保持されることが好ましい。
長さを調整する外部の力は、手作業によって直接的にもたらされても良いが、角度調整の場合と同様に、マイクロメータに歯車を介して接続したモータなどの長さ駆動装置を遠隔制御することによる長さ調整作業としてもたらしても構わない。
図3Cは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナに含まれる制御部および長さ駆動装置に係る接続関係を示すブロック回路図である。長さ調整治具JL群を遠隔制御する場合、第2の実施形態による指向特性可変アンテナには第1の長さ駆動装置SL1〜第4の長さ駆動装置SL4をさらに追加し、制御部Cには第1の長さ駆動装置接続部CL1〜第4の長さ駆動装置接続部CL4を追加する。ここで、第1の長さ駆動装置SL1〜第4の長さ駆動装置SL4のそれぞれは、図示しない信号入出力部と、図示しない本体部分と、図示しない運動部分とを有している。
第1の支持部JL1は、第1の長さ駆動装置SL1の本体部分に接続されている。第2の支持部JL2は、第1の長さ駆動装置SL1の運動部分に接続されている。第1の長さ駆動装置SL1の信号入出力部は、第1の長さ駆動装置接続部CL1に接続されている。第1の長さ駆動装置接続部CL1は、バスCBに接続されている。
なお、第2の下側指向特性変更部材P2A〜第4の下側指向特性変更部材P4Aと、第2の上側指向特性変更部材P2B〜第4の上側指向特性変更部材P4Bと、第2の長さ駆動装置SL2〜第4の長さ駆動装置SL4と、第2の長さ駆動装置接続部CL2〜第4の長さ駆動装置接続部CL4とについても同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
また、第2の実施形態による指向特性可変アンテナのその他の構成については、第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
第2の実施形態による指向特性可変アンテナの動作について説明する。制御部Cは、図1Dにフローチャートを示した第1の実施形態の場合と同様に動作するが、加えて、第1の長さ駆動装置SL1〜第4の長さ駆動装置SL4の状態変化についても、第1〜第4の長さ制御信号を生成して出力し(第1のステップS1〜第4のステップS4)、第1〜第4の状態信号を受信して記憶する(第6のステップS6〜第9のステップS9)。
第1の長さ駆動装置SL1は、第1の長さ制御信号に応じて本体部分および運動部分の状態を変更することで、長さ可変治具JLにおける第1の支持部JL1から第2の支持部JL2までの長さを変更する。その結果、第1の下側指向特性変更部材P1Aおよび第1の上側指向特性変更部材P1Bが重なり合う面積が増減し、第1の下側指向特性変更部材P1Aおよび第1の上側指向特性変更部材P1Bの全体としての見た目の面積が増減する。言い換えれば、演算部CPおよび第1の長さ駆動装置接続部CL1の集合体は、面積制御信号生成部として機能している。
第2の長さ駆動装置SL2〜第4の長さ駆動装置SL4についても同様に動作することで、第2の実施形態による指向特性可変アンテナに設けられた指向特性変更部材の全体的な形状および面積を調整することが可能となる。その結果、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの指向特性を、所定の範囲内で任意に調整することが可能となる。言い換えれば、第1の長さ駆動装置SL1〜第4の長さ駆動装置SL4および各長さ可変治具JLの集合体は、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの調整装置として機能している。調整装置の機能によって得られる作用効果について、図4A〜図4Cを参照して説明する。
図4A〜図4Cは、第2の実施形態による指向特性可変アンテナの、第1〜第3の状態における構成例および指向特性の例を示す、図3Aに示した断面線3B−3Bによる断面図である。ただし、図4A〜図4Cには、パッチアンテナPAと、第1の下側指向特性変更部材P1Aと、第1の上側指向特性変更部材P1Bと、第2の下側指向特性変更部材P2Aと、第2の上側指向特性変更部材P2Bとだけを示し、その他の構成要素を省略している。図4A〜図4Cには、さらに、第1〜第3のメインローブML1〜ML3と、第1の下側指向特性変更部材P1Aの下端から第1の上側指向特性変更部材P1Bの上端までの第1の長さと、第2の下側指向特性変更部材P2Aの下端から第2の上側指向特性変更部材P2Bの上端までの第2の長さとを示している。
図4Aに示した第1の状態では、第1の長さおよび第2の長さは等しくL1である。図4Bに示した第2の状態では、第1の長さおよび第2の長さは等しくL2である。ここで、長さL1は、長さL2よりも短い。
その結果、図4Aおよび図4Bに示したように、第1の状態ではより狭い第1のメインローブML1が得られ、第2の状態ではより広い第2のメインローブML2が得られる。
さらに、第3の状態では、第1の長さをより短いL1に設定し、第2の長さをより長いL2に設定している。このような非対称性によって、図4Cに示したように、第3の状態では、第1の下側指向特性変更部材P1Aおよび第1の上側指向特性変更部材P1B寄りに傾いた第3のメインローブML3が得られる。
第2の実施形態による指向特性可変アンテナのその他の動作および作用効果については、第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
(第3の実施形態)
図5Aは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。図5Bは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図5Aに示した断面線5B−5Bによる断面図である。図5Aおよび図5Bに示した指向特性可変アンテナの構成要素について説明する。
図5Aおよび図5Bに示した第2の実施形態による指向特性可変アンテナの構成は、図1Aおよび図1Bに示した第1の実施形態による指向特性可変アンテナに、以下の変更を加えたものに等しい。
すなわち、まず、第1の実施形態によるフレームFを、第3の実施形態では第1のフレームF1および第2のフレームF2に分ける。
次に、第1のフレームF1と、第2のフレームF2とを接続する、X軸位置可変治具JX群と、図示しないY軸位置可変治具JY群と、Z軸位置可変治具JZ群とを追加する。ここで、X軸位置可変治具JX群のそれぞれは、第1の支持部JX1と、第2の支持部JX2と、X軸可変部JVXとを有している。図示しないY軸位置可変治具JY群のそれぞれは、X軸位置可変治具JXの場合と同様に、第1の支持部JY1と、第2の支持部JY2と、Y軸可変部JVYとを有している。Z軸位置可変治具JZ群のそれぞれは、第1の支持部JZ1と、第2の支持部JZ2と、Z軸可変部JVZとを有している。
ここで、それぞれのX軸位置可変治具JXと、それぞれのY軸位置可変治具JYと、それぞれのZ軸位置可変治具JZとは、例えばマイクロメータなどを組み合わせて形成することで、長さなどの微調整が容易であることが望ましい。
ここでは、一例として、1つのX軸位置可変治具JXと、図示しない第2のX軸位置可変治具JXと、図示しない2つのY軸位置可変治具JYと、1つのZ軸位置可変治具とが設けられている構成例について説明するが、これらの数はあくまでも一例にすぎず、本発明を限定するものではない。これらの数や設置位置は、各構成要素の重量や、各治具の性能などのパラメータに応じて適宜に設定することが望ましい。
第3の実施形態で追加された構成要素の接続関係について説明する。基板B、誘電体層DおよびパッチアンテナPAの集合体は、第2のフレームF2に固定されている。第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4は、それぞれ、角度可変治具JAを介して第1のフレームF1に接続されている。第1のフレームF1と、第2のフレームF2とは、X軸位置可変治具JX群と、図示しないY軸位置可変治具JY群と、Z軸位置可変治具JZ群とによって接続されている。
それぞれのX軸位置可変治具JXにおいて、第1の支持部JX1は第2のフレームF2に接続されており、第2の支持部JX2は第1のフレームF1に接続されており、第1の支持部JX1と、第2の支持部JX2とは、X軸可変部JVXに接続されている。それぞれのY軸位置可変治具JYにおいても、X軸位置可変治具JXの場合と同様に、第1の支持部JY1は第2のフレームF2に接続されており、第2の支持部JY2は第1のフレームF1に接続されており、第1の支持部JY1と、第2の支持部JY2とは、Y軸可変部JVYに接続されている。それぞれのZ軸位置可変治具JZにおいても、やはりX軸位置可変治具JXの場合と同様に、第1の支持部JZ1は第2のフレームF2に接続されており、第2の支持部JZ2は第1のフレームF1に接続されており、第1の支持部JZ1と、第2の支持部JZ2とは、Z軸可変部JVZに接続されている。
それぞれのX軸位置可変治具JXと、それぞれのY軸位置可変治具JYと、それぞれのZ軸位置可変治具JZとは、第1のフレームF1と、第2のフレームF2との3軸における位置関係を、外部からの、例えば手動による力に応じて、それぞれ独立に調整可能であり、また、位置関係を保持する。
図5Cは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナに含まれる制御部および長さ駆動装置に係る接続関係を示すブロック回路図である。第3の実施形態による指向特性可変アンテナでも、第1の実施形態の場合と同様に、それぞれのX軸位置可変治具JXと、それぞれのY軸位置可変治具JYと、それぞれのZ軸位置可変治具JZとにおける調整動作を、駆動装置の遠隔操作によって行うことが可能である。
この場合、第3の実施形態による指向特性可変アンテナには、第1のX軸駆動装置SX1と、第2のX軸駆動装置SX2と、第1のY軸駆動装置SY1と、第2のY軸駆動装置SY2と、Z軸駆動装置SZを追加する。また、制御部Cには、第1のX軸駆動装置接続部CX1と、第2のX軸駆動装置接続部CX2と、第1のY軸駆動装置接続部CY1と、第2のY軸駆動装置接続部CY2と、Z軸駆動装置接続部CZとを追加する。ここで、第1のX軸駆動装置SX1、第2のX軸駆動装置SX2、第1のY軸駆動装置SY1、第2のY軸駆動装置SY2およびZ軸駆動装置SZのそれぞれは、図示しない信号入出力部と、図示しない本体部分と、図示しない運動部分とを有している。
それぞれのX軸位置可変治具JXにおいて、第1の支持部JX1は、いずれかのX軸駆動装置SX1またはSX2の本体部分に接続されており、第2の支持部JX2は同じX軸駆動装置SX1またはSX2の運動部分に接続されている。それぞれのY軸位置可変治具JYにおいて、第1の支持部JY1は、いずれかのY軸駆動装置SY1またはSY2の本体部分に接続されており、第2の支持部JY2は同じY軸駆動装置SY1またはSY2の運動部分に接続されている。Z軸位置可変治具JZにおいて、第1の支持部JZ1は、Z軸駆動装置SZの本体部分に接続されており、第2の支持部JZ2はZ軸駆動装置SZの運動部分に接続されている。
第1のX軸駆動装置SX1、第2のX軸駆動装置SX2、第1のY軸駆動装置SY1、第2のY軸駆動装置SY2およびZ軸駆動装置SZの信号入出力部は、第1のX軸駆動装置接続部CX1、第2のX軸駆動装置接続部CX2、第1のY軸駆動装置接続部CY1、第2のY軸駆動装置接続部CY2およびZ軸駆動装置接続部CZに、それぞれ接続されている。第1のX軸駆動装置接続部CX1、第2のX軸駆動装置接続部CX2、第1のY軸駆動装置接続部CY1、第2のY軸駆動装置接続部CY2およびZ軸駆動装置接続部CZは、バスCBに接続されている。
第3の実施形態による指向特性可変アンテナのその他の構成については、第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
第3の実施形態による指向特性可変アンテナにおいて、位置調整を遠隔操作に行う場合の動作について説明する。制御部Cは、図1Dにフローチャートを示した第1の実施形態の場合と同様に動作するが、加えて、第1のX軸駆動装置SX1の状態変化についても、第1のX軸制御信号を生成して出力し(第1のステップS1〜第4のステップS4)、第1のX軸状態信号を受信して記憶する(第6のステップS6〜第9のステップS9)。さらに、第2のX軸駆動装置SX2、第1のY軸駆動装置SY1、第2のY軸駆動装置SY2およびZ軸駆動装置SZについても同様である。
第1のX軸駆動装置SX1は、第1のX軸制御信号に応じて本体部分および運動部分の状態を変更することで、X軸位置可変治具JXにおける第1の支持部JX1から第2の支持部JX2までの長さを変更する。第2のX軸駆動装置SX2、第1のY軸駆動装置SY1、第2のY軸駆動装置SY2およびZ軸駆動装置SZについても同様に動作することで、第2のフレームF2の、第1のフレームF1に対する位置関係を、所定の範囲内で任意に調整することが可能となる。言い換えれば、第2のフレームF2に固定されたパッチアンテナPAの、第1のフレームF1に接続された第1の指向特性変更部材P1〜第4の指向特性変更部材P4の集合体に対する位置関係を、所定の範囲内で任意に調整することが可能となる。その結果、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの指向特性を、所定の範囲内で任意に調整することが可能となる。このことを、図6A〜図6Eを参照して説明する。
図6A〜図6Eは、第3の実施形態による指向特性可変アンテナの、第1〜第5の状態における構成例および指向特性の例を示す、図5Aに示した断面線5B−5Bによる断面図である。ただし、図6A〜図6Eには、パッチアンテナPAと、第1の指向特性変更部材P1と、第2の指向特性変更部材P2とだけを示し、その他の構成要素を省略している。図6Aおよび図6Bには、さらに、第1のメインローブML1および第2のメインローブML2と、第1の指向特性変更部材P1の中心部からパッチアンテナの中心部までの第1のX軸上の距離と、第2の指向特性変更部材P2の中心部からパッチアンテナPAの中心部までの第2のX軸上の距離とを示している。また、図6C〜図6Eには、さらに、第3のメインローブML3〜第5のメインローブML5と、第1の指向特性変更部材P1の上端からパッチアンテナの表面までのZ軸上の距離とを示している。なお、Y軸上の変化については、X軸の場合と同様であるので、ここでは省略する。
図6Aに示した第1の状態では、第1のX軸上の距離および第2のX軸上の距離は等しくX1である。図6Bに示した第2の状態では、第1のX軸上の距離はX2であり、第2のX軸上の距離はX3である。ここで、距離X2は、距離X3よりも短い。
その結果、図6Aおよび図6Bに示したように、第1の状態では中心を向いた第1のメインローブML1が得られ、第2の状態では第1の指向特性変更部材P1寄りに傾いた第2のメインローブML2が得られる。
図6C、図6Dおよび図6Eに示した第3、第4および第5の状態では、Z軸上の距離がそれぞれZ1、Z2およびZ3である。ここで、距離Z1は距離Z2より短く、距離Z3は距離Z1よりさらに短い。
その結果、図6C〜図6Eに示したように、最も長い距離Z2において最も広い第2のメインローブML2が得られ、最も短い距離Z3において最も狭い第3のメインローブML3が得られ、中間的な距離ZL1において中間的な第1のメインローブML1が得られる。
第3の実施形態による指向特性可変アンテナのその他の動作および作用効果については、第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
(第4の実施形態)
図7Aは、第4の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。図7Bは、第4の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図7Aに示した断面線9B−9Bによる断面図である。図7Aおよび図7Bに示した指向特性可変アンテナの構成要素について説明する。
図7Aおよび図7Bに示した第4の実施形態による指向特性可変アンテナの構成は、図1Aおよび図1Bに示した第1の実施形態による指向特性可変アンテナに、以下の変更を加えたものに等しい。すなわち、パッチアンテナPAを、パッチアンテナアレイシステムを形成する第1のパッチアンテナPA1〜第9のパッチアンテナPA9に置き換える。
このように、本発明による指向特性可変アンテナは、パッチアンテナのアレイシステムにも適用可能である。
第4の実施形態による指向特性可変アンテナに係るその他の構成、動作および作用効果については、第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
(第5の実施形態)
図8Aは、第5の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す平面図である。図8Bは、第5の実施形態による指向特性可変アンテナの構成例を示す、図8Aに示した断面線10B−10Bによる断面図である。図8Aおよび図8Bに示した指向特性可変アンテナの構成要素について説明する。
図8Aおよび図8Bに示した第5の実施形態による指向特性可変アンテナの構成は、図1Aおよび図1Bに示した第1の実施形態による指向特性可変アンテナに、以下の変更を加えたものに等しい。すなわち、パッチアンテナPAを、ヘリカルアンテナHAに置き換える。
このように、本発明による指向特性可変アンテナは、ヘリカルアンテナにも適用可能である。
第5の実施形態による指向特性可変アンテナに係るその他の構成、動作および作用効果については、第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
以上、発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。また、前記実施の形態に説明したそれぞれの特徴は、技術的に矛盾しない範囲で自由に組み合わせることが可能である。特に、第1〜第4の実施形態に示した、角度調整と、長さ調整と、位置調整と、電波反射体および電波吸収体の反転交換とは、その一部または全てを組み合わせることが可能であり、その結果、本発明の指向特性可変アンテナの指向特性の調整において、より高い自由度が得られる。さらに、第5の実施形態に示したパッチアンテナアレイシステムや、第6の実施形態に示したヘリカルアンテナにも本発明は適用可能である。
ABS1、ABS2 (第1、第2の)吸収体
B 基板
C 制御部
CA1〜CA4 (第1〜第4の)角度制御駆動装置接続部
CL1〜CL4 (第1〜第4の)長さ制御駆動装置接続部
CX1、CX2 (第1、第2の)X軸制御駆動装置接続部
CY1、CY2 (第1、第2の)Y軸制御駆動装置接続部
CZ Z軸制御駆動装置接続部
D 誘電体層
F フレーム
F1、F2 (第1、第2の)フレーム
HA ヘリカルアンテナ
JA 角度可変治具
JA1、JA2 (第1、第2の)支持部
JL 長さ可変治具
JL1、JL2 (第1、第2の)支持部
JVA 角度可変部
JVL 長さ可変部
JVX X軸位置可変部
JVZ Z軸位置可変部
JX X軸位置可変治具
JX1、JX2 (第1、第2の)支持部
JZ Z位置可変治具
JZ1、JZ2 (第1、第2の)支持部
ML1〜ML5 (第1〜第5の)メインローブ
P1〜P4 (第1〜第4の)指向特性変更部材
PA パッチアンテナ
PA1〜PA9 パッチアンテナ
REF1、REF2 (第1、第2の)反射体
SA1〜SA4 (第1〜第4の)角度駆動装置
SL1〜SL4 (第1〜第4の)長さ駆動装置
SX1、SX2 (第1、第2の)X軸駆動装置
SY1、SY2 (第1、第2の)Y軸駆動装置
SZ Z軸駆動装置

Claims (13)

  1. フレームに接続されたアンテナと、
    前記アンテナの周囲に設けられて、前記アンテナの指向特性を変更する指向特性変更部材と、
    前記指向特性変更部材の、前記アンテナに対する位置関係を調整する調整装置と
    を具備し、
    前記指向特性変更部材は、
    電波を吸収する吸収体、または、電波を反射する反射体のうち、少なくともいずれか一方
    を具備し、
    前記調整装置は、
    前記指向特性変更部材の前記アンテナに対する角度を変更可能としつつ、前記指向特性変更部材を前記フレームに支持する角度可変治具
    を具備する
    指向特性可変アンテナ。
  2. 請求項1に記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記指向特性変更部材は、
    前記フレームに接続された第1部材と、
    前記第1部材に一部面積が重なり合って接続された第2部材と、
    前記第2部材を前記第1部材に、前記一部面積を伸縮可能に支持する面積可変治具と
    を具備する
    指向特性可変アンテナ。
  3. 請求項1または2に記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記調整装置は、
    前記アンテナを前記フレームに、前記指向特性変更部材に対する距離を変更可能に支持する距離可変治具
    をさらに具備する
    指向特性可変アンテナ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記アンテナの指向特性を変更する他の指向特性変更部材と、
    前記他の指向特性変更部材の、前記アンテナに対する位置関係を調整する他の調整装置と
    をさらに具備し、
    前記他の指向特性変更部材は、
    電波を吸収する吸収体、または、電波を反射する反射体のうち少なくともいずれか一方
    を具備し、
    前記他の調整装置は、
    前記他の指向特性変更部材を前記フレームに、前記アンテナに対する角度を変更可能に支持する他の角度可変治具
    を具備する
    指向特性可変アンテナ。
  5. 請求項2または3に記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記アンテナの指向特性を変更する他の指向特性変更部材と、
    前記他の指向特性変更部材の、前記アンテナに対する位置関係を調整する他の調整装置と
    をさらに具備し、
    前記他の指向特性変更部材は、
    前記フレームに接続された他の第1部材と、
    前記他の第1部材に一部面積が重なり合って接続された他の第2部材と、
    前記他の第2部材を前記他の第1部材に、前記一部面積を伸縮可能に支持する他の面積可変治具と
    を具備する
    指向特性可変アンテナ。
  6. 請求項3に記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記調整装置は、
    前記アンテナを前記フレームに、前記指向特性変更部材に対する距離を、第1の方向において変更可能に支持する第1の距離可変治具と、
    前記アンテナを前記フレームに、前記指向特性変更部材に対する距離を、前記第1の方向に交わる第2の方向において変更可能に支持する第2の距離可変治具と、
    前記アンテナを前記フレームに、前記指向特性変更部材に対する距離を、前記第1の方向および前記第2の方向を含む平面に交わる第3の方向において変更可能に支持する第3の距離可変治具と
    を具備する
    指向特性可変アンテナ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記アンテナは、
    回路基板と、
    前記回路基板上に形成されたパッチアンテナと
    を具備する
    指向特性可変アンテナ。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記アンテナは、
    回路基板と、
    前記回路基板上にアレイ状に配置された複数のパッチアンテナを有するパッチアンテナアレイシステムと
    を具備する
    指向特性可変アンテナ。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記アンテナは、
    回路基板と、
    前記回路基板上に形成されたヘリカルアンテナと
    を具備する
    指向特性可変アンテナ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記指向特性変更部材は、前記吸収体または前記反射体の他方に交換可能である
    指向特性可変アンテナ。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記調整装置は、
    前記指向特性変更部材の、前記アンテナに対する位置関係を遠隔操作によって調整する駆動装置
    をさらに具備し、
    前記駆動装置を制御する制御部
    をさらに具備する
    指向特性可変アンテナ。
  12. 請求項4〜11のいずれかに記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記他の指向特性変更部材は、前記吸収体または前記反射体の他方に交換可能である
    指向特性可変アンテナ。
  13. 請求項4〜12のいずれかに記載の指向特性可変アンテナにおいて、
    前記他の調整装置は、
    前記他の指向特性変更部材の、前記アンテナに対する位置関係を遠隔操作によって調整する他の駆動装置
    をさらに具備し、
    前記制御部は、前記他の駆動装置をさらに制御する
    指向特性可変アンテナ。
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