JP2014164699A - 電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各種態様の課金が可能になる電力供給システムを提供する。
【解決手段】課金装置は、電力供給制御装置を介して供給される電力を利用する側の複数種類の電力利用側識別情報と、電力供給制御装置を介して電力を供給する側の複数種類の電力供給側識別情報と、複数種類の電力利用側識別情報と複数種類の電力供給側識別情報との組み合わせそれぞれに対して設定された課金対象の情報を記憶する。課金装置は、有線又は無線の通信回線を介して前記電力供給制御装置から、複数種類の電力供給側識別情報の少なくとも一つと、複数種類の電力利用側識別情報の少なくとも一つと、電力供給源から電力供給対象へ供給された電力に関する電力利用情報とを受信する。前記課金装置は、少なくとも一つの電力供給側識別情報と少なくとも一つの電力利用側識別情報と電力利用情報とに基づいて課金処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気自動車等の電動車両や電気機器等の電力供給対象に電力を供給することができる電力供給システムに関するものである。
従来、所定の電力システムに接続されて電力の供給を受ける電力供給装置と、その電力供給装置から電力の供給を受け、供給された電力を外部に対して供給する電力利用装置と、その電力利用装置を利用して電力供給装置から電力の供給を受けた電力利用時間に従って、電力利用料金の課金を行う課金装置とを備えた電力供給システムが知られている(特許文献1)。この電力供給システムでは、電力供給装置に付された供給識別子と、電力利用装置に付された利用識別子と、電力供給の開始及び終了の情報とが、電力を供給する電力線を介して電力供給装置と電力利用装置との間で送受信される。そして、これらの送受信された供給識別子、利用識別子及び電力供給の開始及び終了の情報とは、電力供給装置又は電力利用装置から通信回線を介して課金装置に通知される。課金装置は、通知された供給識別子が付された電力供給装置から電力の供給を受けた電力利用時間、および、通知された供給識別子が付された電力供給装置の課金単価に従って、通知された利用識別子に対応する利用者に対して、電力利用料金の課金を行う。
上記特許文献1に記載されている従来の電力供給システムは、電力供給装置から電力の供給を受けた電力利用時間及び電力供給装置の課金単価に従って、利用者に対して電力利用料金の課金を行うものである。しかしながら、電力供給装置からの電力供給については、利用者に対して課金するのではなく、電力供給対象(例えば、電動車両のバッテリー)に対する課金など各種態様の課金の要請があり、上記従来の電力供給システムは、これらの各種態様の課金に対応できない。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、各種態様の課金が可能になる電力供給システムを提供することである。
本発明に係る電力供給システムは、電力供給源から電力供給対象に電力を供給する電力供給システムであって、前記電力供給源から前記電力供給対象への電力供給を制御する電力供給制御装置と、前記電力供給源から前記電力供給対象への電力供給について課金処理を行う課金装置と、を備え、前記課金装置は、前記電力供給制御装置を介して供給される電力を利用する側の複数種類の電力利用側識別情報と、前記電力供給制御装置を介して電力を供給する側の複数種類の電力供給側識別情報と、該複数種類の電力利用側識別情報と該複数種類の電力供給側識別情報との組み合わせそれぞれに対して設定された課金対象の情報を記憶する手段と、有線又は無線の通信回線を介して前記電力供給制御装置から、前記複数種類の電力供給側識別情報の少なくとも一つと、前記複数種類の電力利用側識別情報の少なくとも一つと、前記電力供給源から前記電力供給対象へ供給された電力に関する電力利用情報とを受信する手段と、前記少なくとも一つの電力供給側識別情報と前記少なくとも一つの電力利用側識別情報と前記電力利用情報とに基づいて課金処理を行う手段と、を備え、前記電力供給制御装置は、前記電力供給源から前記電力供給対象へ電力供給経路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段を制御する制御手段と、前記少なくとも一つの電力供給側識別情報と前記少なくとも一つの電力利用側識別情報と前記電力利用情報とを取得する手段と、有線又は無線の通信回線を介して前記課金装置に、前記少なくとも一つの電力供給側識別情報と前記少なくとも一つの電力利用側識別情報と前記電力利用情報とを送信する手段と、を備える。
この電力供給システムにおいて、課金装置は、複数種類の電力利用側識別情報と複数種類の電力供給側識別情報との様々な組み合わせそれぞれに対応する課金対象を判断することができる。また、課金装置は、有線又は無線の通信回線を介して電力供給制御装置から、少なくとも一つの電力供給側識別情報と少なくとも一つの電力利用側識別情報と電力利用情報とを受信すると、その少なくとも一つの電力供給側識別情報と少なくとも一つの電力利用側識別情報との組み合わせに対応する課金対象に対して、電力利用情報に基づいて課金処理することができる。従って、電力利用側識別情報と電力供給側識別情報との組み合わせが互いに異なる各種態様の課金が可能になる。
前記電力供給システムにおいて、前記複数種類の電力供給側識別情報は、前記電力供給源に固有の識別情報と、前記電力供給制御装置に固有の識別情報と、前記電力供給源から前記電力供給対象に供給される電力の電力量を測定する電力量測定装置に固有の識別情報と、を含んでもよい。この電力供給システムでは、電力供給源の識別情報と電力供給制御装置の識別情報と電力量測定装置の識別情報との組み合わせが互いに異なる各種態様の課金が可能になる。
また、前記電力供給システムにおいて、前記複数種類の電力利用側識別情報は、電力を利用する利用者に固有の識別情報と、該利用者が使用する利用者装置に固有の識別情報と、前記電力供給対象に固有の識別情報と、を含んでもよい。この電力供給システムでは、利用者の識別情報と利用者装置の識別情報と電力供給対象の識別情報との組み合わせが互いに異なる各種態様の課金が可能になる。
また、前記電力供給システムにおいて、前記課金対象は、前記利用者又は前記電力供給対象であることを特徴とするものである。この電力供給システムでは、利用者又は電力供給対象を課金対象として、電力利用側識別情報と電力供給側識別情報との組み合わせが互いに異なる各種態様の課金が可能になる。
また、前記電力供給システムにおいて、前記電力供給制御装置と前記課金装置との間の通信は、移動体通信網及び無線LANの少なくとも一方を介した通信であってもよい。この電力供給システムでは、電力供給制御装置の設置場所を移動させても電力供給制御装置と課金装置との間で無線通信することができため、電力供給制御装置の設置場所の自由度が高まる。
本発明によれば、各種態様の課金が可能になるという効果がある。
本発明の実施形態に係る電力供給システムの一構成例を示す説明図。 本実施形態の電力供給システムにおける電力供給可能な状態を示す説明図。 本実施形態の電力供給システムで供給される電力を利用して車両のバッテリーを充電するときの手順の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電力供給システムの一構成例を示す説明図である。図1は、電力供給の利用開始前の状態を示している。なお、本実施形態では、電力供給対象が電動車両410に搭載されたバッテリー400である場合について説明するが、本発明は電力供給対象が電気冷蔵庫や空調機器等の家電機器、複写機等のオフィス機器、携帯電話機等の通信端末装置などの場合も適用できる。
図1において、本実施形態に係る電力供給システムは、電力供給源300からバッテリー400へのケーブル101、105、301、401を介した電力供給を制御する電力供給制御装置100を備える。更に、電力供給システムは、電力を利用する利用者が使用可能な利用者装置200と、電力供給源300からバッテリー400への電力供給について課金処理を行う課金装置700と、を備える。
電力供給制御装置100は、ケーブル101の電力供給源300側の端部に汎用プラグ102を有し、ケーブル105の電力供給対象400側の端部に汎用コンセント106を有している。電力供給制御装置100の汎用プラグ102は、電力供給源300の電源ケーブル301の端部に設けられている汎用コンセント302に差し込んで接続することができる。また、電力供給制御装置100の汎用コンセント106には、電力供給対象400側の電源ケーブル401の端部に設けられている汎用プラグ402を差し込んで接続することができる。
また、電力供給制御装置100は、ケーブルを介した電力供給源300からバッテリー400へ電力供給経路を開閉する開閉手段としてのスイッチ部110と、スイッチ部110を制御する制御手段としての制御部120と、有線又は無線の通信回線からなるネットワーク600を介して課金装置700と通信する通信手段としてのネットワーク通信部130とを備えている。
スイッチ部110としては、例えばノーマルオープン型リレー接点を有するスイッチで構成することができる。
制御部120は、例えば、CPUなどからなる汎用のマイクロコンピュータや、専用IC回路素子などで構成することができる。また、制御部120は、RAM、ROM等の半導体メモリや磁気ディスクなどからなる記憶手段としての記憶部を備え、その記憶部に記憶されている所定のプログラムを読み出し、そのプログラムに従って、データやコマンドの送受信処理、利用者認証のデータ処理やスイッチ部の制御などを実行するように構成してもよい。
制御部120は、図示しない計時手段としてのタイマーを備えている。タイマーは、例えば課金装置700から認証処理に成功した旨の認証結果を受信した際や利用者装置200から接続要求を受信した際に、その接続要求に含まれる利用時間をプリセットして、スイッチ部110をON(リレー閉)にする制御を行い、バッテリー400への通電開始と同時にタイマー機能をスタートさせる。そして、利用時間満了でタイムアップすると、タイムアップ信号を出力する。このタイムアップ信号に基づいて、制御部120は、スイッチ部110をOFF(リレー開)にする制御を行い、バッテリー400への通電を終了する。
また、制御部120は、利用者装置200から受信した利用者IDが記憶部に記憶された利用者IDと一致するか否かを検出する認証処理を行う。ここで、両方の利用者IDが一致している場合は、電力供給の利用を許可すると判断し、スイッチ部110をON(リレー閉)にする制御を行う。一方、両方の利用者IDが不一致の場合は、電力供給の利用を許可しないと判断し、スイッチ部110をON(リレー閉)にする制御を行わない。
ネットワーク通信部130は、有線又は無線の通信回線からなるネットワーク600を介して課金装置700に、電力利用側識別情報と、電力供給源300からバッテリー400へケーブルを介して供給された電力に関する電力利用情報とを送信する手段としても機能する。ここで、上記「電力利用側識別情報」は、利用者装置200に固有の識別情報(以下「利用者装置ID」という。)a1、及び、その利用者装置200を使用する利用者に固有の識別情報(以下「利用者ID」という。)u1の少なくとも一方を含む。また、上記「電力利用情報」は、電力供給源300からバッテリー400へケーブルを介して供給された電力に関する情報であり、例えば、バッテリー400に電力を供給したときの積算電力量、日時、電力供給開始時間及び終了時間、電力供給時間(=終了時間−開始時間)などである。
ネットワーク通信部130は、光回線やADAL回線などの有線の通信回線を介して通信するように構成してもよいし、無線の通信回線を介して通信するように無線通信モジュールを用いて構成してもよい。無線の通信回線を介した通信は、例えば第3世代又は第4世代(例えばLTE)などのセルラー方式の移動体通信網やPHSの移動体通信網を介した通信でもよいし、WiMAXやWiFi等の無線LANを介した通信でもよい。
電力供給制御装置100は、ケーブルの表面近傍の外部空間に発生させた電界を介して通信する電界通信により利用者装置200等と通信する通信手段としての電界通信部140を備えている。この電界通信部140は、電界通信より利用者装置から前記電力利用側識別情報を受信する手段として機能する。
また、電界通信部140は、電界通信により電力供給対象に固有の識別情報(以下「電力供給対象ID」という。)を取得する手段として機能することもできる。例えば、電力供給制御装置100は、電界通信部140の電界通信により、電力供給対象IDとして、バッテリー400に固有の識別情報(以下「バッテリーID」という。)b1をバッテリー400から取得することができる。更に、電力供給制御装置100は、電界通信部140の電界通信により、電力供給対象IDとして、バッテリー400が搭載された車両410のボディなどに取り付けられた車両通信装置420から車両410に固有の識別情報(以下「車両ID」という。)c1を取得することができる。
また、電界通信部140は、電界通信により電力供給源300に固有の識別情報(以下「電力供給源ID」という。)e1を取得する手段や、電界通信により電力供給源300からバッテリー400に供給される電力の電力量を測定する電力量測定装置500に固有の識別情報(以下「電力量測定装置ID」という。)m1を取得する手段として機能することもできる。
上記「電界通信」は、物や人体の表面に発生する電界を利用した通信であり、「人体通信」、「人体近傍電界通信」、「準静電界通信」などと呼ばれる場合もある。また、電界通信部140は、例えば、電界通信に必要なプロセサ、送受信機、アンプ、ミキサ回路、受信用センサなどを搭載した電界通信モジュールで構成することができる。
利用者装置200は、電力を利用する利用者が使用可能な携帯型の装置である。電力供給制御装置100を介した電力の供給を利用するとき、利用者は、利用者装置200をバッテリー400等の電力供給対象の電源ケーブルに近づけたり接触させたりする。利用者装置200は、電界通信により利用者ID又は利用者装置IDを電力供給制御装置100に送信する手段としての図示しない電界通信部を備えている。この電界通信部も、例えば前述の電界通信モジュールで構成することができる。また、利用者装置200は、電力供給の利用の開始や終了などを指示するためのボタンなどの操作部を備えるように構成してもよい。また、利用者装置200は、上記電界通信の機能を設けた、携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末であってもよい。
バッテリー400は、車両410の駆動源である電動モータなどに電力を供給するものである。バッテリー400は、電界通信によりバッテリーIDを電力供給制御装置100に送信する手段としての図示しない電界通信部を備えている。この電界通信部も、例えば前述の電界通信モジュールで構成することができる。
車両通信装置420は、バッテリー400に接続された充電用ケーブル401の外表面に接触又は近接する箇所に位置するように車両410の筐体などに取り付けられる。また、車両通信装置420は、電界通信により車両IDを電力供給制御装置100に送信する手段としての図示しない電界通信部を備えている。この電界通信部も、例えば前述の電界通信モジュールで構成することができる。
電力供給源300は、例えば電力会社の発電装置から送電された電力が所定の電圧に変圧されて供給されている電力線に接続されている。電力供給源300の電源ケーブル301の端部には、電力供給制御装置100の差し込んで接続可能な汎用コンセント302が設けられている。
電力量測定装置500は、電力供給源300からバッテリー400などの電力供給対象へ供給される電力の積算電力量[Wh]を測定する装置である。電力量測定装置500としては、例えば誘導型電力量計や電子式電力量計などを用いることができる。また、電力量測定装置500は、電界通信により車両IDを電力供給制御装置100に送信する手段としての図示しない電界通信部を備えている。この電界通信部も、例えば前述の電界通信モジュールで構成することができる。
課金装置700は、電力供給源300からバッテリー400などの電力供給対象への電力供給について課金処理を行う装置である。課金装置700は、例えばサーバなどのコンピュータ装置で構成され、各種のデータ処理、有線又は無線の通信回線からなるネットワーク600を介した通信、各種データが検索可能に格納されたデータベースなどの機能を有する。
課金装置700は、ネットワーク600を介して電力供給制御装置100から、電力利用側識別情報としての利用者ID又は利用者装置IDと、電力供給源300からバッテリー400へケーブルを介して供給された電力に関する電力利用情報とを受信し、その電力利用側識別情報と電力利用情報とに基づいて課金処理を行う。
また、課金装置700は、電力供給制御装置100に代わって認証処理を行うようにしてもよい。この場合、課金装置700は、例えば、電力供給制御装置100から受信した利用者IDが記憶部に記憶された利用者IDと一致するか否かを検出する認証処理を行い、その認証処理の結果を電力供給制御装置100に送信する。電力供給制御装置100は、認証に成功した結果すなわち両方の利用者IDが一致した結果を受信した場合は、スイッチ部110をON(リレー閉)にする制御を行う。一方、認証が成功しなかった結果すなわち両方の利用者IDが不一致の場合は、スイッチ部110をON(リレー閉)にする制御を行わない。
また、課金装置700は、ネットワーク600を介して電力供給制御装置100から、電力利用側識別情報として、利用者IDや利用者装置IDのほか、バッテリーID及び車両IDの少なくとも一つを更に受信し、その電力利用側識別情報を認証処理や課金処理に用いてもよい。また、課金装置700は、ネットワーク600を介して電力供給制御装置100から、電力供給側識別情報として、電力供給制御装置ID、電力供給源ID及び電力量測定装置IDの少なくとも一つを更に受信し、その電力供給側識別情報を認証処理や課金処理に用いてもよい。
また、課金装置700のデータベースには、例えば表1に示すように、複数種類の電力利用側識別情報と、複数種類の電力供給側識別情報と、その複数種類の電力利用側識別情報と複数種類の電力供給側識別情報との組み合わせそれぞれに対して設定された課金対象の情報とを含む課金設定データが格納されている。表1の例では、複数種類の電力利用側識別情報として利用者装置ID、利用者ID、並びに電力供給対象ID(バッテリーID及び車両ID)が格納され、複数種類の電力供給側識別情報として、電力供給制御装置ID、電力供給源ID及び電力量測定装置IDが格納されている。また、課金処理に用いられる課金設定情報としては、課金対象の情報のほか、課金の単価、及びその単価を用いた課金の基準(例えば電力量又は使用時間)の情報が格納されている。
Figure 2014164699
課金装置700は、電力供給制御装置100から、複数種類の電力供給側識別情報の少なくとも一つと複数種類の電力利用側識別情報の少なくとも一つと電力利用情報とを受信すると、その受信した情報を、前記データベースに設けられた表2に例示する電力利用管理テーブルに追加して格納する。また、課金装置700は、電力供給制御装置100から受信した電力供給側識別情報及び電力利用側識別情報に基づいて、前記データベースの課金設定データを参照し、課金対象などの課金関連情報を取得する。そして、課金装置700は、その取得した課金関連情報と、電力供給制御装置100から受信した電力利用情報とに基づいて、課金処理を実行する。
Figure 2014164699
なお、課金装置700のデータベースの電力利用管理テーブルに蓄積されたデータは、電力供給及び利用の各種分析に用いることができる。例えば、電力利用管理テーブルに蓄積されたデータを用いて、利用者全体について電力供給側のポートフォリオ(例えば、火力発電、原子力発電、水力発電、太陽光発電などの電力供給源300の比率)や、電力利用側のポートフォリオ(例えば、利用者の各種属性の比率、各種電力供給対象の比率)を分析することができる。また、利用者それぞれについて、どのタイプの電力供給源300を、どの電力供給制御装置100を介して、どのくらいの電力量を利用したかを分析することができる。
図2は、本実施形態の電力供給システムにおける電力供給可能な状態を示す説明図である。図中の破線Ecで示す経路は、電界通信によって通信可能な経路を模式的に示したものである。
図2において、電力供給制御装置100のケーブル105の汎用コンセント106と、バッテリー400に接続されたケーブル401の汎用プラグ402とを接続すると、電力供給制御装置100は電力利用側の各種装置と電界通信できるようになる。具体的には、電力供給制御装置100は、ケーブル401にかざした利用者装置200、車両410内のバッテリー400、及び車両410に取り付けた車両通信装置420それぞれとの間で、電界通信により各種データや制御コマンドを送受信できるようになる。
また、電力供給制御装置100のケーブル101の汎用プラグ102と、電源供給源300に接続されたケーブル301の汎用コンセント302とを接続すると、電力供給制御装置100は電力供給側の各種装置とも電界通信できるようになる。具体的には、電力供給制御装置100は、ケーブル101にかざした電力量測定装置500、及び電源供給源300に設けた図示しない電界通信装置それぞれとの間で、電界通信により各種データや制御コマンドを送受信できるようになる。
図3は、上記図2に示した実施形態の電力供給システムで供給される電力を利用して車両のバッテリーを充電するときの手順の一例を示すフローチャートである。
図3において、まず、車両410のバッテリー400を充電しようとする利用者は、充電用のケーブル401の汎用プラグ402を、電力供給制御装置100のケーブル105の先端部にある汎用コンセントに差し込んで、ケーブル401,105を互いに接続する(S101)。
次に、利用者は、利用者装置200を充電用のケーブル401の任意の位置に接触させたりかざして近接させたりする利用者装置200のセッティングを行う(S102)。電力供給開始を要求するためのボタンなどの操作部が利用者装置200に設けられている場合は、利用者装置200のセッティングの際に、利用者は利用者装置200の操作部を操作する。
次に、電力供給制御装置100と他の装置との間で電界通信による各種情報及びコマンドの送受信が行われる(S103)。
例えば、ケーブル401上にセッティングされた利用者装置200は、自発的に又は電力供給制御装置100からの要求コマンドに応じて、利用者装置200内に予め設定されている利用者ID又は利用者装置IDを、電界通信よって電力供給制御装置100に送信する。この際、バッテリー400は、自発的に又は利用者装置200や電力供給制御装置100からの要求コマンドに応じて、バッテリー400内に予め設定されているバッテリーIDを、電界通信よって電力供給制御装置100に送信してもよい。また、車両通信装置420は、自発的に又は利用者装置200や電力供給制御装置100からの要求コマンドに応じて、車両通信装置420内に予め設定されている車両IDを、電界通信よって電力供給制御装置100に送信してもよい。
更に、電力供給源300の図示しない通信装置は、自発的に又は利用者装置200や電力供給制御装置100からの要求コマンドに応じて、当該通信装置内に予め設定されている電力供給源IDを、電界通信よって電力供給制御装置100に送信してもよい。また、電力量測定装置500は、自発的に又は利用者装置200や電力供給制御装置100からの要求コマンドに応じて、電力量測定装置500内に予め設定されている電力量測定装置IDを、電界通信よって電力供給制御装置100に送信してもよい。
電力供給制御装置100は、上記各装置から受信された各種IDの情報を、ネットワーク600を介して課金装置700に送信する。
次に、課金装置700は、電力供給制御装置100から受信した各種IDの情報と、データベースに保存されている認証用のID情報とに基づいて、上記利用者によって要求されている電力供給の利用を許可するか否かを判定する認証処理を実行し、その認証処理の結果を電力供給制御装置100に送信する(S104)。なお、認証処理は、電力供給制御装置100で行うようにしてもよい。
次に、電力供給制御装置100は、課金装置700から受信した認証結果に基づいてスイッチ部110の制御などが実行される。例えば、認証結果が認証処理に成功した肯定的な結果の場合、電力供給制御装置100は、スイッチ部110をON(リレー閉)にする制御を行い、これにより、バッテリー400の充電が開始される(S105)。そして、電力供給制御装置100は、所定のタイミングにスイッチ部110をOFF(リレー開)にする制御を行い、これにより、バッテリー400の充電が終了する(S105)。上記充電を終了する所定のタイミングとしては、上記充電の開始から所定の充電時間が経過したタイミング、電界通信可能ないずれかの装置(例えば、利用者装置200、バッテリー400、車両通信装置420、電力量測定装置500)から電力供給の停止を要求するコマンドを受信したタイミング、課金装置700から電力供給の停止を要求するコマンドを受信したタイミングなどがある。
次に、電力供給制御装置100は、電力供給源300からバッテリー400へケーブルを介して供給された電力に関する電力利用情報を、ネットワーク600を介して課金装置700に送信する(S106)。ここで、課金装置700に送信する電力利用情報としては、例えば、バッテリー400に電力を供給した積算電力量、日時、電力供給開始時間及び終了時間、電力供給時間(=終了時間−開始時間)などが挙げられる。積算電力量については、電力供給制御装置100が、電界通信により電力量測定装置500から取得することができる。
次に、課金装置700は、電力供給制御装置100から受信した電力利用情報に基づいて課金処理を行う(S107)。この課金処理は、電力利用情報に加えて、前述の認証処理の際に電力供給制御装置100から受信した各種情報を用いて行ってもよい。
以上、上記実施形態によれば、ケーブルの導線に直結された従来の電力利用装置を設けることなく、利用者が利用するバッテリー400への電力供給を制御したり、利用者が利用したバッテリー400への電力供給について課金したりすることができる。従って、従来よりも制約が少ない構成で電力供給について制御や課金が可能になる。しかも、利用者がバッテリー400への電力供給を利用する場合、利用者装置200をケーブル401の表面に接触させたり近づけたりするという簡単な操作を行えばよい。更に、ケーブルの導線に直結された従来の電力利用装置が設けられていない場所でも、バッテリー400への電力供給を受けることができる。従って、利用者の利便性が向上する。
また、上記実施形態によれば、課金装置700は、複数種類の電力利用側識別情報と複数種類の電力供給側識別情報との様々な組み合わせそれぞれに対応する課金対象を判断することができる。また、課金装置700は、有線又は無線の通信回線600を介して電力供給制御装置100から、少なくとも一つの電力供給側識別情報と少なくとも一つの電力利用側識別情報と電力利用情報とを受信すると、その少なくとも一つの電力供給側識別情報と少なくとも一つの電力利用側識別情報との組み合わせに対応する課金対象に対して、電力利用情報に基づいて課金処理することができる。従って、電力利用側識別情報と電力供給側識別情報との組み合わせが互いに異なる各種態様の課金が可能になる。
100 電力供給制御装置
101 ケーブル
102 汎用プラグ
105 ケーブル
106 汎用コンセント
110 スイッチ部
120 制御部
130 ネットワーク通信部
140 電界通信部
200 利用者装置
300 電力供給源
301 ケーブル
302 汎用コンセント
400 バッテリー
410 車両
420 車両通信装置
500 電力量測定装置
600 ネットワーク
700 課金装置
特許第4848182号公報

Claims (5)

  1. 電力供給源から電力供給対象に電力を供給する電力供給システムであって、
    前記電力供給源から前記電力供給対象への電力供給を制御する電力供給制御装置と、
    前記電力供給源から前記電力供給対象への電力供給について課金処理を行う課金装置と、を備え、
    前記課金装置は、
    前記電力供給制御装置を介して供給される電力を利用する側の複数種類の電力利用側識別情報と、前記電力供給制御装置を介して電力を供給する側の複数種類の電力供給側識別情報と、該複数種類の電力利用側識別情報と該複数種類の電力供給側識別情報との組み合わせそれぞれに対して設定された課金対象の情報を記憶する手段と、
    有線又は無線の通信回線を介して前記電力供給制御装置から、前記複数種類の電力供給側識別情報の少なくとも一つと、前記複数種類の電力利用側識別情報の少なくとも一つと、前記電力供給源から前記電力供給対象へ供給された電力に関する電力利用情報とを受信する手段と、
    前記少なくとも一つの電力供給側識別情報と前記少なくとも一つの電力利用側識別情報と前記電力利用情報とに基づいて課金処理を行う手段と、を備え、
    前記電力供給制御装置は、
    前記電力供給源から前記電力供給対象へ電力供給経路を開閉する開閉手段と、
    前記開閉手段を制御する制御手段と、
    前記少なくとも一つの電力供給側識別情報と前記少なくとも一つの電力利用側識別情報と前記電力利用情報とを取得する手段と、
    有線又は無線の通信回線を介して前記課金装置に、前記少なくとも一つの電力供給側識別情報と前記少なくとも一つの電力利用側識別情報と前記電力利用情報とを送信する手段と、を備えたことを特徴とする電力供給システム。
  2. 請求項1の電力供給システムにおいて、
    前記複数種類の電力供給側識別情報は、前記電力供給源に固有の識別情報と、前記電力供給制御装置に固有の識別情報と、前記電力供給源から前記電力供給対象に供給される電力の電力量を測定する電力量測定装置に固有の識別情報と、を含むことを特徴とする電力供給システム。
  3. 請求項1又は2の電力供給システムにおいて、
    前記複数種類の電力利用側識別情報は、電力を利用する利用者に固有の識別情報と、該利用者が使用する利用者装置に固有の識別情報と、前記電力供給対象に固有の識別情報と、を含むことを特徴とする電力供給システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの電力供給システムにおいて、
    前記課金対象は、前記利用者又は前記電力供給対象であることを特徴とする電力供給システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの電力供給システムにおいて、
    前記電力供給制御装置と前記課金装置との間の通信は、移動体通信網及び無線LANの少なくとも一方を介した通信であることを特徴とする電力供給システム。
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