JP2014163094A - 基礎版強化構造体 - Google Patents

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Kunihiko Sato
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Abstract

【課題】重要施設の建屋直下の断層が滑動して段差が発生しても、建屋の健全性を確保する。
【解決手段】建屋3が敷設される基礎版2の下面に、基礎版強化構造体である骨組み構造体10を配置する。骨組み構造体10は複数の梁11を連結して組み合わせ格子状になった面状部材である。断層Rが滑動して段差Bが発生しても、骨組み構造体10の剛性支持により、基礎版2及び建屋3の安全性及び健全性を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は基礎版強化構造体に関し、断層の滑動などにより地盤が変形して段差が発生しても、建屋の安全性や健全性を確保することができるように工夫したものである。
建屋の直下の活断層が地震発生時に滑動した場合には、地盤の変形によって、基礎版及び建屋が変形・破壊したり、建屋全体が傾いたりする恐れがある。
このため、原子力発電所などの重要施設となる建屋は、活断層の真上には設置しないことになっている。しかし、活断層かどうかを判別しにくい破砕帯についての取り扱いについては、十分な議論がされていない。
この対応として、重要施設となる建屋については、破砕帯も活断層と位置づけて地盤の変形に対しても追従できる構造とするのが好ましい。
なお、活断層はボーリング調査等によって、概ね把握できると仮定する。
なお、特許文献1(特開2003-119765号公報)に示す技術は、断層が滑動した場合であっても、地表面付近に生じる剪断層(段差)を緩和するように地盤を改良するものである。
また特許文献2(特開2010-270569号公報)に示す技術は、建屋と基礎版との間に配置する免震構造に関するものである。
特許文献1,2は、断層が滑動して地表(地盤)表面に段差が発生した場合において、基礎版や建屋の健全性等を確保できるものではない。
特開2003-119765号公報 特開2010-270569号公報
ところで、建屋の直下に、滑動する恐れのある破砕帯(断層のようなもの)がある場合には、地盤の変形によって建屋の健全性が損なわれる可能性がある。このような状況にあることが判明した場合には、現在設置されている重要施設の建屋などは、今後の使用が認められなくなる可能性があり、そのようなときには大きな経済的損失を生じる。
地震の発生に伴い断層が滑動して地盤が変形し、建屋の健全性が損なわれる事態を、図12及び図13を参照して説明する。
図12(a)及び図13(a)に示すように、地盤1の上に基礎版2が敷設され、基礎版2の上に建屋3が構築される。この場合、建屋3が構築された基礎版2の直下に断層Rが存在したとする。
地震の発生に伴い断層Rが上下に滑動することにより地盤1が変形し、建屋3の直下の地盤1の表面に段差Bが発生した場合には、図12(b)に示すように基礎2及び建屋3が崩壊したり、図13(b)に示すように基礎2及び建屋3が傾いてしまったりする恐れがある。
本発明は、上記従来技術に鑑み、断層が滑動して地盤が変形し段差が発生しても、建屋の安全性や健全性を確保することができる、基礎版強化構造体を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の構成は、
建屋が敷設される基礎版の下面に、
複数の直線状の支持体を互いに連結して組み合わせて構成され面状となっている骨組み構造体を、前記基礎版の下面に配置したことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記支持体は、梁、またはアーチ、またはトラスであることを特徴とする。
また本発明の構成は、
建屋が敷設される基礎版の下面に、
前記基礎版の下面から下方に伸びて下端が地盤に接地して前記基礎版及び前記建屋の荷重の一部を負担すると共に、前記地盤が沈降した際に沈降量に応じて延伸することにより前記基礎版及び前記建屋の荷重の一部を負担し続ける複数の延伸体を配置したことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記延伸体は、流体が供給されることにより延伸する流体圧ジャッキ、または、圧縮ばねであることを特徴とする。
また本発明の構成は、
建屋が敷設される基礎版の下面に、
上面が地盤の表面に対して傾斜する傾斜面になっていると共に、地盤の表面に沿い移動可能な三角ペデスタルと、
前記基礎版の下面に固定されると共に、下面が前記三角ペデスタルの上面の傾斜面に接触する傾斜面になっている基礎側ペデスタルと、
前記三角ペデスタルの移動により前記基礎側ペデスタルを上方に押し付けるように、前記三角ペデスタルの移動方向に沿い前記三角ペデスタルを付勢する付勢手段と、
を有する可動ペデスタル体を配置したことを特徴とする。
また本発明の構成は、
建屋が敷設される基礎版の下面に、
前記基礎版の下面から上方に向かい形成された孔と、
前記孔の中に充填された粒子状の充填材と、
地盤上に配置されると共に、上方から前記基礎版が載置され、しかも前記孔を塞ぐ位置に配置される支持台と
前記支持台の周囲を囲む状態で前記地盤上に配置される筒状体と、
を有する充填支持体を配置したことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記基礎版強化構造体に、さらに、免震装置が備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、建屋が敷設される基礎版の支持状態を強化する基礎版強化構造体を採用するため、断層が上下に滑動して建屋直下の地盤の表面に段差が発生したとしても、基礎版の支持状態を確保でき、建屋の安全性や健全性を確保することができる。
本発明の実施例1の第1の具体例を示す構成図。 本発明の実施例1の第2の具体例を示す構成図。 本発明の実施例1の第3の具体例を示す構成図。 本発明の実施例2の第1の具体例を示す構成図。 本発明の実施例3を示す構成図。 本発明の実施例4を示す構成図。 本発明の実施例1の第1の具体例に免震装置を備えた例を示す構成図。 本発明の実施例1の第1の具体例に免震装置を備えた例を示す構成図。 本発明の実施例2の第1の具体例に免震装置を備えた例を示す構成図。 本発明の実施例3に免震装置を備えた例を示す構成図。 本発明の実施例4に免震装置を備えた例を示す構成図。 従来技術を示す構成例。 従来技術を示す構成例。
以下、本発明に係る基礎版強化構造体を、実施例に基づき詳細に説明する。
〔実施例1〕
実施例1は、基礎版の下面に骨組み構造体を配置した基礎版強化構造体である。骨組み構造体は、直線状の複数の支持体(梁や、アーチや、トラス)を互いに格子状や網目状に連結して組み合わせて面状にしたものである。
以下に実施例1の各種具体例を説明する。
実施例1の具体例1を、図1を参照して説明する。
図1(a)に示すように、地盤1の上に基礎版2が敷設され、基礎版2の上に建屋3が構築される。この場合、建屋3が構築された基礎版2の直下に断層Rが存在したとする。
実施例1の具体例1では、骨組み構造体10を基礎版2の下面に接触して追加配置している。この骨組み構造体10は、図1(a)のA―A矢視図である図1(b)に示すように、複数本の梁11を、互いに格子状や網目状に連結して組み合わせて面状にしたものである。梁11は、コンクリート製でも、鋼製でも、樹脂製でもよい。
このような骨組み構造体10は、基礎版2の健全性を維持するために必要な剛性及び強度を有している。このような骨組み構造体10が基礎版2の下面に配置されることにより、基礎版2の剛性を増大させることができる。
地震の発生に伴い断層Rが上下に滑動することにより地盤1が変形し、図1(c)に示すように、建屋3の直下の地盤1の表面に段差Bが発生し、地盤1の表面と基礎版2との間の一部に隙間Gが発生した場合であっても、骨組み構造体10が基礎版2を支えるため、基礎版2の健全性が確保され、その結果、建屋3の安全性及び健全性も確保される。
実施例1の具体例2を、図2を参照して説明する。
この具体例では、骨組み構造体20を基礎版2の下面に接触して追加配置している。この骨組み構造体20は、複数本のアーチ21を、互いに格子状や網目状に連結して組み合わせて面状にしたものである。アーチ21は、コンクリート製でも、鋼製でも、樹脂製でもよい。
このような骨組み構造体20は、基礎版2の健全性を維持するために必要な剛性及び強度を有している。このような骨組み構造体20が基礎版2の下面に配置されることにより、基礎版2の剛性を増大させることができる。
建屋3の直下の地盤1の表面に段差が発生し、地盤1の表面と基礎版2との間の一部に隙間が発生した場合であっても、骨組み構造体10と同様に骨組み構造体20が基礎版2を支えるため、基礎版2の健全性が確保され、その結果、建屋3の安全性及び健全性も確保される。
実施例1の具体例3を、図3を参照して説明する。
この具体例では、骨組み構造体30を基礎版2の下面に接触して追加配置している。この骨組み構造体30は、複数本のトラス31を、互いに格子状や網目状に連結して組み合わせて面状にしたものである。トラス31は、コンクリート製でも、鋼製でも、樹脂製でもよい。
このような骨組み構造体30は、基礎版2の健全性を維持するために必要な剛性及び強度を有している。このような骨組み構造体30が基礎版2の下面に配置されることにより、基礎版2の剛性を増大させることができる。
建屋3の直下の地盤1の表面に段差Bが発生し、地盤1の表面と基礎版2との間の一部に隙間が発生した場合であっても、骨組み構造体10と同様に骨組み構造体30が基礎版2を支えるため、基礎版2の健全性が確保され、その結果、建屋3の安全性及び健全性も確保される。
〔実施例2〕
実施例2は、基礎版の下面に複数本の延伸体(流体圧ジャッキや、圧縮ばね)を配置した基礎版強化構造体である。延伸体は、基礎版の下面から下方に向かって伸びており、延伸体の下端が地盤に接地することにより、基礎版及び建屋の荷重の一部を負担している。しかも、地盤が沈降した際には地盤の沈降量に応じて延伸することにより、基礎版及び建屋の荷重の一部を負担し続ける機能を有している。
以下に実施例2の各種具体例を説明する。
実施例2の具体例1を、図4を参照して説明する。
図4(a)に示すように、地盤1の上に基礎版2が敷設され、基礎版2の上に建屋3が構築される。この場合、建屋3が構築された基礎版2の直下に断層Rが存在したとする。基礎版2の下面には、この基礎版2と一体となった複数の基礎ブロック2aが形成されており、この基礎ブロック2aが地盤1に接地して、建屋3及び基礎版2の荷重を負担している。
基礎版2の下面には、延伸体としての複数本の油圧ジャッキ50が配置されている。油圧ジャッキ50は、その上端が基礎版2の下面に固定されている。この油圧ジャッキ50は、基礎版2の下面から下方に向かって伸びており、油圧ジャッキ50の下端が地盤1に接地している。この油圧ジャッキ50には、圧油供給部(図示省略)から圧油が供給されているため、油圧ジャッキ50が延伸しており、油圧ジャッキ50により、基礎版2及び建屋3の荷重の一部を負担している。
地震の発生に伴い断層Rが上下に滑動することにより地盤1が変形し段差Bが発生した場合には、図4(b)に示すように、地盤1の沈降量に応じて、沈降部位に配置している油圧ジャッキ50が延伸して、基礎版2及び建屋3の荷重の一部を負担し続ける。
このため、建屋3の直下の地盤1の表面に段差Bが発生しても、基礎版2の健全性が確保され、その結果、建屋3の安全性及び健全性も確保される。
なお、地盤1の沈降量に応じて油圧ジャッキ50を延伸させる機能を発揮させる手法としては、次のような手法がある。
第1の手法では、地盤1の沈降を検出する変位計を配置し、地盤1の沈降が発生したことを検出したら、沈降部位に配置している油圧ジャッキ50に、直ちに圧油を追加供給して油圧ジャッキ50を延伸させる。
第2の手法では、ジャッキ支持荷重を検出する荷重検出器を配置し、ジャッキ支持荷重が規定値よりも低減したら、ジャッキ支持荷重が低減している油圧ジャッキ50に、直ちに圧油を追加供給して油圧ジャッキ50を延伸させる。
第3の手法では、すべての油圧ジャッキ50に、支持荷重以下の油圧(例えば支持荷重の8割)を常時作用するようにしておき、更に、油圧ジャッキ50内に供給された圧油が油圧ジャッキ50外に逆流するのを阻止する逆止弁を備える構造とする。
この場合には、地盤1の沈降が発生すると、沈降部位に配置している油圧ジャッキ50が自動的に延伸することができる。このため、検出器は不要になる。
実施例2の第2の具体例では、延伸体として空気圧式のジャッキを採用する。
または、空気を薬剤の爆発作用等を利用して急速に送気するエアバッグを設置するようにしてもよい。
なお、空気圧式のジャッキやエアバッグは、いずれも支持荷重を地盤1に伝達できればよく、基礎版2及び建屋3に過大変形を生じさせない程度の変形のみ許容する構造である。
実施例2の第3の具体例では、延伸体として圧縮ばね(例えば、さらばね)を採用する。地盤1の沈降時には、圧縮ばねが伸びて、支持荷重を地盤に伝達することができる。
実施例2の第2の具体例及び第3の具体例においても、、建屋3の直下の地盤1の表面に段差Bが発生しても、基礎版2の健全性が確保でき、その結果、建屋3の安全性及び健全性を確保することができる。
〔実施例3〕
本発明の実施例3に係る基礎版強化構造体を、図5を参照して説明する。
実施例3では、図5(a)に示すように、地盤1と基礎版2の間に複数の可動ペデスタル体60を配置して基礎版強化構造体としている。
可動ペデスタル体60は、三角ペデスタル61と、基礎側ペデスタル62と、付勢手段としてのばね63により構成されている。
三角ペデスタル61は、その上面が地盤1の表面に対して傾斜する傾斜面になっており、地盤1の表面に沿い水平移動可能となっている。
基礎側ペデスタル62は、その上端が、基礎ブロック2aを介して基礎版2の下面に固定されている。この基礎側ペデスタル62の下面は、三角ペデスタル61の上面の傾斜面に接触する傾斜面になっている。
ばね63は、三角ペデスタル61の移動方向に沿い三角ペデスタル61を付勢する。このとき、ばね63の付勢により三角ペデスタル61が移動すると、基礎側ペデスタル62が上方に押し付けられるようになっている。
地震の発生に伴い断層Rが上下に滑動することにより地盤1が変形し段差Bが発生した場合には、図5(b)に示すように、段差Bにより地盤1が沈降している側(右側)の可動ペデスタル60では、ばね63が伸びて三角ペデスタル61が水平方向に移動する。
この三角ペデスタル61の水平移動により基礎側ペデスタル62が上方に押し付けられ、その反力により、三角ペデスタル60が、地盤1の沈降量に相当する量だけ相対的に下方に移動する。
つまり、可動ペデスタル60が全体として、地盤1の沈降量に応じて延伸したことになり、可動ペデスタル60により、基礎版2及び建屋3の荷重を負担し続けることができる。
このため、建屋3の直下の地盤1の表面に段差Bが発生しても、基礎版2の健全性が確保され、その結果、建屋3の安全性及び健全性も確保される。
〔実施例4〕
本発明の実施例4に係る基礎版強化構造体を、図6を参照して説明する。
実施例4では、図6(a)に示すように、地盤1と基礎版2の間に複数の充填支持体70を配置して基礎版強化構造体としている。
充填支持体70は、孔71と、充填材72と、支持台73と、筒状体74により構成されている。
孔71は、基礎版2の下面から上方に向かい形成されている。
この孔71内には充填材72が充填されている。充填材72としては、金属球などを採用している。
支持台73は、地盤1上に配置されており、この支持台73の上に基礎版2が載置されている。この支持台73は、孔71を塞ぐ位置に配置されている。このため、通常時では図6(a)に示すように、支持台73が孔71の下端開口を塞ぎ、孔71内に充填した充填材72が漏れ出ることはない。
筒状体74は、支持台73の周囲を囲む状態で地盤1上に配置されている。筒状体74としては、例えば鋼管などを採用することができる。
地震の発生に伴い断層Rが上下に滑動することにより地盤1が変形し段差Bが発生した場合には、図6(b)に示すように、段差Bにより地盤1が沈降している側(右側)の充填支持体70では、支持台73が下方に移動して孔71の下端開口が開放され、孔71内の充填材72が下方に流下して筒状体74の内部に溜まる。
筒状体74内に溜まった充填材72が、地盤1と基礎版2との間に堆積・充填され充填材72による支柱が構成されることにより、この充填材72により基礎版2を支持することができる。
このため、建屋3の直下の地盤1の表面に段差Bが発生しても、基礎版2の健全性が確保され、その結果、建屋3の安全性及び健全性も確保される。
〔実施例5〕
次に、上述した各種の基礎版強化構造体に免震装置を付加した各種例を、まとめて実施例5として説明する。
免震装置を付加・配置することにより、断層が水平移動した場合であっても、その水平移動を免震装置で吸収することにより、建屋の安全性や健全性を確保することができる。
なお、免震装置は、基礎版強化構造体(骨組み構造体10、油圧ジャッキ50、可動ペデスタル体60、充填支持体70)の上側に配置しても、下側に配置してもよい。
免震装置は、滑り可能な構造を有しており、例えば、SUS(ステンレス鋼)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)材等を用いた摺動面や、リニアガイド・スプラインなどを用いた滑り案内機構などにより、滑り可能な構造を形成する。
図7は、図1に示す骨組み構造体10の下側に、免震装置100及びペデスタル101を配置したものである。
図8は、図1に示す骨組み構造体10と基礎版2の間に、免震装置100及びペデスタル101を配置したものである。
図9は、図4に示す油圧ジャッキ50の下側に、免震装置100及びペデスタル101を配置したものである。
図10は、図5に示す可動ペデスタル体60の下側に、免震装置100及びペデスタル101を配置したものである。
図11は、図6に示す充填支持体70の下側に、免震装置100及びペデスタル101を配置したものである。
本発明の基礎版強化構造体は、原子力発電所などの重要施設となる建屋のみならず、安全性を確保する必要がある各種の建屋に利用することができる。
1 地盤
2 基礎版
2a 基礎ブロック
3 建屋
10、20、30 骨組み構造体
11 梁
21 アーチ
31 トラス
50 油圧ジャッキ
60 可動ペデスタル体
61 三角ペデスタル
62 基礎側ペデスタル
63 ばね
70 充填支持体
71 孔
72 充填材
73 支持台
74 筒状体
100 免震装置
101 ペデスタル

Claims (7)

  1. 建屋が敷設される基礎版の下面に、
    複数の直線状の支持体を互いに連結して組み合わせて構成され面状となっている骨組み構造体を、前記基礎版の下面に配置したことを特徴とする基礎版強化構造体。
  2. 請求項1において、
    前記支持体は、梁、またはアーチ、またはトラスであることを特徴とする基礎版強化構造体。
  3. 建屋が敷設される基礎版の下面に、
    前記基礎版の下面から下方に伸びて下端が地盤に接地して前記基礎版及び前記建屋の荷重の一部を負担すると共に、前記地盤が沈降した際に沈降量に応じて延伸することにより前記基礎版及び前記建屋の荷重の一部を負担し続ける複数の延伸体を配置したことを特徴とする基礎版強化構造体。
  4. 請求項3において、
    前記延伸体は、流体が供給されることにより延伸する流体圧ジャッキ、または、圧縮ばねであることを特徴とする基礎版強化構造体。
  5. 建屋が敷設される基礎版の下面に、
    上面が地盤の表面に対して傾斜する傾斜面になっていると共に、地盤の表面に沿い移動可能な三角ペデスタルと、
    前記基礎版の下面に固定されると共に、下面が前記三角ペデスタルの上面の傾斜面に接触する傾斜面になっている基礎側ペデスタルと、
    前記三角ペデスタルの移動により前記基礎側ペデスタルを上方に押し付けるように、前記三角ペデスタルの移動方向に沿い前記三角ペデスタルを付勢する付勢手段と、
    を有する可動ペデスタル体を配置したことを特徴とする基礎版強化構造体。
  6. 建屋が敷設される基礎版の下面に、
    前記基礎版の下面から上方に向かい形成された孔と、
    前記孔の中に充填された粒子状の充填材と、
    地盤上に配置されると共に、上方から前記基礎版が載置され、しかも前記孔を塞ぐ位置に配置される支持台と
    前記支持台の周囲を囲む状態で前記地盤上に配置される筒状体と、
    を有する充填支持体を配置したことを特徴とする基礎版強化構造体。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項において、
    前記基礎版強化構造体に、さらに、免震装置が備えられていることを特徴とする基礎版強化構造体。
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