JP2014161608A - マスカラ容器加温装置 - Google Patents
マスカラ容器加温装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014161608A JP2014161608A JP2013037062A JP2013037062A JP2014161608A JP 2014161608 A JP2014161608 A JP 2014161608A JP 2013037062 A JP2013037062 A JP 2013037062A JP 2013037062 A JP2013037062 A JP 2013037062A JP 2014161608 A JP2014161608 A JP 2014161608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mascara container
- mascara
- heat
- heat source
- heating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cookers (AREA)
Abstract
【課題】低温環境下においてもマスカラ液の取り扱いを容易にすることができる使い勝手のよいマスカラ容器加温装置を提供する。
【解決手段】マスカラ容器加温装置1は、マスカラ液を収容するマスカラ容器の外周面に接触するようにマスカラ容器を受け入れる受け入れ部2と、受け入れ部2にて受け入れられたマスカラ容器を加温する熱源40と、受け入れ部2の少なくとも一部を規定するとともに、受け入れ部2にて受け入れられたマスカラ容器と熱源40とに熱的に接触する熱伝導部20とを備え、熱源40が、正特性サーミスタである。
【選択図】図2
【解決手段】マスカラ容器加温装置1は、マスカラ液を収容するマスカラ容器の外周面に接触するようにマスカラ容器を受け入れる受け入れ部2と、受け入れ部2にて受け入れられたマスカラ容器を加温する熱源40と、受け入れ部2の少なくとも一部を規定するとともに、受け入れ部2にて受け入れられたマスカラ容器と熱源40とに熱的に接触する熱伝導部20とを備え、熱源40が、正特性サーミスタである。
【選択図】図2
Description
本発明は、マスカラ容器加温装置に関し、特に、マスカラ液の取り扱いを容易にするマスカラ容器加温装置に関する。
マスカラ化粧具は、マスカラ液をまつ毛に塗布することにより、目元を美しくみせるために用いられるものであり、マスカラ液を収容するためのマスカラ容器と、マスカラ液を塗布するためのマスカラ塗布具とによって構成される。マスカラ塗布具は、マスカラ容器に対して抜き差しが可能であり、マスカラ容器のキャップとして機能するとともにマスカラ液を塗布する際に把持される把持部と、把持部と反対側の先端に位置するブラシ部と、把持部とブラシ部を接続する支持部とを含む。
マスカラ化粧具の使用態様の一例として、まつ毛を上向きに反らすようにブラシ部をまつ毛の根元から先端にかけて擦りつけることにより、まつ毛を上向きにカールさせる場合がある。しかしながら、マスカラ液の粘性のみを利用してまつ毛をカールさせるためには、上述の動作を複数回繰り返す必要が生じ、化粧に手間と時間が掛かってしまう。
このように、カールを形成する際に掛かる手間および時間を省略するためのマスカラ化粧具として、実開昭63−147116号公報(特許文献1)には、支持部内に設けられ支持部を加温するヒータと、把持部内に設けられ当該ヒータに通電可能な電源部を備えたものが開示されている。当該マスカラ化粧具にあっては、ヒータによって加温された支持部をまつ毛に擦りつけた後に、ブラシ部によってマスカラ液をまつ毛に塗布する。これにより、まつ毛が支持部からの熱によって曲がりやすい状態となるため、カールを形成する際の手間と時間を省略することができる。
一般的に、マスカラ液は、温度が下がるにつれて粘性が高くなる傾向がある。特に、マスカラ液の温度が10℃以下の場合には、その使用が困難な程度にまで粘性が高くなる。このため、気温が低下する冬場においては、マスカラ液の成分が一部固化し、塊状のものが形成される。これにより、マスカラ液を均一に塗布することが困難になる。
そこで、マスカラ液の粘性を低下させて使用可能な状態にするために、マスカラ容器をお湯に浸して加温したり、ドライヤーやファンヒータ等の暖房機を用いてマスカラ容器を加温する方法が用いられる。
しかしながら、上記の方法を用いた場合にあっては、温度制御が困難であり、マスカラ容器を長期に亘って加温した場合には、マスカラ容器が熱変形したり、マスカラ液が変質したりする問題があった。また、上記の方法は、外出した場合には用いることができず、使用条件が制限されてしまう問題があった。さらには、上記の方法を使用するための準備に手間や時間がかかるといった問題もあった。
ここで、特許文献1に開示された構成を利用することにより、ブラシ部をマスカラ容器に収容した状態で、マスカラ液を支持部を介して直接加温することが考えられる。しかしながら、マスカラ液全体がカールに適した温度になるように加熱する場合には、支持部の周辺においてマスカラ液が過度に加熱されて、マスカラ液が劣化することが懸念される。
また、マスカラ液はその取り扱いが困難であり容器間での詰め替えができないため、特許文献1のようなヒータを有する特殊な容器を再利用することは困難である。したがって、あらかじめこのような機能をマスカラ化粧具に持たせたもの以外では使用することができず、製造コストや製品のコストが高くなる。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、低温環境下においてもマスカラ液の取り扱いを容易にすることができる使い勝手のよいマスカラ容器加温装置を提供することにある。
本発明に基づくマスカラ容器加温装置は、マスカラ液を収容するマスカラ容器の外周面に接触するようにマスカラ容器を受け入れる受け入れ部と、上記受け入れ部にて受け入れられたマスカラ容器を加温する熱源と、上記受け入れ部の少なくとも一部を規定するとともに、上記受け入れ部にて受け入れられたマスカラ容器と上記熱源とに熱的に接触する熱伝導部とを備え、上記熱源が、正特性サーミスタである。
上記本発明に基づくマスカラ容器加温装置にあっては、上記熱伝導部のうちの前記受け入れ部を規定する部分の少なくとも一部が、上記受け入れ部にて受け入れられたマスカラ容器の外周面の形状に追従して変形が可能であることが好ましい。
上記本発明に基づくマスカラ容器加温装置は、上記受け入れ部を囲繞するように上記熱伝導部の周囲に配置された断熱部材と、上記断熱部材を囲繞するように上記断熱部材の周囲に配置された基体とをさらに備えることが好ましく、この場合には、上記断熱部材が、弾性変形可能であることが好ましい。
上記本発明に基づくマスカラ容器加温装置にあっては、上記基体が、上面が開口した容器形状を有することが好ましく、この場合には、上記受け入れ部に対してマスカラ容器が上方から挿し込み可能となるように、上記熱伝導部および上記断熱部材が、上記基体の内部に配置されていることが好ましい。
上記本発明に基づくマスカラ容器加温装置にあっては、上記基体が、回動可能に結合されるとともに互いに近づく方向に付勢された一対の挟持部材にて構成されることが好ましく、この場合には、上記受け入れ部にてマスカラ容器を挟み込むことが可能となるように、上記熱伝導部および上記断熱部材が、上記一対の挟持部材の内側に配置されていることが好ましい。
上記本発明に基づくマスカラ容器加温装置は、上記正特性サーミスタの駆動の有無を切り替える電源スイッチをさらに備えることが好ましく、この場合には、上記電源スイッチが、上記受け入れ部にてマスカラ容器を受け入れた状態においてマスカラ容器によって押動されるように、上記受け入れ部の内面に配置されていることが好ましい。
上記本発明に基づくマスカラ容器加温装置は、上記正特性サーミスタが継続的に駆動された状態が一定時間経過した場合に、上記正特性サーミスタの駆動を強制的に停止するタイマー回路をさらに備えることが好ましい。
上記本発明に基づくマスカラ容器加温装置にあっては、上記正特性サーミスタが、電池によって駆動されることが好ましい。
上記本発明に基づくマスカラ容器加温装置にあっては、マスカラ液の温度が20℃以上40℃以下となるようにマスカラ容器を加温することが好ましい。
本発明によれば、低温環境下においてもマスカラ液の取り扱いを容易にすることができる使い勝手のよいマスカラ容器加温装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置の概略図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った模式断面図である。図1および図2を参照して、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1について説明する。
図1は、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置の概略図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った模式断面図である。図1および図2を参照して、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1について説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1は、受け入れ部2、基体10、熱伝導部20、断熱部材30、熱源40、電源スイッチ50、電源部60およびタイマー回路90を備える。
受け入れ部2は、後述するマスカラ化粧具70(図5参照)のマスカラ容器71を受け入れ可能な部位である。基体10は、上面が開口した容器形状を有する。たとえば、基体10は、円板状の脚部11と、脚部11の周縁部から上方に延在する環状の側壁12とを有する。基体10の内部には、受け入れ部2に対して上方からマスカラ容器71(図5参照)が挿し込み可能となるように、熱伝導部20、断熱部材30、熱源40、電源スイッチ50、電源部60およびタイマー回路90が配置されている。受け入れ部2を囲繞するように熱伝導部20の周囲に断熱部材30が配置されており、断熱部材30を囲繞するように基体10が配置されている。また、基体10の脚部11の上面の略中央には、電源部60が配置されている。基体10としては、プラスチック等の樹脂材料を採用することができる。
断熱部材30は、略円筒形状を有する。断熱部材30は、電源部60の上面の略中央に配置される電源スイッチ50を露出させるように脚部11および電源部60の上面を覆う。断熱部材30の外周面および下面は、側壁12の内面および脚部11の上面に貼着される。断熱部材30は、たとえば弾性変形可能な発泡性樹脂とその表面を被覆する熱反射層とによって構成される。
熱伝導部20は、熱源40によって生成された熱をマスカラ容器71(図5参照)に伝達する部位であり、半田22、導電性端子板21および熱伝導膜26とを含む。導電性端子板21は、簿肉板状形状を有し、外側(側壁12側)の主表面が半田22によって熱源40に接続されている。
熱伝導膜26は、断熱部材30の内周面上に位置し、その一部が導電性端子板21の内側(側壁12側と反対側)の主表面のほぼ全面に接触してこれを覆うように配置される。また、熱伝導膜26は、上下方向(DR1方向)に延在する略円筒形状を有する。これにより、熱伝導膜26の内面は、電源スイッチ50および露出した電源部60の上面から上方に向けて開放される開放空間に面することになる。この結果、熱伝導膜26は、熱伝導部20の最表層側に位置することになり、露出した電源部60の上面とともにマスカラ容器71を受け入れることが可能な受け入れ部2を規定することとなる。
また、熱伝導膜26は、弾性変形可能な断熱部材30の形状変化に追従できるように構成されている。これにより、受け入れ部2にマスカラ容器71が挿入された場合にマスカラ容器71の外周面の形状に追従して変形が可能となる。熱伝導膜26としては、たとえばアルミ箔や銅箔等の熱伝導性が良好な部材を採用することができ、その厚みは、たとえば0.5mm程度とすることができる。
なお、熱伝導膜26の表面は、熱伝導性の良好な保護膜によって覆われていてもよい。保護膜が形成される場合には、保護膜も熱伝導部20に含まれる。保護膜は、熱伝導膜26上に熱伝導性フィルムや熱伝導性シートが貼着されることにより形成されてもよいし、予め熱伝導膜26上に、液状の樹脂を塗布して硬化させることにより形成してもよい。このように、マスカラ容器71は直接熱伝導膜26に接触していなくてもよい。
熱源40は、受け入れ部2に挿入されるマスカラ容器71を加温するための部位であり、受け入れ部2を挟み込むように一対配置される。熱源40は、上述のように半田22および導電性端子板21とによって熱伝導膜26に接続されている。半田22、導電性端子板21および熱伝導膜26は、良好な熱伝導性を有する。これにより、熱伝導部20は、熱源40と熱的に接触し、熱源40によって生成された熱は、半田22および導電性端子板21を通って熱伝導膜26に伝達される。
ここで、導電性端子板21は、熱源40の外縁から熱源40の主表面に沿って延出する部位を有し、当該部位の外側(側壁12側)の表面にリード線25が接続されている。また、熱源40の外側の主面には、部分的に主面を覆う半田23によってリード線24が接続されている。さらに、リード線24,25は、電源スイッチ50を介して電源部60に接続されている。これにより、熱源40と電源部60とがリード線24,25および電源スイッチ50を介して接続されることになる。
熱源40は、マスカラ容器71を加温するために、受け入れ部2に近接して配置されることが好ましい。熱源40の内側の主面が半田によってリード線25と接続された場合にあっては、半田の厚みおよびリード線25の厚み分だけ、熱伝導膜26から離れることになる。したがって、上記のような導電性端子板21を備えた構成とし、導電性端子板21と熱伝導膜26の間にリード線25が位置しないように、導電性端子板21とリード線25とが接続されることにより、熱源40を受け入れ部2に近接させることが可能となる。この結果、熱源40によって生成された熱を熱伝導膜26に効率よく伝達することができる。また、生成された熱は、断熱部材30によって周囲に放熱されることが抑制されるため、熱源40からの熱伝達がさらに向上する。
なお、導電性端子板21のうち熱源40の外縁から延出する部位が、熱源40の主表面に沿って延出する場合を例示して説明したが、これに限定されず、当該延出する部位が延出するにつれて外側(側壁12側)に傾斜する傾斜面を有するように構成されていてもよい。この場合にあっては、当該傾斜面にリード線25が接続されてもよい。
熱源40としては、正特性(PTC:positive temperature coefficient)サーミスタを採用することができる。正特性サーミスタは、発熱し温度が上昇するにつれて電気抵抗が大きくなるサーミスタであり、たとえば40℃以上50℃以下の範囲で発熱することができる。なお、正特性サーミスタの構成についての詳細は後述する。
電源部60には、一対の熱源40が、並列して接続されている。電源部60に使用される電源としては、乾電池などの電池を採用することができる。なお、電池は、脚部11の裏面に形成された蓋部を外すことにより電源部60に挿入することができる。これにより、熱源40は、電池によって駆動される。電源部60に使用される電源として乾電池などの電池を用いることで、持ち運び性等が向上する。
電源スイッチ50は、上述のように電源部60の上面の略中央に配置される。電源スイッチ50は、電源部60に接続されており、熱源40と電源部60との電気的接続および電気的切断を行なう。マスカラ化粧具70が受け入れ部2に挿入された際に、電源スイッチ50が下方に向けて押動されることにより、スイッチ端子(不図示)が結線される。これにより、熱源40に電源部60から電力が供給される。一方、マスカラ化粧具70が受け入れ部2に挿入されていない状態にあっては、スイッチ端子が結線されず、熱源40には電源部60から電力が供給されなくなる。このように、電源スイッチ50は、熱源40の駆動の有無を切り替え、受け入れ部2にてマスカラ容器71が受け入れた状態においてマスカラ容器71によって押動されるように受け入れ部2の内側に配置される。
タイマー回路90は、電源部60に接続されており、熱源40に電力が供給された時点から時間を計測する制御回路を有する。タイマー回路90は、熱源40が継続的に駆動された状態が一定時間経過した場合に熱源40の駆動を強制的に停止する。タイマー回路90は、たとえば、連続通電時間が30分を超えた場合に自動的に電源部60から熱源40への電力の供給を遮断する。
図3は、図2に示す領域IIIを拡大して示す要部拡大図である。図4は、図3に示す熱源の要部拡大図である。図3および図4を参照して、熱源40とリード線24,25との電気的な接続について説明する。
図3および図4に示すように、熱源40は、互いに対向する一対の主面を有する円板状のセラミック素子41と、セラミック素子41の一対の主面上に形成され、セラミック素子41を挟みこんで対向する一対の外部電極42,43を含む。外部電極42は、半田23によってリード線24と接続されている。一方、外部電極43は、半田22によって導電性端子板21に接続されている。
ここで、セラミック素子41としては、BaTiO3系セラミックを採用することができる。BaTiO3系セラミックは、BaTiO3をセラミックの主成分として含むものであり、Baの一部がBi,Sr,Ca,Pb等で置換されていてもよい。
また、外部電極42,43としては、Al,Cr,Ag,Ni,Cu,Znなどの金属およびこれらの合金を含む導電性材料を用いて単層で構成されたもの、またはこれらを積層して構成されたものを採用することができる。
図5は、図1に示すマスカラ容器加温装置の使用例を示す模式断面図である。図6は、図5に示す使用例を示す模式上面図である。図5および図6を参照して、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1の使用例について説明する。
図5および図6に示すように、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1の使用例にあっては、マスカラ化粧具70が上方から受け入れ部2に挿入される。
マスカラ化粧具70は、マスカラ液72が収容されたマスカラ容器71と、マスカラ液72を塗布するためのマスカラ塗布具78とを含む。マスカラ容器71は、その上端の内周面に設けられた雌ねじ73を有する。
マスカラ塗布具78は、マスカラ容器71に対して抜き差しが可能であり、マスカラ容器71のキャップとして機能するとともにマスカラ液72を塗布する際に把持される把持部77と、把持部77と反対側の先端に位置するブラシ部76と、把持部77とブラシ部76を接続する支持部75とを有する。把持部77の下端の外周に設けられた雄ねじ79を雌ねじ73にねじ込むことにより、ブラシ部76がマスカラ液72に浸漬した状態でマスカラ塗布具78がマスカラ容器71に固定される。なお、マスカラ化粧具の構成としては、マスカラ容器にマスカラ液が収納されていれば、本実施形態以外の構成のものも使用することができる。例えば、断面が円形の容器だけでなく、多角形状の容器も使用することができる。
ここで、マスカラ容器71の外径は、熱伝導膜26によって規定される受け入れ部2の内径よりも大きい。マスカラ容器71の周辺に位置する断熱部材30は弾性変形可能であり、熱伝導膜26は、断熱部材30の形状変化に対応することができるため、熱伝導膜26および断熱部材30は、受け入れ部2に挿入されたマスカラ容器71の形状に追従して変形する。これにより、熱伝導膜26の大部分は、マスカラ容器71の外周面に密接に接触することができる。具体的には、熱伝導膜26のうち熱源40に接続された導電性端子板21を覆う部分については、熱源40がセラミック体にて構成されているため、マスカラ容器71の形状に追従して変形することが困難であるが、熱伝導膜26のうち断熱部材30の内周面上に位置する部分については、マスカラ容器71の形状に追従して変形可能であるため、熱伝導膜26とマスカラ容器71との密接な接触が維持されることになる。
また、受け入れ部2に受け入れられたマスカラ容器71の先端が電源スイッチ50を押動することにより、熱源40に電源部60から電力が供給される。これにより、熱源40によって生成された熱が熱伝導部20を介してマスカラ容器71に伝達される。この結果、マスカラ容器71およびその内部に収容されたマスカラ液72が加温されることになる。この場合、マスカラ液72の温度が20℃以上40℃以下となるようにマスカラ容器71が加温されることが好ましい。マスカラ液の温度を20℃以上とすることにより、マスカラ液の粘性を下げ、マスカラ液の成分が一部固化した状態から使用可能な状態に回復させることが可能となる。一方、マスカラ液の温度を40℃以下とすることにより、マスカラ液の劣化を防止することができる。ここで、熱源40に使用される正特性サーミスタは、温度が上昇するにつれて電気抵抗が大きくなる特性を有する。したがって、所望の温度(たとえば40℃以上50℃以下)にまで発熱可能な正特性サーミスタを選定することにより、加温されたマスカラ液の温度を上述のような温度範囲内に収めることができる。
以上のような構成とすることにより、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1は、マスカラ容器71の外周面に接触してマスカラ容器71を加温することができるため、マスカラ容器71を介してマスカラ液72を均一に加熱することができる。これにより、マスカラ液72の成分が一部固化した状態から使用可能な状態に回復させ、低温環境下においてもマスカラ液72の取り扱いを容易にすることができる。
また、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1は、正特性サーミスタの上述の特性を用いて自己温度制御ができるため、異常加熱によるマスカラ容器71の熱変形を抑制できることに加え、マスカラ液72を過度に加温することを防止してマスカラ液72の劣化を防止することができる。さらに、装置内に電源部60を備えた構成とすることにより、外出した場合であっても屋外にマスカラ加温装置1を持ち運ぶことができ、また外部接続用の電源コード等も不要となるので利便性が向上する。
さらに、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1は、電源スイッチ50を備えた構成とすることにより、受け入れ部2にマスカラ容器が挿入された場合には、電源スイッチ50が押動されることによって、熱源40に電力を供給することができるため、容易に操作することができる。また、受け入れ部2にマスカラ容器が挿入されない場合には、電源スイッチ50が押動されず、熱源40に電力が供給されないことから、無駄に電力を消費することが抑制できる。
また、タイマー回路90を備えた構成とすることにより、必要以上にマスカラ容器71を加熱することを防止できる。これにより、さらに無駄な電力の消費を抑制することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るマスカラ容器加温装置の概略図である。図8は、図7に示すマスカラ容器加温装置の斜視図である。図9は、図7に示すIX−IX線に沿った模式断面図である。図7から図9を参照して、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1Aについて説明する。
図7は、本発明の実施の形態2に係るマスカラ容器加温装置の概略図である。図8は、図7に示すマスカラ容器加温装置の斜視図である。図9は、図7に示すIX−IX線に沿った模式断面図である。図7から図9を参照して、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1Aについて説明する。
図7および図8に示すように、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1Aは、実施の形態1に係るマスカラ容器加温装置1と比較した場合に、主として基体80の構成と、電源スイッチ50および電源部60の配置とが相違する。その他の構成は、実施の形態1に係るマスカラ容器加温装置1の構成に基本的に準じたものである。
マスカラ容器加温装置1Aは、受け入れ部2、基体80、熱伝導部20A、断熱部材30A、熱源40A、電源スイッチ50、電源部60およびタイマー回路90を備える。マスカラ容器加温装置1Aは、基体80が回動可能に結合されるとともに互いに近づく方向に付勢された一対の挟持部材81,82にて構成されている。一対の挟持部材81,82の内側に、受け入れ部2にてマスカラ容器71(図10参照)を挟み込むことが可能となるように熱伝導部20Aおよび断熱部材30Aが配置されている。
より具体的には、基体80は、互いに対向する一対の第1挟持部材81および第2挟持部材82と、第1挟持部材81および第2挟持部材82を回転可動に結合する結合部87と、第1挟持部材81および第2挟持部材82を付勢する付勢部材88とを含む。
第1挟持部材81は、一端側に第1挟持部83と他端側に第1把持部84とを有し、第2挟持部材82は、一端側に第2挟持部85と他端側に第2把持部86とを有する。第1挟持部83および第2挟持部85は、マスカラ容器71(図10参照)を挟持できるように略円弧状に湾曲している。第1把持部84および第2把持部86も同様に、略円弧状に湾曲している。
結合部87は、第1挟持部材81の軸受孔および第2挟持部材82の軸受孔を一致させて当該軸受孔に支持軸89を挿通させることにより形成される。第1挟持部材81および第2挟持部材82は支持軸89によって枢着されている。
付勢部材88は、第1挟持部材81および第2挟持部材82に接続され、第1挟持部83および第2挟持部85の先端が近づく方向に付勢する。付勢部材88としては、ネジリコイルバネ、板バネ、線バネ等を採用することができる。
なお、第1挟持部材81および第2挟持部材82は、これらが閉じるように付勢されてヒンジ結合されればよく、上記のような構成に限定されない。
断熱部材30Aは、第1挟持部83の先端から第2挟持部85の先端にかけて第1挟持部83および第2挟持部85の内面を覆うように配置される。熱伝導部20Aは、半田22、導電性端子板21および熱伝導膜26Aとを含む。図9に示すように、熱伝導部20Aの最表層に位置する熱伝導膜26Aには、電源スイッチ50が熱伝導膜26Aの内周面より突出できるように切欠き28が形成されている。
熱源40Aは、結合部87近傍において、第1挟持部83の先端と第2挟持部85の先端との間の隙間と対向するように配置される。また、熱源40Aは、熱伝導部20Aに熱的に接続される。さらに熱源40Aは、電源スイッチ50を介して基体80の外部に位置する電源部60に接続されている。具体的には、リード線24によって電源部60と電源スイッチ50の一端側とが接続され、リード線27によって電源スイッチ50の他端側と熱源40Aの外部電極42とが接続される。また、リード線25によって導電性端子板21と電源部60とが接続されている。これにより、電源スイッチ50が押動された状態にあっては、電源部60から熱源40Aに電力が供給され、電源スイッチ50が押動されていない状態にあっては、電源部60から熱源40Aに電力が供給されなくなる。
電源スイッチ50は、第1挟持部83および第2挟持部85の結合部および熱源40Aの近傍に配置される。また、電源スイッチ50が押動される部位は、熱伝導膜26Aの切欠き28から突出する。これにより、受け入れ部2にマスカラ容器71が受け入れられた場合に、電源スイッチ50は、マスカラ容器71に確実に押動されることになる。なお、電源スイッチ50は、受け入れ部2にマスカラ容器71を受け入れた状態において、マスカラ容器71に押動されればよく、その配置については上記に限定されず、第1挟持部83または第2挟持部85の中央部等に電源スイッチ50が設けられてもよい。
図10は、図7に示すマスカラ容器加温装置の使用例を示す斜視図である。図11は、図10に示すXI−XI線に沿った模式断面図である。図12は、図11に示すXII−XII線に沿った模式断面図である。図10から図12を参照して、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1Aの使用例について説明する。
図10および図11に示すように、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1Aの使用例にあっては、マスカラ化粧具70は、受け入れ部2の中心軸とマスカラ容器71の中心軸とが一致、もしくは平行となるように、受け入れ部2に挿入される。
ここで、マスカラ容器71の外径は、熱伝導膜26Aによって規定される受け入れ部2の内径よりも大きく、第1挟持部83の先端部と第2挟持部85の先端部との間の隙間よりも大きい。このため、マスカラ容器71は、第1把持部84および第2把持部86が押圧され、第1挟持部83および第2挟持部85の先端が離れるように離隔することにより、マスカラ容器71が受け入れ部2に受け入れられる。
また、受け入れ部2がマスカラ容器71を受け入れた状態において、第1把持部84および第2把持部86の押圧が解除されることにより、第1挟持部83および第2挟持部85の先端が近づくように付勢される。これにより、マスカラ容器71は、第1挟持部83および第2挟持部85に挟持される。
図12に示すように、マスカラ容器71が挟持された状態にあっては、マスカラ容器71の外周面によって電源スイッチ50が押動されることにより、熱源40Aに電源部60から電力が供給される。これにより、熱源40Aによって生成された熱が熱伝導部20Aを介してマスカラ容器71に伝達される。この結果、マスカラ容器71およびその内部に収容されたマスカラ液72が加温されることになる。
以上のような構成とすることにより、本実施の形態に係るマスカラ容器加温装置1Aにおいても、実施の形態1に係るマスカラ容器加温装置1とほぼ同様の効果が得られる。また、第1挟持部83および第2挟持部85によって挟持する構造とすることにより、実施の形態1に係るマスカラ容器加温装置1と比較して小型化することができる。このため、外出の際に携帯しやすくなり、利便性が向上する。
図13は、変形例1に係るマスカラ容器加温装置を示す概略図である。図13を参照して変形例1に係るマスカラ容器加温装置1Bについて説明する。
図13に示すように、変形例1に係るマスカラ容器加温装置1Bは、実施の形態2に係るマスカラ容器加温装置1Aと比較した場合に、カバー92をさらに備える点において相違する。具体的には、変形例1に係るマスカラ容器加温装置1Bは、第1挟持部83および第2挟持部85の外周面の一部を覆うとともに、第1把持部84および第2把持部86と、電源部60とを収容するカバー92をさらに備える。
カバー92は、たとえば犬を模した形状を有する。カバー92には、たとえばファスナーが設けられており、ファスナーを開閉することにより電源部60に電池を抜き差しすることが可能になる。
以上のように電源部を収容するカバー92を備えた構成とすることにより、変形例1に係るマスカラ容器加温装置1Bにおいても、実施の形態2に係るマスカラ容器加温装置1Aとほぼ同様の効果が得られるとともに、電源部60が固定されることにより持ち運びが容易になりさらに利便性が向上する。
なお、実施の形態1,2および変形例1においては、熱伝導部が、導電性端子板、半田および熱伝導膜の積層体によって構成される場合を例示して説明したが、これに限定されず、その他の熱伝導性の良好な部材がさらに積層された積層体によって構成されてもよい。また、導電性端子板を用いずに、熱源と熱伝導膜とが導電性接着剤等によって直接接合されるように構成してもよい。さらに、はんだや導電性接着剤を使わずに、金属ばねを熱伝導膜と熱源との間に配置して、熱伝導膜をマスカラ容器に押さえつける構造にしてもよい。
また、実施の形態1,2および変形例1においては、電源スイッチ50が押動された場合に結線されるように構成される場合を例示して説明したが、これに限定されず、光センサ、荷重センサ等の各種センサ等によってマスカラ容器の有無を検知するように構成されてもよい。この場合にあっては、マスカラ容器加温装置は、制御部をさらに備え、センサによって受け入れ部2内のマスカラ容器の有無を検知し、当該検知情報に基づいて制御部が、電源部から熱源に電力を供給するように電源部を制御する。
さらに、実施の形態1,2および変形例1においては、受け入れ部2がマスカラ容器71を1本のみ受け入れ可能に構成されている場合を例示して説明したが、これに限定されず、2本以上受け入れ可能に構成されていてもよい。実施の形態1においては、受け入れるマスカラ容器の本数に応じて基体10の幅をさらに拡大する。この場合にあっては、マスカラ容器加温装置は、幅広に形成された1つの受け入れ部2に複数本のマスカラ容器が挿入されるように構成されてもよいし、複数形成された受け入れ部2のそれぞれに、マスカラ容器が挿入されるように構成されてもよい。また、実施の形態2および変形例1においては、第1挟持部83および第2挟持部85の先端からさらに湾曲形状に延在する部位を有し、受け入れ部2が下方に連続して形成される構成にしてもよい。この場合にあっては、熱源は、第1挟持部83または第2挟持部85の内側および当該湾曲形状に延在する部位の内側に熱源が配置されることが好ましい。
また、実施の形態1,2および変形例1においては、熱源40または40Aの駆動の有無を視覚的に認識することができるようにランプをさらに備える構成であってもよい。この場合には、ランプは、基体10の側壁12の一部および基体80の第1挟持部材81もしくは第2挟持部材82の一部を開口して形成された投光窓内に収容されるとともに、電源スイッチ50を介して電源部60と接続される。電源スイッチ50が押動されたときに、ランプは点灯し、電源スイッチ50の押動が解除されたときに、ランプは消灯する。ランプとしては、LED等の光源を採用することができる。
さらに、実施の形態1,2および変形例1においては、電源スイッチ50が基体10の内部に配置され、マスカラ容器71によって押動される構成を例示して説明したがこれに限定されず、電源スイッチ50が基体10,80の外部に配置され、使用者によって押動される構成であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,1A,1B マスカラ容器加温装置、2 受け入れ部、10 基体、11 脚部、12 側壁、20,20A 熱伝導部、21 導電性端子板、22,23 半田、24,25,27 リード線、26,26A 熱伝導膜、28 切欠き、30,30A 断熱部材、40,40A 熱源、41 セラミック素子、42,43 外部電極、50 電源スイッチ、60 電源部、70 マスカラ化粧具、71 マスカラ容器、72 マスカラ液、73 雄ねじ、75 支持部、76 ブラシ部、77 把持部、78 マスカラ塗布具、79 雌ねじ、80 基体、81 第1挟持部材、82 第2挟持部材、83 第1挟持部、84 第1把持部、85 第2挟持部、86 第2把持部、87 結合部、88 付勢部材、89 支持軸、90 タイマー回路、92 カバー。
Claims (9)
- マスカラ液を収容するマスカラ容器の外周面に接触するようにマスカラ容器を受け入れる受け入れ部と、
前記受け入れ部にて受け入れられたマスカラ容器を加温する熱源と、
前記受け入れ部の少なくとも一部を規定するとともに、前記受け入れ部にて受け入れられたマスカラ容器と前記熱源とに熱的に接触する熱伝導部とを備え、
前記熱源が、正特性サーミスタである、マスカラ容器加温装置。 - 前記熱伝導部のうちの前記受け入れ部を規定する部分の少なくとも一部が、前記受け入れ部にて受け入れられたマスカラ容器の外周面の形状に追従して変形が可能である、請求項1に記載のマスカラ容器加温装置。
- 前記受け入れ部を囲繞するように前記熱伝導部の周囲に配置された断熱部材と、
前記断熱部材を囲繞するように前記断熱部材の周囲に配置された基体とをさらに備え、
前記断熱部材が、弾性変形可能である、請求項2に記載のマスカラ容器加温装置。 - 前記基体が、上面が開口した容器形状を有し、
前記受け入れ部に対してマスカラ容器が上方から挿し込み可能となるように、前記熱伝導部および前記断熱部材が、前記基体の内部に配置されている、請求項3に記載のマスカラ容器加温装置。 - 前記基体が、回動可能に結合されるとともに互いに近づく方向に付勢された一対の挟持部材にて構成され、
前記受け入れ部にてマスカラ容器を挟み込むことが可能となるように、前記熱伝導部および前記断熱部材が、前記一対の挟持部材の内側に配置されている、請求項3に記載のマスカラ容器加温装置。 - 前記正特性サーミスタの駆動の有無を切り替える電源スイッチをさらに備え、
前記電源スイッチが、前記受け入れ部にてマスカラ容器を受け入れた状態においてマスカラ容器によって押動されるように、前記受け入れ部の内面に配置されている、請求項1から5のいずれか1項に記載のマスカラ容器加温装置。 - 前記正特性サーミスタが継続的に駆動された状態が一定時間経過した場合に、前記正特性サーミスタの駆動を強制的に停止するタイマー回路をさらに備えた、
請求項1から6のいずれか1項に記載のマスカラ容器加温装置。 - 前記正特性サーミスタが、電池によって駆動される、請求項1から7のいずれか1項に記載のマスカラ容器加温装置。
- マスカラ液の温度が20℃以上40℃以下となるようにマスカラ容器を加温する、請求項1から8のいずれか1項に記載のマスカラ容器加温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013037062A JP2014161608A (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | マスカラ容器加温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013037062A JP2014161608A (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | マスカラ容器加温装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014161608A true JP2014161608A (ja) | 2014-09-08 |
Family
ID=51612816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013037062A Pending JP2014161608A (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | マスカラ容器加温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014161608A (ja) |
-
2013
- 2013-02-27 JP JP2013037062A patent/JP2014161608A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11191335B2 (en) | Hair styling appliance | |
US6009884A (en) | Eyelash curler | |
EP3028596B1 (en) | Hair styling appliance | |
JPS5824124B2 (ja) | 頭髪調整具 | |
US20130098389A1 (en) | Low Voltage Hair Iron | |
US20150366323A1 (en) | Heating System For A Cosmetic Mask | |
US9565918B2 (en) | Heating system for single-use packettes | |
EP3038491B1 (en) | A hair curler | |
JP6170731B2 (ja) | 加温器 | |
KR100539710B1 (ko) | 휴대용 헤어 아이론 | |
JP2014161608A (ja) | マスカラ容器加温装置 | |
JP6349756B2 (ja) | ビューラーヒーター | |
CN203302534U (zh) | 一种加热储热梳刷 | |
CN211242042U (zh) | 一种导热硅胶烫发器 | |
KR200270339Y1 (ko) | 발열 시트를 이용한 셋팅 퍼머용 가온 장치 | |
KR200270337Y1 (ko) | 셋팅 퍼머용 가온 장치 | |
KR200490371Y1 (ko) | 슈가 페이스트 온열기 | |
KR102289234B1 (ko) | 휴대용 온열 패드 | |
JPH0574402U (ja) | 睫毛カール器 | |
JP2014236839A (ja) | 美容装置 | |
KR200270344Y1 (ko) | 발열시트를 이용한 셋팅퍼머용 가온장치 | |
KR200371097Y1 (ko) | 헤어 아이언 | |
JP4522219B2 (ja) | マスカラ付与装置 | |
JP2023034833A (ja) | ヘアアイロン | |
WO2006101498A1 (en) | Cutaneous heating element |