JP2014160976A - 半導体集積回路及び撮像装置 - Google Patents

半導体集積回路及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】動作を高速化させることにより高速なデジタル信号を出力することが可能な出力ドライバ回路を提供する。
【解決手段】ソース又はドレインが出力端子に接続されるMOSトランジスタと、前記MOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動するドライブ回路と、を備える、出力ドライバ回路が提供される。係る出力ドライバ回路は、動作を高速化させることにより高速なデジタル信号を出力することが可能となる。
【選択図】図2A

Description

本開示は、半導体集積回路及び撮像装置に関する。
フルハイビジョン映像を非圧縮で伝送することが可能なHDMI(High−Definition Multimedia Interface)や、大量のデジタルデータを短時間で伝送することが可能なUSB3.0等の、数Gbpsを超える有線高速シリアルインターフェースが民生用の分野においても広く普及している。今後は4Kやスーパーハイビジョンに代表されるように、映像の高解像度化が一層進むと予想され、映像の高解像度化に伴った伝送レートの更なる高速化が求められている。
また医療機器の分野においても、例えば外科手術用顕微鏡などの高解像度化や3D化に伴い、扱う信号の量は増大する一方であるが、診察や手術時における、映像の撮像から表示までの遅延は許されないため、データを非圧縮で転送する必要があり、伝送レートの高速化が進むと予想される。また例えば、電子内視鏡の分野では高速なデジタル信号をできるだけ少ない本数の信号線で伝送することが求められるため、信号線1本当たりの伝送レートをより高速化していく必要がある。
これら有線の高速デジタル伝送を行うトランシーバは、一般に半導体技術を用いたIC(Integrated Circuit)として実現される。係るトランシーバは、特にプロセス微細化によるトランジスタの高速化と大量生産による低コスト化の進んだシリコンCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスを用いて製造されることが多い。
有線の伝送レート高速化技術として、伝送路での電力損失に伴う信号波形の劣化を補償する技術が実用化されている。一般に伝送線路は低域通過特性を有するので、送信波形に含まれる高周波成分(特に数GHz以上の成分)は減衰し、受信機側でシンボル間干渉によりジッタが大きくなり、伝送距離が長くなるに従い、データの0/1判定が難しくなる。受信側でのデータの0/1判定を補償する目的で、特に送信側では送信信号の高周波成分を予め増強するプリエンファシス技術が広く採用されている。
以下にプリエンファシス技術の概要を簡単に説明する。シリアル伝送は、複数のパラレルデータをシリアライズすることで、より高いレートのビット列を生成し、一本の伝送路(または1対の差動伝送路)を介して送信側から受信側に伝送する技術である。ビット列には、0/1が頻繁に遷移する個所と、0/1が連続し遷移の少ない個所とが混在する。上述した伝送路の低域通過特性により、0/1が連続した後に遷移するビットは、受信側でその振幅値が小さくなり、アイパターンが潰れる傾向がある。
そこで、0/1が連続した直後のビットを送信する際にはその出力振幅を大きくし、受信側での振幅値の減少を補償することで良好なアイパターンを確保するのがプリエンファシス技術である。必要なプリエンファシス量は伝送路の特性に依存するため、自動調整による最適化を目的に、その分解能を向上させた出力ドライバ回路が例えば特許文献1で提案されている。
特許第4990123号公報
上述したプリエンファシス技術は、伝送路の周波数特性を補償する技術である。しかし、プリエンファシス技術では出力ドライバのスルーレートで決まる最大データレートを拡張させることは出来ない。より高速な伝送を実現するには、スルーレートを向上させ、送信ICの出力ドライバの本質的な高速化を図ることが求められる。
そこで本開示は、動作を高速化させることにより高速なデジタル信号を出力することが可能な、新規かつ改良された半導体集積回路及び撮像装置を提供する。
本開示によれば、ソース又はドレインが出力端子に接続されるMOSトランジスタと、前記MOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動するドライブ回路と、を備える、半導体集積回路が提供される。
また、本開示によれば、上記半導体集積回路を備える、撮像装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、動作を高速化させることにより高速なデジタル信号を出力することが可能な、新規かつ改良された半導体集積回路及び撮像装置を提供することが出来る。
MOSトランジスタの構造例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100aの具体的な構成の例を示す説明図である。 出力端子OUTの極性がゲート116に入力される信号と同位相の場合を示す説明図である。 出力端子OUTの極性がゲート116に入力される信号と逆位相の場合を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100bの構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100bの具体的な構成の例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100a’の構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100a’’の構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100b’の構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の効果を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路を備えた撮像装置の機能構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.既存技術の説明>
<2.本開示の一実施形態>
[基本構成例]
[具体的構成例(1)〜(10)]
[本開示の一実施形態による効果]
[出力ドライバ回路を備える撮像装置の構成例]
<3.まとめ>
<1.既存技術の説明>
まず、本開示の好適な実施の形態について説明する前に、既存の技術について説明する。そして、既存の技術における問題点を説明した上で、係る問題点を解決するための、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。
送信ICの出力ドライバの高速化を妨げる一因として、最終出力段を構成するMOSトランジスタに寄生する容量が挙げられる。特に出力端子に繋がるトランジスタの端子(ドレイン端子又はソース端子)では、電圧振幅に伴う寄生容量への充放電が発生する。寄生容量への充放電は、出力波形を鈍らせてスルーレートを低下させる要因となる。この寄生容量は、ドレイン端子又はソース端子と、ゲート電極およびウェルとの間に存在するものが支配的である。
一般に、IC内部において端子に接続される回路には、静電気放電(ESD)によるトランジスタ等の素子の破壊や、放電電流が流れる際の発熱による金属配線等の断線を防ぐための構造が設けられている。図1は、MOSトランジスタの構造例を示す説明図である。特に最終出力段を構成するMOSトランジスタに関しては、I/O端子に接続される側のドレイン領域又はソース領域において、図1に示すようにコンタクトとゲート電極間の距離(図1中のS1)を他の個所(図1中のS2)と比べて広くとるような制約が課されることが多い。この場合、上記ドレイン領域又はソース領域とバックゲート(又はウェル)との間の寄生容量の増大は、一層顕著となる。
そこで、以下においては、出力端子(I/O端子)へ繋がるMOSトランジスタ端子とバックゲート(又はウェル)の間に大きな寄生容量が存在する場合においても、高速なデジタル信号を出力することを可能とする、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<2.本開示の一実施形態>
[基本構成例]
本開示の一実施形態においては、最終出力段トランジスタのバックゲート(ウェル)をドライブするための手段を設け、バックゲートを出力信号と同相で振幅するようにドライブする出力ドライバ回路を示す。バックゲートを出力信号と同相で振幅するようにドライブする出力ドライバ回路の基本構成例及びその作用について説明する。
始めに、最終出力段トランジスタがPMOSの場合の構成例及び作用について説明する。図2Aは、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100aの構成例を示す説明図である。図2Aに示した本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100aは、最終出力段トランジスタT1と、そのバックゲートをドライブするドライバ101aと、出力端子OUTと、からなる回路である。
図2Bは、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100aの具体的な構成の例を示す説明図である。図2Bには、P型ウェファーを用いたツインウェル又はトリプルウェルのCMOSプロセスにおける、最終出力段トランジスタT1の断面が示されている。図2Bには、p型基板111と、アイソレーション112と、n型ウェル113と、n型高濃度拡散領域114と、p型高濃度拡散領域115と、ゲート116と、が示されている。
図2A及び2Bに示す本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100aは、出力段の回路構成(例えばソースフォロアやコモンソースなど)に依って出力端子OUTの極性がゲートに入力される信号と同位相になるか逆位相になるかが決まる。図3Aは、出力端子OUTの極性がゲート116に入力される信号と同位相の場合を示す説明図である。出力端子OUTの極性がゲート116に入力される信号と同位相の場合、ゲート116に入力される信号と同位相の信号でバックゲートをドライブし、バックゲートが出力端子OUTと同位相で振幅するようにする。
図3Bは、出力端子OUTの極性がゲート116に入力される信号と逆位相の場合を示す説明図である。出力端子OUTの極性がゲート116に入力される信号と逆位相の場合、ゲート116に入力される信号と逆位相の信号でバックゲートをドライブし、バックゲートが出力端子OUTと同位相で振幅するようにする。
本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100aは、このように動作することで、出力端子OUTとバックゲートとの間に存在する寄生容量CPへの充放電が抑制され、寄生容量CPの存在を等価的に無視することが可能となる。寄生容量CPの存在を等価的に無視することで、最終出力段トランジスタT1からの出力電流は寄生容量CPへの充放電で消費されることがなく、効果的に出力端子OUT(および出力負荷抵抗が出力端子OUTと並列に接続されている場合はその出力負荷抵抗)へ供給される。最終出力段トランジスタT1からの出力電流が効果的に出力端子OUTへ供給されることで、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100aは、スルーレートの低下を防ぐことが可能となる。
これに対して、バックゲートを例えばVDD(高電位側の電源電圧)などの固定電位により給電する場合には、出力端子OUTとバックゲートとの間の電圧が出力電圧変化に伴って変動する。従って、出力端子OUTとバックゲートとの間に存在する寄生容量CPを充放電するために最終出力段トランジスタからの出力電流の一部が消費される。従って、バックゲートを例えばVDD(高電位側の電源電圧)などの固定電位により給電してしまうと、スルーレートの低下を招いてしまう要因となる。
ここまでは、最終出力段トランジスタT1がPMOSの場合について説明した。続いて最終出力段トランジスタがNMOSの場合の構成例及び作用について説明する。図4Aは、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100bの構成例を示す説明図である。図4Aに示した本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100bは、最終出力段トランジスタT2と、そのバックゲートをドライブするドライバ101bと、出力端子OUTと、からなる回路である。
図4Bは、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100bの具体的な構成の例を示す説明図である。図4Bには、P型ウェファーを用いたトリプルウェルのCMOSプロセスにおける、最終出力段トランジスタT2の断面が示されている。図4Bには、p型基板121と、アイソレーション122と、n型高濃度拡散領域123と、p型高濃度拡散領域124と、ゲート125と、ディープN型ウェル126と、p型ウェル127と、が示されている。
図4A及び4Bに示す本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100bは、出力段の回路構成(例えばソースフォロアやコモンソースなどの構成)に依って出力端子OUTの極性がゲートに入力される信号と同位相になるか逆位相になるかが決まる。図3Aは、出力端子OUTの極性がゲート125に入力される信号と同位相の場合を示す説明図である。出力端子OUTの極性がゲート125に入力される信号と同位相の場合、ゲート125に入力される信号と同位相の信号でバックゲートをドライブし、バックゲートが出力端子OUTと同位相で振幅するようにする。
図3Bは、出力端子OUTの極性がゲート125に入力される信号と逆位相の場合を示す説明図である。出力端子OUTの極性がゲート125に入力される信号と逆位相の場合、ゲート125に入力される信号と逆位相の信号でバックゲートをドライブし、バックゲートが出力端子OUTと同位相で振幅するようにする。
本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100bは、このように動作することで、出力端子OUTとバックゲートとの間に存在する寄生容量CPへの充放電が抑制され、寄生容量CPの存在を等価的に無視することが可能となる。寄生容量CPの存在を等価的に無視することで、最終出力段トランジスタT2からの出力電流は寄生容量CPへの充放電で消費されることがなく、効果的に出力端子OUT(および出力負荷抵抗が出力端子OUTと並列に接続されている場合はその出力負荷抵抗)へ供給される。最終出力段トランジスタT1からの出力電流が効果的に出力端子OUTへ供給されることで、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100bは、スルーレートの低下を防ぐことが可能となる。
これに対して、バックゲートを例えばVSS(GNDまたは低電位側の電源電圧)などの固定電位により給電する場合には、出力端子OUTとバックゲート間の電圧が出力電圧変化に伴って変動する。従って、出力端子OUTとバックゲートとの間に存在する寄生容量CPを充放電するために最終出力段トランジスタからの出力電流の一部が消費される。従って、バックゲートを例えばVSS(GNDまたは低電位側の電源電圧)などの固定電位により給電してしまうと、スルーレートの低下を招いてしまう。
このように、最終出力段トランジスタのバックゲート(ウェル)をドライブするための手段を設け、バックゲートを出力信号と同相で振幅するようにドライブすることで、出力ドライバ回路100a、100bは、出力端子とバックゲート(ウェル)の間に存在する寄生容量への充放電を抑制し、スルーレートの低下を防ぐことが可能となる。出力ドライバ回路100a、100bは、スルーレートの低下を防ぐことにより、高速なデータレートを有する信号を出力することが可能となる。
図2Aでは最終出力段トランジスタT1がPMOSのトランジスタの場合を示し、図4Aでは最終出力段トランジスタT2がNMOSのトランジスタの場合を示した。本実施形態では、図2Aに示した構成と図4Aに示した構成の両方を含む出力ドライバ回路も提供可能である。図4Cは、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100a’の構成例を示す説明図である。図4Cに示した出力ドライバ回路100a’は、図2Aに示した出力ドライバ回路100aの構成と、図4Aに示した出力ドライバ回路100bの構成の両方を含んでいる。図4Cに示した出力ドライバ回路100a’は、最終出力段トランジスタT1、T2のそれぞれに対し、バックゲートを出力信号と同相で振幅するようにドライブすることで、出力端子とバックゲート(ウェル)の間に存在する寄生容量への充放電を抑制し、スルーレートの低下を防ぐことが可能となる。また図4Dは、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100a’’の構成例を示す説明図であり、図4Eは、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路100b’の構成例を示す説明図である。図4Dに示したのは、2つのPMOSトランジスタT1およびT2が直列に配置された出力ドライバ回路100a’’であり、図4Eに示したのは、2つのNMOSトランジスタT1およびT2が直列に配置された出力ドライバ回路100b’である。出力ドライバ回路が係る構成を有する場合であっても、バックゲートを出力信号と同相で振幅するようにドライバ101a、101bでドライブすることで、出力端子とバックゲート(ウェル)の間に存在する寄生容量への充放電を抑制し、スルーレートの低下を防ぐことが可能となる。
以上、バックゲートを出力信号と同相で振幅するようにドライブする出力ドライバ回路の基本構成例及びその作用について説明した。続いて、バックゲートを出力信号と同相で振幅するようにドライブする出力ドライバ回路の具体的構成例について詳細に説明する。
[具体的構成例(1)]
図5は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図5には、出力ドライバ回路100cが示されている。図5に示した出力ドライバ回路100cは、最終出力段トランジスタP1がPMOSから成るコモンソース型シングルエンド出力ドライバ回路である。
図5に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100cでバッファされ、OUTより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1、PD3にて、それぞれIN1N、IN3Nに変換される。OUTの外部には、図示しないインピーダンスZ0が接続される。
図5に示されているインピーダンスZ2、Z4はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
出力ドライバ回路100cの最終出力段は、PMOSのトランジスタP1、ソースインピーダンスZ3、及び負荷インピーダンスZ1から成る。トランジスタP1のソース端子はソースインピーダンスZ3で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡される。トランジスタP1のドレイン端子はOUTへ接続され、負荷インピーダンスZ1で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡される。なお、負荷インピーダンスZ1は必ずしもLSIに内蔵する必要はなく、負荷インピーダンスZ1に相当する負荷インピーダンスを別途オフチップで実装してもよいし、省略することも可能である。図5に示した出力ドライバ回路100cの最終出力段はコモンソース構成なので、OUTはIN1Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅するよう動作する。
PMOSからなる最終出力段トランジスタP1のバックゲート端子PBGの駆動回路は、NMOSからなるトランジスタN1、ソースインピーダンスZ6、及び負荷インピーダンスZ5で構成される。トランジスタN1のソース端子はソースインピーダンスZ6で低電位側電源VSSに短絡される。トランジスタN1のドレイン端子は負荷インピーダンスZ5で高電位側電源VDDに短絡されるとともに、バックゲート端子PBGに接続される。図5に示した出力ドライバ回路100cの、バックゲート端子PBGの駆動回路はコモンソース構成であり、バックゲート端子PBGはIN3Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅する。
図5に示した出力ドライバ回路100cは、最終出力段トランジスタP1のバックゲート端子PBGが出力端子OUTと同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子PBGの電圧振幅値を適当に設定することにより、寄生容量CP1への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(2)]
図6は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図6には、出力ドライバ回路100dが示されている。図6に示した出力ドライバ回路100dは、最終出力段トランジスタN1がNMOSから成るコモンソース型シングルエンド出力ドライバ回路である。
図6に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100dでバッファされ、OUTより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1、PD3にて、それぞれIN1N、IN3Nに変換される。OUTの外部には、図示しないインピーダンスZ0が接続される。
図6に示されているインピーダンスZ2、Z4はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
図6に示した出力ドライバ回路100dの最終出力段は、トランジスタN1、ソースインピーダンスZ3、及び負荷インピーダンスZ1から成る。トランジスタN1のソース端子はソースインピーダンスZ3で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡される。トランジスタP1のドレイン端子はOUTへ接続され、負荷インピーダンスZ1で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡される。なお、負荷インピーダンスZ1は必ずしもLSIに内蔵する必要はなく、負荷インピーダンスZ1に相当する負荷インピーダンスを別途オフチップで実装してもよいし、省略することも可能である。図6に示した出力ドライバ回路100dの最終出力段はコモンソース構成なので、OUTはIN1Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅するよう動作する。
NMOSからなる最終出力段トランジスタN1のバックゲート端子NBGの駆動回路は、PMOSからなるトランジスタP1、ソースインピーダンスZ6、及び負荷インピーダンスZ5で構成される。トランジスタP1のソース端子はソースインピーダンスZ6で高電位側電源VDDに短絡される。トランジスタP1のドレイン端子は負荷インピーダンスZ5で低電位側電源VSSに短絡されるとともに、バックゲート端子NBGに接続される。図6に示した出力ドライバ回路100dの、バックゲート端子NBGの駆動回路はコモンソース構成であり、バックゲート端子NBGはIN3Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅する。
図6に示した出力ドライバ回路100dは、最終出力段トランジスタN1のバックゲート端子NBGは出力端子OUTと同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子NBGの電圧振幅値を適当に設定することにより、寄生容量CP1への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(3)]
図7は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図7には、出力ドライバ回路100eが示されている。図7に示した出力ドライバ回路100eは、最終出力段トランジスタが2つのPMOSからなるプッシュプル型シングルエンド出力ドライバ回路である。
図7に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100eでバッファされ、OUTより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1H、PD1L、PD3にて、それぞれIN1HN、IN1LP、IN3Nに変換される。OUTの外部には、図示しないインピーダンスZ0が接続される。
図7に示されているインピーダンスZ2、Z3、Z5はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
図7に示した出力ドライバ回路100eの最終出力段は、PMOSのトランジスタP1、P2と、インピーダンスZ1、Z4とから成る。トランジスタP2のソース端子はインピーダンスZ1で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡され、ドレイン端子はOUTへ接続される。トランジスタP1のソース端子はOUTへ接続され、ドレイン端子はインピーダンスZ4で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡される。図7に示した出力ドライバ回路100eの最終出力段はプッシュプル構成なので、OUTはIN1HNとは逆位相であり、IN1LPとは同位相、つまりINと同位相で電圧振幅する。
PMOSからなる最終出力段トランジスタP1、P2のバックゲート端子PBGの駆動回路は、NMOSからなるトランジスタN1、ソースインピーダンスZ6、及び負荷インピーダンスZ7で構成される。トランジスタN1のソース端子はソースインピーダンスZ6で低電位側電源VSSに短絡される。トランジスタN1のドレイン端子は負荷インピーダンスZ7で高電位側電源VDDに短絡されるとともに、バックゲート端子PBGに接続される。図7に示した出力ドライバ回路100eのバックゲート端子PBGの駆動回路はコモンソース構成なので、バックゲート端子PBGはIN3Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅する。
図7に示した出力ドライバ回路100eは、2つの最終出力段PMOSトランジスタP1、P2のバックゲート端子PBGが、共に出力端子OUTと同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子PBGの電圧振幅値を適当に設定することにより、寄生容量CP1、CP2への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(4)]
図8は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図8には、出力ドライバ回路100fが示されている。図8に示した出力ドライバ回路100fは、最終出力段トランジスタが2つのNMOSからなるプッシュプル型シングルエンド出力ドライバ回路である。
図8に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100fでバッファされ、OUTより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1H、PD1L、PD3にて、それぞれIN1HP、IN1LN、IN3Nに変換される。OUTの外部には、図示しないインピーダンスZ0が接続される。
図8に示されているインピーダンスZ2、Z3、Z5はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
図8に示した出力ドライバ回路100fの最終出力段は、NMOSのトランジスタN1、N2と、インピーダンスZ1、Z4とから成る。トランジスタN1のソース端子はインピーダンスZ1で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡され、ドレイン端子はOUTへ接続される。トランジスタN2のソース端子はOUTへ接続され、ドレイン端子はインピーダンスZ4で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡される。図8に示した出力ドライバ回路100fの最終出力段はプッシュプル構成なので、OUTはIN1LNとは逆位相であり、IN1HPとは同位相、つまりINと同位相で電圧振幅する。
NMOSからなる最終出力段トランジスタN1、N2のバックゲート端子NBGの駆動回路は、PMOSからなるトランジスタP1、ソースインピーダンスZ6、及び負荷インピーダンスZ7で構成される。トランジスタP1のソース端子はソースインピーダンスZ6で高電位側電源VDDに短絡される。トランジスタP1のドレイン端子は負荷インピーダンスZ7で低電位側電源VSSに短絡されるとともに、バックゲート端子NBGに接続される。図8に示した出力ドライバ回路100fのバックゲート端子NBGの駆動回路はコモンソース構成なので、バックゲート端子NBGはIN3Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅する。
図8に示した出力ドライバ回路100fは、2つの最終出力段NMOSトランジスタN1、N2のバックゲート端子NBGが、共に出力端子OUTと同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子NBGの電圧振幅値を適当に設定することにより、寄生容量CP1、CP2への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(5)]
図9は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図9には、出力ドライバ回路100gが示されている。図9に示した出力ドライバ回路100gは、最終出力段トランジスタがNMOSとPMOSからなるインバータ型シングルエンド出力ドライバ回路である。
図9に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100gでバッファされ、OUTより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1、PD2、PD3、PD4にて、それぞれIN1N、IN2N、IN3N、IN4Nに変換される。OUTの外部には、図示しないインピーダンスZ0が接続される。
図9に示されているインピーダンスZ2、Z3、Z5はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
出力ドライバ回路100gの最終出力段は、PMOSのトランジスタP1、NMOSのトランジスタN1、及びインピーダンスZ1、Z4から成る。トランジスタP1のソース端子はインピーダンスZ4で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡され、ドレイン端子はOUTへ接続される。トランジスタN1のソース端子はインピーダンスZ1で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡され、ドレイン端子はOUTへ接続される。図5に示した出力ドライバ回路100gの最終出力段はインバータ構成なので、OUTはIN1N、IN2Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅するよう動作する。
PMOSからなる最終出力段トランジスタP1のバックゲート端子PBGの駆動回路は、NMOSのトランジスタN2、ソースインピーダンスZ8、及び負荷インピーダンスZ9で構成される。トランジスタN2のソース端子はソースインピーダンスZ8で低電位側電源VSSに短絡される。トランジスタN2のドレイン端子は負荷インピーダンスZ9で高電位側電源VDDに短絡されるとともに、バックゲート端子PBGに接続される。図9に示した出力ドライバ回路100gのバックゲート端子PBGの駆動回路はコモンソース構成であり、バックゲート端子PBGはIN4Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅する。
NMOSからなる最終出力段トランジスタN1のバックゲート端子NBGの駆動回路は、PMOSからなるトランジスタP2、ソースインピーダンスZ6、及び負荷インピーダンスZ7で構成される。トランジスタP2のソース端子はソースインピーダンスZ6で高電位側電源VDDに短絡される。トランジスタP2のドレイン端子は負荷インピーダンスZ7で低電位側電源VSSに短絡されるとともに、バックゲート端子NBGに接続される。図9に示した出力ドライバ回路100gのバックゲート端子NBGの駆動回路はコモンソース構成なので、バックゲート端子NBGはIN3Nとは逆位相、つまりINと同位相で電圧振幅する。
図9に示した出力ドライバ回路100gは、最終出力段PMOSトランジスタのバックゲート端子PBGおよび最終出力段NMOSトランジスタのバックゲート端子NBGが、共に出力端子OUTと同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子PBG、NBGの電圧振幅値をそれぞれ適当に設定することにより、寄生容量CP1、CP2への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(6)]
図10は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図10には、出力ドライバ回路100hが示されている。図10に示した出力ドライバ回路100hは、最終出力段トランジスタが2つのPMOSからなるコモンソース型差動出力ドライバ回路である。
図10に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100hでバッファされ、OUTPおよびOUTNより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1、PD3にて、それぞれIN1P、IN1Nと、IN3P、IN3Nとに変換される。OUTPとOUTNとの間には、図示しない差動インピーダンスZD0が接続される。
図10に示されているインピーダンスZ3、Z4、Z5、Z6はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
出力ドライバ回路100hの最終出力段は、PMOSのトランジスタP1、P2から成る差動対と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE1と、負荷インピーダンスZ1、Z2とで構成される。差動対のドレイン端子はOUTPとOUTNへ接続され、負荷インピーダンスZ1、Z2で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡される。なお、負荷インピーダンスZ1、Z2は必ずしもLSIに内蔵される必要はなく、負荷インピーダンスZ1、Z2に相当する負荷インピーダンスを別途オフチップで実装してもよいし、省略することも可能である。電流源またはインピーダンスE1から差動対に供給される電流は、IN1PとIN1Nの電位差によりスイッチングされ、負荷インピーダンスZ1、Z2及びOUTPとOUTNに接続される差動伝送路の差動特性インピーダンスZD0へ供給される。図10に示した出力ドライバ回路100hの最終出力段は差動コモンソース構成なので、OUTPはIN1Nとは逆位相、OUTNはIN1Pとは逆位相で電圧振幅する。
PMOSからなる最終出力段トランジスタP1、P2のバックゲート端子PBGN、PBGPの駆動回路は、NMOSのトランジスタN1、N2から成る差動対、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE2、及び負荷インピーダンスZ7、Z8で構成される。トランジスタN1、N2のソース端子は、電流源またはインピーダンスE2で低電位側電源VSSに短絡される。差動対のドレイン端子は、バックゲート端子PBGP、PBGNへ接続され、負荷インピーダンスZ7、Z8で高電位側電源VDDに短絡される。電流源またはインピーダンスE2から差動対に供給される電流は、IN3PとIN3Nの電位差によりスイッチングされ、負荷インピーダンスZ7、Z8へ供給される。図10に示した出力ドライバ回路100hのバックゲート端子PBGN、PBGPの駆動回路は差動コモンソース構成なので、バックゲート端子PBGPはIN3Nとは逆位相、バックゲート端子PBGNはIN3Pとは逆位相で電圧振幅する。
図10に示した出力ドライバ回路100hは、2つの最終出力段PMOSトランジスタのバックゲート端子PBGN、PBGPが、各々のドレイン端子が繋がる出力端子OUTP、OUTNとそれぞれ同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子PBGP、PBGNの電圧振幅値を適当に設定することにより、寄生容量CP1、CP2への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(7)]
図11は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図11には、出力ドライバ回路100iが示されている。図11に示した出力ドライバ回路100iは、最終出力段トランジスタが2つのNMOSからなるコモンソース型差動出力ドライバ回路である。
図11に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100iでバッファされ、OUTPおよびOUTNより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1、PD3にて、それぞれIN1P、IN1Nと、IN3P、IN3Nとに変換される。OUTPとOUTNとの間には、図示しない差動インピーダンスZD0が接続される。
図11に示されているインピーダンスZ3、Z4、Z5、Z6はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
出力ドライバ回路100iの最終出力段は、NMOSのトランジスタN1、N2から成る差動対と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE1と、負荷インピーダンスZ1、Z2とで構成される。差動対のドレイン端子はOUTPとOUTNへ接続され、負荷インピーダンスZ1、Z2で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡される。なお、負荷インピーダンスZ1、Z2は必ずしもLSIに内蔵される必要はなく、負荷インピーダンスZ1、Z2に相当する負荷インピーダンスを別途オフチップで実装してもよいし、省略することも可能である。電流源またはインピーダンスE1から差動対に供給される電流は、IN1PとIN1Nの電位差によりスイッチングされ、負荷インピーダンスZ1、Z2及びOUTPとOUTNに接続される差動伝送路の差動特性インピーダンスZD0へ供給される。図11に示した出力ドライバ回路100iの最終出力段は差動コモンソース構成なので、OUTPはIN1Nとは逆位相、OUTNはIN1Pとは逆位相で電圧振幅する。
NMOSからなる最終出力段トランジスタN1、N2のバックゲート端子NBGN、NBGPの駆動回路は、PMOSのトランジスタP1、P2から成る差動対、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE2、及び負荷インピーダンスZ7、Z8で構成される。トランジスタP1、P2のソース端子は、電流源またはインピーダンスE2で高電位側電源VDDに短絡される。差動対のドレイン端子は、バックゲート端子NBGP、NBGNへ接続され、負荷インピーダンスZ7、Z8で低電位側電源VSSに短絡される。電流源またはインピーダンスE2から差動対に供給される電流は、IN3PとIN3Nとの電位差によりスイッチングされ、負荷インピーダンスZ7、Z8へ供給される。図11に示した出力ドライバ回路100iのバックゲート端子NBGN、NBGPの駆動回路は差動コモンソース構成なので、バックゲート端子NBGPはIN3Nとは逆位相で、バックゲート端子NBGNはIN3Pとは逆位相で電圧振幅する。
図11に示した出力ドライバ回路100iは、2つの最終出力段NMOSトランジスタのバックゲート端子NBGN、NBGPが、各々のドレイン端子が繋がる出力端子OUTP、OUTNとそれぞれ同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子NBGP、NBGNの電圧振幅値を適当に設定することにより、寄生容量CP1、CP2への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(8)]
図12は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図12には、出力ドライバ回路100jが示されている。図12に示した出力ドライバ回路100jは、最終出力段トランジスタが4つのPMOSからなるプッシュプル型差動出力ドライバ回路である。
図12に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100jでバッファされ、OUTPおよびOUTNより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1H、PD1L、PD3にて、それぞれIN1HP、IN1HNと、IN1LP、IN1LNと、IN3P、IN3Nとに変換される。OUTPとOUTNとの間には、図示しない差動インピーダンスZD0が接続される。
図12に示されているインピーダンスZ1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
出力ドライバ回路100jの最終出力段は、PMOSのトランジスタP3、P4から成る差動対と、PMOSのトランジスタP1、P2と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE1、E2とで構成される。トランジスタP3、P4のソース端子は、電流源またはインピーダンスE2で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡され、ドレイン端子はそれぞれOUTNとOUTPへ接続される。トランジスタP1、P2のソース端子はそれぞれOUTNとOUTPへ接続され、ドレイン端子はお互いに短絡され、電流源またはインピーダンスE1で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡される。図12に示した出力ドライバ回路100jの最終出力段は差動プッシュプル構成なので、OUTPはIN1HNとは逆位相でIN1LPとは同位相で電圧振幅し、OUTNはIN1HPとは逆位相でIN1LNとは同位相で電圧振幅する。
PMOSからなる最終出力段トランジスタP1、P3、P2、P4のバックゲート端子PBGN、PBGPの駆動回路は、NMOSのトランジスタN1、N2から成る差動対と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE3と、負荷インピーダンスZ7、Z8とで構成される。トランジスタN1、N2のソース端子は電流源またはインピーダンスE3で低電位側電源VSSに短絡される。トランジスタN1、N2から成る差動対のドレイン端子はバックゲート端子PBGN、PBGPへ接続され、負荷インピーダンスZ7、Z8で高電位側電源VDDに短絡される。電流源またはインピーダンスE3から、トランジスタN1、N2から成る差動対に供給される電流はIN3PとIN3Nとの電位差によりスイッチングされ、負荷インピーダンスZ7、Z8へ供給される。図12に示した出力ドライバ回路100jのバックゲート端子PBGN、PBGPの駆動回路は差動コモンソース構成なので、バックゲート端子PBGPはIN3Nとは逆位相で、バックゲート端子PBGNはIN3Pとは逆位相で電圧振幅する。
図12に示した出力ドライバ回路100jは、4つの最終出力段PMOSトランジスタのバックゲート端子PBGN、PBGPが、各々のソース端子またはドレイン端子が繋がる出力端子OUTPおよびOUTNとそれぞれ同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子PBGN、PBGPの電圧振幅値を適当に設定することにより、寄生容量CP1、CP2、CP3、CP4への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(9)]
図13は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図13には、出力ドライバ回路100kが示されている。図13に示した出力ドライバ回路100kは、最終出力段トランジスタが4つのNMOSからなるプッシュプル型差動出力ドライバ回路である。
図13に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100kでバッファされ、OUTPおよびOUTNより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1H、PD1L、PD3にて、それぞれIN1HP、IN1HNと、IN1LP、IN1LNと、IN3P、IN3Nとに変換される。OUTPとOUTNとの間には、図示しない差動インピーダンスZD0が接続される。
図13に示されているインピーダンスZ1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
出力ドライバ回路100kの最終出力段は、NMOSのトランジスタN1、N2から成る差動対と、NMOSのトランジスタN3、N4と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE1、E2とで構成される。トランジスタN1、N2のソース端子は、電流源またはインピーダンスE1で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡され、ドレイン端子はそれぞれOUTNとOUTPへ接続される。トランジスタN3、N4のソース端子はそれぞれOUTNとOUTPへ接続され、ドレイン端子はお互いに短絡され、電流源またはインピーダンスE2で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡される。図13に示した出力ドライバ回路100kの最終出力段は差動プッシュプル構成なので、OUTPはIN1LNとは逆位相でIN1HPとは同位相で電圧振幅し、OUTNはIN1LPとは逆位相でIN1HNとは同位相で電圧振幅する。
NMOSからなる最終出力段トランジスタN1、N3、N2、N4のバックゲート端子NBGN、NBGPの駆動回路は、PMOSのトランジスタP1、P2から成る差動対と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE3と、負荷インピーダンスZ7、Z8とで構成される。トランジスタP1、P2のソース端子は電流源またはインピーダンスE3で高電位側電源VDDに短絡される。差動対のドレイン端子はバックゲート端子NBGN、NBGPへ接続され、負荷インピーダンスZ7、Z8で低電位側電源VSSに短絡される。電流源またはインピーダンスE3から差動対に供給される電流はIN3PとIN3Nとの電位差によりスイッチングされ、負荷インピーダンスZ7、Z8へ供給される。図13に示した出力ドライバ回路100kのバックゲート端子NBGN、NBGPの駆動回路は差動コモンソース構成なので、バックゲート端子NBGPはIN3Nとは逆位相で、バックゲート端子NBGNはIN3Pとは逆位相で電圧振幅する。
図13に示した出力ドライバ回路100kは、4つの最終出力段NMOSトランジスタのバックゲート端子NBGN、NBGPが、各々のソース端子またはドレイン端子が繋がる出力端子OUTPおよびOUTNとそれぞれ同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子NBGPとNBGNの電圧振幅値を適当に設定することにより、寄生容量CP1、CP2、CP3、CP4への充放電を抑制することが可能となる。
[具体的構成例(10)]
図14は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路の具体的構成例を示す説明図である。図14には、出力ドライバ回路100lが示されている。図14に示した出力ドライバ回路100lは、最終出力段トランジスタが2つのNMOSトランジスタと2つのPMOSトランジスタとからなるインバータ型差動出力ドライバ回路である。
図14に示したINからの入力信号は、出力ドライバ回路100lでバッファされ、OUTPおよびOUTNより出力される。INからの入力信号はプリドライバPD1、PD2、PD3、PD4にて、それぞれIN1P、IN1N、IN2P、IN2N、IN3P、IN3N、IN4P、IN4Nに変換される。OUTPとOUTNとの間には、図示しない差動インピーダンスZD0が接続される。
図14に示されているインピーダンスZ1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6はインピーダンス調整用の目的で挿入してもよいが、必ず必要となるものではないため、以下の説明ではゼロと置き無視するものとする。
出力ドライバ回路100lの最終出力段は、PMOSのトランジスタP1、P2から成る差動対と、NMOSのトランジスタN1、N2から成る差動対と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE1、E2と、で構成される。トランジスタP1、P2のソース端子は、電流源またはインピーダンスE2で最終出力段用の高電位側電源VOHに短絡され、ドレイン端子はOUTN、OUTPへ接続される。トランジスタN1、N2のソース端子は電流源またはインピーダンスE1で最終出力段用の低電位側電源VOLに短絡され、ドレイン端子はOUTN、OUTPへ接続される。図14に示した出力ドライバ回路100lの最終出力段は差動インバータ構成なので、OUTPはIN1N、IN2Nとは逆位相で電圧振幅し、OUTNはIN1P、IN2Pとは逆位相で電圧振幅する。
PMOSからなる最終出力段トランジスタP1、P2のバックゲート端子PBGP、PBGNの駆動回路は、NMOSからなるトランジスタN3、N4から成る差動対と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるインピーダンスE4と、負荷インピーダンスZ9、Z10とで構成される。トランジスタN3、N4のソース端子は電流源またはインピーダンスE4で低電位側電源VSSに短絡される。トランジスタN3、N4から成る差動対のドレイン端子は、バックゲート端子PBGN、PBGPへ接続され、負荷インピーダンスZ9、Z10で高電位側電源VDDに短絡される。電流源またはインピーダンスE4から、トランジスタN3、N4から成る差動対に供給される電流はIN4PとIN4Nの電位差によりスイッチングされ負荷インピーダンスZ9、Z10へ供給される。図14に示した出力ドライバ回路100lのバックゲート端子PBGP、PBGNの駆動回路は差動コモンソース構成なので、バックゲート端子PBGPはIN4Nとは逆位相で電圧振幅し、バックゲート端子PBGNはIN4Pとは逆位相で電圧振幅する。
NMOSからなる最終出力段トランジスタN1、N2のバックゲート端子NBGP、NBGNの駆動回路は、PMOSからなるトランジスタP3、P4から成る差動対と、能動素子からなる電流源または受動素子からなるE3と、負荷インピーダンスZ7、Z8とで構成される。トランジスタP3、P4のソース端子は電流源またはインピーダンスE3で高電位側電源VDDに短絡される。トランジスタP3、P4から成る差動対のドレイン端子はバックゲート端子NBGN、NBGPへ接続され、負荷インピーダンスZ7、Z8で低電位側電源VSSに短絡される。電流源またはインピーダンスE3から、トランジスタP3、P4から成る差動対に供給される電流はIN3PとIN3Nの電位差によりスイッチングされ、負荷インピーダンスZ7、Z8へ供給される。図14に示した出力ドライバ回路100lのバックゲート端子NBGP、NBGNの駆動回路は差動コモンソース構成なので、バックゲート端子NBGPはIN3Nとは逆位相で電圧振幅し、バックゲート端子NBGNはIN3Pとは逆位相で電圧振幅する。
図14に示した出力ドライバ回路100lは、2つの最終出力段PMOSトランジスタのバックゲートおよび2つの最終出力段NMOSトランジスタのバックゲートが、各々のドレイン端子が繋がる出力端子OUTP、OUTNと、それぞれ同位相で電圧振幅するように動作するので、バックゲート端子PBGP、PBGNとバックゲート端子NBGP、NBGNの電圧振幅値をそれぞれ適当に設定することにより、寄生容量CP1、CP2、CP3、CP4への充放電を抑制することが可能となる。
[本開示の一実施形態による効果]
このように、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路は、最終出力段トランジスタの寄生容量の充放電を抑制することで、スルーレートの低下を防ぐことが可能となる。そして本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路は、スルーレートの低下を防ぐことにより、高速なデータレートを有する信号を出力することが可能となる。特に、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路は、例えば1Gbpsを超えるような高速な伝送レートを有するデジタルデータの伝送に適している。
ここで、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路による効果を示す。図15は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路による効果をグラフで示す説明図である。図15に示したグラフは、破線が最終出力段トランジスタの寄生容量の充放電を抑制しなかった場合の出力波形を示し、実線が本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路(例えば図10に示した出力ドライバ回路100h)によって最終出力段トランジスタの寄生容量の充放電を抑制した場合の出力波形を示す。
図15に示したように、最終出力段トランジスタの寄生容量の充放電を抑制しなかった場合は、波形の立ち上がり及び立ち下がりが鈍っている。このように波形の立ち上がり及び立ち下がりが鈍ると、データレートの高速化の障害となる。
一方、図15に示したように、最終出力段トランジスタの寄生容量の充放電を抑制した場合は、抑制しなかった場合に比べて波形の立ち上がり及び立ち下がりが急峻になっている。波形の立ち上がり及び立ち下がりが急峻になることで、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路は、スルーレートの低下を防ぎ、例えば1Gbpsを超えるような高速なデータレートを有する信号を出力することが可能となる。
なお、ここまでの構成例における最終出力段用の高電位側電源VOHは、各出力ドライバ回路の最終出力段用に特別に設けてもよいし、高電位側電源VDDと短絡させてもよい。またここまでの構成例における最終出力段用の低電位側電源VOLは、各出力ドライバ回路の最終出力段用に特別に設けてもよいし、低電位側電源VSSと短絡させてもよい。
[出力ドライバ回路を備える撮像装置の構成例]
ここまでは、スルーレートの低下を防いで高速なデータレートを有する信号を出力することが可能な出力ドライバ回路の構成について説明した。続いて、このような出力ドライバ回路を備える装置の一例として、出力ドライバ回路を備える撮像装置の構成例を説明する。
図16は、本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路を備えた撮像装置の機能構成例を示す説明図である。図16に示した撮像装置200は、撮像部210と、シリアライザ220と、バッファ回路230と、を含んで構成される。
撮像部210は、例えばレンズや、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)その他の撮像素子を有する、静止画像又は動画像を得るためのカメラモジュールである。撮像部210が出力する信号はシリアライザ220に送られる。本実施形態では、撮像部210が出力する信号はパラレルにシリアライザ220に送られる。
シリアライザ220は、撮像部210が出力する信号をシリアルデータに変換してバッファ回路230へ出力する。
バッファ回路230は、上述した出力ドライバ回路100a〜100lのいずれかの構成を有し、シリアライザ220から出力される信号をバッファし、信号を撮像装置200の外部へ出力する。
撮像装置200は、図16に示すような構成を有することで、撮像部210が撮像した動画像を高速に伝送することが出来る。図16に示した撮像装置200は、例えば医療機器の分野において予想される、外科手術用顕微鏡などの高解像度化や3D化に伴う伝送レートの高速化に対応することが可能になる。特に電子内視鏡の分野では高速なデジタル信号をできるだけ少ない本数の信号線で伝送することが求められるため、信号線1本当たりの伝送レートをより高速化することが可能な撮像装置200は、電子内視鏡の分野でのそのような要求を満たすことが可能となる。
また医療機器の分野以外においても、上述した出力ドライバ回路100a〜100lのいずれかの構成を備えることにより、映像の高解像度化や3D化に伴う伝送レートの高速化に対応することが可能になる。例えば映像を送信してから受信側で表示するまでに大きく遅延することが許されない映像伝送システムにおいて、映像を送信する側の装置に、上述した出力ドライバ回路100a〜100lのいずれかの構成が備えられていても良い。
<3.まとめ>
以上説明したように本開示の一実施形態によれば、最終出力段トランジスタの寄生容量の充放電を抑制することで、スルーレートの低下を防ぐことが可能な出力ドライバ回路を提供することができる。本開示の一実施形態に係る出力ドライバ回路は、スルーレートの低下を防ぐことにより、例えば1Gbpsを超えるような高速なデータレートを有する信号を出力することが可能となる。
また本開示の一実施形態によれば、上述した出力ドライバ回路を有する撮像装置を提供することが出来る。本開示の一実施形態に係る撮像装置は、上述した出力ドライバ回路を有することで、できるだけ少ない本数の信号線で動画像を高速に伝送することが出来る。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
ソース又はドレインが出力端子に接続される少なくとも1つのMOSトランジスタと、
前記MOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動するドライブ回路と、
を備える、半導体集積回路。
(2)
少なくとも1つの前記MOSトランジスタは、P型ウェファーを用いたツインウェル又はトリプルウェルのCMOSプロセスで作製されたPMOSトランジスタであり、
前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを構成するN型ウェルを駆動する回路であり、前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動する、前記(1)に記載の半導体集積回路。
(3)
前記PMOSトランジスタは、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が前記出力端子に接続され、
前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記PMOSトランジスタのゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、前記(2)に記載の半導体集積回路。
(4)
前記PMOSトランジスタは2つ直列に接続され、第1のPMOSトランジスタは前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が前記出力端子と接続され、第2のPMOSトランジスタは前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインと短絡され、ドレイン端子が前記出力端子と接続され、
前記ドライブ回路は、前記第1のPMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第1のPMOSトランジスタゲート電極と同位相で電圧振幅するように駆動し、前記第2のPMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第2のPMOSトランジスタゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、前記(2)に記載の半導体集積回路。
(5)
前記PMOSトランジスタは2つ並列に接続され、2つの前記PMOSトランジスタのソース端子はお互いに短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子の各々の端子に接続され、
前記ドライブ回路は、2つの前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを各々のゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、前記(2)に記載の半導体集積回路。
(6)
前記PMOSトランジスタは2つ直列に接続されたものが2つ並列に接続され、直列に接続された前記PMOSトランジスタの内、第1のPMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が差動構成の前記出力端子と接続され、第2のPMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインと短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子と接続され、
前記ドライブ回路は、前記第1のPMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第1のPMOSトランジスタゲート電極と同位相で電圧振幅するように駆動し、前記第2のPMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第2のPMOSトランジスタゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、前記(2)に記載の半導体集積回路。
(7)
少なくとも1つの前記MOSトランジスタは、P型ウェファーを用いたトリプルウェルのCMOSプロセスで作製されたNMOSトランジスタであり、
前記ドライブ回路は、前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを構成するP型ウェルを駆動する回路であり、前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動する、前記(1)に記載の半導体集積回路。
(8)
前記NMOSトランジスタは、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が前記出力端子に接続され、
前記ドライブ回路は、前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記NMOSトランジスタのゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、前記(7)に記載の半導体集積回路。
(9)
前記NMOSトランジスタは2つ直列に接続され、第1のNMOSトランジスタは前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が前記出力端子と接続され、第2のNMOSトランジスタは前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインと短絡され、ドレイン端子が前記出力端子と接続され、
前記ドライブ回路は、前記第1のNMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第1のNMOSトランジスタゲート電極と同位相で電圧振幅するように駆動し、前記第2のNMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第2のNMOSトランジスタゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、前記(7)に記載の半導体集積回路。
(10)
前記NMOSトランジスタは2つ並列に接続され、2つの前記NMOSトランジスタのソース端子はお互いに短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子の各々の端子に接続され、
前記ドライブ回路は、2つの前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを各々のゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、前記(7)に記載の半導体集積回路。
(11)
前記NMOSトランジスタは2つ直列に接続されたものが2つ並列に接続され、直列に接続された前記NMOSトランジスタの内、第1のNMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が差動構成の前記出力端子と接続され、第2のNMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインと短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子と接続され、
前記ドライブ回路は、前記第1のNMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第1のNMOSトランジスタゲート電極と同位相で電圧振幅するように駆動し、前記第2のNMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第2のNMOSトランジスタゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、前記(7)に記載の半導体集積回路。
(12)
前記MOSトランジスタは、P型ウェファーを用いたトリプルウェルのCMOSプロセスで作製されたPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタであり、
前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを構成するN型ウェルと、前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを構成するP型ウェルとを駆動する回路であり、前記バックゲート又はウェルを出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動する、前記(1)に記載の半導体集積回路。
(13)
前記PMOSトランジスタ及び前記NMOSトランジスタが直列に接続され、前記PMOSトランジスタは前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が前記出力端子と接続され、前記NMOSトランジスタは前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が前記出力端子と接続され、
前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲートと前記NMOSトランジスタのバックゲートとを、前記PMOSトランジスタ又は前記NMOSトランジスタのゲート電極と逆位相で電圧振幅するようにそれぞれ独立して駆動する、前記(12)に記載の半導体集積回路。
(14)
前記PMOSトランジスタ及び前記NMOSトランジスタが直列に接続されたものが2つ並列に接続され、前記PMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子と接続され、前記NMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子と接続され、
前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲートと前記NMOSトランジスタのバックゲートとを、前記PMOSトランジスタ又は前記NMOSトランジスタのゲート電極と逆位相で電圧振幅するようにそれぞれ独立して駆動する、前記(12)に記載の半導体集積回路。
(15)
前記(1)〜(14)のいずれかに記載の半導体集積回路を備える、撮像装置。
100a〜100l 出力ドライバ回路
200 撮像装置
210 撮像部
220 シリアライザ
230 バッファ回路

Claims (15)

  1. ソース又はドレインが出力端子に接続される少なくとも1つのMOSトランジスタと、
    前記MOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動するドライブ回路と、
    を備える、半導体集積回路。
  2. 少なくとも1つの前記MOSトランジスタは、P型ウェファーを用いたツインウェル又はトリプルウェルのCMOSプロセスで作製されたPMOSトランジスタであり、
    前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを構成するN型ウェルを駆動する回路であり、前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動する、請求項1に記載の出力ドライバ回路。
  3. 前記PMOSトランジスタは、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が前記出力端子に接続され、
    前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記PMOSトランジスタのゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、請求項2に記載の出力ドライバ回路。
  4. 前記PMOSトランジスタは2つ直列に接続され、第1のPMOSトランジスタは前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が前記出力端子と接続され、第2のPMOSトランジスタは前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインと短絡され、ドレイン端子が前記出力端子と接続され、
    前記ドライブ回路は、前記第1のPMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第1のPMOSトランジスタゲート電極と同位相で電圧振幅するように駆動し、前記第2のPMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第2のPMOSトランジスタゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、請求項2に記載の出力ドライバ回路。
  5. 前記PMOSトランジスタは2つ並列に接続され、2つの前記PMOSトランジスタのソース端子はお互いに短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子の各々の端子に接続され、
    前記ドライブ回路は、2つの前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを各々のゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、請求項2に記載の出力ドライバ回路。
  6. 前記PMOSトランジスタは2つ直列に接続されたものが2つ並列に接続され、直列に接続された前記PMOSトランジスタの内、第1のPMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が差動構成の前記出力端子と接続され、第2のPMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインと短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子と接続され、
    前記ドライブ回路は、前記第1のPMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第1のPMOSトランジスタゲート電極と同位相で電圧振幅するように駆動し、前記第2のPMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第2のPMOSトランジスタゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、請求項2に記載の出力ドライバ回路。
  7. 少なくとも1つの前記MOSトランジスタは、P型ウェファーを用いたトリプルウェルのCMOSプロセスで作製されたNMOSトランジスタであり、
    前記ドライブ回路は、前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを構成するP型ウェルを駆動する回路であり、前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動する、請求項1に記載の出力ドライバ回路。
  8. 前記NMOSトランジスタは、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が前記出力端子に接続され、
    前記ドライブ回路は、前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを前記NMOSトランジスタのゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、請求項7に記載の出力ドライバ回路。
  9. 前記NMOSトランジスタは2つ直列に接続され、第1のNMOSトランジスタは前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が前記出力端子と接続され、第2のNMOSトランジスタは前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインと短絡され、ドレイン端子が前記出力端子と接続され、
    前記ドライブ回路は、前記第1のNMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第1のNMOSトランジスタゲート電極と同位相で電圧振幅するように駆動し、前記第2のNMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第2のNMOSトランジスタゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、請求項7に記載の出力ドライバ回路。
  10. 前記NMOSトランジスタは2つ並列に接続され、2つの前記NMOSトランジスタのソース端子はお互いに短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子の各々の端子に接続され、
    前記ドライブ回路は、2つの前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを各々のゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、請求項7に記載の出力ドライバ回路。
  11. 前記NMOSトランジスタは2つ直列に接続されたものが2つ並列に接続され、直列に接続された前記NMOSトランジスタの内、第1のNMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が差動構成の前記出力端子と接続され、第2のNMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインと短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子と接続され、
    前記ドライブ回路は、前記第1のNMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第1のNMOSトランジスタゲート電極と同位相で電圧振幅するように駆動し、前記第2のNMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを該第2のNMOSトランジスタゲート電極と逆位相で電圧振幅するように駆動する、請求項7に記載の出力ドライバ回路。
  12. 前記MOSトランジスタは、P型ウェファーを用いたトリプルウェルのCMOSプロセスで作製されたPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタであり、
    前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを構成するN型ウェルと、前記NMOSトランジスタのバックゲート又はウェルを構成するP型ウェルとを駆動する回路であり、前記バックゲート又はウェルを出力端子と同位相で電圧振幅するように駆動する、請求項1に記載の出力ドライバ回路。
  13. 前記PMOSトランジスタ及び前記NMOSトランジスタが直列に接続され、前記PMOSトランジスタは前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が前記出力端子と接続され、前記NMOSトランジスタは前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が前記出力端子と接続され、
    前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲートと前記NMOSトランジスタのバックゲートとを、前記PMOSトランジスタ又は前記NMOSトランジスタのゲート電極と逆位相で電圧振幅するようにそれぞれ独立して駆動する、請求項12に記載の出力ドライバ回路。
  14. 前記PMOSトランジスタ及び前記NMOSトランジスタが直列に接続されたものが2つ並列に接続され、前記PMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と高電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して高電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子と接続され、前記NMOSトランジスタは差動構成の前記出力端子と低電位側の電源ラインとの間に配置され、ソース端子が所定のインピーダンスを介して低電位側の電源ラインに短絡され、ドレイン端子が差動構成の前記出力端子と接続され、
    前記ドライブ回路は、前記PMOSトランジスタのバックゲートと前記NMOSトランジスタのバックゲートとを、前記PMOSトランジスタ又は前記NMOSトランジスタのゲート電極と逆位相で電圧振幅するようにそれぞれ独立して駆動する、請求項12に記載の出力ドライバ回路。
  15. 請求項1に記載の出力ドライバ回路を備える、撮像装置。
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