JP2014160935A - 映像記録装置および移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部情報に基づいて常に最適な映像を記録し、かつ記録装置の使用領域を削減する映像記録装置を提供する。
【解決手段】カメラ7と、カメラ7によって得られる映像を記録する映像記録部9と、外部から入手した情報に基づいて記録する映像の視野角を決定する記録範囲決定部5と、記録される映像の視野角を変える記録映像制御部6を備える映像記録装置100。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像を撮影する撮像装置を備えた映像記録装置および移動体に関する。
運転者への安全運転や省エネ運転の啓蒙のためのアドバイスやコンサルティングに、一般に「ドライブレコーダ」と呼ばれる車載用の映像記録装置が用いられることがある。このドライブレコーダは、車両周辺の映像と、その間のブレーキや速度などの車両情報とを、半導体メモリや光ディスクなどに記録する。
特許文献1には、前方車両との車間距離を測定し、車間距離が急激に変化した場合に、車前方の画像データを記録するという技術が開示されている。
また、特許文献2には、ドライブレコーダに使用する状況変動把握システムとして、取得した画像情報、音声情報、または加速度情報に基づいて、状況が変化したかどうかを把握するという技術が開示されている。
また、特許文献3には、加速度の大きさから、車両を移動状態または駐停車状態に区分けし、車両の状態ごとに映像を記録するかどうかを判定する衝撃閾値を変更する技術が開示されている。
また、特許文献4には、周囲の画像から移動成分を算出し、その移動成分が存在する候補領域の距離を測定することにより得た三次元情報から、衝突可能性を判定し、自動記録するという技術が開示されている。
しかし、上述の従来技術は、状況に応じて撮影を開始し、撮影した映像を記録するので、常時撮影した映像を記録することができないという問題があった。
そこで、特許文献5には、高いフレームレートによってイベント発生直後まで映像を撮影し、イベント前後の映像は高いフレームレートのまま記録し、それ以前の映像は低フレームレートに変換して記録するという技術が開示されている。
特開2006−347493号(2006年12月28日公開) 特開2009−32138号(2009年2月12日公開) 特開2006−235732号(2006年9月7日公開) 特開2010−286926号(2010年12月24日公開) 特開2006−67172号(2006年3月9日公開)
しかしながら、特許文献5の技術は低速記録領域に保存する際に撮影した映像を間引いて保存する。そのため、車両の電源スイッチをONした時点からOFFする時点までの間を連続して常に最適な映像データとして記録することはできないという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部情報に基づいて常に最適な映像を記録し、かつ記録装置のメモリ使用領域を削減する映像記録装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る映像記録装置は、複数のフォトダイオードが配列して構成された撮像領域を有する撮像素子と、映像を記録する記録手段と、外部から入手した情報に基づいて、上記撮像領域のうちのどの範囲から得られる映像を上記記録手段に記録するかを決定する決定手段と、上記決定手段によって決定された上記範囲の映像を上記記録手段に記録する制御手段と、を備えており、上記情報は、ユーザーの音声情報、加速度情報、速度情報、予め移動する方向である事前移動方向情報、または、移動している方向である移動方向情報のうちの少なくとも一つである、ことを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る移動体は、上記映像記録装置を搭載したことを特徴としている。
本発明によれば、外部から取得した情報に基づいて、撮像素子によって撮像された映像のうち、どの範囲の映像を記録するか決定するので、常に状況に応じた映像が記録され、かつ記録装置のメモリ使用領域を削減する効果を奏する。
本実施形態1に係る映像記録装置の要部構成を示すブロック図である。 (a)は、映像記録装置を正面から見た外観を示す図であり、(b)は、(a)を下側から見た外観を示す図であり、(c)は、(a)を上側から見た外観を示す図であり、(d)は、(a)を左側から見た外観を示す図である。 本実施形態1に係る映像記録装置が車両内に設置されている様子を示す図である。 広視野角映像としての映像の視野範囲を示す図であり、図4の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図4の(b)は図4の(a)において撮影された映像を示す図である。 図4の広視野角映像よりもカメラの水平画角を小さい中視野角映像としての映像の視野範囲を示す図であり、図5の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図5の(b)は図5の(a)において撮影された映像を示す図である。 図4の広視野角映像よりも図5の中視野角映像よりもカメラの水平画角を小さい狭視野角映像としての映像の視野範囲を示す図であり、図6の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図6の(b)は図6の(a)において撮影された映像を示す図である。 狭視野角映像の場合において、右側半分の領域に相当する映像の視野範囲を示す図であり、図7の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図7の(b)は図7の(a)において撮影された映像を示す図である。 狭視野角映像の場合において、左側半分の領域に相当する映像の視野範囲を示す図であり、図8の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図8の(b)は図8の(a)において撮影された映像を示す図である。 (a)は、広視野角映像データの撮像領域を、カメラの固体撮像素子上に対応させた図であり、(b)は、中視野角映像データの撮像領域、カメラの固体撮像素子上に対応させた図であり、(c)は、狭視野角映像データを、カメラの固体撮像素子上に対応させた図であり、(d)は、図7の視野方向の狭視野角映像データを、カメラの固体撮像素子上に対応させた図であり、(e)は、図8の視野方向の狭視野角映像データを、カメラの固体撮像素子上に対応させた図である。 固体撮像素子の配列を示す図である。 本実施形態1に係る映像記録装置が記録した映像を閲覧するアプリケーションの画面を示す図である。 本発明の実施形態1に係る映像記録装置の変形例1の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る映像記録装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る映像記録装置が取得する加速度情報を示す図である。 本発明の実施形態3に係る映像記録装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る映像記録装置が取得するGPS信号のRMCおよびGGAを示す図である。 本発明の実施形態3に係る映像記録装置の変形例2の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4に係る映像記録装置の要部構成を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明に係る映像記録装置の一実施形態について、詳細に説明する。本発明の実施形態1に係る映像記録装置は、乗用車などの車に搭載する車載用の映像記録装置として適用することができる。以下では、車載用の映像記録装置として説明する。
(1)映像記録装置の配設形態
図3は、本実施形態1に係る映像記録装置100が車両102内に設置されている様子を示す図である。図3に示すように、映像記録装置100は、フロントガラス101の天井部近傍に車内から両面テープ38(図2)によって取り付けられ、映像記録装置100に具備されたカメラ7(図2)によって前方が撮影できるように設置される。
(2)映像記録装置100の概要
図2(a)は、映像記録装置100を正面から見た外観を示す図であり、(b)は、(a)を下側から見た外観を示す図であり、(c)は、(a)を上側から見た外観を示す図であり、(d)は、(a)を左側から見た外観を示す図である。図2に示すように、映像記録装置100は、カメラ7、カメラ撮影方向調整用つまみ32、カメラ撮影方向固定用つまみ33、LEDランプ34、メイン電源スイッチ35、TVモニタ出力端子36、タッチパネル37、および両面テープ38を備えている。撮影する方向はカメラ撮影方向調整用つまみ32(図2)によって調整され、カメラ撮影方向固定用つまみ33によって固定される。電源コード39によって電源が供給され、メイン電源スイッチ35によって起動する。起動後、映像記録装置100の動作状態はLEDランプ34によって示され、ユーザーはタッチパネル37を使って撮影モードを切り替える。切り替える撮影モードとして、車両の電源スイッチをONした時点からOFFする時点まで連続して映像を記録し続ける連続記録モードおよび外部情報に基づいて映像を記録するか否かを判断するイベント記録モードがある。撮影された映像は、TVモニタ出力端子36から出力される信号によって確認できる。
(3)映像記録装置100の詳細
以下、本実施形態1に係る映像記録装置100の主要構成および機能について説明する。
図1は、本実施形態1に係る映像記録装置100の要部構成を示すブロック図である。
映像記録装置100は、映像記録装置100の外部から取得した情報に基づいて、カメラの撮像領域のうちのどの範囲の映像を記録するか、その記録範囲を決定して、その決定結果に基づいて、記録範囲の映像を記録手段に記録するというものである。そのため、映像記録装置100は、図1に示すように、音声情報取得部1(音声情報取得手段)、車両情報取得部4、記録範囲決定部5(決定手段)、記録映像制御部6(制御手段)、カメラ7(撮像素子)、映像取得部8(制御手段)、および映像記録部9(記録手段)を備えている。
つまり、映像記録装置100では、音声情報取得部1および車両情報取得部4が映像記録装置100の外部から取得した情報に基づいて、映像記録部9に記録する映像の視野角および視野方向を記録範囲決定部5が決定する。記録範囲決定部5によって決定された視野角および方向に基づいて、記録映像制御部6は、制御信号を映像取得部8に対して送出し映像取得部8は、カメラ7から取得した映像データを当該制御信号に基づいて制御し、記録範囲決定部5によって決定された視野角および方向の映像を映像記録部9に記録する。
以下に、映像記録装置100に具備される各構成について説明する。
(音声情報取得部1)
音声情報取得部1は、映像記録装置100周辺の音声情報を取得し、ADPCM方式等によりデジタルデータに変換する。音声情報取得部1とは、例えばマイクである。
(車両情報取得部4)
車両情報取得部4は、CAN通信プロトコルを使って、車両CAN通信部31と通信する。車両CAN通信部31は、映像記録装置100が設置されている車両102(図3)が有する機能であり、配線工事をすることにより、車両情報取得部4に接続し、通信できる。車両情報取得部4は、操舵角情報取得部12を有している。
・操舵角情報取得部12
操舵角情報取得部12は、車両のハンドルの角度情報(移動方向情報)を取得する。車両情報取得部4に接続されている車両CAN通信部31から、車両情報を取得すると、操舵角情報取得部12が当該車両情報から当該角度情報を取得する。なお、車両CAN通信部31から操舵角情報取得部12へ当該角度情報が送出されてもよい。
次に、記録範囲決定部5および記録映像制御部6よりも先にカメラ7および映像取得部8について、図4〜10を用いて説明する。
(カメラ7)
カメラ7は、1/4”(1/4インチ)系のレンズを有している。カメラ映像としての対角が191度のレンズを使用することにより、最大水平画角180度の映像を撮影できる。なお、カメラ7のレンズは、1/2”または1/3”でも構わない。
更に、カメラ7は、複数のフォトダイオードにより構成されるCCDやC−MOSイメージャーである固体撮像素子を有する。本実施形態1では、VGAより高精細な映像を取得するWXGA(1280×768ピクセル)対応イメージセンサを用いる。これにより、下位のXGAやVGAを併用することにより、半導体メモリや、光ディスク又は、磁気記録媒体に記録するためのメモリ使用領域を削減すると共に、パソコンやテレビモニターで映像を閲覧する場合の、視覚効果を高めることができる。なお、XGA(1024×768ピクセルの4:3)では、”水平144度、垂直108度”の映像を記録する。VGA(640×480ピクセルの4:3)では、”水平90度、垂直60度”の映像を記録する。
カメラ7が撮影した映像データ(1280×768ピクセルのWXGAデータ)は、映像取得部8へと送られる。
(映像取得部8)
映像取得部8は、カメラ7から映像データ(1280×768ピクセルのWXGAデータ)を取得するとともに、後述する記録映像制御部6が生成する制御信号を取得する。そして、映像取得部8は、当該制御信号に基づいて、取得した当該映像データ(1280×768ピクセルのWXGAデータ)から、上記固体撮像素子の少なくとも一部分の領域(範囲)の映像データを取得して、映像記録部9に記録する。
本実施形態1では、映像取得部8は、映像記録部9に記録する映像データとして、以下の3種類の大きさ(ピクセル数)を設けている。具体的には、映像取得部8は、1280×720ピクセルの広視野角映像、広視野角映像よりもカメラの水平画角を小さい中視野角映像、および、広視野角映像よりも中視野角映像よりもカメラの水平画角を小さい狭視野角映像の3種類の大きさ(ピクセル数)の映像を、記録映像制御部6から送られた制御信号に基づいて取得する。これにより、異なった視野角および解像度の映像を映像記録部9に記録することができる。以下に、3種類の大きさ(ピクセル数)の映像について説明する。
図4は、広視野角映像としての映像の視野範囲を示す図であり、図4の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図4の(b)は図4の(a)において撮影された映像を示す図である。上述のようにカメラ7の固体撮像素子は、WXGA対応イメージセンサである。そのため、HDの解像度を得るためには、水平1280×垂直720ピクセルの画素数では、水平180度の画角に対し、垂直の画角は16:9の関係にあるので101度となる。すなわち、図4に示す広視野角映像は、水平画角180度、垂直画角101度の視野角を持つ、HD(1280×720ピクセル)の解像度の映像である。
図5は、図4の広視野角映像よりもカメラの水平画角を小さい中視野角映像としての映像の視野範囲を示す図であり、図5の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図5の(b)は図5の(a)において撮影された映像を示す図である。広視野角映像よりもカメラの水平画角を小さくするためには、XGAの水平1024×垂直768ピクセルに相当する分だけの、固体撮像素子の中心部分が取得した映像を記録することで、水平144度、垂直108度の映像データとすることができる。すなわち、図5に示す中視野角映像は、水平画角144度、垂直画角108度の視野角を持つ、XGA(1024×768ピクセル)の解像度の映像である。
なお、記録する映像は撮像素子全体の映像データでもよく、つまり、広視野角映像は、WXGA(1280×768ピクセル)の映像でもよい。
図6は、図4の広視野角映像よりも図5の中視野角映像よりもカメラの水平画角を小さい狭視野角映像としての映像の視野範囲を示す図であり、図6の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図6の(b)は図6の(a)において撮影された映像を示す図である。中視野角映像よりもカメラの水平画角を小さくするためには、VGAの水平640×垂直480ピクセルに相当する分だけの、固体撮像素子の中心部分が取得した映像を記録することで、水平90度、垂直67.5度の映像データとすることができる。すなわち、図6に示す狭視野角映像は、水平画角90度、垂直画角67.5度の視野角を持つ、VGA(640×480ピクセル)の解像度の映像である。
また、狭視野角映像の場合は、水平画角に対応する水平ピクセル数が上記固体撮像素子を水平方向に二分した領域のうちの一方の領域の水平ピクセル数と等しい。そのため、狭視野角映像の場合は、図7および図8に示すように、上記固体撮像素子の右側半分または左側半分の領域に相当する映像とすることもできる。
図7は、狭視野角映像の場合において、右側半分の領域に相当する映像の視野範囲を示す図であり、図7の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図7の(b)は図7の(a)において撮影された映像を示す図である。図7に示すように、映像取得部8は、水平画角90度を右側に偏らせることにより、VGA(640×480ピクセル)の解像度を有する右側のみの映像を取得できる。
図8は、狭視野角映像の場合において、左側半分の領域に相当する映像の視野範囲を示す図であり、図8の(a)は、車両と視野範囲との関係を示した図であり、図8の(b)は図8の(a)において撮影された映像を示す図である。図8に示すように、映像取得部8は、水平画角90度を左側半分に偏らせることにより、VGA(640×480ピクセル)の解像度を有する左側半分のみの映像を取得できる。
このように互いに異なる視野角および方向の映像の記録を、上記固体撮像素子によって実現できる。すなわち、本実施形態では、カメラ7に具備される固体撮像素子が、WXGA(1280×768ピクセル)対応の撮像素子であることから、当該撮像素子の映像から、広視野角の映像、狭視野角の映像、および、これらの中間にあたる中視野角の映像を取得することができ、また、狭視野角の映像の場合には、図7および図8に示したように狭視野角の映像データの中心が上記固体撮像素子の中心から外れた位置となるように、互いに異なる視野方向の映像も取得することができる。これは、中視野角の映像であっても可能である。
なお、本実施形態1では、WXGA(1280×768ピクセル)対応イメージセンサを固体撮像素子として具備しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述したように1つの撮像素子によって、異なる視野角および視野方向の映像を取得し記録することができる態様を実現できる固体撮像素子であればよい。この点から言えば、最大水平画角180度(1280ピクセル)、最大垂直画角108度(768ピクセル)を満たすWXGA(1280×768ピクセル)以上の画素数を有する撮像素子を用いれば、撮影された映像から、上述のような互いに異なる視野角および視野方向の映像を取得できる。
図9(a)は、広視野角映像データの撮像領域を、カメラ7の固体撮像素子上に対応させた図であり、(b)は、中視野角映像データの撮像領域、カメラ7の固体撮像素子上に対応させた図であり、(c)は、狭視野角映像データを、カメラ7の固体撮像素子上に対応させた図であり、(d)は、図7の視野方向の狭視野角映像データを、カメラ7の固体撮像素子上に対応させた図であり、(e)は、図8の視野方向の狭視野角映像データを、カメラ7の固体撮像素子上に対応させた図である。
図9(a)、(b)、および(c)に示すように、視野角ごとに、取得する映像の撮像領域を設定することにより、1つの撮像素子によって様々な視野角の映像を取得できる。また、図9(d)および(e)に示すように、撮像素子の右側または左側を撮像領域とすることにより、右方向または左方向の映像を取得できる。なお、本実施形態1では、図7に示す車両の進行方向右側を図9(e)に示す上記固体撮像素子の右側により撮影できる態様となっており、図8に示す車両の進行方向左側を図9(d)に示す上記固体撮像素子の左側により撮影できる態様となっている。
また、図10は上記固体撮像素子の配列を示す図である。図9の撮像素子は、それぞれ図10に示すように、Cy(シアン)、Ye(イエロー)、Mg(マゼンタ)、G(グリーン)のフィルターが配置されている。
次に、上述のような視野角および視野方向を決定する構成について説明する。
(記録範囲決定部5)
記録範囲決定部5は、映像記録部9に記録する映像データの視野角および方向を決定する。図1に示すように、記録範囲決定部5は、映像記録部9に記録する映像データの視野角を決定するためのフレーズ判定部14および視野角決定部18(決定部)と、映像記録部9に記録する映像データの視野方向を決定するための方向判定部19aおよび方向決定部19bとを備えている。
ここで、本実施形態1の映像記録装置100は、上述した図3のように車両102に搭載されている。すなわち、当該車両102が走行している際には、少なくとも運転手が乗車している。そこで、本実施形態1の映像記録装置100は、乗車している者が発する声に基づいて、映像記録部9に記録する映像データの視野角を決定する態様となっている。
この態様を実現するべく、本実施形態1の映像記録装置100は、上述した図1に示す音声情報取得部1が少なくとも具備されている。
記録範囲決定部5は、音声情報取得部1から音声情報を取得し、取得した音声情報に含まれるフレーズが所定のフレーズか否かを判定するフレーズ判定部14を有している。すなわち、音声情報取得部1が取得する音声情報には、フレーズを特定することができる情報が含まれる。
・フレーズ判定部14
フレーズ判定部14には、予め幾つかのフレーズが登録されており、各登録フレーズに対応した信号を生成し、出力することができる構成となっている。登録フレーズとしては、「XGA」「VGA」などが登録されている。
例えば、運転手が「XGAに変更する」という文言を発声し、音声情報取得部1がこの「XGAに変更する」という音声情報を取得してフレーズ判定部14に出力すると、フレーズ判定部14において登録フレーズの有無が判定される。ここで、登録フレーズを「XGA」とすると、登録フレーズを含むという判定結果となる。フレーズ判定部14は、判定結果を視野角決定部18に出力する。
ここで、フレーズ判定部14は、登録フレーズとして「XGA」以外にも、例えば記録すべき映像の視野角に直接的に関係する「HD」や「VGA」が登録されていてもよく、上述したように運転手が当該視野角を音声指示することにより、その視野角の映像データが映像記録部9に記録されるように構成することができる。なお、運転手の音声情報に含まれる登録フレーズは1つとは限らない。すなわち、運転手が発した音声を登録フレーズと照合した結果、当該音声が複数の登録フレーズと一致することもある。
また、記録すべき映像の視野角に直接的は関係しないが、「広く記録」というような視野角を音声指示することも可能である。この場合には、そのような指示が無い場合に映像記録部9に記録される映像(基準映像)を、XGAの水平1024×垂直768ピクセル、あるいは、VGAの水平640×垂直480ピクセルの解像度の映像であって、その中心位置も固体撮像素子の中心部分に一致させた映像が記録されるようにするとよい。これは、視野角決定部18および方向決定部19bがそのような決定信号を生成すればよい。そうすることで、「広く記録」というような視野角を指示する音声情報がフレーズ判定部14において感知された場合にその指示に対応した映像が記録され、その指示が無い場合には基準映像を記録される態様を実現することができる。
また、基準映像を用いる態様の他の例としては、登録フレーズに「あっ!」や「ギャー!」といった感嘆詞、あるいは、「危ない」や「ぶつかる」といった危険な状況を連想させるフレーズがある例がある。HDの解像度の映像(広視野角映像)よりも小さいXGAやVGAの解像度の映像(中視野角映像、狭視野角映像)を基準映像としていて、そのような登録フレーズを感知した場合に、HDの解像度の映像(広視野角映像)に記録映像領域を拡大することができる。
なお、音声情報に登録フレーズが含まれなかった場合にも、上述の基準映像を用いる。すなわち、フレーズ判定部14からは、登録フレーズが含まれていればその登録フレーズに対応付られた情報が判定結果として視野角決定部18に送出される。一方、フレーズが含まれていなければ、それに対応付られた情報が判定結果として視野角決定部18に送出される。
なお、本実施形態1では、フレーズ判定部14は、記録すべき映像の視野角を決定するための構成であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、フレーズ判定部14を、視野角および視野方向を決定するための構成としてもよい。すなわち、登録フレーズとして「右」「左」「真っ直ぐ」というようなフレーズを登録して、運転手が「右側を記録」というフレーズを発した場合に、フレーズ判定部14がそれを感知し、上述したものと同様に右側の映像データが記録されるようにしてもよい。この場合には、フレーズ判定部14の判定結果は方向決定部19bに送出される構成とすればよい。
・視野角決定部18
視野角決定部18は、フレーズ判定部14から得られる判定結果に基づいて、映像記録部9に記録する映像データの視野角を決定し、決定信号を生成する。上述の運転手が「XGAに変更する」という文言を発声する例では、XGAの解像度が設定されている中視野角の映像を示す決定信号を生成する。視野角決定部18の決定信号は、記録映像制御部6に送出される。
以上により、視野角が決定する。続いて、視野方向について説明する。
本実施形態1の映像記録装置100では、車両102(図3)の走行方向を感知して、その方向に合わせた映像データを記録することをおこなう。これは、例えば、車両が右折する場合、運転手はその進行方向の情報を重点的に把握する必要がある。右折する先に居る歩行者の動き、右折する先から出現する車の動きなどを把握することによって、安全な運転(右折)が可能となる。例えば、図7に示した映像がそうである。右折しようとする運転手は、図7の(b)に示す映像に対応する車両周辺状況を確認する必要がある。換言すれば右折しようとする運転手にとって図8に示す左側の情報は特に必要ない。左側の情報は進行方向に無関係だからである。すなわち、ドライブレコーダとしての映像記録装置100は、右折する車両(運転手)にとって不要な図8に示す左側の車両周辺状況の映像データを記録する必要がなく、これを記録しないことにより、映像記録部9の使用領域を少なくすることができる。
反対に、左折する車両(運転手)にとって重要なのは図8に示す左側の車両周辺状況であり、図7に示す右側の車両周辺状況を映像データとして記録することは映像記録部9の使用領域を無駄に使用することになる。
そこで、本実施形態1の映像記録装置100では、車両102の進行方向を感知して、その方向に合わせた視野方向の映像を映像記録部9に記録する態様となっている。換言すれば、進行方向に無関係な方向の映像は記録しない態様となっている。
この態様を実現するべく、本実施形態1の映像記録装置100は、上述した図1に示す車両情報取得部4に構成される操舵角情報取得部12が、CAN通信プロトコルを使って、映像記録装置100の外部である車両CAN通信部31と通信する。
・方向判定部19a
方向判定部19aは、操舵角情報取得部12から取得した情報に基づき、車両102(図3)の進行方向を判定する。すなわち、運転手によって車両のハンドルが右回りに120°回転したとすると、操舵角情報取得部12はその角度情報(操舵角情報)として‘正方向120°’という情報を方向判定部19aに送出するので、方向判定部19aは、当該情報に基づいて、車両の進行方向が、右か、左か、その何れでも無い直進かを判定する。
また、方向判定部19aは操舵角の閾値を設けており、例えば、正方向および負方向(左回りを負方向とする)ともに60°を閾値としておき、60°を超える角度情報を取得すれば、正方向なら進行方向は右折(右側)、負方向なら左折(左側)と決定する。60°を超えない角度であれば、直進(右左折なし)と決定する。
なお、閾値は60°に限らないが、60°と設定することによって、ハンドルを小さくきって緩いカーブを走行する場合などに、ハンドルが僅かに回転するたびに記録映像が右側、左側に切り替わってしまうという不都合が生じないため好ましい。
・方向決定部19b
方向決定部19bは、方向判定部19aからの判定結果を取得して、映像記録部9に記録する映像データの視野方向を決定するための決定信号を生成する。
本実施形態1では、上述の図9の(c)が、方向判定部19aから直進(右左折なし)との判定結果を取得した場合の視野方向に対応する固体撮像素子の領域を示している。方向決定部19bは、方向判定部19aから直進(右左折なし)との判定結果を取得した場合には、映像記録部9に記録される映像データの中心部と、固体撮像素子の中心部とが一致することを示す決定信号を生成して、記録映像制御部6に送出する。
また、上述の図9の(d)が、方向判定部19aから右との判定結果を取得した場合の視野方向に対応する固体撮像素子の領域を示している。図9の(d)に示すように、映像記録部9に記録されるべき映像データを、固体撮像素子の中心部分よりも右側の領域に在る撮像素子によって取得される映像データとすることを示す決定信号を生成して、記録映像制御部6に送出する。
また、上述の図9の(e)が、方向判定部19aから左との判定結果を取得した場合の視野方向に対応する固体撮像素子の領域を示している。図9の(e)に示すように、映像記録部9に記録されるべき映像データを、固体撮像素子の中心部分よりも左側の領域に在る撮像素子によって取得される映像データとすることを示す決定信号を生成して、記録映像制御部6に送出する。
このように、方向決定部19bによって決定された視野方向情報は、記録映像制御部6に送出される。
以上により視野方向が決定する。
(記録映像制御部6)
記録映像制御部6は、記録範囲決定部5によって決定された視野角および方向に基づいた制御信号を生成して、当該制御信号を映像取得部8に送出する。
この制御信号に基づいて、映像取得部8が、上述したように、カメラから取得した映像データから、記録すべき映像の視野角および視野方向のデータを取得し、映像記録部9に記録する。
なお、本実施形態1において広視野角の映像データを記録する場合には、視野方向は制御できない。すなわち、視野角および視野方向は、視野角のほうが優先順位が高い。このように優先順位に基づいた視野角および視野方向の制御は、記録映像制御部6がおこなう。
(映像記録部9)
映像記録部9は、半導体メモリIC、光ディスク、磁気記録媒体等によって構成される。
映像記録部9には、映像取得部8によって制御された映像データとともに、当該映像データに関連する情報が記録される。関連する情報の一例としては、時刻が挙げられるが、これに限定されるものではなく、後述する地図や加速度などを取得する構成とすれば、これらを映像データと関連付けて記録することも可能である。
(4)映像記録装置100の動作
映像記録装置100は、車両102(図3)の電源スイッチをONした時点から映像記録部9での映像の記録が行われる。映像記録部9での映像の記録は、車両102の電源スイッチをONした時点からOFFする時点までの間を連続して行われる。すなわち、車両102(図3)の電源スイッチをONした時点から音声情報取得部1は音声情報を取得でき、操舵角情報取得部12は角度情報を取得する。
(視野角決定部18の処理)
視野角決定部18は、フレーズ判定部14から取得した判定結果に応じて、記録すべき映像の視野角を決定する。
視野角決定部18では、上述したように、フレーズ判定部14から判定結果が取得される場合には判定結果を用いた視野角決定をおこなう一方で、フレーズ判定部14から判定結果が取得されない場合には、映像記録部9に記録されるべき映像(基準映像)を、XGAの水平1024×垂直768ピクセル、あるいは、VGAの水平640×垂直480ピクセルの解像度の映像であって、その中心位置も固体撮像素子の中心部分に一致させた映像とすることを示す決定信号を生成すればよい。
HDの解像度の映像(広視野角映像)よりも小さいXGAやVGAの解像度の映像(中視野角映像、狭視野角映像)を基準映像とすれば、フレーズ判定部14が登録フレーズを感知しない間は、映像記録部9の使用領域をHDの解像度の映像を常に記録する場合に比べて抑えることができる。
(5)記録した映像の閲覧
図11は、本実施形態1に係る映像記録装置100が記録した映像を閲覧するアプリケーションの画面を示す図である。映像記録装置100が記録した映像を閲覧するアプリケーションについて、図11を用いて説明する。
図11に示すように、映像記録装置100が記録した映像を閲覧するアプリケーション画面には、映像表示部81、地図表示部82、操作部83、設定部84、および加速度情報85が表示されている。
映像表示部81に、映像記録装置100に記録されている映像が表示され、表示されている映像に同期して、走行している位置が地図表示部82に、加速度の情報が加速度情報85に表示される。ユーザーは操作部83を使って、映像表示部81の映像の再生、停止、早送り等の操作ができる。また、アプリケーション自体の設定は、設定部84において設定可能である。
(6)本実施形態1の作用効果
以上のように、本実施形態1の映像記録装置100によれば、音声情報を用いて、映像記録部9に記録する映像データの大きさ(視野角)および撮影方向(視野方向)が決定するため、常に状況に応じた映像が記録され、かつ記録装置のメモリ使用領域を削減する効果を奏する。
また、その決定方法が、例えば運転手などのユーザーの手動によるものでなく、外部から取得する音声に基づいているため、決定操作が煩雑にならない。特に、本実施形態1のように車載された映像記録装置100の場合においては、運転手が手動操作により映像記録部9に記録する映像データの大きさ(視野角)および撮影方向(視野方向)を決定すると、危険運転を招く虞がある。しかし、本実施形態1の映像記録装置100によれば、外部から入手した情報に基づいていわゆる自動的に決定することから、ドライブレコーダとして好適に用いることができる。
〔変形例1〕
なお、本実施形態1の映像記録装置100は、音声情報としてフレーズを照合することにより視野角を決定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、音声量に基づいて視野角を決定してもよい。
以下に、本変形例1について、図12を用いて説明する。
図12は、図1に対応する本変形例1の映像記録装置100の主要ブロック図である。本変形例1では、上述の実施形態1のフレーズ判定部14に替えて音声量判定部15を備えている。
音声量判定部15は、音声情報取得部1から音声情報を取得することができ、取得した音声情報から音声量を特定する。換言すれば、音声情報には音声量を特定することができる情報を含んでいる。そして、音声量判定部15は、特定された音声量を、予め定めている閾値と比較する。
ここで、運転中に危険な状況に遭遇すると、「危ない!」「あっ!」「きゃー!」「わぁ!」と大声で叫ぶことがあるが、本変形例1では、このような音声量の一時的な増大を利用して、映像記録部9に記録する映像データの視野角を決定する。すなわち、音声量判定部15は、このような音声量の一時的な増大を感知すると、それを示す判定結果を、視野角決定部18に送出する。
本変形例1においても、上述の実施形態1と同様に、音声量判定部15からは、閾値を超えていればそれに対応付られた情報が判定結果として視野角決定部18に送出される。一方、閾値を超えていなければ、それに対応付られた情報が判定結果として視野角決定部18に送出される。
視野角決定部18では、その判定結果を取得したときには、映像記録部9に記録する映像データの視野角を広視野角とする決定信号を生成する。
これにより、音声量の一時的な増大を感知した場合に、映像記録部9に記録する映像データの視野角を広視野角となる態様を実現することができる。
本変形例1の場合も、上述した基準映像を採用すればよい。すなわち、音声量判定部15が音声量が閾値を超えないことを判定している間は、カメラ7の固体撮像素子の撮影可能領域全域よりも視野角が狭い領域の映像を映像記録部9に記録するように構成し、音声量判定部15が音声量の一時的な増大を感知した場合に広視野角の映像データを映像記録部9に記録するように構成する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図13に示す本実施形態2の映像記録装置100は、上述の実施形態1の音声情報取得部1(図1)に替えて加速度情報取得部2を備えている。また、本実施形態2の映像記録装置100は、上述の実施形態1のフレーズ判定部14(図1)に替えて加速度判定部16を記録範囲決定部5に有している。また、本実施形態2の映像記録装置100は、上述の実施形態1の操舵角情報取得部12(図1)に替えて方向指示器情報取得部13を車両情報取得部4に有している。
(加速度情報取得部2)
図13に示す加速度情報取得部2は、車両102(図3)の上下方向、左右方向、および前後方向の3軸加速度情報を取得する。取得できる範囲は、例えば−3.000G〜+3.000Gまでである。
図14は、取得する加速度情報を示す図である。図14に示す加速度情報には、車両の上下方向の加速度41、車両の左右方向の加速度42、および車両の前後方向の加速度43の3軸加速度情報が示されている。期間44aおよび期間44bは、車両102が走行しているときの3軸加速度情報が示されている。一方、期間45は車両が走行を停止しているときの3軸加速度情報が示されており、全ての加速度が0.0Gを示している。
加速度情報取得部2は取得した加速度情報を記録範囲決定部5の加速度判定部16に送出する。
なお、本実施形態1では、加速度情報は、記録すべき映像の視野角を決定するための構成であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、3軸加速度情報からは車両の進行方向も特定できるので、加速度情報取得部2が取得した加速度情報を、方向判定部19aに出力してもよい。
(車両情報取得部4)
・方向指示器情報取得部13
方向指示器情報取得部13は、車両情報取得部4に接続されている車両CAN通信部31から、車両情報としての方向指示器情報を取得する。
すなわち、方向指示器情報取得部13は、車両に搭載された方向指示器、つまりウインカー、が操作されているかどうかの方向指示器情報(事前移動方向情報)を映像記録装置100の外部から取得する。
方向指示器情報取得部13が取得した方向指示器情報は、記録範囲決定部5の方向判定部19aに送出される。
(記録範囲決定部5)
本実施形態2の記録範囲決定部5は、映像記録部9に記録する映像データの視野角を決定するための加速度判定部16および視野角決定部18(決定部)と、映像記録部9に記録する映像データの視野方向を決定するための方向判定部19aおよび方向決定部19bとを備えている。
・加速度判定部16
加速度判定部16は、加速度情報取得部2から加速度情報を取得すると、取得した加速度情報が示す加速度が、閾値を超えているか否かを判定する。取得した加速度情報が閾値を超えていた場合、加速度判定部16は閾値を超えたという判定結果を視野角決定部18に出力する。
車両が急ブレーキをかけると加速度が大きく変化する。加速度判定部16は、これを感知することができる。
加速度判定部16では、閾値を超えていればそれに対応付られた情報が判定結果として視野角決定部18に送出される。一方、閾値を超えていなければ、それに対応付られた情報が判定結果として視野角決定部18に送出される。
・視野角決定部18
視野角決定部18は、取得する映像が加速度判定部16から取得した判定結果に対応する視野角になるように、撮像領域の範囲を決定する。例えば、加速度判定部16から加速度が閾値を超えたという判定結果を取得した場合、視野角を広くする。
加速度判定部16が、取得した加速度情報が示す加速度が、閾値を超えているという判定結果を視野角決定部18に出力すると、視野角決定部18では、映像記録部9に記録されるべき映像データを、図9(a)に示す広視野角の映像データとすることを示す決定信号を生成して、記録映像制御部6に送出する。
ここで、加速度判定部16は、加速度が閾値を超えないと判定した場合には、その判定結果を視野角決定部18に送出してもよいし、送出しなくてもよい。加速度が閾値を超えないという判定結果を視野角決定部18に送出する場合には、その判定結果を受けた視野角決定部18は当該判定結果に基づいて映像記録部9に記録されるべき映像データを、中視野角あるいは狭視野角の映像データとすることを示す決定信号を生成して、記録映像制御部6に送出すればよい。一方、加速度が閾値を超えないと判定した場合に加速度判定部16がその判定結果を視野角決定部18に送出しない場合には、視野角決定部18は、加速度判定部16から判定結果を取得した場合に映像記録部9に記録されるべき映像データを、図9(a)に示す広視野角の映像データとすることを示す決定信号を生成して、加速度判定部16から判定結果を取得していない間は、中視野角あるいは狭視野角の映像データとすることを示す決定信号を生成して、記録映像制御部6に送出すればよい。
・方向判定部19a
方向判定部19aは、方向指示器情報取得部13から取得した情報に基づき、車両102(図3)の進行方向を判定する。判定結果を方向決定部19bに送出する。
・方向決定部19b
方向決定部19bは、方向判定部19aからの判定結果を取得して、映像記録部9に記録する映像データの視野方向を決定するための決定信号を生成する。
例えば、方向指示器情報取得部13から取得した方向が右だった場合、右側の映像を取得するように、撮像領域の範囲を決定する。この場合、ユーザーが右方向に曲がろうとして右のウインカーを出すと、方向決定部19bは、方向指示器情報取得部13から、右のウインカーが出ているという情報を取得する。方向決定部19bは、この情報を取得すると、取得する映像が右側の映像になるように、撮像領域の範囲を決定する。
なお、方向判定部19aを設けず、方向指示器情報取得部13から取得した情報が方向決定部19bに送出される構成としてもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図15に示す本実施形態3の映像記録装置100は、上述の実施形態1の音声情報取得部1(図1)に替えてGPS信号取得部3を備えている。また、本実施形態3の映像記録装置100は、上述の実施形態1のフレーズ判定部14(図1)に替えて速度判定部17を記録範囲決定部5に有している。
(GPS信号取得部3)
GPS信号取得部3は、GPSを使って、RMCおよびGGAの情報を含むGPS信号を取得する。
図16は、GPS信号取得部3が取得するGPS信号のRMC50およびGGA60を示す図である。RMC50は、測位時刻51(UMC)、ステータス52、緯度53、経度54、速度55、進行方向56、日付57(UTC)、およびチェックサム58によって構成されている。GGA60は、測位時刻61(UMC)、緯度62、経度63、GPSデータのクオリティ64、受信衛星数65、HDOP66、平均海面からのGPSアンテナの高度67、WGS−84楕円体からの平均海水面の高度差68、DGPSデータのエイジ69、DGPS基地局のID70、およびチェックサム71によって構成されている。
GPS信号取得部3は、取得したGPS信号から、図16に示すRMC50の速度55に相当する速度情報を取得して、速度判定部17に送出する。
(記録範囲決定部5)
本実施形態3の記録範囲決定部5は、映像記録部9に記録する映像データの視野角を決定するための速度判定部17および視野角決定部18(決定部)と、映像記録部9に記録する映像データの視野方向を決定するための方向判定部19aおよび方向決定部19bとを備えている。
・速度判定部17
速度判定部17は、取得した速度情報が示す速度が予め定めている閾値(例えば60km/h)を超えているか否かを判定する。取得した速度情報が閾値を超えていた場合、速度判定部17は閾値を超えたという判定結果を視野角決定部18に出力する。
速度判定部17では、閾値を超えていればそれに対応付られた情報が判定結果として視野角決定部18に送出される。一方、閾値を超えていなければ、それに対応付られた情報が判定結果として視野角決定部18に送出される。
・視野角決定部18
視野角決定部18は、取得する映像が速度判定部17から取得した判定結果に対応する視野角になるように、撮像領域の範囲を決定する。例えば、視野角決定部18は、速度判定部17から閾値を超えたという判定結果を取得すると、視野角を狭くするように、撮像領域の範囲を決定する。
〔変形例2〕
上記実施形態3では、GPS信号取得部3が外部から情報、つまりGPS信号、を取得して、速度情報を取得しているが、速度情報の取得方法は、この方法に限定されるものではない。
本変形例2の映像記録装置100について図17に示す。図17に示す変形例2では、上記実施形態3のGPS信号取得部3を設けず、代わりに速度情報取得部11を車両情報取得部4に有している。すなわち、図17に示すように、車両情報取得部4は、速度情報取得部11と、操舵角情報取得部12とを有している。
(車両情報取得部4)
・速度情報取得部11
速度情報取得部11は、速度情報を映像記録装置100外部の車両CAN通信部31を介して取得する。速度情報とは、車両102(図3)の走行速度を示す情報である。
速度情報取得部11は、取得した速度情報を、速度判定部17に送出する。なお、速度判定部17および視野角決定部18は上述の実施形態3において説明しているため、ここでは説明しない。
なお、車両の速度情報の取得方法は、この方法に限定されるものではなく、例えば車速パルス信号から速度情報を取得してもよい。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図18に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記の各実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図18に示す本実施形態4の映像記録装置100は、上述の実施形態1から3において説明した各種の取得部を全て備える。すなわち、本実施形態4の映像記録装置100は、音声情報取得部1、加速度情報取得部2、GPS信号取得部3、速度情報取得部11、操舵角情報取得部12、および方向指示器情報取得部13を備えている。このうち、速度情報取得部11、操舵角情報取得部12、および方向指示器情報取得部13が、車両情報取得部4に設けられており、車両情報取得部4に接続されている車両CAN通信部31から、車両情報を取得する。
また、本実施形態4の映像記録装置100は、上述の実施形態1から3において説明した各種の判定部を全て備える。すなわち、本実施形態4の映像記録装置100は、フレーズ判定部14、音声量判定部15、加速度判定部16、速度判定部17、方向判定部19a、方向決定部19bを記録範囲決定部5に有している。
以上の構成を具備する本実施形態4の映像記録装置100は、上記実施形態1から3までにおいて説明した各種の判定部が生成した判定結果を視野角決定部18が取得して、視野角を決定する。このとき、各判定部が生成した判定結果が同時に異なる視野角を示す場合があるので、予めユーザーが判定結果に優先順位を定めてもよい。当該ユーザーとは、実際に映像記録装置100を使用する者に限られず、例えば映像記録装置100がトラックやタクシーなどに設置された場合、トラックやタクシーなどの事業における管理者であってもよい。優先順位は、視野角決定部18に対して、取得する判定結果ごとに設定する。
例えば、ユーザーがフレーズ判定部の判定結果より加速度判定部の判定結果に高い優先順位を定めているとする。この場合においては、音声情報取得部1からの音声情報に基づいてフレーズ判定部14が運転手が狭視野角の映像データを記録することを指示している判定結果を視野角決定部18に送出している間に、運転手が急ブレーキをかけて加速度判定部16が加速度情報から広視野角の映像データを記録すべきとの判定結果を視野角決定部18に送出した場合には、加速度判定部16からの判定結果が優先される。
また、ユーザーが優先順位を定めていない場合は、自動的に選択できるようにしてもよい。例えば、速度判定部17は、GPS信号取得部3からの情報と速度情報取得部11からの情報を同時に取得した場合、速度情報取得部11からの情報を自動的に優先してもよい。
方向判定部19aあるいは方向決定部19bにおいても、操舵角情報取得部12および方向指示器情報取得部13が取得した情報から視野方向を決定する際に、優先順位を設けておく。
このように本実施形態4の映像記録装置100によれば、多種の情報に基づいて、映像記録部9に記録すべき映像データの視野角および視野方向を決定することができる。
なお、本実施形態4では、上記実施形態1から3の全ての取得部および判定部を具備しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば二つの取得部を組み合わせてもよく、組み合わせは任意である。また、取得部と判定部との組み合わせも任意である。また、視野角および視野方向の双方を決定するのが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、視野角のみを決定する態様も含まれる。
要するに、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
また、本発明に係る映像記録装置は、車載用として好適であるが、これに限定されるものではない。例えば、清掃ロボット等の移動式ロボットに搭載することも可能である。あるいは、人が携帯することも可能である。すなわち、上述の実施形態では運転手の音声を取得しているが、車載用でない場合には、これはユーザーの音声を用いることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
映像記録装置100の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、映像記録装置100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る映像記録装置100は、複数のフォトダイオードが配列して構成された撮像領域を有する撮像素子(カメラ7)と、映像を記録する記録手段(映像記録部9)と、外部から取得した情報に基づいて、上記撮像領域のうちのどの範囲から得られる映像を上記記録手段に記録するかを決定する決定手段(記録範囲決定部5)と、上記決定手段によって決定された上記範囲の映像を上記記録手段(映像記録部9)に記録する制御手段(記録映像制御部6、映像取得部8)と、を備え、上記情報は、ユーザーの音声情報、加速度情報、速度情報、予め移動する方向である事前移動方向情報、または、移動している方向である移動方向情報のうちの少なくとも一つであることを特徴としている。
上記の構成によれば、外部から取得した上記情報に基づいて、撮像素子によって撮像された映像のうち、どの範囲の映像を記録するか決定するので、常に状況に応じた映像が記録され、かつ記録装置のメモリ使用領域を削減する効果を奏する。
本発明の態様2に係る映像記録装置100では、上記態様1において、上記情報は、少なくとも、ユーザーの音声情報であり、上記音声情報は、上記ユーザーが発したフレーズを特定することができる情報を含み、上記映像記録装置は、上記音声情報を外部から取得する音声情報取得手段(音声情報取得部1)を更に備えており、上記決定手段(記録範囲決定部5)は、上記音声情報取得手段(音声情報取得部1)によって取得された上記音声情報に含まれる上記フレーズが、所定のフレーズ(登録フレーズ)を含むか否かを判定するフレーズ判定部14と、上記フレーズ判定部14により上記所定のフレーズ(登録フレーズ)を含むと判定された判定結果が得られた場合に、当該所定のフレーズ(登録フレーズ)に対応付けられた上記範囲を決定する決定部(視野角決定部18、方向決定部19b)と、を有してもよい。
上記の構成によれば、ユーザーの音声によって、記録する映像を変更できるので、手動の操作をする必要がない。
本発明の態様3に係る映像記録装置100では、上記態様1または2において、上記情報は、少なくとも、ユーザーの音声情報であり、上記音声情報は、上記ユーザーが発した音声の音声量を特定することができる情報を含み、上記映像記録装置100は、上記音声情報を外部から取得する音声情報取得手段(音声情報取得部1)を更に備えており、上記決定手段(記録範囲決定部5)は、上記音声情報取得手段によって取得された上記音声情報に含まれる上記音声量が、所定の閾値を超えるか否かを判定する音声量判定部(15)と、上記音声量判定部15により上記所定の閾値を超えると判定された判定結果が得られた場合に、上記範囲を所定の範囲に決定する決定部(視野角決定部18、方向決定部19b)と、を有してもよい。
上記の構成によれば、状況の変化に応じて自動的に記録する映像を変更できる。
本発明の態様4に係る映像記録装置100では、上記態様1から3において、上記情報は、少なくとも、加速度情報であり、上記映像記録装置は、上記加速度情報を外部から取得する加速度情報取得手段(加速度情報取得部2)を更に備えており、上記決定手段(記録範囲決定部5)は、上記加速度情報取得手段によって取得された上記加速度情報によって示される加速度が所定の閾値を超えるか否かを判定する加速度判定部16と、上記加速度判定部により上記所定の閾値を超えると判定された判定結果が得られた場合に、上記範囲を所定の範囲に決定する決定部(視野角決定部18、方向決定部19b)と、を有してもよい。
上記の構成によれば、状況の変化に応じて自動的に記録する映像を変更できる。
本発明の態様5に係る映像記録装置100では、上記態様1から4において、上記情報は、少なくとも、速度情報であり、上記映像記録装置は、上記速度情報を外部から取得する速度情報取得手段(GPS信号取得部3、速度情報取得部11)を更に備えており、上記決定手段(記録範囲決定部5)は、上記速度情報取得手段によって取得された上記速度情報によって示される速度が所定の閾値を超えるか否かを判定する速度判定部17と、上記速度判定部により上記所定の閾値を超えると判定された判定結果が得られた場合に、上記範囲を所定の範囲に決定する決定部(視野角決定部18、方向決定部19b)と、を有してもよい。
上記の構成によれば、状況の変化に応じて自動的に記録する映像を変更できる。
本発明の態様6に係る映像記録装置100では、上記態様5において、上記速度情報取得手段は、上記速度情報としてGPS信号を取得してもよい。
上記の構成によれば、GPS信号により、自動的に記録する映像を変更できる。
本発明の態様7に係る映像記録装置100では、上記態様1において、上記決定手段(記録範囲決定部5)は、上記音声情報、上記加速度情報、上記速度情報、上記事前移動方向情報、または、上記移動方向情報のうちの複数の情報を用いて、予め決められた優先順位に基づいて、一つの上記範囲の映像を上記記録手段(映像記録部9)に記録することを決定してもよい。
上記の構成によれば、視野角を変更するイベントが同時に発生しても、優先順位に基づいて映像を記録するので、状況に適した映像が記録できる。
本発明の態様8に係る映像記録装置100では、上記態様1から7において、上記情報は、少なくとも、事前移動方向情報であり、上記決定手段(記録範囲決定部5)は、上記事前移動方向情報が事前に右方向に移動することを示すものである場合には、上記撮像領域のうちの右側領域を上記範囲として決定し、上記事前移動方向情報が事前に左方向に移動することを示すものである場合には、上記撮像領域のうちの左側領域を上記範囲として決定してもよい。
上記の構成によれば、自動的にこれから進む方向の映像を記録できる。
本発明の態様9に係る映像記録装置100では、上記態様1から8において、上記情報は、少なくとも、移動方向情報であり、上記決定手段(記録範囲決定部5)は、上記移動方向情報が右方向に移動していることを示すものである場合には、上記撮像領域のうちの右側領域を上記範囲として決定し、上記移動方向情報が左方向に移動していることを示すものである場合には、上記撮像領域のうちの左側領域を上記範囲として決定してもよい。
上記の構成によれば、自動的に進んでいる方向の映像を記録できる。
本発明の態様10に係る映像記録装置100では、上記態様1から9における上記撮像素子は、CCDまたはC−MOSイメージャーであってよい。
上記の構成によれば、CCDまたはC−MOSイメージャーを使っても実現できる。
本発明の態様11に係る映像記録装置100では、上記態様1から10における上記撮像素子は、WXGA以上の画素数を有してもよい。
上記の構成によれば、1つの撮像素子によって全ての視野角の映像を記録できる。
また、本発明には、上記態様1から11の映像記録装置100を具備した移動体(車両102)も含まれる。
また、本発明の各態様に係る映像記録装置100は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記映像記録装置が備える各手段として動作させることにより上記映像記録装置をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は、車載用のドライブレコーダとして用いることができるだけでなく、清掃ロボット等の移動式ロボットに搭載されるレコーダとしても適用できるほか、ビルの監視カメラなど、様々な分野に利用することができる。
1 音声情報取得部(音声情報取得手段)
2 加速度情報取得部(加速度情報取得手段)
3 GPS信号取得部(速度情報取得手段)
4 車両情報取得部
5 記録範囲決定部(決定手段)
6 記録映像制御部(制御手段)
7 カメラ
8 映像取得部
9 映像記録部(記録手段)
11 速度情報取得部(速度情報取得手段)
12 操舵角情報取得部
13 方向指示器情報取得部
14 フレーズ判定部
15 音声量判定部
16 加速度判定部
17 速度判定部
18 視野角決定部(決定部)
19a 方向判定部
19b 方向決定部
100 映像記録装置
101 フロントガラス
102 車両(移動体)

Claims (5)

  1. 複数のフォトダイオードが配列して構成された撮像領域を有する撮像素子と、
    映像を記録する記録手段と、
    外部から取得した情報に基づいて、上記撮像領域のうちのどの範囲から得られる映像を上記記録手段に記録するかを決定する決定手段と、
    上記決定手段によって決定された上記範囲の映像を上記記録手段に記録する制御手段と、
    を備えており、
    上記情報は、ユーザーの音声情報、加速度情報、速度情報、予め移動する方向である事前移動方向情報、または、移動している方向である移動方向情報のうちの少なくとも一つである、ことを特徴とする映像記録装置。
  2. 上記情報は、少なくとも、ユーザーの音声情報であり、
    上記音声情報は、上記ユーザーが発したフレーズを特定することができる情報を含み、
    上記映像記録装置は、
    上記音声情報を外部から取得する音声情報取得手段を更に備えており、
    上記決定手段は、
    上記音声情報取得手段によって取得された上記音声情報に含まれる上記フレーズが、所定のフレーズを含むか否かを判定するフレーズ判定部と、
    上記フレーズ判定部により上記所定のフレーズを含むと判定された判定結果が得られた場合に、当該所定のフレーズに対応付けられた上記範囲を決定する決定部と、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の映像記録装置。
  3. 上記情報は、少なくとも、ユーザーの音声情報であり、
    上記音声情報は、上記ユーザーが発した音声の音声量を特定することができる情報を含み、
    上記映像記録装置は、
    上記音声情報を外部から取得する音声情報取得手段を更に備えており、
    上記決定手段は、
    上記音声情報取得手段によって取得された上記音声情報に含まれる上記音声量が、所定の閾値を超えるか否かを判定する音声量判定部と、
    上記音声量判定部により上記所定の閾値を超えると判定された判定結果が得られた場合に、上記範囲を所定の範囲に決定する決定部と、
    を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の映像記録装置。
  4. 上記情報は、少なくとも、加速度情報であり、
    上記映像記録装置は、
    上記加速度情報を外部から取得する加速度情報取得手段を更に備えており、
    上記決定手段は、
    上記加速度情報取得手段によって取得された上記加速度情報によって示される加速度が所定の閾値を超えるか否かを判定する加速度判定部と、
    上記加速度判定部により上記所定の閾値を超えると判定された判定結果が得られた場合に、上記範囲を所定の範囲に決定する決定部と、
    を有していることを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の映像記録装置。
  5. 上記情報は、少なくとも、速度情報であり、
    上記映像記録装置は、
    上記速度情報を外部から取得する速度情報取得手段を更に備えており、
    上記決定手段は、
    上記速度情報取得手段によって取得された上記速度情報によって示される速度が所定の閾値を超えるか否かを判定する速度判定部と、
    上記速度判定部により上記所定の閾値を超えると判定された判定結果が得られた場合に、上記範囲を所定の範囲に決定する決定部と、
    を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の映像記録装置。
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