JP2014160560A - 圧着端子および圧着端子を用いたワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】 コスト上昇を抑えることができ、かつ、電線との接触部分への水分の付着を予防可能な圧着端子およびその圧着端子を用いたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】 ワイヤハーネス1は、電線10と圧着端子20とを含む。電線10は、芯線が絶縁体で被覆された絶縁被覆部12と、絶縁被覆部12の先端から芯線の一部が露出した露出芯線11を有する。圧着端子20は、前端部20Aに位置するボックス部21と、後端部20Bに位置するとともに電線10を挿入可能な圧着部22とを有する。圧着部22は、後端部20Bに開口し、絶縁被覆部12に圧着される被覆圧着部24と、露出芯線11に圧着される芯線圧着部23とを含む。圧着端子20は、後端部20Bから所与寸法離間する押圧部25をさらに含む。
【選択図】図2
【解決手段】 ワイヤハーネス1は、電線10と圧着端子20とを含む。電線10は、芯線が絶縁体で被覆された絶縁被覆部12と、絶縁被覆部12の先端から芯線の一部が露出した露出芯線11を有する。圧着端子20は、前端部20Aに位置するボックス部21と、後端部20Bに位置するとともに電線10を挿入可能な圧着部22とを有する。圧着部22は、後端部20Bに開口し、絶縁被覆部12に圧着される被覆圧着部24と、露出芯線11に圧着される芯線圧着部23とを含む。圧着端子20は、後端部20Bから所与寸法離間する押圧部25をさらに含む。
【選択図】図2
Description
本発明は自動車等に用いられるワイヤハーネスおよびワイヤハーネスに用いる圧着端子に関するものである。
従来、自動車、OA機器、家電製品等の分野では、電力線や信号線として、電気導電性に優れた導電線が使用されるワイヤハーネスが知られる。ワイヤハーネスは、電線に取り付けられ他の機器等との接続に用いられる圧着端子を含む。電線は、絶縁体で被覆された被覆部と、被覆部先端から芯線が露出する導体部分の露出部とを有し、圧着端子が被覆部および露出部のそれぞれに圧着されることによって、導電性のワイヤハーネスが構成される。軽量化の観点から、芯線材料としてアルミニウムを用いた電線が注目される。圧着端子としては、電気特性に優れる銅が使用されることが多い。
例えばアルミニウムと銅のような異種金属の接触部分に水分が付着すると、標準電極電位の違いから、いわゆる電食が発生する恐れがある。特に、アルミニウムと銅との標準電極電位差は大きいから、電気的に卑であるアルミニウム側の腐食が進行する。このため、芯線と圧着端子との接続状態が不安定となり、接触抵抗の増加や線径の減少による電気抵抗の増大、さらには断線が生じて電装部品の誤動作、機能停止に至る恐れがある。
このような異種金属が接触するワイヤハーネスにおいて、電線と圧着端子との接続部を覆うように樹脂材を充填したものがある(特許文献1)。樹脂材を充填することによって、電線と圧着端子との接触部分に水分が付着するのを防止する。
しかし、特許文献1の方法では、樹脂材を別途必要とするので、その分、ワイヤハーネス全体のコストが上がってしまうという問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、コスト上昇を抑えることができ、かつ、電線との接触部分への水分の付着を予防可能な圧着端子およびその圧着端子を用いたワイヤハーネスを提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、導電性の芯線が絶縁体で被覆された電線の絶縁被覆部に圧着される被覆圧着部および前記絶縁被覆部の先端から露出した前記電線の露出芯線に圧着される芯線圧着部を有する圧着端子であって、
前記芯線圧着部および前記被覆圧着部は、前記電線が挿入可能であって周方向において水密な断面中空形状を有し、前記芯線圧着部の前記被覆圧着部とは反対側に位置し、前記中空形状の内面が互いに水密に接着された封止部と、前記絶縁被覆部を径方向内側に押圧するとともに前記被覆圧着部から離間する押圧部とをさらに備えることを特徴とする圧着端子である。
前記芯線圧着部および前記被覆圧着部は、前記電線が挿入可能であって周方向において水密な断面中空形状を有し、前記芯線圧着部の前記被覆圧着部とは反対側に位置し、前記中空形状の内面が互いに水密に接着された封止部と、前記絶縁被覆部を径方向内側に押圧するとともに前記被覆圧着部から離間する押圧部とをさらに備えることを特徴とする圧着端子である。
前記押圧部は、前記絶縁被覆部の周方向に環状に設けられてもよい。
前記押圧部と前記被覆圧着部との間には、これらを連結する連結部が設けられてもよい。
前記連結部は、前記絶縁被覆部の周方向に離間して複数設けられてもよい。
前述した目的を達するために第2の発明は、導電性の芯線が絶縁体で被覆された絶縁被覆部および前記絶縁被覆部の先端から露出する露出芯線を有する電線と、前記絶縁被覆部に圧着される被覆圧着部および前記露出芯線に圧着される芯線圧着部を有する圧着端子とを含むワイヤハーネスであって、前記芯線圧着部および前記被覆圧着部は、前記電線が挿入可能であって周方向において水密な断面中空形状を有し、前記圧着端子は、前記芯線圧着部の前記被覆圧着部とは反対側に位置し、前記中空形状の内面が互いに水密に接着された封止部と、前記絶縁被覆部を径方向内側に押圧するとともに前記被覆圧着部から離間する押圧部とをさらに備え、前記芯線はアルミニウム系材料で構成され、前記芯線圧着部が銅系材料で構成されることを特徴とするワイヤハーネスである。
本発明によれば、圧着端子の芯線圧着部が電線の露出芯線に圧着され、被覆圧着部が絶縁被覆部に圧着され、さらに、絶縁被覆部から離間した押圧部が絶縁被覆部を押圧するから、絶縁被覆部側からの水分の侵入を防止することができ、電線と圧着端子との接触部分に水分が付着するのを予防することができる。また、押圧部を形成することによって、被覆圧着部の圧力が押圧部側へと逃げるように移動した場合であっても、その移動を押圧部で規制することができ、より確実に被覆圧着部と絶縁被覆部の圧着が可能となる。さらに、押圧部を設けるだけで水分の侵入を防止できるので、別途樹脂材等を用いる必要がなく、その分のコスト上昇を抑えられる。
また、押圧部は、絶縁被覆部の周方向に環状に設けられるので、その周方向全域において、被覆圧着部からの圧力の逃げを規制することができる。
また、押圧部と被覆圧着部との間には、これらを連結する連結部が設けられるので、これら押圧部と被覆圧着部との離間距離を所要寸法に維持することができる。
また、連結部は、絶縁被覆部の周方向に離間して複数設けられるので、押圧部と被覆圧着部との離間寸法を安定的に維持することができる。
本発明によれば、コストの低減を図ることができ、かつ、電線との接触部分に対する水分の付着を防止することができる圧着端子および圧着端子を用いたワイヤハーネスを提供することができる。
<第1の実施形態>
図1を参照すれば、ワイヤハーネス1は、長手方向Xおよびこれに直交する幅方向Yを有し、電線10と圧着端子20とを含む。電線10は、導電性を有する芯線が絶縁体で被覆された絶縁被覆部12と、絶縁被覆部12の先端から芯線の一部が露出した露出芯線11を有する。芯線は、アルミニウムやアルミニウム合金等のアルミニウム系材料で構成され、より詳細には、複数のアルミニウム合金線等を撚って形成する。
図1を参照すれば、ワイヤハーネス1は、長手方向Xおよびこれに直交する幅方向Yを有し、電線10と圧着端子20とを含む。電線10は、導電性を有する芯線が絶縁体で被覆された絶縁被覆部12と、絶縁被覆部12の先端から芯線の一部が露出した露出芯線11を有する。芯線は、アルミニウムやアルミニウム合金等のアルミニウム系材料で構成され、より詳細には、複数のアルミニウム合金線等を撚って形成する。
圧着端子20は、長手方向Xに延びるとともに、長手方向Xの前端部20Aに位置する図示しない雄型コネクタを挿入可能なボックス部21と、後端部20Bに位置する電線10を挿入可能な圧着部22とを有する。ボックス部21には、雄型コネクタの挿入タブに接触する弾性接触片21Aを備える。
圧着部22は、電線10が後端部20Bから挿入可能であって長手方向Xへ延びる断面中空形状を有するとともに後端部20Bに開口する被覆圧着部24と、被覆圧着部24とボックス部21との間に位置する芯線圧着部23とを含む。圧着端子20は、後端部20Bから所与寸法離間する押圧部25をさらに含む。押圧部25は、絶縁被覆部12の周方向に連続する環状である。圧着端子20の少なくとも圧着部22は銅系材料で構成される。
より詳細には、圧着端子20は、表面が錫メッキされた黄銅等の銅合金条を平面展開した端子形状に打ち抜いた後(図示せず)、中空四角柱体のボックス部21と中空円柱体の圧着部22とから構成される立体的な端子形状に曲げ加工されて形成される。さらに、ボックス部21と圧着部22との間には、中空形状の内面を互いに水密に接触させた封止部26が設けられる。封止部26は、幅方向Yへ延びるとともに、圧着部22の内面を互いに接触させ、水密に接着されることによって形成される。このような接着の方法として、例えばレーザ溶接を用いることができる。
圧着部22は、長手方向Xへ延びる接合部29によって水密に接合される。詳細には、端子形状に打ち抜いた銅合金条の端部を中空形状になるように互いに突合せ、突合せた部分をレーザ溶接等の溶接によって接合部29を形成することができる。この実施形態において、接合部29は図示の位置に形成されるが、これに限られるものではなく、被覆圧着部24および押圧部25の周囲のいずれの位置に形成されてもよい。
図2は、圧着端子20に電線10を挿入後、芯線圧着部23および被覆圧着部24を径方向内側へ加締めたものであり、図3は、図2のIII−III線断面図である。芯線圧着部23には電線10の露出芯線11が位置し、被覆圧着部24には絶縁被覆部12が位置するように、電線10が挿入される。圧着部22の長手方向Xにおける寸法は、露出芯線11の長手方向Xにおける寸法よりも大きい。したがって、露出芯線11が封止部26に当接するように電線10を圧着部22に挿入すると、露出芯線11と絶縁被覆部12とが圧着部22の内周に対向して位置する。
圧着部22に露出芯線11および絶縁被覆部12を挿入した状態で圧着部22を加締めることによって、芯線圧着部23は露出芯線11に圧着され、被覆圧着部24は絶縁被覆部12に圧着される。これら芯線圧着部23および被覆圧着部24の圧着は、図示しない圧着工具によって一体的におこなうことができる。また、これら圧着と同時に封止部26を略平板状に押しつぶすように変形させることができる。このように押しつぶした状態で、レーザ溶接することによって、封止部26を水密にすることができる。
絶縁被覆部12において、芯線を覆う絶縁体として弾性を有する熱可塑性合成樹脂を用いることができる。このような材料を用いることによって、被覆圧着部24を圧着したときに後端部20Bを水密に保持することができる。圧着部22の後端部側を被覆圧着部24によって水密に封鎖し、前端部側を封止部26によって水密に封鎖したので、圧着部22への水分の侵入を防止することができる。
上記のようなワイヤハーネス1において、電線10の芯線はアルミニウム系材料で構成され、圧着端子20の芯線圧着部23は銅系材料で構成されているから、芯線圧着部23では、異種金属が接触する。異種金属が接触した部分では、水分が付着することによって電食の可能性があるが、この実施形態では、圧着部22への水分の侵入を防止することができるので、電食を予防することができる。
この実施形態において、電線10の絶縁被覆部12を構成する絶縁体が弾性を有することよって絶縁被覆部12と被覆圧着部24とを水密に維持することができるが、絶縁体を押圧する力は圧着部22で覆われない押圧部25側へと逃げるように移動しやすい。その結果、被覆圧着部24の圧着力が低下しかねない。そこで、押圧部25をさらに設けることによって、圧着部22の押圧力の逃げを押圧部25で止めるようにしている。
押圧部25は、被覆圧着部24から長手方向Xへ離間した位置に設けられ、電線10の絶縁被覆部12の径方向内側へと押圧される。したがって、被覆圧着部24から押圧部25側へと移動する力を押圧部25で規制することができ、それ以上移動するのを抑制することができる。したがって、被覆圧着部24の押圧力の低下を予防し、圧着部22を確実に水密に維持することができる。
また、押圧部25を設けることによって、被覆圧着部24と押圧部25との間には、絶縁体に発生した残留応力が部分的に高くなった応力残留領域13が形成される。高温環境下において、熱可塑性樹脂性の絶縁体は、弾性力が低下しやすく、弾性力の低下に伴って、被覆圧着部24と絶縁被覆部12との圧着力が低下する可能性がある。しかし、この実施形態では、そのような場合であっても応力残留領域13の残留応力によって圧着力の低下を補うことができる。したがって、高温環境下でワイヤハーネス1を使用した場合であっても、被覆圧着部24と絶縁被覆部12との圧着力低下を予防することができる。
押圧部25は、絶縁被覆部12の周方向において、環状に連続している。したがって、より効果的に圧着部22の押圧力の逃げを止めることができるとともに、圧着力の低下を抑制することができる。
この実施形態において、電線10を圧着端子20に挿入後、押圧部25を加締めてから圧着部22を加締めることによって、圧着部22からの押圧力の逃げをより効果的に防止することが期待できる。また、圧着部22の押圧力よりも押圧部25の押圧力を大きくすることによって、上記効果の向上をさらに期待することができる。
上記のような第1の実施形態によれば、押圧部25を設けることによって、圧着部22内を確実に水密に保持することができる。また、圧着部22の水密保持のために、別途樹脂材等を用いる必要がないので、その分、ワイヤハーネス1のコストの低減を図ることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成要件については、第1の実施形態と同じ符号を用い、その構成要件については詳細な説明を省略する。
図4を参照すれば、第2の実施形態では、圧着部22と押圧部25との間には、これらを連結する連結部27をさらに設けたことを特徴とする。連結部27は、圧着部22の周方向において対向するように2カ所設けられるとともに、圧着部22の周方向において所与離間する。
第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成要件については、第1の実施形態と同じ符号を用い、その構成要件については詳細な説明を省略する。
図4を参照すれば、第2の実施形態では、圧着部22と押圧部25との間には、これらを連結する連結部27をさらに設けたことを特徴とする。連結部27は、圧着部22の周方向において対向するように2カ所設けられるとともに、圧着部22の周方向において所与離間する。
この実施形態において、連結部27を設けるので、押圧部25と被覆圧着部24との長手方向Xにおける離間寸法を一定に保持することができる。連結部27がない場合には、被覆圧着部24に対して押圧部25の位置がずれてしまう可能性があり、被覆圧着部24の押圧力の逃げの抑制効果が低下し、被覆圧着部24の水密性が低下することも懸念される。また、応力残留領域13の残留応力も低下し、高温環境下における被覆圧着部24の圧着力の低下抑制の効果が低減する可能性がある。しかし、この実施形態では、連結部27を設けることによって、被覆圧着部24の押圧力の逃げを確実に防止し、さらに、応力残留領域13における残留応力の低下を確実に抑制することができる。したがって、被覆圧着部24と絶縁被覆部12との圧着力の低下を確実に抑制することができる。
図5は、圧着端子20の被覆圧着部24および押圧部25を展開したときの斜視図である。圧着端子20は、銅合金条を所望の形状に打ち抜いた後、これを立体的に接合することによって製造され、図5は打ち抜いた後の銅合金条の一部である。図示したように、圧着端子20は、少なくとも被覆圧着部24、押圧部25、連結部27を一体成型することができ、これと同様にボックス部21および芯線圧着部23も一体成型することもできる。このような銅合金条の側縁28を互いに突き合わせ、被覆圧着部24および押圧部25をそれぞれ中空円柱体、環状にすることができる。突き合せた側縁28は、レーザ溶接等によって水密に接着され、接合部29が形成される(図4参照)。同様に、押圧部25もレーザ溶接等による接合部29が形成される。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、押圧部25を設けることによって、圧着部22内を確実に水密に保持することができる。また、圧着部22の水密保持のために、別途樹脂材等を用いる必要がないので、その分、ワイヤハーネス1のコストの低減を図ることができる。さらに、押圧部25を被覆圧着部24と一体成型することができるので、押圧部25のための特別な材料、成型工程が不要であり、より一層コストの低減が期待できる。
この実施形態において、連結部27は2カ所設けられるが、これに限られるものではなく、少なくとも1つ設けられれば良い。ただし、複数設けることによって、連結部27の屈曲等の変形を予防することができ、押圧部25を幅方向Yに平行に維持し、圧着部22と押圧部25とを長手方向Xに延びる同軸線上に維持することができる。このように圧着部22と押圧部25とを同軸線上に維持することによって、圧着部22における圧着力を均等にすることができる。また、連結部27は周面において対向する位置に設けたが、これに限られるものではなく、適宜変更可能である。
押圧部25および連結部27として、圧着端子20の製造時に使用されるキャリアを用いることもできる。キャリアは、圧着端子20の製造時に、平面展開した銅合金条を端子形状に打ち抜く際、形成されるものである。すなわち、銅合金条には、複数の端子形状が打ち抜かれるが、キャリアはこれらを連結し、加工の位置決めをするためのものである。このようなキャリアは、通常、電線10の圧着端子20挿入前後に、圧着端子20から切り落とされる。キャリアを切断せずに、環状に加工することによって、押圧部25および連結部27として用いることができる。キャリアを押圧部25および連結部27として用いることによって、通常切り落としていた部分を使用することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1…ワイヤハーネス
10…電線
11…露出芯線
12…絶縁被覆部
20…圧着端子
21…ボックス部
22…圧着部
23…芯線圧着部
24…被覆圧着部
25…押圧部
26…封止部
27…連結部
10…電線
11…露出芯線
12…絶縁被覆部
20…圧着端子
21…ボックス部
22…圧着部
23…芯線圧着部
24…被覆圧着部
25…押圧部
26…封止部
27…連結部
Claims (5)
- 導電性の芯線が絶縁体で被覆された電線の絶縁被覆部に圧着される被覆圧着部および前記絶縁被覆部の先端から露出した前記電線の露出芯線に圧着される芯線圧着部を有する圧着端子であって、
前記芯線圧着部および前記被覆圧着部は、前記電線が挿入可能であって周方向において水密な断面中空形状を有し、
前記芯線圧着部の前記被覆圧着部とは反対側に位置し、前記中空形状の内面が互いに水密に接着された封止部と、
前記絶縁被覆部を径方向内側に押圧するとともに前記被覆圧着部から離間する押圧部とをさらに備えることを特徴とする圧着端子。 - 前記押圧部は、前記絶縁被覆部の周方向に環状に設けられることを特徴とする請求項1記載の圧着端子。
- 前記押圧部と前記被覆圧着部との間には、これらを連結する連結部が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の圧着端子。
- 前記連結部は、前記絶縁被覆部の周方向に離間して複数設けられることを特徴とする請求項3記載の圧着端子。
- 導電性の芯線が絶縁体で被覆された絶縁被覆部および前記絶縁被覆部の先端から露出する露出芯線を有する電線と、
前記絶縁被覆部に圧着される被覆圧着部および前記露出芯線に圧着される芯線圧着部を有する圧着端子と
を含むワイヤハーネスであって、
前記芯線圧着部および前記被覆圧着部は、前記電線が挿入可能であって周方向において水密な断面中空形状を有し、
前記圧着端子は、前記芯線圧着部の前記被覆圧着部とは反対側に位置し、前記中空形状の内面が互いに水密に接着された封止部と、前記絶縁被覆部を径方向内側に押圧するとともに前記被覆圧着部から離間する押圧部とをさらに備え、
前記芯線はアルミニウム系材料で構成され、前記芯線圧着部が銅系材料で構成されることを特徴とするワイヤハーネス。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013030038A JP2014160560A (ja) | 2013-02-19 | 2013-02-19 | 圧着端子および圧着端子を用いたワイヤハーネス |
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JP2013030038A JP2014160560A (ja) | 2013-02-19 | 2013-02-19 | 圧着端子および圧着端子を用いたワイヤハーネス |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015201259A (ja) * | 2014-04-04 | 2015-11-12 | 矢崎総業株式会社 | 圧着端子及び圧着端子と電線の接続構造 |
JP2020009641A (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | 矢崎総業株式会社 | 端子付き電線 |
-
2013
- 2013-02-19 JP JP2013030038A patent/JP2014160560A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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