JP2014158871A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正解錠に対する防御性能を高めるとともに、利便性の向上等を図ることのできる遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機10は、外枠11と、これに対し開閉可能に支持された内枠12と、内枠12の前面側において当該内枠12に対し開閉可能に支持された前面枠セット14と、内枠12の背面側において当該内枠12に対し開閉可能に支持された第2制御基板ユニット及び裏パックユニットとを備えるとともに、内枠12に対し前面枠セット14を施錠する施錠機構と、外枠11に対し内枠12を施錠しかつ内枠12に対し第2制御基板ユニット及び裏パックユニットを施錠する施錠機構とを一体化した施錠装置を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
一般にパチンコ機等の遊技機では、メンテナンス等の観点から遊技機本体(内枠)が固定枠(外枠)に対し開閉可能に設けられている。そのため、店員以外の者が無断で遊技機本体を開放できないように、遊技機には施錠装置が設けられている。
かかる施錠装置としては、固定枠に対し遊技機本体を施錠する本体施錠機構と、遊技機本体の前面側に開閉可能に設けられた前扉を遊技機本体に対し施錠する前扉施錠機構とを併せ持ったものが知られている。一例としては、専用の鍵を用いて操作されるシリンダ錠と、固定枠側の被係合部に対し係脱可能に設けられた本体用鉤部材と、前扉側の被係合部に対し係脱可能に設けられた前扉用鉤部材と、鍵による一方向への回動操作に応じたシリンダ錠の動作を本体用鉤部材に伝える第1の伝達機構と、鍵による他方向への回動操作に応じたシリンダ錠の動作を前扉用鉤部材に伝える第2の伝達機構とを備えたものが挙げられる。そして、遊技機本体及び前扉の施錠状態では各鉤部材がそれぞれ対応する被係合部に係合されることで、遊技機本体が固定枠に対し開放不能となり、前扉が遊技機本体に対し開放不能となる。また、専用の鍵でシリンダ錠を一方向へ回動操作することにより本体用鉤部材が被係合部から離脱し遊技機本体が開放可能となる。一方、シリンダ錠を他方向へ回動操作することにより前扉用鉤部材が被係合部から離脱し前扉が開放可能となる。
近年、遊技ホールでは、営業中に遊技機本体を不正に解錠し、本体裏側に設けられた制御機器を不正に操作したり交換する等して、多くの遊技媒体を獲得する不正行為が行われることもある。このような不正解錠は、通常、遊技機本体と固定枠との隙間から針金等の線材を差込み、当該線材を施錠装置の本体用鉤部材に引っ掛けて解錠方向に動かすことにより行われる。本体用鉤部材に対して不正な解錠操作が行われると、本体用鉤部材が被係合部から離脱し、遊技機本体が開放可能となる。
なお、制御機器等への不正行為を防止する手段としては、遊技機本体の裏側に設けられた機構板等を遊技機本体に対し施錠する施錠装置などがある(例えば特許文献1参照)。このように機構板等が遊技機本体に対し施錠されていれば、制御機器等への不正行為は行われにくい。
特開平11−28284号公報
しかしながら、上記特開平11−28284号公報に記載の発明のように、遊技機本体の施錠装置とは別に、機構板の施錠装置を別途設けた構成では、部品点数の増加が懸念される。さらに、これら施錠装置の位置、すなわち鍵を挿入する錠部材の位置が複数箇所に点在しているため、メンテナンス時等における機構板の開放作業が煩わしくなるおそれがある。
このため、利便性を考慮し、上記遊技機本体の施錠機構と前扉の施錠機構とを備えた施錠装置に、機構板の施錠機構を一体化することが考えられる。例えば、前扉の施錠機構を構成する伝達機構を兼用することにより、専用の鍵でシリンダ錠を所定方向へ回動操作した場合には、前扉用鉤部材と機構板用鉤部材とが各被係合部から離脱し、前扉及び機構板がそれぞれ開放可能となる構成とすることができる。
ところが、このような構成では、前扉用鉤部材及び機構板用鉤部材の一方が被係合部から離脱した状態となると、同時に他方の鉤部材も被係合部から離脱した状態となる。従って、例えば遊技機本体前面側のメンテナンス終了後など、開放状態にある前扉を閉鎖するに際し、一旦、前扉用鉤部材を離脱側に変位させた場合には、当該前扉用鉤部材とともに機構板用鉤部材も離脱側に変位する。そのため、前扉を閉鎖する勢いが強い場合など、場合によっては、本体裏側において機構板が開放されてしまったり、機構板の位置がずれて機構板用鉤部材が正常に係合位置に戻らず被係合部に係合できなくなるおそれがある。機構板用鉤部材が係合位置に戻らない場合には、同一の伝達機構により連動する前扉用鉤部材も被係合部に係合されないため、前扉及び機構板の両者とも施錠できなくなる。このような状態となると、遊技機本体裏面側のメンテナンスを行う場合と同様に、一旦遊技機本体を解錠し開放した上で、機構板を閉鎖し、その後、遊技機本体を閉鎖するといった非常に手間のかかる作業が必要となる。しかも、開放状態にある機構板を閉鎖する作業を行うに際して、今度は逆に前扉が開放されてしまうといった上記同様の不具合が生じ得る。このように上記構成の施錠装置では、前扉や機構板の施錠作業や解錠作業を行うに際し注意を要する。
なお、上記課題は、パチンコ機に限らず、同様の構造を有する他の遊技機にも該当する問題である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、不正解錠に対する防御性能を高めるとともに、利便性の向上等を図ることのできる遊技機を提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各手段を項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.固定枠に対し左右一側部にて開閉可能に支持された遊技機本体と、
前記遊技機本体の背面側において、当該遊技機本体に対し前記左右一側部にて開閉可能に支持された後扉体と、
前記遊技機本体の前面側において、当該遊技機本体に対し前記左右一側部にて開閉可能に支持された前扉体とを備えた遊技機において、
前記遊技機本体の左右他側部において設けられるとともに、
鍵により操作される1つの錠部材と、
前記前扉体に設けられた被係合部に対し係脱可能に設けられた前扉体用係合部を有し、前記前扉体用係合部が前記前扉体の被係合部に係合されて前記前扉体の開放を規制する施錠状態から、前記前扉体用係合部が前記前扉体の被係合部から離脱して前記前扉体の開放を許容する解錠状態へ、前記鍵の第1の操作に応じた前記錠部材の動作に連動して切換わる第1の施錠手段と、
前記固定枠に設けられた被係合部に対し係脱可能に設けられた本体用係合部、及び、前記後扉体に設けられた被係合部に対し係脱可能に設けられた後扉体用係合部を有し、前記本体用係合部が前記固定枠の被係合部に係合されて前記遊技機本体の開放を規制しかつ前記後扉体用係合部が前記後扉体の被係合部に係合されて前記後扉体の開放を規制する施錠状態から、前記本体用係合部が前記固定枠の被係合部から離脱して前記遊技機本体の開放を許容しかつ前記後扉体用係合部が前記後扉体の被係合部から離脱して前記後扉体の開放を許容する解錠状態へ、前記鍵の第2の操作に応じた前記錠部材の動作に連動して切換わる第2の施錠手段とを具備した施錠装置を備えていることを特徴とする遊技機。
上記手段1によれば、遊技機本体の背面側に後扉体を備えるとともに、当該後扉体を遊技機本体に対し施錠する機構を備えている。つまり、従来と同様に遊技機本体の背面側において後扉体が制御機器等を覆うように配置されることで、制御機器等に対する不正行為を行うことは困難となる。
また、固定枠に対し遊技機本体を施錠する機構、遊技機本体に対し前扉体を施錠する機構、及び遊技機本体に対し後扉体を施錠する機構を1つの施錠装置に一体化しているため、部品点数の増加を抑制することができる。さらに、1つの錠部材に対し鍵を挿し込み、異なる操作を行うことで、1つの施錠装置により遊技機本体、前扉体及び後扉体の施錠及び解錠操作を行うことができるようになる。このため、複数の鍵を使い分けるといった面倒もなく、メンテナンス時等における作業性の向上を図ることができる。加えて、第2の操作といった同一操作により、遊技機本体及び後扉体の両者を解錠することができるため、操作手順が複雑化せず、さらなる利便性の向上等を図ることができる。結果として、線材等を用いた不正解錠に対する防御性能を高めるとともに、メンテナンス時等における作業性の向上など利便性の向上を図ることができる。
さらにまた、上記手段では、遊技機本体に対し施錠される前扉体及び後扉体の両者の施錠手段が、第1の施錠手段及び第2の施錠手段といったように、施錠装置の中でも別々に動く施錠手段であるため、前扉体又は後扉体の一方の施錠作業又は解錠作業を行う際に、他方の扉体が開放されてしまう等といった上記課題で述べたような不具合が発生しない。
なお、上記手段では、本体用係合部及び後扉体用係合部が同一の機構である第2の施錠手段により連動する構成となっており、本体用係合部及び後扉体用係合部の一方が被係合部から離脱した状態となると、同時に他方の係合部も被係合部から離脱した状態となる。しかし、遊技機本体を解錠し開放する場合は、通常、本体背面側のメンテナンスを行うのが目的であり、正規の鍵を用いて遊技機本体を解錠した際に併せて後扉体が解錠され開放されてしまったとしても何ら不具合はない。また、遊技機本体背面側のメンテナンス終了後に、開放状態にある後扉体を閉鎖するに際して、遊技機本体は既に開放状態にあるため、改めて開放されてしまうおそれはない。さらに、遊技機本体を閉鎖する際には、当該遊技機本体に対し後扉体が閉鎖された状態で両者が一体的に同一方向へ動くため、後扉体が遊技機本体から開放されてしまうおそれは少ない。結果として、上記手段によれば、前扉体や後扉体の施錠作業や解錠作業を行うに際し特段の注意を要せず、利便性が向上する。
なお、以下の手段においても同様であるが、遊技機本体、前扉体及び後扉体に対応して設けられる係合部及び被係合部の数は1つに限定されるものではなく、これらを複数備えた構成としてもよい。
また、上記「左右一側部」とは、左右方向における一方側を指し、「左右一側部」が例えば「右側部」であれば、「左右他側部」は「左側部」となる。逆に、「左右一側部」が「左側部」であれば、「左右他側部」は「右側部」となる。
また、錠部材の例としては、鍵が挿入されて回動操作されるシリンダ錠などが挙げられる。この場合、鍵により操作される作動部は、回動可能に設けられた錠軸や、当該錠軸に固定された係合片(カム板)等から構成されることとなる。また、第1及び第2の操作としては、一方への回動操作、及び、他方への回動操作が挙げられる。
手段2.前記第1の施錠手段は、
前記鍵の第1の操作に応じた前記錠部材の動作に連動して上下方向一方へ摺動し、前記前扉体用係合部を、前記前扉体の被係合部に係合される係合位置から、前記前扉体の被係合部から離脱する非係合位置へ変位させる第1の摺動部材を備え、
前記第2の施錠手段は、
前記鍵の第2の操作に応じた前記錠部材の動作に連動して上下方向他方へ摺動し、前記本体用係合部を、前記固定枠の被係合部に係合される係合位置から、前記固定枠の被係合部から離脱する非係合位置へ変位させ、かつ、前記後扉体用係合部を、前記後扉体の被係合部に係合される係合位置から、前記後扉体の被係合部から離脱する非係合位置へ変位させる第2の摺動部材を備えていることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
上記手段2によれば、比較的簡単な構成で上記手段1を実現することができ、構成の簡素化を図ることができる。
手段3.前記前扉体用係合部は、前記第1の摺動部材に対し相対変位不能に設けられ、
前記本体用係合部及び前記後扉体用係合部は、前記第2の摺動部材に対し相対変位不能に設けられ、
前記錠部材に前記鍵の挿入がない場合には、前記各摺動部材と係合する前記錠部材の係合部材が変位不能となり、前記係合部材により前記第1の摺動部材及び前記第2の摺動部材の摺動変位が規制されることを特徴する手段2に記載の遊技機。
上記手段3によれば、錠部材に鍵が挿し込まれないと、錠部材のロック状態が解除されず、錠部材の係合部材(カム板等)に係合した各摺動部材が摺動できない。さらに、各係合部が各摺動部材に対し相対変位不能に設けられている。このため、例えば、鍵を用いずに線材等によって各係合部や各摺動部材に対し直接の解錠操作、すなわち不正な解錠操作が行われた場合には、カムが動かないため、各摺動部材の解錠方向への摺動変位が規制される。これにより、各係合部は係合位置に維持されるため、遊技機本体等の開放は許容されない。結果として、線材等を用いた不正解錠に対するさらなる防御性能の向上が図られる。なお、各係合部が「摺動部材に対し相対変位不能に設けられ」ている構成例としては、係合部が摺動部材と一体形成された構成や、係合部が摺動部材に対し相対変位不能に固定された構成などが挙げられる。
手段4.複数の前記後扉体を備え、
前記第2の施錠手段は、前記複数の後扉体にそれぞれ対応する複数の後扉体係合部を備えていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
上記手段4によれば、複数の後扉体を備えることにより、各種制御装置や各種機構を複数箇所に分けて配設することができ、メンテナンス時における作業性の向上等を図ることができる。
以下に、上記各手段が適用される各種遊技機の基本構成を示す。
A.上記各手段における前記遊技機は弾球遊技機であること。より詳しい態様例としては、「遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル)と、当該操作手段の操作に基づいて遊技球を弾いて発射する発射手段(発射モータ等)と、当該発射された遊技球が案内される遊技領域と、前記遊技領域内に配置された各入球手段(一般入賞口、可変入賞装置、作動口等)とを備えた弾球遊技機」が挙げられる。
B.上記各手段における前記遊技機は略鉛直方向に延びる遊技領域を備えた弾球遊技機であること。より詳しい態様例としては、「遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル)と、当該操作手段の操作に基づいて遊技球を弾いて発射する発射手段(発射モータ等)と、当該発射された遊技球が案内され、略鉛直方向に沿って延びる所定の遊技領域(例えば遊技領域は遊技盤面等により構成される)と、前記遊技領域内に配置された各入球手段(一般入賞口、可変入賞装置、作動口等)とを備え、前記遊技領域を流下する遊技球の挙動を視認可能に構成されてなる弾球遊技機」が挙げられる。
C.上記各手段における前記遊技機、又は、上記各弾球遊技機は、パチンコ機又はパチンコ機に準ずる遊技機であること。
さらに、手段4等は、以下のような遊技機にも適用される。
D.上記遊技機は、スロットマシンとパチンコ機とを融合した形式の遊技機(特に遊技球を遊技媒体として使用するスロットマシン仕様の遊技機)であること。より詳しい態様例としては、「複数の識別情報(図柄)からなる識別情報列(図柄列;具体的には図柄の付されたリール、ベルト等の回転体)を変動表示(具体的にはリール等の回転)した後に識別情報列を停止表示する可変表示手段(具体的にはリールユニット等の回転体ユニット)を備え、始動用操作手段(具体的にはスタートレバー)の操作に起因して識別情報(図柄)の変動が開始され、停止用操作手段(具体的にはストップボタン)の操作に起因して識別情報(図柄)の変動が停止され、その停止時に有効ライン上に揃った識別情報が特定の識別情報であることを条件に遊技価値が付与されるよう構成し、さらに球受皿(上皿等)を設けてその球受皿から遊技球を取り込む取込手段と、前記球受皿に遊技球の払出しを行う払出手段とを備え、前記取込手段により遊技球が取り込まれることにより遊技の開始条件が成立するように構成した遊技機」が挙げられる。
一実施形態におけるパチンコ機を示す正面図である。 パチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の右側面図である。 内枠や前面枠セット等を開放した状態を示す斜視図である。 外枠の構成を示す斜視図である。 内枠及び遊技盤の構成を示す正面図である。 内枠の構成を示す背面図である。 パチンコ機の構成を示す背面図である。 電気的構成を示すブロック図である。 施錠装置を背面左側から見た斜視図である。 施錠装置を背面右側から見た斜視図である。 施錠装置を正面左側から見た斜視図である。 施錠装置を正面右側から見た斜視図である。 施錠装置の背面図である。 施錠装置の右側面図である。 施錠装置の左側面図である。 施錠装置の正面図である。 背面側から見た施錠装置の分解図である。 側面側から見た施錠装置の分解図である。 鍵の非挿入時におけるシリンダ錠を示す断面図である。 鍵の挿入時におけるシリンダ錠を示す断面図である。 (a)〜(c)はカム板等の作用を説明するための図である。 前面枠セットを取外すとともに、施錠装置を取付溝部から取外した状態を示す斜視図である。 前面枠セットを取外すとともに、施錠装置を取付溝部に取付けた状態を示す斜視図である。
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。ここで、図1はパチンコ機10の正面図であり、図2は斜視図であり、図3は右側面図である。また、図4は、内枠12、前面枠セット14、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203を開放した状態を示す斜視図である。但し、図4では便宜上、遊技盤30面上に配設される釘や役物、膨出部40に配設される発射装置70や球通路71などを省略して示している。
図1乃至図4に示すように、パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外郭を構成する固定枠としての外枠11を備えており、この外枠11の一側部に遊技機本体としての内枠12が開閉可能に支持されている。
ここで、外枠11について図5を参照しつつ説明する。本実施形態における外枠11は、例えば上下辺部11a,11bが木製の板材により構成され、左右側辺部11c,11dがアルミ製の板材により構成され、これら各板材が小ネジ等の離脱可能な締結具により全体として矩形枠状に組み付けられている。
左側辺部11cの上下端部には、それぞれ上ヒンジ81及び下ヒンジ82が設けられている。当該上ヒンジ81及び下ヒンジ82にて、内枠12の上下部が回動可能に支持されており、これにより内枠12が開閉可能となる。
また、右側辺部11dには、その後端縁部から外枠11の内方向に向け突出した遮蔽部材としての延出壁部83が形成されている。延出壁部83は、少なくとも後述する施錠装置600に対応する上下区間全域を内枠12の背面側から覆うように、上辺部11aから下辺部11bにかけて形成されている(図8参照)。
延出壁部83の前面側には、後述する施錠装置600の内枠鉤部637,638に対応して、上下一対の鉤受部84,85が設けられている。鉤受部84,85は、箱状をなし、その前面部には内枠鉤部637,638が進入する鉤孔部84a,85aが形成されている。これにより、内枠鉤部637,638は、鉤孔部84a,85aを介して鉤受部84,85内に進入した状態で、当該鉤受部84,85の内側(鉤孔部84a,85a周縁)にて係止される。内枠鉤部637,638が鉤受部84,85に係合した状態では、鉤受部84,85の周壁部が内枠鉤部637,638の周囲を囲んだ状態となる。従って、鉤受部84,85は、本実施形態における被係合部としての機能と、カバー部材としての機能を併せ持つこととなる。
また、右側辺部11dの内側面には、上下方向に沿って複数のリブ89が形成されている。これにより、内枠12の閉時においては、内枠12と外枠11との隙間から針金等の線材を差込むことは難しくなる。
さらに、外枠11の下辺部11bには、樹脂製の幕板飾り86が取着されている。幕板飾り86の上面奥部には、上方に突出するリブ88が一体形成されている。これにより内枠12との間に隙間が形成されにくくなっている。
内枠12の開閉軸線は、上述したようにパチンコ機10の正面からみて左側において上下に沿って設定されており、この開閉軸線を軸心として内枠12が前方側に開放できるようになっている。内枠12は、外形が矩形状をなす青色の樹脂ベース38を主体に構成されており、当該樹脂ベース38の中央部には略楕円形状の窓孔39が形成されている。
また、内枠12の前面側には、前扉体としての前面枠セット14が開閉可能に取付けられている。前面枠セット14は、内枠12と同様に、パチンコ機10の正面から見て左側において上下に沿って設定された開閉軸線を軸心として前方側に開放できるようになっている。
前面枠セット14は、内枠12と同様に外形が矩形状をなし、閉鎖状態においては内枠12の前面側ほぼ全域を覆う。前面枠セット14の中央部には略楕円形状の窓部101が形成されている。これにより、前面枠セット14の窓部101及び内枠12の窓孔39を介して、内枠12の後面に装着される遊技盤30(遊技領域)を外部から視認可能となる。遊技盤30の詳細な構成については後述する。
前面枠セット14の前面側には、その下部中央において球受皿としての下皿15が設けられており、排出口16より排出された遊技球が下皿15内に貯留可能になっている。また、下皿15の手前側には、下皿15内から遊技球を排出するための球抜きレバー25が設けられている。
下皿15の右方には、手前側に突出した遊技球発射ハンドル(以下、単にハンドルという)18が設けられ、下皿15の左方には、灰皿26が設けられている。尚、ハンドル18には、図示しないタッチセンサや、ハンドル18の操作部の操作量を検出するための図示しない操作量検出手段が設けられている。
下皿15の上方には上皿19が設けられている。上皿19は、遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射装置(以下、単に発射装置という)70の方へ案内する球受皿である。なお、上皿19から溢れる遊技球は下皿15へ案内されるようになっている。
上皿19には球貸しボタン121と返却ボタン122とが設けられている。これにより、遊技場等において、パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で球貸しボタン121が操作されると、その操作に応じて貸出球が上皿19に供給される。一方、返却ボタン122は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。但し、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿19に遊技球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では球貸しボタン121及び返却ボタン122は不要である。
また、前面枠セット14の前面にはその周囲に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のように発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすものである。例えば、窓部101の周縁には、LED等の発光手段を内蔵した環状電飾部102が設けられ、該環状電飾部102の中央であってパチンコ機10の最上部には、同じくLED等の発光手段を内蔵した中央電飾部103が設けられている。本パチンコ機10では、中央電飾部103が大当たりランプとして機能し、大当たり時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり中であることを報知する。さらに、中央電飾部103の左右側方には、所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ104が設けられている。また、各エラー表示ランプ104に隣接してスピーカSP(図9参照)が設けられるとともに、当該スピーカSPの前側にスピーカカバー24が取着されている。
前面枠セット14の背面側にはガラスユニット137が取付けられている。ガラスユニット137は、従来の前後一対の矩形状の板ガラスが前後対を為して別々に取着されるものではなく、全体として丸形をなし、アッセンブリ化された上で取付けられている。
次に、内枠12(樹脂ベース38)について図6,図7を参照して説明する。図6は、内枠及び遊技盤の構成を示す正面図であり、図7は、内枠の構成を示す背面図である。
上述した通り、内枠12(樹脂ベース38)には、窓孔39の後側に遊技盤30が装着されている。遊技盤30は、その周縁部が内枠12(樹脂ベース38)の裏側に当接した状態で取着されている。従って、遊技盤30の前面部の略中央部分が樹脂ベース38の窓孔39を通じて内枠12の前面側に露出した状態となっている。
また、内枠12(樹脂ベース38)の下部、すなわち窓孔39(遊技盤30)の下方位置には、後側へ膨出した膨出部40が形成されている。この膨出部40の前面右側には、発射装置70が取付けられている。本実施形態では、発射装置70としてソレノイド式発射装置を採用している。また、膨出部40には、後述する払出機構部352から上記下皿15の排出口16へ繋がる球通路71が設けられている。また、発射装置70の発射レール70aと後述するレール50(外レール構成部52)との間には所定間隔の隙間があり、この隙間より下方にファール球通路72が形成されている。これにより、仮に、発射装置70から発射された遊技球が後述する戻り球防止部材53まで至らずファール球としてレール50を逆戻りする場合には、そのファール球がファール球通路72及び球通路71を介して下皿15に排出される。また、球通路71の下側にはハーネスカバー74が設けられている。これにより中継基板75と発射装置70とを接続するハーネス(図示略)をまとめている。
次に、遊技盤30の構成について図6を参照して説明する。遊技盤30には、一般入賞口31、可変入賞装置32、第1契機対応口(作動口)33、第2契機対応口34、可変表示装置ユニット35等がルータ加工によって形成された貫通穴に配設され、遊技盤30前面側から木ネジ等により取付けられている。周知の通り前記一般入賞口31、可変入賞装置32、第1契機対応口33に遊技球が入球(入賞)すると、それぞれに対応して設けられた検出スイッチの出力により、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞球が払い出される。その他に、遊技盤30にはアウト口36が設けられており、各種入賞部(一般入賞口31、可変入賞装置32、第1契機対応口33)に入賞しなかった遊技球は、このアウト口36を通って遊技領域外へと排出される。また、遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
可変表示装置ユニット35には、第2契機対応口34の通過をトリガとして変動表示する普通図柄表示装置41と、第1契機対応口33への入賞をトリガとして変動表示する特別表示装置43と、特別表示装置43による変動表示に合わせて変動表示する可変表示装置としての装飾図柄表示装置42とが設けられている。
普通図柄表示装置41は複数の発光手段(LED)を内蔵しており、遊技球が第2契機対応口34を通過する毎に点灯表示態様が切換表示(変動表示)され、その変動表示が特定の点灯態様で数秒間停止した場合に第1契機対応口33が所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。この普通図柄表示装置41は、後述する主制御装置261によって直接的に表示内容が制御される。また、普通図柄表示装置41の変動表示中に、新たに遊技球が第2契機対応口34を通過した場合には、その分の普通図柄の変動表示は、その時点で行われている変動表示の終了後に行われる構成となっている。つまり、変動表示が待機(保留)されることとなる。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められているが、本実施形態では4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ44にて点灯表示されるようになっている。
特別表示装置43は、普通図柄表示装置41の側方に設けられた複数の発光部により構成され、遊技球が第1契機対応口33を通過する毎に点灯する発光部の組合せが切換えられる(変動表示される)。そして、変動表示が停止したときに点灯している発光部の組合わせにより、大当たりか否かが確定的に表示される。この特別表示装置43についても、主制御装置261によって表示内容が直接的に制御される。また、特別表示装置43の変動表示中に新たに遊技球が第1契機対応口33に入賞した場合には、その分の変動表示は、その時点で行われている変動表示の終了後に行われる構成となっている。つまり、変動表示が待機(保留)されることとなる。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められているが、本実施形態では4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ46にて点灯表示されるようになっている。また、大当たり状態中に新たに遊技球が第1契機対応口33に入賞した場合、その分の変動表示についても保留される。
装飾図柄表示装置42は液晶表示装置として構成されており、後述するサブ制御装置262によって表示内容が制御される。すなわち、装飾図柄表示装置42においては、特別表示装置43にて表示される結果に対応させるように、主制御装置261からのコマンドに基づき、サブ制御装置262によって補助的な表示内容が決定され、後述する表示制御装置45によって表示が行われる。装飾図柄表示装置42には、例えば、上、中及び下の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成されており、これら図柄が図柄列毎にスクロールされるようにして装飾図柄表示装置42に変動表示され、その後、上図柄列→下図柄列→中図柄列の順に停止表示される。また、可変表示装置ユニット35には、装飾図柄表示装置42を囲むようにしてセンターフレーム47が配設されている。
可変入賞装置32は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い閉状態になっており、大当たり(特別遊技状態の発生)の際に、遊技球が入賞しやすい開状態とされる。具体的には、所定時間の経過又は所定個数の入賞を1ラウンドとして、可変入賞装置32の大入賞口が所定回数(所定ラウンド数)繰り返し開放される。
また、遊技盤30には、発射装置70から発射された遊技球を遊技盤30上部へ案内するレール50が取付けられている。これにより、ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球はレール50を通じて、遊技盤面上に形成された遊技領域内に案内される。レール50は内レール構成部51と外レール構成部52とからなる。
内レール構成部51の先端部分(図6の左上部)には戻り球防止部材53が取着されている。これにより、一旦、レール50から遊技盤30の上部へと案内された遊技球が再度レール50内に戻ってしまうといった事態が防止される。
また、本実施形態では、外レール構成部52が遊技盤30の右上部で途絶え、内レール構成部51が遊技盤30の右下部で途絶えている。このため、遊技領域は、レール50及び樹脂ベース38の窓孔39の内周面により画定される。但し、内外レール構成部51,52の並行部分を除く。
次に、パチンコ機10の背面構成について図7,図8を参照して説明する。パチンコ機10の背面には、各種制御基板が上下左右に並べられるようにして、一部前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給する遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取付けられている。本実施形態では、各種制御基板を2つの取付台に分けて搭載して2つの制御基板ユニットを構成し、それら制御基板ユニットを個別に内枠12又は遊技盤30の裏面に装着するようにしている。この場合において、主基板とサブ制御基板とを一方の取付台に搭載してユニット化すると共に、払出制御基板、発射制御基板及び電源基板を他方の取付台に搭載してユニット化している。ここでは便宜上、前者のユニットを「第1制御基板ユニット201」と称し、後者のユニットを「第2制御基板ユニット202」と称することとする。また、払出機構及び保護カバーも1ユニットとして一体化されており、一般に樹脂部分を裏パックと称することもあるため、ここではそのユニットを「裏パックユニット203」と称する。各ユニット201〜203の詳細な構成については後述する。
なお、第1制御基板ユニット201、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203は、ユニット単位で着脱できるように構成されるとともに、内枠12又は遊技盤30の裏面に対し個別に開閉できるように構成されている。図7,8に示すように、第2制御基板ユニット202の左側部(背面側右側部)には上下一対の支軸194が設けられており、この支軸194を内枠12の左側部に設けられた上下一対の軸受け部195に上方から挿通させることで、第2制御基板ユニット202が内枠12に対して開閉可能に支持される。同様に、裏パックユニット203の左側部には上下一対の支軸196が設けられており、この支軸196を内枠12の左側部に設けられた上下一対の支持孔部197に上方から挿通させることで、裏パックユニット203が内枠12に対して開閉可能に支持される。なお、第1制御基板ユニット201に関しても、遊技盤30の背面側において開閉可能に支持されているが、ここでは便宜上、その開閉機構の図示を省略する。さらに、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203に関しては、後述するように施錠装置600により自身の右側部(背面側左側部)にて施錠される構成となっている。そして、両ユニット202,203が施錠状態にある場合には、第1制御基板ユニット201の背面側の大部分が裏パックユニット203により覆われた状態となり、第1制御基板ユニット201が着脱不能となっている。第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203は、本実施形態における後扉体に相当する。
まず、遊技盤30の背面構成について説明する。上述したように遊技盤30の中央にはルータ加工によって形成された貫通穴に対して可変表示装置ユニット35が配設されている。この可変表示装置ユニット35に対し、センターフレーム47を背後から覆う樹脂製のフレームカバー213が後方に突出して設けられている。さらに、フレームカバー213の後端に、液晶表示装置たる装飾図柄表示装置42と表示制御装置45とが前後に重ねられた状態で着脱可能に取り付けられている。フレームカバー213内には、センターフレーム47に内蔵されたLED等を駆動するLED制御基板などが配設されている。
また、遊技盤30の裏面には、可変表示装置ユニット35を取り囲むようにして裏枠セット215が取付けられている。この裏枠セット215は、遊技盤30の裏面に張り付くようにして設けられる薄型の樹脂成形品であって、各種入賞口に入賞した遊技球を回収するための球回収機構216を備えている。また、第2制御基板ユニット202には、球回収機構216の下方位置において排出通路部217が形成されており、該排出通路部217には排出球をパチンコ機10外部へ排出する排出シュート218が形成されている(図8参照)。従って、一般入賞口31等に入賞した遊技球は何れも裏枠セット215の球回収機構216を介して集合し、さらに排出通路部217の排出シュート218を介してパチンコ機10外部に排出される。なお、アウト口36も同様に排出通路部217に通じており、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球も排出シュート218を介してパチンコ機10外部に排出される。
また、遊技盤30の裏面には、各種入賞口などの遊技球の通過を検出する入賞感知機構(検出スイッチ)などが設けられている。入賞感知機構にて各々検出された検出結果は、後述する主基板(主制御装置261)に取り込まれ、該主基板よりその都度の入賞状況に応じた払出指令(遊技球の払出個数)が払出制御基板に送信される。そして、該払出制御基板の出力により所定数の遊技球の払出が実施される。本実施形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる。
第1制御基板ユニット201は、主制御装置261と、サブ制御装置262とを具備している。主制御装置261は、主たる制御を司るCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を含む主基板を具備しており、この主基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス263に収容されて構成されている。なお、基板ボックス263は、略直方体形状のボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えている。これらボックスベースとボックスカバーとは封印ユニットによって連結されており、基板ボックス263が開封された場合には、封印ユニットにおいて所定の痕跡が残るよう構成されている。これにより、基板ボックス263が不正に開封された旨を容易に発見することができる。
また、サブ制御装置262は、主制御装置261(主基板)からの指示に従い各種演出制御を司るCPUや、各種プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を含むサブ制御基板を具備しており、このサブ制御基板についても当該サブ制御基板に対応する基板ボックスに収容されて構成されている。
第2制御基板ユニット202は、払出制御装置311、発射制御装置312、電源装置313及びカードユニット接続基板314を具備している。払出制御装置311、発射制御装置312及び電源装置313は周知の通り制御の中枢をなすCPUや、その他ROM、RAM、各種ポート等を含む制御基板を具備しており、払出制御装置311の払出制御基板により、賞品球や貸出球の払出が制御される。また、発射制御装置312の発射制御基板により、遊技者によるハンドル18の操作に従い発射装置等の制御が行われ、電源装置313の電源基板により、各種制御装置等で要する所定の電源電圧が生成され出力される。
上記払出制御装置311、発射制御装置312及び電源装置313についても、それぞれに対応する基板ボックス315、316、317に収容されて構成されている。但し、発射制御装置312(基板ボックス316)は、電源装置313(基板ボックス317)の裏側に配置されている。また、払出制御装置311が収容される基板ボックス315には、前述した主制御装置261と同様に封印ユニットが設けられ、基板ボックス315の開封した痕跡が残るようになっている。
払出制御装置311には状態復帰スイッチ321が設けられている。例えば、払出モータ部の球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ321が押下されると、払出モータが正逆回転され、球詰まりの解消(正常状態への復帰)が図られる。
また、電源装置313にはRAM消去スイッチ323が設けられている。本パチンコ機10はバックアップ機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰(復電)の際には停電時の状態に復帰させることができる。従って、通常手順で(例えば遊技場の営業終了時に)電源遮断すると電源遮断前の状態が記憶保持されることから、電源投入時に初期状態に戻したい場合には、RAM消去スイッチ323を押しながら電源を投入する。
次に、裏パックユニット203の構成を説明する。裏パックユニット203は、樹脂成形された裏パック351と遊技球の払出機構部352とを一体化したものである。
裏パック351は例えばABS樹脂により一体成形されており、パチンコ機後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部354を有する。保護カバー部354は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示装置ユニット35を囲むのに十分な大きさを有する。但し、本実施形態では、前述のサブ制御装置262及び主制御装置261の一部も合わせて囲む構成となっている。
また、払出機構部352は、保護カバー部354を迂回するようにして配設されている。すなわち、保護カバー部354の上方には、上側に開口したタンク355が設けられており、このタンク355には遊技場の島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク355の下方には、例えば横方向2列の球通路を有し下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール356が連結され、さらにタンクレール356の下流側には縦向きにケースレール357が連結されている。払出装置358はケースレール357の最下流部に設けられ、払出モータ358a等の所定の電気的構成により必要個数の遊技球の払出が適宜行われる。そして、払出装置358より払い出された遊技球は上記上皿19等に供給される。
また、払出機構部352には、払出制御装置311から払出装置358への払出指令の信号を中継する払出中継基板381が設置されると共に、外部より主電源を取り込む電源スイッチ基板382が設置されている。電源スイッチ基板382には、電圧変換器を介して例えば交流24Vの主電源が供給され、電源スイッチ382aの切替操作により電源ON又は電源OFFされる。
次に、パチンコ機10の電気的構成について説明する。図9は、本パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。パチンコ機10の主制御装置261(主基板)には、演算装置である1チップマイコンとしてのCPU501が搭載されている。CPU501には、該CPU501により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM502と、そのROM502内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するメモリであるRAM503と、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路等が内蔵されている。
RAM503は、パチンコ機10の電源のオフ後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給されてデータが保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM503には、各種のデータ等を一時的に記憶するメモリやエリアの他に、バックアップエリア503aが設けられている。
バックアップエリア503aは、停電などの発生により電源が切断された場合において、電源の再入時にパチンコ機10の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくエリアである。バックアップエリア503aへの書き込みは、NMI端子(ノンマスカブル端子)への停止信号の入力により起動されるNMI割込み処理(このNMI割込みにより、電源断時の主制御装置261の状態がRAM503のバックアップエリア503aに記憶される)によって停電の発生等による電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア503aに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消による電源入を含む。以下同様)の復電処理において実行される。なお、CPU501のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源断時に、後述する停電監視回路542から出力される停電信号SK1が入力されるように構成されており、停電の発生により、停電処理(NMI割込み処理)が即座に実行される。
かかるROM502及びRAM503を内蔵したCPU501には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン504を介して入出力ポート505が接続されている。入出力ポート505には、後述するRAM消去スイッチ回路543、払出制御装置311、サブ制御装置262、特別表示装置43、普通図柄表示装置41、その他図示しないスイッチ等が接続されている。この構成により、上述した特別表示装置43および普通図柄表示装置41は、主制御装置261により直接的に制御される。一方、装飾図柄表示装置42は、サブ制御装置262を介して制御される。
サブ制御装置262(サブ制御基板)は、演算装置であるCPU551、該CPU551により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM552、該ROM552内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するメモリであるRAM553、入出力ポート554、バスライン555を備えるとともに、その他にも図示しない割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路等を備えている。RAM553は、CPU551による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するメモリである。
入出力ポート554には、バスライン555を介してCPU551、ROM552、RAM553が接続されるとともに、表示制御装置45が接続されている。さらに、入出力ポート554には、スピーカSP、各種電飾部及びランプ102〜104が接続されている。
サブ制御装置262のCPU551は、例えば主制御装置261から送信される指令信号(例えば変動パターンコマンド)に基づいて表示制御装置45に表示制御を実行させ、装飾図柄表示装置42に表示させる。なお、上記のように、本実施形態では、主制御装置261が制御する特別表示装置43にて大当たりか否かを表示するようになっており、サブ制御装置262が制御する装飾図柄表示装置42では、前記特別表示装置43の表示に合わせた表示が行われる。
また、払出制御装置311は、払出モータ358aにより賞球や貸し球の払出制御を行うものである。演算装置であるCPU511は、そのCPU511により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM512と、ワークメモリ等として使用されるRAM513とを備えている。
払出制御装置311のRAM513は、前述した主制御装置261のRAM503と同様に、パチンコ機10の電源のオフ後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給されてデータが保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM513には、各種のデータ等を一時的に記憶するメモリやエリアの他に、バックアップエリア513aが設けられている。
バックアップエリア513aは、停電などの発生により電源が切断された場合において、電源の再入時にパチンコ機10の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくエリアである。このバックアップエリア513aへの書き込みは、NMI割込み処理によって電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア513aに書き込まれた各値の復帰は、電源入時の復電処理において実行される。
かかるROM512及びRAM513を内蔵したCPU511には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン514を介して入出力ポート515が接続されている。入出力ポート515には、RAM消去スイッチ回路543、主制御装置261、発射制御装置312、払出モータ358aなどがそれぞれ接続されている。
発射制御装置312は、発射装置70による遊技球の発射を許可又は禁止するものであり、発射装置70は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、払出制御装置311から発射許可信号が出力されていること、遊技者がハンドル18をタッチしていることをセンサ信号により検出していること、発射を停止させる発射停止スイッチが操作されていないことを条件に、発射装置70が駆動され、ハンドル18の操作量に応じた強度で遊技球が発射される。
表示制御装置45は、サブ制御装置262からの指示に従い、装飾図柄表示装置42における装飾図柄の変動表示を実行するものである。この表示制御装置45は、CPU521と、プログラムROM522と、ワークRAM523と、ビデオRAM524と、キャラクタROM525と、画像コントローラ526と、入力ポート527と、出力ポート529と、バスライン530,531とを備えている。入力ポート527にはサブ制御装置262の入出力ポート554が接続されている。また、入力ポート527には、CPU521、プログラムROM522、ワークRAM523、画像コントローラ526が接続されている。また、画像コントローラ526にはバスライン531を介して出力ポート529が接続されており、その出力ポート529には液晶表示装置たる装飾図柄表示装置42が接続されている。
表示制御装置45のCPU521は、サブ制御装置262から送信される表示コマンドに基づいて装飾図柄表示装置42の表示を制御する。プログラムROM522は、そのCPU521により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するメモリであり、ワークRAM523は、CPU521による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するメモリである。
ビデオRAM524は、装飾図柄表示装置42に表示される表示データを記憶するメモリであり、このビデオRAM524の内容を書き替えることにより、装飾図柄表示装置42の表示内容が変更される。キャラクタROM525は、装飾図柄表示装置42に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶するメモリである。画像コントローラ526は、CPU521、ビデオRAM524、出力ポート529のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在すると共に、ビデオRAM524に記憶される表示データを所定のタイミングで読み出して装飾図柄表示装置42に表示させるものである。
また、電源装置313は、パチンコ機10の各部に電力を供給する電源部541と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路542と、RAM消去スイッチ323に接続されてなるRAM消去スイッチ回路543とを備えている。電源部541は、図示しない電源経路を通じて、主制御装置261や払出制御装置311等に対して各々に必要な動作電源を供給する。その概要としては、電源部541は、外部より供給される交流24ボルト電源を取り込み、各種スイッチやモータ等を駆動する+12V電源、ロジック用の+5V電源、RAMバックアップ用のバックアップ電源などを生成し、これら+12V電源、+5V電源及びバックアップ電源を主制御装置261や払出制御装置311等に対して供給する。なお、発射制御装置312に対しては払出制御装置311を介して動作電源(+12V電源、+5V電源等)が供給される。
停電監視回路542は、停電等の発生による電源断時に、主制御装置261のCPU501及び払出制御装置311のCPU511の各NMI端子へ停電信号SK1を出力する回路である。停電監視回路542は、電源部541から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断)の発生と判断して、停電信号SK1を主制御装置261及び払出制御装置311へ出力する。この停電信号SK1の出力によって、主制御装置261及び払出制御装置311は、停電の発生を認識し、停電時処理(NMI割込み処理)を実行する。
なお、電源部541は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、かかる停電時処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置261及び払出制御装置311は、停電時処理を正常に実行し完了することができる。
RAM消去スイッチ回路543は、RAM消去スイッチ323のスイッチ信号を取り込み、そのスイッチ323の状態に応じて主制御装置261のRAM503及び払出制御装置311のRAM513のバックアップデータをクリアする回路である。RAM消去スイッチ323が押下された際、RAM消去スイッチ回路543は、RAM消去信号SK2を主制御装置261及び払出制御装置311に出力する。RAM消去スイッチ323が押下された状態でパチンコ機10の電源が投入されると(停電解消による電源入を含む)、主制御装置261及び払出制御装置311においてそれぞれのRAM503,513のデータがクリアされる。
次に、内枠12の施錠機構、前面枠セット14の施錠機構、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203の施錠機構について図10乃至図19を参照して説明する。本実施形態では、内枠12は外枠11に対し施錠され、前面枠セット14、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203はそれぞれ内枠12に対し施錠される。これらの施錠機構は単一の施錠装置600によって具現化されている。後述するように施錠装置600は、錠孔97を介して前面枠セット14の前面側に露出するシリンダ錠700(図1等参照)を備えており、該シリンダ錠700の鍵穴702に鍵Kを挿入し、一方に回動操作することで内枠12、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203を解錠でき、他方に回動操作することで前面枠セット14を解錠できるようになっている。ここで、図10は施錠装置600を背面左側から見た斜視図であり、図11は施錠装置600を背面右側から見た斜視図であり、図12は施錠装置600を正面左側から見た斜視図であり、図13は施錠装置600を正面右側から見た斜視図である。また、図14は、施錠装置600の背面図であり、図15は右側面図、図16は左側面図、図17は正面図である。図18は、背面側から見た施錠装置600の分解図であり、図19は、側面側から見た施錠装置600の分解図である。
施錠装置600は、内枠12の右側辺部前面側に取付けられている。施錠装置600の外郭を構成する基枠部材としての縦長の基枠601は、内枠12に固定される取付部としての取付板602と、当該取付板602の内枠12内方側(窓孔39側)の端縁から後方に突出した支持部としての支持板603と、取付板602の内枠12外方側の端縁から後方に突出したフランジ部604とを備えており、これらが一体となって横断面略コ字状をなしている。なお、施錠装置600を構成する基枠601などの各部材は、金属平板をプレス成形等することにより形成されている。
取付板602では、シリンダ錠700の配置位置に対応する所定の上下区間が他部位より左右方向に幅広の幅広部602aとなっており、支持板603では、前記幅広部602aに対応する上下区間が内枠12内方側へ膨出した膨出部603aとなっている。これは、遊技領域や各種制御基板等の設置スペースをより広く確保するために、施錠装置600全体の横幅を極力狭くしつつ、シリンダ錠700の配設位置においては、その設置スペースを確保するためである。
なお、図23に示すように、内枠12の前面側には、施錠装置600を取付けるための装置取付部としての取付溝部901が右側辺部に沿って形成されている。取付溝部901には、複数のボス902が突設されている。これに対応して、取付板602には、複数のネジ孔903が穿設されている。これにより、施錠装置600は、取付溝部901に嵌め込まれた状態でネジ904によりボス902に固定される。また、図24に示すように、施錠装置600が取付溝部901に嵌め込まれた状態では、支持板603及びフランジ部604がそれぞれ取付溝部901の側壁面に略当接状態となっている。図23は、前面枠セット14を取外すとともに、施錠装置600を取付溝部901から取外した状態を示す斜視図である。図24は、前面枠セット14を取外すとともに、施錠装置600を取付溝部901に取付けた状態を示す斜視図である。但し、図23,24では便宜上、遊技盤30面上に配設される釘や役物、膨出部40に配設される発射装置70や球通路71などを省略して示している。
また、図7に示すように、取付溝部901の奥壁部901aには、後述する基板ユニット鉤部620及び裏パック鉤部621,622に対応して、内枠12の背面側へ貫通する挿通孔905,906,907が形成されている。これにより、基板ユニット鉤部620及び裏パック鉤部621,622は、挿通孔905,906,907を介して、内枠12の背面側へ突出している。同様に、取付溝部901の奥壁部901aには、内枠鉤部637,638に対応して挿通孔908,909が形成されており、内枠鉤部637,638は当該挿通孔908,909を介して、内枠12の背面側へ突出している。
ここで、先ず本実施形態における第1の施錠手段を構成する前面枠セット14の施錠機構に係る部分について説明する。
基枠601の内側には、この施錠機構の主要構成部となる第1摺動杆605が上下方向に摺動可能なように配設されている。第1摺動杆605は本実施形態における第1の摺動部材を構成する。
第1摺動杆605は、取付板602に略当接状態で摺動する取付側壁部606と、支持板603に略当接状態で摺動する支持側壁部607とからなり、横断面L字状をなす。
取付側壁部606は、シリンダ錠700の取付けの妨げにならないように、シリンダ錠700の配置位置に対応する所定の上下区間(上記取付板602の幅広部602aに対応する所定の上下区間)が切り欠かれた状態となっている。
これに合わせて、支持板603の膨出部603aに対応する支持側壁部607の所定の上下区間には、内枠12内方側へ膨出した膨出部607aが形成されている。但し、支持側壁部607の膨出部607aの形成区間は、支持板603の膨出部603aの形成区間よりも短く設定されており、第1摺動杆605の摺動の妨げとならないようになっている。
さらに、取付側壁部606の内枠12外方側の端縁部は、上述した取付板602のネジ孔903やボス902の妨げにならないように、これらに対応する複数箇所が切欠き状に凹んだ凹凸形状となっている。
さて、第1摺動杆605には、取付側壁部606の上部、中部及び下部の3箇所に、前面枠セット14施錠用の前面枠セット施錠部610,611,612が設けられている。前面枠セット施錠部610,611,612が本実施形態における前扉体用係合部を構成する。
前面枠セット施錠部610,611,612には、それぞれ略矩形状の係合孔610a,611a,612aが形成されている。また、取付板602には、前面枠セット施錠部610,611,612(係合孔610a,611a,612a)に対応して、上下方向3箇所に矩形状の挿入孔631,632,633が形成されている。そして、後述する通常時には、係合孔610a,611a,612aが取付板602の挿入孔631,632,633の上部に重なるように位置するとともに、前面枠セット施錠部610,611,612により挿入孔631,632,633の下部が塞がされた状態となっている。
一方、前面枠セット14の背面側左側辺部には、前面枠セット施錠部610,611,612に対応して、上下方向3箇所に被係合部としての前面枠セット鉤部17a,17b,17cが突設されている(図4参照)。そして、前面枠セット14を閉鎖する際においては、後述するように前面枠セット鉤部17a,17b,17cが、取付板602の挿入孔631,632,633を介して、前面枠セット施錠部610,611,612の係合孔610a,611a,612aへ進入するようになっている。
なお、前面枠セット鉤部17a,17b,17cは、図4に示すように、その後端側において後方へ先細りするように設けられた略三角形状の頭部を有しており、この頭部の下端部が係止爪として下方へ突出している。従って、前面枠セット鉤部17a,17b,17cは、自身の下側において前面枠セット施錠部610,611,612に係止されることとなる。
上記構成により、前面枠セット14の施錠状態においては、前面枠セット鉤部17a,17b,17cが前面枠セット施錠部610,611,612の係合孔610a,611a,612aを介して、前面枠セット施錠部610,611,612の背面側にて係止され、前面枠セット14の開放が規制される。
また、取付側壁部606には、各前面枠セット施錠部610,611,612よりもやや下方位置において、上下方向に長い長円状のガイド孔613,614,615が形成されている。これらガイド孔613,614,615を介して、基枠601内側から取付板602に対しガイドピン616,617,618が固定されている。
一方、支持板603には、上下方向3箇所に、第1摺動杆605の後方への動きを規制する規制突起628,629,630が設けられている。規制突起628,629,630は、第1摺動杆605の取付状態の安定性を高める機能とともに、第1摺動杆605の摺動動作の安定性を高めるガイド部としての機能を備えている。従って、第1摺動杆605は、取付板602や規制突起628,629,630により前後方向への動きを規制され、かつ、上記ガイドピン616,617,618や後述する第2摺動杆635により左右方向への動きを規制されつつ、上下方向へ摺動できるようになっている。
なお、第1摺動杆605の摺動範囲のうち、ガイド孔613,614,615の下縁部がガイドピン616,617,618に当接する位置が、前面枠セット施錠部610,611,612が前面枠セット鉤部17a,17b,17cに係合される位置(係合位置)となる。つまり、この位置が第1摺動杆605の施錠位置(基準位置)に相当する。従って、第1摺動杆605がこの位置にある状態が、前面枠セット14の施錠機構の施錠状態に相当する。
これに対し、ガイド孔613,614,615の上縁部がガイドピン616,617,618に当接する位置が、前面枠セット施錠部610,611,612が前面枠セット鉤部17a,17b,17cから離脱する位置(非係合位置)となる。つまり、この位置が第1摺動杆605の解錠位置に相当する。従って、第1摺動杆605がこの位置にある状態が、前面枠セット14の施錠機構の解錠状態に相当する。
次に、本実施形態における第2の施錠手段を構成する内枠12の施錠機構、第2制御基板ユニット202の施錠機構及び裏パックユニット203の施錠機構に係る部分について説明する。基枠601の内側には、これらの施錠機構の主要構成部となる第2摺動杆635が上下方向に摺動可能なように配設されている。第2摺動杆635は本実施形態における第2の摺動部材を構成する。
第2摺動杆635は、第1摺動杆605の支持側壁部607に重畳するように配設された長尺状の本体部636を備えるとともに、内枠12施錠用の上下一対の内枠鉤部637,638と、第2制御基板ユニット202施錠用の基板ユニット鉤部620と、裏パックユニット203施錠用の裏パック鉤部621,622とを備えている。つまり、内枠鉤部637,638が本実施形態における本体用係合部を構成し、基板ユニット鉤部620及び裏パック鉤部621,622が後扉体用係合部を構成する。
支持板603の膨出部603a(支持側壁部607の膨出部607a)に対応する本体部636の所定の上下区間には、同様に内枠12内方側へ膨出した膨出部636aが形成されている。但し、本体部636の膨出部636aの形成区間は、支持側壁部607の膨出部607aの形成区間よりも短く設定されており、第2摺動杆635の摺動の妨げとならないようになっている。
両内枠鉤部637,638のうち上側の内枠鉤部637は、上側の前面枠セット施錠部610のやや下方位置に設けられている。一方、下側の内枠鉤部638は、下側の前面枠セット鉤部612のやや下方位置でかつ本体部636の下端部において設けられている。
内枠鉤部637,638は、本体部636の後端縁部より後方へ延出した基部637a,638aと、当該基部637a,638aからさらに後方へ延出した軸部637b,638bと、当該軸部637b,638bの後端側において後方へ先細りするように設けられた略三角形状の頭部637c,638cとから構成されている。頭部637c,638cの下端部は、軸部637b,638bより下方に突出しており、当該突出部分が係止爪として機能する。従って、内枠12の施錠状態においては、内枠鉤部637,638が、自身の下側において上記外枠11の鉤受部84,85に係止され、内枠12の開放が規制される。
内枠鉤部637,638に対応して、支持板603の後端縁部には、後方へ延出した延出部641,642が形成されている。延出部641,642は、内枠鉤部637,638の基部637a,638aと重畳するように形成されており、基部637a,638aと常時略当接状態で内枠鉤部637,638を支持している。なお、延出部641,642は、内枠鉤部637,638の基部637a,638aと略当接状態となるように、上記第1摺動杆605の厚み分を考慮し、その付根部において支持板603と段差をもって形成されている。
内枠鉤部637,638の基部637a,638aには、上下方向に長い長円状のガイド孔643,644が形成されている。これらガイド孔643,644を介して、基枠601内側(内枠12外方側)から延出部641,642に対しガイドピン645,646が固定されている。
また、基板ユニット鉤部620は、下側の内枠鉤部638より上方位置でかつ膨出部636a(シリンダ錠700の配置位置)より下方位置に設けられている。
基板ユニット鉤部620は、本体部636の後端縁部から後方へ延出し、その下辺部に係合凹部620aが形成され、当該係合凹部620aより後方の頭部620bは後方へ向け先細りしている。
一方、第2制御基板ユニット202には、その前面側右側辺(図4参照)に沿って、被係合部としての長尺状の受け金具205が取付けられている。受け金具205には、基板ユニット鉤部620に対応して、その下部に矩形状の係合孔205aが形成されている。
そして、第2制御基板ユニット202を閉鎖する際においては、基板ユニット鉤部620が受け金具205の係合孔205aへ進入し、頭部620bが受け金具205の背面側にて係止される。従って、第2制御基板ユニット202の施錠状態においては、基板ユニット鉤部620が、自身下側の係合凹部620aにおいて受け金具205と係合し、第2制御基板ユニット202の開放が規制される。
また、両裏パック鉤部621,622のうち上側の裏パック鉤部621は、上側の内枠鉤部637のやや下方位置に設けられている。一方、下側の裏パック鉤部622は、膨出部636a(シリンダ錠700の配置位置)のやや上方位置に設けられている。
裏パック鉤部621,622は、本体部636の後端縁部から後方へ延出し、その下辺部に係合凹部621a,622aが形成され、当該係合凹部621a,622aより後方の頭部621b,622bは後方へ向け先細りしている。
一方、裏パックユニット203には、その前面側右側辺(図4参照)に沿って、被係合部としての長尺状の受け金具204が取付けられている。受け金具204には、裏パック鉤部621,622に対応して、上下2箇所に矩形状の係合孔204aが形成されている。
そして、裏パックユニット203を閉鎖する際においては、裏パック鉤部621,622が受け金具204の各係合孔204aへ進入し、頭部621b,622bが受け金具204の背面側にて係止される。従って、裏パックユニット203の施錠状態においては、裏パック鉤部621,622が、自身下側の係合凹部621a,622aにおいて受け金具204と係合し、裏パックユニット203の開放が規制される。
また、第1摺動杆605の取付側壁部606には、上下方向2箇所に、第2摺動杆635の内枠12外方側への動きを規制する規制突起647,648が設けられている。また、取付板602の下端部近傍には、前記規制突起647,648と同様の規制突起649が設けられている。これら規制突起647,648,649は、第2摺動杆635の取付状態の安定性を高める機能とともに、第2摺動杆635の摺動動作の安定性を高めるガイド部としての機能を備えている。従って、第2摺動杆635は、第1摺動杆605の支持側壁部607や規制突起647,648,649により左右方向への動きを規制され、かつ、第1摺動杆605の取付側壁部606や支持板603に固定されたガイドピン645,646により前後方向への動きを規制されつつ、上下方向へ摺動できるようになっている。
なお、第2摺動杆635の摺動範囲のうち、ガイド孔643,644の上縁部がガイドピン645,646に当接する位置が、内枠鉤部637,638、基板ユニット鉤部620及び裏パック鉤部621,622がそれぞれ対応する被係合部、すなわち鉤受部84,85、受け金具205及び受け金具204に係合される位置(係合位置)となる。つまり、この位置が第2摺動杆635の施錠位置(基準位置)に相当する。従って、第2摺動杆635がこの位置にある状態が、内枠12の施錠機構、第2制御基板ユニット202の施錠機構及び裏パックユニット203の施錠機構の施錠状態に相当する。
これに対し、ガイド孔643,644の下縁部がガイドピン645,646に当接する位置が、内枠鉤部637,638、基板ユニット鉤部620及び裏パック鉤部621,622が各被係合部から離脱した位置(非係合位置)となる。つまり、この位置が第2摺動杆635の解錠位置に相当する。従って、第2摺動杆635がこの位置にある状態が、内枠12の施錠機構、第2制御基板ユニット202の施錠機構及び裏パックユニット203の施錠機構の解錠状態に相当する。
さて、第1摺動杆605及び第2摺動杆635は、付勢手段としてのコイルばねC1により、それぞれ上方又は下方へ付勢されている。より詳しくは、第2摺動杆635における本体部636の後端縁部には、上側の裏パック鉤部621のやや下方位置において、後方に向け延出した延出部650が形成されている。一方、第1摺動杆605における支持側壁部607の後端縁部には、上部の前面枠セット施錠部610と中部の前面枠セット施錠部611との間の高さ位置において、後方に向け延出した延出部651が形成されている。なお、第1摺動杆605の延出部651は、その上下方向の形成区間が、第2摺動杆635の延出部650に比べ比較的長めに設定されている。このため、第2摺動杆635の延出部650は、第1摺動杆605の延出部651の上下方向略中央部において、当該延出部651に重畳している。そして、第2摺動杆635の延出部650に設けられたフック部653にコイルばねC1の一端が掛けられるとともに、他端が第1摺動杆605の延出部651の下端部に設けられたフック部654に掛けられている。
上記コイルばねC1の引張力によって、通常時には、第1摺動杆605は、ガイド孔613,614,615の下縁部がガイドピン616,617,618に付勢される位置、つまり基準位置において下方への動作が抑えられた状態で保持されている。一方、第2摺動杆635は、ガイド孔643,644の上縁部がガイドピン645,646に付勢される位置、つまり基準位置において上方への動作が抑えられた状態で保持されている。そして、後述するシリンダ錠700が操作された場合には、コイルばねC1の引張力に抗して、第1摺動杆605が下方へ、又は第2摺動杆635が上方へ摺動変位する。
さて、取付板602の幅広部602aには、錠部材としてのシリンダ錠700が取付けられている。図20に示すように、シリンダ錠700は、略筒状をなすシリンダ本体701と、シリンダ本体701内部に設けられ、内部に鍵穴702を有してなる錠軸703と、シリンダ本体701の外周に設けられた外筒704とを備えている。
シリンダ錠700は、取付板602の取付孔602bに対しシリンダ本体701を挿通した状態で、フランジ部705を取付板602の背面側にネジ止めすることにより固定されている。
シリンダ本体701には、該シリンダ本体701の内外を連通する上下8つずつ、合計16個の透孔706が形成されている。これに対応して、錠軸703にも、各透孔706と連通する16個の透孔708が形成されている。かかる透孔708の鍵穴702側は、後述するピン714等の収容部材が鍵穴702内に脱落しないように他の部位よりも小径に形成されている。
各透孔706内には、それぞれバネ709が収容されている。バネ709の一端は前記外筒704に当接し、他端には台座711が連結されている。また、各透孔708内には、前記台座711に支持されるようにして、複数のスペーサ712,713及びピン714が収容されている。そして、これらピン714、スペーサ712,713、台座711は、バネ709の伸縮によって各透孔706,708内を上下動可能となっている。このうち、ピン714は、前記透孔708の鍵穴702側の小径部を介して鍵穴702内に出没可能となっている。
上記構成により、鍵穴702内への鍵Kの挿入時には、当該鍵Kの上下両側の凹凸形状に沿って各ピン714等が上下動する。そして、鍵Kの挿入完了状態にあっては、図21に示すように各ピン714がそれぞれ鍵Kの溝に入り込んだ状態となり、ピン714の基端面、又は、スペーサ712若しくは713の一方の端面と、錠軸703の外周面とが面一になる。これにより、鍵Kの挿入完了状態にあっては、鍵Kの回動操作に伴って錠軸703が回動可能となる。つまり、このシリンダ錠700は、少なくとも鍵穴702に鍵Kを挿し込まない限り錠軸703を回動させることができない内部構造となっている。
また、錠軸703の後端部には、鍵穴702に挿入された鍵Kの回動動作を第1摺動杆605又は第2摺動杆635に伝達する係合部材としてのカム板720が固定されている。
カム板720は、図22に示すように上下一対の上係合爪720a及び下係合爪720bを備えている。これらの係合爪720a,720bは、カム板720の回動方向に所定間隔を置いて形成されるとともに、前後方向にずれて形成されている。より詳しくは、上係合爪720aが下係合爪720bよりも後方に位置している(図16等参照)。
これに合わせて、第1摺動杆605の膨出部607aには、係合爪720a,720bが出入可能な上下一対の上係合孔725及び下係合孔726が形成されている。同様に、第2摺動杆635の膨出部636aには、係合爪720a,720bが出入可能な上下一対の上係合孔727及び下係合孔728が形成されている。また、支持板603には、係合爪720a,720bの動作を妨げないように透孔730が形成されている。
第1摺動杆605の係合孔725,726及び第2摺動杆635の係合孔727,728は、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の重畳状態にあっては、少なくとも上係合孔725,727同士、及び、下係合孔726,728同士が連通状態となっている(図22参照)。
なお、第1摺動杆605側では、両係合孔725,726のうち上方に位置する上係合孔725の上下方向の形成区間よりも、下方に位置する下係合孔726の形成区間が比較的長めに設定されている。これに対し、第2摺動杆635側では、両係合孔727,728のうち下方に位置する下係合孔728の上下方向の形成区間よりも、上方に位置する上係合孔727の形成区間の方が比較的長めに設定されている。これは、後述するように第1摺動杆605又は第2摺動杆635の一方をカム板720が摺動させる際に、他方に上係合爪720a又は下係合爪720bを接触させないようにして、他方を摺動させないようにするためである。
上記構成のもと、図22(a)に示すように、シリンダ錠700の鍵穴702に鍵Kが挿し込まれていない状態で、錠軸703及びカム板720が基準位置にある場合には、上係合爪720aの先端が、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の上係合孔725,727に挿通状態となるとともに、下係合爪720bの先端が、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の下係合孔726,728に挿通状態となる。また、上述したように、本実施形態のシリンダ錠700は、鍵穴702に鍵Kの挿入がない場合には錠軸703及びカム板720を回動させることができない状態(ロック状態)となるため、カム板720が基準位置にある場合には、係合爪720a,720bにより第1摺動杆605及び第2摺動杆635の摺動が規制されることとなる。例えば、仮に鍵Kを用いずに、基準位置にある第1摺動杆605に対し線材等を不正に引っ掛けて、当該第1摺動杆605に対し解錠方向への外力がかけられた場合には、係合爪720a,720bが第1摺動杆605の係合孔725,726の縁部に引っ掛かり、第1摺動杆605の解錠方向への摺動変位が、係合孔725等の遊び長を除き実質的に規制される。
次に、施錠装置600の作用について詳しく説明する。先ず前面枠セット14の施錠及び解錠について詳しく説明する。前面枠セット14の施錠状態においては、第1摺動杆605が基準位置をとることにより、上述したように前面枠セット鉤部17a,17b,17cが前面枠セット施錠部610,611,612に係合されており、前面枠セット14の開放が規制される。
そして、前面枠セット14を解錠する際には、シリンダ錠700の鍵穴702に鍵Kを挿入し、パチンコ機10の正面側(図1参照)から見て反時計回り方向に回動させる。これにより、カム板720が同方向に回動して、上係合爪720aが第1摺動杆605の上係合孔725の下縁部に接触する〔図22(b)参照〕。但し、図22(b)は、パチンコ機10の背面側から見た図であるため、カム板720の回動方向は時計回り方向となっている。
その後、さらにカム板720を回動させていくに従って、上係合爪720aがコイルばねC1の引張力に抗して第1摺動杆605を下方へ押し下げていく。同時に、下係合爪720bは第1摺動杆605及び第2摺動杆635に作用を及ぼすことなく、両下係合孔726,728から離脱する。この際、上係合爪720aが挿通された第2摺動杆635の上係合孔727の下部には、上係合爪720aが下方へ変位するスペースが確保されているため、第1摺動杆605を押し下げていく過程において、上係合爪720aが第2摺動杆635に当接せず、その動作が妨げられないようになっている。
第1摺動杆605が下方へ摺動すると、すべての前面枠セット施錠部610,611,612と、前面枠セット鉤部17a,17b,17cとの係合が解除され、前面枠セット14の開放が許容される。また、前面枠セット14が開放された時点で、鍵Kを操作する手の力を緩めると、コイルばねC1の引張力により、第1摺動杆605は上方へ引き上げられ、基準位置に復帰する。これに伴い、カム板720及び錠軸703も基準位置に復帰する。
次に内枠12の施錠及び解錠について詳しく説明する。内枠12の施錠状態においては、第2摺動杆635が基準位置をとることにより、内枠鉤部637,638が外枠11の鉤受部84,85に係止され、内枠12の開放が規制されている。
そして、内枠12を解錠する際には、シリンダ錠700の鍵穴702に鍵Kを挿入し、パチンコ機10の正面側から見て時計回り方向に回動させる。これにより、カム板720が同方向に回動して、下係合爪720bが第2摺動杆635の下係合孔728の上縁部に接触する〔図22(c)参照〕。但し、図22(c)は、パチンコ機10の背面側から見た図であるため、カム板720の回動方向は反時計回り方向となっている。
その後、さらにカム板720を回動させていくに従って、下係合爪720bがコイルばねC1の引張力に抗して第2摺動杆635を上方へ押し上げていく。同時に、上係合爪720aは第1摺動杆605及び第2摺動杆635に作用を及ぼすことなく、両上係合孔725,727から離脱する。この際、下係合爪720bが挿通された第1摺動杆605の下係合孔726の上部には、下係合爪720bが上方へ変位するスペースが確保されているため、第2摺動杆635を押し上げていく過程において、下係合爪720bが第1摺動杆605に当接せず、その動作が妨げられないようになっている。
第2摺動杆635が上方へ摺動すると、内枠鉤部637,638と、鉤受部84,85との係合が解除され、内枠12の開放が許容される。また、内枠12が開放された時点で、鍵Kを操作する手の力を緩めると、コイルばねC1の引張力により、第2摺動杆635は下方へ引き下げられ、基準位置に復帰する。これに伴い、カム板720及び錠軸703も基準位置に復帰する。
次に第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203の施錠及び解錠について詳しく説明する。
第2制御基板ユニット202の施錠状態においては、内枠12の場合と同様に第2摺動杆635が基準位置をとることにより、基板ユニット鉤部620が第2制御基板ユニット202の受け金具205に係合され、第2制御基板ユニット202の開放が規制される。
同様に、裏パックユニット203の施錠状態においては、第2摺動杆635が基準位置をとることにより、裏パック鉤部621,622が裏パックユニット203の受け金具204に係合され、裏パックユニット203の開放が規制されている。
そして、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203を解錠する際には、内枠12を開放させた後、内枠12の場合と同様にシリンダ錠700の鍵穴702に挿入した鍵Kをパチンコ機10の正面側から見て時計回り方向に回動させる。これにより、カム板720が同方向に回動して、下係合爪720bが第2摺動杆635の下係合孔728の上縁部に接触する。その後、さらにカム板720を回動させていくに従って、下係合爪720bがコイルばねC1の引張力に抗して第2摺動杆635を上方へ押し上げていくと、基板ユニット鉤部620と受け金具205との係合が解除され、第2制御基板ユニット202の開放が許容されるとともに、裏パック鉤部621,622と受け金具204との係合が解除され、裏パックユニット203の開放が許容される。
上述したように、本実施形態では、シリンダ錠700の鍵穴702に鍵Kが挿入されていない場合には、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の摺動が規制されるため、開状態にある内枠12、前面枠セット14、第2制御基板ユニット202又は裏パックユニット203を施錠する際には、鍵Kを用いなければ施錠を行うことができない。このため、例えば鍵Kを用いずに開状態にある内枠12を閉じた場合には、内枠鉤部637,638の頭部637c,638cの傾斜部位が鉤受部84,85の鉤孔部84a,85aの下縁部とぶつかって第2摺動杆635に上方向への外力が加わっても、第2摺動杆635は上方へ摺動せず、内枠12を閉状態とすることはできない。従って、開状態にある内枠12を施錠する際には、鍵Kを用いてシリンダ錠700を操作し、鉤受部84,85によって妨げられない位置、すなわち内枠鉤部637,638の解錠位置まで第2摺動杆635を摺動変位させた状態で、内枠12を閉じていき、頭部637c,638cが鉤受部84,85の鉤孔部84a,85aの下縁部を越えて内枠12が完全に閉じた状態とした上で、第2摺動杆635を係止位置へ戻すといった方法がとられる。この他、シリンダ錠700の鍵穴702に鍵Kを挿入した状態のまま、当該鍵Kを操作することなく、内枠12を閉じていく方法も可能である。この場合、内枠12を閉じていき、内枠鉤部637,638の頭部637c,638cの傾斜部位が鉤受部84,85の鉤孔部84a,85aの下縁部にぶつかると、第2摺動杆635に上方向への外力が加わり、第2摺動杆635がコイルばねC1の引張力に抗して上方へ摺動する。そして、内枠鉤部637,638の頭部637c,638cが鉤受部84,85の鉤孔部84a,85aの下縁部を乗り越えると、第2摺動杆635がコイルばねC1の引張力により元の位置に戻る。これにより、内枠鉤部637,638が鉤受部84,85に係止される。もちろん、前面枠セット14や、第2制御基板ユニット202、裏パックユニット203の施錠に関しても同様の施錠方法で行うことができる。
以上詳述したように、本実施形態では、内枠12の施錠機構、前面枠セット14の施錠機構、第2制御基板ユニット202の施錠機構及び裏パックユニット203の施錠機構を1つの施錠装置600に一体化しているため、部品点数の増加を抑制するとともに、メンテナンス時等における作業性の向上などの利便性の向上を図ることができる。
また、内枠鉤部637,638等の各鉤部が第1摺動杆605及び第2摺動杆635に一体形成されるとともに、シリンダ錠700の鍵穴702に鍵Kが挿入されていない状態では、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の摺動が規制される構成となっている。このため、例えば、鍵Kを用いずに線材等によって第1摺動杆605又は第2摺動杆635に対し直接の解錠操作、すなわち不正な解錠操作が行われた場合でも、第1摺動杆605又は第2摺動杆635は施錠位置に維持されるため、内枠12等の開放は許容されない。結果として、線材等を用いた不正解錠に対する防御性能の向上が図られる。
さらに、内枠12の背面側において主制御装置261等の制御機器を覆うように裏パックユニット203が配置されるとともに、当該裏パックユニット203が内枠12に対し施錠される構成となっている。このため、上記裏パックユニット203により主制御装置261等の制御機器に対する不正行為を行うことは困難となる。
また、本実施形態では、各種制御機器や各種機構などを、第1制御基板ユニット201、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203といった3つのユニットに分けて配設しているため、メンテナンス時における作業性の向上等を図ることができる。
さらに、第2摺動杆635を動かすこと、すなわち鍵Kによる同一操作により、内枠12、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203のすべてを同時に解錠することができる。結果として、施錠装置600の構成の簡素化を図るとともに、操作手順が複雑化せず、さらなる利便性の向上等を図ることができる。
また、前面枠セット14又は第2制御基板ユニット202等の一方の施錠作業又は解錠作業を行う際に、他方が開放されてしまう等といった上記課題で述べたような不具合が発生しない。結果として、前面枠セット14や第2制御基板ユニット202等の施錠作業や解錠作業を行うに際し特段の注意を要せず、利便性が向上する。
加えて、本実施形態では、施錠装置600が内枠12の前面側に取付けられており、外枠11等に係合される内枠鉤部637,638等の各鉤部だけが、内枠12の背面側に露出した状態となる。このため、内枠12の背面側に露出する部分を極力少なくでき、仮に内枠12と外枠11との隙間から針金等の線材を差込み、内枠12を不正に解錠する不正行為を行おうとした場合でも、線材を引っ掛けることのできる部位が少なく、前記不正行為を行うことはより困難となる。結果として、線材等を用いた不正解錠に対する防御性能をさらに高めることができる。
また、施錠装置600が取付溝部901に嵌め込まれた状態では、支持板603及びフランジ部604がそれぞれ取付溝部901の側壁面に略当接状態となっている。従って、基枠601の背面側に配設された第1摺動杆605等の各種部材が、取付溝部901及び基枠601により周囲を囲まれた状態となる。このため、仮に前面枠セット14と内枠12との隙間から線材等が差込まれた場合でも、第1摺動杆605等が配設された基枠601の背面側まで線材等を進入させ、第1摺動杆605等を操作することは困難となる。結果として、さらなる防御性能の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、施錠装置600を内枠12の前面側からネジ904により固定する構造となっているため、内枠12の背面側に設けられる各種制御装置や配線等に妨げられることなく、取付け作業や取替え作業等を比較的容易に行うことが可能となる。結果として、作業性の向上など利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、施錠装置600に対応する上下区間全域を内枠12の背面側から覆う延出壁部83が外枠11に形成されている。これにより、外枠11の背面側から線材等を進入させ、当該線材等により内枠鉤部637,638等の各鉤部を操作することがさらに困難となる。結果として、さらなる防御性能の向上を図ることができる。
さらに、内枠鉤部637,638が鉤受部84,85に係合した状態では、鉤受部84,85の周壁部が内枠鉤部637,638の周囲を囲んだ状態となる。これにより、線材等により内枠鉤部637,638と鉤受部84,85との係合を外すことは困難となる。結果として、さらなる防御性能の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施形態では、内枠12の施錠機構、前面枠セット14の施錠機構、第2制御基板ユニット202の施錠機構及び裏パックユニット203の施錠機構が単一の施錠装置600によって具現化されている。しかしながら、施錠装置600の構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203の一方のみが内枠12に対し施錠される構成とし、これに即した施錠装置を採用してもよい。また、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203に加え、第1制御基板ユニット201が内枠12に対し施錠される構成など、内枠12の背面側において3つ以上の扉体が施錠される構成とし、これに即した施錠装置を採用してもよい。
(b)上記実施形態では、前面枠セット14の施錠機構に関し、前面枠セット14側に、爪部を有する前面枠セット鉤部17a,17b,17cが設けられ、施錠装置600側に、前記爪部と係合する前面枠セット施錠部610,611,612が設けられているが、施錠装置600側に爪部を有する鉤部材を設け、前面枠セット14側に当該爪部と係合する受部を設けてもよい。この場合、解錠の際には、施錠装置600側の鉤部材が動作することとなる。もちろん、第2制御基板ユニット202や裏パックユニット203の施錠機構に関しても同様である。
(c)第1摺動杆605及び第2摺動杆635の摺動方向が逆であってもよい。つまり、上記実施形態では、例えば第2摺動杆635が上方へ摺動することにより、内枠鉤部637,638が鉤受部84,85から離脱する構成となっているが、第2摺動杆635が下方へ摺動することにより、内枠鉤部637,638が鉤受部84,85から離脱する構成を採用してもよい。
(d)内枠鉤部637,638等の各鉤部の構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、内枠鉤部637,638等の各鉤部が第1摺動杆605及び第2摺動杆635に一体形成されているが、これに限らず、内枠鉤部637,638等を構成する鉤部材がネジ等の固定手段により第1摺動杆605や第2摺動杆635に対し相対変位不能に固定された構成としてもよいし、内枠鉤部637,638等を構成する鉤部材が第1摺動杆605や第2摺動杆635に対し相対変位可能に設けられた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、先端に向け先細りした略三角形状の頭部を有した鉤部を採用しているが、これに限らず、例えば頭部の先端が上下方向に沿って略直線状に形成された鉤部を採用してもよい。上記実施形態では、シリンダ錠700への鍵Kの非挿入状態において、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の摺動変位がカム板720により規制される構成を採用しているため、仮に鍵Kを用いずに開状態にある内枠12等を無理に閉じてしまうと、第1摺動杆605や第2摺動杆635に解錠方向への力がかかり、カム板720が破損してしまうおそれがある。これに対し、前記構成を採用すれば、仮に鍵Kを用いずに開状態にある内枠12等を閉じた際に、内枠鉤部637,638等の鉤部の頭部先端が鉤受部84,85等の被係合部に接触した場合でも、第1摺動杆605や第2摺動杆635には解錠方向への力がかからないため、上記不具合は生じない。
また、内枠鉤部637,638等の各鉤部及びこれに対応する鉤受部84,85等の各被係合部の数は、上記実施形態の数に限定されるものではなく、例えば1つであってもよい。
(e)上記実施形態では、内枠12の前面側において、施錠装置600を取付けるための装置取付部としての取付溝部901が右側辺部に沿って形成されているが、装置取付部の構成は取付溝部901に限定されるものではない。例えば、内枠12の右側辺部に沿って凸状に形成された装置取付部を採用してもよい。また、施錠装置600が内枠12の背面側に取付けられる構成としてもよい。
(f)上記実施形態では、施錠装置600の外郭を構成する基枠601が、内枠12に固定される取付板602と、当該取付板602の内枠12内方側の端縁から後方に突出した支持板603と、取付板602の内枠12外方側の端縁から後方に突出したフランジ部604とからなり、横断面略コ字状をなしている。しかしながら、基枠601の形状はこれに限定されるものではない。例えばフランジ部604を省略し、横断面略L字状となる構成としてもよい。
(g)上記実施形態では、施錠装置600を内枠12の前面側からネジ904により固定する構造となっている。これに限らず、例えば施錠装置600の基枠601に係止爪等を形成し、当該係止爪等により施錠装置600が取付溝部901に固定される構成としてもよい。また、施錠装置600を内枠12の前面側から取付溝部901に嵌め込んだ状態で、内枠12の背面側よりネジ904により固定する構成としてもよい。
(h)上記実施形態では、施錠装置600に対応する上下区間全域を内枠12の背面側から覆う延出壁部83が外枠11に形成されている。これに限らず、延出壁部83を省略した構成としてもよいし、内枠鉤部637,638等の鉤部に対応する部分においてのみ延出壁部83が形成された構成としてもよい。
(i)上記実施形態では、内枠鉤部637,638が鉤受部84,85に係合した状態において、鉤受部84,85の周壁部が内枠鉤部637,638の周囲を囲んだ状態となる。これに限らず、内枠鉤部637,638が係合される被係合部(受け金具)と、当該被係合部に係合された内枠鉤部637,638を囲うカバー部材とを別体で備えた構成としてもよい。
(j)シリンダ錠700と異なるシリンダ錠を採用してもよい。例えば、上記実施形態のシリンダ錠700は、鍵Kの挿入がない場合にはロック状態となり、カム板720が変位不能となる。そして、第1摺動杆605や第2摺動杆635が基準位置にある場合には、上係合爪720aの先端が、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の上係合孔725,727に挿通状態となるとともに、下係合爪720bの先端が、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の下係合孔726,728に挿通状態となる。これにより、第1摺動杆605及び第2摺動杆635の摺動が規制されることとなる。これに限らず、カム板720が変位不能とならないシリンダ錠を採用してもよい。また、第1摺動杆605や第2摺動杆635が基準位置にある場合において、係合爪720a,720bが係合孔725等に挿通状態とならず、第1摺動杆605や第2摺動杆635の摺動が規制されない構成を採用してもよい。
また、キーコードを変更可能なシリンダ錠を採用してもよい。キーコードの変更手順の一例としては、まず、所定のリセットピンを押圧した状態で鍵穴に現状の鍵を挿入して回動操作した後、該鍵を引き抜く。そして、リセットピンを押圧したまま、新たに設定したい鍵を鍵穴に挿入し、前記現状の鍵とは逆向きに回動操作した後、リセットピンの押圧状態を解除してから鍵を引き抜く。以上のような操作を行うことで、新たに設定したい鍵に合ったキーコードとすることができる。これにより、遊技ホール単位で鍵を統一できるとともに、不正防止のため、定期的に鍵を変更することができる。
(k)上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機として実施してもよい。また、パチンコ機以外にも、アレンジボール機、それに類する雀球等の各種遊技機、スロットマシンとパチンコ機とを融合した形式の遊技機などとして実施してもよい。
10…パチンコ機、11…外枠、12…内枠、14…前面枠セット、17a,17b,17c…前面枠セット鉤部、83…延出壁部、84,85…鉤受部、84a,85a…鉤孔部、202…第2制御基板ユニット、203…裏パックユニット、204,205…受け金具、600…施錠装置、601…基枠、605…第1摺動杆、610,611,612…前面枠セット施錠部、620…基板ユニット鉤部、621,622…裏パック鉤部、635…第2摺動杆、637,638…内枠鉤部、700…シリンダ錠、720…カム板、901…取付溝部、901a…奥壁部、902…ボス、903…ネジ孔、905,906,907,908,909…挿通孔、K…鍵。

Claims (1)

  1. 固定枠に対し開閉可能に支持された遊技機本体と、
    前記遊技機本体の背面側において、当該遊技機本体に対し開閉可能に支持された後扉体と、
    前記遊技機本体の前面側において、当該遊技機本体に対し開閉可能に支持された前扉体とを備えた遊技機において、
    鍵により操作される1つの錠部材と、
    前記前扉体の開放を規制する施錠状態から、前記前扉体の開放を許容する解錠状態へ、前記鍵の第1の操作に応じて切換わる第1の施錠手段と、
    前記遊技機本体及び前記後扉体の開放を規制する施錠状態から、前記遊技機本体及び前記後扉体の開放を許容する解錠状態へ、前記鍵の第2の操作に応じて切換わる第2の施錠手段とを具備した施錠装置を備えていることを特徴とする遊技機。
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