JP2014156879A - フローティング軸受の支持構造 - Google Patents

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健太 渡邊
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Abstract

【課題】部品精度に依存することなく振動・騒音を低減すると共に、ラジアル方向への荷重に対応することのできるフローティング軸受の支持構造、および振動低減方法を提供する。
【解決手段】フローティング軸受の支持構造1であって、軸受嵌合部20の取付穴21とすべり軸受10の外周面12との間に弾性を有する環状の弾性部材30を介在させ、弾性部材30の内周面31には、すべり軸受10の外周面12に向けて突出する複数の突部33を設け、すべり軸受10の外周面12には、弾性部材30とすべり軸受10を組み付けた状態で、突部33の位置と対応して周方向で係合する溝部13を設けた。また、フローティング軸受の振動低減方法であって、突部33と溝部13の形状や数または穴部35の径のいずれか一方或いは両方を変えることによって、フローティング軸受の固有振動数を調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータのシャフトを支持するためのフローティング軸受の支持構造、およびフローティング軸受の振動低減方法に関する。
モータにおいて、シャフトを支持するすべり軸受内周面に傷等が生じると、この軸受部分から振動或いは騒音が発生する。また、シャフトのずれ、傾きが生じることによっても、同様に振動や騒音が発生する。このような振動や騒音は、特に、車両の運転者の耳に近い位置にあるモータ(例えば、サンルーフ開閉用のモータやシート調整用モータなど)では、運転者にとって耳障りに聞こえてしまうことがある。
また、ウォームギヤを用いた装置の場合、モータハウジングの嵌合穴ところがり軸受の外周面との間に弾性体を設け、この弾性体の復元力によってウォームギヤのバックラッシュ量を吸収する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−315653号公報
この軸受振動や騒音を回避・低減する方法としては、主にすべり軸受やシャフトの精度を上げることで対策しているが、各部品のコストが高くなってしまい、製品コスト低減の阻害要因になっている。また、部品の精度を上げたとしても、組み立てラインで組み付け中にシャフトのずれや傾きが生じてしまうこともある。
また、特許文献1に開示されている技術は、バックラッシュを吸収するためのものであり、振動・騒音についての課題は問題にされていない。仮に、振動・騒音が低減される構造であったとしても、弾性体がころがり軸受の外周面にゴム加硫によって接着されているので、ラジアル方向に作用する荷重に対して十分な強度が確保されるものなのかが懸念される。また、特許文献1の軸受構造では、装置全体で共振が生じた場合に対応ができない。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、部品精度に依存することなく振動・騒音を低減すると共に、ラジアル方向への荷重に対して強度を向上させることができるフローティング軸受の支持構造を提供することにある。また、軸受部分の固有振動数を調整することができるフローティング軸受の振動低減方法を提供することにある。
本発明に係るフローティング軸受の支持構造では、軸受嵌合部とすべり軸受との間に弾性を有する環状の弾性部材を介在させ、前記弾性部材の内周面には、前記すべり軸受の外周面に向けて突出する複数の突部を設け、前記すべり軸受の外周面には、前記弾性部材と前記すべり軸受を組み付けた状態で、前記突部の位置と対応して周方向で係合する溝部を設けた。
また、前記すべり軸受の外周面と前記弾性部材の内周面との間であって、前記突部と前記溝部とが係合する箇所以外の部分にクリアランスを設けてもよい。
さらに、前記突部には、前記すべり軸受が支持するシャフトの軸方向に延在する穴部を設けてもよい。
さらにまた、前記軸受嵌合部をモータハウジングとし、前記モータハウジングの取付穴に前記弾性部材を2色成形で一体に成形することもできる。
また、前記弾性部材の内周面に前記溝部を設け、前記すべり軸受の外周面に前記突部を設けるようにしてもよい。
他方、本発明に係るフローティング軸受の振動低減方法では、軸受嵌合部とすべり軸受との間に弾性を有する環状の弾性部材を介在させ、前記弾性部材の内周面には、前記すべり軸受の外周面に向けて突出する複数の突部を設け、前記すべり軸受の外周面には、前記弾性部材と前記すべり軸受を組み付けた状態で、前記突部の位置と対応して周方向で係合する溝部を設け、前記突部には、前記すべり軸受が支持するシャフトの軸方向に延在する穴部を形成したフローティング軸受の支持構造に用いられ、前記突部と前記溝部の形状や数または前記穴部の径や数のいずれか一つ或いは複数を変えることによって、前記フローティング軸受の固有振動数を調整する。
本発明に係るフローティング軸受の支持構造では、すべり軸受が弾性部材の複数の突部によって支持されているので、弾性部材を介在して軸受嵌合部の取付穴からすべり軸受を浮かせた状態で支持することができる。また、突部の弾性力および復元力によってシャフトのずれ等を吸収することで、部品精度に依存しないで振動・騒音を低減することができる。
また、複数の突部と溝部が周方向で係合しているので、すべり軸受がシャフトから受けるラジアル荷重によって回転方向に供回りしないようになる。そのため、ラジアル方向の荷重に対して強度を確保することができる。さらに、すべり軸受が供回りしないので、弾性部材が摩擦によって摩耗することがない。他方、突部および溝部を形成した簡単な構造であるため、弾性部材の成形金型を簡素な構造にすることができる。
他方、本発明に係るフローティング軸受の振動低減方法では、突部や溝部の形状や数、または穴部の径や数を変えることによって、支持剛性を調整することで、モータ全体或いはモータが組み付けられる装置全体の固有振動数を調整することができる。特に、機器の固有振動数を変えるためには、支持剛性を調整することが最も効果的な方法である。また、これらの形状等を変えることによって、振動伝搬経路を変えることもできる。そのため、モータ全体で共振が発生するような場合であっても、簡単に共振点をずらして対応することができる。
本発明の実施形態に係るフローティング軸受の支持構造を示す斜視図であって、(A)は、全体斜視図、(B)は(A)の分解斜視図である。 図1(A)のA−A断面図である。 図1(A)のB−B断面図である。 図2のC部の拡大図であって、(A)は通常時の状態であり、(B)は、突部に荷重Fが作用したときの状態である。
以下、本発明の実施形態に係るフローティング軸受の支持構造1について、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るフローティング軸受の支持構造を示す斜視図であって、(A)は、全体斜視図、(B)は(A)の分解斜視図である。また、図2は、図1(A)のA−A断面図、図3は、図1(A)のB−B断面図である。さらに、図4は、図2のC部の拡大図であって、(A)は通常時の状態であり、(B)は、突部に荷重Fが作用したときの状態である。
なお、以下の説明で使用する前後、上下、左右の方向は、正面側(図2の紙面手前側)から見たときの方向をいうものとする。また、シャフトの軸方向とは、図1(B)および図3で示す符号X方向をいう。
フローティング軸受の支持構造1は、図1〜図3に示すように、すべり軸受10と、このすべり軸受10の外側に位置する軸受嵌合部20と、すべり軸受10および軸受嵌合部20との間に位置する弾性部材30とで構成されている。
すべり軸受10は、円筒形状に形成されており、その内周面11でモータシャフト(図示せず)を回転可能に軸支するものである。また、すべり軸受10の外周面12には、図1(B)、図2に示すように、円周方向に約120度の間隔を空けて、3つの溝部13が形成されている。この溝部13の形状は、図2に示すように、断面において略円弧状に形成されている。また、溝部13は、図1(B)および図3に示すように、モータシャフトの軸方向Xの全長に亘って延在している。
軸受嵌合部20は、例えば、モータハウジングなどであり、図1〜図4では簡略して円筒形状に図示してある。この軸受嵌合部20には、弾性部材30が取り付けられる取付穴21が形成されている。
弾性部材30は、図1〜図3に示すように、円筒形状に形成されており、弾性を有する樹脂材料(例えば、熱可塑性エラストマ、天然ゴム、合成ゴム、熱硬化性樹脂系エラストマ(ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム)など)によって成形されている。この弾性部材30の内周面31には、図1(B)、図2〜図4に示すように、円周方向に約120度の間隔を空けて、3つの突部33が形成されている。すなわち、この3つの突部33は、弾性部材30の内部にすべり軸受10が取り付けられた状態で、上述した溝部13の位置と対応するように形成されている。
突部33の形状は、図2に示すように、断面において略円弧状に形成されている。この突部33の円弧の径は、図4(A)に示すように、溝部13の円弧の径よりも小さい径になっている。また、突部33は、図1(B)および図3に示すように、モータシャフトの軸方向Xの全長に亘って延在している。また、突部33の部分には、図1(B)、図2〜図4に示すように、法線方向外側の位置に3つの穴部35が形成されている。この穴部35は、モータシャフトの軸方向Xの全長に亘って貫通する態様で延在している。
これらの突部33および穴部35は、弾性部材30を金型で製作する場合、軸方向Xに沿って型を引き抜くことで成形される。このとき、突部33および穴部35を成形するためのピン等の一部の金型部分を交換可能に構成しておくことで、突部33の形状や穴部35の径寸法を任意に変更して製作できるようになる。
また、内周面31の前後方向の両端部には、図3に示すように、内周面31よりも径が小さな前側フランジ部34Aおよび後側フランジ部34Bが形成されている。これらのフランジ部34A、34Bは、弾性部材30の内部にすべり軸受10を組み込んだ状態で、すべり軸受10の前後の側面と接してすべり軸受10がスラスト方向の荷重によって内部から抜けないように機能する。なお、前側フランジ部34Aは、上述した金型で成形する際に金型から抜けないアンダーカット形状であるが、無理抜きによって成形している。
弾性部材30の内部にすべり軸受10を組み込んだ状態では、図4(A)に示すように、弾性部材30の突部33が、すべり軸受10の溝部13に嵌り込んで係合する。より詳細には、溝部13の径寸法よりも突部33の径寸法が小さいために、突部33の先端が溝部13の底部と点で接触するようになる。また、この状態では、図4(A)に示すように、すべり軸受10の外周面12と弾性部材30の内周面31との間であって、突部33および溝部13が係合する箇所以外の部分にクリアランス40を設けている。すなわち、すべり軸受10は、弾性部材30の3つの突部33によってのみ支持され、他の部分では非接触の状態になるようにしている。
一方、弾性部材30は、その外周面32を軸受嵌合部20の取付穴21に隙間なく嵌合することによって取り付けられる。また、弾性部材30を軸受嵌合部20と共に2色成形によって一体に成形することもできる。特に、軸受嵌合部20をモータハウジングとして構成することもでき、2色成形で一体に成形することで、弾性部材30をモータハウジングに取り付ける作業がなくなり、組み立て作業を軽減することができる。
次に、本発明の実施の形態に係るフローティング軸受の支持構造の作用について、図4(A)および図4(B)を用いて説明する。
すべり軸受10は、弾性部材30の突部33に溝部13を合わせ、軸方向Xに押し込むことによって取り付けられる。このとき、突部33と溝部13は、すべり軸受10を軸方向Xに押し込むときのガイド機能も果たすようになる。
モータシャフトが回転していない状態、或いは、モータシャフトが軸ずれしないで回転している状態では、図4(A)に示すように、すべり軸受10は、3つの突部33によってのみ支持される、いわゆるフローティング構造になる。また、モータシャフトが回転してすべり軸受10にラジアル方向に荷重が作用した場合には、突部33と溝部13との係合によってすべり軸受10が固定され、回転しないようになる。
一方、組み立て作業で芯ずれが生じている場合、或いは、シャフト回転中に軸ずれが生じた場合等には、図4(B)に示すように、すべり軸受10の法線方向外側に向けて荷重Fが生じることになる。このとき、突部33は、軸ずれが生じた方向に弾性によって変形し、このずれを吸収するように機能する。また、荷重Fが大きくてクリアランス40が完全になくなる(密着する)状態まで変形した場合には、弾性部材30の全体で変形しながら軸ずれを吸収するようになる。
このとき、穴部35は、突部33周辺の弾性力を補助するように機能する。すなわち、穴部35が変形することによって弾性部材30全体が荷重F方向へ変形し易くなる。このように、モータシャフトが軸ずれを起こしたとしても、弾性部材30が変形して軸ずれを自動調芯することで、振動・騒音を低減するようになる。
次に、フローティング軸受の振動低減方法について説明する。
弾性部材30の変形量は、穴部35の径寸法、形状、数や、すべり軸受10との接触面積を変化させることによってチューニングすることが可能である。これの要素を適宜チューニングすることで、モータ構造による固有の振動に対応することができる。
特に、突部33や溝部13の形状や、穴部35の径寸法を変更することで、この突部33周辺の弾性を変化させて、モータの固有振動数をずらすことができる。このような寸法・形状の変更は、上述した成形金型の一部を交換可能に構成しておくことで、任意に行うことができる。さらには、すべり軸受10と弾性部材30との接触面積を変化させることによって、振動伝搬経路を変化させることもできる。
本発明の実施の形態に係るフローティング軸受の支持構造によれば、軸受嵌合部20の取付穴21とすべり軸受10の外周面12との間に弾性を有する環状の弾性部材30を介在させ、弾性部材30の内周面31には、すべり軸受10の外周面12に向けて突出し、周方向に間隔を空けて複数の突部33を設け、すべり軸受10の外周面12には、弾性部材30とすべり軸受10を組み付けた状態で、突部33の位置と対応して周方向で係合する溝部13を設けているので、弾性部材30を介在して軸受嵌合部20の取付穴21からすべり軸受10を浮かせた状態で支持することができる。また、突部33の弾性力および復元力によってシャフトのずれ等を吸収することで、部品精度に依存しないで振動・騒音を低減することができる。
また、複数の突部33と溝部13が周方向で係合しているので、すべり軸受10がシャフトから受けるラジアル荷重によって回転方向に供回りしないようになる。そのため、ラジアル方向の荷重に対して強度を確保することができる。さらに、すべり軸受10が供回りしないので、弾性部材30が摩擦によって摩耗することがない。他方、突部33および溝部13を形成した簡単な構造であるため、弾性部材30の成形金型を簡素な構造にすることができる。
また、すべり軸受10の外周面12と弾性部材30の内周面31との間であって、突部33と溝部13とが係合する箇所以外の部分にクリアランス40を設けているので、すべり軸受10が突部33によってのみ支持される、いわゆるフローティング構造にすることができる。
さらに、突部33には、すべり軸受10が支持するシャフトの軸方向に延在する穴部35を形成しているので、穴部35が変形することで、弾性部材30全体が荷重F方向へ変形し易くなる。そのため、軸ずれ等を吸収し易くなる。さらには、この穴部35の径寸法や形状を変更することで、軸受部の固有振動数を容易にずらすことができる。
また、モータハウジングに取付穴21を形成し、モータハウジングと弾性部材30とを2色成形で一体に成形しているので、弾性部材30をモータハウジングに取り付ける作業がなくなり、組み立て作業を軽減することができる。特に、従来では、シャフトと軸受の組み付け精度を出すために多くの調整時間が必要であったが、本発明のようにフローティング構造で支持することで、必要以上に芯出し作業を精度良く行う必要がなくなるので、組み立て作業が軽減される。
一方、本発明の実施の形態に係るフローティング軸受の振動低減方法では、軸受嵌合部20の取付穴21とすべり軸受10の外周面12との間に弾性を有する環状の弾性部材30を介在させ、弾性部材30の内周面31には、すべり軸受10の外周面12に向けて突出し、周方向に間隔を空けて複数の突部33を設け、すべり軸受10の外周面12には、弾性部材30とすべり軸受10を組み付けた状態で、突部33の位置と対応して周方向で係合する溝部13を設け、突部33には、すべり軸受10が支持するシャフトの軸方向に延在する穴部35を形成したフローティング軸受の支持構造1に用いられ、突部33と溝部13の形状や数または穴部35の径や数のいずれか一つ或いは複数を変えることによって、フローティング軸受の固有振動数を調整しているので、モータ全体或いはモータが組み付けられる装置全体の固有振動数を調整することができる。また、これらの形状を変えることで、振動伝搬経路を変えることもできる。そのため、モータ全体で共振が発生するような場合であっても、簡単に共振点をずらして対応することができる。
また、このような突部33、穴部35の形状変更は、成形金型のピン等の一部の金型部分を交換することによって、容易に行うことができる。また、これらの金型の一部分を交換可能にすることも、金型の製作において容易に行うことができる。そのため、最も容易な方法で、これらの形状を変更し、固有振動数を調整することができる。
以上、本発明の実施の形態に係るフローティング軸受の支持構造1について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、対応する突部33および溝部13を周方向に等間隔に3つ構成しているが、3つに限定するものではない。すなわち、安定的にシャフトの回転を支持できるものであれば、4つ以上であっても構わない。同様に、穴部35についても、3つ以上であっても構わない。
また、本実施の形態では、突部33および溝部13の形状を略円弧状にしているが、これに限られない。例えば、突起を三角形状に形成し、溝部をそれに対応する三角形状のノッチにしても構わない。そのた、楕円形状、台形形状などでもよい。すなわち、突部33ですべり軸受10をフローティングし、かつ、周方向で係止されているものであればよい。
さらに、穴部35の形状も、円形に限られず、楕円形、角形などでもよい。この場合、金型で成形する際に、金型から抜き易い形状であれば本発明に適用することができる。
また、弾性部材30側に溝部を設け、すべり軸受10側の対応する位置に突部を設ける構造で構成することもできる。
1 フローティング軸受の支持構造
10 すべり軸受
11 内周面
12 外周面
13 溝部
20 軸受嵌合部
21 取付穴
30 弾性部材
31 内周面
32 外周面
33 突部
34A、34B フランジ
35 穴部
40 クリアランス
F 荷重
X 軸方向

Claims (6)

  1. 軸受嵌合部とすべり軸受との間に弾性を有する環状の弾性部材を介在させ、前記弾性部材の内周面には、前記すべり軸受の外周面に向けて突出する複数の突部を設け、前記すべり軸受の外周面には、前記弾性部材と前記すべり軸受を組み付けた状態で、前記突部の位置と対応して周方向で係合する溝部を設けたことを特徴とするフローティング軸受の支持構造。
  2. 前記すべり軸受の外周面と前記弾性部材の内周面との間であって、前記突部と前記溝部とが係合する箇所以外の部分にクリアランスを設けたことを特徴とする請求項1に記載のフローティング軸受の支持構造。
  3. 前記突部には、前記すべり軸受が支持するシャフトの軸方向に延在する穴部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフローティング軸受の支持構造。
  4. 前記軸受嵌合部をモータハウジングとし、前記モータハウジングの取付穴に前記弾性部材を2色成形で一体に成形したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のフローティング軸受の支持構造。
  5. 前記弾性部材の内周面に前記溝部を設け、前記すべり軸受の外周面に前記突部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のフローティング軸受の支持構造。
  6. 軸受嵌合部とすべり軸受との間に弾性を有する環状の弾性部材を介在させ、前記弾性部材の内周面には、前記すべり軸受の外周面に向けて突出する複数の突部を設け、前記すべり軸受の外周面には、前記弾性部材と前記すべり軸受を組み付けた状態で、前記突部の位置と対応して周方向で係合する溝部を設け、前記突部には、前記すべり軸受が支持するシャフトの軸方向に延在する穴部を形成したフローティング軸受の支持構造に用いられ、前記突部と前記溝部の形状や数または前記穴部の径や数のいずれか一つ或いは複数を変えることによって、前記フローティング軸受の固有振動数を調整することを特徴とするフローティング軸受の振動低減方法。
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