JP2014154919A - 電源回路 - Google Patents

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Tadashi Moriyama
直史 森山
Shintaro Okumura
信太郎 奥村
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Abstract

【課題】電源回路において回路を複雑化することなく交流電源への接続が外れた後の発光ダイオードの無用な点灯を防止する。
【解決手段】スイッチング電源3のトランス2の2次巻線2b側に、出力電圧の変動が所定値を越えたことを検出する検出回路22と、検出回路22が出力電圧の変動を検出したときに発光ダイオード5の駆動電流を強制的に減少させる消灯回路23を備える。検出回路22は、ツェナーダイオード26の端子間の電位差がツェナー電圧を越えるか否かによって出力電圧の変動を検出する。消灯回路23は、検出回路22が出力電圧の変動を検出したときに導通へと切替るトランジスタ32と、トランジスタ32の導通への切替りに応じて発光ダイオード5のバイパスラインL1を非接続から接続へと切替えるトランジスタ33を備える。バイパスラインが導通すると、発光ダイオード5へ供給される電流がバイパスされて減少し、発光ダイオード5が消灯する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源回路に関する。
従来から、テレビジョン受像機などの電気機器の電源回路として、スイッチング電源を備えたものが知られている。この電源回路は、電気機器が家庭用交流電源コンセントに接続されることによりスイッチング電源のトランスの1次巻線側に交流電圧が供給され、2次巻線側から所定電圧に変換された直流電圧が出力されて、この直流電圧が、例えば、メインマイコン、映像回路、音声回路などを含む負荷回路に供給されるようになっている。
負荷回路は、ユーザがリモコン操作などにより電気機器をパワーオフしたとき(スタンバイ状態にしたとき)には、一部の回路(例えば、音声回路)が電源回路から切り離されて消費電流が少なくなり、省エネが図られる。また、電気機器には、一般的に電源回路から負荷回路に電力が供給されているときに点灯してユーザに電気機器が動作していることを表示する発光ダイオード(パイロットランプ)が備えられる。
スイッチング電源を用いたものではないが、通常動作モード時(パワーオン時)用、及び待機モード時(スタンバイ時)用の電源回路を別々に備えると共に、各モード表示用のLEDを別々に備える電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の電源装置における各モード表示用のLEDは、各LEDに直列又は並列に設けられたトランジスタがマイコンからの信号によりオンオフ制御されることによって点灯・消灯制御される。
また、スタンバイ時に動作する電源回路からの電圧により点灯するLEDを備えた受信機が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の受信機100は、図4に示すように、全波整流回路101に接続されたAVR電源回路102が、スタンバイ時にマイコンからの制御信号により動作を開始してLED103を点灯し、ユーザに対してスタンバイモードであることを表示するようになっている。そして、AVR電源回路102の出力側であってLED103のアノード側には、LED消灯用制御信号によりオン状態になるトランジスタ104が接続してあり、このトランジスタ104がオンすることによってLED103のアノード電圧がゼロになりLED103が消灯するようになっている。
特開2003−219314号公報 特許第2671588号公報
ところで、パイロットランプとしての発光ダイオードを備えた電気機器の場合、交流電源コンセントへの接続を外せば、トランスの2次巻線側から出力される電圧が徐々に低下して発光ダイオードが消灯し、ユーザが発光ダイオードの消灯を目視することによって、電気機器の最終的な動作の停止を確認することができる。
ところが、2次巻線側には負荷回路などに複数の容量部品があるので、交流電源コンセントへの接続が外れてから発光ダイオードが実際に消灯するまでの間に数秒程度のタイムラグが生じる。特に、電気機器がスタンバイ状態に切替っているときに交流電源コンセントへの接続が外された場合には、前述の通り、負荷回路が消費電流の少ない状態に切替えられているので、多くの電荷が負荷回路に長時間残り、発光ダイオードがより長い時間(20秒程度)発光を持続する場合があった。このような場合には、ユーザは、誤って当該電気機器の故障と判断してしまう虞があった。
上記不具合を解消するために、トランスの1次巻線側に供給される交流電圧を監視する監視回路を設け、その監視回路が交流電圧の低下を検出したときには、2次巻線側における発光ダイオードへの電圧供給ラインに設けたオンオフスイッチをオフにして発光ダイオードへの電流を強制的に遮断するように構成することが考えられる。しかしながら、この場合には、新たに監視回路が必要になる上に、1次巻線側の監視回路と2次巻線側のオンオフスイッチを絶縁状態で接続するためのフォトカプラも必要になり、部品点数が増加し、回路構成が複雑化する。
なお、特許文献1及び特許文献2に記載された発明は、いずれも、電気機器が交流電源コンセントへの接続から外れたときの、トランスの2次巻線側に設けられたLED(パイロットランプ)の消灯の遅れを解消しようとするものではない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、簡単な構成でありながら、当該電源回路を備えた電気機器が交流電源コンセントへの接続から外されたときに、パイロットランプとしての発光ダイオードが無用に長時間点灯し続けることを防止できる電源回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電源回路は、1次巻線側に交流電源の電圧が供給されるトランスを有するスイッチング電源と、前記トランスの2次巻線からの出力電圧により駆動される負荷回路と、前記トランスの2次巻線からの出力電圧により駆動され、前記2次巻線から前記負荷回路への電力供給が行われていることを表示する発光ダイオードと、前記トランスの2次巻線側に設けられ、前記トランスの1次巻線側への交流電源の供給電圧の低下に基づく前記トランスの2次巻線側出力電圧の変動が所定値を越えたことを検出する検出回路と、前記検出回路により2次巻線側出力電圧の前記所定値を越える変動が検出されたときに、前記トランスの2次巻線側出力電圧から前記発光ダイオードへ供給される駆動電流を強制的に減少又は停止させて、前記発光ダイオードを消灯させる消灯回路と、を備える。
上記構成によれば、回路構成を複雑化することなく、当該電源回路の交流電源への接続が外されたときに、動作状態を表示する発光ダイオードが残留電荷により長時間点灯し続けることを防止することができる。これにより、発光ダイオードが無用に長時間点灯し続けることがないので、ユーザは、当該電源回路を備えた電気機器の動作停止をタイムリーに確認することができる。
前記検出回路は、前記2次巻線側と前記負荷回路側の電位差に基づいて前記トランスの2次巻線側出力電圧の変動が前記所定値を越えたか否かを検出するものであることが望ましい。これによれば、検出回路を例えば数個の回路素子で構成することができ、検出回路の構成を簡単化することができる。
前記消灯回路は、前記検出回路が前記トランスの2次巻線側出力電圧の前記所定値を越える変動を検出したときに導通・非導通が切替るスイッチ素子と、前記スイッチ素子の導通・非導通の切替りに応じて、前記トランスの2次巻線から前記発光ダイオードへの電力供給ラインに接続したバイパスラインの接続・非接続を切替えるバイパスオンオフ素子と、を有し、前記バイパスラインが接続されたときには、前記発光ダイオードに供給される駆動電流が強制的に減少されるものであることが望ましい。
上記構成によれば、トランスの2次巻線側出力電圧の所定値を越える変動を検出したときに、発光ダイオードを短時間で確実に消灯することができる。
前記消灯回路は、前記検出回路が前記トランスの2次巻線側出力電圧の前記所定値を越える変動を検出したときに導通から非導通へと切替るスイッチ素子を有し、前記スイッチ素子が非導通へ切替ることによって、前記トランスの2次巻線から前記発光ダイオードへの電力供給ラインが非導通になり、前記発光ダイオードに供給される駆動電流が強制的に停止されるものであることが望ましい。
上記構成によれば、トランスの2次巻線側出力電圧の所定値を越える変動を検出したときに、発光ダイオードを短時間で確実に消灯することができると共に、消灯回路の構成をより簡単化することができる。
本発明によれば、トランスの1次巻線側への交流電源の供給電圧の低下に基づくトランスの2次巻線側出力電圧の変動が所定値を越えたことを検出する検出回路がトランスの2次巻線側に設けられ、検出回路によって2次巻線側出力電圧の所定値を越える変動が検出されたときに、発光ダイオードへ供給される駆動電流を強制的に減少又は停止させるので、回路構成を複雑化することなく、当該電源回路の交流電源への接続が外されたときに、発光ダイオードが無用に長時間点灯し続けることを防止することができる。これにより、ユーザは、当該電源回路を備えた電気機器の動作停止をタイムリーに確認することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電源回路のブロック図。 同第2の実施形態に係る電源回路のブロック図。 同第3の実施形態に係る電源回路における消灯回路のブロック図。 従来装置としての受信機のブロック図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る電源回路について、図1を参照して説明する。本実施形態の電源回路1は、例えばテレビジョン受像機などの電気機器用として設けられたものであり、1次巻線2a側と2次巻線2b側が絶縁されたトランス2を有するスイッチング電源3と、2次巻線2b側からの出力電圧により駆動される負荷回路4と、同じく2次巻線2b側からの出力電圧により駆動され、2次巻線2b側から負荷回路4への電力供給が行われていることを表示するパイロットランプとしての発光ダイオード5と、を備える。
トランス2の1次巻線2a側には、プラグ6を家庭用の交流電源7に接続することにより印加された交流電圧を、全波整流回路8とコンデンサ9を介して整流平滑した直流電圧(+B電圧)が供給される。1次巻線2aに供給される+B電圧は、スイッチング回路10により高速でスイッチング(オンオフ)され、2次巻線2b側の出力電圧がフィードバック回路11とフォトカプラ12を介してスイッチング回路10にフィードバックされることによってスイッチング(オンオフ)のデューティが可変調整されて、2次巻線2b側に、トランス2の巻数比を反映した所定の出力電圧が得られるようになっている。
例えば、トランス2の巻数比(1次側:2次側)が、N1:N2である場合は、2次巻線2b側に、最大((+B電圧)×√2×N2/N1)ボルトの極性の反転した直流電圧が出力される。
2次巻線2b側の所定の出力端子13には、整流用のダイオード14及び比較的大容量のコンデンサ15を介して、常時一定の電圧・電流になるように調整した電圧・電流を出力する汎用電源レギュレータ回路16と、パワーオン時に動作して、汎用電源レギュレータ回路16よりも大きな一定の電圧・電流になるように調整した電圧・電流を出力するパワーオン電源レギュレータ回路17とが接続されている。
負荷回路4は、メインマイコン4bと、映像回路や音声回路などの当該電気機器の種々の機能を奏するための多数の電子回路とを含み、リモコン受光部18を介して、リモコン19からの操作信号21が入力されることによって負荷回路4自体の状態を通常動作状態とスタンバイ状態との間で切替えるようになっている。
具体的には、負荷回路4のメインマイコン4bは、ユーザがリモコン19の電源ボタン19aを押下操作してパワーオンしたときには、パワーオン電源レギュレータ回路17に制御信号を送信してパワーオン電源レギュレータ回路17を起動し、負荷回路4に比較的大きな電圧・電流を供給させて負荷回路4の全ての回路を動作状態とする(通常動作状態)。また、ユーザが電源ボタン19aを押下操作してパワーオフしたときには、負荷回路4のメインマイコン4bは、パワーオン電源レギュレータ回路17を停止させて、パワーオン電源レギュレータ回路17から電源供給を受けている負荷回路4の一部の回路4a(例えば音声回路)を停止させる(スタンバイ状態)。スタンバイ状態に移行したときにも、汎用電源レギュレータ回路16は動作を継続しているので、負荷回路4の一部の回路4aを除く部分には汎用電源レギュレータ回路16からの電力が供給される。
発光ダイオード5は、そのアノード側端子5aを、常時動作している汎用電源レギュレータ回路16に接続されて所定の電圧(例えば、5ボルト)を供給されて発光し、2次巻線2b側から負荷回路4への電力供給が行われていることを表示する。そして、発光ダイオード5のアノード側端子5aと2次巻線2bの出力端子13との間には、1次巻線2a側への交流電源の供給電圧(+B電圧)の低下に基づく2次巻線2b側の出力電圧の変動が所定値を越えたことを検出する検出回路22と、2次巻線側出力電圧の所定値を越える変動が検出されたときに発光ダイオード5のアノード側端子5aに供給される駆動電流を強制的に減少させる消灯回路23とが設けられている。
検出回路22は、アノード側端子26aが整流用のダイオード24及びコンデンサ25を介して2次巻線2b側の出力端子13に接続され、カソード側端子26bが汎用電源レギュレータ回路16側に接続されたツェナーダイオード26、及び抵抗28、29から構成される。抵抗28、29は、中間点27が所定の電圧になるように汎用電源レギュレータ回路16からの電圧を分圧する。上記の所定の電圧については、後述する。
消灯回路23は、ベースが中間点27に接続され、コレクタが汎用電源レギュレータ回路16からの一定出力電圧Vccに抵抗31を介して接続されたノーマリーオフのnpnトランジスタ32(スイッチ素子)と、ベースがトランジスタ32のコレクタに接続され、エミッタが発光ダイオード5のアノード側端子5aに接続されたノーマリーオフのpnpトランジスタ33(バイパスオンオフ素子)と、から構成される。
検出回路22は、アノード側端子26aの電圧の変動が所定値を越えたときに、中間点27の電圧(トランジスタ32のベース電圧)を、所定の電圧(例えば、0.6ボルト)を越えて上昇させ、トランジスタ32を導通させるようになっている。この所定の電圧は、ツェナーダイオード26のツェナー電圧と、抵抗28、29の各抵抗値を変更することにより、調整可能である。
具体的には、いま、アノード側端子26aの電位は、ダイオード24の作用により2次巻線2b側出力の逆極性の−V1ボルトであり、カソード側端子26bの電位は、抵抗28、29により調整された+V2ボルトであるとすると、両者の電位差の絶対値(V1+V2)がツェナー電圧以上であるときには、汎用電源レギュレータ回路16からツェナーダイオード26及びダイオード24を通る電流iが流れて中間点27の電圧が上昇せず、トランジスタ32は導通しない。
ところが、ユーザがプラグ6の交流電源7への接続を外すなどして、1次巻線2aへの供給電圧(+B電圧)が低下することに伴って、2次巻線2b側の電圧が変動すると、アノード側端子26aの電位は逆極性であるので、−V1ボルトから(−V1+δv)ボルトに変化する(上昇する)。このときの電位差の絶対値(V1+V2−δv)がツェナー電圧以下になると、ツェナーダイオード26が非導通になるので、電流iが停止し、中間点27の電圧が上昇してトランジスタ32が導通する。
トランジスタ32が導通すると、トランジスタ33のベース電圧が低下するのでトランジスタ33が導通する。トランジスタ33が導通すると、発光ダイオード5のアノード側端子5aに供給される電流がトランジスタ33を通ってグランドへ流れ、発光ダイオード5が強制的に消灯される。発光ダイオード5が短時間のうちに消灯されるので、ユーザが当該電気機器の動作停止をタイムリーに確認することができる。図中のラインL1が、請求項におけるバイパスラインに相当する。
以上のように、ツェナーダイオード26のツェナー電圧、及び抵抗28、29の値を調整することにより、検出回路22は、簡単な回路でありながら、2次巻線2b側の電圧の所定値を越える変動を直ちに検出して発光ダイオード5を短時間のうちに消灯させることができる。所定値は、1次巻線2a側に供給される電圧(+B電圧)の正常範囲内での変動を考慮して設定することが好ましい。
例えば、日本国内で使用する電気機器であれば、交流電源電圧が100ボルトであるので、その前後10%の変動までは正常の範囲内であるとすると、90ボルト以下に低下したときに、初めてプラグ6の交流電源7からの抜脱が生じたと判断するように設定する。具体的には、+B電圧の最大値は、90×√2=127ボルトになるので、巻数比がN1:N2=8:50であるとすると、2次巻線2b側の電圧の最大値は、極性が反転した−127×(8/50)=−20.32ボルトである。従って、ツェナーダイオード26のアノード側端子26aの電位が−20.32ボルトを越えて上昇したときに、ツェナーダイオード26が非導通になり、中間点27の電位が0.6ボルトを越えるように、ツェナーダイオード26のツェナー電圧、及び抵抗28、29の抵抗値を設定する。
なお、コンデンサ15の容量が大きいので、出力端子13の電圧変動が生じたときにも、汎用電源レギュレータ回路16は、相当の期間一定の出力電圧を保持することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る電源回路について、図2を参照して説明する。第1の実施形態と異なるところは、検出回路22と消灯回路23の構成、及び検出回路22の前段のダイオード24、コンデンサ25の向きが逆向きであることであり、同一の構成部分については、同一の番号を付して説明を省略する。
2次巻線2bの出力端子13に接続されるダイオード24、コンデンサ25は、第1の実施形態とは逆の向きに挿入されて、検出回路22に対して正の極性の電圧を印加するようになっている。
その上で、検出回路22は、第1の実施形態とは逆向きのツェナーダイオード34が挿入される。具体的には、ツェナーダイオード34は、アノード側端子34aが分圧抵抗28、29を介して汎用電源レギュレータ回路16側に接続され、カソード側端子34bがダイオード24側(2次巻線2b側の出力端子13側)に接続される。また、中間点27の電圧を調整するための抵抗30が付加される。
消灯回路23は、ベースが検出回路22の中間点27に接続され、コレクタが発光ダイオード5のカソード側端子5bに接続されたノーマリーオフのnpnトランジスタ35(スイッチ素子)から構成される。トランジスタ35のエミッタはグランドに接続される。
検出回路22は、ツェナーダイオード34のツェナー電圧と、抵抗28、29、30の各値を調整することにより、カソード側端子34bの電圧の変動が所定値を越えたときに、中間点27の電圧(トランジスタ35のベース電圧)が所定の電圧より低下し、トランジスタ35を非導通に切替えるようになっている。
具体的には、いま、カソード側端子34bの電位は、正極性の+V1ボルトであり、アノード側端子34aの電位は、抵抗28、29により調整された+V2ボルトであるとすると(但し、V1>V2)、両者の電位差の絶対値(V1−V2)がツェナー電圧以上であるときには、ダイオード24から汎用電源レギュレータ回路16へと向かう電流iが流れて中間点27が所定の電圧(例えば0.6ボルト)を維持し、トランジスタ35は導通を維持し、発光ダイオード5が発光を続ける。
ところが、1次巻線2aへの供給電圧(+B電圧)が低下することに伴って、2次巻線2b側の電圧が変動すると、カソード側端子34bの電位が+V1ボルトから(V1−δv)ボルトに変化する(下降する)。このときの電位差の絶対値((V1−δv)−V2)がツェナー電圧以下になると、ツェナーダイオード34が非導通になるので、電流iが停止し、汎用電源レギュレータ回路16から抵抗29、30を介してグランドへ電流が流れ、中間点27の電圧(汎用電源レギュレータ回路16からの出力電圧を、抵抗29と抵抗30で分圧した電圧)が所定電圧以下に下降してトランジスタ35が非導通になる。
トランジスタ35が非導通になると、発光ダイオード5のカソード側端子5bからグランドに抜ける電力供給ラインが遮断されるので発光ダイオード5が強制的に消灯される。
第2の実施形態では、第1の実施形態に比べて、発光ダイオード5の点灯時には、消灯回路23に備えるトランジスタ35が常時電流を消費するので省エネの観点からは劣るが、トランジスタの個数が1個で済む分だけ回路をさらに簡単化することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る電源回路について、図3を参照して説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態とほぼ同一の構成であり、消灯回路23の構成だけが異なる。具体的には、消灯回路23のトランジスタ33をノーマリーオフのnpnトランジスタに変更すると共に、このトランジスタ33を発光ダイオード5のカソード側端子5bに直列に挿入したことである。
検出回路22が2次巻線2b側の所定値以上の電圧変動を検出していない間は、中間点27の電圧がトランジスタ32の導通電圧以下であるので、トランジスタ32が非導通のままであり、トランジスタ33は、ベースに一定の電圧(例えば0.6ボルト)が印加されて導通するので、発光ダイオード5が点灯し続ける。検出回路22が所定値を越える変動を検出したときには、トランジスタ32が導通し、トランジスタ33が非導通になるので電力供給ラインが遮断されて発光ダイオード5が強制的に消灯される。
1 電源回路
2 トランス
2a 1次巻線
2b 2次巻線
3 スイッチング電源
4 負荷回路
5 発光ダイオード
7 交流電源
22 検出回路
23 消灯回路
32 トランジスタ(スイッチ素子)
33 トランジスタ(バイパスオンオフ素子)
35 トランジスタ(スイッチ素子)
L1 ライン(バイパスライン)

Claims (4)

  1. 1次巻線側に交流電源の電圧が供給されるトランスを有するスイッチング電源と、
    前記トランスの2次巻線からの出力電圧により駆動される負荷回路と、
    前記トランスの2次巻線からの出力電圧により駆動され、前記2次巻線から前記負荷回路への電力供給が行われていることを表示する発光ダイオードと、
    前記トランスの2次巻線側に設けられ、前記トランスの1次巻線側への交流電源の供給電圧の低下に基づく前記トランスの2次巻線側出力電圧の変動が所定値を越えたことを検出する検出回路と、
    前記検出回路により2次巻線側出力電圧の前記所定値を越える変動が検出されたときに、前記トランスの2次巻線側出力電圧から前記発光ダイオードへ供給される駆動電流を強制的に減少又は停止させて、前記発光ダイオードを消灯させる消灯回路と、を備えることを特徴とする電源回路。
  2. 前記検出回路は、
    前記2次巻線側と前記負荷回路側の電位差に基づいて前記トランスの2次巻線側出力電圧の変動が前記所定値を越えたか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記消灯回路は、
    前記検出回路が前記トランスの2次巻線側出力電圧の前記所定値を越える変動を検出したときに導通・非導通が切替るスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子の導通・非導通の切替りに応じて、前記トランスの2次巻線から前記発光ダイオードへの電力供給ラインに接続したバイパスラインの接続・非接続を切替えるバイパスオンオフ素子と、を有し、
    前記バイパスラインが接続されたときには、前記発光ダイオードに供給される駆動電流が強制的に減少されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源回路。
  4. 前記消灯回路は、
    前記検出回路が前記トランスの2次巻線側出力電圧の前記所定値を越える変動を検出したときに導通から非導通へと切替るスイッチ素子を有し、
    前記スイッチ素子が非導通へ切替ることによって、前記トランスの2次巻線から前記発光ダイオードへの電力供給ラインが非導通になり、前記発光ダイオードに供給される駆動電流が強制的に停止されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源回路。
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