JP2014150384A - 動画像符号化装置及び動画像符号化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より符号化効率を向上させる動画像符号化装置及び動画像符号化方法を提供する。
【解決手段】動画像符号化装置は、制御手段を備える。前記制御手段は、1つのGOP内の参照Bピクチャから前記GOP内の他の参照Bピクチャへの参照を可能とする画面間予測構造を用いてBピクチャを生成する。動画像符号化装置は、入力画像信号のフレームレートが増えたとしても、単位時間あたりに含まれるIピクチャあるいはPピクチャの数を増やすことなく、符号化効率を極力維持または向上させつつ、復号器側での高速再生を実現できる符号化ビット列を生成できる。
【選択図】図2

Description

本実施形態は、動画像符号化装置及び動画像符号化方法に関する。
動画像符号化方式の1つであるH.264は、DPB(Decoded Picture Buffer)の導入により、複数の参照ピクチャを参照することができる。DPBの導入は、H.264仕様における符号化効率の向上に貢献している。DPBは、サイズ上限による参照ピクチャ数の制約があるものの、復号ピクチャマーキング処理等を利用することで、復号ピクチャに対して時間的な距離が近いピクチャだけでなく、遠いピクチャも参照できる。
また、H.264等の動画像符号化方式では、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャがある。一般的に、発生符号量は、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの順序で小さくなる。したがって、Bピクチャが多くなればなるほど、ストリームの符号量は小さくなり、符号化効率は向上する。
動画像符号化方式の1つであるMPEG−2では、Bピクチャが多くなるほど、Bピクチャが参照するピクチャへの時間的な距離が遠くなる。そのため、MPEG−2仕様では、Bピクチャの予測が当たりにくくなるため、符号化効率が悪化することが知られていた。そこで、H.264は、参照Bピクチャ、すなわちBピクチャからBピクチャへの参照を可能とするピクチャの導入により、符号化効率を向上させている。
ARIB規格のH.264仕様では、放送や配信等でランダムアクセス再生および高速再生等を可能にするため、画面間予測構造(GOP (Group of Pictures)構造)の制約が以下のように規定されている。非参照Bピクチャおよび参照Bピクチャの復号順序は、表示順序が直後であるIピクチャあるいはPピクチャの直後であること。ここで、IピクチャあるいはPピクチャは、非参照Bピクチャあるいは参照Bピクチャと同一GOP内のピクチャとする。非参照Bピクチャは、(a)表示順序が直前もしくは直後のIピクチャもしくはPピクチャのフレームあるいはフィールド・ペア、または、(b)表示順序が直前もしくは直後のIピクチャもしくは Pピクチャより近く、表示順序が直前もしくは直後である参照Bピクチャのフレームあるいはフィールド・ペアのみを参照すること。参照Bピクチャは、(a)表示順序で直前もしくは直後のIピクチャもしくはPピクチャのフレームあるいはフィールド・ペア、または、(b)同一フレームを構成する参照Bピクチャのフィールドのみを参照すること。
上記画面間予測構造の制約に従うBピクチャ間の参照関係は、上位階層から下位階層への参照のみ可能にした階層構造をとることができる。これにより、ある階層に属するピクチャは、自分より下の階層のピクチャが復号されていれば、必ず復号できる。この階層関係は、高速再生に利用できる。
ARIB STD-B32 第1部 付属2 第3章 3.6
しかしながら、現在の画面間予測構造の制約の下では、非参照Bピクチャから参照Bピクチャへの参照が不可能である。図9は、現在のARIB規格のH.264仕様での一例となるGOPに含まれる各ピクチャの画面間予測構造を示す図である。各ピクチャ間の参照関係によれば、I及びPは0階層目、Bは1階層目、b、bは2階層目である。0階層目は、IピクチャまたはPピクチャで構成される。1階層目は、参照Bピクチャで構成される。2階層目は、非参照Bピクチャで構成される。そのため、Bピクチャ間の参照関係は、図9に示すように2階層構造をとるに留まる。現在の画面間予測構造の制約の下では、入力画像信号のフレームレートが増えた場合、単位時間あたりに含まれるIピクチャあるいはPピクチャの数は、フレームレートに比例して増大する。結果的に符号化効率は下がる。そのため、入力画像信号のフレームレートが増えた場合であっても、Bピクチャの数を増やすことができれば、より符号化効率を向上させることができる。
本発明の目的は、より符号化効率を向上させる動画像符号化装置及び動画像符号化方法を提供することである。
実施形態によれば、動画像符号化装置は、制御手段を備える。前記制御手段は、1つのGOP内の参照Bピクチャから前記GOP内の他の参照Bピクチャへの参照を可能とする画面間予測構造を用いてBピクチャを生成するように制御する。
実施形態に係る一例となる動画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る一例となる参照Bピクチャの画面間予測構造を示す図。 実施形態に係る一例となる非参照Bピクチャの画面間予測構造を示す図。 実施形態に係る一例となるGOPに含まれる各ピクチャの画面間予測構造を示す図。 実施形態に係る一例となる高速再生を説明するための図。 実施形態に係る一例となる高速再生を説明するための図。 実施形態に係る一例となる高速再生を説明するための図。 実施形態に係る一例となる再生速度の変更を説明するための図。 ARIB規格のH.264仕様での一例となるGOPに含まれる各ピクチャの画面間予測構造を示す図。
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る一例となる動画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。動画符号化装置10は、入力画像信号(画像データ)200から符号化ビット列(符号化データ)260を生成するための装置である。動画符号化装置10は、制御部(制御手段)101、減算器102、直交変換器103、量子化器104、逆量子化器105、逆直交変換器106、加算器107、ループフィルタ108、フレームメモリ109、予測画像生成部110、エントロピー符号化器111を備える。
制御部101は、動画像符号化装置10に含まれる各要素の動作を制御する。
減算器102は、外部から入力画像信号200が供給され、後述する予測画像生成器110から予測画像信号250も供給される。減算器102は、入力画像信号200から、予測画像信号250を減算して予測誤差信号210を得る。減算器102は、予測誤差信号210を直交変換器102に出力する。
直交変換器103は、例えば離散コサイン変換を実行して、予測誤差信号210を直交変換して直交変換係数情報220を得る。直交変換器103は、直交変換係数情報220を量子化器303に出力する。
量子化器104は、直交変換係数情報220を量子化して量子化直交変換係数情報(量子化データ)230を得る。量子化器104は、量子化直交変換係数情報230を逆量子化器105とエントロピー符号化器111に出力する。
逆量子化器105及び逆直交変換器106は、量子化直交変換係数情報230を局部復号する。逆直交変換器106は、局部復号された量子化直交変換係数情報230を加算器107に出力する。
加算器107は、局部復号された量子化直交変換係数情報230に予測画像信号250を加算して局部復号画像信号240を得る。加算器107は、局部復号画像信号240をループフィルタ108に出力する。局部復号画像信号240は、ループフィルタ306を介してフレームメモリ308に供給される。
フレームメモリ109は、保存している局部復号画像信号240を予測画像生成器110に供給する。
予測画像生成器110は、局部復号画像信号240に基づいて予測画像信号250を得る。予測画像生成器110は、予測画像信号250を減算器301及び加算器315に出力する。
エントロピー符号化部111は、量子化直交変換係数情報230を符号化処理することで符号化ビット列260を得る。エントロピー符号化部111は、符号化ビット列260を外部に出力する。
動画像符号化装置10は、上記構成により、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャを生成し、Iピクチャを少なくとも1つ含む複数のピクチャで構成されるGOPを符号化ビット列260として生成する。なお、Iピクチャは、その画面だけで符号化されて生成されるピクチャである。Pピクチャは、単方向予測で符号化されて生成されるピクチャである。Bピクチャは、双方向予測で符号化されて生成されるピクチャである。Bピクチャは、他のピクチャから参照可能なBピクチャ(以降、参照Bピクチャという)と、他のピクチャから参照されないBピクチャ(以降、非参照Bピクチャという)の2種類がある。
次に、本実施形態で規定するBピクチャに関する画面間予測構造の制約について説明する。制御部101は、以下の(1)〜(5)に示す5つのBピクチャに関する画面間予測構造の制約のうち少なくとも1つを用いてBピクチャを生成するように制御する。なお、以下で説明するIピクチャあるいはPピクチャは、非参照Bピクチャあるいは参照Bピクチャと同一GOP内のピクチャを示している。
(1)参照Bピクチャから参照Bピクチャへの参照を可能とする画面間予測構造。つまり、この画面間予測構造は、1つのGOP内の参照Bピクチャから、このGOP内の他の参照Bピクチャへの参照を可能とする。なお、非参照Bピクチャから参照Bピクチャへの参照は、従来(ARIB規格のH.264仕様)どおり可能である。
(2)Bピクチャから、表示順が前のIまたはPピクチャへの参照を可能とする画面間予測構造。つまり、この画面間予測構造は、GOP内において、第1のBピクチャから、表示順序が第1のBピクチャよりも前のIピクチャまたはPピクチャへの参照を可能とする。Bピクチャは、表示順が前のIまたはPピクチャであれば、従来の認められていた表示順が直前のIまたはPピクチャ以外のIまたはPピクチャを参照できる。
(3)Bピクチャから、表示順序が直前のPピクチャより遠いBピクチャへの参照を不可とする画面間予測構造。つまり、この画面間予測構造は、GOP内において、第1のBピクチャから、表示順序が第1のBピクチャの直前のIピクチャまたはPピクチャより遠い第2のBピクチャへの参照を不可とする。
(4)Bピクチャから、表示順序が直後のPピクチャより遠いPピクチャへの参照を不可とする画面間予測構造。つまり、この画面間予測構造は、GOP内において、第1のBピクチャから、表示順序が第1のBピクチャの直後のIピクチャまたはPピクチャより遠い他のIピクチャまたは他のPピクチャへの参照を不可とする。言い換えれば、この画面間予測構造は、GOP内において、表示順序が第1のBピクチャよりも後のIピクチャまたはPピクチャについては、第1のBピクチャから、表示順序が第1のBピクチャの直後のIピクチャまたはPピクチャのみを参照する。
(5)Bピクチャから、表示順序が直前もしくは直後のIピクチャもしくはPピクチャより近くの参照Bピクチャのみを参照する画面間予測構造。つまり、この画面間予測構造は、GOP内に含まれる参照Bピクチャに関して、GOP内において、第1のBピクチャから、表示順序が第1のBピクチャの直前もしくは直後のIピクチャもしくはPピクチャより近くの参照Bピクチャのみへの参照を可能とする。
なお、連続するBピクチャ(非参照Bピクチャあるいは参照Bピクチャ)のフレーム、あるいはフィールド・ペアの最大枚数は、従来の制約と異なり、一例として7とする。
図2は、実施形態に係る一例となる参照Bピクチャの画面間予測構造を示す図である。ここでは、参照Bピクチャ301を例にして画面間予測構造を説明する。なお、図2における「I」はIピクチャ、「P」はピクチャ、「B」は参照Bピクチャ、「b」は非参照Bピクチャを意味する。図2は、1つのGOPに含まれる各ピクチャを表示順序に並べている。実線の矢印は、上記制約(上記(1)、(2)、(4)、(5))により参照可能となる参照Bピクチャ301と他のピクチャとの関係の一例を示している。なお、実線の矢印と共に示す「○」記号は、ARIB規格のH.264仕様でも参照可能であることを示す。実線の矢印と共に示す「◎」記号は、本実施形態で規定する制約によって参照可能となったことを示す。破線の矢印は、上記制約(上記(3)、(4))により参照不可となる参照Bピクチャ301と他のピクチャとの関係の一例を示している。矢印と共に示す数字は、適用される上記制約の番号に対応している。なお、矢印と共に示す「×」記号は、参照不可であることを示す。
図3は、実施形態に係る一例となる非参照Bピクチャの画面間予測構造を示す図である。ここでは、非参照Bピクチャ302を例にして画面間予測構造を説明する。なお、図3における「I」、「P」、「B」、「b」は、図2と同様のピクチャを意味する。図3は、1つのGOPに含まれる各ピクチャを表示順序に並べている。実線の矢印は、上記制約(上記(2)、(4)、(5))により参照可能となる非参照Bピクチャ302と他のピクチャとの関係の一例を示している。なお、実線の矢印と共に示す「○」記号は、ARIB規格のH.264仕様でも参照可能であることを示す。実線の矢印と共に示す「◎」記号は、本実施形態で規定する制約によって参照可能となったことを示す。破線の矢印は、上記制約(上記(3)、(4))により参照不可となる非参照Bピクチャ301と他のピクチャとの関係の一例を示している。矢印と共に示す数字は、適用される上記制約の番号に対応している。なお、矢印と共に示す「×」記号は、参照不可であることを示す。
図2及び図3に示すとおり、参照Bピクチャから参照可能となるピクチャ、参照不可となるピクチャは、非参照Bピクチャから参照可能となるピクチャ、参照不可となるピクチャと同じである。
図4は、実施形態に係る一例となるGOPに含まれる各ピクチャの画面間予測構造を示す図である。図4は、1つのGOPに含まれる各ピクチャを表示順序に並べている。矢印は、上記(1)〜(5)の制約に沿った各ピクチャ間の参照関係を示している。各ピクチャ間の参照関係によれば、I及びPは0階層目、Bは1階層目、B及びBは2階層目、b、b、b及びbは3階層目である。0階層目は、IピクチャまたはPピクチャで構成される。1階層目及び2階層目は、参照Bピクチャで構成される。3階層目は、非参照Bピクチャで構成される。つまり、1つのGOPは、Bピクチャ間で3階層以上の画面間予測構造をとることができる。このような上記(1)〜(5)の制約に沿ったBピクチャ間の参照関係は、上位階層から下位階層への参照のみ可能にした3階層以上の階層構造をとることができる。
復号器は、図4に示す一例となる画面間予測構造に基づいて各ピクチャを復号し、表示順序に沿ってディスプレイに表示できる。復号器は、図4に示す1つのGOPに含まれる0階層目〜3階層目に位置する全てのピクチャを復号処理、表示処理することで、通常再生する。なお、復号器は、必要最小限のピクチャのみを復号することで図4を用いて説明した通常再生速度の2倍で高速再生できる。図5〜7は、図4に示す階層構造での一例となる高速再生を説明するための図である。図5〜7は、図4と同様に、1つのGOPに含まれる各ピクチャを表示順序に並べている。矢印は、上記(1)〜(5)の制約に沿った各ピクチャ間の参照関係を示している。なお、図5〜7で示す実線は、高速再生に用いられるピクチャ及びその参照関係を示し、図5〜7で示す破線は、高速再生に用いられないピクチャ及びその参照関係を示している。図5に示す高速再生は、0階層目に位置するピクチャだけを復号処理、表示処理する再生である。図6に示す高速再生は、0階層目及び1階層目に位置するピクチャだけを復号処理、表示処理する再生である。図7に示す高速再生は、0階層目〜2階層目に位置するピクチャだけの復号処理、表示処理する再生である。再生速度は、復号処理、表示処理するピクチャの数に応じて変わる。そのため、再生速度は、図4に示す通常再生、図7に示す高速再生、図6に示す高速再生、図5に示す高速再生の順序で速くなる。
図8は、再生速度の変更の一例を説明するための図である。図8は、1つのGOPに含まれる各ピクチャを表示順序に並べた図である。ここでは、B10に関して、上記制約に沿った参照関係の一部を矢印で示している。実線の矢印は、参照可能となるB10と他のピクチャとの関係の一例を示している。「○」記号は、参照可能であることを示す。破線の矢印は、参照不可となるB10と他のピクチャとの関係の一例を示している。「×」記号は、参照不可であることを示す。一例として、復号器は、IからB10の手前までは図5を用いて説明した0階層目のみに位置するピクチャのみを復号する高速再生で処理しているとする。再生速度が、B10の手前で、図4を用いて説明した0階層目〜3階層目に位置するピクチャを再生する通常再生速度まで落とすように切り替えられたとする。B10は、(3)の制約により、Bを参照できない。そのため、復号器は、B10を復号するのに、復号していないBを復号する必要がない。一方、B10は、(2)の制約により、高速再生で復号されたPだけでなくIも参照できる。復号器は、B10を復号するためだけに復号されていないピクチャを復号する必要がないため、容易に再生速度を切り替えられる。
上記(1)〜(5)の制約によれば、Bピクチャ間で3階層以上の画面間予測構造をとることができる。主として上記(1)、(2)、(5)の制約によれば、符号化効率を極力維持または向上させることができる。主として上記(3)、(4)の制約によれば、復号器側で符号化ビット列を2倍で高速再生できると共に、容易に再生速度を変更できる。したがって、本実施形態によれば、動画像符号化装置10は、入力画像信号のフレームレートが増えたとしても、単位時間あたりに含まれるIピクチャあるいはPピクチャの数を増やすことなく、符号化効率を極力維持または向上させつつ、復号器側での高速再生を実現できる符号化ビット列を生成できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…動画符号化装置、101…制御部(制御手段)、102…減算器、103…直交変換器、104…量子化器、105…逆量子化器、106…逆直交変換器、107…加算器、108…ループフィルタ、109…フレームメモリ、110…予測画像生成部、111…エントロピー符号化器。

Claims (6)

  1. 1つのGOP内の参照Bピクチャから前記GOP内の他の参照Bピクチャへの参照を可能とする画面間予測構造を用いてBピクチャを生成するように制御する制御手段を備える動画像符号化装置。
  2. 前記制御手段は、前記GOP内において、第1のBピクチャから、表示順序が前記第1のBピクチャよりも前のIピクチャまたはPピクチャへの参照を可能とする画面間予測構造を用いてBピクチャを生成する、請求項1記載の動画像符号化装置。
  3. 前記制御手段は、前記GOP内において、前記第1のBピクチャから、表示順序が前記第1のBピクチャの直前のIピクチャまたはPピクチャより遠い第2のBピクチャへの参照を不可とする画面間予測構造を用いてBピクチャを生成する、請求項2記載の動画像符号化装置。
  4. 前記制御手段は、前記GOP内において、前記第1のBピクチャから、表示順序が前記第1のBピクチャの直後のIピクチャまたはPピクチャより遠い他のIピクチャまたは他のPピクチャへの参照を不可とする画面間予測構造を用いてBピクチャを生成する、請求項3記載の動画像符号化装置。
  5. 前記制御手段は、前記GOP内において、前記第1のBピクチャから、表示順序が前記第1のBピクチャの直前もしくは直後のIピクチャもしくはPピクチャより近くの参照Bピクチャのみへの参照を可能とする画面間予測構造を用いてBピクチャを生成する、請求項4記載の動画像符号化装置。
  6. 1つのGOP内の参照Bピクチャから前記GOP内の他の参照Bピクチャへの参照を可能とする画面間予測構造を用いてBピクチャを生成する、
    動画像符号化方法。
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