JP2014147996A - Driving machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、圧縮空気により駆動される打込機に関する。 The present invention relates to a driving machine driven by compressed air.
図11に圧縮空気を動力源として釘等の止具を打撃する従来の打込機200の断面図を示す。シリンダ210はピストン211を内包する円筒状部材であり、メインバルブ219は上下方向に可動であり、圧力を蓄える蓄圧室245とシリンダ210の内室との流路を制御している。
FIG. 11 is a cross-sectional view of a
以下に打込機200による釘打ちの動作工程概略を述べる。
図示しない圧縮機からの圧縮空気は、図示しないエアホースを介して蓄圧室245に蓄積される。作業者がプッシュレバー202を木材204に押し当て、且つトリッガ236を操作するとメインバルブ219が上方へ移動しシリンダ210と離れ、蓄圧室245とシリンダ210内室が連通する。同時にメインバルブ219の上部は本体内壁に接触してシリンダ210の内室と膨張室246を遮断する。
The outline of the operation process of nailing with the
Compressed air from a compressor (not shown) is accumulated in the
蓄圧室245に蓄積されている圧縮空気はシリンダ210内のピストン211の上室に流入し、ピストン211を押し下げ釘を木材202に打ち込む。ピストン211の下降に伴い、ピストン211の下室で圧縮された空気はシリンダ210の中間に設置された逆止弁212およびシリンダ210の下方に設置された戻し通路を通って戻り空気室に充填される。
The compressed air accumulated in the
さらにピストン211が下降して逆止弁212を通過すると、ピストン211を押し下げているピストン211の上室の高圧空気が逆止弁212から戻り空気室244に充填される。
When the
打ち込みの反動により打込機本体201が上昇するとプッシュレバー202がトリガバルブ部をOFFする構造となっており、あるいは作業者がトリッガ236を離してトリガバルブ部をOFFとすると、メインバルブ219が上方へ移動し初期位置に復帰する。
The
メインバルブ219はシリンダ210と接触し、蓄圧室245とシリンダ210の内室210aを遮断すると共に、メインバルブ219の上部は本体内壁と離れ、シリンダ210内室と膨張室246が連通する。
The
よってピストン211の上室の圧縮空気は、膨張室246を通過して打込機本体201の外へと排出される。ピストン211は戻り空気室244の圧縮空気により上方へ移動し初期位置に復帰する。
Therefore, the compressed air in the upper chamber of the
このような打込機においては、釘などの止具を木材等の被打込部材に良好に打ち込むことが求められており、各種の技術が提案されている。例えば、止具の射出孔の断面を変化させ、打ち込む止具の大きさに合わせた射出孔を形成する打込機がある(特許文献1参照)。
ところで、上述のような従来タイプの打込機を用いた最良の施工状態とは、釘頭が木材と面一または微小に木材にめり込んだ状態である。そのためには供給圧力を調整する技術や打込機先端のプッシュレバーの可動範囲を調整する技術があった。 By the way, the best construction state using the conventional type driving machine as described above is a state in which the nail head is indented into the wood so that it is flush with or finely aligned with the wood. For this purpose, there are techniques for adjusting the supply pressure and techniques for adjusting the movable range of the push lever at the tip of the driving machine.
しかし、木材は節や年輪の密度等により、部分的に硬度がばらつくため、一定の調整では釘が完全に打込めない場合や、あるいは打ち込みすぎてしまうといった課題があった。 However, since the hardness of wood partially varies depending on the density of nodes and annual rings, there is a problem that the nail cannot be driven completely by a certain adjustment, or that the nail is driven too much.
このような課題に対し、例えばセンサにより本体の反動を検知して、演算処理を経て圧縮空気の供給圧力を制御することも想定できるものの、釘先端が木材に接触してから釘全体が木材に打ち込まれるまでの時間は1ms程度でしかなく、この時間内に供給圧力を制御しても空気は圧縮性流体であるから追従できないおそれがある。さらに、センサや演算装置のため高コストであり、また、そのための駆動電源も新たに用意しなければならない。したがって、センサで反動を検知するような技術を市場投入するには現実的でない部分もあり、別の技術が求められていた。 For such a problem, for example, it can be assumed that the reaction of the main body is detected by a sensor and the supply pressure of the compressed air is controlled through an arithmetic process, but the entire nail contacts the wood after the nail tip contacts the wood. The time until it is driven is only about 1 ms, and even if the supply pressure is controlled within this time, there is a possibility that the air cannot be followed because it is a compressible fluid. Furthermore, it is expensive because of sensors and arithmetic devices, and a drive power supply for that purpose must be newly prepared. Therefore, there is a part that is not practical for putting a technology for detecting recoil with a sensor into the market, and another technology has been demanded.
本発明は、以上のような状況に鑑みなされたものであって、上記課題を解決する技術を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the above situations, Comprising: It aims at providing the technique which solves the said subject.
本発明は、圧縮空気を蓄える蓄圧室と、円筒状のメインシリンダと、前記メインシリンダ内を往復動可能なメインピストンと、前記蓄圧室と前記メインシリンダの連通を制御するメインバルブと、所定の締結材を被締結材に打込む打込機であって、前記メインピストンによる前記締結材の打込動作後に、前記メインピストンに打撃を加えるセカンドピストンを備える。
また、前記セカンドピストンの打撃動作をオン・オフ制御する制御手段を有してもよい。
また、前記制御手段は、前記メインピストンの移動速度に応じて自動的に前記セカンドピストンの打撃動作をオン・オフ制御してもよい。
また、前記セカンドピストンが動作する際に、前記セカンドピストンの下側の空間を外気に連通してもよい。
また、前記メインピストンを上死点に復帰させるための圧力を蓄える戻り空気室を備え、前記セカンドピストンの動作後、前記セカンドピストンに対して前記圧縮空気が作用していた空間を外気と連通させ、前記戻り空気室に蓄えられた圧力で前記セカンドピストンを動作前の位置に復帰させてもよい。
また、前記セカンドピストンを摺動可能に内包するサブシリンダと、前記サブシリンダの一部において、前記戻り空気室の圧力を受ける受圧面と、を有し、前記サブシリンダは、前記蓄圧室と前記サブシリンダ内のセカンドピストン上室の連通と、前記サブシリンダ内と本体外気の連通と、前記サブシリンダ内と前記蓄圧室の連通とを制御可能とし、前記メインバルブは前記戻り空気室と前記メインシリンダ内のメインピストン下室との連通を制御可能としてもよい。
The present invention includes a pressure accumulating chamber for storing compressed air, a cylindrical main cylinder, a main piston capable of reciprocating in the main cylinder, a main valve for controlling communication between the pressure accumulating chamber and the main cylinder, A driving machine that drives a fastening material into a material to be fastened, and includes a second piston that applies an impact to the main piston after the fastening operation of the fastening material by the main piston.
Moreover, you may have a control means which controls on / off of the striking operation | movement of the said 2nd piston.
Further, the control means may automatically perform on / off control of the striking operation of the second piston in accordance with the moving speed of the main piston.
Further, when the second piston is operated, a space below the second piston may be communicated with outside air.
And a return air chamber for storing pressure for returning the main piston to the top dead center. After the operation of the second piston, the space where the compressed air is acting on the second piston is communicated with the outside air. The second piston may be returned to the position before the operation with the pressure stored in the return air chamber.
A sub-cylinder that slidably includes the second piston; and a pressure-receiving surface that receives a pressure of the return air chamber in a part of the sub-cylinder. The communication between the second piston upper chamber in the sub-cylinder, the communication between the sub-cylinder and the outside air of the main body, and the communication between the sub-cylinder and the pressure accumulation chamber can be controlled, and the main valve is connected to the return air chamber and the main air. Communication with the lower chamber of the main piston in the cylinder may be controllable.
本発明によれば、釘を打込み深さを安定させた打込機を実現することができる。 According to the present invention, it is possible to realize a driving machine that stabilizes the driving depth of the nail.
以下、本発明の実施形態を図1から図10を用いて説明する。図1は本実施形態に係る打込機100の断面図であって、図示しない外部の圧縮機を繋いだ状態を示している。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a cross-sectional view of a
図1に示すように、打込機100は、打込機本体1と、マガジン39とを備えている。打込機本体1は、ハウジング40と、ハウジング40の上側に配置されたメインバルブガイド30と、メインバルブガイド30の上側に配置されたサブシリンダガイド31と、さらにサブシリンダガイド31の上側に配置されたエキゾーストカバー34と、ハウジング40と一体に形成され射出方向に対して略直交する方向に延びるハンドル38と、打込機本体1の下端に位置するノーズ部6とを備える。図示しない圧縮機からの圧縮空気を蓄積するために、ハンドル38及び打込機本体1の内部に蓄圧室45が形成されている。蓄圧室45は、図示しないエアホースを介して圧縮機に接続される。
As shown in FIG. 1, the
打込機本体1は、内部にメインシリンダ10と、メインシリンダ10の内部で上下に摺動(往復動)可能なメインピストン11と、メインピストン11の上部に配置されたセカンドピストン33と、を備える。
The
メインシリンダ10は、内面でピストンガイド14を介してメインピストン11を摺動可能に支持する。メインシリンダ10の下端外周には、メインピストン11を上死点に復帰させるための圧縮空気を貯める戻り空気室44が形成されている。
The
メインシリンダ10の軸方向中央部より下側部分には逆止弁12が備えられ、メインシリンダ10の内から外の戻り空気室44への一方向にのみ圧縮空気の流入を許容する空気通路が形成されている。また、メインシリンダ10の下方には、戻り空気室44に常時開放されている戻し通路8が形成されている。さらにまた、メインピストン11の先端部は釘を打突する円筒状のドライバブレード56が一体に形成されており、メインシリンダ10の下端には、釘を打ち込んだ後のメインピストン11の余剰エネルギーを吸収するためのバンパ7が設けられている。
A
ハンドル38の打込機本体1との接続部分には、作業者によって操作されるトリッガ36が設けられている。周知のごとく、トリッガ36の引き操作と、プッシュレバー2の木材4への押し当て操作との両方が行われた時に、トリッガ36に接続されたリンク機構によってトリガバルブ部のプランジャが押し上げられるように構成されている。
A
メインピストン11の外周には、中空円筒状のピストンガイド14が設置されている。ピストンガイド14の内径には、小内径部14aが上側に、大内径部14bが下側に形成されている。この小内径部14a及び大内径部14bに、メインピストン11の約上側半分が収容されている。なお、ピストンガイド14の内径の上端部分にはメインピストン11の上端部分がOリングを介して装着されている。
On the outer periphery of the
小内径部14aは、収容するメインピストン11の上側部分の外形より若干大きく形成されている。つまり、小内径部14aとメインピストン11の上側部分は若干離間している。また、大内径部14bは、メインピストン11の上側部分のさらに略中央部分に形成されたメインピストンフランジ部49の外径と略一致している。
The small
またピストンガイド14の外径も同様に、小外径部14cと大外径部14dが形成されている。
Similarly, the outer diameter of the
メインピストン11には、ここでは約上側1/4の位置にメインピストンフランジ部49が設けられている。メインピストンフランジ部49の外周面には、Oリングが配置され、メインピストンフランジ部49と大内径部14bとが密閉されている。
The
そして、メインピストンフランジ部49がピストンガイド14の大内径部14bでガイドされる。メインピストン11の上方は、ピストンガイド14の小内径部14aにガイドされ、軸方向に摺動可能である。
The main
なお、図1に示すようなメインピストン11の上端面がピストンガイド14の上端面と一致した状態で、小内径部14aと大内径部14bとの境界の内径段差面14eは、メインピストンフランジ部49の上面と所定距離離間している。この距離だけメインピストン11はピストンガイド14の内部で相対的に摺動可能となる。摺動動作については後述する。
In the state where the upper end surface of the
メインシリンダ10は、上部が大径部10a、下部が小径部10bとなるように形成されている。
The
ピストンガイド14は、メインシリンダ10の小径部10bでガイドされ、軸方向に摺トゥアレグ動可能である。
The
ピストンガイド14とメインピストン11の上方にはセカンドピストン33が設置されており、セカンドピストン33の外側に設置された筒状のサブシリンダ32で外周がガイドされて、セカンドピストン33は軸方向に摺動可能となっている。
A
サブシリンダ32は、下側部分をメインシリンダ10の大径部10aで、上側部分をサブシリンダガイド31でそれぞれ外周をガイドされ、軸方向に摺動可能となっている。
The sub-cylinder 32 is slidable in the axial direction with its lower portion guided by the large-diameter portion 10a of the
また、サブシリンダ32には大径フランジ部42と小径フランジ部43が形成されている。大径フランジ42と小径フランジ43とはそれぞれOリングが外周面に設置されており、大径フランジ42はサブシリンダガイド31の大径フランジ下室29の内面に接触し、小径フランジ43は小径フランジ下室28の内面に接触している。
The sub-cylinder 32 is formed with a large-
そして、式(両フランジ部の面積差)×(大径フランジ下室29の圧力)で求められる上方向の力がサブシリンダ32に作用している。
An upward force obtained by the formula (area difference between both flange portions) × (pressure in the large-diameter flange lower chamber 29) acts on the
サブシリンダ32の一部には切欠きであるスリット53が軸方向に形成されている。具体的には、スリット53は、サブシリンダ32の内径において上端から後述サブシリンダ上側排気口27まで延びて形成されている。
A slit 53 that is a notch is formed in a part of the
サブシリンダ32の下方にはサブシリンダスプリング13が設置されている。より具体的には、サブシリンダスプリング13の下側部分がメインシリンダ10の内径上側の大径部分と下側の小径部分との境界に形成された所定の配置部に配置されており、上端部分がサブシリンダ32の下端に当接している。そして、サブシリンダ32は、サブシリンダガイド31の上端に設けられたシリンダプレート41に付勢されている。
A
サブシリンダガイド31に設けられたサブシリンダガイド中間穴50により、蓄圧室45と大径フランジ下室29とは連通している。
The
サブシリンダ32の中間部には、サブシリンダ上側排気口27が設けられている。本図の状態ではメインバルブ19によって蓄圧室45とサブシリンダ32の内側は遮断されている。
A sub cylinder
サブシリンダ上側排気口27の下方にはサブシリンダ下側排気口26が設けられている。図1の状態では第二排気口24とサブシリンダ32の内側が連通している。
A sub cylinder
サブシリンダ下側排気口26の下方にはサブシリンダ排気口17が設けられている。本図の状態ではシリンダ11により、第一排気口15とサブシリンダ32の内側は遮断されている。
A sub
サブシリンダ32の上部はピストンバンパ35の外周面と圧接している。また、蓄圧室45とセカンドピストン33の上室は遮断されている。後述するようにサブシリンダ32が軸方向に移動することによって、蓄圧室45とセカンドピストン33の上室の連通及び遮断が選択的に切換えられ、それによってセカンドピストン33の打撃動作がオン・オフ制御される。本実施の形態において、サブシリンダ32及びサブシリンダ32の軸方向の移動を制御する構成が本発明の「制御手段」に相当する。
The upper portion of the
サブシリンダ32の中間部外側にはメインバルブ19が設置されている。上部にメインバルブラバー20が一体で形成されている。
A
メインバルブ19の下方にはバルブスプリング22が設置されている。このバルブスプリング22は、メインバルブ19を上方へ付勢している。
A
メインバルブ19の下方にはメインバルブ下室21が形成されており、メインバルブ制御通路37によってトリッガ36のバルブ部と結合している。従来の打込機同様の構成であるため詳細を省くが、トリッガ36がOFFの状態ではメインバルブ下室21と蓄圧室45とが連通し、トリッガ36がONとなるとメインバルブ下室21と大気とが連通する。
A main valve
メインバルブガイド30にはメインバルブガイド穴52が設置されている。本図の状態ではメインバルブ19によって蓄圧室45とサブシリンダ32の内側とが遮断されている。
A main
メインバルブ19の外周面にはメインバルブ側室23が設置されている。本図の状態では戻し通路8とサブシリンダ制御通路9がともにメインバルブ側室23に結合している。
A main
戻し通路8の一端はハウジング内を通じてバンパ7近傍のメインピストン下室47に結合している。サブシリンダ制御通路9の一端はサブシリンダガイド上部穴51を経て、大径フランジ42とシリンダプレート41との間のフランジ上室61に結合している。
One end of the
図2は図1のプッシュレバー2を木材4に押し付け、トリッガ36をONとした状態の打込機100を示している。メインバルブ下室21に充てんされていた圧縮空気がメインバルブ制御通路37から大気に開放される。それとともに、メインバルブ19の上面にかかる蓄圧室45の圧力によって、メインバルブ19はバルブスプリング22に抗して下方へ移動する。
FIG. 2 shows the driving
したがって、蓄圧室45とセカンドピストン下室48とは、メインバルブガイド穴52、メインバルブ19(バルブラバー20)の上面の空間、及びサブシリンダ上側排気口27が連通状態にある。そして、蓄圧室45の圧縮空気は矢印に示すように、メインバルブガイド穴52とサブシリンダ上側排気口27を通過して、サブシリンダ32内部に流入する。
Therefore, the
なお、セカンドピストン下室48と戻り空気室44とは非連通状態であり、大径フランジ42とシリンダプレート41との間の空間であるフランジ上室61と大気とも非連通状態である。
The second piston
図3は、硬度の低い木材に釘を打ち込んだ状態の打込機100を示した断面図であり、サブシリンダ32内の圧縮空気によりピストンガイド14が下降し、ピストンガイド14の内径の大径部14bとメインピストンフランジ部49とが係合してメインピストン11も下方へ移動し、釘5が木材に完全に打ち込まれる。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the driving
同時に、メインピストン下室47の空気は逆止弁12から戻り空気室44に流入し、ピストンガイド14の小内径部14aが逆止弁12に差し掛かると、サブシリンダ32内の圧縮空気は戻り空気室44に流入し、メインピストン11を戻すための圧縮空気が戻り空気室44に充填される。このとき、セカンドピストン下室48と戻り空気室44とは逆止弁12を介して連通状態にある。
At the same time, the air in the main piston
硬度の低い木材の場合、以上で釘打ち完了となり打込機本体1が反動で上方へ移動する。この直後、プッシュレバー2の初期位置への復帰によりメインバルブ19が閉じるので、サブシリンダ32から戻り空気室44への圧縮空気の流入は僅かである。
In the case of wood with low hardness, nailing is completed as described above, and the driving machine
戻り空気室44の圧力は戻し通路8を経てサブシリンダ32の大径フランジ42に作用するが、当該圧力ではサブシリンダ32が下方へ移動しないように、大径フランジ42と小径フランジ43の面積比が設定されている。
The pressure of the
図4はプッシュレバー2が木材4から離れ、トリッガ36がOFFとなった打込機100の状態を示した断面図であり、メインバルブ下室21に圧縮空気が充てんされメインバルブ19は上方へ移動する。
FIG. 4 is a sectional view showing a state of the driving
サブシリンダ下側排気口26が第二排気口24と連通し、サブシリンダ32内の圧縮空気は打込機本体1外へと排出される。つまり、セカンドピストン下室48と大気とが連通する。
The sub-cylinder
メインバルブ側室23により、戻し通路8とサブシリンダ制御通路9とが結合し、戻り空気室44に充てんされた圧縮空気がメインピストン下室47に流入する。また、バルブラバー20がサブシリンダガイド31の下端に当接し、サブシリンダ上側排気口27が閉じられるため、蓄圧室45とセカンドピストン下室48は非連通状態となっている。
The
図5はメインピストン下室47に流入した圧縮空気により、ピストンガイド14とメインピストン11が初期位置に復帰した打込機100を示す断面図であり、待機状態である図1と同一状態となる。
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the driving
次に硬度の高い木材の場合について、動作を説明する。硬度の高い木材の場合の動作も動作初期においては図1および図2に示したものと同様の動作がなされる。ここでは説明は省略する。 Next, the operation will be described for the case of hard wood. The operation in the case of wood with high hardness is the same as that shown in FIGS. 1 and 2 in the initial stage of the operation. The description is omitted here.
図6はピストンガイド14が下死点に達しても釘5が木材4に完全に打ち込まれなかった状態の打込機100を示した断面図である。
FIG. 6 is a cross-sectional view showing the driving
このとき、メインピストン11の下降速度が低下または停止するが、蓄圧室45からメインシリンダ10内に圧縮空気が流入し続けるため、メインシリンダ10内の圧力が上昇する。
At this time, although the descending speed of the
メインシリンダ10は逆止弁12により戻り空気室44と連通しているため、戻り空気室44の圧力も上昇し、サブシリンダ制御通路9を経て大径フランジ部42の上面とシリンダプレート41との間のフランジ上室61に圧縮空気が流入する。その結果、サブシリンダ32を上方に付勢しているサブシリンダスプリング13の力に抗してサブシリンダ32は下方へ移動する。
Since the
サブシリンダ32が下方へ移動することにより、サブシリンダ上側排気口27が閉じて、蓄圧室45からサブシリンダ32内への圧縮空気流入が遮断される。同時にサブシリンダ排気口17が第一排気口15と通じることで、セカンドピストン下室48と大気とが連通し、サブシリンダ32内の圧縮空気が打込機本体1の外へ排出される。
By moving the
図7はセカンドピストン33が動作した状態の打込機100を示した断面図である。
サブシリンダ32の下方への移動により、サブシリンダ32の上部とピストンバンパ35との圧着が解除され、蓄圧室45の圧縮空気がセカンドピストン33の上室に流入する。
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the driving
Due to the downward movement of the
その結果、セカンドピストン33が下降し、メインピストン11がバンパ7に当接するまで押し下がる。それによって、メインピストン11は釘5を追加で打撃して、硬度の高い木材4に打ち込むことができる。以上で釘打ち完了となり打込機本体1が反動で上方へ移動する。以上、木材4(被締結部材)の硬度が高く、木材4からドライバブレード56が受ける力が所定以上になるとメインピストン11の移動速度が低下し、打ち込み動作時のメインシリンダ10内及び戻し空気室44内の圧力が上昇する。メインシリンダ10内及び戻し空気室44内の圧力上昇の程度に応じてサブシリンダ32が駆動する。即ち、メインピストン11の移動速度に応じて自動的にセカンドピストン33の打撃動作はオン・オフ制御される。それにより、セカンドピストン33は被締結部材からの力が所定以上となったときに動作する。
As a result, the
図8はプッシュレバー2が木材4から離れ、トリッガ36がOFFとなった状態の打込機100を示した断面図であり、メインバルブ下室21に圧縮空気が充填されメインバルブ19は上方へ移動する。
FIG. 8 is a cross-sectional view showing the driving
サブシリンダ上側排気口27が第二排気口24と連通し、サブシリンダ32内の圧縮空気は打込機本体1外へと排出される。
The sub-cylinder
メインバルブ側室23により、戻し通路8とサブシリンダ制御通路9とが連通し、戻り空気室44に充てんされた圧縮空気がメインピストン下室47に流入する。その結果、メインピストン11およびピストンガイド14は上方へ移動開始する。
The
図9は戻り空気室44の圧力が低下して大径フランジ42にかかる力が小さくなり、サブシリンダ32が初期位置に復帰した状態の打込機100を示した断面図である。
FIG. 9 is a cross-sectional view showing the driving
サブシリンダ上側排気口27が閉じて、引き続きサブシリンダ下側排気口26が第二排気口24と連通し、サブシリンダ32内の圧縮空気は打込機本体1外へと排出される。
The sub cylinder
図10はメインピストン下室47に流入した圧縮空気により、ピストンガイド14とメインピストン11が初期位置に復帰した状態の打込機100を示した断面図である。
FIG. 10 is a sectional view showing the driving
セカンドピストン33の上室の僅かに残った空気はスリット53を経て、セカンドピストン33の下方へ移動し、サブシリンダ下側排気口26から排出される。以上により、打込機100は、待機状態である図1と同一状態となる。
Slightly remaining air in the upper chamber of the
上述したように、硬度が低い木材の場合では、メインピストン11のみで打撃することで、釘5が過剰に打ち込まれるのを防止できる。一方、硬度が高い木材の場合では、セカンドピストン33で打撃追加することで、釘5を完全に打ち込むことが可能である。なおサブシリンダ18は蓄圧室45と戻り空気室44の相対圧力差によって下降するため、供給圧力による影響を受けずに安定して動作させることができる。すなわち、上述の打込機100は、木材4の硬度が変わっても打ち込み深さを安定させることができ、木材4の節が混在するような場合であっても圧縮空気の供給圧力を調整せずに所望の作業が可能である。
As described above, in the case of wood having low hardness, it is possible to prevent the
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせ等にいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。 The present invention has been described based on the embodiments. This embodiment is an exemplification, and it is understood by those skilled in the art that various modifications can be made to combinations of the respective components and the like, and such modifications are within the scope of the present invention.
上述の実施形態では、制御手段はメインピストンの移動速度に応じてセカンドピストン33の打撃動作をオン・オフ制御することで、釘5が完全に打ち込まれていない状態でセカンドピストン33が動作するように構成されており、前述のように自動的に釘5の打込み深さを調整できる点で優れている。一方、制御手段のオン・オフを作業者が切替えることができる切替手段を設け、常時セカンドピストン33が動作するモードと、常時セカンドピストン33が動作しないモードとを作業者が選択できる構成としても良い。これにより、例えば釘5が過剰に打ち込まれるのを防止することを重視するような場合には、釘5の打込状態によらずセカンドピストン33が動作しないようにすることができる。また、釘5が確実に打ち込まれることを重視するような場合には、釘5の打込状態によらず必ずセカンドピストン33が動作するようにすることができる。更に、切換手段は制御手段を「オン」「オフ」「自動」の3モード切換えとすることができる。「自動」モードの場合、切換手段は制御手段に干渉しない位置に配置され、打込機は前述の実施形態と同様に動作する。
In the above-described embodiment, the control means controls the hitting operation of the
1 打込機本体
2 プッシュレバー
3 プッシュレバースプリング
4 木材
5 釘
6 ノーズ
7 バンパ
8 戻し通路
9 サブシリンダ制御通路
10 メインシリンダ
10a 大径部
10b 小径部
11 メインピストン
12 逆止弁
13 サブシリンダスプリング
14 ピストンガイド
14a 小内径部
14b 大内径部
14c 小外径部
14d 大外径部
14e 内径段差面
15 第一排気口
16 シリンダ排気口
17 サブシリンダ排気口
18 サブシリンダ
19 メインバルブ
20 バルブラバー
21 メインバルブ下室
22 バルブスプリング
23 メインバルブ側室
24 第二排気口
25 メインバルブ排気口
26 サブシリンダ下側排気口
27 サブシリンダ上側排気口
28 小径フランジ下室
29 大径フランジ下室
30 メインバルブガイド
31 サブシリンダガイド
32 サブシリンダ
33 セカンドピストン
34 エキゾーストカバー
35 ピストンバンパ
36 トリッガ
37 メインバルブ制御通路
38 ハンドル
39 マガジン
40 ハウジング
41 シリンダプレート
42 大径フランジ
43 小径フランジ
44 戻り空気室
45 蓄圧室
47 メインピストン下室
48 セカンドピストン下室
49 メインピストンフランジ部
50 サブシリンダガイド中間穴
51 サブシリンダガイド上部穴
52 メインバルブガイド穴
53 スリット
56 ドライバブレード
61 フランジ上室
100 打込機
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記メインピストンによる前記締結材の打込動作後に、前記メインピストンに打撃を加えるセカンドピストンを備える
ことを特徴とする打込機。 A pressure accumulating chamber for storing compressed air, a cylindrical main cylinder, a main piston capable of reciprocating in the main cylinder, a main valve for controlling communication between the pressure accumulating chamber and the main cylinder, and a predetermined fastening material A driving machine for driving a fastening material,
A driving machine comprising: a second piston that strikes the main piston after the fastening operation of the fastening material by the main piston.
前記セカンドピストンの動作後、前記セカンドピストンに対して前記圧縮空気が作用していた空間を外気と連通させ、前記戻り空気室に蓄えられた圧力で前記セカンドピストンを動作前の位置に復帰させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の打込機。 A return air chamber for storing pressure for returning the main piston to top dead center;
After the operation of the second piston, the space where the compressed air is acting on the second piston is communicated with the outside air, and the second piston is returned to the position before the operation by the pressure stored in the return air chamber. The driving machine according to any one of claims 1 to 4, wherein:
前記サブシリンダの一部において、前記戻り空気室の圧力を受ける受圧面と、
を有し、
前記サブシリンダは、前記蓄圧室と前記サブシリンダ内のセカンドピストン上室の連通と、前記サブシリンダ内と本体外気の連通と、前記サブシリンダ内と前記蓄圧室の連通とを制御可能とし、前記メインバルブは前記戻り空気室と前記メインシリンダ内のメインピストン下室との連通を制御可能とした
ことを特徴とする請求項1に記載の打込機。 A sub-cylinder slidably including the second piston;
A pressure receiving surface that receives the pressure of the return air chamber in a part of the sub-cylinder;
Have
The sub-cylinder is capable of controlling communication between the pressure accumulation chamber and a second piston upper chamber in the sub-cylinder, communication between the sub-cylinder and main body outside air, and communication between the sub-cylinder and the pressure accumulation chamber, 2. The driving machine according to claim 1, wherein the main valve can control communication between the return air chamber and a main piston lower chamber in the main cylinder.
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114750112A (en) * | 2022-04-22 | 2022-07-15 | 四川轻化工大学 | Double-cylinder nailing method |
-
2013
- 2013-01-31 JP JP2013017397A patent/JP2014147996A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114750112A (en) * | 2022-04-22 | 2022-07-15 | 四川轻化工大学 | Double-cylinder nailing method |
CN114750112B (en) * | 2022-04-22 | 2023-03-24 | 四川轻化工大学 | Double-cylinder nailing method |
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