JP2014147663A - 棚 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】床板用の帯板と、天板用の帯板と、複数本の鉄芯16と、内径部に鉄芯16をスライド自在に保持する鉄芯保持部とナットをスライド自在に保持するナット保持部とが形成された複数の金属製の分割管体14と、複数の棚板と、キャップスクリューの先端で分割管体14内の鉄芯を鉄芯保持部に押圧して鉄芯16を分割管体14の中心に固定するための固定具24とを備え、床板用の帯板に固定された鉄芯16に嵌挿された分割管体14と、これに軸方向に接する分割管体14とを、一方の分割管体14側の鉄芯16の一部を、他方の分割管体14側の鉄芯保持部に嵌挿し、鉄芯16を鉄芯保持部に固定具24によって固定することにより互いに軸方向に結合して棚を組み立て、棚板は、固定具24のキャップにより分割管体14の適所に支持する。
【選択図】図11
Description
また、全体がシンプルな構造であっても地震や外部衝撃力に強く高い強度を備えた支柱構造の棚が求められている。
本発明は上記要望を満足させる棚を提供することを目的とするものである。
また本発明は、前記天板用の帯板(10b)に固定される鉄芯(16)と一対の分割管体(14)(14)を互いに軸方向に結合するための鉄芯(16)とを2本の鉄芯で構成し、該2本の鉄芯が前記一方の分割管体(14)に配置されていることを特徴とする。
また本発明は、前記分割管体(14)に、前記凹入部(18)とは別に、ナット保持部(48)を設け、該ナット保持部(48)に固定した固定具(24)の円筒状キャップ(26a)により前記棚板(12)を前記分割管体(14)の適所に支持するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記床板用の帯板(10a)に固定された鉄芯(16)に支柱昇降調整用ナット(36)を螺合し、該ナット(36)に前記他方の分割管体(14)の下端を係止した構成とし、前記ナット(36)を回転させることにより、該ナット(36)の鉄芯(16)に沿った昇降と連動して前記鉄芯(16)に対してフリー状態とした前記他方の分割管体(14)が鉄芯(16)に沿って昇降するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記天板用の帯板(10b)に固定された鉄芯(16)に鉄芯昇降調整用ナット(42)を螺合し、該ナット(42)を前記一方の分割管体(14)の上端に係止した構成とし、前記ナット(42)を回転させることにより、該ナット(42)に対して、前記分割管体(14)に対してフリー状態とした前記天板用の帯板(10b)に固定された鉄芯(16)が前記ナット(42)に案内されて軸方向に昇降するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記分割管体(14)がアルミニウムで構成されていることを特徴とする。
また本発明は、台板(50)の両側に嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を左右に配置された支柱(6)に嵌合し、前記台板(50)の前方にテーブル脚(54)を設け、該テーブル脚(54)を床面上に載置し、前記台板(50)を前記支柱(6)に支持したことを特徴とする。
また本発明は、台板(50)の両側に嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を左右に配置された支柱(6)に嵌合し、前記台板(50)の前方にテーブル脚(54)を設け、該テーブル脚(54)を床面上に載置し、前記台板(50)の上下を前記支柱(6)の凹入部に固定したキャップスクリューのキャップで挟み、該台板(50)を前記支柱(6)に軸方向に移動しないように支持したことを特徴とする。
また本発明は、前記支柱(6)は、横方向に所定間隔を存して配列された前列を構成する複数の支柱(6)と、前列の支柱に対して該支柱ごとに後方に配置された後列を構成する複数の支柱(6)とから成り、前記台板(50)の両側に左右の各2本づつの支柱(6)に嵌合する嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を左右の各2本の支柱(6)に嵌合させ、前記台板(50)に取り付けたテーブル脚(54)を床面上に載置し、前記台板(50)の上下を前記左右各2本の支柱(6)の凹入部に固定したキャップスクリューのキャップで挟み、該台板(50)を前記左右各2本の支柱に軸方向に移動しないように支持したことを特徴とする。
また本発明は、棚板(66)の両側に嵌合凹部(68)を設け、該嵌合凹部(68)を左右に配置された支柱(6)に嵌合し、該棚板(66)を前記支柱(6)の凹入部に固定したキャップスクリューのキャップで支持したことを特徴とするものである。
図1は、本発明に係る棚の全体の正面図を示している。棚は、全体を縦方向に2分割した、棚上部2と、棚下部4とから成り、これを結合した構成となっている。棚下部4は、支柱6の1/2の長さの複数の分割支柱8aと、床板として用いられる帯板10aと、複数の棚板12とを主たる構成要素としている。
なお、棚板12及び帯板10a,10bは同一形状に限定されるものではなく、任意の形状とすることができる。
次に、棚の組立方法について説明する。
本発明は、ナット36,42で天井から床までのフィットする棚を構築できる。床から天井まで面で密着する棚は転倒しにくいという効果がある。
また、一組のキャップスクリューとナットで鉄芯を管体に押圧することで鉄芯と管体を固着し一体化し強固な支柱を形成することができ、且つ上下部の棚を結合でき、且つ棚板を支持するダボの用をなすという三重の働きを兼ねることができる。
本発明は、鉄芯は天板、床板に固定された鉄芯と上部管体内に仮止めされた移動可能な鉄芯とから構成される。移動可能の鉄芯を移動させ分割された管体をまたがってキャップスクリューで押圧されて一体化した支柱になる。また、鉄芯のない管体部分のキャップスクリューとナットはキャップスクリューのキャップとナットの間の管体を挟み込んで留まりダボの用をなす。
図16において、棚は、棚上部2と棚下部4とから成り、これらが結合され、各支柱6に、複数の棚板12が支持されている。この棚の構成は、図1に示す棚の構成と同一である。棚下部4の左右の支柱6,6間のスパンには、木製のテーブル用台板50が配置されている。台板50は左右の支柱6,6の間隔に合わせてU字形に切り込まれている。台板50の矩形状の取付部50aの左右の両側に各々、一対の嵌合凹部52が形成されている。台板50の前方部分50bの下面の両側には、2本のテーブル脚54,54が台板50に対して垂直に固定されている。
アジャスタ64の管体56の下端に対する距離は、管体56と他方の鉄芯58との固定を解除した状態で、ナット60を回すことにより、管体56の下端からの鉄芯58の突出量を変化させることで、調整することができる。
上記はアジャスタ64を支点とした、台板50のレベルの調整であるが、台板50を支点として脚部の長さを調整する場合は、管体56に対して他方の鉄芯58のキャップスクリューとナットによる固定を解除した状態で、他方の鉄芯58を管体56に対して軸方向にスライド移動させ、管体56の下端からの他方の鉄芯58の突出量を変化させ脚部の長さを調整する。このときナット60は、他方の鉄芯58の管体56に対するスライド移動の邪魔にならない位置に配置しておく。脚部の長さの調整が完了したらキャップスクリューとナットを用いて他方の鉄芯58を、管体56に固定する。また、ナット60を回してナット60を管体56の下端に平ワッシャ62を介して圧着する。
次に本発明の他の実施形態を図19及び20を参照して説明する。
棚の支柱間スパンに配置するための小型の棚板66を用意し、この棚板66の両側に、支柱用の嵌合凹部68を設けることで、棚の任意のスパンに小型の棚板66を簡単に取り付けることができる。この小型棚板66の取り付け方法は、上記したテーブルの台板50の取り付け方法と同一であり、図19は取り付け時において、小型棚板66を傾けた状態を示している。そのたの構成は図16に示す実施形態と同一なため、その説明を省略する。
4 棚下部
6 支柱
8a 分割支柱
8b 分割支柱
10 帯板
12 棚板
14 分割管体(アルミ押出材)
16 鉄芯(寸切ボルト)
18 凹入部
20 鉄芯保持部
22 ナット保持部
24 固定具
26 六角穴付きボルト(キャップスクリュー)
28 六角ナット
30 爪付きナット
32 支柱取付部
34 ナット
36 ナット
38 平ワッシャ
40 平ワッシャ
42 ナット
44 ナット
46 平ワッシャ
48 ナット保持部
50 台板
52 嵌合凹部
54 テーブル脚
56 管体
58 鉄芯
60 ナット
62 平ワッシャ
64 アジャスタ
66 棚板
68 嵌合凹部
Claims (10)
- 全体を縦方向に複数に分割した棚であって、鉄芯固定用のナット(30)が複数理設され、表面に複数の前記ナット(30)のねじ穴が開口する床板用の帯板(10a)と、鉄芯固定用のナット(30)が複数理設され、表面に複数の前記ナット(30)のねじ穴が開口する天板用の帯板(10b)と、外周部にねじが切られた複数本の鉄芯(16)と、内径部に鉄芯(16)をスライド自在に保持する鉄芯保持部(20)とナットをスライド自在に保持するナット保持部(22)が形成された複数の金属製の分割管体(14)と、前記分割管体(14)にスライド自在に嵌合するための穴を有する複数の棚板(12)と、キャップ(26a)を有するキャップスクリュー(26)と該キャップスクリュー(26)に螺合するナット(28)とを有し、該キャップスクリュー(26)の先端で前記分割管体(14)内の鉄芯(16)を前記鉄芯保持部(20)に押圧して鉄芯(16)を分割管体(14)に固定する固定具(24)とを備え、前記各分割管体(14)に、該分割管体(14)の全長にわたって延びる凹入部(18)を設け、該凹入部(18)の奥部側に前記鉄芯保持部(20)を形成し、前記凹入部(18)の開口部側に前記ナット保持部(22)を設け、前記床板用の帯板(10a)のねじ穴に、鉄芯(16)をねじ込んで床板用の帯板(10a)の表面に鉄芯(16)を垂直に固定し、前記天板用の帯板(10b)のねじ穴に、鉄芯(16)をねじ込んで天板用の帯板(10b)の表面に鉄芯(16)を垂直に固定し、前記床板用の帯板(10a)に固定された鉄芯(16)に嵌挿された分割管体(14)と、これに軸方向に接する分割管体(14)とを、一方の分割管体(14)側の鉄芯(16)の一部を、他方の分割管体(14)側の鉄芯保持部(20)に嵌挿し、該鉄芯(16)の嵌挿部分を前記固定具(24)によって前記他方の分割管体(14)の鉄芯保持部(20)に固定することにより一対の分割管体(14)(14)を互いに軸方向に結合して支柱(6)とし、前記棚板(12)を、前記支柱(6)の前記凹入部(18)に固定した固定具(24)のキャップ(26a)により前記支柱(6)の適所に支持したことを特徴とする棚。
- 前記天板用の帯板(10b)に固定される鉄芯(16)と、一対の分割管体(14)(14)を互いに軸方向に結合するための鉄芯(16)とを2本の鉄芯で構成し、該2本の鉄芯が前記一方の分割管体(14)に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の棚。
- 前記分割管体(14)に、前記凹入部(18)とは別に、ナット保持部(48)を設け、該ナット保持部(48)に固定した固定具(24)のキャップ(26a)により前記棚板(12)を前記分割管体(14)の適所に支持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の棚。
- 前記床板用の帯板(10a)に固定された鉄芯(16)に支柱昇降調整用ナット(36)を螺合し、該ナット(36)に前記他方の分割管体(14)の下端を係止した構成とし、前記ナット(36)を回転させることにより、該ナット(36)の鉄芯(16)に沿った昇降と連動して前記鉄芯(16)に対してフリー状態とした前記他方の分割管体(14)が鉄芯(16)に沿って昇降するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の棚。
- 前記天板用の帯板(10b)に固定された鉄芯(16)に鉄芯昇降調整用ナット(42)を螺合し、該ナット(42)を前記一方の分割管体(14)の上端に係止した構成とし、前記ナット(42)を回転させることにより、該ナット(42)に対して、前記分割管体(14)に対してフリー状態とした前記天板用の帯板(10b)に固定された鉄芯(16)が前記ナット(42)に案内されて軸方向に昇降するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の棚。
- 前記分割管体(14)がアルミニウムで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の棚。
- 台板(50)の両側に嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を左右に配置された支柱(6)に嵌合し、前記台板(50)の前方にテーブル脚(54)を設け、該テーブル脚(54)を床面上に載置し、前記台板(50)を前記支柱(6)の凹入部に固定したキャップスクリューのキャップで支持したことを特徴とする請求項1に記載の棚。
- 台板(50)の両側に嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を左右に配置された支柱(6)に嵌合し、前記台板(50)の前方にテーブル脚(54)を設け、該テーブル脚(54)を床面上に載置し、前記台板(50)の上下を前記支柱(6)の凹入部に固定したキャップスクリューのキャップで挟み、該台板(50)を前記支柱(6)に軸方向に移動しないように支持したことを特徴とする請求項1に記載の棚。
- 前記支柱(6)は、横方向に所定間隔を存して配列された前列を構成する複数の支柱(6)と、前列の支柱に対して該支柱ごとに後方に配置された後列を構成する複数の支柱(6)とから成り、前記台板(50)の両側に左右の各2本づつの支柱(6)に嵌合する嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を左右の各2本の支柱(6)に嵌合させ、前記台板(50)に取り付けたテーブル脚(54)を床面上に載置し、前記台板(50)の上下を前記左右各2本の支柱(6)の凹入部に固定したキャップスクリューのキャップで挟み、該台板(50)を前記左右各2本の支柱に軸方向に移動しないように支持したことを特徴とする請求項1に記載の棚。
- 棚板(66)の両側に嵌合凹部(68)を設け、該嵌合凹部(68)を左右に配置された支柱(6)に嵌合し、該棚板(66)を前記支柱(6)の凹入部に固定したキャップスクリューのキャップで支持したことを特徴とする請求項1に記載の棚。
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