JP2014147611A - Board case unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遊技機の制御に用いる制御基板を収容する基板ケースユニットに関する。 The present invention relates to a board case unit that houses a control board used for controlling a gaming machine.
ぱちんこ遊技機等の遊技機には、該遊技機に搭載された電子部品の作動を制御する制御
基板が設けられている。例えば、主制御基板ないしメイン制御基板と称される制御基板に
は、遊技機の制御ソフトウェアが書き込まれたROMが搭載され、遊技機の作動を統括的
に制御する中枢制御装置としての役割を有している。そのため、遊技機の制御基板は、偽
造ROMへの差し替えや不正回路の付加などの行為対象になりやすい。
A gaming machine such as a pachinko gaming machine is provided with a control board that controls the operation of an electronic component mounted on the gaming machine. For example, a control board called a main control board or a main control board is equipped with a ROM in which game machine control software is written, and has a role as a central control device for overall control of the game machine operation. doing. For this reason, the control board of the gaming machine is likely to be a target of action such as replacement with a counterfeit ROM or addition of an illegal circuit.
このような不正行為を防止して公正な遊技に供するため、制御基板は、ともに透明な樹
脂材料を用いて形成されたケース本体とその前方に開閉可能に装着されるケース蓋とから
なる基板ケース内に収容されている。また、基板ケースには、ケース本体に対してケース
蓋を閉止状態で装着したときに、ケース本体の側に形成した係合部とケース蓋の側に形成
した係合部とが係合連結することで基板ケースを閉止状態でロックし、ケース蓋(もしく
はケース本体)とその係合部との間を繋ぐ連結部をニッパ等の工具を用いて切り離さない
限り基板ケースを開放不能にする不正開放防止構造が設けられている(例えば、特許文献
1を参照)。
In order to prevent such dishonest act and provide a fair game, the control board is a board case comprising a case body formed of a transparent resin material and a case lid that can be opened and closed in front of the case body. Is housed inside. Further, when the case lid is attached to the case body in a closed state, the engagement portion formed on the case body side and the engagement portion formed on the case lid side are engaged and connected to the board case. In this way, the substrate case is locked in a closed state, and the connecting case that connects between the case lid (or case body) and its engaging portion is not opened with a tool such as a nipper. A prevention structure is provided (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、制御基板に対する不正行為は巧妙化しており、このような不正行為をよ
り確実に防止する対策が求められている。
However, fraudulent acts on control boards are becoming more sophisticated, and there is a need for measures to prevent such fraudulent acts more reliably.
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、制御基板に対する不正行為を
より確実に防止可能な基板ケースユニットを提供することを目的とする。
The present invention has been made in view of such a problem, and an object of the present invention is to provide a board case unit that can more reliably prevent an illegal act on a control board.
このような目的達成のために、本発明に係る基板ケースユニットは、第1ケース部材(
例えば、実施形態におけるボトムケース120)及び第1ケース部材に対して開閉可能に
取り付けられる第2ケース部材(例えば、実施形態におけるトップケース130)を備え
、第1ケース部材に対して第2ケース部材を開閉移動方向における閉止方向に相対移動さ
せて第2ケース部材を第1ケース部材に閉止状態で保持させて、当該閉止状態で第1ケー
ス部材及び第2ケース部材に囲まれて形成されるケース内部に制御基板(例えば、実施形
態における主制御基板41)を収容する基板ケースユニット(例えば、実施形態における
主制御基板ケースユニット100)であって、制御基板は、第1コネクタ(例えば、実施
形態における主基板側コネクタ413)を有して前記第1ケース部材及び前記第2ケース
部材のうちの一方に設けられる第1制御基板(例えば、実施形態における主制御基板41
)と、第2コネクタ(例えば、実施形態における子基板側コネクタ453)を有して第1
ケース部材及び第2ケース部材のうちの他方に設けられる第2制御基板(例えば、実施形
態における子基板45)とを備えて、第1コネクタと第2コネクタとを結合させることで
第1制御基板と第2制御基板とが電気接続されるように構成されており、第1ケース部材
に対して第2ケース部材を開閉移動方向における開放方向に相対移動させたとき、第1コ
ネクタ及び第2コネクタのうちの少なくとも一方を破壊する破壊手段(例えば、実施形態
における破壊突起134)を備えて構成される。
In order to achieve such an object, the substrate case unit according to the present invention includes a first case member (
For example, the
) And a second connector (for example, the sub
A second control board (for example, the
本発明によれば、制御基板に対する不正行為をより確実に防止することが可能である。 According to the present invention, it is possible to more reliably prevent fraudulent acts on the control board.
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係る基板
ケースユニットを備えた遊技機の代表例として、ぱちんこ遊技機PMの斜視図及び背面図
を図1及び図2に示しており、まず、この図を参照してぱちんこ遊技機PMの全体構成に
ついて説明する。
Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. As a representative example of a gaming machine provided with a substrate case unit according to the present invention, a perspective view and a rear view of a pachinko gaming machine PM are shown in FIGS. 1 and 2, and first, referring to this figure, the pachinko gaming machine PM The overall configuration will be described.
[ぱちんこ遊技機の全体構成]
始めに、図1を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの正面側の基本構造を説明する。ぱ
ちんこ遊技機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保
持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠を
なす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3により横開き開閉およ
び着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4
を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
[Overall configuration of pachinko machines]
First, the basic structure of the front side of the pachinko gaming machine PM will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 1, the pachinko gaming machine PM is configured with a rectangular frame size adapted to the front of the opening of the
Is always held in a closed state engaged and connected to the
前枠2には、この前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス枠5が上下のヒンジ機
構3を利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられ、施錠装置4を利用して常には
前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。前枠2には、遊技盤10が着脱可能にセット
保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラス5aを通して遊技盤10の正面
の遊技領域PAを視認可能に臨ませるようになっている。
On the
ガラス枠5の下部には遊技球を貯留する上下の球皿(上球皿6a及び下球皿6b)が設
けられ、下球皿6bの正面右側には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル7が設けられて
いる。ガラス枠5の前面側には、発光ダイオード(LED)やランプ等の電飾装置8や、
遊技の展開状態に応じて効果音を発生させるスピーカ9が設けられている。
Upper and lower ball trays (
A
図1では詳細な図示を省略しているが、遊技盤10は、ルータ加工等を施した矩形状の
積層合板に、所定の図柄が印刷されたセルを貼り付けて成型される化粧板を基板とし、上
下のレール飾りに囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成される。遊技領域PAには、多
数本の遊技釘、風車、中央飾り、遊技の進行状況に応じて所定の画像が表示される演出表
示装置、各種入賞口などの遊技構成部品が設けられ、遊技領域PAの下端部には入賞口に
落入することなく落下した遊技球を裏面側に排出するためのアウト口が遊技盤10を前後
に貫通して形成されている。
Although the detailed illustration is omitted in FIG. 1, the
続いて、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの背面側の基本構造を説明する。前
枠2の背面側には、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりも幾分小型の矩形枠状に
形成された基枠体をベースとしてなる裏セット盤30が、上下のヒンジ機構3を介して前
枠2後方に横開き開閉及び着脱が可能に連結されている。この裏セット盤30には、前面
開放の矩形箱状をなす裏セットカバー30Cが着脱自在に装着されており、常には前枠2
に取り付けられた遊技盤10の裏面側を覆って配設されている(これにより後述する主制
御基板ケースユニット100及び演出制御基板ケースユニット200が裏セットカバー3
0Cにより覆われる)。
Next, the basic structure of the back side of the pachinko gaming machine PM will be described with reference to FIG. On the back side of the
(The main control
Covered by 0C).
裏セット盤30の各部には、多数個の遊技球を貯留する球貯留タンク31、球貯留タン
ク31から右方に緩やかな下り傾斜を有して延びるタンクレール32、タンクレール32
の右端部に繋がり下方に延びる球供給通路部材33、球供給通路部材33により導かれた
遊技球を払い出す賞球払出ユニット34、賞球払出ユニット34から払い出された遊技球
を上球皿6に導くための賞球通路部材35などが設けられている。
Each part of the
A ball supply passage member 33 that extends to the right end of the ball and extends downward, a prize
遊技盤10の背面側には、ぱちんこ遊技機PMの作動を統括的に制御する主制御基板4
1(主制御基板ケースユニット100)や、遊技展開に応じた画像表示、効果照明、効果
音等の演出全般の制御を行う演出制御基板42(演出制御基板ケースユニット200)な
どが取り付けられている。これに対して、裏セット盤30の背面側には、遊技球の発射及
び払い出しに関する制御を行う払出制御基板43(払出制御基板ケースユニット300)
や、遊技施設側から受電して各種制御基板や電気・電子部品に電力を供給する電源基板4
4(電源基板ケースユニット400)などが取り付けられている。これらの制御基板とぱ
ちんこ遊技機PM各部の電気・電子部品とがハーネス(コネクタケーブル)で接続されて
、ぱちんこ遊技機PMが作動可能に構成されている。
On the back side of the
1 (main control board case unit 100), an effect control board 42 (effect control board case unit 200) for controlling the overall effects such as image display, effect lighting, and sound effects according to game development are attached. . On the other hand, on the back side of the back set
And a
4 (power supply board case unit 400) and the like are attached. These control boards and electrical / electronic components of each part of the pachinko gaming machine PM are connected by a harness (connector cable) so that the pachinko gaming machine PM can be operated.
ぱちんこ遊技機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島(設置枠台)に固定設置され、前枠
2、ガラス枠5等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿6aに遊技球を貯留させ
て発射ハンドル7を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル7が回動操
作されると、上球皿6aに貯留された遊技球が、ガラス枠5の背面側に配設される球送り
機構によって1球ずつ発射機構に送り出され、発射機構により遊技領域PAに打ち出され
て、以降パチンコゲームが展開される。
The pachinko gaming machine PM is used for a game in which the
[主制御基板ケースユニットの構成]
次に、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100の構成について図3及び図4
を追加参照して説明する。ここで、図3は主制御基板ケースユニット100の分解斜視図
、図4は主制御基板ケースユニット100におけるボトムケースとトップケースの斜視図
である。なお、以降の説明においては、説明の便宜のため、上下及び左右前後の方向は、
ぱちんこ遊技機PMへの取付状態での方向として、図3の状態を基準にして定義しており
、図3に示す矢印の方向をそれぞれ前後、左右、上下と称して説明する。
[Configuration of main control board case unit]
Next, the configuration of the main control
This will be described with additional reference. 3 is an exploded perspective view of the main control
The direction in the state of attachment to the pachinko gaming machine PM is defined with reference to the state of FIG. 3, and the directions of the arrows shown in FIG.
主制御基板ケースユニット100は、ぱちんこ遊技機PMにおける制御の中枢を担う前
述の主制御基板41と、主制御基板41を内部に収容する略矩形容器状の基板ケース11
0と、を主体として構成されている。なお、本実施形態において、基板ケース110には
、主制御基板41の他に、詳細後述する小基板45が収容されている。
The main control
0 is the main component. In the present embodiment, in addition to the
主制御基板41は、詳細図示を省略しているが、矩形形状のプリント配線板を基板とし
て、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411や抵抗、コンデンサ、コネクタ等
の電子・電気部品が実装されて構成されている。主制御基板41には、演出制御基板42
や払出制御基板43等とハーネスを介して電気接続するための接続コネクタ(図示せず)
が設けられている。この主制御基板41は、基板ケース110(後述するトップケース1
30)の内面側にビス止め固定される。
Although not shown in detail, the
Connector (not shown) for electrical connection to the
Is provided. The
30) and fixed to the inner surface side of the screw 30).
基板ケース110は、遊技盤10の背面に着脱されるボトムケース120と、このボト
ムケース120に着脱自在に取り付けられるトップケース130とを備えて構成されてお
り、ボトムケース120にトップケース130を装着した閉止状態で前後整合するケース
右端部及び左端部に、不正開放防止構造及び封印構造(共に詳細後述)が設けられている
。ボトムケース120及びトップケース130は、互いの開口同士を相対向させた閉止状
態で組み合わされて一体化される。ボトムケース120及びトップケース130は、共に
透明な樹脂材料(例えば、ポリカーボネート等)を用いて射出成形等の成形手段により形
成され、外部からでも基板ケース110内を視認可能に構成されている。
The
ボトムケース120は、底壁121a及びこの底壁121aの周縁から立設される上下
左右の側壁121bを有して全体として後面開放の矩形箱状に形成されたボトムケース本
体121と、ボトムケース本体121の右端部に一体的に形成されたボトム側ロック部1
22と、ボトムケース本体121の左端部に一体的に形成されたボトム側封印部123と
を有して構成される。ボトムケース本体121の上下の側壁121bには、底壁121a
からそれぞれ後方に向けて突出するボトム側スライド係合部121cが左右方向に並んで
複数形成されている。
The
22 and a bottom-
A plurality of bottom-side
トップケース130は、底壁131a及びこの底壁131aの周縁から立設される上下
左右の側壁131bを有して全体として前面開放の矩形箱状に形成されたトップケース本
体131と、トップケース本体131の右端部に連結部132bを介して一体的に繋がる
トップ側ロック部132と、このトップケース本体131の左端部に一体的に形成された
トップ側封印部133とを有して、ボトムケース120に対して左右方向にスライド装着
可能に構成されている。トップケース本体131の上下の側壁131bには、この側壁1
31bが延びる長手方向(左右方向)に沿って前面側に開口してボトムケース120のボ
トム側スライド係合部121cを受容可能な凹溝状のトップ側溝部131cが形成される
とともに、このトップ側溝部131c内においてボトムケース120のボトム側スライド
係合部121cと係合可能なトップ側スライド係合部131dが形成されている。トップ
ケース130には、主制御基板41のコネクタ(図示省略)の実装位置に対応して表裏貫
通するコネクタ挿抜口131eが形成されており、主制御基板41がトップケース130
に取り付けられた状態で、主制御基板41のコネクタがコネクタ挿抜口131eを通して
外部に露出し、演出制御基板42や払出制御基板43等とハーネス(コネクタケーブル)
を介して電気接続可能となる。
The
A concave groove-shaped
The connector of the
It becomes possible to make an electrical connection via.
ボトムケース120にトップケース130を組み付けるには、図4に示すように、ボト
ムケース120に対してトップケース130を左方に若干ずらした状態で前後方向に対向
させて、トップケース130のトップ側溝部131cにボトムケース120のボトム側ス
ライド係合部121cを挿入し、トップケース130を右方向(以下において「閉止方向
」とも称する)にスライド移動させることにより、ボトム側スライド係合部121cとト
ップ側スライド係合部131dとを係合させる。これにより、ボトムケース120とトッ
プケース130とが互いの開口同士を相対向させた閉止状態で取り付けられる。そして、
こうしてボトムケース120にトップケース130が組付けられた閉止状態において、前
後に位置整合するボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とにより不正開放防
止構造が構成されるとともに、同じく前後に位置整合するボトム側封印部123とトップ
側封印部133とによりケース封印構造が構成されている。さらには、基板ケース110
内に密閉状態で収容された主制御基板41及び子基板45に対してコネクタ破壊構造が構
成されている。それでは以下において、主制御基板ケースユニット100に設けられた、
不正開放防止構造、封印シール構造、コネクタ破壊構造、を順番に説明する。
To assemble the
In the closed state in which the
A connector destruction structure is configured for the
The unauthorized opening prevention structure, the seal seal structure, and the connector destruction structure will be described in order.
<不正開放防止構造>
不正開放防止構造は、いわゆるカシメ構造とも称されて、従来から知られている構成で
あり、種々の構成が適宜採用されているが、本実施形態では、図3等に示されているよう
に、ボトムケース本体121の右端部に設けられたボトム側ロック部122と、トップケ
ース本体131の右端部に連結部132bを介して設けられたトップ側ロック部132と
、ボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とを係合連結するためのロック部材
140と、を有して構成されている。
<Illegal opening prevention structure>
The unauthorized opening prevention structure is also referred to as a so-called caulking structure and is a conventionally known configuration, and various configurations are employed as appropriate. In this embodiment, as shown in FIG. The bottom
ボトム側ロック部122は、後方に向けて開口するボトム側ロック孔122aを有して
いる。トップ側ロック部132は、ボトム側ロック孔122aと前後に整合する位置に表
裏貫通して形成されたトップ側ロック孔132aを有している。カシメ部材140は、前
後に延びる軸部141と、この軸部141よりも大径の円盤状に形成された操作部142
と、軸部141に凹設されたピン収容孔(図示省略)内に設けられて軸部141の中心軸
と直交する方向に進退自在に支持された円筒状のロックピン143とを有している。ロッ
クピン143は、ピン収容孔内に設けられたバネ(図示省略)の反発力によってピン先端
部が軸部141の外方に突出するよう付勢配設されている。
The bottom
And a
かかる構成のカシメ構造において、基板ケース110が閉止されて、ボトム側ロック部
122とトップ側ロック部132とを前後に対向して重ね合わせた状態で、ロック部材1
40の軸部141を本体側ロック孔122a及び蓋側ロック孔132aに跨るように挿入
して、カシメ部材140をボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とに係合連
結されることで、ボトムケース120に対してトップケース130が閉止状態で取り外し
不能(開放不能)となる。なお、この状態から基板ケース110を開放するには、トップ
ケース本体131とトップ側ロック部132との間を繋ぐ連結部132bを切断し、ロッ
ク部材140を介してボトム側カシメ部122と係合連結した状態のトップ側カシメ部1
32をトップケース本体131から切り離せばよい。
In the caulking structure having such a configuration, the
40
32 may be separated from the
<封印シール構造>
封印シール構造は、従来から知られている構成であり、種々の構成が適宜採用されてい
るが、本実施形態では、図3等に示されているように、ボトムケース本体121の左端部
に一体的に繋がって形成されたボトム側封印部123と、トップケース本体131の左端
部に一体的に繋がって形成されたトップ側封印部133と、ボトム側封印部122に貼着
されて基板ケース110を封印する封印シール150と、基板ケース110の開放時に封
印シール140を破壊するカッター部材151と、から構成される。
<Sealed seal structure>
The sealing and sealing structure is a conventionally known configuration, and various configurations are appropriately employed. In this embodiment, as shown in FIG. 3 and the like, the
封印シール150は、例えば紙製のシート部材の表面に、ICチップ及びこれに繋がる
アンテナ線が透明な樹脂フィルムによって覆われて形成されており、ICチップに格納さ
れた種々の情報(例えば、ぱちんこ遊技機PMに関する情報、主制御基板41の識別情報
など)がアンテナ線を介して基板ケース110の外部からでもリーダ装置によって読み取
り可能となっている。封印シール150は、ボトム側封印部123にコ字状に折曲された
状態で貼着される。
The
カッター部材151は、ボトム側封印部122に貼着された封印シール150を覆うよ
うに装着される。このカッター部材151は、基板ケース110の閉止状態においてはボ
トム側封印部123に装着されて封印シール150を外方から包囲して保護する一方、基
板ケース110の開放時、すなわち、トップケース130をボトムケース120に対して
左方向(以下において「開放方向」とも称する)にスライド移動させるとき、トップ側封
印部133と協働して当該開放方向に移動することで、ボトム側封印部123に貼着され
た封印シール150を再生不能な程度に破壊するように構成されている。
The
ところで近年では、ゴト師による巧妙な手口によって不正開放防止構造および封印シー
ル構造に対して何ら痕跡を残すことなく基板ケース110が開放される事態が発生してい
る。基板ケース110が不正に開放されると、多量の賞球を不正に獲得するために、主制
御基板41に実装された正規の電子デバイス(ROM)411が抜き取られ、プログラム
が改竄された不正な電子デバイス(ROM)に交換されることで、主制御基板41が不正
な遊技に供されてしまうという問題がある。そこで、本実施形態では、このような不正行
為に対する予防を実効せしめるため、詳細次述するコネクタ破壊構造が設けられている。
By the way, in recent years, there has been a situation in which the
<コネクタ破壊構造>
それでは、本実施形態の特徴構成たるコネクタ破壊構造について、図5〜図11を追加
参照して説明する。ここで、図5はコネクタ破壊構造を示す分解斜視図、図6は基板ケー
ス110の閉止状態を示す断面図、図7は主制御基板41と子基板45とがコネクタを介
して接続された状態を示す斜視図、図8は主制御基板41と子基板45とがコネクタを介
して接続された状態を示す平面図、図9は図8における矢印IX−IXに沿って示す断面図、
図10はトップケースに主制御基板41を取り付けた状態を示す断面図、図11はボトム
ケース120に子基板45を取り付けた状態を示す断面図、である。なお、図5〜図11
では、説明の理解を容易にするため、ボトムケース120及びトップケース130を簡略
化して図示している(不正開放防止構造及び封印シール構造などの図示を省略している)
。
<Connector destruction structure>
Then, the connector destruction structure which is a characteristic configuration of the present embodiment will be described with reference to FIGS. 5 is an exploded perspective view showing the connector breaking structure, FIG. 6 is a cross-sectional view showing the closed state of the
10 is a cross-sectional view showing a state in which the
In order to facilitate understanding of the explanation, the
.
コネクタ破壊構造は、トップケース130に取り付けられる主制御基板41と、ボトム
ケース120に取り付けられる子基板45と、主制御基板41と子基板45とを電気接続
するための嵌合型コネクタC1と、トップケース130に設けられて基板ケース110の
開放時に嵌合型コネクタC1を破壊するための破壊突起134と、を主体として構成され
る。
The connector breaking structure includes a
主制御基板41は、前述したように、矩形形状のプリント配線板に、CPU、ROM及
びRAM等の電子デバイス411などの電子・電気部品が実装されて構成されている。図
5等では、電子デバイス(ICパッケージ)411をICソケット412を介して主制御
基板41に実装しているが、電子デバイス411を主制御基板41に直付けしてもよい。
主制御基板41には、トップケース130の底壁131aと対向する実装面側に、演出制
御基板42及び払出制御基板43等とハーネスを介して電気接続するための接続コネクタ
(図示せず)の他に、基板ケース110内に同じく収容される子基板45と電気接続する
ための主基板側コネクタ413が設けられている。主制御基板41は、トップケース13
0の内面側に凸設された四カ所のネジボス131fにビス止め固定される。
As described above, the
A connection connector (not shown) for electrically connecting the
Screws are fixed to the four
子基板45は、矩形形状のプリント配線板を基板として構成されており、その実装面側
には主制御基板41の主基板側コネクタ413と嵌合接続する子基板側コネクタ453が
設けられている。この子基板45はボトムケース120の内面側に凸設された2カ所のネ
ジボス121fにビス止め固定されるようになっており、基板ケース110が閉止された
状態において、主制御基板41と子基板45とは互いに隣接される位置関係で配置される
。
The
嵌合型コネクタC1は、主制御基板41の右端部に設けられたプラグコネクタとしての
主基板側コネクタ413と、子基板45の左端部に設けられたレセプタクルコネクタとし
ての子基板側コネクタ453と、からなる基板対基板コネクタであり、ボトムケース12
0にトップケース130をスライド装着する動作に対応して、両コネクタ413,453
が嵌合することで、基板同士が互いにボード・トゥ・ボード接続されるように構成されて
いる。
The fitting type connector C1 includes a main
Corresponding to the operation of sliding the
Are configured so that the boards are board-to-board connected to each other.
主基板側コネクタ413は、主制御基板41の実装面上に取り付けられるプラグハウジ
ング413aと、このプラグハウジング413aの幅方向に沿って整列状態で保持される
複数のコンタクト端子(図示せず)と、を備えて形成される。プラグハウジング413a
は、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成型されており、子基板側コネクタ452と対
向する右端部には突起状の嵌合凸部413bが形成されている。不図示のコンタクト端子
は、導電性の金属材料を用いて板状に形成されており、一端(接触部)が嵌合凸部413
bに圧入保持されて露出し、他端(リード部)が主制御基板41の配線パターン上に半田
付けにより接合されている。
The main
Is integrally molded using an electrically insulating material such as resin, and a protruding fitting
The other end (lead part) is joined to the wiring pattern of the
子基板側コネクタ453は、子基板45の実装面上に取り付けられるレセプタクルハウ
ジング453aと、このレセプタクルハウジング453aの幅方向に沿って整列状態で保
持される複数のコンタクト端子(図示せず)と、を備えて形成される。レセプタクルハウ
ジング453aは、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成型されており、主基板側コネ
クタ413と対向する左端部には嵌合凸部413bを受容する空間となる嵌合凹部453
bが形成されている。不図示のコンタクト端子は、導電性の金属材料を用いて板状に形成
されており、一端(接触部)が嵌合凹部453b内に突出保持され、他端(リード部)が
子基板45の配線パターン上に半田付けにより接合されている。主基板側コネクタ413
の嵌合凸部413bが子基板側コネクタ453の嵌合凹部453bに嵌合すると、不図示
のコンタクト端子同士が互いに接触接続されて、主制御基板41と子基板45とが電気的
に接続される。
The sub
b is formed. A contact terminal (not shown) is formed in a plate shape using a conductive metal material, and one end (contact portion) is protruded and held in the
When the fitting
かかる構成の主制御基板41及び子基板45において、主制御基板41には子基板45
との接続の有無を判別するための判別回路が形成されている。主制御基板41と子基板4
5とが嵌合型コネクタC1を介して接続されている状態では、子基板45から主制御基板
41へ定期的に所定の電気信号(ヘルスチェック信号)が入力されるため、主制御基板4
1において子基板45との接続状態が確認される。他方、主制御基板41と子基板45と
が嵌合型コネクタC1を介して接続されていない状態では、主制御基板41には子基板4
5からの所定の電気信号が途絶えるため、主制御基板41において子基板45との未接続
状態が確認される。このように主制御基板41は、子基板45からの所定の電気信号の入
力の有無に基づいて、子基板45との接続の有無を判別するわけであるが、子基板45と
の未接続状態では正常に動作しないように構成されている。すなわち、主制御基板41は
、嵌合型コネクタC1を介して子基板45と電気的に接続されていることを条件として正
常に動作可能となる回路構成となっている。
In the
A discrimination circuit for discriminating whether or not there is a connection is formed.
5 is connected to the
1, the connection state with the
Since the predetermined electric signal from 5 is interrupted, the unconnected state with the
従って、詳細後述するように、基板ケース110の開放時にコネクタを破壊できれば、
主制御基板41に不正な改造を付加したとしても、それ以降、主制御基板41と子基板4
5とが電気的に接続できなくなり、主制御基板41自体が動作不能となるため、該改造さ
れた主制御基板41が不正な遊技に供されることを未然に防止できることになる。そして
、基板ケース110の開放時に、嵌合型コネクタC1を破壊する役割を担うのが次述する
破壊突起134である。
Therefore, as will be described in detail later, if the connector can be destroyed when the
Even if unauthorized modification is added to the
5 cannot be electrically connected to each other, and the
破壊突起134は、トップケース130における底壁131aの内面側において主制御
基板41の近傍に配設されており、基板ケース110が閉止された状態で子基板側コネク
タ453と前後に略対峙する位置関係となって該コネクタ453に対して係止可能に構成
されている。破壊突起134は、トップケース本体131における底壁131aの内面側
に片持ち状に支持されてL字状に屈曲形成された弾性アーム134aと、この弾性アーム
134aの自由端側に突設された爪部134bとからなり、基板ケース110のスライド
方向と略直交する方向(前後方向)に弾性変形が可能である。爪部134bには、先端側
から基端側に向かって厚みが大きくなるように傾斜した傾斜面134cと、この係斜面1
34cの基端側に形成されて子基板側コネクタ453に係止可能な係止面134dとが、
連続的に繋がって形成されている。
The
A locking
It is formed by continuous connection.
この破壊突起134は、ボトムケース120に対してトップケース130を右方向(閉
止方向)にスライド移動させるときは、基板側コネクタ453の壁面に摺接して傾斜面1
34cの作用により基板側コネクタ453と離反する方向へ弾性変形することで該スライ
ド移動を許容する一方、ボトムケース120に対してトップケース130を左方向(開放
方向)にスライド移動させるときは、係止面134dが基板側コネクタ453の壁面に係
止することで該スライド移動を阻害する(その結果、無理やり基板ケース110を開放さ
せようとすると破壊突起134によって子基板側コネクタ453が破壊される)。
When the
When the
次に、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100を組み立てる際の作用につい
て図12を追加参照しながら説明する。ここで、図12は、コネクタ破壊構造の作用を説
明するための模式図である。
Next, the operation when assembling the main control
まず、主制御基板41をトップケース130の内面側において4カ所のネジボス131
fにビス止めするとともに、子基板45をボトムケース120の内面側において2カ所の
ネジボス121fにビス止めする。そして、ボトムケース120のボトム側封印部123
に封印シール150を貼着してから、これを覆うようにしてカッター部材151を装着す
る。
First, the
While screwing to f, the
After the
続いて、トップケース130をボトムケース120にスライド装着して、基板ケース1
10を閉止させる。このとき、図12(a)に示すように、ボトムケース120に対して
トップケース130を閉止方向にスライド移動させると、トップケース130の破壊突起
134が子基板側コネクタ453に当接して傾斜面134cの作用により該コネクタ45
3と離反する方向に押圧されることで、破壊突起134は弾性変形して撓んだ状態となる
。そして、図12(b)に示すように、トップケース130がボトムケース120に完全
にスライド装着されると、破壊突起134が子基板側コネクタ453を乗り越えたところ
で自身の復元弾性によって元の自由姿勢に復帰し、破壊突起134の爪部134bと子基
板側コネクタ453とが係合する。
Subsequently, the
10 is closed. At this time, as shown in FIG. 12A, when the
By pressing in a direction away from 3, the
こうして基板ケース110が閉止されると、主制御基板41と子基板45とが基板ケー
ス110内で左右に隣接した状態で収容されることとなる。ここで、ボトムケース120
に対するトップケース130のスライド方向と、主基板側コネクタ413と子基板側コネ
クタ453との嵌合方向とは一致しているため、ボトムケース120に対するトップケー
ス130のスライド装着動作に連動して主基板側コネクタ413と子基板側コネクタ45
3とがボード・トゥ・ボード接続され、主制御基板41と子基板45とが嵌合型コネクタ
C1を介して互いに接続された状態となる。
When the
Since the sliding direction of the
3 are board-to-board connected, and the
このように基板ケース110が閉止された状態で、ロック部材140の軸部141をボ
トム側ロック部122とトップ側ロック部132とに挿入し、このロック部材140を介
してボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とを係合連結させることで、ボト
ムケース120とトップケース130とが開放不能にロック固定される。そのため、トッ
プケース130の連結部132bを破壊してボトム側ロック部122と係合連結した状態
のトップ側ロック部132をトップケース本体131から切り離さない限りは、基板ケー
ス110が開放されることはない。
With the
こうして、基板ケース110に主制御基板41及び子基板45が一体的に組み付けられ
ることで、アッセンブリ化された主制御基板ケースユニット100が完成し、この主制御
基板ケースユニット100を一個の個体として遊技盤10の背面側に着脱が可能である。
このとき、基板ケース110内では、主制御基板41と子基板45とが嵌合型コネクタC
1を介して電気的に接続された状態となっており、前述したように、子基板45から所定
の電気信号(ヘルスチェック信号)が主制御基板41に入力されるので、主制御基板41
はROM(電子デバイス411)に格納されたプログラム等に基づき正常に動作が可能で
ある。
In this way, the
At this time, in the
1 and a predetermined electrical signal (health check signal) is input from the
Can operate normally on the basis of a program or the like stored in a ROM (electronic device 411).
また、このように主制御基板ケースユニット100が一体的に組み立てられると、基板
ケース110内に収容された主制御基板41への外部からのアクセスは困難である。ここ
で、封印シール150は、前述のように、ICチップ及びアンテナ線を実装しており、基
板ケース110の内部に保持された状態のままでも、ICチップに格納された各種情報(
例えば、ぱちんこ遊技機PMに関する情報、主制御基板41の識別情報等)を、基板ケー
ス110を開放することなくリーダによって外部から読み取り可能である。
Further, when the main control
For example, information regarding pachinko gaming machines PM, identification information of the
次に、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100において、基板ケース110
を開放する際の作用について説明する。
Next, in the main control
The action when opening the door will be described.
まず、基板ケース110を開放するには、不正開放防止構造におけるトップ側ロック部
132とトップケース本体131との間を繋ぐ連結部をニッパ等の工具を用いて切断し、
ロック部材140を介してボトム側ロック部122と係合連結された状態のトップ側ロッ
ク部132をトップケース本体131から切り離す。これにより、ボトムケース120と
トップケース130との連結が絶たれ、基板ケース110が開放可能な状態となる。
First, in order to open the
The top-
続いて、ボトムケース120に対してトップケース130を開放方向にスライド移動さ
せる。このとき、基板ケース110の内部では、図12(b)に示すように、トップケー
ス130の破壊突起134がボトムケース120の子基板側コネクタ453に係止されて
いるため(引っ掛かっているため)、ボトムケース120に対するトップケース130の
スライド移動が阻害される。この状態から、トップケース130を無理やりスライド移動
させると、破壊突起134から子基板側コネクタ453に対して一定以上の荷重が加わる
ため、破壊突起134に押圧されて子基板側コネクタ453が破壊されることとなる。こ
こで、子基板側コネクタ453が「破壊」するとは、子基板側コネクタ453自体が損傷
して、主基板側コネクタ413と嵌合不能もしくは電気接続不能となったり、ハウジング
413aやコンタクト端子(図示せず)に破損された痕跡が外観上認識できる程度に残存
する場合のほか、子基板側コネクタ453自体が損傷せずとも子基板45から分離して実
質的に主制御基板41と子基板45とが電気接続不能になる場合などを含むものである。
Subsequently, the
このように基板ケース110が開放されると、子基板側コネクタ453が確実に破壊さ
れてその痕跡が明瞭に残存するため、主制御基板ケースユニット100に対する不正なア
クセス行為を容易に発見することができる。更には、子基板側コネクタ453が破壊され
ると、主制御基板41と子基板45との電気的な接続状態が絶たれ、主制御基板41が動
作不能となるため、主制御基板41に対する不正な改造行為が未然に防止される(例えば
ROM交換等の改竄を行っても無駄になる)。
When the
なお、基板ケース110を開放した場合には、封印シール構造においても、封印シール
150がカッター部材151によって破壊されるため、封印シール150のICチップに
格納された各種情報が実質的に読み取り不能となり、この封印シール150においても基
板ケース110を開放した痕跡が残存されることとなる。
In addition, when the
以上、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100によれば、基板ケース110
が開放されたときに、トップケース130側に設けられた破壊突起134がボトムケース
120側に設けられた子基板側コネクタ453に接触して子基板側コネクタ453を破壊
することで、基板ケース110が不正に開放された痕跡を明瞭に残存させて該不正行為を
早期に発見することができるとともに、嵌合型コネクタC1を介する主制御基板41と子
基板45との電気的な接続状態が絶たれて主制御基板41自体が動作不能となるため、主
制御基板41に対する電子部品の交換や改造等の不正行為を未然に防止することが可能と
なる。従って、本実施形態によれば、不正行為の予防及び早期発見に寄与することが可能
になるという効果を奏する。
As described above, according to the main control
Is opened, the
また、基板ケース110を開放したときに、子基板側コネクタ453が破壊されること
で子基板45側はある程度の損傷を受けるものの、主制御基板41自体は何ら損傷を受け
ず再使用可能なため、不正開放行為に対する損害を最小限に抑えることが可能になる。
Further, when the
ところで、上述の実施形態では、主制御基板41と子基板45とを接続するための嵌合
型コネクタC1としてボード・トゥ・ボードコネクタを例示して説明したが、例えば可動
式コネクタなどの他のコネクタを適用してもよい。ここで、図13には、コネクタ破壊構
造の変形例として、可動式コネクタC2を適用した場合の模式図を示している。
By the way, in the above-described embodiment, the board-to-board connector is exemplified and described as the fitting connector C1 for connecting the
この変形例に係るコネクタ破壊構造は、図13に示すように、主制御基板41、子基板
45、可動式コネクタC2を主体として構成されており、破壊突起を構成要素としていな
い点で上述の実施形態とは相違している。なお、図13では、主制御基板ケースユニット
100から要部のみを抜き出して図示している。
As shown in FIG. 13, the connector destruction structure according to this modification is configured mainly with a
可動式コネクタC2は、主制御基板41の右端部に設けられたレセプタクルコネクタと
しての主基板側コネクタ414と、子基板45の左端部に設けられたプラグコネクタとし
ての子基板側コネクタ454と、からなる基板対基板コネクタである。可動式コネクタC
2としては、例えば、日本圧着端子製造株式会社製のプリント基板用コネクタ(1.25
FJコネクタ)などが適用される。
The movable connector C2 includes a main
2 is, for example, a printed circuit board connector (1.25 manufactured by Japan Crimp Terminal Manufacturing Co., Ltd.
FJ connector) is applied.
主基板側コネクタ414は、主制御基板41上に取り付けられるレセプタクルハウジン
グ414aと、このレセプタクルハウジング414aの幅方向に沿って整列状態で保持さ
れる複数のコンタクト端子(図示せず)と、を備えて形成される。レセプタクルハウジン
グ414aは、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成型されており、その内部には上方
及び右方に跨って開口する嵌合凹部414bが形成されている。不図示のコンタクト端子
は、導電性の金属材料を用いて形成されており、一端(接触部)が嵌合凹部414bに圧
入保持され、他端(リード部)が主制御基板41の配線パターン上に半田付けにより接合
されている。
The main board-
子基板側コネクタ454は、子基板45上に取り付けられるプラグハウジング454a
と、このプラグハウジング454aの幅方向に沿って整列状態で保持される複数のコンタ
クト端子(図示せず)と、を備えて形成される。プラグハウジング454aは、樹脂等の
電気絶縁性材料を用いて一体成型されており、子基板45に取り付けられるハウジングベ
ース部454bと、このハウジングベース部454bに軸支されて軸心X周りに揺動自在
に取り付けられた嵌合凸部454cと、を有して形成されている。不図示のコンタクト端
子は、導電性の金属材料を用いて形成されており、一端(接触部)が嵌合凸部に圧入保持
されて露出し、他端(リード部)が子基板45の配線パターン上に半田付けにより接合さ
れている。ここで、コンタクト端子は、嵌合凸部454cの揺動運動に合わせて変位でき
るものであれば、互いに相対動可能な二つの分割型のコンタクトを組み合わせたものであ
ってもよいし、弾性変形可能なコンタクトを用いてもよい。子基板側コネクタ454は、
嵌合凸部454cがハウジングベース部454bに対して、上方に起立した起立位置(図
13(a)を参照)と、この起立位置から略90度だけ傾倒された倒伏位置(図13(b
)を参照)と、の間で揺動変位が可能に構成されており、嵌合凸部454cを起立位置か
ら倒伏位置へ傾倒して、子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cを主基板側コネクタ
414の嵌合凹部414bに嵌合させることで、不図示のコンタクト端子同士が互いに接
触接続されて、主制御基板41と子基板45とが電気的に接続される。
The sub
And a plurality of contact terminals (not shown) held in an aligned state along the width direction of the
The raised position (see FIG. 13 (a)) where the fitting
))), And the fitting
また、トップケース130の底壁131aにおける子基板側コネクタ454と整合する
位置には、基板ケース110の外部からでも子基板側コネクタ454にアクセスして揺動
操作(傾倒操作)を可能とするための操作開口135が表裏貫通されている。これにより
、基板ケース110の閉止状態において、トップケース130の操作開口135を通じて
子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cを上下に揺動操作可能となり、この嵌合凸部
454cを起立位置から倒伏位置へ傾倒させて嵌合凹部414bと嵌合させることにより
、主基板側コネクタ414と子基板側コネクタ454とを接続することができる。なお、
この操作開口135は、主基板側コネクタ414と子基板側コネクタ454とを接続した
後、この操作開口135よりも幾分大きな遮蔽部材136によって閉鎖される。
Further, in order to enable the swing operation (tilt operation) by accessing the slave
The
次に、かかる構成のコネクタ破壊構造の作用を説明する。なお、不正開放防止構造及び
封印シール構造に関する作用については既述しているので、ここではその説明を省略する
。
Next, the operation of the connector destruction structure having such a configuration will be described. In addition, since the operation | movement regarding an unauthorized opening prevention structure and a seal seal structure has already been described, the description is abbreviate | omitted here.
まず、主制御基板41をトップケース130の内面側にビス止めするとともに、子基板
45をボトムケース120の内面側にビス止めする。このとき予め、図13(a)に示す
ように、子基板45上に実装された子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cを上方に
揺動させた起立位置に設定しておく。
First, the
そして、トップケース130をボトムケース120にスライド装着して、基板ケース1
10を閉止させると、主制御基板41と子基板45とが基板ケース110内で左右に隣接
した状態で収容されることとなる。このとき、主制御基板41と子基板45とは、互いに
近接した状態で略同一平面内に配置されており、主基板側コネクタ414と子基板側コネ
クタ454とは左右に対向配置されている。
Then, the
When 10 is closed, the
続いて、トップケース130の操作開口135から基板ケース110内に手指を入れて
、図13(b)に示すように、子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cを下方に揺動
させて起立位置から倒伏位置へ傾倒操作する。これにより、子基板側コネクタ454の嵌
合凸部454cが主基板側コネクタ414の嵌合凹部414bに嵌合され(コネクタ同士
が接続され)、主制御基板41と子基板45とが可動式コネクタC2を介して電気的に接
続されることとなる。
Subsequently, a finger is put into the
そして、図13(c)に示すように、トップケース130の操作開口135に遮蔽部材
136を被せて、例えば超音波溶着等の公知の溶着方法を用いて遮蔽部材136と操作開
口135の周壁部とを溶着接合することで、操作開口135が遮蔽部材136によって閉
鎖されるため、基板ケース110の外部から主制御基板41にアクセスすることは出来な
くなる。
And as shown in FIG.13 (c), the shielding
続いて、こうして組み立てられた基板ケース110を開放するには、ボトムケース12
0に対してトップケース130を開放方向にスライド移動させる。このとき、ボトムケー
ス120に対するトップケース130のスライド方向(左右方向)と、主基板側コネクタ
414に対する子基板側コネクタ454の抜去方向(略上下方向)と、は異なる方向とな
っているため、トップケース130を無理やりスライド移動させると、主基板側コネクタ
414に対して子基板側コネクタ454が抜去不能な方向(スライド方向)に引っ張られ
て、嵌合状態の両コネクタ414,454に一定以上の荷重が加わるので、主基板側コネ
クタ414及び子基板側コネクタ454の少なくとも一方が破壊されることとなる。
Subsequently, the bottom case 12 is used to open the
The
従って、この変形例に係るコネクタ破壊構造によれば、基板ケース110のスライド方
向とコネクタの嵌合・抜脱方向とが相互に異なり、基板ケース110が開放されたときに
、嵌合状態の可動式コネクタC2に一定以上の荷重が加わってコネクタ414,454が
破壊されるので、基板ケース110が不正に開放された痕跡を明瞭に残存させて該不正行
為を早期に発見することができるとともに、可動式コネクタC2を介した主制御基板41
と子基板45との電気的な接続状態が絶たれて主制御基板41自体が動作不能となるため
、主制御基板41に対する電子部品の交換や改造等の不正行為を未然に防止することが可
能となる。よって、本変形例においても、上述の実施形態と同様の効果、すなわち、不正
行為の予防及び早期発見に寄与することが可能になるという効果を奏する。
Therefore, according to the connector breaking structure according to this modification, the sliding direction of the
Since the
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲であれば適宜改良可能である。
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, If it is a range which does not deviate from the summary of this invention, it can improve suitably.
上述の実施形態では、主制御基板41をトップケース130に取り付け、子基板45を
ボトムケース120に取り付けているが、各基板の取り付け方は逆であってもよい。
In the above-described embodiment, the
また、上述の実施形態では、子基板45は所定の電気信号(ヘルスチェック信号)を主
制御基板41に出力する制御を司る制御基板として構成しているが、この構成に限定され
るものではなく、子基板45を主制御基板41のインターフェース基板等、他の制御基板
として構成してもよい。
In the above-described embodiment, the
また、上述の実施形態では、トップケース130の底壁131aに破壊突起134を突
出形成しているが、この構成に限定されるものではなく、トップケース131の側壁13
1bに破壊突起134を形成してもよい。
In the above-described embodiment, the
You may form the
また、上述の実施形態では、スライド開閉型の基板ケースユニットを例示して説明した
が、この構成に限定されるものではなく、例えばヒンジ開閉型などの他の基板ケースユニ
ットであってもよい。
In the above-described embodiment, the slide open / close type substrate case unit has been described as an example. However, the present invention is not limited to this configuration, and may be another substrate case unit such as a hinge open / close type.
また、上述の実施形態では、不正開放防止構造及び封印構造の両方を具備する基板ケー
スユニットを適用したが、この構成に限定されるものではなく、不正開放防止構造のみを
具備する基板ケースユニットであってもよい。
In the above-described embodiment, the substrate case unit having both the unauthorized opening prevention structure and the sealing structure is applied. However, the present invention is not limited to this configuration, and the substrate case unit has only the unauthorized opening prevention structure. There may be.
なお、上述の実施形態においては、本発明に係る基板ケースユニットをぱちんこ遊技機
の主制御基板ケースユニットに適用した場合を例示して説明したが、これに限定されるも
のではなく、演出制御基板ケースユニットや払出制御基板ケースユニットなどの他の基板
ケースユニット等に適用してもよく、更には、ぱちんこ遊技機以外の遊技機、例えばスロ
ットマシンの基板ケースユニットに適用しても同様の効果を得ることが可能である。
In the above-described embodiment, the case where the board case unit according to the present invention is applied to the main control board case unit of the pachinko game machine is described as an example, but the present invention is not limited to this, and the production control board It may be applied to other board case units such as a case unit and a payout control board case unit, and further, the same effect can be obtained when applied to a gaming machine other than a pachinko gaming machine, for example, a board case unit of a slot machine. It is possible to obtain.
PM ぱちんこ遊技機
1 外枠
2 前枠
5 ガラス扉
10 遊技盤
41 主制御基板(第1制御基板)
45 子基板(第2制御基板)
100 主制御基板ケースユニット(基板ケースユニット)
110 基板ケース
120 ボトムケース(第1ケース部材)
121 ボトムケース本体
130 トップケース(第2ケース部材)
131 トップケース本体
134 破壊突起(破壊手段)
413 主基板側コネクタ(第1コネクタ)
414 主基板側コネクタ(第1コネクタ)
453 子基板側コネクタ(第2コネクタ)
454 子基板側コネクタ(第2コネクタ)
45 Sub board (second control board)
100 Main control board case unit (board case unit)
110
121
131
413 Main board side connector (first connector)
414 Main board side connector (first connector)
453 Sub-board connector (second connector)
454 Sub-board connector (second connector)
Claims (3)
部材を備え、前記第1ケース部材に対して前記第2ケース部材を開閉移動方向における閉
止方向に相対移動させて前記第2ケース部材を前記第1ケース部材に閉止状態で保持させ
て、当該閉止状態で前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材に囲まれて形成されるケ
ース内部に制御基板を収容する基板ケースユニットであって、
前記制御基板は、第1コネクタを有して前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材の
うちの一方に設けられる第1制御基板と、第2コネクタを有して前記第1ケース部材及び
前記第2ケース部材のうちの他方に設けられる第2制御基板とを備えて、前記第1コネク
タと前記第2コネクタとを結合させることで前記第1制御基板と前記第2制御基板とが電
気接続されるように構成されており、
前記第1ケース部材に対して前記第2ケース部材を前記開閉移動方向における開放方向
に相対移動させたとき、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタのうちの少なくとも一方
を破壊する破壊手段を備えて構成されることを特徴とする基板ケースユニット。 A first case member and a second case member attached to the first case member so as to be openable and closable; and the second case member is moved relative to the first case member in the closing direction in the opening and closing movement direction. A substrate that holds the second case member in the closed state in the first case member, and that accommodates the control substrate in the case formed by being surrounded by the first case member and the second case member in the closed state A case unit,
The control board has a first connector and has a first control board provided on one of the first case member and the second case member, and a second connector. A second control board provided on the other of the second case members, and the first control board and the second control board are electrically connected by coupling the first connector and the second connector. Configured to be
And a breaker that breaks at least one of the first connector and the second connector when the second case member is moved relative to the first case member in the opening direction in the opening / closing movement direction. A board case unit comprising:
前記第1ケース部材に対して前記第2ケース部材を前記開放方向に相対移動させたとき
、前記一方のケース部材に設けられた前記破壊手段が前記他方のケース部材に設けられた
前記第2コネクタと接触することにより前記第2コネクタを破壊することを特徴する請求
項1に記載の基板ケースユニット。 Providing the destruction means in the one case member;
The second connector in which the destruction means provided in the one case member is provided in the other case member when the second case member is moved relative to the first case member in the opening direction. The board case unit according to claim 1, wherein the second connector is destroyed by contact with the board case.
結合及び抜去可能であり、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが結合した状態から前記第1ケース部材に対し
て前記第2ケース部材を前記開放方向へ相対移動した場合に、前記第1コネクタ及び前記
第2コネクタの少なくとも一方が破壊し得ることを特徴とする請求項1又は2に記載の基
板ケースユニット。 The first connector and the second connector can be coupled and removed from each other in a direction different from the opening / closing movement direction,
When the second case member is moved relative to the first case member in the opening direction from a state where the first connector and the second connector are coupled, at least one of the first connector and the second connector. The substrate case unit according to claim 1, wherein one of the substrate case units can be destroyed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013019096A JP2014147611A (en) | 2013-02-04 | 2013-02-04 | Board case unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013019096A JP2014147611A (en) | 2013-02-04 | 2013-02-04 | Board case unit |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014147611A true JP2014147611A (en) | 2014-08-21 |
Family
ID=51571164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013019096A Pending JP2014147611A (en) | 2013-02-04 | 2013-02-04 | Board case unit |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014147611A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018143612A (en) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 株式会社大一商会 | Game machine |
-
2013
- 2013-02-04 JP JP2013019096A patent/JP2014147611A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018143612A (en) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 株式会社大一商会 | Game machine |
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