JP2014147546A - 咀嚼機能評価材、咀嚼機能評価材の製造方法及び咀嚼機能評価方法 - Google Patents

咀嚼機能評価材、咀嚼機能評価材の製造方法及び咀嚼機能評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性が高く、かつ簡便に低コストで咀嚼機能を評価することができる咀嚼機能評価材、咀嚼機能評価材の製造方法及び咀嚼機能評価方法を提供する。
【解決手段】チューインガム板と、平均粒径が800μmないし3000μmのカルナバワックスからなる粒子と、からなり、前記粒子が、前記粒子の投影面積の合計の、前記チューインガム板の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%ないし30%である咀嚼機能評価材を咀嚼し、咀嚼によって前記粒子の噛み応えがなくなるときの咀嚼回数を測定することにより咀嚼機能評価値を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、咀嚼機能の評価を行うための咀嚼機能評価材、咀嚼機能評価材の製造方法及びこれを用いた咀嚼機能評価方法に関する。
咬合圧により潰れるのみで破砕されない、ほぼ均一な球状の咀嚼機能評価用の機能性微粒子を多数含有する人工食塊が知られている(特許文献1)。
グミゼリーの如く、咀嚼によって複数の咬断片に細分化することが可能な食材に、カロチン等の色素を含有した咀嚼機能検査用色素含有食品も知られている(特許文献2)。
特許文献1によれば、均一な球形微粒子に、潰れるのみで破砕されないという機械的特性を付与し、かつ咬合の緊密状態を定量値に反映できるようにするために、咀嚼する粒子の径は可能な限り小さくすることが望ましい。咀嚼機能評価用の機能性微粒子の最適例は、咬合圧で圧縮されるマイクロカプセルである。また、人工食塊の最適例はポリイソブチレン、たとえば市販のチューインガムである。
特許文献2によれば、グミゼリーは形状や寸法を均一化して製造することができるため、従来のピーナッツを用いた測定方法に比べて高い測定精度を得ることが出来る。又、咀嚼後のグミゼリー咬断片を乾燥させる必要がないため、従来のピーナッツを用いた測定方法に比べて短い時間で測定結果を得ることができる。
特許第2900947号公報 特開2008−220600号公報
本発明は、信頼性が高く、かつ簡便に低コストで咀嚼機能を評価することができる咀嚼機能評価材、咀嚼機能評価材の製造方法及び咀嚼機能評価方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の咀嚼機能評価材は、
チューインガム板と、
平均粒径が800μmないし3000μmのカルナバワックスからなる粒子と、
からなり、
前記粒子が、前記粒子の投影面積の合計の、前記チューインガム板の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%ないし30%である、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項2に記載の咀嚼機能評価材の製造方法は、
加熱された固定型に載置されたチューインガム板シートの一面上に、粒子を定数配置する第1の工程と、
前記第1の工程で前記粒子が定数配置された前記チューインガム板シートに、他のチューインガム板シートを重ねて圧着する第2の工程と、
前記圧着されたチューインガム板シートを予め定められた大きさに切断する第3の工程と、を含む、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の咀嚼機能評価材の製造方法において、
前記第1の工程が、前記チューインガム板シートの一面上に、液状に溶融され貯留されたカルナバワックスを液滴として連続的に飛摘して粒子を配置する、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項4に記載の咀嚼機能評価方法は、
チューインガム板と、
平均粒径が800μmないし3000μmのカルナバワックスからなる粒子と、
からなり、
前記粒子が、前記粒子の投影面積の合計の、前記チューインガム板の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%ないし30%である咀嚼機能評価材を咀嚼し、咀嚼によって前記粒子の噛み応えがなくなるときの咀嚼回数を測定することにより咀嚼機能評価値を得る、
ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、信頼性が高く、かつ簡便に低コストで、即時性を有して咀嚼機能を評価することができる咀嚼機能評価材を提供することができる。
請求項2及び3記載の発明によれば、信頼性が高く、かつ簡便に低コストで、即時性を有して咀嚼機能を評価することができる咀嚼機能評価材の製造方法を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、信頼性が高く、かつ簡便に低コストで、即時性を有して咀嚼機能を評価することができる。
(a)は咀嚼機能評価材1の一例を示す斜視図、(b)は縦断面模式図である。 粒子20の平均粒径とチューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)を表した図である。 (a)は咀嚼機能評価材1を製造する工程のフローチャート、(b)は咀嚼機能評価材1の製造工程を説明するための工程図である。 (a)は咀嚼機能評価材1を製造する工程で粒子20を配置するディスペンサSのブロック構成を示す図、(b)はディスペンサSのノズル部分の拡大断面模式図である。 粒子20のチューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する投影面積率と咀嚼機能評価材1A、1B、1Cを咀嚼して噛み応えがなくなるときの咀嚼回数との関係を示す図である。 咀嚼後の試料からチューインガム成分を除去して、球形の形状を維持している粒子20を計数し、その計数一致率(%)((1−計数2/咀嚼前の咀嚼機能評価材1に封入された粒子数)×100)を説明する図である。 咀嚼によって粒子20の噛み応えがなくなる咀嚼回数と不正咬合の程度との関係を示す図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施形態の具体例を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
尚、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)咀嚼機能評価材の構成
図1(a)は本実施形態に係る咀嚼機能評価材1の一例を示す斜視図、(b)は縦断面模式図、図2は粒子20の平均粒子径とチューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)を表した図である。以下、図面を参照しながら、咀嚼機能評価材(以降、評価材と記す)1の全体構成を説明する。
評価材1は全体が板ガム状で、糖質、着色料等を添加、混合した2枚のチューインガム板10の間に、球形の形状を有する粒子20が規定数量分散されて構成されている。
(1.1)チューインガム板
チューインガム板10は、ガムベース、糖質、着色料及びシード材からなり、常法による製造方法により形成される。
ガムベースは、例えば、チクル等の天然樹脂、ロジンのグリセリンエステルであるエステルガム、酢酸ビニル、ポリイソブチレンあるいはポリブテンなどの合成ゴム等が挙げられ、通常のチューインガムに使用するものが使用できる。ガムベースの配合量はチューインガム板10全体の10〜40重量%であり、好ましくは20〜30重量%である。
糖質としては、グルコースやマンノース等の単糖、スクロース、トレハロースやマルトース等の二糖、ラフィノースやスタキオノース等のオリゴ糖、キシリトール、エリスリトール、ソルビトール、マルチトール、パラチニットなどの糖アルコール等、通常チューインガムに使用するものを使用できる。
また、糖質の配合量はチューインガム板10全体の60〜90重量%であり、好ましくは70〜80重量%である。特にキシリトール、エリスリトール、ソルビトール、マルチトールから選択される1種以上の糖質が糖質全重量の80重量%以上であると流動状態を保持しやすい。
また、評価材1は、咀嚼されて、評価材1中に封入された粒子の噛み応えが無くなるときの咀嚼回数を評価値として、咀嚼の能力を判定するものである。従って、チューインガム板10全体は通常の咀嚼を阻害しない程度の重量範囲で形成されていることが好ましい。
評価材1を構成するチューインガム板10全体は、その重量が1gないし3gであることが好ましい。チューインガム板全体の重量が1gより少ない場合は、噛み応えが得られにくく、通常の咀嚼が行われにくい。又、チューインガム板全体の重量が3gより多い場合は、口腔内で初期的に噛み辛く、通常の咀嚼が行われにくい。
シード剤は、溶融した糖質を起晶させる増粘促進剤であり、得られるチューインガム板10に含有される糖質と同一の糖質結晶であるのが好ましい。また、シード剤の添加量の割合は、溶融した糖質に対して4〜30重量%が好ましい。
シード剤を添加しない場合は、カムベースと溶融した糖質が分離した状態のままであり、ガムベースと糖質が一体化したチューインガム板10を得ることができない。
チューインガム板10の板厚は、特に限定されるものではないが、1500μmないし2500μmが好適である。
2枚のチューインガム板10の間に平均粒径が800μmないし3000μmの粒子20が封入されて評価材1が形成される。そのために、板厚が1500μm未満であれば、評価材1として2枚のチューインガム板10が圧着されたときに、封入され粒子20を変形させる虞がある。
また、板厚が2500μmを超える場合は、評価材1としての全体の厚みが厚くなり、口中で咀嚼初期に異物として感じられる可能性が高くなり、好ましくない。
(1.2)粒子
粒子20は、評価材1として、咀嚼により粉砕、すり潰され、咀嚼されないときには球形の形状を維持している。また、口腔内で咀嚼されるために、人体に無害な材質である。
具体的には、カルナバワックス、パラフィンワックス、低分子量ポリエチレン、オレフィンとエチレンの共重合体ワックス、エチレン・酢酸ビニル共重合体ワックス、低分子量ポリプロピレンなどの低分子量ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ワックス、エチレン−アクリル酸共重合体ワックス、α−オレフィンとエチレンとの共重合体ワックス、及びエチレンビスアマイド等のポリオレフィン系ワックス、パラフィンワックス、グラフト化パラフィンワックス、モンタンワックス等の合成または天然のワックスを挙げることができる。
これらのうち好ましくは、融点が80°C以上90°C以下のワックス、具体的には融点が83°Cであるカルナバワックスが最も好ましい。
粒子20は、評価材1として、咀嚼により粉砕、すり潰されるが、咀嚼されない場合には球形の形状を維持している。
本実施形態の評価材1は、咀嚼されて、評価材1中に封入された粒子20の噛み応えが無くなるときの咀嚼回数を評価値として、咀嚼の能力を判定するものである。
そのために、粒子20は、一定以上の大きさが必要で、具体的には、平均粒径は800μmないし3000μm、好ましくは1000μmないし2500μm、より好ましくは1500μmないし2000μmである。
粒子20の平均粒径が800μm未満であれば、チューインガムと一緒に口腔内で咀嚼されても、歯触りに基づく咀嚼感を生じにくく評価値としての咀嚼回数を計数することが難しい。又、平均粒径が3000μmを越えるものは、噛み応えとは別の異物感が生じられる可能性が高くなり、いずれも咀嚼機能評価材として咀嚼機能の評価が難しくなる虞がある。
評価材1は、平均粒径が800μmないし3000μmのカルナバワックスからなる粒子20が、粒子20の投影面積の合計の、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%ないし30%、好ましくは1.5%ないし25%封入されている。
評価材1を用いた咀嚼機能評価方法の詳細については後述するが、平均粒径が小さい粒子20を封入した評価材1においては、咀嚼において歯触りに基づく咀嚼感を生じにくく、一定量の粒子20を封入することで、咀嚼感が発揮される。
具体的には、一例として、平均粒径が800μmの粒子20を短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、5個未満封入した場合には、咀嚼初期から噛み応えが得られない。平均粒径が800μmの粒子20の投影面積は0.005cmであり、5個未満ではその合計は0.025cm未満、すなわち、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%未満となる。
また、一例として、平均粒径が3000μmの粒子20を短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、20個封入した場合には、咀嚼初期から異物感が生じ、通常の咀嚼を行うことが難しくなる。平均粒径が3000μmの粒子20の投影面積は0.071cmであり、20個ではその合計は1.42cm、すなわち、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が55.8%となる。
粒子20の平均粒径とチューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)については、後述する。
(2)咀嚼機能評価材の製造方法
図3(a)は評価材1を製造する工程のフローチャート、(b)は評価材1の製造工程を説明するための工程図、図4(a)は評価材1を製造する工程で粒子20を配置するディスペンサSのブロック構成を示す図、(b)はディスペンサSのノズル部分の拡大断面模式図である。以下図面を参照しながら評価材1の製造方法を説明する。
(2・1)チューインガム板の準備工程
まず、チクル等の天然樹脂、ロジンのグリセリンエステルであるエステルガム、酢酸ビニル、ポリイソブチレンあるいはポリブテンなどの合成ゴム等をはじめとする原料を加熱混合してガムベースを製造する。これらの原料は1種類のみを用いてもよいし、2種類以上のガムベース原料を混合してもよい(S1)。
ステップ1で製造したガムベースに、グルコースやマンノース等の単糖、スクロース、トレハロースやマルトース等の二糖、ラフィノースやスタキオノース等のオリゴ糖、キシリトール、エリスリトール、ソルビトール、マルチトール、パラチニットなどの糖アルコール等のガム原料を混練機で混合し、柔らかい固まり状のチューインガムを作る(S2)。これらも1種類のみを添加してもよいし、2種類以上を添加して混合してもよい。
チューインガムはその後、押し出し機で再練りして均一にし、シート状にして押し出し、押し出し機から押し出されたシート状のチューインガムを、圧延ロールで圧延しチューインガム板10が切り出されるチューインガム板シート10aが成形される(S3)。尚、圧延は、予め定められた厚さになるまで数段階に分けて行ってもよい。
(2.2)粒子の載置工程
ステップ3で圧延され成形されたチューインガム板シート10aを予め加熱された固定型M1上に載置し、チューインガム板シート10aの上方から液状に溶融され貯留されたカルナバワックスを液滴として連続的に飛摘して粒子20を配置する(S4)。以下、ステップ4について、図4を参照しながら詳細に説明する。
図4(b)は、液状に溶融され貯留されたカルナバワックスを液滴として連続的に飛摘して粒子20を造粒するディスペンサSの断面模式図である。
ディスペンサSは、先端にノズル50を有するシリンジ60内の吐出される液体材料としての溶融カルナバワックスに、調圧されたエアを所望時間だけ印加する公知のエア式の吐出装置を用いることができる。
溶融カルナバワックスは、シリンジ60内に貯留され液状を保持する温度、例えば90°C以上に加熱されている。
エア源から供給される高圧空気をレギュレータ70で所望圧力に調圧し、エアチューブ80を介して密閉型のシリンジ60内に供給し、シリンジ60内の溶融カルナバワックスの上面に作用させノズル50より溶融カルナバワックスを吐出させる(図4(a)参照)。
ノズル50より吐出される溶融カルナバワックスを定量吐出することで、チューインガム板シート10aの上面に所望の平均粒径の粒子20を配置する。
具体的には、ノズル50より吐出される吐出圧力と吐出時間を調整して吐出される溶融カルナバワックスの吐出量が決定され、吐出と同時にチューインガム板シート10a表面とノズル50の先端との距離G1を予め定めた間隙に固定する。G1は、形成される粒子20の平均粒径によって予め定められ、コントローラ90の記憶部にテーブル値として記憶されている。そして、溶融カルナバワックスが固化して所望の粒子径を有するカルナバワックスの粒子20が形成される。
ディスペンサSのノズル50を固定型M1上に載置されたチューインガム板シート10aの上方でX方向及びY方向に移動させながら、カルナバワックスの液滴を連続的に飛摘してチューインガム板シート10aの一面側に予め定められた平均粒径の粒子20を予め定められた個数だけ配置する(S4)。
尚、配置される粒子20の個数は、粒子20の投影面積の合計の、チューインガム板シート10aの板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)に基づいて決定される。
(2.3)圧着工程
次に、粒子20が載置されたチューインガム板シート10aの上面に、予め成形された他のチューインガム板シート10aを載置した後、予め加熱された可動型M2で圧縮して2枚のチューインガム板シート10aが圧着される(S5)。
尚、チューインガム板シート10aの上面の半分の領域に粒子20を載置して、粒子20がその上面に載置されていない領域を折り曲げて圧着しても良い。
かかる圧着工程においては、固定型M1上のチューインガム板シート10a上に50°Cないし65°Cに加熱された蒸気を噴霧してチューインガム板シート10a同士の密着を促進することができる。
尚、噴霧される蒸気の温度が65°Cを超えて高温になると、封入される粒子20の融点が83°Cであるために、球形度が維持されない虞がある。
その後、可動型M2を開放して、2枚のチューインガム板シート10aの間に粒子20が規定数量配置された評価材シート1aを冷却する。
(2.4)切断工程
冷却された評価材シート1aの上方から回転刃である縦刃で縦方向に所定の幅で切断して複数の長尺な評価材小片にカットし、このカットされた評価材小片を直角方向に向きを変えて、上方から同じ回転刃である横刃で横方向に切断することによって、所望の大きさに切断された評価材1を得る(S6)。
尚、切断により評価材シート1aの上方から押圧力を受けても、30°C以下に冷却されていれば、型崩れすることがない。
(3)咀嚼機能評価方法
以下、本実施形態に係る咀嚼機能評価方法を説明するまえに、比較例の咀嚼機能検査方法の問題点について説明する。
(3.1)比較例の咀嚼機能検査方法
比較例の咀嚼機能検査方法によれば、咀嚼により微細に粉砕、すり潰され、咀嚼されないとき球形の形状を有する微粒子200を含有する人工食塊100をヒトに咀嚼させ、この咀嚼された人工食塊100を2枚のプレパラートの間に挟んで微粒子200の直径の厚さに圧延する。その後、2枚のプレパラートの間に圧延された人工食塊100中の残存する球形の形状を有する微粒子200を計数する。
人工食塊100は、咀嚼により微細に粉砕、すり潰され、咀嚼されないときは略均一な球形の形状を有する微粒子200として粒子径が約100μmないし500μmのカルナバワックスを球形微粒子に調整したものを、ポリイソブチレンに練和、含有させている。
具体的には、直径約250μmのカルナバ球状微粒子250gをポリイソブチレン1700gに加え、練和し、得られたガムを直径11mmの球形(0.6g)に整え、ガム状の咀嚼機能評価用の人工食塊100としている。カルナバワックスの比重は約1.0g/cmであり、1個の人工食塊100中には、約10000個の微粒子200が含有されていることになる。
係る人工食塊100が規定回数咀嚼され、2枚のプレパラートの間に挟んで微粒子200の直径の厚さに圧延される。そして、圧延された人工食塊100中に残存する球形の形状を有する微粒子200を直接計数して、その割合を算出すると、球形形状の微粒子200の残存率が得られ、それから破壊率が求められる。この値は、正常な咀嚼ができる健康人と不正咬合者間では大きな差があるために、これにより各個人の咀嚼の状態を評価することができる。
比較例の咀嚼機能検査方法において、粒子径が約100μmないし500μmのカルナバワックスを球形微粒子に調整するためには、精製カルナバワックスを、例えば表面改質機を用いて熱風中に分散噴霧して熱風により粒子を溶融させ、表面張力により球形化・成膜化・固定化を行った後急速冷却し、篩で分級する。
そのために、均一な球状カルナバワックス微粒子を得ることが難しく、規定重量の微粒子を規定重量のガム中に紺練分散せしめるが、粒子数は粒度分布に大きく影響され、1個の人工食塊100中に含有される微粒子数を正確に規定できない虞があった。
また、咀嚼された人工食塊100を2枚のプレパラートの間に挟んで微粒子200の直径の厚さに圧延して、2枚のプレパラートの間に圧延された人工食塊100中の残存する球形の形状を有する微粒子200を計数するためには、分解能の高い撮像装置等が必要になる。
そして、計数のための撮像に際しては、ガム中に残存する糖の影響で微粒子200の輪郭が不明瞭になってしまうために、予めガム中の糖分を丁寧に除去しなければならないという課題があった。
更に、咀嚼された人工食塊100を2枚のプレパラートの間に挟んで微粒子200の直径の厚さに圧延して、2枚のプレパラートの間に圧延された人工食塊100中の残存する球形の形状を有する微粒子200を計数するためには、特定の撮像装置及び計数装置等が必要であり、サンプル採取から咀嚼による微粒子200の破壊率という評価値を得るまでには複数の工程を経るために時間がかかり即時性がなく、かつ高コストであるという課題があった。
(3.2)本実施形態の咀嚼機能評価方法
本実施形態に係る咀嚼機能評価方法は、チューインガム板10と、平均粒径が800μmないし3000μmのカルナバワックスからなる粒子20と、からなり、粒子20が、粒子20の投影面積の合計の、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%ないし30%である評価材1を咀嚼し、咀嚼によって粒子20の噛み応えがなくなるときの咀嚼回数を測定することにより咀嚼機能の評価を行う。
以下に製造例、試験例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
「製造例1」
ガムベースとしてチクルガム22重量部、糖質としてキシリトール粉砕品40重量部、マルチトール粉砕品23重量部、水飴4重量部、シード材としてのキシリトール粉砕品6.67重量部、他香料等をニーダーに投入し混合してチューインガムとした。このチューインガムを押出し成形し、ロールで圧延し適宜裁断してチューインガム板シート10aとした後、予め加熱された固定型M1上に載置し、チューインガム板シート10aの上方から溶融カルナバワックスを液滴として連続的に飛摘して平均粒径1000μmの粒子20を配置した。
粒子20は2枚のチューインガム板シート10aが圧着され咀嚼機能評価材小片として切断されるチューインガム板10の板厚方向における単位面積に対して配置される粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)が1%ないし30%の範囲内となるように配置した。
具体的には、短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積2.53cm、チューインガム板重量0.5g)に対して、ディスペンサSを用いて平均粒径1000μmの粒子20をそれぞれ5個、10個、20個配置し、他のチューインガム板10を重ねて圧着した。この評価材1Aを後述する試験例で使用した。
「製造例2」
上記製造例1のチューインガム板シート10aに平均粒径1500μmの粒子20を、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対して配置される粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)が1%ないし30%の範囲内となるように配置した。
具体的には、短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、ディスペンサSを用いて平均粒径1500μmの粒子20をそれぞれ5個、10個、20個配置した。この評価材1Bを後述する試験例で使用した。
「製造例3」
上記製造例1のチューインガム板シート10aに平均粒径2000μmの粒子20を、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対して配置される粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)が1%ないし30%の範囲内となるように配置した。
具体的には、短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、ディスペンサSを用いて平均粒径2000μmの粒子20をそれぞれ5個、10個、20個配置した。この評価材1Cを後述する試験例で使用した。
「製造例4」
上記製造例1のチューインガム板シート10aに平均粒径500μmの粒子20を、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対して配置される粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)が0.8%ないし30%の範囲内となるように配置した。具体的には、短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、ディスペンサSを用いて平均粒径500μmの粒子20を10個ないし50個配置した。この評価材1Dを後述する試験例で使用した。
「製造例5」
上記製造例1のチューインガム板シート10aに平均粒径3000μmの粒子20を、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対して配置される粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)が1%ないし60%の範囲内となるように配置した。具体的には、短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、ディスペンサSを用いて平均粒径3000μmの粒子20をそれぞれ5個、10個、20個配置した。この評価材1Eを後述する試験例で使用した。
「試験例」
図2に示す構成となった評価材1のそれぞれについて、下記評価法によりそれぞれの評価材1を咀嚼し、咀嚼によって粒子20の噛み応えがなくなるときの咀嚼回数を咀嚼機能評価値として評価した。
「評価法」
パネラー50名に各評価材1を噛んでもらい、下記評価基準で官能評価した。
(1)パネラー:不正咬合の程度を判別する能力の高さを確認するために、パネラー50名を各10名ずつ、不正咬合の状態が重度の被験者グループA、不正咬合の状態が中等度の被験者グループB、不正咬合の状態が軽度の被験者グループC及び口腔内が正常な被験者グループD、Eに対して、事前の了解を得て、咀嚼試験を行なった。
(2)計数1(回):評価材1を咀嚼し、咀嚼によって粒子20の噛み応えがなくなるときの咀嚼回数を計数する。
(3)計数2(個):咀嚼後の試料からチューインガム成分を除去して、球形の形状を維持している粒子20を計数する。
(4)計数一致率(%):(1−計数2/咀嚼前の評価材1に封入された粒子数)×100
平均粒径が500μmの粒子20をそれぞれ10個ないし50個封入した評価材1Dでは、咀嚼の初期から噛み応えがなく、咀嚼機能評価のための評価値を得ることができなかった。
また、平均粒径が3000μmの粒子20をそれぞれ5個、10個、20個封入した評価材1Eでは、例えば粒子を20個配置して投影面積率が55.8%となった評価材1Eにおいて、咀嚼初期から異物感が生じ、通常の咀嚼を行うことが難しくなった。そのために、咀嚼機能評価のための評価値を得ることができなかった。
図5は、粒子20のチューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する投影面積率と評価材1A、1B、1Cを咀嚼して噛み応えがなくなるときの咀嚼回数との関係を示す試験結果である。
図中、投影面積率が1.6%、3.1%、6.2%の評価材1は、具体的には製造例1に係る評価材1Aである。すなわち、短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、ディスペンサSを用いて平均粒径1000μmの粒子20をそれぞれ5個、10個、20配置したものである。
例えば、投影面積率が1.6%の評価材1を用いた試験において、不正咬合の状態が重度の被験者グループA、不正咬合の状態が中等度の被験者グループB、不正咬合の状態が軽度の被験者グループCの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ30回、21回、18回となり、いずれもパネラー全体における咀嚼回数の平均値(Ave)16.8回を上回った。
一方、口腔内が正常な被験者グループD、Eの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ9回、6回となり、いずれもパネラー全体における咀嚼回数の平均値16.8回を下回った。
図中、投影面積率が3.5%、7.0%、14.0%の評価材1は、具体的には製造例2に係る評価材1Bである。すなわち、短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、ディスペンサSを用いて平均粒径1500μmの粒子20をそれぞれ5個、10個、20配置したものである。
例えば、投影面積率が3.5%の評価材1Bを用いた試験において、不正咬合の状態が重度の被験者グループA、不正咬合の状態が中等度の被験者グループB、不正咬合の状態が軽度の被験者グループCの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ20回、12回、12回となり、口腔内が正常な被験者グループD、Eの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ11回、6回となった。パネラー全体における咀嚼回数の平均値12.2回であった。
投影面積率が7.0%の評価材1Bを用いた試験において、不正咬合の状態が重度の被験者グループA、不正咬合の状態が中等度の被験者グループB、不正咬合の状態が軽度の被験者グループCの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ46回、18回、25回となり、口腔内が正常な被験者グループD、Eの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ16回、10回となった。パネラー全体における咀嚼回数の平均値23回であった。
投影面積率が14.0%の評価材1Bを用いた試験において、不正咬合の状態が重度の被験者グループA、不正咬合の状態が中等度の被験者グループB、不正咬合の状態が軽度の被験者グループCの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ75回、59回、40回となり、口腔内が正常な被験者グループD、Eの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ21回、14回となった。パネラー全体における咀嚼回数の平均値41.8回であった。
図中、投影面積率が6.2%、12.4%、24.8%の評価材1は、具体的には製造例3に係る評価材1Cである。すなわち、短辺13.3mm、長辺19mm、厚み1.5mmのチューインガム板10(厚み方向の投影面積が2.53cm)に対して、ディスペンサSを用いて平均粒径2000μmの粒子20をそれぞれ5個、10個、20配置したものである。
投影面積率が24.8%の評価材1Cを用いた試験において、不正咬合の状態が重度の被験者グループA、不正咬合の状態が中等度の被験者グループB、不正咬合の状態が軽度の被験者Cグループの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ80回、41回、32回となり、口腔内が正常な被験者グループD、Eの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ23回、19回となった。パネラー全体における咀嚼回数の平均値39回であった。
尚、図5に示すように、各製造例において、平均粒径1000μmの粒子20を20個配置した評価材1Aの投影面積率と、平均粒径2000μmの粒子20を5個配置した評価材1Cの投影面積率は、ともに6.2%である。
この評価材1A(平均粒径1000μm、投影面積率6.2%)を用いた試験において、被験者グループA、被験者グループB、被験者グループCの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ37回、20回、15回となり、被験者グループD、Eの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ25回、25回となった。
一方、この評価材1C(平均粒径2000μm、投影面積率6.2%)を用いた試験において、被験者グループA被験者グループB、被験者グループCの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ53回、18回、15回となり、被験者グループD、Eの場合は、咀嚼回数の平均値がそれぞれ6回、7回となった。
すなわち、評価材1として平均粒径が1000μmの粒子20を配置した評価材1Aを用いた試験に比して、2000μmの粒子20を配置した評価材1Cを用いた試験の場合が、咀嚼機能評価値としての咀嚼回数がより得やすい結果となった。
図6には、それぞれの試験において、咀嚼後の試料からチューインガム成分を除去して、球形の形状を維持している粒子20を計数した結果から、その計数一致率(%)((1−計数2/咀嚼前の評価材1に封入された粒子数)×100)を示した。
本試験結果によれば、いずれにおいても、計数一致率は90%以上であり、咀嚼によって粒子20の噛み応えがなくなるときには、評価材1中に封入された粒子20が球形の形状を維持して略残存していないことになる。
図7は、評価材1が咀嚼によって粒子20の噛み応えがなくなる咀嚼回数と被験者グループとの関係を示す。
図7によれば、封入される粒子20の平均粒径ごとに、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対して、粒子20の投影面積の合計の比率(投影面積率)が1%ないし30%となるように配置した評価材1においては、咀嚼して噛み応えがなくなるまでの咀嚼回数は被験者の不正咬合の程度と相関があることが判る。
従って、平均粒径が800μmないし3000μmのカルナバワックスからなる粒子20の投影面積の合計の、チューインガム板10の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%ないし30%である評価材1を咀嚼し、咀嚼によって粒子20の噛み応えがなくなるときの咀嚼回数を測定することにより咀嚼能力の評価を行うことができる。
本実施形態に係る咀嚼機能評価方法によれば、咀嚼機能評価材1を咀嚼して、粒子20の噛み応えがなくなるときの咀嚼回数によって、例えば予め定められた、口腔内が正常な場合の咀嚼回数と比較することによって、簡便にかつ低コストで、即時性を有して咀嚼機能を評価することができる。
また、不正咬合が有る場合に、咀嚼機能評価材1を用いて、継続的に咀嚼機能を測定・評価することで、不正咬合の改善のための評価値を定量的に得ることができる。
本実施形態に係る咀嚼機能評価材1の製造方法によれば、ディスペンサSのノズル50より吐出される溶融カルナバワックスを定量吐出することで、特別の造粒装置を用いることなく粒子20を形成し、チューインガム板シート10aの上面に所望の平均粒径の粒子20を定数配置することができる。
そのために、チューインガム中に、予め定められた粒子径の粒子20を予め定められた数だけ封入することができ、信頼性が高く、かつ簡便に低コストで咀嚼機能を評価することができる咀嚼機能評価材1を提供することができる。
1・・・咀嚼機能評価材
100・・・人工食塊
1a・・・咀嚼機能評価材シート
10・・・チューインガム板
10a・・・チューインガム板シート
20・・・粒子
200・・・微粒子
50・・・ノズル
60・・・シリンジ
70・・・レギュレータ
80・・・エアチューブ
90・・・コントローラ
M1・・・固定型
M2・・・可動型
S・・・ディスペンサ

Claims (4)

  1. チューインガム板と、
    平均粒径が800μmないし3000μmのカルナバワックスからなる粒子と、
    からなり、
    前記粒子が、前記粒子の投影面積の合計の、前記チューインガム板の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%ないし30%である、
    ことを特徴とする咀嚼機能評価材。
  2. 加熱された固定型に載置されたチューインガム板シートの一面上に、粒子を定数配置する第1の工程と、
    前記第1の工程で前記粒子が定数配置された前記チューインガム板シートに、他のチューインガム板シートを重ねて圧着する第2の工程と、
    前記圧着されたチューインガム板シートを予め定められた大きさに切断する第3の工程と、を含む、
    ことを特徴とする記載の咀嚼機能評価材の製造方法。
  3. 前記第1の工程が、前記チューインガム板シートの一面上に、液状に溶融され貯留されたカルナバワックスを液滴として連続的に飛摘して粒子を配置する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の咀嚼機能評価材の製造方法。
  4. チューインガム板と、
    平均粒径が800μmないし3000μmのカルナバワックスからなる粒子と、
    からなり、
    前記粒子が、前記粒子の投影面積の合計の、前記チューインガム板の板厚方向における単位面積に対する比率(投影面積率)が1%ないし30%である咀嚼機能評価材を咀嚼し、咀嚼によって前記粒子の噛み応えがなくなるときの咀嚼回数を測定することにより咀嚼機能評価値を得る、
    ことを特徴とする咀嚼機能評価方法。
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