JP2014146900A - 1連のビット列記録回路およびそれを用いたツリー状リング網 - Google Patents

1連のビット列記録回路およびそれを用いたツリー状リング網 Download PDF

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Abstract

【課題】可変ビット長のハッシュ値が同じになる複数キーを別々に正確に記録できる1連のビット列記録回路を提供する。
【解決手段】ツリー状多段リング網の各リングノードに、ドロップアドレスメモリと、ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記憶する子の1連のビット列記録回路を持ち、最上位リングの親ノードにメールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記憶する親の1連のビット列記憶回路を持ち、最下位リングには、端末とメールサーバまたはWebサーバを接続した構成とする。メールサーバまたはWebサーバは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値を、親の1連のビット列記憶回路に記録した記録ビット長で記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名をビット列に変換した1連のビット列のハッシュ値の1連のビット列記録回路およびそれを用いたツリー状リング網に関する。
ハッシュ値の1連のビット列記録回路の従来技術としては、特開2002−334114「テーブル管理方法及び装置」がある。この従来例を図8により説明する。
図8において、900は受信MACアドレス、901はCRC等のハッシュ関数、902はハッシュ値であるエントリテーブル903のアドレス指定ビット(10ビット)、エントリテーブル903は、受信MACアドレスをそのハッシュ値アドレスに収容するテーブルであり、この例では、B1,B2,B3,B4の4つのテーブルがあり、各エントリ903は、MACアドレス8ビット、ポート番号等が格納さる。904は、アドレスビット902により読み出された登録MACアドレス8ビット、905、906,907,908は、B1,B2,B3,B4の各エントリテーブルからアドレス902により読み出されたMACアドレス8ビットと受信MACアドレス8ビット(909)の比較器であり、910は、各比較器出力のOR回路であり、911はその出力の一致検出信号である。
以下に動作を説明する。受信ソースMACアドレス900のハッシュ値のアドレスビット902で指定された4つのエントリテーブルのアドレス位置の格納エントリにあるMACアドレスの内に受信MACアドレスと一致するものが無く、格納されていないエントリエリアがあれば、その位置に受信ソースMACアドレス8ビットとそのポート番号を書き込み、指定されたエントリテーブルのアドレス位置に格納されているどれかのMACアドレスが受信MACアドレスと一致する場合には、そのままとし、一致するものが無く、エントリテーブルに空きが無い場合には、再ハッシュが発生し、格納エントリMACアドレスを受信MACアドレスに変更する。
さらに、そのパケットのデスティネーションMACアドレスのハッシュ値のアドレスビット902で指定されたエントリテーブルのアドレス位置にMACアドレスが格納されていなければ、そのパケットはunknownパケットとして、フラッディングする。一方、格納されていれば、その4つのMACアドレスと受信デスティネーションMACアドレスを比較し、一致するものがある場合には、そのアドレス位置に共に格納されているポート番号にそのパケットを送出し、一致しなければ、unknownパケットとして、フラッディングする。
次に、従来のリング技術について述べる。従来のリング技術として、従来のL2SW等のMACスイッチを用いたEASP, MRP, MMRP2等のリングが提案されているが、これらはすべて、ループができないように、リングフローを切るポイントがリング上に存在していた。
これに対して、リング上のパケット転送を、パケットに、リングへのパケットのADDノードのMACアドレスと、リングからDROPするノードのMACアドレスを端末MACヘッダに付けることにより、カプセル化するとともに、リング上を周回するパケットが送信元のADDリングノードに戻った場合には、そのパケットを廃棄する機能を持つことにより初めて、MACリング転送を実現したRPRが提案され、標準化されている。
そのリング網は、IEEE802.17 RPR(Resilient Packet Ring)である。この従来技術の実施例として、特許文献1特開2009−77285号公報(パケットリングネットワークシステム、およびフォワーディングデータベース管理方法)等がある。これらのRPRは、従来問題になっていたループによる輻輳ストームを解決した。
リングに適用する従来のMAC形動作をするノード装置として図9に示す従来のMACSWがある。図9において、符号305,306はノード装置、符号300、301はそこで使われる各ポートに入力するパケットのソースアドレスとその入力ポートとを記録したMACアドレステーブル、符号302は右回りリング伝送路、符号303は左回りリング伝送路、符号304は入力パケットのヘッダ読み取り回路、符号307,308は、ADD伝送路のポート、309,310はリング伝送路のポートである。
各ヘッダ読み取り回路およびリング伝送路へのパケット合流点に必要なバッファは図では省略されている。各ポートに入力するパケットのデスティネーションアドレスがMACアドレステーブル300,301にあれば、そのアドレスとともに書かれているポートに出力し、なければunknownパケットとして、コピーしてすべてのポートに出力する。図中、MACCD,MACBA,MACAB,MACDCの表示のMACの後の英文字CD,BA等は、デスティネーションアドレスが、C,Bであり、ソースアドレスがD,Aであることを示す。
右側のノードのポート2(308)に到着したパケットMACBAは、MACアドレステーブル301のデスティネーションアドレスMACBの出力先ポートであるポート4(310)に繋がる左回りリング伝送路303に(1)MACBAとして、送出され、左側のノードのMACアドレステーブル300にあるデスティネーションアドレスMACBの出力先ポートであるポート2(308)に(2)MACBAとしてドロップされる。
一方、その対向フローである左側のノードのポート2(308)に到着したパケットMACABは、MACアドレステーブル11(300)のデスティネーションアドレスMACAの出力先ポートであるポート3(309)に繋がる右回りリング伝送路302に(3)MACABとして、送出され、右側のノードのMACアドレステーブル301にあるデスティネーションアドレスMACAの出力先ポートであるポート2(308)に(4)MACABとしてドロップされる。(5)、(6)MACCD,および(7)、(8)MACDCの動作も同様である。
次に、従来技術のRPRのリング動作を図10に示す。図10は0系リング伝送路321と1系リング伝送路320上にノードA(322),B(323),C(324),D(325)の4つのリングノードを持ち、各リングノードは、そのリングノード識別番号として、それぞれ、MACソースアドレスであるMACA,MACB,MACC,MACDを持ち、ノードAには、端末H(330),ノードBには端末F(331),ノードCには、端末G(332)が接続されている。端末H(330)のMACソースアドレスはMACHであり、ソースアドレスはIPHであり,端末FのMACソースアドレスはMACFであり、ソースアドレスはIPFであり,端末GのMACソースアドレスはMACCであり、ソースアドレスはIPCである。
このリング上でのパケット伝送は、端末から到着したパケットに、リング上でそのパケットを転送するために必要なノードMACソースアドレスとノードMACデスティネーションアドレスを持つMACヘッダを付け加えて、行われる。そのための端末MACヘッダにノード間転送用のノードMACヘッダを付けるために必要なヘッダ変換テーブルを各ノードのリングに上がる入り口で持っている。
その変換テーブルは、各端末からノードに最初に到着した時に学習して持つ必要がある。これは端末から到着するARPパケットにより行われるもので、この従来例の図はその動作を示したものである。以下にその動作を示す。
端末H(330)から、端末F(331)宛ての端末FへのIPデスティネーションアドレスであるIPFを持ち、MACデスティネーションアドレスがオール1であり、端末HのMACソースアドレスであるMACHとソースアドレスであるIPHを持つ、ARPパケット(1)ARP,MAC,all1,H,IPF,Hが、リングノードA(322)に到着した場合、ノードA(22)は、そのパケットの宛先が分からないため、そのMACパケットに、ブロードキャストパケット表示であるオール1のMACデスティネーションアドレスとノードAのMACソースアドレスであるMACAのMACヘッダを付けたパケット、(2)Broadcast,MAC,all1,A,MAC,all1,H,IPF,Hを、両系リングまたは片系リングに送出する。
そのパケットは、各ノードB(323),ノードC(324),ノードD(325)でコピーされてドロップされる。各ノードでドロップされたそのパケットは、そのノードの出口に、そのパケットの外側MACソースアドレスであるMACAと端末MACソースアドレスであるMACHのヘッダ変換表を作成してから、外側のMACヘッダが取り除かれて、(3)ARP, MAC,all1,H,IPF,Hとして、下位ドロップ伝送路に送出される。そのパケットは、そのパケットの宛先IPアドレスであるIPFが端末のソースアドレスと一致する端末F(331)だけが、そのパケットを取り込み、ARP応答パケット、(4)ARP応答,MAC,H,F,IPH,FをノードBに送出する。
ノードB(323)はその端末パケットのMACデスティネーションアドレスから、宛先リングノードMACアドレスをヘッダ変換表から検索するともに、その端末H,端末F,ノードAの関係を記したその端末間接続に関するヘッダ変換表を完成させ、その端末パケットに、リングノード間転送用のMACヘッダ、MAC,A,Bを付け、(5)MAC,A,B,MAC,H,F,IPH,F、として1系リング(320)に送出する。その際、ノードB(323)は、宛先であるノードA(322)への最短経路を前もって知っているため、そのパケットを1系リングに送出する。その1系リングに上がったパケットは、そのパケットの宛先であるノードA(322)でドロップされ、そのドロップ点出口で、そのパケットから、端末H,端末F,ノードBの関係を記したその端末間接続に関するヘッダ変換表を完成させてから、外側のMACヘッダが除去されて、端末Hに、(6)ARP応答,MAC,H,F,IPFH,Fとして、送出される。以後、端末Hと端末F間のこのリングを介してのパケット転送は、ノードAとノードBに作成した前記ヘッダ変換テーブルを用いて、行われる。
図11は、従来技術であるRPRにおける、各ノードのMAC変換テーブルが完成後の、その場合のユニキャストパケットの転送動作を示したものである。この図では、ノードA(322)に端末E(333)と端末H(330)が接続され、ノードB(323)に端末F(331)が接続され、ノードC(324)に端末G(332)が接続され、端末Hと端末F間、端末Eと端末G間でパケット転送が行われている様子を示している。
図11では、各リング上に端末間でリングノードを介して転送されるパケットのMACヘッダが記されている。各端末は、ノードA,ノードB,ノードCのヘッダ変換テーブルに示した、送信元端末MACアドレス、送信先端末MACアドレス、送信元ノードMACアドレス、送信先ノードMACアドレスの関係表を用いて、各ノードのリングに上がる際、ヘッダ変換を行って、パケット転送する。
次に、従来例のMAC動作するリングのノード装置を図12に示す。図12は、特願2012−206011(パケット転送法およびノード装置)に開示されているもので、パスまたは1フロー用のパケット伝送に用いられる例で、現用、予備のドロップアドレステーブルを持つ例である。図12において、609は現用ドロップアドレステーブル、610は予備ドロップアドレステーブルであり、600は、0系リング伝送路、601は1系リング伝送路、602はADD伝送路、603はDROP伝送路、604はMACBA(Bは宛先MACアドレス、Aは送信元MACアドレス)、605はMACAB,606は、0系伝送路のパケットのヘッダ読み取り回路(BUF付)、607は、0系伝送路のパケットのヘッダ読み取り回路(BUF付)、608は、パケット振り分け回路(BUF付)である。以下に、動作を示す。ADD伝送路602からノードに入力したパケットMACBA604は、パケット振り分け回路608で、そのパケットのソースアドレスが読み取られ、そのアドレスが現用のドロップアドレステーブル609に無ければ、そのテーブルにそのソースアドレスを書き込み、ある場合は、そのまま、そのパケットのソースアドレスAの最下位ビット(この例では0)の示す0系リング伝送路600に送出される。一方、リング上からこのノードに到着するパケットは、ヘッダ読み取り回路606または607で、そのパケットのデスティネーションアドレスが読み取られ、そのアドレスが最初に現用側のドロップアドレステーブル609に有るか検索し、有れば、そのパケットをドロップし、無ければ、予備のドロップアドレステーブル610を検索し、有れば、ドロップし、無ければ、そのパケットはそのまま、その出力リング伝送路にスルーして、送出される。この例では、1系リング伝送路601から、MACAB605がノードに到着する例で、そのデスティネーションアドレスAが現用ドロップアドレステーブル609にあるので、そのパケットは、DROP伝送路603に送出される。このような動作で、予備のドロップアドレステーブル610が一定時間以上、検索において、ヒットすることが無い場合には、予備ドロップアドレステーブル610内のソースアドレスが古くなったものと判断し、そのテーブル内の全メモリをクリアするとともに、予備ドロップアドレステーブル610を現用ドロップアドレステーブルとし、これまで現用であったドロップアドレステーブル609を予備ドロップアドレステーブルに変更する。この例ではMACテーブルには、ドロップアドレスしかなく、動作が簡単化されている。
次に、従来の多段ツリー状リング網の一筆書き動作例を図13に示す。この例は、特願2012−206011(パケット転送法およびノード装置)に開示されているもので、パスまたは1フローMACパケットを転送する小規模網の一筆書き多段リング・ツリー網の例である。この網には、サーバから最上位リングエッジまで、片経路設定パケットにより片経路が設定されている状態で、端末がサーバに接続する手順を示している。
図13において、右側の最下位リングに収容されたサーバは、MACアドレスMACSB(SBのSはソースアドレスであることを示し、Bはそのソースアドレスである)を持ち、(1)’MAC○B0(片経路設定パケット)(○はMACデスティネーションアドレスがオール0であることを示す)を送出し、最下位リングの入り口にあるドロップアドレステーブルに、ソースアドレスBを残す。このソースアドレスは、0系リング、1系リング対応にある2つのドロップアドレステーブルに設定される。このパケットのMACソースアドレスの最下位ビットは0なので、0系リングに上がり、そのリング上に1周しても宛先がないので、(2)’MAC○B0(片経路設定パケット)に、元のリングに上がったノードで多周回ビットが付与される。そのパケットである(3)’MAC○B0多周回ビット付きは、上位リングに上がるノードで、多周回ビットが付いていることで、判断されて、(3)’MAC○B0の多周回ビット除去後ドロップして、上位リングに上がる。上位リングでも、最下位リングと同様に動作して、図に示すように、最上位リングに上がる出口ノードで、(6)’MAC○B0の多周回ビットを除去してドロップして、図の(7)’MAC○B0に示すように、最上位リングに上がり、そのリング入り口にあるドロップアドレステーブルに、ソースアドレスを書き込んだ後、そのパケットは廃棄される。
一方、MACソースアドレスCを持つ端末MACSCは、サーバB宛ての、(1)MACBC0発呼パケットを最下位リングに送出し、そのリングのドロップアドレステーブルにソースアドレスCを残して、そのパケットのソースアドレスの最下位ビットの示す0系リングに上がる。この場合も、このパケットの宛先はリング上に無いので、1周して、元のADDノードに戻ったノードで多周回ビットが付与され、そのパケットは上位リングに上がるノードでドロップして、上位リングに上がる。これらの動作は、図中、(1)から(10)に記されており、上記、サーバからのパケットと同様に動作するので、説明を省略する。(10)において、上記説明した、サーバからの片経路設定パケットにより設定された経路に接続されるので、それ以後は、その経路により、サーバまで、到達し、サーバのサービスが行われる。
特開2002−334114 号公報 特願2012−206011 号公報
IEEE802.17 RPR(Resilient Packet Ring)
従来のハッシュ値の1連のビット列記録回路としての従来例特開2002−334114は、ハッシュ関数により、MACアドレスの検索が高速になるが、受信MACアドレスのハッシュ値であるアドレスビットの示すアドレスの格納されているMACアドレスと受信ソースMACアドレスが一致しない場合には、エントリテーブルのMACアドレスを変更する必要があり、誤動作の可能性が出る。またアドレスビットを18ビットにして、エントリテーブルを拡張することも可能であるが、その場合においても、エントリテーブルの格納データ領域が大きいため、エントリテーブルの持つアドレス空間を大きくできない問題がある。このため、従来のMACエントリ数は16000程度に限られ、LAN,MANへの適用はあるが、上位網には適用できない問題があった。また、ハッシュ関数は、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名のような可変長の1連のビット列記録にも使用可能であるが、長いハッシュ値は多数記録できない問題がある。また、同じハッシュ値になる複数のキーを区別して記録できない問題があった。
また、従来のリング技術としてのIEEE802.17 RPR(Resilient Packet Ring)図10、図11は特殊のRPRヘッダを用い、RPRヘッダにはDROPノード番号が必要であり、その学習に時間がかかる。また、その変換テーブルFDB(Forwarding Database)を作成後も端末から受信したパケットはこのテーブルを見て、DROP先ノードのMACアドレスを持つヘッダを付ける必要があり、変換に時間がかかる。
RPRは制御パケットをリングノード間で転送することにより、各ノードはリング上の他のノードの位置情報を持っており、DROPノードまでの最短経路が分かる。しかし、他リングと接続するためには、他リングIDをパケットに設定する必要があり、その学習に時間がかかる。それゆえにRPRは基本的に単一2重リング以外への適用が難しいので、MAN,LANへの適用例はあるが、大規模網への適用例はない。
また、RPRはカプセル化したことで、リング上では、高速転送可能となったが、他リングに接続するためには、他リング入り口ノードで再度リングドロップノードを学習する必要があり、本質的に問題がある。
また、RPRはカプセル化しているため、パス接続のリングでもあるが、リング外から入力するパス構成のパケットはリング内ではさらにリングヘッダでカプセル化しなければリング上を転送できない問題があった。また、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名により目的の宛先にパケットを転送できない問題があった。
また、リングの従来技術である特願2012−206011の図12,13に示した従来のMAC動作リングは、ノード装置が簡単化され、高速動作が可能であるが、MACアドレス48ビットを収容するには、RAM,SRAM,CAMのようなメモリは使用できないため、コストが高くなる欠点があった。そのため、MACアドレステーブルを使用するしかなく、そのため、多数のMACアドレスを収容できない問題があった。また、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名により目的の宛先にパケットを転送できない問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を鑑みて成されたもので、その目的とする所は、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名のような可変ビット長のハッシュ値が同じになる複数キーを別々に正確に記録できる1連のビット列記録回路を提供するところにある。また、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名により目的の宛先にパケットを転送できる網を提供するところにある。
本発明(1)によれば、1重または2重リング網を多段にツリー状に接続したリング網において、各リングの各ノードには、パケットのソースアドレスを書き込むドロップアドレスメモリとメールサーバのドメイン名または/およびWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記録する子の1連のビット列記録回路を置き、最上位リングの親ノードにはメールサーバのドメイン名または/およびWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記録する親の1連のビット列記録回路を置き、
最上位リングまたは中間リングまたは最下位リングには、自身のソースアドレスを持つメールサーバまたは/およびWebサーバを置き、最下位リングには、目的とするメールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列と自身のソースアドレスを持つ端末が接続された構成であり、そのWebサーバまたは/およびメールサーバは、メールサーバのドメイン名またはWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列と自身のソースアドレスを持つ初期設定パケットを最上位リングの親ノードまで、通過する各リングの入口ノードのドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを設定して上がる構成であり、
親の1連のビット列記録回路および各リングノードの子の1連のビット列記録回路は、RAM,SRAM,CAM等のメモリを用いた、第1から第NまでのN個の各メモリがオール0のアドレスでアドレス指定された場合に読み出しデータとして1を出力する機能を持つまたはその機能を持たないメモリの全出力をAND回路に入力させた構造であり、
親ノードにおいて、前記親ノードに到着したパケットに含まれる設定すべきメールサーバのドメイン名またはWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を親の1連のビット列記録回路に記録する方法は、その1連のビット列の最上位ビットから標準値m部分ビット列を取り、そのmビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数がNメモリのアドレスビット数に足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その1連のビット列記録回路を読んだ場合、その1連のビット列記録回路のAND回路出力が0である場合には、その親の1連のビット列記録回路の前記指定アドレスで指定したN個のメモリのアドレス位置にそれぞれ1を書き込むとともに、その1連のビット列の記録ビット長はmビットである旨をその1連のビット列を持つパケットに付加して、そのパケットは親ノードから退去させ、
一方、親の1連のビット列記録回路のAND回路出力が1である場合には、その記録する1連のビット列を最上位ビットから採取する部分ビット列をkビット増加させ、そのm+kビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数がNメモリのアドレスビット数に足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、親の1連のビット列記録回路を読んだ場合、親の1連のビット列記録回路のAND回路出力が0である場合には、その親の1連のビット列記録回路の前記指定アドレスで指定したN個のメモリのアドレス位置にそれぞれ1を書き込むとともに、その目的の1連のビット列の記録ビット長はm+kビットである旨をその1連のビット列を持つパケットに付加して、そのパケットを親ノードから退去させ、
以下、同様に、記録する1連のビット列から採取するビット列をkビットずつ増加させて部分ビット列を記録することにより、1連のビット列を記録するとともに、その時の記録ビット長をその1連のビット列を持つパケットが得る構成であり、
記録ビット長を得て、親ノードを退去したパケットは、そのパケットの持つソースアドレスをデスティネーションアドレスとして、
各リング上のドロップアドレスメモリにそのパケットのデスティネーションアドレスのあるノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つメールサーバのドメイン名またはWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の上から記録ビット長のnビット列を採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、アドレス指定した各メモリにデータとして1を書き込んだ後、そのノードを下位リングにドロップすることを繰り返して、そのパケットの発信元であるメールサーバまたはWebサーバに到達すること、
を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網を提供する。
好ましくは、本発明(2)においては、上記本発明(1)において、
最下位リングに接続する送信端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列とその記録ビット長を持ち、その送信端末のソースアドレスを持つパケットを送出し、最下位リング入口のドロップアドレスメモリに、そのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、
リング上のノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つ相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の最上位ビットからその1連のビット列の持つ記録ビット長であるnビットを採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その子の1連のビット列記録回路を読んだ場合に、AND回路出力が1となる場合には、そのパケットは、そのノードでドロップして、メールサーバまたはWEBサーバに接続し、AND回路出力が1とならない場合には、そのノードをスルーし、リング上に、そのパケットの持つ1連のビット列のある子の1連のビット列記録回路があるノードが無く、そのリングにADDしたノードに戻った場合には、多周回ビットを付与し、上位リングに上がるノードでドロップして、上位リングの入口のドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、上記と同様な動作を行って、そのパケットの宛先であるメールサーバまたはWebサーバに到達した場合には、その応答パケットは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列をソースアドレスとし、または、メールサーバまたはWebサーバの持つソースアドレスをソースアドレスとし、端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からメールサーバまたはWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末に到達すること、
を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法を提供する。
また、好ましくは、本発明(3)においては、上記本発明(2)において、
最上位リングの親ノードは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを持ち、メールサーバまたはWebサーバから到着したパケットの持つメールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列が親の1連のビット列記録回路に記録できない場合には、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルに、そのパケットの持つドメイン名とソースアドレスを登録し、最下位リングに接続する端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列でアクセスし、メールサーバまたはWebサーバから応答パケットが到着しない場合には、最上位リングの親ノードのメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを検索し、そのテーブルに目的とするメールアドレスまたはWebアドレスのドメイン名がある場合には、それに対応するソースアドレスを得て、そのアドレスで、メールサーバまたはWebサーバにアクセスすること、
を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法を提供する。
また、好ましくは、本発明(4)においては、上記本発明(1)において、
親ノードの親の1連のビット列記録回路へのメールサーバのドメイン名またはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列記録において用いた記録ビット長情報は、この網の各エッジノードに配られる構成であり、最下位リングに接続する送信端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列とその端末のソースアドレスと相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名を持つパケットをエッジノードに送出し、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の記録ビット長(記録文字数)をエッジノードより得て、そのパケットに書き込んだ後、最下位リング入口のドロップアドレスメモリに、そのパケットのソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、
リング上のノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つ1連のビット列の最上位ビットからその1連のビット列の持つ記録ビット長であるnビットを採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その子の1連のビット列記録回路を読んだ場合に、AND回路出力が1となる場合には、そのパケットは、そのノードでドロップして、メールサーバまたはWEBサーバに接続し、AND回路出力が1とならない場合には、そのノードをスルーし、リング上に、そのパケットの持つ1連のビット列のある子の1連のビット列記録回路があるノードが無く、そのリングにADDしたノードに戻った場合には、多周回ビットを付与し、上位リングに上がるノードでドロップして、上位リングの入口のドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、上記と同様な動作を行って、そのパケットの宛先であるメールサーバまたはWebサーバに到達した場合には、その応答パケットは、メールサーバまたはWebサーバの持つドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列をソースアドレスとし、送信端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からメールサーバまたはWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末のエッジノード経由で、送信端末に到達すること、
を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法を提供する。
また、好ましくは、本発明(5)においては、上記本発明(4)において、
エッジノードは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを持ち、メールサーバまたはWebサーバから到着したパケットの持つメールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列が最上位リングの親ノードの親の1連のビット列記録回路に記録できない場合には、各エッジノードのメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルに、そのパケットの持つメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレスを登録する構成であり、エッジノードに接続する送信端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列でアクセスし、メールサーバまたはWebサーバから応答パケットが到着しない場合には、エッジノードのメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを検索し、そのテーブルに目的とするメールサーバまたはWebサーバのドメイン名がある場合には、それに対応するソースアドレスを、その送信端末からメールサーバまたはWebサーバへのアクセスパケットに書き込んで、そのアドレスで、メールサーバまたはWebサーバにアクセスし、そのパケットがメールサーバまたはWebサーバに到着した場合には、その応答パケットは、メールサーバまたはWebサーバの持つソースアドレスをソースアドレスとし、送信端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からメールサーバまたはWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末のエッジノードに到達し、そのエッジノードで、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルにより、そのパケットの持つソースアドレスをドメイン名に変換して、送信端末に到達すること、
を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法を提供する。
また、好ましくは、本発明(6)においては、上記本発明(1から5)において、
ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列以外のソースアドレスはIPソースアドレスであり、ドメイン名以外のデスティネーションアドレスはIPデスティネーションアドレスであることができる。
また、好ましくは、本発明(7)においては、上記本発明(1から5)において、
ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列以外のソースアドレスは固定電話番号ソースアドレスであり、ドメイン名以外のデスティネーションアドレスは固定電話番号デスティネーションアドレスであることができる。
また、好ましくは、本発明(8)においては、上記本発明(1から5)において、
ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列以外のソースアドレスはMACソースアドレスであり、ドメイン名以外のデスティネーションアドレスはMACデスティネーションアドレスであることができる。
また、好ましくは、本発明(9)においては、上記本発明(1から5)において、
ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列以外のソースアドレスは携帯電話番号ソースアドレスであり、ドメイン名以外のデスティネーションアドレスは携帯電話番号デスティネーションアドレスであることができる。
また、好ましくは、本発明(10)においては、上記本発明(8,9)において、
各リングノードのドロップアドレスメモリは、2または3メモリからなる記録すべき1連のビット列のあいまい記録回路であり、各リングノードには、ドロップアドレスメモリの補助用正確記録アドレス記録回路を持ち、送信端末がメールサーバまたはWebサーバにアクセスしても応答パケットが受信できない場合には、送信端末がメールサーバまたはWebサーバにアクセスする経路のリング入口ノードでは、ソースアドレスをドロップアドレスメモリでなく、前記補助用正確記録アドレス記録回路に書き込み、メールサーバまたはWebサーバに到着後の受信パケットのソースアドレスをデスティネーションアドレスとした応答パケットは、その応答パケットのデスティネーションアドレスが、その補助用正確記録アドレス記録回路に書き込まれているノードでドロップして、送信端末に到達すること、
を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリと補助用正確記録アドレス記録回路を持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法を提供する。
以上、説明したように、本発明の1連のビット列記録回路およびそれを用いたリング網は、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名のような長い可変ビット長の名前のハッシュ値が同じになる複数キーを別々に誤一致することなく多数正確に記録できる利点がある。
また、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名で、そのメールサーバまたはWebサーバにパケットを転送することができる。さらに、エッジノードが、メールサーバのドメイン名またはWebサーバのドメイン名の記録ビット長情報を持てば、メールサーバまたはWebサーバのセキュリティも得られる効果がある。また、本発明のメールサーバのドメイン名またはWebサーバのドメイン名でパケットを転送するツリー状リング網を用いれば、従来のルータおよびDNSが不要になる効果がある。
本発明の第1実施例の1連のビット列記録回路およびドロップアドレスメモリを持つツリー状リング網の動作を説明するための図である。 本発明の第1実施例の親の1連のビット列記録回路への1連のビット列記録前の読み出し動作を説明するための図である。 本発明の第1実施例の親の1連のビット列記録回路への1連のビット列記録動作を説明するための図である。 本発明の第1実施例の子の1連のビット列記録回路への1連のビット列記録動作を説明するための図である。 本発明の第1実施例の子の1連のビット列記録回路の1連のビット列記録有無確認動作を説明するための図である。 本発明の第1実施例の1連のビット列記録回路のメモリに記録できるドメイン名のハッシュ値数の例を説明するための図である。 本発明の第2実施例の1連のビット列記録回路およびドロップアドレスメモリを持つツリー状リング網の動作を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
本発明の第1実施例を図1から図6により説明する。この実施例は、ツリー状多段リング網の各リングノードに、パケットのソースアドレスを記憶するドロップアドレスメモリと、メールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記憶する子の1連のビット列記録回路を持ち、最上位リングの親ノードにメールアドレスのドメイン名またはWebアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記憶する親の1連のビット列記憶回路を持ち、最下位リングには、端末とメールサーバまたはWebサーバを接続した構成で、メールサーバまたはWebサーバは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値を、前記親ノードの親の1連のビット列記憶回路に記録できた場合には、メールサーバまたはWebサーバから親ノードに到達するまでに通過したリングの入口のドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを設定したノードの子の1連のビット列記録回路に、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値を、親の1連のビット列記憶回路に記録した記録ビット長で、記録する構成で、端末は、宛先のWebサーバまたは受信メールサーバにアクセスする場合には、そのWebサーバまたはメールサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を持つパケットを送出し、その1連のビット列がリング上の1連のビット列記録回路にあるノードでドロップして、Webサーバまたはメールサーバに到達して、サービスを受ける網の例である。なお、メールサーバまたはWebサーバは、最下位リングに接続するのではなく、中間リングに接続する場合もある。
図1は、ツリー状リング網の動作を説明するための図、図2は、親ノードの親の1連のビット列記録回路への1連のビット列記録前の読み出し動作を説明するための図、図3は、親ノードの親の1連のビット列記録回路への1連のビット列の記録動作を説明するための図、図4は、各リングノードの子の1連のビット列記録回路への1連のビット列の記録動作を説明するための図、図5は、各リングノードの子の1連のビット列記録回路の1連のビット列の読み出し動作を説明するための図、図6は、親または子の1連のビット列記録回路に記録できるドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値数の例を説明するための図を示す。
図1において、200は双方向2重リング、201から216、223は、リングノード、217から222は、上位リングに接続するリングノード、224は、ソースアドレスを記憶するドロップアドレスメモリ、225は、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記憶する子の1連のビット列記録回路、234は、ソースアドレスA,目的とするメールアドレスまたはWebアドレスのドメイン名Dを持つ端末A,235は、ソースアドレスB,メールサーバのドメイン名DまたはWebサーバのドメイン名Dを持つサーバD、238、243は、端末Aから送出されるパケット、239は、サーバDから送出される初期設定パケット、241は、サーバDから送出されるパケット、240は、端末AからサーバDに到着したパケット、242は、サーバDから端末Aに到着したパケット、250は、親ノードである。
また、図2において、1は、親の1連のビット列記録回路、3は、RAM(Random Access Memory),SRAM(Static Random Access Memory ),CAM(Contents Addressable Memory)等のメモリが用いられる1連のビット列であるドメイン名のハッシュ値記憶メモリ1、4は、ドメイン名のハッシュ値記憶メモリ2、5は、ドメイン名のハッシュ値記憶メモリNであり、6は1連のビット列であるドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値であるビット列の上からpビットのビット列読み出しアドレス、7は、標準値mビットの部分ビット列、8は、mからkビット増加した部分ビット列、9,10は、指定部分ビット列アドレス以外の部分にオール0のビット列をあてるビット列、11はAND回路、12は、オール0のビット列でアドレス指定されたメモリの出力データ1、13は1連のビット列回路の読み出し出力である。
また、図3において、20は1連のビット列であるドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値であるビット列の上から記録ビット長であるnビットのビット列書き込みアドレス、21は書き込みデータ1で、57は、標準値mビットの部分ビット列、58は、nからmビット減算した部分ビット列、59,60は、指定部分ビット列アドレス以外の部分にオール0のビット列をあてるビット列、他は図2と同様である。
また、図4において、50は、子の1連のビット列記録回路であり、他は図3と同じである。
また、図5において、50は、子の1連のビット列記録回路、36は1連のビット列であるドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値であるビット列の上から記録ビット長であるnビットのビット列読み出しアドレス、37は、標準値mビットの部分ビット列、38は、nからmビット減算した部分ビット列、39,40は、指定部分ビット列アドレス以外の部分にオール0のビット列をあてるビット列、33は、読み出し出力(1)であり、他は図2と同様である。
以下に、動作を説明する。サーバD(235)は、239の初期設定パケットP,SB,N,D(P、SBは、ソースアドレスがBでデスティネーションアドレスがN,Dで、登録ビット列であるメールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の名前がドメイン名Dであることを示す)を最上位リングの親ノード250まで、途中の通過リング入口のノードのドロップアドレスメモリ224に(B1)から(B3)のソースアドレスを残して上がり、親ノードに到達する。
親ノードでは、以下の動作を行う。
図2、図3に示すように、親の1連のビット列記録回路は、RAM,SRAM,CAM等のメモリを用いた、第1から第NまでのN個の各メモリがオール0のアドレスでアドレス指定された場合に読み出しデータとして1を出力する機能を持つメモリの全出力をAND回路に入力させた構造であり、
親ノードにおいて、前記親ノードに到着したパケットに含まれる設定すべきメールサーバのドメイン名またはWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を親の1連のビット列記録回路に記録する方法は、その1連のビット列の最上位ビットから標準値m部分ビット列を取り、そのmビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数がNメモリのアドレスビット数に足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その1連のビット列記録回路を読んだ場合、その1連のビット列記録回路のAND回路出力が0である場合には、その親の1連のビット列記録回路の前記指定アドレスで指定したN個のメモリのアドレス位置にそれぞれ1を書き込むとともに、その1連のビット列の記録ビット長はmビットである旨をその1連のビット列を持つパケットに付加して、そのパケットは親ノードから退去させ、
一方、親の1連のビット列記録回路のAND回路出力が1である場合には、その記録する1連のビット列を最上位ビットから採取する部分ビット列をkビット増加させ、そのm+kビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数がNメモリのアドレスビット数に足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、親の1連のビット列記録回路を読んだ場合、親の1連のビット列記録回路のAND回路出力が0である場合には、その親の1連のビット列記録回路の前記指定アドレスで指定したN個のメモリのアドレス位置にそれぞれ1を書き込むとともに、その目的の1連のビット列の記録ビット長はm+kビットである旨をその1連のビット列を持つパケットに付加して、そのパケットを親ノードから退去させ、
以下、同様に、記録する1連のビット列から採取するビット列をkビットずつ増加させて部分ビット列を記録することにより、1連のビット列を記録するとともに、その時の記録ビット長をその1連のビット列を持つパケットが得る動作を行う。
メモリ数Nが2で、メモリのアドレスビット数が24ビットで、CRCハッシュ値が24ビットか32ビットの場合には、ハッシュ値が2メモリのアドレスビット数に足りないため、ハッシュ値を2度用いる。ハッシュ値が同じでキーであるドメイン名が異なる場合には、2度目、3度目に記録されるハッシュ値の同じハッシュ値の記録は、記録ビット長を異ならせることで識別できる。尚、kビットは1ビットでもよい。
各リングノードの子の1連のビット列記録回路は、図4に示すように、RAM,SRAM,CAM等のメモリを用いた、第1から第NまでのN個の各メモリがオール0のアドレスでアドレス指定された場合に読み出しデータとして1を出力する機能を持つメモリの全出力をAND回路に入力させた構造であり、
記録ビット長を得て、親ノードを退去したパケットは、そのパケットの持つソースアドレスをデスティネーションアドレスとして、
各リング上のドロップアドレスメモリにそのパケットのデスティネーションアドレスのあるノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つメールサーバのドメイン名またはWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の上から記録ビット長のnビット列を採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、アドレス指定した各メモリにデータとして1を書き込んだ後、そのノードを下位リングにドロップすることを繰り返して、そのパケットの発信元であるメールサーバまたはWebサーバに到達する動作を行う。
子の1連のビット列記録回路225に、そのパケットの1連のビット列Dを書き込んだ様子は、図の225の(D1)から(D3)に示す。
次に、端末A(234)からサーバD(235)に送出されるパケットの動作を示す。
端末A(234)は、238のパケットP,N,D,SA(Pはパケット、SAは、ソースアドレスがAで、デスティネーションアドレスがN,Dで、目的とするメールアドレスまたはWebアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の名前がDであることを示す)を最下位リングに上げ、図5に示すように、以下の動作を行う。
最下位リングに接続する送信端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列とその記録ビット長を持ち、その送信端末のソースアドレスを持つパケットを送出し、最下位リング入口のドロップアドレスメモリに、そのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、
リング上のノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つ相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の最上位ビットからその1連のビット列の持つ記録ビット長であるnビットを採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その子の1連のビット列記録回路を読んだ場合に、AND回路出力が1となる場合には、そのパケットは、そのノードでドロップして、メールサーバまたはWEBサーバに接続し、AND回路出力が1とならない場合には、そのノードをスルーし、リング上に、そのパケットの持つ1連のビット列のある子の1連のビット列記録回路があるノードが無く、そのリングにADDしたノードに戻った場合には、多周回ビットを付与し、上位リングに上がるノードでドロップして、上位リングの入口のドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、上記と同様な動作を行って、そのパケットの宛先であるメールサーバまたはWebサーバに到達した場合には、その応答パケットは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列をソースアドレスとし、または、メールサーバまたはWebサーバの持つソースアドレスをソースアドレスとし、端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からメールサーバまたはWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末に到達する動作を行う。
図中に、端末A(234)からのサーバD(235)に到達するまでに、ドロップアドレスメモリ224に残した端末A(234)のソースアドレスは、(A1)、(A2),(A3)で示され、最上位リングに到達した後は、(D1),(D2),(D3)の経路情報でサーバD(235)に到達するとともに、途中のドロップアドレスメモリに(A4),(A5)を残し、(A6)(240)としてサーバD(235)に到達する。サーバD(235)は、その応答パケットP,DA,SB(DAは宛先がソースアドレスAの端末Aで、ソースアドレスがSBでメールサーバまたはWebサーバのソースアドレスであることを示す)を送出し、そのパケットは、ドロップアドレスメモリに残されている(A5),(A4),(A3),(A2),(A1)をたどって、途中のドロップアドレスメモリ224に、(B4),(B5)を残して、(B6)(242)として端末A(234)に到達する。次に、端末A(234)からに送出されるパケットはP,DB,SA(デスティネーションアドレスがサーバDのソースアドレスBであり、ソースアドレスが端末AのソースアドレスAである)である。
次に、図6を用いて、親または子の1連のビット列記録回路のメモリに記録できるドメイン名のハッシュ値数の例を説明する。図6において、70は、ドメイン名のハッシュ値登録番号、71は、1連のビット列記録回路のメモリ1の記録ビット列、72はメモリ2の記録ビット列である。
この図6は、各メモリのアドレスビット数が3ビットである例である。ドメイン名のハッシュ値登録番号1の例を取ると、記録ビット長が3ビットであり、メモリ1に3ビットが記録され、メモリ2にはオール0が記録されている。メモリ1、メモリ2の各メモリで記録できるビットパターンは、どれかのメモリで異ならない限り、同じビットパターンは使用できない。従って、記録できるドメインのハッシュ値数は、1メモリに記録できるビットパターンのメモリ数倍になる。
従って、2メモリから構成される1連のビット列記録回路の1メモリ20ビットアドレスのメモリにドメインのハッシュ値を記録する場合には、(220−1)x2=2,097,150のドメインのハッシュ値が記録できる。また、同様に、2メモリから構成される1連のビット列記録回路の1メモリ24ビットアドレスのメモリにドメインのハッシュ値を記録する場合には、(224−1)x2=33,554,430のドメインのハッシュ値が記録できる。
以上述べた、第1実施例に加えて、最上位リングの親ノードは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを持ち、メールサーバまたはWebサーバから到着したパケットの持つメールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列が親の1連のビット列記録回路に記録できない場合には、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルに、そのパケットの持つドメイン名とソースアドレスを登録し、最下位リングに接続する端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列でアクセスし、メールサーバまたはWebサーバから応答パケットが到着しない場合には、最上位リングの親ノードのメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを検索し、そのテーブルに目的とするメールアドレスまたはWebアドレスのドメイン名がある場合には、それに対応するソースアドレスを得て、そのアドレスで、メールサーバまたはWebサーバにアクセスするように構成してもよい。
以上述べた、第1実施例のソースアドレス、デスティネーションアドレスとしては、IPアドレス、MACアドレス、固定電話番号アドレス、携帯電話番号アドレスを用いることができる。なお、固定電話番号アドレスおよび携帯電話番号アドレスの場合には、従来の固定電話番号または携帯電話番号の0から9の数字を4ビットの2進数に変換したものを用いるため、16進数の10から15は未使用となり、新たなソースアドレスを定義できる。尚、固定電話番号アドレスを用いたツリー状リング網は特願2012−270696に開示されている。
次に、本発明の第2実施例を図7により説明する。この実施例は、ツリー状多段リング網の各リングノードに、パケットのソースアドレスを記憶するドロップアドレスメモリと、Webアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記憶する子の1連のビット列記録回路を持ち、最上位リングの親ノードにWebアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記憶する親の1連のビット列記憶回路を持ち、最下位リングには、エッジノードを介した端末とWebサーバを接続した構成で、Webサーバは、Webサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値を、前記親ノードの親の1連のビット列記憶回路に記録できた場合には、Webサーバから親ノードに到達するまでに通過したリングの入口のドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを設定したノードの子の1連のビット列記録回路に、Webサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値を、親の1連のビット列記憶回路に記録した記録ビット長で、記録する構成で、端末は、宛先のWebサーバにアクセスする場合には、そのWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を持つパケットを送出し、その1連のビット列がリング上の1連のビット列記録回路にあるノードでドロップして、Webサーバに到達して、サービスを受ける網の例である。なお、Webサーバは、最下位リングに接続するのではなく、中間リングに接続する場合もある。この網のエッジノードは、Webサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値を親の1連のビット列記憶回路に記録した場合の記録ビット長情報を持ち、送信端末からWebサーバにアクセスするパケットのWebサーバのドメイン名に対応する記録ビット長をそのパケットに挿入する機能を持つことにより、Webサーバに対するセキュリティを得ることができる。尚、セキュリティを得る必要のあるWebサーバは限定されるので、エッジノードはその分のWebサーバの記録ビット長のみを持てばよい。この網の基本動作は、実施例1と同様なので、異なる部分のみ以下で説明する。
図7において、251は、Webサーバのドメイン名とソースアドレスの変換テーブルおよび、Webサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値の記録ビット長情報を持つエッジノード、252,253は、サーバD(258)からエッジノード251に到着したパケット、254は、そのパケットが送信端末257に到着したパケット、255,256は、送信端末257から送出されるパケット、257は、ソースアドレスA,宛先であるWebアドレスのドメイン名Dを持つ端末A,258は、ソースアドレスB,Webサーバのドメイン名Dを持つサーバD,259は、サーバDから送出される初期設定パケットであり、260は、サーバDから送出されるパケットであり、他は図1と同じである。
次に、端末A(257)からサーバD(258)に送出されるパケットの動作を示す。
端末A(257)は、255のパケットP,N,D,SA(Pはパケット、SAは、ソースアドレスがAで、デスティネーションアドレスがN,Dで、目的とするWebアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の名前がDであることを示す)を、エッジノード251に送出し、エッジノードで、Webアドレスのドメイン名Dの記録ビット長を得て、最下位リングに上がり、以下の動作を行う。
親ノードの親の1連のビット列記録回路へのWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列記録において用いた記録ビット長情報は、この網の各エッジノードに配られる構成であり、最下位リングに接続する送信端末が、目的とするWebサーバにアクセスする場合は、そのWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列とその端末のソースアドレスとWEBアドレスのドメイン名を持つパケットをエッジノードに送出し、そのWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の記録ビット長をエッジノードより得て、そのパケットに書き込んだ後、最下位リング入口のドロップアドレスメモリに、そのパケットのソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、
リング上のノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つ1連のビット列の最上位ビットからその1連のビット列の持つ記録ビット長であるnビットを採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その子の1連のビット列記録回路を読んだ場合に、AND回路出力が1となる場合には、そのパケットは、そのノードでドロップして、メールサーバまたはWEBサーバに接続し、AND回路出力が1とならない場合には、そのノードをスルーし、リング上に、そのパケットの持つ1連のビット列のある子の1連のビット列記録回路があるノードが無く、そのリングにADDしたノードに戻った場合には、多周回ビットを付与し、上位リングに上がるノードでドロップして、上位リングの入口のドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、上記と同様な動作を行って、そのパケットの宛先であるWebサーバに到達した場合には、その応答パケットは、Webサーバの持つドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列をソースアドレスとし、送信端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からメールサーバまたはWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末のエッジノード経由で、送信端末に到達する。
図中に、端末A(257)からのサーバD(258)に到達するまでに、ドロップアドレスメモリ224に残した端末A(257)のソースアドレスは、(A1)、(A2),(A3)で示され、最上位リングに到達した後は、(D1),(D2),(D3)の経路情報でサーバD(258)に到達するとともに、途中のドロップアドレスメモリに(A4),(A5)を残し、(A6)(240)としてサーバD(258)に到達する。サーバD(258)は、その応答パケットP,DA,N、D(DAは宛先がソースアドレスAの端末Aで、ソースアドレスがN,DでWebサーバのドメイン名Dであることを示す)(260)を送出し、そのパケットは、ドロップアドレスメモリに残されている(A5),(A4),(A3),(A2),(A1)をたどって、途中の子の1連のビット列記録回路225に、(D4),(D5)を残して、(D6)(252)として、エッジノード251に到達後、端末A(257)に到達する。次に、端末A(257)からに送出されるパケットはP,N,D,SA(256)であり、それは、前記255と同じパケット構成である。
以上述べた、第2実施例に加えて、エッジノードは、Webサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを持ち、Webサーバから到着したパケットの持つWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列が最上位リングの親ノードの親の1連のビット列記録回路に記録できない場合には、各エッジノードのWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルに、そのパケットの持つWebサーバのドメイン名とソースアドレスを登録する構成であり、エッジノードに接続する送信端末が、目的とするWebサーバにアクセスする場合は、そのWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列でアクセスし、Webサーバから応答パケットが到着しない場合には、エッジノードのWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを検索し、そのテーブルに目的とするWebサーバのドメイン名がある場合には、それに対応するソースアドレスを、その送信端末からWebサーバへのアクセスパケットに書き込んで、そのアドレスで、Webサーバにアクセスし、そのパケットがWebサーバに到着した場合には、その応答パケットは、Webサーバの持つソースアドレスをソースアドレスとし、送信端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末のエッジノードに到達し、そのエッジノードで、Webサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルにより、そのパケットの持つソースアドレスをドメイン名に変換して、送信端末に到達するように構成してもよい。
以上述べた、第2実施例のソースアドレス、デスティネーションアドレスとしては、IPアドレス、MACアドレス、固定電話番号アドレス、携帯電話番号アドレスを用いることができる。なお、固定電話番号アドレスおよび携帯電話番号アドレスの場合には、従来の固定電話番号または携帯電話番号の0から9の数字を4ビットの2進数に変換したものを用いるため、16進数の10から15は未使用となり、新たなソースアドレスを定義できる。
1 親の1連のビット列記録回路
3 1連のビット列であるドメイン名のハッシュ値記憶メモリ1
4 ドメイン名のハッシュ値記憶メモリ2
5 ドメイン名のハッシュ値記憶メモリN
6 1連のビット列であるドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値であるビット列の上からpビットのビット列読み出しアドレス
7 標準値mビットの部分ビット列
8 mからkビット増加した部分ビット列
9,10 指定部分ビット列アドレス以外の部分にオール0のビット列をあてるビット列
11 AND回路
12 オール0のビット列でアドレス指定されたメモリの出力データ1
13 1連のビット列回路の読み出し出力
20 1連のビット列であるドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値であるビット列の上から記録ビット長であるnビットのビット列書き込みアドレス
21 書き込みデータ1
57 標準値mビットの部分ビット列
58 nからmビット減算した部分ビット列
59,60 指定部分ビット列アドレス以外の部分にオール0のビット列をあてるビット列
50 子の1連のビット列記録回路
36 1連のビット列であるドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値であるビット列の上から記録ビット長であるnビットのビット列読み出しアドレス
37 標準値mビットの部分ビット列
38 nからmビット減算した部分ビット列
39,40 指定部分ビット列アドレス以外の部分にオール0のビット列をあてるビット列
33 読み出し出力(1)
70 ドメイン名のハッシュ値登録番号
71 1連のビット列記録回路のメモリ1の記録ビット列
72 メモリ2の記録ビット列
200 双方向2重リング
201〜216、223 リングノード
217〜222 上位リングに接続するリングノード
224 ソースアドレスを記憶するドロップアドレスメモリ
225 メールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記憶する子の1連のビット列記録回路
234 ソースアドレスA,目的とするメールアドレスまたはWebアドレスのドメイン名Dを持つ端末A
235 ソースアドレスB,メールサーバのドメイン名DまたはWebサーバのドメイン名Dを持つサーバD
238、243 端末Aから送出されるパケット
239 サーバDから送出される初期設定パケット
241 サーバDから送出されるパケット
240 端末AからサーバDに到着したパケット
242 サーバDから端末Aに到着したパケット
250 親ノード
251 Webサーバのドメイン名とソースアドレスの変換テーブルおよび、Webサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値の記録ビット長情報を持つエッジノード
252,253 サーバD(258)からエッジノード251に到着したパケット
254 送信端末257に到着したパケット
255,256 送信端末257から送出されるパケット
257 ソースアドレスA,宛先であるWebアドレスのドメイン名Dを持つ端末A
258 ソースアドレスB、Webサーバのドメイン名Dを持つサーバD
259 サーバDから送出される初期設定パケット
260 サーバDから送出されるパケット

Claims (10)

  1. 1重または2重リング網を多段にツリー状に接続したリング網において、
    各リングの各ノードには、パケットのソースアドレスを書き込むドロップアドレスメモリとメールサーバのドメイン名または/およびWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記録する子の1連のビット列記録回路を置き、最上位リングの親ノードにはメールサーバのドメイン名または/およびWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を記録する親の1連のビット列記録回路を置き、
    最上位リングまたは中間リングまたは最下位リングには、自身のソースアドレスを持つメールサーバまたは/およびWebサーバを置き、最下位リングには、目的とするメールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列と自身のソースアドレスを持つ端末が接続された構成であり、そのWebサーバまたは/およびメールサーバは、メールサーバのドメイン名またはWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列と自身のソースアドレスを持つ初期設定パケットを最上位リングの親ノードまで、通過する各リングの入口ノードのドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを設定して上がる構成であり、
    親の1連のビット列記録回路および各リングノードの子の1連のビット列記録回路は、RAM,SRAM,CAM等のメモリを用いた、第1から第NまでのN個の各メモリがオール0のアドレスでアドレス指定された場合に読み出しデータとして1を出力する機能を持つまたはその機能を持たないメモリの全出力をAND回路に入力させた構造であり、
    親ノードにおいて、前記親ノードに到着したパケットに含まれる設定すべきメールサーバのドメイン名またはWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列を親の1連のビット列記録回路に記録する方法は、その1連のビット列の最上位ビットから標準値m部分ビット列を取り、そのmビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数がNメモリのアドレスビット数に足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その1連のビット列記録回路を読んだ場合、その1連のビット列記録回路のAND回路出力が0である場合には、その親の1連のビット列記録回路の前記指定アドレスで指定したN個のメモリのアドレス位置にそれぞれ1を書き込むとともに、その1連のビット列の記録ビット長はmビットである旨をその1連のビット列を持つパケットに付加して、そのパケットは親ノードから退去させ、
    一方、親の1連のビット列記録回路のAND回路出力が1である場合には、その記録する1連のビット列を最上位ビットから採取する部分ビット列をkビット増加させ、そのm+kビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数がNメモリのアドレスビット数に足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、親の1連のビット列記録回路を読んだ場合、親の1連のビット列記録回路のAND回路出力が0である場合には、その親の1連のビット列記録回路の前記指定アドレスで指定したN個のメモリのアドレス位置にそれぞれ1を書き込むとともに、その目的の1連のビット列の記録ビット長はm+kビットである旨をその1連のビット列を持つパケットに付加して、そのパケットを親ノードから退去させ、
    以下、同様に、記録する1連のビット列から採取するビット列をkビットずつ増加させて部分ビット列を記録することにより、1連のビット列を記録するとともに、その時の記録ビット長をその1連のビット列を持つパケットが得る構成であり、
    記録ビット長を得て、親ノードを退去したパケットは、そのパケットの持つソースアドレスをデスティネーションアドレスとして、各リング上のドロップアドレスメモリにそのパケットのデスティネーションアドレスのあるノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つメールサーバのドメイン名またはWEBサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の上から記録ビット長のnビット列を採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、アドレス指定した各メモリにデータとして1を書き込んだ後、そのノードを下位リングにドロップすることを繰り返して、そのパケットの発信元であるメールサーバまたはWebサーバに到達すること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網。
  2. 請求項1に記載のツリー状リング網を使用した端末パケット転送法において、
    最下位リングに接続する送信端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列とその記録ビット長を持ち、その送信端末のソースアドレスを持つパケットを送出し、最下位リング入口のドロップアドレスメモリに、そのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、
    リング上のノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つ相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の最上位ビットからその1連のビット列の持つ記録ビット長であるnビットを採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その子の1連のビット列記録回路を読んだ場合に、AND回路出力が1となる場合には、そのパケットは、そのノードでドロップして、メールサーバまたはWEBサーバに接続し、AND回路出力が1とならない場合には、そのノードをスルーし、リング上に、そのパケットの持つ1連のビット列のある子の1連のビット列記録回路があるノードが無く、そのリングにADDしたノードに戻った場合には、多周回ビットを付与し、上位リングに上がるノードでドロップして、上位リングの入口のドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、上記と同様な動作を行って、そのパケットの宛先であるメールサーバまたはWebサーバに到達した場合には、その応答パケットは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列をソースアドレスとし、または、メールサーバまたはWebサーバの持つソースアドレスをソースアドレスとし、端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からメールサーバまたはWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末に到達すること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
  3. 請求項2に記載の端末パケット転送法において、
    最上位リングの親ノードは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを持ち、メールサーバまたはWebサーバから到着したパケットの持つメールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列が親の1連のビット列記録回路に記録できない場合には、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルに、そのパケットの持つドメイン名とソースアドレスを登録し、最下位リングに接続する端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列でアクセスし、メールサーバまたはWebサーバから応答パケットが到着しない場合には、最上位リングの親ノードのメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを検索し、そのテーブルに目的とするメールアドレスまたはWebアドレスのドメイン名がある場合には、それに対応するソースアドレスを得て、そのアドレスで、メールサーバまたはWebサーバにアクセスすること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
  4. 請求項2に記載の端末パケット転送法において、
    親ノードの親の1連のビット列記録回路へのメールサーバのドメイン名またはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列記録において用いた記録ビット長情報は、この網の各エッジノードに配られる構成であり、最下位リングに接続する送信端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列とその端末のソースアドレスと相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名を持つパケットをエッジノードに送出し、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列の記録ビット長(記録文字数)をエッジノードより得て、そのパケットに書き込んだ後、最下位リング入口のドロップアドレスメモリに、そのパケットのソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、
    リング上のノードの子の1連のビット列記録回路に、そのパケットの持つ1連のビット列の最上位ビットからその1連のビット列の持つ記録ビット長であるnビットを採取し、そのnビット列を第1メモリの上位アドレスビットから第2メモリの順に順次当てはめる方法で、1連のビット列のビット数が記録ビット長nに足りない場合は、1連のビット列を繰り返し使用して当てはめ、N個あるメモリの内、途中まで部分ビット列を当てはめたメモリの残りのアドレスビットも含め、残りのメモリのアドレスビットには全メモリについて、全メモリ共通のメモリ毎オール0のパターンのビット列を当てはめた指定アドレスで、その子の1連のビット列記録回路を読んだ場合に、AND回路出力が1となる場合には、そのパケットは、そのノードでドロップして、メールサーバまたはWEBサーバに接続し、AND回路出力が1とならない場合には、そのノードをスルーし、リング上に、そのパケットの持つ1連のビット列のある子の1連のビット列記録回路があるノードが無く、そのリングにADDしたノードに戻った場合には、多周回ビットを付与し、上位リングに上がるノードでドロップして、上位リングの入口のドロップアドレスメモリにそのパケットの持つソースアドレスを書き込んで、そのリングに上がり、上記と同様な動作を行って、そのパケットの宛先であるメールサーバまたはWebサーバに到達した場合には、その応答パケットは、メールサーバまたはWebサーバの持つドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列をソースアドレスとし、送信端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からメールサーバまたはWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末のエッジノード経由で、送信端末に到達すること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
  5. 請求項4に記載の端末パケット転送法において、
    エッジノードは、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを持ち、メールサーバまたはWebサーバから到着したパケットの持つメールサーバまたはWebサーバのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列が最上位リングの親ノードの親の1連のビット列記録回路に記録できない場合には、各エッジノードのメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルに、そのパケットの持つメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレスを登録する構成であり、エッジノードに接続する送信端末が、目的とするメールサーバまたはWebサーバにアクセスする場合は、その相手メールアドレスのドメイン名またはWEBアドレスのドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列でアクセスし、メールサーバまたはWebサーバから応答パケットが到着しない場合には、エッジノードのメールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルを検索し、そのテーブルに目的とするメールサーバまたはWebサーバのドメイン名がある場合には、それに対応するソースアドレスを、その送信端末からメールサーバまたはWebサーバへのアクセスパケットに書き込んで、そのアドレスで、メールサーバまたはWebサーバにアクセスし、そのパケットがメールサーバまたはWebサーバに到着した場合には、その応答パケットは、メールサーバまたはWebサーバの持つソースアドレスをソースアドレスとし、送信端末から到着したパケットの持っていたソースアドレスをデスティネーションアドレスとしたパケットとして、前記、送信端末からメールサーバまたはWebサーバに到達する間にドロップアドレスメモリに設定した経路をたどって、リング上のドロップアドレスメモリにその応答パケットのデスティネーションアドレスのあるノードでドロップすることにより、送信端末のエッジノードに到達し、そのエッジノードで、メールサーバまたはWebサーバのドメイン名とソースアドレス変換テーブルにより、そのパケットの持つソースアドレスをドメイン名に変換して、送信端末に到達すること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
  6. 請求項2乃至5に記載の端末パケット転送法において、
    ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列以外のソースアドレスはIPソースアドレスであり、ドメイン名以外のデスティネーションアドレスはIPデスティネーションアドレスであることを特徴とする
    各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
  7. 請求項2乃至5に記載の端末パケット転送法において、
    ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列以外のソースアドレスは固定電話番号ソースアドレスであり、ドメイン名以外のデスティネーションアドレスは固定電話番号デスティネーションアドレスであること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
  8. 請求項2乃至5に記載の端末パケット転送法において、
    ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列以外のソースアドレスはMACソースアドレスであり、ドメイン名以外のデスティネーションアドレスはMACデスティネーションアドレスであること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
  9. 請求項2乃至5に記載の端末パケット転送法において、
    ドメイン名の各文字をビット列に変換したビット列のハッシュ値である1連のビット列以外のソースアドレスは携帯電話番号ソースアドレスであり、ドメイン名以外のデスティネーションアドレスは携帯電話番号デスティネーションアドレスであること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリを持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
  10. 請求項8及び9に記載の端末パケット転送法において、
    各リングノードのドロップアドレスメモリは、2または3メモリからなる記録すべき1連のビット列のあいまい記録回路であり、各リングノードには、ドロップアドレスメモリの補助用正確記録アドレス記録回路を持ち、送信端末がメールサーバまたはWebサーバにアクセスしても応答パケットが受信できない場合には、送信端末がメールサーバまたはWebサーバにアクセスする経路のリング入口ノードでは、ソースアドレスをドロップアドレスメモリでなく、前記補助用正確記録アドレス記録回路に書き込み、メールサーバまたはWebサーバに到着後の受信パケットのソースアドレスをデスティネーションアドレスとした応答パケットは、その応答パケットのデスティネーションアドレスが、その補助用正確記録アドレス記録回路に書き込まれているノードでドロップして、送信端末に到達すること、
    を特徴とする各リングノードに子の1連のビット列記録回路とドロップアドレスメモリと補助用正確記録アドレス記録回路を持ち、親ノードに親の1連のビット列記録回路を持つツリー状リング網における端末パケット転送法。
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