JP2014146863A - 通信システム、通信方法、メールサーバおよび転送装置 - Google Patents

通信システム、通信方法、メールサーバおよび転送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被災地からのメールの優先処理を効率よく行うこと。
【解決手段】転送装置11,12は、それぞれ異なるエリアの移動端末31〜33から送信された電子メールを転送する。メールサーバ20は、転送装置11,12のいずれかによって転送された電子メールを宛先へ向けて送信する送信処理を行う。メールサーバ20は、災害が発生した場合に、被災エリア40の移動端末32,33からの電子メールを転送する転送装置12へ所定情報を送信する。転送装置12は、メールサーバ20へ転送する電子メールに所定情報を付加する。メールサーバ20は、所定情報が付加されて転送された電子メールの送信処理を、所定情報が付加されていない電子メールの送信処理より優先的に行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、通信方法、メールサーバおよび転送装置に関する。
従来、被災地域の帯域制御装置は、災害時、災害システムセンタから通知を受け、音声呼データよりもパケットデータを優先することが知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。また、災害発生時、発呼規制装置は、被災地エリアに存在する端末から特定地域である旨の通知を受け、その特定した端末からの発呼を発呼規制の対象外とすることが知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
国際公開第2005/004076号 特開2001−169360号公報
しかしながら、上述した従来技術では、被災地からのメールの優先処理を効率よく行うことができないという問題がある。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、被災地からのメールの優先処理を効率よく行うことができる通信システム、通信方法、メールサーバおよび転送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、それぞれ異なるエリアの移動端末から送信された電子メールを転送する複数の転送装置と、前記複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行うメールサーバと、を含む通信システムにおいて、前記メールサーバが、災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信し、前記複数の転送装置のうちの前記メールサーバから前記所定情報を受信した転送装置が、前記メールサーバへ転送する電子メールに前記所定情報を付加し、前記メールサーバが、前記所定情報が付加された電子メールの前記送信処理を、前記所定情報が付加されていない電子メールの前記送信処理より優先的に行う通信システム、通信方法、メールサーバおよび転送装置が提案される。
本発明の一側面によれば、被災地からのメールの優先処理を効率よく行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかる通信システムの適用例を示す図である。 図3−1は、緊急速報の送信時の動作の一例を示す図(その1)である。 図3−2は、緊急速報の送信時の動作の一例を示す図(その2)である。 図3−3は、被災エリアからのメール送信時の動作の一例を示す図(その1)である。 図3−4は、被災エリアからのメール送信時の動作の一例を示す図(その2)である。 図3−5は、被災エリア以外からのメール送信時の動作の一例を示す図である。 図4−1は、MSCの構成の一例を示す図である。 図4−2は、図4−1に示したMSCにおける信号の流れの一例を示す図である。 図4−3は、MSCのハードウェア構成の一例を示す図である。 図5−1は、基地局の構成の一例を示す図である。 図5−2は、図5−1に示した基地局における信号の流れの一例を示す図である。 図5−3は、基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、優先制御実施定義情報の一例を示す図である。 図7は、MSCの優先制御情報格納部に格納される情報の一例を示す図である。 図8−1は、MSCから配信される緊急速報メールのフォーマットの一例を示す図である。 図8−2は、MSCから配信される緊急速報メールの具体例を示す図である。 図9は、移動端末からのメールのフォーマットの一例を示す図である。 図10は、MSCによる処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、MSCによる緊急速報配信処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、MSCによるメール送信処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、MSCによる優先エリア追加/優先制御停止処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、基地局による処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、基地局による緊急速報メール配信処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、基地局によるメール送信処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、交換機による処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、通信システムの緊急速報の送信時の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。 図19は、被災エリアからのメール送信時の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。 図20は、被災エリア以外からのメール送信時の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。 図21は、優先制御情報が付加されたメールに対する返信メールの送信時の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる通信システム、通信方法、メールサーバおよび転送装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(実施の形態にかかる通信システム)
図1は、実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態にかかる通信システム10は、転送装置11,12と、メールサーバ20と、を含む。通信システム10は、たとえば電子メールを転送する通信システムである。
転送装置11,12は、それぞれ異なるエリアの移動端末から送信された電子メールをメールサーバ20へ向けて転送する。図1に示す例では、転送装置11は、移動端末31から送信された電子メールをメールサーバ20へ向けて転送する。転送装置12は、移動端末32,33から送信された電子メールをメールサーバ20へ向けて転送する。
転送装置11,12のそれぞれは、たとえば、移動端末と無線通信を行う基地局である。または、転送装置11,12のそれぞれは、移動端末と無線通信を行う基地局と、メールサーバ20と、の間の通信を中継する交換機等の中継装置であってもよい。また、転送装置11,12のそれぞれは、交換機等の中継装置を介してメールサーバ20に接続されていてもよい。
たとえば、転送装置12は、転送部13および付加部14を備える。転送部13は、移動端末から送信された電子メールをメールサーバ20へ向けて転送する処理を行う。付加部14は、メールサーバ20から所定情報を受信すると、メールサーバ20へ転送する電子メールに、メールサーバ20から受信した所定情報を付加する処理を行う。転送装置12の構成について説明したが、転送装置11の構成についても同様である。
メールサーバ20は、第1送信部21と、第2送信部22と、を備える。第1送信部21は、転送装置11,12のいずれかによって転送された電子メールを、電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行う。電子メールの宛先は、たとえば移動端末31〜33のいずれかであってもよいし、移動端末31〜33とは異なるPC(Personal Computer)等であってもよい。
また、第1送信部21は、転送装置11,12とは異なる通信装置から転送された電子メールについても送信処理を行ってもよい。この場合の電子メールの宛先は、たとえば移動端末31〜33のいずれかであってもよいし、移動端末31〜33とは異なるPC等であってもよい。
第2送信部22は、災害の発生時に、転送装置11,12のうちの、災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信する。災害の発生時は、たとえば、災害の発生直後である。または、災害の発生時は、災害が予測された場合には災害の発生前でもよい。所定情報は、付加された電子メールが優先して送信されるべきであることを示す情報である。
図1に示す例では、災害の発生エリアが被災エリア40であるとする。被災エリア40には移動端末32,33が位置している。この場合は、第2送信部22は、被災エリア40の転送装置12へ所定情報を送信する。これにより、転送装置12からメールサーバ20へ転送される移動端末32,33からの電子メールには、第2送信部22が転送装置12へ送信した所定情報が付加されるようになる。
また、第1送信部21は、所定情報が付加されて転送された電子メールの送信処理を、所定情報が付加されていない電子メールの送信処理より優先的に行う。たとえば、第1送信部21は、所定情報が付加されていない電子メールについては、破棄、一時蓄積または配信数制限等の規制処理を行い、所定情報が付加されて転送された電子メールについては規制処理を行わずに送信処理を行う。または、第1送信部21は、所定情報が付加されて転送された電子メールの送信処理の送信順を、所定情報が付加されていない電子メールの送信処理より先にするようにしてもよい。
図1に示す例では、移動端末32,33からの電子メールは転送装置12によって所定情報が付加されてメールサーバ20へ転送される。また、移動端末31からの電子メールや、移動端末31〜33とは異なるエリアからの電子メールは、所定情報が付加されずにメールサーバ20へ転送される。このため、第1送信部21は、移動端末32,33からの電子メールの送信処理を、移動端末31からの電子メール等の送信処理より優先的に行う。
このように、メールサーバ20が、被災エリア40に対応する転送装置12に所定情報を付与し、付与された転送装置12は移動端末32,33からの電子メールに所定情報を付加してメールサーバ20へ転送する。メールサーバ20において、被災エリア40からの電子メールを効率的に識別することができる。このため、被災エリア40からの電子メールを優先的に効率よく伝送することが可能になる。
また、メールサーバ20は、災害に関する速報メールを、被災エリア40の移動端末からの電子メールを転送する転送装置12へ送信してもよい。転送装置12は、メールサーバ20から送信された速報メールを被災エリア40の移動端末へ転送する。この場合に、メールサーバ20は、速報メールに所定情報を付加することにより、転送装置12へ所定情報を送信してもよい。
これにより、トラフィックの増加を抑えつつ、メールサーバ20から転送装置12へ所定情報を送信することができる。また、災害に関する速報メールとともに所定情報を送信することにより、被災エリア40の移動端末からの電子メールを転送する転送装置12に所定情報を効率よく設定させることができる。
また、メールサーバ20から所定情報を受信した転送装置12は、メールサーバ20へ転送する電子メールのうちの特定領域に所定情報を付加する。特定領域は、電子メールに対する返信メールに付加される、返信元の電子メールの識別子が格納される領域である。
これにより、被災エリア40の移動端末からの電子メールに対する返信メールにも所定情報を付加することができる。被災エリア40の移動端末からの電子メールだけでなく、被災エリア40の移動端末からの電子メールに対する返信メールについても優先的に伝送することができる。
通信システム10にて伝送される電子メールには、たとえばSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等のプロトコルを用いた電子メールやSMS(Short Message Service)等を適用することができる。
(実施の形態にかかる通信システムの適用例)
図2は、実施の形態にかかる通信システムの適用例を示す図である。図1に示した通信システム10は、たとえば図2に示す移動通信システム200に適用することができる。移動通信システム200は、緊急速報システム110と、MSC120と、交換機131〜134と、基地局141〜146と、移動端末151〜157と、を含む。
図1に示した転送装置11,12のそれぞれは、たとえば基地局141〜146のいずれかに適用することができる。または、図1に示した転送装置11,12のそれぞれは、たとえば交換機131〜134のいずれかに適用してもよい。以下、転送装置11,12のそれぞれを基地局141〜146のいずれかに適用する場合について説明する。
図1に示したメールサーバ20は、たとえばMSC120に適用することができる。図1に示した移動端末31〜33のそれぞれは、たとえば移動端末151〜157のいずれかに適用することができる。
緊急速報システム110は、たとえば気象庁等に設けられたシステムであり、災害(たとえば地震、津波、竜巻、火山の噴火等)の発生時に、発生した災害、またはこれから発生する災害に関する緊急速報をMSC120へ送信する。
MSC120(Message Service Center:メッセージサービスセンター)は、移動端末(たとえば移動端末151〜157)やPCからのメールを受け付け送信する。また、MSC120は、緊急速報システム110からの緊急速報を受け付け、緊急速報メールを同報配信する。
緊急速報メールの同報配信の方式としては、たとえば3GPP(3rd Generation Partnership Project)ではCell Broadcast Service等を用いることができる。また、緊急速報メールの同報配信の方式としては、3GPP2ではBroadcast SMS等を用いることができる。
交換機131〜134は、MSC120と、基地局141〜146と、の間のルーティングを行う。たとえば、交換機131〜134のそれぞれは、MSC120から送信されたメールの電番等の宛先から、宛先の移動端末が存圏するエリアを特定する。そして、交換機131〜134のそれぞれは、隣接する交換機または基地局のうちの、特定した宛先に対応する通信装置へメールを送信する。
また、交換機131〜134のそれぞれは、基地局141〜146から送信されたメールを、MSC120またはMSC120に接続した交換機へ送信する。交換機131〜134には、たとえばRNC(Radio Network Controller:無線ネットワーク制御局)等の中継局が含まれていてもよい。
交換機131は、MSC120、交換機132および基地局141に接続されている。交換機132は、交換機131および基地局142,143に接続されている。交換機133は、MSC120、交換機134および基地局144に接続されている。交換機134は、交換機133および基地局145,146に接続されている。
基地局141〜146は、それぞれ異なるエリアに設置され、自局の周辺にセルを形成する。そして、基地局141〜146のそれぞれは、自セルの移動端末との間で無線通信を行う。たとえば、基地局141〜146のそれぞれは、交換機131〜134のうちの自局に接続された交換機からメールを受信し、受信したメールを宛先の移動端末へ送信する。また、基地局141〜146のそれぞれは、自セルの移動端末からメールを受信し、受信したメールを、交換機131〜134のうちの自局に接続された交換機へ送信する。
基地局141〜146のそれぞれには、たとえば、3GPPやLTE(Long Term Evolution)等、各種の通信方式の基地局を適用することができる。
基地局141は交換機131に接続されている。基地局142,143は交換機132に接続されている。基地局144は交換機133に接続されている。基地局145,146は交換機134に接続されている。
移動端末151〜157は、たとえば携帯電話などの無線通信が可能な情報端末である。たとえば、移動端末151〜157は、互いのメールの送受信や、気象庁等からの緊急速報の受信などを行う。移動端末151は基地局141に接続している。移動端末152,153は基地局142に接続している。移動端末154は基地局143に接続している。移動端末155は基地局144に接続している。移動端末156は基地局145に接続している。移動端末157は基地局146に接続している。
(通信システムの動作)
つぎに、図2に示した移動通信システム200の動作の一例について説明する。
図3−1は、緊急速報の送信時の動作の一例を示す図(その1)である。図3−1において、図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図3−1に示す例では、基地局145,146が設置された地点を含むエリアにおいて災害が発生したとする。被災エリア301は、災害が発生したエリアを示している。この場合は、緊急速報システム110は、被災エリア301において発生した災害に関する緊急速報をMSC120へ送信する。
MSC120は、緊急速報システム110から緊急速報を受信すると、優先制御情報(所定情報)を払い出す。図3−1に示す「優先:A123」は、図3−1に示す例においてMSC120が払い出した優先制御情報である。そして、MSC120は、受信した緊急速報に優先制御情報「優先:A123」を付加した緊急速報メールを作成し、作成した緊急速報メールを、被災エリア301に含まれる基地局145,146を宛先として送信する。また、MSC120は、払い出した優先制御情報「優先:A123」を自身の所定領域に格納する。
MSC120から送信された緊急速報メールは、交換機133,134を介して基地局145,146によって受信される。基地局145,146のそれぞれは、受信した緊急速報メールに付加された優先制御情報「優先:A123」を自身の所定領域に格納する。
図3−2は、緊急速報の送信時の動作の一例を示す図(その2)である。図3−2において、図3−1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図3−2に示すように、基地局145は、受信した緊急速報メールを移動端末156へ送信する。基地局146は、受信した緊急速報メールを移動端末157へ送信する。
このとき、基地局145,146は、受信した緊急速報メールに付加された優先制御情報「優先:A123」を除去し、優先制御情報「優先:A123」を除去した緊急速報メールを送信してもよい。移動端末156,157のそれぞれは、受信した緊急速報メールをユーザへ送信する。
図3−3は、被災エリアからのメール送信時の動作の一例を示す図(その1)である。図3−3において、図3−2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図3−3に示すように、被災エリア301に位置する移動端末157から、たとえば移動端末155を宛先とするメールが基地局146へ送信されたとする。
図3−4は、被災エリアからのメール送信時の動作の一例を示す図(その2)である。図3−4において、図3−3に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図3−4に示すように、基地局146は、優先制御情報「優先:A123」を所定領域に格納しているため、移動端末157から受信したメールに優先制御情報「優先:A123」を付加して交換機134へ送信する。交換機134へ送信されたメールは、交換機134および交換機133を介してMSC120によって受信される。
MSC120は、所定領域に格納している優先制御情報「優先:A123」と同一の優先制御情報が付加されたメールを受信したため、受信した移動端末157からのメールの送信を規制せずに行う。MSC120から送信されたメールは、交換機133および基地局144を介して移動端末155によって受信される。
図3−5は、被災エリア以外からのメール送信時の動作の一例を示す図である。図3−5において、図3−4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図3−5に示すように、被災エリア301とは異なるエリアの移動端末152から、たとえば移動端末154を宛先とするメールが基地局142へ送信されたとする。基地局142は、優先制御情報を所定領域に格納していないため、優先制御情報を付加せずにメールを交換機132へ送信する。
交換機132へ送信されたメールは交換機132および交換機131を介してMSC120によって受信される。MSC120は、受信したメールに優先制御情報が付加されていないため、受信したメールを規制対象にする。たとえば、MSC120は、受信したメールについて、破棄、一時蓄積または配信数制限などを行う。
このように、MSC120は被災エリア301に対応する基地局145,146に優先制御情報を付与し、優先制御情報を付与された基地局145,146は移動端末からのメールに優先情報を付加してMSC120へ転送する。これにより、MSC120において、被災エリア301からのメールとその他のメールとを効率よく区別することができる。このため、被災エリア301のメールを優先的に効率よく伝送することが可能になる。
また、被災エリア301からのメールが優先されることから、災害発生後に被災エリア301に入った救助隊員等からのメールも優先して伝送することができる。
また、たとえば、輻輳が発生した場合にメールを規制する技術に比べて、緊急速報を契機に予め規制(破棄、一時蓄積、配信数制限)を行うことにより、被災エリア301の輻輳に伴う不通状態を回避することが可能である。また、輻輳時にメールを一律に規制する技術に比べて、より重要と考えられる被災エリア301からのメールを優先的に伝送することができる。
また、被災エリア301に対応する基地局145,146に優先制御情報を持たせ、MSC120で優先制御情報に応じた優先制御を行うことにより優先制御を実現することができる。このため、たとえば被災地の移動端末が被災地に属する旨を通知する技術に比べて、移動端末に機能を追加しなくても優先制御を実現することができ、またトラフィックの増加を抑えることができる。
(MSCの構成)
図4−1は、MSCの構成の一例を示す図である。図4−2は、図4−1に示したMSCにおける信号の流れの一例を示す図である。図2等に示したMSC120は、たとえば図4−1,図4−2に示すMSC400によって実現することができる。
MSC400は、緊急速報受信部401と、同報配信部402と、メール受信部403と、メール送信部404と、指示入力部405と、メール送信制御部406と、優先制御情報格納部407と、を含む。
緊急速報受信部401は、緊急速報システム110からの緊急速報を受信するインターフェースである。同報配信部402は、緊急速報メールを対象の各移動端末へ同報配信するインターフェースである。メール受信部403は、MSC400によって送信すべきメールを受信するインターフェースである。
メール送信部404は、メール受信部403によって受信したメールを対象へ向けて送信するインターフェースである。指示入力部405には、たとえばPC410が接続される。そして、指示入力部405には、PC410から各種の制御が入力される。PC410から指示入力部405へ入力される制御信号には、たとえば、優先制御を実施するエリアを追加することを要求する優先エリア追加要求や、優先制御の停止を要求する優先制御停止要求がある。
メール送信制御部406は、緊急速報受信部401、同報配信部402、メール受信部403、メール送信部404および指示入力部405による通信を介して、MSC400によるメール等の送信を制御する送信処理を行う。
たとえば、メール送信制御部406は、優先制御実施判定部408を有する。優先制御実施判定部408は、優先制御実施定義情報(たとえば図6参照)を記憶している。そして、優先制御実施判定部408は、緊急速報受信部401によって緊急速報システム110からの緊急速報が受信されると、受信された緊急速報の内容と、優先制御実施定義情報と、を比較する。つぎに、優先制御実施判定部408は、比較結果に基づいて、受信された緊急速報が、優先制御を実施するレベルの緊急速報かを判定する。
メール送信制御部406は、優先制御を実施するレベルの緊急速報であると優先制御実施判定部408によって判定された場合は、緊急速報が示す被災エリアについての優先制御を実施する。たとえば、メール送信制御部406は、優先制御情報を払い出す。そして、メール送信制御部406は、受信された緊急速報に基づき、払い出した優先制御情報を付加した緊急速報メールを作成して同報配信部402によって配信する。
また、メール送信制御部406は、払い出した優先制御情報を優先制御情報格納部407に格納する。また、メール送信制御部406は、メール受信部403によって受信されたメールのうち、優先制御情報格納部407に格納した優先制御情報と同一の優先制御情報が付加されたメールを優先的にメール送信部404から送信する送信処理を行う。
図4−3は、MSCのハードウェア構成の一例を示す図である。図4−1,図4−2に示したMSC400は、たとえば図4−3に示すMSC400によって実現することができる。図4−3に示すMSC400は、CPU431と、メモリ432と、ディスク433と、外部インターフェース434と、を含む。
CPU431(Central Processing Unit)は、MSC400の全体の制御を司る。メモリ432は、たとえばRAM(Random Access Memory)である。メモリ432はCPU431のワークエリアとして使用される。
ディスク433は、たとえば磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発メモリである。ディスク433には、MSC400を動作させる各種のプログラムが記憶されている。ディスク433に記憶されたプログラムは、メモリ432にロードされてCPU431によって実行される。
外部インターフェース434は、たとえば有線によってMSC400の外部との間で通信を行う通信インターフェースである。外部インターフェース434は、CPU431によって制御される。
図4−1,図4−2に示した緊急速報受信部401、同報配信部402、メール受信部403、メール送信部404および指示入力部405は、たとえば図4−3に示す外部インターフェース434によって実現することができる。図4−1,図4−2に示したメール送信制御部406は、たとえば図4−3に示すCPU431、メモリ432およびディスク433によって実現することができる。図4−1,図4−2に示した優先制御情報格納部407は、たとえば図4−3に示すメモリ432によって実現することができる。
(基地局の構成)
図5−1は、基地局の構成の一例を示す図である。図5−2は、図5−1に示した基地局における信号の流れの一例を示す図である。図2に示した基地局141〜146のそれぞれは、たとえば図5−1,図5−2に示す基地局500によって実現することができる。基地局500は、緊急速報メール受信部501と、同報配信部502と、メール受信部503と、メール送信部504と、メール送信制御部506と、優先制御情報格納部507と、を含む。
緊急速報メール受信部501は、MSC120からの緊急速報を受信するインターフェースである。同報配信部502は、緊急速報メール受信部501によって受信された緊急速報メールを対象の各移動端末へ同報配信するインターフェースである。メール受信部503は、基地局500によって送信すべきメールを受信するインターフェースである。メール送信部504は、メール受信部503によって受信したメールを宛先へ向けて送信するインターフェースである。
メール送信制御部506は、緊急速報メール受信部501、同報配信部502、メール受信部503およびメール送信部504による通信を介して、基地局500によるメール等の送信を制御する送信処理を行う。
たとえば、メール送信制御部506は、緊急速報メール受信部501によって緊急速報メールが受信されると、緊急速報メールに付加されている優先制御情報を優先制御情報格納部507に格納する。そして、メール送信制御部506は、受信された緊急速報メールを、同報配信部502を介して移動端末へ向けて送信する。
また、メール送信制御部506は、たとえば、優先制御情報有無判定部508および優先制御情報付加部509を有する。優先制御情報有無判定部508は、メール受信部503によって移動端末からのメールが受信された場合に、優先制御情報格納部507における優先制御情報の有無を判定する。
優先制御情報付加部509は、優先制御情報が格納されていると優先制御情報有無判定部508によって判定された場合に、メール受信部503によって受信された移動端末からのメールに、優先制御情報格納部507に格納された優先制御情報を付加する。優先制御情報付加部509によって優先制御情報が付加されたメールは、メール送信部504によってMSC120へ向けて送信される。
図5−3は、基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。図5−1,図5−2に示した基地局500は、たとえば図5−3に示す基地局500によって実現することができる。図5−3に示す基地局500は、CPU531と、メモリ532と、ディスク533と、外部インターフェース534と、を含む。
CPU531は、基地局500の全体の制御を司る。メモリ532は、たとえばRAMである。メモリ532は、CPU531のワークエリアとして使用される。ディスク533は、たとえば磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発メモリである。ディスク533には、基地局500を動作させる各種のプログラムが記憶されている。ディスク533に記憶されたプログラムは、メモリ532にロードされてCPU531によって実行される。
外部インターフェース534は、たとえば、無線や有線によって基地局500の外部との間で通信を行う通信インターフェースである。外部インターフェース534は、CPU531によって制御される。
図5−1,図5−2に示した緊急速報メール受信部501、同報配信部502、メール受信部503およびメール送信部504は、たとえば図5−3に示す外部インターフェース534によって実現することができる。図5−1,図5−2に示したメール送信制御部506は、たとえば図5−3に示すCPU531およびメモリ532によって実現することができる。図5−1,図5−2に示した優先制御情報格納部507は、たとえば図5−3に示すメモリ532によって実現することができる。
(優先制御実施定義情報)
図6は、優先制御実施定義情報の一例を示す図である。図4−1,図4−2に示したMSC400の優先制御実施判定部408は、たとえば図6に示す優先制御実施定義情報600を記憶している。優先制御実施定義情報600においては、「定義No」、「速報種別」および「優先制御を開始する緊急速報」が対応付けられている。
「定義No」は、複数の優先制御実施定義に割り振られた識別番号である。「速報種別」は、緊急速報が示す災害の種別(たとえば地震、津波、台風、火山の噴火等)である。「優先制御を開始する緊急速報」は、優先制御を開始するための緊急速報の内容の条件である。
優先制御実施判定部408は、緊急速報システム110から送信された緊急速報が示す速報の種別を特定する。そして、優先制御実施判定部408は、優先制御実施定義情報600の「速報種別」のうちの、特定した種別に対応する「速報種別」に対応する「優先制御を開始する緊急速報」を取得する。
そして、優先制御実施判定部408は、緊急速報システム110から送信された緊急速報が、取得した「優先制御を開始する緊急速報」の条件を満たすか否かを判定することによって、優先制御を実施するか否かを判定する。
たとえば、緊急速報システム110から送信された緊急速報が示す速報の種別が「地震」であった場合は、優先制御実施定義情報600において対応する「優先制御を開始する緊急速報」は「震度6以上」である。このため、優先制御実施判定部408は、緊急速報が示す震度が6以上である場合は優先制御を実施すると判定し、緊急速報が示す震度が6未満である場合は優先制御を実施しないと判定する。
(MSCの優先制御情報格納部に格納される情報)
図7は、MSCの優先制御情報格納部に格納される情報の一例を示す図である。図4−1,図4−2に示したMSC400の優先制御情報格納部407には、たとえば図7に示す優先制御情報リスト700が格納される。優先制御情報リスト700は、たとえば発生した災害ごとの優先制御情報を含む。また、優先制御情報リスト700においては、「優先制御情報」、「登録日時」および「対象エリア」が対応付けられている。
「優先制御情報」は、メール送信制御部406によって払い出された優先制御情報である。「登録日時」は、メール送信制御部406によって優先制御情報が払い出された日時である。「対象エリア」は、災害が発生し優先制御を行う被災エリアである。
メール送信制御部406は、優先制御を行う場合に、払い出した優先制御情報と、優先制御情報を払い出した日時と、緊急速報が示す被災エリアと、を対応付けて優先制御情報格納部407に格納する。そして、メール送信制御部406は、移動端末からのメールのうちの、優先制御情報リスト700に含まれる優先制御情報と同一の優先制御情報が付加されたメールの送信処理を優先的に行う。
(MSCから配信される緊急速報メール)
図8−1は、MSCから配信される緊急速報メールのフォーマットの一例を示す図である。図8−1に示す緊急速報メール810は、MSC400から配信される緊急速報メールである。緊急速報メール810には、たとえば、「Message identifier」、「Serial Number」、「Warning Area List」および「Warning Message Contents」が含まれる。
「Message identifier」には、緊急速報の種別(地震、津波等)を示す数値が格納される。「Serial Number」には、緊急速報メールを一意に識別する識別情報が格納される。「Warning Area List」には、緊急速報の配信対象のエリアを示す数値が格納される。「Warning Message Contents」には、緊急速報で配信されるメッセージが格納される。
たとえば、「Serial Number」の上位7〜16ビットを優先制御情報に割り当てることができる。この場合は、たとえば、「Serial Number」の上位7〜14ビットの値が「NULL」でない緊急速報メール810は、優先制御情報が付加された緊急速報メール810となる。また、「Serial Number」の上位7〜14ビットの値が「NULL」である緊急速報メール810は、優先制御情報が付加されていない緊急速報メール810となる。
このように、緊急速報メール810の識別情報を格納する領域に優先制御情報を付加することにより、緊急速報メール810のフォーマットを拡張しなくても緊急速報メール810に優先制御情報を付加することができる。
また、「Serial Number」に優先制御情報を格納し、「Message identifier」に「NULL」を設定した緊急速報メール810により、優先制御を実施するエリアの追加を要求する優先エリア追加要求とすることができる。この優先エリア追加要求が送信されることにより、「Warning Area List」が示すエリアが優先制御の実施エリアとして追加される。
このように、MSC120は、緊急速報メール810の識別情報を格納する領域に優先制御情報を付加し、災害の種別を示す情報を格納する領域に所定値(NULL)を付加した速報メールを任意の基地局へ送信する。これにより、任意の基地局へ優先制御情報を送信し、優先制御を開始させることができる。
また、「Serial Number」に「NULL」を設定し、「Message identifier」に「NULL」を設定した緊急速報メール810により、優先制御の停止を要求する優先制御停止要求とすることができる。この優先制御停止要求が送信されることにより、「Warning Area List」が示すエリアが優先制御の実施エリアから除外される。
このように、MSC120は、緊急速報メール810の識別情報を格納する領域と、災害の種別を示す情報を格納する領域と、に所定値(NULL)を付加することにより、任意の基地局に対して優先制御情報を削除させることができる。
図8−1に示したように、緊急速報メール810と同一のフォーマットを利用して優先エリア追加要求メールおよび優先制御停止要求メールを実現することができる。ただし、優先エリア追加要求メールおよび優先制御停止要求メールはこれに限らず、他のメールのフォーマットを利用してもよいし、新たに定義したフォーマットを利用してもよい。
図8−2は、MSCから配信される緊急速報メールの具体例を示す図である。図8−2に示す緊急速報メール820は、MSC400から配信される緊急速報メールの具体例である。図8−2に示す例では、緊急速報メール820の「Message identifier」に、たとえば地震を示す「0x1100」が格納されている。
また、緊急速報メール820の「Serial Number」に「010101100010010000」が格納されている。「010101100010010000」のうちの上位7〜14ビットの「10001001」が優先制御情報である。
また、緊急速報メール820の「Warning Area List」に、地震が発生したエリアに対応する基地局を示す「0x123456」が格納されている。また、緊急速報メール820の「Warning Message Contents」に「○○で地震発生。…」とのメッセージ本文が格納されている。
(移動端末からのメール)
図9は、移動端末からのメールのフォーマットの一例を示す図である。図9に示すように、移動端末151〜157などの移動端末から送信されるメール900には、たとえば、メールヘッダ、「References」および「メッセージ本文」が含まれる。メール900のメールヘッダには、たとえば、「From」、「To」、「Subject」、「Date」が含まれる。
「From」は、メール900の送信元の識別情報である。「To」は、メール900の宛先の識別情報である。「Subject」は、メール900の表題である。「Date」は、メール900の送信日時である。「References」は、メール900が他のメールに対する返信メールである場合に、返信のために参照した返信元のメールの識別情報である。「メッセージ本文」は、メール900のメッセージ本文である。
基地局500は、優先制御情報格納部507に優先制御情報が格納されている状態で移動端末からのメール900を受信すると、たとえば受信したメール900の「References」に優先制御情報を付加する。このように、基地局500は、MSC120へ転送するメール900の各領域のうちの、MSC120へ転送するメール900に対する返信メールに付加される識別子が格納される領域に優先制御情報を付加する。
これにより、被災エリアからのメール900に対する返信メールの「References」にも、優先制御情報を含めることができる。このため、被災エリア以外からのメールであっても、被災エリアからのメール900に対する返信メールに対しては優先制御情報を付加することができる。したがって、たとえばMSC120において、被災エリアからのメール900に加えて、被災エリアからのメール900に対する返信メールについても優先的に送信処理を行うことができる。
(MSCによる処理)
図10は、MSCによる処理の一例を示すフローチャートである。MSC400は、たとえば以下の各ステップを実行する。以下の各ステップは、たとえばメール送信制御部406によって実行される。
まず、MSC400は、外部からの信号を受信したか否かを判断し(ステップS1001)、信号を受信するまで待つ(ステップS1001:Noのループ)。MSC400が受信する信号には、たとえば、緊急速報受信部401が緊急速報システム110から受信する緊急速報、メール受信部403が受信するメール、指示入力部405が受信する優先エリア追加要求または優先制御停止要求がある。
ステップS1001において、信号を受信すると(ステップS1001:Yes)、MSC400は、受信した信号が緊急速報であるか否かを判断する(ステップS1002)。受信した信号が緊急速報である場合(ステップS1002:Yes)は、MSC400は、緊急速報配信処理を実行し(ステップS1003)、ステップS1001へ戻る。緊急速報配信処理については後述する(たとえば図11参照)。
ステップS1002において、受信した信号が緊急速報でない場合(ステップS1002:No)は、MSC400は、ステップS1001において受信した信号がメールか否かを判断する(ステップS1004)。受信した信号がメールである場合(ステップS1004:Yes)は、MSC400は、メール送信処理を実行し(ステップS1005)、ステップS1001へ戻る。メール送信処理については後述する(たとえば図12参照)。
ステップS1004において、受信した信号がメールでない場合(ステップS1004:No)、MSC400は、ステップS1001において受信した信号が優先エリア追加要求または優先制御停止要求か否かを判断する(ステップS1006)。受信した信号が優先エリア追加要求または優先制御停止要求である場合(ステップS1006:Yes)は、MSC400は、優先エリア追加/優先制御停止処理を実行し(ステップS1007)、ステップS1001へ戻る。優先エリア追加/優先制御停止処理については後述する(たとえば図13参照)。
ステップS1006において、受信した信号が優先エリア追加要求または優先制御停止要求でない場合(ステップS1006:No)は、MSC400は、ステップS1008へ移行する。すなわち、MSC400は、ステップS1001において受信した信号に応じた処理を行い(ステップS1008)、ステップS1001へ戻る。
以上の各ステップにより、MSC400は、緊急速報を受信した場合は緊急速報配信処理(たとえば図11参照)を実行することができる。また、MSC400は、メールを受信した場合はメール送信処理(たとえば図12参照)を実行することができる。また、MSC400は、優先エリア追加要求または優先制御停止要求を受信した場合は優先エリア追加/優先制御停止処理(たとえば図13参照)を実行することができる。
図11は、MSCによる緊急速報配信処理の一例を示すフローチャートである。図10のステップS1003において、MSC400は、緊急速報配信処理としてたとえば以下の各ステップを実行する。まず、MSC400は、たとえばディスク433に記憶された優先制御実施定義情報を取得する(ステップS1101)。つぎに、MSC400は、ステップS1101によって取得した優先制御実施定義情報に基づいて、受信した緊急速報が優先制御を開始すべき緊急速報か否かを判断する(ステップS1102)。
ステップS1102において、受信した緊急速報が優先制御を開始すべき緊急速報でないと判断した場合(ステップS1102:No)は、MSC400は、優先制御情報をつけないシリアルナンバを作成し(ステップS1103)、ステップS1106へ移行する。シリアルナンバは、たとえば図8−1に示した「Serial Number」である。優先制御情報をつけないシリアルナンバは、たとえば上位7〜14ビットが「NULL」であるシリアルナンバである。
ステップS1102において、受信した緊急速報が優先制御を開始すべき緊急速報であると判断した場合(ステップS1102:Yes)は、MSC400は、優先制御情報を払い出し、払い出した優先制御情報をつけたシリアルナンバを作成する(ステップS1104)。優先制御情報をつけたシリアルナンバは、たとえば上位7〜14ビットが「NULL」ではないシリアルナンバである。また、MSC400は、払い出した優先制御情報を優先制御情報格納部407に格納する(ステップS1105)。
つぎに、MSC400は、ステップS1103またはステップS1104において作成したシリアルナンバを用いて緊急速報メールを作成する(ステップS1106)。つぎに、MSC400は、緊急速報が示す被災エリア(緊急速報配信エリア)へ向けて、ステップS1106によって作成した緊急速報メールを送信する(ステップS1107)。
つぎに、MSC400は、全ての緊急速報配信エリアへ緊急速報メールの配信を完了したか否かを判断する(ステップS1108)。配信を完了していない場合(ステップS1108:No)は、MSC400は、ステップS1106へ戻る。配信を完了した場合(ステップS1108:Yes)は、MSC400は、緊急速報配信処理を終了する。
以上の各ステップにより、MSC400は、緊急速報システム110から送信された緊急速報に応じた緊急速報メールを対象エリアに配信するとともに、優先制御情報を払い出して緊急速報メールに付加することができる。これにより、対象エリアの基地局に優先制御情報を設定させることができる。
図12は、MSCによるメール送信処理の一例を示すフローチャートである。図10のステップS1005において、MSC400は、メール送信処理としてたとえば以下の各ステップを実行する。まず、MSC400は、優先制御情報格納部407に優先制御情報が格納されているか否かを判断する(ステップS1201)。
ステップS1201において、優先制御情報格納部407に優先制御情報が格納されている場合(ステップS1201:Yes)は、優先制御を実施中であると判断することができる。この場合は、MSC400は、受信したメールに優先制御情報が付加されているか否かを判断する(ステップS1202)。
ステップS1202において、受信したメールに優先制御情報が付加されていない場合(ステップS1202:No)は、MSC400は、受信したメールの規制処理を行い(ステップS1203)、メール送信処理を終了する。規制処理には、たとえば、破棄、一時蓄積または配信数制限などがある。
ステップS1202において、メールに優先制御情報が付加されている場合(ステップS1202:Yes)は、MSC400は、ステップS1204へ移行する。すなわち、MSC400は、メールに付加されている優先制御情報の値が、優先制御情報格納部407に格納されている優先制御情報の値と同じか否かを判断する(ステップS1204)。
ステップS1204において、優先制御情報の値が同じでない場合(ステップS1204:No)は、MSC400は、ステップS1203へ移行する。優先制御情報の値が同じである場合(ステップS1204:Yes)は、MSC400は、受信したメールの送信処理を行い(ステップS1205)、メール送信処理を終了する。
ステップS1201において、優先制御情報格納部407に優先制御情報が格納されていない場合(ステップS1201:No)は、優先制御を実施中でないと判断することができる。この場合は、MSC400は、ステップS1205へ移行してメールの送信処理を行う。
上記の各ステップにより、MSC400は、優先制御を実施していない場合は受信したメールを規制せずに送信することができる。また、MSC400は、優先制御を実施している場合は、自身が払い出した優先制御情報と同一の優先制御情報が付加されたメールについては規制せずに送信し、その他のメールについては規制の対象にすることができる。
図13は、MSCによる優先エリア追加/優先制御停止処理の一例を示すフローチャートである。図10のステップS1007において、MSC400は、優先エリア追加/優先制御停止処理としてたとえば以下の各ステップを実行する。まず、MSC400は、優先エリア追加要求または優先制御停止要求に対応する優先制御情報が優先制御情報格納部407に格納されているか否かを判断する(ステップS1301)。
ステップS1301において、対応する優先制御情報が格納されていない場合(ステップS1301:No)は、MSC400は、優先エリア追加要求または優先制御停止要求の要求元(たとえばPC410)へエラーを送信し(ステップS1302)、優先エリア追加/優先制御停止処理を終了する。
ステップS1301において、対応する優先制御情報が格納されている場合(ステップS1301:Yes)は、MSC400は、受信した信号が優先制御停止要求か否かを判断する(ステップS1303)。
ステップS1303において、優先制御停止要求である場合(ステップS1303:Yes)は、MSC400は、優先制御停止要求によって優先制御の停止を要求されたエリアが優先制御情報格納部407に登録されているか否かを判断する(ステップS1304)。停止を要求されたエリアが優先制御情報格納部407に登録されていない場合(ステップS1304:No)は、MSC400は、ステップS1302へ移行してエラーを送信する。
ステップS1304において、停止を要求されたエリアが優先制御情報格納部407に登録されている場合(ステップS1304:Yes)は、MSC400は、優先制御の停止を要求されたエリアへ優先制御停止要求メールを送信し(ステップS1305)、優先エリア追加/優先制御停止処理を終了する。
優先制御停止要求メールは、たとえば、図8−1に示した緊急速報メール810において、「Serial Number」および「Message identifier」に「NULL」を設定したものとすることができる。この場合は、緊急速報メール810の「Warning Area List」に対象エリアが格納される。
ステップS1303において、受信した信号が優先制御停止要求でない場合(ステップS1303:No)、すなわち受信した信号が優先エリア追加要求である場合は、MSC400は、ステップS1306へ移行する。すなわち、MSC400は、優先エリア追加要求によって要求されたエリアへ優先エリア追加要求メールを送信し(ステップS1306)、優先エリア追加/優先制御停止処理を終了する。
優先制御停止要求メールは、たとえば、図8−1に示した緊急速報メール810において、「Serial Number」に優先制御情報を格納し、「Message identifier」に「NULL」を設定したものとすることができる。この場合は、緊急速報メール810の「Warning Area List」に対象エリアが格納される。
以上の各ステップにより、たとえばPC410(たとえば図4−1,図4−2参照)からの操作により、任意のエリアを優先制御の実施対象に追加し、または優先制御の実施対象から除外することができる。
(基地局による処理)
図14は、基地局による処理の一例を示すフローチャートである。基地局500は、たとえば以下の各ステップを実行する。以下の各ステップは、たとえば基地局500のメール送信制御部506によって実行される。まず、基地局500は、外部からの信号を受信したか否かを判断し(ステップS1401)、信号を受信するまで待つ(ステップS1401:Noのループ)。
ステップS1401において、外部からの信号を受信すると(ステップS1401:Yes)、基地局500は、受信した信号が緊急速報メールであるか否かを判断する(ステップS1402)。受信した信号が緊急速報メールである場合(ステップS1402:Yes)は、基地局500は、緊急速報メール配信処理を実行し(ステップS1403)、ステップS1401へ戻る。緊急速報メール配信処理については後述する(たとえば図15参照)。
ステップS1402において、受信した信号が緊急速報メールでない場合(ステップS1402:No)は、基地局500は、受信した信号が一般メールであるか否かを判断する(ステップS1404)。一般メールは、たとえば、緊急速報メールとは異なる、移動端末からのメールや、移動端末へのメールである。受信した信号が一般メールである場合(ステップS1404:Yes)は、基地局500は、メール送信処理を実行し(ステップS1405)、ステップS1401へ戻る。メール送信処理については後述する(たとえば図16参照)。
ステップS1404において、受信した信号が一般メールでない場合(ステップS1404:No)は、基地局500は、受信した信号に応じた処理を実行し(ステップS1406)、ステップS1401へ戻る。
以上の各ステップにより、基地局500は、緊急速報メールを受信した場合に緊急速報メール配信処理を実行し、一般メールを受信した場合にメール送信処理を実行することができる。
図15は、基地局による緊急速報メール配信処理の一例を示すフローチャートである。図14のステップS1403において、基地局500は、緊急速報メール配信処理として以下の各ステップを実行する。まず、基地局500は、受信した緊急速報メールに付加された優先制御情報を優先制御情報格納部507に格納する(ステップS1501)。
つぎに、基地局500は、受信した緊急速報メールの種別の値が「NULL」であるか否かを判断する(ステップS1502)。緊急速報メールの種別の値は、たとえば図8−1に示した緊急速報メール810の「Message identifier」に格納されている。種別の値が「NULL」である場合(ステップS1502:Yes)は、受信した緊急速報メールが、優先エリア追加要求または優先制御停止要求であると判断することができる。この場合は、基地局500は、緊急速報メール配信処理を終了する。
ステップS1502において、種別の値が「NULL」でない場合(ステップS1502:No)は、基地局500は、基地局500に接続している各移動端末へ緊急速報メールを配信し(ステップS1503)、緊急速報メール配信処理を終了する。
以上の各ステップにより、基地局500は、緊急速報に基づく緊急速報メールを受信した場合は、優先制御停止要求メールの「Serial Number」に格納された優先制御情報を優先制御情報格納部507に格納することができる。
また、基地局500は、優先制御停止要求メールとしての緊急速報メールを受信した場合は、「Serial Number」に設定された「NULL」を優先制御情報格納部507に格納することにより優先制御を停止することができる。また、基地局500は、優先エリア追加要求メールとしての緊急速報メールを受信した場合は、「Serial Number」に設定された優先制御情報を優先制御情報格納部507に格納することにより優先制御を開始することができる。
図16は、基地局によるメール送信処理の一例を示すフローチャートである。図14のステップS1405において、基地局500は、メール送信処理として以下の各ステップを実行する。まず、基地局500は、受信したメールが配下の移動端末からのメールか否かを判断する(ステップS1601)。
ステップS1601において、配下の移動端末からのメールでない場合(ステップS1601:No)、すなわちMSC120から配下の移動端末へのメールである場合は、基地局500は、ステップS1602へ移行する。すなわち、基地局500は、受信したメールを配下の移動端末へ送信し(ステップS1602)、メール送信処理を終了する。
ステップS1601において、配下の移動端末からのメールである場合(ステップS1601:Yes)は、基地局500は、優先制御情報格納部507に優先制御情報が格納されているか否かを判断する(ステップS1603)。
ステップS1603において、優先制御情報格納部507に優先制御情報が格納されている場合(ステップS1603:Yes)は、基地局500は、優先制御情報格納部507に格納された優先制御情報を、受信したメールに付加する(ステップS1604)。つぎに、基地局500は、ステップS1604によって優先制御情報を付加したメールをMSC120へ向けて送信し(ステップS1605)、メール送信処理を終了する。
ステップS1603において、優先制御情報格納部507に優先制御情報が格納されていない場合(ステップS1603:No)は、基地局500は、ステップS1605へ移行する。この場合は、基地局500は、ステップS1605において、受信したメールに優先制御情報を付加せずに、受信したメールをMSC120へ向けて送信する。
以上の各ステップにより、基地局500は、MSC120から配下の移動端末へのメールを受信した場合は、受信したメールを配下の移動端末へ転送することができる。また、基地局500は、配下の移動端末からのメールを受信した場合は、MSC120へ向けて転送するとともに、優先制御を実施中であれば、転送するメールに優先制御情報を付加することができる。
(交換機による処理)
図17は、交換機による処理の一例を示すフローチャートである。交換機131による処理について説明するが、交換機132〜134による処理についても同様である。交換機131は、たとえば以下の各ステップを実行する。
まず、交換機131は、外部からの信号を受信したか否かを判断し(ステップS1701)、信号を受信するまで待つ(ステップS1701:Noのループ)。信号を受信すると(ステップS1701:Yes)、交換機131は、受信した信号が緊急速報メールであるか否かを判断する(ステップS1702)。受信した信号が緊急速報メールである場合(ステップS1702:Yes)は、交換機131は、受信した緊急速報メールを宛先の基地局へ向けて送信し(ステップS1703)、ステップS1701へ戻る。
ステップS1702において、受信した信号が緊急速報メールでない場合(ステップS1702:No)は、交換機131は、受信した信号が一般メールであるか否かを判断する(ステップS1704)。受信した信号が一般メールである場合(ステップS1704:Yes)は、交換機131は、受信したメールに優先制御情報が付加されているか否かを判断する(ステップS1705)。
ステップS1705において、受信したメールに優先制御情報が付加されていない場合(ステップS1705:No)は、交換機131は、受信したメールの規制処理を行い(ステップS1706)、ステップS1701へ戻る。受信したメールに優先制御情報が付加されている場合(ステップS1705:Yes)は、交換機131は、受信したメールの送信処理を行い(ステップS1707)、ステップS1701へ戻る。
ステップS1704において、受信した信号が一般メールでない場合(ステップS1704:No)は、交換機131は、受信した信号に応じた処理を実行し(ステップS1708)、ステップS1701へ戻る。
以上の各ステップにより、交換機131は、緊急速報メールを受信した場合は受信した緊急速報メールを基地局へ向けて送信することができる。また、交換機131は、緊急速報メールではないメールを受信した場合は、優先制御情報が付加されたメールについては送信処理を行い、優先制御情報が付加されていないメールについては規制処理を行うことができる。このように、MSC120だけでなく交換機131〜134においても、優先制御情報の有無に応じた規制処理を行ってもよい。
(移動通信システムの動作の流れ)
つぎに、移動通信システム200の動作の流れについて説明する。
図18は、通信システムの緊急速報の送信時の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。図18に示す動作は、たとえば図3−1,図3−2に示した動作に対応する動作である。図18に示す例では、基地局145,146を含む被災エリア301(図3−1等参照)において災害が発生したとする。
まず、緊急速報システム110が、緊急速報をMSC120へ送信する(ステップS1801)。つぎに、MSC120が、優先制御情報を払い出して自身の優先制御情報格納部407に格納する(ステップS1802)。つぎに、MSC120が、ステップS1801によって送信された緊急速報に基づく緊急速報メールであって、ステップS1802によって払い出した優先制御情報を付加した緊急速報メールを交換機133へ送信する(ステップS1803)。
つぎに、交換機133が、ステップS1803によって送信された緊急速報メールを交換機134へ送信する(ステップS1804)。つぎに、交換機134が、ステップS1804によって送信された緊急速報メールを基地局145および基地局146へ送信する(ステップS1805)。
つぎに、基地局145が、ステップS1805によって送信された緊急速報メールに付加された優先制御情報を自身の優先制御情報格納部507へ格納する(ステップS1806)。また、基地局145が、ステップS1805によって送信された緊急速報メールを配下の移動端末156へ送信する(ステップS1807)。
また、基地局146が、ステップS1805によって送信された緊急速報メールに付加された優先制御情報を自身の優先制御情報格納部507へ格納する(ステップS1808)。また、基地局146が、ステップS1805によって送信された緊急速報メールを配下の移動端末157へ送信する(ステップS1809)。
図19は、被災エリアからのメール送信時の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。図19に示す動作は、たとえば図3−3,図3−4に示した動作に対応する動作である。図18に示した動作の後に、移動端末157が、移動端末155を宛先とするメールを基地局146へ送信したとする(ステップS1901)。
つぎに、基地局146が、ステップS1901によって送信されたメールに、優先制御情報格納部507に格納された優先制御情報を付加し、優先制御情報を付加したメールを交換機134へ送信する(ステップS1902)。つぎに、交換機134が、ステップS1902によって送信されたメールを交換機133へ送信する(ステップS1903)。つぎに、交換機133が、ステップS1903によって送信されたメールをMSC120へ送信する(ステップS1904)。
つぎに、MSC120が、ステップS1904によって送信されたメールに優先制御情報が付加されているため、ステップS1904によって送信されたメールを優先的に交換機133へ送信する(ステップS1905)。つぎに、交換機133が、ステップS1905によって送信されたメールを基地局144へ送信する(ステップS1906)。つぎに、基地局144が、ステップS1906によって送信されたメールを移動端末155へ送信する(ステップS1907)。
図20は、被災エリア以外からのメール送信時の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。図20に示す動作は、たとえば図3−5に示した動作に対応する動作である。図18に示した動作の後に、被災エリア301とは異なるエリアに位置する移動端末152が、移動端末154を宛先とするメールを基地局142へ送信したとする(ステップS2001)。つぎに、基地局142が、自身の優先制御情報格納部507に優先制御情報が格納されていないため、ステップS2001によって送信されたメールを、優先制御情報を付加せずに交換機132へ送信する(ステップS2002)。
つぎに、交換機132が、ステップS2002によって送信されたメールを交換機131へ送信する(ステップS2003)。つぎに、交換機131が、ステップS2003によって送信されたメールをMSC120へ送信する(ステップS2004)。つぎに、MSC120が、ステップS2004によって送信されたメールに優先制御情報が付加されていないため、ステップS2004によって送信されたメールの規制処理を行う(ステップS2005)。
図21は、優先制御情報が付加されたメールに対する返信メールの送信時の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。たとえば図19に示した動作によって優先制御情報が付加されたメールを受信した移動端末155が、受信したメールに対する移動端末157への返信メールを基地局144へ送信したとする(ステップS2101)。返信メールには、移動端末155が受信したメールに付加されていた優先制御情報が付加されている。
つぎに、基地局144が、ステップS2101によって送信された返信メールを交換機133へ送信する(ステップS2102)。なお、図21に示す例では基地局144の優先制御情報格納部507には優先制御情報が格納されていない。このため、基地局144は返信メールに優先制御情報を付加しないが、上記のように返信メールには優先制御情報が付加されている。つぎに、交換機133が、ステップS2102によって送信された返信メールをMSC120へ送信する(ステップS2103)。
つぎに、MSC120が、ステップS2103によって送信された返信メールに優先制御情報が付加されているため、ステップS2103によって送信された返信メールを優先的に交換機133へ送信する(ステップS2104)。
つぎに、交換機133が、ステップS2104によって送信された返信メールを交換機134へ送信する(ステップS2105)。つぎに、交換機134が、ステップS2105によって送信された返信メールを基地局146へ送信する(ステップS2106)。つぎに、基地局146が、ステップS2106によって送信された返信メールを移動端末157へ送信する(ステップS2107)。
このように、優先制御情報が付与されたメールに対する返信メールが優先制御情報を引き継ぐことにより、優先制御情報が付加されたメールに対する返信メールについてもMSC120において優先的に送信処理を行うことができる。
また、移動端末155が、たとえば移動端末151を宛先とする新規のメールを基地局144へ送信したとする(ステップS2108)。つぎに、基地局144が、ステップS2108によって送信されたメールを、優先制御情報を付加せずに交換機133へ送信する(ステップS2109)。
つぎに、交換機133が、ステップS2109によって送信されたメールをMSC120へ送信する(ステップS2110)。つぎに、MSC120が、ステップS2110によって送信されたメールに優先制御情報が付加されていないため、ステップS2110によって送信されたメールの規制処理を行う(ステップS2111)。
ステップS2108〜S2111において、移動端末155が新規のメールを送信する場合の規制処理について説明した。これに限らず、たとえば災害発生前に移動端末155が移動端末157から受信したメールに対して震災発生後に送信された返信メールについても、優先制御情報が付加されないため規制処理の対象となる。
このように、優先制御情報が付加されたメールを受信した移動端末155からのメールであっても、優先制御情報が付加されたメールに対する返信メールでない場合は規制処理の対象とすることができる。
以上説明したように、通信システム、通信方法、メールサーバおよび転送装置によれば、被災地からのメールの優先処理を効率よく行うことができる。
たとえば、地震などの大規模災害が発生した場合は、災害による基地局の破損、停電などによる基地局の停止により基地局数自体が減ってしまう。また、災害発生エリアの移動端末に向けた安否確認等のメールが増えることとなり、災害発生時は、災害発生エリアの交換機、基地局、またはメールの送受信を行うメッセージサービスセンターが輻輳することとなる。
気象庁より通知される緊急地震速報は、P波、S波の伝達速度の違いを利用し、大きな災害をもたらすS波の到着を事前に通知するものである。これにより、地震に備えた準備ができることから被災の軽減に役立つものと期待されている。外出中の人への緊急地震速報は、たとえば、移動端末へのショートメッセージまたはEメールにて行われ、震度4以上の地震が想定されるエリアが配信対象となる。
移動体通信網における輻輳の一般的な対策は、たとえば、通信を規制することにより行われる。災害発生時は、災害発生エリアの交換機、基地局にて輻輳が起こりやすくなることから、災害が発生したエリアで円滑なメールの送受信が難しくなる。このため、本来優先すべき災害発生エリアからの救助を求めるメール、災害状況(火災、ビルの倒壊、事故発生)の連絡といった緊急性の高いメールが、災害発生エリアの交換機、基地局の輻輳、通信規制によりなかなか送信できないといった問題が発生する。
これに対して、上述した通信システム、通信方法、メールサーバおよび転送装置によれば、たとえば、被災地の救助や災害状況の連絡といった緊急性の高いメールや、被災地からのメールに対する返信メール(回答)を優先的に伝送することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)それぞれ異なるエリアの移動端末から送信された電子メールを転送する複数の転送装置と、
前記複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行うメールサーバと、
を含み、
前記メールサーバは、災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信し、
前記複数の転送装置のうちの前記メールサーバから前記所定情報を受信した転送装置は、前記メールサーバへ転送する電子メールに前記所定情報を付加し、
前記メールサーバは、前記所定情報が付加された電子メールの前記送信処理を、前記所定情報が付加されていない電子メールの前記送信処理より優先的に行う、
ことを特徴とする通信システム。
(付記2)前記複数の転送装置は、移動端末との間で無線通信を行う基地局を含むことを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)前記複数の転送装置は、移動端末との間で無線通信を行う基地局と、前記メールサーバと、の間の通信を中継する中継装置を含むことを特徴とする付記1または2に記載の通信システム。
(付記4)前記メールサーバは、前記災害の発生時に前記災害に関する速報メールを送信し、
前記発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置は、前記メールサーバから送信された速報メールを前記発生エリアの移動端末へ転送し、
前記メールサーバは、前記速報メールに前記所定情報を付加することにより、前記発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ前記所定情報を送信する、
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記5)前記速報メールは、前記速報メールの識別情報を格納する領域を含み、
前記メールサーバは、前記速報メールの識別情報を格納する領域に前記所定情報を付加することを特徴とする付記4に記載の通信システム。
(付記6)前記速報メールは、前記速報メールの識別情報を格納する領域と、前記災害の種別を示す情報を格納する領域と、を含み、
前記メールサーバは、前記識別情報を格納する領域に前記所定情報を付加し、前記災害の種別を示す情報を格納する領域に所定値を付加した速報メールを送信することを特徴とする付記4または5に記載の通信システム。
(付記7)前記速報メールは、前記速報メールの識別情報を格納する領域と、前記災害の種別を示す情報を格納する領域と、を含み、
前記メールサーバは、前記識別情報を格納する領域と、前記災害の種別を示す情報を格納する領域と、に所定値を付加することにより、前記複数の転送装置のうちの前記速報メールの宛先の転送装置に対して前記所定情報を削除させることを特徴とする付記4〜6のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記8)前記メールサーバは、前記災害の発生時に、前記所定情報が付加されていない電子メールについての規制処理を開始し、前記所定情報が付加された電子メールについては前記規制処理を行わずに前記送信処理を行うことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記9)前記メールサーバから前記所定情報を受信した転送装置は、前記メールサーバへ転送する電子メールの各領域のうちの、前記電子メールに対する返信メールに付加される識別子が格納される領域に前記所定情報を付加することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記10)それぞれ異なるエリアの移動端末から送信された電子メールを転送する複数の転送装置と、前記複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行うメールサーバと、による通信方法において、
前記メールサーバが、災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信し、
前記複数の転送装置のうちの前記メールサーバから前記所定情報を受信した転送装置が、前記メールサーバへ転送する電子メールに前記所定情報を付加し、
前記メールサーバが、前記所定情報が付加された電子メールの前記送信処理を、前記所定情報が付加されていない電子メールの前記送信処理より優先的に行う、
ことを特徴とする通信方法。
(付記11)それぞれ異なるエリアの移動端末から送信された電子メールを転送する複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行う第1送信部と、
災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信することにより、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置が自装置へ転送する電子メールに前記所定情報を付加させる第2送信部と、
を備え、
前記第1送信部は、前記所定情報が付加された電子メールの前記送信処理を、前記所定情報が付加されていない電子メールの前記送信処理より優先的に行う、
ことを特徴とするメールサーバ。
(付記12)複数の転送装置に含まれる転送装置であって、
前記複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行い、災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信するメールサーバへ、所定エリアの移動端末から送信された電子メールを転送する転送部と、
前記メールサーバから前記所定情報を受信した場合に、前記転送部によって転送される電子メールに前記所定情報を付加する付加部と、
を備えることを特徴とする転送装置。
10 通信システム
11,12 転送装置
13 転送部
14 付加部
20 メールサーバ
21 第1送信部
22 第2送信部
31〜33,151〜157 移動端末
40,301 被災エリア
110 緊急速報システム
120,400 MSC
131〜134 交換機
141〜146,500 基地局
200 移動通信システム
401 緊急速報受信部
402,502 同報配信部
403,503 メール受信部
404,504 メール送信部
405 指示入力部
406,506 メール送信制御部
407,507 優先制御情報格納部
408 優先制御実施判定部
410 PC
431,531 CPU
432,532 メモリ
433,533 ディスク
434,534 外部インターフェース
501 緊急速報メール受信部
508 優先制御情報有無判定部
509 優先制御情報付加部
600 優先制御実施定義情報
700 優先制御情報リスト
810,820 緊急速報メール
900 メール

Claims (7)

  1. それぞれ異なるエリアの移動端末から送信された電子メールを転送する複数の転送装置と、
    前記複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行うメールサーバと、
    を含み、
    前記メールサーバは、災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信し、
    前記複数の転送装置のうちの前記メールサーバから前記所定情報を受信した転送装置は、前記メールサーバへ転送する電子メールに前記所定情報を付加し、
    前記メールサーバは、前記所定情報が付加された電子メールの前記送信処理を、前記所定情報が付加されていない電子メールの前記送信処理より優先的に行う、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記複数の転送装置は、移動端末との間で無線通信を行う基地局を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記メールサーバは、前記災害の発生時に前記災害に関する速報メールを送信し、
    前記発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置は、前記メールサーバから送信された速報メールを前記発生エリアの移動端末へ転送し、
    前記メールサーバは、前記速報メールに前記所定情報を付加することにより、前記発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ前記所定情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記メールサーバから前記所定情報を受信した転送装置は、前記メールサーバへ転送する電子メールの各領域のうちの、前記電子メールに対する返信メールに付加される識別子が格納される領域に前記所定情報を付加することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信システム。
  5. それぞれ異なるエリアの移動端末から送信された電子メールを転送する複数の転送装置と、前記複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行うメールサーバと、による通信方法において、
    前記メールサーバが、災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信し、
    前記複数の転送装置のうちの前記メールサーバから前記所定情報を受信した転送装置が、前記メールサーバへ転送する電子メールに前記所定情報を付加し、
    前記メールサーバが、前記所定情報が付加された電子メールの前記送信処理を、前記所定情報が付加されていない電子メールの前記送信処理より優先的に行う、
    ことを特徴とする通信方法。
  6. それぞれ異なるエリアの移動端末から送信された電子メールを転送する複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行う第1送信部と、
    災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信することにより、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置が自装置へ転送する電子メールに前記所定情報を付加させる第2送信部と、
    を備え、
    前記第1送信部は、前記所定情報が付加された電子メールの前記送信処理を、前記所定情報が付加されていない電子メールの前記送信処理より優先的に行う、
    ことを特徴とするメールサーバ。
  7. 複数の転送装置に含まれる転送装置であって、
    前記複数の転送装置のいずれかによって転送された電子メールを前記電子メールの宛先へ向けて送信する送信処理を行い、災害の発生時に、前記複数の転送装置のうちの、前記災害の発生エリアの移動端末からの電子メールを転送する転送装置へ所定情報を送信するメールサーバへ、所定エリアの移動端末から送信された電子メールを転送する転送部と、
    前記メールサーバから前記所定情報を受信した場合に、前記転送部によって転送される電子メールに前記所定情報を付加する付加部と、
    を備えることを特徴とする転送装置。
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