JP2014143985A - Farming machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、馬鈴薯等の栽培時に保温用として畝の上に被せていたマルチフィルムの引き剥がしを行う農作業機に関する。 The present invention relates to an agricultural machine that peels off a multi-film that has been covered on a straw for heat retention during cultivation of potato or the like.
従来、マルチフィルムの引き剥がし機能を付加した茎葉処理機が特許文献1に開示されている。この技術は、走行機体の側部に茎葉の引抜装置の駆動源で回転する巻取り装置を取り付けたことを特徴としており、茎葉を引き抜いた後、走行機体を畝の横に配置して巻取り装置にマルチフィルムの一端を結び付け、駆動を巻取り装置側に切り替えてマルチフィルムを畝から引き剥がしながら巻き取るようにしたものである。
Conventionally,
ところで、前記技術では、茎葉の引き抜きとマルチフィルムの引き剥がしを別工程で行うから、作業に時間を要していた。また、巻取り装置は引抜装置の駆動源で作動する構造であるから、動力の切替機等が必要でコストがかかり、走行機体の重量も増加していた。 By the way, in the said technique, since extraction of a foliage and peeling of a multi film were performed in a separate process, the work required time. Further, since the winding device has a structure that is operated by a drive source of the pulling device, a power switching machine or the like is necessary and costly, and the weight of the traveling machine body is increased.
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、茎葉の引き抜きとマルチフィルムの引き剥がしを並行して行えるようにし、さらに走行機体の軽量化及び低コスト化を図ることにある。 The problem to be solved by the present invention is to solve these conventional problems, to enable the removal of the foliage and the peeling of the multi-film in parallel, and to further reduce the weight and cost of the traveling aircraft. It is in.
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 走行機体の前方に備えた左右の補助輪又は接地部と後方に備えた左右の主輪で畑の畝に沿って走行する農作業機において、前記左右の補助輪又は接地部の後方に畝の上に被せたマルチフィルムと畝の間に挿入してマルチフィルムを浮かせる水平部を備えたL字状の浮かせ具を設け、その浮かせ具の後方位置に浮いたマルチフィルムを載せて走行機体の後方へ誘導する送りローラーを設けたことを特徴とする、農作業機
2) 送りローラーに載せるマルチフィルムを左右の主輪の間隔より狭い幅に寄せる寄せガイドを設けた、前記1)記載の農作業機
3) 走行機体の後部に送りローラーを左右で軸支する一対のアームを上下方向へ回動可能に且つ左右の主輪の間隔より狭い間隔に設け、その左右のアームを寄せガイドとし、その左右のアーム間に送りローラーを脱着可能に取り付け、その送りローラーの自重による下げを畝に接しない高さに規制するストッパを設けた、前記2)記載の農作業機
4) 送りローラーが、左右のアームに対して脱着できる構造、又は片方のアームに対して脱着して起立できる構造、あるいは送りローラーの伸縮で脱着できる構造のいずれかである、前記3)記載の農作業機
5) 送りローラーの脱着構造が、一方のアームに送りローラーの軸を抜き差しできる軸受穴を形成し、他方のアームに送りローラーの軸を上方から嵌合できる軸受凹部を形成し、その軸受凹部に軸の脱落を防止するバネ付きの押え片を解除可能に設けたものである、前記4)記載の農作業機
6) 送りローラーの脱着構造が、筒状の中間ローラーに圧縮バネを挿入し、2体の外側ローラーを中間ローラーの左右から挿入し、外側ローラーを中間ローラーの方向へ押して圧縮バネを圧縮させた状態で脱着できるようにしたものである、前記4)記載の農作業機
7) 農作業機が、茎葉を引き抜く引抜装置と、補助輪の前方に設けて茎葉の引き抜き時にマルチフィルムの浮き上がりを防止する押え部材とを備えた茎葉処理機である、前記1)〜6)いずれか記載の農作業機
にある。
The configuration of the present invention that solves this problem is as follows.
1) In an agricultural machine that travels along a field fence with left and right auxiliary wheels or grounding part provided in front of the traveling machine body and left and right main wheels provided in the rear, the left and right auxiliary wheels or grounding part An L-shaped floating device having a horizontal portion for floating the multi-film is inserted by inserting between the multi-film placed on the heel and the heel, and the floating multi-film is placed on the rear side of the floating device.
本発明では、茎葉が引き抜かれた後のマルチフィルムと畝の間に左右の浮かせ具が挿入すると、走行機体の前進によってマルチフィルムが浮く。浮いたマルチフィルムは、送りローラーで走行機体の後方へ誘導されて畝の上に回収可能な状態に置かれていく。 In the present invention, when the right and left floats are inserted between the multi-film after the foliage has been pulled out and the ridge, the multi-film floats as the traveling machine moves forward. The floated multi-film is guided to the back of the traveling machine body by a feed roller and placed in a state where it can be collected on the basket.
このように、茎葉の引き抜きとマルチフィルムの引き剥がしが並行して行われるから、従来技術と比較して短時間で作業できるようになる。また、マルチフィルムの引き剥がしに必要な部材は駆動部分がなくて簡易な構造であるから、従来技術の茎葉処理機と比較して軽量化及び低コスト化を図ることができる。 In this way, the extraction of the foliage and the peeling of the multifilm are performed in parallel, so that the work can be performed in a shorter time compared to the conventional technique. In addition, since the member necessary for peeling off the multi-film does not have a driving part and has a simple structure, it is possible to reduce the weight and cost as compared with the conventional foliage processing machine.
以下、本発明を実施するための形態を実施例と図面に基づいて具体的に説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be specifically described based on examples and drawings.
茎葉処理機を図1に示す。図中、Aは畝、Fはマルチフィルム、Pは茎葉、1は走行機体、1aは主輪、1bは補助輪、1cは茎葉Pの引き抜き時にマルチフィルムFの浮き上がりを防止する押え部材、1dはエンジン、1eはハンドル、2は引抜装置、2aは茎葉Pを走行機体1の中央側へ掻き込む掻込ベルト、2bは掻込ベルト2aで掻き込まれた茎葉Pを畝Aから引き抜いて上方へ搬送する引抜搬送ベルト、3は浮かせ具、4は浮上り防止ガイド、5は送りローラーである。走行機体1は、補助輪1bに代えて、土上を滑走できる板状又は棒状の接地部を備えた構造でもよい。
A foliage processing machine is shown in FIG. In the figure, A is a ridge, F is a multi-film, P is a foliage, 1 is a traveling body, 1a is a main wheel, 1b is an auxiliary wheel, 1c is a presser member that prevents the multi-film F from lifting when the foliage P is pulled out, 1d Is an engine, 1e is a handle, 2 is a pulling device, 2a is a scraping belt that scrapes the foliage P toward the center of the
浮かせ具3は、図2に示すように爪先が水平に形成されたL字状で、上部に高さ調整用のボルト孔3aが複数開口され、爪先の後方はマルチフィルムFが上方へ誘導されやすいように曲面に形成されている。この浮かせ具3の上部が、引抜装置2の左右側方に備えた保持具3bにスライド可能に挿入されてボルト3cで固定されている。使用前は、マルチフィルムFの両側の高さに応じて任意のボルト孔3aを選択して爪先の高さを調整する。
As shown in FIG. 2, the
浮上り防止ガイド4は、茎葉Pの引き抜き時にマルチフィルムFの過剰な浮き上がりを抑えるもので、図3,4に示すように全体が棒状で、両端はマルチフィルムFが引っ掛からないように斜めに折り曲げられ、その中間部に長孔を備えた取付板4aを設けている。この2本の浮上り防止ガイド4が、引抜装置2の下方に支柱4bで吊下された取付板4cにボルト4dで水平に且つ畝Aより高い位置に狭い間隔をおいて取り付けられている。使用前は、浮かせ具3の高さやマルチフィルムFの寸法に応じてボルト4dを緩めて前後位置を調整する。
The
送りローラー5は、図5〜7に示すように両端に軸5aが突設され、その軸5aの途中が縮径されている。走行機体1の後部のフレーム1fには、一対のアーム5bが回転軸5cで上下方向へ回動可能に且つ左右の主輪1aの間隔より狭い間隔に取り付けられ、一方のアーム5bの端部には軸5aを抜き差しできる軸受穴5dが開口され、他方のアーム5bの端部には軸5aを上方から嵌合できる軸受凹部5eが形成されている。その軸受凹部5eの位置には、軸5aの脱落を防止するバネ5f付きの押え片5gが解除可能に設けられている。回転軸5cには、走行機体1の底面と接触することでアーム5bの下方への回動を規制するボルト5hが設けられている。
As shown in FIGS. 5 to 7, the
この左右のアーム5bに送りローラー5を取り付けると、その自重でアーム5bが下がってボルト5hが走行機体1の底面に接触し、アーム5bの下がりが規制されて送りローラー5の高さが保持される。送りローラー5を持ち上げると、アーム5bは上方へ自由に回動できる。このボルト5hが送りローラー5の下げのストッパとなり、その突出量を変えることで様々な高さの畝Aに合せて調整することができる。また、一対のアーム5bは、その間隔を左右の主輪1aの間隔より狭くしたことで、走行機体1の下方を通過するマルチフィルムFが主輪1aに巻き込まないようにするための寄せガイドとなっている。
When the
本実施例では、図8,9に示すように、畝Aを跨ぐように走行機体1を畑に配置し、左右の浮かせ具3をマルチフィルムFの両側の高さに合せて調整し、ボルト5hで送りローラー5を畝Aに接しない高さに調整する。そして、エンジン1dを始動して作業者がハンドル1eを操作して走行させる。引抜装置2では、左右の掻込ベルト2aが茎葉Pを走行機体1の中央側へ掻き込み、左右の引抜搬送ベルト2bで引き抜かれて上方へ搬送される。マルチフィルムFは、茎葉Pの引き抜き時に押え部材1cで浮き上がりが防止される。
In this embodiment, as shown in FIGS. 8 and 9, the
茎葉Pが引き抜かれた後のマルチフィルムFと畝Aの間には左右の浮かせ具3が挿入し、走行機体1の前進によってマルチフィルムFが浮く。このとき、引き抜かれた茎葉PにマルチフィルムFが付いて来て過剰に浮き上がろうとすることがあるが、浮上り防止ガイド4で抑えられ、引抜装置2への引っ掛かりや巻き込みが防止される。浮いたマルチフィルムFは、最初のみ作業者が左右のアーム5bの間を通すか又は送りローラー5の片側を起立させて通し、送りローラー5の上に載せる。
The left and
その後、走行機体1の前進によって、浮かせ具3で浮いたマルチフィルムFが浮かせ具3の垂直部と接しながら走行機体1の中央側へ送られて下方を通過し、送りローラー5で走行機体1の後方へ誘導されて畝Aの上に回収可能な状態に置かれ、これらの工程が茎葉Pの引き抜きと並行して連続的に行われる。送りローラー5に載せられたマルチフィルムFは、誘導中に左右へずれたり広がることがあるが、アーム5bと接触して外側へはみ出すことがなく、主輪1aに巻き込むことはない。畝Aに置かれたマルチフィルムFは、茎葉Pの引き抜き作業後に作業者が手作業で容易に回収することができる。
Thereafter, as the
隣の畝AのマルチフィルムFを処理する際は、図10に示すように、走行機体1の前方を上げた状態に傾けてターンさせるが、その時アーム5bは上方に対しては自由に回動できるから、送りローラー5が畝Aと接触して持ち上げられる。これによって、送りローラー5が畝Aと干渉することなく円滑にターンできる。その後、走行機体1の姿勢を元に戻すと、送りローラー5は自重で下がるが、ボルト5hで所定高さに保持され、再調整することなく直ぐに処理を再開できる。
When processing the multi-film F of the adjacent kite A, as shown in FIG. 10, the front of the traveling
以上説明したように、本実施例によれば、茎葉Pの引き抜きとマルチフィルムFの引き剥がしが並行して行われるから、従来技術と比較して短時間で作業できるものとなっている。また、マルチフィルムFの引き剥がしに必要な部材は駆動部分がなくて簡易な構造であるから、従来技術の茎葉処理機と比較して軽量化でき、低コストで製作できるものとなっている。 As described above, according to the present embodiment, the extraction of the foliage P and the peeling of the multi-film F are performed in parallel, so that the work can be performed in a shorter time compared to the prior art. Moreover, since the member required for peeling off the multi-film F has no driving part and has a simple structure, it can be reduced in weight as compared with a conventional foliage processing machine and can be manufactured at a low cost.
図11に示すのは、本実施例の送りローラーの他の例である。この例の送りローラー5は、筒状の中間ローラー5iと、その中間ローラー5iに挿入した圧縮バネ5jと、中間ローラー5iの両側から挿入した軸5a付きの外側ローラー5kで構成され、圧縮バネ5jの伸び縮みで全体が伸縮可能な構造となっている。
FIG. 11 shows another example of the feed roller of this embodiment. The
取り付ける際は、外側ローラー5kを中間ローラー5iの方向へ押して圧縮バネ5jを圧縮させた状態で左右のアーム5bの間に配置し、外側ローラー5kを離して圧縮バネ5jの反発力で軸5aをアーム5bに軸支する。取り外す際は、外側ローラー5kを中間ローラー5iの方向へ押して圧縮バネ5jを圧縮させて外す。その他、符号、構成、作用効果は実施例と同じである。
When mounting, the
本発明の技術は、馬鈴薯の収穫に好適であるが、マルチフィルムを使用して栽培する農作物全般の収穫に応用できる。また、マルチフィルムの処理のみに使用しても良い。 The technique of the present invention is suitable for harvesting potatoes, but can be applied to harvesting crops cultivated using multi-film. Further, it may be used only for multi-film processing.
A 畝
F マルチフィルム
P 茎葉
1 走行機体
1a 主輪
1b 補助輪
1c 押え部材
1d エンジン
1e ハンドル
1f フレーム
2 引抜装置
2a 掻込ベルト
2b 引抜搬送ベルト
3 浮かせ具
3a ボルト孔
3b 保持具
3c ボルト
4 浮上り防止ガイド
4a 取付板
4b 支柱
4c 取付板
4d ボルト
5 送りローラー
5a 軸
5b アーム
5c 回転軸
5d 軸受穴
5e 軸受凹部
5f バネ
5g 押え片
5h ボルト
5i 中間ローラー
5j 圧縮バネ
5k 外側ローラー
A 畝 F Multi-film P Stem and leaves 1 Traveling
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