JP2014143672A - 等化器および半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡易な構成で等化特性を向上させる。
【解決手段】送信側等化器から出力された信号に応じた入力信号を受け、単位時間毎に入力信号を第1の閾値で2値化する第1の識別回路と、単位時間毎に入力信号を第2の閾値で2値化する第2の識別回路と、第1の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN段(Nは2以上の整数)の単位遅延回路により構成される第1の遅延回路と、第2の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN+1段以上の単位遅延回路により構成される第2の遅延回路と、第1の遅延回路の出力である第1の出力信号と第2の識別回路の出力である第2の出力信号とを入力し、第1および第2の出力信号の極性が不一致である場合に送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルの係数を増加させないように制御する制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、等化器および半導体装置に関し、例えば、シリアルデータの伝送に際し、送信側の等化器の係数を制御する受信側の等化器およびこの等化器を搭載する半導体装置に関する。
シリアルデータ伝送におけるインタフェースの更なる高速化に伴い、伝送路の帯域制限による信号の劣化、すなわち符号関干渉(ISI: Inter Symbol Interference)がより増大している。このため、シリアルデータ伝送における送信側及び受信側には、帯域制限によって劣化する信号を復元する為の等化器(イコライザ)が必要とされる。送信側の等化器としては、FFE:Feed Foward Equalizerを搭載し、受信側には、線形等化器(CTLE:Continuous Time Linear Equalizer)、判定帰還型等化器(DFE:Decision Feedback Equalizer)を搭載する構成がしばしば用いられる(特許文献1、非特許文献1参照)。
ところで、非特許文献1では、送信側等化器の係数が最適値より大きくなり過ぎるのは、受信側のCDR(Clock and Data Recovery)による位相調整と送信側等化器の係数の最適化(アダプテーション)が同時に行われることによる影響としてとらえている。送信側等化器のプリカーソルの係数を強くすることでISIを補正すると、波形のエッジ位置が変化する。波形のエッジ位置が変化すると、そのエッジに受信側のCDRが追従するため、結果としてプリカーソルの位置にISIが発生する。したがって、アダプテーションによってプリカーソルの補正が過少であると判断され、更にプリカーソルの係数を強くする様に制御がかかる。
そこで、これを解決する為に、非特許文献1では、等化器の係数の最適化を行う際に用いるデータをフィルタリングし、110/001のパターンのみを用いることと、併せて、エッジサンプラの判定閾値を調整することで、CDRがロックする位相位置を調整するようにしている。
特開2012−170079号公報
Jihong Ren, et al, "Precursor ISI Reduction in High-Speed I/O", 2007 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, p134-135
以下に関連技術の分析を与える。
ところで、非特許文献1では、DFEの形式がpartial response DFE (PrDFE)であるため、エッジサンプラの判定閾値を調整する機構が元から用意されており、この機能を利用している。したがって、PrDFEを有しない場合には、エッジサンプラの閾値を調整する為に追加の回路が必要になる。また、110/001のパターンをフィルタリングする為の回路が必要とされる。さらに、このようなパターンを限定してしまうことで、CDRの追従性能が劣化する虞が生じる。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
前記の課題を解決するために、受信側からの制御で送信側の等化器の係数を最適化する際に、受信側の判定帰還型等化器(DFE)の係数の最適化を行うのと同じくSS−LMS(Sign−Sign Least Mean Square)アルゴリズムを用いて行う。この場合、送信側等化器のプリカーソルの係数を受信側の等化後の波形のアイ開口が最も開く設定よりもさらに大きな係数に収束してしまい、最適な等化係数よりも強くなり過ぎるという不具合が生じることに、本発明者は着目した。
そこで、送信側等化器のプリカーソルの係数が最適値よりも大きくなることを抑制するために、プリカーソル1の更に1単位前のプリカーソル2の位置のISIに着目した。図17に示す様に送信側等化器のプリカーソルの係数が最適値よりも大きくなる原因として、プリカーソル1(Pre1)のISIが引き起こすプリカーソル2(Pre2)の位置のISIが存在する(Qに示す)。このプリカーソル1のISIが引き起こすプリカーソル2の位置のISIをモニタしてプリカーソル1の係数の算出に用いることで上記の不具合を解決することが可能であると考えた。
より具体的には、アダプテーションの演算の中でプリカーソル2のタップ用の係数のSS−LMSによる演算を行うことで、その演算結果からプリカーソル2のISIをモニタし、プリカーソル1のタップ係数が大きくなり過ぎるのを抑制するようにする。但し、送信側等化器にはプリカーソル2のタップを有していないので、上記で行うプリカーソル2用のタップ係数の演算結果は、あくまで受信側においてプリカーソル1のタップ係数の演算の中で用いる為だけに行う。
SS−LMSアルゴリズムの演算は、一般に図5に示す式(1−1)、(1−2)で表される。すなわち、図5に示す演算から現在の係数を次のステップで±のどちらの方向に1lsb変化させるべきかという情報が得られる。演算結果が「+1」ならば、係数に1lsbを加算し、「−1」ならば、係数から1lsb減算する。これを繰り返すことで係数を最適値に収束させる。
プリカーソル1のタップ係数が大きくなりプリカーソル2の位置のISIを増加させる際には、必ずプリカーソル2の位置のISIは、図17のMain+Pre1の合成後の波形Rに示すようにマイナス側のISIとなる。このとき、アダプテーションロジック(等化制御を行う制御部)でプリカーソル2の係数に対しSS−LMSによる演算を行うと、プリカーソル2の係数をマイナス方向に変化させる演算結果「−1」が得られる(マイナス側の係数は送信側等化器のFFEの動作として波形をプラス側に補正する)。このプリカーソル2の演算結果が「−1」であることをアダプテーションロジックはモニタし、プリカーソル1の係数の演算に用いることで、プリカーソル1の係数を最適値よりも大きくならない様に抑制する。
一実施の形態によれば、等化器は、送信側等化器から出力された信号に応じた入力信号を受け、単位時間毎に入力信号を第1の閾値で2値化する第1の識別回路と、単位時間毎に入力信号を第2の閾値で2値化する第2の識別回路と、第1の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN段(Nは2以上の整数)の単位遅延回路により構成される第1の遅延回路と、第2の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN+1段以上の単位遅延回路により構成される第2の遅延回路と、第1の遅延回路の出力である第1の出力信号と第2の識別回路の出力である第2の出力信号とを入力し、第1および第2の出力信号の極性が不一致である場合に送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルの係数を増加させないように制御する制御部と、を備える。
別の一実施の形態によれば、等化器は、送信側等化器から出力された信号に応じた入力信号を受け、単位時間毎に入力信号を第1の閾値で2値化する第1の識別回路と、単位時間毎に入力信号を第2の閾値で2値化する第2の識別回路と、第1の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN段(Nは2以上の整数)の単位遅延回路により構成される第1の遅延回路と、第2の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN+1段以上の単位遅延回路により構成される第2の遅延回路と、第1の遅延回路の出力である第1の出力信号と第2の識別回路の出力である第2の出力信号と第2の遅延回路の1段目の単位遅延回路の出力である第3の出力信号とを入力し、単位時間の整数倍である所定の期間において、第1および第3の出力信号の極性が一致する回数から該極性が不一致である回数を差し引いた値をt1とし、第1および第2の出力信号の極性が一致する回数から該極性が不一致である回数を差し引いた値をt2とし、Zを正の実数とする場合に、t1+t2・Zが、(1)第2の値を超えている、(2)第3の値未満である、(3)第2の値以下かつ第3の値以上である、にそれぞれ対応して送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルの係数を、(1)増加させる、(2)減少させる、(3)変化させないように制御する制御部と、を備える。
一実施の形態によれば、より簡易な構成で等化特性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る伝送システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るCDRおよび制御部の一構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るCDRおよび制御部の他の構成を示すブロック図である。 デマルチプレクサが並列化した信号を出力する様子を模式的に示した図である。 FFEの係数演算の方法を説明する図である。 第1の実施形態に係るCDRおよび制御部の一構成の詳細を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るCDRおよび制御部の他の構成の詳細を示すブロック図である。 制御部の動作の一例を表すフローチャートである。 制御部の動作の他の例を表すフローチャートである。 図8、図9における動作原理を説明する図である。 第2の実施形態に係る伝送システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るCDRおよび制御部の一構成を示すブロック図である。 FFE、DFEの係数演算の方法を説明する図である。 図12においてm=1、n=1の場合の図である。 図13においてm=1、n=1の場合の図である。 シミュレーションによる各実施形態におけるアイ開口を示す図である。 従来の送信側等化器のプリカーソルの係数が最適値よりも大きくなる原因を説明する図である。 シミュレーションによる実施例1、2に対して行った試験方法における各部の信号波形を示す図である。 シミュレーションによる実施例3に対して行った試験方法における各部の信号波形を示す図である。 シミュレーションによる従来技術に対して試験方法における各部の信号波形を示す図である。
以下、実施するための形態について、概説する。なお、以下の概説に付記した図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
一つの好ましい形態に係る等化器は、送信側等化器から出力された信号に応じた入力信号を受け、単位時間毎に入力信号を第1の閾値で2値化する第1の識別回路(図2のSP1)と、単位時間毎に入力信号を第2の閾値で2値化する第2の識別回路(図2のSP2)と、第1の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN段(Nは2以上の整数)の単位遅延回路(図2のD11、D12)により構成される第1の遅延回路と、第2の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN+1段以上の単位遅延回路(図2のD21、D22、D23)により構成される第2の遅延回路と、第1の遅延回路の出力である第1の出力信号(図2のe1)と第2の識別回路の出力である第2の出力信号(図2のd3)とを入力し、第1および第2の出力信号の極性が不一致である場合に送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルの係数(図2のx−1に対応)を増加させないように制御する制御部(図2の19)と、を備える。
等化器において、制御部は、第2の遅延回路の1段目の単位遅延回路の出力である第3の出力信号(図2のd2)をさらに入力し、第1および第2の出力信号の極性が一致する場合に、第1および第3の出力信号の極性の一致または不一致によってそれぞれ最も先行したプリカーソルの係数を増加または減少させるようにしてもよい。
等化器において、制御部(図6の19)は、第1および第2の出力信号の極性が一致する場合に単位時間毎に一方向にカウントし、不一致である場合に単位時間毎に逆方向にカウントする第1のカウンタ(図6のCNT2)を備え、第1のカウンタの値が第1の値未満である場合に最も先行したプリカーソルの係数を増加させないように制御してもよい。
等化器において、制御部は、第1および第3の出力信号の極性が一致する場合に単位時間毎に一方向にカウントし、不一致である場合に単位時間毎に逆方向にカウントする第2のカウンタ(図6のCNT1)をさらに備え、第1のカウンタの値が第1の値以上である場合に、第2のカウンタの値が、(1)第2の値を超えている、(2)第3の値未満である、(3)第2の値以下かつ第3の値以上である、にそれぞれ対応して最も先行したプリカーソルの係数を、(1)増加させる、(2)減少させる、(3)変化させないように制御してもよい。
他の好ましい形態に係る等化器は、送信側等化器から出力された信号に応じた入力信号を受け、単位時間毎に入力信号を第1の閾値で2値化する第1の識別回路と、単位時間毎に入力信号を第2の閾値で2値化する第2の識別回路と、第1の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN段(Nは2以上の整数)の単位遅延回路により構成される第1の遅延回路と、第2の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN+1段以上の単位遅延回路により構成される第2の遅延回路と、第1の遅延回路の出力である第1の出力信号と第2の識別回路の出力である第2の出力信号と第2の遅延回路の1段目の単位遅延回路の出力である第3の出力信号とを入力し、単位時間の整数倍である所定の期間(図9のLCNT=kの時)において、第1および第3の出力信号の極性が一致する回数から該極性が不一致である回数を差し引いた値をt1(図9のCNT1の値)とし、第1および第2の出力信号の極性が一致する回数から該極性が不一致である回数を差し引いた値をt2(図9のCNT2の値)とし、Zを正の実数とする場合に、t1+t2・Zが、(1)第2の値(図9のMの値)を超えている、(2)第3の値(図9の−Mの値)未満である、(3)第2の値以下かつ第3の値以上である、にそれぞれ対応して送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルの係数を、(1)増加させる、(2)減少させる、(3)変化させないように制御する制御部と、を備える。
等化器において、第2の値をM(Mは正の実数)とし、第3の値を−Mとするようにしてもよい。
等化器において、Zを1乃至2としてもよい。
等化器において、制御部は、t2<−Mの時に、プリカーソルの係数を増加させないように制御してもよい。
等化器において、制御部は、送信側等化器における設定可能な等化係数の変更幅の総和が一定であるように制御してもよい。
等化器において、第1および第2の識別回路の出力信号を入力して並列化して保持し、保持した並列化信号をN単位時間毎に制御部に対して出力する直列並列変換回路(図3の18)を備え、制御部(図3の19)は、N単位時間毎に最も先行するプリカーソルの係数の制御を行うようにしてもよい。
等化器において、制御部は、第2の遅延回路の各単位遅延回路の一部あるいは全部の出力信号のそれぞれに対してそれぞれ重み付けして加算した上で、送信側等化器から出力された信号に対して重み付けして加算する重み付け加算回路(図12のADD)をさらに備え、第1および第2の識別回路は、重み付け加算回路の出力信号を入力信号として受けるようにしてもよい。
半導体装置は、上記の等化器を備えるようにしてもよい。
なお、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
以上のような等化器によれば、送信側等化器のタップ数を増やしたり、受信側の高速動作部への回路追加を行うことなく、制御部(アダプテーションロジック)内に簡易な演算処理機能を追加する。このように構成することで、プリカーソルの係数が最適値よりも大きくなることによるアイ開口の劣化を防ぎ、受信特性を改善することが可能となる。
以下、より具体的な実施の形態に即し、図面を参照して詳しく説明する。
[実施形態1]
図1は、第1の実施形態に係る伝送システムの構成を示すブロック図である。図1において、伝送システムは、送受信部10a、10bを伝送路であるチャネル15a、15bを介して互いに対向して備える。また、送受信部10a、10bは、伝送システムとしては物理層に相当し、それぞれ上位層部20a、20bに接続される。さらに、送受信部10a、10bは、同一構造であり、送信部11、受信部12を備える。
送信部11は、マルチプレクサ(MUX)13、ドライバ14を備える。マルチプレクサ13は、上位層部20a(20b)から並列化されたデータを受け、直列データに変換してドライバ14に送出する。ドライバ14は、送信側等化器としてFFEの機能を備え、マルチプレクサ13から受けた直列データに対し波形等化を施して得た信号をチャネル15a(15b)に向けて送出する。
受信部12は、CTLE16、CDR17、デマルチプレクサ(DEMUX)18、アダプテーション機能を有する制御部19を備える。CTLE16は、アナログ素子などで構成され周波数特性を補正する線形等化回路であり、チャネル15a(15b)から信号を受けて、周波数特性を補正してCDR17に出力する。CDR17は、PLL(Phase Locked Loop)等を内蔵し、CTLE16の出力信号からクロック成分を抽出し、クロック信号のタイミングに合わせてデータを再生する。デマルチプレクサ(DEMUX)18は、再生されたデータを並列化して上位層部20a(20b)に送出する。制御部19は、CDR17あるいはデマルチプレクサ18からデータを入力し、対向する送信部11内のドライバ14におけるFFEの係数を演算し、演算結果を上位層部20a(20b)に送出する。
以上のような構成の伝送システムにおいて、送受信部10aにおける制御部19から送出されたFFEの係数の演算結果は、所定のプロトコルに従って破線P1で示される経路を経由し、送受信部10bのドライバ14に伝達される。すなわち、送受信部10aの上位層部20a、送受信部10aの送信部11、チャネル15a、送受信部10bの受信部12、送受信部10bの上位層部20aを経由し、送受信部10bのドライバ14に伝達される。送受信部10bのドライバ14のFFEは、送受信部10aにおける制御部19で求めた演算結果に応じた係数を有するように設定される。送受信部10bのドライバ14は、チャネル15bを介して送受信部10aの受信部12に向けてデータを送出する際に、FFEによって波形等化を施した信号を出力する。
なお、図1では、経路の図示を省いているが、同様に、送受信部10bにおける制御部19から送出された演算結果は、送受信部10aのドライバ14に伝達される。
次に、CDR17、制御部19の詳細について説明する。図2は、第1の実施形態に係るCDRおよび制御部の一構成を示すブロック図である。図2において、CDR17は、クロック抽出機能の図示を省いており、データ抽出機能部分のみを取り上げている。ここでは、制御部19は、FFEが3タップで構成される場合の例を示している。
CDR17は、サンプリング回路SP1、SP2、遅延回路D11、D12、D21、D22、D23を備える。
サンプリング回路SP1、SP2は、CTLE16から入力した信号Dinをクロック信号のタイミング(単位時間毎)に応じて2値化し保持するデータサンプラとして機能する。ただし、サンプリング回路SP1、SP2は、信号Dinをそれぞれ0、オフセット(Offset)とそれぞれ比較して2値化する。
遅延回路D11、D12は、サンプリング回路SP1から出力される2値信号を入力し、単位時間毎に動作し、縦続接続されシフトレジスタとして機能する。
遅延回路D21、D22、D23は、サンプリング回路SP2から出力される2値信号を入力し、単位時間毎に動作し、縦続接続されシフトレジスタとして機能する。
制御部19は、サンプリング回路SP2、遅延回路D21、D22、D23からそれぞれ出力される信号d3、d2、d2、d0と、遅延回路D12から出力される信号e1とを同時に入力し、演算結果であるFFEの3タップのそれぞれの係数に対応するx1、x0、x−1を求めて上位階層ブロック(上位層部)に出力する。
図3は、第1の実施形態に係るCDRおよび制御部の他の構成を示すブロック図である。図3において、CDR17aは、クロック抽出機能の図示を省いており、サンプリング回路SP1、SP2を備える。デマルチプレクサ18は、サンプリング回路SP1、SP2のそれぞれの出力信号(エラー信号、Dout)を入力し、並列化して信号d[0:3]、信号e1を4単位時間毎に制御部19に出力する。
図4は、デマルチプレクサ18が並列化した信号d[0:3]、信号e1を出力する様子を模式的に示した図である。図4において、信号Dat0、Dat1、Dat2、Dat3、Err2が信号d[0:3]、信号e1として、信号Dat4、Dat5、Dat6、Dat7、Err6が信号d[0:3]、信号e1として、4単位時間毎に出力される様子が示される。
図3に示すようなデマルチプレクサ18を用いた構成の場合、制御部19は、演算結果x1、x0、x−1を4単位時間毎に求めれば良いこととなる。したがって、制御部19は、図2の場合に比べて係数演算に4倍の時間を費やすことが可能であり、より高速化したクロック信号に対応することができる。
次に、制御部19におけるFFEの係数演算機能について説明する。図5は、FFEの係数演算の方法を説明する図である。ここでは、サンプリング回路SP1におけるオフセット(Offset)が+であるとする。係数演算は、原理的にSS−LMSアルゴリズムを用いてなされる。すなわち、式(1−1)に示すように、Δx[−2:1]=e1・d[3:0]に従って、それぞれの係数の修正項を求める。ここで[]は、配列のそれぞれについて個別に演算することを意味する。
そして、図5の式(1−2)に示すように、それぞれの係数を修正項分だけ増減させて、新たな係数とする。ただし、Step=1とし、x[−1]については、下記の式(1−3a)、(1−3b)に従って新たな係数とする。
Δx[−2]=−1のとき、x[−1]=x[−1]n−1+0または−1 ・・・式(1−3a)
Δx[−2]=1のとき、x[−1]=x[−1]n−1+Δx[−1] ・・・・式(1−3b)
このような係数の更新方法において、x[−1]は、Δx[−2]=1のときには、式(1−3b)のように原理的な修正方法に準じて更新される。これ対し、Δx[−2]=−1のときには、x[−1]は、式(1−3a)のように増加させないように更新される。すなわち、送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルの係数x[−1]を、受信側におけるプリカーソルの係数x[−1]のさらに一つ前の修正項Δx[−2]によって過剰に増大することを防ぐように機能する。
以上の構成では、制御部19における基本的な動作原理に基づく構成について述べた。以下では、より性能を向上させることが可能な制御部19の各種の変形の例について説明する。
図6は、第1の実施形態に係るCDRおよび制御部の一構成の詳細を示すブロック図である。図6において、CDR17は、クロック抽出機能を有するクロックリカバリ回路25を明示し、図2におけるサンプリング回路SP1、SP2および遅延回路D11、D12、D21、D22、D23を内蔵するデータリカバリ回路26を図示している。
図6において、制御部19は、2入力の否定付き排他的論理和回路EXNOR0、EXNOR1、EXNOR2、ループカウンタLCNT、カウンタCNT0、CNT1、CNT2、演算部28、出力バッファBUFを備える。
否定付き排他的論理和回路EXNOR0、EXNOR1、EXNOR2は、一方の入力端に共通に信号e1を受け、他方の入力端にそれぞれ信号d0、d2、d3を受ける。
ループカウンタLCNTは、クロックリカバリ部25が抽出したクロック信号Clockをカウントし、カウント結果を演算部28に出力する。カウンタCNT0、CNT1、CNT2は、アップダウンカウンタなどで構成され、それぞれ否定付き排他的論理和回路EXNOR0、EXNOR1、EXNOR2の出力信号の正負をクロック信号Clockのタイミングでアップカウントあるいはダウンカウントし、カウント結果を演算部28に出力する。また、カウンタCNT0、CNT1、CNT2は、ループカウンタLCNTがリセットされたときにリセットされる。
演算部28は、ループカウンタLCNTの出力がkとなったときに、カウンタCNT0、CNT1、CNT2のそれぞれの出力に基づいて係数x1、x0、x−1を求めて、バッファBUFを介して上位階層ブロック(上位層部)に向けて出力する。
図7は、第1の実施形態に係るCDRおよび制御部の他の構成の詳細を示すブロック図である。図7において、図6と同一の符号は、同一物を表し、その説明を省略する。また、CDR17a、マルチプレクサ18は、それぞれ図3に示したものと同様の構成である。
次に、以上のような構成の制御部19の動作について説明する。図8は、制御部19の動作の一例を表すフローチャートである。
アダプテーションを開始すると、ステップS1において、カウンタCNT0、CNT1、CNT2は、それぞれ排他的論理和回路EXNOR0、EXNOR1、EXNOR2の出力信号の正負をクロック信号Clockのタイミングでカウントする。
ステップS2において、ループカウンタLCNTをインクリメントする。
ステップS3において、ループカウンタLCNTの出力がkであるか否かを判定し、kに達しない場合にはステップS1に戻り、kである場合には、ループカウンタLCNTをリセットすると共にステップS4に進む。
ステップS4において、演算部28は、以下に示す一連の式を実行し、処理を終了する。ここでは、Mを正の整数とし、x1、x0、x−1を、それぞれX[1]、X[0]、X[−1]と表し、添え字は処理単位時間ごとのインデックスとして表わされる。
CNT0>Mのとき、X[1]=X[1]n−1+1 ・・・・・・式(2−1a)
CNT0<−Mのとき、X[1]=X[1]n−1−1 ・・・・・式(2−1b)
M≧CNT0≧−Mのとき、X[1]=X[1]n−1 ・・・・・式(2−1c)
CNT2<−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1+0または−1 ・・・式(2−2a)
CNT2≧−M、且つ、以下の条件のとき
CNT1>Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1+1 ・・・・式(2−2b)
CNT1<−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1−1 ・・・式(2−2c)
M≧CNT1≧−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1 ・・・式(2−2d)
X[0]=X[0]n−1−(X[1]−X[1]n−1)−(X[−1]−X[−1]n−1) ・・・・・式(2−3)
図9は、制御部19の動作の他の例を表すフローチャートである。図9において、ステップS1〜S3は、図8と同様であり、その説明を省略する。
ステップS4aにおいて、演算部28は、以下に示す一連の式を実行し、処理を終了する。図8と同じ記号は、同一の意味を有する。ただし、Zは正の整数とし、重み付けを表す。
CNT0>Mのとき、X[1]=X[1]n−1+1 ・・・・・・式(3−1a)
CNT0<−Mのとき、X[1]=X[1]n−1−1 ・・・・・式(3−1b)
M≧CNT0≧−Mのとき、X[1]=X[1]n−1 ・・・・・式(3−1c)
(CNT1+Z・CNT2)<−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1−1 ・・・・・・式(3−2a)
(CNT1+Z・CNT2)>Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1+1 ・・・・・・式(3−2b)
M≧(CNT1+Z・CNT2)≧−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1 ・・・・・・式(3−2c)
X[0]=X[0]n−1−(X[1]−X[1]n−1)−(X[−1]−X[−1]n−1) ・・・・・・式(3−3)
図10は、図8(ステップS4)、図9(ステップS4a)における動作原理を説明する図である。図10(a)は、図8のステップS4において、kサンプル分、積算したCNT0、CNT1、CNT2のそれぞれの値が、±Mを閾値として±M以内であれば、係数であるX[1]、X[0]、X[−1]を更新しないようにする。また、積算したCNT0、CNT1、CNT2のそれぞれの値が、Mを超える場合には、X[1]、X[0]、X[−1]を+1更新する。さらに、積算したCNT0、CNT1、CNT2のそれぞれの値が、Mを下回る場合には、X[1]、X[0]、X[−1]を−1更新する。
このようにカウンタCNT0、CNT1、CNT2を用いて式(1−1)に示したΔxを積算し、積算した結果に基づいて係数の更新を行っている。さらに、±Mの閾値を設けて積算した結果が閾値を超えたか否かに基づいて係数の更新を行っている。したがって、積算と閾値によってノイズなどの影響で瞬時に係数の更新がなされることが無く、より安定的に係数の更新動作がなされる。
また、図9に関しては、ステップS4aにおいて、CNT2の値にZの重み付けを行い、この値にCNT1の値を加えたものに対して、閾値Mを適用している。Zの値を変えることで受信側におけるアイ開口の程度を制御することができる。
なお、図10において説明したのは、積算と閾値に基づく動作原理である。実際には、先に説明した式(1−3a)、(1−3b)、同様に式(2−2a)〜(2−2d)や式(3−2a)〜(3−2c)に示すように、X[−1]のさらに一つ前の修正項ΔX[−2]に対応するCNT2よって、X[−1]が過剰に増大するのを防止するように演算される。
また、メインカーソルに対応するX[0]に関しては、式(2−3)、(3−3)に示すように、X[1]、X[0]、X[−1]の更新の際に、更新の総和が変動しないようにX[0]を定めるようにしてもよい。このような制約を設けてX[0]の突出を防止することで、送信側等化器におけるダイナミックレンジを押さえて送出される信号の歪みの発生を防ぐことができる。
また、上記に示したステップS4、S4aにおける演算方法は、以上に限定されるものではなく、様々の変形が可能であり、以下に幾つかの変形例を示す。
(1) 式(1−3a)、(1−3b)に対し、式(3−2a)〜(3−2c)でZ=1とするようなΔX[−1]+ΔX[−2]の和に基づいて判定する方法
ΔX[−1]+ΔX[−2]≦0のとき、X[−1]=X[−1]n−1+0または−1
ΔX[−1]+ΔX[−2]>0のとき、X[−1]=X[−1]n−1+1
(2) 式(3−2a)〜(3−2c)でZ=1とする方法
(CNT1+CNT2)<−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1−1
(CNT1+CNT2)>Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1+1
M≧(CNT1+CNT2)≧−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1
(3) 式(2−2a)〜(2−2d)でCNT1に替えてCNT1+CNT2とする方法
CNT2<−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1+0または−1
CNT2≧−M、且つ、以下の条件のとき
(CNT1+CNT2)>Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1+1
(CNT1+CNT2)<−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1−1
M≧(CNT1+CNT2)≧−Mのとき、X[−1]=X[−1]n−1
X[−1]の求め方に関し、以上幾つかの例を挙げたが、これらに限定されない。制御部19は、X[−2](プリカーソル2の係数)の変化が「−1」であることをモニタして、X[−1](プリカーソル1の係数)を最適値よりも大きくならない様に抑制する種々の演算方法を適用することができる。
[実施形態2]
図11は、第2の実施形態に係る伝送システムの構成を示すブロック図である。図11において、図1と同一の符号は、同一物または相当物を表し、その説明を省略する。本実施形態の伝送システムは、送受信部10c、10dのそれぞれにおいて、図1のCDR17に替えてCDR17bを受信部12a内に備える。CDR17bは、CDR17にさらにDFE22を備える。また、制御部19aは、DFE22も制御する機能を有する。
図12は、第2の実施形態に係るCDRおよび制御部の一構成を示すブロック図である。図12において、CDR17bは、クロック抽出機能の図示を省いており、データ抽出機能部分とDFEを有している。ここでは、制御部19aは、FFEがm+n+1タップで構成される場合の例を示し、DFEの係数を求める機能も有する。
CDR17bは、サンプリング回路SP1、SP2、遅延回路D11〜D1n+1、D21〜D2n+m+2、係数器CF0〜CFm、加算器ADDを備える。
サンプリング回路SP1、SP2、遅延回路D11〜D1n+1、D21〜D2n+m+2については、遅延回路の段数がm、nで一般化された形として示される点が図2と異なるだけであるので、その説明を省く。
係数器CF0は、信号Dinに対して制御部19aが出力する係数w0を乗算し、加算器ADDに出力する。係数器CF1〜CFmは、制御部19aが出力するそれぞれ係数w1〜wmを乗算し、加算器ADDに出力する。加算器ADDは、係数器CF0〜CFmの出力の総和を求めてサンプリング回路SP1、SP2に出力する。
このような構成のサンプリング回路SP2、遅延回路D21〜D2n+m+2、係数器CF0〜CFm、加算器ADDは、IIR(Infinite Impulse Response)フィルタとして判定帰還型等化器(DFE)を構成する。
次に、制御部19aにおける係数演算機能について説明する。図13は、FFE、DFEの係数演算の方法を説明する図である。図13(a)に示すFFEの係数演算機能については、図5で説明した演算の方法を、m、nで一般化したものであって特段の変更はない。なお、X[−1]、X[0]に関しては、実施形態1で説明した演算方法を採るものとする。また、図13(b)に示すDFEの係数演算についても、FFEの係数演算の原理と同様に既知のSS−LMSアルゴリズムを用いてなされる。
図12、図13においてm=1、n=1の場合を図14、図15に図示する。このような構成は、チップ化する上で、後述するような実際の製品に適用する場合における構成の簡単さと性能の点で好ましい。
最後に、以上説明した等化器における波形等化の性能について説明する。図16は、シミュレーションによる各実施形態におけるアイ開口を示す図である。図16(a)は、時間方向のアイ開口を示し、図16(a)は、振幅方向のアイ開口を示す。
ここでシミュレーションにおける条件は、以下のとおりである。
伝送路ロス:−35dB@5GHz (ボード長は30インチ)
伝送速度:10Gbps
入力波形振幅:High/Low=1/−1
入力パターン:PRBS12
受信側の等化として、DFEと14dBのCTLEが存在
ループカウンタLCNTの出力k=64、M=6
なお、図16において、実施例1は、式(1−1)、(1−2)、(1−3a)、(1−3b)に基づく。実施例2は、図8(ステップS4)に基づく。実施例3は、図9(ステップS4a)に基づく。
図16において、従来の技術に対応するZ=0の場合を除き、充分なアイ開口が得られることが示される。特に、Zに関しては、1〜2とすることが好ましいことが示される。
次に、等化器における試験方法について説明する。ここでは、送信側において実装上では送られることが無いプリカーソルであるPre2(時間的に最も先行したプリカーソルPre1よりさらに一つ前のプリカーソル)の位置に試験信号を挿入する。ここで、試験信号を挿入する位置は、例えば図1のチャネル(Channel)15bの前(又は後)、図2、図3では、Dinである。すなわち、波形生成装置等を用いて、伝送路上の条件やPre1、Mainの大きさを変えることなく、Pre2におけるISI量を任意に変更した試験信号を送信する。そして、Pre2におけるISI量によって受信側の等化器における信号波形がどのように変化するかを観測する。より具体的には、Pre2におけるISI量を所定の正の値あるいは負の値とする試験信号を挿入して送信し、受信側の等化器で得られる、Pre1+Mainの合成波形におけるPre1の位置の信号波形がどのように収束するかを観測する。ここでPre1+Mainの合成波形は、例えば図1のチャネル15bの出力(Rx入力側)またはCTLE16の入力を観測したものである。すなわち、送信側等化器(FFE)係数の制御の流れとして、例えば図1において、チャネル15bの前から試験信号を挿入し、送受信部10aの受信部12のアダプテーションロジック(Adaptation Logic)19で処理した結果を、上位層部20aを介して、送受信部10aの送信部11のドライバ14(Diver With FFE)のFFE計数を設定し、その出力信号を送受信部10bの受信部12のCTLE16、CDR17、デマルチプレクサ(DEMUX)18、上位層20bを介して、送受信部10bの送信部11のマルチプレクサ(MUX)13を介しドライバ14(Diver With FFE)から出力される信号を入力するチャネル15bの出力であるPre1+Mainの合成波形を観測する。Mainの波形、Pre1の波形は、例えば、送受信部10aの送信部11のドライバ14(Diver With FFE)中で送信波形として観測することができる。なお、上記実施形態におけるPre1+Mainの合成波形の観測自体とは異なるが、例えば図1の送受信部10aの送信部11のドライバ14の出力信号のパケットを解読することで、送受信部10aの受信部12のアダプテーションロジック19の処理結果が送受信部10bの送信部11のドライバ14(Diver With FFE)のFFEをどのように制御しようとしているのかモニタすることは可能である。シミュレーションの条件は、先に説明したシミュレーションの条件と等しいものとする。
図18は、シミュレーションによる上記実施例1、2に対して行った試験方法における各部の信号波形を示す図である。図18において、Pre2におけるISI量が正側であるとした場合(送信波形におけるR1に示す)には、等化器の係数の最適化によって、Pre1におけるISI量が0になるように係数が収束していることが示される(Pre1+Mainの合成波形におけるS1に示す)。また、図18において、Pre2におけるISI量が負側であるとした場合(送信波形におけるR2に示す)には、等化器の係数の最適化によって、Pre1におけるISI量が正になるように係数が収束していることが示される(Pre1+Mainの合成波形におけるS2に示す)。
図19は、シミュレーションによる上記実施例3に対して行った試験方法における各部の信号波形を示す図である。ただし、Z=1とする。図19において、Pre2におけるISI量が正側であるとした場合(送信波形におけるR1に示す)には、等化器の係数の最適化によって、Pre1におけるISI量が負になるように係数が収束していることが示される(Pre1+Mainの合成波形におけるS3に示す)。また、図19において、Pre2におけるISI量が負側であるとした場合(送信波形におけるR2に示す)には、等化器の係数の最適化によって、Pre1におけるISI量が正になるように係数が収束していることが示される(Pre1+Mainの合成波形におけるS4に示す)。試験信号のPre2のISI量が正負の少なくとも一方の値とされ、前記最も先行したプリカーソルPre1の位置における信号(ISI量)が0以外に収束することが観測される。
図20は、シミュレーションによる試験方法における各部の信号波形を示す図である。ただし、実施例3においてZ=0とする。すなわち、従来の技術を用いた場合に相当する試験方法における各部の信号波形を示す。図20において、Pre2におけるISI量が正側(送信波形におけるR1に示す)であるか負側(R2に示す)であるかに係らず、等化器の係数の最適化によって、Pre1におけるISI量が0になるように係数が収束していることが示される(図20のPre1+Mainの合成波形におけるS5、S6に示す)。
以上のようにPre2におけるISI量が正側あるいは負側となるような試験信号を送信側において挿入して送信し、受信側の等化器における信号波形がどのように変化するかを観測することで、本願の技術が用いられているか否かを判別することができる。より具体的には、受信側の等化器において、試験信号の正負に係らずPre1におけるISIが0に収束するならば、従来の技術を用いていると判断することができる。これに対し、受信側の等化器において、試験信号の正負の少なくとも一方においてPre1におけるISIが0以外に収束するならば、本願の技術が用いられている可能性が高いと判断することができる。
以上説明した等化器によれば、例えば送信側に搭載する等化器の最適化を行うことが規格に定められているPCI(Peripheral Component Interconnect)gen3などの規格に準拠したSerdes(Serializer/Deserializer)搭載の製品などに好適である。
すなわち、PCIgen3では、受信側で受信側に搭載した判定帰還型等化器(DFE)の係数の最適化を行うとともに、受信側からの制御によって送信側の等化器の係数の最適化を行うことが規格として規定されている。PCIgen3の規格では、送信側等化器はプリカーソル、メインカーソル、ポストカーソルの3Tap構成のFFEが規定されており、受信側等化器のDFEで補正できないプリカーソルの役割は重要である。このようなプリカーソルの調整において、上述のような等化器は、効果的に機能する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、前述の特許文献等の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
なお、本願において追加ないし修正した事項は、本願の出願日を基準日として取り扱われるべきものであるが、それにより優先権の基礎としての開示事項は、その優先日に基づく記載事項として一切影響を受けないものとし、パリ条約の優先権と同様の扱いを受けるべきものである。すなわち、優先権の基礎としての開示事項は、本願で追加ないし修正した事項がないものとしてその限りにおいて有効なものとして読まれるべきものである。
10a、10b、10c、10d 送受信部
11 送信部
12、12a 受信部
13 マルチプレクサ(MUX)
14 ドライバ
15a、15b チャネル
16 CTLE
17、17a、17b CDR
18 デマルチプレクサ(DEMUX)
19、19a 制御部
20a、20b 上位層部
22 DFE
25 クロックリカバリ回路
26 データリカバリ回路
28 演算部
ADD 加算器
BUF 出力バッファ
CF0〜CFm 係数器
CNT0、CNT1、CNT2 カウンタ
D11〜D1n+1、D21〜D2n+m+2 遅延回路
EXNOR0、EXNOR1、EXNOR2 否定付き排他的論理和回路
LCNT ループカウンタ
SP1、SP2 サンプリング回路

Claims (15)

  1. 送信側等化器から出力された信号に応じた入力信号を受け、単位時間毎に前記入力信号を第1の閾値で2値化する第1の識別回路と、
    単位時間毎に前記入力信号を第2の閾値で2値化する第2の識別回路と、
    前記第1の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN段(Nは2以上の整数)の単位遅延回路により構成される第1の遅延回路と、
    前記第2の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN+1段以上の単位遅延回路により構成される第2の遅延回路と、
    前記第1の遅延回路の出力である第1の出力信号と前記第2の識別回路の出力である第2の出力信号とを入力し、前記第1および第2の出力信号の極性が不一致である場合に前記送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルの係数を増加させないように制御する制御部と、
    を備える等化器。
  2. 前記制御部は、前記第2の遅延回路の1段目の単位遅延回路の出力である第3の出力信号をさらに入力し、前記第1および第2の出力信号の極性が一致する場合に、前記第1および第3の出力信号の極性の一致または不一致によってそれぞれ前記最も先行したプリカーソルの係数を増加または減少させる請求項1記載の等化器。
  3. 前記制御部は、前記第1および第2の出力信号の極性が一致する場合に単位時間毎に一方向にカウントし、不一致である場合に単位時間毎に逆方向にカウントする第1のカウンタを備え、前記第1のカウンタの値が第1の値未満である場合に前記最も先行したプリカーソルの係数を増加させないように制御する請求項1記載の等化器。
  4. 前記制御部は、前記第1および第3の出力信号の極性が一致する場合に単位時間毎に一方向にカウントし、不一致である場合に単位時間毎に逆方向にカウントする第2のカウンタをさらに備え、
    前記第1のカウンタの値が第1の値以上である場合に、前記第2のカウンタの値が、(1)第2の値を超えている、(2)第3の値未満である、(3)第2の値以下かつ第3の値以上である、にそれぞれ対応して前記最も先行したプリカーソルの係数を、(1)増加させる、(2)減少させる、(3)変化させないように制御する請求項3記載の等化器。
  5. 送信側等化器から出力された信号に応じた入力信号を受け、単位時間毎に前記入力信号を第1の閾値で2値化する第1の識別回路と、
    単位時間毎に前記入力信号を第2の閾値で2値化する第2の識別回路と、
    前記第1の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN段(Nは2以上の整数)の単位遅延回路により構成される第1の遅延回路と、
    前記第2の識別回路の出力信号を入力として、単位時間毎に動作する縦続接続されたN+1段以上の単位遅延回路により構成される第2の遅延回路と、
    前記第1の遅延回路の出力である第1の出力信号と前記第2の識別回路の出力である第2の出力信号と前記第2の遅延回路の1段目の単位遅延回路の出力である第3の出力信号とを入力し、
    単位時間の整数倍である所定の期間において、前記第1および第3の出力信号の極性が一致する回数から該極性が不一致である回数を差し引いた値をt1とし、前記第1および第2の出力信号の極性が一致する回数から該極性が不一致である回数を差し引いた値をt2とし、Zを正の実数とする場合に、
    t1+t2・Zが、(1)第2の値を超えている、(2)第3の値未満である、(3)第2の値以下かつ第3の値以上である、にそれぞれ対応して送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルの係数を、(1)増加させる、(2)減少させる、(3)変化させないように制御する制御部と、
    を備える等化器。
  6. 前記第2の値をM(Mは正の実数)とし、前記第3の値を−Mとする請求項5記載の等化器。
  7. Zを1乃至2とする請求項5記載の等化器。
  8. 前記制御部は、t2<−Mの時に、前記プリカーソルの係数を増加させないように制御する請求項6記載の等化器。
  9. 前記制御部は、前記送信側等化器における設定可能な等化係数の変更幅の総和が一定であるように制御する請求項1または5記載の等化器。
  10. 前記第1および第2の識別回路の出力信号を入力して並列化して保持し、保持した並列化信号をN単位時間毎に前記制御部に対して出力する直列並列変換回路を備え、
    前記制御部は、N単位時間毎に前記最も先行するプリカーソルの係数の制御を行う請求項1または5記載の等化器。
  11. 前記制御部は、前記第2の遅延回路の各単位遅延回路の一部あるいは全部の出力信号のそれぞれに対してそれぞれ重み付けして加算した上で、前記送信側等化器から出力された信号に対して重み付けして加算する重み付け加算回路をさらに備え、
    前記第1および第2の識別回路は、前記重み付け加算回路の出力信号を入力信号として受ける請求項1または5記載の等化器。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一に記載の等化器を備える半導体装置。
  13. 前記送信側等化器における時間的に最も先行したプリカーソルよりさらに一つ前のプリカーソルの位置に試験信号を挿入して前記送信側等化器から出力する請求項1乃至11のいずれか一に記載の等化器の試験方法。
  14. 請求項1乃至11のいずれか一に記載の等化器において、前記最も先行したプリカーソルの位置に対応する信号を観測する請求項13に記載の等化器の試験方法。
  15. 前記試験信号は、正負の少なくとも一方の値とされ、前記最も先行したプリカーソルの位置における信号が0以外に収束することを観測する請求項14に記載の等化器の試験方法。
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