JP2014143030A - 一対の電気コネクタ - Google Patents

一対の電気コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2014143030A
JP2014143030A JP2013009679A JP2013009679A JP2014143030A JP 2014143030 A JP2014143030 A JP 2014143030A JP 2013009679 A JP2013009679 A JP 2013009679A JP 2013009679 A JP2013009679 A JP 2013009679A JP 2014143030 A JP2014143030 A JP 2014143030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
housing
width direction
locking
contactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013009679A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shioda
晃司 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2013009679A priority Critical patent/JP2014143030A/ja
Publication of JP2014143030A publication Critical patent/JP2014143030A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】電気コネクタのコンパクト化を可能にし、接触子の引き抜き強度の向上を可能とした一対の電気コネクタを提供する。
【解決手段】第1接触子120は板状の接触部122を有し、第1ハウジング110には接触部が配置され第2ハウジング210を受け入れる受入室114が形成され、第2接触子220は、幅方向に並んで奥行き方向へ延びて幅方向内側に接点222aを有する二つの接触部222を有し、第2ハウジング210には第2接触子を収容する収容室212が形成され、第2ハウジングの二つの側壁211のうち少なくとも一方の側壁の幅方向内側及びその側壁に対応する第2接触子の接触部の幅方向外側のうち一方には接触子係止用凹部211aが設けられ、他方には接触子係止用凸部222bが設けられ、接点間の寸法Cが第1接触子の接触部の幅方向の寸法Tまで広がることができるように凹部と凸部が嵌合している一対の電気コネクタである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気コネクタの技術分野に属する。
特許文献1は、コネクタ構造を開示している。このコネクタ構造は、回路基板に実装されたベースと、ワイヤの先端に連なったソケットからなるコネクタ構造であって、上記ソケットは、ソケットハウジングの側面から水平方向に張出した張出し片を具え、上記ソケットが上記ベースの凹部に嵌め込まれた状態で上記ソケットを取外す際に、上記ソケットに連なるワイヤを把持して引抜くのではなく、上記ソケットハウジングに具わる上記張出し片を指先又はピンセットで把持して引抜くことで、上記ソケットを上記ベースから取り外す方法を採っている。このコネクタの上記ソケットハウジングには、上記ソケットコンタクトを固定するためのランス孔が設けられており(同文献の段落0019を参照)、上記ソケットコンタクトには、上記ランス孔に係合する、弾性を有する突片が設けられている(同文献の図5(b)、図7を参照)。また、上記ソケットコンタクトの接触部に、切抜きと曲率部を設けることで、垂直方向に板状のものを懐深く挟持し得るガイドを形成している。そして、上記ガイドで金属片よりなるベースコンタクトをガイドし、上記切抜きの切断面に設けた一対の突起により上記ベースコンタクトを挟持することで、上記ソケットコンタクトと上記ベースコンタクトとの間で電気的機械的接続状態を形成している。
特開2009−224086号公報
上記特許文献1に開示された電気コネクタの場合、上記弾性を有する突片、および上記ランス孔を備えたランス機構が設けられているので、これらの機能を確保するために上記コネクタのコンパクト化を損ねる可能性がある。
上記電気コネクタの場合、上記ソケットコンタクトの接続部は、ワイヤの芯線を圧着するワイヤバレルと、被覆部を固定するインシュレーションバレルとを有するが、このようにカシメ部分が連なると、上記ソケットコンタクトが長くなり、上記コネクタのコンパクト化を損ねる可能性がある。
上記電気コネクタの場合、上記ソケットを上記ベースから取外すには、上記ソケットのワイヤを持って引抜く必要はないが、この種の電気コネクタでは上記ソケットを上記ベースから取外すときに上記ソケットのワイヤを持って引抜くこともある。そのような場合、過大な引き抜き力がかかると、例えば上記弾性を有する突片が損傷を受けるなどして上記突片の上記ランス孔との係合が解かれ、上記ソケットコンタクトが抜けることが起こり得る。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、第1電気コネクタと第2電気コネクタとが嵌合して第1接触子と第2接触子とが接触したときに第1接触子の楔作用により上記第2接触子が第2ハウジングから抜けないようにすることで、上記ランス機構の廃止を可能にして上記第2電気コネクタのコンパクト化を可能にすると共に、上記第2接触子の引き抜き強度の向上を可能とした一対の電気コネクタを提供することにある。さらに、上記第2接触子に電線を接続する場合、上記電線の引き抜き時に、導体にかしめたバレルが上記第2ハウジングの内側に突き当たるようにすることで、従来のインシュレーションバレルを廃して上記第2電気コネクタの更なるコンパクト化を可能にすると共に、上記第2接触子の更なる引き抜き強度の向上を可能とした一対の電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の一対の電気コネクタは、
第1ハウジングと、上記第1ハウジングに設けられた第1接触子とを有する第1電気コネクタと、
第2ハウジングと、上記第2ハウジングに設けられた第2接触子とを有する第2電気コネクタとを備え、
上記第1接触子は、幅方向に向く板状に形成された接触部を有しており、
上記第1ハウジングには、内側に、上記第1接触子の上記接触部が配置されると共に上記第2ハウジングを受け入れる受入室が形成されるように周壁が設けられ、
上記第2接触子は、弾性材料により形成されて上記幅方向に並んで上記幅方向と直交する奥行き方向へそれぞれ延びると共に上記幅方向内側にそれぞれ接点を有する二つの接触部を有しており、
上記第2ハウジングには、上記第2接触子を収容する収容室が形成されるように上記幅方向に離して二つの側壁が設けられており、
上記第2ハウジングの上記二つの側壁のうち少なくとも一方の側壁の上記幅方向内側、およびその側壁に対応する上記第2接触子の上記接触部の上記幅方向外側のうち一方には接触子係止用凹部が設けられ、他方には上記接触子係止用凹部に嵌合することになる接触子係止用凸部が設けられており、
上記接点間の寸法が上記第1接触子の上記接触部の上記幅方向の寸法まで広がることができるように上記接触子係止用凹部と上記接触子係止用凸部とが嵌合している。
上記第1電気コネクタに上記第2電気コネクタを、例えば上記幅方向、および上記奥行き方向の両方に直交する厚さ方向に沿って近づけ、又は例えば上記奥行き方向に沿って近づけて、上記第1電気コネクタに上記第2電気コネクタを嵌合すると、上記第1接触子の上記接触部の上記幅方向両側に上記第2接触子の上記二つの接触部が上記接点で接触し、上記第2接触子の上記接点間の寸法が上記第1接触子の上記接触部の上記幅方向の寸法に等しくなる。その場合、上記第1接触子の楔作用により上記第2接触子の上記二つの接触部が上記幅方向に接近することが阻止されて上記接触子係止用凹部と上記接触子係止用凸部との嵌合が維持され、上記第2接触子が上記第2ハウジングから抜けにくくなる。そのため、上記ランス機構の廃止が可能になり上記第2電気コネクタのコンパクト化が可能になると共に、上記第2接触子の引き抜き強度の向上が可能となる。
本発明の第2の一対の電気コネクタは、上記第1の一対の電気コネクタにおいて、さらに、
上記第2接触子は、導体と、上記導体を被覆する絶縁被覆とを備えた電線よりなる接続先部材の上記導体に外側から抱きついて上記導体をかしめる、板状に形成されたバレルよりなる接続部を有しており、
上記第2ハウジングには、上記奥行き方向からみて、上記接続先部材の断面を包含し且つかしめられた上記接続部の上記反嵌合側の端部の少なくとも一部がはみ出る貫通孔が設けられている。
このようにすれば、上記第2接触子に上記電線よりなる上記接続先部材を接続する場合、上記接続先部材の引き抜き時に、上記導体にかしめた上記バレルよりなる上記接続部が上記第2ハウジングの内側に突き当たるので、従来のインシュレーションバレルを廃して上記第2電気コネクタの更なるコンパクト化が可能になると共に、上記第2接触子の更なる引き抜き強度の向上が可能となる。
本発明の第3の一対の電気コネクタは、上記第1又は上記第2の一対の電気コネクタにおいて、さらに、
上記第2接触子の上記二つの接触部が、上記奥行き方向へ延びてから反転していて、上記幅方向からみてU字状に曲がっている。
このようにすれば、例えば上記二つの接触部を上記奥行き方向に沿って真っ直ぐに延ばす場合と較べると、上記二つの接触部の弾性を同等に確保できると共に、上記二つの接触部の上記奥行き方向に沿った長さが短くなり、上記第2電気コネクタの上記奥行き方向に沿った更なるコンパクト化が可能となる。
本発明の第4の一対の電気コネクタは、上記第1ないし上記第3のうちいずれか一つの一対の電気コネクタにおいて、さらに、上記第2ハウジングの、上記幅方向の外側における上記接触子係止用凹部又は上記接触子係止用凸部に対応する部位に、上記幅方向に出たハウジング係止用凸部又は上記幅方向に凹んだハウジング係止用凹部が設けられ、
上記第1ハウジングの、上記周壁の上記幅方向の内側に、上記幅方向に凹んで上記ハウジング係止用凸部に嵌合するハウジング係止用凹部、又は上記幅方向に出て上記ハウジング係止用凹部に嵌合するハウジング係止用凸部が設けられている。
このようにすれば、上記ハウジング係止用凸部が上記ハウジング係止用凹部に嵌ることで、上記両電気コネクタの嵌合力が向上する。上記ハウジング係止用凸部と上記ハウジング係止用凹部とが上記幅方向にタイトに嵌るようにすれば、上記第2ハウジングの上記側壁の上記幅方向外側への変形が抑制されるので、上記接触子係止用凹部と上記接触子係止用凸部との嵌合力を安定的に維持することが可能となる。
本発明の第1の一対の電気コネクタは、第1電気コネクタと第2電気コネクタとが嵌合して第1接触子と第2接触子とが接触したときに第1接触子の楔作用により上記第2接触子が第2ハウジングから抜けないようにしたので、上記ランス機構の廃止を可能にして上記第2電気コネクタのコンパクト化が可能になると共に、上記第2接触子の引き抜き強度の向上が可能となる。
本発明の第2の一対の電気コネクタは、上記第1の一対の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記第2接触子に上記電線よりなる上記接続先部材を接続する場合、上記接続先部材の引き抜き時に、上記導体にかしめた上記バレルよりなる上記接続部が上記第2ハウジングの内側に突き当たるようにしたので、従来のインシュレーションバレルを廃して上記第2電気コネクタの更なるコンパクト化を可能にすると共に、上記第2接触子の更なる引き抜き強度の向上を可能にすることができる。
本発明の第3の一対の電気コネクタは、上記第1又は上記第2の一対の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、例えば上記二つの接触部を上記奥行き方向に沿って真っ直ぐに延ばす場合と較べると、上記二つの接触部の弾性を同等に確保できると共に、上記二つの接触部の上記奥行き方向に沿った長さが短くなり、上記第2電気コネクタの上記奥行き方向に沿った更なるコンパクト化が可能になる。
本発明の第4の一対の電気コネクタは、上記第1ないし上記第3のうちいずれか一つの一対の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記ハウジング係止用凸部が上記ハウジング係止用凹部に嵌ることで、上記両電気コネクタの嵌合力を向上させることができ、また上記接触子係止用凹部と上記接触子係止用凸部との嵌合力を安定的に維持することが可能となる。
図1は、本発明の上記一対の電気コネクタの実施形態を示す斜視図である。上記両電気コネクタは嵌合していない。 図2は、上記実施形態の上記一対の電気コネクタを示す斜視図である。上記両電気コネクタは嵌合している。 図3は、上記実施形態における上記第1電気コネクタを示す斜視図である。 図4は、上記実施形態における上記第1電気コネクタを示す平面図である。 図5は、上記実施形態における上記第2電気コネクタを示す斜視図である。 図6は、上記実施形態における上記第2電気コネクタの他の角度からみた斜視図である。 図7は、上記図5と同様の斜視図であり、上記第2電気コネクタを上記奥行き方向に向いた面で断面している。 図8は、上記第2電気コネクタを上記奥行き方向の奥側からみた正面図である。 図9は、上記第2電気コネクタを上記奥行き方向の手前側からみた背面図である。 図10は、上記第2接触子の斜視図である。 図11は、上記第2接触子の他の角度からみた斜視図である。 図12は、上記第2電気コネクタの斜視図である。一つの上記第2接触子を上記奥行き方向の上記奥側へ引き抜いている。 図13は、図12と同様の状態の上記第2電気コネクタの他の角度からみた斜視図である。 図14は、図12と同様の状態の上記第2電気コネクタの、さらに他の角度からみた斜視図である。 図15は、嵌合した上記両電気コネクタを上記奥行き方向に向いた面で切断した断面図である。 図16は、嵌合した上記両電気コネクタを示す平面図である。上記第2電気コネクタを上記厚さ方向に向いた面で切断している。 図17は、上記第2電気コネクタの平面図である。一つの上記第2接触子を上記奥行き方向の上記奥側へ引き抜いている。上記第2ハウジングを上記厚さ方向に向いた面で切断している。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1および図2は、本発明の一対の電気コネクタの実施形態を示す。この一対の電気コネクタは、第1電気コネクタ100と第2電気コネクタ200とを備える。そして、上記第1電気コネクタ100と上記第2電気コネクタ200とを嵌合することで上記両電気コネクタを接続し、さらに、これらを分離することで上記第1電気コネクタ100と上記第2電気コネクタ200との接続を解消するようにしている。この実施形態の場合、上記第1電気コネクタ100は、プリント配線板よりなる実装先部材300に表面実装されるが、上記第1電気コネクタが、例えばプリント配線板よりなる実装先部材300にディップ実装されるように構成してもよい。本発明は、上記第1電気コネクタが、例えば電気製品の筐体、又はその他の部材に実装されるように構成した実施形態を含んでいる。上記第2電気コネクタ200は、導体410と、上記導体410を被覆する絶縁被覆420とを備えた電線よりなる接続先部材400に接続されるが、上記接続先部材は、例えばシールドケーブル、その他の導電部材、又は導電部材を備えた部材であってもよい。本発明は、上記第2電気コネクタが、例えばプリント配線板、電気製品の筐体、又はその他の部材に実装されるように構成した実施形態を含んでいる。上記第1電気コネクタ100は、第1ハウジング110と、上記第1ハウジング110に設けられた第1接触子120とを備えている。上記第2電気コネクタ200は、第2ハウジング210と、上記第2ハウジング210に設けられた第2接触子220とを備えている。この実施形態の上記第1電気コネクタ100、および上記第2電気コネクタ200は二極の電気コネクタであるので、上記第1接触子120、および上記第2接触子220はそれぞれ二つずつ設けられているが、本発明の上記第1電気コネクタ、および上記第2電気コネクタは単極、又は三極以上の電気コネクタであってもよい。以下、互いに直交する幅方向、厚さ方向、及び奥行き方向をとり、これらの方向付けを用いて説明する。上記実施形態の場合、図16で説明すれば、同図を符号が正しく読める方向にみて、上下方向が上記幅方向であり、この図の紙面に垂直な方向が上記厚さ方向であり、この図の左右方向が上記奥行き方向である。同図で、右側が上記奥行き方向の奥で左側が上記奥行き方向の手前である。図15図で説明すれば、同図を符号が正しく読める方向にみて、下側が上記厚さ方向の実装側であり、上側が上記厚さ方向の反実装側である。
上記第1接触子120は、金属又はその他の導電性を有する材料で形成されている。上記第1電気コネクタ100は二極の電気コネクタであるので、上記二つの第1接触子120は、上記幅方向に並んでいる。三極以上の電気コネクタの場合でも上記第1接触子は、上記幅方向に並ぶことになる。図1ないし図4に示すように、上記第1接触子120は、本体121と、上記本体121に設けられた接触部122と、上記本体121に設けられた接続部123とを備えている。上記接触部122は、上記幅方向に向く板状に形成されている。上記第1接触子120は、上記本体121、上記接触部122、および上記接続部123が全て上記幅方向に向く板状に形成されているが、少なくとも上記接触部が上記幅方向に向く板状に形成されておればよく、他の部分が例えば棒状、塊状、又はその他の形状に形成されていてもよい。上記接触部122は上記本体121から上記奥行き方向の上記手前へ延び、上記接続部123は上記本体121から上記厚さ方向の上記実装側へ延びているが、これによって上記第1接触子の形状が限定解釈されることはなく、上記接触部、又は上記接続部が上記本体のどの部位に設けられていてもよく、また、どの方向へ延びていてもよい。上記第1接触子は、上記接触部を備えておればよく、上記接続部を備えていなくてもよい。そのなかには、例えば非接触で外部との間で導通を行う上記第1接触子の実施形態などがある。
上記第1ハウジング110は、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料で形成されている。図1ないし図4に示すように、上記第1ハウジング110は、板状の本体111と、上記本体111の上記厚さ方向の上記反実装側に設けられた周壁とを備えている。上記本体は他の形状に形成されていてもよい。上記周壁は、上記幅方向に向いて上記幅方向に対向する二つの側壁112と、上記側壁112の上記奥行き方向の上記奥側に設けられて上記奥行き方向に向いた奥壁113とを備えている。そして、上記二つの側壁112、および上記奥壁113の内側に、受入室114が形成されている。そして、上記奥壁113に、上記第1接触子120の上記本体121が設けられている。上記本体121は上記奥壁113に圧入されているが、一体成形、又はその他の構造によって上記奥壁113に設けてもよい。また、上記奥壁を設けなくてもよく、そのときには上記第1接触子の上記本体を上記第1ハウジングの上記本体、上記側壁、又はその他の部位に設けてもよい。上記受入室114には、上記第1接触子120の上記接触部122が配置されている。上記第1接触子120の上記本体121が上記奥壁113に設けられているので、上記接触部122は上記奥壁113から上記奥行き方向の上記手前側へ出ている。上記第1接触子の上記本体を上記第1ハウジングの上記本体、上記側壁、又はその他の部位に設けたときには、上記第1接触子の上記接触部は、上記第1ハウジングの上記本体、上記側壁、又はその他の部位からどの方向に出てもよいが、上記接触部が上記幅方向に向く板状の部分を備えておればよく、その部分が上記受入室に配置されておればよい。上記受入室114は、上記第2ハウジング210を受け入れる。よって、上記受入室114は、上記第2ハウジング210に対応した形状に形成されている。上記受入室114の上記奥行き方向の上記手前側が開放されているが、上記本体111の上記奥行き方向の上記手前側に手前壁を設けてもよく、そうしたときには上記手前壁は上記周壁のうちの一つになる。上記受入室114は上記厚さ方向の上記反実装側が開放され、また上記奥行き方向の上記手前が開放されているが、上記第2ハウジングを上記厚さ方向から受け入れるか上記奥行き方向から受け入れるかによって上記受入室の上記厚さ方向の上記反実装側、上記奥行き方向の上記奥側、又は上記奥行き方向の上記手前側のうち少なくとも一つを開放すればよい。上記第1接触子120の上記接続部123は、上記第1ハウジング110の上記本体111の上記実装側まで延びており、上記接続部123を上記実装先部材300に例えばハンダ付け等により表面実装できるようになっているが、上記接続部を設ける場合、上記接続部の構成は、上記実装先部材の形態、上記第1電気コネクタの上記実装先部材への実装態様などに応じて適宜に変更することができる。上記各側壁112には、上記厚さ方向に貫通する取付孔116が設けられ、この取付孔116に補強タブ117が嵌っている。この補強タブ117は上記実装先部材300に、例えばハンダ付けなどにより固定される。本発明の一対の電気コネクタは、上記第1電気コネクタに、このような補強タブを設けない実施形態を含んでいる。
上記第2接触子220は、金属又はその他の導電性を有する材料で形成されている。上記第2電気コネクタ200は二極の電気コネクタであるので、上記二つの第2接触子220は、上記幅方向に並んでいる。三極以上の電気コネクタの場合でも上記第2接触子は、上記幅方向に並ぶことになる。図5ないし図17に示すように、上記第2接触子220は、本体221と、上記本体221に設けられた二つの接触部222と、上記本体221に設けられた接続部223とを備えている。上記二つの接触部222は上記本体221の上記奥行き方向の上記奥側に設けられ、上記接続部223は上記本体221の上記奥行き方向の上記手前側に設けられているが、上記接触部、および上記接続部は、それぞれ上記本体のどの部位に設けられていてもよい。上記二つの接触部222は、弾性材料により形成されており、上記幅方向に並んで上記奥行き方向へそれぞれ延びている。この実施形態の場合、上記第2接触子220が弾性材料により形成されているが、少なくとも上記二つの接触部が弾性材料により形成されておればよい。また、この実施形態の場合、上記二つの接触部222における上記本体から離れた側の端部同士が接続されているが、これらの端部同士が分離していてもよい。また、これら接続された二つの端部が上記厚さ方向からみてU字状に形成されているが、他の形状に形成されていてもよい。上記各接触部222は、上記幅方向内側にそれぞれ接点222aを有している。上記各接触部222の上記幅方向内側は、上記各接触部222の上記幅方向における上記二つの接触部222の間の空間に臨む側である。上記接点222aは、上記各接触部222の上記幅方向内側の面から上記各接触部222の上記幅方向内側へ突き出ているが、必ずしも、このように突き出ている必要はない。上記各接触部222の上記幅方向内側の面で、上記第1接触子120の上記接触部122に接触する部位が上記接点を形成するから、上記接点は上記各接触部222の上記幅方向内側の面の一部により周囲の面と段差なく形成されていてもよい。上記接続部223は、上記接続先部材400に接続できるようにバレルを有する圧着構造を備えているが、これに代えて、例えば圧接構造、ピアシング構造、又は他の構造にしてもよい。さらに、上記接続部の構成は、上記接続先部材の形態、上記第2電気コネクタの上記接続先部材への接続態様などに応じて適宜に変更することができる。上記第2接触子は、上記二つの接触部を備えておればよく、上記接続部を備えていなくてもよい。そのなかには、例えば非接触で外部との間で導通を行う上記第2接触子の実施形態などがある。
上記第2ハウジング210は、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料で形成されている。図1および図2、図5ないし図9、並びに図12ないし図17に示すように、上記第2ハウジング210は直方体状に形成されているが、他の形状に形成されていてもよい。上記第2ハウジング210には、上記第2接触子220を収容する収容室212が形成されるように上記幅方向に離して二つの側壁211が設けられている。この収容室212は、上記奥行き方向の上記奥側から上記手前側に向かって凹んでいる。ここでは上記二つの側壁211の上記厚さ方向の両側にも壁が設けられているが、上記二つの側壁と、これらを接続する部分があればよい。上記第2電気コネクタ200は二極の電気コネクタであるので、二つの上記収容室212は、上記幅方向に並んでいる。三極以上の電気コネクタの場合でも上記収容室は、上記幅方向に並ぶことになる。この実施形態の場合、上記二つの側壁211のうち、隣り合う二つの上記収容室212の隣接する側壁同士を一体的に設けているが、これらの側壁211を別体に設けてもよい。図5、および図6に示すように、上記第2ハウジング210の上記奥行き方向の上記奥側には、上記第2接触子220の上記接触部222を外部へ露出させるように上記奥側から上記手前へ凹む接触部用凹部213が設けられており、上記第1接触子120の上記接触部122が上記第2接触子220の上記接触部222に接触できるようになっている。これに代えて、上記第2ハウジングを上記奥行き方向に沿って短くして上記第2接触子の上記接触部の先端側を全周にわたって外部へ露出させるようにしてもよい。
上記第2ハウジング210の上記二つの側壁211のうち少なくとも一方の側壁211の上記幅方向内側、およびその側壁211に対応する上記第2接触子220の上記接触部222の上記幅方向外側のうち一方には接触子係止用凹部が設けられ、他方には上記接触子係止用凹部に嵌合することになる接触子係止用凸部が設けられている。上記側壁211の上記幅方向内側は、上記側壁211の上記幅方向における上記受入室114に臨む側である。上記接触部222の上記幅方向外側は、上記接触部222の上記幅方向における上記二つの接触部222の間の空間から離れた側である。この実施形態の場合、図10、および図11、並びに図15、および図16に示すように、上記第2ハウジングの上記二つの側壁211の上記幅方向内側に、上記接触子係止用凹部211aがそれぞれ設けられている。また、上記二つの側壁211に対応する上記第2接触子220の上記二つの接触部222の上記幅方向の両外側に、上記接触子係止用凹部211aに嵌合することになる接触子係止用凸部222bがそれぞれ設けられている。この場合、上記接触子係止用凹部、および上記接触子係止用凸部を、いずれか一方の上記側壁、およびそれに対応する上記第2接触子の上記接触部に設けてもよい。これとは逆に、上記第2ハウジングの上記二つの側壁211の上記幅方向内側に、上記接触子係止用凸部をそれぞれ設け、上記二つの側壁211に対応する上記第2接触子220の上記二つの接触部222の上記幅方向の両外側に、上記接触子係止用凸部が嵌合することになる接触子係止用凹部をそれぞれ設けてもよい。この場合、上記接触子係止用凸部、および上記接触子係止用凹部を、いずれか一方の上記側壁、およびそれに対応する上記第2接触子の上記接触部に設けてもよい。
そして、図16に示すように、上記第2接触子220の上記接点222aの間の寸法(C)が上記第1接触子120の上記接触部122の上記幅方向の寸法(T)まで広がることができるように上記接触子係止用凹部211aと上記接触子係止用凸部222bとが嵌合している(図4、および図17を参照)。すなわち、図17に示すように、上記第2接触子220を上記第2ハウジング210の上記収容室212へ収容すると、上記接触子係止用凸部222bが上記接触子係止用凹部211aに嵌合し、これによって上記第2接触子220が上記第2ハウジング210から脱落することが防止される。上記第2接触子220の上記収容室212への収容は次のようにして行う。図17に示すように、上記第2接触子220を上記収容室212へ挿入すると、上記接触部222が上記幅方向内側へ弾性変形してから弾性復原し、上記接触子係止用凸部222bが上記接触子係止用凹部211aに嵌合する。上記第2ハウジングの上記側壁に上記接触子係止用凸部を設けると共に、上記第2接触子の上記接触部に上記接触子係止用凹部を設けたときも、同様の手順で嵌合が行われる。このように上記第2接触子220の上記収容室212への収容を上記第2接触子220の上記収容室212への挿入によって行うことに代えて、例えば上記第2ハウジングを分割構造にし、分割された上記第2ハウジングに上記第2接触子を収容してから上記第2ハウジングを組み上げることで上記収容を行ってもよいし、他の収容方法によってもよい。そして、上記接触子係止用凹部211aと上記接触子係止用凸部222bとは、上記接触子係止用凸部222bが上記接触子係止用凹部211aのなかで、少なくとも上記幅方向に変位できるように若干緩めに嵌合しており、これによって上記第2接触子220の上記接点222aの間の寸法(C)が上記第1接触子120の上記接触部122の上記幅方向の寸法(T)まで広がることができるように構成されている。そして、上記第2接触子220の上記接点222aの間の寸法(C)が上記第1接触子120の上記接触部122の上記幅方向の寸法(T)まで広がったときでも上記接触子係止用凹部211aと上記接触子係止用凸部222bとが嵌合している。
この実施形態の場合、接続先部材400は、上記導体410と、上記導体を被覆する絶縁被覆420とを備えた電線であるが、図10、および図11に示すように、上記第2接触子220の上記接続部223は、上記電線よるなる接続先部材400の上記導体410に外側から抱きついて上記導体410をかしめる、板状に形成されたバレルである。上記接続部223は、上記厚さ方向に向いた板状部材を上記厚さ方向に湾曲させてなり、その上記奥行き方向の上記奥側が上記本体221に一体的に設けられており、その上記幅方向の両側が、かしめ片になっている。かしめ片は片方だけに設けてもよい。そして、図9、図16、および図17に示すように、上記第2ハウジング210には、上記奥行き方向からみて、上記接続先部材400の断面を包含し且つかしめられた上記バレルよりなる上記接続部223の上記反嵌合側の端部の少なくとも一部がはみ出る貫通孔214が設けられている。上記接続部223を上記接続先部材400にかしめる場合、例えば上記接続部223を上記接続先部材400の上記厚さ方向の一方側に置き、上記かしめ片を上記接続先部材400に抱きつかせるように、或いは巻き付かせるように変形させ、その抱きつき力、又は巻き付き力を増して締め付けてくことで、かしめを行う。上記接続先部材は、上記電線以外の、例えばシールドケーブル、その他の導電部材、又は導電部材を有する部材であってもよく、そのような上記接続先部材に対して、上記第2接触子の上記接続部を、上記接続先部材の上記導体に外側から抱きついて上記導体をかしめる、板状に形成されたバレルとし、上記第2ハウジングに、上記奥行き方向からみて、上記接続先部材の断面を包含し且つかしめられた上記接続部の上記反嵌合側の端部の少なくとも一部がはみ出る貫通孔を設けてもよい。
上記第2接触子220の上記二つの接触部222は、上記奥行き方向へ延びてから反転していて、上記幅方向からみてU字状に曲がっている。すなわち、上記二つの接触部222は、上記本体221から上記幅方向に並んで上記奥行き方向の上記奥へそれぞれ延びてから、上記幅方向に並んで上記実装側へ曲がり、さらに上記奥行き方向の上記手前へ延びている。こうすることに代えて、上記二つの接触部222を、上記本体221から上記幅方向に並んで上記奥行き方向の上記奥へそれぞれ延ばしてから、上記幅方向に並んで上記反実装側へ曲げ、さらに上記奥行き方向の上記手前へ延ばしてよい。そして、上記接触子係止用凸部222bは、上記各接触部222における、上記本体221から上記幅方向に並んで上記奥行き方向の上記奥へそれぞれ延びる部分と、上記奥行き方向の上記手前へ延びる部分の両方にそれぞれ設けられている。上記各接触部222における上記二つの接触子係止用凸部222bは、上記厚さ方向にみて同じ部位で同じ形状になるように、換言すれば上記厚さ方向にみて重なるように設けられている。上記各接触部222における上記接触子係止用凸部222bを、いずれか一方だけ設けてもよい。
上記第2ハウジング210の、上記幅方向の外側における上記接触子係止用凹部又は上記接触子係止用凸部に対応する部位に、上記幅方向に出たハウジング係止用凸部又は上記幅方向に凹んだハウジング係止用凹部が設けられ、上記第1ハウジング110の、上記周壁の上記幅方向の内側に、上記幅方向に凹んで上記ハウジング係止用凸部に嵌合するハウジング係止用凹部、又は上記幅方向に出て上記ハウジング係止用凹部に嵌合するハウジング係止用凸部が設けられている。上記第2ハウジング210の上記幅方向の外側は、上記第2ハウジング210の上記幅方向の中央から離れた部位である。上記周壁の上記幅方向内側は、上記周壁の上記幅方向における上記受入室に臨む側である。この実施形態の場合、上記第2ハウジング210の、上記幅方向の外側における上記接触子係止用凹部211aに対応する部位に、上記幅方向に出たハウジング係止用凸部215が設けられ、上記第1ハウジング110の、上記周壁としての上記側壁112の上記幅方向の内側に、上記幅方向に凹んで上記ハウジング係止用凸部215に嵌合するハウジング係止用凹部115が設けられている。こうすることに代えて、上記第2ハウジング210の、上記幅方向の外側における上記接触子係止用凹部211aに対応する部位に、上記幅方向に凹んだハウジング係止用凹部を設け、上記第1ハウジング110の、上記周壁としての上記側壁112の上記幅方向の内側に、上記幅方向に出て上記ハウジング係止用凹部に嵌合するハウジング係止用凸部を設けてもよい。いずれの場合でも、上記第2ハウジングに上記接触子係止用凹部ではなく上記接触子係止用凸部を設けたときには、上記第2ハウジング210の、上記幅方向の外側における上記接触子係止用凹部に対応する部位に代えて、上記接触子係止用凸部に対応する部位に、上記幅方向に出たハウジング係止用凸部又は上記幅方向に凹んだハウジング係止用凹部を設けることになる。この実施形態の場合、上記ハウジング係止用凸部215を上記第2ハウジング210の上記幅方向の両側に設けると共に、上記ハウジング係止用凹部115を上記第1ハウジング110の上記幅方向の両側に設けたが、上記ハウジング係止用凹部又は上記ハウジング係止用凸部を上記第2ハウジング又は上記上記第1ハウジングの上記幅方向の片方に設けてもよい。
したがって、上記実施形態の一対の電気コネクタの場合、上記第1電気コネクタ100に上記第2電気コネクタ200を、例えば上記厚さ方向に沿って近づけ、又は例えば上記奥行き方向に沿って近づけて、上記第1電気コネクタ100に上記第2電気コネクタ200を嵌合すると、上記第1接触子120の上記接触部122の上記幅方向両側に上記第2接触子220の上記二つの接触部222が上記接点222aで接触し、上記第2接触子220の上記接点222aの間の寸法(C)が上記第1接触子120の上記接触部122の上記幅方向の寸法(T)に等しくなる。その場合、上記第1接触子120の楔作用により上記第2接触子220の上記二つの接触部222が上記幅方向に接近することが阻止されて上記接触子係止用凹部211aと上記接触子係止用凸部222bとの嵌合が維持され、上記第2接触子220が上記第2ハウジング210から抜けにくくなる。そのため、上記ランス機構の廃止が可能になり上記第2電気コネクタ200のコンパクト化が可能になると共に、上記第2接触子220の引き抜き強度の向上が可能となる。このように上記一対の電気コネクタは、上記第1電気コネクタ100と上記第2電気コネクタ200とが嵌合して上記第1接触子120と上記第2接触子220とが接触したときに上記第1接触子120の楔作用により上記第2接触子220が上記第2ハウジング210から抜けないようにしたので、上記ランス機構の廃止を可能にして上記第2電気コネクタ200のコンパクト化が可能になると共に、上記第2接触子220の引き抜き強度の向上が可能となる。
本発明の一対の電気コネクタでは、上記第2接触子が接続する上記接続先部材を例えば上記電線に限定せず、上記第2接触子に上記接続部を設けるときでも上記接続部の構造を例えば上記圧着構造に限定しない。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態の一対の電気コネクタは、上記第2接触子220は、上記導体410と、上記導体410を被覆する上記絶縁被覆420とを備えた上記電線よりなる上記接続先部材400の上記導体410に外側から抱きついて上記導体410をかしめる、板状に形成された上記バレルよりなる上記接続部223を有しており、上記第2ハウジング210には、上記奥行き方向からみて、上記接続先部材400の断面を包含し且つかしめられた上記接続部223の上記反嵌合側の端部の少なくとも一部がはみ出る上記貫通孔214が設けられている。このようにすれば、上記第2接触子220に上記電線よりなる上記接続先部材400を接続する場合、上記接続先部材400の引き抜き時に、上記導体410にかしめた上記バレルよりなる上記接続部223が上記第2ハウジング210の内側に突き当たるので、従来のインシュレーションバレルを廃して上記第2電気コネクタ200の更なるコンパクト化が可能になると共に、上記第2接触子220の更なる引き抜き強度の向上が可能となる。このように、さらに、上記第2接触子220に上記電線よりなる上記接続先部材400を接続する場合、上記接続先部材400の引き抜き時に、上記導体410にかしめた上記バレルよりなる上記接続部223が上記第2ハウジング210の内側に突き当たるようにしたので、従来のインシュレーションバレルを廃して上記第2電気コネクタ200の更なるコンパクト化を可能にすると共に、上記第2接触子220の更なる引き抜き強度の向上を可能にすることができる。
本発明の一対の電気コネクタでは、上記第2接触子は、弾性材料により形成されて上記幅方向に並んで上記幅方向と直交する上記奥行き方向へそれぞれ延びると共に上記幅方向内側にそれぞれ上記接点を有する上記二つの接触部を有しておればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態の一対の電気コネクタは、上記第2接触子220の上記二つの接触部222が、上記奥行き方向へ延びてから反転していて、上記幅方向からみてU字状に曲がっている。このようにすれば、例えば上記二つの接触部222を上記奥行き方向に沿って真っ直ぐに延ばす場合と較べると、上記二つの接触部222の弾性を同等に確保できると共に、上記二つの接触部222の上記奥行き方向に沿った長さが短くなり、上記第2電気コネクタ200の上記奥行き方向に沿った更なるコンパクト化が可能となる。
本発明の一対の電気コネクタでは、上記第1電気コネクタ100に上記第2電気コネクタ200を嵌合したときに上記第1ハウジング110と上記第2ハウジング210とが、例えば少なくとも一方の弾性変形などによって所定の嵌合力を発揮することで、嵌合状態を保てればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態の一対の電気コネクタは、上記第2ハウジング210の、上記幅方向の外側における上記接触子係止用凹部又は上記接触子係止用凸部に対応する部位に、上記幅方向に出た上記ハウジング係止用凸部215又は上記幅方向に凹んだ上記ハウジング係止用凹部が設けられ、上記第1ハウジング110の、上記周壁としての上記側壁112の上記幅方向の内側に、上記幅方向に凹んで上記ハウジング係止用凸部に嵌合する上記ハウジング係止用凹部115、又は上記幅方向に出て上記ハウジング係止用凹部に嵌合する上記ハウジング係止用凸部が設けられている。このようにすれば、上記ハウジング係止用凸部215が上記ハウジング係止用凹部115に嵌ることで、上記両電気コネクタの嵌合力が向上する。上記ハウジング係止用凸部215と上記ハウジング係止用凹部115とが上記幅方向にタイトに嵌るようにすれば、上記第2ハウジング210の上記側壁211の上記幅方向外側への変形が抑制されるので、上記接触子係止用凹部211aと上記接触子係止用凸部222bとの嵌合力を安定的に維持することが可能となる。
本発明の一対の電気コネクタは、以上で説明した各実施形態、及び変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した実施形態、及び変形例は本発明の一対の電気コネクタのいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態、及び変形例の記載によって本発明の一対の電気コネクタが限定解釈されることはない。
100 第1電気コネクタ
110 第1ハウジング
112 側壁(周壁)
113 奥壁(周壁)
114 受入室
115 ハウジング係止用凹部
120 第1接触子
122 接触部
200 第2電気コネクタ
210 第2ハウジング
211 側壁
211a 接触子係止用凹部
212 収容室
214 貫通孔
215 ハウジング係止用凸部
220 第2接触子
222 接触部
222a 接点
222b 接触子係止用凸部
300 実装先部材
400 接続先部材
410 導体
420 絶縁被覆
C 接点間の寸法
T 接触部の幅方向の寸法

Claims (4)

  1. 第1ハウジングと、上記第1ハウジングに設けられた第1接触子とを有する第1電気コネクタと、
    第2ハウジングと、上記第2ハウジングに設けられた第2接触子とを有する第2電気コネクタとを備え、
    上記第1接触子は、幅方向に向く板状に形成された接触部を有しており、
    上記第1ハウジングには、内側に、上記第1接触子の上記接触部が配置されると共に上記第2ハウジングを受け入れる受入室が形成されるように周壁が設けられ、
    上記第2接触子は、弾性材料により形成されて上記幅方向に並んで上記幅方向と直交する奥行き方向へそれぞれ延びると共に上記幅方向内側にそれぞれ接点を有する二つの接触部を有しており、
    上記第2ハウジングには、上記第2接触子を収容する収容室が形成されるように上記幅方向に離して二つの側壁が設けられており、
    上記第2ハウジングの上記二つの側壁のうち少なくとも一方の側壁の上記幅方向内側、およびその側壁に対応する上記第2接触子の上記接触部の上記幅方向外側のうち一方には接触子係止用凹部が設けられ、他方には上記接触子係止用凹部に嵌合することになる接触子係止用凸部が設けられており、
    上記接点間の寸法が上記第1接触子の上記接触部の上記幅方向の寸法まで広がることができるように上記接触子係止用凹部と上記接触子係止用凸部とが嵌合している一対の電気コネクタ。
  2. 上記第2接触子は、導体と、上記導体を被覆する絶縁被覆とを備えた電線よりなる接続先部材の上記導体に外側から抱きついて上記導体をかしめる、板状に形成されたバレルよりなる接続部を有しており、
    上記第2ハウジングには、上記奥行き方向からみて、上記接続先部材の断面を包含し且つかしめられた上記接続部の上記反嵌合側の端部の少なくとも一部がはみ出る貫通孔が設けられている請求項1の一対の電気コネクタ。
  3. 上記第2接触子の上記二つの接触部が、上記奥行き方向へ延びてから反転していて、上記幅方向からみてU字状に曲がっている請求項1又は請求項2の一対の電気コネクタ。
  4. 上記第2ハウジングの、上記幅方向の外側における上記接触子係止用凹部又は上記接触子係止用凸部に対応する部位に、上記幅方向に出たハウジング係止用凸部又は上記幅方向に凹んだハウジング係止用凹部が設けられ、
    上記第1ハウジングの、上記周壁の上記幅方向の内側に、上記幅方向に凹んで上記ハウジング係止用凸部に嵌合するハウジング係止用凹部、又は上記幅方向に出て上記ハウジング係止用凹部に嵌合するハウジング係止用凸部が設けられている請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項の一対の電気コネクタ。
JP2013009679A 2013-01-22 2013-01-22 一対の電気コネクタ Pending JP2014143030A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013009679A JP2014143030A (ja) 2013-01-22 2013-01-22 一対の電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013009679A JP2014143030A (ja) 2013-01-22 2013-01-22 一対の電気コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014143030A true JP2014143030A (ja) 2014-08-07

Family

ID=51424175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013009679A Pending JP2014143030A (ja) 2013-01-22 2013-01-22 一対の電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014143030A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6249676B2 (ja) 電気コネクタ
US8979584B2 (en) Board-mounted connector
JP5766848B1 (ja) コネクタ
WO2014030626A1 (ja) 電子部品、電子部品と端子金具との接続構造、電子部品を有する電気接続箱
US9941630B2 (en) Power source connector device
JP6031322B2 (ja) リレーモジュール及び電気接続箱
EP2827459B1 (en) Connector
JP4314589B2 (ja) 多極同軸コネクタ
JPWO2014030627A1 (ja) 電子部品組立体、電子部品組立体と端子金具との接続構造、電子部品組立体を有する電気接続箱
US20130244508A1 (en) Terminal connection structure
KR20160017624A (ko) 컨택트 및 그 컨택트를 사용하는 커넥터
WO2012133444A1 (ja) 接続端子
JP6599149B2 (ja) コネクタ
JP2020102305A (ja) コネクタ
JP2005302730A (ja) 端子ピン、特に扁平ピン端子、と電気的に導通接続するための雌端子
JP2019053841A (ja) コネクタ
JP7139929B2 (ja) ハーネス部品
JP2014143030A (ja) 一対の電気コネクタ
WO2020121925A1 (ja) ハーネス部品
JP2016225233A (ja) 電気コンタクト
JP6641320B2 (ja) コネクタ
JP2006294513A (ja) 雌型の端子金具及びコネクタ
WO2015099180A1 (ja) コネクタ
JP2015220172A (ja) 端子構造及びコネクタ
JP5995781B2 (ja) コネクタ