JP2014140420A - マッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 振動低減で騒音改善されたマッサージ装置を提供する。
【解決手段】 外側面と内側面112を有し上下延伸する前板11とこの両側端から外から内に延伸する一対の側板12とを有し、前板11にはスリット13が上下延設されたフレームユニット1と、側板12内側に上下方向に沿って夫々設けられた第1の案内手段21と、これらに沿って移動可能な第2の案内手段223が設けられた移動座22と、この移動を駆動する移動モータ23とを有し、移動座22は、内側面112に近接する近接板と、各側板12と夫々平行して近接板の両側端から延伸する案内板とを有する移動ユニット2と、移動座22の内側に固設されたマッサージモータ31と、これに駆動される伝動軸と、伝動軸にスリット13の外側で偏心連結されたマッサージヘッド36とを有するマッサージユニット3とを備えていることを特徴とするマッサージ装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マッサージ装置に関し、特に動作音の静かなマッサージ装置に関する。
図8には、欧州特許出願公開第2359795A1号明細書(特許文献1)に開示されているマッサージ装置9が横断面図で示されている。即ち、図における上下の方向は、マッサージ装置9の前後の方向であり、図における遠近の方向は、マッサージ装置9の上下の方向である。このマッサージ装置9は、図示のように、上下方向に長く延伸しているハウジング92と、横断面がU字型であって前記ハウジング92の中に上下方向に延伸し、且つそのU字型の開口が前方へ向かうように設置されているフレーム91と、フレーム91のU字型に沿って上下移動できるように設置されている縦移動ユニット93と、縦移動ユニット93に固定されていると共に、一端が前方へハウジング92の外側に突き出ているマッサージユニット94と、遮蔽ベルト95とを有している。
ハウジング92は、フレーム91を直立させるように固定して載置するための底板921と、フレーム91を取り囲むように底板921の周縁から立ち上がって上下方向に延伸している周壁922とを備えており、周壁922の前側面には、フレーム91の上下延伸方向と平行する縦スリット923が、外部とハウジング92の内部空間とを前後連通させるように周壁922の上端付近から下端付近に渡って開設されている。
縦移動ユニット93は、フレーム91のU字型内の左右両側面に一つずつ設けられている縦ガイドレール931と、これらに沿って上下動できるように設置されている移動座932と、移動座932の上下動を駆動する移動用モータ933とを有している。移動座932の外側には、フレーム91の両側面に上下延伸している縦ガイドレール931と、それぞれ係合して移動座932の上下動を案内するスライド溝部934とが、上下に延伸するように設けられている。
マッサージユニット94は、周壁922の前側面における縦スリット923からハウジング92の外側に突き出ているマッサージヘッド941と、移動座932とフレーム91との間で移動座932に固定されているマッサージ用モータ943と、マッサージ用モータ943から縦スリット923を通してハウジング92の外側に伸びてマッサージヘッド941に対して偏心して連結されている伝動軸942とを有しており、マッサージ用モータ943は、伝動軸942を介してマッサージヘッド941を伝動軸942を中心に偏心回転させる。
遮蔽ベルト95は、円環状で、ハウジング92の周壁922の内側から前へ縦スリット923を遮蔽するように移動座932に固定されていると共に、伝動軸942に貫通されている。なお、遮蔽ベルト95は、主に該装置の使用者が縦スリット923に誤って指を入れて負傷することを防止するために設けられている
以上の構成により、該マッサージ装置9によれば、使用者が回転するマッサージヘッド941にマッサージされたい身体の部位を前側から後側へと押し当てることで、該部位が押されたり揉まれたりすることによりマッサージ効果を得ることができる。
欧州特許出願公開第2359795A1号明細書
しかしながら、上述のようなマッサージ装置9には、その構造上、以下に列記する問題点がある。
(1)マッサージ用モータ943が移動座932とフレーム91との間で移動座932に固定されているため、力点となるマッサージヘッド941の先端と、その支点である移動座932のスライド溝部934とフレーム91の縦ガイドレール931との接触点と、における間隔が遠く離れているので、使用者がより強いマッサージ効果を求めて前側から後側へとマッサージヘッド941に体重をかけた場合、移動座932ががたつき、振動及び騒音が生じやすい。
(2)フレーム91が直立するようにハウジング92内の底板921に固定されているため、使用者がマッサージヘッド941に体重をかけた場合、その重量が移動座932を経てフレーム91にかかり、振動が発生する。さらに、フレーム91の振動は、底板921を介してハウジング92の周壁922に伝わる。この際、フレーム91と周壁922との振動の間に差が生まれるため、これにより、振動が大きくなり、さらなる騒音が発生する。
(3)マッサージヘッド941が伝動軸942に連結されているだけなので、使用者がマッサージヘッド941に体重をかけた場合、マッサージヘッド941の回転が振れて不安定になり、マッサージヘッド941の伝動軸942に近い部分や伝動軸942が振れて縦スリット923の左右両端で周壁922に当たるため、騒音が発生する。
(4)遮蔽ベルト95がハウジング92の周壁922の内側で移動座932に固定されているため、上記問題点(2)のように、周壁922とフレーム91側に設けられている移動座932との間で振動の差が起こる場合には、遮蔽ベルト95が移動座932の振動に従って周壁922を叩くことにより、騒音が発生する。
(5)使用時のフレーム91の固定の安定度を確保するため、フレーム91を固定するハウジング92の底板921は、一定の広さを確保する必要があり、また、一定の広さを確保するためには、構造強度が低下しないように、それに見合う厚さも必要となる。これにより、ハウジング92全体の重量が増し、例えば、該装置の運搬が不便になる。
本発明は、上記各問題点を解決するために提案されたもので、各部の振動が低減されることで、騒音が大幅に改善されたマッサージ装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、外側面とその反対面である内側面とを有しながら上下方向に長く延伸している前板と、該外側面から該内側面に向かう方向に該前板の両側端から延伸している一対の側板とを有し、且つ、該前板には、該前板を内外に貫通するスリットが、該前板の長さ方向に沿って上下に延設されているフレームユニットと、前記フレームユニットの前記各側板の内側に前記前板の長さ方向に沿ってそれぞれ設けられている第1の案内手段と、該第1の案内手段に沿って移動できるようにそれぞれ該第1の案内手段と係合する第2の案内手段が設けられている移動座と、該移動座の移動を駆動する移動モータとを有しており、該移動座は、前記前板の前記内側面と平行するように前記内側面に近接して設けられている近接板と、両方の前記側板とそれぞれ平行するように該近接板の両側端から延伸している案内板とを有し、該案内板の外側には、前記第2の案内手段が設けられている移動ユニットと、前記移動ユニットの前記移動座の内側に固設されているマッサージモータと、該マッサージモータに駆動されて回転できるように前記スリットを内外に貫通している伝動軸と、前記スリットの外側で該伝動軸に偏心して連結されているマッサージヘッドとを有するマッサージユニットと、を備えていることを特徴とするマッサージ装置を提供する。
本発明に係るマッサージ装置によれば、フレームユニットの前板が、マッサージヘッドと移動ユニットの近接板との間に挟まれており、且つ、フレームユニットの前板と移動座の近接板とが近接しているので、使用者がマッサージヘッドに身体を押し付けた際の力点と移動座においてその重力を受ける支点との距離が、従来の構造よりも近く、使用者がマッサージヘッドに強く体重をかけた場合でも、マッサージヘッドと移動座とのがたつきが起きにくく、これにより、振動が抑えられるため、振動により発生する騒音を抑えることができる。よって、動作音の静かなマッサージ装置を提供することができる。
本発明に係るマッサージ装置の好ましい実施形態を示す分解斜視図である。 上記実施形態を示す縦断面図である。 上記実施形態を示す横断面図である。 図3におけるマッサージユニットを拡大して示す断面図である。 上記実施形態を示す部分背面図である。 上記実施形態に係るマッサージ装置が使用されている態様を示す概要図である。 上記実施形態に係るマッサージ装置が使用されている態様を示す概要図である。 従来のマッサージ装置を示す横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。
本発明に係るマッサージ装置は、その好ましい実施形態において、図1〜図3に示されているように、フレームユニット1と、移動ユニット2と、マッサージユニット3と、遮蔽ユニット4と、ハウジング5とを備えている。
フレームユニット1は、図1及び図3に特に示されているように、外側面111とその反対面である内側面112とを有しながら上下方向に長く延伸して直立している前板11と、外側面111から内側面112に向かう方向、即ち、後方に、前板11の左右両端側から略直角に折れ曲がってそれぞれ延伸している一対の側板12,12とを有している。なお、前板11の幅、即ち、左右の側板12,12同士の間隔は、使用される際の利便性を考慮して、40cm以下であることが好ましい。
前板11には、前板11を内外に貫通するスリット13が、前板11の長さ方向に沿って上下に長く延伸するように設けられている。また、スリット13の上下両端付近において、上下一対の蓋板14,14が、左右の側板12,12間に架け渡されるように各側板12にそれぞれ固定されている。
移動ユニット2は、フレームユニット1の各側板12の内側に前板11の長さ方向、即ち、上下方向に沿ってそれぞれ設けられている第1の案内手段21,21と、これら第1の案内手段21に沿って移動できるように、各第1の案内手段21とそれぞれ係合する第2の案内手段223,223が設けられている移動座22と、移動座22の上下移動を駆動できるようにフレームユニット1の蓋板14の内の一方(本実施形態では、上方の蓋板14、図1参照)に設けられている移動モータ23と、各蓋板14にそれぞれ一つずつ設けられている軸受け24,24と、第1の案内手段21と平行するように各軸受け24に軸承されているねじ棒25と、ねじ棒25に螺挿されており且つ移動座22に固定されている動力受け部材26とを有している。
移動座22は、フレームユニット1の前板11の内側面112と平行するように且つ内側面112に近接して設けられている近接板221と、両方の側板12とそれぞれ平行するように近接板221の左右両側端から後方に略直角に折れ曲がって、それぞれ延伸している一対の案内板222,222とを有しており、第2の案内手段223は、各案内板222の外側にそれぞれ設けられている。
本実施形態では、各第1の案内手段21として、棒状のガイドレールが用いられ、各第2の案内手段223として、上記ガイドレールと係合できるガイド溝が用いられているが、逆に、各第1の案内手段21として、ガイド溝を、各第2の案内手段223として、ガイドレールが用いられていても構わない。
また、各第1の案内手段21は、各側板12の内側において、前板11からの距離がそれぞれ異なるように、即ち、前後方向で位置がずれるように構成されており(図1及び図3参照)、各第2の案内手段223は、各案内板222の外側における設置位置が前後方向だけでなく上下方向においても異なっている(図1及び図5参照)。
ねじ棒25は、ねじ棒25の略全体部分であり且つ上述の移動座22に設けられている動力受け部材26が螺挿されるようにねじ切りされている部分である駆動部251と、駆動部251の一端(本実施形態では、上端、図1参照)から縮径して延伸して且つねじ切りされていない部分である緩衝部252とを有している。また、緩衝部252には、例えばコイルばね等の弾性部材28が挿嵌されており、その弾性部材28の両端が軸受け24と駆動部251とにそれぞれ当接している。
また、ねじ棒25は、各軸受け24の何れか一方側で移動モータ23に連結されている。具体的には、ねじ棒25の一端(本実施形態では、緩衝部252側の端、図1参照)が、蓋板14の外側でプーリと連結されており、このプーリと対応する例えば歯付きベルト等のベルト27により移動モータ23と連結されている。これにより、ねじ棒25は、移動モータ23により回転させられ、また、その回転運動がねじ棒25と動力受け部材26との螺合により直線運動に変換されることで、動力受け部材26を移動座22と共に第1の案内手段21に沿って上下に移動させることができる。
なお、本実施形態では、ねじ棒25が金属で構成され、動力受け部材26が耐摩耗性に優れるエンジニアリングプラスチックで構成されている。ここで用いられるエンジニアリングプラスチックとして、ポリアセタールを用いることが好ましい。
マッサージユニット3は、図2及び図4に特に示されているように、移動ユニット2の移動座22の内側に固定されて設けられているマッサージモータ31と、マッサージモータ31に駆動されて回転できるようにスリット13を内外に貫通している伝動軸32と、スリット13の外側で下述する連軸器33及び延長軸351を介して伝動軸32に偏心して連結されているマッサージヘッド36とを有している。
以下、図4を参照に、移動座22とマッサージヘッド36との連結構造について詳しく述べる。
移動座22とマッサージヘッド36との間には、スリット13内を移動座22の上下移動に従って滑動できるように移動座22に固定されていると共に伝動軸32に貫通されている支持部材34と、支持部材34とマッサージヘッド36との間でこれらを連結する延長部材35とが、設けられている。
支持部材34は、スリット13の内側で移動座22に一端が固定されており且つスリット13を内外に貫通している管状の固定部341と、スリット13の外側で固定部341の他端からスリット13の幅よりも幅広になるように広がって延伸している連結部342と、連結部342に連接されていると共に延長部材35に固定されている連接部343とを有している。
延長部材35は、伝動軸32を延長するように伝動軸32に連結して固定されている延長軸351と、その両端が支持部材34の連接部343とマッサージヘッド36とにそれぞれ固定され且つ延長軸351を挿通させて支持している延長管352とを有しており、上述した伝動軸32と延長軸351との連結及び固定は、延長管352内でこれらを共に内挿させている中空管状の連軸器33により、なされている。また、延長管352の内部には、互いに間隔をおいて複数のベアリング353が延長軸351を回転可能に支承するように設けられている。
なお、ここで特記すべきことは、マッサージモータ31の回転に伴って回転するのは伝動軸32、連軸器33及び延長軸351のみであり、それらを挿通させている支持部材34及び延長部材35の延長管352は、移動座22に固定されているため回転しない点である。
マッサージヘッド36は、図4に示されているように、延長部材35の延長管352における支持部材34に固定されている側とは反対の側に連結されて且つ内部空間を有する筒状の中空スリーブ360と、使用者の身体に押し当てられるものであって、中空スリーブ360を覆い包むように延長部材35に連結されている中空のヘッド外殻部361と、中空スリーブ360の内部空間に配置されて且つその一端が延長部材35の延長軸351と偏心して連結されている錘部材362と、ヘッド外殻部361の内部に挿嵌されて且つ錘部材362の上記一端とは反対の他端に連結されている連結板363とを有しており、この連結板363により、ヘッド外殻部361と錘部材362とが連結して固定されている。また、連結板363の一側(錘部材362に近い側)には、挟板364が固定されている。
ヘッド外殻部361は、連結板363の他側(挟板364が固定されている一側の反対側)に固定されて且つ使用者の身体に押し当てられる部位であるヘッド先端365と、連結板363と挟板364との間に一端が挟まれるように設けられており、中空スリーブ360を覆い囲んでいる伸縮カバー366とを有している。
錘部材362は、それぞれ反対に位置する両端部であって、延長軸351に固定されている受動端部367と、受動端部367と軸心がずらされている一方、連結板363と同軸に固定されている伝動端部368と、伝動端部368を支承するように伝動端部368と連結板363との間に設けられている複数のベアリング369とを有している。
以上の構成により、マッサージモータ31が駆動されると、その回転が伝動軸32、連軸器33及び延長軸351を介して錘部材362の受動端部367に伝わり、受動端部367と伝動端部368との偏心配置により、伝動端部368に連結されている連結板363が、伝動軸32の回転軸をその回転の中心軸として偏心回転し、これにより、ヘッド外殻部361も、偏心回転する。
遮蔽ユニット4は、フレームユニット1のスリット13を内側から塞ぐために設けられるものであって、図1〜図3に示されているように、スリット13の上下両端付近でそれぞれフレームユニット1の蓋板14に固定されるように設けられている上下一対のローラーセット41,41と、これらローラーセット41に掛け渡されてスリット13を前板11の内側面112側から塞いでいる無端状、即ち、環状の遮蔽ベルト42とを有している。
遮蔽ベルト42は、その一部が移動座22に固定されていると共に、支持部材34の固定部341並びに伝動軸32に貫通されており、常にスリット13の全体を遮蔽しながら、移動座22の上下移動に従って環状に無端移動できる。
ハウジング5は、図1及び図3に示されているように、フレームユニット1を覆い囲むように設けられており、各々上下方向に延伸している左右一対の管状体6を有している。なお、これら管状体6は、フレームユニット1の前板11の左右両端付近で各側板12にそれぞれ接するように前板11の幅と対応する間隔をおいて配置されている。なお、本実施形態では、左右の管状体6の左右方向で互いに最も離れている端同士の距離、即ち、ハウジング5の前側の幅(図3及び図7において、Wで示されている幅)は、使用時の利便性を考慮して40cm以下となるように設けられている。
さらに、ハウジング5の底部には、ハウジング5を支持しながらその振動を吸収できる底部パッド7,…が複数設けられており、管状体6の底部にも、底部パッド7が設けられている。
図6の斜視図及び図7の上視図は、本発明に係るマッサージ装置が使用されている態様を示している。図示のように、本発明に係るマッサージ装置は、使用者の立った状態での使用に供することもでき(図6参照)、座った状態での使用に供することもできる(図7参照)。また、上述の通り、ハウジング5の前側の幅が40cm以下なので、図7のように使用者がマッサージ装置に面して座った際に、両脚を広げることでハウジング5の前側を両脚の間で挟むことができ、即ち、体をマッサージ装置にさらに近づけることができる。また、図示の例に限らず、本発明に係るマッサージ装置は、マッサージユニット3がスリット13に沿って上下に移動できるので、使用者がマッサージ効果を得たい所望の身体部位にマッサージヘッド36を合わせるようにマッサージヘッド36の上下位置を適宜調整することができる。
以下には、上記構成により得られる本発明の効果を列記する。
(1)フレームユニット1がマッサージユニット3と移動ユニットと2の間に挟まれるように設けられており、且つ移動ユニット2の移動座22の近接板221がフレームユニット1の前板11に近接しているので、使用者がマッサージヘッド36に身体を押し付けた際の力点と移動座22における支点との距離が、従来の構造よりも短く、使用者が強いマッサージ効果を求めて体重を強くかけた場合でも、マッサージヘッド36と移動座22とのがたつきが起きにくく、これにより、振動が抑えられるため、振動によって発生する騒音を抑えることができる。
(2)各第1の案内手段21,21の前板11からの距離が異なっていること、並びに、各第2の案内手段223,223の案内板222における位置が前後だけでなく上下方向においても異なっていることにより、マッサージヘッド36にかかる力がねじりモーメントとなり、その力が移動座22に伝わった際にも、上下左右にそれぞれ位置がずらされた支点(具体的には、各第1の案内手段21と各第2の案内手段223とがそれぞれ接する点)でこの力を受けるため、移動座22の安定性が向上しており、しかも、振動による騒音を抑えることができる。
(3)伝動軸32においては、その長さが連軸器33及び延長部材35の延長軸351により従来よりも短くなるため、その回転に伴って振れることが少ない。さらに、伝動軸32は、移動座22に固定されている支持部材34の内に挿通されているため、伝動軸32がスリット13の両端で前板11に衝突することもない。また、延長軸351も、支持部材34に固定されている延長管352の内に挿通されて支承されているので、回転の際に振れることが少ない。これにより、マッサージヘッド36とマッサージモータ31との間で回転を伝動する伝動軸32及び延長軸351は、それぞれ移動座22に固定されており且つ回転しない支持部材34及び延長管352の内部に配置されているため、回転の安定性を高められる上に、マッサージヘッド36と伝動軸32との連結強度も強化されており、これにより、騒音が抑えられるだけでなく、装置の使用寿命も延ばされる。
(4)移動ユニット2のねじ棒25は、緩衝部252側の端が弾性部材28を挟むようにして、上下両方の蓋板14に設けられた軸受け24間に支えられているため、温度変化による膨張や縮小及び製造時の公差によっても、ねじ棒25と軸受け24との間に隙間が発生せず、移動座22が移動する際に、この隙間が原因で発生する振動が抑えられる。また、ねじ棒25を金属、動力受け部材26をエンジニアリングプラスチックで構成したことにより、これらの間の隙間も最小限に抑えられる。
(5)使用中に振動が発生した際にも、移動座22とフレームユニット1との振動の形態が近似するため、移動座22側に固定されている遮蔽ベルト42が、フレームユニット1の前板11を叩くことがなく、騒音が抑えられる。
(6)ハウジング5は、その一部である両方の管状体6がフレームユニット1の側板12とそれぞれ接しているため、ハウジング5とフレームユニット1との間で振動の差が起きることを防止できる。またハウジング5の底部に振動を吸収できる底部パッド7が設けられているため、使用時に、マッサージヘッド36に多少の振動が発生した際にも、その振動は、移動座22、フレームユニット1及びハウジング5と伝わり、底部パッド7に吸収される。これにより、装置全体の安定性が高められると共に、騒音も抑えられる。
(7)従来のようにフレームユニットがハウジング内に覆い囲まれている入れ子式ではなく、上記実施形態では、フレームユニット1の一部、具体的には、前板11がハウジング5の一部、即ち、前面部分を兼ねているので、装置全体がよりコンパクトにまとめられており、例えば、運搬や設置の利便性が高い。
(8)支持部材34において、スリット13を内外に貫通している固定部341が、スリット13の外側に配置されている連結部342よりも幅狭になるように構成されており、固定部341を通すためのスリット13も、従来よりも幅狭に設けることができるため、フレームユニット1の前板11の構造強度が高められるだけでなく、使用者が誤ってスリット13に指を入れることも防止でき、使用安全性を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明にかかるマッサージ装置によれば、使用時の振動が防止でき、騒音が大幅に抑えられる上に、装置全体をコンパクトにすることができるため、静音化及び小型化を目指したマッサージ装置として利用可能である。
1 フレームユニット
11 前板
111 外側面
112 内側面
12 側板
13 スリット
14 蓋板
2 移動ユニット
21 第1の案内手段
22 移動座
221 近接板
222 案内板
223 第2の案内手段
23 移動モータ
24 軸受け
25 ねじ棒
251 駆動部
252 緩衝部
26 動力受け部材
27 ベルト
28 弾性部材
3 マッサージユニット
31 マッサージモータ
32 伝動軸
33 連軸器
34 支持部材
341 固定部
342 連結部
343 連接部
35 延長部材
351 延長軸
352 延長管
353 ベアリング
36 マッサージヘッド
360 中空スリーブ
361 ヘッド外殻部
362 錘部材
363 連結板
364 挟板
365 ヘッド先端
366 伸縮カバー
367 受動端部
368 伝動端部
369 ベアリング
4 遮蔽ユニット
41 ローラーセット
42 遮蔽ベルト
5 ハウジング
6 管状体
7 底部パッド

Claims (13)

  1. 外側面とその反対面である内側面とを有しながら上下方向に長く延伸している前板と、該外側面から該内側面に向かう方向に該前板の両側端から延伸している一対の側板とを有し、且つ、該前板には、該前板を内外に貫通するスリットが、該前板の長さ方向に沿って上下に延設されているフレームユニットと、
    前記フレームユニットの前記各側板の内側に前記前板の長さ方向に沿ってそれぞれ設けられている第1の案内手段と、該第1の案内手段に沿って移動できるようにそれぞれ該第1の案内手段と係合する第2の案内手段が設けられている移動座と、該移動座の移動を駆動する移動モータとを有しており、該移動座は、前記前板の前記内側面と平行するように前記内側面に近接して設けられている近接板と、両方の前記側板とそれぞれ平行するように該近接板の両側端から延伸している案内板とを有し、該案内板の外側には、前記第2の案内手段が設けられている移動ユニットと、
    前記移動ユニットの前記移動座の内側に固設されているマッサージモータと、該マッサージモータに駆動されて回転できるように前記スリットを内外に貫通している伝動軸と、前記スリットの外側で該伝動軸に偏心して連結されているマッサージヘッドとを有するマッサージユニットと、を備えていることを特徴とするマッサージ装置。
  2. 前記移動ユニットの前記各第1の案内手段と前記各第2の案内手段とは、一方がガイドレールであり且つ他方がそれに係合するガイド溝であり、
    前記各第2の案内手段は、それぞれの前記案内板における設置位置が上下方向において異なっていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ装置。
  3. 前記移動ユニットの前記各第1の案内手段と前記各第2の案内手段とは、一方がガイドレールであり且つ他方がそれに係合するガイド溝であり、
    前記各第1の案内手段は、前記前板からの距離がそれぞれ異なっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ装置。
  4. 前記マッサージユニットは、前記スリットを前記移動座の移動に従って滑動できるように前記移動座に固定されていると共に、前記移動座と前記マッサージヘッドとの間で前記伝動軸に貫通されている支持部材をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
  5. 前記マッサージユニットは、前記支持部材と前記マッサージヘッドとの間にこれらを連結するように設けられた延長部材をさらに有し、
    該延長部材は、前記伝動軸を延長するように前記伝動軸に固定されていると共に前記伝動軸の回転に伴って前記マッサージヘッドを偏心回転可能な延長軸と、その両端が前記支持部材と前記マッサージヘッドとにそれぞれ固定されていると共に該延長軸を挿通させて支持している延長管とを有することを特徴とする請求項4に記載のマッサージ装置。
  6. 前記マッサージヘッドは、使用者の身体に押し当てられるものであって前記延長部材に連結されている中空のヘッド外殻部と、該ヘッド外殻部の内部で該ヘッド外殻部と連結されていると共に前記延長部材が偏心して連結されている錘部材とを有することを特徴とする請求項5に記載のマッサージ装置。
  7. 前記ヘッド外殻部と前記錘部材とは、前記ヘッド外殻部の内部に挿嵌されている連結板を介して連結して固定されていることを特徴とする請求項6に記載のマッサージ装置。
  8. 前記マッサージヘッドは、前記連結板における前記錘部材に近い側の一側に固定されている挟板をさらに有しており、
    前記ヘッド外殻部は、前記連結板における前記挟板が固定されている一側の反対側である他側に固定されているヘッド先端と、前記連結板と前記挟板との間に挟設されている伸縮カバーとを有することを特徴とする請求項7に記載のマッサージ装置。
  9. 前記マッサージユニットは、前記延長部材の前記延長管内で前記伝動軸と前記延長軸とを共に内挿させてこれらを連結している連軸器をさらに有することを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
  10. 前記スリットを内側から塞ぐ遮蔽ユニットをさらに備え、
    該遮蔽ユニットは、前記スリットの上下両端付近でそれぞれ前記フレームユニットに設けられている上下一対のローラーセットと、該上下一対のローラーセットに掛け渡されて前記スリットを前記前板の前記内側面側から塞いでいる無端状の遮蔽ベルトとを有し、
    該遮蔽ベルトは、その一部が前記移動座に固定されていると共に前記伝動軸に貫通されており、前記移動座の移動に従って前記スリットを遮蔽しながら無端移動できることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
  11. 前記フレームユニットは、前記スリットの上下両端付近でそれぞれ前記側板に固定されている一対の蓋板をさらに有し、しかも、該一対の蓋板のうちの一方に前記移動ユニットの前記移動モータが設けられており、
    前記移動ユニットは、前記各蓋板にそれぞれ設けられている軸受けと、前記第1の案内手段と平行するように該各軸受けに軸承されているねじ棒と、該ねじ棒に螺挿されており且つ前記移動座に固設されている動力受け部材とをさらに有し、
    該ねじ棒は、該各軸受けの何れか一方側で前記移動モータに連結されることで、前記移動モータにより回転させられ、該回転により該動力受け部材を前記移動座と共に前記第1の案内手段に沿って上下に移動させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
  12. 前記ねじ棒は、前記動力受け部材が螺挿されている駆動部と、該駆動部の一端から縮径して延伸している緩衝部とを有し、
    該緩衝部には、弾性部材が、前記軸受けと前記駆動部とにその両端がそれぞれ当接するように挿嵌されていることを特徴とする請求項11に記載のマッサージ装置。
  13. 前記フレームユニットを覆い囲んでいるハウジングをさらに有し、
    該ハウジングは、各々上下方向に延伸している管状体であって、前記フレームユニットの前記前板の左右両端付近で前記各側板にそれぞれ接するように設けられている一対の管状体を有し、
    該ハウジングの底部には、該ハウジングを支持するための底部パッドが複数設けられていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
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