JP2014138456A - 間接活線作業用油圧工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧ヘッド部と操作棒とを別体として、操作棒の内部に油圧ホースを収納しつた構成を採りつつ、油圧ヘッド部と操作棒との連結作業を間接活線作業の一環として簡易に行うことを可能とした間接活線作業用油圧工具を提供する。
【解決手段】間接活線作業用油圧工具は、工具本体12を有する油圧ヘッド部11と油圧ヘッド部11に着脱可能に連結されて工具本体12を操作する操作棒1とを備えている。操作棒1は、油圧ホース8が内蔵され、油圧ヘッド部11は、操作棒1との連結のための連結部13を備え、連結部13は、油圧ホース8と接続する接続口部15が収納されている。操作棒1は、棒状体2の一方端に油圧ヘッド部11の連結部13と連結可能な連結部3を備え、連結部3は、油圧ヘッド部11の接続口部15と接続する接続口部81が形成されており、油圧ヘッド部11の連結部13と操作棒1の連結部3とを連結することで、接続口部15と接続口部81とが同時に接続されるようになっている。
【選択図】図5

Description

この発明は、間接活線作業にて用いられる油圧工具であって、油圧の加減で動く油圧工具本体を有する油圧ヘッド部と、この油圧ヘッド部に連結されて油圧工具本体を操作する操作棒とで成るものに関する。
空中に架設された電線等の架線に対するスリープ圧着作業や切断作業に用いられる間接活線作業用油圧工具は、例えば特許文献1等に示されるように既に公知になっている。
このうち、特許文献1の図1等に示される間接活線作業用油圧工具は、汎用の操作棒と、この操作棒の先端に取付けられる油圧ヘッドアダプターと、この油圧ヘッドアダプターに着脱自在に装着される油圧ヘッド部と、油圧ヘッド部に油圧を送給する油圧ホースとを有して構成され、油圧ホースは油圧ヘッド部の胴部の下方から引き出されるようにして、この油圧ホースが操作棒の外部に配置されたものとなっている。そして、特許文献1の図1等に示される間接活線作業用油圧工具では、段落「0021」において、操作棒の軸方向に沿った方向の数カ所において油圧ホースの動きを拘束するための図示しない油圧ホース係止部が設けられている点が記載されている。
また、特許文献1の図5に示される間接活線作業用油圧工具は、段落「0003」の記載によれば、操作棒の先端部に油圧ヘッド部が備えられ、操作棒の内部に油圧ホースが内蔵されたものとなっている。そして、油圧ヘッド部には油圧シリンダが組み込まれており、この油圧シリンダは、その下部で雌型の高圧カプラと接続され、油圧ヘッド部を操作棒に連結すると、この雌型の高圧カプラが操作部の先端部に内蔵された雄型の高圧カプラに接続されて、油圧ホースと連結されるものとなっている。
特開2008−113513号公報
もっとも、特許文献1の図1等に示される間接活線作業用油圧工具では、油圧ホースが操作棒の外部に配置されているので、油圧ホースが他の操作棒等と絡まったり、キンクになったり、破損したりするおそれがある。また、高所作業車のパケット内にて間接活線作業用油圧工具を操作するときに、油圧ホースがパケット内に引き回された状態となって、高所作業車のパケット内の空間が狭くなり、作業の障害になるという不具合も有する。
また、特許文献1の図1等に示される間接活線作業用油圧工具では、操作棒の軸方向に沿った方向の数カ所に設けられた油圧ホース係止部を用いて、油圧ホースの動きを拘束する作業が必要となるので、油圧ホースの拘束作業が煩雑となる。そして、油圧ホースの油圧ホース係止部による拘束が不十分だと、油圧ホースが落下して地上にいる者にとって危険な状態となるおそれもある。
この点、特許文献1の図5に示される間接活線作業用油圧工具は、操作棒の内部に油圧ホースが内蔵されるので、上記の特許文献1の図1等に示される間接活線作業用油圧工具が有する不具合は生じない。
一方で、特許文献1の図5に示される間接活線作業用油圧工具は、油圧ヘッドと操作棒とを連結するにあたって、油圧ヘッド部が有する雌型の高圧カプラと操作部の先端部に内蔵された雄型の高圧カプラとを接続するようになっているところ、雌型の高圧カプラと雄型の高圧カプラとを直接に手で持って接続する場合には、雌型の高圧カプラについて、カプラ本体のピンとリングの深溝とを合せた状態とした後、油圧ホースの雄型の高圧カプラを雌型の高圧カプラに挿入して、リングを回転させてカプラ本体のピンとリングの深溝とをずらす作業が必要となる。このため、油圧ヘッドと操作棒との連結に細かい作業が必要となり、間接活線把持工具を操作しての間接活線作業に適していなかった。
そこで、本発明は、油圧ヘッド部と操作棒とを別体として、操作棒の内部に油圧ホースを収納しつた構成を採りつつ、油圧ヘッド部と操作棒との連結作業を間接活線作業の一環として簡易に行うことを可能とした間接活線作業用油圧工具を提供することを目的とする。
この発明に係る間接活線作業用油圧工具は、油圧の加減で動く工具本体を有する油圧ヘッド部と、前記油圧ヘッド部に着脱可能に連結されて前記工具本体を操作し、内部に空洞が形成された操作棒とを備え、前記操作棒は、前記油圧ヘッド部に油圧を送り、前記油圧ヘッド部から油圧を回収するための送油経路が内蔵され、前記油圧ヘッド部は、前記操作棒と連結する側の端部に第1の連結部を備え、前記第1の連結部は、前記送油経路と接続するための第1の接続口部が設けられていると共に、前記操作棒は、長手方向の一方端に、前記油圧ヘッド部の第1の連結部と連結可能な第2の連結部を備え、前記第2の連結部は、前記送油経路と連通すると共に前記油圧ヘッド部の第1の接続口部と接続する第2の接続口部が設けられており、前記第1の連結部と前記第2の連結部とを連結することで、前記第1の接続口部と前記第2の接続口部とが同時に接続されることを特徴としている(請求項1)。ここで、送油経路は、例えば油圧ホースであり、油タンク等の油圧供給源から延びる送油経路と接続されるようになっている。
これにより、間接活線把持工具、例えば絶縁ヤットコ等で、油圧ヘッド部の第1の連結部を把持し、同じく、間接活線把持工具、例えば絶縁ヤットコ等で、操作棒の第2の連結部を把持した後、これらの間接活線把持工具を操作して、操作棒の第2の連結部を所要の工程を経て油圧ヘッド部の第1の連結部に連結することで、油圧ヘッド部の第1の接続口部と操作棒の第2の接続口部とが同時に接続される。
より具体的には、前記油圧ヘッド部の第1の連結部は、筒状部を有する雌型のものであり、前記第1の接続口部は、前記第1の連結部の筒状部内に収められていると共に、前記操作棒の第2の連結部は、前記第1の連結部の筒状部内に挿入可能な挿入部を有する雄型のものであり、前記第2の接続口部は、前記第2の連結部の挿入部の外面に突出形成されていることを特徴としている(請求項2)。ここで、第1の接続口部は、例えば高圧のオイルに対応した雌型のカプラである。また、第2の接続口部は、例えば高圧のオイルに対応した雄型のカプラである。
これにより、間接活線把持工具、例えば絶縁ヤットコ等で、油圧ヘッド部の第1の連結部を把持し、同じく、間接活線把持工具、例えば絶縁ヤットコ等で、操作棒の第2の連結部を把持した後、これらの間接活線把持工具を操作して、操作棒の第2の連結部の挿入部を油圧ヘッド部の第1の連結部の筒状部内に挿入し、所要の工程を経て油圧ヘッド部の第1の連結部と操作棒の第2の連結部とを連結することで、第1の連結部の筒状部内に収められていた第1の接続口部と第2の連結部の挿入部に突出形成された接続口部とについても同時に接続される。
そして、この発明に係る間接活線作業用油圧工具では、前記操作棒は、長手方向の他方端に、前記油圧ヘッド部の第1の連結部と同じ構造の第3の連結部を備えていることを特徴としている(請求項3)。すなわち、操作棒の第3の連結部は、筒状部を有する雌型のものであり、この第3の連結部の筒状部内には油圧ヘッド部の第1の接続口部と同じ構造の接続口部が収められている。
これにより、油圧供給源から延びる送油経路に操作棒の第2の連結部と同様の構造の連結部を設けることにより、油圧供給源の送油経路と操作棒が内蔵する送油経路とを接続することができる。
以上のように、本発明によれば、間接活線作業用油圧工具は、間接活線把持工具で油圧ヘッド部の第1の連結部を把持し、間接活線把持工具で操作棒の第2の連結部を把持した後、これらの間接活線把持工具を操作して、操作棒の第2の連結部を所要の工程を経て油圧ヘッド部の第1の連結部に連結することで、油圧ヘッド部の第1の接続口部と操作棒の第2の接続口部とが同時に接続されるので、間接活線作業の一環として、油圧ヘッド部の第1の接続口部と操作棒の第2の接続口部との接続を行うことが可能となり、作業の簡便化を図ることができる。
特に請求項2に記載の発明によれば、操作棒の第2の連結部と油圧ヘッド部の第1の連結部とを連結するにあたって、第1の連結部の筒状部に第2の連結部の挿入部を挿入した後、所要の工程を経れば良いので、油圧ヘッド部の第1の接続口部と操作棒の第2の接続口部との接続をより簡易に行うことができる。
特に請求項3に記載の発明によれば、油圧供給源から延びる送油経路に操作棒の第2の連結部と同様の構造の連結部を設けることにより、油圧供給源の送油経路と操作棒が内蔵する送油経路とを連通させるために、油圧供給源から延びる送油経路の連結部と操作棒の第3の連結部との連結も、間接活線作業の一環として行うことができる。
図1は、本発明の間接活線作業用油圧工具を構成する操作棒を説明するためのもので、図1(a)は、この操作棒の外観を示し、図1(b)は、この操作棒が油圧ホースを内蔵していることを示している。 図2は、操作棒の先端の構造を示した断面図である。 図3は、操作棒の基端の構造を示した断面図である。 図4は、本発明の間接活線作業用油圧工具を構成する油圧ヘッド部と操作棒を説明するためのもので、図4(a)は、この油圧ヘッド部の正面図を示し、図4(b)は、この油圧ヘッド部の側面図を示している。 図5は、操作棒の先端と油圧ヘッド部の基端とが連結された状態を示した断面図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、間接活線作業用油圧工具(以下、油圧工具と称する。)を構成する操作棒1が示されている。
操作棒1は、図1に示されるように、棒状体2と、この棒状体2の長手方向の一方端に設けられて、下記する油圧ヘッド部11の連結部13と着脱自在に連結することができる連結部3と、油タンク等の油圧供給源から延びる油圧ホース(いずれも図示せず。)と着脱自在に連結することができる連結部4とを有して構成されている。尚、連結部3は、アタッチメント本体とも称されるものであると共に、連結部4は、ジョイント金具とも称されるものである。これら連結部3、4の構造は後述する。
棒状体2は、絶縁性の素材が用いられ、図1(b)に示されるように、内部に長手方向の一方端から他方端まで延びる空洞部21を有するパイプ状に形成された直線状の棒形状をなしているもので、その長手方向の寸法は使用しやすいように相対的に短尺(例えば60cm)となっている。
また、棒状体2は、その軸方向の略中間位置に作業者の感電事故を防止するための略笠状の限界つば5が設けられている。この限界つば5を境に連結部4側(基端側)が握っても感電しない部分となっていると共に、限界つば5よりも連結部3側(先端側)が握ると感電する可能性のある部分となっている。そして、限界つば5と連結部4との間には、作業者が握持可能なグリップ部6が構成されており、作業者は、このグリップ部6を握持することが要請されている。また、棒状体2の限界つば5よりも先端側(限界つば5と連結部3との略中間)には、降雨時の水切り用として、略笠状の水切りつば7が設けられている。これらのつば5、7は、軟質の合成ゴムによって構成されており、棒状体2の周面に嵌合されたものとなっている。
更に、棒状体2は、図1(b)に示されるように、空洞部21に送油経路として油圧ホース8が内蔵されており、この油圧ホース8は、図2及び図3に示されるように、長手方向両側の連結部3、4まで達している。そして、この実施形態では、図1に示されるように、空洞部21内において油圧ホース8内を流れるオイルに対し、送油経路を開閉するための開閉機構9が配置されていると共に、棒状体2のグリップ部6に開閉機構9をON/OFF制御するための制御部10が設けられている。制御部10は例えば押しボタン機構である。これにより、油圧ヘッド部11の油圧工具本体12に対する油圧の加減を手元の制御部10で操作することが可能となり、油圧工具の操作性を向上させることができる。
連結部3は、油圧ヘッド部11の連結部13と連結するための雄型のもので、外形状が円柱状の挿入部31を有し、この挿入部31は、図2に示されるように、棒状体2の空洞部21と通孔32を介して連通する内部空間33を有している。尚、挿入部31の外径寸法、内部空間33の内径寸法及び通孔32の内径寸法は、油圧ホース8が挿通することができるように、相対的に大きくなっていることが好ましい。
そして、挿入部31の周面31aには、特に図2に示されるように、一対の係止用突起34、34が設けられている。これらの係止用突起34、34は、円柱状をなすと共に、一方の係止用突起34と他方の係止用突起34とは、挿入部31の周方向で反対側となる位置にて挿入部31の径方向外側に向かって突出している。すなわち、一方の係止用突起34と他方の係止用突起34とは、180°位相がずれた位置から放射方向に突出している。
また、連結部3の挿入部31は、油圧ヘッド部11の連結部13への挿入方向の上面31bに、図2に示されるように、その中央において、通孔35が形成され、この通孔35は連結部3の内部空間33と連通している。そして、連結部3の内部空間33内には、図2に示されるように、凸状部材36が収納されており、この凸状部材36の先端突起36aは、挿入部31の上面31bから外部に突出している。この凸状部材36は、連結部3の内部空間33内に収容された内蔵スプリング37により挿入部31の上面31b側に常時付勢されており、凸状部材36の先端突起36aの上面31bからの突出量が変わるように、棒状体2の軸方向に変位可能となっている。
更に、棒状体2の連結部3よりも基端側(連結部4側)の部分には、棒状体2の外周面から棒状体2の径方向の外側に突設されたフランジ22が設けられ、このフランジ22と連結部3との間には、棒状体2の外周面を当該棒状体2の軸方向に沿って移動可能なロックナット23が設けられている。これにより、ロックナット23を所定方向に回転させることで、操作棒1の連結部3と油圧ヘッド部11の連結部13とが強固に締結し合うようにすることができる。
そして、本発明では、連結部3は、図2に示されるように、凸状部材36について、棒状体2の軸方向に沿って延びる貫通孔38が形成されており、この貫通孔38は、凸状部材36の先端突起36aの上面に開口している。すなわち、凸状部材36は、リング形状をなしている。更に、油圧ホース8の一方端部8aが、図2に示されるように、挿入部31の通孔32から挿入部31の内部空間33を経て、凸状部材36の貫通孔38内を通って、凸状部材36の先端突起36aの上面から突出しており、この油圧ホース8の一方端部8aの先端突起36aの上面から突出した側には、油圧ヘッド部11の接続口部15と接続可能な接続口部81が設けられている。尚、接続口部81は、この実施形態では雄型のコネクタとして示されているが、雌型のコネクタであっても良く、また、高圧のオイルの通過に対応した構造となっている。
連結部4は、特に図3に示されるように、基端側(連結部3とは反対側)に開口した開口部41aを有すると共に、この開口部41aと連通する内部空間42が形成された、略円筒状の筒状部41を備え、内部空間42の少なくとも開口部41a側に配された空間部42aは、油圧供給源から延びる油圧ホースの先端に設けられた連結部が図2に示される連結部3と同じ構造である場合に、この連結部の挿入部を挿入することが可能な内径寸法を有している。
さらに、筒状部41は、開口部41a側において、空間部42aの中心を基準として略対称となる位置に一対のスリット43が形成されている。これらのスリット43は、開口部41aの開口端から空間部42aの軸方向に沿って所要の寸法ほど(油圧供給源から延びる油圧ホースの先端に設けられた連結部の挿入部のロックナット側端から係止用突起までと同じ寸法ほど)延びた後、筒状部41の周方向に沿って当該周方向の両側に延びる略T字形状をなしている。すなわち、スリット43は、空間部42aの軸方向に沿って延びるスリット部43aと、筒状部41の周方向に沿って延びるスリット部43bとにより構成されている。
そして、本発明では、筒状部41は、内部空間42において、油圧供給源から延びる油圧ホースの先端に設けられた連結部の凸状部材の先端突起が当接する当接板44を有している。この当接板44は、圧供給源から延びる油圧ホースの先端に設けられた連結部の接続口部が挿通可能な通孔44aが形成されていると共に、内部空間42を前記開口部41a側の空間部42aと開口部41aとは反対側の空間部42bとに区分けしている。
さらに、筒状部41の内部空間42のうち空間部42b内には、油圧ホース8の他方端部8bの端に設けられた接続口部82が収容されている。この接続口部82は、油圧供給源から延びる油圧ホースの先端に設けられた連結部の接続口部と接続可能となっている。尚、接続口部82は、この実施形態では雌型のコネクタとして示されているが、雄型のコネクタであっても良く、また、高圧のオイルの通過に対応した構造となっている。
図4及び図5において、油圧工具を構成する油圧ヘッド部11が示されている。この油圧ヘッド部11は、工具本体12と、操作棒1の連結部3と連結可能な連結部13とを有して構成されている。
工具本体12は、この実施形態では、図示しない油圧シリンダが組み込まれており、固定ダイス121と可動ダイス122とを備え、可動ダイス122を油圧シリンダの伸長により固定ダイス121側に向けて変位させ、固定ダイス121と可動ダイス122との間に挟んだ被把持物に対し圧縮力を負荷するように構成されている。そして、油圧シリンダへは、図5に示されるように、油圧供給源から操作棒1の油圧ホース8、油圧ヘッド部11に内蔵された送油経路14を順次経てオイルが送られるようになっている。
連結部13は、操作棒1の図3に示される連結部4とは、油圧ホース8と送油経路14との違い以外では略同じ構造となっている。
すなわち、連結部13は、図5に示されるように、基端側に開口した開口部131aを有すると共に、この開口部131aと連通する内部空間132が形成された、略円筒状の筒状部131を備え、内部空間132の少なくとも開口部131a側に配された空間部132aは、連結部3の挿入部31を挿入することが可能な内径寸法を有している。
さらに、筒状部131は、図4に示されるように、開口部131a側において、空間部132aの中心を基準として略対称となる位置に一対のスリット133が形成されている。これらのスリット133は、開口部131aの開口端から空間部132aの軸方向に沿って所要の寸法ほど(連結部3の挿入部31のロックナット23側端から係止用突起34までと同じ寸法ほど)延びた後、筒状部131の周方向に沿って当該周方向の両側に延びる略T字形状をなしている。すなわち、スリット133は、図4に示されるように、空間部132aの軸方向に沿って延びるスリット部133aと、筒状部131の周方向に沿って延びるスリット部133bとにより構成されている。
そして、本発明では、筒状部131は、内部空間132において、連結部3の凸状部材36の先端突起36aが当接する当接板134を有している。この当接板134は、操作棒1の連結部3の接続口部81が挿通可能な通孔134aが形成されていると共に、内部空間132を前記開口部131a側の空間部132aと開口部131aとは反対側の空間部132bとに区分けしている。
さらに、筒状部131の内部空間132のうち空間部132b内には、送油経路14の端に設けられた接続口部15が収容されている。この接続口部15は、操作棒1の連結部3の接続口部81と接続可能となっている。尚、接続口部15は、この実施形態では雌型のコネクタとして示されているが、雄型のコネクタであっても良く、また、高圧のオイルの通過に対応した構造となっている。
このような構成の連結部3、15を有する、操作棒1の接続口部81と油圧ヘッド部11の接続口部15とを接続する工程について以下に説明する。
まず、操作棒1の連結部3の係止用34、34と油圧ヘッド部11の連結部13のスリット133のスリット部133a、133aとが一致した状態で、操作棒1の連結部3の挿入部33を油圧ヘッド部11の連結部13の筒状部131内に挿入する。これにより、連結部3の凸状部材36の先端突起36aが連結部13の筒状部131の当接板134に当接することで押されて、先端突起36aが挿入部31の通孔35に少し入り込んだ状態となりつつ、操作棒1の接続口部81が油圧ヘッド部11の接続口部15に差し込まれる。
次に、操作棒1を時計回り又は反時計回り(いずれの方向でも良い。)に回転させることにより、連結部3の係止突起34、34が、油圧ヘッド部11の連結部15のスリット133のスリット部133bを筒状部13の周方向に移動した後、スリット部133bの筒状部13の周方向端部(この実施例では、スリット部133bの当該端部に開口部131a側に延びる拡張部を有している。)に達し、操作棒1を離すことにより収縮した内蔵スプリング37の付勢力(復元力)により、連結部3の係止突起34、34は、連結部15のスリット133のスリット部133bの開口部131a側端面(拡張部の拡張側端面)に押し付けられる。
これによって、操作棒1の接続口部81と油圧ヘッド部11の接続口部15とは、従来の雄型の高圧カプラとメス型の高圧カプラとの接続のような、カプラ本体のピンとリングの深溝とを合せた状態とした後、雄型の高圧カプラを雌型の高圧カプラに挿入して、リングを回転させてカプラ本体のピンとリングの深溝とをずらす作業を不要とすることができる。
しかも、上記した本発明での操作棒1の接続口部81と油圧ヘッド部11の接続口部15とを接続する工程は、例えば絶縁ヤットコ等の間接活線把持工具(図示せず。)で油圧ヘッド部11の連結部15を把持し、同じく、例えば絶縁ヤットコ等の間接活線把持工具で操作棒1の連結部3を把持した後、これらの間接活線把持工具を操作して行うことが可能であるので、間接活線作業の一環として操作棒1の接続口部81と油圧ヘッド部11の接続口部15との接続作業を行うことができる。
1 操作棒
2 棒状体
21 空洞部(空洞)
3 連結部(第2の連結部)
31 挿入部
31a 周面
31b 上面
32 通孔
33 内部空間
35 通孔
36 凸状部材
36a 先端突起
37 内蔵スプリング
38 貫通孔
4 連結部(第3の連結部)
41 筒状部
41a 開口部
42 内部空間
44 当接板
44a 通孔
45 接続口部
8 油圧ホース(送油経路)
8a 一方端部
8b 他方端部
81 接続口部(第2の接続口部)
82 接続口部
11 油圧ヘッド部
12 工具本体
13 連結部
14 送油経路
15 接続口部

Claims (3)

  1. 油圧の加減で動く工具本体を有する油圧ヘッド部と、
    前記油圧ヘッド部に着脱可能に連結されて前記工具本体を操作し、内部に空洞が形成された操作棒とを備え、
    前記操作棒は、前記油圧ヘッド部に油圧を送り、前記油圧ヘッド部から油圧を回収するための送油経路が内蔵され、
    前記油圧ヘッド部は、前記操作棒と連結する側の端部に第1の連結部を備え、前記第1の連結部は、前記送油経路と接続するための第1の接続口部が設けられていると共に、
    前記操作棒は、長手方向の一方端に、前記油圧ヘッド部の第1の連結部と連結可能な第2の連結部を備え、前記第2の連結部は、前記送油経路と連通すると共に前記油圧ヘッド部の第1の接続口部と接続する第2の接続口部が設けられており、
    前記第1の連結部と前記第2の連結部とを連結することで、前記第1の接続口部と前記第2の接続口部とが同時に接続されることを特徴とする間接活線作業用油圧工具。
  2. 前記油圧ヘッド部の第1の連結部は、筒状部を有する雌型のものであり、前記第1の接続口部は、前記第1の連結部の筒状部内に収められていると共に、前記操作棒の第2の連結部は、前記第1の連結部の筒状部内に挿入可能な挿入部を有する雄型のものであり、前記第2の接続口部は、前記第2の連結部の挿入部の外面に突出形成されていることを特徴とする請求項1に記載の間接活線作業用油圧工具。
  3. 前記操作棒は、長手方向の他方端に、前記油圧ヘッド部の第1の連結部と同じ構造の第3の連結部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の間接活線作業用油圧工具。
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