JP2014138374A - ユーザ装置、基地局、及び切替え制御方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、及び切替え制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の無線通信方式での通信と第2の無線通信方式での通信とを切り替える機能を備えるユーザ装置が、第2の無線通信方式への切替えを行う際に、第1の無線通信方式のDLデータをユーザ装置が受信できるようにする。
【解決手段】基地局において、前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信する手段と、前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置の下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較し、前記ユーザ装置に、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行わせるか否かを判定し、当該切替えを行わせる場合に、当該ユーザ装置に切替え指示を送信する切替え指示手段とを備える。
【選択図】図15

Description

本発明は、LTE等の無線通信システムに関するものであり、特に、ある無線通信方式での通信から別の無線通信方式での通信に切り替える機能を備えるユーザ装置、及び当該ユーザ装置と通信する基地局に関連するものである。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、又は12に対応する通信方式も含む意味で使用する。また、「LTE」は、無線アクセスネットワークの部分のみでなく、コアネットワークを含む通信システムの全体を示す用語として使用する場合もある。
LTEのような無線通信システムにおけるDL(downlink、下り)スケジューリングは次のようにして行われる。基地局eNBにおいて、上位ノード(例:S−GW、P−GW)からデータが到達すると、当該データが属するベアラの優先度に基づいて、当該データの宛先のユーザ装置UEの優先度を決定し、優先度に応じて当該ユーザ装置UEにDLリソースを割り当てる。当該ユーザ装置UEに対するDLデータがある限り、当該ユーザ装置に対するスケジューリング(DLリソース割り当て)が行われる。
UL(Uplink、上り)スケジューリングは次のようにして行われる。基地局eNBは、ユーザ装置UEのULデータ滞留量を示すBSR(Buffer status report)をユーザ装置UEから受信し、BSRで報告されたデータ量から受信データ量(UL MAC SDU受信量)を差し引くことでユーザ装置UEのULデータ滞留量を管理し、推定ULデータ滞留量が0になる(或いはBSRで"データなし"が報告される)まで当該ユーザ装置UEにULリソースを割り当て続ける。
さて、近年、スマートフォンや様々なアプリケーションの登場により、LTE等の通信ネットワーク(無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含む)を流れるトラヒックは増加の一途をたどっている。
一方、通信ネットワークに大量のU−plane(ユーザプレーン)データが流れると、通信ネットワーク側の負荷となったり、重要なデータ(例:高QoSデータ)の疎通に影響をきたしかねない。ここで、現在のユーザ装置UEは、一般に、LTE等の3GPPアクセス網を介して通信を行なう通信機能(LTE通信機能と呼ぶ)とともに、無線LANアクセス網(例:wifi(登録商標)、以降、無線LANアクセス網を単に"無線LAN"と呼ぶ場合がある)を介して通信を行なう通信機能(無線LAN通信機能と呼ぶ)を有しており、U−planeデータはできるだけ無線LAN通信機能を用いてオフロードすることが望ましい。
特開2004−254115号公報
従来技術では、無線LANとLTEは独立に制御される。すなわち、一方は他方の状況を把握せずに制御を行う。そのため、各ユーザ装置UEに対して状況に合った望ましいRATを選択させることができないといった課題があり、無線LANとLTE間で連携して制御を行うことが検討されている。
上記のとおり、無線LANとLTE間では、互いの状況を把握せずに制御を行うことから、例えば、ユーザ装置UEがLTE通信機能を用いた通信から無線LAN通信機能を用いた通信への切り替えを行った際に、切り替えを行ったことをLTEの基地局eNBに通知しない。そのため、基地局eNBは、当該ユーザ装置UEに対して、データがあればDL及びULのリソース割り当てを継続する。これは、リソース利用効率の観点から望ましくない。この課題を図1を参照して説明する。
図1に示す例では、ユーザ装置UEが500B(バイト)のULデータがあることを示すBSR(Buffer Status Report)を基地局eNBに送信する。基地局eNBはスケジューリングを行って、ユーザ装置UEにULリソースを割り当てる。ユーザ装置UEは、割り当てられたリソースを用いてデータを基地局eNBに送信する。ここでは、ユーザ装置UEが50Bのデータを送信し、基地局eNBがその50Bのデータを受信した時点で、ユーザ装置UEが、無線LANへの切替えを行い、LTEでのデータ通信を中止し、無線LANでのデータ通信を開始する。
しかし、基地局eNBは、ユーザ装置UEが無線LANに切り替わったことを把握していないため、残りの450Bのデータを受信するために、ユーザ装置UEに対するULリソースの割り当てを継続する。ユーザ装置UEは、無線LANに切り替わっており、LTEでのデータ通信を行わないから、上記の継続された通信リソース割り当ては無駄なリソース割り当てとなる。つまり、使われない無線通信リソースを割り当てることになり、リソース利用効率の観点から好ましくない。
また、ユーザ装置UEが無線LANに切り替わる場合、基地局eNBに滞留しているユーザ装置UEに対するDLデータがユーザ装置UEに全く受信されないことは、例えば課金の観点から好ましくない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、LTE等の第1の無線通信方式での通信と無線LAN等の第2の無線通信方式での通信とを切り替える機能を備えるユーザ装置が、第2の無線通信方式への切替えを行う際に、第1の無線通信方式のDLデータをユーザ装置が受信できるようにした技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態によれば、第1の無線通信方式に対応した基地局と通信を行うユーザ装置が提供される。当該ユーザ装置は、
前記第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と、
第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段と、
前記第1の無線通信方式による通信と前記第2の無線通信方式による通信とを切り替える切替え制御手段と、を備え、
前記切替え制御手段は、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、切替え通知を前記基地局に送信し、その後、前記基地局から前記ユーザ装置の下りデータ滞留量を受信し、当該下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較することにより、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行うか否かを判定するように構成される。
また、本発明の一実施形態によれば、第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段とを備えるユーザ装置と前記第1の無線通信方式で通信を行う基地局が提供される。当該基地局は、
前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信する手段と、
前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置に対して当該ユーザ装置の下りデータ滞留量を送信する下りデータ滞留量通知手段とを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、下記の構成を備える基地局も提供される。当該基地局は、
前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信する手段と、
前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置の下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較し、前記ユーザ装置に、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行わせるか否かを判定し、当該切替えを行わせる場合に、当該ユーザ装置に切替え指示を送信する切替え指示手段とを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段とを備え、前記第1の無線通信方式に対応した基地局と通信を行うユーザ装置が実行する切替え制御方法が提供される。
当該切替え制御方法では、前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、切替え通知を前記基地局に送信し、その後、前記基地局から前記ユーザ装置の下りデータ滞留量を受信し、当該下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較することにより、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行うか否かを判定する。
また、本発明の一実施形態によれば、第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段とを備えるユーザ装置と前記第1の無線通信方式で通信を行う基地局が実行する切替え制御方法が提供される。当該切替え制御方法は、
前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信するステップと、
前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置に対して当該ユーザ装置の下りデータ滞留量を送信するステップとを備える。
また、本発明の一実施形態によれば、下記の手順を備える切替え制御方法も提供される。当該切替え制御方法は、
前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信するステップと、
前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置の下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較し、前記ユーザ装置に、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行わせるか否かを判定し、当該切替えを行わせる場合に、当該ユーザ装置に切替え指示を送信するステップとを備える。
本発明によれば、第1の無線通信方式での通信と第2の無線通信方式での通信とを切り替える機能を備えるユーザ装置が、第2の無線通信方式への切替えを行う際に、第1の無線通信方式のDLデータをユーザ装置が受信できるようにした技術を提供することが可能となる。
従来技術を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムの構成図である。 基本例における動作例を説明するための図である。 無線LANアクセス網経由で基地局eNBに切替え通知を送信する例を示す図である。 基本例におけるユーザ装置UEの機能構成例を示す図である。 基本例におけるユーザ装置UEの基本的な動作例を示すフローチャートである。 基本例における基地局eNBの機能構成例を示す図である。 基本例における基地局eNBの基本的な動作例を示すフローチャートである。 変形例における動作例を説明するための図である。 変形例におけるユーザ装置UEの機能構成例を示す図である。 変形例におけるユーザ装置UEの基本的な動作例を示すフローチャートである。 変形例における基地局eNBの機能構成例を示す図である。 変形例における基地局eNBの基本的な動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における動作例1を示す図である。 本発明の実施の形態における動作例2を示す図である。 本発明の実施の形態における動作例3を示す図である。 本発明の実施の形態における動作例4を示す図である。 本発明の実施の形態における動作例5を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ装置UEの機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ装置UEの基本的な動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における基地局eNBの機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局eNBの基本的な動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(実施の形態の全体システム構成)
図2に本発明の実施の形態(基本例、変形例も同様)に係る通信システムの構成図を示す。本実施の形態に係る通信システムは、LTE方式の通信システムであり、図2に示すように、ユーザ装置UE、基地局eNB、コアネットワーク1を含む。コアネットワークは、基地局eNBへのデータ振り分けや、パケットデータネットワーク等との接続を行うための1つ又は複数の上位ノードを含む。また、コアネットワーク1は課金機能等も備えている。
上位ノードは、例えば、S−GW及びP−GWであり、S−GWとP−GWが一体となった装置が上位ノードであってもよい。
(基本例)
本発明の実施の形態では、ユーザ装置UEがLTE通信機能を用いた通信から無線LAN通信機能を用いた通信に切り替えることを切替え通知として基地局eNBに通知することを基本としている。通知を受けた基地局eNBは、例えば、当該ユーザ装置UEに対するUL及びDLのスケジューリング(UL/DLスケジューリング)を停止する。以下では、まず、この切替え通知に係る例を基本例として説明する。
なお、LTE通信機能を用いた通信から無線LAN通信機能を用いた通信に切り替えることを、単に"LTEから無線LANに切り替える"と表現する場合がある。
この動作について図3を参照して説明する。図3に示すように、例えば、ユーザ装置UEが500Bの上りデータがあることをBSRで基地局eNBに通知し、ユーザ装置UEが、基地局eNBからULリソースの割り当てを受けて50Bのデータを送信した後、無線LANへの切替えを決定したことを契機として、無線LANへ切り替えることを示す情報である切替え通知を基地局eNBに送信する。切替え通知を受信した基地局eNBは、DL/ULスケジューリングを停止する。
ユーザ装置UEは、切替え通知を基地局eNBに送信した後に無線LANへの切替えを行う。つまり、無線LANへの切替えを決定した時点では無線LANへ切り替えておらず、LTEでの通信が継続しており、無線LANへの切替えを行った後に無線LANでの通信を行う。
無線LANへの切替えを決定する契機は、例えば、ユーザ装置UEに対し、ユーザによる操作が行われ、無線LAN機能がONにされたときがある。また、ユーザ装置UEが自動的にLTEから無線LANへの切り替えを行う設定になっているときに、無線LANの通信機能部が電波のメジャメントを行って、十分な電波強度(例:所定の閾値以上の電波強度)を検出し、無線LANでの通信が可能であると判断したときも、無線LANへの切替えを決定する契機の例である。
上記のような動作の他、ユーザ装置UEが切替え通知を基地局eNBに送信した後、基地局eNBが切替え通知の送達確認(例:RLCレイヤのACK)をユーザ装置UEに送り、ユーザ装置UEは当該送達確認を受信したことを契機として無線LANへの切替えを行うこととしてもよい。この場合、例えば、基地局eNBは、送達確認を送信した直後にDL/ULスケジューリングを停止する。
また、基地局eNBが切替え通知を受信し、DL/ULスケジューリングを停止した後にユーザ装置UEに対して無線LANへの切替え指示を送り、ユーザ装置UEは、切替え指示を受けたことを契機として無線LANへの切替えを行うこととしてもよい。基地局装置eNBは、ユーザ装置UEに対して無線LANへの切替え指示を送信した後にDL/ULスケジューリングを停止してもよい。
なお、上述した切替え通知を運ぶ信号のレイヤ等は特定のものに限られず、どのような信号を用いてもよい。すなわち、RRCレイヤ、MACレイヤ、物理レイヤ等のいかなるレイヤで行われても良い。例えば、切替え通知をMACレイヤで行う場合、データなしを示すBSR、Out−of−rangeを示すBSR等を切替え通知として用いてよい。
図3に示した例は、無線LANへの切替えを行う前に、切替え通知を基地局eNBに通知しているが、これに代えて、無線LANへの切替えを行った後(直後)に、無線LANアクセス網経由で基地局eNBに切替え通知(切り替えたことを示す通知)を送信してもよい。
すなわち、図4に示すように、ユーザ装置UEが無線LANへの切替えを行い、無線LANでの通信を開始した後、切り替えたことを示す切替え通知を送信する。切替え通知は、無線LANのAP2(アクセスポイント)、無線LAN網3、及びコアネットワーク1を経由してユーザ装置UEを配下に持つ基地局eNBに届けられる。切替え通知を受信した基地局eNBは、ユーザ装置UEに対するUL/DLスケジューリングを停止する。
なお、無線LANで切替え通知を送信する場合、当該切替え通知には宛先となる基地局eNBの識別子、セルの識別子、ベアラの識別子、及びユーザ装置UEの識別子等が含まれてよい。これらの識別子により、正しい基地局eNBに対して切替え通知を送ることができるとともに、基地局eNBは、どのユーザ装置UEに対するスケジューリングを停止すればよいかを適切に判断することができる。
切替え通知をLTEで送信する場合と無線LANで送信する場合のいずれの場合でも、ユーザ装置UEは、当該切替え通知を送信した後(或いは、当該通知に対する送達確認受信後)に、LTE通信に係るバッファ内データ(ULデータ)を破棄する。あるいは、ユーザ装置UE内部で無線LAN機能部に当該データを転送し、無線LANで当該データを送出することとしてもよい。
また、切替え通知を受信した基地局eNBは、スケジューリング停止を行う他、バッファ内データを破棄してもよいし、可能であれば再構築したULデータを上位に送出してもよい。また、上位ノードに対して、ユーザ装置UEが無線LANに遷移したことを通知してもよい。このような通知を受信した上位ノードは、例えば、ユーザ装置UEに対する以降のDLデータを基地局eNBに転送しないなどの制御を行う。
<装置構成、処理フロー>
図5に基本例に係るユーザ装置UEの機能構成例を示す。図5に示すように、ユーザ装置UEは、LTE機能部110と無線LAN機能部120を備える。また、LTE機能部110は、DL信号受信部111、UL信号送信部112、切替え制御部113を備える。なお、図5は、ユーザ装置UEにおいて本基本例に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
LTE機能部110は、LTEによる無線通信を行うための機能部であり、無線LAN機能部120は、無線LANによる通信を行うための機能部である。
LTE機能部110の中のDL信号受信部111は、基地局eNBから各種の下り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含み、UL信号送信部112は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、基地局eNBに対して送信する機能を含む。
切替え制御部113は、前述した切替え通知の送信等を含む各種の切替えに関する制御を行う機能部である。すなわち、切替え制御部113は、LTE又は無線LANで切替え通知を基地局eNBに送信する機能、LTEと無線LANとの間の切替えを行う機能を含む。
図6は、本基本例におけるユーザ装置UEの基本的な動作例を示すフローチャートである。図6は、LTEで切替え通知を行う場合を示している。
例えば、LTEでの通信が行われている状態で、無線LAN機能部120が、電波のメジャメントを行うことにより、無線LANでの通信が可能になったことを検知した場合に、無線LANでの通信が可能になったことを切替え制御部113に通知し、当該通知を契機として、切替え制御部113はLTEから無線LANに切り替えることを決定する(ステップ101のYes)。そして、切替え制御部113は、UL信号送信部112を介して切替え通知を基地局eNBに送信し(ステップ102)、無線LAN機能部120による通信を行うようにLTEから無線LANへの切替えを行う(ステップ103)。
無線LANでの通知を行う場合には、切替え制御部113によりLTEから無線LANへの切替えが行われた後に、切替え制御部113は、無線LAN機能部120を介して切替え通知を基地局eNBに送信する。
図7に本基本例に係る基地局eNBの機能構成例を示す。図7に示すように、基地局eNBは、DL信号送信部201、UL信号受信部202、スケジューラ機能部203を備える。なお、図7は、基地局eNBにおいて本発明に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
UL信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の上り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含み、DL信号送信部201は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、ユーザ装置UEに対して送信する機能を含む。スケジューラ機能部203は、ユーザ装置UEへのリソース割り当てを行うスケジューリング処理を行う。
図8は、基本例における基地局eNBの基本的な動作例を示すフローチャートである。
図8に示すように、基地局eNBのスケジューラ機能部203は、UL信号受信部202を介してユーザ装置UEから切替え通知を受信すると(ステップ201のYes)、当該ユーザ装置UEに対するUL/DLスケジューリングを停止する(ステップ202)。スケジューラ機能部203は、DL信号送信部201により、送達確認信号、もしくは切替え指示がユーザ装置UEに送信された後に、スケジューリングを停止することとしてもよい。
本基本例によれば、ユーザ装置UEが切替え通知を基地局eNBに送信し、切替え通知を受信した基地局eNBがスケジューリングを停止することとしたので、無駄なスケジューリングを解消でき、リソース利用効率を改善できる。
(変形例)
次に、基本例に対する変形例について説明する。以下では、基本例と異なる点を中心に説明する。この変形例は、ユーザ装置UEが切替え通知をLTEで基地局eNBに送信した後でも、ある期間はLTE通信を継続するという点で、基本例と同様に、本発明の実施の形態の基本となる技術である。
ユーザ装置UEが無線LANでデータ通信を行っている時には、LTE側はほぼ通信を行わない。それにも関わらず、LTE側で通信を行っている場合と同様に、通信品質の基地局eNBへの報告などの制御に係る通信や動作を頻繁に行うと、バッテリーを無駄に消費することになる。
そこで、本変形例では、ユーザ装置UEが無線LANに切り替わる際に、基地局eNBからユーザ装置UEに制御信号を送ることにより、ユーザ装置UEをバッテリーセービングできる状態(省電力状態)に遷移させておくことしている。
上記制御信号の例としては、RRC connection release、DRX状態へ強制遷移させる信号(DRX command MAC CE)、DRX cycleの周期を長くする信号、UL個別リソースの削除(CSI/SRS送信によるバッテリ消費を抑制)のための信号などがある。
また、複数のセルを用いるCA(Carrier Aggregation)が設定されている場合には、SCell(Secondary cell)での通信を行わないようにするために、SCell deactivate(非アクティブ化)もしくはdeconfigure(削除)を基地局eNBが指示するようにしてもよい。すなわち、CAが行われる際には、ユーザ装置UEに対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるPCell(Primary cell)及び付随的なセルであるSCell(Secondary cell)が設定されるが、ユーザ装置UEが無線LANでデータ通信を行っている時には、付随的なセルであるSCellは不要であるから、これを削除する。
上記のようなユーザ装置UEに対する制御を可能とするために、本変形例では、ユーザ装置UEが切替え通知をLTEで基地局eNBに送信した後、所定期間はLTE通信を継続することとしている。そして、その間に、基地局eNBが上述した制御信号をユーザ装置UEに送信し、ユーザ装置UEをバッテリーセービングできる状態に遷移させる。なお、本変形例におけるユーザ装置UEは、無線LAN通信に切り替わった後は、上述した制御信号を受信しても、制御信号を破棄するなどの動作を行い、制御信号に対応した制御動作を行わない仕様であるものとする。
図9を参照して本変形例におけるシステムの動作例を説明する。図9に示すように、例えば、ユーザ装置UEが500Bの上りデータがあることをBSRで基地局eNBに通知し、ユーザ装置UEが、基地局eNBからULリソースの割り当てを受けて50Bのデータを送信した後、無線LANへの切替えを決定し、切替え通知を基地局eNBに送信する。切替え通知を受信した基地局eNBは、DL/ULスケジューリングを停止する。
切替え通知を基地局eNBに送信した後、ユーザ装置UEはすぐには無線LANへの切替えを行わず、予め定めた時間(所定期間)だけLTE通信を継続する。
一方、基地局eNBは、切替え通知を受けてスケジューリングを停止した後、上述したように、無駄な動作を抑える状態に遷移させるための制御信号(例:RRC connection release)をユーザ装置UEに送信する。この制御信号は、上記所定期間内にユーザ装置UEに受信され、ユーザ装置UEは制御信号に従って状態を遷移させる。尚、切替え通知を基地局eNBに送信した後、所定期間が経過した時点で、ユーザ装置UEは無線LANへの切替えを行う。
<装置構成、処理フロー>
図10に、本変形例に係るユーザ装置UEの機能構成例を示す。図10に示すように、ユーザ装置UEは、LTE機能部310と無線LAN機能部120を備える。LTE機能部310は、DL信号受信部111、UL信号送信部112、切替え制御部113、切替えタイマ管理部311を備える。なお、図10は、ユーザ装置UEにおいて本発明に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものとする。図10に示すように、切替えタイマ管理部311を備える点が基本例におけるユーザ装置UEの構成と異なる。
DL信号受信部111とUL信号送信部112は、基本例におけるものと同様の機能を有する。本変形例の切替え制御部113は、前述した本変形例に係る切替え通知の送信等を含む切替え通知に関する制御を行う機能部である。切替えタイマ管理部311は、前述した所定期間を計るタイマを持ち、切替え制御部113により無線LANへの切替えが決定した後、所定期間の計時を開始し、所定期間が経過した時点で、経過したことを切替え制御部113に伝える機能を有する。
図11は、変形例におけるユーザ装置UEの基本的な動作例を示すフローチャートである。
例えば、LTEでの通信が行われている状態で、無線LAN機能部120が、電波のメジャメントを行うことにより、無線LANでの通信が可能になったことを検知した場合に、無線LANでの通信が可能になったことを切替え制御部113に通知し、当該通知を契機として、切替え制御部113はLTEから無線LANに切り替えることを決定する(ステップ301のYes)。そして、切替え制御部113は、UL信号送信部112を介して切替え通知を基地局eNBに送信するとともに、切替えタイマ管理部311におけるタイマをスタートさせる(ステップ302)。所定期間が経過するまでの間、DL信号受信部111は、例えばRRC connection releaseなどの制御信号を受信し、制御信号に応じた制御を行い、LTE機能部310は、LTE機能部310の状態を省電力状態に遷移させる。
一方、切替えタイマ管理部311は、所定期間が経過したかどうかをチェックし、所定期間が経過したら(ステップ303のYes)、経過したことを切替え制御部113に通知する。その通知を契機として、切替え制御部113は、無線LAN機能部120によるデータ通信を行うようにLTEから無線LANへの切替えを行う(ステップ304)。
図12に本変形例に係る基地局eNBの機能構成例を示す。図12に示すように、UE状態制御部410を備える点が基本例における基地局eNBと異なる。なお、図12は、基地局eNBにおいて本発明に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものとする。
UL信号受信部202とDL信号送信部201は、基本例と同様である。
UE状態制御部410は、無線LAN状態記憶部411とLTE状態記憶部412を含む。無線LAN状態記憶部411は、ユーザ装置UE毎に、ユーザ装置UEが無線LANに切り替えられている(無線LANで通信を行っている)か否かを示す情報を格納する。LTE状態記憶部412は、ユーザ装置UE毎に、LTEにおける状態を示す情報を格納する。LTEにおける状態とは、例えば、RRCコネクション有無、DRX状態、割り当てリソース、CAに関する情報(設定されているセルの識別情報等)などである。
UE状態制御部410は、例えば、ユーザ装置UEから受信する切替え通知に基づき、当該ユーザ装置UEが無線LANに切り替えられているか否かを判断し、無線LAN状態記憶部411における情報を更新する。また、UE状態制御部412は、例えば、DL信号送信部201、UL信号受信部202等から情報を受け取ることで、各ユーザ装置UEのLTE状態を把握し、LTE状態記憶部412における情報を更新する。
また、本変形例におけるUE状態制御部410は、UL信号受信部202を介してユーザ装置UEから切替え通知を受信した場合、スケジューラ機能部203に対して当該ユーザ装置UEに対するスケジューリングを停止させるとともに、前述したRRC connection release等の制御信号をユーザ装置UEに送信する制御を行う。
図13は、変形例における基地局eNBの基本的な動作例を示すフローチャートである。
図13に示すように、基地局eNBのUE状態制御部410は、UL信号受信部202を介してユーザ装置UEから切替え通知を受信すると(ステップ401のYes)、スケジューラ機能部203における当該ユーザ装置UEに対するスケジューリングを停止させる(ステップ402)。これにより、スケジューラ機能部203は当該ユーザ装置UEに対するスケジューリングを停止する。更に、UL状態制御部410は、RRC connection release等の制御信号をユーザ装置UEに送信する(ステップ403)。これにより、ユーザ装置UEを、バッテリーセービングの状態に遷移させる。
上記のように本変形例によれば、ユーザ装置UEが切替え通知を基地局eNBに送信し、切替え通知を受信した基地局eNBがスケジューリングを停止することとしたので、無駄なスケジューリングを解消でき、リソース利用効率を改善できる。更に、ユーザ装置UEを、バッテリーセービングの状態に遷移させるので、無線LANへの切替えを行ったユーザ装置UEにおけるバッテリー消費量を削減できる。
(本発明の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態に係る通信システムでは、コアネットワーク1においてデータの課金がなされる。従って、コアネットワークを経由して基地局eNBに到達し、滞留しているDLデータを破棄することは課金観点から望ましくない。そこで、本実施の形態では、基地局eNBに滞留しているDLデータの量を考慮して、無線LANへの切替えを行うこととしている。なお、本実施の形態では、ユーザ装置UEが切替え通知を基地局eNBに送信した後、ユーザ装置UEはすぐには無線LANへの切り替えを行わない点で、変形例と共通する。
上記のように、本実施の形態では、基地局eNBにおけるDLデータの滞留量に基づいて無線LANへの切替えを判断することを基本とする。
すなわち、図14に示すように、ユーザ装置UEが無線LANに切り替えることを決定し、切替え通知を基地局UEに送信すると(ステップ501)、基地局eNBは当該ユーザ装置UEのDLデータの滞留量をユーザ装置UEに通知する(ステップ502)。ユーザ装置UEは、DLデータの滞留量に基づいて無線LANへの切替えを行うかどうかを判断する(ステップ503)。
ステップ503において、ユーザ装置UEは、基地局eNBから通知されたDLデータの滞留量と、予め定められた閾値とを比較し、本滞留量が閾値以下であれば、無線LANへの切替えを行う。上記滞留量の通知を行うための信号は特定のものに限定されないが、例えば、PDCPレイヤのPDCP status reportで行ってよい。また、MACレイヤでユーザ装置UEから基地局eNBに通知されるBSRと同様のMACレイヤの信号を滞留量通知として基地局eNBからユーザ装置UEに送信してもよい。
なお、上記の閾値は基地局eNBがユーザ装置UE毎に通知してもよい。また、後述するように、閾値を動的に決定してもよい。
また、基地局eNBがユーザ装置UEの無線LANへの切替えを判断してもよい。すなわち、図15に示すように、ユーザ装置UEが切替え通知を基地局eNBに送信し(ステップ511)、切替え通知を受信した基地局eNBが当該ユーザ装置UEのDLデータ滞留量と予め定めた閾値とを比較することにより、ユーザ装置UEを無線LANに切り替えさせるかどうかを判断する(ステップ512)。ここでの判断手法は、ユーザ装置UEにおける無線LANへの切替え判断と同じである。そして、ユーザ装置UEを無線LANに切り替えさせると判断した場合、基地局eNBは、無線LANへの切替えを指示する切替え指示をユーザ装置UEに送信する(ステップ513)。この切替え指示信号を受信したユーザ装置UEは、無線LANへの切替えを行う(ステップ514)。
図14、図15を参照して説明した上記の方法では、基地局eNBにおけるDLデータの滞留量のみを考慮して、ユーザ装置UEにおける無線LANへの切替えを行うか否かの判断がなされているが、更に、追加で上位ノード(例:S−GW)から到達するデータも考慮するようにしてもよい。
すなわち、図16に示すように、ユーザ装置UEが無線LANに切り替えることを決定し、切替え通知を基地局UEに送信すると(ステップ521)、基地局eNBは上位ノードに対して、ユーザ装置UEのDLデータに対するエンドマーカ(End Marker)要求を送信する(ステップ522)。エンドマーカ要求を受けた上位ノードは、ユーザ装置UEのDLデータ転送が終了した場合に、終了したことを示すエンドマーカと呼ばれる情報を付加したパケット(便宜上、このパケットをエンドマーカと呼ぶ)を基地局eNBに送信する(ステップ523)。基地局eNBは、エンドマーカを受信した時点での当該ユーザ装置UEのDLデータの滞留量をユーザ装置UEに通知する(ステップ524)。ユーザ装置UEは、DLデータの滞留量に基づいて無線LANへの切替えを行うかどうかを判断する(ステップ525)。
ここでの判断処理は図14で説明した場合と同じであり、ユーザ装置UEは、基地局eNBから通知されたDLデータの滞留量と、予め定められた閾値とを比較し、本滞留量が閾値以下であれば、無線LANへの切替えを行う。
この場合も、図15の場合と同様に、基地局eNBがユーザ装置UEの無線LANへの切替えを判断してもよい。この処理を図17に示す。図17において、ステップ531〜ステップ533は、図16でのステップ521〜ステップ523の処理と同じである。ステップ534にて、エンドマーカを受信した基地局eNBは、受信した時点でのユーザ装置eNBのDLデータ滞留量と閾値とを比較することにより、ユーザ装置UEを無線LANに切り替えさせるかどうかを判断する。ここでの判断手法は、ユーザ装置UEにおける無線LANへの切替え判断と同じである。そして、ユーザ装置UEを無線LANに切り替えさせると判断した場合、基地局eNBは、無線LANへの切替えを指示する切替え指示信号をユーザ装置UEに送信する(ステップ535)。この切替え指示信号を受信したユーザ装置UEは、無線LANへの切替えを行う(ステップ536)。
上記の例において、エンドマーカを送信した上位ノードは、該当のユーザ装置UEに対するU−planeデータの送信を停止してもよい(課金される前に停止する)。
また、図18に示すような処理を行うことも可能である。以下では、図17と異なる点を説明する。
図18において、エンドマーカを受信した基地局eNBは、当該エンドマーカをtransparentにユーザ装置UEに送信する(ステップS544)。ユーザ装置UEは、エンドマーカを受信したことを契機に、無線LANへの切替えを行う。すなわち、図18に示す例では、ユーザ装置UEにおいてDLデータ滞留量による判断を行わず、エンドマーカを受信したことでDLデータ受信が終了したと判断し、無線LANへの切替えを行う。なお、無線状況等により、エンドマーカをユーザ装置UEが受信できない場合を考慮して、切替えタイマ管理部の機能により、切替え通知を送信してから所定期間が経過した時点でエンドマーカを受信しない場合には、無線LANへの切替えを行うこととする。
なお、DLデータ滞留量による無線LANへの切替え判定を行う形態において、その判定は、ベアラ毎、LCP毎、UE毎、あるいはQoS毎に行われてもよい。ベアラ、LCP、QoSのように、1つのユーザ装置UEに対して複数存在するものについては、例えば、それぞれについて閾値を設定し、全てが閾値以下であれば切替えを行うことしてよい。これは例えば、QoS1、QoS2があった場合、QoS1の閾値1、QoS2の閾値2を設け、全てが閾値以下になった場合に切替えを行うものである。また、上記のほか、複数の中の特定のものについてのみ閾値以下になった場合に切替えを行うこととしてもよい。これは例えば、QoS1、QoS2があった場合、QoS1についてのみ滞留量判断を行い、これが閾値以下になった場合に切替えるものである。
DLデータ滞留量による無線LANへの切替え判定を行う形態において、DLデータ滞留量が閾値以下でない場合は切替えを行わないが、その後、例えば、基地局eNBは所定時間間隔でDLデータ滞留量をユーザ装置UEに通知し(例:DLデータ滞留量が0になるまで通知)、ユーザ装置UEはDLデータ滞留量が閾値以下になった時点で切替えを行うこととしてもよい。また、ユーザ装置UEは、DLデータ滞留量が閾値以下でないと判断した場合、そのDLデータ滞留量に応じて所定時間が経過した後に切替えを行うこととしてもよい。
基地局eNB側で切替え判定を行う場合には、上記と同様に、最初にDLデータ滞留量が閾値以下でないと判定した場合、その後、所定時間間隔でDLデータ滞留量をチェックし、DLデータ滞留量が閾値以下になった時点で切替え指示を行うこととしてもよいし、DLデータ滞留量が閾値以下でないと判断した場合、そのDLデータ滞留量に応じて所定時間が経過した後に切替え指示を行うこととしてもよい。
また、本実施の形態でも、変形例と同様に、切替え通知を受けた基地局eNBからユーザ装置UEに対して、RRC connection release等、ユーザ装置UEをバッテリーセービング状態に移行させるための制御信号を送信してもよい。
また、本実施の形態において、基本例及び変形例と同様に、切替え通知を受信した後に、UL/DLスケジューリングを停止してよい。具体的には、例えば、基地局eNBは、切替え通知を受信した後、DLデータ滞留量と閾値(上述した切替え判定の閾値と同じ)を比較し、切替えのタイミングである、DLデータ滞留量が閾値以下になった時点でUL/DLスケジューリングを停止する。また、エンドマーカを用いる例においては、例えば、基地局eNBは、エンドマーカを受信した時点、もしくは、エンドマーカを受信してから所定時間経過後にUL/DLスケジューリングを停止する。
<閾値判定のポリシーについて>
本実施の形態では、DLデータ滞留量の閾値との比較による判定について、例えば以下のようなポリシーを設けることができる。例えば、基地局eNBは、以下のポリシーに基づいて、ユーザ装置UE毎に閾値を決定して通知したり、自身で決定した閾値を使用して判定を行う。なお、以下のポリシーは一例である。
(1)アプリケーションに関するポリシー
例えば、無線LANにおいてリアルタイム性が必要とされる(遅延要求のシビアな)アプリケーションであれば、ある程度のデータがLTE側に滞留していても、破棄して無線LANに切り替えることが望ましい。従って、この場合、閾値を大きく設定する。
また、無線LAN接続アプリをユーザが操作して無線LAN切替えをする場合には、無線LAN切替えを早期に行っても良い。この場合も閾値を大きく設定する。
(2)課金に関するポリシー
LTEシステムでは、従量課金のベアラと定額課金のベアラを区別できる。例えば、従量課金対象となっているベアラの場合には、少しのデータであっても受信した方がよいため、閾値を小さくする。一方、定額課金対象のベアラであれば、課金を気にする必要はないため、閾値を大きく設定して、早期に無線LAN切替えをすることができる。
(3)バッテリーに関するポリシー
LTE通信でのバッテリーセービングが著しく悪い(バッテリーを多く消費する)ユーザ装置UEの場合には、滞留量にかかわらず無線LANに早期に遷移させてもよい。つまり、閾値を大きく設定する。
(4)ユーザ装置UEの環境に関するポリシー
仮に無線LANにおけるトラヒック状況をユーザ装置UEが把握できる場合において、無線LANでトラヒックが混雑していることを把握した場合、LTE側でできるだけ通信を継続してから無線LANに切り替えることが考えられ、その場合、閾値を小さくする。
また、LTE側の無線リンクがそれほどよくない場合には、LTEに留まるよりも、すぐに無線LANに切り替えた方が高スループットを得られる可能性があるため、閾値を大きくする。
上記のように、ユーザ装置UEの状態(或いは周囲の環境)によって閾値を動的に変更することとしてもよい。この変更はユーザ装置UEにおいて行うこととしてもよいし、基地局eNBで変更し、それをユーザ装置UEに通知することとしてもよい。基地局eNBで変更する形態の場合、例えば、ユーザ装置UEが、自分自身の状態及び周囲の無線環境等を基地局eNBに通知し、基地局eNBは通知された情報に基づいて閾値を決定する。
<装置構成、処理フロー>
図19に、本実施の形態に係るユーザ装置UEの機能構成例を示す。図19に示すように、ユーザ装置UEは、LTE機能部510と無線LAN機能部120を備える。また、LTE機能部510は、DL信号受信部111、UL信号送信部112、切替え制御部113、切替えタイマ管理部311、データ滞留量判定部511を備える。なお、図19は、ユーザ装置UEにおいて本発明に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。図19に示すように、切替えタイマ管理部311とデータ滞留量判定部511を備える点が基本例におけるユーザ装置UEの構成と異なる。また、データ滞留量判定部511を備える点が変形例におけるユーザ装置UEと異なる。なお、切替えタイマ管理部311とデータ滞留量判定部511が、切替え制御部113内に存在する構成を採用してもよい。
DL信号受信部111とUL信号送信部112は、基本例、変形例におけるものと同様の機能を有する。本実施の形態の切替え制御部113は、本実施の形態に係る切替え通知の送信等を含む切替えに関する制御を行う機能部である。切替えタイマ管理部311は、前述した所定期間を計るタイマを持ち、切替え制御部113により無線LANへの切替えを決定し、切替え通知を送信した後、所定期間が経過したことを切替え制御部113に伝える機能を有する。データ滞留量判定部511は、基地局eNBから受信したDLデータ滞留量と閾値とを比較し、DLデータ滞留量が閾値以下か否かを判定し、閾値以下であれば、その旨を切替え制御部113に通知する機能を備える。
図20は、本実施の形態におけるユーザ装置UEの基本的な動作例を示すフローチャートである。
まず、前述したような契機に基づいて、切替え制御部113はLTEから無線LANに切り替えることを決定する(ステップ601のYes)。そして、切替え制御部113は、UL信号送信部112を介して切替え通知を基地局eNBに送信する(ステップ602)。その後、ユーザ装置UEは、基地局eNBからDLデータ滞留量を受信する(ステップ603)。
そして、データ滞留量判定部511が、基地局eNBから受信したDLデータ滞留量と閾値とを比較し、DLデータ滞留量が閾値以下であれば(ステップ604のYes)、その旨を切替え制御部113に通知し、切替え制御部113が無線LANへの切替えを行う(ステップ605)。この処理フローの例では、DLデータ滞留量が閾値以下でない場合(ステップ604のNo)、切替えタイマ管理部311により、この時点から所定時間を計時し、所定時間が経過した時点で切替えを行う(ステップ606のYes、ステップ605)。前述したとおり、DLデータ滞留量が閾値以下ない場合は、所定時間間隔でDLデータ滞留量を受信し、DLデータ滞留量が閾値以下になった時点で切替えを行うこととしてもよい。
また、エンドマーカを用いる例では、ユーザ装置UEは、切替え制御部113がエンドマーカを受け取った時点で切替えを行う。また、エンドマーカを用いる例では、切替え制御部113が切替え通知を送信してから、エンドマーカを受信せずに所定時間が経過した時点で切替えを行う。
図21に本実施の形態に係る基地局eNBの機能構成例を示す。図21に示すように、UE状態制御部410、データ滞留量管理部601、対上位ノード通信部602が示されている点が基本例における基地局eNBと異なる。また、データ滞留量管理部601、対上位ノード通信部602が示されている点が変形例と異なる。なお、図21は、基地局eNBにおいて本発明に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
UL信号受信部202及びDL信号送信部201は、基本例、変形例と同様である。UE状態制御部410は、変形例と同様の情報を格納し、同様に更新を行う無線LAN状態記憶部411とLTE状態記憶部412を含む。
また、本実施の形態におけるUE状態制御部410は、UL信号受信部202を介してユーザ装置UEから切替え通知を受信した場合、スケジューラ機能部203に対して当該ユーザ装置UEに対するスケジューリングを停止させるとともに、前述したRRC connection release等の制御信号をユーザ装置UEに送信する制御を行う。スケジューリングを停止させるタイミングは、例えば、前述したとおり、DLデータ滞留量が閾値以下になった時点や、エンドマーカを受けた時点である。また、RRC connection release等の制御信号の送信は、DLデータ滞留量が閾値以下になる前や、エンドマーカを受ける前など、ユーザ装置UEがLTE通信を継続しているときに行う。
データ滞留量管理部601は、ユーザ装置UE毎に、ユーザ装置UE向けのDLデータの滞留量を記憶する記憶手段、及び、ユーザ装置UEから切替え通知を受信したことをUE状態制御部410から通知された場合に、当該ユーザ装置UEのDLデータ滞留量を当該ユーザ装置UEに通知する機能を備える。また、データ滞留量管理部601は、DLデータ滞留量と閾値とを比較し、閾値以下であれば切替え指示をユーザ装置UEに送信する機能も備える。
エンドマーカを用いる場合に対応して、対上位ノード通信部602は、エンドマーカ要求を上位ノードに送信し、上位ノードからエンドマーカを受信し、エンドマーカを受信したことをデータ滞留量管理部601に通知する機能を有する。この場合、データ滞留量管理部601は、エンドマーカ受信を契機として、前述したユーザ装置UEへのDLデータ滞留量通知や、DLデータ滞留量判定及び切替え指示を行う。
また、エンドマーカをユーザ装置UEに送信する場合には、対上位ノード通信部602が受信したエンドマーカを、DL信号送信部201がユーザ装置UEに転送する。
図22は、本実施の形態における基地局eNBの基本的な動作例(基地局eNBがデータ滞留量閾値判定を行う例)を示すフローチャートである。
図22に示すように、基地局eNBのUE状態制御部410は、UL信号受信部202を介してユーザ装置UEから切替え通知を受信すると(ステップ701のYes)、切替え通知を受信したことをデータ滞留量管理部601に通知する。データ滞留量管理部601は、当該ユーザ装置UEについてバッファに格納されているDLデータの滞留量と、予め設定した閾値とを比較し、滞留量が閾値以下かどうかを判定する(ステップ702)。閾値以下である場合は、ユーザ装置UEに対して切替え指示を行う(ステップ703)。また、閾値以下でない場合、本例では、所定時間間隔で滞留量と閾値とを比較し、滞留量が閾値以下になった時点でユーザ装置UEに対して切替え指示を行う。
上記のように本実施の形態によれば、DLデータ滞留量が閾値以下になった場合に無線LANへの切替えを行うので、滞留しているDLデータを全て破棄するといったことを無くすことが可能となり、例えば課金の観点から好ましい動作を実現できる。また、可能な限りLTEで滞留したDLデータを受信する制御が可能になるので、無駄なスケジューリングを解消でき、リソース利用効率を改善できる。また、エンドマーカを用いる場合には、DLデータ受信の終了を確認して切替えを行うことが可能になるので、上記と同様に、課金の観点から好ましい動作を実現できる。
また、本実施の形態でも、切替え通知を受信した基地局eNBがDLスケジューリングを停止することにより、リソース利用効率を改善できる。更に、ユーザ装置UEを、バッテリーセービングの状態に遷移させる制御信号を送信することで、無線LANへの切替えを行ったユーザ装置UEにおけるバッテリー消費量を削減できる。
なお、これまでLTEと無線LANとの切替えについて説明したが、切替えの対象となる無線通信方式はこれらに限定されるわけではない。LTEと無線LANは一例に過ぎない。例えば、3Gと無線LANとの切替えについても本発明を適用することは可能である。
以上、基本例、変形例、実施の形態等を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態等に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置UE及び基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
1 コアネットワーク
UE ユーザ装置
eNB 基地局
2 無線LAN AP
3 無線LANネットワーク
110、310、510 LTE機能部
120 無線LAN機能部
111 DL信号受信部
112 UL信号送信部
113 切替え制御部
201 DL信号送信部
202 UL信号受信部
203 スケジューラ機能部
311 切替えタイマ管理部
410 UE状態制御部
411 無線LAN状態記憶部
412 LTE状態記憶部
511 データ滞留量判定部
601 データ滞留量管理部
602 対上位ノード通信部

Claims (10)

  1. 第1の無線通信方式に対応した基地局と通信を行うユーザ装置であって、
    前記第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と、
    第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段と、
    前記第1の無線通信方式による通信と前記第2の無線通信方式による通信とを切り替える切替え制御手段と、を備え、
    前記切替え制御手段は、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、切替え通知を前記基地局に送信し、その後、前記基地局から前記ユーザ装置の下りデータ滞留量を受信し、当該下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較することにより、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行うか否かを判定する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 前記切替え制御手段は、前記下りデータ滞留量が前記所定の閾値以下である場合に、前記切替え行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記切替え制御手段は、前記下りデータ滞留量が前記所定の閾値以下でないと判定した時点から所定期間が経過するまで前記切替えを行わず、所定期間が経過した時点で前記切替えを行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4. 第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段とを備えるユーザ装置と前記第1の無線通信方式で通信を行う基地局であって、
    前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信する手段と、
    前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置に対して当該ユーザ装置の下りデータ滞留量を送信する下りデータ滞留量通知手段と
    を備えることを特徴とする基地局。
  5. 前記切替え通知を受信した場合に、前記下りデータ滞留量通知手段は、上位ノードに対してエンドマーカ要求を送信し、上位ノードからエンドマーカを受信した時点で前記ユーザ装置に対して下りデータ滞留量を送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の基地局。
  6. 第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段とを備えるユーザ装置と前記第1の無線通信方式で通信を行う基地局であって、
    前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信する手段と、
    前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置の下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較し、前記ユーザ装置に、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行わせるか否かを判定し、当該切替えを行わせる場合に、当該ユーザ装置に切替え指示を送信する切替え指示手段と
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 前記切替え通知を受信した場合に、前記切替え指示手段は、上位ノードに対してエンドマーカ要求を送信し、上位ノードからエンドマーカを受信した時点で、前記ユーザ装置の下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較し、前記ユーザ装置に前記切替えを行わせるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の基地局。
  8. 第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段とを備え、前記第1の無線通信方式に対応した基地局と通信を行うユーザ装置が実行する切替え制御方法であって、
    前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、切替え通知を前記基地局に送信し、その後、前記基地局から前記ユーザ装置の下りデータ滞留量を受信し、当該下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較することにより、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行うか否かを判定する
    ことを特徴とする切替え制御方法。
  9. 第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段とを備えるユーザ装置と前記第1の無線通信方式で通信を行う基地局が実行する切替え制御方法であって、
    前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信するステップと、
    前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置に対して当該ユーザ装置の下りデータ滞留量を送信するステップと
    を備えることを特徴とする切替え制御方法。
  10. 第1の無線通信方式で通信を行う第1無線通信手段と第2の無線通信方式で通信を行う第2無線通信手段とを備えるユーザ装置と前記第1の無線通信方式で通信を行う基地局が実行する切替え制御方法であって、
    前記ユーザ装置が、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信に切り替えることを決定した場合に、当該ユーザ装置から切替え通知を受信するステップと、
    前記切替え通知を受信した場合に、前記ユーザ装置の下りデータ滞留量と所定の閾値とを比較し、前記ユーザ装置に、前記第1の無線通信方式による通信から前記第2の無線通信方式による通信への切替えを行わせるか否かを判定し、当該切替えを行わせる場合に、当該ユーザ装置に切替え指示を送信するステップと
    を備えることを特徴とする切替え制御方法。
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