JP2014138263A - 無線通信装置、無線通信装置の制御方法、プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】状況に応じたタイミングで、電池残量の低下などをユーザに知らせる。
【解決手段】無線LANオフモードと、無線LANアクセスポイントモードと、無線LANステーションモードとのいずれかのモードで動作する無線通信装置であって、無線LAN通信をおこなう無線通信手段108と、バッテリ111と、バッテリ111の残量を検出するバッテリ残量検出手段と、バッテリ111の残量が減少した旨の警告を表示する警告表示手段107と、バッテリ111の残量が警告閾値より少なくなると警告表示手段により警告を表示する制御手段とを備え、無線LANアクセスポイントモードにおける警告閾値は無線LANオフモード時および無線LANステーションモードのいずれにおける警告閾値よりも大きい。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部機器と無線通信を行う無線通信装置、無線通信装置の制御方法、プログラムに係る。特に、バッテリの残量が減少した際の警告をおこなう無線通信装置と、この無線通信装置の制御方法、この無線通信装置を制御するプログラムに関するものである。
従来の技術において、例えば、通信装置のバッテリの残量について定期的にチェックを行い、バッテリの残量の不足を検知した段階で、ユーザが装着する通信装置に対し警告音となる音声信号を送信するものが提案されている(特許文献1参照)。
現在では、無線LANのステーションとして動作する無線LAN機能を備えたデジタルカメラが提案されている。無線LANのアクセスポイントに無線LAN接続することで、無線LANのステーション機器間で、撮影した静止画、動画などの画像データを送受信することが可能である。
さらに、無線LANのアクセスポイントとしても動作可能なデジタルカメラが提案されている。このような無線LANのアクセスポイントとして動作するモバイル装置は、アクセスポイントが存在しない屋外であっても、アクセスポイントとして動作し、他の無線LANのステーション機器間が通信を行うことを可能とする。
特開2003−87367号公報
モバイル装置が、例えば無線LANのアクセスポイントなどのネットワークを管理する装置として動作中に、そのバッテリが切れると、無線LAN接続中のステーション機器間の通信も中断してしまう。このため、無線LANのOFFモードや無線LANのステーションモードとして動作中にバッテリが切れるよりも、通信中断による影響が大きいという問題がある。
前記課題を解決するため、本発明は、無線LANオフモードと、無線LANアクセスポイントモードと、無線LANステーションモードとのいずれかのモードで動作する無線通信装置であって、無線LAN通信をおこなう無線通信手段と、バッテリと、前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出手段と、前記バッテリの残量が減少した旨の警告を表示する警告表示手段と、前記バッテリの残量が警告閾値より少なくなると前記警告表示手段により警告を表示する制御手段と、を備え、無線LANアクセスポイントモードにおける警告閾値は無線LANオフモード時および無線LANステーションモードのいずれにおける警告閾値よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、無線LANなどの通信中に生じたトラブルの影響を抑えることができる。
本発明の第1及び第2の実施形態にかかるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態のメイン処理を示すフローチャートである。 本発明の各実施形態における無線モードとバッテリ警告閾値の対応の例を示す表である。 本発明の各実施形態における無線モードとバッテリ警告閾値の対応の例を示す表である。 本発明の各実施形態における無線モードとバッテリ警告閾値の対応の例を示す表である。 本発明の各実施形態における無線モードとバッテリ警告閾値の対応の例を示す表である。 本発明の各実施形態における無線モードとバッテリ警告閾値の対応の例を示す表である。 本発明の第1の実施形態において、無線モードを遷移する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において、無線モードを遷移する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において、無線モードを遷移する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のメイン処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態のデジタルカメラ800の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態のメイン処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明が適用される無線通信装置として、無線LAN対応デジタルカメラを例に示す。なお、本発明が適用される無線通信装置は、無線LAN対応デジタルカメラに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る無線LAN対応デジタルカメラ100(以下、単に「デジタルカメラ」と称する)の構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示すように、デジタルカメラ100においては、内部バス109に対して、CPU101、メモリ102、入力部103、撮像画像処理部104、表示制御部106、無線通信部108、記録部110、バッテリ111が接続される。内部バス109に接続される各部は、内部バス109を介して相互にデータの送受信を行うことができる。また、撮像画像処理部104には撮像部105が接続され、表示制御部106にはディスプレイ107が接続される。
入力部103は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU101に出力する。入力部103は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとして、ボタンやタッチパネルといったポインティングデバイスなどを有する。なお、タッチパネルは、たとえば平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。
撮像部105は、撮像レンズと撮像素子を含んで構成される。撮像レンズは、撮像素子上に被写体の光学像を結像する。撮像素子は、結像した被写体の光学像を画像データ(電気信号)に変換する。撮影レンズは、単数または複数のレンズにより構成される。撮像素子には、CCD素子やCMOS素子などが適用される。そして、撮像部105は、変換した画像データを撮像画像処理部104に出力する。
撮像画像処理部104は、撮像部105から出力されるアナログ形式の画像データ(電気信号)をデジタル形式に変換し、所定の画素補完、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。撮像画像処理部104により処理されたデジタル形式の画像データは、メモリ102に直接書き込まれる。
表示制御部106は、ディスプレイ107に対して画像を表示させるための表示信号を生成して出力する。たとえば、表示制御部106には、CPU101がコンピュータプログラムに従い生成した表示制御信号が入力される。表示制御部106は、この表示制御信号に基づいて表示信号を生成し、ディスプレイ107に対して出力する。ディスプレイ107は、表示制御部106が出力する表示信号に応じて各種所定の表示を行う。ディスプレイ107は、たとえば液晶表示パネルなどの表示デバイスが適用される。
メモリ102は、たとえばRAM(Random Access Memory)である。メモリ102は、撮像部105によって得られ撮像画像処理部104によって処理された画像データや、ディスプレイ107に表示するための付加画像データを格納する。なお、画像データは、静止画、動画を問わない。
また、メモリ102は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。メモリ102には、撮像部105によって得られ撮像画像処理部104によって処理された撮像画像データと付加画像データを合成した表示用の画像データが書き込まれ、表示制御部106によりディスプレイ107に表示される。
さらに、メモリ102は、無線通信部108から送受信するパケットの一時的な記録に利用されるほか、CPU101がコンピュータプログラムを実行する際のワークメモリとして利用される。
無線通信部108は、処理部とアンテナ部とを有する(いずれも図略)。処理部は、IEEE802.11で規定される無線LANに基づいたプロトコルの通信処理をおこなう。なお、本実施形態では無線LANを用いるが、通信方式は必ずしも無線LANでなくともよい。アンテナ部は、無線電波を送受信する。このように、無線通信部108は、無線LAN機能を実現する。さらに、無線LAN機能として、無線LANのアクセスポイント(AP)機能およびステーション(STA)機能を有する。無線通信部108は、CPU101による制御にしたがって、無線LAN機能のON/OFFを切替えることができるとともに、無線LAN機能がONの場合には、無線LANのアクセスポイント機能とステーション機能の実現と切替えを行う。
記録部110は、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)、SDカードといった不揮発性の記録媒体である。画像データは、撮像画像処理部104から記録部110に転送されたのち記録される。また、記録部110は、CPU101が動作するための各種コンピュータプログラムや、CPU101が読取り可能な(コンピュータ読取り可能な)データが格納される。なお、CPU101が動作するためのコンピュータプログラムは、記録部110に格納される構成に限られない。例えば、コンピュータプログラムが図示されないROM(Read Only Memory)にあらかじめ格納される構成であってもよい。
バッテリ111はデジタルカメラ100全体に電源を供給する。CPU101は、バッテリ111の残量に関するデータをやりとりする。そして、CPU101は、バッテリ残量検出を行うことができる。
CPU101は、記録部110に格納されるコンピュータプログラムを読み出し、メモリ102をワークメモリとして利用して実行する。そして、CPU101は、コンピュータプログラムにしたがい、入力部103がユーザ操作に応じて生成して出力した制御信号に基づいて、内部バス109に接続される各部を制御する。これにより、後述する処理が実現され、デジタルカメラ100に対して、ユーザ操作に応じた動作を行わせることができる。
また、CPU101は、コンピュータプログラムにしたがって、無線通信部108から送信するパケットをメモリ102上に作成したり、無線通信部108から受信したパケットを解析したりする。
図2は、第1の実施形態に係るデジタルカメラ100のメイン処理を説明するフローチャートである。なお、フローチャートを用いて説明する各種の動作を実行するためのコンピュータプログラムは、あらかじめ記録部110に格納されている。そして、CPU101がこのコンピュータプログラムを記録部110から読み出し、メモリ102に展開して実行することにより、デジタルカメラ100の各部が制御される。これにより、以下に説明する各種の動作が実現する。
CPU101は、入力部103を用いたユーザ操作により電源が投入されると、ステップS200〜S203の処理を所定の時間ごとに定期的に実行する。
ステップS200においては、CPU101は、デジタルカメラ100の現在の無線モードを取得する。現在の無線モードは、例えばメモリ102に保持されているものとする。ここで無線モードとは、図3Aに示すデジタルカメラ100の無線状態を示す。無線モードの詳細は後述する。
ステップS201においては、CPU101は、図3Aに示す無線モードとバッテリ警告閾値の対応表(以下、単に「対応表」と称することがある)に従い、取得した無線モードから対応するバッテリ警告閾値を取得する。ここでバッテリ警告閾値とは、バッテリ111の最大容量に対する残量の割合を示す。図3Aに示す対応表は、コンピュータ読取り可能な形式のデータとして、あらかじめ記録部110に格納されている。なお、本実施形態では、バッテリ警告閾値をバッテリ111の最大容量に対する残量の割合として検出しているが、バッテリ警告閾値をバッテリ残り時間として検出しても良い。
ステップS202においては、CPU101は、バッテリ111からその残量を検出する。
ステップS203においては、CPU101は、バッテリ111の残量の最大容量に対する割合とバッテリ警告閾値とを比較する。バッテリ111の残量の割合がバッテリ警告閾値未満であればステップS204に進み、そうでなければステップS200に戻る。なお、バッテリ警告閾値がバッテリ残り時間として検出される場合は、CPU101は、ステップS203において、バッテリ111の残量から導き出されるバッテリ残り時間とバッテリ警告閾値とを比較する。
ステップS204においては、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。すなわち、ディスプレイ107は、警告表示を行う。これにより、デジタルカメラ100のユーザは、バッテリ111の残量の減少を知ることが可能となる。
ここで、デジタルカメラ100の無線モードについて、図3A〜図3Eを参照して説明する。図3A〜図3Eは、デジタルカメラ100における無線モードとバッテリ警告閾値との対応表である。
「無線LANオフモード」は、無線通信部108の機能が有効になっておらず、無線通信部108が、無線LANステーション機器などの外部機器と無線LAN通信を行わないモードである。
「無線LANステーションモード」は、無線通信部108が無線LANステーションとして機能するモードである。無線LANステーションモード時には、無線通信部108は、他のアクセスポイントなどの外部機器と無線LAN通信を行うことができる。
「無線LANアクセスポイントモード」は、無線通信部108が無線LANのアクセスポイントとして機能するモードである。無線LANアクセスポイントモード時には、無線LANステーション機器などの外部機器と無線LAN通信を行うことができる。
図3Aに示す例では、無線LANオフモード時および無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値は10%であり、無線LANアクセスポイントモード時のバッテリ警告閾値は20%である。すなわち、無線LANアクセスポイントモード時のバッテリ警告閾値が、無線LANオフモード時および無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値よりも大きく設定される。このような構成によれば、デジタルカメラ100は無線LANアクセスポイントモード時には、より早い段階でユーザにバッテリ111の残量の減少を知らせることが可能となる。
また、対応表の例としては図3Aに示すものに限られない。対応表の他の例として、図3B〜図3Eの対応表について説明する。なお、図3A〜図3Eの対応表のうち複数の対応表を保持し、どの対応表を用いるかをユーザ操作などにより決定してもよい。
図3Bに示す例では、無線LANオフモード時のバッテリ警告閾値は10%、無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値は20%、無線LANアクセスポイントモード時のバッテリ警告閾値は30%である。この場合も、無線LANアクセスポイントモード時のバッテリ警告閾値が、無線LANオフモード時および無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値よりも大きく設定される。これにより、デジタルカメラ100は、無線LANアクセスポイントモード時には、より早い段階でユーザにバッテリ111の残量の減少を知らせることが可能となる。
図3Cに示す例では、無線LANオフモード時および無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値も10%である。また、無線LANアクセスポイントモード時で、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器なしのときのバッテリ警告閾値も10%である。これに対して、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器あり(1台以上)のときのバッテリ警告閾値は20%である。すなわちこの例では、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器が存在するときのバッテリ警告閾値は、それ以外のモード時のバッテリ警告閾値よりも大きく設定される。これにより、デジタルカメラ100は、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器が存在する場合には、より早い段階で、ユーザにバッテリ111の残量の減少を知らせることが可能となる。
図3Dに示す例では、無線LANオフモード時および無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値は10%である。また、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器なしのときのバッテリ警告閾値も10%である。これに対して、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器数が1台のときのバッテリ警告閾値は15%である。また、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器数が2台のときのバッテリ警告閾値は20%である。さらに、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器数が3台以上のときのバッテリ警告閾値は25%である。すなわち、無線LANアクセスポイントモード時でかつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器が存在するときには、無線LAN接続中の無線LANステーション機器数に応じて、バッテリ警告閾値の上げ幅が調整される。
このように、デジタルカメラ100は、無線LANアクセスポイントモード時において、無線LAN接続中の無線LANステーション機器数が増加するに従い、ユーザにバッテリ111の残量の減少を知らせるタイミングを早くすることが可能となる。
図3Eに示す例では、無線LANオフモード時および無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値は10%である。無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器が存在しないときのバッテリ警告閾値も10%である。さらに、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器の最新の1分間分の総データ通信量が10MegaBytes未満のバッテリ警告閾値も10%である。これに対して、無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器の最新の1分間分の総データ通信量が10MegaBytes以上100MegaBytes未満の場合のバッテリ警告閾値は15%である。また、無線LANアクセスポイントモード時であて、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器の最新の1分間の総データ通信量が100MegaBytes以上の場合のバッテリ警告閾値は20%である。
このように、図3Eに示す例においては、無線LAN接続中の無線LANステーション機器の最新の1分間分の総データ通信量にある閾値を設定し、総データ通信量がある閾値以上の場合には、ある閾値以下の場合に比較して、バッテリ警告閾値を大きくする。さらに、ある閾値よりも大きい他の閾値を設定し、総データ通信量が他の閾値よりも大きい場合には、ある閾値以上他の閾値未満である場合に比較して、さらにバッテリ警告閾値を大きくする。なお、これらの閾値は適宜設定されるものであり、特に限定されない。
すなわち、無線LANアクセスポイントモード時あって、かつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器が存在するときに、無線LAN接続中の無線LANステーション機器の最新の1分間の総データ通信量に応じて、バッテリ警告閾値の上げ幅を調整する。
これにより、デジタルカメラ100は、無線LANアクセスポイントモード時において、無線LAN接続中の無線LANステーション機器の通信データ量の増加にしたがって、ユーザにバッテリ111の残量の減少を知らせるタイミングを早くできる。
次に、デジタルカメラ100の無線モードを遷移する処理について、図4〜図6を参照して説明する。図4は、ユーザが入力部103を用いることにより無線モードを変更する制御の例を示すフローチャートである。
ステップS400は、デジタルカメラ100の電源投入時の処理である。電源投入時は、CPU101は、デジタルカメラ100の無線モードを「無線LANオフモード」に設定する。
ステップS401においては、CPU101は、無線LANオン要求があったか否かを判定する。「無線LANオン要求」とは、無線通信部108の機能を有効にする要求(指示)をいう。たとえば、ユーザが入力部103に対して無線LANの機能を有効にする操作を行った場合には、CPU101は無線LANオン要求があっと判定する。CPU101は、無線LANオン要求を認識した場合には、ステップS402に進む。そうでない場合は、無線LANオン要求があるまでステップS401の判定を続ける。
ステップS402においては、CPU101は、無線モードを「無線LANステーションモード」に変更する。これにより、無線通信部108は、無線LANステーションとして機能する。すなわち、デジタルカメラ100は、他のアクセスポイントにアソシエーション要求フレームを送信して無線接続可能なモードとなる。
ステップS403においては、無線LANアクセスポイントモード変更要求があったか否かを判定する。無線LANアクセスポイントモード変更要求は、無線通信部108の無線モードを「無線LANアクセスポイントモード」に変更する要求(指示)である。たとえば、ユーザが入力部103に対して、無線モードを「無線LANアクセスポイントモード」に指定する操作を行った場合には、CPU101は、無線モードを「無線LANアクセスポイントモード」に変更する。CPU101は、無線LANアクセスポイントモード変更要求を認識した場合にはステップS404に進む。そうでない場合には、ステップS405に進む。
ステップS405においては、CPU101は、無線LANオフ要求があったか否かを判定する。「無線LANオフ要求」は、無線通信部108の無線モードを「無線LANオフモード」に設定する要求(指示)である。たとえば、ユーザが入力部103に対して無線LANをオフにする操作を、無線LANオフ要求とする。無線LANオフ要求を認識した場合にはステップS400に戻り、認識しなかった場合にはステップS403に戻る。このように、ステップS402の後、無線LANアクセスポイントモード変更要求または無線LANオフ要求がない限り、デジタルカメラ100は、無線LANステーションモードとしての機能を有効な状態に維持する。
ステップS404においては、CPU101は、無線モードを「無線LANアクセスポイントモード」に変更する。これにより、無線通信部108は、無線LANアクセスポイントモードとして機能する。すなわち、無線通信部108は、ビーコンを送信し、他のステーションからの無線接続を待つモードとなる。
ステップS406においては、CPU101は、無線LANステーションモード変更要求があったか否かを判定する。たとえば、ユーザが入力部103に対して無線モードを「無線LANステーションモード」に指定する操作を行った場合には、CPU101は、無線LANステーションモード変更要を認識したと判定する。CPU101は、無線LANステーションモード変更要求を認識した場合にはステップS402に進む。そうでない場合には、CPU101は、ステップS407に進む。
ステップS407においては、CPU101は、無線LANオフ要求があったか否かを判定する。たとえば、ユーザが入力部103に対して無線LANオフに指定する操作を行った場合には、CPU101は、無線LANオフ要求を認識したと判定する。そして、無線LANオフ要求を認識した場合には、ステップS400に戻る。無線LANオフ要求を認識しなかった場合には、ステップS406に戻る。このように、ステップS404の後、無線LANステーションモード変更要求または無線LANオフ要求がない限り、デジタルカメラ100は、無線LANアクセスポイントモードとして機能を続ける。
次に、デジタルカメラ100の周辺にアクセスポイントが存在するか否かに応じて無線モードを変更する制御について説明する。図5は、周辺にアクセスポイントが存在するかどうかに応じて無線モードを変更する制御の例を示すフローチャートである。
ステップS500は電源投入時の処理である。電源投入時においては、CPU101は、デジタルカメラ100の無線モードを「無線LANオフモード」に設定する。
ステップS501においては、CPU101は、無線LANオン要求があったか否かを判定する。CPU101は、無線LANオン要求を認識した場合にはステップS502に進む。そうでない場合には、無線LANオン要求を認識するまでステップS501の判定を続ける。
ステップS502においては、CPU101は、無線モードを「無線LANステーションモード」に変更する。これにより、無線通信部108は、無線LANステーションとして機能する。すなわち、デジタルカメラ100の無線通信部108は、他のアクセスポイントにアソシエーション要求フレームを送信して無線接続可能なモードとなる。
ステップS503においては、CPU101は、無線通信部108が他のアクセスポイントからビーコンを受信したか否かを判定する。ビーコンを受信した場合には、CPU101は、周囲にアクセスポイントが存在するとみなし、ステップS504に進む。ビーコンを受信しない場合には、CPU101は、周囲にアクセスポイントが存在しないとみなし、ステップS506に進む。
ステップS504においては、CPU101は、アクセスポイントから受信したビーコンに含まれるSSIDを基に、アソシエーション要求フレームを生成する。そして、無線通信部108は、CPU101が生成したアソシエーション要求フレームを、ビーコンを発したアクセスポイントに対して送信する。
ステップS505においては、CPU101は、無線通信部108が、送信したアソシエーション要求フレームに対応するアソシエーション応答フレームをアクセスポイントから受信したかどうかを判定する。受信した場合にはステップS507に進み、受信しない場合にはステップS506に進む。
ステップS506においては、CPU101は、無線モードを「無線LANアクセスポイントモード」に変更する。これにより、無線通信部108は、無線LANアクセスポイントとして機能する。すなわち、無線通信部108は、ビーコンを送信し、他のステーションからの無線接続を待つモードとなる。
ステップS507においては、CPU101は、無線LANオフ要求があったか否かを判定する。CPU101は、無線LANオフ要求を認識した場合にはステップS500に戻る。そうでない場合には、CPU101は、無線LANオフ要求を認識するまでステップS507の判定を続ける。
以上説明したように、図4および図5の例では、デジタルカメラ100は、無線LANオフモード、無線LANステーションモード、無線LANアクセスポイントモードの3つの無線モードのいずれかのモードで動作する。したがって、CPU101は現在の無線モードを取得することが可能である(図2のステップS200)。
次に、図3C〜図3Eに示すような、図3Aおよび図3Bに示す例において無線LANアクセスポイントモードでの条件がさらに細分化された場合の制御について説明する。図6は、図3C〜図3Eに示すような無線LANアクセスポイントモードでの条件が細分化された無線モードを有する場合の制御の例を示すフローチャートである。なお、図6に示すフローチャートは、デジタルカメラ100の無線通信部108が「無線LANアクセスポイントモード」に遷移した後の処理を示す。すなわち、図4に示す制御においては、ステップS404の次に図6のステップS600に進む。また、図5に示す制御においては、ステップS506の次に図6のステップS600に進む。
ステップS600においては、CPU101は、図4または図5に示す制御において、無線通信部108が無線LANアクセスポイントモードに遷移したか否かを判定する。遷移した場合にはステップS601に進み、遷移していない場合にはステップS600の判定を続ける。
ステップS601においては、CPU101は、ステーション接続数n=0をメモリ102に記憶する。
ステップS602においては、無線通信部108は、ビーコンの送信を開始する。
ステップS603においては、無線通信部108は、他の無線LANステーション機器からアソシエーション要求フレームを受信したか否かを判定する。すなわち、無線通信部108は、デジタルカメラ100に無線接続を試みた無線LANステーション機器が存在するか否かを判定する。受信しない場合には、デジタルカメラ100の無線通信部108は、「無線LAN接続中の無線LANステーション機器なしモード」となる。そして、ステップS603の判定を続ける。一方、受信した場合には、ステップS604に進む。
ステップS604では、CPU101は、無線通信部108が受信したアソシエーション要求フレームに対して、アソシエーション応答フレームを生成する。そして、無線通信部108は、生成したアソシエーション応答フレームを、無線接続を試みた無線LANステーション機器に送信する。これにより、デジタルカメラ100と無線LANステーション機器との無線LANによる接続が確立する。この場合には、デジタルカメラ100の無線通信部108は、「無線LAN接続中の無線LANステーション機器ありモード」となる。
ステップS605においては、CPU101は、ステーション接続数nの数を1増やす。
ステップS606においては、CPU101は、無線接続が確立した無線LANステーション機器からの通信データ量を、1分間ごとに計算する。そして、CPU101は、最新の1分間分の総データ通信量を、メモリ102に記録する。その後、ステップS603に戻る。
以上説明したように、図6に示す制御の例では、デジタルカメラ100は、無線LANオフモード、無線LANステーションモード、無線LANアクセスポイントモードの3つのモードを有する。さらに、無線LANアクセスポイントモードは細分化されたモードを有する。すなわち、「無線LAN接続中の無線LANステーション機器なしモード」と、「無線LAN接続中の無線LANステーション機器あり(1台以上)モード」とを有する。さらに、「無線LAN接続中の無線LANステーション機器ありモード」においては、無線LAN接続中の無線LANステーション機器の数に応じて、モードを分けることが可能である。また、無線LAN接続中の無線LANステーション機器の最新の1分間分の総データ通信量に応じてモードを分けることも可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図7は、第2の実施形態に係るデジタルカメラ100のメイン処理を説明するフローチャートである。なお、第2の実施形態に係るデジタルカメラ100の構成は、図1に示す構成と共通である。
図7に示す処理を実行するためのコンピュータプログラムは、あらかじめ記録部110に格納されている。CPU101は、入力部103を用いたユーザ操作により電源が投入されると、記録部110に格納されたコンピュータプログラムを読み出し、メモリ102に展開して実行する。これにより、図7に示す処理が実行される。
CPU101は、ステップS700〜S703の処理を、所定の時間ごとに定期的に実行する。
ステップS700においては、CPU101は、デジタルカメラ100の現在の無線モードを取得する。ここで無線モードとは、図3A〜図3Eに示すデジタルカメラ100の無線状態を示す。
ステップS701においては、CPU101は、記録部110にあらかじめ格納された無線モードとバッテリ警告閾値の対応表(図3A〜図3E)に従い、取得した無線モードから対応するバッテリ警告閾値を取得する。バッテリ警告閾値とは、バッテリの残量が少なくなったと判定するためのバッテリ111の最大容量に対する残量の割合を示す。なお、本実施形態では、バッテリ警告閾値をバッテリ111の最大容量に対する残量の割合として取得しているが、バッテリ警告閾値をバッテリ残り時間として取得しても良い。
ステップS702においては、CPU101は、バッテリ111の残量を検出する。
ステップS703においては、CPU101は、バッテリ111の残量の最大容量に対する割合とバッテリ警告閾値とを比較する。バッテリ111の残量の割合がバッテリ警告閾値よりも少なくなった場合には、ステップS704に進む。そうでない場合にはステップS700に戻る。なお、バッテリ警告閾値がバッテリ残り時間として取得される場合は、ステップS703においてCPU101は、バッテリ111の残量から導き出されるバッテリ残り時間とバッテリ警告閾値とを比較する。
ステップS704においては、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージを生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。これにより、デジタルカメラ100のユーザは、バッテリ111の残量の減少を知ることが可能となる。
ステップS705においては、CPU101は、バッテリ警告閾値が無線オフモード時および無線ステーションモード時のいずれのバッテリ警告閾値よりも大きいか否かを判定する。大きい場合にはステップS706に進む。そうでない場合にはこの処理を終了する。
ステップS706においては、CPU101は、デジタルカメラ100のバッテリ111の残量が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成する。そして、CPU101は、生成した警告メッセージを、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器にも送信する(警告送信を行う)。
たとえば、図3Aに示す対応表が記録部110にあらかじめ格納されている構成である場合には、無線LANアクセスポイントモード時でバッテリ111の残量が20%より少なくなると、CPU101は、バッテリ111の残量が減少していると判定する。そして、CPU101は、その旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。さらに、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成し、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器に送信する(警告送信を行う)。
一方、無線LANオフモード時や無線LANステーションモード時においてバッテリ111の残量が10%を下回った場合には、CPU101はバッテリ111が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成する。そして、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。ただし、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の警告メッセージ(信号)を無線LAN接続中のステーション機器に送信しない(警告送信を行わない)。
このように、CPU101は、無線LANアクセスポイントモード時におけるバッテリ警告閾値を、無線LANオフモード時および無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値よりも大きくする。これにより、デジタルカメラ100は、無線LANアクセスポイントモード時においては、より早い段階で無線LAN接続中の無線LANステーション機器のユーザに対してもバッテリ111の残量の減少を知らせることが可能となる。すなわち、無線LAN接続中の無線LANステーション機器のユーザは、無線LANアクセスポイントがバッテリ切れにより停止して無線LAN通信が中断されることを、余裕を持って知ることが可能となる。
ここで、図3Dに示す対応表が記録部110にあらかじめ格納されている場合の動作について説明する。
無線LANアクセスポイントモード時であって、かつ無線LAN接続中のステーション機器が1台である場合は、次のとおりである。この場合には、バッテリ111の残量が15%より少なくなると、CPU101はバッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。さらに、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成し、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器に送信する(警告送信を行う)。
無線LANアクセスポイントモード時でかつ無線LAN接続中のステーション機器が2台である場合は次のとおりである。この場合には、バッテリ111の残量が20%より少なくなると、CPU101はバッテリが減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。さらに、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成し、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器に送信する(警告送信を行う)。
無線LANアクセスポイントモード時でかつ無線LAN接続中のステーション機器が3台以上である場合は次のとおりである。この場合には、バッテリ111の残量が25%より少なくなると、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。さらに、CPU101は、バッテリが減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成し、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器に送信する(警告送信を行う)。
無線LANアクセスオフモード時または無線LANステーションモード時の場合はつぎのとおりである。この場合には、バッテリ111の残量が10%より少なくなると、CPU101はバッテリが減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。ただし、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の警告メッセージ(信号)を無線LAN接続中のステーション機器に送信しない(警告送信を行わない)。
このように、デジタルカメラ100は、無線LANアクセスポイントモード時は、無線LAN接続中の無線LANステーション機器数の増加にしたがって、より早い段階で無線LAN接続中の無線LANステーション機器のユーザにバッテリの減少を知らせる。したがって、無線LAN接続中の無線LANステーション機器のユーザは、無線LANアクセスポイントがバッテリ切れにより停止して無線LAN通信が中断されることを、余裕を持って知ることが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図8は、第3の実施形態に係るデジタルカメラ800の構成を模式的に示すブロック図である。図8に示すように、第3の実施形態に係るデジタルカメラ800は、図1に示す第1の実施形態に係るデジタルカメラ100に、電力制御部112が追加されたものである。なお、第1の実施形態と共通の構成については、説明を省略する。
電力制御部112は、デジタルカメラ800の各部、すなわちCPU101、メモリ102、撮像部105、ディスプレイ107、無線通信部108、記録部110に対して、クロックゲーティングをおこなうか、またはクロックを低くする。これにより、電力制御部112は、デジタルカメラ800を省電力モードに移行させることができる。また、各部が省電力モードを持つ場合には、CPU101が各部の省電力モードをオンにすることにより、デジタルカメラ800を省電力モードに移行する構成であってもよい。
図9は、第3の実施形態に係るデジタルカメラ800のメイン処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するためのコンピュータプログラムは、あらかじめ記録部110に格納されている。入力部103を用いたユーザ操作により電源が投入されると、CPU101は、記録部110に格納されたコンピュータプログラムを読み出し、メモリ102に展開して実行する。これにより、図9に示す処理が実現される。
CPU101は、ステップS900〜S903の処理を所定の時間ごとに定期的に実行する。
ステップS900においては、CPU101は、デジタルカメラ800の現在の無線モードを取得する。無線モードとは、デジタルカメラ800の無線状態であり、第1の実施形態において図3A〜図3Eを参照して説明したものと共通である。
ステップS901においては、CPU101は、記録部110にあらかじめ格納されている対応表から、現在の無線モードに対応するバッテリ警告閾値を取得する。ここでバッテリ警告閾値とは、バッテリ111の残量が少なくなったと判定される閾値であり、バッテリ111の最大容量に対する残量の割合によって示される。なお、本実施形態では、CPU101は、バッテリ警告閾値をバッテリ111の最大容量に対する残量の割合として取得しているが、バッテリ警告閾値をバッテリ残り時間として取得しても良い。
ステップS902においては、CPU101は、バッテリ111の残量検出を行う。
ステップS903においては、CPU101は、バッテリ111の残量の最大容量に対する割合と、バッテリ警告閾値とを比較する。バッテリ111の残量の割合がバッテリ警告閾値よりも小さければステップS904に進み、バッテリ警告閾値以上であればステップS900に戻る。なお、バッテリ警告閾値がバッテリ残り時間として取得される場合は、ステップS903においては、CPU101は、バッテリ111の残量から導き出されるバッテリ残り時間とバッテリ警告閾値とを比較する。
ステップS904においては、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。これにより、デジタルカメラ800のユーザは、バッテリ111の残量の減少を知ることが可能となる。
ステップS905においては、CPU101は、バッテリ警告閾値が、無線オフモード時および無線ステーションモード時のいずれのバッテリ警告閾値よりも大きいか否かを判定する。大きい場合には、ステップS906に進む。一方、大きくない場合には、処理を終了する。
ステップS906においては、CPU101は、デジタルカメラ800のバッテリ111の残量が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成し、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器に送信する(警告送信を行う)。そして、ステップS907に進む。
ステップS907においては、電力制御部112は、デジタルカメラ800の各部、に対して、クロックゲーティングを行うか、またはクロックを低くする。これにより、電力制御部112は、デジタルカメラ800を省電力モードモードに移行させる。または、デジタルカメラ800の各部が省電力モードを持つ場合には、CPU101が各部の省電力モードをオン/オフすることにより、デジタルカメラ800を省電力モードに移行させてもよい。
なお、ステップS905において、バッテリ警告閾値が無線オフモード時および無線ステーションモード時のいずれのバッテリ警告閾値よりも大きい場合には、ステップS906とS907の両方の処理を行ったが、ステップS907のみの処理を行ってもよい。
たとえば、記録部110に、図3Bに示す対応表が格納されている場合には、次のとおりである。この場合には、無線LANアクセスポイントモード時でバッテリ111の残量が30%より少なくなると、CPU101はバッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成する。そして、CPU101は、生成したメッセージを、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。それとともに、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成し、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器に送信する(警告送信を行う)。そしてその後、デジタルカメラ800は省電力モードに移行する。
このように、無線LANアクセスポイントモード時のバッテリ警告閾値を、無線LANオフモードおよび無線LANステーションモード時のバッテリ警告閾値よりも大きくする。これにより、デジタルカメラ800は、無線LANアクセスポイントモード時には、より早い段階で無線LAN接続中の無線LANステーション機器のユーザに対してもバッテリ111の残量の減少を知らせる。さらに、省電力モードに移行することで、無線LAN接続中の無線LANステーション機器のユーザは、無線LANアクセスポイントがバッテリ切れにより停止して無線LAN通信が中断されるまでの時間に余裕を持たせることが可能となる。
ここで、記録部110に、図3Eに示す無線モードとバッテリ警告閾値の対応表が格納されている場合の動作について説明する。
無線LANアクセスポイントモード時で、無線LAN接続中のステーション間の最新の1分間の通信量が10MegaBytes以上100MegaBytes未満である場合は、次のとおりである。この場合には、バッテリ111の残量が15%より少なくなると、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。それとともに、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成し、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器に送信する。そしてその後、デジタルカメラ800は、省電力モードに移行する。
無線LANアクセスポイントモード時で、無線LAN接続中のステーション間の最新の1分間の通信量が100MegaBytes以上の場合は、次のとおりである。この場合には、バッテリ111の残量が20%より少なくなると、CPU101はバッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。それとともに、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含む警告メッセージ(信号)を生成し、無線通信部108を介して無線LAN接続中のステーション機器に送信する。そしてその後、デジタルカメラ800は、省電力モードに移行する。
無線LANアクセスオフモード時、または無線LANステーションモード時の場合または無線LANアクセスポイントモード時で無線LAN接続中のステーション間の最新の1分間の通信量が10MegaBytes未満の場合は、次のとおりである。この場合には、バッテリ111の残量が10%より少なくなると、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の情報を含むメッセージ(信号)を生成し、表示制御部106を介してディスプレイ107に表示させる。ただし、CPU101は、バッテリ111の残量が減少している旨の警告メッセージを無線LAN接続中のステーション機器に送信する処理を実行しない。
このような構成によれば、デジタルカメラ100は、無線LANアクセスポイントモード時であってかつ無線LAN接続中の無線LANステーション機器の通信データ量が多ければ多いほど、ユーザにバッテリの減少を知らせるタイミングを早くできる。さらに、省電力モードに移行することで無線LAN接続中の無線LANステーション機器のユーザは、無線LANアクセスポイントがバッテリ切れにより停止して無線LAN通信が中断されるまでの時間に余裕を持たせることが可能となる。なお、前記通信量は一例であり、本発明はこの例に限定されない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。たとえば、上述した実施形態においては、本発明を無線LAN対応デジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、本発明はこの例に限定されない。本発明は、無線LAN通信機能を有する無線通信装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (7)

  1. 無線LANオフモードと、無線LANアクセスポイントモードと、無線LANステーションモードとのいずれかのモードで動作する無線通信装置であって、
    無線LAN通信をおこなう無線通信手段と、
    バッテリと、
    前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出手段と、
    前記バッテリの残量が減少した旨の警告を表示する警告表示手段と、
    前記バッテリの残量が警告閾値より少なくなると前記警告表示手段により警告を表示する制御手段と、
    を備え、
    無線LANアクセスポイントモードにおける警告閾値は無線LANオフモード時および無線LANステーションモードのいずれにおける警告閾値よりも大きいことを特徴とする無線通信装置。
  2. 無線LANアクセスポイントモードにおいて、無線LANステーションとして無線LAN接続中の外部機器が存在する場合の警告閾値は、無線LAN接続中の外部機器が存在しない場合の警告閾値よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 無線LANアクセスポイントモードにおいて、前記警告閾値は無線LANステーションとして無線LAN接続中の外部機器の数に応じて異なることを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 無線LANアクセスポイントモードにおいて、無線LANステーションとして無線LAN接続中の外部機器の通信量が閾値以上の場合の前記警告閾値は、前記通信量が閾値未満の場合の前記警告閾値よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 無線LANアクセスポイントモードにおいて、前記警告閾値は無線LANステーションとして無線LAN接続中の外部機器の通信量に応じて異なることを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  6. 無線LANオフモードと、無線LANアクセスポイントモードと、無線LANステーションモードとのいずれかのモードで動作する無線通信装置の制御方法であって、
    バッテリの残量を検出するステップと、
    前記バッテリの残量が警告閾値より少なくなると警告を表示するステップと、
    を有し、
    無線LANアクセスポイントモードにおける警告閾値は無線LANオフモード時および無線LANステーションモードのいずれにおける警告閾値よりも大きいことを特徴とする無線通信装置の制御方法。
  7. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線通信装置の各手段として機能させるコンピュータが読み取り可能なプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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