JP2014137856A - Ｌｅｄ省エネ爆発防止ランプ - Google Patents

Abstract

【課題】LED省エネ爆発防止ランプの提供。
【解決手段】LED省エネ爆発防止ランプはランプシート２、LED発光素子３、ランプカバー４及び環形カバー５を包含する。該ランプシート２に収容部２１が設けられ、該ランプシート２の底部に収容室を具えた連接部２２が凸設され、該収容室にワッシャーアセンブリ６が嵌着され、該底部に密閉状態を形成する。該LED発光素子３は該収容部２１内に固着される。該ランプカバー４は強化ガラスカバーとされ、中央にレンズ部４１が凸設され、周縁が外向きに延伸されて環形端部４２が形成される。該ランプカバー４は該収容部２１内に嵌め込まれ、該環形カバー５に該レンズ部４１に対応する嵌め孔５１が設けられ、該嵌め孔５１周縁に係止部５２が設けられ、該環形カバー５が該ランプシート２に嵌合され、該係止部５２が該環形端部４２を被覆し、爆発防止安全規格認証に符合する火炎逸走距離を形成する。
【選択図】図２

Description

本発明は一種のランプに係り、特に爆発防止安全規格認証に符合するLED省エネ爆発防止ランプに関する。

化学、石油化学、石化、油田、石炭等の危険な産業の拠点では、その気体或いは化学品質は易燃易爆、酸化、腐食等の特性を有し、これにより、これらの地点ではいずれも爆発防止ランプを使用することで、一般ランプが爆発する時に、その発生する火花により誘発される爆発事故を防止する必要がある。

爆発防止ランプは、ガラスランプカバー、金属保護フレーム、密封リングが取り付けられて、防水、防塵、燃焼しやすい気体の進入を阻止する安全型ランプを指す。既存の爆発防止ランプは、良好な照明輝度を提供するため、多くがハイパワーの大型バルブに金属製のケースを組み合わせている。しかし、このために、却って電力消費量が大きく、体積が大きく、重量が大きく、寿命が低くなる欠点を形成する。

大型の爆発防止ランプは、爆発防止安全及び一般の安全規範に共に符合するために、放熱、構造設計及び使用材料の要求が必然的に高くなり、且つ体積及び重量が大きくなるために、取り付けと位置決めのいずれもが、相当に不便となる。

このほか、周知の爆発防止ランプは、ケーブル位置に余分に緊密にケーブルグランド（ｃａｂｌｅ ｇｌａｎｄ）を組み合わせなければならず、それはケーブルを固定でき並びに特に強い引張り強さと気密性を提供できるとはいえ、ランプの生産コストをアップするため、改良の必要がある。

本発明の主要な目的は、周知の爆発防止ランプが有する、体積が大きく、消費電力が大きく、且つ取り付けに不便である等の欠点を解決することにあり、本発明はランプ構造の改良及びLED基板の運用により、使用便利性と省エネ二酸化炭素削減等の実用効果を兼ね備えることを達成する。

請求項１の発明は、LED省エネ爆発防止ランプ(1)において、
ランプシート(2)であって、収容部(21）が設けられ、該収容部(21）内の中央に二つの電極開孔(211)が開設され、該ランプシート(2)の底部に、突出する連接部(22)が形成され、該連接部(22)に開口端が下向きの収容室(23)が設けられ、該収容室(23)内にワッシャーアセンブリ(6)が嵌着される、上記ランプシート(2)と、
LED発光素子(3)であって、LED基板(31)とケーブル素子(32)を包含し、該LED基板(31)は該収容部(21）内に固着され、該ケーブル素子(32)は、該収容室(23)内に収容され、並びに該ワッシャーアセンブリ(6)の中央を貫通し、該ケーブル素子(32)は、二つの電極線(321)を具え、それはそれぞれ前述の電極開孔(211)を通過し、並びに該LED基板(31)と電気的接続を形成する、上記LED発光素子(3)と、
ランプカバー(4)であって、強化ガラスカバーとされ、その中央にレンズ部(41)が凸設され、該レンズ部(41)の周縁が外向きに延伸されて、環形端部(42)が形成され、該ランプカバー(4)は、該収容部(21）に嵌設され、並びに該LED基板(31)を覆う、上記ランプカバー(4)と、
環形カバー(5)であって、該レンズ部(41)に対応する嵌め孔(51)が設けられ、該嵌め孔(51)の周縁に係止部(52)が設けられ、該環形カバー(5)は該ランプシート(2)に嵌着され、並びに該係止部(52)で該環形端部(42)を被覆するように結合される、上記環形カバー(5)と、
を包含することを特徴とする、LED省エネ爆発防止ランプとしている。
請求項２の発明は、請求項１に記載のLED省エネ爆発防止ランプにおいて、該連接部(22)の外周縁にネジ部(221)が設けられたことを特徴とする、LED省エネ爆発防止ランプとしている。
請求項３の発明は、請求項１又は２に記載のLED省エネ爆発防止ランプにおいて、該連接部(22a,22b)の上端に斜切部(222a,222b)が設けられ、該斜切部(222a,222b)の上部に螺旋斜面(223a,223b)を具え、並びに該斜切部(222a,222b)の少なくとも一側に、平切面(224a,224b)が設けられたことを特徴とする、LED省エネ爆発防止ランプとしている。

総合すると、本発明は以下の各項の有益な効果を有する。
１．本発明はLEDランプを発光素子として使用し、並びにLEDランプの体積が小さく且つ爆発破裂しにくい特性を利用し、有効に爆発の発生する可能性を減らし、並びに省エネと二酸化炭素削減の節電効果を達成する。
２．本発明は体積が小さく且つハイパワーであり、並びに連接部による単一モジュール化の設計を形成し、取り付けと位置決め時の便利性が高いほか、熱伝導と放熱性が高い金属部品を組み合わせることで、より良好な熱分散効果と放熱効率を提供し、さらに一歩、有効に爆発防止ランプの応用範囲を拡大する。
３．本発明の構造はシンプルであり、且つ構造設計により、構造強度が高く、且つランプ内部において十分な火炎逸走距離を提供し、爆発防止安全認証に符合し、ランプ表面を燃焼温度以下の温度を保持させ、これにより、事故発生の確率を減らし、人身の安全保障の目的を達成する。
４．本発明の各部品は組立時にネジを使用して固定する必要がなく、且つ余分にケーブルグランドを組み合わせる必要がなく、これにより、製造時間を短縮でき、生産コストを下げると共にランプ製品の歩留りをアップすることができる。

本発明の立体図である。 本発明の立体分解図である。 本発明の第１実施例の組立状態断面図である。 本発明の第１実施例の断面図である。 本発明の実施状態の表示図（一）である。 本発明の実施状態の表示図（二）である。 本発明の第２実施例の正面図である。 本発明の第２実施例の仰視立体図である。 本発明の第２実施例の取り付け連続動作表示図である。 本発明の第２実施例の取り付け連続動作表示図である。 本発明の第２実施例の取り付け連続動作表示図である。 本発明の第３実施例の正面図である。

上述の目的を達成するため、本発明は一種のLED省エネ爆発防止ランプを提供し、それは、ランプシート、LED発光素子、ランプカバー及び環形カバーを包含する。該ランプシート底部に、収容部を具えた連接部が凸設され、該収容室内にワッシャーアセンブリが嵌着され、該連接部の底縁は、金属プレス加工技術により中心に向けて折り曲げられた後、該ワッシャーアセンブリを緊迫並びに位置制限し、これにより該ランプシート底部に密封状態を形成させる。該LED発光素子は該収容部内に固定される。該ランプカバーは強化ガラスカバーとされ、その中央にレンズ部が凸設され、該レンズ部の周縁は外向きに延伸されて環形端部が形成され、該ランプカバーは該収容部に嵌め込まれる。該環形カバーに該レンズ部に対応する嵌め孔が設けられ、該嵌め孔の周縁に係止部が設けられ、該環形カバーは該ランプシートに嵌め込まれて結合され並びに該係止部で該環形端部の上表面を覆う。

本発明の技術内容、構造特徴、達成する目的を詳細に説明するため、以下に実施例を挙げ並びに図面を組み合わせて説明する。

図１から図３を参照されたい。それは本発明の第１実施例を示し、本発明は一種のLED省エネ爆発防止ランプ１であり、それは、ランプシート２、LED発光素子３、ランプカバー４及び環形カバー５を包含する。

該ランプシート２に収容部２１が設けられ、該収容部２１内の中央部分に二つの電極開孔２１１が開設されている。該ランプシート２の底部には連接部２２が凸設され、該連接部２２の外周縁にネジ部２２１が設けられ、且つ該連接部２２に、開口端が下向きの収容室２３が設けられ、該収容室２３内に、ワッシャーアセンブリ６が嵌設される。

該ワッシャーアセンブリ６は、二つの金属ワッシャー６１と一つのゴムパッキング６２を包含し、これら金属ワッシャー６１はそれぞれ該ゴムパッキング６２の上表面と下表面に接合される。該連接部２２の底縁は、金属折り曲げプレス技術で中心に向けて折り曲げられた後、さらに最も下端の金属ワッシャー６１を圧迫し、これにより該ランプシートの底部に密封状態を形成させる。

該LED発光素子３は、LED基板３１及びケーブル素子３２を包含する。該LED基板３１は少なくとも一つのLEDランプ３１１を包含し、該LED基板３１は該収容部２１内に固定される。

該ケーブル素子３２は該収容室２３内に収容され、並びに該ワッシャーアセンブリ６の中央を貫通し、該ケーブル素子３２は二つの電極線３２１を具え、それはそれぞれ上述の電極開孔２１１をとおり、並びに該LED基板３１と電気的接続を形成する。

該ランプカバー４は強化ガラスカバーとされ、その中央にレンズ部４１が凸設されている。該レンズ部４１の周縁は外向きに延伸されて、環形端部４２が形成され、該ランプカバー４は、該収容部２１内に嵌め込まれ、並びに該LED基板３１を被覆する。該ランプカバー４は、該環形端部４２の底面で該収容部２１の底部周縁と相互に接触する。

該環形カバー５には該レンズ部４１に対応する嵌め孔５１が設けられ、該嵌め孔５１の周縁に係止部５２が設けられ、該環形カバー５は該ランプシート２に嵌合され、並びに該係止部５２で該環形端部４２を被覆する。

このほか、該収容部２１の底部周縁にさらに環状溝２１２が開設され、リング２１３の嵌合に供され、衝突緩衝の機能を提供するのに用いられる。

このほか、該ランプカバー４の環形端部４２にさらにシリコンパッキング４３が嵌合されてもよく、該シリコンパッキング４３は、該環形端部４２と該環形カバー５の係止部５２の間に挟設され、気密性と水密性を増加するのに用いられる。

さらに、本発明のLED省エネ爆発防止ランプ１は、さらにケーブル固定クリップ７を包含し、該ケーブル固定クリップ７は該収容室２３内に収容され並びに該ワッシャーアセンブリ６の上方に設置され、該ケーブル固定クリップ７は、緊密に且つしっかりと該ケーブル素子３２を挟持するための挟持部７１を具え、これにより重量或いは引張り等の外部因子によって、ケーブル素子３２が脱落する危険な状況が形成されるのを防止する。

図３及び図４も参照されたい。本発明は組合せ時に、まず、LED基板３１が収容部２１内に固定され、その後、ケーブル素子３２が該収容室２３内に収容され、並びに該LED基板３１と電気的に接続される。続いて、リング２１３が該収容部２１の底部の環状溝２１２に嵌め込まれ、さらにシリコンパッキング４３が嵌合されたランプカバー４が該収容部２１に嵌設され並びに該LED基板３１を覆い、その後、環形カバー５が該ランプシート２に嵌合され、最後にケーブル固定クリップ７及びワッシャーアセンブリ６がケーブル素子３２に嵌合され、並びにそれが押圧されて収容室２３内に進入させられる。さらに、金属プレス加工技術で連接部２２の底縁が中心に向けて折り曲げられた後、さらに該ワッシャーアセンブリ６を緊迫並びに位置制限し、該ワッシャーアセンブリ６のゴムパッキング６２は弾性を有するため、それが押圧力を受けて変形した後、ランプシート２の底部に良好な密封状態を形成させることができる。

図４を参照されたい。それは本発明の第１実施例の組合せ断面図である。そのうち、該ランプシート２の底部の外周縁にさらに環状に一つの凹溝２４が設けられ、環形カバー５が該ランプシート２に嵌合された後、該環形カバー５の底端は該凹溝２４に向けて折り曲げられて、結合固定され、該環形カバー５が該ランプカバー４に結合された後、火炎逸走経路を形成する。

本発明は、係止部５２と環形端部４２の構造設計により、十分な火炎逸走経路長さを提供し、それは逸出する火花が外部気体或いは粉塵に爆発或いは燃焼を発生させるのを有効に防止する。

さらに、係止部５２と環形端部４２の間に、衝突緩衝機能を提供するリング２１３と密封効果をアップするシリコンパッキング４３を設置してもよい。

さらに、その隙間部分に爆発防止油泥を補填することで、漏れ止め機能を強化してもよいが、これは周知の技術であるため、ここではこれ以上の説明は行わない。

図５及び図６を参照されたい。それはそれぞれ本発明の実施状態の表示図（一）と実施状態の表示図（二）である。本発明は、ランプシート２の連接部２２のネジ部２２１により、スピーディーに適当な数量のLED省エネ爆発防止ランプ１を、対応するネジ孔を具えた板材８或いはランプソケット９に取り付けることができる。この設計により、使用者は実際の必要に応じて、適度に照明輝度を調整でき、極めて良好な使用の便利性を有する。

図７及び図８は本発明の第２実施例を示す。その主要な特徴は、本実施例の開示するLED省エネ爆発防止ランプ１ａは、上述のランプシート２ａの連接部２２ａのネジ部２２１ａの上端に、斜切部２２２ａが設けられ、該斜切部２２２ａの上部に螺旋斜面２２３ａを具え、並びに該斜切部２２２ａの少なくとも一側に、軸方向と平行な平切面２２４ａが設けられていることにある。

図９ａから図９ｃに示されるように、LED省エネ爆発防止ランプ１ａを取り付ける時は、ただ板材８ａ或いはランプソケット（図示せず）を製造し、板材８ａに一つ以上の、連接部２２ａの外形に対応するネジ孔８１ａを設け、使用者がランプシート２ａの連接部２２ａをネジ孔８１ａに挿入した後に、適宜ランプシート２ａを回転させれば、斜切部２２２ａの螺旋斜面２２３ａが、漸次板材８ａと当接して緊迫状態を形成し、これにより、ランプシート２ａが緊密に板材８ａ上に位置決めされる。この設計により、取り付けがスピーディーで便利な効果を達成できる。

図１０を参照されたい。それは本発明の第３実施例を示し、本発明の技術の属する領域における通常の知識を有する者は、本発明の第１実施例及び第２実施例に開示された連接部２２、２２ａに関する技術手段を理解した後に、もし製造コストを下げようとするなら、実際の実施時に、ランプシート２ｂの連接部２２ｂにネジ部を設けず、わずかに斜切部２２２ｂを設置し、斜切部２２２ｂの上部の螺旋斜面２２３ｂ、及び、斜切部２２２ｂの一側に設けた平切面２２４ｂにより、着脱が簡単便利で製造コストを下げる実用的効果を共に達成することができる。

以上述べたことは、本発明の実施例にすぎず、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、本発明の特許請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本発明の権利のカバーする範囲内に属するものとする。

１ LED省エネ爆発防止ランプ
２ ランプシート
２１ 収容部
２１１ 電極開孔
２１２ 環状溝
２１３ リング
２２ 連接部
２２１ ネジ部
２３ 収容室
２４ 凹溝
３ LED発光素子
３１ LED基板
３２ ケーブル素子
３１１ LEDランプ
３２１電極線
４ ランプカバー
４１ レンズ部
４２ 環形端部
４３ シリコンパッキング
５ 環形カバー
５１ 嵌め孔
５２ 係止部
６ ワッシャーアセンブリ
６１ 金属ワッシャー
６２ ゴムパッキング
７ ケーブル固定クリップ
７１ 挟持部
８ 板材
９ ランプソケット
１ａ LED省エネ爆発防止ランプ
２ａ ランプシート
２２ａ 連接部
２２１ａ ネジ部
２２２ａ 斜切部
２２３ａ 螺旋斜面
２２４ａ 平切面
８ａ 板材
８１ａ ネジ孔
２ｂ ランプシート
２２ｂ 連接部
２２２ｂ 斜切部
２２３ｂ 螺旋斜面
２２４ｂ 平切面

Claims (3)

1. LED省エネ爆発防止ランプ(1)において、
   ランプシート(2)であって、収容部(21）が設けられ、該収容部(21）内の中央に二つの電極開孔(211)が開設され、該ランプシート(2)の底部に、突出する連接部(22)が形成され、該連接部(22)に開口端が下向きの収容室(23)が設けられ、該収容室(23)内にワッシャーアセンブリ(6)が嵌着される、上記ランプシート(2)と、
   LED発光素子(3)であって、LED基板(31)とケーブル素子(32)を包含し、該LED基板(31)は該収容部(21）内に固着され、該ケーブル素子(32)は、該収容室(23)内に収容され、並びに該ワッシャーアセンブリ(6)の中央を貫通し、該ケーブル素子(32)は、二つの電極線(321)を具え、それはそれぞれ前述の電極開孔(211)を通過し、並びに該LED基板(31)と電気的接続を形成する、上記LED発光素子(3)と、
   ランプカバー(4)であって、強化ガラスカバーとされ、その中央にレンズ部(41)が凸設され、該レンズ部(41)の周縁が外向きに延伸されて、環形端部(42)が形成され、該ランプカバー(4)は、該収容部(21）に嵌設され、並びに該LED基板(31)を覆う、上記ランプカバー(4)と、
   環形カバー(5)であって、該レンズ部(41)に対応する嵌め孔(51)が設けられ、該嵌め孔(51)の周縁に係止部(52)が設けられ、該環形カバー(5)は該ランプシート(2)に嵌着され、並びに該係止部(52)で該環形端部(42)を被覆するように結合される、上記環形カバー(5)と、
   を包含することを特徴とする、LED省エネ爆発防止ランプ。
2. 請求項１に記載のLED省エネ爆発防止ランプにおいて、該連接部(22)の外周縁にネジ部(221)が設けられたことを特徴とする、LED省エネ爆発防止ランプ。
3. 請求項１又は２に記載のLED省エネ爆発防止ランプにおいて、該連接部(22a,22b)の上端に斜切部(222a,222b)が設けられ、該斜切部(222a,222b)の上部に螺旋斜面(223a,223b)を具え、並びに該斜切部(222a,222b)の少なくとも一側に、平切面(224a,224b)が設けられたことを特徴とする、LED省エネ爆発防止ランプ。

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