JP2014134611A - 幾何歪み補正装置、プロジェクタ装置、及び幾何歪み補正方法 - Google Patents

幾何歪み補正装置、プロジェクタ装置、及び幾何歪み補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被投影面と撮像手段との位置関係に関わらず、被投影面に投影される画像の幾何歪みを精度良く補正できる幾何歪み補正装置を提供できる。
【解決手段】 幾何歪み補正装置50は、投影部16からスクリーン面に投影された、ドットパターンを含むパターンを部分的にオーバーラップさせて分割撮像可能な撮像部18と、分割撮像されて得られた複数の画像に基づいて、ドットパターンの幾何歪み情報を取得する幾何歪み情報取得手段23と、取得された幾何歪み情報に基づいて、スクリーン面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正手段25と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、幾何歪み補正装置、プロジェクタ装置、及び幾何歪み補正方法に係り、更に詳しくは、投影手段から被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正装置、該幾何歪み補正装置を備えるプロジェクタ装置、及び前記画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正方法に関する。
従来、投影手段(例えばプロジェクタ)から被投影面(例えばスクリーンの表面)に投影される画像の、被投影面の歪みに起因する幾何歪みを補正する技術が知られている(例えば非特許文献1参照)。
この技術では、投影手段から被投影面に投影されたパターンを撮像手段(例えばカメラ)で撮像し、撮像されたパターンの幾何歪み情報に基づいて、投影手段から被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正している。
しかしながら、非特許文献1に開示されている技術では、被投影面と撮像手段との位置関係によっては、被投影面に投影される画像の幾何歪みを精度良く補正できなかった。
本発明は、投影手段から被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正装置であって、前記投影手段から前記被投影面に投影された、所定パターンを含むパターンを部分的にオーバーラップさせて分割撮像可能な撮像手段と、前記パターンが分割撮像されて得られた複数の画像に基づいて、前記所定パターンの幾何歪み情報を取得する幾何歪み情報取得手段と、取得された前記幾何歪み情報に基づいて、前記被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正手段と、を備える幾何歪み補正装置である。ここで、「分割撮像」とは、パターンの複数の領域を個別に撮像することを意味する。
本発明によれば、被投影面と撮像手段との位置関係に関わらず、被投影面に投影される画像の幾何歪みを精度良く補正できる。
一実施形態のプロジェクタ装置の構成を概略的に示す図である。 プロジェクタ装置の投影部を説明するための図である。 プロジェクタ装置の撮像部を説明するための図である。 プロジェクタ装置の制御の構成を概略的に示すブロック図である プロジェクタ装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 幾何歪み情報取得処理を説明するためのフローチャートである。 図7(A)は、中央領域撮像用のパターンAを示す図であり、図7(B)は、+X側領域及び−X側領域撮像用のパターンBを示す図である。 図8(A)は、中央のステレオカメラの+X側レンズを介して撮像されたパターンAの画像を示す図であり、図8(B)は、中央のステレオカメラの−X側レンズを介して撮像されたパターンAの画像を示す図である。 図9(A)は、ドットパターンDPの各ドットの輝度分布を示す図であり、図9(B)は、ドットパターンDPの各ドットの断面の輝度分布を示す図である。 ステレオ測距処理を説明するためのフローチャートである。 図11(A)は、ドットパターンDPの各ドットのピーク画素を中心とする水平5画素及び垂直5画素を示す図であり、図11(B)は、各ステレオカメラで撮像された2つの画像の対応するドットに対する5点パラボラフィッティングの一例を説明するための図である。 12(A)は、パターンAの中央領域が撮像された画像の複数のドットの3次元座標を示す図であり、図12(B)は、パターンBの−X側領域が撮像された画像の複数のドットの3次元座標を示す図である。 3次元位置情報取得処理を説明するためのフローチャート(その1)である。 3次元位置情報取得処理を説明するためのフローチャート(その2)である。 2つのステレオカメラで撮像された同一の複数のドットの3次元座標を統合する手順を説明するための図である。 ドットパターンDPの全ドットの中央領域撮像の座標系における3次元座標を示す図である。 位置情報変換処理を説明するためのフローチャートである。 図18(A)及び図18(B)は、それぞれ中央領域撮像の座標系の奥行方向(z方向)をスクリーン面に直交する方向に合わせる変換の一例を説明するための図(その1及びその2)である。 ドットパターンDPの全ドットのXY平面上における2次元座標を示す図である。 幾何歪み補正情報生成処理を説明するためのフローチャートである。 図21(A)は、ドットパターンDPを示す図であり、図21(B)は、投影コンテンツの原画像の一例を示すであり、図21(C)は、細線格子パターン上に投影コンテンツの画像をマップした状態を示す図である。 図22(A)〜図22(C)は、ドットパターンDP上の所定点の座標の、マップされた投影コンテンツ画像上の位置に対応する等倍原画像上の座標への変換の一例を説明するための図である。 幾何歪み補正処理を説明するためのフローチャートである。 プロジェクタ装置の作用効果を説明するための図である。 図25(A)は、変形例1のプロジェクタ装置を示す図であり、図25(B)は、変形例2のプロジェクタ装置を示す図である。 変形例3のプロジェクタ装置を説明するための図である。 変形例4のプロジェクタ装置を説明するための図である。 変形例5のプロジェクタ装置を説明するための図である。
以下、一実施形態を図1〜図24に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係るプロジェクタ装置10が側面図にて示されている。以下では、図1に示される、鉛直方向をY軸方向とするXYZ3次元直交座標系を用いて説明する。
プロジェクタ装置10は、一例として、図1に示されるように、吊り下げ型のスクリーンSの−Y側かつ−Z側の斜め下方に近接して配置されている。ここでは、スクリーンSは、X軸方向を長手方向とする矩形状であり、アスペクト比が例えば4:3である。
プロジェクタ装置10は、一例として、筐体12、投影部16(図2参照)、撮像部18(図3参照)、制御部20(図4参照)、操作パネル(不図示)などを備えている。
筐体12は、一例として、略直方体形状の箱形部材から成り、+Y側の壁に光を透過させる光透過窓部材22が設けられている。
投影部16は、筐体12内に収容されており、画像情報に応じて変調された光をスクリーンSの表面(スクリーン面)に投射することで、該スクリーン面に画像を投影する。
投影部16は、図2に示されるように、一例として、光源80、光分割手段としてのカラーホイール82、光均一化手段としてのライトトンネル84、光屈折手段としての2つのコンデンサレンズ86、88、光反射手段としての2つのミラー90、92、光変調手段としてのDMD(Digital Micromirror Device)94、光広角化及び結像手段としての投射レンズ96、光反射手段としてのミラー97、光広角化及び反射手段としての自由曲面ミラー98を含む。
投射レンズ96は、Y軸方向を光軸方向とし、該光軸方向に沿って所定間隔で配置された複数枚のレンズエレント(不図示)により構成されている。DMD94は、上記画像情報に応じて制御部20によって制御される。なお、図2では、光源80からミラー97に至る光の経路が、矢印により示されている。
投影部16では、光源80から射出された光は、カラーホイール82に入射する。カラーホイール82に入射した光は、3原色の各色光に時系列的に分割されてカラーホイール82から順次取り出される。カラーホイール82から取り出された各色光は、ライトトンネル84に入射し、その輝度分布が均一化されて、コンデンサレンズ86、88に順次入射する。コンデンサレンズ86、88に入射した各色光は、結像面が調整された後、ミラー90、92で順次反射されて、DMD94に入射する。DMD94に入射した各色光は、上記画像情報に応じてDMD94で変調されつつ反射されて、投射レンズ96に順次入射する。投射レンズ96に入射した各色光は、広角化された後、ミラー97で反射されて、自由曲面ミラー98に順次入射する。自由曲面ミラー98に入射した各色光は、自由曲面ミラー98で広角化されつつ反射され、光透過窓部材22を介して筐体12の+Y側かつ+Z側の斜め上方に(スクリーンSに向けて)順次投射される(図1参照)。この結果、スクリーン面にカラー画像又はモノクロ画像が投影される。
上述した投影部16は、投射される光の焦点位置が近くなるように、すなわち短焦点に構成され、短い投射距離で、スクリーンSに大きなカラー(又はモノクロ)画像を投影することができる。ここで、「投影部16が短焦点に構成される」とは、投影部16の光学系が、屈折力を有するミラー(例えば上記自由曲面ミラー98)を含むことを意味する。このミラーが有する屈折力は正でも負でも良い。投影部16の光学系が屈折力を有するミラーを含むことで、光透過窓部材22からスクリーンSまでの距離が例えば50センチ以内であっても80インチ程度の大きな投影像を表示することが可能である。
このような短焦点型のプロジェクタ装置10は、スクリーンSに近接する位置から画像を投影できるため、プロジェクタ装置10とスクリーンSとの間に人や物が介在することが極力防止され、スクリーンSへの画像の投影が阻害されることを極力防止できる。
撮像部18は、一例として、図3に示されるように、筐体12の+Y側の面上にX軸方向(スクリーンSの長手方向)に並べて設置された3つのステレオカメラ24a、24b、24cを含む。各ステレオカメラの2眼、すなわち2つのレンズは、互いにX軸方向に離間し、それぞれ+Y側かつ+Z側の斜め上方を向いている(図1参照)。また、各ステレオカメラは、撮像範囲が投影部16から投射される光の光路に近接するように配置されている。ここでは、各ステレオカメラの水平及び鉛直方向の視野角は、それぞれ例えば90°〜150°程度とされている。なお、図1では、中央のステレオカメラ24b及び−X側のステレオカメラ24cは、+X側のステレオカメラ24aの−X側に隠れている。図3では、光透過窓部材22の図示が省略されている。
撮像部18は、一例として、投影部16からスクリーン面に投影されるパターンを部分的にオーバーラップさせて分割撮像可能である。ここで、「分割撮像」とは、上記パターンの複数の領域を個別に撮像することを意味する。
詳述すると、撮像部18は、+X側のステレオカメラ24aで上記パターンの+X側領域を撮像可能であり、−X側のステレオカメラ24cで上記パターンの−X側領域を撮像可能であり、中央のステレオカメラ24bで上記パターンの、上記+X側領域及び−X側領域のいずれとも一部がオーバーラップする中央領域を撮像可能である。すなわち、各ステレオカメラは、2眼を介して上記パターンの対応する領域を撮像し、該領域の2つの画像を取得可能である。各ステレオカメラで取得された2つの画像は、制御部20に送られる。
ところで、短焦点型のプロジェクタ装置は、スクリーンの近くから画像を投影するため、スクリーンの僅かな歪みにより、投影画像を正面から見たときに多数のうねりがある大きな歪みが見えてしまう。すなわち、投影画像に正面視での大きな幾何歪みが発生し、画質が劣化してしまう(図3参照)。
従来のプロジェクタ装置の中には、正面からずれた方向から画像を投影した場合に画像全体が台形状に歪む台形歪みを補正する機能を有しているものがある。しかし、短焦点型のプロジェクタ装置でのスクリーンの歪みに起因する投影画像の幾何歪みは、画像全体の台形歪みの補正では補正できない非線形な歪みである。すなわち、この幾何歪みは、スクリーン上における位置によってうねり方が異なる不規則な歪みである(図3参照)。
そこで、プロジェクタ装置10では、投影画像の正面視での幾何歪みを補正する幾何歪み補正装置50が撮像部18及び制御部20を含んで構成されている(図4参照)。
制御部20は、一例として、図4に示されるように、画像情報入力部21、幾何歪み情報取得手段23、幾何歪み補正手段25、フレームメモリ27、上記パターンが格納されたフラッシュメモリ29、プロジェクタ装置10全体を統括的に制御するCPU(不図示)などを含む。
幾何歪み情報取得手段23は、ステレオ測距部(3次元位置情報検出部)、3次元位置情報取得部、位置情報変換部などを含む。幾何歪み補正手段25は、幾何歪み補正情報生成部、幾何歪み補正パラメータ設定部、幾何歪み補正部などを含む。
次に、プロジェクタ装置10の動作の一例を、図4及び図5のフローチャートを適宜参照しつつ説明する。以下に説明する一連の動作は、上記CPUによって統括的に制御される。画像情報入力部21には、画像情報を出力する例えばパソコン等の外部機器が接続されている。また、投影部16は、幾何歪み補正手段25とフラッシュメモリ29との間で接続を切り替え可能であり、当初、幾何歪み補正手段25に接続されている。そして、ユーザは、上記操作パネルにおいて、幾何歪み補正モードを選択できるようになっている。
先ず、プロジェクタ装置10に電源が投入されると、光源80が点灯されるとともに、上記外部機器からの画像情報が画像情報入力部21及び幾何歪み補正手段25を介して投影部16に送られる。この結果、幾何歪みが補正されていない画像がスクリーンS上に投影される。
そこで、ユーザによって幾何歪み補正モードが選択されると(ステップS1)、投影部16に対する接続が幾何歪み補正手段25からフラッシュメモリ29に切り替えられ(ステップS2)、上記画像情報に代えて、フラッシュメモリ29に格納された上記パターンが投影部16に送られる。この結果、スクリーンS上に上記パターンが投影される。ここでは、フラッシュメモリ29には、上記パターンとして、中央領域撮像用のパターンA、並びに+X側領域及び−X側領域撮像用のパターンBが格納されている。パターンA及びBはスクリーンS上に順次投影される。パターンA及びBは、同一のドットパターンDP(所定パターン)を含んでいる。なお、パターンA及びBについては、後に詳述する。
次いで、スクリーンS上に投影されたパターンAの中央領域が中央のステレオカメラ24bの2眼を介して撮像され、スクリーンS上に投影されたパターンBの+X側の領域が+X側のステレオカメラ24aの2眼を介して撮像され、該パターンBの−X側領域が−X側のステレオカメラ24cの2眼を介して撮像される(ステップS3)。各ステレオカメラで撮像された2つの画像は、幾何歪み情報取得手段23に送られる。
次いで、幾何歪み情報取得手段23によってドットパターンDPの幾何歪み情報が取得された(ステップS4)後、取得された幾何歪み情報に基づいて、幾何歪み補正情報生成部によって幾何歪み補正情報(幾何歪み補正パラメータ)が生成され(ステップS5)、生成された幾何歪み補正パラメータが幾何歪み補正パラメータ設定部によって幾何歪み補正部に設定される(ステップS6)。ここで、幾何歪み補正パラメータは、ドットパターンDPの幾何歪みと逆の変形を外部機器からの原画像に加えるためのパラメータである。
次いで、設定された幾何歪み補正パラメータに基づいて幾何歪み補正部によってフレームメモリ27上で原画像の各フレームの幾何歪みが補正され(ステップS7)、投影部16に対する接続がフラッシュメモリ29から幾何歪み補正手段25に切り替えられる(ステップS8)。
このとき、外部機器からの画像情報が、画像情報入力部21を介して幾何歪み補正手段25に送られ、幾何歪みが補正され、投影部16に送られる。この結果、幾何歪みが補正された画像(検出された幾何歪みを逆に変形させた画像、すなわち幾何歪みが相殺された画像)がスクリーンSに投影される。
次に、幾何歪み情報取得手段23による幾何歪み情報取得処理(上記ステップS4)について、図6のフローチャートを適宜参照しつつ説明する。ここで、ドットパターンDPは、図7(A)及び図7(B)に示されるように、一例として、1024×768画素で構成される矩形の黒ベタパターン上にマトリクス状に等間隔で(例えば縦横に16画素ピッチで)並ぶ63×47個の実質的に同一の白いドットで構成されている。ドットパターンDPは、スクリーンSとほぼ同じ大きさである。
なお、スクリーンの歪みは非線形ではあるが、例えば布等のようななめらかなたわみなので、ドットパターンDPを構成する複数のドットのピッチ(周期)を16画素程度とすることで、スクリーンの歪みをほぼ補正可能であることが、先に挙げた非特許文献1「投影画像の幾何補正に関する実験的検討」(2007.5.18.計測自動制御学会東北支部 第235回研究集会 資料235−5、高橋。沼徳、青木、近藤)に実験的に示されている。
ドットパターンDPの各ドットは、一例として、正方形状であり、図9(A)に示されるような、中心画素が最も明るい(例えば輝度値140〜160)ピラミッド状の輝度のグラデーション(分布)を有している。
ところで、スクリーンSに投影されたドットパターンDPの、各ステレオカメラで撮像される領域にはドットパターンDP全体は含まれないので、該領域の各ドットがドットパターンDPにおけるどのドットであるか(縦横何番目のドットであるか)を容易に判別することができない(図8(A)及び図8(B)参照)。
そこで、パターンAは、ドットパターンDPを構成する縦横に等間隔に並ぶ複数のドットに加えて、中央のステレオカメラ24bの2眼(2つのレンズ)の共通視野内に入り、ドットパターンDPの中央領域の各ドットの3次元位置情報を取得するための基準パターンBPを中央部に有している(図7(A)参照)。
また、パターンBは、ドットパターンDPを構成する縦横に等間隔に並ぶ複数の白ドットに加えて、+X側領域のステレオカメラ24aの2眼(2つのレンズ)の共通視野内に入り、ドットパターンDPの+X側領域の各ドットの3次元位置情報を取得するための基準パターンBPを+X側部に有している(図7(B)参照)。
また、パターンBには、ドットパターンDPを構成する縦横に等間隔に並ぶ複数の白ドット及び基準パターンBPに加えて、−X側領域のステレオカメラ24cの2眼(2つのレンズ)の共通視野内に入り、ドットパターンDPの−X側領域の各ドットの3次元位置情報を取得するための基準パターンBPを−X側部に有している(図7(B)参照)。
すなわち、各ステレオカメラによってパターンA又はBの対応する領域が撮像される際には、該ステレオカメラの2眼の共通視野内に、対応する一の基準パターンのみが入るようになっている。なお、ステレオカメラの2眼の共通視野内に、対応する一の基準パターン以外の基準パターンが入ると、基準パターンを検出するときに混同するおそれがある。
ここでは、一例として、3つの基準パターンBP、BP、BPは、実質的に同一のパターンである。各基準パターンは、一例として、十字の交点及び4つの端点に位置する5つの白ドットで構成されている。基準パターンを構成する5つの白ドットは、図7(A)〜図8(B)において、丸印で囲まれている。そして、各基準パターンを構成する白ドットは、ドットパターンDPの複数のドットのうちの隣接する4つのドットで4つの頂点が構成される正方形の中心に位置しており、該4つのドットと共にサイコロの5の目を形成している。ここでは、各基準パターンを構成する白ドットとして、例えば2×2画素で構成される輝度値255のベタの白ドットが用いられている。
そこで、先ず、各ステレオカメラによって撮像されたパターンA又はBの2つの画像から、三角測量の原理を用いたステレオ測距により、ドットパターンDPの+X側、中央及び−X側の各領域の全ドットの3次元座標(3次元位置情報)を求める(ステップS4−1)。以下では、ドットパターンDPの+X側、中央及び−X側の各領域を撮像領域とも称する。
ステレオ測距を行う際には、基準パターンを基準として、各ステレオカメラの2眼を介して撮像された2つの画像におけるドットの対応付けが行われる。
具体的には、中央のステレオカメラ24bで撮像されたパターンAの中央領域の2つの画像には、基準パターンBPが含まれている(図8(A)及び図8(B)参照)。そこで、基準パターンBPを検出し、該基準パターンBPを基準として、パターンAの中央領域の2つの画像の各ドットの、ドットパターンDP全体における位置を同定する。この結果、パターンAの中央領域の2つの画像のドットの対応付けを行うことができる。
また、+X側のステレオカメラ24aで撮像されたパターンBの+X側領域の2つの画像には、基準パターンBPが含まれている。そこで、基準パターンBPを検出し、該基準パターンBPを基準として、パターンBの+X側領域の2つの画像の各ドットの、ドットパターンDP全体における位置を同定する。この結果、パターンBの+X側領域の2つの画像のドットの対応付けを行うことができる。
また、−X側のステレオカメラ24cで撮像されたパターンBの−X側領域の2つの画像には、基準パターンBPが含まれている。そこで、基準パターンBPを検出し、該基準パターンBPを基準として、パターンBの−X側領域の2つの画像の各ドットの、ドットパターンDP全体における位置を同定する。この結果、パターンBの−X側領域の2つの画像のドットの対応付けを行うことができる。
結果として、ドットパターンDPの各撮像領域の画像の全ドットの、対応するステレオカメラの座標系における3次元座標(3次元位置情報)を求めることができる。
次いで、各撮像領域の画像の全ドットの3次元位置情報を統合して、ドットパターンDPを構成する全ドットの一の座標系における3次元座標(3次元位置情報)を取得する(ステップS4−2)。
具体的には、一の撮像領域の画像と他の撮像領域の画像との共通部分における対応するドットの一の座標系における3次元座標が一致するように統合される。
次いで、ドットパターンDPの全ドットの3次元位置座標を、スクリーンSの正面から見た2次元位置座標、すなわちスクリーンSに平行な仮想平面上における2次元位置座標に変換する(ステップS4−3)。
この結果、スクリーンSの正面からドットパターンDPを撮像した場合と同様の、ドットパターンDPの全ドットの2次元位置情報が得られる。これらの2次元位置情報には、スクリーンSの歪みに起因する、スクリーンSの正面から見たドットパターンDPの幾何歪みが現れている(図19参照)。
以下に、ステレオ測距部によるステレオ測距処理(上記ステップS4−1)について、図10のフローチャートを適宜参照して詳細に説明する。先ず、各ステレオカメラで撮像された2つの画像のドットのピーク位置を整数画素精度で検出する(ステップS4−1−1)。具体的には、図9(B)に示されるように、輝度値が最も大きい(例えば輝度値255)画素(ピーク画素)を検出する。
次いで、図11(A)に示される、検出されたピーク画素を中心とする例えば水平5画素及び垂直5画素の輝度値に対して、図11(B)に示されるように、5点パラボラフィッティングを行い、より精密なピーク位置を小数画素精度(サブピクセル精度)で検出する(ステップS4−1−2)。なお、パラボラフィッティングは、5点に限らず、要は、2n+1(n≧1)点で行うことが好ましい。また、パラボラフィッティングに代えて、等角直線フィッティングを行っても良い。
この際、ドットの対応付けを行うために、検出されたピーク位置から、基準パターンをパターンマッチングなどにより検出する(ステップS4−1−3)。例えば中央領域の撮像では、図7(A)の画像中の5つの丸印で囲まれた、基準パターンBPを構成する5つの白ドットの位置を検出する。そして、検出された各白ドットの位置を基準として、中央領域の2つの画像の各ドットのドットパターンDP全体における位置を同定し、2つの画像でのドットの対応付けを行う(ステップS4−1−4)。
そして、各ステレオカメラで撮像された2つの画像で対応付けられたドットのx座標値(小数画素精度)の差(視差)から、該ドットの奥行き情報(該ステレオカメラの一のレンズの光軸方向の座標)z座標(m)が、次の(1)式で求められる(ステップS4−1−5)。
Z=(B×f)/(c×d)・・・(1)
なお、Bはステレオカメラの基線長(mm)、fは焦点距離(mm)、cはステレオカメラのセンサのセルサイズ(μm)、dは視差(ピクセル)である。
また、ステレオカメラのxyz3次元直交座標系でのドットのx座標(m)、y座標(m)は、次の(2)式及び(3)式で求められる。
x=(Z×1000×(x−(CAM_WIDTH−1)/2)×(c/1000000))/f・・・(2)
Y=(Z×1000×(y−(CAM_HEIGHT−1)/2)×(c/1000000))/f・・・(3)
なお、(x、y)はステレオカメラの一のレンズ基準の座標系でのドットピーク座標(ピクセル)、CAM_WIDTH(ピクセル)は各レンズの横解像度、CAM_HEIGHT(ピクセル)は各レンズの縦解像度である。
このようにして、各撮像領域の全ドットの3次元位置情報が算出される(S4−1−6)。なお、中央の撮像領域の各ドットの3次元座標及び−X側の撮像領域の各ドットの3次元座標の一例がそれぞれ図12(A)及び図12(B)に示されている。ここでは、検出された複数のドットを水平方向にラインで結んで3次元表示している。図12(A)及び図12(B)における太線部分は、隣接する2つのステレオカメラで個別に撮像された2つの領域の重なり部分の3次元位置情報である。
次に、3次元位置情報取得部による3次元位置情報取得処理(上記ステップS4−2)について、図13及び図14のフローチャートを適宜参照して説明する。3次元位置情報取得処理では、ドットパターンDPの3つの領域の画像の共通部分における対応するドットの3次元座標が一致するように隣接する2つのステレオカメラの座標系を位置合わせ(回転、スケール、並進)する。
具体的には、一例として、+X側領域の撮像で求められた複数のドットの3次元座標を、中央領域の撮像で求められた複数のドットの3次元座標の座標系に位置合せをするとともに、−X側領域の撮像で求められた複数のドットの3次元座標を、中央領域の撮像で求められた複数のドットの3次元座標の座標系に位置合せして3者を統合する。
+X側領域又は−X側領域の撮像で求められた複数のドットの3次元座標を、中央領域の撮像で求められた複数のドットの3次元座標の座標系に位置合せする際には、各撮像領域の重なり部分の複数のドットを用いて行う。これらは対応関係が既知であり、観測した3次元座標系が異なっている。このような対応関係既知の2つの3次元点群の異なる座標系の位置合せ(R:回転、s:スケール、T:並進)は、図15に示されるような問題であり、例えば「Closed−form solution ofabsolute orientation using unit quaternions Berthold K.P.Horn 1987」に記載された方法により数学的に解くことができる。以下、この方法に従って説明する。
先ず、中央領域の画像の対応付け済みのドットの中から中央領域の画像及び+X側領域の画像に共通に含まれる測距済みドット(共通ドット)を検出するとともに、+X側領域の画像の対応付け済みドットの中から中央領域の画像及び+X側領域の画像に共通に含まれる測距済みドット(共通ドット)を検出する(ステップS4−2−1)。
次いで、中央領域の画像における+X側領域の画像との複数の共通ドットの3次元座標をこれらの重心位置からの相対座標に変換するとともに、+X側領域の画像における中央領域の画像との複数の共通ドットの3次元座標をこれらの重心位置からの相対座標に変換する(ステップS4−2−2)。
次いで、中央領域の画像における複数の共通ドットの重心位置からの距離の2乗の和と、+X側領域の画像における複数の共通ドットの重心位置からの距離の2乗の和の比から、中央領域撮像の座標系(中央のステレオカメラ24bの座標系)及び+X側領域撮像の座標系(+X側のステレオカメラ24aの座標系)と間のスケールsを求める(ステップS4−2−3)。s=SQRT(2乗和の比)。
次いで、中央領域撮像の座標系及び+X側領域撮像の座標系を統合するための回転Mを、中央領域及び+X側領域の一方の複数の共通ドット(ドット群1)の重心を原点とする位置ベクトルを所定の軸周りに回転したときの位置ベクトルと、該位置ベクトルに対応する、中央領域及び+X側領域の他方の複数の共通ドット(ドット群2)の重心を原点とする位置ベクトルとの内積の和が最大になる回転として求める(ステップS4−2−4)。なお、中央領域及び+X側領域の複数の共通ドットの対応関係はステレオ測距で求められており、既知である。
このような最適な回転は、次の式(4)で求めることができる。
なお、r´l,iは、ドット群1の重心からの相対座標である。
また、r´ r,iは、ドット群2の重心からの相対座標である。
上記4×4の対称行列Nの最大固有値に対応する単位固有ベクトルを求めると、最適な回転を表す単位4元数になる。この単位4元数をq=(a、b、c、d)とすると、上記3×3の回転行列Mを、以下のようにして求めることができる。
中央領域撮像及び+X側領域撮像の座標系を統合するための並進Tを、中央領域及び+X側領域の一方の複数の共通ドットの重心を求められた回転Mで回転してスケールsでスケーリングしたものと、中央領域及び+X側領域の他方の複数の共通ドットの重心との差として求める(ステップS4−2−5)。
求められたスケールs、回転M及び並進Tで、+X側領域の画像における全てのドットの3次元座標を、中央領域撮像の座標系における3次元座標に変換する(ステップS4−2−6)(図15参照)。なお、この場合、対応する共通ドットの位置座標には誤差があり、両者で必ずしも一致しないので、例えば両者の平均値を採用することが好ましい。
中央領域の画像及び−X側領域の画像についても、上記ステップ(S4−2−1)〜(S4−2−6)と同様の処理であるステップ(S4−2−7)〜(S4−2−12)を行い、求められたスケールs´、回転M´及び並進T´で、−X側領域の画像における全てのドットの3次元座標を、中央領域撮像の座標系における3次元座標に変換する。
このようにして、ドットパターンDPの全ドットの中央領域撮像の座標系における3次元座標(3次元位置情報)が求められる(図16参照)。図16では、スクリーンSに直交する方向(Z軸方向)に奥行方向(z軸方向)を合わせるように変換されたものが示されている。
次に、位置情報変換部による位置情報変換処理(上記ステップS4−3)について、図17のフローチャートを適宜参照して説明する。
位置情報変換処理では、ドットパターンDPの各ドットの3次元座標を、ドットパターンDPをスクリーンSの正面から見た2次元位置情報、すなわちドットパターンDPの各ドットをスクリーン面に平行な仮想平面(XY平面)上に正射影して得られる2次元位置情報に変換する。
ここでは、スクリーンSの凹凸は十分小さく、各ドットは、ほぼ平面上にあるとみなせる。
そこで、スクリーン面の法線ベクトルNを、例えば各ドットの3次元座標にスクリーンSに平行な平面を最小自乗法でフィッティングするなどして求める(ステップS4−3−1)。
次いで、3次元位置情報取得処理で統合された各ドットの3次元座標の奥行き方向(z軸方向)が、スクリーン面の法線方向に平行になるように中央領域撮像の座標系を回転させる(ステップS4−3−2)(図18(A)参照)。
具体的には、スクリーン面がx平面に一致するように、これら2つ面の交線を軸に、該2つの面の成す角Φだけ回転すればよい(図18(B)参照)。2平面の交線方向ベクトルN及び2平面のなす角度Φは、以下のようにして求めることができる。
cosΦ=N・N
なお、Nはz軸方向の単位ベクトルであり、・は内積を意味する。
2平面の交線方向ベクトルN=(NxN)/ABS(NxN
なお、()内のxは外積を意味し、ABSはベクトルの大きさである。
このような回転を表す単位4元数は、(cos(Φ/2)、sin(Φ/2)N)である。なお、cos(Φ/2)、sin(Φ/2)は、次の式から求めることができる。cos(Φ/2)=(1+cosΦ)/2、SIN(Φ/2)=(1−cosΦ)/2
結果として、図16に示されるような3次元画像が得られ、XY平面(スクリーン面に平行な仮想平面)上に正射影した座標値を求めると、スクリーンSの正面から見た、図19に示されるようなドットパターンDPの全ドットの2次元座標(2次元位置情報)が得られる(ステップS4−3−3)。この2次元座標には、スクリーンS上のドットパターンDPを正面から見たときの各ドットの幾何歪みが現れている。
次いで、ドットパターンDPの全ドットの2次元位置情報に基づいて、ドットパターンDPの幾何歪み補正情報(幾何歪み補正パラメータ)を生成する(ステップS5)。この幾何歪み補正パラメータは、例えば「投影画像の幾何補正に関する実験的検討」(2007.5.18.計測自動制御学会東北支部 第235回研究集会 資料235−5、高橋。沼徳、青木、近藤)に開示されている方法で幾何歪みを計測することで作成できる。
以下に、幾何歪み補正情報生成部による幾何歪み補正情報生成処理(S5)について、図20のフローチャートを適宜参照しつつ詳細に説明する。
先ず、XY平面上での2次元位置情報が求められた複数のドットで構成されるドットパターンDP(図21(A)参照)の外周に内接する最大の大きさでアスペクト比を保って、投影コンテンツ画像をマップする(ステップS5−1)。
図21(B)には、投影コンテンツ画像(アスペクト比4:3)が示されている。ここで、投影コンテンツ画像のサイズは、プロジェクタ装置10からの投影画像のサイズと同じサイズ、すなわち投影コンテンツ画像は外部機器からの画像信号(映像信号)の1フレームを意味している。
そこで、ドットパターンDPの外周に内接する最大の大きさでアスペクト比4:3を保って変倍した投影コンテンツ画像をマップする(図21(C)参照)。
図22(A)〜図22(C)に示されるように、各ドットのXY2次元座標を、マップされた投影コンテンツ画像上の位置に対応する等倍原画像上の座標(幾何歪み補正パラメータ)に変換する(ステップS5−2)。
フレームメモリ27に一時的に保存されたドットパターンDPは、図22(A)のように、左上原点で正方ブロックに分割され、ドット(ブロック)のサイズをblk(画素)とする。ドットはそれぞれ、図22(B)に示されるように、スクリーンの歪みによって歪んで投影され、撮像される。撮像された画像上でのドットの座標はすべて求められている。
ここで、例えば図22(A)に示されるドットパターンDPの画像の(12*blk、8*blk)座標のドット(赤丸の点)に注目し、撮像画像上での対応位置を(Xcam、Ycam)とする。そして、図22(B)に示されるように、投影され得る領域内に最大サイズでアスペクト比を保って変倍した投影コンテンツ画像をマップする。マップされたコンテンツ画像の左上の原点の座標を(X、Y0)、コンテンツ画像の変倍率をQとすると、撮像画像上でこのドットに映し出すべき、投影コンテンツ画像の画素位置(Xcont、Ycont)は、以下のようにして求めることができる。
Xcont=(Xcam−X0)/Q
Ycont=(Ycam−Y0)/Q
すべてのドットについての投影コンテンツ画像上での画素位置(Xcont、Ycont)が、幾何歪み補正パラメータである。
生成された幾何歪み補正パラメータは、幾何歪み補正パラメータ設定部によって幾何歪み補正部に設定される(上記ステップS6)。
次に、幾何歪み補正手段25による幾何歪み補正処理(上記ステップS7)について、図23のフローチャートを参照して説明する。
先ず、幾何歪み補正情報生成処理(上記ステップS5)で生成された、フレームメモリ27から投影される補正画像のドット位置ごとの参照すべき等倍原画像上の座標(幾何歪み補正パラメータ)を設定する(ステップS7−1)。
次いで、ドット以外の参照すべき等倍原画像上の座標を、ドットの座標から線形補間で計算し、プロジェクタ装置メモリ上のすべての画素について、参照すべき等倍原画像上の座標を得る(ステップS7−2)。
次いで、参照すべき等倍原画像上の座標(小数点数)に従って、原画像から、バイリニア、バイキュービックなどの画素補間手法でフレームメモリ27上に補正画像を生成する(ステップS7−3)。
以上説明した幾何歪み補正装置50は、投影部16からスクリーン面(スクリーンSの表面)に投影されたドットパターンDPを含むパターンを部分的にオーバーラップさせて分割撮像可能な撮像部18と、分割撮像されて得られた複数(例えば3つ)の画像に基づいて、ドットパターンDPの幾何歪み情報を取得する幾何歪み情報取得手段23と、取得された幾何歪み情報に基づいて、スクリーン面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正手段25と、を備えている。
この場合、撮像部18によってスクリーン面に投影されたドットパターンDPを含むパターンを部分的にオーバーラップさせて分割撮像できるため、スクリーンSと幾何歪み補正装置50との位置関係に関わらず、分割撮像されて得られる複数(例えば3つ)の画像の周辺部の解像度の低下を抑制できる。
この結果、複数(例えば3つ)の画像に基づいてドットパターンDPの幾何歪み情報を精度良く取得でき、取得された幾何歪み情報に基づいて、スクリーン面に投影される画像の幾何歪みを精度良く補正できる。
結果として、幾何歪み補正装置50では、スクリーン面と撮像部18との位置関係に関わらず、スクリーン面に投影される画像の幾何歪みを精度良く補正できる。逆に言うと、スクリーン面に投影される画像の品質を維持しつつ、装置の設置の自由度を向上できる。
また、前記幾何歪み情報は、スクリーン面に投影されたドットパターンDPを正面から見たときの幾何歪みに関する情報である。
この場合、スクリーンSの正面から見て幾何歪みが補正された高品質な画像をスクリーンSに投影することができる。
また、撮像部18は、スクリーン面に投影されたドットパターンDPを含むパターンの複数(例えば3つ)の画像を個別に取得する複数(例えば3つ)のステレオカメラ24a、24b、24cを含んでいる。
この場合、ドットパターンDPを含むパターンの各領域の複数位置の3次元位置情報を精度良く取得することができ、ひいてはドットパターンDPの幾何歪み情報を更に精度良く取得することができる。
また、複数(例えば3つ)のステレオカメラ24a、24b、24cは、X軸方向(スクリーンSの長手方向)に並べて配置されている。
この場合、少数のステレオカメラを用いて極力大きな撮像範囲をカバーすることができる。この結果、ステレオカメラのレンズに超広角レンズを用いる必要がない。なお、一般にレンズが広角であればあるほどレンズ歪みは大きくなり、撮像視野の周辺部の解像度が低下するため、高精度のステレオ測距は困難となる。
また、幾何歪み情報取得手段23は、複数(例えば3つ)の画像それぞれの複数位置の3次元位置情報を検出するステレオ測距部と、検出された3次元位置情報を、複数(例えば3つ)の画像の共通部分の対応する複数位置の3次元位置情報が一致するように統合して、ドットパターンDPの複数位置の一の座標系(中央領域撮像の座標系)における3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部と、取得された3次元位置情報をスクリーンSに平行な仮想平面上における2次元位置情報に変換する位置情報変換部と、を含んでいる。
この場合、撮像部18によって撮像された複数(例えば3つ)の画像に基づいて、スクリーンSに平行な仮想平面(XY平面)上におけるドットパターンDPの幾何歪み情報を精度良く取得することができる。
また、プロジェクタ装置10は、幾何歪み補正装置50と、スクリーン面に所定パターンを投影するとともに幾何歪み補正装置50によって幾何歪みが補正された画像をスクリーン面に投影する投影部16とを、一体に備えている。
この場合、プロジェクタ装置10とスクリーン面との位置関係に関わらず、幾何歪みが補正された高品質な画像をスクリーン面に投影することができる。逆に言うと、スクリーン面に投影される画像の品質を維持しつつ、プロジェクタ装置10の設置の自由度を向上できる。
また、投影部16は、光源80と、該光源80からの光をスクリーン面に導く短焦点の光学系とを含み、画像情報に応じて変調された光をスクリーン面に投射する。
この場合、プロジェクタ装置10は、図24に示されるように、スクリーンに近接した位置に配置されて使用される。
この結果、スクリーンの歪みがないと仮定した場合の投影像に対するスクリーンの歪みによる投影像の上下のずれ幅(幾何歪み)が大きくなる。この場合、撮像部18は投影部16に近接しているため、撮像部18で撮像された画像から直接的に投影像の上下のずれ幅を精度良く取得することは、非常に困難である。すなわち、撮像部18で撮像された画像から直接的に精度良く幾何歪み情報を取得することは、非常に困難である。このような場合であっても、プロジェクタ装置10では、スクリーンに投影されたドットパターンの3次元位置情報を精度良く取得でき、取得された3次元位置情報に基づいて、スクリーンに投影されたドットパターンの正面視での幾何歪み補正情報(幾何歪み補正パラメータ)を精度良く生成できるため、スクリーンに投影される画像の正面視での幾何歪みを精度良く補正することができる。
なお、上記実施形態では、投影部は、短焦点型とされているが、これに限られない。例えば、図25(A)に示される変形例1のプロジェクタ装置100のように、短焦点型でない投影部及び撮像部を備えるプロジェクタ装置をスクリーンに概ね正対する位置に配置し、スクリーンの概ね正面から光を投射するようにしても良い。この場合でも、投影像に上下の小さなずれが発生し、撮像部はスクリーンに投影されたドットパターンをスクリーンの真正面から撮像するわけではないため、撮像部で撮像された画像から直接的に精度良く幾何歪み情報を取得することは、困難である。従って、この場合も、上記実施形態で説明した幾何歪み補正方法が有効である。
また、例えば、図25(B)に示される変形例2のプロジェクタ装置200のように、短焦点型でない投影部及び撮像部を備えるプロジェクタ装置を光投射方向がスクリーンに対して傾斜するように配置し、スクリーンに対して傾斜する方向から光を投射するようにしても良い。この場合も、投影像の上下のずれ幅が比較的大きく、上記実施形態で説明した幾何歪み補正方法が特に有効である。
また、上記実施形態では、スクリーンSに投影されるドットパターンを含むパターンの部分的にオーバーラップさせて分割撮像される領域は、3つとされているが、これに限らず、例えば、2つ又は4つ以上であっても良い。
また、上記実施形態では、撮像部18は、3つのステレオカメラを有しているが、これに限らず、要は、少なくとも1つのステレオカメラを有していれば良い。
具体的には、図26に示される変形例3のプロジェクタ装置300のように、撮像部180は、1つのステレオカメラ24と該ステレオカメラ24をY軸周りに回動させる回動機構(不図示)とを有していても良い。この場合、1つのステレオカメラを回動機構でY軸周りに回動させることで、スクリーンSに順次投影されるパターンA及びBの対応する領域を順次撮像することができる。また、撮像部は、複数のステレオカメラと該複数のステレオカメラをY軸周りに回動させる回動手段とを有していても良い。
また、撮像部は、1つのステレオカメラと該ステレオカメラをX軸方向に移動(例えばスライド)させる移動機構とを有していても良い。この場合、1つのステレオカメラを移動機構でX軸方向に移動させることで、スクリーンSに順次投影されるパターンA及びBの対応する領域を順次撮像することができる。なお、撮像部は、複数のステレオカメラと該複数のステレオカメラをX軸方向に移動させる移動手段とを有していても良い。
また、撮像部では、3つのステレオカメラは、X軸方向に並べて配置されているが、これに限られない。例えば、Z軸方向及びY軸方向の少なくとも一方に関して互いにずれた位置に配置されても良い。
また、撮像部では、各ステレオカメラは、2眼がX軸方向に並ぶように配置されているが、これに限らず、要は、2眼がZ軸に直交する方向に並ぶように配置されることが好ましい。
また、上記実施形態では、幾何歪み補正装置50は、プロジェクタ装置10の一部として用いられている(投影部16と一体的に設けられている)が、これに限られない。例えば、図27に示される変形例4のように、幾何歪み補正装置150は、投影装置160と別体とされ、該投影装置160と有線又は無線で通信可能とされても良い。なお、幾何歪み補正装置150は、投影装置160に対して着脱可能であっても良い。この場合、例えば、短焦点型の投影装置160をスクリーンSに近接する位置に配置し、幾何歪み補正装置150をスクリーンSから離れた位置に配置することができる。この結果、スクリーンSに投影されたパターンA又はBを少数のステレオカメラで、高解像度で撮像することができる。また、パターンA及びBの領域分割数を少なくできるため、ステレオカメラの個数、又はステレオカメラの姿勢変更回数若しくは移動回数を少なくすることができる。また、パターンA又はBを撮像するステレオカメラの視野角が小さくて済むため、広角レンズでないレンズを用いることができ、コストダウンを図ることができる。また、幾何歪み補正装置150を投影装置160から離間させて配置することができ、投影装置160で発生する熱の影響が幾何歪み補正装置150に及び難くすることができる。
また、例えば、図28に示される変形例5のように、例えば、短焦点型でない投影装置260をスクリーンSから離れた位置に配置し、幾何歪み補正装置250を投影装置260から離れた位置(スクリーンSに近接した位置又はスクリーンSから離間した位置)に配置しても良い。この場合も、投影装置260で発生する熱の影響が幾何歪み補正装置250に及び難くすることができる。なお、幾何歪み補正装置250は、投影装置260に対して着脱可能であっても良い。
以上説明したように、本発明の幾何歪み補正装置は、被投影面(例えばスクリーン面)との位置関係に関わらず、投影手段から被投影面に投影される画像の正面視での幾何歪みを精度良く補正することができる。
なお、上記実施形態では、被投影面は、一例として、吊り下げ型のスクリーンSの表面とされたが、これに限らず、例えば、建造物の壁に固定されたスクリーンSの表面、建造物の壁面、布の表面、パネルの表面、ボードの表面、自動車のフロントガラスの表面等とされても良い。
また、上記実施形態では、スクリーンSに投影されるパターンは、ドットパターンDP及び少なくとも1つの基準パターンをそれぞれが含む2つのパターンA及びBとされているが、これに限らず、1つのドットパターン及び少なくとも1つの基準パターンを含む1つのパターンであっても良いし、同一のドットパターン及び少なくとも1つの基準パターンをそれぞれが含む3つ以上のパターンであっても良い。この場合であっても、ステレオカメラでパターンの各領域が撮像されるときに該領域に対応する基準パターンのみが該ステレオカメラの2眼の共通視野内に入ることが好ましい。
また、上記実施形態では、投影部16に接続されるフラッシュメモリ29にパターンA及びBが格納されているが、これに限らず、例えば、投影部に接続されるパターン生成部を設けて、該パターン生成部で少なくとも1つのパターンを生成し、生成されたパターンを投影部に送るようにしても良い。
また、上記実施形態では、スクリーンSに投影されるパターンに含まれる所定パターンは、ドットパターンDPとされているが、これに限られない。例えば、格子パターンであっても良い。この場合、ドットパターンDPの各ドットの代わりに、例えば、格子パターンの格子の交点を用いても良いし、格子パターンで囲まれる領域(格子の目)を用いても良い。
また、上記実施形態では、ドットパターンDPの各ドットの形状は、正方形とされているが、これに限らず、例えば、円形、楕円形、正方形以外の多角形等とされても良い。なお、ドットの形状が円形、楕円形、多角形の場合、それぞれ円錐状、楕円錐状、多角錐状の輝度分布となることが好ましい。
また、上記実施形態では、ドットパターンDPの各ドットは、中心が最大となる輝度分布(グラデーション)を有しているが、これに限らず、例えば、中心が最小となる輝度分布(グラデーション)を有していても良い。
また、上記実施形態では、各基準パターンは、十字の交点及び4つの端点に個別に位置する5個の白ドットで構成されているが、これに限られない。要は、ドットパターンDPの各領域のドットの位置の基準となるパターンであれば、例えば、1個〜4個の白又は黒ドット、5個の黒ドット、6個以上の白又は黒ドット、十字状パターン、X字状パターン、ライン状パターン、格子パターンなどの他のパターンであっても良い。なお、本明細書では、パターンの地色よりも濃い色を黒ドット、薄い色を白ドッドと称している。すなわち、黒ドット及び白ドットには、ハーフトーンのドットも含まれる。
投影部16の構成は、上述したものに限られず、適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、光源80からの光をDMD94で画像信号に応じて変調しているが、これに限らず、例えば、画像信号に応じて光源を変調駆動しても良い。この場合、DMD94に代えて、例えば2軸のMENSスキャナ、2軸のガルバノスキャナ、複数のMEMSミラー、複数のガルバノミラー、透過型液晶パネル、反射型液晶パネル等を用いても良い。
また、上記実施形態では、投影部は、短焦点型とされているが、短焦点型でなくても良い。この場合、屈折力を有するミラー(例えば上記自由曲面ミラー98)に代えて、MENSミラー、ガルバノミラー等を用いても良い。
10…プロジェクタ装置、16…投影部(投影手段)、18…撮像部(撮像手段)23…幾何歪み情報取得手段、24、24a、24b、24c…ステレオカメラ、25…幾何歪み補正手段、50…幾何歪み補正装置、80…光源、BP、BP、BP…基準パターン、DP…ドットパターン(所定パターン)、S…スクリーン。
「投影画像の幾何補正に関する実験的検討」(2007.5.18.計測自動制御学会東北支部 第235回研究集会 資料235−5、高橋。沼徳、青木、近藤)。

Claims (16)

  1. 投影手段から被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正装置であって、
    前記投影手段から前記被投影面に投影された、所定パターンを含むパターンを部分的にオーバーラップさせて分割撮像可能な撮像手段と、
    前記パターンが分割撮像されて得られた複数の画像に基づいて、前記所定パターンの幾何歪み情報を取得する幾何歪み情報取得手段と、
    取得された前記幾何歪み情報に基づいて、前記被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正手段と、を備える幾何歪み補正装置。
  2. 前記幾何歪み情報は、前記所定パターンを正面から見たときの幾何歪みに関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の幾何歪み補正装置。
  3. 前記撮像手段は、前記複数の画像を個別に取得する複数のステレオカメラを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の幾何歪み補正装置。
  4. 前記複数のステレオカメラは、一軸方向に並べて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の幾何歪み補正装置。
  5. 前記撮像手段は、前記複数の画像を順次取得するステレオカメラを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の幾何歪み補正装置。
  6. 前記ステレオカメラは、前記複数の画像を個別に取得可能な複数の位置の間で移動可能であるか、又は前記複数の画像を個別に取得可能な複数の姿勢の間で姿勢変更可能であることを特徴とする請求項5に記載の幾何歪み補正装置。
  7. 前記幾何歪み情報取得手段は、
    前記複数の画像それぞれの複数位置の3次元位置情報を検出する3次元位置情報検出部と、
    検出された前記3次元位置情報を、前記複数の画像の共通部分の対応する複数位置の3次元位置情報が一致するように統合して、前記所定パターンの複数位置の一の座標系における3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部と、
    取得された前記3次元位置情報を前記被投影面に平行な仮想平面上における2次元位置情報に変換する位置情報変換部と、を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の幾何歪み補正装置。
  8. 前記パターンは、分割撮像される複数の領域の少なくとも1つに基準パターンを含み、
    前記3次元位置情報検出部は、前記基準パターンを基準として、前記複数の画像それぞれの複数位置の3次元位置情報を検出することを特徴とする請求項7に記載の幾何歪み補正装置。
  9. 前記複数の領域のうちの互いに異なる領域に前記基準パターンを含む複数の前記パターンが前記投影手段から前記被投影面に順次投影され、
    前記撮像手段は、前記被投影面に投影された前記複数のパターンそれぞれの前記基準パターンを含む領域を撮像することを特徴とする請求項8に記載の幾何歪み補正装置。
  10. 前記所定パターンは、中心を最大値又は最小値とする輝度分布をそれぞれが有する複数のドットを含み、
    前記所定パターンの複数位置は、前記複数のドットの中心であり、
    前記3次元位置情報検出部は、前記複数の画像それぞれの複数位置の3次元位置情報をパラボラフィッティング又は等角直線フィッティングによってサブピクセル精度で検出することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の幾何歪み補正装置。
  11. 前記幾何歪み補正手段は、前記幾何歪み情報に基づいて前記幾何歪みを補正するための幾何歪み補正情報を生成する幾何歪み補正情報生成部と、生成された幾何歪み補正情報に基づいて、前記被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正部と、を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の幾何歪み補正装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の幾何歪み補正装置と、
    前記被投影面に前記所定パターンを投影するとともに、前記幾何歪み補正装置によって幾何歪みが補正された画像を前記被投影面に投影する、前記投影手段としての投影装置と、を備えるプロジェクタ装置。
  13. 前記投影装置は、光源と、該光源からの光を前記被投影面に導く短焦点の光学系とを含み、画像情報に応じて変調された光を前記被投影面に投射することを特徴とする請求項12に記載のプロジェクタ装置。
  14. 被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正する幾何歪み補正方法であって、
    前記被投影面に所定パターンを含むパターンを投影し、投影された前記パターンを部分的にオーバーラップさせて分割撮像するステップと、
    分割撮像されて得られた複数の画像に基づいて、前記所定パターンの幾何歪み情報を取得するステップと、
    取得された前記幾何歪み情報に基づいて、前記被投影面に投影される画像の幾何歪みを補正するステップと、を含む幾何歪み補正方法。
  15. 前記幾何歪み情報を取得するステップは、
    前記複数の画像それぞれの複数位置の3次元位置情報を検出するサブステップと、
    検出された前記3次元位置情報を、前記複数の画像の共通部分の対応する複数位置の3次元位置情報が一致するように統合して、前記所定パターンの複数位置の一の座標系における3次元位置情報を取得するサブステップと、
    取得された前記3次元位置情報を前記被投影面に平行な仮想平面上における2次元位置情報に変換するサブステップと、を含むことを特徴とする請求項14に記載の幾何歪み補正方法。
  16. 前記幾何歪み情報は、前記被投影面に投影された前記所定パターンを正面から見たときの幾何歪みに関する情報であることを特徴とする請求項14又は15に記載の幾何歪み補正方法。
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