JP2014132986A - 医用画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の処理機能各々に関連するユーザの操作負担を軽減する医用画像処理装置を提供すること。
【解決手段】本実施形態による医用画像処理装置は、医用画像を対象とした複数種類の処理機能を有する医用画像処理装置において、複数種類の処理機能各々に関連する複数の処理項目を、処理可能順序とともに記憶する処理項目記憶部と、複数の処理機能からユーザにより選択された処理機能に関連する処理項目の候補を処理可能順序に従って、処理順序毎に記憶部から選択する選択部と、選択された複数の候補を処理順序毎にリストで表示する表示部と、表示された複数の候補からユーザにより選択された候補を、選択された候補に対応する処理順序の処理項目に設定する手順設定部と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、医用画像処理装置に関する。
近年、医療技術、特にモダリティの進化に伴って、これらのモダリティで撮影された医用画像を処理する医用画像処理装置は、高度な処理機能を搭載するようになってきている。高度な処理機能のユーザによる操作においては、複雑な設定及び多くの操作等が必要である。そのため、ユーザによる操作負担が多くなっている。
医用画像処理装置を製造するメーカ各社は、ユーザによる操作負担の低減のために、様々な対策を講じている。これらの対策には、例えば、メーカ各社によるユーザの質問事項を受け付けるためのコールセンターの設立及び医用画像処理装置への詳細なヘルプ機能の追加等がある。しかしながら、コールセンターを利用する場合において、ユーザはコールセンターに電話をする度に、医用画像処理装置の操作方法で困っている内容を説明する必要がある。そのため、ユーザは、知りたい操作内容を教えてもらうまでに多くの時間を費やしてしまう。ヘルプ機能を利用する場合においては、ユーザは、限られた表示スペースでヘルプ機能の閲覧と医用画像処理装置の操作を並行して行う。そのため、ユーザは、ストレスを感じながら複雑な操作をする必要がある。以上のように、メーカ各社は対策を講じているが、依然として、ユーザによる操作負担が大きいのが問題となっている。
特願平11−323257号公報 特願2003−545186号公報
目的は、複数種類の処理機能各々に関連するユーザの操作負担を軽減する医用画像処理装置を提供することにある。
本実施形態に係る医用画像処理装置は、医用画像を対象とした複数種類の処理機能を有する医用画像処理装置において、前記複数種類の処理機能各々に関連する複数の処理項目を、処理可能順序とともに記憶する記憶部と、前記複数の処理機能からユーザにより選択された処理機能に関連する処理項目の候補を処理可能順序に従って、処理順序毎に前記記憶部から選択する選択部と、前記選択された複数の候補を処理順序毎にリストで表示する表示部と、前記表示された複数の候補から前記ユーザにより選択された候補を、前記選択された候補に対応する処理順序の処理項目に設定する設定部と、を具備することを特徴とする。
本実施形態に係る医用画像処理装置は、医用画像を対象とした複数種類の処理機能を有する医用画像処理装置において、前記複数種類の処理機能各々に関連する複数の処理項目を処理手順とともに記憶する手順記憶部と、前記複数の処理項目に対して、前記複数の処理項目各々に対応するユーザの次の操作を支援するための複数のナビゲーション機能をそれぞれ対応させて記憶するナビゲーション処理機能記憶部と、前記処理手順に従って、順次、前記複数のナビゲーション機能を実行する実行部と、を具備することを特徴とする。
本実施形態に係る医用画像処理装置を含めた院内システム構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る医用画像処理装置のブロック構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る医用画像処理装置の処理項目記憶部に記憶されている処理階層表の一例を示した図である。 本実施形態に係る医用画像処理装置のナビゲーション処理機能記憶部に記憶されているオート処理機能表とガイド処理機能表との一例を示す図である。 本実施形態に係る医用画像処理装置の画像記憶部に記憶されているメニュー画像の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る医用画像処理装置において、実行手順表の設定に関わる各部の処理に関するフローチャートの一例である。 第1実施例に係る実行部の構成の一例を示す図である。 第1実施例に係る医用画像処理装置のオート処理動作の手順の一例を示すフローチャートである。 図8のフローチャートに関して、ステップS29におけるオート処理機能の実行部による実行手順の一例を示すフローチャートである。 図9のフローチャートに関して、ステップS44において、カーソル移動信号に基づいて、表示部により表示されるカーソルの移動遷移図である。 第1実施例に係る医用画像処理装置のオート処理動作の手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る医用画像処理装置のガイド処理モードにおいて、表示部に表示される案内画像の一例を示す図である。 本実施形態に係る医用画像処理装置のガイド処理モードにおいて、表示部によるアイコン強調表示の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る医用画像表示装置4を説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係る医用画像処理装置1を含めた院内システムに関する構成の一例を示す構成図である。図1に示すように、院内システムは、医用画像撮影装置2、医用画像保管装置3、医用画像処理装置1、及び医用画像表示装置4で構成されている。なお、図1は、説明を簡単にするため、本実施形態の典型的な構成を記載したものである。したがって、例えば、図1に記載した医用画像表示装置4等に、本実施形態の医用画像処理装置1の機能が含まれていてもよい。
院内システムにおける各装置は、LANを介して相互に接続され、相互にデータ通信が可能である。院内システムの各装置で扱う医用画像のデータ及びこれらの装置間でのデータ通信は、例えば、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に準拠している。
医用画像撮影装置2は、例えば、X線コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)装置(以下、X線CT装置と呼ぶ)、及び磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging)装置(以下、MRI装置と呼ぶ)などである。
医用画像保管装置3は、複数の医用画像のデータ及び読影レポートのデータなどを保管するためのHDD(Hard Disk Drive)やNAS(Network Attached Storage)などである。
本実施形態に係る医用画像処理装置1は、医用画像に対して画像解析処理を行う装置である。例えば、医用画像処理装置1は、医用画像表示装置4等では性能の観点から解析困難な処理等を行う。そのため、本実施形態に係る医用画像処理装置1は、医用画像を対象とした複数種類の処理機能を装備する。複数種類の処理機能とは、例えば、大腸解析及び心機能解析等である。
医用画像表示装置4は、医用画像及び読影レポートを表示するための端末、例えば、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末である。
医用画像撮影装置2は、被検体に関する医用画像を発生する。医用画像撮影装置2は発生した医用画像のデータを、LANを介して医用画像保管装置3に送信する。医用画像保管装置3は、受信した医用画像のデータを、付帯情報に従ってデータベース化して記憶する。付帯情報とは、例えば、検査情報、患者情報、シリーズ情報、及び画像情報等である。医用画像保管装置3は、他の装置からの取得要求に従って、データベースに基づいてリストを作成する。リストとは、例えば、患者リスト、医用画像リスト、及び部位リスト等である。医用画像保管装置3は、作成したリストを取得要求先の他の装置に送信する。
医用画像処理装置1は、ユーザによる指示に従って、医用画像保管装置3から読み出された医用画像に対して画像解析処理を行う。画像解析処理は、例えば、医用画像からの病変抽出及び病変計測等の処理である。ユーザは、画像解析処理された医用画像を読影する。ユーザは、病変情報や読影結果をまとめた読影レポートを作成する。作成された読影レポートのデータは、医用画像処理装置1から医用画像保管装置3に送信される。医用画像保管装置3は、読影レポートのデータを作成元の医用画像のデータと関-連付けて記憶する。読影レポート等は、医用画像表示装置4を介して、ユーザにより医用画像保管装置3から読み出される。読み出された読影レポート等は、医用画像表示装置4の表示画面に表示される。表示された読影レポートは、患者の診断等においてユーザにより参照される。
次に、本実施形態に係る医用画像処理装置1の構成について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る医用画像処理装置1の構成の一例を示す構成図である。図2に示すように、本実施形態に係る医用画像処理装置1は、入力部10、制御部11、送受信部12、記憶部13、選択部14、手順設定部15、処理部16、実行部17、及び表示部18を有する。
入力部10は、マウスやキーボードなどの入力デバイスを有している。なお、入力デバイスには、例えば、トラックボール、タッチパネル、及びスイッチ等が用いられてもよい。入力部10は、医用画像処理装置1に対して、ユーザによる指示情報を入力するための、インターフェースとして機能する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)とメモリ回路等を有する。制御部11は、入力部10から入力された情報を受け取り、一時的にメモリ回路に入力情報を記憶する。制御部11は、入力情報に基づいて医用画像処理装置1の各部を制御する。
送受信部12は、医用画像処理装置1とLANに接続されている他の装置との間のデータの送受信を行うための外部インターフェースである。
記憶部13は、半導体記憶素子であるFlash SSD(Solid State Disk)などの半導体記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)等である。記憶部13は、画像記憶部131と、処理項目記憶部132と、ナビゲーション処理機能記憶部133とを有する。
画像記憶部131は、複数の医用画像、メニュー画像、及び複数の案内画像のデータを記憶する。複数の医用画像は、例えば、医用画像保管装置3に記憶されている複数の医用画像から、入力部10を介したユーザにより選択された医用画像等である。医用画像のデータには、個々の医用画像を特定するためのコードと共に、撮影部位等を特定するデータが付帯されている。メニュー画像は、後述するユーザによる実行手順表の設定を支援するための画像である。メニュー画像は、後述する表示部18により、ユーザによる実行手順の設定時に表示画面に表示される。メニュー画像の詳細な説明は後述する。案内画像は、本実施形態に係る医用画像処理装置1が装備する複数種類の処理機能に関する操作方法等をユーザに案内するための画像である。後述するガイド処理機能の1つに、案内画像の表示画面への表示が含まれる。案内画像の詳細な説明は後述する。
処理項目記憶部132は、処理階層表を記憶する。処理階層表において、複数の処理項目は、処理可能順序とともに記憶されている。複数の処理項目は、複数種類の処理機能に関連する複数のユーザ操作の典型的な名称にそれぞれ対応する。処理階層表の詳細な説明は後述する。処理項目記憶部132は、後述する手順設定部15で設定された実行手順表を記憶する。実行手順表は、処理手順毎に処理項目を設定した手順表である。
ナビゲーション処理機能記憶部133は、複数の処理項目に対して、複数のナビゲーション処理機能を対応させたナビゲーション機能表を記憶する。ナビゲーション処理機能は、処理項目に関連する表示画面上のユーザによる入力操作を支援(以下、ユーザ支援と呼ぶ)するための機能である。ナビゲーション処理機能には、オート処理機能とガイド処理機能とがある。オート処理機能とガイド処理機能とは、ユーザ支援方法が異なる。ナビゲーション機能表は、複数の処理項目に対して複数のオート処理機能をそれぞれ対応させたオート機能表と複数の処理項目に対して複数のガイド処理機能をそれぞれ対応させたガイド機能表とを有する。オート処理機能表とガイド処理機能表との詳細な説明は後述する。
選択部14は、複数の処理項目から複数の処理項目候補を選択する。選択部14による選択処理の説明は後述する。
手順設定部15は、処理手順毎にユーザにより選択された処理項目を、その処理手順とともに設定した実行手順表を設定する。実行手順表の設定に関わる各部の動作に関する詳細な説明は後述する。
実行部17は、ユーザにより選択された処理モードがオートモードの場合において、オート処理機能を実行する。実行部17は、ユーザにより選択された処理モードがガイドモードの場合において、ガイド処理機能を実行する。具体的には、実行部17は、設定された実行手順表に従って、順次、ナビゲーション機能を実行する。実行部17の詳細な動作の説明は後述する。
処理部16は、本実施形態に係る医用画像処理装置1が装備する複数種類の処理機能の有する具体的な処理を実行する。具体的な処理とは、例えば、大腸抽出、病変計測、及び表示切替等である。これらの処理は、例えば、表示画面に表示されたアイコンにそれぞれ関連付けされている。処理部16は、特定のアイコンが選択されたのを契機に、選択されたアイコンに関連付けられている処理を実行する。
表示部18は、メニュー画像を表示画面に表示する。表示部18は、メニュー画像上の予め設定されたエリアに、選択部14により選択された複数の検査名称候補と複数の処理項目候補とを一覧にして表示する。表示部18は、実行部17からの出力に基づいて、案内画像及びカーソルを表示する。表示部18は、実行部17からの出力に基づいて、表示画面上のアイコンを強調して表示する。表示部18には、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が適宜利用可能である。
次に、本実施形態に係る医用画像処理装置1の処理項目記憶部132に記憶されている処理階層表について説明する。図3は、本実施形態に係る医用画像処理装置1の処理項目記憶部132に記憶されている処理階層表の一例を示した図である。
図3に示すように、処理階層表は第1乃至第6の階層に階層化された階層表である。複数の処理項目は、処理可能手順に従って、階層化されている。階層化された複数の処理項目は、検査名称階層61の下層に関連付けられている。この階層構造は、上から順番に、撮影部位階層60、検査名称階層61、処理手順1階層62、処理手順2階層63、処理手順3階層64、処理手順4階層65という名称の階層で構成される。
撮影部位階層60には、例えば、「大腸」及び「心臓」等の複数の撮影部位が含まれる。検査名称階層61には、例えば、「大腸抽出」及び「仮想内視鏡表示」等の複数の検査名称が含まれる。
複数の処理項目は、複数の検査名称に関連する複数のユーザ操作の典型的な名称にそれぞれ対応する。検査名称に、上述の「大腸抽出」が選択された場合を例に説明する。この場合において、処理項目には、芯線編集、芯線領域抽出、病変抽出、病変計測、表示変更、及びレポート作成等が含まれる。検査名称「大腸抽出」に関連する複数の処理項目は、処理手順に従って、処理手順1階層62、処理手順2階層63、処理手順3階層64、及び処理手順4階層65にそれぞれ関連付けて管理される。
なお、本実施形態に係る階層構造は、上述の6層構造に限定されない。検査名称に関連する処理項目は、少なくとも1つ必要である。そのため、処理手順に関わる階層は少なくとも1つ必要である。そのため、処理階層表は、撮影部位階層60、検査名称階層61、及び処理手順1階層62の3層以上の階層構造である必要がある。処理階層表は、例えば、処理手順4に対応する処理手順4階層65の下層に、処理手順5に対応する階層を対応させた7層構造であってもよい。
また、処理項目記憶部132による複数の処理項目の記憶構造は階層構造でなくてもよい。処理項目記憶部132は、例えば、複数の撮影部位に対して、複数の検査名称をそれぞれ対応させて記憶する。処理項目記憶部132は、複数の検査名称に対して、処理手順1で処理可能な複数の処理項目をそれぞれ対応させて記憶する。処理項目記憶部132は、複数の処理項目を、処理可能手順が前後する処理項目同士を関連付けて記憶する。
次に、ナビゲーション処理機能記憶部133に記憶されているオート処理機能表とガイド処理機能表とについて説明する。図4は、本実施形態に係る医用画像処理装置1のナビゲーション処理機能記憶部133に記憶されているオート処理機能表とガイド処理機能表との一例を示す図である。
オート処理機能表は、複数の処理項目に対して、複数のオート処理機能をそれぞれ対応させた対応表である。図4に示すように、オート処理機能各々には、オート処理内容が処理手順とともに設定されている。例えば、「処理11オート処理機能」は処理項目「処理11」のオート処理機能を表す。「処理11オート処理機能」には、処理手順1に、アイコン1へのカーソル移動指示(MOVE(icon1))が設定されている。処理手順2に、左クリック指示(LEFT_CLICK)が設定されている。実行部17により処理11オート処理機能が実行されると、まず、表示画面上のカーソルがアイコン1に移動表示される(処理手順1)。アイコン1に移動されると、表示画面上のカーソルが左クリックをしたかのように表示される(処理手順2)。
オート処理機能は、対応する処理項目に関連するユーザの入力操作を自動的に実行する機能である。そのため、オート処理内容は、表示画面上のユーザの入力操作に関連する内容であればよい。オート処理内容は、例えば、右クリック、左クリックしながらのカーソル移動、及びダブルクリック等である。
ガイド処理機能表は、複数の処理内容に対して、複数のガイド処理機能をそれぞれ対応させた対応表である。図4に示すように、ガイド処理機能各々には、ガイド処理内容が処理手順とともに設定されている。例えば、「処理11ガイド処理機能」は処理項目「処理11」のガイド処理機能を表す。「処理11ガイド処理機能」には、処理手順1に、アイコン1の強調指示(bright(icon1))が設定されている。処理手順2に、アイコン1に関連する案内画像の表示指示(Message(icon1))が設定されている。
ガイド処理機能は、対応する処理項目に関連するユーザの入力操作を、ユーザに案内するための機能である。そのため、ガイド処理内容は、表示画面上のユーザの入力操作を案内する内容であればよい。ガイド処理内容は、例えば、カーソル移動軌跡の表示等である。
次に、本実施形態に係る医用画像処理装置1の画像記憶部131に記憶されているメニュー画像について説明する。図5は、本実施形態に係る医用画像処理装置1の画像記憶部131に記憶されているメニュー画像の一例を示す図である。なお、本実施形態の説明においては、説明を簡単にするため、処理項目記憶部132には、図4の処理階層表が記憶されているものとする。図5に示すように、メニュー画像は、検査名称入力エリア、処理項目入力エリア、処理モード選択ボタン、及び実行ボタンを有する。
検査名称入力エリアは、入力部10を介してユーザにより入力された検査名称を受け付けるためのエリアである。検査名称入力エリアには、表示部18により、複数の検査名称候補が一覧表示される。複数の検査名称候補は、入力部10を介して、ユーザにより選択された医用画像に付帯する撮影部位に関する情報に従って、複数の検査名称から選択部14により選択された候補である。
処理項目入力エリアは、処理手順毎にメニュー画像に設けられている。処理項目入力エリアは、処理手順毎にユーザによる処理項目の入力を受け付けるためのエリアである。処理項目入力エリアには、表示部18により、その処理手順における複数の処理項目候補が一覧表示される。例えば、図5に示すように、処理手順3に対応する操作名称入力エリアにカーソルがあわせられると、表示部18により、処理手順3で選択可能な複数の処理項目候補がプルダウン形式で表示される。処理手順3で選択可能な複数の処理項目候補は、処理手順3までに選択された項目に従って、処理階層表の処理手順3に関連付けされている複数の処理項目から選択部14により選択された候補である。処理手順3までに選択された項目は、撮影部位、検査名称、処理手順1の処理項目、及び処理手順2である。
処理項目入力エリアを介して、ユーザにより入力された処理項目を処理手順とともに設定した表が実行手順表である。手順設定部15により、処理手順毎にユーザにより選択された処理項目が実行手順表として設定される。
処理モード選択ボタンは、実行部17による実行手順表の処理モードの選択を、ユーザから受け付けるためのボタンである。処理モード選択ボタンは、オート処理ボタンとガイド処理ボタンとを有する。オート処理ボタンが選択された場合において、実行手順表で設定された処理項目は、実行部17によりオートモードで実行される。ガイド処理ボタンが選択された場合において、実行手順表で設定された処理項目は、実行部17によりガイドモードで実行される。
実行ボタンは、実行手順表の確定を受け付けるためのボタンである。実行ボタンは、実行部17による実行手順表で設定した処理項目の実行開始を受け付ける。
なお、メニュー画像のレイアウトは、図5のレイアウトに限定されない。メニュー画像は、上述したユーザによる入力、例えば、処理項目、処理項目の処理手順、及び処理モードの選択等を受け付けられるようになっていればよい。
(実行手順設定機能)
実行手順表設定機能とは、手順設定部15による実行手順表の設定機能である。具体的には、手順設定部15は、処理階層表の上位階層から、順次、ユーザにより選択された処理項目を処理手順とともに設定する。以下、実行手順設定機能に従う各部の動作(以下、実行手順設定動作)について説明する。
図6は、本実施形態に係る医用画像処理装置1の実行手順設定動作の手順の一例を示すフローチャートである。
表示部18により、表示画面に患者リストが表示される(ステップS11)。患者リストは、例えば、医用画像保管装置3で作成される。表示された患者リストからユーザにより患者が選択される。選択された患者に関連する医用画像のリストが、医用画像保管装置3で作成される。作成された医用画像のリストが医用画像保管装置3から医用画像処理装置1に送信される。医用画像保管装置3から送信された医用画像のリストが送受信部12により受信される。送受信部12により受信された医用画像のリストが表示部18により表示される(ステップS12)。ユーザにより表示された医用画像のリストからユーザの所望する医用画像が選択される。
制御部11により、処理項目記憶部132に記憶されている処理階層表が読み出される。選択された医用画像に付帯する撮影部位の情報に従って、選択部14により、処理階層表の撮影部位階層60に関連付けされている複数の撮影部位から特定の撮影部位が選択される。選択された撮影部位に従って、選択部14により、処理階層表の検査名称階層61に関連付けされている複数の検査名称から複数の検査名称候補が選択される(ステップS13)。制御部11により、画像記憶部131に記憶されているメニュー画像のデータが読み出される。メニュー画像のデータに従って、表示部18により、表示画面にメニュー画像が表示される。メニュー画像の検査名称入力エリアに、表示部18により複数の検査名称候補のリストが表示される(ステップS14)。表示された複数の検査名称候補のリストから処理対象の検査名称がユーザにより選択される。
選択された撮影部位と検査名称とに従って、選択部14により、処理階層表の処理手順1階層62に関連付けされている複数の処理項目から複数の処理項目候補が選択される(ステップS15)。
メニュー画像上の処理手順1に対応する処理項目入力エリアに、ユーザにより選択可能な複数の処理項目候補のリストが表示される(ステップS16)。表示された複数の処理項目候補のリストから処理手順1の処理項目がユーザにより選択される。ユーザにより選択された処理手順1の処理項目が、手順設定部15により、実行手順表の処理手順1に設定される。
処理階層表の上位の階層(この場合においては、撮影部位階層60と、検査名称階層61と、処理手順1階層62とを指す)で選択された項目に従って、その下層(この場合においては処理手順2階層63を指す)に関連付けされている複数の処理項目から複数の処理項目候補が選択部14により選択される(ステップS17)。
メニュー画像上の処理手順2に対応する処理項目入力エリアに、選択可能な複数の処理項目候補のリストが表示される(ステップS18)。選択部14及び表示部18は、ユーザによる処理項目の選択操作が終了するまで、ステップS17とステップS18とに関連する選択処理及び表示処理をそれぞれ実行する(ステップS19)。かくして、ユーザにより選択された処理項目を、処理手順とともに関連付けた実行手順表が手順設定部15により設定される。
オート処理ボタン及びガイド処理ボタンのどちらか一方がユーザにより選択される。ユーザにより選択された処理モードに従って、手順設定部15により、実行手順表の処理モードが設定される(ステップS20)。実行ボタンがユーザにより選択される。ユーザにより実行ボタンが選択されたのを契機に、手順設定部15により設定されていた実行手順表が確定される(ステップS21)。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態に係る医用画像処理装置1によれば、ユーザは、処理手順毎にメニュー画像上に表示される複数の処理項目候補から、特定の処理項目を選択することができる。処理手順毎に表示される複数の処理項目候補は、ユーザにより、その手順までに選択された処理項目に従って、その処理手順に選択可能な複数の処理項目から制限された候補である。したがって、処理手順毎に表示される複数の処理項目候補には、不要な処理項目が除外されている。そのため、ユーザによる処理項目の選択操作の負担が軽減できる。また、ユーザは、ナビゲーション処理機能を利用したい、所望の処理手順まで処理項目を選択することができる。そのため、ユーザは、ナビゲーション処理機能を効率よく利用することができる。
以上のことから、本実施形態に係る医用画像処理装置1によれば、複数種類の処理機能各々に関連するユーザの操作負担を軽減する医用画像処理装置1を提供することができる。
以下、ユーザにより設定された実行手順表の実行部17による処理方法について第1実施例と第2実施例とで説明する。第1実施例では、オート処理モードがユーザにより選択された場合における、実行部17の処理について説明する。第2実施例では、ガイド処理モードがユーザにより選択された場合における、実行部17の処理について説明する。なお、以下の説明において、実行手順表は、処理項目記憶部132に記憶されているものとする。
[第1実施例]
第1実施例に係る医用画像処理装置1は、ユーザによりオート処理モードが選択された場合に適用される。具体的には、第1実施例に係る実行部17は、実行手順表で設定された複数の処理項目にそれぞれ対応するオート処理機能を実行する。第1実施例における実行部17の構成について説明する。
図7は、第1実施例に係る実行部17の構成の一例を示す図である。図7に示すように、第1実施例に係る実行部17は、カーソル位置特定部171、カーソル移動ベクトル計算部172、信号発生部173、及びオートモード記録部174を有する。
カーソル位置特定部171は、表示画面上の2次元座標系(以下、表示座標系と呼ぶ)において、カーソルの現在位置の座標を特定する。具体的には、カーソル位置特定部171は、表示画面を構成する各ピクセル値のデータに対して閾値処理を実行する。カーソル位置特定部171は、閾値処理の実行結果に基づいて、カーソルの領域を特定する。カーソル位置特定部171は、特定されたカーソルの領域からカーソル位置の座標を特定する。カーソル位置の座標とは、例えば、カーソルが矢印の形状である場合において、その矢印の先端位置の座標である。なお、カーソル位置特定部171は、表示座標系の基準座標に対して、ユーザにより移動操作されたカーソルの移動量に基づいてカーソル位置の座標を特定してもよい。
カーソル移動ベクトル計算部172は、カーソル移動ベクトルを計算する。カーソル移動ベクトルは、カーソルの移動量とカーソルの移動方向とで表される。カーソル移動ベクトル計算部172は、カーソル位置特定部171で特定されたカーソルの現在位置の座標と移動先の位置の座標とに基づいて、カーソル移動ベクトルを計算する。移動先の位置とは、例えば、表示画面上のアイコンの位置等である。
信号発生部173は、オート処理機能に従って、入力操作信号を発生する。入力操作信号は、通常、ユーザによる入力部10のマウス等の操作に伴って発生する信号である。入力操作信号は、例えば、カーソル移動信号及びクリック信号等である。
表示部18は、カーソル移動信号に従って、表示画面上のカーソルを移動表示させる。表示部18は、クリック信号に従って、表示画面上のカーソルをクリック表示させる。
オートモード記録部174は、オート処理モード中における表示画面を記録する。オートモード記録部174は、例えば、メニュー画像上の実行ボタンが押されたのを契機に表示画面の記録を開始する。オートモード記録部174は、実行部17及び処理部16による各種処理が終了されたのを契機に記録を終了する。なお、オートモード記録部174は、入力部10を介して入力されたユーザによる指示に従って、表示画面の記録の開始及び終了をしてもよい。記録されたデータは、検査名称、処理項目、及びオート処理内容と関連付けて、画像記憶部131に記憶される。ユーザは、所望の処理手順の実行部17による実行結果を確認することができる。
(オート処理モード機能)
オート処理機能とは、ユーザによりオート処理モードが選択された場合における実行部17による処理に関する機能である。以下、オート処理モード機能に従う動作(以下、オート処理動作)について説明する。
図8は、第1実施例に係る医用画像処理装置1のオート処理動作の手順の一例を示すフローチャートである。
ユーザによりメニュー画像上の実行ボタンが選択される(ステップS25)。実行ボタンが選択されたのを契機に、オートモード記録部174により、表示画面の記録が開始される(ステップS26)。処理項目記憶部132に記憶されている実行手順表とオート処理機能表とのデータが制御部11により読み出される。実行手順表に従って、次の処理手順の処理項目が制御部11により特定される(ステップS27)。特定された処理項目に従って、オート処理機能表から、次に実行するオート処理機能が制御部11により特定される(ステップS28)。特定されたオート処理機能に含まれるオート処理内容が、実行部17により、設定された順序に従って順次実行される(ステップS29)。実行部17によるオート処理機能の実行に関する説明は後述する。実行部17からの出力に基づいて、特定のアイコンがクリックされる。すると、特定のアイコンに関連付けされている解析処理が処理部16により実行される(ステップS31)。実行手順表に次の処理手順が設定されているかが制御部11により判断される(ステップS32)。実行手順表で設定された最後の処理手順まで、ステップS27乃至ステップS31の処理が各部により実行される。オートモード記録部174は、実行手順表で設定された最後の処理手順に関連する実行部17及び処理部16による実行されたのを契機に、表示画面の記録を終了する(ステップS33)。記録されたデータは、画像記憶部131に記憶される。そして、制御部11により、システム全体が通常動作に戻される(ステップS34)。
次に、図8のフローチャートに関して、ステップS29における実行部17の動作について図9を参照して説明する。図9は、図8のフローチャートに関して、ステップS29における実行部17による実行手順の一例を示すフローチャートである。なお、図9のフローチャートでは、説明を簡単にするため、実行部17により実行されるオート処理機能は、オート処理機能表に含まれる典型的な1つのオート処理機能とする。典型的なオート処理機能には、処理手順1のオート処理内容に、アイコン4へのカーソルの移動指示、処理手順2のオート処理内容に左クリック指示が設定されている。
実行部17により、特定したオート処理機能で設定されている処理手順1のオート処理内容が実行される(ステップS40)。処理手順1のオート処理内容は、アイコン4へのカーソル移動である。処理手順1のオート処理内容には、アイコン4の位置座標が含まれている。表示画面上のカーソルの現在位置の座標が、カーソル位置特定部171により特定される(ステップS41)。特定したカーソルの現在位置の座標とアイコン4の位置座標とに基づいて、カーソル移動ベクトル計算部172によりカーソル移動ベクトルが計算される(ステップS42)。カーソル移動ベクトル計算部172で計算されたカーソル移動ベクトルに基づいて、信号発生部173によりカーソル移動信号が発生される(ステップS43)。信号発生部173で発生されたカーソル移動信号に従って、表示部18により表示画面上のカーソルが移動表示される(ステップS44)。表示部18からのカーソル移動表示の完了を通知する信号に基づいて、処理手順2のオート処理内容が実行部17により実行される(ステップS45)。
処理手順2のオート処理内容は、カーソルによるクリック操作である。処理手順2のカーソルのクリック操作指示に従って、信号発生部173により、カーソルのクリック信号が発生される(ステップS46)。信号発生部173で発生されたクリック信号に従って、表示部18により表示画面上のカーソルがクリック表示される(ステップS47)。
次に、図9のフローチャートに関して、ステップS44で、表示画面上のカーソルが現在位置からアイコン4に移動表示される様子について図10を参照して説明する。図10は、図9のフローチャートに関して、ステップS44において、カーソル移動信号に基づいて、表示部18により表示されるカーソルの移動遷移図である。図10の説明では、カーソル移動ベクトル計算部172により、カーソル現在位置とアイコン4の位置との間のカーソル移動ベクトルが計算されているものとする。図10に示すように、表示画面には、表示部18により複数のアイコン及びカーソルが表示されている。
カーソル移動ベクトル計算部172で計算されたカーソル移動ベクトルに基づいて、信号発生部173によりカーソル移動信号が発生される。そして、カーソル移動信号に従って、表示部18により、カーソルの移動表示が開始される。表示画面上のカーソルは、カーソル現在位置からアイコン4の位置まで、例えば、カーソル移動ベクトル上に、カーソル位置が一致するように表示部18により移動表示される。なお、カーソルが現在位置からアイコン4の位置まで移動表示されればよい。そのため、表示部18は、カーソルをカーソル移動ベクトル上に沿って移動表示させなくてもよい。表示部18は、例えば、カーソルの現在位置と移動先の位置との間を、カーソル位置が弧を描くように移動表示させてもよい。
以上に述べた実施例1の構成によれば、以下の効果を得ることができる。
実施例1に係る医用画像処理装置1によれば、実行手順表で設定された複数の処理項目に関連する表示画面上のカーソル操作を自動的に表示される。例えば、表示部18は、表示画面上に、処理項目毎に必要なカーソル操作があたかもユーザにより行われているかのように表示する。これにより、ユーザは、実行手順表で設定した処理項目に関連する表示画面上のカーソル操作を確認することができる。
以上のことから、実施例1に係る医用画像処理装置1によれば、複数種類の処理機能各々に関連するユーザの操作負担を軽減する医用画像処理装置1を提供することができる。
[第2実施例]
第2実施例に係る医用画像処理装置1は、ユーザによりガイド処理モードが選択された場合に適用される。具体的には、第2実施例に係る実行部17は、実行手順表で設定された複数の処理項目にそれぞれ対応するガイド処理機能を実行する。第2実施例における実行部17は、信号発生部173として機能する。
信号発生部173は、ガイド処理機能に従って、アイコン強調信号を発生する。アイコン強調信号は、表示画面上のアイコンを表示部18により強調表示させるための信号である。表示部18は、アイコン強調信号に従って、表示画面上のアイコンを強調して表示させる。表示部18は、制御部11により画像記憶部131から読み出された案内画像を表示画面に表示させる。
(ガイド処理モード機能)
ガイド処理機能とは、ユーザによりガイド処理モードが選択された場合における実行部17による処理に関する機能である。以下、ガイド処理モード機能に従う動作(以下、ガイド処理動作)について説明する。
図11は、第1実施例に係る医用画像処理装置1のガイド処理動作の手順の一例を示すフローチャートである。
ユーザによりメニュー画像上の実行ボタンが選択される(ステップS50)。処理項目記憶部132に記憶されている実行手順表とガイド処理機能表とのデータが制御部11により読み出される。実行手順表に従って、次の処理手順の処理項目が制御部11により特定される(ステップS51)。特定された処理項目に従って、ガイド処理機能表から、次に実行するガイド処理機能が制御部11により特定される(ステップS52)。特定されたガイド処理機能に含まれるガイド処理内容が、制御部11及び実行部17により、設定された順序に従って順次実行される(ステップS53)。実行部17から出力されたガイド結果が表示部18により表示される(ステップS54)。ガイド結果には、案内画像の表示とアイコンの強調表示とのうち、少なくとも一方が含まれる。ガイド結果を参照したユーザにより特定のアイコンがクリックされる(ステップS55)。特定のアイコンに関連付けされている解析処理が処理部16により実行される(ステップS56)。実行手順表において、次の処理手順が設定されているかが制御部11により判断される(ステップS57)。実行手順表で設定された処理手順まで、制御部11、実行部17、処理部16、及び表示部18によるステップS51乃至ステップS56の処理が実行される。実行手順表で設定された最後の処理手順に関連する実行部17及び処理部16による実行されたのを契機に、制御部11により、システム全体が通常動作に戻される(ステップS58)。
次に、ガイド処理モードにおいて、表示部18に表示される案内画像について説明する。図12は、本実施形態に係る医用画像処理装置1のガイド処理モードにおいて、表示部18に表示される案内画像の一例を示す図である。
案内画像は、ユーザに次の入力部10を介した入力操作を通知するための画像である。図12に示すように、案内画像には、例えば、ユーザに次のカーソル操作内容を通知するためのテキスト等が含まれる。なお、案内画像には、次にユーザが操作すべきアイコンの位置を通知するための吹き出しが含まれていてもよい。
次に、ガイド処理モードにおいて、表示部18によるアイコン強調表示について説明する。図13は、本実施形態に係る医用画像処理装置1のガイド処理モードにおいて、表示部18によるアイコン強調表示の一例を示す図である。
アイコン強調表示は、ユーザに次に操作すべきアイコンの位置を通知するためのものである。図13に示すように、次に操作すべきアイコンが表示部18により強調表示される。なお、アイコン強調表示において、アイコンは色や形状等によって、表示部18により強調されてもよい。
以上に述べた第2実施例の構成によれば、以下の効果を得ることができる。
第2実施例に係る医用画像処理装置1によれば、表示部18は、処理手順毎に必要なユーザによる入力操作を案内するための案内画像を表示する。また、表示部18は、次にユーザが操作すべきアイコンを強調して表示することができる。これらにより、ユーザは、実行手順表で設定した複数の処理項目に関連する表示画面上の入力操作を確認しながら、入力操作をすることができる。
以上のことから、第2実施例に係る医用画像処理装置1によれば、複数種類の処理機能各々に関連するユーザの操作負担を軽減する医用画像処理装置1を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や趣旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものある。
1…医用画像処理装置、2…医用画像撮影装置、3…医用画像保管装置、4…医用画像表示装置、10…入力部、11…制御部、12…送受信部、13…記憶部、14…選択部、15…手順設定部、16…処理部、17…実行部、18…表示部、131…画像記憶部、132…処理項目記憶部、133…ナビゲーション処理機能記憶部、171…カーソル位置特定部、172…カーソル移動ベクトル計算部、173…信号発生部、174…オートモード記録部

Claims (7)

  1. 医用画像を対象とした複数種類の処理機能を有する医用画像処理装置において、
    前記複数種類の処理機能各々に関連する複数の処理項目を、処理可能順序とともに記憶する記憶部と、
    前記複数の処理機能からユーザにより選択された処理機能に関連する処理項目の候補を処理可能順序に従って、処理順序毎に前記記憶部から選択する選択部と、
    前記選択された複数の候補を処理順序毎にリストで表示する表示部と、
    前記表示された複数の候補から前記ユーザにより選択された候補を、前記選択された候補に対応する処理順序の処理項目に設定する設定部と、
    を具備することを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記選択部は、前記設定された処理項目に応じて、他の処理順序の選択対象の候補を制限する、
    請求項1記載の医用画像処理装置。
  3. 医用画像を対象とした複数種類の処理機能を有する医用画像処理装置において、
    前記複数種類の処理機能各々に関連する複数の処理項目を処理手順とともに記憶する手順記憶部と、
    前記複数の処理項目に対して、前記複数の処理項目各々に対応するユーザの次の操作を支援するための複数のナビゲーション機能をそれぞれ対応させて記憶するナビゲーション処理機能記憶部と、
    前記処理手順に従って、順次、前記複数のナビゲーション機能を実行する実行部と、
    を具備することを特徴とする医用画像処理装置。
  4. 表示部をさらに具備し、
    前記複数のナビゲーション機能は、前記処理項目に対応する入力機器の典型的な操作内容を表す操作情報を含み、
    前記実行部は前記処理手順に従って、前記操作情報を実行し、
    前記表示部は前記実行部による操作情報の実行結果を表示する、
    請求項3記載の医用画像処理装置。
  5. 前記操作情報は、カーソル移動情報を含み、
    前記実行部は前記処理手順に従って、前記カーソル移動情報に対応する操作信号を発生し、
    前記表示部は、前記操作信号に基づいて、カーソルを表示する、
    請求項4記載の医用画像処理装置。
  6. 表示部と、
    前記ユーザに対して、次の操作を案内するための案内画像のデータを記憶する画像記憶部と、
    をさらに具備し、
    前記複数のナビゲーション機能は、前記ユーザに対して、前記案内画像の表示処理を含み、
    前記実行部は前記処理手順に従って、前記記憶部から前記案内画像を読み出し、
    前記表示部は読み出された案内画像を表示する、
    請求項3記載の医用画像処理装置。
  7. 表示部をさらに具備し、
    前記複数のナビゲーション機能は、前記ユーザに対して、次に操作すべきアイコンを通知するためのアイコン強調処理をそれぞれ含み、
    前記実行部は前記処理手順に従って、前記アイコン強調処理に対応するアイコン強調信号を発生し、
    前記表示部は前記アイコン強調信号に従って、表示画面上のアイコンを強調して表示する、
    請求項3記載の医用画像処理装置。
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