JP2014131971A - 光学活性な四置換不斉炭素を有するδ−アミノ−γ−ブテノライド類の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な不斉触媒を用いて光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類の不斉触媒的製造方法を提供する。
【解決手段】下式
で表される種々のケチミン類に対し金属種と不斉配位子とアルコール存在下でフラン誘導体を反応させて、もしくは適切な塩基存在下にてγ-ブテノライド類を反応させることにより光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類を製造する。
【選択図】なし
【解決手段】下式
で表される種々のケチミン類に対し金属種と不斉配位子とアルコール存在下でフラン誘導体を反応させて、もしくは適切な塩基存在下にてγ-ブテノライド類を反応させることにより光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類を製造する。
【選択図】なし
Description
本発明は、光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類の製造方法に関するものである。
光学活性なブテノライド化合物誘導体は、様々な生理活性物質や医農薬品合成の中間体として広く用いられるため、その不斉合成技術は盛んに研究されてきた(非特許文献1―2)。特に、光学活性なδ-アミノ-γ-ブテノライド類を合成する有力な手法としては、イミン類に対するγ-ブテノライド類の不斉求核付加反応が挙げられ、広範囲にわたって研究がされている(非特許文献3―5)。しかしながら、反応性の低く立体制御が困難であるケトン由来のイミン(ケチミン)との反応は、光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類を与える重要な合成技術であるものの、この反応例はイミンの置換基がエステルである活性化型ケチミン(イミノエステル)に限定されていた(非特許文献6)。
R. Razet, U. Thomet, R. Furtmuller, A. Chiaroni, E. Sigel, W. Sieghart, R. H. Dodd, J. Med. Chem. 2000, 43, 4363-4366.
D. A. DeGoey, H. -J. Chen, W. J. Flosi, D. J. Grampovnik, C. M. Yeung, L. L. Klein, D. J. Kempf, J. Org. Chem. 2002, 67, 5445-5453.
S. C. Bur, S. F. Martin, Tetrahedron 2001, 57, 3221-3242.
S. F. Martin, Acc. Chem. Res. 2002, 35, 895-904
G. Casiraghi, L. Battistini, C. Curti, G. Rassu, F. Zanardi, Chem. Rev. 2011, 111, 3076-3154
L. C. Wieland, E. M. Vieira, M. L. Snapper, A. H. Hoveyda, J. Am. Chem. Soc. 2009, 131, 570-576
この出願の発明が解決しようとする課題は、現状の技術では、イミノエステル以外のケチミンを用いた光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類およびその前駆体の簡便かつ高エナンチオ選択的合成法がない点である。
本発明の目的は、上記点に鑑みて、適切な不斉触媒を用いて光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類の不斉触媒的製造方法を提供することにある。
この出願の発明は、前記のケチミン類として下記化学式1で示されるものを用いることを特徴とする。
ただし、R1、R2は、アルキル基、アリール基を示す。R3はジアリールホスフィノイル基、ジアルキルホスフィノイル基、アレーンスルホニル基、アルキルスルホニル基、アレーンカルボニル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、アルキル基を示す。
下記化学式2は光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類を与える反応の概要である。
(R4 、R5及びR6は、環状アルキル基、鎖状アルキル基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、シリル基またはアリール基を示す。R7は、環状アルキル基、鎖状アルキル基、シリル基またはアリール基を示す。)
種々のケチミン類に対し金属種と不斉配位子とアルコール存在下でフラン誘導体を反応させて、もしくは適切な塩基存在下にてγ-ブテノライド類を反応させることにより光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類を製造する方法を提供する(請求項1)。
用いる金属塩は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、典型金属のアルキル金属、塩化物、臭化物、酸化物、酢酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩などでもよい。
用いる配位子は、シンコナアルカロイド類、光学活性ジアミン類、光学活性アミノアルコール類、光学活性ビスオキサゾリン類などでもよい。
種々のケチミン類に対し金属種と不斉配位子とアルコール存在下でフラン誘導体を反応させて、もしくは適切な塩基存在下にてγ-ブテノライド類を反応させることにより光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類を製造する方法を提供する(請求項1)。
用いる金属塩は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、典型金属のアルキル金属、塩化物、臭化物、酸化物、酢酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩などでもよい。
用いる配位子は、シンコナアルカロイド類、光学活性ジアミン類、光学活性アミノアルコール類、光学活性ビスオキサゾリン類などでもよい。
またアルコールは、アルキルアルコール、フェノール、シリルアルコールなどでもよい。
また、塩基としては炭酸塩、炭酸水素塩、金属アルコキシド、水酸化塩、酢酸塩、トリアルキルアミン、DBUなどでもよい。
以下、種々の実施例を示す。
また、塩基としては炭酸塩、炭酸水素塩、金属アルコキシド、水酸化塩、酢酸塩、トリアルキルアミン、DBUなどでもよい。
以下、種々の実施例を示す。
発明者らは、ケチミンの窒素上にジアリールホスフィノイル基を導入し、フラン誘導体の不斉求核付加反応を求核剤として用いる触媒的不斉vinylogous Mannich反応を実施検討した。
(第1実施形態)
次式(3)
(第1実施形態)
次式(3)
(実施例1)
次式(4)の化学式で与えられる(R)-5-[(S)-1-(diphenyphoshinoylamino) -1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-oneの合成について記述する。
次式(4)の化学式で与えられる(R)-5-[(S)-1-(diphenyphoshinoylamino) -1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-oneの合成について記述する。
乾燥させた試験管にシンコジン由来の9-epiアミノ4-クロロピコリンアミド触媒(4.3 mg, 0.01 mmol)、酢酸銅(II)(1.8 mg, 0.01 mmol)とアセトフェノン由来のN-Diphenylphosphinoyl imine(32 mg, 0.1 mmol)をテトラヒドロフラン0.2 mLに溶解させ、-20 ℃に冷却した。続いて2-トリメチルシロキシフラン(67 mL, 0.4 mmol)とヒドロキシトリメチルシラン(11 mL, 0.12 mmol)を加え-20 ℃で48時間攪拌した。反応はTLC(薄層クロマトグラフィー)にて確認後、塩化メチレン0.5 mLを加え、短いシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:AcOEt)で金属塩を留去し、粗生成物とした。減圧下で溶媒を留去後、1H NMRと31P NMRにて生成物の転化率とジアステレオマー比を測定した。精製はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(AcOEt:MeOH = 99:1)で行い(R)-5-[(S)-1-(diphenyphoshinoylamino)-1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-oneを34.2 mg (85 %, >1:99 Dr, 97% ee) で得た。
また、次式(5)の化学式で与えられる先の生成物の鏡像異性体(S)-5-[(R)-1-(diphenyphoshinoylamino)-1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-oneの合成について記述する。
また、次式(5)の化学式で与えられる先の生成物の鏡像異性体(S)-5-[(R)-1-(diphenyphoshinoylamino)-1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-oneの合成について記述する。
乾燥させた試験管にシンコニン由来の9-epiアミノ4-クロロピコリンアミド触媒(4.3 mg, 0.01 mmol)、酢酸銅(II)(1.8 mg, 0.01 mmol)とアセトフェノン由来のN-Diphenylphosphinoyl imine(32 mg, 0.1 mmol)をテトラヒドロフラン0.2 mLに溶解させ、-20 ℃に冷却した。続いて2-トリメチルシロキシフラン(67 mL, 0.4 mmol)とヒドロキシトリメチルシラン(11 mL, 0.12 mmol)を加え-20 ℃で48時間攪拌した。反応はTLC(薄層クロマトグラフィー)にて確認後、塩化メチレン0.5 mLを加え、短いシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:AcOEt)で金属塩を留去し、粗生成物とした。減圧下で溶媒を留去後、1H NMRと31P NMRにて生成物の転化率とジアステレオマー比を測定した。精製はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(AcOEt:MeOH = 99:1)で行い(S)-5-[(R)-1-(diphenyphoshinoylamino)-1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-oneを26.0 mg (64 %, >1:99 Dr, 92% ee) で得た。用いる触媒をシンコニン由来の4-クロロピコリンアミドにすると鏡像異性体の生成物が得られる。
(R)-5-[(S)-1-(diphenyphoshinoylamino)-1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等は以下の通り。
[a]D 25 +95.0 (c 0.50, CHCl3); m.p. 194.0-195.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.74 (s, 3H), 3.76 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.54-5.56 (m, 1H), 6.02 (dd, J = 2.1, 6.0, Hz, 1H), 7.28-7.53 (m, 12H), 7.76-7.92 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ22.0 (d, J = 4.4 Hz), 61.5 (d, J = 2.2 Hz), 89.7 (d, J = 3.3 Hz), 123.5, 125.6, 127.9, 128.47, 128.52, 128.6, 128.7, 128.8, 131.5, 131.6, 131.78, 131.84, 131.90, 131.94, 132.0, 133.1 (d, J = 6.0 Hz), 134.8 (d, J = 6.6 Hz), 141.7 (d, J = 3.9 Hz), 153.5, 172.5; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.80; IR (KBr) 3405, 1759, 1439, 1381, 1190, 1121, 1107, 1048, 991, 821, 755, 724, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 426.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H22NO3NaP [M+Na]+426.1235. found 426.1235.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 14.8, tminor = 17.3 min.
(実施例1−26)
窒素上に種々の保護基を有するケチミンを用い、下式(14)の反応により様々な金属塩、下表1に示す種々の不斉有機触媒(Ligand 3)そして様々なアルコールを用いて行った実施例の結果を表2に示す。
(R)-5-[(S)-1-(diphenyphoshinoylamino)-1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等は以下の通り。
[a]D 25 +95.0 (c 0.50, CHCl3); m.p. 194.0-195.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.74 (s, 3H), 3.76 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.54-5.56 (m, 1H), 6.02 (dd, J = 2.1, 6.0, Hz, 1H), 7.28-7.53 (m, 12H), 7.76-7.92 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ22.0 (d, J = 4.4 Hz), 61.5 (d, J = 2.2 Hz), 89.7 (d, J = 3.3 Hz), 123.5, 125.6, 127.9, 128.47, 128.52, 128.6, 128.7, 128.8, 131.5, 131.6, 131.78, 131.84, 131.90, 131.94, 132.0, 133.1 (d, J = 6.0 Hz), 134.8 (d, J = 6.6 Hz), 141.7 (d, J = 3.9 Hz), 153.5, 172.5; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.80; IR (KBr) 3405, 1759, 1439, 1381, 1190, 1121, 1107, 1048, 991, 821, 755, 724, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 426.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H22NO3NaP [M+Na]+426.1235. found 426.1235.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 14.8, tminor = 17.3 min.
(実施例1−26)
窒素上に種々の保護基を有するケチミンを用い、下式(14)の反応により様々な金属塩、下表1に示す種々の不斉有機触媒(Ligand 3)そして様々なアルコールを用いて行った実施例の結果を表2に示す。
Conv.は添化率を示し、Eeは、エナンチオ過剰率、を示す。
上記の結果より金属塩としては酢酸銅(II)が最もよく、酢酸亜鉛(II)や酢酸マグネシウム(II)でも反応が進行する(実施例3−11参照)。また触媒はキラルジアミン由来のピコリンアミドやシンコナアルカロイド由来のピコリンアミド触媒が良く、特に、ピリジン環の4位にクロロ基を有するシンコニジン由来のピコリンアミドが最も良い(実施例12−24参照)。また4位にクロロ基を有するシンコニン由来のピコリンアミドを用いることで逆の鏡像異性体を作り分けることが可能である。また、用いるアルコールはHFIPやフェノール類でもよくヒドロキシトリメチルシランが最も良い。(実施例27−43)
上記のアセトフェノン由来のケチミンの代わりに、様々なケトンから誘導したケチミンを表2で示した最適な不斉有機触媒(Ligand 1nまたは1m)を用いて行った実施例の結果を表3に示す。
上記の結果より金属塩としては酢酸銅(II)が最もよく、酢酸亜鉛(II)や酢酸マグネシウム(II)でも反応が進行する(実施例3−11参照)。また触媒はキラルジアミン由来のピコリンアミドやシンコナアルカロイド由来のピコリンアミド触媒が良く、特に、ピリジン環の4位にクロロ基を有するシンコニジン由来のピコリンアミドが最も良い(実施例12−24参照)。また4位にクロロ基を有するシンコニン由来のピコリンアミドを用いることで逆の鏡像異性体を作り分けることが可能である。また、用いるアルコールはHFIPやフェノール類でもよくヒドロキシトリメチルシランが最も良い。(実施例27−43)
上記のアセトフェノン由来のケチミンの代わりに、様々なケトンから誘導したケチミンを表2で示した最適な不斉有機触媒(Ligand 1nまたは1m)を用いて行った実施例の結果を表3に示す。
上記の結果より、R1が芳香環である場合において、芳香環に電子供与性基及び電子求引性基を有する基質やナフタレン環を有する基質及び、チエニル基やフリル基などの複素環を有していても良好な収率、高いanti選択性及び高い不斉収率で反応が進行する(実施例27−39参照)。さらにR1がアルキル基においても、中程度の収率、高いanti選択性及び高い不斉収率で反応が進行する(実施例41−43参照)。一方、R2はエチル基でも良好なanti選択性及び高い不斉収率が得られるが収率が低下する。また実施例2、34では、触媒にシンコニン由来のピコリンアミド触媒を用いることで逆の鏡像異性体を作り分けることが可能である。
以下、上記した化合物について説明する。
以下、上記した化合物について説明する。
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-methylphenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例27):収率82%、Syn:Anti=1:99、96%ee(Anti)
[a]D 25 +87.1 (c 0.50, CHCl3); m.p. 153.0-154.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.71 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 3.77 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.55 (dd, J = 1.8, 1.8 Hz, 1H), 6.00 (dd, J = 1.8, 5.7, Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.8, 2H), 7.26 (d, J = 7.8, 2H), 7.36-7.53 (m, 7H), 7.77-7.91 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ21.0, 22.1 (d, J = 4.4 Hz), 61.4 (d, J = 2.2 Hz), 90.0 (d, J = 3.3 Hz), 123.6, 125.5, 128.6, 128.66, 128.74, 128.8, 129.2, 131.5, 131.7, 131.9, 131.99, 132.03, 133.2 (d, J = 6.1 Hz), 134.9 (d, J = 8.3 Hz), 137.7, 138.6 (d, J = 4.4 Hz), 153.4, 172.6; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.81; IR (KBr) 3400, 3135, 1754, 1438, 1407, 1380, 1188, 1168, 1121, 1106, 1071, 1047, 993, 908, 817, 754, 726, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 418.0 [M+H]+, 440.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C25H24NO3NaP+ [M+Na]+440.1392. found 440.1391.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm) tminor = 32.8, tmajor = 39.4 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-methoxyphenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +87.1 (c 0.50, CHCl3); m.p. 153.0-154.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.71 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 3.77 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.55 (dd, J = 1.8, 1.8 Hz, 1H), 6.00 (dd, J = 1.8, 5.7, Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.8, 2H), 7.26 (d, J = 7.8, 2H), 7.36-7.53 (m, 7H), 7.77-7.91 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ21.0, 22.1 (d, J = 4.4 Hz), 61.4 (d, J = 2.2 Hz), 90.0 (d, J = 3.3 Hz), 123.6, 125.5, 128.6, 128.66, 128.74, 128.8, 129.2, 131.5, 131.7, 131.9, 131.99, 132.03, 133.2 (d, J = 6.1 Hz), 134.9 (d, J = 8.3 Hz), 137.7, 138.6 (d, J = 4.4 Hz), 153.4, 172.6; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.81; IR (KBr) 3400, 3135, 1754, 1438, 1407, 1380, 1188, 1168, 1121, 1106, 1071, 1047, 993, 908, 817, 754, 726, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 418.0 [M+H]+, 440.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C25H24NO3NaP+ [M+Na]+440.1392. found 440.1391.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm) tminor = 32.8, tmajor = 39.4 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-methoxyphenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例28:収率51%、Syn:Anti=2:98、96%ee(Anti)
[a]D 25 +97.1 (c 0.40, CHCl3); m.p. 162.0-163.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.71 (s, 3H), 3.74 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 5.53-5.55 (m, 1H), 6.02 (dd, J = 2.1, 6.0 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.39-7.52 (m, 7H), 7.77-7.91 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ22.2 (d, J = 4.4 Hz), 55.2, 61.1 (d, J = 2.2 Hz), 89.9 (d, J = 2.7 Hz), 113.7, 123.5, 126.8, 128.48, 128.55, 128.6, 128.7, 131.5, 131.6, 131.77, 131.83, 131.9, 133.1 (d, J = 7.2 Hz), 133.6 (d, J = 4.4 Hz), 134.8 (d, J = 8.2 Hz), 153.4, 158.9, 172.5; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.78; IR (KBr) 3399, 1758, 1610, 1515, 1463, 1439, 1380, 1303, 1255, 1188, 1121, 1106, 1073, 1047, 1031, 990, 852, 822, 755, 725, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 433.8 [M+H]+, 455.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C25H24NO4NaP [M+Na]+456.1341. found 456.1369.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 14.4, tminor = 17.6 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-fluorophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +97.1 (c 0.40, CHCl3); m.p. 162.0-163.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.71 (s, 3H), 3.74 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 5.53-5.55 (m, 1H), 6.02 (dd, J = 2.1, 6.0 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.39-7.52 (m, 7H), 7.77-7.91 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ22.2 (d, J = 4.4 Hz), 55.2, 61.1 (d, J = 2.2 Hz), 89.9 (d, J = 2.7 Hz), 113.7, 123.5, 126.8, 128.48, 128.55, 128.6, 128.7, 131.5, 131.6, 131.77, 131.83, 131.9, 133.1 (d, J = 7.2 Hz), 133.6 (d, J = 4.4 Hz), 134.8 (d, J = 8.2 Hz), 153.4, 158.9, 172.5; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.78; IR (KBr) 3399, 1758, 1610, 1515, 1463, 1439, 1380, 1303, 1255, 1188, 1121, 1106, 1073, 1047, 1031, 990, 852, 822, 755, 725, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 433.8 [M+H]+, 455.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C25H24NO4NaP [M+Na]+456.1341. found 456.1369.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 14.4, tminor = 17.6 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-fluorophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例29):収率86%、Syn:Anti=1:99、96%ee(Anti)
[a]D 25 +84.3 (c 0.90, CHCl3); m.p.186.0-187.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.70 (s, 3H), 3.82 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.52-5.54 (m, 1H), 6.03 (dd, J = 1.5, 5.7, Hz, 1H), 6.99 (dd, J = 8.4, 8.4 Hz, 2H), 7.33-7.52 (m, 9H), 7.74-7.89 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.3 (d, J = 5.0 Hz), 61.2 (d, J = 1.7 Hz), 89.6 (d, J = 3.3 Hz), 115.2, 115.5, 123.7, 127.6, 127.7, 128.66, 128.73, 128.8, 128.9, 131.6, 131.7, 131.8, 131.9, 132.08, 132.12, 132.17, 132.20, 132.7 (d, J = 6.0 Hz), 134.4 (d, J = 7.1 Hz), 137.5 (d, J = 3.8 Hz), 153.3, 160.6, 163.8, 172.4; 19F NMR (282 MHz, CDCl3) δ -115.0; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.83; IR (KBr) 3422, 1759, 1511, 1438, 1234, 1190, 1166, 1122, 1105, 1048, 989, 822, 754, 728, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 421.8 [M+H]+, 443.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3FNaP [M+Na]+444.1141. found 444.1144.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm) tminor = 25.9, tmajor = 28.3 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(3-chlorophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +84.3 (c 0.90, CHCl3); m.p.186.0-187.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.70 (s, 3H), 3.82 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.52-5.54 (m, 1H), 6.03 (dd, J = 1.5, 5.7, Hz, 1H), 6.99 (dd, J = 8.4, 8.4 Hz, 2H), 7.33-7.52 (m, 9H), 7.74-7.89 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.3 (d, J = 5.0 Hz), 61.2 (d, J = 1.7 Hz), 89.6 (d, J = 3.3 Hz), 115.2, 115.5, 123.7, 127.6, 127.7, 128.66, 128.73, 128.8, 128.9, 131.6, 131.7, 131.8, 131.9, 132.08, 132.12, 132.17, 132.20, 132.7 (d, J = 6.0 Hz), 134.4 (d, J = 7.1 Hz), 137.5 (d, J = 3.8 Hz), 153.3, 160.6, 163.8, 172.4; 19F NMR (282 MHz, CDCl3) δ -115.0; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.83; IR (KBr) 3422, 1759, 1511, 1438, 1234, 1190, 1166, 1122, 1105, 1048, 989, 822, 754, 728, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 421.8 [M+H]+, 443.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3FNaP [M+Na]+444.1141. found 444.1144.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm) tminor = 25.9, tmajor = 28.3 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(3-chlorophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例30):収率99%、Syn:Anti=1:99、95%ee(Anti)
[a]D 25 +88.5 (c 0.50, CHCl3); m.p. 196.0-197.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.67 (s, 3H), 3.80 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.52-5.54 (m, 1H), 6.05 (dd, J = 1.8, 6.0 Hz, 1H), 7.26-7.51 (m, 11H), 7.73-7.87 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ22.0 (d, J = 4.4 Hz), 61.3, 89.2 (d, J = 3.3 Hz), 123.8, 124.2, 126.2, 128.1, 128.7, 128.8, 129.8, 131.6, 131.7, 131.9, 132.1, 132.7, 132.9, 134.5, 134.6, 144.0 (d, J = 3.8 Hz), 153.3, 172.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.00; IR (KBr) 1791, 1751, 1438, 1188, 1122, 1105, 727, 696 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 459.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3NaPCl [M+Na]+ 460.0845. found 460.0842.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 40 °C, 225 nm) tmajor = 16.7, tminor = 25.5 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-chlorophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +88.5 (c 0.50, CHCl3); m.p. 196.0-197.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.67 (s, 3H), 3.80 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.52-5.54 (m, 1H), 6.05 (dd, J = 1.8, 6.0 Hz, 1H), 7.26-7.51 (m, 11H), 7.73-7.87 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ22.0 (d, J = 4.4 Hz), 61.3, 89.2 (d, J = 3.3 Hz), 123.8, 124.2, 126.2, 128.1, 128.7, 128.8, 129.8, 131.6, 131.7, 131.9, 132.1, 132.7, 132.9, 134.5, 134.6, 144.0 (d, J = 3.8 Hz), 153.3, 172.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.00; IR (KBr) 1791, 1751, 1438, 1188, 1122, 1105, 727, 696 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 459.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3NaPCl [M+Na]+ 460.0845. found 460.0842.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 40 °C, 225 nm) tmajor = 16.7, tminor = 25.5 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-chlorophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例31):収率95%、Syn:Anti=1:99、96%ee(Anti)
[a]D 25 +100.1 (c 1.00, CHCl3); m.p.197.0-198.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.68 (s, 3H), 3.92 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.51-5.53 (m, 1H), 5.99 (dd, J = 6.0 Hz, J = 1.5 Hz, 1H), 7.24-7.31 (m, 4H), 7.36-7.48 (m, 7H), 7.73-7.87 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 21.8 (d, J = 4.4 Hz), 61.2 (d, J = 2.2 Hz), 89.5 (d, J = 3.3 Hz), 123.7, 127.4, 128.6, 128.7, 128.8, 128.9, 129.0, 131.5, 131.7, 131.9, 132.0, 132.3 (d, J = 5.6 Hz), 134.0 (d, J = 8.3 Hz), 140.2 (d, J = 3.8 Hz), 153.4, 172.5; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.41; IR (KBr) 1759, 1438, 1185, 1121, 1097, 722, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 459.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3NaPCl [M+Na]+ 460.0845. found 460.0845.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 90:10, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 49.2, tminor= 56.1 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(3-bromophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +100.1 (c 1.00, CHCl3); m.p.197.0-198.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.68 (s, 3H), 3.92 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.51-5.53 (m, 1H), 5.99 (dd, J = 6.0 Hz, J = 1.5 Hz, 1H), 7.24-7.31 (m, 4H), 7.36-7.48 (m, 7H), 7.73-7.87 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 21.8 (d, J = 4.4 Hz), 61.2 (d, J = 2.2 Hz), 89.5 (d, J = 3.3 Hz), 123.7, 127.4, 128.6, 128.7, 128.8, 128.9, 129.0, 131.5, 131.7, 131.9, 132.0, 132.3 (d, J = 5.6 Hz), 134.0 (d, J = 8.3 Hz), 140.2 (d, J = 3.8 Hz), 153.4, 172.5; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.41; IR (KBr) 1759, 1438, 1185, 1121, 1097, 722, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 459.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3NaPCl [M+Na]+ 460.0845. found 460.0845.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 90:10, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 49.2, tminor= 56.1 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(3-bromophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例32):収率95%、Syn:Anti=1:99、96%ee(Anti)
[a]D 25 +76.7 (c 1.00, CHCl3); m.p. 166.0-167.0 °C;1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.68 (s, 3H), 3.78 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.55 (dd, J = 2.1, 2.1 Hz, 1H), 6.06 (dd, J = 2.1, 6.0 Hz, 1H), 7.17-7.22 (m, 1H), 7.36-7.54 (m, 10H), 7.74-7.88 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.2 (d, J = 4.4 Hz), 61.3, 89.3 (d, J = 3.8 Hz), 122.7, 124.0, 124.7, 128.71, 128.74, 128.88, 128.91, 129.1, 130.2, 131.1, 131.6, 131.7, 131.8, 131.9, 132.1, 132.2, 132.8 (d, J = 12.1 Hz), 134.5 (d, J = 12.5 Hz), 144.1 (d, J = 3.9 Hz), 153.1, 172.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.04; IR (KBr) 1759, 1438, 1185, 1105, 727, 696 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 505.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3NaPBr [M+Na]+ 504.0340. found 504.0338.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK ID, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 30.0, tminor= 44.8 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-bromophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +76.7 (c 1.00, CHCl3); m.p. 166.0-167.0 °C;1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.68 (s, 3H), 3.78 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.55 (dd, J = 2.1, 2.1 Hz, 1H), 6.06 (dd, J = 2.1, 6.0 Hz, 1H), 7.17-7.22 (m, 1H), 7.36-7.54 (m, 10H), 7.74-7.88 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.2 (d, J = 4.4 Hz), 61.3, 89.3 (d, J = 3.8 Hz), 122.7, 124.0, 124.7, 128.71, 128.74, 128.88, 128.91, 129.1, 130.2, 131.1, 131.6, 131.7, 131.8, 131.9, 132.1, 132.2, 132.8 (d, J = 12.1 Hz), 134.5 (d, J = 12.5 Hz), 144.1 (d, J = 3.9 Hz), 153.1, 172.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.04; IR (KBr) 1759, 1438, 1185, 1105, 727, 696 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 505.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3NaPBr [M+Na]+ 504.0340. found 504.0338.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK ID, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 30.0, tminor= 44.8 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-bromophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例33):収率94%、Syn:Anti=1:99、97%ee(Anti)
[a]D 25 +109.7 (c 0.50, CHCl3); m.p. 185.0-186.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.71 (s, 3H), 3.74 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.53-5.55 (m, 1H), 6.05 (dd, J = 2.1, 6.0 Hz, 1H), 7.23-7.26 (m, 2H), 7.39-7.52 (m, 9H), 7.74-7.89 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.0 (d, J = 4.9 Hz), 61.2 (d, J = 2.3 Hz), 89.3 (d, J = 3.3 Hz), 122.1, 123.8, 127.6, 128.7 (d, J = 12.6 Hz), 131.53, 131.66, 131.68, 131.81, 132.04, 132.9 (d, J = 9.9 Hz), 134.6 (d, J = 9.9 Hz), 140.8 (d, J = 4.4 Hz), 153.2, 172.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.90; IR (KBr) 3392, 3147, 1790, 1760, 1491, 1457, 1438, 1396, 1185, 1122, 1105, 1007, 986, 906, 888, 850, 820, 754, 728, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 503.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3NaPBr [M+Na]+ 504.0540. found 504.0340.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 26.0, tminor= 30.0 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-nitrophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +109.7 (c 0.50, CHCl3); m.p. 185.0-186.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.71 (s, 3H), 3.74 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.53-5.55 (m, 1H), 6.05 (dd, J = 2.1, 6.0 Hz, 1H), 7.23-7.26 (m, 2H), 7.39-7.52 (m, 9H), 7.74-7.89 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.0 (d, J = 4.9 Hz), 61.2 (d, J = 2.3 Hz), 89.3 (d, J = 3.3 Hz), 122.1, 123.8, 127.6, 128.7 (d, J = 12.6 Hz), 131.53, 131.66, 131.68, 131.81, 132.04, 132.9 (d, J = 9.9 Hz), 134.6 (d, J = 9.9 Hz), 140.8 (d, J = 4.4 Hz), 153.2, 172.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.90; IR (KBr) 3392, 3147, 1790, 1760, 1491, 1457, 1438, 1396, 1185, 1122, 1105, 1007, 986, 906, 888, 850, 820, 754, 728, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 503.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21NO3NaPBr [M+Na]+ 504.0540. found 504.0340.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 26.0, tminor= 30.0 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-nitrophenyl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例35):収率99%、Syn:Anti=1:99、94%ee(Anti)
[a]D 25 +79.9 (c 0.50, CHCl3); m.p. 217.0-218.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.76 (s, 3H), 3.86 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.60-5.62 (m, 1H), 6.09 (dd, J = 2.1, 5.7 Hz, 1H), 7.27-7.60 (m, 9H), 7.73-7.89 (m, 4H), 8.14 (d, J = 8.4 Hz, 2H); 13C NMR (75 MHz, 10% CDOD3 in CDCl3) δ 20.9 (d, J = 5.0 Hz), 60.8, 88.2 (d, J = 5.0 Hz), 123.0, 123.1, 127.2, 128.3, 128.4, 128.5, 128.6, 131.2, 131.26, 131.32, 131.4, 131.6, 131.95, 131.99, 132.06, 132.09, 133.2 (d, J = 6.6 Hz), 146.9, 149.5 (d, J = 3.3 Hz), 154.2, 172.8; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.15; IR (KBr) 1759, 1518, 1349, 1168, 696, 537 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 470.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21N2O5NaP+[M+Na]+ 471.1086. found 471.1083.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 25.8, tminor = 36.1 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(naphthalen-2-yl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +79.9 (c 0.50, CHCl3); m.p. 217.0-218.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.76 (s, 3H), 3.86 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.60-5.62 (m, 1H), 6.09 (dd, J = 2.1, 5.7 Hz, 1H), 7.27-7.60 (m, 9H), 7.73-7.89 (m, 4H), 8.14 (d, J = 8.4 Hz, 2H); 13C NMR (75 MHz, 10% CDOD3 in CDCl3) δ 20.9 (d, J = 5.0 Hz), 60.8, 88.2 (d, J = 5.0 Hz), 123.0, 123.1, 127.2, 128.3, 128.4, 128.5, 128.6, 131.2, 131.26, 131.32, 131.4, 131.6, 131.95, 131.99, 132.06, 132.09, 133.2 (d, J = 6.6 Hz), 146.9, 149.5 (d, J = 3.3 Hz), 154.2, 172.8; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.15; IR (KBr) 1759, 1518, 1349, 1168, 696, 537 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 470.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H21N2O5NaP+[M+Na]+ 471.1086. found 471.1083.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 25.8, tminor = 36.1 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(naphthalen-2-yl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例36):収率93%、Syn:Anti=1:99、95%ee(Anti)
[a]D 25 +105.6 (c 0.50, CHCl3); m.p.176.0-177.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.85 (s, 3H), 3.88 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.65-5.57 (m, 1H), 5.99 (dd, J = 2.1, 5.4 Hz, 1H), 7.35-7.39 (m, 2H), 7.44-7.54 (m, 8H), 7.78-7.92 (m, 8H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.1 (d, J = 4.4 Hz), 61.5, 89.8 (d, J = 3.3 Hz), 123.5, 124.8, 126.5, 126.6, 127.5, 128.4, 128.5, 128.57, 128.64, 128.7, 128.8, 131.6, 131.7, 131.87, 131.92, 132.0, 132.7, 132.9, 133.1 (d, J = 7.7 Hz), 134.8 (d, J = 8.8 Hz), 139.2 (d, J = 3.9 Hz), 153.5, 172.5; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.92; IR (KBr) 3161, 3056, 1758, 1437, 1381, 1184, 1123, 1093, 1048, 986, 897, 867, 819, 751, 726, 695 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 454.0 [M+H]+ ,475.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C28H24NO3NaP [M+Na]+ 476.1391. found 459.1385.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK ID, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tminor = 39.7, tmajor= 51.6 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(thiophen-2-yl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +105.6 (c 0.50, CHCl3); m.p.176.0-177.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.85 (s, 3H), 3.88 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.65-5.57 (m, 1H), 5.99 (dd, J = 2.1, 5.4 Hz, 1H), 7.35-7.39 (m, 2H), 7.44-7.54 (m, 8H), 7.78-7.92 (m, 8H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.1 (d, J = 4.4 Hz), 61.5, 89.8 (d, J = 3.3 Hz), 123.5, 124.8, 126.5, 126.6, 127.5, 128.4, 128.5, 128.57, 128.64, 128.7, 128.8, 131.6, 131.7, 131.87, 131.92, 132.0, 132.7, 132.9, 133.1 (d, J = 7.7 Hz), 134.8 (d, J = 8.8 Hz), 139.2 (d, J = 3.9 Hz), 153.5, 172.5; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.92; IR (KBr) 3161, 3056, 1758, 1437, 1381, 1184, 1123, 1093, 1048, 986, 897, 867, 819, 751, 726, 695 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 454.0 [M+H]+ ,475.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C28H24NO3NaP [M+Na]+ 476.1391. found 459.1385.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK ID, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tminor = 39.7, tmajor= 51.6 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(thiophen-2-yl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例37):収率81%、Syn:Anti=1:99、95%ee(Anti)
[a]D 25 +60.0 (c 0.50, CHCl3); m.p.58.0-59.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.76 (s, 3H), 3.90 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.55-5.57 (m, 1H), 6.07 (dd, J = 1.5, 5.7 Hz, 1H), 6.91-6.83 (m, 2H), 7.19-7.21 (m, 1H), 7.40-7.54 (m, 7H), 7.82-7.88 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 23.2 (d, J = 4.4 Hz), 60.3 (d, J = 2.2 Hz), 89.8 (d, J = 2.2 Hz), 123.7, 124.6, 124.7, 127.1, 128.5, 128.6, 128.7, 128.8, 131.4, 131.5, 131.9, 132.0, 132.1, 132.8 (d, J = 13.7 Hz), 134.6 (d, J = 16.0 Hz), 146.8 (d, J = 5.5 Hz), 153.0, 172.4; 31P NMR(121 MHz, CDCl3) δ 20.64; IR (KBr) 1756, 1438, 1381, 1191, 1122, 1106, 726, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 410.0 [M+H]+, 432.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C22H20NO3NaPS [M+Na]+432.0799. found 432.0804.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK IA-3, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 35.3, tminor= 39.3 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(thiophen-3-yl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +60.0 (c 0.50, CHCl3); m.p.58.0-59.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.76 (s, 3H), 3.90 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.55-5.57 (m, 1H), 6.07 (dd, J = 1.5, 5.7 Hz, 1H), 6.91-6.83 (m, 2H), 7.19-7.21 (m, 1H), 7.40-7.54 (m, 7H), 7.82-7.88 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 23.2 (d, J = 4.4 Hz), 60.3 (d, J = 2.2 Hz), 89.8 (d, J = 2.2 Hz), 123.7, 124.6, 124.7, 127.1, 128.5, 128.6, 128.7, 128.8, 131.4, 131.5, 131.9, 132.0, 132.1, 132.8 (d, J = 13.7 Hz), 134.6 (d, J = 16.0 Hz), 146.8 (d, J = 5.5 Hz), 153.0, 172.4; 31P NMR(121 MHz, CDCl3) δ 20.64; IR (KBr) 1756, 1438, 1381, 1191, 1122, 1106, 726, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 410.0 [M+H]+, 432.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C22H20NO3NaPS [M+Na]+432.0799. found 432.0804.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK IA-3, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 35.3, tminor= 39.3 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(thiophen-3-yl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例38):収率72%、Syn:Anti=1:99、97%ee(Anti)
[a]D 25 +75.8 (c 0.50, CHCl3); m.p. 169.0-170.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.70 (s, 3H), 3.75 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.56-5.58 (m, 1H), 6.04 (dd, J = 1.8, 5.7 Hz, 1H), 7.03-7.05 (m, 1H), 7.14-7.15 (m, 1H), 7.25-7.28 (m, 1H), 7.39-7.51 (m, 7H), 7.76-7.87 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.6 (d, J = 4.4 Hz), 60.0 (d, J = 2.2 Hz), 89.8 (d, J = 2.7 Hz), 121.8, 123.6, 125.7, 126.5, 128.6, 128.7, 128.8, 128.9, 131.5, 131.6, 131.9, 132.0, 132.06, 132.11, 133.0 (d, J = 6.6 Hz), 134.7 (d, J = 8.8 Hz), 143.6 (d, J = 4.4 Hz), 153.2, 172.6; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.78; IR (KBr) 1758, 1437, 1182, 1106, 1046, 726, 697 535 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 410.0 [M+H]+,431.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C22H20NO3NaSP [M+Na]+432.0799. found 432.0815.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 90:10, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 58.4, tminor= 71.0 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(furan-2-yl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +75.8 (c 0.50, CHCl3); m.p. 169.0-170.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.70 (s, 3H), 3.75 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.56-5.58 (m, 1H), 6.04 (dd, J = 1.8, 5.7 Hz, 1H), 7.03-7.05 (m, 1H), 7.14-7.15 (m, 1H), 7.25-7.28 (m, 1H), 7.39-7.51 (m, 7H), 7.76-7.87 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 22.6 (d, J = 4.4 Hz), 60.0 (d, J = 2.2 Hz), 89.8 (d, J = 2.7 Hz), 121.8, 123.6, 125.7, 126.5, 128.6, 128.7, 128.8, 128.9, 131.5, 131.6, 131.9, 132.0, 132.06, 132.11, 133.0 (d, J = 6.6 Hz), 134.7 (d, J = 8.8 Hz), 143.6 (d, J = 4.4 Hz), 153.2, 172.6; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.78; IR (KBr) 1758, 1437, 1182, 1106, 1046, 726, 697 535 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 410.0 [M+H]+,431.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C22H20NO3NaSP [M+Na]+432.0799. found 432.0815.; HPLC(DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 90:10, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 58.4, tminor= 71.0 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(furan-2-yl)ethyl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例39):収率72%、Syn:Anti=1:99、97%ee(Anti)
[a]D 25 +75.2 (c 0.50, CHCl3); m.p.167.0-168.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.62 (s, 3H), 3.84 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.52 (dd, J = 1.5, 1.5 Hz, 1H), 6.10 (dd, J = 1.5, 6.0 Hz, 1H), 6.18-6.19 (m, 1H), 6.24-6.26 (m, 1H), 7.41-7.51 (m, 7H), 7.69 (dd, J = 1.5, 6.0 Hz, 1H), 7.75-7.82 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 19.8 (d, J = 3.9 Hz), 58.2, 88.8 (d, J = 2.7 Hz), 107.3, 110.5, 123.2, 128.5, 128.6, 128.7, 128.8, 131.3, 131.5, 131.96, 132.04, 132.1, 132.8, 134.6, 142.2, 153.4, 154.4 (d, J = 5.6 Hz), 172.6; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.95; IR (KBr) 3178, 1757, 1592, 1439, 1382, 1315, 1192, 1122, 1047, 1017, 985, 820, 725, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 394.2 [M+H]+, 420.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C22H20NO4NaP [M+Na]+ 416.1028. found 416.1036.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 24.6, tminor = 46.0 min.
(R)-5-[(S)-2-(Diphenyphoshinoylamino)-4-phenylbutan-2-yl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +75.2 (c 0.50, CHCl3); m.p.167.0-168.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.62 (s, 3H), 3.84 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.52 (dd, J = 1.5, 1.5 Hz, 1H), 6.10 (dd, J = 1.5, 6.0 Hz, 1H), 6.18-6.19 (m, 1H), 6.24-6.26 (m, 1H), 7.41-7.51 (m, 7H), 7.69 (dd, J = 1.5, 6.0 Hz, 1H), 7.75-7.82 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 19.8 (d, J = 3.9 Hz), 58.2, 88.8 (d, J = 2.7 Hz), 107.3, 110.5, 123.2, 128.5, 128.6, 128.7, 128.8, 131.3, 131.5, 131.96, 132.04, 132.1, 132.8, 134.6, 142.2, 153.4, 154.4 (d, J = 5.6 Hz), 172.6; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.95; IR (KBr) 3178, 1757, 1592, 1439, 1382, 1315, 1192, 1122, 1047, 1017, 985, 820, 725, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 394.2 [M+H]+, 420.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C22H20NO4NaP [M+Na]+ 416.1028. found 416.1036.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 24.6, tminor = 46.0 min.
(R)-5-[(S)-2-(Diphenyphoshinoylamino)-4-phenylbutan-2-yl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例41):収率73%、Syn:Anti=4:96、95%ee(Anti)
[a]D 25 +37.7 (c 0.50, CHCl3); 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.26 (s, 3H), 1.50-1.70 (m, 1H), 1.82-1.92 (m, 1H), 2.63-2.73 (m, 1H), 2.86-2.95 (m, 1H), 3.26 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.49-5.51 (m, 1H), 6.16 (dd, J = 1.5, 5.7 Hz, 1H), 7.12-7.29 (m, 5H), 7.70 (dd, J = 1.5, 5.7 Hz, 1H), 7.76-7.83 (m, 2H), 7.90-7.96 (m, 2H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 20.4 (d, J = 3.8 Hz), 30.0, 39.8 (d, J = 6.5 Hz), 59.6 (d, J = 3.2 Hz), 90.2, 122.8, 126.3, 128.4, 128.6, 128.69, 128.74, 128.8, 128.9, 131.2, 131.4, 131.8, 132.0, 132.1, 132.2, 133.3 (d, J = 8.3 Hz), 135.0 (d, J = 13.7 Hz), 141.3, 154.2, 173.0; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.22; IR (KBr) 1753, 1438, 1385, 1185, 1121, 723, 698, 530 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 453.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C26H26NO3NaP [M+Na]+ 454.1548. found 454.1559.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 17.4, tminor = 34.0 min.
(R)-5-[(S)-2-(Diphenyphoshinoylamino)heptan-2-yl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +37.7 (c 0.50, CHCl3); 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.26 (s, 3H), 1.50-1.70 (m, 1H), 1.82-1.92 (m, 1H), 2.63-2.73 (m, 1H), 2.86-2.95 (m, 1H), 3.26 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 5.49-5.51 (m, 1H), 6.16 (dd, J = 1.5, 5.7 Hz, 1H), 7.12-7.29 (m, 5H), 7.70 (dd, J = 1.5, 5.7 Hz, 1H), 7.76-7.83 (m, 2H), 7.90-7.96 (m, 2H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 20.4 (d, J = 3.8 Hz), 30.0, 39.8 (d, J = 6.5 Hz), 59.6 (d, J = 3.2 Hz), 90.2, 122.8, 126.3, 128.4, 128.6, 128.69, 128.74, 128.8, 128.9, 131.2, 131.4, 131.8, 132.0, 132.1, 132.2, 133.3 (d, J = 8.3 Hz), 135.0 (d, J = 13.7 Hz), 141.3, 154.2, 173.0; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.22; IR (KBr) 1753, 1438, 1385, 1185, 1121, 723, 698, 530 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 453.9 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C26H26NO3NaP [M+Na]+ 454.1548. found 454.1559.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 17.4, tminor = 34.0 min.
(R)-5-[(S)-2-(Diphenyphoshinoylamino)heptan-2-yl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例42):収率63%、Syn:Anti=6:94、94%ee(Anti)
[a]D 25 +28.2 (c 0.50, CHCl3); 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 0.88 (t, J = 6.6 Hz, 3H), 1.17-1.36 (m, 9H), 1.40-1.60 (m, 2H), 3.14 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.41 (dd, J = 0.9, 0.9 Hz, 1H), 6.02 (dd, J = 0.9, 6.0 Hz, 1H), 7.43-7.53 (m, 6H), 7.73 (dd, J = 0.9, 6.0 Hz, 1H), 7.79-7.93 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 14.1, 20.5 (d, J = 3.8 Hz), 22.6, 23.1, 32.0, 37.9 (d, J = 6.1 Hz), 59.5 (d, J = 3.3 Hz), 90.1, 122.6, 128.5, 128.6, 128.7, 128.8, 131.3, 131.4, 131.9, 132.0, 132.1, 133.4 (d, J = 2.7 Hz), 135.1 (d, J = 7.2 Hz), 154.6, 173.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.93; IR (KBr) 1755, 1438, 1187, 723, 698, 532 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 420.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C23H28NO3NaP [M+Na]+ 420.1704. found 420.1712.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK ID, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 31.1, tmionor= 34.6 min.
(R)-5-[(S)-2-(Diphenyphoshinoylamino)butan-2-yl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +28.2 (c 0.50, CHCl3); 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 0.88 (t, J = 6.6 Hz, 3H), 1.17-1.36 (m, 9H), 1.40-1.60 (m, 2H), 3.14 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.41 (dd, J = 0.9, 0.9 Hz, 1H), 6.02 (dd, J = 0.9, 6.0 Hz, 1H), 7.43-7.53 (m, 6H), 7.73 (dd, J = 0.9, 6.0 Hz, 1H), 7.79-7.93 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 14.1, 20.5 (d, J = 3.8 Hz), 22.6, 23.1, 32.0, 37.9 (d, J = 6.1 Hz), 59.5 (d, J = 3.3 Hz), 90.1, 122.6, 128.5, 128.6, 128.7, 128.8, 131.3, 131.4, 131.9, 132.0, 132.1, 133.4 (d, J = 2.7 Hz), 135.1 (d, J = 7.2 Hz), 154.6, 173.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.93; IR (KBr) 1755, 1438, 1187, 723, 698, 532 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 420.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C23H28NO3NaP [M+Na]+ 420.1704. found 420.1712.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK ID, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 31.1, tmionor= 34.6 min.
(R)-5-[(S)-2-(Diphenyphoshinoylamino)butan-2-yl]-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例43):収率60%、Syn:Anti=6:94、93%ee(Anti)
[a]D 25 +15.8 (c 0.40, CHCl3); m.p.187.0-188.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.00 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.17 (s, 3H), 1.26-1.45 (m, 1H), 1.57-1.65 (m, 1H), 3.10 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.40 (dd, J = 1.8, 1.8 Hz, 1H), 6.18 (dd, J = 1.8, 6.0 Hz, 1H), 7.42-7.55 (m, 6H), 7.73 (dd, J = 1.8, 6.0 Hz, 1H), 7.79-7.93 (m, 4H); 13C NMR(75 MHz, CDCl3) δ 7.9, 20.1 (d, J = 3.8 Hz), 30.6 (d, J = 6.6 Hz), 59.7 (d, J = 3.3 Hz), 90.0, 122.6, 128.5, 128.68, 128.71, 128.8, 131.3, 131.4, 131.97, 132.03, 132.06, 132.10, 133.3, 135.0 (d, J = 6.1 Hz), 154.5, 173.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.03; IR (KBr) 1758, 1436, 1181, 1122, 1092, 725, 697, 556, 531 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 378.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C20H22NO3NaP [M+Na]+ 378.1235. found 378.1248.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 20.9, tminor = 35.9 min.
(実施例44−46)
上記の条件を用いて、適当な位置をメチル基に置換したフラン誘導体を用いて行った実施例を表4に示す。
[a]D 25 +15.8 (c 0.40, CHCl3); m.p.187.0-188.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.00 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.17 (s, 3H), 1.26-1.45 (m, 1H), 1.57-1.65 (m, 1H), 3.10 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.40 (dd, J = 1.8, 1.8 Hz, 1H), 6.18 (dd, J = 1.8, 6.0 Hz, 1H), 7.42-7.55 (m, 6H), 7.73 (dd, J = 1.8, 6.0 Hz, 1H), 7.79-7.93 (m, 4H); 13C NMR(75 MHz, CDCl3) δ 7.9, 20.1 (d, J = 3.8 Hz), 30.6 (d, J = 6.6 Hz), 59.7 (d, J = 3.3 Hz), 90.0, 122.6, 128.5, 128.68, 128.71, 128.8, 131.3, 131.4, 131.97, 132.03, 132.06, 132.10, 133.3, 135.0 (d, J = 6.1 Hz), 154.5, 173.2; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 21.03; IR (KBr) 1758, 1436, 1181, 1122, 1092, 725, 697, 556, 531 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 378.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C20H22NO3NaP [M+Na]+ 378.1235. found 378.1248.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm, 40 °C) tmajor = 20.9, tminor = 35.9 min.
(実施例44−46)
上記の条件を用いて、適当な位置をメチル基に置換したフラン誘導体を用いて行った実施例を表4に示す。
上記の結果より、R4がメチル基に置換されたフラン誘導体では反応が進行しないものの、R5及びR6がメチル基に置換されたフラン誘導体を用いても良好な収率、高いanti選択性及び高い不斉収率で生成物が得られる(実施例44−46参照)。
以下、上記した化合物について説明する。
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-chlorophenyl)ethyl]-3-methyl-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
以下、上記した化合物について説明する。
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-chlorophenyl)ethyl]-3-methyl-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例44):収率97%、Syn:Anti=1:99、86%ee(Anti)
[a]D 25 +69.4 (c 0.50, CHCl3); m.p. 234.0-235.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.67 (s, 3H), 1.78 (s, 3H), 3.80 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 5.34-5.56 (m, 1H), 6.99-7.01 (m, 1H), 7.25-7.51 (m, 10H), 7.73-7.79 (m, 2H), 7.83-7.90 (m, 2H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ10.8, 22.4 (d, J = 5.0 Hz), 61.4 (d, J = 2.3 Hz), 87.3 (d, J = 3.8 Hz), 127.4, 128.5, 128.6, 128.7, 128.8, 128.9, 131.6, 131.7, 131.8, 131.9, 132.01, 132.04, 132.1, 132.8, 133.0, 133.1, 133.8, 134.7 (d, J = 9.9 Hz), 140.4 (d, J = 3.8 Hz), 145.1, 173.4; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.48; IR (KBr) 1761, 1496, 1438, 1400, 1182, 1157, 1122, 1099, 1066, 1011, 993, 979, 727, 721, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 451.9 [M+H]+, 473.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C25H23NO3NaPCl [M+Na]+ 474.1002. found 474.1001.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 16.0, tminor= 22.1 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-chlorophenyl)ethyl]-4-methyl-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
[a]D 25 +69.4 (c 0.50, CHCl3); m.p. 234.0-235.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.67 (s, 3H), 1.78 (s, 3H), 3.80 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 5.34-5.56 (m, 1H), 6.99-7.01 (m, 1H), 7.25-7.51 (m, 10H), 7.73-7.79 (m, 2H), 7.83-7.90 (m, 2H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ10.8, 22.4 (d, J = 5.0 Hz), 61.4 (d, J = 2.3 Hz), 87.3 (d, J = 3.8 Hz), 127.4, 128.5, 128.6, 128.7, 128.8, 128.9, 131.6, 131.7, 131.8, 131.9, 132.01, 132.04, 132.1, 132.8, 133.0, 133.1, 133.8, 134.7 (d, J = 9.9 Hz), 140.4 (d, J = 3.8 Hz), 145.1, 173.4; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.48; IR (KBr) 1761, 1496, 1438, 1400, 1182, 1157, 1122, 1099, 1066, 1011, 993, 979, 727, 721, 697 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 451.9 [M+H]+, 473.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C25H23NO3NaPCl [M+Na]+ 474.1002. found 474.1001.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 16.0, tminor= 22.1 min.
(R)-5-[(S)-1-(Diphenyphoshinoylamino)-1-(4-chlorophenyl)ethyl]-4-methyl-(5H)-furan-2-oneのスペクトル等
(実施例45):収率99%、Syn:Anti=1:99、95%ee(Anti)
[a]D 25 +73.2 (c 1.00, CHCl3); m.p. 190.0-191.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.75 (s, 3H), 1.84 (s, 3H), 3.63 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.35-5.37 (m, 1H), 5.77-5.79 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 2H), 7.36-7.42 (m, 4H), 7.46-7.52 (m, 4H), 7.73-7.79 (m, 2H), 7.85-7.92 (m, 2H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 16.7, 22.7, 61.6, 90.2 (d, J = 5.0 Hz), 120.5, 127.1, 128.5, 128.6, 128.7, 131.5, 131.6, 131.7, 131.89, 131.92, 132.9, 133.7, 134.6 (d, J = 4.4 Hz), 140.8, 166.0, 171.8; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.54; IR (KBr) 1764, 1744, 1438, 1186, 1121, 991, 721, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 473.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C25H23NO3NaPCl [M+Na]+ 474.1002. found 474.1002.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 30.0, tminor= 44.1 min.
(実施例47)
上記の最適な触媒1nと塩基存在下にてγ-ブテノライド類を反応させることにより直截的に光学活性なδ-アミノ-γ-ブテノライド類の合成を行った。
[a]D 25 +73.2 (c 1.00, CHCl3); m.p. 190.0-191.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ1.75 (s, 3H), 1.84 (s, 3H), 3.63 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.35-5.37 (m, 1H), 5.77-5.79 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 2H), 7.36-7.42 (m, 4H), 7.46-7.52 (m, 4H), 7.73-7.79 (m, 2H), 7.85-7.92 (m, 2H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 16.7, 22.7, 61.6, 90.2 (d, J = 5.0 Hz), 120.5, 127.1, 128.5, 128.6, 128.7, 131.5, 131.6, 131.7, 131.89, 131.92, 132.9, 133.7, 134.6 (d, J = 4.4 Hz), 140.8, 166.0, 171.8; 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 20.54; IR (KBr) 1764, 1744, 1438, 1186, 1121, 991, 721, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 473.8 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C25H23NO3NaPCl [M+Na]+ 474.1002. found 474.1002.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 70:30, 1.0 mL/min, 225 nm) tmajor = 30.0, tminor= 44.1 min.
(実施例47)
上記の最適な触媒1nと塩基存在下にてγ-ブテノライド類を反応させることにより直截的に光学活性なδ-アミノ-γ-ブテノライド類の合成を行った。
結果、銅塩にトリフルオロメタンスルホン酸銅(II)を用い、塩基として1当量のトリエチルアミンを加えることにより、中程度の収率、良好なAnti選択的、高いエナンチオ選択性にて生成物を与えた。
(実施例48―49)
得られた光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類に対し、以下のスキームに従い合成的変換を行った。
(R)-5-[(S)-1-(diphenyphoshinoylamino)-1-phenylethyl]-(5H)-furan-2-one(57 mg, 0.14 mmol)とPd/C(10 wt%, 4.2 mg)を酢酸エチル2.1 mLに懸濁させ、大気圧の水素雰囲気下で2時間攪拌した。反応はTLCにて確認後、セライトを用いて反応溶液をろ過し、溶媒を留去し、生成物を得た。この生成物はさらなる精製を行わず次の反応を行った。得られた生成物(20mg, 0.05 mmol)を、水素化アルミニウムリチウム(7.8 mg, 0.2 mmol)のテトラヒドロフラン1.0 mLの懸濁溶液に加え、室温で2時間攪拌した。反応は飽和塩化アンモニウム水溶液で停止し、酢酸エチル(20 mL×3)にて抽出を行い、有機層を蒸留水(20 mL)、飽和食塩水(20 mL)で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を留去後、精製はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(AcOEt:MeOH = 95:5)で行いN-[(2S,3R)-3,6-Dihydroxy-2-phenylhexan-2-yl)]diphenylphosphinamideを2段階収率95 %(97% ee)で得た。
前記得られたN-[(2S,3R)-3,6-Dihydroxy-2-phenylhexan-2-yl)]diphenylphosphinamideのスペクトル等は以下の通り。
[a]D 25 +39.1 (c 0.50, CHCl3); m.p. 67.0-68.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.12-1.47 (m, 5H), 1.61-1.80 (m, 2H), 3.41-3.42 (m, 1H), 3.60-3.67 (m, 2H), 3.94 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.70 (br, 1H), 7.26-7.31 (m, 2H), 7.37-7.51 (m, 9H), 7.85-7.91 (m, 2H), 7.99-8.06 (m, 4H); 13C NMR(75 MHz, CDCl3) δ 26.1, 29.6, 30.4, 62.6, 65.3, 78.5, 125.4, 127.1, 128.5, 128.60, 128.63, 128.8, 129.0, 130.9, 131.1, 131.96, 131.99, 132.1, 132.2, 132.6, 132.7, 132.9, 134.0, 134.5, 145.5 (d, J = 8.8 Hz); 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 24.15; IR (KBr) 3458, 1438, 1178, 1121, 1110, 727, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 432.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H28NO3NaP [M+Na]+ 432.1704. found 459.1708.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 90:10, 1.0 mL/min, 209 nm, 40 °C) tminor = 24.5, tmajor = 33.6 min.
前記得られたN-[(2S,3R)-3,6-Dihydroxy-2-phenylhexan-2-yl)]diphenylphosphinamideのスペクトル等は以下の通り。
[a]D 25 +39.1 (c 0.50, CHCl3); m.p. 67.0-68.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.12-1.47 (m, 5H), 1.61-1.80 (m, 2H), 3.41-3.42 (m, 1H), 3.60-3.67 (m, 2H), 3.94 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.70 (br, 1H), 7.26-7.31 (m, 2H), 7.37-7.51 (m, 9H), 7.85-7.91 (m, 2H), 7.99-8.06 (m, 4H); 13C NMR(75 MHz, CDCl3) δ 26.1, 29.6, 30.4, 62.6, 65.3, 78.5, 125.4, 127.1, 128.5, 128.60, 128.63, 128.8, 129.0, 130.9, 131.1, 131.96, 131.99, 132.1, 132.2, 132.6, 132.7, 132.9, 134.0, 134.5, 145.5 (d, J = 8.8 Hz); 31P NMR (121 MHz, CDCl3) δ 24.15; IR (KBr) 3458, 1438, 1178, 1121, 1110, 727, 698 cm-1; MS (ESI, positive) m/z 432.0 [M+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C24H28NO3NaP [M+Na]+ 432.1704. found 459.1708.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK AD-3, Hexane:iPrOH = 90:10, 1.0 mL/min, 209 nm, 40 °C) tminor = 24.5, tmajor = 33.6 min.
上記の水素添加反応の条件で得た生成物(56 mg, 0.14 mmol)を1,4-ジオキサン0.7 mL、濃塩酸0.7 mLに溶解させ、50℃で16時間攪拌した。反応は氷浴中、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で停止し、酢酸エチル(20 mL×3)にて抽出を行い、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧化にて溶媒を留去し生成物を得た。得られた生成物はさらなる精製を行わずに次の反応に用いた。得られた生成物とナトリウムメトキシド(15 mg, 0.28 mmol)をメタノール2.1 mLに懸濁させ、室温で2時間攪拌した。反応は飽和塩化アンモニウム水溶液で停止し、酢酸エチル(20 mL×3)にて抽出を行い無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を留去後、精製はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(AcOEt:MeOH = 95:5)で行い (5R,6S)-5-Hydroxy-6-methyl-6-phenylpiperidin-2-oneを3段階収率66 %(96% ee)で得た。
得られた(5R,6S)-5-Hydroxy-6-methyl-6-phenylpiperidin-2-oneのスペクトル等は以下の通り。
[a]D 25 +3.4 (c 0.50, CH3OH); m.p. 179.0-180.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 1.48-1.56 (m, 4H), 1.62-1.72 (m, 1H), 2.12-2.21 (m, 1H), 2.43-2.56 (m, 1H), 4.02 (dd, J = 2.1, 4.5 Hz, 1H), 7.20-7.26 (m, 1H), 7.30-7.36 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 24.7, 25.7, 26.7, 64.0, 71.5, 126.5, 128.1, 129.6, 147.7, 175.2; IR(KBr) 3244, 1638, 1622, 1458, 1446, 1405, 1067, 768, 705, cm-1; MS (ESI, positive) m/z 227.9 [M+Na]+, 260.2 [M+MeOH+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C12H15NO2Na [M+Na]+228.1000. found 228.1001.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 209 nm) tmajor = 14.7, tminor = 24.9 min.
得られた(5R,6S)-5-Hydroxy-6-methyl-6-phenylpiperidin-2-oneのスペクトル等は以下の通り。
[a]D 25 +3.4 (c 0.50, CH3OH); m.p. 179.0-180.0 °C; 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 1.48-1.56 (m, 4H), 1.62-1.72 (m, 1H), 2.12-2.21 (m, 1H), 2.43-2.56 (m, 1H), 4.02 (dd, J = 2.1, 4.5 Hz, 1H), 7.20-7.26 (m, 1H), 7.30-7.36 (m, 4H); 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 24.7, 25.7, 26.7, 64.0, 71.5, 126.5, 128.1, 129.6, 147.7, 175.2; IR(KBr) 3244, 1638, 1622, 1458, 1446, 1405, 1067, 768, 705, cm-1; MS (ESI, positive) m/z 227.9 [M+Na]+, 260.2 [M+MeOH+Na]+; HRMS (ESI) calculated for C12H15NO2Na [M+Na]+228.1000. found 228.1001.; HPLC (DAICEL CHIRALPAK IC, Hexane:iPrOH = 80:20, 1.0 mL/min, 209 nm) tmajor = 14.7, tminor = 24.9 min.
Claims (2)
- 次式(1)
(式中、R1、R2は、アルキル基、アリール基を示す。R3はジアリールホスフィノイル基、ジアルキルホスフィノイル基、アレーンスルホニル基、アルキルスルホニル基、アレーンカルボニル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、アルキル基を示す。R4 、R5 及びR6は、環状アルキル基、鎖状アルキル基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、シリル基またはアリール基を示す。R7は、環状アルキル基、鎖状アルキル基、シリル基またはアリール基を示す。)用いる金属塩は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、典型金属のアルキル金属、塩化物、臭化物、酸化物、酢酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩などでもよい。用いる配位子は、シンコナアルカロイド類、光学活性ジアミン類、光学活性アミノアルコール類、光学活性ビスオキサゾリン類などでもよい。
またアルコールは、アルキルアルコール、フェノール、シリルアルコールなどでもよい。
また、塩基としては炭酸塩、炭酸水素塩、金属アルコキシド、水酸化塩、酢酸塩、トリアルキルアミン、DBUなどでもよい。種々のケチミン類に対し金属種と不斉配位子とアルコール存在下でフラン誘導体を反応させて、もしくは適切な塩基存在下にてγ-ブテノライド類を反応させることにより光学活性な四置換不斉炭素を有するδ-アミノ-γ-ブテノライド類を製造する方法。 - 次式で表す材料
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