JP2014131250A - 画像処理装置、画面データの生成方法及び生成プログラム - Google Patents

画像処理装置、画面データの生成方法及び生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末装置にリモート画面として表示される画像処理装置の操作用画面が、画像処理装置側のハードウェアで構成される外キーを使用して入力可能な操作画面である場合、携帯端末装置との距離に応じて、外キーを使用可能であることをユーザーが認識できるリモート画面を携帯端末装置に表示させることができる画像処理装置等を提供する。
【解決手段】操作画面が外キー120、121を使用して入力可能な場合において、距離検出手段101により検出された携帯端末装置2との距離が一定値以下であれば、外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として携帯端末装置2に表示させるための画面データを生成し、距離が一定値を超える場合は、外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として携帯端末装置に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置2に送信する。
【選択図】 図7

Description

この発明は、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置を無線通信等により接続可能な多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像処理装置、画面データの生成方法及び生成プログラムに関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置は、電子化された文書を記憶可能であり、時と場所を選ばず、文書を閲覧したり編集したりできる。また、携帯端末装置で編集等したファイルを前記MFP等の画像処理装置に送信し、画像処理装置で印刷または保存等の処理を実行させることができる。さらに、画像処理装置のスキャナ部で読み取った原稿の画像データ等からなるファイルを携帯端末装置に送信し、携帯端末装置で編集等を行うこともできる。
しかし、携帯端末装置と画像処理装置とを、それぞれ別個に操作する必要があり、操作が煩雑になるといった問題がある。
そこで、最近、画像処理装置の操作用画面を携帯端末装置の表示部にリモート画面として表示し、携帯端末装置から画像処理装置を連携操作できるようにした、画像処理装置と携帯端末装置との連携システムが提案されている。この連携システムでは、携帯端末装置の表示部に表示される画像処理装置側のリモート画面は、画像処理装置から送信される画面データに基づいて表示される。この画面データに基づくリモート画面は、本来は画像処理装置の操作パネルに表示される画面と同じである。
つまり、操作が行われたことを示す情報が携帯端末装置から画像処理装置に送信され、画像処理装置はこの情報に基づいて次の画面データを生成し、この画面データを携帯端末装置に送信し、携帯端末装置はこの画面データに基づいてリモート画面を更新表示する。
一方、携帯端末装置はタッチパネルを備えており、ユーザは表示画面に対してタッチ操作を行うと、タッチ操作の位置情報(座標データ)等が画像処理装置に送信され、画像処理装置はタッチ操作に応じて次画面データを生成し、あるいは指示されたジョブを実行する。
ところで、画像処理装置にはハードテンキー、ハードキーボード、スイッチ等のハードウェアにより構成された外キーが設けられていることが多い。
また、操作画面が前記外キーを使用して操作可能な例えば設定値入力エリアを有する画面である場合がある。この場合、画像処理装置の操作パネルに操作用画面が表示されていれば、前記外キーを用いて設定値を入力することができる。また、操作パネルにソフトキーボードやソフトテンキー等のソフトウェアキーを表示し、該ソフトウェアキーにより設定値を入力できる場合もある。
一方、携帯端末装置での設定値の入力は、画面上の設定値入力表示エリアをタップすると表示されるソフトウェアキーにより入力する方式が用いられていることが多いが、ユーザーが画像処理装置の近傍で携帯端末装置を操作する場合には、画面と重なって表示されるソフトウェアキーを表示させる必要がないことから、前記物理的な外キーを用いた方が操作し易い場合がある。
なお、特許文献1には、オプション機器の接続状態に応じて最適なメニュー画面を選択表示するとともに、オプション機器の機能設定項目が階層構造になっている場合、オプション機器が接続されたとき、接続されたオプション機器の設定項目を最上位に変更する技術が開示されている。
また、特許文献2には、パネルに表示された入力エリアに対して、どの入力手段が使用できるかを示したアイコンを小表示エリアに表示し、どの入力手段を使えば良いのかを明瞭にしつつ、入力手段を柔軟に変更できる技術が開示されている。
また、特許文献3には、接続された外部機器に応じて表示内容を変更する技術が開示されている。
特開2007−83620号公報 特開2006−155232号公報 特開2005−5549号公報
しかし、前述したように、ユーザーが画像処理装置の近傍で携帯端末装置を操作する場合に、前記外キーを使用したい場合であっても、従来では、画像処理装置と携帯端末装置との距離の遠近に関係なく、ソフトウェアキーを使用できる表示しか携帯端末装置になされないため、画像処理装置の外キーを使用できることをユーザーが認識することができず、このため操作性の点で問題があった。
このような問題は、前述した特許文献1〜3に記載の技術によっても解決することはできなかった。
この発明は、上記技術的背景に鑑みてなされたものであり、携帯端末装置にリモート画面として表示される画像処理装置の操作用画面が、画像処理装置側のハードウェアで構成される外キーを使用して入力可能な操作画面である場合は、画像処理装置と携帯端末装置との距離に応じて、画像処理装置の外キーを使用可能であることをユーザーが認識できるようなリモート画面を携帯端末装置に表示させることができる画像処理装置を提供し、さらに該画像処理装置で実行される画面データの生成方法及びこの生成方法を画像処理装置のコンピュータに実行させるための画面データの生成プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)携帯端末装置に接続可能な接続手段と、ハードウェアにより構成された外キーと、前記接続手段により接続された携帯端末装置との距離を検出する距離検出手段と、自装置操作用画面の画面データを生成すると共に、前記操作画面が前記外キーを使用して入力可能な場合において、前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下であれば、前記外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置との距離が一定値を超える場合は、前記外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成する画面生成手段と、前記画面生成手段により生成された画面データを前記携帯端末装置に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(2)前記画面生成手段は、前記外キーの配置情報を前記画面データとして生成するとともに、携帯端末装置に前記配置情報に対応して表示された外キーをユーザーが操作したときの外キーのオン、オフ情報を、前記携帯端末装置から受信する受信手段を備えている前項1に記載の画像処理装置。
(3)前記画面生成手段は、前記外キーに対応するキーが配置された操作画面を前記画面データとして生成するとともに、携帯端末装置に表示された操作画面上の外キーに対応するキーをユーザーが操作したときのタッチ位置の座標データを、前記携帯端末装置から受信する受信手段を備えている前項1に記載の画像処理装置。
(4)前記外キーは、ハードテンキー、ハードキーボードまたはスイッチのうちの少なくともいずれかである前項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の前記外キーの使用を促す表示は前記外キーを使用可能であることのメッセージの表示である前項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
(6)前記操作画面は少なくとも一つの設定値入力エリアを有し、前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の前記外キーの使用を促す表示は、前記設定値入力エリアが選択された状態にあることを示す表示である前項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
(7)前記操作画面は少なくとも一つの設定値入力エリアを有し、前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値を超える場合の前記外キーに対応するキーの表示を促す表示は、前記設定値入力エリアが選択されていない状態にあることを示す表示である前項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
(8)前記携帯端末装置との距離が一定値を超える場合に操作画面に表示される前記外キーに対応するキーは、外キーとして存在するプレビューキー、ガイドキー、拡大表示キー、ユーティリティーキー、ジョブモード切替キーのうちの少なくともいずれかのキーをエミュレートしたものである前項1〜7のいずれかに記載の画像処理装置。
(9)前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の画面データが携帯端末装置へ送信され、携帯端末装置で該画面データに基づく画面が表示されているときに、距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値を超えた場合には、携帯端末装置との距離が一定値を超えた場合の画面データを再度生成し、携帯端末装置へ送信する前項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
(10)前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値を超える場合の画面データが携帯端末装置へ送信され、携帯端末装置で該画面データに基づく画面が表示されているときに、距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下となった場合には、携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の画面データを再度生成し、携帯端末装置へ送信する前項1〜9のいずれかに記載の画像処理装置。
(11)携帯端末装置に接続可能な接続手段と、ハードウェアにより構成された外キーとを備えた画像処理装置において実行される画面データの生成方法であって、前記接続手段により接続された携帯端末装置との距離を検出する距離検出ステップと、自装置操作用画面の画面データを生成すると共に、前記操作画面が前記外キーを使用して入力可能な場合において、前記距離検出ステップにおいて検出された携帯端末装置との距離が一定値以下であれば、前記外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置との距離が一定値を超える場合は、前記外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成する画面生成ステップと、前記画面生成ステップにおいて生成された画面データを前記携帯端末装置に送信する送信ステップと、を備えたことを特徴とする画面データの生成方法。
(12)携帯端末装置に接続可能な接続手段と、ハードウェアにより構成された外キーとを備えた画像処理装置のコンピュータに、前記接続手段により接続された携帯端末装置との距離を検出する距離検出ステップと、自装置操作用画面の画面データを生成すると共に、前記操作画面が前記外キーを使用して入力可能な場合において、前記距離検出ステップにおいて検出された携帯端末装置との距離が一定値以下であれば、前記外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置との距離が一定値を超える場合は、前記外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成する画面生成ステップと、前記画面生成ステップにおいて生成された画面データを前記携帯端末装置に送信する送信ステップと、を実行させるための画面データの生成プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、操作画面が前記外キーを使用して操作可能な場合において、携帯端末装置との距離が一定値以下であれば、ハードウェアで構成された外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置との距離が一定値を超える場合は、前記外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置に送信するから、携帯端末装置には、画像処理装置と距離が近い場合は、外キーの使用を促す表示がなされたリモート画面が表示される。
従って、この表示によりユーザーに外キーの使用を促すことができる。一方、携帯端末装置と画像処理装置と距離が遠い場合、携帯端末装置には、外キーに対応するキーが表示されたリモート画面、または該キーの表示を促す表示がなされたリモート画面が表示されるから、ユーザーはリモート画面に表示されたキーを用いて、操作画面に対する入力を行うことができる。
前項(2)に記載の発明によれば、外キーに対応するキーの配置情報が画面データとして生成され、生成された画面データが携帯端末装置に送信されるから、携帯端末装置は前記配置情報に基づいて外キーに対応するキーを表示することができると共に、外キーに対応するキーをユーザが操作したときはそのキーのオン、オフ情報が、携帯端末装置から画像処理装置に送信される。
前項(3)に記載の発明によれば、外キーに対応するキーが配置された操作画面が画面データとして生成され、生成された画面データが携帯端末装置に送信されるから、携帯端末装置は前記外キーに対応するキーが配置された操作画面を表示することができると共に、外キーに対応するキーをユーザが操作したときはタッチ位置の座標データが、携帯端末装置から画像処理装置に送信される。
前項(4)に記載の発明によれば、画像処理装置と携帯端末装置との距離が近い場合は、ユーザは、ハードテンキー、ハードキーボードまたはスイッチのうちの少なくともいずれかを用いて、操作画面に対する入力を行うことができる。
前項(5)に記載の発明によれば、画像処理装置と携帯端末装置との距離が一定値以下の場合は、外キーの使用を促す表示として外キーを使用できることのメッセージが表示される。
前項(6)に記載の発明によれば、操作画面は少なくとも一つの設定値入力エリアを有し、画像処理装置と携帯端末装置との距離が一定値以下の場合は、前記外キーの使用を促す表示として、前記設定値入力エリアが選択された状態にあることを示す表示がなされる。
前項(7)に記載の発明によれば、操作画面は少なくとも一つの設定値入力エリアを有し、画像処理装置と携帯端末装置との距離が一定値を超える場合は、前記外キーに対応するキーの表示を促す表示として、前記設定値入力エリアが選択されていない状態にあることを示す表示がなされる。
前項(8)に記載の発明によれば、画像処理装置と携帯端末装置との距離が一定値を超える場合に、前記外キーに対応するキーとして、プレビューキー、ガイドキー、拡大表示キー、ユーティリティーキー、ジョブモード切替キーのうちの少なくともいずれかのキーをエミュレートしたキーが操作画面に表示される。
前項(9)に記載の発明によれば、画像処理装置と携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の画面データが携帯端末装置へ送信され、携帯端末装置で該画面データに基づくリモート画面が表示されているときに、携帯端末装置との距離が一定値を超えた場合には、携帯端末装置に表示されるリモート画面は、距離が一定値を超えた場合の画面に切り替えられる。
前項(10)に記載の発明によれば、画像処理装置と携帯端末装置との距離が一定値を超える場合の画面データが携帯端末装置へ送信され、携帯端末装置で該画面データに基づくリモート画面が表示されているときに、携帯端末装置との距離が一定値以下となった場合には、携帯端末装置に表示されるリモート画面は、距離が一定値以下の場合の画面に切り替えられる。
前項(11)に記載の発明によれば、携帯端末装置では、画像処理装置と距離が近い場合は、外キーの使用を促す表示がなされたリモート画面が表示されるから、この表示によりユーザーに外キーの使用を促すことができる。一方、画像処理装置と距離が遠い場合は、携帯端末装置には、外キーに対応するキーが表示されたリモート画面、または該キーの表示を促す表示がなされたリモート画面が表示されるから、ユーザーはリモート画面に表示されたキーを用いて、操作画面に対する入力を行うことができる。
前項(12)に記載の発明によれば、画像処理装置と携帯端末装置との距離が近い場合は、外キーの使用を促す表示がなされたリモート画面を生成し、画像処理装置と携帯端末装置との距離が遠い場合は、外キーに対応するキーが表示されたリモート画面、または該キーの表示を促す表示がなされたリモート画面を生成し、携帯端末装置に送信する処理を、画像処理装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置が用いられた表示処理システムの構成図である。 画像処理装置及び携帯端末装置の電気的な構成を示すブロック図である。 画像処理装置及び携帯端末装置のファームウェア構成を示すブロック図である。 画像処理装置及び携帯端末装置の各ソフトウェアの関係を示す図である。 操作パネル部の平面図である。 画像処理装置と携帯端末装置との距離が閾値を超えている場合に、携帯端末の表示部に表示されるリモート画面を示す図である。 画像処理装置と携帯端末装置との距離が閾値以内の場合に、携帯端末の表示部に表示されるリモート画面を示す図である。 画像処理装置と携帯端末装置との距離が閾値以内の場合に、携帯端末の表示部に表示されるリモート画面の他の例を示す図である。 画像処理装置と携帯端末装置との距離が閾値を超える場合に、携帯端末の表示部に表示されるリモート画面の他の例を示す図である。 この発明の他の実施形態を示すもので、画像処理装置と携帯端末装置との距離が閾値を超える場合に、携帯端末の表示部に表示されるリモート画面の一例を示す図である。 同じく、画像処理装置と携帯端末装置との距離が閾値を超える距離から閾値以内となったときに、携帯端末の表示部に切り替え表示されるリモート画面の一例を示す図である。 画像処理装置と携帯端末装置との間で実行される情報通信のシーケンス図である。 画像処理装置と携帯端末装置との間で実行される情報通信の他の例を示すシーケンス図である。 画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置が用いられた表示処理システムの構成図である。
この表示処理システムは、画像処理装置としての画像形成装置1と、スマートフォンやタブレット端末等からなる携帯端末装置2等を備え、これらの画像形成装置1と携帯端末装置2は、無線LANルータ3、ネットワーク4を介して相互に接続可能となされている。なお、画像形成装置1と携帯端末装置2は、USBインターフェース等により有線接続も可能であるが、この実施形態では、無線通信により相互に接続されるものとなされている。
この実施形態では、画像形成装置1としてコピー機能、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を備えた前述のMFPが用いられている。以下、画像形成装置をMFPとも記す。また、携帯端末装置を携帯端末とも記す。
図2は、前記MFP1と携帯端末2の電気的な構成を示すブロック図である。
MFP1は、CPU101、ROM102、RAM103,スキャナ部104、プリント部105、記憶部106、操作パネル部107、WIFI(Wireless Fidelity)モジュール109、LAN(Local Area Network)コントローラ110、USBインターフェース(USBI/F)111等を備えている。
前記CPU101は、ROM102等に記憶された動作プログラムに従って動作することにより、MFP1の全体を統括的に制御するものである。例えば、MFP1の各種機能を使用可能に制御するほか、この実施形態では、携帯端末2から取得した携帯端末2の位置情報と自機の位置情報との比較等の方法により、自機と携帯端末2との距離を検出したり、検出した距離が予め設定された閾値以下かどうかを判断したり、携帯端末2からの要求に基づいて、携帯端末2にリモート画面として表示するMFP1の操作画面の画面データを作成して携帯端末2に送信したり、携帯端末2から送信された操作情報に対応する次画面データを生成して携帯端末2に送信する。
この際、前記操作画面がハードウェアにより構成された後述する外キーを使用して入力可能な場合において、携帯端末2との距離が閾値以下であれば、前記外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末2に表示させるための画面データを生成し、携帯端末2との距離が閾値を超える場合は、前記外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末2に表示させるための画面データを生成する。
前記ROM102は、CPU101の動作プログラム等を記憶するメモリであり、RAM103はCPU101が動作プログラムに従って動作するときの作業領域を提供するメモリである。
前記スキャナ部104は、図示しないプラテンガラス上にセットされた原稿や、同じく図示しない自動原稿搬送装置にセットされた原稿の画像を読み取って、電子データである画像データを出力するものである。
前記プリント部105は、スキャナ部104により読み取られた原稿の画像データや、携帯端末2等から送信されたプリントデータを、用紙に印刷するものである。
前記記憶部106は、各種のデータやアプリケーション等を記憶するものであり、ハードディスク装置などが用いられている。特に、この実施形態では、操作パネル部107に表示される各種の操作画面の表示用データ(画面データ)や外キーの配置情報等が記憶されており、ユーザーの操作に応じた操作画面の表示用データがCPU101によって記憶部106から呼び出され、操作パネル部107に表示されたり、携帯端末2に送信される。また、スキャナ部104で読み取られた画像データからなる文書ファイルや、外部装置から送信された文書ファイル等の複数のファイルや、自装置の設置場所の位置情報が保存されている。
操作パネル部107は、MFP1を操作したりユーザーにメッセージ等を表示するものであり、図5に示すように、外キーとしてのスタートキー121、ハードテンキー122、スイッチ等を有するキー部107aと、液晶等のタッチパネルからなる表示部107bを備えている。なお、外キーとしては、スタートキー、ハードテンキー、スイッチに限定されることはなく、ハードキーボード、プレビューキー、ガイドキー、拡大表示キー、ユーティリティーキー、ジョブモード切替キー等であっても良い。
前記WIFIモジュール109は、携帯端末2と無線接続するためのインターフェースであり、前記LANコントローラ110は、パーソナルコンピュータや他のMFP等の外部装置との間の通信を制御するものである。
前記USBインターフェース111は携帯端末2と有線接続するためのインターフェースである。
一方、携帯端末2には、スマートフォン、タブレット端末、電子ペーパー等が用いられる。携帯端末2は、CPU201、RAM202、記憶部203、表示部204a、操作部204b、WIFIモジュール205、LANコントローラ206、USBインターフェース207、ファイル処理部208a、208b、連携部209、位置情報取得部210等を備えている。
前記CPU201は、携帯端末2の全体を統括的に制御するものであり、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、後述する連携アプリケーションあるいは汎用アプリケーションに従って動作する。
前記RAM202は、CPU201が動作プログラムに従って動作するときの作業領域となるメモリである。
前記記憶部203は、各種のデータやアプリケーション等を記憶するものであり、ハードディスク装置などが用いられている。この実施形態では、MFP1から送信された画面データや、基本OS、連携アプリケーション、汎用アプリケーション等のプログラムを記憶している。なお、以下の説明ではアプリケーションを単にアプリともいう。
前記表示部204aは液晶等のデバイスからなり、操作部204bは表示部204aに設けられタッチ操作入力が可能なタッチパネルからなる。タッチ操作は通常、タッチした指の数や指の移動に応じて操作内容を規定するジェスチャー操作によって行われる。ジェスチャー操作の一例として、画面に表示された画像に対して、変倍(拡大または縮小)や回転等の編集加工を指示するためのピンチイン操作、ピンチアウト操作などを例示できる。
前記WIFIモジュール205は、携帯端末2をMFP1と無線接続するためのインターフェースであり、前記LANコントローラ206は、ユーザー端末等の外部装置との間の通信を制御するものである。また、前記USBインターフェース207は、携帯端末装置2をMFP1と有線接続するためのインターフェースである。
前記ファイル処理部208a、208bは、ファイルに編集、転送あるいはメール配信等の処理を実施する。以下、ファイル処理部208a、208bをいずれもファイル処理部208と記す。
前記連携部209は、MFP1と携帯端末2の間の機能連携を円滑に行うために、MFP1の機能を使用できるようにするためのものである。具体的には、MFP1のコピー機能、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を使用するためにMFP1の操作パネル部107に表示される画面と同じ画面を再生するための画面データ等を、MFP1から受信してリモート画面として表示部204aに表示したり、表示されたリモート画面をユーザが操作したときに、操作部204bにより画面(タッチパネル)上の操作位置の座標を検出し操作情報としてMFP1に送信する。MFP1は前記操作位置の座標を解析することにより、ユーザの操作指示を特定し、操作指示に応じた動作を実行する。
前記ファイル処理部208は、CPU201が汎用アプリを実行することによりその機能が実現される。つまり、汎用アプリは各種ファイルを処理するファイル処理部208を実現するためのソフトウェアであり、例えばファイル編集用アプリ、ファイルを電子メールで配信する機能を有するアプリ、ウェブ上にファイルをストレージする機能を有するアプリ等、各種のアプリを用いることができる。
また、前記連携部209は、CPU201が前述した連携アプリを実行することによりそれらの機能が実現される。つまり、連携アプリはMFP1と携帯端末2とのスムーズな機能連携を図るためのソフトウェアである。また、連携アプリと汎用アプリとの間で、ファイルの転送やダウンロードを行うことができる。
位置情報取得部210は、GPS機能により携帯端末2の現在の位置情報を取得する。取得した位置情報は、連携部209を介して携帯端末2からMFP1へ送信される。この実施形態では、位置情報を定期的に、あるいはMFP1から要求されたときに、その他任意のタイミングで取得し、MFP1へ送信するのとなされている。
図3は、MFP1と携帯端末2のファームウェア構成を示すブロック図である。
MFP1は、アプリ層に、操作パネル(アプリ)121やオープンAPI(Open Application Program Interface)122等を備え、共通API層に、共通API(Common API)125やパネル表示画像生成部126等を備え、ハードウェア依存層に、パネル画面生成部123、パネル制御部124、携帯端末用制御部127等を備えている。
さらに、カーネル層に、パネル入力制御部129、パネルLCD制御部130、JPEGコーダドライバ131等を備え、デバイス層に、操作パネル部107、USBインターフェース部111、JPEG圧縮部133、WIFIモジュール109等を備えている。
パネル画面生成部123は、携帯端末2から連携操作が行われた場合に、操作パネル部107に表示されるMFP1側の画面データを生成する。
パネル制御部124は操作パネル部107との通信状態の制御等を行う。また、パネル表示画像生成部126は、携帯端末2からの操作情報に基づいて、携帯端末2に表示される次画面データを生成する。
携帯端末用制御部127は、携帯端末2との連携処理時に、携帯端末2と通信を行うためのインターフェース等を制御する。
パネル入力制御部129は、操作パネル部107の操作入力に関する制御を行い、パネルLCD制御部130は、操作パネル部107の表示部107bの表示制御を行う。JPEG圧縮部133は、JPEGコーダドライバ131を介して携帯端末用制御部127から送信されてきた画面データ等をJPEG圧縮するものであり、圧縮されたデータはUSBインターフェース111やWIFIモジュール109を介して、携帯端末2に送信される。
一方、携帯端末2は、画像表示アプリ221、表示画像生成アプリ222、JPEG展開アプリ223、ブラウザ等の各種アプリケーションを備えたアプリケーション層と、各種のマネージャー225、226等を備えたプラットフォーム層と、各種のライブラリ227及びカーネル228を備えたOS層と、ハードウェア229によって構成されている。
前記JPEG展開アプリ223は、MFP1から送信されてきた圧縮データを伸張するものである。
表示画像生成アプリ222は、携帯端末2の表示部204aに表示されたリモート画面に対して、ユーザが画像の拡大・縮小操作等を行ったときに、現在表示され記憶部203に記憶されている画面データを用いて、自装置で編集加工を行い、表示部204に表示させるものである。
前記画像表示アプリ221は、MFP1から送信されJPEG展開アプリ223で伸張された画面データを用いて、MFP1の画面をリモート画面として生成し表示部204に表示させるものである。
なお、この実施形態では、画像表示アプリ221、表示画像生成アプリ222、JPEG展開アプリ223は、連携アプリで実現される機能の一部として構成されている。
次に、MFP1と携帯端末2を連携操作する場合の処理について説明する。
ユーザが携帯端末2をMFP1にネットワーク経由にて無線接続し、携帯端末2からMFP1をリモート操作しようとしている。携帯端末2とMFP1の連携操作は、ユーザーが携帯端末2にインストールされている連携アプリを起動することにより、開始される。
図4は、MFP1及び携帯端末2の各ソフトウェアの関係を示すものであり、左側にMFP1側のソフトウェアを、右側に携帯端末2のソフトウェアをそれぞれ示す。
携帯端末2の連携アプリは、携帯端末2のOSと汎用のソフトウェアであるアプリソフトの中間に位置しており、ユーザの操作情報、携帯端末2との送受信データ、携帯端末2側の画面データ、位置情報取得部210で得られた位置情報を取得することができ、必要に応じてこれらのデータをMFP1へ送信することができる。つまり、携帯端末2の連携ソフトは、アプリの呼び出し等の携帯端末2側でのユーザ操作受付処理、MFP1の操作画面表示用の画面データの受信・表示処理(携帯端末側操作画面処理)、連携操作関連処理等を実行する。連携操作関連処理としては、ユーザが操作部204bを介して行った操作の内容を示す操作情報のMFP1との通信等が挙げられる。
一方、MFP1の連携アプリは、MFP1側のOSやMFP1用のアプリソフトが全て自社設計/自社カスタマイズであって必要な情報をすべて得られる場合は、OS−アプリソフト間に位置しなくても良く、OSやアプリソフトと独立でありながら、OSやアプリソフトと通信することにより、必要な情報を入手してもよい。MFP1の連携アプリは、アプリの呼び出し等のMFP1側のユーザ操作受付処理、携帯端末2へのMFP側画面データの送信処理(MFP側操作画面処理)、連携操作関連処理等を実行する。連携操作関連処理としては、携帯端末2からの操作情報等の受信・実行処理等が挙げられる。
ユーザが携帯端末2の表示部204に表示された操作画面中のリモート操作アイコンを選択し、MFP連携を指示すると、携帯端末2の連携ソフトは、登録されているMFP1への通信を行い、MFP1の連携ソフトを呼び出し、画面データの取得を要求する。それにより、リモート操作モードが開始され、MFP1から初期画面の画面データが転送効率の向上のためJPEG等で圧縮された状態で携帯端末2に送信される。
携帯端末2は、受信したMFP側の画面データを表示部204aにリモート画面として表示する。携帯端末2の表示部204aの画面サイズがMFP1の表示部107bの画面サイズと異なる場合は、携帯端末2は自己の表示部204aの画面サイズに合わせて画面データを調整し表示する。
なお、携帯端末2での画面表示と同時に、同一の画面をMFP1の表示部105aに表示しても良いし、表示しなくても良い。
ユーザが携帯端末2に表示されているMFP1側の画面であるリモート画面をタッチ操作すると、タッチ操作が画面データの拡大・縮小を指示するジェスチャー操作であるか、通常のボタン操作であるかが判断される。そして、判断の結果がタッチ情報として、タッチ位置の座標データと共にMFP1に送信される。
一方、通常のボタン操作であると判断されると、携帯端末2は操作部204b上のタッチ位置の座標データをMFP1に送信する。
MFP1は受信した座標データやタッチ情報を含む操作情報を解析して、画面上のどのボタンが押されたかを判定し、そのボタン押下に対応する次画面データを生成して携帯端末2に送信し、あるいはボタン押下に対応するジョブ処理等を実行する。携帯端末2は受信した次画面データを表示部204bに表示して画面を更新する。
こうして、携帯端末2によってMFP1をリモート操作することができる。
この実施形態では、MFP1からの取得要求時、あるいはタッチ位置の座標データの送信時、あるいは定期的に、あるいは任意のタイミングで、携帯端末2は携帯端末2の現在の位置を示す位置情報をMFP1に送信し、MFP1は受信した位置情報に基づく携帯端末2の現在位置と、予め登録されている自機の設置位置とから、自機と携帯端末2との距離を検出するものとなされている。なお、携帯端末2との距離の検出はこの方法に限定されることはない。そして、検出した距離に応じて、生成する画面データの内容を変更するものとなされている。
即ち、携帯端末2に表示させるリモート画面が、キー部107aの外キーを使用して入力可能な操作画面である場合は、自機と携帯端末2との距離を予め設定された閾値と比較し、距離が閾値を超えている場合、換言すれば携帯端末2がMFP2から遠くに存在している場合は、外キーに対応するキーが表示された操作画面をリモート画面として前記携帯端末2に表示させるための画面データを生成し、携帯端末2に送信する。
この画面データを受信した携帯端末2は、画面データに基づくリモート画面を表示部204aに表示する。
図6は、携帯端末2との距離が閾値を超えている場合に、携帯端末2の表示部204aに表示されているリモート画面を示す図である。このリモート画面では、通常の操作画面D1に加えて、外キーに対応するソフトウェアキー300を有するキー表示部D2が表示されている。外キーに対応するキー300は、この実施形態では、外キーとして存在するプレビューキー、ガイドキー、拡大表示キー、ユーティリティーキー、ジョブモード切替キーのうちの少なくともいずれかのキーをエミュレータしたものである。
ユーザーは、このキー表示領域D2に表示されたソフトウェアキー300を用いて、操作画面に対する入力操作を行うことができる。
なお、キー表示領域D2は、リモート画面を構成する画像の一部として操作画面D1の画像データと合成されて、画面データが生成されても良い。この場合、携帯端末2に表示されたキー表示領域D2のいずれかのキー300をユーザーがタッチした場合は、タッチ位置の座標データやタッチ状態(例えばタッチされたときのジェスチャー操作の種類)を示すタッチ情報が携帯端末2からMFP1へ送信され、MFP1は座標データを解析して操作されたキーやタッチ状態を特定し、次画面データを生成しあるいは対応する処理を行う。
また、MFP1はキー表示部D2に含まれるキー300の配置情報を、操作画面D1の画面データと共に携帯端末2に画面データとして送信し、携帯端末2はこの配置情報に基づいて、各キー300を表示部204aに表示しても良い。この場合、携帯端末2に表示されたキー表示部D2のいずれかのキー300をユーザーがタッチした場合は、携帯端末2はキー300のオンオフ情報(キー300がボタンの場合はオン情報のみ、トグルスイッチの場合はオンオフ情報)をMFP1に送信する。MFP1はオンオフ情報を解析して操作されたキーを特定し、次画面データを生成しあるいは対応する処理を行う。
このように、携帯端末2との距離が遠い場合は、携帯端末2には、外キーに対応するキー300が表示されたリモート画面が表示されるから、ユーザーはリモート画面に表示されたキーを用いて、操作画面に対する入力を行うことができる。
一方、携帯端末2との距離が閾値以内の場合には、携帯端末2の表示部204aには図7に示すようなリモート画面が表示される。このリモート画面では、通常の操作画面D1に加えて、MFP1の外キーを使用できることを示すメッセージD3が表示されている。
従って、このメッセージ表示によりユーザーに外キーの使用を促すことができ、ユーザーにとってはソフトウェアキーを携帯端末2に表示させることなく、MFP1の外キーを使用することができ、操作性の良いものとなる。
図8は、携帯端末2との距離が閾値以内の場合に、携帯端末2に表示されるリモート画面の他の例を示す図である。
この例では、操作画面D1は上下に2つの設定値入力エリアD11、D12を有している。そして、上側の設定値入力エリアD11が選択された状態となっていることを示す表示がなされている。図8では選択状態であることをハッチングを付して示している。設定値入力エリアD11、D12の何れを選択状態とするかは、予め設定されている。
さらに、リモート画面内にはMFP1の外キーを使用できることを示すメッセージD4が表示されている。なお、メッセージD4は必ずしも表示されなくても良い。
ユーザーがMFP1のキー部107aの外キーを操作することで、選択状態の設定値入力エリアD11に設定値を入力することができる。
このように、携帯端末2との距離が閾値以内の場合には、設定値入力エリアD11、D12のうちいずれかの設定値入力エリアが選択状態となっているから、この選択状態の表示をもってユーザーに外キーの使用を促すことができ、ユーザーにとってはソフトウェアキーを携帯端末2に表示させることなく、MFP1の外キーを使用することができ、操作性の良いものとなる。
一方、携帯端末2との距離が閾値を超える場合には、リモート画面は図9に示すように、すべての設定値入力エリアD11、D12が選択されていない状態で表示されている。これにより、このような被選択状態の表示をもって、ユーザーに外キーに対応するキーの表示を促すことができる。
ユーザーがいずれかの設定値入力エリアをタッチすると、該設定値入力エリアが選択状態に切り替わると共に、MFP1からの画面データに基づいて、携帯端末2の表示部204aにソフトウェアテンキー等が表示される。ユーザーはこのソフトウェアキーを用いて、設定値を入力することができる。
図10及び図11は、この発明の他の実施形態を示すものである。この実施形態では、携帯端末2との距離が閾値を超える場合、携帯端末2の表示部204aには、MFP1からの画面データに基づいて、図10に示すように、設定値入力エリアを有する操作画面D5と共にソフトウェアテンキー301がリモート画面として表示されている。
この状態で、携帯端末2を所持するユーザーがMFP1に向かって移動した結果、携帯端末2との距離が閾値以内になったとする。すると、MFP1は新たな画面データを携帯端末2に送信し、携帯端末2の表示部204aには、図11に示すように、ソフトウェアテンキーの表示が消失しMFP1の外キーを使用できる旨のメッセージD6が表示されたリモート画面に切り替わる。つまり、ユーザーにMFP1の外キーの使用を促す画面に切り替わる。この結果、携帯端末2を所持したユーザがMFP1に近づいても、ソフトウェアキーが継続表示され操作性を妨げるという不都合を解消できる。
また、図示は省略したが、携帯端末2を所持するユーザーがMFP1から離間する方向に移動して、携帯端末2との距離が閾値以内から閾値を超えるものとなった場合は、リモート画面は図11の表示から図10の表示へと切り替わる。
図12は、MFP1と携帯端末2との間で実行される情報通信処理のシーケンス図である。
携帯端末2はMFP1に接続要求を送信すると(丸数字1)、MFP1は接続許可を応答する(丸数字2)。次いで、携帯端末2はMFP2に画面データの取得を要求すると(丸数字3)、MFP1は操作画面の画面データを携帯端末2に送信する(丸数字4)。
次に、携帯端末2は外キーに対応するキーの画面データを要求する(丸数字5)。MFP1は、携帯端末2の位置情報を取得し、携帯端末2との距離を検出する。
距離が閾値以下の場合つまり携帯端末2との距離が近い場合は、MFP1は、外キー対応キーが非表示でMFP1の外キーの使用を促すメッセージを含む画面データを生成し、携帯端末2に送信する(丸数字6)。携帯端末2は受信した画面データに基づいて、MFP1の外キーの使用を促すメッセージを含むリモート画面を表示する。
一方、距離が閾値を超える場合つまり携帯端末2との距離が遠い場合は、MFP1は、外キーに対応するソフトウェアキーの配置情報を含む画面データを生成し、携帯端末2に送信する(丸数字7)。携帯端末2は受信した画面データに基づいて、外キーに対応するソフトウェアキーの配置情報に従ってソフトウェアキーが配置されたリモート画面を表示する。
携帯端末2に表示されたリモート画面において、ユーザーが、外キーに対応するソフトウェアキー300のうちのいずれかを押下すると、携帯端末2は、押下されたキー300のオンオフ情報(キー300がボタンの場合はオン情報のみ、トグルスイッチの場合はオンオフ情報)をMFP1に送信する(丸数字8)。MFP1は受信したオンオフ情報等を解析し、対応するジョブ処理等を実行し、あるいは次画面データの生成を実行する。
図13は、MFP1と携帯端末2との間で実行される情報通信の別のシーケンス図である。
携帯端末2はMFP1に接続要求を送信すると(丸数字1)、MFP1は接続許可を応答する(丸数字2)。次いで、携帯端末2はMFP2に画面データの取得を要求すると(丸数字3)、MFP1は操作画面の画面データを携帯端末2に送信する(丸数字4)。
次に、携帯端末2は外キーに対応するキーの画面データを要求する(丸数字5)。MFP1は、携帯端末2の位置情報を取得し、携帯端末2との距離を検出する。
距離が閾値以下の場合つまり携帯端末2との距離が近い場合は、MFP1は、外キー対応キーが非表示でMFP1の外キーの使用を促すメッセージを含む画面データを生成して、携帯端末2に送信する(丸数字6)。携帯端末2は受信した画面データに基づいて、MFP1の外キーの使用を促すメッセージを含むリモート画面を表示する。
一方、距離が閾値を超える場合つまり携帯端末2との距離が遠い場合は、MFP1は、外キーに対応するソフトウェアキーの画像データを含む画面データを生成し、携帯端末2に送信する(丸数字9)。携帯端末2は受信した画面データに基づいて、外キーに対応するソフトウェアキーを有するリモート画面を表示する。
携帯端末2に表示されたリモート画面において、ユーザーが、外キーに対応するソフトウェアキー300のうちのいずれかを押下すると、携帯端末2は、押下されたキー300の位置を示す座標データとタッチ情報をMFP1に送信する(丸数字10)。MFP1は受信した座標データ等を解析し、対応するジョブ処理等を実行し、あるいは次画面データの生成を実行する。
図14は、MFP1の動作を示すフローチャートである。この動作は、MFP1のCPU101がROM102等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS01で携帯端末2からの接続要求を待ち、接続要求あれば(ステップS01でYES)、ステップS02で、接続許可を応答する。
次いで、ステップS03で、携帯端末2から画面データの取得要求を待ち、取得要求があれば(ステップS03でYES)、ステップS04で自装置の操作画面データを携帯端末2に送信する。
ステップS05では、携帯端末2との距離を検出し、ステップS06では、携帯端末2との距離が閾値を超えるかどうかを判断する。閾値を超えていなければ(ステップS06でNO)、ステップS09で、MFP1の外キーに対応するキーが非表示で、かつMFP1の外キーの使用を促すメッセージを有する画面データを生成した後、ステップS10に進む。閾値を超えていれば(ステップS06でYES)、ステップS07で、外キーに対応するキーの画像を生成し、ステップS08で、生成した画像を操作画面の画像に合成して画面データを生成したのち、ステップS10に進む。
ステップS10では、生成した画面データを携帯端末2に送信し、ステップS11で、画面内容に変更があるかどうかを判断する。変更があれば(ステップS11でYES)、ステップS05に戻る。変更がなければ(ステップS11でNO)、ステップS12で、携帯端末2からタッチ位置の座標データ等の操作情報を受信したかどうかを判断する。受信していなければ(ステップS12でNO)、ステップS11に戻る。受信すると(ステップS12でYES)、ステップS13に進む。
ステップS13では、受信した操作情報に含まれる座標データとタッチ情報を解析し、次画面データの生成、ジョブの実行等の対応する処理を行う。
次いで、ステップS14で、携帯端末2が接続中かどうかを調べ、接続中であれば(ステップS14でYES)、ステップS05に戻る。接続中でなければ(ステップS14でNO)、処理を終了する。
図15は携帯端末2の動作を示すブロック図である。
携帯端末2はステップS21で、接続要求をMFP2に送信し、ステップS22では、MFP2から接続許可の応答があるのを待つ。接続許可の応答があれば(ステップS22でYES)、ステップS23で、画面データの取得要求をMFP2に送信する。
次いで、ステップS24で、画面データを受信するのを待つ。受信すると(ステップS24でYES)、ステップS25で、受信した画面データに基づくリモート画面を表示部204aに表示したのち、ステップS26で、外キー対応画面データの取得要求をMFP1に送信する。
ステップS27では画面データを受信し、ステップS28では画面データに基づいてリモート画面を表示する。この画面は、携帯端末2のMFP1との距離が閾値を超える場合は、外キーに対応するキーが表示された画面であり、携帯端末2のMFP1との距離が閾値以内の場合は、外キーに対応するキーは非表示であり、外キーの使用を促すメッセージが表示された画面である。
次に、ステップS29では、リモート画面に対してユーザによりタッチ操作を行われたかどうかを判断し、行われなければ(ステップS29でNO)、ステップS28に戻る。タッチ操作が行われると(ステップS29でYES)、ステップS30では、接続終了の操作かどうかを判断する。接続終了の操作であれば(ステップS30でYES)、処理を終了する。接続終了の操作でなければ(ステップS30でYES)、ステップS31で、タッチ位置の座標データとタッチ情報をMFP1に通知した後、ステップS24に戻る。
1 画像形成装置
2 携帯端末装置
101 CPU
102 ROM
104 スキャナ部
105 プリント部
106 記憶部
107 操作パネル部
107b 表示部
109 WIFIモジュール
111 USBインターフェース
120、121 外キー
201 CPU
202 RAM
203 記憶部
204a 表示部
204b 操作部
205 WIFIモジュール
207 USBインターフェース
209 連携部
300 外キーに対応するキー
D11、D12 数値入力エリア

Claims (12)

  1. 携帯端末装置に接続可能な接続手段と、
    ハードウェアにより構成された外キーと、
    前記接続手段により接続された携帯端末装置との距離を検出する距離検出手段と、
    自装置操作用画面の画面データを生成すると共に、前記操作画面が前記外キーを使用して入力可能な場合において、前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下であれば、前記外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置との距離が一定値を超える場合は、前記外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成する画面生成手段と、
    前記画面生成手段により生成された画面データを前記携帯端末装置に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画面生成手段は、前記外キーの配置情報を前記画面データとして生成するとともに、携帯端末装置に前記配置情報に対応して表示された外キーをユーザーが操作したときの外キーのオン、オフ情報を、前記携帯端末装置から受信する受信手段を備えている請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画面生成手段は、前記外キーに対応するキーが配置された操作画面を前記画面データとして生成するとともに、携帯端末装置に表示された操作画面上の外キーに対応するキーをユーザーが操作したときのタッチ位置の座標データを、前記携帯端末装置から受信する受信手段を備えている請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記外キーは、ハードテンキー、ハードキーボードまたはスイッチのうちの少なくともいずれかである請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の前記外キーの使用を促す表示は前記外キーを使用可能であることのメッセージの表示である請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記操作画面は少なくとも一つの設定値入力エリアを有し、前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の前記外キーの使用を促す表示は、前記設定値入力エリアが選択された状態にあることを示す表示である請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記操作画面は少なくとも一つの設定値入力エリアを有し、前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値を超える場合の前記外キーに対応するキーの表示を促す表示は、前記設定値入力エリアが選択されていない状態にあることを示す表示である請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記携帯端末装置との距離が一定値を超える場合に操作画面に表示される前記外キーに対応するキーは、外キーとして存在するプレビューキー、ガイドキー、拡大表示キー、ユーティリティーキー、ジョブモード切替キーのうちの少なくともいずれかのキーをエミュレートしたものである請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の画面データが携帯端末装置へ送信され、携帯端末装置で該画面データに基づく画面が表示されているときに、距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値を超えた場合には、携帯端末装置との距離が一定値を超えた場合の画面データを再度生成し、携帯端末装置へ送信する請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値を超える場合の画面データが携帯端末装置へ送信され、携帯端末装置で該画面データに基づく画面が表示されているときに、距離検出手段により検出された携帯端末装置との距離が一定値以下となった場合には、携帯端末装置との距離が一定値以下の場合の画面データを再度生成し、携帯端末装置へ送信する請求項1〜9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 携帯端末装置に接続可能な接続手段と、ハードウェアにより構成された外キーとを備えた画像処理装置において実行される画面データの生成方法であって、
    前記接続手段により接続された携帯端末装置との距離を検出する距離検出ステップと、
    自装置操作用画面の画面データを生成すると共に、前記操作画面が前記外キーを使用して入力可能な場合において、前記距離検出ステップにおいて検出された携帯端末装置との距離が一定値以下であれば、前記外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置との距離が一定値を超える場合は、前記外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成する画面生成ステップと、
    前記画面生成ステップにおいて生成された画面データを前記携帯端末装置に送信する送信ステップと、
    を備えたことを特徴とする画面データの生成方法。
  12. 携帯端末装置に接続可能な接続手段と、ハードウェアにより構成された外キーとを備えた画像処理装置のコンピュータに、
    前記接続手段により接続された携帯端末装置との距離を検出する距離検出ステップと、
    自装置操作用画面の画面データを生成すると共に、前記操作画面が前記外キーを使用して入力可能な場合において、前記距離検出ステップにおいて検出された携帯端末装置との距離が一定値以下であれば、前記外キーの使用を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成し、携帯端末装置との距離が一定値を超える場合は、前記外キーに対応するキーが表示された操作画面、または該キーの表示を促す表示がなされた操作画面をリモート画面として前記携帯端末装置に表示させるための画面データを生成する画面生成ステップと、
    前記画面生成ステップにおいて生成された画面データを前記携帯端末装置に送信する送信ステップと、
    を実行させるための画面データの生成プログラム。
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