JP2014127949A - 遠隔会議プログラム、遠隔会議システム、遠隔会議方法、及び遠隔会議装置 - Google Patents

遠隔会議プログラム、遠隔会議システム、遠隔会議方法、及び遠隔会議装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリー残量が少なくなった場合に、遠隔会議の利便性を悪化させることなくバッテリーの消費を抑制し、遠隔会議を継続させることが可能な遠隔会議プログラム、遠隔会議システム、遠隔会議方法、及び遠隔会議装置を提供する。
【解決手段】遠隔会議装置は、バッテリーを電源として駆動する。遠隔会議装置のCPUは、実行中の遠隔会議が終了するまで稼動するために必要な電力、バッテリーの残量、及び、遠隔会議の終了時刻に基づいて、遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する。遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、CPUは、遠隔会議で使用可能な複数の使用可能機能のうち使用機能を決定する(S63:YES)。CPUは、決定された使用機能のみを使用し、使用機能を除く停止機能の使用を停止した状態で、遠隔会議を継続して実行する(S68)。
【選択図】図7

Description

本発明は、バッテリー駆動する遠隔会議装置に遠隔会議を実行させるための遠隔会議プログラム、遠隔会議システム、遠隔会議方法、及び遠隔会議装置に関する。
バッテリーで駆動する遠隔会議装置を用いて遠隔会議が実行される場合、バッテリー残量の低下によって遠隔会議を継続できなくなる場合が発生する。これに対して特許文献1では、遠隔会議装置のバッテリー残量が少なくなった場合に、画像データのフレームレートや音声データのサンプリング周波数を変更する技術が開示されている。この技術が用いられた場合、遠隔会議装置は、処理負荷を軽減させてバッテリーの消費を抑制させることができるので、限られたバッテリー残量で遠隔会議をより長く実行することができる。
特開2012−15808号公報
しかしながら、特許文献1で開示された技術が用いられた場合、画像や音声の品質が低下することになるので、遠隔会議で通常実行可能な機能が使用できなくなる場合がある。例えば遠隔会議において、所定レベル以上の画像や音声の品質を必要とする機能が使用できなくなる場合がある。このため、遠隔会議の利便性が悪くなるという問題点がある。
本発明の目的は、バッテリー残量が少なくなった場合に、遠隔会議の利便性を悪化させることなくバッテリーの消費を抑制し、遠隔会議を継続させることが可能な遠隔会議プログラム、遠隔会議システム、遠隔会議方法、及び遠隔会議装置を提供することである。
本発明の第一態様に係る遠隔会議プログラムは、バッテリーを電源として駆動する遠隔会議装置が遠隔会議を実行するための遠隔会議プログラムであって、実行中の遠隔会議が終了するまで稼働するために必要な電力を取得する第一取得ステップと、前記バッテリーの残量を取得する第二取得ステップと、前記第一取得ステップによって取得された前記電力、前記第二取得ステップによって取得された前記残量、及び、前記実行中の遠隔会議の終了時刻に基づいて、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する第一判断ステップと、前記第一判断ステップによって、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、前記実行中の遠隔会議で使用可能な複数の機能のうち、使用機能を決定する決定ステップと、前記決定ステップによって決定された前記使用機能のみを使用し、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く他の機能の使用を停止した状態で、前記実行中の遠隔会議を継続して実行する第一実行ステップとを、前記遠隔会議装置のコンピュータに実行させる。
第一態様によれば、遠隔会議装置は、バッテリー残量が少なくなり、実行中の遠隔会議の終了まで稼働できない場合、使用機能のみを使用することによって、実行中の遠隔会議を継続する。使用機能を除く他の機能の使用が停止された場合、消費電力は抑制されるので、遠隔会議装置は、実行中の遠隔会議をより長く継続して実行することができる。なお、遠隔会議装置は、使用機能を継続して使用することによって、ユーザによる遠隔会議の利便性が悪化することを防止できる。
第一態様において、前記遠隔会議装置に対応する識別情報と同一の識別情報を指定して前記実行中の遠隔会議に参加する他の遠隔会議装置が存在するか否かを、前記他の遠隔会議装置から前記識別情報が通知されたか否かによって判断する第二判断ステップと、前記第二判断ステップによって、前記他の遠隔会議装置が存在すると判断された場合、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く代理機能を前記他の遠隔会議装置に実行させる指示を、前記他の遠隔会議装置に対して通知する通知ステップとを、遠隔会議装置のコンピュータに更に実行させてもよい。遠隔会議装置は、代理機能を、他の遠隔会議装置に実行させることができる。このためユーザは、他の遠隔会議装置を使用することによって、所望する機能(代理機能)を使用して遠隔会議を実行することができる。
第一態様において、他の遠隔会議装置から通知された前記代理機能を実行する指示を取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得された指示に基づき、前記代理機能を実行する第二実行ステップとを、遠隔会議装置のコンピュータに更に実行させてもよい。遠隔会議装置は、代理機能を使用して遠隔会議を実行することができる。このためユーザは、他の遠隔会議装置の代わりに遠隔会議装置を使用することによって、所望する機能(代理機能)を使用して遠隔会議を実行することができる。
第一態様において、前記取得ステップによって取得された前記代理機能を、実行中の遠隔会議で使用可能か判断する第三判断ステップを遠隔会議装置のコンピュータに更に実行させ、前記第二実行ステップは、前記第三判断ステップによって、前記代理機能が使用可能であると判断された場合、前記代理機能を実行してもよい。遠隔会議装置は、代理機能を使用して遠隔会議を実行することが可能かを判断し、使用可能な場合にのみ、代理機能を使用できる。
第一態様において、前記第三判断ステップは、前記第二取得ステップによって取得された前記バッテリーの残量に基づいて、実行中の遠隔会議で前記代理機能を使用可能か判断してもよい。遠隔会議装置は、代理機能を使用するために必要なバッテリーの残量である場合、代理機能を使用可能と判断できる。このため、バッテリーの残量が十分でなく、代理機能を適切に実行できない場合に、代理機能を使用することができないと判断することによって、代理機能が中途半端に実行されることを防止できる。
第一態様において、前記第三判断ステップは、前記代理機能を使用することによって遠隔会議が実行された場合の遠隔会議の実行可能な時間を、前記バッテリーの残量に基づいて特定し、特定された前記時間が所定閾値以上である場合にのみ、実行中の遠隔会議で前記代理機能を使用可能と判断してもよい。遠隔会議装置は、代理機能を使用して遠隔会議が実行された場合の実行時間が短い場合、代理機能を使用した遠隔会議が実行されないようにできる。このため遠隔会議装置は、代理機能を使用した遠隔会議が直ぐに終了してしまうことを抑制できる。
本発明の第二態様に係る遠隔会議システムは、バッテリーを電源として駆動する第一遠隔会議装置及び第二遠隔会議装置が、他の遠隔会議装置と遠隔会議を実行する遠隔会議システムであって、前記第一遠隔会議装置は、実行中の遠隔会議が終了するまで稼動するために必要な電力を取得する第一取得手段と、前記バッテリーの残量を取得する第二取得手段と、前記第一取得手段によって取得された前記電力、前記第二取得手段によって取得された前記残量、及び、前記実行中の遠隔会議の終了時刻に基づいて、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する第一判断手段と、前記第一判断手段によって、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、前記実行中の遠隔会議で使用可能な複数の機能のうち、使用機能を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記使用機能のみを使用し、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く他の機能の使用を停止した状態で、前記実行中の遠隔会議を継続して実行する第一実行手段と、前記第一遠隔会議装置に対応する識別情報と同一の識別情報を指定して前記実行中の遠隔会議に参加する第二遠隔会議装置が存在するか否かを、前記第二遠隔会議装置から前記識別情報が通知されたか否かによって判断する第二判断手段と、前記第二判断手段によって、前記第二遠隔会議装置が存在すると判断された場合、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く代理機能を前記第二遠隔会議装置に実行させる指示を、前記第二遠隔会議装置に対して通知する通知手段と、を備え、前記第二遠隔会議装置は、前記第一遠隔会議装置から通知された前記代理機能を実行する指示を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された指示に基づき、前記代理機能を実行する第二実行手段とを備えている。第二態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
本発明の第三態様に係る遠隔会議方法は、バッテリーを電源として駆動する遠隔会議装置が遠隔会議を実行するための遠隔会議方法であって、実行中の遠隔会議が終了するまで稼動するために必要な電力を取得する第一取得ステップと、前記バッテリーの残量を取得する第二取得ステップと、前記第一取得ステップによって取得された前記電力、前記第二取得ステップによって取得された前記残量、及び、前記実行中の遠隔会議の終了時刻に基づいて、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する第一判断ステップと、前記第一判断ステップによって、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、前記実行中の遠隔会議で使用可能な複数の機能のうち、使用機能を決定する決定ステップと、前記決定ステップによって決定された前記使用機能のみを使用し、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く他の機能の使用を停止した状態で、前記実行中の遠隔会議を継続して実行する第一実行ステップと、前記遠隔会議装置に対応する識別情報と同一の識別情報を指定して前記実行中の遠隔会議に参加する他の遠隔会議装置が存在するか否かを、前記他の遠隔会議装置から前記識別情報が通知されたか否かによって判断する第二判断ステップと、前記第二判断ステップによって、前記他の遠隔会議装置が存在すると判断された場合、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く代理機能を前記他の遠隔会議装置に実行させる指示を、前記他の遠隔会議装置に対して通知する通知ステップと、他の遠隔会議装置から通知された前記代理機能を実行する指示を取得ステップと、前記取得ステップによって取得された指示に基づき、前記代理機能を実行する第二実行ステップとを備えている。第三態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
本発明の第四態様に係る遠隔会議装置は、バッテリーを電源として駆動し、遠隔会議を実行する遠隔会議装置であって、実行中の遠隔会議が終了するまで稼動するために必要な電力を取得する第一取得手段と、前記バッテリーの残量を取得する第二取得手段と、前記第一取得手段によって取得された前記電力、前記第二取得手段によって取得された前記残量、及び、前記実行中の遠隔会議の終了時刻に基づいて、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する第一判断手段と、前記第一判断手段によって、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、前記実行中の遠隔会議で使用可能な複数の機能のうち、使用機能を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記使用機能のみを使用し、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く他の機能の使用を停止した状態で、前記実行中の遠隔会議を継続して実行する第一実行手段と
を備えている。第四態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
遠隔会議システム1の概要を示す図である。 遠隔会議装置5の電気的構成を示すブロック図である。 携帯端末8の電気的構成を示すブロック図である。 会議サーバ2の電気的構成を示すブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 メイン装置処理のフローチャートである。 メイン装置処理のフローチャートであって、図6の続きである。 サブ装置処理のフローチャートである。 サーバ処理のフローチャートである。 サーバ処理のフローチャートであって、図9の続きである。 通信シーケンスを示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照し、遠隔会議システム1について説明する。遠隔会議システム1は、会議サーバ2、遠隔会議装置3、4(以下、総称して「遠隔会議装置5」ともいう。)、携帯端末6、7(以下、総称して「携帯端末8」という。)を備える。遠隔会議システム1は、会議サーバ2を介して2以上の遠隔会議装置5及び携帯端末8間で映像や音声を送受信することによって、遠隔会議装置5及び携帯端末8のユーザ40間で遠隔会議を行うことが可能な遠隔会議システムである。会議サーバ2の具体例として、周知の多地点制御装置(Multi-point Control Unit、MCU)が挙げられる。遠隔会議装置5及び携帯端末8は、夫々、バッテリー191(図2参照)、291(図3参照)によって駆動できる。遠隔会議装置5の具体例として、周知のノートPC(Personal Computer)が挙げられる。携帯端末8の具体例として、周知のスマートフォンが挙げられる。会議サーバ2、遠隔会議装置5、及び携帯端末8は、夫々、インターネット網9を介して互いに通信を行うことができる。なお、遠隔会議装置5及び携帯端末8には、夫々、符号と同一の識別情報(以下、「装置ID」という。)が割り当てられるものとする。
ユーザ41は、遠隔会議装置3及び携帯端末6を使用し、ユーザ42は、遠隔会議装置4及び携帯端末7を使用する。以下、ユーザ41、42を総称して「ユーザ40」ともいう。なお本実施形態において、ユーザ40は、遠隔会議装置5及び携帯端末8をバッテリー191、291によってのみ駆動させて使用することを前提とする。
遠隔会議システム1において実行される遠隔会議では、遠隔会議装置5及び携帯端末8は様々な機能を使用することが可能となる。以下、遠隔会議システム1において実行される遠隔会議で使用可能な機能を、「使用可能機能」という。使用可能機能として、例えば、PowerPoint(登録商標)共有機能、デスクトップ共有機能、アプリケーション共有機能、ブラウザ共有機能、ホワイトボード共有機能、メディア共有機能、リモートPC機能、チャット機能、プレゼンス情報表示機能、会議録画機能等がある。なお、使用可能機能の種類は上述に限定されず、他の種類の使用可能機能が含まれていてもよい。
遠隔会議装置5及び携帯端末8は、夫々、バッテリー191、291によって駆動するため、バッテリー191、291の残量が少なくなることによって、遠隔会議を継続して実行できなくなる場合がある。これに対し、本実施形態においてユーザ40は、遠隔会議装置5及び携帯端末8を以下のように使い分ける。なお、本実施形態において、遠隔会議装置5は、使用可能機能の全てを使用することが可能であり、携帯端末8は、使用可能機能のうち一部の機能のみ使用することが可能であることを前提とする。
ユーザ40が最初に遠隔会議装置5を用い、遠隔会議を開始した場合を例に挙げる。遠隔会議が開始された後、遠隔会議装置5のバッテリー191の残量が少なくなった場合、遠隔会議装置5のCPU11(図2参照)は、複数の使用可能機能のうちユーザ40によって選択された一部の機能のみを有効として継続して使用し、複数の使用可能機能のうち残りの機能の使用を停止させる。これによってCPU11は、停止させた機能を有効とした場合に消費される電力分を節約できるので、バッテリー191の消費電力を抑制できる。以下、ユーザ40によって選択された一部の機能を「使用機能」といい、複数の使用可能機能のうち残りの機能を「停止機能」という。
遠隔会議装置5によって停止機能の使用が停止された場合、ユーザ40は、停止機能のうち少なくとも一部の機能を携帯端末8に実行させるために、携帯端末8を用いて遠隔会議に参加する。停止機能のうち少なくとも一部の機能は、携帯端末8によって代わりに使用される。このため、遠隔会議装置5において使用が停止された使用機能のうち少なくとも一部の機能を、ユーザ40が遠隔会議において使用したい場合、ユーザ40は携帯端末8を用いて遠隔会議に参加することで、少なくとも一部の機能を使用できるようになる。以下、少なくとも一部の機能を、「代理機能」という。
以上のように遠隔会議システム1では、ユーザ40が遠隔会議装置5及び携帯端末8を用いて遠隔会議に参加することによって、バッテリー191の残量が少なくなった遠隔会議装置5の消費電力を抑制できると同時に、使用される機能の制約を排除することでユーザ40の利便性を向上させることができる。
なお、上述において、ユーザ40がはじめに遠隔会議装置5を用いて遠隔会議を開始し、必要に応じて、携帯端末8を用いて遠隔会議に参加する場合を例に挙げた。これに対してユーザ40は、はじめに携帯端末8を用いて遠隔会議を開始し、必要に応じて、遠隔会議装置5を用いて遠隔会議に参加してもよい。またユーザ40は、はじめに遠隔会議装置5を用いて遠隔会議を開始し、必要に応じて、別の遠隔会議装置5を用いて遠隔会議に参加してもよいし、はじめに携帯端末8を用いて遠隔会議を開始し、必要に応じて、別の携帯端末8を用いて遠隔会議に参加してもよい。
図2を参照し、遠隔会議装置5の電気的構成について説明する。遠隔会議装置5は、遠隔会議装置5の制御を司るCPU11を備えている。CPU11は、ROM12、RAM13、ハードディスクドライブ(HDD)14、ドライブ装置15、入力インタフェース(I/F)16、出力I/F17、通信I/F18、及び電源制御部19と電気的に接続する。ROM12には、ブートプログラムやBIOS等が記憶される。RAM13には、タイマやカウンタ、一時的なデータが記憶される。HDD14には、CPU11にメイン処理(図5〜図8参照)を実行させるための遠隔会議プログラムが記憶される。またHDD14には、使用可能機能を実行するためのプログラムが記憶される。入力I/F16は、カメラ161及びマイク162から出力される信号をCPU11に出力するためのインタフェース素子である。出力I/F17は、CPU11から出力される信号を表示部171及びスピーカ172に出力するためのインタフェース素子である。表示部171は液晶ディスプレイである。通信I/F18は、遠隔会議装置5をインターネット網9に接続するためのインタフェース素子である。電源制御部19は、遠隔会議装置5を駆動するバッテリー191の電圧を監視する機能や、バッテリー191の残量を検出することが可能なデバイスである。バッテリー191は、充放電可能な二次電池である。ドライブ装置15は、記憶媒体151(例えばCD−ROM)に記憶された情報を読み出す。例えば遠隔会議装置5のセットアップ時、記憶媒体151に記憶された遠隔会議プログラムは、ドライブ装置15によって読み出され、HDD14に記憶される。
図3を参照し、携帯端末8の電気的構成について説明する。携帯端末8は、携帯端末8の制御を司るCPU21を備えている。CPU21は、ROM22、RAM23、フラッシュメモリ24、ドライブ装置25、入力I/F26、出力I/F27、通信I/F28、及び電源制御部29と電気的に接続する。ROM22には、ブートプログラムやBIOS等が記憶される。RAM23には、タイマやカウンタ、一時的なデータが記憶される。フラッシュメモリ24には、CPU21にメイン処理(図5〜図8参照)を実行させるための遠隔会議プログラムが記憶される。またフラッシュメモリ24は、使用可能機能のうち、携帯端末8が使用可能な一部の機能を示す情報が記憶される。入力I/F26は、カメラ261及びマイク262から出力される信号をCPU21に出力するためのインタフェース素子である。出力I/F27は、CPU21から出力される信号を表示部271及びスピーカ272に出力するためのインタフェース素子である。通信I/F28は、携帯端末8をインターネット網9に接続するためのインタフェース素子である。電源制御部29は、携帯端末8を駆動するバッテリー291の電圧を監視する機能や、バッテリー291の残量を検出することが可能なデバイスである。ドライブ装置25は、記憶媒体251(例えばメモリーカード)に記憶された情報を読み出す。例えば携帯端末8のセットアップ時、記憶媒体251に記憶された遠隔会議プログラムは、ドライブ装置25によって読み出され、フラッシュメモリ24に記憶される。
図4を参照し、会議サーバ2の電気的構成について説明する。会議サーバ2は、会議サーバ2の制御を司るCPU31を備えている。CPU31は、ROM32、RAM33、HDD34、ドライブ装置35、及び通信I/F36と電気的に接続する。ROM32には、ブートプログラムやBIOS等が記憶される。RAM33には、タイマやカウンタ、一時的なデータが記憶される。HDD34には、CPU31にサーバ処理(図9、図10参照)を実行させるためのサーバプログラムが記憶される。またHDD34には、会議情報テーブル811(図11参照)が記憶される。またHDD34には、使用可能機能を示す情報が記憶される。通信I/F36は、会議サーバ2をインターネット網9に接続するためのインタフェース素子である。ドライブ装置35は、記憶媒体351(例えばCD−ROM)に記憶された情報を読み出す。例えば会議サーバ2のセットアップ時、記憶媒体351に記憶されたサーバプログラムは、ドライブ装置35によって読み出され、HDD34に記憶される。
なお遠隔会議装置5のCPU11は、インターネット網9を介して遠隔会議プログラムを受信し、HDD14に記憶してもよい。携帯端末8のCPU21は、インターネット網9を介して遠隔会議プログラムを受信し、フラッシュメモリ24に記憶してもよい。会議サーバ2のCPU31は、インターネット網9を介してサーバプログラムを受信し、HDD34に記憶してもよい。これらの場合、夫々のプログラムは、インターネット網9を介して接続されるサーバ(図示外)が備えるHDDなどの記憶媒体に記憶される。なお、遠隔会議装置5のCPU11、及び携帯端末8のCPU21によって実行される遠隔会議プログラムは、会議サーバ2のHDD34(後述)に記憶されてもよい。遠隔会議装置5のCPU11は、インターネット網9を介して会議サーバ2から遠隔会議プログラムを受信し、HDD14に記憶してもよい。携帯端末8のCPU21は、インターネット網9を介して会議サーバ2から遠隔会議プログラムを受信し、フラッシュメモリ24に記憶してもよい。
図5から図8のフローチャート、及び図11の通信シーケンスを参照し、遠隔会議装置5のCPU11及び携帯端末8のCPU21によって実行される処理の詳細について説明する。遠隔会議装置5のCPU11は、遠隔会議を開始するための遠隔会議アプリケーションを起動させる指示が、キーボード(図示外)を介してユーザ40によって入力された場合に、遠隔会議装置5のHDD14に記憶された遠隔会議プログラムを読み出して実行することによって、メイン処理(図5〜図8参照)を開始する。携帯端末8のCPU21は、遠隔会議アプリケーションを起動させる指示が、タッチパネル(図示外)を介してユーザ40によって入力された場合に、携帯端末8のフラッシュメモリ24に記憶された遠隔会議プログラムを読み出して実行することによって、メイン処理(図5〜図8参照)を開始する。
なおメイン処理は、CPU11、21によって実行される例に限定されず、他の電子部品(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。また、メイン処理は、複数の電子機器(つまり、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。また、メイン処理の一部は、会議サーバ2のCPUによって実行されてもよい。
なお、以下のメイン処理の説明では、ユーザ41がはじめに遠隔会議装置3を用いて遠隔会議を開始し、その後、必要に応じて携帯端末6を用いて遠隔会議に参加する場合を例に挙げて説明する。なお、以下、遠隔会議装置3を「メイン装置」ともいい、携帯端末6を「サブ装置」ともいう場合がある。
遠隔会議アプリケーションを起動させる指示が、遠隔会議装置3のキーボードを介してユーザ41によって入力された場合、遠隔会議装置3のCPU11は、会議ユーザIDの入力と、開始ボタンの選択とが可能な入力画面を、表示部171に表示する。会議ユーザIDは、既に開始されている遠隔会議に携帯端末6が参加する場合に必要となる、ユーザ41によって使用される遠隔会議装置3及び携帯端末6に固有の識別情報である。会議ユーザIDとして、例えば、任意の桁数の数字等が用いられる。会議ユーザIDは、会議サーバ2によって作成される(S145、図9参照)。CPU11は、会議ユーザID要求データ57(図11参照)を会議サーバ2に送信することによって(S77、図7参照)、会議サーバ2から会議ユーザIDを受信できる(S79:YES、図7参照)。詳細は後述する。
なお、ユーザ41が新たに遠隔会議を開始しようとする時点では、CPU11は会議サーバ2から会議ユーザIDを受信していないので、ユーザ41は、遠隔会議装置3に会議ユーザIDを入力しない状態で、開始ボタンを選択する。
CPU11は開始ボタンが選択されたか判断する。開始ボタンが選択された場合、入力画面を介して会議ユーザIDが入力されたか判断する(S11)。会議ユーザIDが入力されない状態で開始ボタンが選択されているので(S11:NO)、CPU11は処理をS15に進める。CPU11は、遠隔会議の開始又は参加を会議サーバ2に対して要求する参加要求データ51(図11参照)を、会議サーバ2に対して送信する(S15)。参加要求データ51には、遠隔会議装置3の装置ID「3」が含められる。
なお、入力画面を介して会議ユーザIDが入力された状態で、開始ボタンが選択された場合(S11:YES)、CPU11は、入力された会議ユーザIDをRAM13に記憶する(S12)。CPU11は、入力された会議ユーザIDと装置ID「3」とを含む参加要求データ51を、会議サーバ2に対して送信する(S15)。
図11に示すように、遠隔会議装置3から送信された参加要求データ51を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は次の処理を実行する。CPU31は、参加要求データ51に会議ユーザIDが含まれていない場合、会議ユーザID「12345」及び会議終了時刻「14:30」(以下、これらを総称して「会議情報」という。)を新たに作成する(S145、図9参照)。会議ユーザIDとして、参加要求データ51を送信した遠隔会議装置3のユーザ41によって使用される全ての遠隔会議装置5(遠隔会議装置3)及び携帯端末8(携帯端末6)に固有の識別情報が作成される。会議終了時刻は、参加要求データ51を送信した遠隔会議装置3に対して許可される遠隔会議の実行時間が満了する時刻を示す。会議終了時刻として、会議サーバ2が参加要求データ51を受信した時刻(例えば13:00)から所定時間(例えば1時間30分)分経過した後の時刻(14:30)が特定される。CPU31は、特定された会議情報(会議ユーザID「12345」及び会議終了時刻「14:30」)に、参加要求データ51に含まれている装置ID「3」を対応付け、会議情報テーブル811に記憶する。CPU31は、作成された会議情報を示す情報を含む会議情報データ52を、参加要求データ51を送信した遠隔会議装置3に対して送信する(S146、図9参照)。
なお、会議終了時刻の特定方法は変更できる。例えば遠隔会議装置3のCPU11は、時刻を示す情報を含む参加要求データ51を、会議サーバ2に対して送信してもよい。会議サーバ2のCPU31は、参加要求データ51に含まれる情報によって示される時刻を会議終了時刻として特定してもよい。また例えば遠隔会議装置3のCPU11は、遠隔会議の実行時間を示す情報を含む参加要求データ51を、会議サーバ2に対して送信してもよい。会議サーバ2のCPU31は、参加要求データ51を受信した時刻から、参加要求データ51に含まれる情報によって示される実行時間分経過した後の時刻を、会議終了時刻として特定してもよい。
図5に示すように、遠隔会議装置3のCPU11は、参加要求データ51が送信された(S15)後、会議サーバ2から送信される会議情報データ52の受信の監視を開始する(S17)。会議情報データが受信されない場合(S17:NO)、CPU11は処理をS17に戻し、会議情報データ52の受信の監視が継続される。会議情報データ52が受信された場合(S17:YES)、遠隔会議装置3は遠隔会議を開始する。CPU11は、HDD14に記憶された情報に基づいて使用可能機能を特定し、使用可能機能の使用を開始する。夫々の使用可能機能を使用するためのプログラムは、メモリ13に常駐された状態になる。
なおCPU11は、遠隔会議を開始した場合、全ての使用可能機能のうちユーザ41によって予め指定された複数の機能のみを使用してもよい。またCPU11は、複数の機能を入力することが可能な入力画面を、遠隔会議の開始前に表示部171に表示させてもよい。CPU11は、入力画面を介して入力された複数の機能を使用してもよい。
CPU11は、会議情報データ52に含まれる情報に基づき、会議情報(会議ユーザID「12345」及び会議終了時刻「14:30」)を取得する。CPU11は、取得された会議ユーザID「12345」と同一の会議ユーザIDが、RAM13に記憶されているか判断する(S19)。この時点では、遠隔会議装置3に対して会議ユーザIDが入力されておらず(S11:NO)、取得された会議ユーザID「12345」と同一の会議ユーザIDはRAM13に記憶されていないので(S19:NO)、CPU11は、メイン装置処理(図6、図7参照)を開始する(S21)。
図6を参照し、メイン装置処理について説明する。CPU11は、会議情報データ52から取得された会議終了時刻「14:30」と、遠隔会議装置3が稼動時に消費する電流とに基づき、遠隔会議装置3が会議終了時刻「14:30」まで稼働して遠隔会議を実行する場合に必要となる電力を算出する(S31)。この電力は、遠隔会議装置3が会議終了時刻まで稼働して遠隔会議を実行する場合の放電容量(単位:mAh)に相当する。放電容量の算出方法は以下の通りである。
HDD14には、使用可能機能が使用されることによって消費される電流を示す情報が使用可能機能毎に記憶される。またHDD14には、カメラ161による撮影、マイク162からの音声入力、表示部171への表示、スピーカ172からの音声出力、及び、会議サーバ2との通信に要する電流を示す情報が記憶される。またHDD14には、遠隔会議装置3が待機動作時に消費する電流を示す情報が記憶される。CPU11は、HDD14に記憶された情報を参照することによって、遠隔会議装置3が使用可能機能を使用して遠隔会議を実行する場合に消費される電流の総量(単位:mA)を算出する。次にCPU11は、現在時刻と会議終了時刻「14:30」との差分を算出することによって、遠隔会議の継続時間(単位:h)を算出する。CPU11は、電流の総量と継続時間とを乗算することによって、遠隔会議装置3が使用可能機能を使用しながら会議終了時刻「14:30」まで稼働し遠隔会議を実行する場合の放電容量(単位:mAh)を算出する。
なお、放電容量の算出方法は変更できる。例えばCPU11は、遠隔会議の実行中に消費電流を所定時間検出し、検出した消費電流の平均値(単位:mA)に遠隔会議の継続時間(単位:h)を乗算することによって、放電容量(単位:mAh)を算出してもよい。
CPU11は、電源制御部19によって検出されたバッテリー191の残量(単位:mAh)を、電源制御部19を介して取得する(S33)。CPU11は、S31で算出された放電容量(単位:mAh)と、S33で特定されたバッテリー191の残量(単位:mAh)とに基づき、遠隔会議装置3が会議終了時刻「14:30」まで稼働し遠隔会議を実行できるか判断する(S35)。CPU11は、S31で算出された放電容量が、S33で取得された残量以下である場合、遠隔会議装置3が会議終了時刻まで稼働し遠隔会議を実行できると判断する(S35:YES)。CPU11は、所定時間(例えば1秒)待機し(S37)、その後、CPU11は処理をS39に進める。
S39において、CPU11は、実行中の遠隔会議を終了することによって遠隔会議から退席する指示が、キーボードを介してユーザ41によって入力されたか判断する(S39)。遠隔会議から退席する指示が入力されていない場合(S39:NO)、CPU11は処理をS31に戻す。これによって、S37で待機された所定時間の周期で、S31の処理が繰り返される。一方、遠隔会議から退席する指示が入力された場合(S39:YES)、CPU11は、遠隔会議からの退席を会議サーバ2に対して要求する退席要求データ69(図11参照)を、会議サーバ2に対して送信する(S47)。退席要求データ69には、遠隔会議装置3の装置ID「3」が含められる。
図11に示すように、遠隔会議装置3から送信された退席要求データ69を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は、遠隔会議装置3を遠隔会議から退席させるための処理を行う(S187、図10参照)。詳細は後述する。CPU31は、退席要求データ69を送信した遠隔会議装置3に対して応答データ70を送信する(S189、図10参照)。
図6に示すように、遠隔会議装置3のCPU11は、退席要求データ69が送信された(S47)後、会議サーバ2から送信される応答データ70の受信を監視する(S49)。応答データが受信されない場合(S49:NO)、CPU11は処理をS49に戻し、応答データ70の受信の監視が継続される。応答データ70が受信された場合(S49:YES)、メイン装置処理は終了し、CPU11は処理をメイン処理(図5参照)に戻す。
一方、S31で算出された放電容量が、S33で取得された残量よりも大きい場合、CPU11は、遠隔会議装置3が会議終了時刻「14:30」まで遠隔会議を実行できないと判断する(S35:NO)。この場合、CPU11は、使用可能機能のうち停止機能の使用を既に停止しているか判断する(S41)。停止機能が停止されていない場合(S41:NO)、CPU11は処理をS61(図7参照)に進める。
図7に示すように、CPU11は、使用可能機能の一覧から一部の機能を使用機能として選択することが可能な選択画面を、表示部171に表示させる(S61)。CPU11は、選択画面を介して使用機能が選択されたか判断する(S63)。一部の機能が選択されていない場合(S63:NO)、CPU11は処理をS63に戻し、使用機能が選択されることを継続して監視する。使用機能が選択された場合(S63:YES)、CPU11は、選択された使用機能を取得する。
CPU11は、取得された使用機能を会議サーバ2に対して通知するためのメイン機能通知データ53(図11参照)を、会議サーバ2に対して送信する(S65)。メイン機能通知データ53には、取得された使用機能を示す情報、及び、遠隔会議装置3の装置ID「3」が含められる。
図11に示すように、遠隔会議装置3から送信されたメイン機能通知データ53を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は、受信されたメイン機能通知データ53に含まれている情報に基づき、使用機能及び装置ID「3」を取得する。CPU31は、使用可能機能のうち取得された使用機能を除く機能、即ち停止機能を決定する(S157、図9参照)。停止機能を示す情報は、RAM33に記憶される。CPU31は、停止機能の使用を停止する(S157、図9参照)。詳細は後述する。CPU31は、メイン機能通知データ53を送信した遠隔会議装置3に対して応答データ54を送信する(S159、図9参照)。
図7に示すように、遠隔会議装置3のCPU11は、メイン機能通知データ53を送信した(S65)後、会議サーバ2から送信される応答データ54の受信を監視する(S67)。応答データが受信されない場合(S67:NO)、CPU11は処理をS67に戻し、応答データの受信の監視が継続される。応答データ54が受信された場合(S67:YES)、CPU11は、使用可能機能のうち、S63で選択された使用機能を除く機能、即ち停止機能の使用を停止する。CPU11は、RAM13に常駐させたプログラムのうち、停止機能を使用するためのプログラムを、RAM13から削除する。なお、会議サーバ2からアプリケーションを終了させる指示を受信した場合、CPU11は、指示されたアプリケーションを終了させる。CPU11は、使用機能のみを継続使用して遠隔会議を継続する(S68)。
CPU11は、遠隔会議装置3(メイン装置)のユーザ41が使用する携帯端末6(サブ装置)の状態、具体的には、携帯端末6が遠隔会議に参加しているかを会議サーバ2に問い合わせるために、サブ状態要求データ55(図11参照)を会議サーバ2に対して送信する(S69)。サブ状態要求データ55には、遠隔会議装置3の装置ID「3」が含められる。
図11に示すように、遠隔会議装置3から送信されたサブ状態要求データ55を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は、受信したサブ状態要求データ55に含まれている装置ID「3」を取得する。CPU31は会議情報テーブル811を参照する。CPU31は、取得した装置ID「3」に対応付けられている会議ユーザID「12345」を特定する。CPU31は、取得した装置ID「3」を除く装置IDが、特定した会議ユーザID「12345」に対応付けられているか否かを判断することによって、遠隔会議装置3のユーザ41によって使用される携帯端末6の状態を特定する(S163、図9参照)。
なお図11では、サブ状態要求データ55が会議サーバ2によって受信された時点で、会議情報テーブル811の会議ユーザID「12345」には装置ID「3」のみ対応付けられている。この場合、CPU31は、サブ状態要求データ55を送信した遠隔会議装置3に対して、携帯端末6が遠隔会議に参加していないことを通知するために、装置IDを含まない状態応答データ56を送信する(S165、図9参照)。
図7に示すように、遠隔会議装置3のCPU11は、サブ状態要求データ55を送信した(S69)後、会議サーバ2から送信される状態応答データ56の受信を監視する(S71)。状態応答データが受信されない場合(S71:NO)、CPU11は処理をS71に戻し、状態応答データの受信の監視が継続される。状態応答データ56が受信された場合(S71:YES)、CPU11は、状態応答データ56に装置IDが含まれているか判断することによって、携帯端末6の状態を判断する(S73)。状態応答データ56に装置ID「6」が含まれている場合(S73:YES)、ユーザ41が使用する携帯端末6(サブ装置)は遠隔会議に参加していることになる。この場合、CPU11は処理をS85に進める。
なお上述したように、この時点で状態応答データ56に装置IDは含まれていないので(S73:NO)、CPU11は、ユーザ41が使用する携帯端末6(サブ装置)が遠隔会議に参加していないと判断する。CPU11は、携帯端末6を用いて遠隔会議に参加するか否かをユーザ41に選択させる選択画面を、表示部171に表示させる。CPU11は、携帯端末6を用いて遠隔会議に参加しない旨が、選択画面を介して選択された場合(S75:NO)、CPU11は処理をS39(図6参照)に進める。
一方、携帯端末6を用いて遠隔会議に参加する旨が、選択画面を介して選択された場合(S75:YES)、CPU11は、会議サーバ2に対して会議ユーザIDを要求する為の会議ユーザID要求データ57(図11参照)を、会議サーバ2に対して送信する(S77)。会議ユーザID要求データ57には、遠隔会議装置3の装置ID「3」が含められる。
図11に示すように、遠隔会議装置3から送信された会議ユーザID要求データ57を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は、受信した会議ユーザID要求データ57に含まれている装置ID「3」を取得する。CPU31は会議情報テーブル811を参照する。CPU31は、取得した装置ID「3」に対応付けられた会議ユーザID「12345」を取得する(S173、図10参照)。CPU31は、会議ユーザID要求データ57を送信した遠隔会議装置3に対して、取得した会議ユーザID「12345」を含む会議ユーザID応答データ58を送信する(S175、図10参照)。
図7に示すように、遠隔会議装置3のCPU11は、会議ユーザID要求データ57を送信した(S77)後、会議サーバ2から送信される会議ユーザID応答データ58の受信を監視する(S79)。会議ユーザID応答データ58が受信されない場合(S79:NO)、CPU11は処理をS79に戻し、会議ユーザID応答データ58の受信の監視が継続される。会議ユーザID応答データ58が受信された場合(S79:YES)、CPU11は、会議ユーザID応答データ58に含まれている会議ユーザID「12345」を取得する。CPU11は、取得した会議ユーザID「12345」をユーザ41に通知するための通知画面を、表示部171に表示させる(S81)。
表示部171に表示された通知画面を見たユーザ41は、遠隔会議装置3及び携帯端末6に固有の識別情報として、会議ユーザID「12345」を認識できる。ユーザ41は、遠隔会議に携帯端末6を用いて参加するために、携帯端末6を操作して遠隔会議アプリケーションを起動させる。携帯端末6のCPU21は、メイン処理(図5参照)を開始する。
携帯端末6のCPU21は、会議ユーザIDの入力と開始ボタンの選択とが可能な入力画面を、表示部271に表示する。ユーザ41は、S81で遠隔会議装置3の表示部171に表示された会議ユーザID「12345」を、入力画面を介して携帯端末6に入力し、開始ボタンを選択する。CPU21は、入力画面を介して会議ユーザID「12345」が入力された場合(S11:YES)、入力された会議ユーザID「12345」をRAM13に記憶する(S12)。CPU21は、入力された会議ユーザID「12345」と、携帯端末6の装置ID「6」とを含む参加要求データ59(図11参照)を、会議サーバ2に対して送信する(S15)。
図11に示すように、携帯端末6から送信された参加要求データ59を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は、参加要求データ59に含まれている会議ユーザID「12345」及び装置ID「6」を取得する。CPU31は会議情報テーブル811を参照する。CPU31は、取得した会議ユーザID「12345」を含む会議情報に、取得した装置ID「6」を対応付けて記憶する。なお、会議ユーザID「12345」には、既に装置ID「3」が対応付けられているので、会議情報(会議ユーザID「12345」、会議終了時刻「14:30」)には、装置ID「3」「6」が対応付けられた状態になる。CPU31は、装置ID「3」「6」が対応付けられた会議情報(会議ユーザID「12345」、会議終了時刻「14:30」)を示す情報を含む会議情報データ60を、参加要求データ59を送信した携帯端末6に対して送信する(S148、図9参照)。またCPU31は、携帯端末6(サブ装置)が遠隔会議に参加した旨を遠隔会議装置3に対して通知するために、遠隔会議装置3に対してサブ参加通知データ61を送信する(S149、図9参照)。サブ参加通知データ61には、携帯端末6の装置ID「6」、及び会議ユーザID「12345」が含められる。
図7に示すように、遠隔会議装置3のCPU11は、会議ユーザID「12345」を通知する為の通知画面を表示部171に表示させた(S81)後、会議サーバ2から送信されるサブ参加通知データ61の受信を監視する(S83)。サブ参加通知データ61が受信されない場合(S83:NO)、CPU11は処理をS83に戻し、サブ参加通知データ61の受信の監視が継続される。サブ参加通知データ61が受信された場合(S83:YES)、CPU11は、ユーザ41(会議ユーザID「12345」)が使用する遠隔会議装置3が実行する遠隔会議に、ユーザ41が同様に使用する装置ID「6」の携帯端末6が参加したと判断する。CPU11は処理をS85に進める。
S85において、CPU11は、S68で使用が停止された停止機能を表示部171に表示させる。またCPU11は、表示された停止機能のうち一部の機能を代理機能として選択することが可能な選択画面を、表示部171に表示させる。CPU11は、選択画面を介して代理機能が選択されたか判断する(S85)。代理機能が選択されない状態で、選択画面を閉じる操作が入力された場合(S85:NO)、CPU11は処理をS39(図6参照)に進める。
一方、代理機能が選択された場合(S85:YES)、CPU11は、代理機能を携帯端末6(サブ装置)に通知し、代理機能を携帯端末6(サブ装置)によって実行させるために、サブ機能通知データ62(図11参照)を会議サーバ2に対して送信する(S87)。サブ機能通知データ62には、選択画面を介して選択された代理機能を示す情報、及び装置ID「3」が含められる。
図11に示すように、遠隔会議装置3から送信されたサブ機能通知データ62を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は、受信したサブ機能通知データ62に含まれる情報に基づき、装置ID「3」及び代理機能を取得する。CPU31は、サブ機能通知データ62を送信した遠隔会議装置3に対して応答データ63を送信する(S182、図10参照)。
図7に示すように、遠隔会議装置3のCPU11は、サブ機能通知データを送信した(S87)後、会議サーバ2から送信される応答データ63の受信を監視する(S89)。応答データ63が受信されない場合(S89:NO)、CPU11は処理をS89に戻し、応答データ63の受信の監視が継続される。応答データ63が受信された場合(S89:YES)、CPU11は処理をS91に進める。
なお図11に示すように、会議サーバ2のCPU31は、サブ機能通知データ62を送信した遠隔会議装置3に対して応答データ63を送信した後、会議情報テーブル811を参照する。CPU31は、取得した装置ID「3」に対応する会議情報と同一の会議情報に対応付けられた装置ID「6」を、遠隔会議装置3が実行する遠隔会議に参加する携帯端末6の装置IDとして特定する。CPU11は、取得した代理機能を、特定した装置ID「6」の携帯端末6に使用させるための機能実行指示データ64を、携帯端末6に対して送信する(S183、図10参照)。機能実行指示データ64には、取得された代理機能を示す情報が含められる。機能実行指示データ64を携帯端末6が受信した場合、携帯端末6のCPU21は、機能実行指示データ64に含まれる情報に基づき、代理機能を取得し、取得した代理機能を使用することによって遠隔会議を実行する(S119、図8参照)。
また、携帯端末6のCPU21は、携帯端末6(サブ装置)の状態を会議サーバ2に通知するために、サブ状態通知データ65を会議サーバ2に対して送信する(S121、図8参照)。サブ状態通知データ65には、携帯端末6の装置ID「6」が含められる。また、代理機能が使用されている場合、使用されている代理機能を示す情報がサブ状態通知データ65に含められる。会議サーバ2のCPU31は、遠隔会議装置3から送信されたサブ状態通知データ65を受信した場合、サブ状態通知データ65に含まれる情報に基づき、装置ID「6」及び代理機能を取得する。CPU31は、取得した装置ID「6」及び代理機能を対応付け、RAM33に記憶する。CPU31は、サブ状態通知データ65を送信した携帯端末6に対して応答データ66を送信する(S193、図10参照)。
図7に示すように、S91においてCPU11は、携帯端末6(サブ装置)の状態、具体的には、携帯端末6が遠隔会議に参加しているかを会議サーバ2に問い合わせるために、サブ状態要求データ67(図11参照)を会議サーバ2に対して送信する(S91)。サブ状態要求データ67には、遠隔会議装置3の装置ID「3」が含められる。
図11に示すように、遠隔会議装置3から送信されたサブ状態要求データ67を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は、受信したサブ状態要求データ67に含まれている装置ID「3」を取得する。CPU31は会議情報テーブル811を参照する。CPU31は、取得した装置ID「3」に対応する会議情報と同一の会議情報に、装置ID「6」が対応付けられているので、遠隔会議装置3が実行する遠隔会議に携帯端末6が参加していると判断する。CPU31は、サブ状態通知データ65を受信した場合にRAM33に記憶した情報に基づき、装置ID「6」に代理機能が対応付けられているか判断し、代理機能が対応付けられている場合に、代理機能を特定する(S163、図9参照)。CPU31は、サブ状態要求データ67を送信した遠隔会議装置3に対して、状態応答データ68を送信する(S165、図9参照)。状態応答データ68には、装置ID「6」が含められる。また、装置ID「6」に代理機能が対応付けられてRAM33に記憶されている場合、代理機能を示す情報が状態応答データ68に含められる。
図7に示すように、遠隔会議装置3のCPU11は、サブ状態要求データ67を送信した(S91)後、会議サーバ2から送信される状態応答データ68の受信を監視する(S93)。状態応答データが受信されない場合(S93:NO)、CPU11は処理をS93に戻し、状態応答データ68の受信の監視が継続される。状態応答データ68が受信された場合(S93:YES)、CPU11は、状態応答データに含まれる情報に基づき、装置ID「6」及び代理機能を取得する。CPU11は、取得した装置ID「6」及び代理機能をユーザ41に通知する通知画面を、表示部171に表示させる(S95)。状態応答データに含まれる情報に基づき、装置ID「6」のみを取得した場合、CPU11は、取得した装置ID「6」をユーザ41に通知する通知画面を、表示部171に表示させる(S95)。ユーザ41は、遠隔会議装置3によって実行されている遠隔会議に携帯端末6が参加したことを認識できる。またユーザ41は、代理機能が表示された場合には、携帯端末6によって使用されている代理機能を認識できる。CPU11は処理をS39(図6参照)に進める。
図6に示すように、S68(図7参照)で使用機能のみが使用されて遠隔会議が継続されている状態で、処理が繰り返される場合、S31では、使用機能を使用して遠隔会議を実行する場合に消費される電流の総量(単位:mA)に基づいて電力が算出される。S41で、遠隔会議装置3によって停止機能の使用が既に停止されていると判断されたとする(S41:YES)。この場合、CPU11は、S31で電力が算出される過程で算出された電流の総量(単位:mA)で、S33で取得された残量(単位:mAh)を除算することによって、遠隔会議を継続して実行することができる残り時間(単位:h)を算出する。CPU11は、算出した残り時間と、所定の閾値(例えば0.1h)とを比較する(S43)。残り時間が所定の閾値未満である場合、CPU11は、遠隔会議を継続できる時間が僅かであると判断する(S43:YES)。この場合、遠隔会議装置3を遠隔会議から退席させるために、CPU11は処理をS47に進める。一方、残り時間が所定の閾値以上である場合(S43:NO)、CPU11は、携帯端末6が既に遠隔会議に参加しているか判断する(S45)。なおCPU11は、S69、S91(図7参照)で送信されたサブ状態要求データ55、67に応じて会議サーバ2から受信した状態応答データ56、68に基づき、携帯端末6が遠隔会議に参加しているか否かを判断する。携帯端末6が既に遠隔会議に参加している場合(S45:YES)、CPU11は処理をS91(図7参照)に進める。一方、携帯端末6が遠隔会議に参加していない場合(S45:NO)、CPU11は処理をS39に進める。
以上のように、遠隔会議装置3のCPU11は、バッテリー191の残量が少なくなり、実行中の遠隔会議の終了まで稼働できないと判断した場合(S35:NO)、使用機能のみを使用することによって、実行中の遠隔会議を継続する(S68)。使用機能を除く他の使用可能機能(停止機能)が停止された場合、遠隔会議装置5の消費電力は抑制される。従って遠隔会議装置3は、実行中の遠隔会議をより長く継続して実行できる。なお、遠隔会議装置3は、使用機能を継続して使用することができるので、ユーザ41による遠隔会議の利便性が悪化することを防止できる。
またCPU11がサブ機能通知データ62を会議サーバ2に送信することによって(S87)、サブ機能通知データ62に含まれる代理機能を含む機能実行指示データ64が、会議サーバ2から携帯端末6に送信される。機能実行指示データ64を受信した携帯端末6は、代理機能を使用して遠隔会議を実行する(S119)。CPU11は、会議サーバ2を介して代理機能を携帯端末6に通知することによって、携帯端末6に代理機能を使用させることができる。このためユーザ41は、遠隔会議装置3によって使用される機能が使用機能のみに制限され、停止機能の使用が停止された場合でも、停止機能の少なくとも一部を代理機能として携帯端末6に使用させることによって、遠隔会議の利便性を維持させることができる。
次に、携帯端末6のCPU21によって実行されるメイン処理(図5、図8参照)について説明する。S81(図7参照)で遠隔会議装置3の表示部171に表示された通知画面、即ち、会議ユーザID「12345」を通知する通知画面を見たユーザ41が、携帯端末6を用いて遠隔会議に参加するために、携帯端末6のタッチパネル(図示外)操作して遠隔会議アプリケーションを起動させた場合を例に挙げ、具体的に説明する。
携帯端末6のCPU21は、会議ユーザIDの入力と開始ボタンの選択とが可能な入力画面を表示部171に表示させる。ユーザ41は、遠隔会議装置3の表示部171に表示された会議ユーザID「12345」を、入力画面を介して携帯端末6に入力し、開始ボタンを選択する。
図5に示すように、CPU21は、入力画面を介して会議ユーザID「12345」が入力された場合(S11:YES)、入力された会議ユーザID「12345」をRAM23に記憶する(S12)。CPU21は、入力された会議ユーザID「12345」と、携帯端末6の装置ID「6」とを含む参加要求データ59を作成する(S13)。CPU21は、作成した参加要求データ59を、会議サーバ2に対して送信する(S15)。図11に示すように、携帯端末6から送信された参加要求データ59を会議サーバ2が受信した場合、会議サーバ2のCPU31は、会議情報テーブル811を更新する。具体的には、装置ID「3」に加えて装置ID「6」が、会議ユーザID「12345」を含む会議情報に対応付けられる。CPU31は、参加要求データ59を送信した携帯端末6に対して、会議情報データ60を送信する(S147、図9参照)。会議情報データ80には、会議情報(会議ユーザID「12345」及び会議終了時刻「14:30」が含められる。
携帯端末6のCPU21は、参加要求データ59を送信した(S15)後、会議サーバ2から送信される会議情報データ60の受信の監視を開始する(S17)。会議情報データ60が受信された場合(S17:YES)、携帯端末6は、会議ユーザID「12345」によって識別されるユーザ41が、遠隔会議装置3を使用して実行している遠隔会議に参加する。CPU21は、会議情報データ60に含まれる会議情報(会議ユーザID「12345」及び会議終了時刻「14:30」)を取得する。
CPU21は、取得した会議ユーザID「12345」と同一の会議ユーザIDが、RAM23に記憶されているか判断する(S19)。ここでCPU21は、入力画面を介して入力された会議ユーザIDを、RAM23に記憶している(S12)ので、取得した会議ユーザID「12345」と同一の会議ユーザIDがRAM23に記憶されていることになる(S19:YES)。この場合、携帯端末6は、会議サーバ2から遠隔会議装置3に対して送信された会議ユーザID応答データ58によって通知された会議ユーザID「12345」が入力されることによって、遠隔会議に参加したことになる。このためユーザ41は、遠隔会議装置3による使用が停止された停止機能の少なくとも一部を、代理機能として携帯端末6に実行させようとしている。CPU21は、サブ装置処理(図8参照)を実行する(S23)。
図8に示すように、CPU21は、会議サーバ2から送信される機能実行指示データ64(図11参照)の受信を監視する(S101)。機能実行指示データ64が受信されない場合(S101:NO)、CPU21は処理をS101に戻し、機能実行指示データ64の受信の監視が継続される。図11に示すように、会議サーバ2のCPU31は、遠隔会議装置3から送信されたサブ機能通知データ62を受信した場合、サブ機能通知データ62に含まれる情報に基づき、代理機能を取得する。CPU31は、取得した代理機能を示す情報を含む機能実行指示データ64を、携帯端末6に対して送信する(S183、図10参照)。
図8に示すように、携帯端末6のCPU21は、機能実行指示データ64を受信した場合(S101:YES)、機能実行指示データ64に含まれている情報に基づき、代理機能を取得する。CPU21は、取得した代理機能を携帯端末6が使用可能であるか判断する(S103)。なお、取得した代理機能を携帯端末6が使用可能であるかの判断は、フラッシュメモリ24に記憶された情報に基づいて行われる。具体的には次のとおりである。例えば、特定のプログラム(例えばPowerPoint)がフラッシュメモリ24に記憶されている場合、CPU21は、特定のプログラムを用いる機能(例えばPowerPoint共有機能)を携帯端末6が使用可能であると判断する。また例えば、会議録画用のエンコーダや、動画再生用のデコーダがフラッシュメモリ24に記憶されている場合、CPU21は、携帯端末6が会議録画機能を使用可能であると判断する。CPU21は、取得された代理機能を携帯端末6が使用できないと判断した場合(S103:NO)、CPU21は処理をS115に進める。
一方、CPU21は、携帯端末6が代理機能を使用できると判断した場合(S103:YES)、携帯端末6が遠隔会議を実行する場合に消費する消費電流を算出する(S105)。消費電流の算出方法は以下の通りである。
フラッシュメモリ24には、使用可能機能が使用されることによって消費される電流を示す情報が使用可能機能毎に記憶される。またフラッシュメモリ24には、カメラ261による撮影、マイク262からの音声入力、表示部271への表示、スピーカ272からの音声出力、及び、会議サーバ2との通信に要する電流を示す情報が記憶される。またフラッシュメモリ24には、携帯端末6が待機動作時に消費する電流を示す情報が記憶される。CPU21は、フラッシュメモリ24に記憶された情報を参照することによって、代理機能を使用して携帯端末6が遠隔会議を実行する場合の消費電流(単位:mA)を算出する。
次いでCPU21は、電源制御部29によって検出されたバッテリー291の残量(単位:mAh)を、電源制御部29を介して取得する(S107)。
CPU11は、S105で算出した消費電流(単位:mA)で、S107で特定した残量(単位:mAh)を除算することによって、携帯端末6が代理機能を使用して実行する遠隔会議の継続可能な実行時間(単位:h)を算出する(S108)。CPU21は、算出した実行時間と所定の閾値(例えば0.3h)とを比較する(S109)。算出した実行時間が所定の閾値以上である場合(S109:YES)、CPU21は、代理機能を使用して実行する遠隔会議を、一定時間継続させることが可能であると判断する。CPU21は、代理機能の使用を開始し、遠隔会議を実行する(S119)。代理機能を実行するためのプログラムは、メモリ23に常駐された状態になる。
CPU21は、携帯端末6(サブ装置)の状態を会議サーバ2に通知するために、サブ状態通知データ65(図11参照)を会議サーバ2に対して送信する(S121)。サブ状態通知データ65には、携帯端末6の装置ID「6」、及び、S119で使用が開始された代理機能を示す情報が含められる。図11に示すように、会議サーバ2のCPU31は、携帯端末6から送信されたサブ状態通知データ65を受信した場合、サブ状態通知データ65に含まれる情報に基づき、装置ID「6」及び代理機能を取得する。CPU31は、サブ状態通知データ65を送信した携帯端末6に対して、応答データ66を送信する(S193、図10参照)。
図8に示すように、携帯端末6のCPU21は、サブ状態通知データを送信した(S121)後、会議サーバ2から送信される応答データ66の受信を監視する(S123)。応答データ66が受信されない場合(S123:NO)、CPU21は処理をS123に戻し、応答データの受信の監視が継続される。応答データ66が受信された場合(S123:YES)、CPU21は、実行中の遠隔会議を終了することによって遠隔会議から退席する指示が、ユーザ41によって入力されたか判断する(S125)。遠隔会議から退席する指示が入力された場合(S125:YES)、CPU21は処理をS127に進める。一方、遠隔会議から退席する指示が入力されていない場合(S125:NO)、CPU21は処理をS105に戻し、S105〜S108の処理が繰り返される。
S105〜S108の処理が繰り返される過程で、S108で算出した実行時間と所定の閾値とが比較され(S109)、実行時間が所定の閾値未満となった場合(S109:NO)、CPU21は、遠隔会議を継続できる時間が僅かであると判断する。CPU21は、S119で携帯端末6が代理機能の使用を開始しているか判断する(S111)。代理機能の使用が開始されていない場合(S111:NO)、実行中の遠隔会議から携帯端末6を退席させるために、CPU21は処理をS127に進める。代理機能の使用が開始されている場合(S111:YES)、CPU21は、代理機能の使用を停止させる(S113)。CPU21は処理をS115に進める。
S115において、CPU21は、携帯端末6(サブ装置)の状態を会議サーバ2に通知するために、サブ状態通知データ65(図11参照)を会議サーバ2に対して送信する(S115)。サブ状態通知データ65には、携帯端末6の装置ID「6」が含められるが、代理機能の使用が停止されているため、代理機能を示す情報は含められない。図11に示すように、会議サーバ2のCPU31は、携帯端末6から送信されたサブ状態通知データ65を受信した場合、サブ状態通知データ65に含まれる情報に基づき、装置ID「6」を取得する。CPU31は、サブ状態通知データ65を送信した携帯端末6に対して、応答データ66を送信する(S193、図10参照)。
なお、会議サーバ2は、上述のサブ状態通知データ65、即ち、代理機能を示す情報を含まないサブ状態通知データ65を受信した後、遠隔会議装置3から送信されたサブ状態要求データ67(S91、図7参照)を受信した場合、遠隔会議装置3に対して送信する状態応答データ68には、サブ状態通知データ65から取得した装置ID「6」のみを含め、代理機能を示す情報は含めない。これによって会議サーバ2は、遠隔会議装置3に対して、携帯端末6が代理機能を使用していない状態であることを通知する。
図8に示すように、携帯端末6のCPU21は、サブ状態通知データ65を送信した(S115)後、会議サーバ2から送信される応答データ66の受信を監視する(S117)。応答データ66が受信されない場合(S117:NO)、CPU21は処理をS117に戻し、応答データ66の受信の監視が継続される。応答データ66が受信された場合(S117:YES)、CPU21は処理をS127に進める。
S127において、CPU21は、遠隔会議からの退席を会議サーバ2に対して要求する退席要求データ71(図11参照)を、会議サーバ2に対して送信する(S127)。退席要求データ71には、携帯端末6の端末ID「6」が含められる。図11に示すように、携帯端末6から送信された退席要求データ71を会議サーバ2が受信した場合(S185、図10参照)、会議サーバ2のCPU31は、携帯端末6を遠隔会議から退席させるための処理を行う(S187、図10参照)。詳細は後述する。CPU31は、退席要求データ71を送信した携帯端末6に対して、応答データ72を送信する(S189、図10参照)。
図8に示すように、携帯端末6のCPU21は、退席要求データ71を送信した(S127)後、会議サーバ2から送信される応答データ72の受信を監視する(S129)。応答データ72が受信されない場合(S129:NO)、CPU21は処理をS129に戻し、応答データ72の受信の監視が継続される。応答データ72が受信された場合(S129:YES)、サブ装置処理は終了し、CPU21は処理をメイン処理(図5参照)に戻す。
以上説明したように、携帯端末6のCPU21は、代理機能を使用することによって、遠隔会議を実行する(S119)。このためユーザ41は、携帯端末6を用いて遠隔会議に参加することによって、遠隔会議装置3において使用が停止された停止機能のうち代理機能を、携帯端末6によって使用させることができる。
またCPU21は、携帯端末6が代理機能を使用することが可能か否かを判断し(S103)、使用可能である場合に、代理機能を使用して遠隔会議を実行する(S119)。これによってCPU21は、代理機能を不都合なく実行することができる。更にCPU21は、代理機能を使用して遠隔会議が実行された場合の実行時間が僅かであると判断された場合(S109:NO)、代理機能を使用せず、遠隔会議から携帯端末6を退席させる。これによってCPU21は、代理機能を使用して実行される遠隔会議が短時間のうちに終了してしまうことを抑制できるので、ユーザ41の利便性を更に高めることができる。
図9及び図10のフローチャートを参照し、会議サーバ2のCPU31によって実行される処理の詳細について説明する。遠隔会議装置5のCPU31は、会議サーバ2の電源がONされた場合に、会議サーバ2のHDD34に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、サーバ処理(図9、図10参照)を開始する。
図9に示すように、CPU31は、遠隔会議装置5又は携帯端末8から何らかのデータを受信したか判断する(S141)。データが受信されていない場合(S141:NO)、CPU31は処理をS141に戻し、データの受信の監視が継続される。遠隔会議装置5又は携帯端末8から何らかのデータを受信した場合(S141:YES)、CPU31は、以下に示すように、受信したデータに応じた処理を実行する。なお以下、図11の通信シーケンスを適宜参照し、具体的に説明する。
遠隔会議装置3又は携帯端末6から、参加要求データ51、59(図11参照)を受信した場合(S143:YES)、CPU31は、参加要求データ51、59に会議ユーザIDが含まれているか判断する(S144)。例えば図11のうち、遠隔会議装置3から送信された参加要求データ51には、会議ユーザIDは含まれていない。参加要求データ51を受信し、会議ユーザIDが含まれていないと判断された場合(S144:NO)、CPU31は、会議情報(会議ユーザID「12345」及び会議終了時刻「14:30」)を新たに作成する(S145)。CPU31は、参加要求データ51に含まれている装置ID「3」を、作成した会議情報に対応付け、会議情報テーブル811に記憶する。CPU31は、作成した会議情報を含む会議情報データ52(図11参照)を、参加要求データ51を送信した遠隔会議装置3に対して送信する(S146)。CPU31は処理をS141に戻す。
一方、図11のうち、携帯端末6から送信された参加要求データ59には、会議ユーザID「12345」が含まれている。参加要求データ59を受信し、会議ユーザID「12345」が含まれていると判断した場合(S144:YES)、CPU31は、会議情報テーブル811のうち、参加要求データ59に含まれている会議ユーザID「12345」に、参加要求データ59に含まれている装置ID「6」を対応付けて記憶する。CPU31は、装置ID「6」が対応付けられた会議情報(会議ユーザID「12345」、会議終了時刻「14:30」)を取得する(S147)。CPU31は、取得された会議情報を示す情報を含む会議情報データ60を、参加要求データを送信した携帯端末6、言い換えれば、参加要求データに含まれている装置ID「6」によって識別される携帯端末6に対して送信する(S148)。CPU31は、携帯端末6(サブ装置)が遠隔会議を開始した旨を、会議情報テーブル811のうち会議ユーザID「12345」に対応付けられた装置ID「3」の遠隔会議装置3に対して通知するために、遠隔会議装置3に対してサブ参加通知データ61を送信する(S149)。サブ参加通知データ61には、装置ID「6」及び会議ユーザID「12345」が含められる。CPU31は処理をS141に戻す。
遠隔会議装置3から送信されたメイン機能通知データ53(図11参照)を受信した場合(S143:NO、S153:YES)、CPU31は、メイン機能通知データ53に含まれている情報に基づき、使用機能を取得する。CPU31は、HDD34に記憶された情報に基づき、使用可能機能を取得する(S155)。CPU31は、S155で取得された使用可能機能のうち、取得された使用機能を除く機能(停止機能)を選択する(S157)。CPU31は、停止機能を示す情報をRAM33に記憶する。
CPU31は、遠隔会議における停止機能の使用を停止する(S157)。具体的には次の通りである。CPU31は、停止機能を実行するためのデータを遠隔会議装置3に対して送信することを停止する。またCPU31は、遠隔会議装置3において停止機能を実行させるためのアプリケーションが起動中である場合、このアプリケーションを終了させる指示を、遠隔会議装置3に対して送信する。CPU31は、メイン機能通知データ53を送信した遠隔会議装置3に対して、応答データ54(図11参照)を送信する(S159)。CPU31は処理をS141に戻す。
遠隔会議装置3から送信されたサブ状態要求データ55、67(図11参照)を受信した場合(S153:NO、S161:YES)、CPU31は、サブ状態要求データ55に含まれている装置ID「3」を取得する。CPU31は、HDD34に記憶された会議情報テーブル811を参照する。CPU31は、取得した装置ID「3」を除く装置IDが、共通の会議ユーザID「12345」に対応付けられているか否かを判断することによって、遠隔会議装置3のユーザ41によって使用される携帯端末6の状態を特定する(S163)。図11に示すように、サブ状態要求データ55が会議サーバ2によって受信された時点では、会議情報テーブル811の会議ユーザID「12345」には装置ID「3」のみ対応付けられている。この場合、CPU31は、サブ状態要求データ55を送信した遠隔会議装置3に対して、装置IDを含まない状態応答データ56を送信する(S165)。CPU31は処理をS141に戻す。なお、サブ状態要求データ67を受信した場合については後述する。
図10に示すように、遠隔会議装置3から、会議ユーザID要求データ57(図11参照)を受信した場合(S161:NO(図9参照)、S171:YES)、CPU31は、会議ユーザID要求データ57に含まれている装置ID「3」を取得する。CPU31は、HDD34に記憶された会議情報テーブル811を参照する。CPU31は、取得した装置ID「3」に対応付けられた会議ユーザID「12345」を取得する(S173)。CPU31は、会議ユーザID要求データ57を送信した遠隔会議装置3に対して、取得した会議ユーザID「12345」を含む会議ユーザID応答データ58を送信する(S175)。CPU31は処理をS141(図9参照)に戻す。
遠隔会議装置3から、サブ機能通知データ62(図11参照)を受信した場合(S171:NO、S181:YES)、CPU31は、サブ機能通知データ62を送信した遠隔会議装置3に対して応答データ63を送信する(S182)。またCPU31は、受信したサブ機能通知データ62に含まれる情報に基づき、代理機能を取得する。CPU31は、取得した代理機能を示す情報を含む機能実行指示データ64を、携帯端末6に対して送信する(S183)。CPU31は処理をS141(図9参照)に戻す。
遠隔会議装置3又は携帯端末6から、退席要求データ69、71(図11参照)を受信した場合(S181:NO、S185:YES)、CPU31は、遠隔会議装置3又は携帯端末6を遠隔会議から退席させるための処理を行う(S187)。具体的には以下の通りである。
遠隔会議装置3から送信された退席要求データ69を受信した場合、CPU31は、HDD34に記憶された会議情報のうち、退席要求データに含まれる装置ID「3」を削除することによって、遠隔会議装置3を遠隔会議から退席させる。なお、会議情報(会議ユーザID「12345」及び終了予定時刻「14:30」)には、装置ID「3」の他に装置ID「6」が対応付けられているので、対応する会議情報は削除されない。また、携帯端末6から送信された退席要求データ71を受信した場合、CPU31は、HDD34に記憶された会議情報のうち、退席要求データに含まれる装置ID「6」を削除することによって、携帯端末6を遠隔会議から退席させる。なお、装置ID「6」が削除されることによって、会議情報に対応する装置IDがなくなってしまうため、CPU31は、対応する会議情報を併せて削除する。CPU31は、退席要求データ69、71を送信した遠隔会議装置3又は携帯端末6に対して、応答データ70、72を送信する(S189)。CPU31は処理をS141(図9参照)に戻す。
携帯端末6から、サブ状態通知データ65(図11参照)を受信した場合(S185:NO、S191:YES)、CPU31は、サブ状態通知データ65に含まれる装置ID「6」、及び、代理機能を示す情報を取得する。CPU31は、サブ状態通知データ65を送信した携帯端末6に対して、応答データ66を送信する(S193)。CPU31は処理をS141(図9参照)に戻す。
なおCPU31は、サブ状態通知データ65を受信した後、遠隔会議装置3から送信されたサブ状態要求データ67を受信した場合(S161:YES)、この時点で、会議情報テーブル811の会議ユーザID「12345」に装置ID「3」及び装置ID「6」が対応付けられている。この場合、CPU31は、サブ状態要求データ67を送信した遠隔会議装置3に対して、装置ID「6」、及び、サブ状態通知データ65に含まれる情報に基づいて取得された代理機能を示す情報を含む状態応答データ68を、サブ状態要求データ67を送信した遠隔会議装置3に対して送信する(S165)。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。遠隔会議システム1では、遠隔会議装置5及び携帯端末8間の通信を会議サーバ2が制御することによって、遠隔会議が実行された。しかしながら遠隔会議は、遠隔会議装置5及び携帯端末8間で直接通信が行われることによって実行されてもよい。
上述の実施形態において、携帯端末6のCPU21は、会議サーバ2に対して参加要求データ59を送信した(S15)。会議サーバ2は、参加要求データ59を携帯端末6から受信した場合、サブ参加通知データ61を遠隔会議装置3に対して送信した(S149)。遠隔会議装置3のCPU11は、会議サーバ2からサブ参加通知データ61を受信した場合(S83:YES)、携帯端末6が遠隔会議に参加したと判断した。これに対して、携帯端末6のCPU21は、参加要求データ59を遠隔会議装置3に対して直接送信してもよい。遠隔会議装置3のCPU21は、参加要求データ59を受信した場合、参加要求データ59に含まれる装置ID「6」及び会議ユーザID「12345」に基づき、携帯端末6が遠隔会議に参加したと判断してもよい。
上述の実施形態において、遠隔会議装置3のCPU11は、会議サーバ2に対してサブ機能通知データ62を送信した(S87)。会議サーバ2は、サブ機能通知データ62を遠隔会議装置3から受信した場合、機能実行指示データ64を携帯端末6に対して送信した(S183)。これに対して、遠隔会議装置3のCPU11は、サブ機能通知データ62を携帯端末6に対して直接送信してもよい。携帯端末6のCPU21は、遠隔会議装置3からサブ機能通知データ62を受信した場合、サブ機能通知データ62に含まれる情報に基づいて代理機能を取得し、代理機能を使用して遠隔会議を実行してもよい。
上述においてCPU11は、ユーザ41によって選択された使用機能を継続して使用し、遠隔会議を実行した(S63、S68)。これに対してCPU11は、遠隔会議装置3が会議終了時刻「14:30」まで遠隔会議を実行できないと判断した場合(S35:NO)、使用可能機能のうち使用頻度の高い機能を、使用機能として特定し、特定した使用機能を継続して使用してもよい。
S33でバッテリー191の残量を取得する方法は変更できる。例えばCPU11は、バッテリー191の電圧を検出し、検出した電圧に基づいて、バッテリー191の残量を特定してもよい。S103、S109で、代理機能を使用することができるかを判断する方法は変更できる。例えばCPU21は、携帯端末8が代理機能を使用して遠隔会議を実行した場合の実行時間が、遠隔会議装置5が使用機能を使用して遠隔会議を実行した場合の実行時間よりも長い場合に、代理機能を使用できると判断してもよい。
S85においてユーザ41によって選択される代理機能は、1つであってもよいし2以上であってもよい。代理機能は、使用可能機能のうち使用機能を除く全ての機能であってもよい。複数の代理機能が選択された場合、携帯端末8は、複数の代理機能のうち使用可能な代理機能のみを選択し、選択した代理機能を使用して遠隔会議を実行してもよい。ユーザ40が複数の携帯端末8を用いて遠隔会議に参加してもよい。この場合、遠隔会議装置5は、複数の代理機能の夫々を、複数の携帯端末8の夫々に割り当ててもよい。夫々の携帯端末8は、割り当てられた代理機能を実行してもよい。
遠隔会議装置5のCPU11及び携帯端末8のCPU21は、会議サーバ2に対して送信する参加要求データ51、59に、認証情報(例えば暗証番号)を含めてもよい。会議サーバ2のCPU31は、参加要求データ51、59に含まれる認証情報に基づいて遠隔会議装置5及び携帯端末8を認証し、会議情報データ52、60を返信するかを判断してもよい。
なお、遠隔会議装置5及び携帯端末8が本発明の「遠隔会議装置」に相当する。S31の処理が本発明の「第一取得ステップ」に相当する。S33の処理が本発明の「第二取得ステップ」に相当する。S35の処理が本発明の「第一判断ステップ」に相当する。S63の処理が本発明の「決定ステップ」に相当する。S68の処理が本発明の「第一実行ステップ」に相当する。会議ユーザIDが本発明の「識別情報」に相当する。S83の処理が本発明の「第二判断ステップ」に相当する。S87の処理が本発明の「通知ステップ」に相当する。S101の処理が本発明の「取得ステップ」に相当する。S119の処理が本発明の「第二実行ステップ」に相当する。S103〜S109の処理が本発明の「第三判断ステップ」に相当する。
遠隔会議装置5が本発明の「第一遠隔会議装置」に相当し、携帯端末8が本発明の「第二遠隔会議装置」に相当する。S31の処理を行うCPU11が本発明の「第一取得手段」に相当する。S33の処理を行うCPU11が本発明の「第二取得手段」に相当する。S35の処理を行うCPU11が本発明の「第一判断手段」に相当する。S63の処理を行うCPU11が本発明の「決定手段」に相当する。S68の処理を行うCPU11が本発明の「第一実行手段」に相当する。S83の処理を行うCPU11が本発明の「第二判断手段」に相当する。S87の処理を行うCPU11が本発明の「通知手段」に相当する。S101の処理を行うCPU21が本発明の「取得手段」に相当する。S119の処理を行うCPU21が本発明の「第二実行手段ステップ」に相当する。
1 遠隔会議システム
2 会議サーバ
3、4、5 遠隔会議装置
6、7、8 遠隔会議装置
11、21、31 CPU
51 参加要求データ
52 会議情報データ
53 メイン機能通知データ
54、58、63、66、70、72 応答データ
55 サブ状態要求データ
56 状態応答データ
57 要求データ
59 参加要求データ
60 会議情報データ
61 サブ参加通知データ
62 サブ機能通知データ
64 機能実行指示データ
65 サブ状態通知データ
67 サブ状態要求データ
68 状態応答データ
69 退席要求データ
71 退席要求データ
80 会議情報データ

Claims (9)

  1. バッテリーを電源として駆動する遠隔会議装置が遠隔会議を実行するための遠隔会議プログラムであって、
    実行中の遠隔会議が終了するまで稼働するために必要な電力を取得する第一取得ステップと、
    前記バッテリーの残量を取得する第二取得ステップと、
    前記第一取得ステップによって取得された前記電力、前記第二取得ステップによって取得された前記残量、及び、前記実行中の遠隔会議の終了時刻に基づいて、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する第一判断ステップと、
    前記第一判断ステップによって、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、前記実行中の遠隔会議で使用可能な複数の機能のうち、使用機能を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによって決定された前記使用機能のみを使用し、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く他の機能の使用を停止した状態で、前記実行中の遠隔会議を継続して実行する第一実行ステップと
    を、前記遠隔会議装置のコンピュータに実行させるための遠隔会議プログラム。
  2. 前記遠隔会議装置に対応する識別情報と同一の識別情報を指定して前記実行中の遠隔会議に参加する他の遠隔会議装置が存在するか否かを、前記他の遠隔会議装置から前記識別情報が通知されたか否かによって判断する第二判断ステップと、
    前記第二判断ステップによって、前記他の遠隔会議装置が存在すると判断された場合、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く代理機能を前記他の遠隔会議装置に実行させる指示を、前記他の遠隔会議装置に対して通知する通知ステップと
    を、前記遠隔会議装置のコンピュータに更に実行させるための請求項1に記載の遠隔会議プログラム。
  3. 他の遠隔会議装置から通知された前記代理機能を実行する指示を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された指示に基づき、前記代理機能を実行する第二実行ステップと
    を、前記遠隔会議装置のコンピュータに更に実行させるための請求項2に記載の遠隔会議プログラム。
  4. 前記取得ステップによって取得された前記代理機能を、実行中の遠隔会議で使用可能か判断する第三判断ステップを前記遠隔会議装置のコンピュータに更に実行させ、
    前記第二実行ステップは、
    前記第三判断ステップによって、前記代理機能が使用可能であると判断された場合、前記代理機能を実行することを特徴とする請求項3に記載の遠隔会議プログラム。
  5. 前記第三判断ステップは、
    前記バッテリーの残量に基づいて、実行中の遠隔会議で前記代理機能を使用可能か判断することを特徴とする請求項4に記載の遠隔会議プログラム。
  6. 前記第三判断ステップは、
    前記代理機能を使用することによって遠隔会議が実行された場合の遠隔会議の実行可能な時間を、前記バッテリーの残量に基づいて特定し、特定された前記時間が所定閾値以上である場合にのみ、実行中の遠隔会議で前記代理機能を使用可能と判断することを特徴とする請求項5に記載の遠隔会議プログラム。
  7. バッテリーを電源として駆動する第一遠隔会議装置及び第二遠隔会議装置が、他の遠隔会議装置と遠隔会議を実行する遠隔会議システムであって、
    前記第一遠隔会議装置は、
    実行中の遠隔会議が終了するまで稼動するために必要な電力を取得する第一取得手段と、
    前記バッテリーの残量を取得する第二取得手段と、
    前記第一取得手段によって取得された前記電力、前記第二取得手段によって取得された前記残量、及び、前記実行中の遠隔会議の終了時刻に基づいて、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する第一判断手段と、
    前記第一判断手段によって、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、前記実行中の遠隔会議で使用可能な複数の機能のうち、使用機能を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記使用機能のみを使用し、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く他の機能の使用を停止した状態で、前記実行中の遠隔会議を継続して実行する第一実行手段と、
    前記第一遠隔会議装置に対応する識別情報と同一の識別情報を指定して前記実行中の遠隔会議に参加する第二遠隔会議装置が存在するか否かを、前記第二遠隔会議装置から前記識別情報が通知されたか否かによって判断する第二判断手段と、
    前記第二判断手段によって、前記第二遠隔会議装置が存在すると判断された場合、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く代理機能を前記第二遠隔会議装置に実行させる指示を、前記第二遠隔会議装置に対して通知する通知手段と、
    を備え、
    前記第二遠隔会議装置は、
    前記第一遠隔会議装置から通知された前記代理機能を実行する指示を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された指示に基づき、前記代理機能を実行する第二実行手段と
    を備えたことを特徴とする遠隔会議システム。
  8. バッテリーを電源として駆動する遠隔会議装置が遠隔会議を実行するための遠隔会議方法であって、
    実行中の遠隔会議が終了するまで稼動するために必要な電力を取得する第一取得ステップと、
    前記バッテリーの残量を取得する第二取得ステップと、
    前記第一取得ステップによって取得された前記電力、前記第二取得ステップによって取得された前記残量、及び、前記実行中の遠隔会議の終了時刻に基づいて、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する第一判断ステップと、
    前記第一判断ステップによって、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、前記実行中の遠隔会議で使用可能な複数の機能のうち、使用機能を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによって決定された前記使用機能のみを使用し、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く他の機能の使用を停止した状態で、前記実行中の遠隔会議を継続して実行する第一実行ステップと、
    前記遠隔会議装置に対応する識別情報と同一の識別情報を指定して前記実行中の遠隔会議に参加する他の遠隔会議装置が存在するか否かを、前記他の遠隔会議装置から前記識別情報が通知されたか否かによって判断する第二判断ステップと、
    前記第二判断ステップによって、前記他の遠隔会議装置が存在すると判断された場合、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く代理機能を前記他の遠隔会議装置に実行させる指示を、前記他の遠隔会議装置に対して通知する通知ステップと、
    他の遠隔会議装置から通知された前記代理機能を実行する指示を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された指示に基づき、前記代理機能を実行する第二実行ステップと
    を備えたことを特徴とする遠隔会議方法。
  9. バッテリーを電源として駆動し、遠隔会議を実行する遠隔会議装置であって、
    実行中の遠隔会議が終了するまで稼動するために必要な電力を取得する第一取得手段と、
    前記バッテリーの残量を取得する第二取得手段と、
    前記第一取得手段によって取得された前記電力、前記第二取得手段によって取得された前記残量、及び、前記実行中の遠隔会議の終了時刻に基づいて、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働可能か判断する第一判断手段と、
    前記第一判断手段によって、前記実行中の遠隔会議が終了するまで稼働できないと判断された場合、前記実行中の遠隔会議で使用可能な複数の機能のうち、使用機能を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記使用機能のみを使用し、前記使用可能な複数の機能のうち前記使用機能を除く他の機能の使用を停止した状態で、前記実行中の遠隔会議を継続して実行する第一実行手段と
    を備えたことを特徴とする遠隔会議装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024057983A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器、制御方法、コンピュータプログラム、および記憶媒体

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