JP2014127049A - 自動販売機用価格表示器 - Google Patents
自動販売機用価格表示器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014127049A JP2014127049A JP2012283635A JP2012283635A JP2014127049A JP 2014127049 A JP2014127049 A JP 2014127049A JP 2012283635 A JP2012283635 A JP 2012283635A JP 2012283635 A JP2012283635 A JP 2012283635A JP 2014127049 A JP2014127049 A JP 2014127049A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- vending machine
- control unit
- electronic paper
- price
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
【課題】電子ペーパを自動販売機の価格表示に使用する場合に、自動販売機から更新情報を得て定期的に表示内容を更新することにより電子ペーパの焼付きを防ぎ、視認性の悪化を抑制する。
【解決手段】表示制御部20は、自動販売機100の主制御部50から、通信により取得される商品販売状態情報が、販売中から待機中に移行したことを契機に、自動販売機用価格表示器10を構成する電子ペーパ31,32,33,34に対して出力される表示情報を所定の周期で更新する。
【選択図】図2
【解決手段】表示制御部20は、自動販売機100の主制御部50から、通信により取得される商品販売状態情報が、販売中から待機中に移行したことを契機に、自動販売機用価格表示器10を構成する電子ペーパ31,32,33,34に対して出力される表示情報を所定の周期で更新する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子ペーパを用いて商品の価格表示を行う自動販売機用価格表示器に関し、特に電子ペーパの焼付き防止技術に関する。
表示装置では、同じ場所に同じ表示内容が継続して長時間表示されることにより発生する表示素子の焼付き防止のために、一定時間毎に表示内容を書き換えて更新するリフレッシュ処理が行われる。例えば、特許文献1には、PDP(プラズマディスプレイパネル)表示装置において、同一画面表示が所定時間以上継続した場合、画面の明るさを所定比率だけ下げて表示画面の焼付けを防止する技術が開示されている。また、特許文献2には、LCD(液晶ディスプレイ)表示装置において、液晶パネルの焼付きを抑制するために所定温度以上の温度を検出すると通常表示画面から焼付け防止用画面に切り換える技術が開示されている。
ところで、上記した液晶パネル等のアクティブマトリクス型の表示装置では、1/60秒を1フレームとし、この1フレームで画面表示の切り替えが行なわれる。一方、電気泳動表示素子が用いられる電子ペーパは、電気泳動素子の応答速度が遅く、複数のフレーム期間にわたって電圧を印加し続けなければ表示画面を切り替えることができない。したがって、例えば、複数のフレーム期間だけ一定の電圧を印加し続けるPWM(パルス幅変調)による駆動が行われる。マイクロカプセル型の電気泳動表示素子が用いられる電子ペーパは、メモリ性を有するため、画面の更新を行う場合に、直前に表示されていた画面の内容を消去する必要があり、このとき、画面全体を、一旦、白→黒→白に順次変化させ、リセット画面で消去してから更新画面の表示を行う。
上記した電子ペーパは、本来、表示内容を更新しながら使用されることが多い。ところが、この電子ペーパを自動販売機の価格表示に使用する場合、販売商品の価格が変更されるまで同一内容が表示されることになる。電子ペーパに同じ内容を継続して表示し続けると、上記したプラズマディスプレイパネルや液晶パネルと同様に焼付けを起こし、その結果、白黒の明度が低下して視認性が悪化するといった課題があった。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、電子ペーパを自動販売機の価格表示に使用する場合に、電子ペーパの焼付きを防いで視認性の悪化を抑制する、自動販売機用価格表示器を提供することにある。
本発明の第1の観点による自動販売機用価格表示器は、電子ペーパを用いて商品の価格表示を行う自動販売機用価格表示器であって、前記自動販売機の主制御部から、通信により取得される商品販売状態情報が、販売中から待機中に移行したことを契機に、前記電子ペーパに対し出力される表示情報を所定の周期で更新する表示制御部、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、表示制御部は、主制御部から通信により取得される商品販売状態情報が販売中から待機中に移行したことを契機に電子ペーパに対し出力される表示情報を所定の周期で更新する。このため、待機中に表示情報が所定の周期で更新されて同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため焼付けが防止され、したがって視認性の悪化を抑制することができる。
本発明の第2の観点による自動販売機用価格表示器は、電子ペーパを用いて商品の価格表示を行う自動販売機用価格表示器であって、前記自動販売機の主制御部から、電源投入時に通信により取得される現在時刻情報に基づき表示更新時刻の設定を行い、当該設定された表示更新時刻を監視して前記電子ペーパに対し出力される表示情報を更新する表示制御部、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、表示制御部は、主制御部から、電源投入時に通信により取得される現在時刻情報に基づき表示更新時刻の設定を行い、当該設定された表示更新時刻を監視して電子ペーパに対し出力される表示情報を更新する。このため、設定された表示更新時刻毎に表示情報が更新され、同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため電子ペーパの焼付けを防止でき、したがって、視認性の悪化を抑制することができる。
本発明によれば、駆動回路部は、表示更新時刻に対応して表示制御部から出力される制御信号に基づき表示情報を更新する。このため、同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため焼付け防止が可能であり、したがって、視認性の悪化を抑制することができる。
本発明によれば、電子ペーパを自動販売機の価格表示に使用する場合において、電子ペーパの焼付きを防いで視認性の悪化を抑制する、自動販売機用価格表示器を提供することができる。
(実施形態の構成)
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、単に本実施形態という)について詳細に説明する。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、単に本実施形態という)について詳細に説明する。
(実施形態の構成)
図1に、本実施形態による自動販売機用価格表示器10が備え付けられた自動販売機100の外観が示されている。
図1に、本実施形態による自動販売機用価格表示器10が備え付けられた自動販売機100の外観が示されている。
自動販売機100は、例えば、前面に扉体101を備え、この扉体101の前面に、内部に照明装置を備えた商品見本棚102が備え付けられている。そしてこの商品見本棚102には複数の商品見本103が陳列され、その商品見本103毎に購入する商品を選択する商品選択部104(複数の商品選択釦)が実装設置されている。なお、扉体101下部には、消費者が商品選択部104の選択操作により希望の商品が払い出される商品取り出し口105が設けられており、内部には、不図示の断熱材で囲まれた庫内に複数の商品を上下方向に積載して収納する商品収納部(商品コラム)が商品見本103毎に複数列設けられている。
同図に商品選択部104の近傍に備え付けられた本実施形態による自動販売機用価格表示器10の外観構成が拡大され示されている。自動販売機用価格表示器10は、商品選択部104が有する商品選択釦毎に該当商品の価格表示を行う電子ペーパ31,32,33,34・・・により実現される。ここでは、4個の電子ペーパ31,32,33,34毎に1単位ユニットの価格表示器10aを構成するものとして説明する。実際は、商品見本棚102に陳列される商品見本の数により実装される価格表示器10aの単位ユニットの数が決定される。同図から明らかなように、電子ペーパ31,32,33,34のそれぞれに向かって左隅の領域には、商品が缶飲料の場合のホット及びコールドの表示用に割り付けられ、そして残るほとんどの領域が商品の価格表示用に割り付けられている。
電子ペーパ31,32,33,34・・・は、薄型軽量、フレキシブル、高反射率、高コントラスト、広視野角を有し、リライタブルで画面更新時にのみ電力を供給すれば済むため省電力化を実現可能なメモリ性のディスプレイである。マイクロカプセル型の電気泳動表示素子が用いられる電子ペーパは、周知のように、背面から順にアクティブ素子もしくはパッシブ電極ラインを設けた背面サブストレート、エレクトリックインク層、ITO(Indium Tin Oxide)電極、PET(Poly Ethylene Terephthalate)/PEN(Poly Ethylene Naphthalate)フィルム、SiO2膜等のハードコート層から構成される。エレクトリックインク層には粒径30〜100μmのマイクロカプセルが無数に分散されており、さらにこのマイクロカプセルのなかには、黒色カーボンインクパウダーと白色TiO2インクパウダーが充填されている。インクパウダーは1μm以下の微粒子で、表面は黒色がマイナス、白色がプラスの電位で永久チャージされている。
表示原理は以下の通りである。すなわち、ITO電極に+の電圧を印加すると、マイナスに帯電している黒色インクパウダーが磁石のように引っ張られてITO膜に接近し、一方、白色インクパウダーは+の電圧を避けるようにITO膜から離れる。このため、表示側からみると黒表示となる。逆に、−の電圧を印加すると白色インクパウダーがITO膜に接近し、外光反射によって白色表示になる。
図2に本実施形態による自動販売機用価格表示機10の構成が示されている。ここでは、単位ユニットの価格表示器30aの内部構成がブロック図で示されている。図2に示すように、価格表示器30aは、表示制御部20と、表示素子としての電子ペーパ31,32,33,34とを含み構成される。表示制御部20は、後述する主制御部50から、通信により取得される商品販売状態情報が、販売中から待機中に移行したことを契機に、電子ペーパ31,32,33,34に対し出力される表示情報を所定の周期で更新する。また、表示制御部20は、自動販売機100の主制御部50から、電源投入時に、通信により取得される現在時刻情報に基づき表示更新時刻の設定を行い、当該設定された表示更新時刻を監視して電子ペーパ31,32,33,34に対し出力される表示情報を所定の表示更新時刻に更新してもよい。
このため、表示制御部20は、価格表示器10aの制御中枢となるCPU21と、メモリ22と、通信部23と、駆動回路部24とを含み構成される。CPU21は、メモリ22に記録されたプログラムを逐次読み出し実行することにより、表示制御部20が、自動販売機100の主制御部50から通信により取得される商品販売状態情報が販売中から待機中に移行したことを契機に、電子ペーパ31,32,33,34に対し出力される表示情報を所定の周期で更新する処理を実行する。あるいは、自動販売機100の主制御部50から、電源投入時に通信により取得される現在時刻情報に基づき表示更新時刻の設定を行い、当該設定された表示更新時刻を監視して電子ペーパ31,32,33,34に対し出力される表示情報を所定の表示更新時刻に更新する処理を実行する。
メモリ22には、上記のプログラムが記録されるプログラム領域の他に、データ領域が割当てられ、このデータ領域には、主制御部50から送信される、例えば、リフレッシュ予定時刻が記憶される。通信部23は、通信線40経由で接続される自動販売機100の主制御部50と通信を行う。主制御部50は、自動販売機100の主制御を司る部分であり、消費者が商品選択部104の釦の一つを押すと、その釦が示す商品を商品取り出し口105に払い出すまでの処理を実行する他、商品コラムや不図示の貨幣、紙幣処理装置と通信を行ない商品の販売状況を監視する。なお、主制御部50は、メモリとRTC(Real Time Clock)で構成される内部時計を内蔵する。詳細は後述する。
(実施形態の動作)
以下、図3以降のフローチャートを参照しながら本実施形態による自動販売機用価格表示器10の動作について説明するが、商品販売状態情報に基づき表示情報を所定の周期で更新する自動販売機用価格表示器10を実施例1とし、設定された時間情報に基づき表示情報を所定の周期で更新する自動販売機用価格表示器10を実施例2として詳細に説明する。
以下、図3以降のフローチャートを参照しながら本実施形態による自動販売機用価格表示器10の動作について説明するが、商品販売状態情報に基づき表示情報を所定の周期で更新する自動販売機用価格表示器10を実施例1とし、設定された時間情報に基づき表示情報を所定の周期で更新する自動販売機用価格表示器10を実施例2として詳細に説明する。
(実施例1の動作)
図3は、実施例1による自動販売機100の動作を示すフローチャートであり、図3(a)に主制御部50の動作が、図3(b)に自動販売機用価格表示器10の動作がそれぞれ示されている。まず、主制御部50の動作から説明する。
図3は、実施例1による自動販売機100の動作を示すフローチャートであり、図3(a)に主制御部50の動作が、図3(b)に自動販売機用価格表示器10の動作がそれぞれ示されている。まず、主制御部50の動作から説明する。
主制御部50は、自動販売機100の主電源の投入が検知され、電力が供給されると(ステップS101“Yes”)、不図示の内部時計から現在時刻情報を読み出す(ステップS102)。ところで、主制御部50は、商品販売毎に、その商品種別、販売金額、販売時刻を含む商品販売状態を常時監視しており、商品販売状態情報として内蔵のメモリに都度記録している。したがって、主制御部50は、現在時刻取得後、メモリを参照することにより、自動販売機100に入金がなく、商品が搬送中でない状態を示す「待機中」状態にあるか否かを判定する(ステップS103)。
ここで自動販売機100が待機中であることが確認されると(ステップS103“Yes”)、主制御部50は、表示制御部20(CPU21)からのプロセッサ間通信による問い合わせに対し、通信線40経由で「待機中状態」であることをステイタス応答する(ステップS104)。一方、入金、あるいは商品搬送中である商品販売中の場合(ステップS103“No”)、主制御部50は、表示制御部20(CPU21)からのプロセッサ間通信による問い合わせに対し、通信線40経由で「販売中状態」であることをステイタス応答(販売中状態を送信)する(ステップS105)。尚、上記の一連の動作は自動販売機100の主電源が遮断(ステップS101“No”)され、主制御部50に電力が供給されなくなったときに終了する。
図3(b)において、自動販売機用価格表示器10に電源が供給されると(ステップS111“Yes”)、表示制御部20(CPU21)は、主制御部50から通信線40、通信部23経由で、販売中から待機中に移行したことを示す販売完了情報を受信したか否かを判定する(ステップS112)。販売完了情報を受信すると(ステップS112“Yes”)、CPU21は、駆動回路部24に対し、所定の周期で繰り返される表示更新期間に対応してリフレッシュのための制御信号を出力する。これを受け、駆動回路部24は、表示情報を電子ペーパ31,32,33,34に順次書き込むリフレッシュ処理を実行する(ステップS113)。
なお、電子ペーパ31,32,33,34のリフレッシュは、上記した白黒反転であり、一日に1回程度書き換えれば良い程度である。また、このとき残像を残さずに明瞭に白黒表示するため、表示制御部20(CPU21)は、例えば、不図示の温度センサにより測定された温度に応じて書替え時間を制御する。なお、上記の一連の処理は、自動販売機100の主電源が遮断され(ステップS111“No”)、自動販売機用価格表示器10に電源供給がなくなったときに終了する。
(実施例1の効果)
上記した自動販売機100では、実施例1による自動販売機用価格表示器10(表示制御部20)が、主制御部50から通信線40経由で販売完了情報を受信し、商品販売中から待機中に移行したタイミングを検知することにより、電子ペーパ31,32,33,34のリフレッシュ処理を実行する。このため、待機中に表示情報が所定の周期で更新されて同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため焼付けが防止され、したがって視認性の悪化を抑制することができる。
上記した自動販売機100では、実施例1による自動販売機用価格表示器10(表示制御部20)が、主制御部50から通信線40経由で販売完了情報を受信し、商品販売中から待機中に移行したタイミングを検知することにより、電子ペーパ31,32,33,34のリフレッシュ処理を実行する。このため、待機中に表示情報が所定の周期で更新されて同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため焼付けが防止され、したがって視認性の悪化を抑制することができる。
なお、実施例1では、自動販売機用価格表示器10が主制御部50から販売完了情報を取得し、その情報を判断してリフレッシュ処理を実行するものとして説明したが、主制御部50で自身が生成する販売完了情報に基づき表示制御部20にリフレッシュ指示を行う構成としてもよい。この場合の動作が実施例1の変形例として図4にフローチャートで示されている。図4(a)に自動販売機100の主制御部50の動作が、図4(b)に自動販売機用価格表示器10の動作がそれぞれ示されている。
図4(a)に示すように、主制御部50は、常時、商品搬出終了を監視しており(ステップS202)、販売中から待機中に移行したときに(ステップS202“Yes”)、主制御部50は、通信線40経由で自動販売機用価格表示器10にリフレッシュコマンドを送信する(ステップS203)。そして、図4(b)に示すように、自動販売機用価格表示器10では、主制御部50からのリフレッシュコマンドを受信すると(ステップS212“Yes”)、電子ペーパ31,32,33,34のリフレッシュ処理を実行する(ステップS213)。このため、実施例1同様、待機中に表示情報が所定の周期で更新されて同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため焼付けが防止され、したがって視認性の悪化を抑制することができる。
(実施例2の動作)
図5は、実施例2による自動販売機100の動作を示すフローチャートであり、図5(a)に自動販売機100の主制御部50の動作が、図5(b)に自動販売機用価格表示器10の動作がそれぞれ示されている。
図5は、実施例2による自動販売機100の動作を示すフローチャートであり、図5(a)に自動販売機100の主制御部50の動作が、図5(b)に自動販売機用価格表示器10の動作がそれぞれ示されている。
ここではまず、主制御部50の動作から説明する。図5(a)において、主制御部50は、自動販売機100の主電源の投入が検知され、主制御部50に電力が供給されると(ステップS301“Yes”)、主制御部50は、内蔵のメモリに設定されてあるリフレッシュ予定時刻、および内部時計から現在時刻を読み出す(ステップS302)。次に、主制御部50は、通信線40経由で自動販売機用価格表示器10に対し、リフレッシュ予定時刻、および現在時刻を送信する(ステップS303)。尚、上記の一連の動作は自動販売機100の主電源が遮断(ステップS301“No”)され、主制御部50に電力が供給されなくなったときに終了する。
図5(b)において、自動販売機用価格表示器10に電源が供給されると(ステップS511“Yes”)、表示制御部20(CPU21)は、主制御部50から通信線40、通信部23経由で取得されるリフレッシュ予定時刻を取得するか、あるいはメモリ22に記憶してあるリフレッシュ予定時刻を読み出す(ステップS312)。続いてCPU21は、電源投入時に主制御部50から送信された現在時刻の有無を判定し(ステップS313)、既に受信済みの場合(ステップS313“Yes”)、その現在時刻情報を内部時計へセットする(ステップS314)。
一方、現在時刻を受信していない場合(ステップS313“No”)、あるいはステップS314で現在時刻のセット後、CPU21は、主制御部50からのリフレッシュ予定時刻の受信有無を判定する(ステップS315)。CPU21は、主制御部50から受信していれば(ステップS315“Yes”)、その内容に合わせてリフレッシュ予定時刻の更新を行なう(ステップS316)。一方、リフレッシュ予定時刻を受信していない場合(ステップS315“No”)、あるいはステップS316でリフレッシュ予定時刻更新後、CPU21は、主制御部50から現在時刻を受信済みか否かについて判定する(ステップS317)。
ここで、現在時刻を受信していれば(ステップS317“Yes”)、CPU21は、内部時計による計時を監視し(ステップS318)、リフレッシュ予定時刻に達したときに(ステップS318“Yes”)、電子ペーパ31,32,33,34のリフレッシュを行うように駆動回路部24に制御信号を出力する。制御信号が入力された駆動回路部24は、表示情報を、電子ペーパ31,32,33,34に順次書き込むリフレッシュ処理を実行する(ステップS319)。
内部時計による計時が未だリフレッシュ予定時刻に達しない場合(ステップS318“No”)、あるいはステップS319のリフレッシュ処理後、CPU21は、ステップS313の現在時刻の受信待ち処理に進み、定時間隔毎にS314以降のリフレッシュ処理を繰り返し、自動販売機用価格表示器10への電力供給が絶たれたときに(ステップS311“No”)、上記した一連の処理を終了する。
(実施例2の効果)
上記した自動販売機100では、実施例2による自動販売機用価格表示器10(表示制御部20)が、主制御部50から、電源投入時に通信により取得される現在時刻情報に基づき表示更新時刻の設定を行い、当該設定された表示更新時刻を監視して電子ペーパ31,32,33,34に対し出力される表示情報を所定の表示更新時刻に更新するリフレッシュ処理を実行する。このため、待機中に表示情報が所定の周期で更新されて同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため焼付けが防止され、したがって視認性の悪化を抑制することができる。
上記した自動販売機100では、実施例2による自動販売機用価格表示器10(表示制御部20)が、主制御部50から、電源投入時に通信により取得される現在時刻情報に基づき表示更新時刻の設定を行い、当該設定された表示更新時刻を監視して電子ペーパ31,32,33,34に対し出力される表示情報を所定の表示更新時刻に更新するリフレッシュ処理を実行する。このため、待機中に表示情報が所定の周期で更新されて同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため焼付けが防止され、したがって視認性の悪化を抑制することができる。
なお、実施例2では、自動販売機用価格表示器10が主制御部50から通信線経由で取得される現在時刻に基づき表示更新時刻の設定を行い、当該設定された表示更新時刻を監視して電子ペーパ31,32,33,34のリフレッシュ処理を実行するものとして説明したが、主制御部50が、例えば、リモコンで設定した時刻を監視し、その設定時刻に達したときに通信線40経由で自動販売機用価格表示器10にリフレッシュ指示を行う構成にしてもよい。この場合の動作が実施例2の変形例として図6にフローチャートで示されている。図6(a)に自動販売機100の主制御部50の動作が、図6(b)に自動販売機用価格表示器10の動作がそれぞれ示されている。
図6(a)によれば、主制御部50は、内蔵メモリおよび内部時計から、リフレッシュ予定時刻および現在時刻を読み出し(ステップS402)、内部時計による計時を監視する(ステップS403)。そして内部時計がリフレッシュ予定時刻に達したときに(ステップS403“Yes”)、自動販売機用価格表示器10にリフレッシュコマンドを送信する(ステップS404)。
図6(b)によれば、自動販売機用価格表示器10では、表示制御部20のCPU21がリフレッシュコマンドを受信したか否かを監視している(ステップS412)。リフレッシュコマンドを受信すると(ステップS412“Yes”)、CPU21は、駆動回路部24のゲートドライバに対し、所定の表示更新時刻に対応してリフレッシュのための制御信号を出力し、表示情報を、電子ペーパ31,32,33,34に順次書き込むリフレッシュ処理を実行する(ステップS413)。
このため、変形例によっても実施例2同様、待機中に表示情報が所定の周期で更新されて同一内容が長時間継続して電子ペーパに表示されることがなくなるため焼付けが防止され、したがって視認性の悪化を抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…自動販売機用価格表示器、10a…価格表示器、20…表示制御部、21…CPU、22…メモリ、23…通信部、24…駆動回路部、31,32,33,34…電子ペーパ、40…通信線、50…主制御部
Claims (2)
- 電子ペーパを用いて商品の価格表示を行う自動販売機用価格表示器であって、
前記自動販売機の主制御部から、通信により取得される商品販売状態情報が、販売中から待機中に移行したことを契機に、前記電子ペーパに対し出力される表示情報を所定の周期で更新する表示制御部、
を備えたことを特徴とする自動販売機用価格表示器。 - 電子ペーパを用いて商品の価格表示を行う自動販売機用価格表示器であって、
前記自動販売機の主制御部から、電源投入時に通信により取得される現在時刻情報に基づき表示更新時刻の設定を行い、当該設定された表示更新時刻を監視して前記電子ペーパに対し出力される表示情報を更新する表示制御部、
を備えたことを特徴とする自動販売機用価格表示器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012283635A JP2014127049A (ja) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | 自動販売機用価格表示器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012283635A JP2014127049A (ja) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | 自動販売機用価格表示器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014127049A true JP2014127049A (ja) | 2014-07-07 |
Family
ID=51406477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012283635A Pending JP2014127049A (ja) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | 自動販売機用価格表示器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014127049A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110352A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | Necプラットフォームズ株式会社 | 自動販売機 |
-
2012
- 2012-12-26 JP JP2012283635A patent/JP2014127049A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110352A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | Necプラットフォームズ株式会社 | 自動販売機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5904791B2 (ja) | 電気光学ディスプレイを駆動する方法 | |
KR101319340B1 (ko) | 액정표시장치 | |
US20150378508A1 (en) | Touch Screen Display Device | |
US20150103104A1 (en) | Display driving circuit, display device, and portable terminal including the display driving circuit and the display device | |
JP2008197634A (ja) | 情報を表示する装置及び方法 | |
US20130328897A1 (en) | Reducing Output Latency in an Electrophoretic Display Controller | |
US10467976B2 (en) | Drive circuit for display device and display device | |
US10210833B2 (en) | Display device | |
CN103794168A (zh) | 显示驱动器电路、包括其的显示设备以及操作其的方法 | |
US20160048907A1 (en) | Electronic shelf label display apparatus and system, and operating method thereof | |
KR20130057014A (ko) | 터치 스크린 패널 및 이를 포함하는 표시 장치 | |
US20160071476A1 (en) | Electronic information label and displaying method thereof | |
US10459569B2 (en) | Liquid crystal display device | |
US10013103B2 (en) | Display device and method of driving the same | |
JP2014235456A (ja) | 自動販売機用の表示器 | |
JP2014127049A (ja) | 自動販売機用価格表示器 | |
US8823891B2 (en) | Bi-stable chiral splay nematic mode liquid crystal display device and method of driving the same | |
JP2013109291A (ja) | 表示装置及び表示装置の制御方法 | |
JP2013109291A5 (ja) | 表示装置、表示装置の制御方法及び制御装置 | |
JP2012198287A (ja) | 集積回路装置、電気光学装置及び電子機器 | |
CN102226942B (zh) | 一种桥接sdram的电子墨水控制器 | |
KR20180079610A (ko) | 표시장치 및 그의 구동방법 | |
US20150379965A1 (en) | Electronic information label | |
US10593296B2 (en) | Electronic device and method for selectively illuminating regions of a display screen of the electronic device | |
CN109480547A (zh) | 一种新型无人售货柜展示装置 |