JP2014126596A - 撮像装置、撮像方法、および撮像プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、および撮像プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】煩雑な作業が不要でありながら、常に適正な撮影モードによる撮影を可能にする撮像装置、撮像方法、および撮像プログラムを提供する。
【解決手段】撮像装置1は、被写体の状態を特定する特定部71と、特定部71により特定された被写体の状態に応じて、連続的に複数枚の撮影画像を取得するための連写モードにより撮影するか否か決定する決定部72と、決定部72によって、連写モードにより撮影することが決定されると、連写モードによる撮影を実施する撮影部74と、を有する。また、決定部72によって、連写モードにより撮影することが決定された場合に、ユーザーに対して連写モードによる撮影が行われる旨を通知する通知部73を、さらに有してもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置、撮像方法、および撮像プログラムに関する。
近年、デジタルカメラのような撮像装置は多機能化している。たとえば、シャッターボタンが押されたときに、1回の撮影を実施する単写モードと、連続的に複数回の撮影を実施する連写モードと、を有する撮像装置がある。
特許文献1には、単写モードと連写モードを有する撮像装置について記載されている。
一般に、連写モードは、手ブレや被写体ブレといった撮影ミスを最小限に防ぐためや、一瞬のシャッターチャンスを逃さないために使用され、ユーザーにとって便利な撮影モードである。
特開2012−215798号公報
しかし、特許文献1に記載の撮像装置の例のように、従来の撮像装置では、単写モードと連写モードの切り替えは手動で行われる。そのため、設定されているモードを間違えてシャッターボタンを押してしまうユーザーもいる。
たとえば、単写モードで撮影されると思い込んでシャッターボタンを押したが、実際には連写モードで撮影されてしまう、といったことが起こり得る。このような、ユーザーにとって無駄となる撮影が行われないようにするためには、ユーザーが撮影前に注意深く設定内容を確認する必要があり、煩雑な作業となる。
一方、連写モードで撮影されると思い込んでシャッターボタンを押したが、実際には単写モードで撮影されてしまう、といったことも起こり得る。この場合には、1回の撮影しか実施されず、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうおそれがある。これを防ぐためには、やはり、ユーザーが撮影前に注意深く設定内容を確認する必要があり、煩雑な作業となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、煩雑な作業が不要でありながら、常に適正な撮影モードによる撮影を可能にする撮像装置、撮像方法、および撮像プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る撮像装置は、被写体の状態を特定する特定部と、前記特定部により特定された前記被写体の状態に応じて、連続的に複数枚の撮影画像を取得するための連写モードにより撮影するか否か決定する決定部と、前記決定部によって、前記連写モードにより撮影することが決定されると、当該連写モードによる撮影を実施する撮影部と、を有する。
また、前記決定部によって、前記連写モードにより撮影することが決定された場合に、ユーザーに対して前記連写モードによる撮影が行われる旨を通知する通知部を、さらに有してもよい。
本発明によれば、被写体の状態に応じて、連写モードによる撮影を実施するか否か決定している。これにより、撮影ミスが起こりそうな状況やシャッターチャンスを逃しそうな状況下に限って、連写モードによる撮影が自動的に行われる。その結果、撮影前に注意深く設定内容を確認するといった煩雑な作業は不要となり、単写モードおよび連写モードのいずれかの撮像モードによる適正な撮影が可能になる。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 画像処理部の機能構成例を示すブロック図である。 連写モードで撮影された複数枚の撮像画像の例を示す図である。 撮像処理の手順を示すフローチャートである。 連写モードによる撮影が行われる旨を撮影前に通知する1次通知画面の例を示す図である。 連写モードによる撮影が行われる旨を撮影中に通知する2次通知画面の例を示す図である。 1次通知画面および2次通知画面の変形例について説明するための図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<撮像装置1>
図1は、撮像装置1の概略構成を示すブロック図であり、図2は、撮像装置1内の画像処理部36の機能構成例を示すブロック図である。また、図3は、撮像装置1により連写モードで撮影された複数枚の撮像画像の例を示す図である。
以下、図1〜図3を参照して、撮像装置1について説明する。
本実施形態の撮像装置1は、デジタルカメラなどの一般的なカメラである。
図1に示すとおり、撮像装置1は、筐体10と、筐体10の前面側に設けられ被写体の画像を取得するレンズ部20と、筐体10の背面側に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部30と、を主な構成要素としている。
レンズ部20は、光学系21と、レンズ駆動部22と、を有する。
光学系21は、複数のレンズ、たとえば、ズームレンズやフォーカスレンズにより構成される。ズームレンズを光軸に沿って移動させることにより、被写体像を拡大又は縮小することができる。また、フォーカスレンズを光軸に沿って移動させることにより、被写体像のピントを調整することができる。また、光学系21には、レンズの他に、開口部の大きさを調整し、透過する光の量を調整するための絞り等が含まれている。
レンズ駆動部22は、光学系21に含まれる各種レンズを駆動する。たとえば、レンズ駆動部22は、ズームレンズを駆動するズームモーター、又はフォーカスレンズを駆動するフォーカスモーター等により構成される。各モーターは、ステッピングモーター、DCモーター等により実現される。また、レンズ駆動部22は、各種モーターを制御するためのCPU(Central Processing Unit)を備えていてもよい。
また、筐体10には、図1に示すとおり、シャッター31と、シャッター駆動部32と、イメージセンサー33と、AFE(アナログフロントエンド)34と、TG(タイミングジェネレーター)35と、画像処理部36と、内部メモリー37と、外部メモリー38と、が収められている。
シャッター31は、イメージセンサー33の状態を露光状態または遮光状態のいずれかに切り替える。シャッター駆動部32は、ステッピングモーター、DCモーター等により構成され、レリーズ信号に応じてシャッター31を駆動する。
イメージセンサー33は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等によって構成される。イメージセンサー33は、レンズ部20が集光した光を受光して光電変換を行うことによって、光を電気信号(アナログ信号)に変換する。
AFE34は、イメージセンサー33において光電変換されたアナログ信号に増幅(ゲイン調整)等の信号処理を施した後、デジタル信号に変換して画像処理部36に出力する。AFE34は、たとえば、アナログアンプやA/D変換器等によって実現される。なお、AFE34から出力されたデジタル信号は、後述する画像処理部36内の信号処理部61およびオート機能部64に供給される。
TG35は、イメージセンサー33を駆動するタイミングパルスを生成し、イメージセンサー33において光電変換された電気信号を画像処理部36に出力させる。
画像処理部36は、撮像装置1全体を制御する。たとえば、画像処理部36は、図1に示すとおり、信号処理部61と、メモリーコントローラー62と、メモリーカードコントローラー63と、オート機能部64と、メインCPU65と、画像出力部66と、を有し、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。
信号処理部61は、AFE34から出力されたデジタル信号に各種信号処理を施し、撮像画像に相当する輝度データおよび色差データを生成する。たとえば、信号処理部61は、ノイズを除去する処理(クランプ)、欠陥画素を検出して補正する処理、各画素当たりR、G、Bの3色分のデータを生成する処理(デモザイク)、色再現性を改善する処理(リニアマトリクス)、ホワイトバランスを調整する処理、主要被写体(人など)の輪郭を補正する処理、明るさの調整(ガンマ補正)、RGBデータをYCbCrデータに変換する処理(YC変換)、色相等を調整する処理(色差補正)といった処理を行う。
メモリーコントローラー62は、外部メモリー38に対し各種データの入出力を行う。たとえば、外部メモリー38には、信号処理部61により生成された撮像画像(輝度データおよび色差データ)が格納される。
メモリーカードコントローラー63は、メモリーカード40に対し各種データの入出力を行う。たとえば、信号処理部61により生成された撮像画像(輝度データおよび色差データ)は、メモリーカード40に格納されてもよい。
オート機能部64は、撮像画像内の中心部分の高周波成分が高くなるように、フォーカスレンズを移動させる(オートフォーカス機能)。また、オート機能部64は、被写体の明度に応じた露光が得られるように、絞りやシャッター速度を制御する(オート露光機能)。また、オート機能部64は、被写体の色温度に応じた適正なホワイトバランスが得られるように、AFE34における各色信号のゲインを調節する(オートホワイトバランス機能)。
メインCPU65は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するプロセッサ等から構成される制御回路であり、画像処理部36の各機能は、それに対応するプログラムをメインCPU65が実行することにより発揮される。
画像出力部66は、撮像画像や、リアルタイムに被写体を観察するための画像(いわゆるライブビュー画像)を表示部30に表示させる処理を実行する。また、画像出力部66は、通信可能に接続されたテレビ(TV)50に撮像画像を送信して、テレビ50のモニタに撮像画像を表示させることもできる。
内部メモリー37は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。内部メモリー37は、撮像装置1の内部に固定的に設けられるフラッシュメモリーおよびRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーを用いて実現される。
外部メモリー38は、メインCPU65により実行される各種プログラムや各種データ(撮像画像等を含む)を格納する補助記憶装置である。外部メモリー38には、たとえば、フラッシュメモリー等が採用される。
表示部30は、たとえば、LCDパネルからなり、撮像画像、いわゆるライブビュー画像、メモリーカード40に記録された画像等を表示する。さらに、表示部30は、各種設定画面、ユーザーへの各種メッセージ等を表示することもできる。
メモリーカード40は、可搬型のメモリーであり、撮像画像など各種画像が格納される。メモリーカード40は、SDメモリーカード等、可搬型のメモリーであればいかなる名称、形態、構造のメモリーであってもよい。
以上のような構成からなる撮像装置1における画像処理部36は、機能構成として、図2に示すとおり、状態特定部71と、モード決定部72と、通知部73と、撮像部74と、を有する。
状態特定部71は、被写体の状態を特定する。たとえば、状態特定部71は、被写体に動きがあるか、すなわち、被写体が動いている状態にあるかを特定する。また、状態特定部71は、被写体が逆光下の状態にあるか、被写体がMIX光源下の状態にあるかを特定してもよい。
なお、被写体が動いている状態とは、ライブビュー画像において主要被写体(たとえば、人、動物、乗り物、風景の一部など)が同一位置に留まっていない状態を指す。また、逆光下の状態とは、太陽からの光が直接レンズ(光学系21)に入射している状態であり、ライブビュー画像において、背景の輝度が高く(明るく)、主要被写体の輝度が低い(暗い)状態を指す。また、MIX光源下の状態とは、複数の光源(たとえば、太陽光と蛍光灯)が混在している状態であり、ライブビュー画像から得られる分光分布に複数のピーク波長が存在する状態を指す。
モード決定部72は、被写体の状態に応じて、連続的に複数枚の撮影画像を取得するための連写モードにより撮影するか否か決定する。具体的には、モード決定部72は、撮影ミスが起こりそうな状況およびシャッターチャンスを逃しそうな状況下のときに、連写モードにより撮影することを決定する。たとえば、被写体が動いている状態にある場合には、被写体ブレが発生しやすく、シャッターチャンスも逃しやすいため、モード決定部72は、連写モードにより撮影することを決定する。また、被写体が逆光下の状態にある場合や、被写体がMIX光源下にある場合には、適正な撮影条件(設定値)で撮影されないことがあるため、撮影ミスが発生しやすく、撮影毎に撮影条件を変更しながら連写モードにより撮影することを決定する。なお、モード決定部72は、連写モードによる撮影をしないことが決定された場合には、単写モードにより撮影することを決定する。
通知部73は、連写モードにより撮影することが決定された場合に、ユーザーに対して連写モードによる撮影が行われる旨を通知する。たとえば、通知部73は、連写モードによる撮影の開始前に、撮影予定の枚数を表示部30に表示する(1次通知)。また、連写モードでの撮影中には、連写モードによる撮影が実施中であることを示す表示、たとえば、撮影の残り枚数(回数)を表示部30に表示する(2次通知)。なお、表示部30への表示に限らず、音声、振動等により同様の通知を行うようにしてもよい。
撮像部74は、撮像装置1の各部(たとえば、光学系21、シャッター31、TG35、信号処理部61、オート機能部64等)を制御して、被写体を撮像する。たとえば、撮像部74は、光学系21により形成された被写体像を、イメージセンサー33により撮像させる。このとき、イメージセンサー33において生成された撮像画像は、信号処理部61において上記の各種処理が施され、所定の記憶領域(たとえば、外部メモリー38、メモリーカード40)に格納される。
また、撮像部74は、モード決定部72により決定された撮影モードに従って撮影する。たとえば、連写モードにより撮影することが決定された場合には、図3に示すように、連写モードによる撮影(連続撮影)を実施する。図3には、ハンモックに乗って動いている状態の主要被写体(図示する例では子供)を連写モードにより撮影して得られた3枚の撮像画像が示されている。このように、連写モードで撮影することにより、3枚のうち2枚が被写体ブレを起こしていても残り1枚は撮影に成功している場合もあり、撮影に成功した撮像画像を得やすくなる。また、複数枚の撮像画像からより良い1枚を選択できるため、シャッターチャンスを逃さない撮影モードと言える。一方、単写モードにより撮影することが決定された場合には、撮像部74は、単写モードによる撮影を実施する。
また、撮像部74は、ライブビュー用のイメージセンサー(不図示)を用いて、ライブビュー画像を撮像し、画像出力部66を介して表示部30にライブビュー画像を表示することもできる。
なお、上記の状態特定部71、モード決定部72、通知部73、撮像部74は、メインCPU65が、外部メモリー38にインストールされているプログラムを内部メモリー37に読み出して実行することにより実現される。
次に、撮像装置1の動作について説明する。
<撮像処理>
図4は、撮像装置1で実行される撮像処理の手順を示すフローチャートである。また、図5は、連写モードによる撮影が行われる旨を撮影前に通知する画面(1次通知画面)の例を示す図であり、図6は、連写モードによる撮影が行われる旨を撮影中に通知する画面(2次通知画面)の例を示す図である。
以下、図4〜図6を参照して、撮像処理の手順について説明する。
たとえば、撮像装置1は、電源が投入されると、図4に示す撮像処理を開始する。
撮像処理が開始されると、撮像装置1は、撮像部74として機能して、ライブビュー画像を表示部30に表示する(ステップS101)。これにより、ユーザーは、表示部30を見ながら被写体をフレーミングできる。以降、ライブビュー画像の表示は、撮像処理が終了するまで継続して行われているものとする。
続いて、撮像装置1は、撮像部74として機能して、シャッターボタン(不図示)がユーザーにより第1状態にされたか否か判別する(ステップS102)。たとえば、撮像装置1は、シャッターボタンが半押し状態にされたときに、第1状態にされたと判定する。
シャッターボタンがユーザーによって操作されず、第1状態にされない場合には(ステップS102:No)、撮像装置1は、シャッターボタンが第1状態にされるまで待機する。
そして、シャッターボタンが第1状態にされると(ステップS102:Yes)、撮像装置1は、状態特定部71として機能し、被写体の状態を特定する(ステップS103)。
たとえば、ステップS103では、撮像装置1は、被写体が動いているか否か判別する。具体的には、撮像装置1は、撮像部74により刻々と得られるライブビュー画像から主要被写体(たとえば、人、動物、乗り物、風景の一部など)を画像認識により認識し、その主要被写体が時間経過とともに他の位置に移動しているか否か判別する。たとえば、主要被写体の移動量が所定の閾値を超えたときに、その主要被写体が移動したと判断する。
また、ステップS103において、撮像装置1は、被写体が逆光下の状態にあるか否か判別してもよい。この場合には、撮像装置1は、撮像部74により得られる現時点のライブビュー画像から主要被写体を画像認識により認識し、その主要被写体の輝度が背景の輝度と比べて低い(暗い)か否か判別する。
また、ステップS103において、撮像装置1は、被写体がMIX光源下の状態にあるか否か判別してもよい。この場合には、撮像装置1は、撮像部74により得られる現時点のライブビュー画像について分光分布を調べ、ピーク波長が複数の位置に存在するか否か判別する。
上記のいずれかの方法を採用して、被写体の状態が特定の状態(動いている状態、逆光下の状態、MIX光源下の状態、等)にあると判定された場合には(ステップS103:Yes)、撮像装置1は、モード決定部72として機能して、撮像モードを連写モードに決定する(ステップS104)。
撮影モードが連写モードに決定されると、撮像装置1は、引き続きモード決定部72として機能し、連写モードにより撮影する予定の枚数(撮影枚数N)を決定する(ステップS105)。たとえば、撮像装置1は、撮影枚数Nを、予め登録されている枚数(図3に示す例では3枚)に決定する。もちろん、これに限らず、撮像装置1は、被写体の状態に応じて撮影枚数Nを変更してもよい。たとえば、被写体の動きが速ければ被写体ブレがより発生しやすいため、撮影枚数Nを増加させ、反対に、被写体の動きが遅ければ撮影枚数Nを減少させてもよい。
次に、撮像装置1は、通知部73として機能して、被写体の撮影に先立ち、連写モードによる撮影が行われる旨の通知(1次通知)を開始する(ステップS106)。たとえば、撮像装置1は、図5に示すように、表示部30に表示されているライブビュー画像に、ステップS105において決定された撮影枚数Nを表すメッセージ(画像)を合成して表示する(1次通知画面)。
続いて、撮像装置1は、撮像部74として機能して、シャッターボタン(不図示)がユーザーにより第2状態にされたか否か判別する(ステップS107)。たとえば、撮像装置1は、シャッターボタンが全押し状態にされたときに、第2状態にされたと判定する。なお、上記のステップS103〜S106の間は、シャッターボタンはユーザーによって第1状態が維持されているものとし、途中、シャッターボタンが開放された場合には、撮像処理を強制的に終了させる。
ステップS107において、シャッターボタンが第1状態に維持されたまま、第2状態にされない場合には(ステップS107:No)、撮像装置1は、シャッターボタンが第2状態にされるまで待機する。
そして、シャッターボタンが第2状態にされると(ステップS107:Yes)、撮像装置1は、通知部73として機能して、上記のステップ106において開始された1次通知を終了する(ステップS108)。
これとともに、撮像装置1は、通知部73として機能し、連写モードによる撮影が実施中である旨の通知(2次通知)を開始する(ステップS109)。たとえば、撮像装置1は、図6に示すように、表示部30に表示されているライブビュー画像に、撮影の残り枚数(回数)を表すメッセージ(画像)を合成して表示する(2次通知画面)。
続いて、撮像装置1は、撮像部74として機能し、連写モードでの撮影を実施する(ステップS110)。たとえば、撮像装置1は、ステップS105において決定された撮影枚数Nの撮像画像を取得すべく、シャッター31、TG35等を制御する。すなわち、撮像装置1は、イメージセンサー33において生成された撮像画像を画像処理部36に転送する処理を、一定間隔あけてN回繰り返す。もちろん、イメージセンサー33において生成された各撮像画像は、上述したとおり、信号処理部61を経てメモリーカード40に格納される。
なお、撮影毎に、撮影条件を変更してもよい。たとえば、撮像装置1は、被写体が逆光下の状態にある場合には、撮影毎に信号処理部61の設定値(たとえばトーンカーブ)を変更する。これにより、コントラストの異なる複数枚の撮影画像等が得られる。また、撮像装置1は、被写体がMIX光源下にある場合には、オート機能部64を制御して、撮影毎にホワイトバランスを変更する。これにより、ホワイトバランスの異なる複数枚の撮影画像が得られる。
以上の連写モードによる撮影が開始されてから終了するまでの間、ステップS109において開始された2次通知は、継続して行われている。図6に示す例では、撮像装置1は、撮影が1回行われる度に、撮影の残り枚数を1枚分減少させて表示する。
そして、撮像枚数N分の撮影が終了すると、撮像装置1は、通知部73として機能して、2次通知を終了し(ステップS111)、撮像処理を終了する。
一方、ステップS103において、被写体の状態が特定の状態(動いている状態、逆光下の状態、MIX光源下の状態、等)にはないと判定された場合には(ステップS103:No)、撮像装置1は、モード決定部72として機能して、撮像モードを単写モードに決定する(ステップS112)。
そして、撮像装置1は、上記のステップS107と同様に、撮像部74として機能して、シャッターボタン(不図示)がユーザーにより第2状態にされたか否か判別する(ステップS113)。
このとき、シャッターボタンが第2状態にされると(ステップS113:Yes)、撮像装置1は、引き続き撮像部74として機能し、単写モードでの撮影を実施する(ステップS114)。たとえば、撮像装置1は、1枚の撮像画像を取得すべく、シャッター31、TG35等を制御してイメージセンサー33において生成された撮像画像を画像処理部36に転送させる。そして、撮像画像は、信号処理部61を経てメモリーカード40に格納される。
その後、撮像装置1は、撮像処理を終了する。
以上の撮像処理が撮像装置1において実行されることにより、被写体の状態に応じて、適正な撮像モードが選択される。たとえば、撮影ミスが起こりそうな状況やシャッターチャンスを逃しそうな状況下に限って、連写モードによる撮影が自動的に行われる。
また、上記実施形態では、シャッターボタンが半押しの状態(1次状態)にされてから、全押しの状態(2次状態)にされるまでの間、すなわち、連写モードによる撮影の開始前に、1次通知を行っている。そのため、ユーザーは、連写モードによる撮影が行われることを事前に知ることができる。これにより、撮像装置1が状況を判断して自動的に連写モードを開始したにも関わらず、ユーザーがこれを知らずに単写モードと思い込んで撮像装置1を主要被写体から逸らしてしまう、といった事態を防げる。その結果、主要被写体が存在しない方向に撮像装置1を向けて撮影してしまう、といったことはなくなる。
また、上記実施形態では、シャッターボタンが全押し(2次状態に)された後、連写モードによる撮影が終了するまで、2次通知を行っている。そのため、ユーザーは、連写モードによる撮影が終了したのかどうか容易に知ることができる。これにより、連写モードによる撮影がまだ終了していないにも関わらず、ユーザーがこれを知らずに撮像装置1を主要被写体から逸らしてしまう、といった事態を防げる。
なお、上記した各フローチャートの各処理単位は、撮像装置1の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。撮像装置1で行われる処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
<変形例>
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
たとえば、上記実施形態では、撮像装置1は、図5に示す1次通知画面のように、連写モードによる撮影の予定枚数Nを表示部30に表示している。また、上記実施形態では、撮像装置1は、図6に示す2次通知画面のように、連写モードによる撮影の残り枚数を表示部30に表示している。しかし、本発明は、図5、図6に示すような1次通知画面、2次通知画面を表示する必要はなく、他の表示方法を採用してもよい。
図7は、1次通知画面および2次通知画面の変形例について説明するための図である。たとえば、撮像装置1は、図7に示すように、予定されている撮影枚数N分のマーク(たとえば星型のマーク)を1次通知画面に並べて表示してもよい。また、表示装置1は、2次通知画面において、撮影が実施される度に、図7に示すマークの数を減少させてもよい。
また、撮像装置1は、2次通知画面において、撮影が実施される度に、撮影の残り枚数を表すメッセージ(画像)の色、フォント、サイズ等を変更してもよい。
以上の撮像装置1の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な撮像装置1が備える構成を排除するものではない。
また、上記した画像処理部36の各機能構成は、各機能構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。各機能構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、撮像装置1を動作させるプログラムは、USBメモリー、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、外部メモリー38等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、撮像装置1の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
また、上記したメインCPU65によって行われる処理は、専用のハードウェア回路によっても実現することもできる。この場合には、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
1 撮像装置、
10 筐体、
20 レンズ部、
21 光学系、
22 レンズ駆動部、
30 表示部、
31 シャッター、
32 シャッター駆動部、
33 イメージセンサー、
34 AFE、
35 TG、
36 画像処理部、
37 内部メモリー、
38 外部メモリー、
40 メモリーカード、
50 TV、
61 信号処理部、
62 メモリーコントローラー、
63 メモリーカードコントローラー、
64 オート機能部、
65 メインCPU、
66 画像出力部、
71 状態特定部、
72 モード決定部、
73 通知部、
74 撮像部。

Claims (18)

  1. 被写体の状態を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記被写体の状態に応じて、連続的に複数枚の撮影画像を取得するための連写モードにより撮影するか否か決定する決定部と、
    前記決定部によって、前記連写モードにより撮影することが決定されると、当該連写モードによる撮影を実施する撮影部と、を有する撮像装置。
  2. 前記決定部によって、前記連写モードにより撮影することが決定された場合に、ユーザーに対して前記連写モードによる撮影が行われる旨を通知する通知部を、さらに有する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記通知部は、前記連写モードによる撮影の開始前に通知する、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記通知部は、シャッターボタンが半押しされた状態であって、前記シャッターボタンが全押しされる前に通知する、請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記通知部は、前記連写モードによる撮影の開始前に、撮影予定の枚数を表示する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記通知部は、前記連写モードによる撮影中に、ユーザーに対して前記連写モードによる撮影が実施中である旨を通知し続ける、請求項2〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記通知部は、シャッターボタンが全押しされた後、前記連写モードによる撮影が終了するまで、前記連写モードによる撮影が実施中である旨を通知し続ける、請求項2〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記通知部は、前記連写モードによる撮影中に、撮影の残り回数を表示する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記通知部は、表示、音声、および振動の少なくともいずれかにより通知する、請求項2〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記特定部は、前記被写体が動いている状態にあるかを特定する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記特定部は、前記被写体が逆光下の状態にあるか、又は前記被写体がMIX光源下の状態にあるかを特定する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記決定部は、前記被写体の状態に応じて撮影枚数を変更する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記決定部は、前記被写体の動きの速度に応じて撮影枚数を変更する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記決定部は、前記連写モードによる撮影枚数を、予め登録されている枚数とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 被写体の状態を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップにおいて特定された前記被写体の状態に応じて、連続的に複数枚の撮影画像を取得するための連写モードにより撮影するか否か決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて、前記連写モードにより撮影することが決定されると、当該連写モードによる撮影を実施する撮影ステップと、を行う撮像方法。
  16. 前記決定ステップにおいて、前記連写モードにより撮影することが決定された場合に、ユーザーに対して前記連写モードによる撮影が行われる旨を通知する通知ステップを、さらに行う請求項15に記載の撮像方法。
  17. 被写体の状態を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップにおいて特定された前記被写体の状態に応じて、連続的に複数枚の撮影画像を取得するための連写モードにより撮影するか否か決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて、前記連写モードにより撮影することが決定されると、ユーザーに対して前記連写モードによる撮影が行われる旨を通知する通知ステップと、をコンピューターに実行させる撮像プログラム。
  18. 前記決定ステップにおいて、前記連写モードにより撮影することが決定された場合に、ユーザーに対して前記連写モードによる撮影が行われる旨を通知する通知ステップを、前記コンピューターにさらに実行させる請求項17に記載の撮像プログラム。
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