JP2014125934A - Lubricant supply mechanism of engine - Google Patents
Lubricant supply mechanism of engine Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014125934A JP2014125934A JP2012282275A JP2012282275A JP2014125934A JP 2014125934 A JP2014125934 A JP 2014125934A JP 2012282275 A JP2012282275 A JP 2012282275A JP 2012282275 A JP2012282275 A JP 2012282275A JP 2014125934 A JP2014125934 A JP 2014125934A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- lubricating oil
- oil
- exhaust
- oil passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
Description
本発明は、回転するカムによってエンジンの吸排気バルブを開閉させる動弁機構の上方から潤滑油を滴下することによって、当該潤滑油を前記動弁機構の潤滑部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構の技術に関する。 The present invention provides an engine lubricating oil supply that supplies the lubricating oil to a lubricating portion of the valve operating mechanism by dropping the lubricating oil from above a valve operating mechanism that opens and closes an intake / exhaust valve of the engine by a rotating cam. It relates to mechanism technology.
従来、回転するカムによってエンジンの吸排気バルブを開閉させる動弁機構の上方から潤滑油を滴下することによって、当該潤滑油を前記動弁機構の潤滑部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。 Conventionally, a lubricating oil supply mechanism for an engine that supplies lubricating oil to a lubricating portion of the valve operating mechanism by dropping lubricating oil from above a valve operating mechanism that opens and closes an intake / exhaust valve of the engine by a rotating cam. The technology is known. For example, as described in Patent Document 1.
特許文献1に記載のエンジンの潤滑油供給機構は、カムシャフトに形成された油路を介して供給される潤滑油を、当該カムシャフトに形成されるカムの上方から滴下することで、当該カムの潤滑を行うものである。 The engine lubricating oil supply mechanism described in Patent Document 1 drops the lubricating oil supplied via an oil passage formed on the camshaft from above the cam formed on the camshaft, thereby It is intended to lubricate.
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、潤滑油を回転するカムに直接当たるように滴下すると、大量の潤滑油が当該カムに付着することになる。当該潤滑油は、回転するカムの遠心力によって周囲に飛ばされ、他の部材(例えば、シリンダヘッドカバー等)に付着する。当該潤滑油には、飛ばされた勢いによって気泡が発生し、種々の弊害(例えば、当該潤滑油を用いて駆動される油圧機器の作動不良、当該潤滑油の酸化の促進等)が生じるおそれがある。 However, when the lubricating oil is dropped so as to directly contact the rotating cam as in the technique described in Patent Document 1, a large amount of lubricating oil adheres to the cam. The lubricating oil is blown away by the centrifugal force of the rotating cam and adheres to other members (for example, a cylinder head cover). Bubbles are generated in the lubricating oil due to the blown momentum, and various adverse effects (for example, malfunction of hydraulic equipment driven using the lubricating oil, promotion of oxidation of the lubricating oil, etc.) may occur. is there.
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、滴下された潤滑油がカムに直接当たるのを防止することができるエンジンの潤滑油供給機構を提供することである。 The present invention has been made in view of the above situation, and a problem to be solved is to provide a lubricating oil supply mechanism for an engine that can prevent the dropped lubricating oil from directly hitting a cam. That is.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
即ち、請求項1においては、回転するカムによってエンジンの吸排気バルブを開閉させる動弁機構の上方から潤滑油を滴下することによって、当該潤滑油を前記動弁機構の潤滑部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構であって、前記カムは、その回転途中において、滴下された潤滑油の滴下経路を一時的に遮るものであり、滴下された潤滑油が前記滴下経路を遮った状態の前記カムに直接当たらないようなタイミングで、当該潤滑油を滴下することを特徴とするものである。 That is, according to the first aspect of the present invention, the lubricating oil is dropped from above the valve operating mechanism that opens and closes the intake / exhaust valve of the engine by the rotating cam, thereby supplying the lubricating oil to the lubricating portion of the valve operating mechanism. In the lubricating oil supply mechanism, the cam temporarily interrupts the dropping path of the dropped lubricating oil in the middle of its rotation, and the dropped lubricating oil blocks the dropping path. The lubricating oil is dropped at a timing that does not directly hit the cam.
請求項2においては、前記カムが前記滴下経路を遮るようにその先端を略水平方向に向けている第一状態から、前記カムが前記第一状態からその先端が下方を向く方向に回転し、当該先端を略鉛直上方に向けている第二状態になるまでの間に、前記潤滑油が滴下されることを特徴とするものである。 In claim 2, from the first state in which the tip of the cam is directed in a substantially horizontal direction so as to block the dropping path, the cam rotates from the first state in a direction in which the tip is directed downward. The lubricating oil is dripped until the second state in which the tip is directed substantially vertically upward.
請求項3においては、前記カムがその先端を略鉛直上方に向けている第一状態から、前記カムが前記第一状態からその先端が前記滴下経路から離れる方向に回転し、当該先端を略鉛直下方に向けている第二状態になるまでの間に、前記潤滑油が滴下されることを特徴とするものである。 According to a third aspect of the present invention, the cam rotates from the first state in which the tip is away from the dropping path from the first state in which the tip is directed substantially vertically upward, and the tip is substantially vertical. The lubricating oil is dripped until the second state is directed downward.
請求項4においては、前記カムが設けられるカムシャフトと、前記カムシャフトを回転可能に支持するカムハウジングと、潤滑油を前記動弁機構へと滴下する給油部材と、に亘って形成される油路を具備し、回転する前記カムシャフトが所定の回転位置に到達した場合にのみ、前記カムハウジング、前記カムシャフト及び前記給油部材に形成された油路が互いに連通し、当該油路を介して前記給油部材へと供給される潤滑油が当該給油部材から滴下されることを特徴とするものである。 The oil formed over the camshaft in which the cam is provided, a cam housing that rotatably supports the camshaft, and an oil supply member that drops lubricating oil onto the valve operating mechanism. An oil passage formed in the cam housing, the camshaft, and the oil supply member communicates with each other only when the rotating camshaft has a predetermined rotational position. The lubricating oil supplied to the oil supply member is dropped from the oil supply member.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
請求項1においては、滴下された潤滑油がカムに直接当たるのを防止することができる。これによって、カムに当たった潤滑油が当該カムの遠心力によって周囲に飛ばされて、当該潤滑油に気泡が発生するのを抑制することができる。従って、当該潤滑油を用いる油圧機器の作動不良や当該潤滑油の酸化の促進等の弊害を抑制することができる。 According to the first aspect, the dropped lubricating oil can be prevented from directly hitting the cam. Accordingly, it is possible to prevent the lubricating oil that has hit the cam from being blown around by the centrifugal force of the cam and generating bubbles in the lubricating oil. Therefore, adverse effects such as malfunction of hydraulic equipment using the lubricating oil and promotion of oxidation of the lubricating oil can be suppressed.
請求項2においては、滴下された潤滑油がカムに直接当たるのを防止することができる。 According to the second aspect of the present invention, the dropped lubricating oil can be prevented from directly hitting the cam.
請求項3においては、滴下された潤滑油がカムに直接当たるのを防止することができる。 According to the third aspect of the present invention, the dropped lubricating oil can be prevented from directly hitting the cam.
請求項4においては、カムシャフトの回転を利用して、給油部材から任意のタイミングで潤滑油を滴下させることができる。 According to the fourth aspect of the present invention, the lubricating oil can be dropped from the oil supply member at an arbitrary timing by utilizing the rotation of the camshaft.
以下では、図中に示した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向を定義する。 Below, according to the arrow shown in the figure, the up-down direction, the left-right direction, and the front-back direction are defined.
まず、図1から図8までを用いて、本発明の第一の実施形態に係る潤滑油供給機構を具備するエンジン1の構成について説明する。 First, the configuration of the engine 1 including the lubricating oil supply mechanism according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施形態に係るエンジン1は、直列4気筒16バルブのDOHCガソリンエンジンである。以下では、前後方向に並んだ4つの気筒のうち1つの気筒に主に着目して説明を行う。エンジン1は、主としてシリンダヘッド10、シリンダヘッドカバー20、動弁機構30、カムキャップ50及び給油部材100を具備する。
The engine 1 according to this embodiment is a DOHC gasoline engine with an in-line four-
図1、図3及び図5に示すシリンダヘッド10は、シリンダブロック(不図示)と共にエンジン1の主たる構造体となるものである。シリンダヘッド10は、前記シリンダブロック(不図示)の上部に固定される。シリンダヘッド10は、主として吸気側軸受部12、排気側軸受部14、オイルギャラリー16及びカムジャーナル用油路18を具備する。
A
図1及び図5に示す吸気側軸受部12は、後述する吸気側カムシャフト40を下方から回転可能に支持するものである。吸気側軸受部12は、正面視において上方が開放された半円状の凹部となるように、シリンダヘッド10の左部に形成される。
The intake
図1、図3及び図5に示す排気側軸受部14は、後述する排気側カムシャフト42を下方から回転可能に支持するものである。排気側軸受部14は、正面視において上方が開放された半円状の凹部となるように、シリンダヘッド10の右部に形成される。
The exhaust
図1及び図3に示すオイルギャラリー16は、エンジン1の各部(例えば、後述するラッシュアジャスタ38等)へと潤滑油を案内するための油路である。オイルギャラリー16は、シリンダヘッド10の左右側壁近傍を前後方向に通るように形成される。
The
図3に示すカムジャーナル用油路18は、シリンダヘッド10の右部に形成され、排気側軸受部14へと潤滑油を案内するための油路である。カムジャーナル用油路18の一端はオイルギャラリー16と連通され、カムジャーナル用油路18の他端(端部18a)はシリンダヘッド10の排気側軸受部14(より詳細には、排気側軸受部14の右端部)と連通される。
The cam
なお、本実施形態においては図示を省略しているが、カムジャーナル用油路18はシリンダヘッド10の左部にも形成され、左側のオイルギャラリー16と吸気側軸受部12とを連通している。
Although not shown in the present embodiment, the cam
図1に示すシリンダヘッドカバー20は、シリンダヘッド10の上部を覆うものである。シリンダヘッドカバー20はシリンダヘッド10の上部に載置され、ボルト等によって適宜固定される。
A
図1に示す動弁機構30は、エンジン1の吸気ポート及び排気ポート(不図示)を所定のタイミングで開閉させるためのものである。動弁機構30は、主として吸気バルブ32、排気バルブ34、ロッカアーム36・36、ラッシュアジャスタ38・38、吸気側カムシャフト40及び排気側カムシャフト42を具備する。
A
吸気バルブ32は、エンジン1の吸気ポート(不図示)を開閉するものである。吸気バルブ32は、その長手方向を略上下方向に向けて配置される。吸気バルブ32の下端は前記吸気ポートまで延設される。吸気バルブ32の上下中途部は、シリンダヘッド10に摺動可能に挿通される。
The
なお、本実施形態においては図示を省略しているが、吸気バルブ32は1つの気筒に対して前後方向に並べて2つ設けられている。
Although not shown in the present embodiment, two
排気バルブ34は、エンジン1の排気ポート(不図示)を開閉するものである。排気バルブ34は、その長手方向を略上下方向に向けて配置される。排気バルブ34の下端は前記排気ポートまで延設される。排気バルブ34の上下中途部は、シリンダヘッド10に摺動可能に挿通される。
The
なお、本実施形態においては図示を省略しているが、排気バルブ34は1つの気筒に対して前後方向に並べて2つ設けられている。
Although not illustrated in the present embodiment, two
ロッカアーム36・36は、吸気バルブ32及び排気バルブ34を開閉駆動させるためのものである。ロッカアーム36・36の一端は、それぞれ吸気バルブ32及び排気バルブ34の上端に上方から当接される。ロッカアーム36・36には、前後方向に向けた軸線を中心として回動可能なローラ36a・36aがそれぞれ設けられる。
The
ラッシュアジャスタ38・38は、バルブクリアランスを調整するためのものである。ラッシュアジャスタ38・38は、それぞれロッカアーム36・36の他端に下方から当接される。
The lash
図1、図2及び図4に示す吸気側カムシャフト40は、ロッカアーム36を所定のタイミングで揺動させることで、吸気バルブ32を開閉駆動させるためのものである。吸気側カムシャフト40は、その長手方向を前後方向に向けた状態で、シリンダヘッド10の吸気側軸受部12に載置される。吸気側カムシャフト40は、正面視反時計回りに回転する。吸気側カムシャフト40は、主としてカム40a・40aを具備する。
The
カム40a・40aは、回転中心(吸気側カムシャフト40の中心)から外周までの距離が一定でない板状に形成された部分である。カム40a・40aは、吸気側カムシャフト40のうちシリンダヘッド10の吸気側軸受部12に載置された部分(カムジャーナル)よりも前方に2つ並べて形成される。当該カム40a・40aは、吸気バルブ32側のロッカアーム36(より詳細には、ローラ36a)に上方から当接する。
The
図1、図2及び図4に示す排気側カムシャフト42は、ロッカアーム36を所定のタイミングで揺動させることで、排気バルブ34を開閉駆動させるためのものである。排気側カムシャフト42は、その長手方向を前後方向に向けた状態で、シリンダヘッド10の排気側軸受部14に載置される。排気側カムシャフト42は、正面視反時計回りに回転する。排気側カムシャフト42は、主としてカム42a・42a及びシャフト内油路42bを具備する。
The
カム42a・42aは、回転中心(排気側カムシャフト42の中心)から外周までの距離が一定でない板状に形成された部分である。カム42a・42aは、排気側カムシャフト42のうちシリンダヘッド10の排気側軸受部24に載置された部分(カムジャーナル)よりも前方に2つ並べて形成される。当該カム42a・42aは、排気バルブ34側のロッカアーム36(より詳細には、ローラ36a)に上方から当接する。
The
図3に示すシャフト内油路42bは、排気側カムシャフト42のうちシリンダヘッド10の排気側軸受部24に載置された部分(カムジャーナル)に形成され、当該排気側カムシャフト42を貫通する油路である。シャフト内油路42bは、正面断面視において、排気側カムシャフト42の軸線(中心)を通る直線状に形成される。シャフト内油路42bは、排気側カムシャフト42が所定の位置まで回転した際に、その一端(一方の開口部)が右方を向いてシリンダヘッド10のカムジャーナル用油路18と対向し、かつ、その他端(他方の開口部)が左方を向くように形成される。
The in-
なお、本実施形態においては図示を省略しているが、吸気側カムシャフト40にも排気側カムシャフト42のシャフト内油路42bと同様の油路が形成される。
Although not shown in the present embodiment, the
図1から図6までに示すカムキャップ50は、シリンダヘッド10の上部に固定され、当該シリンダヘッド10との間で吸気側カムシャフト40及び排気側カムシャフト42を保持するものである。カムキャップ50は、長手方向を左右方向に向けた略直方体状に形成される。
カムキャップ50は、主として吸気側軸受部52、吸気側凹部54、吸気側貫通孔56、吸気側連通油路58、排気側軸受部60、排気側凹部62、排気側貫通孔64及び排気側連通油路66を具備する。
The
The
図4から図6までに示す吸気側軸受部52は、吸気側カムシャフト40を上方から回転可能に支持するものである。吸気側軸受部52は、正面視において下方が開放された半円状の凹部となるように、カムキャップ50の左部に形成される。当該カムキャップ50の吸気側軸受部52は、シリンダヘッド10の吸気側軸受部12と対向する位置に形成され、当該吸気側軸受部52及び吸気側軸受部12の間に吸気側カムシャフト40が回転可能に支持(保持)される。
The intake
吸気側凹部54は、カムキャップ50の上面の左部(左右方向において、吸気側軸受部52のすぐ右側)に形成される。吸気側凹部54は、その周囲よりも下方に所定深さだけ凹むように、かつ上方及び前方が開放されるように形成される。
The
図5及び図6に示す吸気側貫通孔56は、カムキャップ50をシリンダヘッド10に固定するために後述するボルト140が挿通されるボルト穴である。吸気側貫通孔56は、吸気側凹部54の底面の左部からカムキャップ50の下面までを貫通するように形成される。言い換えれば、吸気側貫通孔56の上端の周囲に吸気側凹部54が形成されることになる。吸気側貫通孔56の直径は、後述するボルト140の軸部の直径よりも大きくなるように、すなわち、吸気側貫通孔56にボルト140の軸部を挿通した際に、当該吸気側貫通孔56とボルト140との間に隙間ができるように形成される。
The intake side through
図6に示す吸気側連通油路58は、吸気側軸受部52と吸気側貫通孔56とを連通する油路である。吸気側連通油路58は、カムキャップ50の下面の前後略中央部に形成される。吸気側連通油路58の一端は吸気側軸受部52と連通され、吸気側連通油路58の他端は吸気側貫通孔56と連通される。
The intake side
図3から図6までに示す排気側軸受部60は、排気側カムシャフト42を上方から回転可能に支持するものである。排気側軸受部60は、正面視において下方が開放された半円状の凹部となるように、カムキャップ50の右部に形成される。当該カムキャップ50の排気側軸受部60は、シリンダヘッド10の排気側軸受部14と対向する位置に形成され、当該排気側軸受部60及び排気側軸受部14の間に排気側カムシャフト42が回転可能に支持(保持)される。
The exhaust-
排気側凹部62は、カムキャップ50の上面の右部(左右方向において、排気側軸受部60のすぐ左側)に形成される。排気側凹部62は、その周囲よりも下方に所定深さだけ凹むように、かつ上方及び前方が開放されるように形成される。
The exhaust-
図3、図5及び図6に示す排気側貫通孔64は、カムキャップ50をシリンダヘッド10に固定するために後述するボルト140が挿通されるボルト穴である。排気側貫通孔64は、排気側凹部62の底面の右部からカムキャップ50の下面までを貫通するように形成される。言い換えれば、排気側貫通孔64の上端の周囲に排気側凹部62が形成されることになる。排気側貫通孔64の直径は、後述するボルト140の軸部の直径よりも大きくなるように、すなわち、排気側貫通孔64にボルト140の軸部を挿通した際に、当該排気側貫通孔64とボルト140との間に隙間ができるように形成される。
The exhaust side through
図3から図6までに示す排気側連通油路66は、排気側軸受部60と排気側貫通孔64とを連通する油路である。排気側連通油路66は、カムキャップ50の下面の前後略中央部に形成される。排気側連通油路66の一端(端部66a(図3参照))は排気側軸受部60と連通され、排気側連通油路66の他端は排気側貫通孔64と連通される。
The exhaust side
本実施形態においては、上述の如く構成されたシリンダヘッド10及びカムキャップ50によって、動弁機構30の吸気側カムシャフト40及び排気側カムシャフト42を回転可能に支持するカムハウジングが構成される。
In the present embodiment, the
図1から図5までに示す給油部材100は、潤滑油を動弁機構30の潤滑部(潤滑すべき部分)へと滴下するためのものである。
The
なお、動弁機構30のうち吸気側カムシャフト40側へと潤滑油を滴下する給油部材100(左側に配置される給油部材100)の構成は、動弁機構30のうち排気側カムシャフト42側へと潤滑油を滴下する給油部材100(右側に配置される給油部材100)の構成と左右対称であるため、以下では特に右側に配置される給油部材100についてのみ詳細に説明し、左側に配置される給油部材100については説明を省略する。
The configuration of the oil supply member 100 (the
給油部材100は、複数(本実施形態においては2枚)の板材を重ね合わせて形成されるものである。給油部材100は、主として第一板材110及び第二板材120を具備する。
The
図5及び図7に示す第一板材110は、給油部材100の上部を構成する板状の部材である。第一板材110は、その板面を上下方向に向けた状態で配置される。第一板材110は、平面視略L字状となるように形成される。より詳細には、第一板材110は、左右方向に向けられた短辺と、当該短辺の左端部から前方に延設された長辺と、を有する形状となるように形成される。第一板材110の短辺の右端部近傍には、当該第一板材110を上下方向に貫通する貫通孔112が形成される。
The
図5及び図8に示す第二板材120は、給油部材100の下部を構成する板状の部材である。第二板材120は、その板面を上下方向に向けた状態で配置される。第二板材120は、平面視において第一板材110と同じ略L字状となるように形成される。
第二板材120は、主として貫通孔122、第一油路124、第二油路126、第三油路128、第一吐出口130及び第二吐出口132を具備する。
The
The
貫通孔122は、第二板材120を上下方向に貫通する孔である。貫通孔122は、第二板材120の短辺の右端部近傍であって、平面視において第一板材110の貫通孔112と重複する位置に形成される。貫通孔122の直径は、後述するボルト140の軸部の直径よりも大きくなるように、すなわち、貫通孔122にボルト140の軸部を挿通した際に、当該貫通孔122とボルト140との間に隙間ができるように形成される。
The through
第一油路124は、第二板材120の上面に形成され、潤滑油を案内するために掘られた溝である。第一油路124の一端は、貫通孔122に連通される。第一油路124は、貫通孔122から左方へ延設され、当該左方へ延設された左端部から前方へ延設され、当該前方へ延設された前端部から右方へ延設される。
The
第二油路126は、第二板材120の上面に形成され、潤滑油を案内するために掘られた溝である。第二油路126の一端は、第一油路の他端(右前端)に連通される。第二油路126は、第一油路124の他端(右前端)から後方へ延設され、当該後方へ延設された後端部から右方へ延設される。
The
第三油路128は、第二板材120の上面に形成され、潤滑油を案内するために掘られた溝である。第三油路128の一端は、第一油路の他端(右前端)に連通される。第三油路128は、第一油路124の他端(右前端)から前方へ延設され、当該前方へ延設された前端部から右方へ延設される。
The
上述の如く、第二油路126及び第三油路128は、第一油路124の他端(右前端)から分岐するようにして形成される。また、第二油路126及び第三油路128は、平面視において、第一油路124からの分岐点(第一油路124の他端)を通る左右方向の軸について前後方向に対称となるように形成される。また、第二油路126及び第三油路128の断面形状は互いに同一形状となるように形成される。
As described above, the
第一吐出口130は、第二板材120を上下方向に貫通し、潤滑油を当該第二板材120の下方へと吐出(滴下)するための孔である。第一吐出口130は、第二油路126の他端(右後端)と第二板材120の下面とを連通するように形成される。
The
第二吐出口132は、第二板材120を上下方向に貫通し、潤滑油を当該第二板材120の下方へと吐出(滴下)するための孔である。第二吐出口132は、第三油路128の他端(右前端)と第二板材120の下面とを連通するように形成される。
第二吐出口132の形状(断面形状)は、第一吐出口130と同一形状となるように形成される。
The
The shape (cross-sectional shape) of the
図4及び図5に示すように、上述の如く構成された第一板材110を、第二板材120の上に重ね合わせて(第一板材110の下面と第二板材120の上面とを当接させて)ボルト等(不図示)により固定することで給油部材100が形成される。この際、第二板材120に形成された第一油路124、第二油路126及び第三油路128が第一板材110によって上方から閉塞され、貫通孔122から第一吐出口130及び第二吐出口132まで潤滑油を案内することが可能となる。すなわち、貫通孔122、第一油路124、第二油路126、第三油路128、第一吐出口130及び第二吐出口132によって、潤滑油が流通するための油路が構成される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
また、図3から図5までに示すように、給油部材100の後端部(第一板材110及び第二板材120の短辺部)は、カムキャップ50の排気側凹部62内に収容される。給油部材100の貫通孔(第一板材110の貫通孔112及び第二板材120の貫通孔122)は、カムキャップ50の排気側貫通孔64と平面視において重複するように配置され、当該各貫通孔に上方からボルト140が挿通され、当該ボルト140はシリンダヘッド10に締結される。このようにして、ボルト140によって給油部材100がカムキャップ50に固定されるとともに、当該カムキャップ50がシリンダヘッド10に固定される。
As shown in FIGS. 3 to 5, the rear end portion of the oil supply member 100 (the short side portion of the
この際、給油部材100の厚さ(第一板材110と第二板材120の上下方向厚さの合計)は、カムキャップ50の排気側凹部62の深さと同じかそれ以下となるように形成される。このため、給油部材100をカムキャップ50に固定しても、当該給油部材100の上端は、高さ方向(上下方向)においてカムキャップ50の上端以下となり、当該給油部材100がカムキャップ50よりも上方に突出することがない。
At this time, the thickness of the oil supply member 100 (the total thickness in the vertical direction of the
また、図3に示すように、カムキャップ50がシリンダヘッド10に固定された場合、カムジャーナル用油路18の排気側軸受部14と連通された側の端部(左上端部)と、排気側連通油路66の排気側軸受部60と連通された側の端部(右端部)は、排気側カムシャフト42を挟んで相反する位置(正面視において、排気側カムシャフト42の軸線を中心とする点対称な位置)に位置することになる。
As shown in FIG. 3, when the
また、給油部材100がカムキャップ50に固定された場合、図2に示すように、第一吐出口130及び第二吐出口132は、それぞれ排気側カムシャフト42のカム42a・42aと前後方向において同一位置となるように形成される。従って、当該第一吐出口130及び第二吐出口132は、それぞれ排気側カムシャフト42のカム42a・42aの概ね上方に位置することになる。
When the
以下では、図8から図10までを用いて、上述の如く構成されたエンジン1の潤滑油供給機構による、排気側カムシャフト42側の動弁機構30の潤滑部への潤滑油の供給の態様について説明する。
なお、エンジン1の潤滑油供給機構による、吸気側カムシャフト40側の動弁機構30への潤滑油の供給の態様も略同様であるため、以下では説明を省略する。
In the following, referring to FIGS. 8 to 10, how the lubricating oil is supplied to the lubricating portion of the
In addition, since the aspect of the supply of the lubricating oil to the
図9(a)に示すように、エンジン1が駆動することによって排気側カムシャフト42が回転し、シャフト内油路42bの一端がシリンダヘッド10のカムジャーナル用油路18の端部18aと対向していない場合、オイルギャラリー16を流通する潤滑油は、カムジャーナル用油路18を介して排気側軸受部14へと供給される。当該潤滑油はシャフト内油路42b内には供給されず、排気側カムシャフト42と排気側軸受部14(及び排気側軸受部60)との摺動面を潤滑する。
As shown in FIG. 9A, when the engine 1 is driven, the exhaust-
図9(b)に示すように、排気側カムシャフト42が180度回転するごとに1度だけシャフト内油路42bの一端がシリンダヘッド10のカムジャーナル用油路18の端部18aと対向すると共に、シャフト内油路42bの他端が排気側連通油路66の端部66aと対向する。この場合、オイルギャラリー16を流通する潤滑油は、カムジャーナル用油路18を介してシャフト内油路42bへと供給される。さらに、当該潤滑油は当該シャフト内油路42b、排気側連通油路66を介して排気側貫通孔64へと供給される。当該排気側貫通孔64にはボルト140が挿通されているが、当該排気側貫通孔64とボルト140との間には隙間があるため、潤滑油は当該排気側貫通孔64内を流通することができる。当該潤滑油は、排気側貫通孔64を上方へと流通し、給油部材100(より詳細には、第二板材120の貫通孔122)へと供給される。
As shown in FIG. 9B, one end of the in-
第二板材120の貫通孔122へと供給された潤滑油は、第一油路124内を流通し、当該第一油路124の他端(右前端)から第二油路126及び第三油路128(図8等参照)へと分岐して供給される。第二油路126へと供給された潤滑油は、第一吐出口130を介して下方へと吐出される。また、第三油路128へと供給された潤滑油は、第二吐出口132を介して下方へと吐出される。図10に破線の矢印で示すように、給油部材100の第一吐出口130及び第二吐出口132から吐出(滴下)された潤滑油は、当該第一吐出口130及び第二吐出口132の下方に配置されたロッカアーム36・36に供給される。ロッカアーム36・36に供給された潤滑油の一部は、排気バルブ34を伝って当該排気バルブ34とシリンダヘッド10との摺動部Xを潤滑する。また、ロッカアーム36・36に供給された潤滑油の他の一部は、ローラ36aを伝って当該ローラ36aの軸や、当該ローラ36aとカム42aとの接触面を潤滑する。
The lubricating oil supplied to the through
このようにして、排気側カムシャフト42が所定の角度まで回転した際に、潤滑油が動弁機構30へと供給される。すなわち、潤滑油を間欠的に(排気側カムシャフト42が1回転する間に二度)動弁機構30(ロッカアーム36等)へと供給することができる。このように、潤滑油は常時動弁機構30へと供給されるわけではないため、当該動弁機構30へ潤滑油が過剰に供給されるのを防止することができる。
In this way, the lubricating oil is supplied to the
また、第二油路126及び第三油路128は、平面視において前後方向に対称となり、かつ断面形状が互いに同一形状となるように形成されている。すなわち、第二油路126及び第三油路128は、互いに同じ長さ、断面形状、屈曲回数及び屈曲角度を有するように形成されている。これによって、第一油路124から供給される潤滑油が第二油路126及び第三油路128を流通する際の圧力損失は略同一となるため、当該第二油路126及び第三油路128を流通する潤滑油の流量は略同一となる。従って、第一吐出口130及び第二吐出口132から略同量の潤滑油を吐出(滴下)することができる。
The
以下では、図11及び図12を用いて、上述の如く構成されたエンジン1の潤滑油供給機構による、潤滑油の供給(給油部材100からの滴下)のタイミングについて詳細に説明する。 Hereinafter, the timing of the supply of the lubricating oil (dropping from the oil supply member 100) by the lubricating oil supply mechanism of the engine 1 configured as described above will be described in detail with reference to FIGS.
給油部材100から滴下される潤滑油が、動弁機構30の排気側カムシャフト42に形成されたカム42aに直接当たると、大量の潤滑油が当該カム42aに付着することになる。当該潤滑油は、回転する当該カム42aの遠心力によって周囲に飛ばされ、他の部材(例えば、シリンダヘッドカバー20(図1参照)等)に付着する。当該潤滑油には、飛ばされた勢いによって気泡が発生し、種々の弊害(例えば、当該潤滑油を用いて駆動される油圧機器の作動不良、当該潤滑油の酸化の促進等)が生じるおそれがある。
When the lubricating oil dropped from the
従って、給油部材100から滴下される潤滑油は、直接カム42aに当たることなく、その下方の動弁機構30(ロッカアーム36等)に供給され、当該ロッカアーム36を伝ってその他の部材(カム42a、排気バルブ34等)へと満遍なく供給されることが望ましい。
Accordingly, the lubricating oil dripped from the
そこで、本実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構においては、給油部材100から滴下される潤滑油がカム42aに直接当たることがないように、その滴下されるタイミングが調節されている。
Therefore, in the lubricating oil supply mechanism of the engine 1 according to the present embodiment, the timing at which the lubricating oil dropped from the
具体的には、図11に示すように、カム42aが潤滑油の滴下経路を遮るようにその先端を略水平方向(本実施形態においては、左方向)に向けている状態(第一状態)(図11(a)参照)から、当該カム42aが正面視反時計回り(カム42aの先端が下方へと向く方向)に回転し、その先端を略鉛直上方に向けている状態(第二状態)(図11(b)参照)になるまでの間(カム42aの先端が、図11におけるRの範囲内にある間)に、給油部材100から潤滑油が滴下される。
Specifically, as shown in FIG. 11, the
ここで、潤滑油の滴下経路とは、給油部材100の第一吐出口130又は第二吐出口132(図8等参照)から吐出(滴下)される潤滑油が、落下する際に辿る経路をいうものとする。給油部材100から吐出された潤滑油は重力によって概ね下方へと落下するため、当該滴下経路は、給油部材100の第一吐出口130又は第二吐出口132から略下方に向けて延設された直線状となる。
Here, the lubricating oil dropping path is a path that is followed when the lubricating oil discharged (dropped) from the
例えば、図11(a)に示すように、カム42aが第一状態にある時点で給油部材100から潤滑油を滴下すると、当該潤滑油が下方へと落下してカム42aに当たるよりも先に、カム42aが回転して当該潤滑油の滴下経路から外れる。これによって、当該カム42aに潤滑油が直接当たることはない。
For example, as shown in FIG. 11A, when the lubricating oil is dropped from the
また、図11(b)に示すように、カム42aが第二状態にある時点で給油部材100から潤滑油を滴下すると、回転するカム42aの先端が当該潤滑油の滴下経路を遮るよりも先に、当該潤滑油がロッカアーム36まで落下する。これによって、当該カム42aに潤滑油が直接当たることはない。
Further, as shown in FIG. 11B, when the lubricating oil is dropped from the
次に、上述の如く潤滑油が給油部材100から滴下されるタイミングを調節するための構造について説明する。
Next, a structure for adjusting the timing at which the lubricating oil is dropped from the
図12(a)に示すように、本実施形態においては、カム42aの先端が略鉛直上方を向いている状態(第二状態)において、シャフト内油路42bがカムジャーナル用油路18の端部18a及び排気側連通油路66の端部66aと連通されるように構成されている。これによって、カム42aが第二状態にある場合に、潤滑油が給油部材100へと供給され、当該給油部材100から滴下されることになる。
As shown in FIG. 12A, in the present embodiment, in the state where the tip of the
また、シャフト内油路42bは、正面断面視において、排気側カムシャフト42の軸線(中心)を通る直線状に形成されている。このため、カム42aが第二状態(図12(a))から180度回転した時点、すなわちカム42aの先端が略鉛直下方を向いている状態(図12(b))においても、シャフト内油路42bがカムジャーナル用油路18の端部18a及び排気側連通油路66の端部66aと連通され、潤滑油が給油部材100から滴下される。
The in-
図12(a)及び(b)に示す状態においては、いずれもカム42aの先端が図11におけるRの範囲内にあるため、給油部材100から滴下される潤滑油が、カム42aに直接当たることはない。
In both of the states shown in FIGS. 12A and 12B, since the tip of the
以上の如く、本実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構は、回転するカム42aによってエンジン1の排気バルブ34を開閉させる動弁機構30の上方から潤滑油を滴下することによって、当該潤滑油を動弁機構30の潤滑部へと供給するエンジン1の潤滑油供給機構であって、カム42aは、その回転途中において、滴下された潤滑油の滴下経路を一時的に遮るものであり、滴下された潤滑油が前記滴下経路を遮った状態のカム42aに直接当たらないようなタイミングで、当該潤滑油を滴下することを特徴とするものである。
このように構成することにより、滴下された潤滑油がカム42aに直接当たるのを防止することができる。これによって、カム42aに当たった潤滑油が当該カム42aの遠心力によって周囲に飛ばされて、当該潤滑油に気泡が発生するのを抑制することができる。従って、当該潤滑油を用いる油圧機器の作動不良や当該潤滑油の酸化の促進等の弊害を抑制することができる。
As described above, the lubricating oil supply mechanism of the engine 1 according to this embodiment drops the lubricating oil from above the
With this configuration, it is possible to prevent the dropped lubricating oil from directly hitting the
また、本実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構は、カム42aが前記滴下経路を遮るようにその先端を略水平方向に向けている第一状態から、カム42aが前記第一状態からその先端が下方を向く方向に回転し、当該先端を略鉛直上方に向けている第二状態になるまでの間に、前記潤滑油が滴下されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、滴下された潤滑油がカム42aに直接当たるのを防止することができる。
Further, the lubricating oil supply mechanism of the engine 1 according to the present embodiment is configured such that the
With this configuration, it is possible to prevent the dropped lubricating oil from directly hitting the
また、本実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構は、カム42aが設けられる排気側カムシャフト42(カムシャフト)と、排気側カムシャフト42を回転可能に支持するカムハウジング(シリンダヘッド10及びカムキャップ50)と、潤滑油を動弁機構30へと滴下する給油部材100と、に亘って形成される油路を具備し、回転する排気側カムシャフト42が所定の回転位置に到達した場合にのみ、前記カムハウジング、排気側カムシャフト42及び給油部材100に形成された油路が互いに連通し、当該油路を介して給油部材100へと供給される潤滑油が当該給油部材から滴下されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、排気側カムシャフト42の回転を利用して、給油部材100から任意のタイミングで潤滑油を滴下させることができる。
Further, the lubricating oil supply mechanism of the engine 1 according to the present embodiment includes an exhaust camshaft 42 (camshaft) provided with a
With this configuration, the lubricating oil can be dripped from the
以下では、本発明に係るエンジンの潤滑油供給機構のその他の実施形態について説明する。 Hereinafter, other embodiments of the engine lubricating oil supply mechanism according to the present invention will be described.
第二の実施形態として、排気側カムシャフト42に形成されるシャフト内油路42bを、図13及び図14(a)に示すように正面断面視において屈曲するように形成することも可能である。
As a second embodiment, the in-
より具体的には、シャフト内油路42bは、正面断面視において排気側カムシャフト42の軸線(中心)で屈曲するように形成される。当該シャフト内油路42bの一端はカムジャーナル用油路18の端部18aと、当該シャフト内油路42bの他端は排気側連通油路66の端部66aと、それぞれ同時に対向(連通)するように形成される。
More specifically, the in-
なお、この場合、カムジャーナル用油路18の端部18aは、シャフト内油路42bの一端の位置に合わせて排気側軸受部14の下部に連通するように形成される。
In this case, the
また、図13及び図14(a)に示すように、カム42aの先端が略鉛直下方を向いている状態において、シャフト内油路42bがカムジャーナル用油路18の端部18a及び排気側連通油路66の端部66aと連通されるように構成されている。これによって、カム42aの先端が略鉛直下方を向いている状態にある場合(すなわち、カム42aの先端が図11におけるRの範囲内にある場合)に、潤滑油が給油部材100へと供給され、当該給油部材100から滴下されることになる。このように、第二の実施形態においては、排気側カムシャフト42が360度回転(1回転)するごとに1度だけ、給油部材100から潤滑油が滴下される。
Further, as shown in FIGS. 13 and 14 (a), in the state where the tip of the
第三の実施形態として、排気側カムシャフト42に形成されるシャフト内油路42bを、図14(b)に示すように正面断面視において排気側カムシャフト42の軸線(中心)を通らない直線状に形成することも可能である。
As a third embodiment, a
当該シャフト内油路42bの一端はカムジャーナル用油路18の端部18aと、当該シャフト内油路42bの他端は排気側連通油路66の端部66aと、それぞれ同時に対向(連通)するように形成される。
One end of the in-
また、カム42aの先端が略鉛直下方を向いている状態において、シャフト内油路42bがカムジャーナル用油路18の端部18a及び排気側連通油路66の端部66aと連通されるように構成されている。これによって、第二の実施形態(図13及び図14(a))と同様にカム42aの先端が略鉛直下方を向いている状態にある場合に、潤滑油が給油部材100へと供給され、当該給油部材100から滴下されることになる。
Further, in a state where the tip of the
第四の実施形態として、図15に示すように、前後に並んだ給油部材100・100・・・を一体的に形成すると共に、1つのカムキャップ50を介して供給される潤滑油を複数の気筒(当該カムキャップ50の前後に配置されている気筒)の動弁機構30へと供給することも可能である。
As a fourth embodiment, as shown in FIG. 15, the
本実施形態においては、最も前に配置された気筒と、当該気筒の後に配置された気筒の2つの気筒に着目して説明を行う。また、説明の便宜上、以下では当該最も前に配置された気筒におけるカム42aをカム42Fと、当該気筒の後に配置された気筒におけるカム42aをカム42Rと、最も前に配置されたカムキャップ50をカムキャップ50Fと、それぞれ記す。
In the present embodiment, the description will be given focusing on two cylinders, the cylinder arranged at the forefront and the cylinder arranged after the cylinder. Further, for convenience of explanation, in the following, the
図16に示すように、本実施形態に係る給油部材100の第二板材120においては、1つの貫通孔122に連通するようにして、第一油路124、第二油路126、第三油路128、第一吐出口130及び第二吐出口132が前後方向に略対称となるように形成される。これによって、当該1つの貫通孔122を介して供給される潤滑油が、当該貫通孔122の前方に配置された気筒の動弁機構30と、後方に配置された気筒の動弁機構30の両方に同時に(同じタイミングで)供給されることになる。
As shown in FIG. 16, in the
図17(a)に示すように、本実施形態に係るシャフト内油路42bは、第二の実施形態に係るシャフト内油路42b(図13及び図14(a)参照)と同様に、正面断面視において排気側カムシャフト42の軸線(中心)で屈曲するように形成される。当該シャフト内油路42bの一端はカムジャーナル用油路18の端部18aと、当該シャフト内油路42bの他端は排気側連通油路66の端部66aと、それぞれ同時に対向(連通)するように形成される。
As shown in FIG. 17 (a), the in-
また、前側の気筒のカム42Fの先端が右下方を向くと共に、後側の気筒のカム42Rの先端が左下方を向いている状態において、シャフト内油路42bがカムジャーナル用油路18の端部18a及び排気側連通油路66の端部66aと連通されるように構成されている。これによって、図17(a)に示す状態(すなわち、カム42F及びカム42Rの先端が図11におけるRの範囲内にある場合)に、潤滑油が給油部材100へと供給され、当該給油部材100から滴下されることになる。
Further, in the state where the front end of the
なお、図17においては、便宜上、カム42Fに対応する排気バルブ34、ロッカアーム36及びラッシュアジャスタ38のみを示し、カム42Rに対応するものは図示を省略している。
In FIG. 17, for convenience, only the
このように、第四の実施形態においては、1つのカムキャップ50Fを介して供給される潤滑油を、その前後の気筒の動弁機構30・30へとそれぞれ供給することができる。これによって、排気側カムシャフト42に形成するシャフト内油路42bを集約することができ、コストの削減を図ることができる。
As described above, in the fourth embodiment, the lubricating oil supplied via one
第五の実施形態として、図17(b)に示すように、第四の実施形態におけるシャフト内油路42b(図17(a)参照)を、第三の実施形態に係るシャフト内油路42b(図14(b)参照)と同様に正面断面視において排気側カムシャフト42の軸線(中心)を通らない直線状に形成することも可能である。
As a fifth embodiment, as shown in FIG. 17 (b), the in-
第六の実施形態として、図18に示すように、吸気側カムシャフト40及び排気側カムシャフト42が正面視時計回りに回転するエンジン1(上記第一から第五の実施形態に係るエンジン1においては、正面視反時計回りに回転する)に、本発明に係る潤滑油供給機構を適用することも可能である。
As a sixth embodiment, as shown in FIG. 18, an engine 1 in which an
なお、第六の実施形態の説明においても、排気側カムシャフト42側の動弁機構30に着目して説明を行い、吸気側カムシャフト40側の説明は省略する。
In the description of the sixth embodiment, the description will be given focusing on the
第六の実施形態においては、図19に示すように、カム42aがその先端を略鉛直上方に向けている状態(第一状態)(図19(a)参照)から、当該カム42aが正面視時計回り(カム42aの先端が潤滑油の滴下経路から離れる方向(本実施形態においては、右方))に回転し、その先端を略鉛直下方に向けている状態(第二状態)(図19(b)参照)になるまでの間(カム42aの先端が、図19におけるRの範囲内にある間)に、給油部材100から潤滑油が滴下されるように、当該潤滑油の滴下のタイミングが設定される。
In the sixth embodiment, as shown in FIG. 19, the
例えば、図19(a)に示すように、カム42aが第一状態にある時点で給油部材100から潤滑油を滴下すると、カム42aは潤滑油の滴下経路から離れる方向に回転していくので、当該カム42aに潤滑油が直接当たることはない。
For example, as shown in FIG. 19A, when the lubricating oil is dropped from the
また、図19(b)に示すように、カム42aが第二状態にある時点で給油部材100から潤滑油を滴下すると、回転するカム42aの先端が当該潤滑油の滴下経路を遮るよりも先に、当該潤滑油がロッカアーム36まで落下する。これによって、当該カム42aに潤滑油が直接当たることはない。
Further, as shown in FIG. 19B, when the lubricating oil is dropped from the
すなわち、カム42aの先端が図19におけるRの範囲内にある間に給油部材100から潤滑油を滴下すれば、当該潤滑油がカム42aに直接当たることはない。
That is, if the lubricating oil is dropped from the
以上の如く、本実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構は、カム42aがその先端を略鉛直上方に向けている第一状態から、カム42aが前記第一状態からその先端が前記滴下経路から離れる方向に回転し、当該先端を略鉛直下方に向けている第二状態になるまでの間に、前記潤滑油が滴下されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、滴下された潤滑油がカム42aに直接当たるのを防止することができる。
As described above, in the lubricating oil supply mechanism of the engine 1 according to the present embodiment, the
With this configuration, it is possible to prevent the dropped lubricating oil from directly hitting the
なお、上記各実施形態に係るエンジン1は、直列4気筒16バルブのDOHCガソリンエンジンであるものとして説明したが、本発明を適用することが可能なエンジンはこれに限るものではない。 Although the engine 1 according to each of the above embodiments has been described as an in-line four-cylinder 16-valve DOHC gasoline engine, an engine to which the present invention can be applied is not limited thereto.
また、上記各実施形態に係る動弁機構30は、カム40a及び42aの動きをロッカアーム36を介して吸気バルブ32及び排気バルブ34へと伝達して当該吸気バルブ32及び排気バルブ34を開閉させる、いわゆる「ロッカアーム式」であるが、カム40a及び42aの動きを直接吸気バルブ32及び排気バルブ34へと伝達する、いわゆる「直押し式」であっても良い。
Further, the
また、上記各実施形態においては、給油部材100を用いて潤滑油を動弁機構30へと滴下するものとしているが、本発明は給油部材100の構成を限定するものではない。すなわち、上記各実施形態の給油部材100のように2枚の板材を組み合わせて構成するだけでなく、例えば1枚の板材にプレス加工によって油路を形成し、当該板材を半分に折り曲げて給油部材を構成することや、パイプ等によって構成すること等が可能である。すなわち、本発明に係る給油部材は、潤滑油を動弁機構30へと滴下することができるものであれば良い。
Moreover, in each said embodiment, although lubricating oil is dripped to the
また、上記各実施形態においては、シリンダヘッド10及びカムキャップ50によって動弁機構30の吸気側カムシャフト40及び排気側カムシャフト42を回転可能に支持するカムハウジングを構成するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、シリンダヘッド10とは別の部材でカムハウジングを構成することも可能である。
Further, in each of the above embodiments, the cam housing that rotatably supports the
1 エンジン
32 吸気バルブ
34 排気バルブ
36 ロッカアーム
40 吸気側カムシャフト
40a カム
42 排気側カムシャフト
42a カム
50 カムキャップ
100 給油部材
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
前記カムは、その回転途中において、滴下された潤滑油の滴下経路を一時的に遮るものであり、
滴下された潤滑油が前記滴下経路を遮った状態の前記カムに直接当たらないようなタイミングで、当該潤滑油を滴下することを特徴とする、
エンジンの潤滑油供給機構。 A lubricating oil supply mechanism for an engine that supplies lubricating oil to a lubricating portion of the valve operating mechanism by dropping lubricating oil from above a valve operating mechanism that opens and closes an intake / exhaust valve of the engine by a rotating cam. ,
The cam temporarily interrupts the dripping route of the dripped lubricant during its rotation,
The lubricating oil is dropped at a timing such that the dropped lubricating oil does not directly hit the cam in a state of blocking the dropping path,
Engine oil supply mechanism.
前記カムが前記第一状態からその先端が下方を向く方向に回転し、当該先端を略鉛直上方に向けている第二状態になるまでの間に、前記潤滑油が滴下されることを特徴とする、
請求項1に記載のエンジンの潤滑油供給機構。 From the first state in which the cam is directed in a substantially horizontal direction so as to block the dropping path,
The lubricating oil is dripped during the period from the first state to the second state in which the tip rotates in a direction in which the tip is directed downward and the tip is directed substantially vertically upward. To
The engine lubricating oil supply mechanism according to claim 1.
前記カムが前記第一状態からその先端が前記滴下経路から離れる方向に回転し、当該先端を略鉛直下方に向けている第二状態になるまでの間に、前記潤滑油が滴下されることを特徴とする、
請求項1に記載のエンジンの潤滑油供給機構。 From the first state in which the cam is directed substantially vertically upward,
The lubricating oil is dripped while the cam rotates from the first state in a direction in which the tip is separated from the dripping path and the tip is directed substantially vertically downward. Features
The engine lubricating oil supply mechanism according to claim 1.
前記カムシャフトを回転可能に支持するカムハウジングと、
潤滑油を前記動弁機構へと滴下する給油部材と、
に亘って形成される油路を具備し、
回転する前記カムシャフトが所定の回転位置に到達した場合にのみ、前記カムハウジング、前記カムシャフト及び前記給油部材に形成された油路が互いに連通し、当該油路を介して前記給油部材へと供給される潤滑油が当該給油部材から滴下されることを特徴とする、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のエンジンの潤滑油供給機構。 A camshaft provided with the cam;
A cam housing that rotatably supports the camshaft;
An oil supply member that drops lubricating oil onto the valve mechanism;
Comprising an oil passage formed over
Only when the rotating camshaft reaches a predetermined rotational position, the oil passage formed in the cam housing, the camshaft, and the oil supply member communicates with each other, and passes through the oil passage to the oil supply member. The supplied lubricating oil is dripped from the oil supply member,
The engine lubricating oil supply mechanism according to any one of claims 1 to 3.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012282275A JP2014125934A (en) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | Lubricant supply mechanism of engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012282275A JP2014125934A (en) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | Lubricant supply mechanism of engine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014125934A true JP2014125934A (en) | 2014-07-07 |
Family
ID=51405639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012282275A Pending JP2014125934A (en) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | Lubricant supply mechanism of engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014125934A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016048042A (en) * | 2014-08-27 | 2016-04-07 | 大豊工業株式会社 | Oil feeding member and lubricating oil supply mechanism for engine including the same |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01170703A (en) * | 1987-12-26 | 1989-07-05 | Mazda Motor Corp | Valve system for engine |
JPH01119811U (en) * | 1988-02-05 | 1989-08-14 | ||
JPH0614414U (en) * | 1991-05-30 | 1994-02-25 | 自動車部品工業株式会社 | Engine hydraulic valve drive |
JP2005194911A (en) * | 2004-01-05 | 2005-07-21 | Honda Motor Co Ltd | Lubricating oil feeding structure of valve gear |
JP2005248798A (en) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Toyota Motor Corp | Lubricating device for variable valve system |
-
2012
- 2012-12-26 JP JP2012282275A patent/JP2014125934A/en active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01170703A (en) * | 1987-12-26 | 1989-07-05 | Mazda Motor Corp | Valve system for engine |
JPH01119811U (en) * | 1988-02-05 | 1989-08-14 | ||
JPH0614414U (en) * | 1991-05-30 | 1994-02-25 | 自動車部品工業株式会社 | Engine hydraulic valve drive |
JP2005194911A (en) * | 2004-01-05 | 2005-07-21 | Honda Motor Co Ltd | Lubricating oil feeding structure of valve gear |
JP2005248798A (en) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Toyota Motor Corp | Lubricating device for variable valve system |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016048042A (en) * | 2014-08-27 | 2016-04-07 | 大豊工業株式会社 | Oil feeding member and lubricating oil supply mechanism for engine including the same |
EP3190275A4 (en) * | 2014-08-27 | 2018-05-16 | Taiho Kogyo Co., Ltd | Oil feeding member and engine lubricating oil supply mechanism provided with same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5662965B2 (en) | Engine lubricant supply mechanism | |
JP4978383B2 (en) | Lubrication device | |
JP6151672B2 (en) | Lubricating member and engine lubricating oil supply mechanism having the same | |
JP5918095B2 (en) | Engine lubricant supply mechanism | |
JP2014125934A (en) | Lubricant supply mechanism of engine | |
JP2015028328A (en) | Lubricating oil supply mechanism for engine | |
JP2010048206A (en) | Valve gear for engine | |
JP2015028329A (en) | Lubricating oil supply mechanism for engine | |
JP2019011742A (en) | Lubricant supply mechanism of engine | |
JP2015169120A (en) | Lubricant supply mechanism of engine | |
JP6731296B2 (en) | Lubricant supply mechanism | |
JP6063297B2 (en) | Lubricating member and engine lubricating oil supply mechanism having the same | |
JP2017101581A (en) | Lubricating oil supply mechanism for engine | |
JP2636390B2 (en) | Engine camshaft lubrication system | |
JP2015175300A (en) | Lubricant supply mechanism of engine | |
JP2015152004A (en) | Oil feeding member and engine lubrication oil supply mechanism including the same | |
JP7107020B2 (en) | internal combustion engine | |
JP5911815B2 (en) | Lubricating member and engine lubricating oil supply mechanism having the same | |
JP2017048710A (en) | Oil feeding member, and lubricating oil supply mechanism for engine including the same | |
JP2015031177A (en) | Lubricating oil supply mechanism for engine | |
JP5342663B2 (en) | Valve operating device for internal combustion engine | |
JP6400504B2 (en) | Lubrication structure of valve mechanism | |
JP2009121258A (en) | Oiling structure for engine | |
JP2013136962A (en) | Lubricating device of valve train for vehicle | |
JP2015175301A (en) | Lubrication oil supply mechanism of engine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150605 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160329 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161004 |