JP2014125177A - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミラーの鏡面角度を適切に検出する。
【解決手段】車両用ドアミラー装置10では、ロッドドライブ24が変位されることで、ミラー28が回動されて、ミラー28の鏡面28A角度が調整される。さらに、ロッドドライブ24が変位された際には、ワイヤ36が長手方向に移動されて、可変抵抗器32のスライダ32Aがスライドされることで、可変抵抗器32の抵抗値に基づきミラー28の鏡面28A角度が検出される。ここで、ガイド38がワイヤ36の長手方向への移動を案内する。このため、ロッドドライブ24の変位によって、ワイヤ36を長手方向に適切に移動させることができて、スライダ32Aを適切にスライドさせることができ、ミラー28の鏡面28A角度を適切に検出できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のミラーの鏡面角度が調整される車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1に記載されたサイドミラーでは、ナットアジャストが変位されることで、鏡面が傾動されて、鏡面の角度が調整される。さらに、ナットアジャストがベルトによって回転型可変抵抗器に連絡されており、ナットアジャストが変位されて、ベルトが移動されることで、回転型可変抵抗器がベルトの移動位置を検出して、鏡面の角度が検出される。
しかしながら、このサイドミラーでは、ベルトが回転型可変抵抗器側に移動される際に、ベルトがたるむ可能性があり、これにより、ナットアジャストの変位によってベルトが適切に移動できずに、鏡面の角度を適切に検出できない可能性がある。
特開2006−96146号公報
本発明は、上記事実を考慮し、ミラーの鏡面角度を適切に検出できる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用ミラー装置は、車両に設けられるミラーと、変位されることで前記ミラーの鏡面角度が調整される変位部材と、可撓性を有すると共に、前記変位部材に連絡され、前記変位部材が変位されて移動される連絡部材と、前記連絡部材が連絡され、前記連絡部材の移動位置を検出して前記ミラーの鏡面角度が検出される検出手段と、前記変位部材が前記連絡部材側に移動される際に前記連絡部材の移動を案内する案内手段と、を備えている。
請求項2に記載の車両用ミラー装置は、車両に設けられるミラーと、変位されることで前記ミラーの鏡面角度が調整される変位部材と、可撓性を有すると共に、前記変位部材に連絡され、前記変位部材が変位されて移動される連絡部材と、前記連絡部材が連絡され、前記変位部材が変位されて前記連絡部材が移動されることで前記連絡部材の移動位置を検出して前記ミラーの鏡面角度が検出される検出手段と、前記変位部材が前記連絡部材側に移動される際に前記連絡部材を前記変位部材とは反対側に引張る引張手段と、を備えている。
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記連絡部材を紐状にした。
請求項4に記載の車両用ミラー装置は、請求項2又は請求項3に記載の車両用ミラー装置において、前記変位部材の前記連絡部材側への変位抵抗を前記変位部材の前記連絡部材とは反対側への変位抵抗に比し大きくしている。
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、変位部材が変位されることで、ミラーの鏡面角度が調整される。さらに、変位部材に連絡部材が連絡されると共に、連絡部材が検出手段に連絡されており、変位部材が変位されて、連絡部材が移動されることで、検出手段が連絡部材の移動位置を検出して、ミラーの鏡面角度が検出される。
ところで、連絡部材が可撓性を有している。
ここで、変位部材が連絡部材側に移動される際に、案内手段が連絡部材の移動を案内する。このため、連絡部材のたるみを抑制でき、変位部材の変位によって連絡部材が適切に移動できて、ミラーの鏡面角度を適切に検出できる。
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、変位部材が変位されることで、ミラーの鏡面角度が調整される。さらに、変位部材に連絡部材が連絡されると共に、連絡部材が検出手段に連絡されており、変位部材が変位されて、連絡部材が移動されることで、検出手段が連絡部材の移動位置を検出して、ミラーの鏡面角度が検出される。
ところで、連絡部材が可撓性を有している。
ここで、変位部材が連絡部材側に移動される際に、引張手段が連絡部材を変位部材とは反対側に引張る。このため、連絡部材のたるみを抑制でき、変位部材の変位によって連絡部材が適切に移動できて、ミラーの鏡面角度を適切に検出できる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、連絡部材が紐状にされている。このため、連絡部材の設置自由度を大きくでき、設計自由度を大きくできる。
請求項4に記載の車両用ミラー装置では、変位部材の連絡部材側への変位抵抗が変位部材の連絡部材とは反対側への変位抵抗に比し大きくされている。このため、引張手段が連絡部材を介して変位部材を検出手段側に引張ることで、変位部材が連絡部材側に容易に変位できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置を示す下方から見た断面図(図2の1−1線断面図)である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置のケース等を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置を示す下方から見た断面図(図2の1−1線位置断面図)である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置を示す下方から見た断面図(図2の1−1線位置断面図)である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置10の主要部が下方から見た断面図(図2の1−1線断面図)にて示されており、図2には、車両用ドアミラー装置10の主要部が車両後方から見た正面図にて示されている。さらに、図3には、車両用ドアミラー装置10の主要部の一部が車両後方から見た正面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向一方を矢印WOで示し、上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両のドアに設置されており、車両用ドアミラー装置10の内部には、鏡面角度調整装置12が設けられている。
図1〜図3に示す如く、鏡面角度調整装置12は、保持体を構成する略半球形容器状のケース14を備えている。ケース14は、車両用ドアミラー装置10の内部に固定されており、ケース14の中心軸線は、車両前後方向に平行に配置されている。ケース14の車両後側面は開口されており、ケース14の車両前側壁は、円形平板状の底壁にされている。
ケース14内には、底壁において、保持体を構成する容器状のケースインナ16が固定されており、ケースインナ16の車両前側面は、開口されている。
ケース14内には、駆動手段としてのモータ18が一対設けられており、モータ18は、ケース14の底壁とケースインナ16の車両後側壁との間に固定されている。また、モータ18の出力軸には、ウォーム20が固定されている。
ケース14内には、係合部材としての略円筒状のホイルドライブ22が一対設けられており、ホイルドライブ22は、ケース14の底壁とケースインナ16の車両後側壁との間に軸周りに回転自在に支持されている。また、ホイルドライブ22内は、ケース14の底壁を介してケース14の車両前側に開放されると共に、ケースインナ16の車両後側壁を介してケースインナ16の車両後側に開放されている。
ホイルドライブ22には、ウォームホイル22Aが形成されており、ウォームホイル22Aは、モータ18のウォーム20に噛合(係合)されている。このため、モータ18が駆動されて、ウォーム20が回転されることで、ウォームホイル22Aが回転されて、ホイルドライブ22が回転される。
ホイルドライブ22には、係合部としての噛合爪22Bが所定数(本実施形態では4個)一体に形成されており、所定数の噛合爪22Bは、ホイルドライブ22の周方向に等間隔に配置されている。噛合爪22Bは、ホイルドライブ22から車両後側へ延出されて、弾性を有しており、噛合爪22Bの先端(車両後側端)は、ホイルドライブ22の径方向内側に突出されている。
ホイルドライブ22内には、変位部材としての略円柱状のロッドドライブ24が同軸上に挿入されており、ロッドドライブ24は、ケースインナ16から車両後側に突出されると共に、軸周りの回転が規制されている。一方のロッドドライブ24は、ケース14の中心軸線の上方(下方でもよい)に配置されており、他方のロッドドライブ24は、ケース14の中心軸線の車幅方向一方(車幅方向他方でもよい)に配置されている。
ロッドドライブ24の先端部(車両後側端部)以外の部分は、ネジ24Aにされており、ネジ24Aには、ホイルドライブ22の噛合爪22B先端が噛合(係合)されている。このため、上述の如くホイルドライブ22(噛合爪22Bを含む)が回転されることで、噛合爪22B先端のネジ24Aへの噛合位置が変位されて、ロッドドライブ24が車両前後方向(軸方向)へ変位される。
ケース14の車両後側には、回動体を構成するミラーホルダ26が設けられている。ミラーホルダ26には、略円板状のホルダ部26Aが形成されており、ミラーホルダ26は、ホルダ部26Aの中央において、ケースインナ16に回動(傾動、変位)可能に保持されている。ホルダ部26Aは、ロッドドライブ24の先端部(車両後側端部)を回動可能に保持しており、上述の如くロッドドライブ24が車両前後方向へ変位されることで、ミラーホルダ26が回動される。
ホルダ部26Aの車両前側面には、略半球壁状の回動壁26Bが一体に形成されており、回動壁26Bの車両前側面は、開口されている。回動壁26Bは、ケース14の側壁(底壁以外の周壁)内周側に配置されており、回動壁26Bの車両前側端は、ケース14の側壁に接触されている。このため、上述の如くミラーホルダ26が回動されることで、回動壁26Bの車両前側端がケース14の側壁を摺動される。なお、ケース14の側壁内周側及び回動壁26Bの外周側には、潤滑剤(グリス)が塗布されており、回動壁26Bの車両前側端がケース14の側壁を摺動する抵抗が潤滑剤によって低下されている。
ミラーホルダ26のホルダ部26Aには、車両後側において、回動体を構成するミラー28が保持されており、ミラー28は、ミラーホルダ26と一体に回動可能にされている。ミラー28の鏡面28A(裏側の反射層の表面)は、車両後側に向けられており、ミラー28によって車両の乗員が車両後側を視認可能にされている。
ケース14の車両前側には、検出装置30(メモリ)が固定されており、検出装置30内には、検出手段としての可変抵抗器32が一対固定されている。可変抵抗器32には、移動部としてのスライダ32Aが直線状にスライド(移動)可能に設けられており、スライダ32Aのスライド方向は、ロッドドライブ24の変位方向(車両前後方向)に対し垂直な方向にされている(交差する方向にされればよい)。スライダ32Aがスライドされてスライド位置が変更された際には、可変抵抗器32の抵抗値が変化される。また、可変抵抗器32は、制御手段としてのECU34に電気的に接続されている。
各ロッドドライブ24の車両前側端と各可変抵抗器32のスライダ32Aとは、それぞれ、連絡部材としての紐状(断面略円状)のワイヤ36(ケーブル)によって連絡(連結)されており、ワイヤ36は、一端及び他端がそれぞれロッドドライブ24の車両前側端及びスライダ32Aに固定されると共に、ホイルドライブ22内及びケース14の底壁を移動可能に貫通されている。ワイヤ36は、長手方向(軸方向)に伸縮不能にされると共に、長手方向への張性を有して自然状態(力が作用されない状態)において長手方向に直線状に張った状態(たるみなく延びた状態)にされる。さらに、ワイヤ36は、径方向への弾性的な可撓性を有している。
ワイヤ36は、案内手段としての筒状のガイド38内に嵌入かつ貫通されており、ガイド38は、検出装置30内(ケース14でもよい)に固定されている。ガイド38は、径方向へ湾曲されており、ワイヤ36は、ガイド38によってガイド38の長手方向(軸方向)に沿って弾性的に径方向へ湾曲されている(撓んでいる)。ワイヤ36は、ガイド38の長手方向に沿って長手方向に移動可能にされており、ガイド38は、ワイヤ36の長手方向への移動を案内可能にされている。
ガイド38のロッドドライブ24側の一端は、ロッドドライブ24に向けられており、ワイヤ36のガイド38とロッドドライブ24との間の部分は、長手方向に直線状に張った状態にされると共に、長手方向がロッドドライブ24の変位方向(車両前後方向)に平行に配置されている。ガイド38のスライダ32A側の他端は、スライダ32Aに向けられており、ワイヤ36のガイド38とスライダ32Aとの間の部分は、長手方向に直線状に張った状態にされると共に、長手方向がスライダ32Aのスライド方向に平行に配置されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、鏡面角度調整装置12において、モータ18が駆動されて、ウォーム20が回転されることで、ホイルドライブ22(ウォームホイル22A及び所定数の噛合爪22Bを含む)が回転されて、ロッドドライブ24が車両前後方向へ変位される。このため、ロッドドライブ24によってミラーホルダ26及びミラー28が上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において回動されることで、ミラー28の鏡面28A角度が上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において調整される。
さらに、ロッドドライブ24が車両前後方向へ変位された際には、ロッドドライブ24によってワイヤ36が長手方向に移動されて、ワイヤ36によって検出装置30における可変抵抗器32のスライダ32Aがスライドされることで、可変抵抗器32の抵抗値が変化される。このため、可変抵抗器32の抵抗値に基づき、スライダ32Aのスライド位置、ワイヤ36の長手方向への移動位置及びロッドドライブ24の変位位置が検出されて、ECU34において、ミラーホルダ26及びミラー28の回動角度ひいてはミラー28の鏡面28A角度が検出されて記憶される。
また、ワイヤ36が径方向へ湾曲されて、スライダ32Aのスライド方向がロッドドライブ24の変位方向(車両前後方向)に対し垂直な方向にされている(交差する方向にされればよい)。このため、スライダ32Aのスライド方向がロッドドライブ24の変位方向に対し平行にされる場合に比し、スライダ32Aのロッドドライブ24変位方向におけるスライド距離を短くできる。これにより、可変抵抗器32のロッドドライブ24変位方向における寸法を小さくできて、検出装置30ひいては鏡面角度調整装置12をロッドドライブ24変位方向において小型化でき、鏡面角度調整装置12の車両用ドアミラー装置10への設置スペースを小さくできる。しかも、ワイヤ36が長手方向において湾曲されることで、検出装置30における可変抵抗器32の設置位置の自由度を大きくでき、検出装置30の設計自由度を大きくできる。
ここで、ワイヤ36がガイド38内に嵌入かつ貫通されており、ガイド38がワイヤ36の長手方向への移動を案内する。
このため、ロッドドライブ24が車両後側(ワイヤ36とは反対側)に変位される際には、ガイド38によって、ワイヤ36が径方向への湾曲を緩和される(径方向に移動される)ことを抑制できて、ワイヤ36の通過経路を維持できる。さらに、ロッドドライブ24が車両前側(ワイヤ36側)に変位される際には、ガイド38によって、ワイヤ36が径方向へたるむことを抑制できて、ワイヤ36の通過経路を維持できる。
これにより、ロッドドライブ24が車両後側に変位される際及びロッドドライブ24が車両前側に変位される際に、ロッドドライブ24の変位によって、ワイヤ36を長手方向に適切に移動させることができて、スライダ32Aを適切にスライドさせることができ、ロッドドライブ24の変位距離とスライダ32Aのスライド距離とを等しくできて、ロッドドライブ24の変位位置とスライダ32Aのスライド位置との関係を一定にできる。したがって、可変抵抗器32の抵抗値に基づきロッドドライブ24の変位位置を適切(高精度)に検出でき、ミラー28の回動角度ひいてはミラー28の鏡面28A角度を適切(高精度)に検出できる。
また、ワイヤ36が紐状にされている。このため、ワイヤ36を周方向(軸周り)に容易に捩じることができて、ワイヤ36の設置自由度を大きくでき、ワイヤ36のロッドドライブ24側部分の周方向におけるワイヤ36の可変抵抗器32側部分の設置位置の自由度を大きくできる。これにより、ロッドドライブ24の周方向における可変抵抗器32の設置位置の自由度を大きくでき、検出装置30の設計自由度を一層大きくできる。
[第2実施形態]
図4には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置50の主要部が下方から見た断面図(図2の1−1線位置断面図)にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置50は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図4に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置50では、検出装置30において、可変抵抗器32に引張手段としての引張コイルスプリング52(付勢手段)が設けられており、引張コイルスプリング52は、スライダ32Aのワイヤ36とは反対側に配置されている。引張コイルスプリング52は、軸方向をスライダ32Aのスライド方向に平行に配置されると共に、スライダ32Aに連絡されており、引張コイルスプリング52は、スライダ32Aをワイヤ36とは反対側に付勢している。これにより、引張コイルスプリング52は、スライダ32Aを介してワイヤ36にスライダ32A側への付勢力を作用させており、ワイヤ36は、引張コイルスプリング52の付勢力によってスライダ32A側に引張られている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、ワイヤ36が引張コイルスプリング52の付勢力によってスライダ32A側に引張られている。このため、ロッドドライブ24が車両前側(ワイヤ36側)に変位される際には、引張コイルスプリング52の付勢力によって、ワイヤ36が径方向へたるむことを一層抑制できて、ワイヤ36の通過経路を一層維持できる。これにより、ロッドドライブ24の車両前側への変位によって、ワイヤ36を長手方向に一層適切に移動させることができて、スライダ32Aを一層適切にスライドさせることができ、ロッドドライブ24の変位距離とスライダ32Aのスライド距離とを一層等しくできて、ロッドドライブ24の変位位置とスライダ32Aのスライド位置との関係を一層一定にできる。したがって、可変抵抗器32の抵抗値に基づきロッドドライブ24の変位位置を一層適切(高精度)に検出でき、ミラー28の回動角度ひいてはミラー28の鏡面28A角度を一層適切(高精度)に検出できる。
[第3実施形態]
図5には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置60の主要部が下方から見た断面図(図2の1−1線位置断面図)にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置60は、上記第2実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図5に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置60では、検出装置30において、可変抵抗器32のスライダ32Aに例えば鉄製の磁性体62が一体に設けられており、磁性体62は、スライダ32Aのワイヤ36とは反対側に配置されている。
可変抵抗器32には、引張手段としての磁石64(磁力発生手段)が設けられており、磁石64は、磁性体62のスライダ32Aとは反対側に配置されている。磁石64は、スライダ32Aのスライド方向において、磁性体62に対向されており、磁石64は、磁性体62にスライダ32Aとは反対側への磁力(吸引力)を作用させている。これにより、磁石64は、磁性体62及びスライダ32Aを介してワイヤ36にスライダ32A側への吸引力を作用させており、ワイヤ36は、磁石64の磁力によってスライダ32A側に引張られている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、ワイヤ36が磁石64の磁力によってスライダ32A側に引張られている。このため、ロッドドライブ24が車両前側(ワイヤ36側)に変位される際には、引張コイルスプリング52の付勢力によって、ワイヤ36が径方向へたるむことを一層抑制できて、ワイヤ36の通過経路を一層維持できる。これにより、ロッドドライブ24の車両前側への変位によって、ワイヤ36を長手方向に一層適切に移動させることができて、スライダ32Aを一層適切にスライドさせることができ、ロッドドライブ24の変位距離とスライダ32Aのスライド距離とを一層等しくできて、ロッドドライブ24の変位位置とスライダ32Aのスライド位置との関係を一層一定にできる。したがって、可変抵抗器32の抵抗値に基づきロッドドライブ24の変位位置を一層適切(高精度)に検出でき、ミラー28の回動角度ひいてはミラー28の鏡面28A角度を一層適切(高精度)に検出できる。
なお、本実施形態では、スライダ32Aに磁性体62を一体に設けた。しかしながら、スライダ32A自体を磁性体にしてもよい。
また、上記第2実施形態及び第3実施形態では、ホイルドライブ22から噛合爪22Bを車両後側へ延出させた。しかしながら、ホイルドライブ22から噛合爪22Bを車両前側へ延出させてもよい。
この場合、ロッドドライブ24が車両後側(ワイヤ36とは反対側)に変位される際には、ロッドドライブ24がミラーホルダ26及びミラー28から車両前側への力を作用されて、噛合爪22Bがロッドドライブ24からホイルドライブ22の径方向外側への力を作用されることで、ロッドドライブ24と噛合爪22Bとの間の摩擦力が小さくなって、ロッドドライブ24の車両後側への変位抵抗が小さくされる。一方、ロッドドライブ24が車両前側(ワイヤ36側)に変位される際には、ロッドドライブ24がミラーホルダ26及びミラー28から車両後側への力を作用されて、噛合爪22Bがロッドドライブ24からホイルドライブ22の径方向内側への力を作用されることで、ロッドドライブ24と噛合爪22Bとの間の摩擦力が大きくなって、ロッドドライブ24の車両前側への変位抵抗が大きくされる。
このように、ロッドドライブ24の車両前側への変位抵抗が大きくされても、ロッドドライブ24がワイヤ36及びスライダ32Aを介して引張コイルスプリング52の付勢力又は磁石64の磁力によって車両前側に引張られることで、ロッドドライブ24が車両前側に容易に変位できる。これにより、ホイルドライブ22を回転させるモータ18の駆動力を小さくでき、モータ18を小型化できる。
さらに、上記第2実施形態及び第3実施形態では、ワイヤ36の移動を案内するガイド38を設けた。しかしながら、ワイヤ36の移動を案内するガイド38を設けなくてもよい。この場合、ロッドドライブ24が車両後側(ワイヤ36とは反対側)に変位される際及びロッドドライブ24が車両前側(ワイヤ36側)に変位される際に、ロッドドライブ24の変位位置とスライダ32Aのスライド位置との関係を一定にできればよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態では、ワイヤ36のガイド38とロッドドライブ24との間の部分における長手方向をロッドドライブ24の変位方向に平行に配置すると共に、ワイヤ36のガイド38とスライダ32Aとの間の部分における長手方向をスライダ32Aのスライド方向に平行に配置した。しかしながら、ワイヤ36のガイド38とロッドドライブ24との間の部分における長手方向をロッドドライブ24の変位方向に平行に配置しなくてもよく、また、ワイヤ36のガイド38とスライダ32Aとの間の部分における長手方向をスライダ32Aのスライド方向に平行に配置しなくてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第3実施形態では、本発明の変位部材をロッドドライブ24にした。しかしながら、本発明の変位部材をミラーホルダ26又はミラー28にしてもよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態では、検出手段を可変抵抗器32にした。しかしながら、検出手段は、移動部(例えばスライダ32A)の移動位置(スライド位置、回転位置及び回動位置を含む)を検出できるものであればよい。
さらに、上記第1実施形態〜第3実施形態では、本発明を車両用ドアミラー装置10、50、60に適用した構成とした。しかしながら、本発明を他の車外や車内のミラー装置に適用した構成としてもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
24 ロッドドライブ(変位部材)
28 ミラー
28A 鏡面
32 可変抵抗器(検出手段)
36 ワイヤ(連絡部材)
38 ガイド(案内手段)
50 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
52 引張コイルスプリング(引張手段)
60 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
64 磁石(引張手段)

Claims (4)

  1. 車両に設けられるミラーと、
    変位されることで前記ミラーの鏡面角度が調整される変位部材と、
    可撓性を有すると共に、前記変位部材に連絡され、前記変位部材が変位されて移動される連絡部材と、
    前記連絡部材が連絡され、前記連絡部材の移動位置を検出して前記ミラーの鏡面角度が検出される検出手段と、
    前記変位部材が前記連絡部材側に移動される際に前記連絡部材の移動を案内する案内手段と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  2. 車両に設けられるミラーと、
    変位されることで前記ミラーの鏡面角度が調整される変位部材と、
    可撓性を有すると共に、前記変位部材に連絡され、前記変位部材が変位されて移動される連絡部材と、
    前記連絡部材が連絡され、前記変位部材が変位されて前記連絡部材が移動されることで前記連絡部材の移動位置を検出して前記ミラーの鏡面角度が検出される検出手段と、
    前記変位部材が前記連絡部材側に移動される際に前記連絡部材を前記変位部材とは反対側に引張る引張手段と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  3. 前記連絡部材を紐状にした請求項1又は請求項2記載の車両用ミラー装置。
  4. 前記変位部材の前記連絡部材側への変位抵抗を前記変位部材の前記連絡部材とは反対側への変位抵抗に比し大きくした請求項2又は請求項3記載の車両用ミラー装置。
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