JP2014124131A - Tiller - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、耕耘機に関する。 The present invention relates to a cultivator.
特許文献1及び特許文献2において、走行車輪の前側に耕耘爪を設け、走行車輪より後方に畝を形成する畝立器を設ける技術が記載されている。
但し、特許文献1及び特許文献2に記載されている畝立器は機体外側に畝を形成するいわゆる外盛り用である。
In
However, the erecting apparatus described in
畝を形成する方法として、前述の外盛りと、機体内側に畝を形成する内盛りの2通りがあるが、外盛り式、内盛り式それぞれ長所・短所がある。
外盛りはオペレータの運転操作によっては畝の幅が変化し、畝の幅が安定しないという欠点がある。というのも、1回目の直進で畝の一側面を形成して旋回し、2回目の直進で畝の他側面を形成することで畝が完成するので、旋回して2回目の耕耘作業をどの地点から行うかにより、畝の幅が変化するためである。
There are two methods for forming the ridges: the above-mentioned outer scale and the inner scale that forms the heel on the inside of the aircraft.
The outer scale has the disadvantage that the width of the ridge changes depending on the operation of the operator and the width of the ridge is not stable. Because the first straight run will form one side of the kite and turn, and the second straight run will form the other side of the kite, so the kite will be completed. This is because the width of the kite changes depending on whether it is performed from the point.
それに対し、内盛りは1回の耕耘作業で畝の両側面を形成するので、畝の幅が常に一定になるというメリットがある。 On the other hand, since the inner scale forms both side surfaces of the ridge by one tilling operation, there is an advantage that the width of the ridge is always constant.
本発明は、走行車輪の前側に耕耘爪を設けるいわゆるフロントロータリ式の耕耘機において、良好な内盛り式の畝を形成できる構成にすることを課題とする。 It is an object of the present invention to provide a structure capable of forming a good internally-filled ridge in a so-called front rotary cultivator in which a tilling claw is provided on the front side of a traveling wheel.
本発明は、かかる課題を解決するために次のような技術的手段を講ずる。
請求項1記載の発明は、走行車輪(1)より前方には、耕耘部(K)を設け、
走行車輪(1)より後方には、左右方向に延びる昇降軸(20)を設け、
昇降軸(20)の左右両側には、それぞれ左右内側に成形面(27a)を形成する成形器(21)を取り付け、
昇降軸(20)の昇降動作により、成形器(21)が畝立姿勢又は非畝立姿勢に切り換え可能に構成することを特徴とする耕耘機とする。
The present invention takes the following technical means in order to solve this problem.
The invention according to
A lifting shaft (20) extending in the left-right direction is provided behind the traveling wheel (1),
On both the left and right sides of the elevating shaft (20), a molding machine (21) for forming a molding surface (27a) on the left and right inner sides is attached,
The tiller is configured such that the molding machine (21) can be switched between the upright posture and the non-upright posture by the lifting and lowering operation of the lifting shaft (20).
請求項2記載の発明は、成形器(21)は走行車輪(1)と背面視でラップする位置に設けることを特徴とする請求項1記載の耕耘機とする。
請求項3記載の発明は、左右一対の成形板(27)の成形面(27a)間の距離を、後側になるほど幅狭に形成することを特徴とする請求項1又は請求項2いずれか記載の耕耘機とする。
The invention according to
The invention according to
請求項4記載の発明は、成形器(21)は前側に面する案内面(26a)を備える案内板(26)と、成形面(27a)を備える成形板(27)とから構成することを特徴とする請求項1から請求項3いずれか記載の耕耘機とする。
According to the invention of
請求項5記載の発明は、昇降軸(20)には、成形器(21)で成形する畝の上面(U2)に当接する畝上面均し板(23)を設ける請求項1から請求項4いずれか記載の耕耘機とする。 According to a fifth aspect of the present invention, the elevating shaft (20) is provided with a collar upper surface leveling plate (23) that comes into contact with the upper surface (U2) of the collar formed by the molding machine (21). Use any of the cultivators.
請求項1記載の発明は、走行車輪(1)の前側に耕耘部(K)を設けた耕耘機において、内盛りの畝(U)を形成できる。また昇降軸(20)を昇降させることで左右両側の成形器(21)を同時に畝立姿勢・非畝立姿勢に切り替えることができる。 According to the first aspect of the present invention, in the cultivator provided with the tilling part (K) on the front side of the traveling wheel (1), the inner ridge (U) can be formed. Further, by raising and lowering the elevating shaft (20), the left and right molding machines (21) can be simultaneously switched between the standing posture and the non-standing posture.
請求項2記載の発明は、走行車輪(1)が通過し、走行車輪(1)の沈下である程度の溝(M)が形成されることになるので、走行車輪(1)の後を通過する成形器(21)、とりわけ案内板(26)により溝(M)を形成する際の土の抵抗を低減することができる。従って、オペレータの操作負荷を低減することができる。 According to the second aspect of the present invention, since the traveling wheel (1) passes and a certain amount of grooves (M) are formed when the traveling wheel (1) sinks, it passes behind the traveling wheel (1). The resistance of the soil when the groove (M) is formed by the molding machine (21), particularly the guide plate (26), can be reduced. Therefore, the operation load on the operator can be reduced.
請求項3記載の発明は、左右一対の成形板(27)の成形面(27a)間の距離を、後狭まりに形成することで、左右内側に徐々に土を寄せると共に、土への押圧力を順次高くすることができる。従って、土を確実に寄せ集めて、側面が強固な良好な形状の畝(U)を成形することができる。
In the invention according to
請求項4記載の発明は、左右内側に後傾斜する案内板(26)の案内面(26a)で土を確実に左右内側に寄せることで、畝(U)に必要な土の量を確保することができる。また、案内板(26)で左右内側に寄せられた土を円滑に成形面(27a)に引き継ぐことができる。
The invention according to
請求項5記載の発明は、畝上面均し板(23)で畝の上面(U2)を均すことで、畝(U)の上面を良好に均すことができる。 According to the fifth aspect of the present invention, the upper surface of the ridge (U2) is leveled by the heel upper surface leveling plate (23), whereby the upper surface of the ridge (U) can be leveled well.
本発明の実施の形態の耕耘機について、以下説明する。
本実施の形態では、進行方向を前、進行方向と交差する方向を左右方向と呼ぶ。
車軸1aで支持される左右一対の走行車輪1より前側には、耕耘軸2に取り付ける多数の耕耘爪3と耕耘爪3を覆う耕耘カバー4を備える耕耘部Kを設ける。本実施の形態の耕耘部Kの幅は左右の走行車輪1間の幅と略同じ幅としている。
The cultivator according to the embodiment of the present invention will be described below.
In the present embodiment, the traveling direction is referred to as the front, and the direction crossing the traveling direction is referred to as the left-right direction.
At the front side of the pair of left and right traveling
走行車輪1の左右内側には走行車輪1に伝動するミッションケース5を設け、ミッションケース5は前側に伸びて耕耘部Kにも動力を伝動する。ミッションケース5の上方には機体フレーム6、エンジン7及び燃料タンク8を設け、機体フレーム6の後部からは、後斜め上方に延びる操作ハンドル9を設ける。
A
耕耘部Kの前方には移動時用の移動輪10を設ける。移動輪10は移動輪軸11の一端に取り付けられ、移動輪軸11の他端を耕耘カバー4側に取り付け、移動輪軸11を上下方向に回動可能に構成している。すなわち、移動時には移動輪軸11を下降させて移動輪10を接地させ、耕耘作業時や畝立作業時には移動輪軸11を上昇させて移動輪10を非接地状態とする。
A moving
操作ハンドル9はループ式に形成し、エンジン始動スイッチ12やクラッチレバー13を設ける。本実施の形態では、クラッチレバー13を握ると走行及び耕耘部Kに動力が伝動し、クラッチレバー13を離すと、伝動が断たれるデッドマン式のクラッチレバー13を採用している。
The
次に、畝を形成する畝立部について説明する。
ミッションケース5の後部には、後方に向かって延びる畝立部支持板14を取り付ける。畝立部支持板14は回動軸15を支持する。回動軸15は畝立部支持板14を取り付ける中央部15aを固定とし、左右両側部15bを横軸芯に回動する構成である。回動軸15は中空形状に形成し、内部に回動軸15を支持する支点軸31を設けている。支点軸31は回動軸15の左右両側部15bと共に回動する構成としている。
Next, the upright part which forms a ridge is demonstrated.
An
回動軸15の左右両側部15bにはリンクプレート16の前部を連結し、リンクプレート16の後部には左右方向に延びる昇降軸20を連結する。リンクプレート16は左右一対の畝立部支持板14を挟んで左右一対設け、リンクプレート16の外面には第一フック17をそれぞれ設ける。そして、左右一対の畝立部支持板14それぞれの外面には第二フック18を設け、第一フック17と第二フック18とをスプリング19で巻回する構成である。
A front portion of the
本実施の形態の回動軸15の中央部15aは固定で回動しないので、この部分を固定軸と呼び、左右両側部15bを回動軸と呼んでも良い。
昇降軸20の左右方向の幅を走行車輪1の幅と略同じに構成し、左右両側にはそれぞれ左右一対の成形器21を連結している。昇降軸20の途中部には昇降用レバー22を取り付けている。
Since the central portion 15a of the rotation shaft 15 of the present embodiment is fixed and does not rotate, this portion may be referred to as a fixed shaft and the left and right side portions 15b may be referred to as rotation shafts.
The width of the
また、昇降軸20には上下調節部材24を介して畝上面均し板23を設けている。畝上面均し板23は左右の成形器21幅よりも狭いプレート状に形成され、昇降軸20と並行して設けられている。そして、上下調節部材24は取り付けプレート24aに長孔24bを形成し、チョウボルト25により畝上面均し板23を上下方向に調節及び位置固定する構成である。
Further, the
次に成形器21の構成について説明する。
成形器21は走行車輪1の後方に設け、背面視でラップする構成としている。成形器21は前側に平坦な案内面26aを形成する案内板26と、左右内側に平坦な成形面27aを形成する成形板27と、下側に平坦な溝均し面28aを形成する溝均し板28と、成形器21を昇降軸20に取り付ける成形器取り付け具29とから構成している。
Next, the configuration of the
The
案内板26の案内面26aは走行車輪1の背面と対向する位置にあり、また、走行車輪1と略同じ幅に形成している。また、左右外側から左右内側に向かって緩やかな角度で後側に向かって延びる構成としている。成形面27aは、左右内側に向く構成とし、案内面26aの端部から後方に向かって設け、左右内側に向かって斜め姿勢としている。
The guide surface 26 a of the
すなわち、左右一対の成形板27の成形面27aの距離Sは前側になるほど幅広とし、後側になるほど幅狭としている。また、左右の成形面27aはそれぞれ下広がりに形成することで、左右一対の成形板27の成形面27aの距離Sは上側になるほど幅狭とし、下側になるほど幅広としている。溝均し板28は案内板26の下端部と成形板27の下端部とを連結し、案内板26と成形板27と溝均し板28は一体に形成することで成形器21の構造を強固にしている。そして、案内板26と成形板27とで平面視略L字形状に構成すべく、案内面26aの左右方向幅Fより、成形面27aの前後方向長さGを長く形成している。成形器取り付け具29は一端を案内板26の裏面に取り付け、他端を昇降軸20に取り付ける構成としている。
That is, the distance S between the molding surfaces 27a of the pair of left and
次に畝立作業時の作用について説明する。
オペレータは図1の畝立姿勢位置に成形器21をセットする。すなわち、畝立姿勢位置では案内面26aが走行車輪1に対向すると共に、溝均し面28aが地面と対向する。そして、エンジン7を始動して変速レバー30を耕耘位置(図示せず)に入れ、クラッチレバー13を把持すると、耕耘機は前進走行しながら耕耘爪3が回転し、耕耘作業及び畝立作業が開始される。
Next, the operation during the erection operation will be described.
The operator sets the
耕耘爪3で後方に向かって跳ね上げられた土は案内板26の案内面26aで左右内側に向かって案内される。そして、左右両側の成形板27で左右内側に向かって土を盛り上げ、さらに、成形板27の後部で畝の左右両側面を押圧することにより畝の側面U1を形成する。一方、畝上面均し板23は畝の上面U2を均すことで、台形状の畝Uが形成される。本実施の形態では、1回の進行で畝Uを形成するいわゆる内盛り式の畝である。
The soil splashed rearward by the
畝立作業の無い単なる耕耘作業時や、耕耘機の移動時に成形器21を非畝立姿勢にする時には、オペレータは昇降用レバー22を把持して上方に引き上げる。すると、昇降軸20及びリンクプレート16が回動軸15の左右両側部15b及び支点軸31の回動により上昇し、成形器21も非畝立姿勢位置に向かって上昇する。図2に示すように、スプリング19が回動軸15よりも高い位置(支点越え)まで上昇すると、スプリング19の引っ張り力によりリンクプレート16の位置が固定され、それにより昇降軸20及び成形器21が非畝立姿勢位置に固定される。非畝立姿勢位置から畝立姿勢位置に切り換えるときには昇降用レバー22を押し下げることは言うまでもない。なお、図1と図2の畝立部を支持する構成については、動作を分かり易くするため、実線で示している。
When the
次に本実施の形態の成形器21の特徴について、以下説明する。
本実施の形態の成形器21は、昇降用レバー22の操作だけで畝立作業位置又は非畝立作業位置に切り換えることができる。また、スプリング19の作用により畝立姿勢位置と非畝立姿勢位置を固定し、いずれの位置でも成形器21が揺動し難く、円滑な畝立作業又は耕耘作業及び移動を行うことができる。
Next, features of the
The molding
成形器21は畝Uを形成すると共に、畝Uの左右両側に溝Mを形成する。本実施の成形器21は、背面視で走行車輪1とラップする位置にある。そのため、走行車輪1が通過し、走行車輪1の沈下である程度の溝(轍)が形成されることになり、走行車輪1の後を通過する成形器21、とりわけ案内板26により溝Mを形成する際の土の抵抗を低減することができる。従って、オペレータの操作負荷を低減することができる。とりわけ、案内板26を走行車輪1の幅と略同一の幅とすることで、走行車輪1の通過で形成された溝を案内板26が通過しやすく、また、案内板26と略同じ幅に形成する溝均し板28が案内板26により形成された溝を均し易くすることができ、走行車輪1の轍を消去しつつきれいな溝Mを形成することができる。
The molding
また、本実施の形態の成形器21は、左右の距離を後狭まりにすることで左右内側に徐々に土を寄せると共に、土への押圧力を順次高くすることができる。従って、土を確実に寄せ集めて、側面が強固な良好な形状の畝Uを成形することができる。
In addition, the molding
また、左右内側に後傾斜する案内板26の案内面26aで土を確実に左右内側に寄せることで、畝に必要な土の量を確保することができる。また、案内面26aと成形面27aを連続して形成(L字型)することで、案内板26で左右内側に寄せられた土を円滑に成形面27aに引き継ぐことができる。
Moreover, the amount of soil necessary for the dredging can be ensured by reliably bringing the soil to the left and right inner sides by the guide surface 26a of the
畝上面均し板23を上下調節可能とすることで畝上面の高さを任意に調節できる。
本実施の形態では、回動軸15にリンクプレート16を介して昇降軸20を連結し、昇降軸20に成形器21を取り付ける構成であるが、回動軸15を走行車輪1より後方に設け、回動軸15の左右両側部15bに成形器21を取り付ける構成でもよい。この場合には、昇降用レバー22を回動軸15に取り付け、畝立姿勢時と非畝立姿勢時それぞれで回動軸15の位置を固定する固定部材(図示せず)があれば構成できる。
The height of the heel upper surface can be arbitrarily adjusted by making the heel upper
In the present embodiment, the lifting
また、昇降軸20の昇降動作を上下スライド式に構成しても可能である。
また、本実施の形態の成形器21の位置は固定しているが、昇降軸20に沿ってスライド可能に構成することで、畝幅を調節することも可能である。
It is also possible to configure the lifting / lowering operation of the lifting / lowering
Moreover, although the position of the
本実施の形態の耕耘機はエンジン式の耕耘機であるが、電動耕耘機でも可能である。 The field cultivator of the present embodiment is an engine-type field cultivator, but an electric field cultivator is also possible.
1 走行車輪
20 昇降軸
21 成形器
23 畝上面均し板
26 案内板
26a 案内面
27 成形板
27a 成形面
K 耕耘部
U 畝
DESCRIPTION OF
Claims (5)
走行車輪より後方には、左右方向に延びる昇降軸を設け、
昇降軸の左右両側には、それぞれ左右内側に成形面を形成する成形器を取り付け、
昇降軸の昇降動作により、成形器が畝立姿勢又は非畝立姿勢に切り換え可能に構成することを特徴とする耕耘機。 In front of the traveling wheel, a tillage part is provided,
A lifting shaft extending in the left-right direction is provided behind the traveling wheel,
At the left and right sides of the lifting shaft, attach molding machines that form molding surfaces on the left and right sides respectively.
A tiller configured to be capable of switching between a standing posture and a non-standing posture by a lifting operation of a lifting shaft.
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