JP2014123909A - 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容易に所望のズーム倍率に変更することができる撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像プログラムを提供すること。
【解決手段】本発明にかかる撮像装置1は、ズームレンズ101と、撮像素子104と、ズームアクチュエータ115と、フラッシュメモリ204と、光学ズーム制御部401と、を備える。撮像素子104は、ズームレンズ101により結像された被写体像を撮像する。ズームアクチュエータ115は、ズームレンズ101を駆動する。フラッシュメモリ204は、予め設定されたズーム倍率に関する情報を格納する。光学ズーム制御部401は、メモリボタン904の操作に応じて、撮像装置1のズーム倍率が予め設定されたズーム倍率になるように、ズームアクチュエータ115を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像プログラムに関する。
近年、ビデオカメラ等の撮像装置を用いてスポーツを撮影する機会が増えてきている。このような状況に対応して、スポーツに特化した設定であるスポーツモードを備える撮像装置も普及している。スポーツの中には、特定の画角を用いて撮影が行われるスポーツが存在する。例えば、サッカーの試合では、主にグランド全体が含まれる画角やゴール前のみが含まれる画角等が用いられる。
なお、特許文献1には、非スポーツモードからスポーツモードに撮影シーンモードが変更されるのに応答して、撮像、表示および記録のフレームレートが同期して高速化するデジタルカメラが開示されている。
特開2005−86499号公報
1台の撮像装置を用いて複数種類の画角を必要とするスポーツを撮像する場合、ユーザはスポーツの場面に応じて画角を変更する、つまり、ズーム操作を行う必要がある。しかしながら、ズーム操作により画角を変更する場合、ユーザは、スポーツの場面に応じた複数種類のズーム倍率を記憶し、当該ズーム倍率(画角)になるように正確なズーム操作を行う必要がある。そのため、画角の変更操作が煩雑になるという問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、容易に所望のズーム倍率に変更することができる撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像プログラムを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、被写体像を撮像する撮像部(104)と、ズーム倍率を調整するズーム部(ズームレンズ101、ズームアクチュエータ115、デジタルズーム処理部403)と、ユーザにより予め設定されたズーム倍率に関する情報を格納する記憶部(フラッシュメモリ204)と、前記ユーザが操作可能な第1のズーム倍率変更部(メモリボタン904)と、前記第1のズーム倍率変更部の操作に応じて、前記ズーム倍率が前記予め設定されたズーム倍率になるように、前記ズーム部を制御するズーム制御部(光学ズーム制御部401、デジタルズーム制御部402)と、を備える撮像装置を提供する。
また、本発明は、ズーム倍率を調整するズーム部(ズームレンズ101、ズームアクチュエータ115、デジタルズーム処理部403)を備える撮像装置の制御方法であって、被写体像を撮像するステップと、ユーザにより予め設定されたズーム倍率に関する情報を記憶部(フラッシュメモリ204)に格納するステップと、前記ユーザが操作可能な第1のズーム倍率変更部(メモリボタン904)の操作に応じて、ズーム倍率が前記予め設定されたズーム倍率になるように、前記ズーム部を制御するステップと、を備える撮像装置の制御方法を提供する。
また、本発明は、ズーム倍率を調整するズーム部(ズームレンズ101、ズームアクチュエータ115、デジタルズーム処理部403)を備える撮像装置の撮像プログラムであって、コンピュータに、被写体像を撮像させるステップと、ユーザにより予め設定されたズーム倍率に関する情報を記憶部(キャッシュメモリ204)に格納させるステップと、前記ユーザが操作可能な第1のズーム倍率変更部(メモリボタン904)の操作に応じて、ズーム倍率が前記予め設定されたズーム倍率になるように、前記ズーム部を制御させるステップと、を備える撮像プログラムを提供する。
本発明によれば、容易に所望のズーム倍率に変更することができる撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像プログラムを提供することができる。
実施の形態にかかる撮像装置の上面図である。 実施の形態にかかる撮像装置の正面図である。 実施の形態にかかる撮像装置の背面図である。 実施の形態にかかる撮像装置のブロック図である。 実施の形態にかかる撮像装置のズーム倍率の記憶処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態にかかる撮像装置のズーム倍率の読み出し処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態にかかる撮像装置のズーム倍率の記憶処理を説明するための図である。 実施の形態にかかる撮像装置のズーム倍率の記憶処理を説明するための図である。 実施の形態にかかる撮像装置のズーム倍率の読み出し処理を説明するための図である。 実施の形態にかかる撮像装置のズーム倍率の読み出し処理を説明するための図である。 実施の形態にかかる撮像装置のズーム倍率の読み出し処理を説明するための図である。 実施の形態にかかる撮像装置のズーム倍率の読み出し処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3は、本実施の形態にかかる撮像装置1の外観図である。図1は、撮像装置1の上面図である。図2は、撮像装置1の正面図である。図3は、撮像装置1の背面図である。図1〜図3に示すように、撮像装置1は、本体部11と、モニタ部12と、第1のマイク13と、第2のマイク14と、レンズ15と、ズームレバー16と、シャッターボタン17と、を備える。本体部11の前端には、レンズ15が設けられている。
<撮像装置1の外観構成>
本体部11は、複数のレンズを有するレンズユニットや、撮像素子、バッテリ、Wi−Fiモジュール等(図示省略)を格納する筐体である。撮像装置1は、画像を撮像するためのレンズユニット及び撮像素子を用いて、静止画及び動画を撮像することができる。
また、本体部11の背面側には、モニタ部12が設けられている。モニタ部12は、本体部11に対して、ヒンジを介して連結されている。モニタ部12は、被写体、記憶された画像データ、設定情報、その他の情報を表示する液晶モニタなどを有している。なお、モニタ部12がタッチパネル機能を備える場合には、モニタ部12の液晶モニタが操作部の一部となる。
本体部11は、上面に第1のマイク13及び第2のマイク14を有する。第1のマイク13は、撮像装置1を背面から見た場合に(図3)、本体部11に向かって左側に位置する。第2のマイク14は、撮像装置1を背面から見た場合に(図3)、本体部11に向かって右側に位置する。つまり、第1のマイク13は、L(Left)chマイクである。第2のマイクは、R(Right)chマイクである。
ズームレバー16(第2のズーム倍率変更部、第3のズーム倍率変更部)は、本体部11の上面後方に位置する。ユーザがズームレバー16をT(Tele)側に押すと、撮像装置1の光学ズーム倍率またはデジタルズーム倍率が上がる(望遠)。ユーザがズームレバー16をW(Wide)側に押すと、撮像装置1の光学ズーム倍率またはデジタルズーム倍率が下がる(広角)。以下の説明においては、光学ズーム倍率及びデジタルズーム倍率を含めて、単にズーム倍率と称す場合もある。
なお、本発明に係る撮像装置1は、静止画または動画像を撮像でき、例えば液晶モニタ等の表示部を有するものであれば、その形状、及び構成は特に限定されるものではない。すなわち、撮像装置1は、ビデオカメラに限らず、撮像部及び表示部を有する電子機器(たとえばスマートフォン等の携帯端末装置)であればよい。
<撮像装置1の内部構成>
次に、撮像装置1の構成について図4を参照して説明する。図4は、本実施の形態にかかる撮像装置1の内部構成を示すブロック図である。
中央制御部400はCPU(Central Processing Unit)、各種プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)、及びワークエリアとしてのRAM(Random Access Memory)等を含む半導体集積回路により構成され、撮像、及び各種画像の表示等の撮像装置1全体の処理を統括的に制御する。
撮像装置1は、ズームレンズ101、フォーカスレンズ102、絞り103、撮像素子104、及びズームアクチュエータ115を含む撮像部100を有する。ズームレンズ101はズームアクチュエータ115(レンズ駆動部)によって光軸LAに沿って移動する。同様に、フォーカスレンズ102は、図示しないフォーカスアクチュエータによって光軸LAに沿って移動する。絞り103は、図示しない絞りアクチュエータに駆動されて動作する。撮像素子104は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等で構成され、各種レンズによって結像された被写体像を撮像する。
ズームアクチュエータ115は、後述するフラッシュメモリ204に格納された光学ズーム倍率や、操作部306(ズームレバー16)の操作量に応じた光学ズーム倍率に基づいて、ズームレンズ101を駆動させる。これにより、ズームレンズ101が光学ズーム倍率に応じて移動する。撮像素子104は、ズームレンズ101の位置に応じた大きさの被写体像を撮像する。ズームアクチュエータ115は、例えばステッピングモータを含む。ステッピングモータは、入力される駆動パルス信号のパルス数に応じた量だけ回転する。なお、ズームレンズ101及びズームアクチュエータ115が光学ズーム倍率を調整するズーム部として機能する。
撮像部100を用いた撮像は以下の手順で行われる。撮像素子104はズームレンズ101、フォーカスレンズ102、及び絞り103を通過した光を光電変換して、被写体のアナログ画像信号を生成する。アナログ画像信号処理部105が、このアナログ画像信号を増幅した後、画像A/D変換部106が、その増幅された信号をデジタル画像データに変換する。画像入力コントローラ107は、画像A/D変換部106から出力されたデジタル画像データを撮像データとして取り込んで、バス200を介してメインメモリ205に格納する。
デジタル信号処理部108は、バス200を介して中央制御部400からの指令に基づき、メインメモリ205に格納された撮像データを取り込み、所定の信号処理を施して輝度信号と色差信号とからなるデータを生成する。デジタル信号処理部108はまた、オフセット処理、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、RGB補完処理、ノイズ低減処理、輪郭補正処理、色調補正処理、光源種別判定処理等の各種デジタル補正を行う。
第1のマイク13及び第2のマイク14は、撮像時の周囲の音声を周音し、アナログ音声信号を生成する。より詳細には、アナログ音声信号処理部110は、第1のマイク13により生成された第1のアナログ音声信号(第1の音声信号)と、第2のマイクにより生成された第2のアナログ音声信号(第2の音声信号)と、を取得する。アナログ音声信号処理部110がそのアナログ音声信号を増幅した後、音声A/D変換部111が、その増幅された信号をデジタル音声データに変換する。音声入力コントローラ112は、音声A/D変換部111から出力されたデジタル音声データを撮像データと併せてメインメモリ205に格納する。
なお、アナログ音声信号処理部110(音声制御部)は、第1のマイク13及び第2のマイク14から入力されたアナログ音声信号の信号レベルを低減する。具体的には、アナログ音声信号処理部110は、撮像装置の光学ズーム倍率に基づいて、第1のアナログ音声信号及び第2のアナログ音声信号に含まれる同位相の信号のレベルを低減させる。
多重化部113は、メインメモリ205に格納された撮像データ及びデジタル音声データの圧縮データを多重化しストリームデータを生成する。また、多重化部113は、カード型記録媒体302に格納されたストリームデータに逆多重化処理を施し、映像の圧縮データと音声の圧縮データとをそれぞれ分離して生成する。
圧縮・伸長処理部201は、バス200を介して中央制御部400からの指示に従い、メインメモリ205に格納された撮像データ及びデジタル音声データに所定の圧縮処理を施し、圧縮データを生成する。また、圧縮・伸長処理部201は、中央制御部400からの指令に従い、カード型記録媒体302等に格納された映像の圧縮データ及び音声の圧縮データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮データを生成する。なお、本実施の形態の撮像装置1では、静止画像に対してはJPEG規格に準拠した圧縮方式が、動画像に対してはMPEG2規格やAVC/H.264規格に準拠した圧縮方式が採用される。
音声・画像処理部202は、バス200を介して中央制御部400の指示に従い、メインメモリ205から読み出したデジタルデータに所定の画像処理を施す。例えばメニュー画像やOSD画像等、各種処理のための画像データを生成し、その画像データをメインメモリ205から読み出されたオリジナルの撮像データに重畳させて液晶モニタ304に出力する。この出力によって、液晶モニタ304に表示される画像は各種画像データが合成ないし重畳されたものとなる。なお、液晶モニタ304の代わりに有機EL(Electro - Luminescence)モニタ等の他のモニタを用いることも可能である。
ROM203はバス200を介して中央制御部400に接続されており、中央制御部400が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等を格納している。フラッシュメモリ204は、ユーザの設定情報等、撮像装置1の動作に関する各種設定情報を格納している。フラッシュメモリ204は、ユーザにより予め設定されたズーム倍率に関する情報を格納する。より詳細には、フラッシュメモリ204は、ズーム倍率として、ステッピングモータ(ズームアクチュエータ115)に供給される駆動パルス信号のパルス数を示す情報を格納する。
メインメモリ205は、撮像データ(動画像及び静止画)の一時記憶領域として使用される。メインメモリ205は、中央制御部400の指令に応じて、保持している多重化されたストリームデータ(動画ファイル)をカード型記録媒体302または内蔵型記録媒体209に格納する。このとき、ストリームデータの格納先をカード型記録媒体302にするか、内蔵型記録媒体209にするかについて、ユーザが選択できるようにしてもよい。なお、メインメモリ205は、中央制御部400の演算作業領域としても使用される。
メディア制御部206は、中央制御部400の指令に従い、カードI/F301を通じてカード型記録媒体302または内蔵型記録媒体209へのデータの書き込みやデータの読み出しを制御する。カード型記録媒体302(撮像データ記憶部、マーカ記憶部)はSDカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等の外部メモリであり、撮像装置1に対して脱着可能に設けられている。
ジャイロセンサ207は、3軸の加速度及び角速度の変化を検出する。そして、ジャイロセンサ207の検出結果に応じて、液晶モニタ304の表示向きを変える。時計208は、撮像画像データの取得日時の情報等を示す入力時刻情報を生成する。内蔵型記録媒体209は、撮像装置1に予め内蔵されたRAM等のメモリである。
液晶モニタ304、スピーカ305、操作部306及び入出力端子307は入出力I/F303に接続されている。液晶モニタ304は、例えばVRAM205やメインメモリ205に一時記録された撮像データ、又はインターフェイス画像データや各種メニュー画像データ等、各種画像データから生成された画像を表示する。ここで、液晶モニタ304に出力される撮像データは、ユーザが操作部306の図示しない録画ボタンをONにしてカード型記録媒体等の図示しない記録媒体に記録するものだけでなく、ユーザが撮像する内容を確認するために液晶モニタ304に表示される、いわゆるスルー画像に係るデータも含まれるのは勿論である。スピーカ305は、例えばメインメモリ205に一時記録された音声を出力する。
操作部306は、各種操作ボタン(ズームレバー16やシャッターボタン17等)、又は液晶モニタ304上に設けられたタッチパネル等を含み、ユーザの撮像装置1への操作入力を受け付ける。なお、操作部306には、後述するメモリボタンが含まれる。ユーザがメモリボタンを押すと、撮像装置1のズーム倍率は、フラッシュメモリ204に格納されたズーム倍率に変更される。
無線モジュール309は、バス200及び無線I/F308を介して、各データを他の装置との間で送受信する。各種情報及び撮像画像データ等の無線通信はIEEE802.11規格に準拠した方式で行われる。より具体的には、無線モジュール309は、Wi−Fi等の無線LAN規格に準拠した通信処理を行う。
中央制御部400は、光学ズーム制御部401と、デジタルズーム制御部402と、デジタルズーム処理部403と、を有する。光学ズーム制御部401(ズーム制御部)は、ズームアクチュエータ115に対して駆動パルス信号を出力し、ズームアクチュエータ115の駆動を制御する。
このとき、光学ズーム制御部401は、駆動パルス信号を生成したり、フラッシュメモリ204から取得したりする。より詳細には、光学ズーム制御部401は、ユーザによりズームレバー16が操作された場合、ズームレバー16の操作量に応じたパルス数の駆動パルス信号を生成する。一方、光学ズーム制御部401は、ユーザによりズーム倍率の読み出し操作が行われた場合、フラッシュメモリ204に格納されたパルス数の駆動パルス信号を生成する。
また、光学ズーム制御部401は、ユーザによりズーム倍率の記憶操作が行われた場合、現在のズーム倍率に関する情報をフラッシュメモリ204に格納する。ズーム倍率に関する情報とは、駆動パルス信号のパルス数やデジタルズーム倍率を示す情報である。
デジタルズーム制御部402(ズーム制御部)は、光学ズーム倍率が最大の状態において、さらにズーム要求があった場合に、デジタルズーム処理部403の制御を行う。デジタルズーム処理部403(ズーム部)は、撮像処理によって生成された画像データに対してズーム処理を行う。ズーム要求は、デジタルズームを行うための操作部306(第3のズーム倍率変更部)が操作されることにより、デジタルズーム制御部402に出力される信号である。例えば、ズーム要求は、ズームレバー16の操作に応じて出力されてもよいし、液晶モニタ304のタッチ操作に応じて出力されてもよい。
このとき、デジタルズーム処理とは、ズームレンズ101の位置を変更せずに行われるズーム処理である。例えば、デジタルズーム処理には、メインメモリ205に格納された撮像データに対して、拡大処理や補間処理等の画像処理を用いて単純に画素を拡大する処理が含まれる。また、デジタルズーム処理には、撮像素子104の全ての領域を使用せずに、中央の一部の領域のみを用いて撮像を行うことにより、生成される撮像データの画角を狭くする(つまりズームする)処理も含まれる。
<撮像装置1の動作>
続いて、図5及び図6に示すフローチャートを参照して、本実施の形態にかかる撮像装置1の動作について説明する。
<ズーム倍率の記憶>
はじめに、撮像装置1が光学ズーム倍率を記憶する動作について説明する。図5は、光学ズーム倍率記憶処理を示すフローチャートである。まず、ユーザが撮像装置の電源を入れる。これにより、撮像装置1の電源がONになる(ステップS101)。
すると、ズームアクチュエータ115は、ズームレンズ101をW端に移動させる(ステップS102)。これにより、ズームレンズ101が基準位置(ホームポジション)であるW端に移動する。ズームアクチュエータ115は、入力される駆動パルス信号のパルス数に応じた距離だけ、ズームレンズ101をW端からT端へと移動させる。
次に、光学ズーム制御部401は、ユーザがズームレバー16を操作したか否かを判定する(ステップS103)。具体的には、ズームレバー16は、ユーザにより操作されると、操作方向(W方向への操作またはT方向への操作)と、その操作量(ズームレバー16が押された量)と、を示す信号を生成し、光学ズーム制御部401へ送信する。光学ズーム制御部401は、ズームレバー16から送られてきた操作方向及び操作量を示す信号(以下、操作信号と称す)を受信したか否かを判定する。
ユーザがズームレバー16を操作していない場合(ステップS103:No)、光学ズーム制御部401は、ズームレバー16の操作が行われるまで待機する。つまり、光学ズーム制御部401は、ズームレバー16から操作信号を受信するまでは待機状態となる。
一方、ユーザがズームレバー16を操作した場合(ステップS103:Yes)、光学ズーム制御部401は、操作信号に応じた駆動パルス信号をズームアクチュエータ115に出力する(ステップS104)。具体的には、光学ズーム制御部401は、操作方向及び操作量に応じたパルス数の駆動パルス信号を生成し、ズームアクチュエータ115に出力する。ズームアクチュエータ115は、駆動パルス信号に基づいて、ズームレンズ101を移動させる。これにより、ズームレンズ101は、ズームレバー16の操作方向及び操作量に応じた方向及び移動量で移動する(ステップS105)。このとき、光学ズーム制御部401は、ズームアクチュエータ115に出力した駆動パルス信号のパルス数をメインメモリ205に一時的に格納する。
なお、ズームレンズ101の移動速度は可変である。光学ズーム制御部401は、ズームレンズ101の移動速度についても制御する。例えば、ズームレンズ101は、3段階(高速、中速、低速)の速度で移動可能であるとする。光学ズーム制御部401は、ズームレバー16の操作量が第1の閾値よりも小さい場合、低速でズームレンズ101を移動させるようにズームアクチュエータ115に指示する。また、光学ズーム制御部401は、ズームレバー16の操作量が第1の閾値以上、第2の閾値よりも小さい場合、中速でズームレンズ101を移動させるようにズームアクチュエータ115に指示する。さらに、光学ズーム制御部401は、ズームレバー16の操作量が第2の閾値以上の場合、高速でズームレンズ101を移動させるようにズームアクチュエータ115に指示する。
また、光学ズーム制御部401は、ズームアクチュエータ115に出力した駆動パルス信号のパルス数(現在の撮像装置1の光学ズーム倍率)をアナログ音声信号処理部110にも出力する。アナログ音声信号処理部110は、入力されたパルス数(現在の撮像装置1の光学ズーム倍率)に基づいて、第1の音声信号及び第2の音声信号に含まれる同位相の信号のレベルを低減させる。具体的には、アナログ音声信号処理部110は、撮像装置1の光学ズーム倍率が最大値の場合(ズームレンズ101がT端に位置しているとき)、第1の音声信号及び第2の音声信号をそのまま音声A/D変換部111に出力する。一方、アナログ音声信号処理部110は、撮像装置1の光学ズーム倍率が最大値から低下する(ズームレンズ101がT端からW端に移動する)ことに応じて、第1の音声信号及び第2の音声信号の同位相成分を低減させる。つまり、アナログ音声信号処理部110は、撮像装置1の光学ズーム倍率が低い程、同位相成分を低減させる。そして、アナログ音声信号処理部110は、同位相成分を低減させた第1の音声信号及び第2の音声信号を音声A/D変換部111に出力する。これにより、ズームレンズ101がW端に向かうにつれて、同位相成分が低減されるため、第1のマイク13が収音した音と第2のマイク14が収音した音との違いが明確になる。その結果、撮像装置1の光学ズーム倍率が低い程、ステレオ感を強調することができる。
次に、光学ズーム制御部401は、現在の光学ズーム倍率の記憶操作がなされたか否かを判定する(ステップS106)。光学ズーム倍率の記憶操作とは、例えば、光学ズーム倍率記憶用のボタン(メモリボタン)の押下等である。当該記憶操作が行われることにより、光学ズーム倍率の記憶要求が光学ズーム制御部401に出力される。
光学ズーム倍率の記憶操作がなされていない場合(ステップS106:No)、光学ズーム制御部401は、再びズームレバー16が操作されるまで待機する。一方、光学ズーム倍率の記憶操作がなされた場合(ステップS106:Yes)、撮像装置1は、現在の光学ズーム倍率を記憶する(ステップS107)。具体的には、光学ズーム倍率の記憶操作に応じて光学ズーム制御部401に記憶要求が入力される。そして、光学ズーム制御部401は、メインメモリ205に一時記憶させている現在の光学ズーム倍率(駆動パルス信号のパルス数)を、フラッシュメモリ204に格納する。以上の動作により、撮像装置1は光学ズーム倍率を記憶する。
ここで、図7及び図8を参照して、光学ズーム倍率の記憶動作についての一例を説明する。図7及び図8は、撮像中に液晶モニタ304に表示されている画像である。なお、図7及び図8に示す例においては、液晶モニタ304がタッチパネル機能を有するものとする。また、図7及び図8においては、ユーザが撮像装置1を用いてサッカーを撮像している場合を示す。
図7及び図8に示す表示画像には、ゲージ901と、目印902と、ズーム倍率903と、メモリボタン904と、W端ボタン905と、T端ボタン906と、が表示されている。目印902は、現在のズーム倍率を示している。目印902がゲージ901の左側(W端側)にあるほど、ズーム倍率が低い(広角)ことを意味し、目印902がゲージ901の右側(T端側)にあるほどズーム倍率が高い(望遠)ことを意味する。図7においては、目印902がW端に位置しているため、このときの撮像装置1のズーム倍率は最も低い状態である。このため、撮像された画像には、サッカーコートの半分程度の領域が含まれる。したがって、ユーザは、選手全体の動きを確認することができる。
このとき、ユーザがズームレバー16のT側を押したとする。ズームレバー16は、操作信号を生成し、光学ズーム制御部401に出力する。そして、光学ズーム制御部401は、操作信号に応じたパルス数の駆動パルス信号を生成し、ズームアクチュエータ115に出力する。ズームアクチュエータ115は、ズームレンズ101をW端からT端方向に移動させる。これにより、ズーム倍率が高くなる。
図8は、ズームレンズ101の移動後における表示画像である。図8は、図7の一部が拡大された画像である。つまり、図7の状態よりも望遠で撮影が行われており、画角も狭くなっている。このため、撮像された画像には、ゴール前の領域のみが含まれる。したがって、ユーザは、ゴール前の選手の細かい動作を確認することができる。なお、図8の状態においては、ズーム倍率は8倍となっている。光学ズーム制御部401は、現在のズーム倍率(8倍)に対応する駆動パルス信号のパルス数をメインメモリ205に一時的に格納する。
ここで、ユーザが光学ズーム倍率の記憶操作をしたとする。本例においては、光学ズーム倍率の記憶操作は、メモリボタン904の長押しである。光学ズーム制御部401は、メモリボタン904の長押し操作に応じて、メインメモリ205に一時記憶されているパルス数をフラッシュメモリ204に格納する。これにより、撮像装置1は、現在の光学ズーム倍率(8倍)を予め設定されたズーム倍率として記憶する。
なお、上記の説明においては、光学ズーム倍率の記憶処理について説明したが、デジタルズーム倍率の記憶処理も同様に行われる。具体的には、デジタルズーム制御部402は、操作部306の操作に応じて、デジタルズーム処理部403にデジタルズーム処理を行わせる。そして、デジタルズーム処理部402は、デジタルズーム処理を行っている状態でメモリボタン904が長押しされた場合、メモリボタン904が長押しされたときのデジタルズーム倍率を、予め設定されたズーム倍率としてフラッシュメモリ204に格納する。
<ズーム倍率の読み出し>
続いて、図6に示したフローチャートを参照して、光学ズーム倍率の読み出し処理について説明する。まず、光学ズーム制御部401は、ユーザが光学ズーム倍率の読み出し操作を行ったか否かを判定する(ステップS201)。
ユーザが光学ズーム倍率の読み出し操作を行っていない場合(ステップS201:No)、光学ズーム制御部401は、読み出し操作が行われるまで待機する。一方、ユーザが光学ズーム倍率の読み出し操作を行った場合(ステップS201:Yes)、光学ズーム制御部401は、フラッシュメモリ204から光学ズーム倍率を取得する(ステップS202)。つまり、光学ズーム制御部401は、フラッシュメモリ204に格納されている駆動パルス信号のパルス数を読み出す。
そして、光学ズーム制御部401は、読み出したパルス数に基づいて、駆動パルス信号を生成し、ズームアクチュエータ115に出力する(ステップS203)。ズームアクチュエータ115は、入力された駆動パルス信号に応じた移動方向及び移動量でズームレンズ101を移動させる(ステップS204)。以上の動作により、撮像装置1は、現在の光学ズーム倍率をフラッシュメモリ204に格納された光学ズーム倍率に変更する。
ここで、図9及び図10を参照して、光学ズーム倍率の記憶動作についての一例を説明する。図9及び図10は、液晶モニタ304の表示画像である。図9及び図10は、図7及び図8に示した場面よりも後の場面であるとする。つまり、既にフラッシュメモリ204には、ズーム倍率8倍に対応するパルス数が格納されているものとする。なお、図9においては、ユーザがズームレバー16を操作してズーム倍率を変更した後の状態である。このため、撮像装置1のズーム倍率は3倍となっている。
ここで、ユーザが、ゴール前の画像を撮像するために、光学ズーム倍率の読み出し操作をしたとする。本例においては、光学ズーム倍率の読み出し操作は、メモリボタン904(第1のズーム倍率変更部)のタッチである。光学ズーム制御部401は、読み出し操作に応じて、フラッシュメモリ204からズーム倍率8倍に対応するパルス数を読み出す。そして、光学ズーム制御部401は、読み出したパルス数に応じて駆動パルス信号を生成し、ズームアクチュエータ115に出力する。ズームアクチュエータ115は、入力された駆動パルス信号に基づいて、ズーム倍率が8倍となる位置までズームレンズ101を移動させる。これにより、撮像装置1のズーム倍率が8倍に変更される(図10参照)。つまり、メモリボタン904の操作量や操作方向に拘わらず、メモリボタン904のタッチ(押下)のみによって、撮像装置1のズーム倍率が予め設定された倍率に変化する。
なお、フラッシュメモリ204には、ズームレンズ101をW端に移動させるためのパルス数及びT端に移動させるためのパルス数も予め格納されている。ユーザがW端ボタン905(第1のズーム倍率変更部)にタッチすると、光学ズーム制御部401は、フラッシュメモリ204からズームレンズ101をW端に移動させるためのパルス数を読み出す。そして、光学ズーム制御部401は、読み出したパルス数に応じて駆動パルス信号を生成し、ズームアクチュエータ115に出力する。これにより、撮像装置1のズーム倍率が1倍に変更される(図11参照)。同様に、ユーザがT端ボタン905(第1のズーム倍率変更部)にタッチすると、光学ズーム制御部401は、フラッシュメモリ204からズームレンズ101をT端に移動させるためのパルス数を読み出す。そして、光学ズーム制御部401は、読み出したパルス数に応じて駆動パルス信号を生成し、ズームアクチュエータ115に出力する。これにより、撮像装置1のズーム倍率が10倍に変更される(図12参照)。
また、メモリボタン904、W端ボタン905、及びT端ボタン906(つまり、第1のズーム倍率変更部)のタッチにより光学ズーム倍率が変更される場合、光学ズーム制御部401は、ズームアクチュエータ115に対して、最高速でズームレンズ101を移動させるように命令する。つまり、ズームレンズ101の移動速度が可変である場合に、ズームアクチュエータ115は、最も早い速度でズームレンズ101を移動させる。これにより、撮像装置1のズーム倍率が、高速で所望のズーム倍率に変化する。
なお、上記の説明においては、光学ズーム倍率の読み出し処理について説明したが、デジタルズーム倍率の読み出し処理も同様に行われる。具体的には、デジタルズーム制御部402は、フラッシュメモリ204にデジタルズーム倍率が格納されている場合に、メモリボタン904がタッチされると、格納されたデジタルズーム倍率になるように、デジタルズーム処理を行う。これにより、光学ズームではズーム倍率が足りない場合であっても、デジタルズーム処理によって対応することができる。
以上のように、本実施の形態にかかる撮像装置1の構成によれば、フラッシュメモリ204は、ユーザにより予め設定されたズーム倍率を格納する。そして、光学ズーム制御部401及びデジタルズーム制御部402は、メモリボタン904の操作に応じて、撮像装置1の光学ズーム倍率及びデジタルズーム倍率が予め設定されたズーム倍率になるように、ズームアクチュエータ115を制御する。このため、ユーザは、所望のズーム倍率を予めフラッシュメモリ204に格納しておけば、所望のズーム倍率に設定したい場合にメモリボタン904をタッチするだけでよい。つまり、ズームレバー16を操作してズーム倍率を調整することなく、容易に所望のズーム倍率に変更できる。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
例えば、図5に示したズーム倍率の記憶処理及び図6に示したズーム倍率の読み出し処理は、撮影中だけでなく、撮影前に液晶モニタ304にスルー画像が表示されている状態(ライブビュー状態)において行われてもよい。また、ズーム倍率の記憶操作とズーム倍率の読み出し操作を同じボタン(メモリボタン904)で行っていたが、異なるボタンや操作であってもよい。さらに、表示画面の構成は、図7〜図12に示した構成に限られない。
また、上述の撮像装置1の任意の処理は、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、コンピュータが上述の実施の形態の機能を実現するプログラムを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現される場合だけでなく、このプログラムが、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)もしくはアプリケーションソフトウェアと共同して、上述の実施の形態の機能を実現する場合も、本発明の実施の形態に含まれる。さらに、このプログラムの処理の全てもしくは一部がコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットによって行われて、上述の実施の形態の機能が実現される場合も、本発明の実施の形態に含まれる。
1 撮像装置
11 本体部
12 モニタ部
13 第1のマイク
14 第2のマイク
15 レンズ
16 ズームレバー
17 シャッターボタン
100 撮像部
101 ズームレンズ
102 フォーカスレンズ
103 絞り
104 撮像素子
105 アナログ画像信号処理部
106 画像A/D変換部
107 画像入力コントローラ
108 デジタル信号処理部
110 アナログ音声信号処理部
111 音声A/D変換部
112 音声入力コントローラ
113 多重化部
115 ズームアクチュエータ
400 中央制御部
401 光学ズーム制御部
402 デジタルズーム制御部
403 デジタルズーム処理部
901 ゲージ
902 目印
903 ズーム倍率
904 メモリボタン
905 W端ボタン
906 T端ボタン

Claims (13)

  1. 被写体像を撮像する撮像部と、
    ズーム倍率を調整するズーム部と、
    ユーザにより予め設定されたズーム倍率に関する情報を格納する記憶部と、
    前記ユーザが操作可能な第1のズーム倍率変更部と、
    前記第1のズーム倍率変更部の操作に応じて、前記ズーム倍率が前記予め設定されたズーム倍率になるように、前記ズーム部を制御するズーム制御部と、
    を備える撮像装置。
  2. ユーザが操作可能な第2のズーム倍率変更部をさらに備え、
    前記ズーム制御部は、前記撮像装置の前記ズーム倍率が前記第2のズーム倍率変更部の操作量に応じた前記ズーム倍率になるように、前記ズーム部を制御する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ズーム制御部は、前記第2のズーム倍率変更部の操作量に応じて調整された前記撮像装置の前記ズーム倍率を、前記記憶部への格納要求に応じて、前記予め設定されたズーム倍率として前記記憶部に格納する請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記ズーム部は、
    ズームレンズと、前記ズームレンズを駆動するレンズ駆動部と、を含み、
    前記ズーム制御部は、前記第1のズーム倍率変更部の操作に応じて、光学ズーム倍率が前記予め設定されたズーム倍率になるように、前記レンズ駆動部を制御する請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記ズームレンズの駆動速度は可変であり、
    前記ズーム制御部は、前記第1のズーム倍率変更部の操作に応じて前記レンズ駆動部を制御する場合、前記ズームレンズを最高速度で駆動させ、前記第2のズーム倍率変更部の操作に応じて前記レンズ駆動部を制御する場合、前記第2のズーム倍率変更部の操作量に応じた駆動速度で前記ズームレンズを駆動させる請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記レンズ駆動部は、駆動パルス信号のパルス数に応じて駆動するステッピングモータを含み、
    前記記憶部は、前記予め設定されたズーム倍率に対応する駆動パルス信号のパルス数を格納する請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記ズーム部は、前記撮像部により生成された画像データに対してデジタルズーム処理を行うデジタルズーム処理部をさらに含み、
    前記ズーム制御部は、前記第1のズーム倍率変更部の操作に応じて、デジタルズーム倍率が前記予め設定されたズーム倍率になるように、前記デジタルズーム処理部を制御する請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. ユーザが操作可能な第3のズーム倍率変更部をさらに備え、
    前記ズーム制御部は、前記デジタルズーム倍率が前記第3のズーム倍率変更部の操作量に応じた前記ズーム倍率となるように、デジタルズーム処理部を制御する請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記ズーム制御部は、前記第3のズーム倍率変更部の操作量に応じて調整された前記デジタルズーム倍率を、前記記憶部への格納要求に応じて、前記予め設定されたズーム倍率として前記記憶部に格納する請求項8に記載の撮像装置。
  10. 音声を取得し、第1の音声信号に変換する第1のマイクと、
    音声を取得し、第2の音声信号に変換する第2のマイクと、
    前記撮像装置の前記ズーム倍率に基づいて、前記第1の音声信号及び前記第2の音声信号に含まれる同位相の信号のレベルを低減させる音声制御部と、をさらに備える請求項1〜9のいずれか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記音声制御部は、前記撮像装置の前記ズーム倍率が低いほど、前記同位相の信号のレベルの低減量を大きくする請求項10に記載の撮像装置。
  12. ズーム倍率を調整するズーム部を備える撮像装置の制御方法であって、
    被写体像を撮像するステップと、
    ユーザにより予め設定されたズーム倍率に関する情報を記憶部に格納するステップと、
    前記ユーザが操作可能な第1のズーム倍率変更部の操作に応じて、ズーム倍率が前記予め設定されたズーム倍率になるように、前記ズーム部を制御するステップと、
    を備える撮像装置の制御方法。
  13. ズーム倍率を調整するズーム部を備える撮像装置の撮像プログラムであって、
    コンピュータに、
    被写体像を撮像させるステップと、
    ユーザにより予め設定されたズーム倍率に関する情報を記憶部に格納させるステップと、
    前記ユーザが操作可能な第1のズーム倍率変更部の操作に応じて、ズーム倍率が前記予め設定されたズーム倍率になるように、前記ズーム部を制御させるステップと、
    を備える撮像プログラム。
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