JP2014122898A - 元のシンチレーション光分布を保存するガンマ線シンチレーション検出器 - Google Patents

元のシンチレーション光分布を保存するガンマ線シンチレーション検出器 Download PDF

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Abstract

【課題】空間分解能を有する改良されたガンマ線シンチレーション検出器を提供する。
【解決手段】複数の面を有するシンチレータ1と、位置検出型光センサと、少なくとも1つのシンチレーション光入射角制約素子とを備えており、少なくとも1つのシンチレータ面の少なくとも一部または全体は吸収層ALで覆われており、吸収層は、シンチレーション光子を吸収するように構成され、シンチレーション光入射角制約素子は、シンチレータのシンチレーション光子に対して透明な面および位置検出型光センサの間に光学的に結合され、シンチレーション光入射角制約素子は、シンチレータから出射する前記シンチレーション光子を前記位置検出型光センサに向けて導くように構成され、シンチレーション光入射角制約素子は、位置検出型光センサに入射するシンチレーション光の最大許容半受光角を45°未満に制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療診断用途の、単一光子放出断層撮影(Single-Photon Emission Computed Tomography:SPECT)またはポジトロン放出断層撮影(Positron Emission Tomography:PET)などの核イメージングシステム(Nuclear imaging system)に用いられる、シンチレーション検出器の設計に関する。
しかし、本発明は他の多くの技術分野、例えば天体物理学におけるガンマ線望遠鏡、または地球物理学において岩石および鉱物を検査することにも適用され得ることが理解される。
広範囲にわたる医療用画像技術が、疾病の診断および治療に利用可能である。コンピュータ断層撮影(Computed Tomography:CT)、磁気共鳴映像法(Magnetic Resonance Imaging:MRI)、X線、超音波などの形態学的撮像と、ガンマ線ラジオグラフィー(Gamma Ray Radiography)、単一光子放出断層撮影(SPECT)またはポジトロン放出断層撮影(PET)などの機能的撮像とを区別することができる。
核医学は、医学の特殊な分野であり、検査対象物の対象領域(例えば臓器、骨、組織など)に注入された放射性トレーサー物質からの放射線を検出することによって、生理学的プロセスを撮像することができる。
PETの場合、崩壊する放射性トレーサーが陽電子を放つとき、この陽電子は電子とともに消滅し、高エネルギーガンマ線光子対を生成する。この高エネルギーガンマ線光子対は、互いに反対方向に放たれる。生成されたガンマ線を検出するために、一般にシンチレーション結晶検出器が以下のように用いられる。
PETにおいて、ガンマ線光子は結晶に入射するとき、結晶の原子と相互作用し、結晶原子の励起またはイオン化の後に等方的に放たれるより低エネルギーの光子の閃光を発生させる。このいわゆるシンチレーション事象において、このようにしてガンマ線光子のエネルギーはより低エネルギーの(通常は可視領域の)光子に変換され、これらの光子を光センサによって測定することができる。また、この低エネルギー光子のエネルギーは従って、入射ガンマ線光子のエネルギーに比例する。
2つのガンマ線光子検出が、反対の位置において同時またはほぼ同時に(検出器への光子の移動距離が異なることによる、数ナノ秒の誤差範囲内)なされるとき、これらは同一の消滅プロセスによって生じたとみなされる。従って、このガンマ線対放出の起点は、2つの検出位置を結ぶ直線上になければならないことがわかる。この直線は一般に応答線(Line Of Response:LOR、米国特許出願公開第2010/0044571号明細書も参照のこと)と呼ばれる。そしてLORおよび複数のガンマ線対検出の断面を用いて、放射性トレーサーの濃度が最も高くなっている対象領域の、三次元マップが生成される。
シンチレーション光子を測定するために用いられる光センサは、通常は位置検出型光電子増倍管(photomultiplier tubes:PMT)であるか、または最近提唱されているシリコン増倍管(silicon multipliers:SiPM)などの半導体型検出器である。SiPMは通常、ガイガーモードで動作するアバランシェフォトダイオードのアレイからなる。SiPMはPMTに比べて必要とする供給電圧が少ないが、熱的バックグラウンドノイズの問題があり、これは覆われている検出器表面積の平方根に比例して増大する。従って、シンチレータの発光面積を減少させることなく、アクティブなSiPM検出器面積をなるべく小さくしておくのが望ましい。
上述のように、そのようなガンマ線カメラの光センサによって測定されるエネルギー分布は、入射ガンマ線のエネルギー分布に比例するため、元の入射ガンマ放射のエネルギーと、バックグラウンド放射あるいはコンプトン散乱事象などの二次放射とを区別することを可能にする。さらに、検出されたシンチレーション光は、シンチレータ内部のシンチレーション事象の空間的位置、すなわちガンマ放射の源である撮像対象領域についての情報を含んでいる。
先行技術文献米国特許第4,150,292号明細書および米国特許第6,858,847号明細書は、核イメージングの分野におけるそのような検出器の実施形態を記載している。
シンチレータ型のガンマ線検出器は、固体高純度ゲルマニウム検出器よりもエネルギー分解能に劣ることが知られている。しかしそれでもなおシンチレーション検出器は、その極端でないコスト、高効率、大規模適用性、および室温での動作可能性のため、最も普通に用いられるタイプの検出器である。
近年、シンチレータ内部におけるガンマ線光子の吸収後に発生するシンチレーション光の収集効率を最大化することにより、シンチレーション検出器のエネルギー分解能を改善する努力が多く払われている。この光を捉える能力は、シンチレータの形状(geometry)、その外表面のコーティング材料、およびシンチレータ−光検出器間のカップリングの影響を強く受けることが、コンピュータシミュレーションおよび実験によって示されている。
例えば、拡散反射するような光学仕上げは、光センサに到達する光の量を増やすが、一方、鏡面反射体(すなわち研磨面)のみを用いることは反対の効果をもたらす。光効率の良いシンチレータを包み込むための最良の材料は、高い拡散反射率を有するものである。例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、テフロン)が、シンチレータの外表面をコーティングするために用いられる一般的な材料である。近年の研究である米国特許出願公開第2011/0017916号明細書は、光収集効率を増大するためにいかにして拡散反射および鏡面反射層を組合せるかを開示しているが、ただしこの犠牲として、シンチレーション光の元の分布の情報が劣化する。米国特許出願公開第2011/0017916号明細書における目的は、その空間的な起点によらず、全ての光を収集することであって、空間分解能は緩和される。
米国特許出願公開第2010/0044571号明細書においては、指数関数的相互作用確率のためほとんどのシンチレーション事象は入射する面近くで起こっていると言う事実を利用し、光センサをシンチレータのガンマ線の入射する面上に実装することによって空間分解能を増大している。しかしこのような、光センサを入射する面上に設けた(photo-sensor-on-entrance-surface)構成は、光センサを横切る際にガンマ放射が減衰し、低エネルギー側において多大な損失を生じ得ると言う欠点を有する。
位置検出型光センサによって測定されたあるシンチレーション事象の光分布、すなわち光センサ上の位置の関数としてのシンチレーション光強度は、シンチレータ内部におけるこのシンチレーション事象の三次元位置に依存する。欧州特許出願公開第1617237号明細書に記載されているように、光センサによって測定された光分布の重心位置、幅および高次モーメントから、シンチレーション事象の元の位置を再構成することができる。シンチレーション事象の位置決定の精度は、位置検出型光センサに到達する前のシンチレーション光の分散に依存する。現在の(state-of-the-art)シンチレータにおいては、シンチレータ面での反射は光収集効率を増大するが、ブロード化(broadening)、光センサによって受光された光分布のぼやけ(blurring)にもつながり、三次元シンチレーション事象位置の評価がより不正確になる。この結果、ガンマ線検出器の空間分解能が損なわれる。
ガンマ線カメラの視野内における空間分解能を改善する現在の手段は、一般に、シンチレーション事象の発生前にガンマ線を濾波するために、ガンマ線検出器の前に実装された異なるタイプのコリメーターを使用することに関するのみである(Kimiaeiら、1996, Journal of Nuclear Medicine,Vol.37. No.8,p1417−1421)。
目的とする解決しようとする技術的課題は、従って、ガンマ線シンチレーション検出器を、特にその空間分解能に関して改良することである。
上記課題は、請求項1に記載のガンマ線シンチレーション検出器装置によって解決される。好適な実施形態を、従属請求項において開示している。
以下の図面は、本発明の例示的な実施形態である。
シンチレータ1、光センサ2、および集光器アレイ3などのシンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子を含む、ガンマ線検出器。 図1の横断図。 図1のガンマ線検出器の分解図であり、光学結合媒質の層4を示す。 フェースプレート5および再帰反射体6をさらに有する、図1のガンマ線検出器の部分分解図。 光センサ2’および集光器がシンチレータのガンマ線の入射する面に位置している、ガンマ線検出器。 シンチレータのガンマ線の入射する面に実装された光センサ2’と、シンチレータ1の底面の光センサ2および集光器とを有する、ガンマ線検出器。 集光器のアレイ。 複合パラボラ集光器(CPC)および角トランスフォーマ(TA)集光器の横断図。 特化型角トランスフォーマ(TAa)集光器の横断図。 特化型角トランスフォーマ(TAa)集光器のマトリックスの斜視図。
請求項1による装置は、シンチレーション事象光子の元の光分布を保存することで、従来技術に比較して、よりよくシンチレータ内部のシンチレーション事象の位置に関する情報を制約することにより、ガンマ線放出領域、すなわち対象領域のより高い空間分解能を達成すると言う利点を有する。
この利点は、本発明に内包される2つの特徴の相乗効果により達成される。
第1に、シンチレータの少なくとも1つの面(の少なくとも一部)を覆う吸収層は、シンチレーション光の内部反射を減らすことにより、シンチレータ内部のシンチレーション光分散を減らし、ガンマ線検出器の空間分解能を増大する。
第2に、集光器(単数または複数)および/またはフェースプレート(単数または複数)などの、少なくとも1つのシンチレーション光入射角制約(scintillation-light-incidence-angle-constraining:SLIAC)素子を用いることにより、位置検出型光センサ(単数または複数)に導かれるシンチレーション光の許容入射角の範囲を制限して最小のシンチレーション光分散に最終的に達するようにすることで、シンチレータの内部シンチレーション光分散をさらに減少することを可能にする。これは、吸収層またはSLIACのみの使用では達成できなかった。
SLIAC素子は例えば、受光されるシンチレーション光に対する位置検出型光センサの視野を、45°未満の最大シンチレーション半受光角、すなわち90°未満の全(=2×半分)受光角に制限するように構成される。
吸収層は、入射するガンマ線のシンチレータとの相互作用によるシンチレーション事象によって生成される、可視エネルギー範囲の入射シンチレーション光子の90%より多く、または少なくとも50%より多くを吸収するものであれば、任意のタイプでよい。例えば、黒色塗装または黒色エポキシコーティングであってもよい。
吸収層はまた、剛体として設けられてもよく、あるいは剛体によって支持されるものとして設けられてもよく、シンチレータの面(単数または複数)に光学的に結合されている。
吸収層によって覆われていないシンチレータ面のことを、シンチレーション光子に対して透明なシンチレータ面、シンチレーション光子を放出するシンチレータ面と呼ぶことを、明瞭さのため記載しておく。
さらに、特記しない限り、本明細書において記載した例示的な光センサは、位置検出型光センサとして理解されるものとする。
好ましくは、吸収層によって覆われたシンチレータの面またはその一部は、そのシンチレータ面の表面の少なくとも50%を覆われている。
集光器および/またはフェースプレートなどのシンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子は、シンチレータのシンチレーション光放出面と光センサとの間に光学的に結合され得、放出されたシンチレーション光を光センサ上に導き/向かわせ(channel)、および/または集中させ、最大全/半受光角の許容範囲を制限することによりガンマ線検出器の空間分解能を増大する。
集光器は、任意のタイプであり得る。例えば、放物面および真っ直ぐな平面という2つの部分からなる側面を有することを特徴とする、角トランスフォーマ集光器(angle transformer concentrator:TA)であってもよい。しかし、放物断面を回転した形状を有する複合パラボラ集光器(compound parabolic concentrator:CPC)もまた用いられ得る。
CPCまたはTA集光器は、いわゆる特化型集光器(adapted concentrators:CPCa、TAa)、すなわち、製造プロセスの特定の抜き勾配および曲率要件に対して適応された(adapted)ものであってもよい。集光器アレイに構成されたときに、CPC/CPCaよりもクロストークノイズ(不要な光漏れ)が少なくなるため、TA/TAaを使用することが好適であり得る。
SLIACとして集光器を用いることはまた、光センサ面積をシンチレータ面のシンチレーション光放出面積よりも小さくできることから、光センサの不要な熱的ノイズを減少できると言う利点を有し得る。
TA/TAaは、CPC/CPCaよりも小さい光出射角を有し得るため、TA/TAaを用いることで、CPC/CPCaを用いたよりもさらに小さいあるいはよりコンパクトな光センサを用いることを可能にし得、光センサの熱的ノイズがさらに減少され得る。
集光器を高密度に配列することを可能にするためには、光センサ形状と集光器形状とのより良いマッチング、ならびに光センサのデッドスペースを最小にすることであり、集光器のシンチレーション光の入射する面およびシンチレーション出射面は、矩形、また好ましくは正方形の形状であり得る。
本発明の好適な形態例において、請求項1による装置におけるシンチレータの形状は、ガンマ線の入射する面であるベース上面(top base face)、ベース上面の反対側にあるベース底面(bottom base face)、および複数の側面を有することを特徴とする。
シンチレータのより多くの面またはより大きな部分を吸収層で覆うことにより、シンチレーション光分散をさらに減少することができ、その結果としてガンマ線検出器の空間分解能をさらに増大することもできる。
従って、全ての側面あるいは位置検出型光センサに面する面以外の全ての面が吸収層で覆われているような本発明の形態は、もっと少ない面が吸収層によって覆われているようなシンチレータに比較して、期待される空間分解能がより高いと言う利点を有している。
別の好適な形態例において、ガンマ線検出装置は、ガンマ線の入射する面においてシンチレータに実装された、位置検出型光センサおよび集光器を有し得る。この構成は、ガンマ線−シンチレータ相互作用確率の指数関数的増大のために、ほとんどのシンチレーション事象はシンチレータの入射の面近くで起こると言う事実を利用している。
さらに考え得る実施形態において、位置検出型光センサと集光器とは、シンチレータの2つの面、すなわちガンマ線の入射する面(あるいはベース上面)とその入射する面の反対側の面(あるいはベース底面)とに光学的に結合される。上述のように、シンチレーション光を集中させるために、任意のタイプの集光器(すなわちTA、TA、CPC、CPCa)を、各位置検出型光センサ/位置検出型光センサアレイに対して用い得る。
上述したように、SLIACとしてのフェースプレートもまた、特定の入射角を有するシンチレーション光子のみを通過させることにより、シンチレーション光を濾波するために用い得る。特に、最大シンチレーション半受光角を45°未満に制限し得るフェースプレートである。
具体的には、開口数が0.58から1.00の間であるフェースプレートを用いることができ、このことにより、入射シンチレーション光の許容最大半受光角の範囲を、19°から34°の間にさらに減少し得る。
本発明のさらなる形態例は、前述のうち任意の形態によるガンマ線検出器であって、シンチレータの形状が角錐台などの擬角柱であるようなものであり得る。
角錐台形状を有するシンチレータは、複数のガンマ線検出器を高密度に配列して、検査対象物を取り囲むために有用な輪状または管状構成にすることができると言う利点を有する。形状的な考慮にくわえ、これはシンチレータの境界効果(boarder effects)も減少させる。
本明細書において記載する実施形態の例のいずれにおいて用いられるシンチレータも、単一結晶またはピクセル化結晶であり得る。ただし好ましくは、シンチレータは単一結晶である。なぜなら、ピクセル化結晶はガンマ線検出器により大きなデッドスペース面積をもたらすため、単一結晶をシンチレータとして用いた場合に比べ、検出器の感度が劣るからである。
または、好適な例としての実施形態において、シンチレータ材料はプラスチック、セラミックまたはガラスであってもよい。
本明細書において記載した例示的な実施形態のいずれにおける位置検出型光センサも、シンチレータのシンチレーション光に対して透明な面、すなわち吸収層によって覆われていない面を覆う、位置検出型光センサのアレイまたは単一の位置検出型光センサであり得る。光センサのタイプは、シリコン系の光増倍管タイプ、アバランシェフォトダイオードタイプ、または入射するシンチレーション事象光子の位置およびエネルギーに対する感度を有するような任意の他のタイプであり得る。
本明細書において記載する他の実施形態よりも光収集が効率的である利点を有するような本発明の一形態は、位置検出型光センサおよび集光器が光学的に結合されたシンチレーション光に対して透明なシンチレータ面の反対側にある、シンチレーション光に対して透明なシンチレータ面、に光学的に結合された再帰反射体を備えており、残りのシンチレータ面のうち少なくとも1つが吸収層により覆われている。
適宜、フェースプレート、追加的な1枚のフェースプレートまたは複数のフェースプレートが、再帰反射体と、再帰反射体が光学的に結合されたシンチレーション光に対して透明なシンチレータ面との間に光学的に結合され得る。すなわち、追加的な1枚のフェースプレートまたは複数のフェースプレートが、位置検出型光センサが結合されたシンチレーション光に対して透明なシンチレータ面以外の、シンチレーション光に対して透明なシンチレータ面に結合され得る。
図1は一実施形態を示す。ここで、シンチレータ1は、ベース底面BF(図2の方によく現れている)以外の全ての面が吸収層ALで覆われた、角錐台形状を有する単一結晶である。また、シンチレーション光を位置検出型光センサ2上に導くために、例えば集光器3のアレイであるシンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子が、角錐台の単一結晶シンチレータのシンチレーション光に対して透明な底面に光学的に結合されている。4つの側面LFのうち2つと、ベース上面TFとが見えている。ベース上面TFの面積は、ベース底面BFの面積よりも小さい。
なおここで、光学素子の光学結合と言うときは、内部反射、特に光センサ表面上での反射を減少させるような屈折率を有する、光学媒体の使用を指している。すなわちシリコーン、グリースまたはゲル、熱可塑性プラスチックその他の適切な材料などである。例えば結合媒質は、1.4から1.5の間の屈折率を有するシリコーンゲルの薄層(厚さ250マイクロメートル未満)であってもよい。しかし、結合媒質は空気であってもよい。
吸収層(単数または複数)は、シンチレータの表面(単数または複数)に個々にまたはまとめて付与された、コーティング(単数または複数)または塗装(単数または複数)として設けられてもよい。これらはまた例えば、剛性でありかつシンチレータに光学的に結合された、キャップまたはカバーまたは囲いとして設けられてもよい(あるいは、吸収層は、そのようなキャップ、カバーまたは囲いの表面に設けられてこれにより支持された層として設けられてもよい)。シンチレータの異なる面における吸収層は、複数の面を覆う1つの層として設けられてもよく、または各々が1つの面(の少なくとも一部)を覆うような複数の層であってもよい。
集光器(本発明の概要に記載した任意のタイプであり得る)の代わりに、フェースプレート/複数のフェースプレート(不図示)を用いて、シンチレーション光を位置検出型光センサ2上に導いてもよい。
さらに、少なくとも1つのフェースプレートと集光器のアレイを共に用いてもよい。例えばフェースプレートまたは複数のフェースプレート(不図示)を、集光器(3)のアレイとシンチレータの底面BFとの間に結合してもよい。
図2は、図1に示した例示的な実施形態の横断図を示す。シンチレータ1の底面BFは吸収層ALによって覆われていないが、ベース上面TFおよび側面LFは覆われており、また、位置検出型光センサ2が底面の集光器アレイよりも下に位置していることで、シンチレータから底面を介して出射し、例えば集光器3であるシンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子によって導かれる、シンチレーション光子を測定することがわかる。
シンチレータのある面を覆う吸収層は、その面と直接接していてもよく、あるいはその面に対して光学的に結合されていてもよい。
図3は、図1に示す例示的な実施形態を透明分解図にしたものである。シンチレータと集光器間、そして位置検出型光センサと集光器間にある、光学結合媒質層4が示されている。これらの光学結合媒質層は、シンチレータ、例えば集光器3であるSLIAC素子、または位置検出型光センサ2の厚さに比べて薄い。
上述したように、集光器に代えてあるいはこれに加えて、フェースプレート(単数または複数:不図示)が、位置検出型光センサが光学的に結合された、シンチレーション光に対し透明な面に光学的に結合されてもよい。
図4に示す例示的な実施形態では、シンチレータのベース上面および底面がシンチレーション光に対して透明であり、ガンマ線が上面において入射し、位置検出型光センサ2(集光器がその前に有っても無くてもよい)が底面に光学的に結合されており、さらにフェースプレート5が上面と再帰反射体6との間に光学的に結合されていてもよい。このような形態例は、1つ以外の全ての面が吸収層で覆われた形態に比べ、シンチレーション光収集効率が増大する利点を有する。
さらなる別の例示的な実施形態(図5a)において、位置検出型光センサ2’は、角錐台形状のシンチレータの上面に実装される。
やはり、シンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子、例えば集光器3のアレイ(CPC、CPCa、TA、TAaタイプまたは他の集光器タイプであり得る)および/またはフェースプレート(単数または複数)が、前述の上面と位置検出型光センサ2’との間に結合され得る。
ここでは、例えば上面以外の全てのシンチレータ面が、吸収層によって覆われている。
図5bに示す実施形態の一例においては、光センサ2’が、シンチレータの上面、すなわちガンマ線の入射する面に実装されている。
さらなる光センサ2と、シンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子、例えば集光器3のアレイ(CPC、CPCa、TA、TAaタイプまたは他の集光器タイプであり得る)および/またはフェースプレート(単数または複数)とが、シンチレータの底面に取り付けられている。ここで、シンチレータの上面および底面の両方が、シンチレーション光に対して透明である。
図面には示していないが、さらに、図5bの構成において、第2のシンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子、例えば第2の集光器アレイおよび/またはフェースプレート(単数または複数)を用いて、光を光センサ2’に向けて導くことが可能である。
また、本明細書において記載した例示的な実施形態のいずれにおける複数のガンマ線シンチレーション検出器も、医療診断に用いられる管状または輪状構造などの、特定の目的に適応された形状を有するガンマ線検出器アレイを構築するために用いられ得る。
図6:本明細書に記載された本発明によるガンマ線シンチレーション検出器のいずれの例示的な形態においても、光を光センサに向けて導くシンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子、例えば集光器および/またはフェースプレートが、光センサの前に光学的に結合され得る。集光器はCPC、CPCa、TAまたはTAaタイプであり得、様々なサイズのアレイに構成され得る。ここでは例えば16×16の集光器3のアレイを示している。
図7:左に複合パラボラ集光器(CPC)、そして右に角トランスフォーマ(TA)集光器の横断図を示している。光の入射は上方からであり、半受光角をθ1、半光出射角をθ2で示している。
ちなみに、図示した光路形状における半受光角は、最大半受光角である。
完全性を期して述べておくと、全受光角とは半受光角の2倍である。CPCの半出射角はπ/2であり、TAの半出射角はπ/2未満である。TAは、放物線からなる側面DQおよび平面鏡QBを有することを特徴とする。TAにおける光路例を、r1、r2、およびr3として示している。
図8:曲率半径CRおよび抜き勾配DAを有する、例示的な特化型角トランスフォーマ(TAa)集光器の横断図を示している。
図9:曲率半径CRおよび抜き勾配DAで成形された、例示的な特化型角トランスフォーマ(TAa)集光器の8×1マトリックスの斜視図を示している。
完全性を期して述べておけば、さらなる構成、前述の例示的な実施形態において用いられた光学素子の組合せが、同じ発明コンセプトの別の例示的な実施形態として可能であることは明らかである。

Claims (15)

  1. ガンマ線を検出する装置であって、
    シンチレータと、位置検出型光センサと、少なくとも1つのシンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子とを備え、
    前記シンチレータは複数の面を有し、
    前記位置検出型光センサは、前記シンチレータのシンチレーション光子に対して透明な面から出射するシンチレーション光子を検出するように構成され、
    少なくとも1つのシンチレータ面の少なくとも一部または全体は吸収層で覆われており、前記吸収層は、入射するガンマ線の前記シンチレータとの相互作用のためシンチレーション事象によって生成されたシンチレーション光子を吸収するように構成され、
    前記シンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子は、前記シンチレータのシンチレーション光子に対して透明な面と前記位置検出型光センサとの間に光学的に結合され、前記シンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子は、前記シンチレータから出射する前記シンチレーション光子を前記位置検出型光センサに向けて導くように構成され、
    前記シンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子は、前記位置検出型光センサに入射するシンチレーション光の最大許容半受光角を45°未満に制限する、装置。
  2. 前記シンチレーション光入射角制約(SLIAC)素子は、集光器のアレイおよび/またはフェースプレート(単数または複数)のうち少なくとも一方である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記集光器は、角トランスフォーマもしくは特化型角トランスフォーマ、または複合パラボラ集光器もしくは特化型複合パラボラ集光器である、請求項2に記載の装置。
  4. 前記シンチレータは、前記ガンマ線の入射する面である上面と、前記上面の反対側である底面と、複数の側面とを有する、前記請求項のうちいずれかに記載の装置。
  5. 前記シンチレータの全ての側面の少なくとも一部または全体が吸収層で覆われている、請求項4に記載の装置。
  6. 前記シンチレータの全ての側面および前記ベース面の少なくとも一部または全体が吸収層で覆われており、前記シンチレータのシンチレーション光子に対して透明な前記面は前記上面である、請求項4または5に記載の装置。
  7. 前記シンチレータの全ての側面および前記上面の少なくとも一部または全体が吸収層で覆われており、前記シンチレータのシンチレーション光子に対して透明な前記面は前記底面である、請求項4または5に記載の装置。
  8. 前記位置検出型光センサは前記底面に光学的に結合されており、第2の位置検出型光センサが前記シンチレータの前記上面に光学的に結合されている、請求項5に記載の装置。
  9. フェースプレートが、前記シンチレータのシンチレーション光子に対して透明な面に光学的に結合されており、前記フェースプレートは特定の入射角を有するシンチレーション光子のみを通過させるか、または前記入射シンチレーション光の許容最大半受光角の範囲を19°から34°の間に減少させる、前記請求項のうちいずれかに記載の装置。
  10. 前記シンチレータは角錐台形状を有する、前記請求項のうちいずれかに記載の装置。
  11. 前記シンチレータは、単一結晶およびピクセル化結晶を含んでなる群のうち少なくとも1つのタイプである、前記請求項のうちいずれかに記載の装置。
  12. 前記シンチレータ材料は、プラスチック、セラミック、ガラスを含んでなる群のうち少なくとも1つのタイプである、前記請求項1から11のうちいずれかに記載の装置。
  13. 前記位置検出型光センサは、シンチレーション光子に対して透明なシンチレータ面のエリアを覆う位置検出型光センサアレイ、シンチレーション光子に対して透明なシンチレータ面のエリアを覆う単一の位置検出型光センサを含んでなる群のうち少なくとも1つの構成であり、前記光センサのタイプは、シリコン型光増倍管およびアバランシェフォトダイオードを含んでなる群のうち少なくとも1つのタイプである、前記請求項のうちいずれかに記載の装置。
  14. 再帰反射体が、前記位置検出型光センサが光学的に結合された前記シンチレーション光子に対して透明なシンチレータ面の反対側にある、前記シンチレータのシンチレーション光子に対して透明な面、に光学的に結合されている、前記請求項のうち請求項6および7を除くいずれかに記載の装置。
  15. フェースプレートが再帰反射体およびシンチレータの間に光学的に結合されており、前記フェースプレートは、特定の入射角を有するシンチレーション光子のみを通過させるか、または前記入射シンチレーション光の許容最大半受光角の範囲を19°から34°の間に減少させる、請求項14に記載の装置。
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