JP2014120572A - 半導体発光装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のLED素子を配列した半導体発光装置において、輝度むら及び色むらを低減する。
【解決手段】基板11上に配置された複数の半導体素子13と、各半導体素子13の上を覆う蛍光体層14と、蛍光体層14の上に配置された光学部材15と、基板上面に反射樹脂層16とを備え、隣接する半導体素子の間隙には、蛍光体含有樹脂層が存在しない領域が形成されている。この該領域に面した光学部材と、基板上に形成された反射樹脂層との間には空気層18が形成されている。LED素子間に存在する蛍光体含有樹脂層を減らすことにより、蛍光体含有樹脂層に起因する色むらを解消するとともに、その領域の反射樹脂層上に空気層を設けることにより蛍光体含有樹脂層を減らすことによるLED素子間の輝度の低下を防止し、輝度を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の半導体素子を備えた半導体発光装置に係り、特に輝度むらを抑制した半導体発光装置に関する。
半導体発光素子を利用した発光装置は、自動車のヘッドランプや各種照明などの光源に利用されており、その多くは半導体発光素子からの光を蛍光体で代表される波長変換材料で変換し、発光素子からの光との混合光として利用する。この種の発光装置は、半導体発光素子の上に蛍光体を含む層(蛍光体層)を形成し、その上をガラス等のカバーで覆った構造を有している(特許文献1、特許文献2)。
上述した構造の半導体発光装置では、サイズや出力の増大を図るために複数の発光素子を一列に或いは二次元的に配置して一つの発光装置としたものが多用されている。このような半導体発光装置は例えば次のような製造方法により製造される。まず一枚の基板上に複数の発光素子を搭載し、各発光素子の上に蛍光体含有樹脂をポッティング等により滴下する。次いで蛍光体含有樹脂の上からガラス板等の透明部材を載せ、発光素子上の樹脂の厚みが均一となるようにガラス板を圧接した後、樹脂を硬化させる。この際、滴下する蛍光体含有樹脂の量を調整し、発光素子の上面だけでなく側面も覆うように蛍光体層を形成する。その後、発光素子と基板との間、複数の発光素子の周囲及び発光素子間に高い反射性の材料、例えば白色樹脂を充填する。これにより発光素子の側面からの光も白色樹脂で反射されて出射され、発光素子からの光を無駄にすることなく光の取り出し効率を高めることができる。
特許文献2に記載された技術では、隣接する発光素子の間に存在する蛍光体含有樹脂層に適切な傾斜面を形成することにより、この傾斜面での反射により光の取り出し効率をさらに向上できることが開示されている。
特開2009−218274号公報 特開2012−129237号公報
複数の素子を配置した半導体発光装置は、上から見たときに素子の直上と、隣接する素子間とでは、輝度や色味が異なるという問題がある。この原因の一つは、上述した製造方法で蛍光体含有樹脂層を形成する際に、硬化前の蛍光体含有樹脂の上からガラス板を押しつけたときに、蛍光体含有樹脂がガラス板面を広がり隣接する発光素子間でつながり、発光素子間に、発光素子直上の蛍光体含有樹脂層よりも厚みが厚い蛍光体含有樹脂層が形成されることである。厚い蛍光体含有樹脂層が存在する部分では、ここからの発光は発光素子直上からの発光に比べ色味が蛍光体の蛍光が支配的になる。汎用されている青色系発光素子とYAG系の蛍光体を組み合わせた白色発光の半導体発光装置では、発光素子直上に比べ、発光素子間は黄色味の強い発光になる。
特許文献2に記載された技術では、発光素子間に蛍光体含有樹脂層の傾斜面を形成しているため、素子間に存在する蛍光体含有樹脂の量は制限され、素子間の発光色において蛍光体の蛍光が支配的になるという上述の問題は軽減されるが、素子直上の輝度に比べ、素子間の輝度が低いという問題がある。
本発明は、複数の発光素子を配置した半導体発光装置において、素子間に生じやすい色むら及び輝度むらの問題を解決することを課題とする。
本発明は、各発光素子の上面及び側面を覆う蛍光体含有樹脂層を隣接する樹脂層と分離して形成するとともに、発光素子と発光素子との間の空隙上部に反射性材料が充填されない空気層を設けることにより上記課題を解決したものである。
すなわち本発明の半導体発光装置は、基板上に間隙を持って配置された複数の半導体素子と、各半導体素子の上を覆う蛍光体含有樹脂層と、前記蛍光体含有樹脂層を介して前記複数の半導体素子が配置された基板を覆う光学部材と、前記基板の、前記半導体素子が固定された部分を除く上面に形成された反射樹脂層とを備え、隣接する半導体素子の間隙には、前記蛍光体含有樹脂層が存在しない領域を有し、当該領域に面した前記光学部材と、前記基板上に形成された前記反射樹脂層との間に空気層を有することを特徴とする。
また本発明の半導体発光装置は、基板上に間隙を持って配置された複数の半導体素子と、各半導体素子の上を覆う蛍光体含有樹脂層と、前記蛍光体含有樹脂層を介して前記複数の半導体素子が配置された基板を覆う光学部材と、前記基板の、前記半導体素子が固定された部分を除く上面に形成された反射樹脂層とを備え、前記基板上の、隣接する半導体素子の間隙であって、前記反射樹脂層と前記光学部材との間に、空気層が設けられていることを特徴とする。
さらに本発明の半導体発光装置の製造方法は、 基板上に複数の半導体素子を搭載するステップ(1)と、前記基板に搭載された各半導体素子の上に、蛍光体含有樹脂をポッティングするステップ(2)と、前記各半導体素子上の蛍光体含有樹脂が、隣接する半導体素子上の蛍光体含有樹脂と接触しないように、前記蛍光体含有樹脂の上に光学部材を配置し、前記蛍光体含有樹脂を硬化させるステップ(3)と、前記基板の、前記半導体素子が固定された部分を除く上面に反射樹脂層を形成し、隣接する半導体素子の間隙において前記反射樹脂層と前記光学部材との間に空気層を形成するステップ(4)と、を含む。
本発明の半導体発光装置の製造方法は、好適には、さらに前記ステップ(4)において前記反射樹脂を硬化させた後に、前記複数の半導体素子の側面に反射樹脂層を形成するステップ(5)をさらに含む。
本発明によれば、発光素子間に蛍光体含有樹脂層(以下、蛍光体層ともいう)が存在しない領域を形成することによって発光素子間で蛍光体層からの発光色が強くなることを防止でき、色むらが改善される。さらに発光素子間の領域の下部に反射樹脂層、上部に空気層が存在することによって、隣接する2つの発光素子の側面及び蛍光体層から発せられる光が空気層で混合し且つ反射樹脂層で反射されて出射側に向けられるので、発光素子間で輝度が低下することなく輝度むらのない半導体発光装置を提供することができる。
本発明の半導体発光装置の第一実施形態を示す側断面図。 第一実施形態の透明部材の表面に形成されたぬれ性変化領域のパターンを示す図で、(a)は、透明部材を発光素子側から見た平面図、(b)はそのA−A断面図。 (a)〜(c)は、それぞれぬれ性変化領域のパターンの変更例を示す図。 ぬれ性変化領域のパターンの機能を説明する図。 (a)、(b)は、空気層の機能を説明する図。 (a)〜(e)は、本発明の半導体発光装置の製造方法の一実施形態を示す工程図。 本発明の半導体発光装置の第二実施形態を示す側断面図。 (a)、(b)は、第二実施形態の半導体発光装置で使用される透明部材を示す図で、(a)は、透明部材を発光素子側から見た平面図、(b)はそのA−A断面図。 (a)〜(d)は、それぞれ、透明部材に形成された凸部の変更例を示す図、(e)〜(h)は、それぞれ透明部材に形成された凹部の例を示す図。 凸部の機能を説明する図。
以下、本発明の半導体発光装置の実施形態を、図面を参照して説明する。まず図1を参照して、本発明の各実施形態に共通する半導体発光装置の基本的な構造と各要素について説明する。図1は、第一実施形態の半導体発光装置の側断面を示す図である。
図示するように、本実施形態の半導体発光装置10は、実装基板11と、実装基板11の外周に沿って設けられた外壁12と、実装基板11上に搭載された複数のLED素子13と、各LED素子13の上に形成された蛍光体層14と、複数のLED素子13及びその上の蛍光体層14を覆う透明部材(光学部材)15と、LED素子13の底面及び側面を覆う反射樹脂層16とを備えている。図ではLED素子13が2つの場合を示しているが、LED素子の数は3以上であってもよく、また配列方向は一次元方向であってもよいし、二次元方向に配列するものであってもよい。
本実施形態の半導体発光装置10は、隣接する発光素子13、13の間に蛍光体層14が形成されていない領域を有し、この領域の上部、すなわち反射樹脂層16と透明部材15との間に空気層18が設けられていることが特徴である。
実装基板11は、例えば、Auなどの配線パターンが形成されたAlNセラミック性の基板からなり、その配線パターンにAuバンプ17等の導電性材料によりLED素子13が機械的且つ電気的に接続されている。
外壁12は、反射樹脂層16を構成する白色樹脂を注入する時の枠体となるもので、セラミック等からなり、実装基板11に接着剤等により固定される。白色樹脂は、TiO2添加シリコーン樹脂等の高反射材入り樹脂からなり、実装基板11とLED素子13との間及びLED素子13の側面に充填され、LED素子13からの光を反射し発光装置の光出射側に向ける。但し、LED素子とLED素子の間は、上部に空気層18が残るように白色樹脂を充填する。空気層18の機能と大きさについては後述する。
LED素子13は、上面から光を発する構造のものであれば種類は特に限定されず、2つの電極端子部が上面に形成されたフェイスアップ素子、2つの電極端子部が下面に形成されたフリップ素子、2つの電極端子部が上面と下面に形成されたMB(メタルボンド)素子等の公知の発光素子であって、蛍光体と組み合わせて所望の発光が得られるものを選択して用いられる。例えば、青色光や紫外光を発光するInGaN系、GaN系、AlGaN系などのLED素子が用いられる。
蛍光体層14は、LED素子13が発する光により励起されて所定波長の蛍光を発する蛍光体を、LED素子13が発する光及び蛍光に対して透明な樹脂に分散させたものである。一例として、LED素子がInGaN、GaN、AlGaNなどの青色から紫色の光を発する発光素子の場合、YAG系やSiAlONなどの蛍光体が用いられ、これにより白色の光を取り出すことができる。樹脂としては例えばシリコーン樹脂が用いられる。樹脂に含まれる蛍光体の含有量は、製造時の蛍光体含有樹脂の粘度や蛍光体層の厚みとの関係で適切な量に調整されており、通常、樹脂と蛍光体は同程度の重量である。
蛍光体層14は、蛍光体のほかに所定の粒子径のビーズを含んでいてもよい。ビーズはLED素子13とガラス板15との間に挟まれることによって、蛍光体層14の厚みを均一にするスペーサとして機能するものであり、蛍光体の最大粒子径と同等かそれ以上の粒子径のものが用いられる。特に限定されるものではないが、例えば蛍光体の平均粒子径が25〜30μmの場合、35〜40μm程度のビーズが用いられる。
透明部材15は、LED素子13が発する光及び蛍光に対し透明なガラスや透明な樹脂などからなる部材で、図では両面が平坦な板材を示しているが、蛍光体層に接する面と反対側の面は、レンズ形状などが形成されていてもよい。蛍光体層と接する面は、蛍光体層の厚みを一定にするため概ね平坦であるが、蛍光体層を形成する際に、隣接するLED素子上の蛍光体層(未硬化の蛍光体含有樹脂)同士がついて連続してしまわないように、蛍光体含有樹脂の広がりを制御する制御手段が形成されている。以下、透明部材15に形成される制御手段が異なる実施形態を説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態の半導体発光装置は、透明部材(光学部材)15の蛍光体層と接する表面に、ぬれ性の異なる領域を形成し、ぬれ性の違いによって蛍光体含有樹脂の広がりを制御していることが特徴である。
すなわちLED素子の間隙に対応する透明部材15の表面に、未硬化の蛍光体含有樹脂に対するぬれ性が低い領域(第二領域)と、それを挟んで両側に、蛍光体含有樹脂に対するぬれ性が高い領域(第一領域)とを設ける。
第一領域および第二領域の形成パターンの一例を図2(a)、(b)に示す。図2(a)は、透明部材15を、蛍光体層に接する表面側から見た図で、この表面におけるLED素子直上の領域20を点線で囲んで示している。図2(b)はそのA−A断面図である。また形成パターンの変更例を図3(a)〜(c)に示す。
図2に示す実施例では、第一領域21はLED素子直上の領域20を含み、その外周を囲むように形成されている。それ以外の領域が蛍光体含有樹脂に対しぬれ性が低い第二領域22となっている。図3(a)に示す実施例では、隣接するLED素子13の間の直上に当たる部分を第二領域22とし、それ以外を第一領域21としている。この実施例では第二領域22の幅Wは、LED素子13の間隔Dよりも狭く、図2の実施例と同様に第一領域21はLED素子直上の領域20の外周よりも外側まで広がっている。図3(b)に示す実施例では、LED素子直上の領域20の外周を囲むように第一領域21が形成され、それ以外の領域は第二領域22となっている。また図3(c)に示す実施例では、LED素子直上の領域20の、他のLED素子直上の領域20と隣接する一辺に沿って、第一領域21が形成され、その間が第二領域22となっている。
これら実施例に共通する特徴は、LED素子直上の領域20の、少なくとも隣接する領域20との間に、領域の外周を含むように第一領域21が形成され、第一領域21と隣接する第一領域21とに挟まれる第二領域22の幅WはLED素子の間隔Dより狭いこと、すなわち第一領域21がLED素子直上の領域20の外周から所定の幅(=(D−W)/2)はみ出して形成されていることである。このような幅を設けることにより、蛍光体含有樹脂がLED素子直上の領域20に留まらず、ある程度外側に広がることによって、LED素子の側面から透明部材15表面に至るメニスカスによる曲面を持つフィレット(外周部)が形成され、LED素子の側面からの光を有効に利用することができる。
ただし、フィレット構造はあまり大きくしすぎると黄ムラの原因となる。よって、図2(a)や図3(b)に示したようにそれぞれの素子の四方が第二領域22に囲まれるようにするのが好ましい。
図4を参照して、第一領域及び第二領域からなるパターンの機能及び上記フィレット141を形成するに必要な第一領域21の幅について説明する。
図4に示すように、LED素子13の上に滴下された未硬化(液状)の蛍光体含有樹脂は、透明部材15を上から圧接することにより、LED素子13の上面から横方向に広がる。このとき例えばスペーサが含まれている場合にはそのサイズに応じた厚みとなり、厚みとLED素子13の上面の面積で決まる体積に対し余剰の蛍光体含有樹脂は、透明部材15とLED素子13の側面に広がる。ここで透明部材15の第一領域21は、蛍光体含有樹脂に対するぬれ性が良好なのでそのまま広がり続けるが、第二領域22はぬれ性が低いため樹脂ははじかれ、それ以上広がることが阻止され、第一領域21とLED素子13の側面を覆う状態となる。この状態では蛍光体含有樹脂の表面張力により、第一領域21と第二領域22との境界からLED素子13の側面にかけて内側に凹んだフィレット141が形成される。
このようなフィレット141が形成されることによって、LED素子の側面から発する光を、無駄にすることなく、光の取り出し効率を高めることができる。しかもフィレットは厚みがLED素子13の側面から隣接するLED素子13との間隙側に行くにつれて減少する形状をしているため、蛍光体の蛍光色が目立つことなく色むらのない発光となる。
フィレット141を形成し且つ隣接する蛍光体層14がつながってしまうのを防止するためには、蛍光体含有樹脂に対するぬれ性の良好な第一領域21は、LED素子直上領域20の外周を含んでその外側に設けられ且つ隣接する第一領域21との間に第二領域22が形成されていればよく、図3(b)や(c)に示したように、必ずしもLED素子直上の領域20を覆っている必要はない。第一領域21がLED素子直上領域20の外周からはみ出す幅D21は、LED素子の大きさや蛍光体層14の厚み、蛍光体層14に含まれる蛍光体粒子の大きさなどによって適宜決めることができる。
図4を参照して、第一領域21及び第二領域22の幅の最適な範囲について説明する。LED素子13の間隔をW、第二領域22の幅をDとするとき、両側の蛍光体層14がつながるのを防止し且つフィレット141を形成するため、第二領域22の幅Dは、W>D>0を満たす必要がある。但し第二領域22の幅Dが蛍光体層14に含まれる蛍光体粒子の粒子径よりも小さい場合には、フィレット141からはみ出した蛍光体粒子が隣接する蛍光体層14とつながる可能性があるので、第二領域22の幅Dは蛍光体粒子の粒子径より大きいことが好ましく、蛍光体層同士がつながることを確実に防止するためには最大粒子の粒子径より大きいことが好ましい。
一方、LED素子側面からの光を取り出すのに十分なフィレットを形成するためには、第一領域21がLED素子直上領域20の外周からはみ出す幅D21(D21=(W−D)/2)は、製造時の位置合わせ精度から素子間隔の10%程度以上が好ましい。これによりLED素子側面から光を有効に利用して発光効率を高めることができる。従って、隣接する蛍光体層がつながらず、且つ適切なフィレットが形成されるための幅D21の好適な範囲は、
[素子間隔の10%]≦D21≦[(素子間隔)−(蛍光体粒子の最大粒子径)]÷2
となる。一例として、LED素子の厚み(側面の高さ)が約100μm、LED素子間の間隔が100μm程度、蛍光体粒子の最大粒子径が約30μmの発光装置の場合、幅D21は10μm以上、好ましくは20μm以上であり、35μm以下である。
次に隣接する蛍光体層14と蛍光体層14との間(蛍光体層が存在しない領域)に設けられる空気層18の機能と好適な高さについて、図5を参照して説明する。
蛍光体層14の側面に、LED素子13の側面を覆うフィレットを設けたことによりLED素子13の側面から出た光は、蛍光体層14のフィレットの部分を通り、ここでLED素子13からの光とそれによって蛍光体が発する光とが混合されて外側に取り出される。混合光はフィレットとその外側との界面で一部が全反射されるが残りはフィレットから空気層18側に出て、隣接するLED素子13の蛍光体層から出た光と混合されて、透明部材15の光出射側から取り出される。ここで隣接する蛍光体層のフィレット間が完全に白色樹脂で埋められている場合には、フィレットからの光はフィレットと白色樹脂との界面で全て反射されるため、LED素子13間の蛍光体層が存在しない領域では透明部材15を通して取り出される光が殆どない状態となる。このような発光装置を上から見た場合、LED素子13間では輝度が低く、結果として輝度むらを生じる。これに対し、LED素子13間に空気層18を設けた場合には、LED素子13間の蛍光体層が存在しない領域からも光が取り出されるので、輝度むらが解消される。またこの領域からの光は、基本的にLED素子13からの光と蛍光体層14からの光が混合したものであるが、厚みの厚い蛍光体層を通過していないので、蛍光体からの光が支配的になることはなく色むらの発生も解消される。
空気層18の厚み(反射樹脂層16表面から透明部材15までの高さ)Hは、LED素子13の高さT13や間隔W、及び蛍光体層の厚みT14や蛍光体層が存在しない領域の幅(第二領域の幅D)によって異なるが、[LED素子の高さT13]と[蛍光体層の厚みT14]を足した値(H(max))よりも少ないことが好ましい。これより空気層18の厚みを厚くすると、その分、反射樹脂層16の厚みが少なくなり、LED素子13と反射樹脂層16との間に空隙ができ、LED素子13から裏面方向に光が出ることになり光取り出し効率が低下するからである。また空気層18の厚みの最少値H(min)としては、特に限定されないが1μm以上、位置精度の観点から10μm以上が好ましい。
次に透明部材15の表面のぬれ性を変化させる手法について説明する。蛍光体含有樹脂に対するぬれ性を変化させる手法としては、例えば、所定の領域の表面に微細凹凸を形成する、所定の領域の表面に蛍光体含有樹脂をはじく塗膜或いは蛍光体含有樹脂に対しぬれ性の大きい材料からなる塗膜を形成する、などの手法を採用することができる。
表面に微細な凹凸を形成する(粗面化する)ことにより、平坦な透明部材15の表面のぬれ性を高めることができ、上述した第一領域が形成される。微細な凹凸を付与する一般的な手法として、ケミカルエッチングやブラスト法があり、透明部材15の材料に応じて適宜選択することができる。透明部材15がガラスからなる場合にはブラスト法が好適である。凹凸の粗さは、山高さで「nm」から「μm」のオーダーが好ましい。またぬれ性を高めるとともに光の取り出し効率を向上するために、算術平均粗さRaを0.2μm以上であることが好ましく、0.4μm以上であることがより好ましい。またぬれ性を高めるとともに蛍光体層14の厚みの均一性を保つために、Raは2μm以下であることが好ましく、1.5μm以下であることがより好ましい。Raを2μm以下にすることにより、凹凸の隙間に粒子径の小さい蛍光体が入り込んで蛍光体樹脂中で不均一になり色ムラが生じやすくなることを防止できる。
塗膜によってぬれ性を変化させ場合、第二領域用として、はっ水性のあるフッ素樹脂などを用いることができる。第一領域用としては、透明基材15及び蛍光体層14のいずれにも接着性の高いシリコーン系の樹脂などを用いることができる。塗膜によってぬれ性を変化させる場合には、透明部材15の表面の第二領域とすべき部分に、はっ水性のある樹脂塗膜を形成する、或いは第一領域とすべき部分にぬれ性の高い樹脂塗膜を形成する、のいずれでもよいし、両方の領域にそれぞれ塗膜を形成してもよい。また上述した第一領域の粗面化と組み合わせることも可能である。
塗膜の厚みは塗工方法による制限があるが、2μm以下が好ましい。また塗膜を形成する場合には、塗膜の存在によってLED素子上の蛍光体層14の厚みが不均一にならないようにするため、第一領域および第二領域の形成パターンは、図2(a)又は図3(b)のパターンが好ましい。また、黄ムラを防止するという観点からもそれぞれの素子が第二領域22に囲まれる図2(a)や図3(b)のパターンが好ましい。
次に第一実施形態の半導体発光装置の製造方法を、図6を参照して説明する。
まず、図6(a)に示すように、実装基板11の上面に形成された配線パターンに、複数のLED素子13を所定の間隔で搭載し、バンプ17により接続する。
次に蛍光体を分散させた未硬化の樹脂14’をディスペンサ等で適量ポッティングする(図6(b))。蛍光体含有樹脂のポッティング量は、所定の厚みの蛍光体層がLED素子上面全体を覆い且つその側面にフィレットが形成できる量であり、計算及び経験値から適切な量が決められる。本実施形態では蛍光体層が隣接する素子間では形成されないように制御されるため、従前よりも少ない量でよい。
一方、ガラス等の光学部材の表面を、図2及び図3に示したような所定のパターンで、ブラスト法やエッチング法により粗面化処理し、粗面化した領域(第一領域)と粗面化していない領域(第二領域)を持つ透明部材15を用意する。所定のパターンの粗面化は、例えば粗面化しない部分をマスク等で保護して処理することにより行うことができ、また一枚のガラス等の表面に複数の所定パターンを形成して複数の発光装置用の透明部材を作成し、その後カッティングし、一つの発光装置用の透明部材を用意してもよい。一つの発光装置用の透明部材の大きさは複数のLED素子の配列面積よりも若干大きい面積であり、粗面化パターンはLED素子のサイズに対応している。
このように用意した透明部材をLED素子上にポッティングした未硬化の樹脂の上に載せる(図6(c))。透明部材の実装は、例えば上面から透明部材のエッジ部分と最外側に配置されたLED素子のエッジを認識させ、透明部材15の第一領域21がLED素子外周を覆うように位置合わせして行う。
未硬化樹脂の厚みが所定の厚みになるまで、例えば透明部材がスペーサに接触するまで押圧していくと、未硬化樹脂はLED素子と透明部材との間に広がっていく。ぬれ性の良好な透明部材の第一領域では樹脂は表面張力により透明部材の表面を広がり続けるが、第一領域よりもぬれ性の悪い第二領域との境界で広がりが阻止され、それ以上広がることはない。これにより透明部材の第二領域の下側には未硬化樹脂が存在しない空隙となる。またLED素子上面から外側にはみ出た樹脂は、LED素子の側面にも広がり、側面から第一領域と第二領域との境界を結ぶ凹状の曲面を持つフィレットが形成される。
未硬化樹脂を所定の硬化条件、例えば150℃、4時間の硬化時間で硬化し、LED素子13と蛍光体層14と透明部材15が固着した構造を製造する。その後、実装基板11の外周に沿って、複数のLED素子13を囲むように外壁12を接着し、その内側に白色樹脂16’を注入する。その際、白色樹脂16’は外壁の高さより低い位置まで充填し、白色樹脂16’の上面と透明部材15の下面との間に所定の間隔を設ける。この間隔がLED素子13間における空気層18となる。従って白色樹脂16’を充填する高さは、白色樹脂硬化後の高さが、外壁の高さ(基板11上面から透明部材15上面までの距離)から空気層18の厚みと透明部材15の厚みを引いた高さとなるようにする。次いで白色樹脂を硬化し、LED素子間の上部に空気層18が形成された反射樹脂層16を形成する。
最後に、外壁12に沿って、LED素子の周囲に外壁12とほぼ同じ高さまで白色樹脂を充填する(図6(e))。このときトンネル状に形成された空気層18の両側を挟んだ外壁とLED素子との空隙から白色樹脂を注入することにより、空気層18の両端が白色樹脂で塞がれ内部に空気が留まるので、空気層18が白色樹脂で充填されてしまうことはない。2度目に充填した白色樹脂を硬化することにより図1に示したような半導体発光装置が得られる。
なお上述の製造方法では、透明部材の第一領域を粗面化処理によって形成した場合を説明したが、樹脂塗膜を形成する場合には、例えば、第一領域となる部分をマスクして第二領域にはっ水性樹脂からなる樹脂塗膜をウェットコーティング等により形成すればよく、その他の工程は同様である。
第一実施形態の発光装置によれば、透明部材15の表面に、蛍光体含有樹脂に対するぬれ性を異ならせた領域を設けることにより、容易にLED素子13の側面を覆うフィレットを持つ蛍光体層を形成することができるとともに隣接するLED素子間に蛍光体層が存在しない領域を形成することができる。そして、LED素子間の蛍光体層が存在しない領域の上部を空気層とすることで、この領域から、両側のLED素子及び蛍光体層からの光が混合した光を取り出すことができ、色むら、輝度むらのない発光装置が得られる。
<第二実施形態>
本実施形態でも、LED素子間に蛍光体層が存在しない領域を形成すること及びその領域の上部に空気層を形成することは第一実施形態と同じである。第二実施形態では、LED素子間に蛍光体層が存在しない領域を形成するための蛍光体含有樹脂の広がりを制御する手段が異なる。以下、異なる点を中心に第二実施形態を説明する。
図7に第二実施形態の発光装置100の側断面、図8にこの発光装置に組み込まれた透明部材35の平面図及び断面図を示す。図7において、図1と同じ要素は同じ符号で示しており、それらの説明は省略する。
図7、8に示すように、第二実施形態の発光装置は、透明部材35の蛍光体層14と接する表面の、LED素子間に対応する部分に基板側に突出する線状の凸部36または凹部が形成されていることが特徴である。凸部36(または凹部)は、両側に形成される蛍光体層14を隔てる機能を有し、これにより凸部36の下には蛍光体層が存在しない領域が形成される。
図7、8では凸部36として断面が半円形のものを示しているが、形状は上記機能を持つものであれば、特に限定されず、例えば、図9(a)〜(d)に示すように、断面が四角形、三角形、台形、内側に曲面状に凹んだ形状など適宜採用することができる。また凸部ではなく、図9(e)〜(h)に示すような、断面が四角形、三角形、台形、半円形など凹部であってもよい。凹部の場合には、蛍光体含有樹脂の広がりを確実に抑制するため、透明部材35の表面と凹部との境が角度を持つような形状であることが好ましい。
凸部と凹部の機能は同様であるので、以下、代表して凸部について図10を参照して説明する。まず凸部36は、その中心が隣接する2つのLED素子13の中間に位置するように設けることが好ましい。すなわちその端部からLED素子端部までの距離が、両側で等しいことが好ましい。また凸部36の幅については、形状によって異なる考慮が必要である。図10の実線及び図9(a)、(c)に示すように断面形状が四角形や台形であって凸部先端に幅があるものの場合には、その先端の幅D361すなわち空気層に面する側の幅が、凸部の両側とLED素子直上領域端部との間にフィレットを形成するに必要な幅(第一実施形態における第一領域の幅D21)が残ればよい。具体的には、蛍光体層14の厚みの約1/2程度が好適である。また図10の点線及び図9(b)、(d)に示すように凸部先端に幅ないものの場合には、その底面(透明部材36の凸部形成面と同一面)の幅D362を素子間隔Wまで広げることも可能である。また図8(b)に示すように半円形のものの場合には、底面の幅が凸部の高さとほぼ同じであることが好ましい。
凸部36の高さT36は、LED素子直上の蛍光体層の厚みT14を超えないことが好ましい。凸部36の高さT36が、LED素子直上の蛍光体層14の厚みT14を超えると、凸部36の近傍では蛍光体層(フィレット部分141)の厚みがLED素子直上の蛍光体層14の厚みより厚くなり、LED素子間の発光色における蛍光体からの光の割合が高まる。これにより輝度むらを生じる。輝度むらを抑制するためには、凸部36の高さT36は低いほどよいが、凸部36は蛍光体含有樹脂が乗り越えない程度の高さが必要であり、形状によっても異なるが、20μm以上であることが好ましい。
第二実施形態の半導体発光装置の製造方法は、透明部材が異なる以外は図6に示す半導体発光装置の製造方法と同様である。第二実施形態の透明部材35は、透明部材の表面にエッチング、フォトリソグラフィーなどにより凸部36を形成することにより作製することができる。また金型による作製や凸部に加工したガラスを樹脂接着することによっても作製することができる。
図6(b)に示す工程で、透明部材35を複数のLED素子13上にそれぞれポッティングした蛍光体含有樹脂に載せるときには、線状の凸部36が隣接するLED素子間に位置するように位置合わせし、上から押圧する。このとき未硬化の蛍光体含有樹脂は、図10に示したように、表面張力により凸部36の下端までは広がるが、下端を乗り越えることはなく、凸部36下端とLED素子13の側面との間にメニスカスが形成された状態となって蛍光体層14のフィレット141となる。図10では、断面が台形の凸部36を示したが、この現象は凸部36の断面が三角形や半円形の場合でも同様である。
第二実施形態においても、凸部36によって蛍光体層が分離されたLED素子間の領域上部に空気層18を形成することは第一実施形態と同様であり、空気層18の厚みも同様に決めることができる。但し、この実施形態では空気層18の厚みは、反射樹脂層16表面から透明部材15の凸部36先端までの高さとなる。
凸部36の高さは、前述の通り、LED素子直上の蛍光体層の厚みT14より小さいので、凸部36近傍に、LED素子直上の蛍光体層の厚みを超える蛍光体層が形成されることはない。蛍光体層14のフィレット141には、LED素子上面からの光と側面から光が入ってくるが、蛍光体層14の厚みが薄く抑えられているので、LED素子間の蛍光体層(フィレット141)から発せられる光は、LED素子直上の蛍光体層14から発せられる光とほぼ同様の色味を持ち、色むらが低減される。また隣接するLED素子間に空気層18が存在することによって、蛍光体層14から空気層18に出射された光は、その下面にある反射樹脂層16によって反射され、透明部材15の光出射側から取り出されるので、LED素子間においてもLED素子直上とほぼ同様の輝度が得られる。すなわち輝度むらが低減される。
本実施形態によれば、凸形状又は凹形状によって隔てられたLED素子間の蛍光体層がない領域上部に空気層18を設けたことにより、複数のLED素子を配列した発光装置における輝度むらや色むらの問題を解決することができる。
以上、本発明の半導体発光装置の実施形態を説明したが、実施形態として説明した各要素の大きさや形状等は一例であり、LED素子の大きさや配置数などによって適宜変更することができる。また第一実施形態と第二実施形態とを組み合わせることも可能である。
本発明によれば、複数のLED素子を配置した半導体発光装置において、LED素子直上と複数のLED素子間との色や光取り出し効率の違いによる色むら、輝度むらを解消し、光取り出し効率がよく色むらが抑制された半導体発光装置を提供することができる。
10、100・・・半導体発光装置、11・・・実装基板、12・・・外壁、13・・・LED素子、14・・・蛍光体層、141・・・フィレット、15、35・・・透明基板、16・・・反射樹脂層、20・・・半導体素子直上の領域、21・・・第一領域、22・・・第二領域、36・・・凸部(凸形状)

Claims (10)

  1. 基板上に間隙を持って配置された複数の半導体素子と、各半導体素子の上を覆う蛍光体含有樹脂層と、前記蛍光体含有樹脂層を介して前記複数の半導体素子が配置された基板を覆う光学部材と、前記基板の、前記半導体素子が固定された部分を除く上面に形成された反射樹脂層とを備えた半導体発光装置において、
    隣接する半導体素子の間隙には、前記蛍光体含有樹脂層が存在しない領域を有し、当該領域に面した前記光学部材と、前記基板上に形成された前記反射樹脂層との間に空気層を有することを特徴とする半導体発光装置。
  2. 請求項1に記載の半導体発光装置であって、
    前記反射樹脂層は、前記半導体素子の側面の少なくとも一部を覆うように形成されていることを特徴とする半導体発光装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体発光装置であって、
    前記蛍光体含有樹脂層は、前記半導体素子の、前記光学部材に対向する面の端部から、前記蛍光体含有樹脂が存在しない領域の光学部材に向かって傾斜した側面を有することを特徴とする半導体発光装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか一項に記載の半導体発光装置であって、
    前記光学部材は、前記蛍光体含有樹脂層と接触する面の、前記半導体素子の間隙に対応する位置に、前記基板側に突出する凸又は凹形状を有し、前記凸又は凹形状により前記蛍光体含有樹脂層が存在しない領域が形成されていることを特徴とする半導体発光装置。
  5. 請求項1ないし3いずれか一項に記載の半導体発光装置であって、
    前記光学部材は、前記半導体素子の間隙に対応する第二領域を挟んで両側に、第一領域を有し、前記第二領域は未硬化の蛍光体含有樹脂に対するぬれ性が前記第一領域の未硬化の蛍光体含有樹脂に対するぬれ性より低いことを特徴とする半導体発光装置。
  6. 基板上に間隙を持って配置された複数の半導体素子と、各半導体素子の上を覆う蛍光体含有樹脂層と、前記蛍光体含有樹脂層を介して前記複数の半導体素子が配置された基板を覆う光学部材と、前記基板の、前記半導体素子が固定された部分を除く上面に形成された反射樹脂層とを備えた半導体発光装置において、
    前記基板上の、隣接する半導体素子の間隙であって、前記反射樹脂層と前記光学部材との間に、空気層が設けられていることを特徴とする半導体発光装置。
  7. 請求項6に記載の半導体発光装置であって、
    前記空気層と前記光学部材との間に、前記半導体素子と前記光学部材との間の蛍光体含有樹脂層よりも厚みの薄い蛍光体含有樹脂層が形成されていることを特徴とする半導体発光装置。
  8. 基板上に複数の半導体素子を搭載するステップ(1)と、
    前記基板に搭載された各半導体素子の上に、蛍光体含有樹脂をポッティングするステップ(2)と、
    前記各半導体素子上の蛍光体含有樹脂が、隣接する半導体素子上の蛍光体含有樹脂と接触しないように、前記蛍光体含有樹脂の上に光学部材を配置し、前記蛍光体含有樹脂を硬化させるステップ(3)と、
    前記基板の、前記半導体素子が固定された部分を除く上面に反射樹脂層を形成し、隣接する半導体素子の間隙において前記反射樹脂層と前記光学部材との間に空気層を形成するステップ(4)と、を含む半導体発光装置の製造方法。
  9. 請求項8に記載の半導体発光装置の製造方法であって、
    前記ステップ(4)において前記反射樹脂を硬化させた後に、前記複数の半導体素子の側面に反射樹脂層を形成するステップ(5)をさらに含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  10. 請求項8または9に記載の半導体発光装置の製造方法であって、
    前記ステップ(3)は、前記光学部材の、隣接する半導体素子の間隙に対応する位置に、当該位置を挟んで両側にある蛍光体含有樹脂が互いに接触するのを制御する制御手段を設けるステップ(3−1)を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
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