JP2014120192A - 対物レンズ駆動装置およびそれを備えた光ピックアップ装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置およびそれを備えた光ピックアップ装置 Download PDF

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伸悟 松崎
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Abstract

【課題】対物レンズを保護する保護部を簡易な構成で備えた対物レンズ駆動装置等を提供する。
【解決手段】本発明の対物レンズ駆動装置では、レンズホルダ21の上面に突起状の取り付け部61Aを設け、この取り付け部61Aに付着された樹脂材料から保護部65Aを設けている。取り付け部61Aは、レンズホルダ21の上面を額縁状に突出させた貯留部62Aと、貯留部62Aの内側に設けられた突起状の突出部63Aとを有している。係る形状の取り付け部61Aに樹脂材料を密着させることで、所定の形状および高さを有する保護部65Aが得られる。
【選択図】図4

Description

本発明は、対物レンズ駆動装置およびそれを備えた光ピックアップ装置に関する。特に本発明は、光ディスクを保護する保護部が設けられた対物レンズ駆動装置等に関する。
光ディスクに対して光学的に信号の読み取り等を行う対物レンズ駆動装置では、対物レンズを備える対物レンズホルダ(以下、レンズホルダと称する)が、アクチュエータフレームに対して変位可能に支持されている。また、フォーカスコイル及びトラッキングコイル等がレンズホルダに装着され、これらのコイルの有効領域を磁気回路により形成される所定の磁界内に配置することで、各コイルに供給する信号に応じて対物レンズが駆動される構成となっている。
対物レンズ駆動装置では、使用状況下において衝撃等の外力が作用すると、対物レンズが光ディスクの表面に接触する可能性がある。対物レンズ等が光ディスクの表面に接触すると、光ディスクの表面や対物レンズに傷が生じする恐れが有る。そこで、対物レンズが光ディスクに接触することを防止するために、レンズホルダにプロテクタを設けることが行われている。
下記特許文献1の図1を参照すると、対物レンズ1を保護するように、樹脂材料からなるプロテクタ2が配置されている。これにより、対物レンズ1よりもプロテクタ2が上方に突起する。よって、レンズホルダが使用状況下にて光ディスクに接近したとしても、軟性を有するプロテク2が光ディスクに接触するので、光ディスクおよび対物レンズの損傷が防止される。
特開2005−122833号公報
しかしながら、上記した構成では、対物レンズを保護するために、対物レンズホルダとは別体でプロテク2を用意する必要があり、これにより光ピックアップ装置全体としてのコストが高くなる恐れがあった。
更には、プロテクタ2を所定箇所に配置して接着する工程が必要なので、工数が増大してしまう恐れがあった。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、対物レンズを保護する保護部を簡易な構成で備えた対物レンズ駆動装置等を提供することにある。
本発明の対物レンズ駆動装置は、対物レンズと、前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダの上面に設けられて前記対物レンズの上端よりも上方に突出する保護部とを具備し、前記保護部は、前記レンズホルダの取り付け部に付着された樹脂材料から成り、前記取り付け部は、前記レンズホルダの一領域を囲む部分を上方に突出させた貯留部と、前記貯留部の内部で上方に突起する突出部とを有し、前記樹脂材料は、前記貯留部に充填され且つ前記突出部を覆うように形成されることを特徴とする。
本発明の光ピックアップ装置は、上記構成の対物レンズ駆動装置をハウジングに搭載したことを特徴とする。
本発明では、レンズホルダの上面に突起状の取り付け部を設け、この取り付け部に付着された樹脂材料から成る保護部を形成している。よって、レンズホルダとは別体の枠状の材料をプロテクタとして用いていた背景技術と比較すると、部材数が低減されるので低コストが実現される。更に、プロテクタをレンズホルダに位置合わせする工程、プロテクタをレンズホルダに接着する工程が不要に成るので、製造工数が低減される。
本発明の光ピックアップ装置を示す平面図である。 本発明の対物レンズ駆動装置を示す図であり、(A)は対物レンズ駆動装置を全体的に示す平面図であり、(B)はレンズホルダを拡大して示す平面図である。 本発明の対物レンズ駆動装置を示す図であり、レンズホルダを示す斜視図である。 本発明の対物レンズ駆動装置を示す図であり、(A)は取り付け部を示す斜視図であり、(B)および(C)は取り付け部の断面図である。 本発明の対物レンズ駆動装置を示す図であり、(A)は取り付け部を示す平面図であり、(B)は取り付け部を示す斜視図である。 本発明の対物レンズ駆動装置を示す図であり、(A)は保護部を示す斜視図であり、(B)は保護部を示す斜視図である。
図1は本実施形態の光ピックアップ装置10の概略を示す平面図である。
光ピックアップ装置10は、一例としてCD(Compact Disc)規格、DVD(Digital Versatile Disc)規格、およびBD(Blu-ray Disc)規格の各光ディスクに対応する構成となっており、対物レンズ駆動装置50および各種光学部品がハウジング51に設置されている。光ピックアップ装置10の概略的機能は、光ディスクの情報記録層に対して所定の規格のレーザー光を照射し、この情報記録層で反射したレーザー光を受光することで、光ディスクからの情報の読出しまたは書き込みを行うことにある。
対物レンズ駆動装置50(アクチュエータ)は、対物レンズホルダ(以下、レンズホルダ)21を移動可能に保持する。レンズホルダ21は、上記した各規格の何れかまたは全てに対応する対物レンズ31が装着される。
レーザーユニット1はレーザーダイオードを備え、このレーザーダイオードから上記した規格のレーザー光が放射される。具体的には、BDに適した青紫色(青色)波長帯395nm〜420nm(例えば405nmの波長)のレーザ光、DVDに適した赤色波長帯645nm〜675nm(例えば650nmの波長)のレーザ光、またはCDに適した赤外波長帯765nm〜805nm(例えば780nmの波長)のレーザ光が、レーザーダイオードから放射される。
レーザーユニット1から放射されたレーザー光は、回折格子6で0次光、+1次光、−1次光に分離されてハーフミラー13で反射された後に、1/4波長板9およびコリメートレンズ12を通過し、不図示の立ち上げミラーで反射されて対物レンズ31で光ディスクの情報記録層に合焦される。また、レーザーユニット1から放射されたレーザー光の一部はハーフミラー13を透過してFMD20で検出され、この検出に基づいてレーザーユニット1の出力が調整される。そして、光ディスクの情報記録層で反射した戻り光のレーザー光は、立ち上げミラー、コリメートレンズ12、1/4波長板9、ハーフミラー13を透過し、その後、第1プレート16および第2プレート19で所望の非点収差が付与された後に、光検出器17(PDIC)で検出される。光検出器17で検出された信号に基づいて、フォーカス制御、トラッキング制御及びラジアルチルト制御が行われる。
ここで、図1に示すDt方向とはタンジェンシャル方向であり、Dr方向とはトラッキング方向(光ディスクのラジアル方向)であり、Df方向とはフォーカス方向である。これらの各方向は互いに直交している。
図2を参照して、上記した光ピックアップ装置に組み込まれる対物レンズ駆動装置50を説明する。図2(A)は対物レンズ駆動装置50を示す平面図であり、図2(B)はレンズホルダ21の部分を拡大して示す平面図である。
図2(A)を参照して、対物レンズ駆動装置50は、アクチュエータ可動部40とアクチュエータフレーム41とから成る。アクチュエータ可動部40はレンズホルダ21と、支持ワイヤ45から構成される。アクチュエータフレーム41は、珪素鋼板等の磁性金属材料から形成され、部分的に直角に曲折加工されることで、後述するヨークが形成される。
アクチュエータ可動部40は、支持ワイヤ45により、アクチュエータフレーム41に対してフォーカス方向(Df方向)、トラッキング方向(Dr方向)及びラジアルチルト方向(Drt方向)に変位可能に弾性的に支持される。支持ワイヤ45は、一端がレンズホルダ21の側壁に設けられた絡げ部に固定され、他端がアクチュエータフレーム41に固定された固定基板44に固定される。固定基板44は支持ワイヤ45を制振させるダンパー材が充填される補助部材43に接着され、補助部材43と共にアクチュエータフレーム41にねじ止め固定される。支持ワイヤ45は、レンズホルダ21の1つの側面に対して例えば3本ずつ架設されている。これにより、レンズホルダ21は空中状態で機械的に支持される。更に、支持ワイヤ45は、レンズホルダ21に備えられる各コイルに供給される電流が流れる接続手段としても機能している。
図2(B)を参照して、レンズホルダ21には、上面に固定された対物レンズ31と、側壁部の外側の面に巻回されたトラッキングコイル36−39と、内蔵されたフォーカスコイル29、30が備えられている。
レンズホルダ21の側壁部外側に配置された各トラッキングコイル36−39に面するアクチュエータフレーム41の各ヨークに、マグネット32−35が配置されている。各マグネット32−35の、各トラッキングコイル36−39に対向する面は同一の極性(例えばN極)である。また、各マグネット32−35は、トラッキングコイル36−39の有効領域に対して有効磁束を発生させる。この様な構成でトラッキングコイル36−39に電流を供給すると、トラッキングコイル36−39に電流が流れることで発生する磁界と、マグネット32−35で生成される磁界で形成される磁気回路との協働により、レンズホルダ21はDr方向に変位する。
対物レンズ31を挟む箇所のレンズホルダ21の内部には、Df方向に巻回軸を有する2つのフォーカスコイル29、30が配置されており、マグネット32−35は、フォーカスコイル29、30の有効領域に対しても有効磁束を発生させている。従って、フォーカスコイル29、30に対して電流を供給すると、フォーカスコイル29、30に電流が流れることで発生する磁界と、マグネット32−35で生成される磁界で形成される磁気回路との協働により、レンズホルダ21はDf方向に変位する。尚、本形態では、フォーカスコイル29、30に、チルト方向に対する制御を行うための制御信号を付与することで、レンズホルダ21をチルト方向(Drt方向)に制御している。
本形態では、レンズホルダ21の上面で対物レンズ31を挟む位置に2つの保護部65A、65Bが設けられている。保護部65A、65Bを設けることにより、対物レンズ31が光ディスクに衝突することが防止される。保護部65A、65Bの詳細は図3等を参照して詳述する。
バックヨーク46は、アクチュエータフレーム41の端部を直角に曲折加工させた部位でありマグネット32、33が、内側の側面に固着されている。
対向ヨーク48、49は、バックヨーク46等と同様に、アクチュエータフレームを直角に曲折させた部位であり、夫々がフォーカスコイル29、30に挿入される位置に設けられている。対向ヨーク48、49をこのように配置することで、フォーカスコイル29、30及び各トラッキングコイル36−39に有効に作用する有効磁束を強めることができ、レンズホルダ21のDf方向、Dr方向及びDrt方向の感度が向上する。
図3を参照して、本形態の対物レンズ駆動装置に採用されるレンズホルダ21を説明する。
レンズホルダ21の概略的形状は、下方に開口部が設けられた筐体形状である。具体的には、レンズホルダ21は、対物レンズ31が装着される主面部56と、主面部56の周辺部から下方に一体的に連続する4つの側壁部とを備えている。この側壁部としては、紙面上の手前で長手方向の第1側壁部52、紙面上の奥側で第1側壁部52に対向する第2側壁部53、紙面上で右側に設けられた短手方向の第3側壁部54、および紙面上で左側端部に設けられた第4側壁部55が含まれている。
第1側壁部52の外側の主面には、ボビン57、58が設けられており、これらのボビンには夫々トラッキングコイル36、37が巻回されている。また、第2側壁部53の外側の主面には、ボビン59、60が設けられており、これらのボビンには夫々トラッキングコイル38、39が巻回されている。
フォーカスコイル29、30は、全体として角を丸めた四角形状を呈するように導線が巻回されて構成され、レンズホルダ21の内部に収納されている。フォーカスコイル29は第3側壁部54側の端部に配置さており、フォーカスコイル30は第4側壁部55側に配置されている。
第3側壁部54の一部分を外側に突出させて絡げ部70が設けられている。絡げ部70にトラッキングコイル36−39およびフォーカスコイル29を構成するエナメル線の端部が夫々絡げられる。更に、第3側壁部54の一部を縦方向に連続して突出させて挿通部69が設けられている。挿通部69には、支持ワイヤを挿通させるための3つの挿通孔73が設けられている。
同様に、第4側壁部55の外側にも複数の絡げ部70が設けられ、これらの絡げ部70に、トラッキングコイル36−39およびフォーカスコイル30を構成するエナメル線の端部が絡げられる。第3側壁部54と同様に、第4側壁部55にも、挿通孔73を有する挿通部69が設けられている。
主面部56の上面で対物レンズ31を挟む位置に2つの取り付け部61A、61Bが設けられている。取り付け部61A、61Bは、主面部56の上面を部分的に突出させた部位であり、対物レンズ31を保護するための保護部材が付着される部位である。取り付け部61A、61Bの詳細は図4を参照して後述する。
また、主面部56の上面で対物レンズ31を囲む位置に壁部64が設けられている。ここでは、壁部64は額縁形状を呈し、主面部56の上面を部分的に上方に突出させて形成されている。また、上記した取り付け部61A、65Bは壁部64に密着して設けられている。壁部64は、取り付け部61A、65Bに塗布される樹脂材料が対物レンズ31側に流入することを防止するための部位である。
図4を参照して、上記した取り付け部61Aの構成を説明する。図4(A)は取り付け部61Aを拡大して示す斜視図であり、図4(B)は図4(A)のB−B’線での断面図であり、図4(C)は図4(A)のC−C’線での断面図である。
図4(A)を参照して、取り付け部61Aは、貯留部62Aと、貯留部62Aの内部に配置された突出部63Aから構成されている。取り付け部61Aは、軟性を有する樹脂材料から成る保護部65Aが塗布して取り付けられる部位である。ここでは、取り付け部61Aについて説明するが、図3に示す取り付け部61Bの形状も同様である。
貯留部62Aは、レンズホルダの上面を額縁状に上方に突出させた部位であり、その内部には保護部材となる樹脂材料が塗布される。製造工程では、保護部材を構成する樹脂材料は、液状または半固形状を呈しているので、この状態の樹脂材料が周囲に流出せずに上方に突出させるために貯留部62Aは枠形状を呈している。
図4(B)を参照して、貯留部62Aと対物レンズ31との間には壁部64が配置されており、紙面上にて左側の貯留部62Aは壁部64と一体的に連続している。壁部64は、製造工程にて取り付け部61Aに供給される液状の樹脂材料が対物レンズ31側に流出することを防止する部位である。
本形態では、貯留部62Aで囲まれた領域に液状の樹脂材料を塗布して硬化させることで保護部65Aを形成している。
保護部65Aとして採用される樹脂材料としては、液晶ポリマー等から成るレンズホルダ21の材料よりも柔らかい樹脂材料が採用される。具体的には、保護部65Aとして例えば、ポリアセタール、アセタール樹脂等が採用される。保護部65Aは、貯留部62Aの内側に充填され、且つ突出部63Aを覆う様に形成されている。保護部65Aの上端は、対物レンズ31の上端よりも上方に配置される。更に、保護部65Aの上面は滑らかな曲面形状を呈している。従って、使用状況下において、レンズホルダ21が上方に過度に移動した場合であっても、光ディスクの表面に保護部65Aの上端が接触し、対物レンズ31は接触しない。よって、対物レンズ31の破損が防止される。また、柔らかい樹脂材料から成る保護部65Aが光ディスクの表面に接触するので、光ディスクの破損も防止される。
貯留部62Aは、上記したように、保護部65Aが塗布される領域を額縁状に囲むように、レンズホルダ21の上面を突起させた部位である。貯留部62Aの高さは、製造時に於いて、十分な量の保護部65Aを内部に充填可能な程度以上に設定される。
突出部63Aは、貯留部62Aの内側で、レンズホルダの上面を上方に突出させた部位である。突出部63Aを設けることにより、突出部63Aに保護部65Aが嵌合し、保護部65Aがレンズホルダ21から剥離してしまうことが防止される。突出部63Aの最上部は、レンズホルダ21に取り付けられた対物レンズ31の最上部と、同レベル以上に配置されている。これにより、突出部63Aを覆う樹脂材料から成る保護部65Aの最上部が、対物レンズ31の最上部よりも上方に配置され、保護部65Aによる保護の機能が確保される。
壁部64は、貯留部62Aと対物レンズ31との間に設けられる。壁部64は、製造時において液状の状態で貯留部62Aに供給される保護部65Aの材料が、対物レンズ31側に流出することを防止するための部位である。壁部64は、貯留部62Aよりも高く且つ突出部63Aよりも低く形成される。壁部64が貯留部62Aよりも高く形成されることで、保護部材となる樹脂材料の流出を防止する効果が得られる。壁部64が突出部63Aよりも低く形成されることで、使用状況下にて壁部64が光ディスクに接触することが防止される。
図4(C)を参照して、突出部63Aの長手方向に於ける左右上端部は、面取り加工が施されている。これにより、塗布された樹脂材料から成る保護部65Aの表面形状が滑らかになり、プロテクタとしての効果が向上する。
上記した保護部65Aの製造方法は、先ず、液状または半固形状の樹脂材料を貯留部62Aに供給する。これにより、貯留部62Aの内側の領域は保護部65Aが充填される。ここで、材料と成る樹脂材料はある程度の粘性を有する状態で供給されるので、貯留部62Aから樹脂材料が外部に流出する恐れは少ない。また、上記したように、貯留部62Aと対物レンズ31との間には、高い壁部64が配置されているので、樹脂材料の対物レンズ31側への流出は防止されている。
更に、保護部65Aを構成する樹脂材料は、突出部63Aの最上部を被覆する。これにより、突出部63Aの最上部は、対物レンズ31の最上部と同レベル以上に配置されているので、保護部65Aの最上部は確実に対物レンズ31よりも上方に配置される。よって、保護部65Aにより対物レンズ31を保護することが可能となる。
上記した樹脂材料の塗布が終了した後に、加熱や光線照射等の硬化処理を行うことで、保護部65Aが得られる。
上記した本形態は以下のように変更することも可能である。
図3を参照して、レンズホルダ21の上面に複数の対物レンズ31を配置し、各対物レンズ31の近傍に取り付け部61Aを設けて保護部材を配置しても良い。
また、同図を参照して、1つの対物レンズ31に対して、3つ以上の取り付け部61Aを設けて保護部を配置しても良い。
ここで取り付け部61Aの平面形状は、長方形である。これは、図3に於いて、レンズホルダ21のサイズを考えた時、左右の長さを短くできるメリットがある。ただし、取り付け部61Aの形状は、サイズを考慮しなければ、正方形でも、ひし形でも円形でも良い。
図4に戻り、保護部65A、つまり樹脂が溜まる部分は、長方形のリング状を呈している。そのため、流動性の樹脂を塗布した時、前述した面取り加工(テーパー面)があることで、長辺方向の流れを良くしている。これにより、短辺方向、長辺方向の充填速度がバランスとれるメリットを有する。
続いて、図5(A)を用いて若干違う構造を説明する。つまり図3では、対物レンズ31の配置領域をぐるりと囲んだリング状の側壁部が設けられているが、図5(B)では、概略図であるが取り付け部61Aと対物レンズ31の間の側壁部を削除している。図5(B)は、図3に示す壁部64を削除したらどの様になるかを簡単に示している。ぐるりと4辺に壁部64を儲けたら、枠としてその強度を保持できる。しかし、紙面上で上下方向または左右方向に対向する2辺だけに壁部64を設けても、その強度がとれれば、この構造でも良い。
続いて図6(A)について説明する。樹脂で一体成形した側壁部の代わりに、リング状に別の樹脂100を主面部56に塗布したもので、中の突出部63Aは、レンズホルダの樹脂で一体成形してある。図6(B)は、リング状に塗布した貯留部62Aの上に、保護部65Aの樹脂を塗布した図である。お互いに濡れ性が無い材料であれば、表面張力で湾曲となり、突出部をカバーできる。
以上、どちらの構造であれ、突出部63Aを囲む溝の体積、つまり深さと幅が決定されていれば、その中に塗布される樹脂は、ディスペンサで精度の高く塗布できる。そうすれば、殆どが、貯留部で止まるため、自ずとその高さはほぼ均一にできる。
1 レーザーユニット
6 回折格子
9 1/4波長板
10 光ピックアップ装置
12 コリメートレンズ
13 ハーフミラー
16 第1プレート
17 光検出器
19 第2プレート
20 FMD
21 レンズホルダ
26 ボビン
27 ボビン
29 フォーカスコイル
30 フォーカスコイル
31 対物レンズ
32 マグネット
33 マグネット
34 マグネット
35 マグネット
36 トラッキングコイル
37 トラッキングコイル
38 トラッキングコイル
39 トラッキングコイル
40 アクチュエータ可動部
41 アクチュエータフレーム
43 補助部材
44 固定基板
45 支持ワイヤ
46 バックヨーク
48 対向ヨーク
49 対向ヨーク
50 対物レンズ駆動装置
51 ハウジング
52 第1側壁部
53 第2側壁部
54 第3側壁部
55 第4側壁部
56 主面部
57 ボビン
58 ボビン
59 ボビン
60 ボビン
61A、61B 取り付け部
62A 貯留部
63A 突出部
64 壁部
65A、65B 保護部
100 樹脂

Claims (6)

  1. 対物レンズと、前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダの上面に設けられて前記対物レンズの上端よりも上方に突出する保護部とを具備し、
    前記保護部は、前記レンズホルダの取り付け部に付着された樹脂材料から成り、
    前記取り付け部は、前記レンズホルダの一領域を囲む部分を上方に突出させた貯留部と、前記貯留部の内部で上方に突起する突出部とを有し、
    前記樹脂材料は、前記貯留部に充填され且つ前記突出部を覆うように形成されることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 前記取り付け部の前記突出部の上端は、前記対物レンズの上端よりも上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 前記保護部は、前記対物レンズを挟む位置に複数が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 前記保護部と前記対物レンズとの間で、前記レンズホルダを壁状に突起させた壁部を更に有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の対物レンズ駆動装置。
  5. 前記壁部の上端は、前記貯留部の上端よりも上方に配置されることを特徴とする請求項4に記載の対物レンズ駆動装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載の対物レンズ駆動装置をハウジングに搭載したことを特徴とする光ピックアップ装置。
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