JP2014119298A - 配電線事故点検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】再送電された際に事故原因が取り除かれている場合でも、事故原因となった事故点の特定を可能とする。
【解決手段】子局8は、変圧器6の2次側交流電圧から得られた整流平滑後の直流電圧をA/D変換部23により電圧データに変換し、変換された電圧データに当該子局の識別データを付加して親局11に送信し、親局11は、少なくとも1つの子局8から電圧データ及び識別データを受信し、受信された電圧データ及び識別データをデータ記憶部33に記憶し、データ記憶部33から読み出した子局の電圧データに基づいて、最も電圧データが降下した子局を事故点として特定する。
【選択図】図1
【解決手段】子局8は、変圧器6の2次側交流電圧から得られた整流平滑後の直流電圧をA/D変換部23により電圧データに変換し、変換された電圧データに当該子局の識別データを付加して親局11に送信し、親局11は、少なくとも1つの子局8から電圧データ及び識別データを受信し、受信された電圧データ及び識別データをデータ記憶部33に記憶し、データ記憶部33から読み出した子局の電圧データに基づいて、最も電圧データが降下した子局を事故点として特定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、配電線上で発生した短絡事故の原因となった事故点を探索するのに好適な配電線事故点検出システムに関する。
従来、変電所から遮断器を介して接続された配電線は、時限式自動区分開閉器により複数区間に区分されている。この配電線上で短絡事故が発生すると、まず変電所の保護リレーにより変電所遮断器が開放され、配電線に設けられた時限式自動区分開閉器が無電圧開放される。次に、所定時間が経過した後に電源側から順次に時限投入され、これによって再送電が行われる。このとき、事故区間に課電されると、事故原因が取り除かれていない場合、事故が再現されるため、変電所遮断器が再び開放する。こうして変電所遮断器の再投入から再解放までの時間を計測することにより、事故区間の判定を可能にしている。
特許文献1には、「停電町名検知システム」として、配電線の柱上トランスが設けられた位置に監視子局を設置し、監視子局と監視親局との間に配電線に沿って通信線を設置しておく技術が開示されている。特に、監視子局が、柱上トランスの電圧の有無を検出して電圧の有無の変化の状態に応じた通信信号と、同監視子局に予め設定された識別記号とを通信線を介して監視親局に送信する。次いで、監視親局が、監視子局から通信により送信された通信信号と、識別記号を受信して配電線の停電町名と配電線の状態を表示するように構成されている。
特許文献1にあっては、電圧判定部が電圧検出回路と判定回路とから構成されている。この電圧検出回路は配電線に接続されたトランスの2次側電圧を常に監視していて、トランスの2次側に電圧を発生している場合は電圧有りの検出信号を通信制御部の判定回路に出力し、トランスの2次側に電圧を発生していない場合は電圧無しの検出信号を判定回路に出力するように構成されている。判定回路は電圧検出回路が検出した配電線の電圧状態(電圧の有無)が入力されて、この入力された電圧状態と前回入力された電圧状態とを比較し、電圧有りの状態から電圧無しの状態に変化した場合は停電状態と判定し、逆に電圧無しの状態から電圧有りの状態に変化した場合は復電状態と判定する。
特許文献1にあっては、電圧判定部が電圧検出回路と判定回路とから構成されている。この電圧検出回路は配電線に接続されたトランスの2次側電圧を常に監視していて、トランスの2次側に電圧を発生している場合は電圧有りの検出信号を通信制御部の判定回路に出力し、トランスの2次側に電圧を発生していない場合は電圧無しの検出信号を判定回路に出力するように構成されている。判定回路は電圧検出回路が検出した配電線の電圧状態(電圧の有無)が入力されて、この入力された電圧状態と前回入力された電圧状態とを比較し、電圧有りの状態から電圧無しの状態に変化した場合は停電状態と判定し、逆に電圧無しの状態から電圧有りの状態に変化した場合は復電状態と判定する。
上述したように、特許文献1にあっては、監視子局が柱上トランスの電圧の有無を検出して電圧の有無の変化の状態に応じた通信信号と同監視子局に予め設定された識別記号とを通信線を介して監視親局に送信するように構成されている。
しかしながら、特許文献1にあっては、再送電された際に事故原因が取り除かれている場合、事故原因となった事故点の特定が困難であるといった問題があった。また、事故点の特定精度が低く、事故点の探索時間と探索労力が大幅にかかっているといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、再送電された際に事故原因が取り除かれている場合でも、事故原因となった事故点の特定が可能な配電線事故点検出システムを提供することにある。
しかしながら、特許文献1にあっては、再送電された際に事故原因が取り除かれている場合、事故原因となった事故点の特定が困難であるといった問題があった。また、事故点の特定精度が低く、事故点の探索時間と探索労力が大幅にかかっているといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、再送電された際に事故原因が取り除かれている場合でも、事故原因となった事故点の特定が可能な配電線事故点検出システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、配電線に接続された変圧器に設けられ、各変圧器の電圧を監視する子局と、前記各子局から伝送線を介して伝送される監視情報を収集する親局とを備え、前記配電線上の事故点を検出する配電線事故点検出システムであって、前記子局は、前記変圧器の2次側交流電圧から得られた整流平滑後の直流電圧を電圧データに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された電圧データに当該子局の識別データを付加して前記親局に送信する送信手段と、を備え、前記親局は、少なくとも1つの前記子局から電圧データ及び識別データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電圧データ及び識別データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出した子局の電圧データに基づいて、最も電圧データが降下した子局を事故点として特定する事故点特定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、子局は、変圧器の2次側交流電圧から得られた整流平滑後の直流電圧を電圧データに変換し、変換された電圧データに当該子局の識別データを付加して親局に送信する。一方、親局は、少なくとも1つの子局から電圧データ及び識別データを受信し、受信された電圧データ及び識別データを記憶しておき、子局の電圧データに基づいて、最も電圧データが降下した子局を事故点として特定するので、再送電された際に事故原因が取り除かれている場合でも、事故原因となった事故点の特定が可能となる。
この結果、事故点の特定精度が向上するとともに、事故点の探索時間と探索労力を大幅に低減することができる。
この結果、事故点の特定精度が向上するとともに、事故点の探索時間と探索労力を大幅に低減することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る配電線事故点検出システム1の構成について説明する。
配電線事故点検出システム1は、短絡事故時において、事故点に向かい電圧が降下していく特性を利用し、配電線路に設置している各柱上変圧器(Tr)の電圧値(通常100V)を検出し、電圧降下率より事故点を想定するシステムである。
図1に示すように、配電線事故点検出システム1には、変電所に配置された接地形変圧器(GPT:Ground Potential Transformer)2と、接地形変圧器2の2次側に接続されている6kV母線3と、6kV母線3に夫々接続された遮断器4−1、4−2と、遮断器4−1、4−2に夫々接続されている配電線5−1、5−2とを備えている。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る配電線事故点検出システム1の構成について説明する。
配電線事故点検出システム1は、短絡事故時において、事故点に向かい電圧が降下していく特性を利用し、配電線路に設置している各柱上変圧器(Tr)の電圧値(通常100V)を検出し、電圧降下率より事故点を想定するシステムである。
図1に示すように、配電線事故点検出システム1には、変電所に配置された接地形変圧器(GPT:Ground Potential Transformer)2と、接地形変圧器2の2次側に接続されている6kV母線3と、6kV母線3に夫々接続された遮断器4−1、4−2と、遮断器4−1、4−2に夫々接続されている配電線5−1、5−2とを備えている。
また、配電線事故点検出システム1には、配電線5−1、5−2に夫々接続されている柱上変圧器6−1〜6−n、7−1〜7−n、柱上変圧器6−1〜6−n、7−1〜7−nの2次側に夫々接続されている電圧検出装置(子局)8−1〜8−n、9−1〜9−nとを備えている。
さらに、配電線事故点検出システム1には、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nの出力端末に夫々接続されている通信線10−1、10−2と、通信線10−1、10−2に夫々接続されている情報収集装置(親局)11と、情報収集装置11に接続されている情報表示装置12とを備えている。
また、配電線事故点検出システム1には、情報収集装置11とネットワーク(伝送線)Nを介して接続されている配電自動化システムに設けられた情報表示装置13を備えている。
さらに、配電線事故点検出システム1には、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nの出力端末に夫々接続されている通信線10−1、10−2と、通信線10−1、10−2に夫々接続されている情報収集装置(親局)11と、情報収集装置11に接続されている情報表示装置12とを備えている。
また、配電線事故点検出システム1には、情報収集装置11とネットワーク(伝送線)Nを介して接続されている配電自動化システムに設けられた情報表示装置13を備えている。
接地形変圧器2には、高圧を低圧(例えば、110V)に変圧する変成器PT(図示しない)が設けられ、変成器PTにより検出された信号が情報収集装置11に入力されるように構成されている。
図1に示す電圧検出装置8、9は、各柱上変圧器6、7の低圧側(100V)を入力し、交流を直流へ変換し、直流電圧を量子化した後に符号化し、常時電圧データを監視するとともに情報収集装置11へ電圧データを送信する。また、電圧検出装置8、9は、常時電圧データが規定値を下まわった場合(例:100V⇒80V)に低下した電圧データを情報収集装置11へ送信する。
なお、例えば30箇所ある変電所において、管理上、5番目のAAE変電所の識別データIDを「00101」とする。また、AAE変電所において、例えば16個ある配電線において、管理上、9番目の○○○線の識別データIDを「01001」とする。さらに、AAE変電所の中の○○○線において、例えば50個ある柱上変圧器(電圧検出装置)において、管理上、20番目のNo.20柱上変圧器(No.20電圧検出装置)の識別データIDを「010100」とする。
図1に示す電圧検出装置8、9は、各柱上変圧器6、7の低圧側(100V)を入力し、交流を直流へ変換し、直流電圧を量子化した後に符号化し、常時電圧データを監視するとともに情報収集装置11へ電圧データを送信する。また、電圧検出装置8、9は、常時電圧データが規定値を下まわった場合(例:100V⇒80V)に低下した電圧データを情報収集装置11へ送信する。
なお、例えば30箇所ある変電所において、管理上、5番目のAAE変電所の識別データIDを「00101」とする。また、AAE変電所において、例えば16個ある配電線において、管理上、9番目の○○○線の識別データIDを「01001」とする。さらに、AAE変電所の中の○○○線において、例えば50個ある柱上変圧器(電圧検出装置)において、管理上、20番目のNo.20柱上変圧器(No.20電圧検出装置)の識別データIDを「010100」とする。
次に、図2を参照して、図1に示す電圧検出装置8、9の構成について説明する。
電圧検出装置8、9には、整流平滑回路21と、バッテリ22と、A/D変換部23と、監視制御部24と、通信部25とを備えている。
整流平滑回路21は、各柱上変圧器6、7の低圧側(100V)の交流電圧を入力し、交流電圧を整流平滑して直流電圧をA/D変換部(変換手段)23に出力するとともに、直流電圧をダイオードD1を介して、レギュレータ素子Q1及びバッテリ22に出力する。バッテリ22から出力される電圧は、レギュレータ素子Q1により定電圧化され、A/D変換部23、監視制御部24、通信部25に供給される。
電圧検出装置8、9には、整流平滑回路21と、バッテリ22と、A/D変換部23と、監視制御部24と、通信部25とを備えている。
整流平滑回路21は、各柱上変圧器6、7の低圧側(100V)の交流電圧を入力し、交流電圧を整流平滑して直流電圧をA/D変換部(変換手段)23に出力するとともに、直流電圧をダイオードD1を介して、レギュレータ素子Q1及びバッテリ22に出力する。バッテリ22から出力される電圧は、レギュレータ素子Q1により定電圧化され、A/D変換部23、監視制御部24、通信部25に供給される。
A/D変換部23は、整流平滑回路21から出力されたアナログ信号である直流電圧を所定の周波数のクロックでサンプリングすることで、量子化された電圧データに符号化する。
監視制御部24は、A/D変換部23により符号化された電圧データを常時監視し、通信部25、通信線10を介して情報収集装置11へ電圧データを送信するように制御する。また、監視制御部24は、電圧データが規定値を下まわった場合(例:100V⇒80V)に、低下した電圧データを通信部25、通信線10を介して情報収集装置11へ送信するように制御する。なお、通信部25と通信線10とはコネクタ26を介して接続されている。
監視制御部24は、A/D変換部23により符号化された電圧データを常時監視し、通信部25、通信線10を介して情報収集装置11へ電圧データを送信するように制御する。また、監視制御部24は、電圧データが規定値を下まわった場合(例:100V⇒80V)に、低下した電圧データを通信部25、通信線10を介して情報収集装置11へ送信するように制御する。なお、通信部25と通信線10とはコネクタ26を介して接続されている。
次に、図3を参照して、図1に示す情報収集装置11の構成について説明する。
情報収集装置11は、変電所に設けられた接地形変圧器(GPT)2の2次電圧を入力し、交流電圧を直流電圧に変換し、直流電圧を量子化した後に符号化し、常時電圧データを監視する。また、情報収集装置11は、各電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nから監視情報として電圧データを受信するとともに、電圧データを処理し、処理されたデータを情報表示装置12と既設の配電自動化システムの情報表示装置13に送信する。
情報収集装置11は、通信部31と、収集制御部32と、データ記憶部33と、通信部34とを備えている。
情報収集装置11は、変電所に設けられた接地形変圧器(GPT)2の2次電圧を入力し、交流電圧を直流電圧に変換し、直流電圧を量子化した後に符号化し、常時電圧データを監視する。また、情報収集装置11は、各電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nから監視情報として電圧データを受信するとともに、電圧データを処理し、処理されたデータを情報表示装置12と既設の配電自動化システムの情報表示装置13に送信する。
情報収集装置11は、通信部31と、収集制御部32と、データ記憶部33と、通信部34とを備えている。
通信部31は、コネクタを介して通信線10と接続され、各電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nとの間でデータ通信を行う。なお、変電所の母線3に接続されている接地形変圧器(GPT)2の2次側電圧を検出するための電圧検出装置(図示しない)を備えており、通信部31は、変電所の母線に接続された接地形変圧器(GPT)2の2次電圧を当該電圧検出装置から通信線10を介して受信する。
収集制御部32は、内部にROM、RAM及びCPUを有し、ROMからオペレーティングシステムOSを読み出してRAM上に展開してOSを起動し、OS管理下において、ROMからプログラムを読み出し、データ収集処理を実行する。
データ記憶部33は、各電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nから収集した電圧データを記憶する。
収集制御部32は、内部にROM、RAM及びCPUを有し、ROMからオペレーティングシステムOSを読み出してRAM上に展開してOSを起動し、OS管理下において、ROMからプログラムを読み出し、データ収集処理を実行する。
データ記憶部33は、各電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nから収集した電圧データを記憶する。
通信部34は、ネットワークNに接続され、汎用の通信プロトコル(TCP/IP、UDP、HTTPなど)に従って情報表示装置13との間でデータ通信を行い、計算結果を情報表示装置13へ送信する。
収集制御部32は、データ記憶管理部35と、電圧降下率計算部36と、事故発生線路判断部37と、電圧値分析部38と、事故点判断部39とを備えている。
データ記憶管理部35は、基準電圧(80V)以下に電圧が低下した時刻と同時刻の全柱上変圧器の電圧値を取り込んでデータ記憶部33に記録する。
電圧降下率計算部36は、各配電線の電圧降下率を計算処理する。
事故発生線路判断部37は、電圧降下率が最大となる配電線を事故発生線路として判断する。
電圧値分析部38は、事故発生線路と判断した配電線の各柱上変圧器の電圧値を分析する。
事故点判断部39は、事故発生線路の各柱上変圧器の電圧降下率αや差分電圧ΔVを事故点と判断する。
収集制御部32は、データ記憶管理部35と、電圧降下率計算部36と、事故発生線路判断部37と、電圧値分析部38と、事故点判断部39とを備えている。
データ記憶管理部35は、基準電圧(80V)以下に電圧が低下した時刻と同時刻の全柱上変圧器の電圧値を取り込んでデータ記憶部33に記録する。
電圧降下率計算部36は、各配電線の電圧降下率を計算処理する。
事故発生線路判断部37は、電圧降下率が最大となる配電線を事故発生線路として判断する。
電圧値分析部38は、事故発生線路と判断した配電線の各柱上変圧器の電圧値を分析する。
事故点判断部39は、事故発生線路の各柱上変圧器の電圧降下率αや差分電圧ΔVを事故点と判断する。
次に、図2を参照して、電圧検出装置8、9の電源系について説明する。
図1に示すように、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nは、柱上変圧器6−1〜6−n、7−1〜7−nの2次側に夫々接続されている。
通常時においては、整流平滑回路21では、柱上変圧器6の低圧側(100V)の交流電圧を入力し、交流電圧を整流平滑して直流電圧をA/D変換部23に出力するとともに、整流平滑された直流電圧をダイオードD1を介してバッテリ22に供給し、バッテリ22を充電する。同時に、整流平滑回路21から出力される直流電圧はダイオードD1を介してレギュレータ素子Q1に入力され、レギュレータ素子Q1により定電圧化された電圧がA/D変換部23、監視制御部24、通信部25に供給される。
一方、短絡事故時又は停電時には、バッテリ22から出力される電圧がレギュレータ素子Q1により定電圧化され、A/D変換部23、監視制御部24、通信部25に供給される。
図1に示すように、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nは、柱上変圧器6−1〜6−n、7−1〜7−nの2次側に夫々接続されている。
通常時においては、整流平滑回路21では、柱上変圧器6の低圧側(100V)の交流電圧を入力し、交流電圧を整流平滑して直流電圧をA/D変換部23に出力するとともに、整流平滑された直流電圧をダイオードD1を介してバッテリ22に供給し、バッテリ22を充電する。同時に、整流平滑回路21から出力される直流電圧はダイオードD1を介してレギュレータ素子Q1に入力され、レギュレータ素子Q1により定電圧化された電圧がA/D変換部23、監視制御部24、通信部25に供給される。
一方、短絡事故時又は停電時には、バッテリ22から出力される電圧がレギュレータ素子Q1により定電圧化され、A/D変換部23、監視制御部24、通信部25に供給される。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、図2に示す電圧検出装置8、9の監視制御部24の動作について説明する。
上述したように、A/D変換部23により符号化された直流電圧データが監視制御部24に入力されている。
ステップS10では、監視制御部24は、A/D変換部23から直流電圧データを取得し、ステップS15に進む。ステップS15では、監視制御部24は、直流電圧データが基準値(例えば、80V)以下か否かを判断する。ここで、直流電圧データが基準値を下まわっていない場合にはステップS20に進む。一方、直流電圧データが基準値を下まわった場合(例:100V⇒75V)にはステップS25に進む。
ステップS20では、監視制御部24は、情報収集装置11から通信線10を介して通信部25で返送要求信号が受信されたか否かを判断する。ここで、通信部25で返送要求信号が受信された場合にはステップS25に進む。一方、通信部25で返送要求信号が受信されなかった場合にはステップS10に戻り、これらの処理を繰り返す。
上述したように、A/D変換部23により符号化された直流電圧データが監視制御部24に入力されている。
ステップS10では、監視制御部24は、A/D変換部23から直流電圧データを取得し、ステップS15に進む。ステップS15では、監視制御部24は、直流電圧データが基準値(例えば、80V)以下か否かを判断する。ここで、直流電圧データが基準値を下まわっていない場合にはステップS20に進む。一方、直流電圧データが基準値を下まわった場合(例:100V⇒75V)にはステップS25に進む。
ステップS20では、監視制御部24は、情報収集装置11から通信線10を介して通信部25で返送要求信号が受信されたか否かを判断する。ここで、通信部25で返送要求信号が受信された場合にはステップS25に進む。一方、通信部25で返送要求信号が受信されなかった場合にはステップS10に戻り、これらの処理を繰り返す。
一方、直流電圧データが基準値を下まわった場合、又は通信部25で返送要求信号のみが受信された場合には、ステップS25において、監視制御部24は、A/D変換部23から取得した直流電圧データを内部に設けられたRAMに一時的に記憶しておく。次いで、監視制御部24は、RAMから読み出した直流電圧データに当該電圧検出装置の識別データIDを付加して通信部25に出力する。通信部25は、直流電圧データ及び識別データIDを通信線10を介して情報収集装置11へ送信する。
ここで、通信線10には複数の電圧検出装置が接続されているので、複数の電圧検出装置同士で送信タイミングが一致していると、データ通信ができない虞がある。そこで、返送要求信号に当該装置の識別データIDが付加されている場合にはRAMから読み出した直流電圧データを情報収集装置11に送信する。
ここで、通信線10には複数の電圧検出装置が接続されているので、複数の電圧検出装置同士で送信タイミングが一致していると、データ通信ができない虞がある。そこで、返送要求信号に当該装置の識別データIDが付加されている場合にはRAMから読み出した直流電圧データを情報収集装置11に送信する。
このように、電圧検出装置8、9は、電圧データが所定の基準値(例えば、80V)よりも低くなった場合に、電圧データを情報収集装置11に送信するので、電圧データの送信量を低減することができる。
また、電圧検出装置8、9は、情報収集装置11から返送要求信号を受信した場合に、電圧データを情報収集装置11に送信することで、配電線に事故が発生した時点での自装置の電圧データを送信し、電圧データの送信量を低減することができる。
また、電圧検出装置8、9は、情報収集装置11から返送要求信号を受信した場合に、電圧データを情報収集装置11に送信することで、配電線に事故が発生した時点での自装置の電圧データを送信し、電圧データの送信量を低減することができる。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、図3に示す情報収集装置11の収集制御部32の動作について説明する。
図1に示すように、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nは、通信線10−1、10−2を介して情報収集装置11に接続されており、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nから送信された直流電圧データは、通信線10−1、10−2を介して情報収集装置11に受信される。
ステップS110では、収集制御部32は、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nの少なくとも1つから通信線10−1、10−2、通信部31を介して直流電圧データを受信する。
図1に示すように、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nは、通信線10−1、10−2を介して情報収集装置11に接続されており、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nから送信された直流電圧データは、通信線10−1、10−2を介して情報収集装置11に受信される。
ステップS110では、収集制御部32は、電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nの少なくとも1つから通信線10−1、10−2、通信部31を介して直流電圧データを受信する。
次いで、ステップS115では、収集制御部32は、受信した直流電圧データが基準電圧(80V)以下になる電圧低下が発生したか否かを判断する。ここで、受信した直流電圧データが基準電圧(80V)以下になった場合にはステップS120に進む。一方、受信した直流電圧データが基準電圧(80V)より大きい場合にはステップS110に戻り、電圧データの監視を継続する。
次いで、ステップS120では、データ記憶管理部35は、当該直流電圧データを受信した受信時刻をタイマ(図示しない)から読み出し、受信した直流電圧データ、受信時刻、識別データIDを一まとまりにしてデータ記憶部33に記録する。
次いで、ステップS125では、収集制御部32は、全ての電圧検出装置へ直流電圧データの返送要求信号を送信するために、返送要求信号を通信部31に出力する。この結果、収集制御部32から返送要求信号を受け付けた通信部31は、返送要求信号のみを通信線10を介して電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nに一括送信する。
次いで、ステップS120では、データ記憶管理部35は、当該直流電圧データを受信した受信時刻をタイマ(図示しない)から読み出し、受信した直流電圧データ、受信時刻、識別データIDを一まとまりにしてデータ記憶部33に記録する。
次いで、ステップS125では、収集制御部32は、全ての電圧検出装置へ直流電圧データの返送要求信号を送信するために、返送要求信号を通信部31に出力する。この結果、収集制御部32から返送要求信号を受け付けた通信部31は、返送要求信号のみを通信線10を介して電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nに一括送信する。
このように、少なくとも1つの電圧検出装置から所定の基準値(例えば、80V)よりも低くい電圧データを受信した場合に、電圧データの返送を要求するための返送要求信号を全ての電圧検出装置に送信するので、配電線に事故が発生した時点での電圧データのみを収集することができ、収集されるデータ量を大幅に低減することができる。
返送要求信号を受信した電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nは、夫々に自装置において取得した直流電圧データ及び識別データIDを通信線10を介して情報収集装置11へ順次に送信する。
なお、例えば、生変電所の○○○線のNo.20Tr(No.20電圧検出装置)がDC55Vになった場合、「DC55V」を符号化(二進法)すると「0110111」となるので、識別データIDを先頭に付加して「0010101001010100」+「0110111」を情報収集装置11へ送信する。
次いで、ステップS130では、通信部31が全ての電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nから通信線10を介して順次に直流電圧データ及び識別データIDを受信する。そして、データ記憶管理部35は、受信した直流電圧データ及び識別データIDに、タイマ(図示しない)から読み出した受信時刻を付加してデータ記憶部33に記録する。
返送要求信号を受信した電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nは、夫々に自装置において取得した直流電圧データ及び識別データIDを通信線10を介して情報収集装置11へ順次に送信する。
なお、例えば、生変電所の○○○線のNo.20Tr(No.20電圧検出装置)がDC55Vになった場合、「DC55V」を符号化(二進法)すると「0110111」となるので、識別データIDを先頭に付加して「0010101001010100」+「0110111」を情報収集装置11へ送信する。
次いで、ステップS130では、通信部31が全ての電圧検出装置8−1〜8−n、9−1〜9−nから通信線10を介して順次に直流電圧データ及び識別データIDを受信する。そして、データ記憶管理部35は、受信した直流電圧データ及び識別データIDに、タイマ(図示しない)から読み出した受信時刻を付加してデータ記憶部33に記録する。
ここで、上述したように、通信線10には複数の電圧検出装置が接続されているので、複数の電圧検出装置同士で送信タイミングが一致していると、データ通信ができない虞がある。そこで、ステップS125において、返送要求信号に特定の電圧検出装置の識別データIDを付加して送信し、ステップS130では、当該識別データIDを有する電圧検出装置のみから送信される直流電圧データを情報収集装置11で受信し、順次に識別データIDを変更してステップS125、S130の処理を繰り返すことで、全ての電圧検出装置から事故発生時点での直流電圧データを収集することができる。
この結果、図6に示すように、データ記憶部33のデータテーブル33a、33b上には、全ての電圧検出装置から受信した直流電圧データ、識別データID及び受信時刻が記憶される。なお、データ記憶管理部35は、全ての電圧検出装置の識別データIDと配電線名とを対応付けしたデータテーブルを記憶しており、識別データIDに対応したデータテーブル33a、33bの記憶エリアに直流電圧データを書き込むように構成されている。
この結果、図6に示すように、データ記憶部33のデータテーブル33a、33b上には、全ての電圧検出装置から受信した直流電圧データ、識別データID及び受信時刻が記憶される。なお、データ記憶管理部35は、全ての電圧検出装置の識別データIDと配電線名とを対応付けしたデータテーブルを記憶しており、識別データIDに対応したデータテーブル33a、33bの記憶エリアに直流電圧データを書き込むように構成されている。
次いで、ステップS135では、電圧降下率計算部36は、各配電線の電圧降下率を計算処理する。例えば、電圧降下率計算部36は、データ記憶部33のデータテーブル33a、33b上に記憶されている配電線「×××」において、識別データIDが#001〜#022の直流電圧「70」、「65」・・・「20」、「10」、「10」に基づいて、電圧降下率αを計算処理する。
電圧降下率αは、正常電圧を100Vとし、識別データID=#kの電圧Vk、#k+1の電圧Vk+1とから、
α=(Vk−Vk+1)/100 (%)
と求める。
電圧降下率αは、正常電圧を100Vとし、識別データID=#kの電圧Vk、#k+1の電圧Vk+1とから、
α=(Vk−Vk+1)/100 (%)
と求める。
ここで、図6に示す例では、識別データID=#001〜#022の直流電圧「70」、「65」・・・「20」、「10」、「10」に基づいて、電圧降下率αは、「0.05」・・・「0.1」、「0」となる。
なお、上述し電圧降下率αに代わって、差分電圧ΔVを、#kの電圧Vk、#k+1の電圧Vk+1とから、
α=(Vk−Vk+1) (V)
と求めても良い。
ここで、図6に示す例では、識別データID=#001〜#022の直流電圧「70」、「65」・・・「20」、「10」、「10」に基づいて、差分電圧ΔVは、「5」・・・「10」、「0」となる。
なお、上述し電圧降下率αに代わって、差分電圧ΔVを、#kの電圧Vk、#k+1の電圧Vk+1とから、
α=(Vk−Vk+1) (V)
と求めても良い。
ここで、図6に示す例では、識別データID=#001〜#022の直流電圧「70」、「65」・・・「20」、「10」、「10」に基づいて、差分電圧ΔVは、「5」・・・「10」、「0」となる。
次いで、ステップS140では、事故発生線路判断部37は、電圧降下率が最大となる配電線を事故発生線路として判断する。
ここで、図6に示す例では、配電線名「×××」における電圧降下率αの最大値は、「0.1」であり、配電線名「△△△」における電圧降下率αの最大値は、「0」であるから、電圧降下率αが最大となる配電線名「×××」を事故発生線路と特定する。
なお、電圧降下率αに代わって、差分電圧ΔVが最大となる配電線名「×××」を事故発生線路と特定してもよい。
ここで、図6に示す例では、配電線名「×××」における電圧降下率αの最大値は、「0.1」であり、配電線名「△△△」における電圧降下率αの最大値は、「0」であるから、電圧降下率αが最大となる配電線名「×××」を事故発生線路と特定する。
なお、電圧降下率αに代わって、差分電圧ΔVが最大となる配電線名「×××」を事故発生線路と特定してもよい。
次いで、ステップS145では、電圧値分析部38は、事故発生線路と判断した配電線の各柱上変圧器の電圧値を分析する。
ここで、電圧降下率αが最大となったのは配電線名「×××」であると特定されたので、配電線名「×××」についての電圧降下率α=「0.05」・・・「0.1」、「0」のうち、電圧降下率αが一定、すなわち、α=0となる場合の識別データIDを抽出する。
次いで、ステップS150では、事故点判断部39は、事故発生線路の各柱上変圧器の電圧値の降下率が一定となった箇所を事故点と判断する。
ここで、電圧降下率αが一定、すなわち、α=0となる場合の識別データIDは、#021、#022であるので、電圧検出装置8−21、8−22が事故点であると特定する。
次いで、ステップS155では、当該情報収集装置11で処理した各データを情報表示装置13へ送信する。
このように、隣接された子局間での電圧データに基づいて、電圧降下率又は差分電圧を算出し、該算出結果が最も小さくなる子局を事故点として特定することで、再送電された際に事故原因が取り除かれている場合でも、事故原因となった事故点の特定が可能となる。
ここで、電圧降下率αが最大となったのは配電線名「×××」であると特定されたので、配電線名「×××」についての電圧降下率α=「0.05」・・・「0.1」、「0」のうち、電圧降下率αが一定、すなわち、α=0となる場合の識別データIDを抽出する。
次いで、ステップS150では、事故点判断部39は、事故発生線路の各柱上変圧器の電圧値の降下率が一定となった箇所を事故点と判断する。
ここで、電圧降下率αが一定、すなわち、α=0となる場合の識別データIDは、#021、#022であるので、電圧検出装置8−21、8−22が事故点であると特定する。
次いで、ステップS155では、当該情報収集装置11で処理した各データを情報表示装置13へ送信する。
このように、隣接された子局間での電圧データに基づいて、電圧降下率又は差分電圧を算出し、該算出結果が最も小さくなる子局を事故点として特定することで、再送電された際に事故原因が取り除かれている場合でも、事故原因となった事故点の特定が可能となる。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、図1に示す情報表示装置12の動作について説明する。
ステップS210では、情報収集装置11から各データを受信するとともに、受信した各データをハードディスク(図示しない)に記憶する。
次いで、ステップS215では、情報収集装置11からデータ受信があったか否かを判断する。ここで、情報収集装置11からデータ受信があった場合にはステップS220に進む。一方、情報収集装置11からデータ受信がなかった場合にはステップS210に戻り、処理を繰り返す。
ステップS210では、情報収集装置11から各データを受信するとともに、受信した各データをハードディスク(図示しない)に記憶する。
次いで、ステップS215では、情報収集装置11からデータ受信があったか否かを判断する。ここで、情報収集装置11からデータ受信があった場合にはステップS220に進む。一方、情報収集装置11からデータ受信がなかった場合にはステップS210に戻り、処理を繰り返す。
情報収集装置11からデータ受信があった場合、ステップS220では、第1画面をモニタ(図示しない)に表示しておき、所名一覧へ事故発生所名を点滅表示させる。ここで、モニタには、図8(a)に示すように、第1画面として所名一覧が表示されており、事故発生所名が点滅表示される。
図8(a)においては、AAE変電所の配電線で事故が発生した場合に、赤色で点滅表示させる。監視員が、赤色点滅中のセルをマウス操作に応じて選択すると、第2画面へ切り替える。
次いで、ステップS225では、監視員がマウスを用い表示画面上でカーソルを操作し、さらに、クリック操作により事故発生所名が選択された場合には、ステップS230に進む。
ステップS230では、第2画面をモニタ(図示しない)に表示しておき、変電所単位で事故発生配電線を点滅表示させる。ここで、モニタには、図8(b)に示すように、第2画面として配電線名一覧が表示されており、事故発生配電線が点滅表示される。
図8(a)においては、AAE変電所の配電線で事故が発生した場合に、赤色で点滅表示させる。監視員が、赤色点滅中のセルをマウス操作に応じて選択すると、第2画面へ切り替える。
次いで、ステップS225では、監視員がマウスを用い表示画面上でカーソルを操作し、さらに、クリック操作により事故発生所名が選択された場合には、ステップS230に進む。
ステップS230では、第2画面をモニタ(図示しない)に表示しておき、変電所単位で事故発生配電線を点滅表示させる。ここで、モニタには、図8(b)に示すように、第2画面として配電線名一覧が表示されており、事故発生配電線が点滅表示される。
図8(b)においては、AAE変電所の○○○線で事故が発生した場合、赤色で点滅表示させる。監視員が、赤色点滅中のセルをマウス操作に応じて選択すると、○○○線の電圧低下状況表へ切り替える。
なお、第1画面には「第2画面」ボタンを表示しておき、第2画面には「第1画面」ボタンを表示しておき、マウス操作に応じたカーソルの位置およびクリック操作に応じて選択された場合に画面表示を切り替えるように構成してもよい。
なお、第1画面には「第2画面」ボタンを表示しておき、第2画面には「第1画面」ボタンを表示しておき、マウス操作に応じたカーソルの位置およびクリック操作に応じて選択された場合に画面表示を切り替えるように構成してもよい。
次いで、ステップS235では、監視員がマウスを用い表示画面上でカーソルを操作し、さらに、クリック操作により事故発生配電線名が選択された場合には、ステップS240に進む。
ステップS240では、第3画面をモニタ(図示しない)に表示しておき、配電線単位で各電圧値と電圧降下率が一定になった個所を彩色変更して表示する。ここで、モニタには、図9に示すように、第3画面として配電線と電圧値が彩色変更して表示される。
ステップS240では、第3画面をモニタ(図示しない)に表示しておき、配電線単位で各電圧値と電圧降下率が一定になった個所を彩色変更して表示する。ここで、モニタには、図9に示すように、第3画面として配電線と電圧値が彩色変更して表示される。
図9においては、電圧降下率が最大となる配電線名(事故発生線路)を赤色で点滅させ、事故発生線路の各電圧値の降下率や差分電圧が一定となった箇所を黄色で表示させる。
次いで、ステップS245では、事故発生線路の各柱上変圧器の電圧降下率や差分電圧が一定となった箇所を事故点と判断する。
ここで、電圧降下率αが一定、すなわち、α=0となる場合の識別データIDは、#021、#022であるので、電圧検出装置8−21、8−22が事故点であると特定する。
次いで、ステップS245では、事故発生線路の各柱上変圧器の電圧降下率や差分電圧が一定となった箇所を事故点と判断する。
ここで、電圧降下率αが一定、すなわち、α=0となる場合の識別データIDは、#021、#022であるので、電圧検出装置8−21、8−22が事故点であると特定する。
このように、短絡事故時には事故点に向かい電圧が降下していく特性を利用し、配電線路に設置している各柱上変圧器の交流電圧を直流電圧に変換して検出し、直流電圧値の電圧降下率又は差分電圧に基づいて最も電圧が降下した位置を事故点として想定することで、再送電(再閉路成功)された際に事故原因が取り除かれている場合でも、事故原因となった事故点の特定が可能であるため、事故点の探索時間と労力を大幅に低減することができる。
また、事故点の特定精度が向上するので、当該事故点への迅速な対策を講じることが可能になり、再事故の発生を低減することができ、需要家へのサービスの向上に繋がる。
さらに、停電に至らない小さな短絡故障については、従来、事故点を究明することが困難であったが、本実施形態では、各柱上変圧器の2次側電圧を監視しているため、当該電圧が最も低下した事故点を見つけ易くなる。また、全柱上変圧器の電圧を監視しているため、柱上変圧器本体の故障も情報表示装置の表示画面を監視することで確認することができる。
また、電圧検出装置の基準電圧をDC107V程度に設定しておけば、全柱上変圧器の電圧値を常時監視できるため、細やかな電圧維持管理が可能となり、需要家へのサービス向上に繋がる。また、配電自動化システムに情報を取り込み、新たな制御・監視機能が設定可能となる。
また、事故点の特定精度が向上するので、当該事故点への迅速な対策を講じることが可能になり、再事故の発生を低減することができ、需要家へのサービスの向上に繋がる。
さらに、停電に至らない小さな短絡故障については、従来、事故点を究明することが困難であったが、本実施形態では、各柱上変圧器の2次側電圧を監視しているため、当該電圧が最も低下した事故点を見つけ易くなる。また、全柱上変圧器の電圧を監視しているため、柱上変圧器本体の故障も情報表示装置の表示画面を監視することで確認することができる。
また、電圧検出装置の基準電圧をDC107V程度に設定しておけば、全柱上変圧器の電圧値を常時監視できるため、細やかな電圧維持管理が可能となり、需要家へのサービス向上に繋がる。また、配電自動化システムに情報を取り込み、新たな制御・監視機能が設定可能となる。
1…配電線事故点検出システム、6…変圧器、7…変圧器、8…電圧検出装置、9…電圧検出装置、10…通信線、11…情報収集装置、12…情報表示装置、13…情報表示装置、21…整流平滑回路、22…バッテリ、23…D変換部、24…監視制御部、25…通信部、26…コネクタ、31…通信部、32…収集制御部、33…データ記憶部、33a、33b…データテーブル、34…通信部、35…データ記憶管理部、36…電圧降下率計算部、37…事故発生線路判断部、38…電圧値分析部、39…事故点判断部
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、配電線に接続された変圧器に設けられ、各変圧器の電圧を監視する子局と、前記各子局から伝送線を介して伝送される監視情報を収集する親局とを備え、前記配電線上の事故点を検出する配電線事故点検出システムであって、前記子局は、前記変圧器の2次側交流電圧から得られた整流平滑後の直流電圧を電圧データに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された電圧データに当該子局の識別データを付加して前記親局に送信する送信手段と、を備え、前記親局は、少なくとも1つの前記子局から電圧データ及び識別データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電圧データ及び識別データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出した子局の電圧データに基づいて、最も電圧データが降下した子局を事故点として特定する事故点特定手段と、を備え、前記子局の前記送信手段は、前記変換手段により変換された電圧データが所定の基準値よりも低くなった場合に、前記電圧データを前記親局に送信することを特徴とする。
Claims (5)
- 配電線に接続された変圧器に設けられ、各変圧器の電圧を監視する子局と、前記各子局から伝送線を介して伝送される監視情報を収集する親局とを備え、前記配電線上の事故点を検出する配電線事故点検出システムであって、
前記子局は、
前記変圧器の2次側交流電圧から得られた整流平滑後の直流電圧を電圧データに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された電圧データに当該子局の識別データを付加して前記親局に送信する送信手段と、を備え、
前記親局は、少なくとも1つの前記子局から電圧データ及び識別データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された電圧データ及び識別データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から読み出した子局の電圧データに基づいて、最も電圧データが降下した子局を事故点として特定する事故点特定手段と、を備えたことを特徴とする配電線事故点検出システム。 - 前記子局の前記送信手段は、前記変換手段により変換された電圧データが所定の基準値よりも低くなった場合に、前記電圧データを前記親局に送信することを特徴とする請求項1記載の配電線事故点検出システム。
- 前記親局は、
少なくとも1つの子局から所定の基準値よりも低くい電圧データを受信した場合に、電圧データの返送を要求するための返送要求信号を全ての子局に送信する返送要求送信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の配電線事故点検出システム。 - 前記子局は、
前記親局から返送要求信号を受信した場合に、前記送信手段は、前記変換手段により変換された電圧データを前記親局に送信することを特徴とする請求項1記載の配電線事故点検出システム。 - 前記事故点特定手段は、隣接された子局間での電圧データに基づいて、電圧降下率又は差分電圧を算出し、該算出結果が最も小さくなる子局を事故点として特定することを特徴とする請求項1記載の配電線事故点検出システム。
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