JP2014117423A - 高さ調整用アジャスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】滑り止め機能のオン、オフの切換を容易かつ迅速に行うことができる高さ調整用アジャスタを提供する。
【解決手段】接面体2内に滑り防止体22を昇降可能に収容し、この滑り防止体22をその底部が、滑り防止体昇降機構15,21,41により、アジャスタ1の設置面27に接する位置と設置面27から上方に離間する位置とに昇降させることができるようにする。滑り防止体22の底部は接面体2の底部2aより設置面27に対し滑りにくくする。
【選択図】図29

Description

本発明は、被取付物(机やテーブルやパソコンデスク等の家具、陳列什器、電子機器や測定機器等の各種機器等)に取り付けられて、床面等の設置面に対する該被取付物の高さ調整を行う高さ調整用アジャスタに関する。
この種の高さ調整用アジャスタは、被取付物が設置される設置面上に載置される接面体を有し、この接面体と被取付物との間に介在される上下方向に延びる螺合機構の螺合状態を変化させることにより、前記設置面に対する被取付物の高さを調整する。
しかるに、従来のこの種の高さ調整用アジャスタの多くは、設置面に対する滑り止め機能を有していなかった。このため、人がぶつかったり、地震等により、被取付物に横方向の外力が作用すると、被取付物が設置面上の所定位置から横滑りして、水平方向に移動してしまっていた。
このため、そのようにして被取付物が横滑りしてしまった場合、(a)被取付物を所定位置に戻す作業が必要になったり、(b)被取付物自体や被取付物の周囲の物が損傷したり、(c)被取付物が測定機器であったり、被取付物の上に測定機器が載置されている場合には、測定を阻害したりする等の種々の問題を生じさせていた。
その対策として、従来より、例えば特許文献1に開示されている高さ調整用アジャスタのように、ゴム等の高い摩擦性を示す材料からなるカバーを接面体に履かせるものがあった。
また、特許文献2は、被取付物の下部に設けられたねじ穴に上端側をねじ込まれるねじ支軸に台座体操作ナットを螺合するとともに、この台座体操作ナットに、底面に粘着シートを装着した台座(接面体)を相対的に回転可能に装着した高さ調整用アジャスタを開示している。このアジャスタにおいては、まず高さ調整を行う際には、台座(接面体)を設置面(床面)より上に上昇させておき、ねじ支柱の下端側を設置面に接触させた状態で、被取付物に対しねじ支軸を回転することにより高さ調整を行い、しかる後に台座操作ナットをねじ支軸に対して回転して、台座(接面体)を下降させて、粘着シートを設置面に接触させることにより、滑り止めを図るようになっている。
特開2012−90692号公報 特開2011−179675号公報
一般に、高さ調整用アジャスタにおいては、高さ調整前に被取付物の設置位置を決める際には、設置面に対して接面体が滑りやすい方がよいことが多い。
しかしながら、特許文献1等のように、ゴム等の高い摩擦性を示す材料からなるカバーを接面体に履かせる場合には、カバーの底部に高い滑り止め性能を持たせると、高さ調整前に被取付物の設置位置を決める際、設置面に対して接面体を滑べらすことができなくなる。したがって、接面体を設置面に対し滑りやすい状態とするには、アジャスターを被取付物とともに持ち上げて、一旦カバーを取り外す必要があり、その後、再び滑り止め機能を有効にするには、再度アジャスターを被取付物とともに持ち上げて、接面体にカバーを履かせなければならず、非常に面倒であるという問題があった。
その一方、カバーを接面体に履かせた状態でも設置面に対して接面体がある程度滑るようにカバーの底部の滑り止め性能を設定すると、高さ調整後の常態時に十分な滑り止め防止機能を得られないという問題があった。
また、特許文献2のアジャスタにおいては、高さ調整後、滑り止め機能のオンとするには、台座操作ナットをねじ支軸に対して多数回回転することにより台座(接面体)を下降させて粘着シートを設置面に接触させなければならないので、その操作を迅速に行えないという問題があった。
さらに、その後、滑り止め機能をオフしたい場合、台座操作ナットを回転することにより台座(接面体)を上昇させようとしても、それは極めて困難であった。何故ならば、台座(接面体)ひいては粘着シートを設置面に対し平行を保ちながら持ち上げようとすることになるので、粘着シートを設置面から引き剥がそうとする力が粘着面全面に分散して作用するとともに、粘着シートと設置面との間に真空状態が生じようとし、それに対し大気圧による両者を離間させないようにする非常に大きな力が作用するからである。したがって、被取付物とともにアジャスターを傾けながら持ち上げることにより、粘着部分の端部に引き剥がし力を集中させるとともに、粘着部分の端部から粘着シートと設置面との間に空気を侵入させながら粘着シートを設置面から引き剥がすか、ドライバーのような物を粘着シートと設置面との間に差し込んで粘着シートを設置面から引き剥がす必要があるという問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、滑り止め機能のオン、オフの切換を容易かつ迅速に行うことができる高さ調整用アジャスタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
本発明による高さ調整用アジャスタは、
被取付物が設置される設置面上に、該設置面に底部を接して載置される接面体を有し、この接面体と前記被取付物との間に介在される上下方向に延びる螺合機構の螺合状態を変化させることにより、前記設置面に対する前記被取付物の高さを調整する高さ調整用アジャスタにおいて、
前記接面体の内部に設けられており、該接面体の底部に開口する滑り防止体収容空間と、
前記接面体に対し昇降可能なように前記滑り防止体収容空間内に収容されている滑り防止体と、
前記滑り防止体を、前記接面体に対し、該滑り防止体の底部が前記滑り防止体収容空間の開口部において前記設置面に接する位置と前記設置面から上方に離間する位置とに昇降させることができる滑り防止体昇降機構とを有してなり、
前記滑り防止体の底部は前記接面体の底部より前記設置面に対し滑りにくくなっているものである。
本発明の高さ調整用アジャスタにおいては、最初に設置面上における被取付物の設置位置を決める段階では、滑り防止体昇降機構により、滑り防止体の底部を設置面より上に上昇させておき、接面体を設置面に対し移動可能としておく。
被取付物を所望の設置位置に位置させた後、設置面に対する被取付物の高さ調整は、従来の高さ調整用アジャスタと同様に、接面体と被取付物との間に介在された螺合機構の螺合状態を変化させることにより行う。
そして、設置面に対しアジャスタを滑り止めしたいときは、滑り防止体昇降機構により接面体に対し滑り防止体を下降させることにより、滑り防止体の底部を設置面に接触させれば、アジャスタを滑り止めすることができる(なお、このように滑り止め機能をオンするのは、一般的には、前記被取付物の高さ調整後に行うのが好ましいが、先に滑り止め機能をオンにしてから高さ調整を行うことも可能である)。
また、滑り止め状態を解除したいときは、滑り防止体昇降機構により接面体に対し滑り防止体を上昇させることにより、滑り防止体の底部を設置面から上方に離間させれば、滑り止め状態を解除することができる。
したがって、滑り防止体昇降機構により接面体に対し滑り防止体を昇降するだけで滑り止め機能のオン、オフの切換を容易かつ迅速に行うことができる。
なお、接面体と滑り防止体との間にばね手段を介装し、滑り防止体を下方に付勢するようにすれば、接面体を下降させる操作をより一層容易かつ迅速に行うことができる。また、滑り防止体の底部を粘着シート等で構成する場合、粘着シート等の厚みが薄くても、弾性が小さくても、あるいは弾性を全く有さなくても、設置面に十分な力で押しつけることができる。
また、滑り防止体昇降機構を、前記接面体2に水平方向に延びる軸回りに回転可能に支持された滑り防止体駆動軸と、この滑り防止体駆動軸とともに回転して滑り防止体に滑り接触または転がり接触する原動節部とを有してなり、滑り防止体駆動軸が回転されると滑り防止体が昇降するようになっているものとすれば、各部に適当な遊びを持たせることにより、滑り防止体が上昇されるとき、該滑り防止体の底部が設置面に対し完全に平行を保ちながら持ち上げられるのではなく、傾きながら持ち上げられるようにし、それによって滑り防止体の底部と設置面との間の接触部の端部に両者を引き剥がす力を集中させるとともに、前記接触部の端部から空気が侵入するようにすることができる。このため、滑り防止体の底部が大きな粘着性を有していたり、滑り防止体の底部と設置面との密着性がよい場合でも、滑り防止体昇降機構により滑り防止体を速やかに上昇させ、滑り防止機能をオフすることができる。
本発明の高さ調整用アジャスタは、
(イ)滑り防止体昇降機構により接面体に対し滑り防止体を昇降するだけで、滑り止め機能のオン、オフの切換を容易かつ迅速に行うことができる、
(ロ)滑り防止体をばね手段で下方に付勢するようにすれば、接面体を下降させる操作をより一層容易かつ迅速に行うことができるとともに、滑り防止体の底部を粘着シート等で構成する場合、粘着シート等の厚みが薄くても、弾性が小さくても、あるいは弾性を全く有さなくても、設置面に十分な力で押しつけることができる、
(ハ)滑り防止体昇降機構を、滑り防止体駆動軸とともに回転する原動節部が滑り防止体に滑り接触または転がり接触することにより滑り防止体を昇降させるようになっているものとすれば、各部に適当な遊びを持たせることにより、滑り防止体が上昇されるとき、該滑り防止体の底部が設置面に対し完全に平行を保ちながら持ち上げられるのではなく、傾きながら持ち上げられるようにし、それによって滑り防止体の底部が粘着性を有していたり、滑り防止体の底部と設置面との密着性がよい場合でも、滑り防止体を滑り防止体昇降機構により速やかに上昇させることができる、
等の優れた効果を得られるものである。
本発明の実施例1における高さ調整用アジャスタを示す斜視図である(滑り防止体が最上昇位置にある状態)。 実施例1の高さ調整用アジャスタを示す正面図である(滑り防止体が最上昇位置にある状態)。 実施例1の高さ調整用アジャスタを示す側面図である(滑り防止体が最上昇位置にある状態)。 実施例1の高さ調整用アジャスタを示す平面図である(滑り防止体が最上昇位置にある状態)。 図4のV−V線における断面図である。 図4のVI−VI線における断面図である。 実施例1において接面体が設置面に接触していないとき、滑り防止体が最下降位置にある状態を示す断面図(断面位置は図5と同じ)である。 実施例1において接面体が設置面に接触していないとき、滑り防止体が最下降位置にある状態を示す断面図(断面位置は図6と同じ)である。 実施例1における滑り防止体を示す分解斜視図である。 実施例1において被取付物に高さ調整用アジャスタを装着して高さ調整を行う様子を示す断面図である。 実施例1において高さ調整後、滑り防止体を下降位置まで下降させた状態を示す断面図である。 実施例1において高さ調整後、滑り防止体昇降機構を、滑り防止体を設置面に接触した状態に安定に保持するセット位置とした状態を示す断面図である。 図12の状態における把手部の位置を示す高さ調整用アジャスタの要部正面図である。 本発明の実施例2における高さ調整用アジャスタを示す正面図である。 本発明の実施例2において高さ調整後、ロックナットを締め付けて調整高さを固定した状態を示す正面図である。 本発明の実施例3における高さ調整用アジャスタを示す断面図である。 本発明の実施例4における高さ調整用アジャスタの滑り防止体駆動軸の原動節部付近を示す斜視図である。 本発明の実施例5における高さ調整用アジャスタを示す斜視図である(滑り防止体が最上昇位置にある状態)。 実施例5の高さ調整用アジャスタを示す正面図である(滑り防止体が最上昇位置にある状態)。 実施例5の高さ調整用アジャスタを示す側面図である(滑り防止体が最上昇位置にある状態)。 実施例5の高さ調整用アジャスタを示す平面図である(滑り防止体が最上昇位置にある状態)。 図21のXXII−XXII線における断面図である。 図21のXXIII−XXIII線における断面図である。 図23の一部を示す拡大断面図である。 実施例5において接面体が設置面に接触していないとき、滑り防止体が最下降位置にある状態を示す断面図(断面位置は図22と同じ)である。 実施例5において接面体が設置面に接触していないとき、滑り防止体が最下降位置にある状態を示す断面図(断面位置は図23と同じ)である。 実施例5における滑り防止体本体を斜め上方から見て示す斜視図である。 実施例5における滑り防止体本体を斜め下方から見て示す斜視図である。 実施例5において被取付物に高さ調整用アジャスタを装着して高さ調整を行う様子を示す断面図である。 実施例5において高さ調整後、滑り防止体を下降させて設置面に接触させた状態を示す断面図である。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1〜13は、本発明の実施例1を示している。この実施例において、高さ調整用アジャスタ1の接面体2は金属またはプラスチックからなり、底部2a付近がフランジ状に広がる大略ドーム状をなしていて、図5〜8に示されるように、内部に滑り防止体収容空間3を形成されている。前記滑り防止体収容空間3は接面体2の底部2aの内側に開口しており(図5〜8等における符号4は、この開口部を示している)、これにより接面体2の底部2aは開口部4の周縁をなし、かつ環状をなしている。前記接面体2の頂部中央部には支軸用穴5が上下方向に貫通されている。
図5〜8によく示されるように、ねじ支軸6はプラスチック部7と皿頭状の頭部8aを有する金属からなる雄ねじ8とからなり、この両者はインサート成形により一体化されている。前記プラスチック部7の上部側は雄ねじ8と同軸の円板状をなす高さ調整操作部9とされている一方、前記プラスチック部7の下部側は雄ねじ8と同軸の軸部とされ、ねじ支軸6の下端付近部6aとされている。前記雄ねじ8は頭部8aをプラスチック部7に埋め込まれ、軸部をプラスチック部7から上方に突出されており、軸部の外周部に雄ねじ部10を形成されている。
前記接面体2の支軸用穴5には、ねじ支軸6の下端付近部6aが挿通されている。前記高さ調整操作部9と接面体2との間には、座金11が、ねじ支軸6の下端付近部6aに挿通された状態で、ねじ支軸6および接面体2に対して相対的に回転可能に介装されている。前記ねじ支軸6の下端付近部6aには、ねじ支軸6を支軸用穴5から抜け止めする止め輪12が装着されている。前記止め輪12と接面体2との間には、座金50が、下端付近部6aに挿通された状態で、ねじ支軸6および接面体2に対して相対的に回転可能に介装されている。このような構成により、ねじ支軸6は、接面体2に、該接面体2に対して若干遊び(ガタ)がある状態で上下方向に延びるように支持されており、この結果、ねじ支軸6は、接面体2に対して軸回りに回転可能であるとともに、図5および6において一点鎖線で示すように、接面体2に対してあらゆる方向に若干振れる(傾く)ことが可能になっている(1〜10度程度振れることが可能なことが好ましい)。
前記接面体2の側面には、2つの回転軸穴13,14が接面体2の中心軸に対し垂直方向(アジャスタ1が設置面27上に置かれたとき、水平方向となる方向)に延びる一直線上に貫通されている。前記回転軸穴13,14には、金属からなる滑り防止体駆動軸15が挿通され、接面体2の中心軸に対し垂直方向に延びる軸回りに回転可能に支持されている。この滑り防止体駆動軸15は、図1および5によく示されるように、回転軸穴13側の一端部付近を接面体2の外部に露出されるとともにL字状に折り曲げられている。そして、このL字状に折り曲げられた部分の先端側にキャップ16を被されて把手部17とされている。前記滑り防止体駆動軸15の回転軸穴14側の端部はプッシュナット18により抜け止めされている。前記プッシュナット18と接面体2の側面との間には、Oリング19が、滑り防止体駆動軸15に挿通された状態で介装されており、このOリング19は滑り防止体駆動軸15を回転軸穴13側から回転軸穴14側へ向かう向き(図5における右向き)に付勢している。図1および2によく示されるように、前記接面体2の外周面には、回転軸穴13の開口を通過して延びる直線状の位置指示溝20が斜め方向に設けられている。図7によく示されるように、前記滑り防止体駆動軸15の中央部は屈曲されていて、該滑り防止体駆動軸15の回転軸に対して偏心した原動節部21とされている。
図5〜8に示されるように、前記接面体2の滑り防止体収容空間3内には、図9に分解斜視図が示されている滑り防止体22が昇降可能なように収容されている。この滑り防止体22は、全体として大略円板状をなすプラスチックからなる滑り防止体本体23と、この滑り防止体本体23の底部に貼付された、弾性および自己粘着性を有するポリマーゲルからなる円形の粘着シート24とからなる。したがって、本実施例では、滑り防止体22の底部は粘着シート24により構成され、弾性および自己粘着性を示す。図9によく示されるように、前記滑り防止体本体23の上面の中心部には、上方に突出する突出部23aが設けられており、この突出部23aには横方向に断面長円形状の軸貫通穴25が設けられている。また、前記滑り防止体22の上面のうちの突出部23aの両側には直線状の軸逃がし溝26が軸貫通穴25と同方向に設けられている。
前記軸貫通穴25には滑り防止体駆動軸15が貫通されており、原動節部21が軸貫通穴25の内周面に摺接するようになっている。これにより、滑り防止体駆動軸15および滑り防止体22は、原動節部21を原動節、滑り防止体22を従動節とし、滑り防止体駆動軸15の回転運動を滑り防止体22の昇降運動に変換する一種のカム機構を構成するとともに、本発明における滑り防止体昇降機構を構成している。滑り防止体駆動軸15の把手部17が図1および2に示される位置(滑り防止体駆動軸15のL字状に折り曲げられた部分の根本側が位置指示溝20の斜め上側部分に沿う位置)にあるときは、図5および6に示されるように、接面体2に対し原動節部21ひいては滑り防止体22が最上昇位置に上昇し、粘着シート24(滑り防止体22の底部)が接面体2の底部2aより上方に位置する一方、滑り防止体駆動軸15の把手部17が図8の一点鎖線で示される位置(図1および2の位置から180度回転し、滑り防止体駆動軸15のL字状に折り曲げられた部分の根本側が位置指示溝20の斜め下側部分に沿う位置)にあるときは、図7および8に示されるように、接面体2に対し原動節部21ひいては滑り防止体22が最下降位置に下降し、接面体2が設置面27に接していないときは、粘着シート24が接面体2の底部2aより僅かに下方に突出するようになっている。
前記ねじ支軸6の雄ねじ部10には、ロツク用ナット28が螺合されている。
次に、本実施例の使用方法および作動を説明する。まず、図10に示されるように、ねじ支軸6の上端側を高さ調整すべき被取付物29の下端部に上下方向に設けられたねじ穴30にねじ込む。通常は、1つの被取付物29の4隅の下端部にそれぞれ高さ調整用アジャスタ1が取り付けられる(合計4個取り付けられることになる)。
最初に被取付物29の設置面27上における設置位置を決める段階では、滑り防止体駆動軸15の把手部17を図1および2の位置に回動し、前記滑り防止体昇降機構により接面体2に対し滑り防止体22を最上昇位置に上昇させ、粘着シート24(滑り防止体22の底部)を接面体2の底部2aより上方に位置させておく。これにより、接面体2を設置面27上において滑らせて移動させることができるので、被取付物29の位置決めが容易になる(ただし、接面体2を設置面27上を滑らすと、設置面27が傷つく等の問題がある場合は、勿論、接面体2を設置面27上を滑らさないようにしてもよい)。
被取付物29を所望の設置位置上に位置させた後、設置面27に対する被取付物29の高さを調整する際は、接面体2の底部2aが設置面27に接している状態において、高さ調整操作部9を操作してねじ支軸6を被取付物29に対して回転させ、被取付物29のねじ穴30に対するねじ支軸6の螺合長を変化させることにより、図10の矢印Aで示されるように被取付物29の高さを調整する。この高さ調整完了後、図10の一点鎖線で示されるようにロツク用ナット28を締め付ければ、調整された高さをロックすることができる。
高さ調整後、設置面27に対しアジャスタ1を滑り止めしたいときは、滑り防止体駆動軸15の把手部17を図1および2に示される位置(図10の一点鎖線の位置)から図の時計方向に回動し、図8に示される位置(図1および2の位置から180度回転した位置で図11の一点鎖線の位置と同じ)にまで回動させ、図11のように前記滑り防止体昇降機構により接面体2に対し滑り防止体22を最下降位置に下降させる。すると、接面体2の底部2が設置面27に接しているとともに粘着シート24が弾性を有しているため、粘着シート24がやや圧縮されて、粘着シート24(滑り防止体22の底部)と接面体2の底部2aとが面一になった状態で、粘着シート24が設置面27に接触し粘着する。
本実施例では、図11の状態で把手部17から手を離してしまうと、滑り防止体駆動軸15が逆戻り回転し、滑り防止体22が上昇してしまい、粘着シート24が設置面27から離間してしまう虞がある。そこで、把手部17を図8に示される位置(図1および2の位置から180度回転した位置で図11の一点鎖線の位置)からさらに少しだけ時計方向に回転し、図12の一点鎖線および図13の実線で示されるセット位置とする。これにより、把手部17から手を離しても、滑り防止体駆動軸15は逆戻り回転できないようになる(接面体2は僅かに上昇するが、粘着シート24は設置面27に粘着したままである)。また、時計方向に回転しようとしても、把手部17が接面体2のフランジ状の底部2aの上面に当接して回転できない。したがって、粘着シート24を設置面27に接触し粘着した状態に安定に保持することができる。
この結果、人がぶつかったり、地震等により、被取付物29に横方向の外力が作用しても、被取付物29が所定位置から横滑りして、設置面27上を水平方向に移動するのを防止できる。
また、滑り止め状態を解除したいときは、滑り防止体駆動軸15の把手部17を図13の位置から図1,2の位置に反時計方向に回動させ、滑り防止体昇降機構により接面体2に対し滑り防止体22を上昇させ、粘着シート24(滑り防止体22の底部)を接面体2の底部2aより上昇させれば、粘着シート24が設置面27から離間し、滑り止め状態を解除することができる。
したがって、この高さ調整用アジャスタ1においては、滑り防止体駆動軸15を回転して滑り防止体昇降機構により接面体2に対し滑り防止体22を昇降するだけで、滑り止め機能のオン、オフの切換を容易かつ迅速に行うことができる。
また、各部に適当な遊びを持たせることにより、滑り防止体22が上昇されるとき、粘着シート24(滑り防止体22の底部)が設置面27に対し完全に平行を保ちながら持ち上げられるのではなく、傾きながら持ち上げられるようにし、それによって粘着シート24と設置面27との間の接触部の端部に両者を引き剥がす力を集中させるとともに、粘着シート24と設置面27との間の接触部に該接触部の端部から空気が侵入するようにすることができる。このため、粘着シート24が大きな粘着性を有していても、小さな力で粘着シート24を設置面27から剥離できるので、滑り防止体昇降機構により滑り防止体22を速やかに上昇させ、滑り防止機能をオフすることができる。
なお、一般的には、前記のように被取付物29の高さ調整後に滑り止め機能をオンすることが好ましいが、被取付物29を所望の設置位置に位置させた後、先に滑り止め機能をオンにしてから高さ調整を行うことも可能である。
また、高さ調整操作部9は、レンチ等の工具で回転できるように六角ナット状等の横断面非円形状としてもよい。
また、一つの被取付物29に装着する複数の高さ調整用アジャスタ1のすべてを本発明の滑り防止機能を有するものにしなくてもよく、そのうちの一部、例えば2個のみを滑り防止機能を有するものとしてもよい。
図14および15は、本発明の実施例2を示している。この実施例においては、接面体2と被取付物29との間に介在される螺合機構が実施例1と異なっている。すなわち、ねじ支軸6の雄ねじ部10には、ロツク用ナット28の上方において、高さ調整ナット31が螺合されている。被取付物29の底部には、実施例1のようなねじ穴30ではなく、ねじ軸収容穴32が上下方向に設けられており、このねじ軸収容穴32にねじ支軸6の上端側を収容した状態で被取付物29は高さ調整ナット31上に載置されている。ねじ支軸6のうちの実施例1における高さ調整操作部9に対応する部分は、以下の説明からその機能が明らかになるように共回り防止操作部33として使用される。他の構成は前記実施例1と同様である。
本実施例においては、共回り防止操作部33を摘んでねじ支軸6の回転を阻止した状態で高さ調整ナット31を回転して該ナット31のねじ支軸6に対する螺合位置を変化させることにより、図14の矢印Aで示されるように被取付物29の高さを調整する。この高さ調整完了後、図15に示されるように、ロツク用ナット28を高さ調整ナット31に押圧するように締め付ければ、調整された高さをロックすることができる。
滑り止め機能のオン、オフの切換は、滑り防止体昇降機構により前記実施例1と全く同様に行うことができる。
なお、共回り防止操作部33は六角ナット状等としてレンチ等の工具を使用可能としてもよい。
図16は、本発明の実施例3を示している。この実施例も、接面体2と被取付物29との間に介在される螺合機構を変更したものである。高さ調整用アジャスタ1の接面体2にはねじ支軸6は装着されておらず、代わりに接面体2の頂部の中心部には上下方向にねじ穴34が設けられている。そして、被取付物29の底部の方に、金属のみからなるねじ支軸35が該被取付物29に対して回転可能に上下方向に装着されている。前記ねじ支軸35には六角ナット状の高さ調整操作部36が該ねじ支軸35に一体に設けられている。前記ねじ支軸35の外周に設けられた雄ねじ部37には、ロツク用ナット28が螺合されている。他の構成は実施例1と同様である。
本実施例においては、レンチ等の工具を使用するかまたは手で高さ調整操作部36を操作してねじ支軸35を回転させ、接面体2のねじ穴34に対するねじ支軸35の螺合位置を変化させることにより、被取付物29の高さを調整する。この高さ調整完了後、ロツク用ナット28を接面体2に押圧するように締め付ければ、調整された高さをロックすることができる。
滑り止め機能のオン、オフの切換は、滑り防止体昇降機構により実施例1と全く同様に行うことができる。
図17は、本発明の実施例4を示している。この実施例においては、原動節部21にローラ38が回転可能に嵌合されており、原動節部21が実施例1〜3のように滑り防止体22に滑り接触するのではなく、転がり接触するようになっている。他の構成は実施例1と同様である。
本実施例においては、原動節部21が滑り防止体22に転がり接触するので、原動節部21と滑り防止体22との間の接触部の摩耗を少なくするとともに、滑り防止体昇降機構をより円滑に動作させることができる。
図18〜30は、本発明の実施例5を示している。この実施例において、高さ調整用アジャスタ1の接面体2はプラスチックからなり、大略天井部がある円筒状をなしていて、図22および23等に示されるように内部に滑り防止体収容空間3を形成されている。この滑り防止体収容空間3は、接面体2の底部2aに開口している(図22および23等における符号4は、この開口部を示している)。前記接面体2の天井部中央部には支軸用穴5が上下方向に貫通されている。
ねじ支軸6は実施例1と同様の構成とされている。また、このねじ支軸6は、図22および23の一点鎖線に示されるように、実施例1の場合と同様にして、接面体2に対して軸回りに回転可能であるとともに、接面体2に対してあらゆる方向に若干振れる(傾く)ことが可能なように接面体2に上下方向に延びるように支持されている。
前記接面体2の側面には、2つの回転軸穴13,14が接面体2の中心軸に対し垂直方向(アジャスタ1が設置面27上に置かれたとき、水平方向となる方向)に延びる一直線上に貫通されている。前記回転軸穴13,14には、金属からなる直線状の滑り防止体駆動軸15が、接面体2の中心軸に対し垂直方向に延びる軸回りに回転可能に支持されている。この滑り防止体駆動軸15の一端部は接面体2の外部に突出するとともにレバー状の把手部17を装着されている。前記滑り防止体駆動軸15の中央部にはプラスチックからなる所謂しずく形ないしは涙形に近似した形状をなす原動節部21がピン51により固定されている。
前記接面体2の滑り防止体収容空間3内には、プラスチックからなる滑り防止体22が昇降可能なように収容されている。この滑り防止体22は、本実施例においても、滑り防止体本体23と、この滑り防止体本体23の底部に貼付された、弾性および自己粘着性を有するポリマーゲルからなる粘着シート24とからなる。したがって、滑り防止体22の底部は粘着シート24により構成され、弾性および自己粘着性を示す。
図27および28によく示されるように、前記滑り防止体本体23は大略のところ短い円柱状をなしており、該滑り防止体本体23の底部に開口する横断面矩形状の原動節収容部39と、該滑り防止体本体23を原動節収容部39を含めて径方向に貫通する横断面長円形状の軸貫通穴25と、該滑り防止体本体23の上面に開口する上下方向に明けられた一対のばね収容穴40を設けられている。
図22および23によく示されるように、前記軸貫通穴25には滑り防止体駆動軸15が貫通されており、原動節部21は原動節収容部39内に収容されている。図23に示されるように、前記接面体2のうちの滑り防止体収容空間3の天井面とばね収容穴40の底面との間には圧縮コイルばねからなるばね手段41が介装されており、これらのばね手段41は前記滑り防止体22を下方に付勢し、原動節収容部39の天井面と原動節部21とを摺接させている。図24によく示されるように、前記原動節収容部39の天井面の中央部には、原動節停止溝42が設けられており、原動節部21の先端部(最も偏心した部分)が該原動節停止溝42に係合したとき、一定以上大きな回転力を作用されなければ、原動節部21がその位置で「カチッ」と停止するようになっている。
このような構成により、滑り防止体駆動軸15、原動節部21およびばね手段41は、原動節部21を原動節、滑り防止体22を従動節とし、滑り防止体駆動軸15の回転運動を滑り防止体22の昇降運動に変換する一種のカム機構を構成するとともに、本発明における滑り防止体昇降機構を構成している。把手部17が図18および19に示される位置にあるときは、図24に示されるように、原動節部21の先端部が該原動節停止溝42に係合するとともに、図22および23に示されるように、接面体2に対し滑り防止体22が最上昇位置に上昇し、粘着シート24(滑り防止体22の底部)が接面体2の底部2aより上方に位置するようなっている。他方、原動節部21の先端部が該原動節停止溝42に係合している状態から、把手部17ひいては滑り防止体駆動軸15に一定以上大きな回転力を作用し、原動節部21の先端部を原動節停止溝42から離脱させると、ばね手段41の力により、接面体2に対し滑り防止体22が下降し、図25および26に示されるように、接面体2が設置面27に接していないときは、最下降位置に至り、粘着シート24が接面体2の底部2aより僅かに下方に突出するようになっている。
前記ねじ支軸6の雄ねじ部10には、ロツク用ナット28が螺合されている。
次に、本実施例の使用方法および作動を説明する。実施例1の場合と同様に、まず、図29に示されるように、ねじ支軸6の上端側を高さ調整すべき被取付物29の下端部に上下方向に設けられたねじ穴30にねじ込む。
最初に被取付物29の設置面27上における設置位置を決める段階では、把手部17を図18および19に示される位置(図29の一点鎖線の位置)に回動し、接面体2に対し滑り防止体22を図29のように最上昇位置に上昇させ、粘着シート24(滑り防止体22の底部)を接面体2の底部2aより上方に位置させておく。これにより、接面体2を設置面27上において滑らせることができるので、被取付物29の位置決めが容易になる。
なお、本実施例では、把手部17を図18および19に示される位置(図29の一点鎖線の位置)に回動すると、図24によく示されるように原動節部21の先端部が原動節停止溝42に係合し、原動節部21がその位置で「カチッ」と止まるので、滑り防止体22を上昇させる操作を非常に容易かつ迅速に行うことができる。
被取付物29を所望の設置位置上に位置させた後、設置面27に対する被取付物29の高さを調整する際は、接面体2の底部2aが設置面27に接している状態において、高さ調整操作部9を操作してねじ支軸6を被取付物29に対して回転させ、被取付物29のねじ穴30に対するねじ支軸6の螺合長を変化させることにより、図29の矢印Aで示されるように被取付物29の高さを調整する。この高さ調整完了後、図29の一点鎖線で示されるようにロツク用ナット28を締め付ければ、調整された高さをロックすることができる。
高さ調整後、設置面27に対しアジャスタ1を滑り止めしたいときは、把手部17を図18および19に示される位置(図29の一点鎖線の位置)から図の反時計方向または時計方向に回動し(どちらの方向に回動してもよいが、図30は反時計方向に回動した場合を示している)、原動節部21の先端部を原動節停止溝42から離脱させると、ばね手段41の力により接面体2に対し滑り防止体22が下降し、図30のように粘着シート24(滑り防止体22の底部)と接面体2の底部2aとが面一になった状態で、粘着シート24が設置面27に接触し粘着する。
この結果、本実施例においても、人がぶつかったり、地震等により、被取付物29に横方向の外力が作用しても、被取付物29が所定位置から横滑りして、設置面27上を水平方向に移動するのを防止できる。
また、本実施例では、ばね手段41の力により接面体2が押し下げられるので、粘着シート24(滑り防止体22の底部)は厚みが薄くても、弾性が小さくても、あるいは弾性を全く有さなくても設置面29に十分な力で押しつけることができる。また、実施例1のようにばね手段を用いない場合に比し接面体2を下降させる操作をより一層容易かつ迅速に行うことができる。また、接面体2の昇降に要する把手部17の回転ストロークを小さくすることができる。
滑り止め状態を解除したいときは、把手部17を図18および19に示される位置(図29の一点鎖線の位置)に戻し、ばね手段41に抗して接面体2に対し滑り防止体22を上昇させ、粘着シート24(滑り防止体22の底部)を接面体2の底部2aより上昇させればよい。
したがって、本実施例では、滑り止め機能のオン、オフの切換を一層容易かつ迅速に行うことができる。
また、本実施例においても、各部に適当な遊びを持たせることにより、滑り防止体22が上昇されるとき、粘着シート24(滑り防止体22の底部)が設置面27に対し完全に平行を保ちながら持ち上げられるのではなく、傾きながら持ち上げられるようにし、それによって粘着シート24と設置面27との間の接触部の端部に両者を引き剥がす力を集中させるとともに、粘着シート24と設置面27との間の接触部に該接触部の端部から空気が侵入するようにすることができる。このため、粘着シート24が大きな粘着性を有していても、小さな力で粘着シート24を設置面27から剥離できるので、滑り防止体昇降機構により滑り防止体22を速やかに上昇させ、滑り防止機能をオフすることができる。
なお、本実施例のようにばね手段を用いる場合、そのばね手段は圧縮コイルばねに限られず、他の形式のばねや、ゴム、熱可塑性エラストマー等のエラストマー等であってもよい。
また、前記各実施例においては、滑り防止体の底部が粘着性を有するようにしているが、滑り防止体の底部を摩擦性の高いものとしたり、吸盤としたり、磁石としたり(設置面が磁性体の場合)する等により、滑り防止体の底部を設置面に対し滑りにくくしてもよい。
さらに、本発明においては、接面体の底部を特に滑りやすい材質のものとし、滑り防止機能をオフとしている場合に、アジャスタが設置面上を特に滑り移動しやすくなるようにしてもよい。
以上のように本発明による高さ調整用アジャスタは、各種被取付物に取り付けられて、床面等の設置面に対する該被取付物の高さ調整を行う高さ調整用アジャスタとして有用である。
1 高さ調整用アジャスタ
2 接面体
2a 接面体の底部
3 滑り防止体収容空間
4 滑り防止体収容空間の開口部
6 ねじ支軸(螺合機構)
6a ねじ支軸の下端付近部
8 雄ねじ
9 高さ調整操作部
10 雄ねじ部
15 滑り防止体駆動軸(滑り防止体昇降機構)
21 原動節部(滑り防止体昇降機構)
22 滑り防止体
23 滑り防止体本体
24 粘着シート
27 設置面
29 被取付物
30 ねじ穴(螺合機構)
31 高さ調整ナット(螺合機構)
32 ねじ軸収容穴
34 ねじ穴(螺合機構)
35 ねじ支軸(螺合機構)
36 高さ調整操作部
37 雄ねじ部
38 ローラ
41 ばね手段(滑り防止体昇降機構)

Claims (6)

  1. 被取付物が設置される設置面上に、該設置面に底部を接して載置される接面体を有し、この接面体と前記被取付物との間に介在される上下方向に延びる螺合機構の螺合状態を変化させることにより、前記設置面に対する前記被取付物の高さを調整する高さ調整用アジャスタにおいて、
    前記接面体の内部に設けられており、該接面体の底部に開口する滑り防止体収容空間と、
    前記接面体に対し昇降可能なように前記滑り防止体収容空間内に収容されている滑り防止体と、
    前記滑り防止体を、前記接面体に対し、該滑り防止体の底部が前記滑り防止体収容空間の開口部において前記設置面に接する位置と前記設置面から上方に離間する位置とに昇降させることができる滑り防止体昇降機構とを有してなり、
    前記滑り防止体の底部は前記接面体の底部より前記設置面に対し滑りにくくなっている高さ調整用アジャスタ。
  2. 前記滑り防止体昇降機構は、前記接面体に水平方向に延びる軸回りに回転可能に支持された滑り防止体駆動軸と、この滑り防止体駆動軸とともに回転して前記滑り防止体に滑り接触または転がり接触する原動節部とを有してなり、前記滑り防止体駆動軸が回転されると前記滑り防止体が昇降するようになっている請求項1記載の高さ調整用アジャスタ。
  3. 前記接面体と前記滑り防止体との間に介装されており、前記滑り防止体を下方に付勢するばね手段を有する請求項1または2記載の高さ調整用アジャスタ。
  4. 前記滑り防止体の底部は弾性を有している請求項1乃至3のいずれか1項に記載の高さ調整用アジャスタ。
  5. 前記滑り防止体の底部は粘着性を有している請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高さ調整用アジャスタ。
  6. 前記滑り防止体の底部は前記設置面に対して前記接面体の底部より高い摩擦性を有している請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高さ調整用アジャスタ。
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