JP2014116240A - バッテリパック - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率が良好で高い水密性を確保することが可能なバッテリパックの提供。
【解決手段】複数のバッテリセルと、これらを電気的に接続するリード部材35とを有するバッテリセルユニット21と、リード部材35が接続された回路基板22と、第1のパック部材44Aと、第2のパック部材44Bとから構成され、第1のパック部材44Aと第2のパック部材44Bのそれぞれ内面に形成された第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bとが互いに貼り合わされて形成される外縁部50を有し、バッテリセルユニット21と回路基板22とを水密に収容する防水パック部材43と、を備え、回路基板22は、リード部材35と防水パック部材43の外部の電極とを電気的に接続するリード線26を有し、リード線26が第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bとに挟まれて外縁部50により水密に固定された状態で防水パック部材43の外部に引き出される。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数のバッテリセルと防水パック部材とを有するバッテリパックに関する。
近年、電動モータを動力源とする電動型車両の開発が進んでおり、四輪車両だけでなく、二輪車両、電動アシスト自転車、電動型車椅子など、様々な種類の電動型車両が登場してきている。電動型車両の開発が進むに伴い、車両の種類やユーザの用途に応じたバッテリモジュールの開発も進んでおり、防水性や組立作業性などについて様々な提案がなされている。
例えば、特許文献1には、熱可塑性プラスチックシートを真空成形してなるブリスターパックに、電池のコアパックが水密構造に密閉して収納されたパック電池が提案されている。
特開2008−034263号公報
特許文献1のパック電池は、第1のブリスターパックと第2のブリスターパックとをテープで接着することで水密を確保する構造である。このようにテープを用いて水密を確保する構造では、テープと第1ブリスターパックとの接点が経年劣化して隙間ができて水密が破れたり、テープと第2ブリスターパックとの接点が経年劣化して隙間ができて水密が破れたりする場合がある。また、特許文献1のパック電池の水密構造は、第1のブリスターパックを第2のブリスターパックに嵌め込む(挿入する)構成であり、例えば、第1のブリスターパックの内面と第2のブリスターパックの外面、またはその反対の面同士が重なるように一方のブリスターパックが大きめに作成されている。しかし、この水密構造では、各ブリスターパックを嵌めこんだ後、大きめに作られたブリスターパックの接合面の端部に余剰部分が発生し、この余剰部分が撓んで隙間が形成される場合がある。このように形成された隙間をブリスターパックの全ての周囲で防ぐことは困難である。このように、特許文献1のパック電池の構造では、嵌め込み時の組立作業性の観点から一方のブリスターパックを大きめに作成する必要があるが、そうすると、隙間が形成され易くなり防水性能が低下してしまうものであった。また、このような水密構造では、製造後、長期的に水密を確保することは困難であった。
また、特許文献1のパック電池は、ブリスターパックに予め形成された取出口を介してリード線を外部に引き出す必要があった。このため、リード線が引き出された状態の取出口にポッティング樹脂等を充填して水密性を確保する必要があり、組立作業効率が低いものであった。
本発明は、作業効率が良好で高い水密性を長期的に確保することが可能なバッテリパックを提供することを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明のバッテリパックは、
複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルを電気的に接続するリード部材とを有するバッテリセルユニットと、
前記リード部材が接続された基板と、
外面と内面とを有し当該内面に第1の接合面部が形成された第1のパック部材と、外面と内面とを有し当該内面に第2の接合面部が形成された第2のパック部材とから構成され、前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とが互いに貼り合わされて接合されて形成される外縁部を有し、前記バッテリセルユニットと前記基板とを水密に収容する防水パック部材と、
を備え、
前記基板は、前記リード部材と前記防水パック部材の外部の電極とを電気的に接続するリード線を有し、
前記リード線が前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とに挟まれて前記外縁部により水密に固定された状態で前記防水パック部材の外部に引き出されていることを特徴とする。
本発明のバッテリパックにおいて、前記第1のパック部材は、前記バッテリセルユニットと前記基板とを収容する第1の収容部を有することが好ましい。
本発明のバッテリパックにおいて、前記第1のパック部材は第1の収容部を有し、
前記第2のパック部材は第2の収容部を有し、
前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とが互いに貼り合わされて接合された状態で、前記バッテリセルユニットと前記基板は、前記第1の収容部と前記第2の収容部とで形成されるバッテリ収容部内に収容されることが好ましい。
本発明のバッテリパックにおいて、前記リード線は複数本のリード線であり、前記複数本のリード線が各々独立した状態で、前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とに挟まれて水密に固定されていることが好ましい。
本発明のバッテリパックにおいて、前記第1の接合面部と前記基板とは略平行に配置されていることが好ましい。
本発明のバッテリパックにおいて、前記外縁部は、前記バッテリセルユニットが有する各側面のうち面積が最大の面とは異なる面と対向する位置に形成されていることが好ましい。
本発明のバッテリパックによれば、防水パック部材を構成する第1のパック部材の内面に形成された第1の接合面部と第2のパック部材の内面に形成された第2の接合面部とを互いに貼り合わせて接合して外縁部を形成している。各パック部材の内面に形成された各接合面部同士が互いに貼り合わされる構造のため、外縁部の端部に余剰部分が発生して隙間が形成されることはない。従って、第1のパック部材と第2のパック部材とを均一に隙間なく貼り合わせることで高い水密性を確保することができる。また、この外縁部を有する防水パック部材の内側にバッテリセルユニットと基板とを水密に収容したので、バッテリセルユニット及び基板の収容箇所の極めて良好な防水性を長期的に確保することができる。
また、リード線を引き出す場所は、第1の接合面部及び第2の接合面部の互いに貼り合わされる箇所、すなわち外縁部であればどこでも良く、リード線の引き出し位置の自由度を高くすることができる。また、外縁部を形成する位置はバッテリパックの幅の範囲内であれば(第1の接合面部の面に対して垂直な方向におけるバッテリパックの長さの範囲内であれば)どこに配置しても良く、従って、リード線の引き出し位置の自由度をさらに高くすることができる。しかも、第1の接合面部と第2の接合面部との接合作業とともに、水密性を確保しつつリード線を外部に引き出す工程も行うことができるので、組立作業性を高めることができる。また、各パック部材の内面に形成された各接合面部同士でリード線を挟みこむ構成のため、各パック部材の内面がリード線を囲うのに必要な面積も同一となり、一方のパック部材のみに余剰部分が発生して隙間が形成されることは無く、高い水密性を確保することができる。
さらに、リード線が第1の接合面部と第2の接合面部とに挟まれて水密に固定された状態で防水パック部材の外部に引き出されているため、リード線に不意に局所的な力が加わっても、第1の接合面部と第2の接合面部の接合面で負荷を低減し、基板とリード線との接点部分での破断を防止することができるとともに、高い水密性を確保することができる。
本発明の実施形態に係るバッテリパックを備えたバッテリモジュールの外観を示す斜視図である。 本実施形態に係るバッテリパックを備えたバッテリモジュールの外部ケースを外した分解斜視図である。 本実施形態に係るバッテリパックの外観を示す斜視図である。 本実施形態に係るバッテリパックの断面図である。 本実施形態に係るバッテリパックの分解斜視図である。 防水パック部材の変形例を示す斜視図である。 リード線の引き出し箇所の断面図である。 他の実施形態に係るバッテリパックの分解斜視図である。 他の実施形態に係るバッテリパックの斜視図である。 他の実施形態に係るバッテリパックの分解斜視図である。 他の実施形態に係るバッテリパックの断面図である。 他の実施形態に係るバッテリパックの分解斜視図である。
以下、本発明のバッテリパックの実施の形態の一例を、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、バッテリパック10を外部ケース12で覆ったバッテリモジュール11は、例えば、電動自転車などの車両に着脱されるもので、バッテリモジュール11から車両の電動モータへ電力が供給される。バッテリモジュール11は、車両から取り外して行なう単体充電方式または車両に取り付けたまま行なう車載充電方式によって充電される。
図3に示すように、バッテリパック10は、充電用コネクタ23、出力用コネクタ24及び表示部25を有しており、これらの充電用コネクタ23、出力用コネクタ24及び表示部25は、リード線26で接続されている。リード線26は、例えば、ビニル線、エナメル線、メッキ線などで構成される。
バッテリパック10は、図2及び図3に示すように、外部ケース12によって覆われてバッテリモジュール11とされている。外部ケース12は、例えば、プラスチック等の合成樹脂から形成されたもので、直方体形状に形成されている。
外部ケース12は、カバー13と蓋体14とを有しており、これらを互いに組み付けることで構成されている。カバー13は、窓部15及び切欠き部16を有している。
カバー13の窓部15には、充電用コネクタ23が嵌め込まれ、充電用コネクタ23の一部が外部に露出されている。また、カバー13の切欠き部16には、出力用コネクタ24が嵌め込まれ、この出力用コネクタ24の一部が外部に露出されている。また、カバー13には、表示部25用の窓部(図示略)も形成されており、この窓部に表示部25が嵌め込まれて一部が外部に露出されている。
また、バッテリパック10は、図4に示すように、バッテリセルユニット21を有している。このバッテリセルユニット21は、例えば、リチウム(Li)セルなどからなる棒状に形成された複数のバッテリセル32を備えている。バッテリセルユニット21を構成する各バッテリセル32は、その両端面が電極とされており、バッテリセルユニット21は、複数のバッテリセル32のそれぞれ端面位置を揃えて並列させることで構成されている。
バッテリセル32は、例えば、プラスチック等の合成樹脂から形成されたセルホルダ33によって覆われている。セルホルダ33には、バッテリセル32の配置位置に穴部34が形成されており、これらの穴部34に各バッテリセル32が嵌合されて保持され、並列状態が維持されている。セルホルダ33は、一対のホルダ分割体33aから構成されており、これらのホルダ分割体33aを互いに接合させることで各バッテリセル32が保持される。
図5は、本実施形態に係るバッテリパックの分解斜視図である。
図5に示すように、バッテリパック10を構成するバッテリセル32の端面位置には、リード部材35が設けられている。これらのリード部材35は、銅または銅合金などの導電性を有する金属板から形成されたもので、所定個数のバッテリセル32の端面同士がリード部材35によって互いに電気的に接続されている。
セルホルダ33には、表裏面に、開口部36が形成されており、これらの開口部36において、リード部材35が露出されている。
また、バッテリセルユニット21は、回路基板(基板)22を備えている。この回路基板22は、矩形状に形成されたプリント配線基板からなるもので、CPUを含む制御回路が形成されている。この回路基板22の制御回路では、温度や電流などの情報に応じてバッテリセル32への充電のON/OFFを切り替える、などのバッテリセル32の充電制御が行われる。この回路基板22は、後述する第1のパック部材44Aの第1の接合面部47Aに対して略垂直な向きに配置されている。
この回路基板22には、バッテリセル32から延在するリード線38(図4参照)が接続されている。なお、リード線を用いずに、バッテリセル32に固定されたリード部材35の一部を延在させ、その延在させたリード部材35を回路基板22に導通接続させても良い。
充電用コネクタ23は、バッテリセルユニット21のバッテリセル32を充電する際に、充電用プラグが接続されるコネクタである。出力用コネクタ24は、電動自転車等の車両に搭載された際に、車両側のコネクタに接続される。これにより、バッテリセル32から車両側への給電が可能とされる。表示部25は、バッテリセル32の充電状態等を表示するもので、LEDや液晶ディスプレイが搭載されている。これらの充電用コネクタ23、出力用コネクタ24及び表示部25は、いずれも回路基板22にリード線26によって接続されている。
バッテリセルユニット21は、その周囲が防水パック部材43によって覆われている。防水パック部材43は、第1のパック部材44Aと第2のパック部材44Bとから構成されており、これらの第1のパック部材44A及び第2のパック部材44Bは、同一形状に形成されている。第1のパック部材44Aは、絶縁性、耐久性及び防水性に優れた可撓性フィルムから形成されており、第1の収容凹部(第1の収容部の一例)45Aと、この第1の収容凹部45Aの外縁における全周に形成された第1の鍔部46A(外縁部50の一部)とを有している。第1のパック部材44Aのうち、第1の収容凹部45Aの内壁面側を第1のパック部材44Aの内面と称する。第1の鍔部46Aの内面側に第1の接合面部47Aが形成されている。なお、第1のパック部材44Aの内面の反対側を第1のパック部材44Aの外面と称する。
同様に、第2のパック部材44Bは、絶縁性、耐久性及び防水性に優れた可撓性フィルムから形成されており、第2の収容凹部(第2の収容部の一例)45Bと、この第2の収容凹部45Bの外縁における全周に形成された第2の鍔部46B(外縁部50の一部)とを有している。第2のパック部材44Bのうち、第2の収容凹部45Bの内壁面側を第2のパック部材44Bの内面と称する。第2の鍔部46Bの内面側に第2の接合面部47Bが形成されている。なお、第2のパック部材44Bの内面の反対側を第2のパック部材44Bの外面と称する。
このように、第1のパック部材44Aの第1の鍔部46A及び第2のパック部材44Bの第2の鍔部46Bは、互いの対向面(互いの内面)が第1の接合面部47A及び第2の接合面部47Bとされている。第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bとが互いに貼り合わされて接合された状態で、第1のパック部材44Aと第2のパック部材44Bの接合部分の全周にわたって外側に突出する外縁部50が形成されている。
防水パック部材43としては、ナイロン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはポリカーボネートなどの樹脂材料を熱加工によって成形したものが用いられる。また、防水パック部材43は、基材料をセルロースで防水加工したものも使用可能である。
第1のパック部材44A及び第2のパック部材44Bは、第1の収容凹部45A及び第2の収容凹部45Bの開放側(内面側)を対向させた状態で互いに突き合わされ、第1の鍔部46Aの第1の接合面部47Aと第2の鍔部46Bの第2の接合面部47B同士が面接触するように重ね合わされて互いに熱融着されて外縁部50が形成されている。これにより、防水パック部材43には、第1のパック部材44Aの第1の収容凹部45Aと第2のパック部材44Bの第2の収容凹部45Bとからなるバッテリ収容部48が形成され、このバッテリ収容部48内に、バッテリセルユニット21が収容される。
また、図4に示すように、バッテリセルユニット21が防水パック部材43に収容された状態において、外縁部50は、バッテリセルユニット21を構成する各面のうちリード部材35が配置された面とは異なる面と対向する位置に設けられている。すなわち、バッテリセルユニット21を構成する各面のうち面積が最大の面(以下、面積最大面とも称する)は、外縁部50が設けられていない面(この例では、第1パック部材44Aの第1の収容凹部45Aの底面や第2パック部材44Bの第2の収容凹部45Bの底面)と対向している。
なお、防水パック部材43としては、図6に示すように、第1のパック部材44A及び第2のパック部材44Bの一側部で第1の鍔部46A及び第2の鍔部46Bの縁部が連結されたものでも良い。このような防水パック部材43によれば、連結箇所で第1のパック部材44A及び第2のパック部材44Bを互いに近接する方向に回動させることで、これらの第1のパック部材44A及び第2のパック部材44Bを容易に精度良く突き合わせ、バッテリ収容部48にバッテリセルユニット21を収容させることができ、組立作業性を向上させることができる。
また、バッテリセルユニット21は、回路基板22から充電用コネクタ23、出力用コネクタ24及び表示部25に繋がる複数本のリード線26がバッテリ収容部48の外部に引き出された状態で、第1のパック部材44Aの第1の収容凹部45A及び第2のパック部材44Bの第2の収容凹部45Bから形成されるバッテリ収容部48に収容される。
図7は、リード線の引き出し箇所の断面図である。
図7に示すように、複数本のリード線26は、各々独立した状態で、第1のパック部材44Aの第1の接合面部47Aと第2のパック部材44Bの第2の接合面部47Bとに挟まれて水密に固定されている。
なお、各リード線26同士は、間隔をあけることなく、互いに密接させた状態で第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bとで挟んで水密に固定しても良い。また、第1の鍔部46Aの第1の接合面部47A及び第2の鍔部46Bの第2の接合面部47B同士は、接着剤によって互いに接着しても良い。
図2に示すように、バッテリパック10は、カバー13の内壁面と対向する面にシート状に形成された熱伝導部材41が配設され、また、蓋体14の内壁面と対向する面にも熱伝導部材41が配設されている。熱伝導部材41は、その厚さが2mm〜3mm程度とされている。熱伝導部材41は、放熱性に優れ、可撓性及び200℃程度の耐熱性を有するシート状の絶縁材料から形成されている。熱伝導部材41としては、例えば、シリコーンゴムやシリコーンゲルなどからなるシートが用いられる。
熱伝導部材41は、防水パック部材43よりも厚く形成されている。なお、防水パック部材43は、外側の外部ケース12の内面と接触しても損傷することがない程度の厚さとされている。具体的には、防水パック部材43の厚さは、約0.1mmとされている。
熱伝導部材41は、その一方の表面が、バッテリパック10の外面形状に沿って変形しつつ面接触している。これにより、防水パック部材43の表面に、熱伝導部材41が確実に密着されている。
バッテリセルユニット21を防水パック部材43で覆ったバッテリパック10は、その両面に熱伝導部材41が貼り付けられた状態で、外部ケース12内に収容されている。そして、熱伝導部材41は、外部ケース12と防水パック部材43との間に配置され、防水パック部材43と外部ケース12とに対して変形しつつ面接触している。そして、熱伝導部材41とリード部材35とが、防水パック部材43を挟んだ状態で配置されている。
このように、熱伝導部材41は、一方の面が防水パック部材43に変形しつつ面接触し、他方の面が外部ケース12に変形しつつ面接触するため、一定の接触面積が確保された状態で両者に接触する。従って、バッテリセル32から発生した熱は、防水パック部材43から熱伝導部材41を経由して外部ケース12まで伝わり、外部に効率良く放熱される。しかも、熱伝導部材41は、防水パック部材43が外部ケース12にこすれて破損するのを防止する機能も果たすため、防水性も高めることができる。
以上、説明したように、本実施形態に係るバッテリパック10によれば、防水パック部材43を構成する第1のパック部材44Aの内面に形成された第1の接合面部47Aと第2のパック部材44Bの内面に形成された第2の接合面部47Bとが互いに貼り合わされて接合した状態で、第1のパック部材44Aと第2のパック部材44Bの接合部分の全周にわたって熱融着されて外縁部50が形成されている。このように、第1のパック部材44Aの内面に形成された第1の接合面部47Aと第2のパック部材44Bの内面に形成された第2の接合面部47Bとが互いに貼り合わされる構造のため、外縁部50の端部に余剰部分が発生して隙間が形成されることはない。従って、第1のパック部材44Aと第2のパック部材44Bとを均一に隙間なく貼り合わせることで高い水密性を確保することができる。また、バッテリセルユニット21と回路基板22とを外縁部50を有する防水パック部材43のバッテリ収容部48の内側に水密に収容したので、バッテリセルユニット21及び回路基板22を収容したバッテリ収容部48の極めて良好な防水性を長期的に確保することができる。
また、複数のバッテリセル32を設けることでバッテリセルユニット21が比較的大型化した場合であっても、第1のパック部材44Aと第2のパック部材44Bとの間にバッテリセルユニット21を配置し、第1のパック部材44Aと第2のパック部材44Bとを貼り合わせるという簡易な作業によって、バッテリセルユニット21をバッテリパック10内に水密性が高い状態で収容することができ、組立作業効率が向上する。
また、リード線26を引き出す場所は、第1の接合面部47A及び第2の接合面部47Bの互いに貼り合わされる箇所であればどこでも良く、リード線26の引き出し位置の自由度を高くすることができる。また、外縁部50を形成する位置はバッテリパック10の幅の範囲内であれば、すなわち、第1の接合面部47Aの面に対して垂直な方向におけるバッテリパック10の長さの範囲内であればどこに配置しても良いため、リード線26の引き出し位置の自由度をさらに高くすることができる。しかも、第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bとの接合作業とともに、水密性を確保しつつリード線26を外部に引き出す工程も行うことができるので、組立作業性を高めることができる。また、各パック部材44A,44Bの内面に形成された各接合面部47A,47B同士でリード線26を挟みこむ構成のため、各パック部材44A,44Bの内面がリード線26を囲うのに必要な面積も同一となり、一方のパック部材のみに余剰部分が発生して隙間が形成されることは無く、高い水密性を確保することができる。
さらに、リード線26が第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bとに挟まれて水密に固定された状態で防水パック部材43の外部に引き出されているため、リード線26に不意に局所的な力が加わっても、第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bの接合面で負荷が低減(分散)し、回路基板22とリード線26との接点部分が破断を防止することができるとともに、高い水密性を確保することができる。
また、第1のパック部材44Aと第2のパック部材44Bとを同一形状としたので、部品点数の削減によるコストの低減を図ることができる。
しかも、複数本のリード線26を各々独立させて第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bとに挟んで水密にしたので、接合面上において、各リード線26同士が接触する部分を排除できる。このため、第1の接合面部47Aと第2の接合面部47Bとの密着固定部分におけるリード線26の固定力を高めることができるとともに、水密性も高めることができる。
また、バッテリセルユニット21が防水パック部材43に収容された状態において、外縁部50は、バッテリセルユニット21を構成する各面のうちリード部材35が配置された面とは異なる面と対向する位置に設けられている。すなわち、バッテリセルユニット21の面積最大面は、外縁部50が設けられていない面(この例では、第1パック部材44Aの第1の収容凹部45Aの底面や第2パック部材44Bの第2の収容凹部45Bの底面)と対向しているため、バッテリセルユニット21から発生した熱は、リード部材35から第1の収容凹部45Aの底面や第2の収容凹部45Bの底面を介して外部に向けて放熱されやすく、外縁部50は放熱の障害となりにくい。
次に、他の実施形態に係る各種のバッテリパック10A〜10Cについて説明する。
図8は、他の実施形態に係るバッテリパック10Aの分解斜視図である。
図8に示すように、バッテリパック10Aでは、防水パック部材43のバッテリ収容部48に収容される回路基板22が、第1のパック部材44Aの第1の接合面部47Aと略平行に配置されている。このように、回路基板22を、第1のパック部材44Aの第1の接合面部47Aと略平行に配置することで、リード線26を回路基板22の基板面に沿わせた状態のまま外部へ引きだすことができるため、リード線26の外部への引き出しの容易化及び防水パック部材43のバッテリ収容部48への収容作業の容易化を図ることができる。
図9は、他の実施形態に係るバッテリパック10Bの斜視図、図10は、他の実施形態に係るバッテリパック10Bの分解斜視図である。
図9及び図10に示すように、バッテリパック10Bでは、平板形状の第2のパック部材44Bを用いている。また、第1のパック部材44Aに形成された第1の収容凹部45Aの深さが深くされている。平板形状の第2のパック部材44Bは、その縁部近傍部分が、第2の接合面部47Bを有する第2の鍔部46Bとされている。
このような防水パック部材43を有するバッテリパック10Bによれば、第1のパック部材44Aの第1の収容凹部45Aにバッテリセルユニット21を収容し、この第1のパック部材44Aに対して平板形状に形成された蓋状の第2のパック部材44Bを容易に貼り合わせることができる。つまり、組立作業性のさらなる向上を図ることができる。
なお、上記実施形態では、棒状に形成された複数のバッテリセル32を有するバッテリセルユニット21を備えたものを例示して説明したが、本発明は、他の形状のバッテリセルを備えたものにも適用可能である。
例えば、図11及び図12に示すバッテリパック10Cは、シート状に形成された複数のバッテリセル51を積層させたラミネート構造のバッテリセルユニット21Aを備えている。このバッテリパック10Cでは、シート状のバッテリセル51を積層させたバッテリセルユニット21A及び回路基板22が防水パック部材43によって覆われており、バッテリパック10、10A、10Bと同様に良好な防水性が確保される。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10,10A,10B,10C:バッテリパック、21,21A:バッテリセルユニット、22:回路基板(基板の一例)、26:リード線、32,51:バッテリセル、35:リード部材、43:防水パック部材、44A:第1のパック部材、44B:第2のパック部材、45A:第1の収容凹部(第1の収容部の一例)、45B:第2の収容凹部(第2の収容部の一例)、47A:第1の接合面部、47B:第2の接合面部、48:バッテリ収容部、50:外縁部

Claims (6)

  1. 複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルを電気的に接続するリード部材とを有するバッテリセルユニットと、
    前記リード部材が接続された基板と、
    外面と内面とを有し当該内面に第1の接合面部が形成された第1のパック部材と、外面と内面とを有し当該内面に第2の接合面部が形成された第2のパック部材とから構成され、前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とが互いに貼り合わされて接合されて形成される外縁部を有し、前記バッテリセルユニットと前記基板とを水密に収容する防水パック部材と、
    を備え、
    前記基板は、前記リード部材と前記防水パック部材の外部の電極とを電気的に接続するリード線を有し、
    前記リード線が前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とに挟まれて前記外縁部により水密に固定された状態で前記防水パック部材の外部に引き出されていることを特徴とするバッテリパック。
  2. 前記第1のパック部材は、前記バッテリセルユニットと前記基板とを収容するバッテリ収容部を有することを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。
  3. 前記第1のパック部材は第1の収容部を有し、
    前記第2のパック部材は第2の収容部を有し、
    前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とが互いに貼り合わされて接合された状態で、前記バッテリセルユニットと前記基板は、前記第1の収容部と前記第2の収容部とで形成されるバッテリ収容部内に収容されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。
  4. 前記リード線は複数本のリード線であり、前記複数本のリード線が各々独立した状態で、前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とに挟まれて水密に固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のバッテリパック。
  5. 前記第1の接合面部と前記基板とは略平行に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のバッテリパック。
  6. 前記外縁部は、前記バッテリセルユニットが有する各側面のうち面積が最大の面とは異なる面と対向する位置に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のバッテリパック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016085807A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 三洋電機株式会社 電源装置とこの電源装置に使用される防水袋
WO2016178315A1 (ja) * 2015-05-07 2016-11-10 三洋電機株式会社 電池パック及び電池パックの製造方法

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