JP2014115910A - 認証システム、認証方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像を用いた認証を行う場合、利用者が見たいと思わない、または判別することのできない画像を表示してしまう可能性がある。
【解決手段】画像を用いた認証処理を行う認証システムであって、画像と、当該画像を認証処理にて利用する際の条件が定義された属性情報と保持する保持手段と、認証処理を行うユーザーのプロパティ情報を取得する取得手段と、ユーザーの認証を行う際に、前記保持手段が保持する画像の中から、当該ユーザーのプロパティ情報が属性情報の条件を満たす画像を選択する選択手段と、前記選択手段にて選択された画像を用いて認証処理を行う認証手段とを有する。
【選択図】図9B
【解決手段】画像を用いた認証処理を行う認証システムであって、画像と、当該画像を認証処理にて利用する際の条件が定義された属性情報と保持する保持手段と、認証処理を行うユーザーのプロパティ情報を取得する取得手段と、ユーザーの認証を行う際に、前記保持手段が保持する画像の中から、当該ユーザーのプロパティ情報が属性情報の条件を満たす画像を選択する選択手段と、前記選択手段にて選択された画像を用いて認証処理を行う認証手段とを有する。
【選択図】図9B
Description
本発明は、画像を用いた認証処理を行う認証システム、認証方法、およびプログラムに関する。
従来の情報システムにおいて、パスワードのように利用者とシステムとが特定の秘密情報を共有し、利用者がその秘密情報を正しく指示することによってアクセスの権限があることの証明とみなす認証方法が用いられる。認証方法の中で画像を用いることを特徴とする方法がある。例えば、ランダムな画像を複数配置する中に一つだけ予め定めておいた画像を混在させておくことを特徴とするものがある(特許文献1等参照)。これらの方式では利用者がその予め定めておいた画像を正しく選択することにより認証を行う。
また、ランダムな画像と予め定めておいた画像を並べて配置する際に格子状に並べるのではなくコラージュを施して一枚の画像を構成するような形で提供するものがある(特許文献2参照)。さらには画像をランダムに順次提示し、利用者がその画像に含まれるオブジェクトの中から予め定めたオブジェクトを正しく選択することで認証を行うものがある。
しかしながら、これら技術のうち、利用者の知らない画像をランダムに提示し、そこに描かれている予め定められた情報を選択する認証方法には、次のような問題がある。例えば、ユーザーにとって見たくない、あるいは判別することのできない画像が提供されてしまうことがある。すなわち、宗教的背景や身体的障害などユーザーの特性が十分に考慮されずに、画像が提供されてしまう。また、利用者の年齢によっても、描かれている人物やものを判別できるものは異なってくる。以前は、よく使われていた道具でも、最近では全く使われなくなったものがあり、このような使われなくなってしまった道具などは新しい世代の人には認識できない。
このように任意の画像を利用する認証方法は、必ずしもユーザーにとって使いやすい認証方法になるとは限らないといった問題がある。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、画像を用いた認証処理を行う認証システムであって、画像と、当該画像を認証処理にて利用する際の条件が定義された属性情報とを保持する保持手段と、認証処理を行うユーザーのプロパティ情報を取得する取得手段と、ユーザーの認証を行う際に、前記保持手段が保持する画像の中から、当該ユーザーのプロパティ情報が属性情報の条件を満たす画像を選択する選択手段と、前記選択手段にて選択された画像を用いて認証処理を行う認証手段とを有する。
本発明によれば、画像認証において、利用者が見たくないあるいは判別することのできない画像を排除し、利用者に適した利便性の高い画像認証を行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<第一の実施例>
[情報処理装置のハードウェア構成]
図1は、本発明に係る第一の実施例の認証システムが稼働する情報処理装置1002の内部構成を模式的に示す。なお、本実施例に係る情報処理装置は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)や携帯端末などが該当する。情報処理装置1002は、ネットワーク1001に接続され、外部装置との通信が可能である。情報処理装置1002が有する各構成要素について説明する。CPU1101は、中央処理装置であり、図1に示すように1つであっても、複数であっても良い。システムバス1201は、情報処理装置1002が有する各構成要素間を接続し、情報の送受信を行う際に用いられる。
[情報処理装置のハードウェア構成]
図1は、本発明に係る第一の実施例の認証システムが稼働する情報処理装置1002の内部構成を模式的に示す。なお、本実施例に係る情報処理装置は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)や携帯端末などが該当する。情報処理装置1002は、ネットワーク1001に接続され、外部装置との通信が可能である。情報処理装置1002が有する各構成要素について説明する。CPU1101は、中央処理装置であり、図1に示すように1つであっても、複数であっても良い。システムバス1201は、情報処理装置1002が有する各構成要素間を接続し、情報の送受信を行う際に用いられる。
ROM1301は、記憶部としての読み取り専用メモリであり、各種プログラムやデータが保持されている。RAM1302は、記憶部としての読み書き可能メモリであり、プログラムの実行時にワーク領域などとして利用される。二次記憶装置1304は、不揮発性の記憶領域のHDDなどが該当する。また二次記憶装置1304には各種プログラム等が保持される。二次記憶I/F1303は、システムバス1201に二次記憶装置1304を接続するための二次記憶インターフェースである。以下、インターフェースをI/Fと表記する。
キーボード1306およびポインティングデバイス1307は、入力装置である。ポインティングデバイス1307は、例えばマウスなどが挙げられる。入力装置I/F1305は、システムバス1201にキーボード1306やポインティングデバイス1307などを接続するためのI/Fである。ネットワークI/F1308は、ネットワーク1001と情報処理装置1002を接続するためのI/Fであり、ネットワーク1001とシステムバス1201との間に位置する。
ディスプレイ装置1310は、各種ユーザーインタフェース(以下、UI)をユーザーに提供するための表示部である。なお、本実施例に係るディスプレイ装置1310は、タッチパネルを備え、タッチ等によりユーザーからの指示を受け付けるようにしても構わない。ディスプレイ装置I/F1309は、システムバス1201とディスプレイ装置1310とを接続するためI/Fである。
[情報処理装置のソフトウェア構成]
図2は、第一の実施例に係る認証システムが稼働する情報処理装置のソフトウェアモジュール構成について模式的に示す。本実施例では、情報処理装置1002には、ネットワークを介してサービスを提供するサーバー2000が接続されている。情報処理装置1002は、遠隔からサーバー2000が提供するサービスを利用する。ただし、この構成は限定するものではなく、ここに記載するサーバー2000側の処理を情報処理装置1002で処理させてもよい。また、逆にここに記載する情報処理装置1002の処理をすべてサーバー2000側で処理させてもよい。
図2は、第一の実施例に係る認証システムが稼働する情報処理装置のソフトウェアモジュール構成について模式的に示す。本実施例では、情報処理装置1002には、ネットワークを介してサービスを提供するサーバー2000が接続されている。情報処理装置1002は、遠隔からサーバー2000が提供するサービスを利用する。ただし、この構成は限定するものではなく、ここに記載するサーバー2000側の処理を情報処理装置1002で処理させてもよい。また、逆にここに記載する情報処理装置1002の処理をすべてサーバー2000側で処理させてもよい。
利用者2001は、情報処理装置1002を利用するユーザーを表す。利用者2001は、UI制御部2002を介してアプリケーションを操作する。まず、利用者2001がUI制御部2002を介してアプリケーションを起動すると、アプリケーションの利用許可を与えるための認証処理が行われる。この認証処理は、認証管理部2003により管理される。
ユーザーアカウント情報格納部2004には、アプリケーションを利用する利用者2001のユーザーアカウント情報が格納される。アプリケーションの初回起動時には、ユーザーアカウント情報は存在せず、初回起動時用のアプリケーション設定処理を実行することでユーザーアカウント情報が作成される。
サーバー通信部2005は、サービスを提供するサーバー2000と通信するためのモジュールである。サーバー通信部2005は、認証に関するサーバー2000へのリクエスト情報(例えば、新規ユーザー作成依頼、既存ユーザーの存在確認、ユーザーアカウントの特徴情報送信など)を認証管理部2003から受け、サーバー2000に送信する。
認証管理部2003は、情報処理装置1002内で認証管理処理の中心となるモジュールである。認証管理部2003は、新規ユーザーアカウントの登録、ユーザーアカウントの特徴情報の生成、障害情報(利用者の色覚異常などの情報)の管理などを行う。
ユーザーアカウントの特徴情報には、3つの種類がある。ひとつは、利用者2001に関する宗教・文化的背景を表す特徴情報である。もうひとつは、年齢などの世代的特徴を表す特徴情報である。最後は、色覚異常などの利用者2001の障害に関する特徴情報である。これらの特徴情報は、いずれも利用者2001が認証画像を表示された時に、問題となる可能性を有する情報である。
まず、宗教・文化特徴情報について説明する。認証管理部2003は、利用者2001の宗教・文化特徴情報を生成するために、特徴情報生成部2006へ特徴情報の生成依頼を発行する。特徴情報生成部2006は、利用者2001の宗教や文化的背景を特定するために、情報処理装置1002内にあるユーザープロパティ情報格納部2008から利用者2001の使用言語情報と住所情報(地域や位置)を取得する。そして、特徴情報生成部2006は、言語情報と住所情報から宗教・文化特徴情報を生成する。
例えば、情報処理装置1002に設定されている利用者2001の使用言語がアラビア語であり、住んでいる地域がエジプトであれば、その生活圏の人々は約90%の人がイスラム教徒である。このことから、対象の利用者2001はイスラム教徒の信仰者であると予測し、利用者2001の宗教・文化特徴情報を「イスラム教」として生成する。このようにイスラム教徒であるという特徴情報を生成すると、利用者2001は「豚肉料理を食べない」「偶像崇拝の禁止」などの宗教的背景を持っていることがわかる。このような利用者2001は、豚肉を連想させる料理の画像や神様を連想させる偶像の画像などは好んで見たいとは思わないはずである。したがって、これらの画像が少しでも含まれる可能性がある画像データについては、対象の利用者2001へ提供する認証用画像データの候補から排除する。なお、利用者2001がイスラム教の信仰者でなかったとしても、通常の認証用画像データから特定の画像データの排除を行うという処理が問題になることはない。
特徴情報生成部2006がユーザープロパティ情報に含まれるいずれかの情報を用いて関連する特徴情報を生成するために、情報処理装置1002は関連する情報が保持されたDBやテーブル(不図示)等を保持しても構わない。つまり、特徴情報生成部2006は、ユーザープロパティ情報に含まれる情報の設定値の組み合わせからDB等を参照して、特徴情報を生成する。また、特徴情報生成部2006が予測する特徴情報は上記内容に限定するものではなく、他のユーザープロパティ情報を用いて特徴情報を生成しても構わない。また、本実施例では使用言語情報と住所情報の組み合わせから特徴情報を予測しているが、1つの情報もしくは3以上の情報から特徴情報を予測してもよい。
次に、年齢特徴情報について説明する。認証管理部2003は、利用者2001の年齢特徴情報を生成するために、特徴情報生成部2006へ特徴情報の生成依頼を発行する。特徴情報生成部2006は、情報処理装置1002内にあるユーザープロパティ情報格納部2008から利用者2001の年齢情報を取得する。そして、特徴情報生成部2006は年齢情報をそのまま、または、ある年代層へグループ化して情報を加工して年齢特徴情報を生成する。
年齢特徴情報とは、年齢によって認識できるものが異なる場合を考慮して用いられる情報である。例えば、若い世代の年齢層の人々には、「ポケットベル」や「カセットテープ」、「レコード」などの、もう使われなくなった道具を認識することは難しいはずである。このように「すでに使われなくなって、時が経っているもの」が描かれている画像は、ある年齢層以下の人へ認証用画像として提供することは適切ではない。この問題を考慮して、認証用画像に描かれているものに応じて提供可能な年齢特徴情報を扱う。
最後に、色覚異常に関する特徴情報について説明する。色覚異常であることは、ユーザープロパティで管理されていることが少ない。認証管理部2003は、そのようなユーザープロパティに格納されない情報を利用者2001が入力するためのUI画面を、色覚異常設定制御部2009を介してUI制御部2002に表示させ、利用者2001から特徴情報を取得する。
色覚異常の場合、目が見えない利用者と違い、特定の色の情報が見えないというケースが多い。例えば、色覚に異常のある人は「赤」や「緑」などの特定の色が消えてしまい白黒の情報となって見えることが多い。このような色覚に障害を持つ利用者にとっては、画像認証はとても利用しづらい認証技術となりかねない。そのため、本実施形態では利用者2001の障害情報を予めUI画面を介して取得し、色覚異常の利用者に対しては、判別しにくい画像を配信しないように制御を行う。
また、特徴情報生成部2006は、個人情報を取得するためにユーザープロパティアクセス管理部2007へ情報取得リクエストを発行する。通常、ユーザープロパティアクセス管理部2007は、ユーザープロパティ情報格納部2008から利用者2001の個人情報を取得し、特徴情報生成部2006へと個人情報を返す。なお、最近では個人情報の取り扱いが厳しくなりユーザープロパティアクセス管理部2007にて、個人情報を取得することを拒否する設定が行われている場合がある。このような場合には、ユーザープロパティアクセス管理部2007は、個人情報の取得を拒否し、特徴情報生成部2006へ情報取得失敗の応答を返す。
[サーバーのハードウェア構成]
図3は、本発明に係るサーバーのブロック図である。サーバー2000は、汎用のコンピュータ等で構成される。CPU3002は、中央演算装置であり、サーバー2000全体を制御するオペレーティングシステム(以下、OS)とアプリケーションプログラムを実行する。
図3は、本発明に係るサーバーのブロック図である。サーバー2000は、汎用のコンピュータ等で構成される。CPU3002は、中央演算装置であり、サーバー2000全体を制御するオペレーティングシステム(以下、OS)とアプリケーションプログラムを実行する。
ROM3003は、システム起動に必要なブートプログラムを記憶するための読み出し専用メモリである。RAM3004は、CPU3002でプログラムを実行する際に必要とされる作業メモリである。Network I/F3005は、サーバー2000をネットワークと接続し、他の機器と通信を行うためのインターフェースである。
表示制御部3006は、プログラムの実行により必要な情報を表示デバイスに表示するための制御を行う。入力制御部3007は、サーバー利用者からの入力を、サーバー2000に接続された入力デバイスを介して受け付ける。その他に、サーバー2000は、CPU3002で実行するプログラムやサービスを利用する利用者のアカウントやその属性情報などを格納する磁気ディスク等の記憶装置3008を含む。
[サーバーのソフトウェア構成]
図4は、第一の実施例に係る認証システムが稼働するサーバー2000のソフトウェアモジュール構成について模式的に示す。
図4は、第一の実施例に係る認証システムが稼働するサーバー2000のソフトウェアモジュール構成について模式的に示す。
サーバー利用者4000は、サーバー2000を利用するユーザーを示す。サーバー利用者4000は、サーバーUI制御部4001を介してアプリケーションのメンテナンス処理や認証用画像の準備を行う。認証用画像の準備には、画像を表示するための画像データの他に、画像に描かれているオブジェクトの内容を示すタグ情報や領域の情報が付加される。
また、ある宗教信仰をもつ人や文化圏の人にとって見たくないような要素が描かれている画像であれば、認証用画像データにその画像データの特徴情報が付加される。例えば、イスラム教の人にとっての豚肉の画像の場合、タグ情報に「豚肉」、そして宗教・文化特徴情報には、「イスラム教」という情報が付加される。その他にも、対応する年齢層や色覚異常の人のための情報もこのサーバーUI制御部4001を通じて付加される。なお、これらのタグ情報や画像の特徴情報などは自動的に付加されるように構成してもよい。
サーバー認証管理部4002は、サービスにおける認証管理の中心となるモジュールである。サーバー認証管理部4002は、認証用画像の準備、認証用アカウントの管理、認証プロセスの制御などを行う。
認証用画像の準備処理では、サーバーUI制御部4001から指示された認証用画像データを受け付ける。また、必要があれば、画像に描かれているタグ情報の付与、また、画像の特徴情報の付与などの編集をサーバーUI制御部4001で行い、準備作業が完了すると認証用画像データ格納部4031に格納するために画像データ管理部4030へ送る。
また、認証用アカウントの管理では、新規アカウント登録やアカウント存在確認、アカウントの特徴情報登録などのリクエストを、ネットワーク通信部4020を介して受け付ける。まず、新規アカウントの登録依頼を受け付けると、サーバー認証管理部4002は、ユーザーアカウント特徴情報管理部4010に同一ユーザーが登録されているか否かを確認する。そして、登録されていない場合に、サーバー認証管理部4002は、新規アカウント登録要求をユーザーアカウント特徴情報管理部4010へ送信する。ユーザーアカウント特徴情報管理部4010は、サーバー認証管理部4002から新規アカウント登録要求を受けると、ユーザーアカウントおよび新規アカウント情報をユーザーアカウント特徴情報格納部4011へ登録する。
また、サーバー認証管理部4002は、アカウントの特徴情報登録依頼を受け付けると、ユーザーアカウント特徴情報管理部4010へ対象アカウントの特徴情報登録要求を送信する。その他、サーバー認証管理部4002は、情報処理装置1002からアカウントの存在確認依頼を受け付けると、対象のアカウントが既に登録済みか否かをユーザーアカウント特徴情報管理部4010へ確認依頼を発行する。そして、これらの要求を情報処理装置1002へ返すために、サーバー認証管理部4002は、ネットワーク通信部4020へと応答を返す。
また、サーバー認証管理部4002は、ネットワーク通信部4020を介して情報処理装置1002から認証要求を受け付けると、ユーザーアカウント特徴情報管理部4010にユーザーの存在確認依頼を行う。この後、対象のユーザーアカウントに関連して格納されているパスワード情報と特徴情報を取得する。本実施例に係るパスワード情報とは、通常の認証におけるパスワードとは異なる。通常の認証におけるパスワードとは秘密の文字列であるが、本実施例に係る画像認証の場合は、システムが提示した画像に描かれている人や物を共通の秘密として示すことがユーザーを証明する情報になる。ここでは、ユーザーアカウントを認証するための情報をパスワードとして記載する。
ユーザーアカウントのパスワード情報と特徴情報を取得したサーバー認証管理部4002は、画像認証を行うために対象ユーザーアカウントの特徴情報を付加した認証リクエストを画像データ管理部4030に発行する。画像データ管理部4030は、特徴情報を考慮した認証用画像データをサーバー認証管理部4002へ送信する。認証用画像データを受け付けたサーバー認証管理部4002は、ネットワーク通信部4020を介して情報処理装置1002へ認証用画像データを提供する。そして、サーバー認証管理部4002は、提供した認証用画像データに対応したパスワードとしての画像内の座標を受信し、認証を実施する。この時に画像データ管理部4030からサーバー認証管理部4002に送信される認証用画像データは1以上の画像データであり、必要があれば再度、サーバー認証管理部4002は画像データ管理部4030に認証用画像データの提供を依頼する。
画像データ管理部4030は、認証用画像データの登録および管理を行う。画像データ管理部4030は、サーバー認証管理部4002から認証用画像データの登録リクエストを受け付けると、認証用画像データ格納部4031に保管する。認証用画像データにはタグ情報や特徴情報が付加されている。画像データ管理部4030は、認証用画像データ格納部4031に認証用画像データを格納する際に、タグ別または特徴情報別に整理して格納するなど工夫をしてもよい。これにより、画像データ管理部4030は、認証用画像データの利用時に効率的に取り出すことができる。
また、画像データ管理部4030は、サーバー認証管理部4002から認証のための画像データ要求を受け付ける。このとき、認証要求をするユーザーによって、画像データ要求に特徴情報が付加される場合がある。特徴情報が付加された画像データ要求を受け付けると、特徴情報別画像フィルタ部4032や色覚異常者用画像フィルタ部4033、または画像データグループ選択部4034などによりユーザーアカウントに提供すべきでない認証用画像を排除する。そして、画像データ管理部4030は、サーバー認証管理部4002へ適切な認証用画像データを提供する。
ネットワーク通信部4020は、情報処理装置1002からネットワークを介して認証に関連する要求を受け付け、サーバー認証管理部4002との要求・応答の受け渡しを行う。
[認証用画像データのデータ構造]
図5(a)は、認証用画像データ格納部4031に保持されている認証用画像データの例を模式的に示す。図5(a)の認証用画像データ5000は、認証用画像データ全体を示す。画像データ5001は、認証用画像データ5000における画像データそのものである。1の認証用画像データには1の画像データが含まれている。
図5(a)は、認証用画像データ格納部4031に保持されている認証用画像データの例を模式的に示す。図5(a)の認証用画像データ5000は、認証用画像データ全体を示す。画像データ5001は、認証用画像データ5000における画像データそのものである。1の認証用画像データには1の画像データが含まれている。
認証用画像データ5000は、タグデータ1〜N(Nは任意の数)を有する。ここではタグデータとして、タグデータ5011、タグデータ5021、・・・、タグデータ5031が示されている。一つの認証用画像データには少なくとも一つのタグデータが付与されるものとし、各認証用画像データに付与されたタグデータはサーバー利用者4000の指示等により追加もしくは削除しても構わない。
また、認証用画像データ5000は、属性情報5111を有する。属性情報5111には、画像データの対象年齢情報5112や、色覚情報5113、宗教・文化対象情報5114、グループ情報5115などが含まれる。タグデータと同様に、一つの認証用画像データには少なくとも一つの属性情報が付与されているものとし、各認証用画像データに付与された属性情報はサーバー利用者4000の指示等により追加もしくは削除しても構わない。
各タグデータはそれぞれ領域情報と単語情報とを含む。ここでは、例えば、タグデータ5011は、領域情報5012と単語情報5013とを含む。同様に、タグデータ5021は領域情報5022と単語情報5023とを含み、タグデータ5031は領域情報5032と単語情報5033とを含む。
図5(b)は、領域情報5101の構成例を示している。領域情報5101は、図5(a)のn番目の領域情報50n2(nは1からNまでの任意の整数)と同じであり、画像データ5001上の矩形の座標にて表現される。つまり、画像データ5001においてX軸、Y軸が定義され、各点の座標はXおよびYにて示される。なお、座標が一意に定義できれば、原点はいずれの位置にて定義しても構わない。矩形の座標は具体的には対角線の二つの頂点のX座標とY座標により定義される。対角線上の第一の頂点に対してX座標5102、Y座標5103が定義される。また、同一対角線上の第二の頂点に対してX座標5104、Y座標5105定義される。なお、画像データ上の領域を定義する方法はこれに限定するものではなく、例えば、領域情報を中心点と半径からなる円領域にて定義するようにしても構わない。
図5(c)は、単語情報5201の構成例を示している。単語情報5201は、図5(a)のn番目の単語情報50n3(nは1からNまでの任意の整数)と同じであり、単語5202とロケール5203とを含む。単語5202は、領域情報が示す画像の領域内にて表示される(紐付けられる)オブジェクトを示す。また、ロケール(locale)とは、単語5202が有する地域と言語の属性である。例えばロケール「ja_JP」は日本国内で使用される日本語を指示する。なお、ロケールは一般的に用いられている情報であるため、ここでの詳細な説明は省略する。単語情報は実際には複数の異なるロケールによる単語を保持してもよく、その場合は、続けて第二の単語と当該第二の単語のロケールを指示する情報が続くような実装が考えられる。また、1つの領域情報に対し、同じ意味を持つ夫々のロケールに対応した単語情報を複数関連付けても良い。例えば、1つの領域情報に対し日本語の「犬」および英語の「dog」の両方を含めても良い。
図5(d)は、対象年齢情報5301(図5(a)の対象年齢情報5112と同じ)の構成例を示している。対象年齢範囲5302には、認証画像の対象年齢が範囲を示す条件によって示されており、例えば画像内に描かれているものが特定世代よりも高い年齢層でないと把握することが難しい場合、X歳以上というような対象年齢範囲が保持される。
図5(e)は、色覚情報5401(図5(a)の色覚情報5113と同じ)の構成例を示している。色覚異常者への利用可否5402には、色覚異常者へ対象の画像を認証画像として提供するのに適格か否かを示す条件が保持される。画像に描かれているオブジェクトのうち緑や赤を特徴とするようなオブジェクトが含まれる場合、色覚異常の人には画像に描かれているものが判別しにくくなる。したがって、対象の画像は、色覚異常の人には適さない画像となる。このような特徴を含む画像には、この色覚情報の色覚異常者への利用可否5402に利用を認めないことを示す情報を記載する。
図5(f)は、宗教・文化対象情報5501(図5(a)の宗教・文化対象情報5114と同じ)の構成例を示している。宗教・文化対象情報5501には、配布禁止条件として配布禁止条件1〜N(Nは任意の数)と複数条件として付加することができる。例えば豚肉料理を連想させるものは、イスラム教を信仰している人にとっては望んで見たいと思わない。このように、ある宗教や文化圏内の人にとって見たくない画像となる可能性があるものは、この宗教・文化対象情報によって1または複数の条件を記載する。豚肉料理の例では、配布禁止条件5502に、イスラム教を信仰している人という条件を記載することになる。そのほか、イスラム教や日本の神道には偶像崇拝の禁止がある。このように複数の宗教や文化圏にて禁止されているものを同時に記載できるように、この配布禁止条件は複数の条件が記載できるような可変条件のフォーマットとして記載してもよい。
図5(g)は、グループ情報5601(図5(a)のグループ情報5115と同じ)の構成例を示している。グループ情報5601には、属性グループとして属性グループ1〜N(Nは任意の数)と複数グループに属する画像として定義することができる。画像の特徴をパスワードとするこの認証方式では、利用者はパスワードが覚えやすいものと覚えにくいものがある。例えば、利用者は料理を趣味としていた場合、料理に関する知識は深く、料理に関連する画像データを提供する上では、タグ情報として利用できるものが多く問題ない。しかし、利用者が車などの乗り物に親しみを持っていない場合、ホイールやバンパーといったタグは使いにくい。このように利用者がある特定グループの認証用画像データから認証用画像データを選択したい場合、その利用者の要望を前もって取得し、認証用画像データに反映することが望ましい。この特定グループに対応するために画像データ自体に属性グループを付加することで、画像データを分類し、利用者に親しみやすい画像だけを用いた画像認証を行うことができる。
[認証用画像とデータ構成の関連]
図6Aは、本実施例に係る認証用画像データ5000に対応付けられた画像データ5001の一例を示している。図6B〜図6Dを用いて、図6Aに示す画像データ5001に対応してタグデータがどのように構成されるかを模式的に示す。本実施例において、タグデータ1は、画像データ5001内の矩形領域6201に関連付けられる。画像データ5001内の矩形領域6201には「鳥」のオブジェクトが含まれていることから、タグデータ1は矩形領域6201を表す領域情報5012と「鳥」という単語を表す単語情報5013とから構成される。上述したように領域情報5012は、矩形領域6201の対角座標を保持する。単語情報5013は、単語5202として「鳥」の文字列を保持する。単語情報5013のロケール5203は「ja_JP」を保持する。なお、これ以降の説明で登場するすべての単語情報のロケールは特に断りのない限り「ja_JP」であるものとする。タグデータ1は、認証用画像データ5000に保持される。
図6Aは、本実施例に係る認証用画像データ5000に対応付けられた画像データ5001の一例を示している。図6B〜図6Dを用いて、図6Aに示す画像データ5001に対応してタグデータがどのように構成されるかを模式的に示す。本実施例において、タグデータ1は、画像データ5001内の矩形領域6201に関連付けられる。画像データ5001内の矩形領域6201には「鳥」のオブジェクトが含まれていることから、タグデータ1は矩形領域6201を表す領域情報5012と「鳥」という単語を表す単語情報5013とから構成される。上述したように領域情報5012は、矩形領域6201の対角座標を保持する。単語情報5013は、単語5202として「鳥」の文字列を保持する。単語情報5013のロケール5203は「ja_JP」を保持する。なお、これ以降の説明で登場するすべての単語情報のロケールは特に断りのない限り「ja_JP」であるものとする。タグデータ1は、認証用画像データ5000に保持される。
同様に矩形領域6202とそれに関連付けられた単語「山」6302からタグデータ2が構成され、同様に認証用画像データ5000に保持される。矩形領域6203および単語「飛行機」6303がタグデータ3を構成する。同様に図6Cに示す矩形領6204と単語「川」6304とがタグデータ4を構成する。矩形領域6205と単語「家」6305とがタグデータ5を構成する。そして矩形領域6206と単語「森」6306とがタグデータ6を構成する。
さらに同様に、図4Dに示す矩形領域6207と単語「雲」6307とがタグデータ7を構成し、矩形領域6208と単語「月」6308とがタグデータ8を構成する。同様に矩形領域6209と単語「星」6309とがタグデータ9を構成する。さらに矩形領域6210と単語「空」6310とがタグデータ10を構成する。
なお、認証用画像データにおいて、単語情報に関連付けられた領域情報が複数の単語情報に関連付けられてもよい。例えば、単語「空」6310と、単語「月」6308とは異なる単語情報ではあるが、矩形領域6208においては矩形領域が重なるため、同じ領域情報が両方の単語情報に関連付けられてもよい。認証用画像データ格納部4031には、上述したような認証用画像データ5000と同様に矩形領域ごとに単語情報が関連付けられた認証用画像データが多数蓄積されている。
[情報処理装置とサーバーとの間の通信シーケンス図]
図7Aは本実施例に係る情報処理装置1002とサーバー2000にて、行われる認証準備のための処理、及び、通信シーケンスの一例を模式的に示す。図7Bは、実際の認証を行う際の処理、及び、通信シーケンスの一例を模式的に示す。
図7Aは本実施例に係る情報処理装置1002とサーバー2000にて、行われる認証準備のための処理、及び、通信シーケンスの一例を模式的に示す。図7Bは、実際の認証を行う際の処理、及び、通信シーケンスの一例を模式的に示す。
図7Aでは、情報処理装置1002にインストールされたアプリケーションがネットワークを介してサーバー2000のサービスを利用する初回の処理、及び、シーケンスを表している。なお、情報処理装置1002にアプリケーションをインストールする処理の説明は、本願発明の特徴ではないためここでは省略する。情報処理装置1002にて、サーバー2000のサービスを利用するアプリケーションを起動すると、アカウント確認処理7001が呼び出される。アカウント確認処理(S7001)は、情報処理装置の利用者がすでにサーバー2000の提供しているサービスに関するアカウントを持っているか否かを確認する処理である。
情報処理装置1002は、アカウント確認処理(S7001)にて、アカウント入力画面を表示し利用者へアカウントの入力を求める。次に、情報処理装置1002は、アカウントの入力を得られると、利用者が入力したアカウント情報をサーバー2000へ送信するアカウント送信を行う(S7101)。サーバー2000は、情報処理装置1002からアカウント確認要求とともにアカウントを受信すると、ユーザーアカウント特徴情報格納部4011へすでに登録されているアカウントがないかを確認する。アカウントの登録がない場合、サーバー2000は、情報処理装置1002へ対象のアカウントは未登録であることをアカウント確認結果として返す(S7102)。
情報処理装置1002は、初回アカウントの登録としてパスワード発行の手続きを開始する。情報処理装置1002は、画像認証において利用者がグループ内の画像を用いることができるようにするための画像グループ設定処理(S7002)を開始する。
情報処理装置1002は、画像グループ設定処理(S7002)では、画像認証として利用できる画像グループを確認するためにサーバー2000へ画像グループ取得要求を送信する(S7103)。画像グループ取得要求を受信したサーバー2000は、認証用画像データ格納部4031にて定義している画像グループのリストを取得し、情報処理装置1002へ画像グループリストとして返す(S7104)。画像グループリストを受信した情報処理装置1002は、利用者に対して画像グループリストを表示して選択可能な画面(図10(c))を表示する。
利用者は、画像グループリスト内に利用したいグループがあれば、画面上でグループを選択する。グループの選択を受けた情報処理装置1002は、選択されたグループをサーバー2000へ画像グループ設定情報として送信する(S7105)。画像グループ設定情報を受信したサーバー2000は、対象アカウントの属性情報として、画像グループ設定情報をユーザーアカウント特徴情報格納部4011へ格納する。
情報処理装置1002は、画像グループ設定処理(S7002)が終了すると、色覚異常設定処理(S7003)を開始する。ここでは、利用者が画像認証を利用する上で色覚異常などの画像認識に障害がないかを把握するために行う。情報処理装置1002は、UI制御部2002を介して色覚異常がないか確認画面(図10(b))を表示する。利用者から色覚異常の設定を受け付けると、情報処理装置1002は、サーバー2000へ色覚異常者用の設定を送信する(S7106)。そして、情報処理装置1002は、色覚異常設定処理(S7003)を終了する。サーバー2000は、色覚異常設定を受信すると、色覚異常の情報を対象アカウントの属性情報としてユーザーアカウント特徴情報格納部4011へ格納する。
次に、情報処理装置1002は、宗教・文化特徴設定処理(S7004)を開始する。宗教・文化特徴設定処理(S7004)は、ユーザープロパティ情報格納部2008から利用者のプロパティ情報を取得し、利用者の宗教や文化的特徴があるか否かを判定する処理である。宗教・文化特徴設定処理(S7004)にて特徴情報を生成することができた場合、情報処理装置1002は、特徴情報設定としてサーバー2000へ送信する(S7107)。サーバー2000は特徴情報設定を受信すると、対象アカウントの属性情報として特徴情報をユーザーアカウント特徴情報格納部4011へ格納する。
次に、情報処理装置1002は、年齢特徴設定処理(S7005)を開始する。年齢特徴設定処理(S7005)は、ユーザープロパティ情報格納部2008から利用者のプロパティ情報を取得し、利用者の年齢情報を取得する処理である。年齢特徴情報設定処理(S7005)にて利用者の年齢情報を取得することができた場合、情報処理装置1002は、年齢設定情報としてサーバー2000へ送信する(S7108)。サーバー2000は、年齢設定情報を受信すると、対象アカウントの属性情報として年齢情報をユーザーアカウント特徴情報格納部4011へ格納する。
次に、情報処理装置1002は、ユーザープロパティ取得不可時処理(S7006)を開始する。ユーザープロパティ取得不可時処理(S7006)は、宗教・文化特徴設定処理(S7004)と年齢特徴設定処理(S7005)にてユーザープロパティ情報格納部2008からユーザープロパティの情報を取得できなかった場合の処理である。ユーザープロパティの情報が取得できない場合、特徴情報を生成できないために画像認証にて利用者の望まない画像を提供してしまう可能性が生じる。したがって、このことを注意するために、情報処理装置1002は、利用者へメッセージを表示する。ここでのメッセージとして例えば、「ユーザープロパティへのアクセスが拒否されました。画像認証にて適さない画像が表示される可能性がありますが、よろしいですか?」という表示を行う。
そして、ユーザープロパティへのアクセス許可を再度確認する処理を行う。ここで、ユーザープロパティへのアクセスが許可された場合には、情報処理装置1002は、宗教・文化特徴設定処理(S7004)と年齢特徴設定処理(S7005)を再度実行し、特徴/年齢設定情報をサーバー2000へ送信する(S7109)。サーバー2000は、特徴/年齢設定情報を受信すると、対象アカウントの属性情報として特徴/年齢情報をユーザーアカウント特徴情報格納部4011へ格納する。
次に、情報処理装置1002は、パスワードの設定処理(S7007)を開始する。情報処理装置1002は、パスワードの設定処理(S7007)にて、画像認証のパスワードとなるタグ情報を決定する。情報処理装置1002は、サーバー2000に対してパスワード設定開始通知を送信し(S7110)、対象のアカウントが利用することのできる画像グループ内で定義されているタグのリストを利用可能タグリストとして取得する(S7111)。
利用可能タグリストを受信した情報処理装置1002は、利用者へUI制御部2002を介してパスワードの設定画面(図10(d))を表示し、利用者が設定するパスワードを受け付ける。パスワードの設定処理(S7007)にて、パスワード設定が完了すると、パスワード情報としてパスワード情報をサーバー2000へ送信する(S7112)。サーバー2000はパスワード情報を受信すると、対象アカウントの属性情報としてパスワード情報をユーザーアカウント特徴情報格納部4011へ格納する。
このようにして、本実施例に係る認証システムはアプリケーションの認証準備処理を実行する。
次に、図7Bは、認証処理時の情報処理装置1002とサーバー2000の通信シーケンスを模式的に示している。
情報処理装置1002にて、利用者がアプリケーションを起動し、サービスを利用開始すると、認証処理(S7008)が開始される。情報処理装置1002は、認証処理(S7008)にて、アカウント情報とともにサービス開始の要求として認証要求がサーバー2000へ送信される(S7113)。認証要求を受信したサーバー2000は、同時に受信したアカウント情報を元に、パスワード情報、グループ情報、宗教・文化特徴情報、年齢情報などをユーザーアカウント特徴情報格納部4011から取得する。そして、サーバー2000は、これらの情報を元に、画像データ管理部4030に対して認証用画像データの提供を依頼する。
情報処理装置1002からの認証用画像データの提供要求に応じてサーバー2000は、画像決定処理を開始する。そして画像データ管理部4030から認証用画像データの提供を受けると、サーバー2000は、情報処理装置1002に認証用画像データを送信する(S7114)。認証用画像データを受信した情報処理装置1002は、UI制御部2002を介して認証用画像を利用者へ表示する。利用者は、画像認証を行う際にパスワード設定処理(S7007)にて設定したタグ情報と同じ意味を持つオブジェクトが認証用画像に描かれていた場合に、認証用画像内のオブジェクトをタッチやポインタ等で示す。これにより情報処理装置1002は、認証用画像内の座標として座標情報を受け付ける。座標情報を受け付けた情報処理装置1002は、座標情報をサーバー2000へ送信する(S7115)。
認証用画像データを情報処理装置1002へ送付し、その応答として座標情報をサーバー2000から受け付けるという処理を複数回繰り返す(S7116)。そして、認証処理(S7008)において、座標情報(パスワード)をすべて送信し終わると、利用者はUI制御部2002を介してすべてのパスワード入力処理を入力し終えたことを指示する。
終了指示を受け付けた情報処理装置1002は、サーバー2000へパスワード入力終了を意味する認証終了通知を送信する(S7117)。認証終了通知を受信したサーバー2000は、これまでの処理からパスワードが正しかったか否かを判定し、認証判定結果を情報処理装置1002へ送信する(S7118)。
[本実施形態の情報処理装置の動作例]
上記構成に基づいて、本実施形態の情報処理装置の動作例を説明する。図8A〜図8Iは、情報処理装置1002にサーバー2000の提供するサービスを使用するアプリケーションがインストールされた後のアプリケーションの初回起動からのアプリケーションの利用までの処理を示すフローチャートである。各処理は、図7Aおよび図7Bの処理に対応する。
上記構成に基づいて、本実施形態の情報処理装置の動作例を説明する。図8A〜図8Iは、情報処理装置1002にサーバー2000の提供するサービスを使用するアプリケーションがインストールされた後のアプリケーションの初回起動からのアプリケーションの利用までの処理を示すフローチャートである。各処理は、図7Aおよび図7Bの処理に対応する。
図8Aは、情報処理装置1002における処理全体を示すフローチャートであり、各詳細処理については、図8B〜図8Iを用いて説明する。このフローチャートは、情報処理装置1002におけるアプリケーションの認証準備処理、および、認証処理のプログラムによって実現される。このプログラムは、図1に示すROM1301、RAM1302、二次記憶装置1304のいずれかの記憶手段に記憶されており、CPU1101により読み出され、実行される。
S8001にて、情報処理装置1002は、利用者2001の指示に従ってアプリケーションを起動させる。S8002にて、認証管理部2003は、二次記憶装置1304に記録されているユーザーアカウント情報格納部2004を確認し、このアプリケーションが情報処理装置1002にとって初回の起動であるか否かを確認する。認証管理部2003は、ユーザーアカウント情報格納部2004にユーザーアカウントの情報が登録されているか否かで、初回起動か否かを判定する。ユーザーアカウント情報格納部2004にユーザーアカウントの情報が登録されていなかった場合、すなわち、初回起動である場合(S8002にてYES)、認証管理部2003は、アカウント確認処理(S7001)を開始する。
アカウント確認処理(S7001)の詳細を、図8Bを用いて説明する。アカウント確認処理とは、サーバー・クライアント型アプリケーションにおいて、利用者がすでに他の端末を利用してサービスを利用しているか否かを確認する処理である。情報処理装置1002にて、利用者は初めてアプリケーションを利用するが、その他の端末からサーバー2000のサービスを利用している可能性がある。利用者はすでにサービスを利用済みであれば、アカウントに対する特徴情報はすでに準備されているはずなので、改めて情報処理装置1002でアカウントの特徴設定処理(S7002〜S7007)を行う必要が無くなる。このために、情報処理装置1002を利用している利用者がすでにこのサービスにアカウントを所有しているか否かを確認する処理を行う。
S8101にて、認証管理部2003は、UI制御部2002を介してユーザーアカウントの入力受付を行う。ユーザーアカウントの入力を受け付けた認証管理部2003は、S8102にて、サーバー2000へユーザーアカウントを送信する。S8103にて認証管理部2003は、送信したユーザーアカウントの応答としてアカウント確認結果をサーバー2000から受信し、すでにそのユーザーアカウントが登録済みか否かの情報を取得する。そして、アカウント確認処理を終了する。
認証管理部2003は、アカウント確認処理(S7001)の後、S8003にて、認入力されたユーザーアカウントがサーバー2000の提供するサービスに対して利用が初めてかを確認する。認証管理部2003は、新規アカウントであると判定すると(S8003にてYES)、画像グループ設定処理(S7002)を開始する。
画像グループ設定処理の詳細を、図8Cを用いて説明する。画像グループ設定処理とは、利用者にとって覚えやすいパスワードが設定できるように、利用者が親しみやすい画像のグループの中から認証用画像データを選択できるようにする処理である。
S8201にて認証管理部2003は、UI制御部2002を介して画像グループの設定を行うか否かの確認表示を利用者に対して行う。利用者は、画像グループ設定を行うか否かを決め入力を行う。S8203にて認証管理部2003は、利用者の入力に従って画像グループ設定を行うか否かの判定を行う。画像グループ設定を行う場合(S8202にてYES)、S8204にて認証管理部2003は、認証用画像グループとしてどのような画像グループが利用可能であるかをサーバー2000に確認する。ここでの確認処理は、図7Aで示す画像グループ取得要求(S7103)および画像グループリストの取得(S7104)である。
サーバー2000から認証用画像データのグループとして利用可能な画像グループリストを受信すると、S8204にて認証管理部2003は、UI制御部2002を介して利用者に画像グループリストを表示してグループを選択させる。認証管理部2003は、ここでUIとして図10(c)のような画面を表示する。利用者は画像グループリストから任意の画像グループを選択する。ここでは、ひとつの画像グループを選択しても良いし、また、複数の画像グループを選択してもよい。複数の画像グループを選択した場合には、利用者の画像認証に利用される認証用画像データは、選択を行った複数の画像グループの中からランダムに選択されることになる。
S8205にて認証管理部2003は、利用者により画像グループが一つ以上選択されたか否かを判定する。利用者が画像グループを選択していた場合(S8205にてYES)、S8206にて認証管理部2003は、利用者が選択した画像グループ情報をサーバー2000へ送信する。これは、図7Aにける画像グループ設定情報の送信(S7105)に相当する。認証管理部2003はサーバー2000に画像グループ情報を送信すると、画像グループ設定の処理を終了する。また、利用者が画像グループを選択していない場合(S8205にてNO)、または、利用者が画像グループ設定を行わない場合(S8202にてNO)、画像グループ設定の処理を終了する。
認証管理部2003は、画像グループ設定処理(S7002)を終了すると、色覚異常設定処理(S7003)を開始する。色覚異常設定処理の詳細を、図8Dを用いて説明する。色覚異常設定処理とは、色覚異常などの障害を持つ利用者にとって判別しにくい画像を認証用画像から排除することで画像認証の利便性を向上させるための設定処理である。
S8301にて認証管理部2003は、UI制御部2002を介して色覚異常の設定を行うか否かの確認表示を利用者に対して行う。ここでは例えば図10(b)のようなUI画面を表示する。利用者は色覚異常の設定を行うか否かを決め入力を行う。S8302にて認証管理部2003は、利用者の入力に従い色覚異常設定を行うか否かの判定を行う。色覚異常設定を行う場合(S8302にてYES)、S8303にて認証管理部2003は、色覚異常設定を行うことをサーバー2000へ通知を行う。ここでは認証管理部2003は、対象のアカウントとともに色覚異常設定を有効にする内容の情報を図7Aの色覚異常者用の設定としてサーバー2000へ送信する。これは、図7Aにおける色覚異常者用の設定の送信(S7106)に相当する。認証管理部2003は、色覚異常設定をサーバー2000へ送信完了すると、色覚異常設定処理を終了する。また、色覚異常設定を行わない場合(S8302にてNO)、色覚異常設定処理を終了する。
認証管理部2003は、色覚異常設定処理(S7003)を終了すると、宗教・文化特徴設定処理(S7004)を開始する。宗教・文化特徴設定処理の詳細を、図8Eを用いて説明する。宗教・文化特徴設定処理とは、利用者の信仰している宗教や背景にある文化的特徴により見たくない画像を認証用画像から排除することで画像認証の利便性を向上させるための処理である。
S8401にて認証管理部2003は、ユーザープロパティから利用者が利用する言語を示す言語情報および住んでいる地域を示す住所情報を取得する。ここでのユーザープロパティとは、利用者が利用している情報処理装置1002に設定されている基本的な利用者の個人情報であり、例えば、図10(a)に示すような情報のことを指す。図10(a)においては、ユーザプロパティとして、使用言語、性別、年齢、地域、および表示の際の色調構成の情報が示されている。
認証管理部2003は、取得したユーザープロパティの情報に応じて処理を変える。ユーザープロパティから利用者の言語/住所情報を取得できた場合(S8402にてYES)、S8403にて認証管理部2003は、特徴情報生成部2006が言語/住所情報から宗教・文化に関する特徴情報を生成できるか否かを判定する。宗教・文化特徴情報を生成することができた場合(S8403にてYES)、S8404にて認証管理部2003は、生成した宗教・文化特徴情報をサーバー2000へ送信する。これは、図7Aの特徴設定情報の送信(S7107)に相当する。サーバー2000へ宗教・文化特徴設定情報を送信すると、認証管理部2003は、宗教・文化特徴設定処理を終了する。
宗教・文化特徴情報の生成ができなかった場合(S8404にてNO)、認証管理部2003は、宗教・文化特徴設定処理を終了する。また、ユーザープロパティから言語/住所情報の取得ができなかった場合(S8402にてNO)、S8405にて認証管理部2003は、二次記憶装置1304内にあるユーザーアカウント情報格納部2004にユーザープロパティ情報取得不可フラグを立てる。このフラグの設定が完了すると、認証管理部2003は、宗教・文化特徴情報設定処理を終了する。
認証管理部2003は、宗教・文化特徴設定処理(S7004)を終了すると、年齢特徴設定処理(S7005)を開始する。年齢特徴設定処理の詳細を、図8Fを用いて説明する。年齢特徴設定処理とは、利用者の年齢層に応じた特徴により識別できないものが描かれている画像を認証用画像から排除することで画像認証の利便性をこうじょうさせるための処理である。
S8501にて認証管理部2003は、ユーザープロパティから年齢情報を取得する。認証管理部2003は、取得したユーザープロパティの情報に応じて処理を変える。ユーザープロパティから利用者の年齢情報を取得できた場合(S8502にてYES)、S8302にて認証管理部2003は、年齢情報をそのまま、もしくは年齢層にグループ分けしてサーバー2000へ送信する。これは、図7Aの年齢設定情報の送信(S7108)に相当する。サーバー2000へ年齢情報を送信すると、認証管理部2003は、年齢特徴情報設定処理を終了する。
ユーザープロパティから年齢情報を取得できなかった場合(S8502にてNO)、S8504にて認証管理部2003は、ユーザーアカウント情報格納部2004にユーザープロパティ情報取得不可フラグを立てる。このフラグの設定が完了すると、認証管理部2003は、年齢特徴設定処理を終了する。
認証管理部2003は、年齢特徴設定処理(S7005)を終了すると、ユーザープロパティ取得不可時処理(S7006)を開始する。ユーザープロパティ取得不可時処理の詳細を、図8Gを用いて説明する。ユーザープロパティ取得不可時処理とは、情報処理装置1002を利用しているユーザーがアプリケーションにより勝手にユーザープロパティを参照して個人情報を取得することをアクセス権限で禁じている場合の処理である。上記で説明した画像認証の利便性を向上させるための設定情報が取得できないことを明示的に知らせることで、できる限り多くの利用者に手動にて設定を促すための処理である。
S8601にて認証管理部2003は、ユーザーアカウント情報格納部2004にてユーザープロパティ情報取得不可フラグが設定されているか否かを確認する。ユーザープロパティ情報取得不可フラグが設定されていた場合(S8601にてYES)、S8602にて認証管理部2003は、UI制御部2002を介して利用者に確認メッセージを表示する。確認メッセージとしては、例えば「ユーザープロパティへのアクセスが拒否されました。画像認証にて適さない画像が表示される可能性がありますが、よろしいですか?」というメッセージを表示する。確認メッセージを表示すると、S8603にて認証管理部2003は、利用者が直接ユーザープロパティ情報を入力するか否かユーザーの指示に応じて判定する。
利用者がユーザープロパティ情報を直接設定する場合(S8603にてYES)、S8604にて認証管理部2003は、言語/住所情報や年齢情報を入力するためのUI画面(不図示)を、UI制御部2002を介して利用者へ表示する。S8605にて認証管理部2003は、UI画面を介して利用者の入力を受け付ける。そしてS8606にて認証管理部2003は、利用者から入力された言語/住所情報を元に特徴情報生成部2006を介して宗教・文化特徴情報を生成し、サーバー2000へ宗教・文化特徴情報および年齢特徴情報を送信する。これは図7Aにおける特徴設定情報の送信(S7109)に相当する。サーバー2000への送信が完了すると、認証管理部2003は、ユーザープロパティ取得不可時処理を終了する。
また、ユーザープロパティ情報取得不可フラグが設定されていなかった場合(S8601にてNO)、または、利用者が直接設定しない場合(S8603にてNO)、ユーザープロパティ取得不可時処理を終了する。
認証管理部2003は、ユーザープロパティ取得不可時処理(S7006)を終了すると、パスワードの設定処理(S7007)を開始する。パスワードの設定処理の詳細を、図8Hを用いて説明する。
S8701にて認証管理部2003は、サーバー2000へパスワード設定開始通知を送信する。これは、図7Aのパスワード設定開始通知(S7110)に相当する。この通知を行う理由は、通常の文字列をベースにしたパスワード設定と異なり、画像認証のパスワード設定は、サーバー2000側の認証アプリケーションに登録されているタグ情報から選択する必要があるためである。S8702にて認証管理部2003は、パスワード設定開始通知の応答として、サーバー2000からの利用可能なタグリストを受信する。これは、図7Aの利用可能タグリストの受信(S7111)に相当する。
S8703にて認証管理部2003は、パスワード設定処理の初期化処理(N=0)を行う。次に、S8704にて認証管理部2003は、S8702にてサーバー2000から取得した利用可能タグリストを利用者へ表示する。この時、タグを図10(d)に示すようなUI画面で表示し、利用者からの入力を受け付ける。利用者からタグの選択の完了通知を受け付けた場合(S8705にてYES)、S8706にて認証管理部2003は、認証用パスワードとしてのタグの設定が規定の回数以上(N≧規定値)設定されているか判定を行う。タグの設定が規定の回数以上設定されていない場合(S8706にてNO)、S8708にて認証管理部2003は、利用者に対してタグの設定数が規定数以下であるために完了できないことを通知する。そして、処理はS8704へ戻る。
また、入力された情報が完了通知でない場合(S8705にてNO)、S8709にて認証管理部2003は、利用者からタグの選択を受け付ける。S8710にて認証管理部2003は、Nに1をインクリメントし、N番目のタグとして利用者が選択したタグを一時保管場所であるメモリ上に記憶する。そして、認証管理部2003は、処理をS8704へ戻す。
また、Nの値が規定値以上、つまり利用者の設定したタグの個数が規定値以上になった場合(S8706にてYES)、S8707にて認証管理部2003は、メモリに保管しているN個のタグをユーザーアカウントとともにサーバー2000へ送信する。この処理は、図7Aのパスワード情報送信(S7112)に相当する。認証管理部2003は、サーバー2000にパスワード情報を送信すると、パスワードの設定処理を終了する。
認証管理部2003は、パスワードの設定処理(S7007)を終了すると、図8AのS8004にて、ユーザーアカウント情報格納部2004へユーザーアカウント情報を記録する。これにより、ユーザーアカウントの準備作業は完了し、初回起動の処理が完了したことを記憶する。
そして、認証管理部2003は、認証処理(S7008)を開始する。認証処理の詳細を、図8Iを用いて説明する。認証処理は、サーバー2000のサービスを利用するための認証処理であり、ここでの認証方法は、画像認証を利用する。
S8801にて認証管理部2003は、サーバー2000に対してサーバー認証要求通知を送信する。これは図7Bにおける認証要求(S7113)に相当する。サーバー2000は、この認証要求を受け付けることで認証用画像データの画像決定処理(S7009)を開始する。S8802にて認証管理部2003は、サーバー2000から認証用画像データを受信する。これは、図7Bにおける画像の送付(S7114)に相当する。S8803にて認証管理部2003は、受信した認証用画像データを、UI制御部2002を介して利用者に表示する。そして、認証管理部2003は、利用者から認証用画像に対する入力を受け付ける。
利用者が画像内の場所をタッチやポインタにより座標を指示した場合(S8804にてYES)、S8805にて認証管理部2003は、利用者から受け付けた認証用画像内の座標情報をサーバー2000へ送信する。これは図7Bの座標送付(S7115)に相当する。サーバー2000へ座標情報の送信を完了すると、認証管理部2003は、処理をS8802へ戻す。
利用者から認証用画像内の座標の指示を受けなかった場合(S8804にてNO)、S8806にて認証管理部2003は、利用者から画像のスキップボタン(不図示)の入力を受け付けたか否かを判定する。利用者からスキップボタンの入力を受け付けた場合(S8806にてYES)、S8807にて認証管理部2003は、スキップした旨の情報(以下スキップ情報)をサーバー2000へ送信する。スキップ情報をサーバー2000へ送信完了すると、認証管理部2003は処理をS8802へ戻す。
利用者から画像のスキップボタンの入力を受けなかった場合(S8806にてNO)、S8808にて認証管理部2003は、利用者から認証の終了ボタン(不図示)の入力を受け付けたかを判定する。利用者から認証の終了ボタンの入力を受け付けた場合(S8808にてYES)、S8809にて認証管理部2003は、認証操作が終了した旨の通知(以下、認証終了通知)をサーバー2000へ送信する。これは図7Bの認証終了通知(S7117)に相当する。その後、S8810にて認証管理部2003は、サーバー2000から認証の結果を受け付け、その結果を判定する。サーバー2000から認証失敗の通知を受信した場合(S8810にてNO)、認証管理部2003は、利用者へ認証失敗の通知を行い、処理をS8802へ戻す。サーバー2000から認証成功の通知を受信した場合(S8810にてYES)、認証管理部2003は、利用者へ認証成功の通知を行い、認証処理を終了する。
また、利用者からから終了ボタンの入力を受け付けなかった場合(S8808にてNO)、認証処理を終了する。
認証管理部2003は、認証処理を成功して終了すると、アプリケーション処理(S8005)へと処理を進める。S7008までの処理により認証処理は完了し、これ以降の処理はアプリケーションの制御へとコントロールを受け渡す。
[本実施形態のサーバーの動作例]
次に、本実施形態のサーバー2000の動作例を説明する。図9Aおよび図9Bは、サーバー2000による認証処理のフローチャートであり、情報処理装置1002から認証要求を受け付けてから認証結果を返すまでの処理を示している。図9Aは、認証処理の全体を示している。図9Bは、画像を情報処理装置1002へ送信する際の画像決定処理を示している。このフローチャートは、図3に示すサーバー2000のROM3003、RAM3004、記憶装置3008のいずれかの記憶手段に記憶されたプログラムが、CPU3002により読み出され、実行されることにより実現される。
次に、本実施形態のサーバー2000の動作例を説明する。図9Aおよび図9Bは、サーバー2000による認証処理のフローチャートであり、情報処理装置1002から認証要求を受け付けてから認証結果を返すまでの処理を示している。図9Aは、認証処理の全体を示している。図9Bは、画像を情報処理装置1002へ送信する際の画像決定処理を示している。このフローチャートは、図3に示すサーバー2000のROM3003、RAM3004、記憶装置3008のいずれかの記憶手段に記憶されたプログラムが、CPU3002により読み出され、実行されることにより実現される。
S9001にて、サーバー2000は情報処理装置1002から認証要求を受信する。これは図7Bの認証要求(S7113)に相当する。S9002にて、サーバー認証管理部4002は、認証要求とともに受信したアカウント情報に基づいて特徴情報(画像グループ設定、色覚異常設定、宗教・文化特徴情報、年齢特徴情報など)をユーザーアカウント特徴情報格納部4011から取得する。そして、サーバー認証管理部4002は、取得した特徴情報において画像グループ設定があるか否かを判定する。対象のアカウントに画像グループ設定がある場合(S9002にてYES)、S9003にてサーバー認証管理部4002は、画像データ管理部4030に対して、対象アカウントに設定されている画像グループ設定を提供する。そして、サーバー認証管理部4002は、認証用画像として対象画像グループ内の画像を認証用画像データ格納部4031から取得する。
また、対象アカウントに画像グループ設定がない場合(S9002にてNO)、サーバー認証管理部4002は、グループ設定と関係なく、認証用画像データ格納部4031に保管されているすべての認証用画像データの中から1以上の認証用画像データを取得する。S9003またはS9005にて認証用画像データを取得すると、S9004にてサーバー認証管理部4002は、変数Nの初期化処理(N=0)を行う。そして、サーバー認証管理部4002は、画像決定処理(S7009)を開始する。画像決定処理の詳細を、図9Bを用いて説明する。
S9101にてサーバー認証管理部4002は、認証用画像データ格納部4031から取得した1以上の認証用画像データの中から送信候補となる認証用画像データを1つ取得する。S9102にてサーバー認証管理部4002は、S9002で取得した特徴情報に色覚異常設定があるかを判定する。
色覚異常設定がある場合(S9102にてYES)、S9103にてサーバー認証管理部4002は、色覚異常者用画像フィルタ部4033により送信候補の認証用画像データの色覚情報5113にて色覚異常者への送信を制限されているか否かを判定する。これは、図5(e)の情報を参照することで判定できる。色覚異常者への送信が制限されている場合(S9103にてYES)、S9104にてサーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データを破棄し、処理をS9101へ戻す。また、色覚異常設定がない場合(S9102にてNO)や、送信対象の認証用画像データが色覚異常者への送信を制限されていない場合(S9103にてNO)、サーバー認証管理部4002は処理をS9105へ進める。
S9105にてサーバー認証管理部4002は、S9002にて取得した特徴情報に宗教・文化特徴設定があるか否かを判定する。宗教・文化特徴設定がある場合(S9105にてYES)、S9106にてサーバー認証管理部4002は、特徴情報別画像フィルタ部4032により認証用画像データの宗教・文化対象情報5114やタグデータと、特徴情報の宗教・文化特徴設定とを比較する。認証用画像データの宗教・文化特徴情報については、図5(F)の情報が参照される。その結果、送信を制限する必要があると判定した場合(S9106にてYES)、S9107にてサーバー認証管理部4002は、送信対象となっている認証用画像データを破棄し、処理をS9101へ戻す。
また、宗教・文化特徴設定がない場合(S9105にてNO)、もしくは認証用画像データと取得した特徴情報との比較の結果送信を制限する必要がない場合(S9106にてNO)、サーバー認証管理部4002は処理をS9108へ進める。
S9108にてサーバー認証管理部4002は、S9002にて取得した特徴情報に年齢特徴情報が設定されているか否かを判定する。年齢特徴情報が設定されている場合(S9108にてYES)、S9109にてサーバー認証管理部4002は、特徴情報別画像フィルタ部4032により認証用画像データの対象年齢情報5112とS9002にて取得した年齢設定情報とを比較する。認証用画像データの対象年齢情報については、図5(d)の情報が参照される。その結果、送信を制限する必要がある場合(S9109にてYES)、S9110にてサーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データを破棄し、処理をS9101へ戻す。
また、年齢特徴情報が設定されていない場合(S9108にてNO)、もしくはS9002にて取得した年齢設定情報が認証用画像データの対象年齢情報5301を満たす場合(S9109にてNO)、サーバー認証管理部4002は、処理をS9111へ進める。S9111にてサーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データを正式な送信対象の認証用画像データとして決定する。そして、サーバー認証管理部4002は、画像決定処理を終了する。
図9Aに戻り、画像決定処理(S7009)が終了すると、S9006にてサーバー認証管理部4002は、Nの値を1インクリメントし(N=N+1)、送信対象の認証用画像データを情報処理装置1002へ送信する。これは、図7Bの画像の送付(S7114)に相当する。S9007にてサーバー認証管理部4002は、S9006にて送信した認証用画像内のある場所を示す座標情報を情報処理装置1002から受信したか否かを判定する。なお、情報処理装置1002からサーバー2000への座標情報の送信は、図7Bの座標送付(S7115)に相当する。
座標情報を受信した場合(S9007にてYES)、S9008にてサーバー認証管理部4002は、受信した座標情報と設定されたパスワードとを用いて認証の判定を行う。ここでは、N番目に送信した認証用画像データに対する座標情報に対応するタグと、ユーザーアカウントに対してパスワードとして設定しているタグとが一致していた場合、1の認証用画像に関する画像認証は正しく行われたと判定する。認証が正しく行われた場合(S9008にてYES)、サーバー認証管理部4002は、画像決定処理(S7009)へ戻り、次の認証用画像の送信を行う。
認証が失敗した場合(S9008にてNO)、サーバー認証管理部4002は、処理をS9004へ戻す。
また、情報処理装置1002から認証用画像データに対する座標情報を受信しなかった場合(S9007にてNO)、S9009にてサーバー認証管理部4002は、情報処理装置1002から終了通知を受信したか否かを判定する。なお、情報処理装置1002からサーバー2000への終了通知は、図7Bの認証終了通知(S7117)に相当する。終了通知を受信した場合(S9009にてYES)、S9010にてサーバー認証管理部4002は、利用者が定義したすべてのタグに対して正しく処理されたか否かを確認する。すなわち、利用者が定義したタグ(パスワード)に対応する認証用画像上の座標が全て正しく指定されたか否かを確認する。正しく処理された場合(S9010にてYES)、S9011にてサーバー認証管理部4002は、情報処理装置1002へ認証成功を示す通知を送信する。そして、サーバー認証管理部4002は、本認証処理を終了する。
また、利用者が定義したすべてのタグに対して正しく処理が終了していない場合(S9010にてNO)、サーバー認証管理部4002は処理をS9004へ戻す。また、情報処理装置1002から終了通知を受信していない場合(S9009にてNO)、S9013にてサーバー認証管理部4002は、情報処理装置1002から送信された通知は送信された認証用画像データに対するスキップであると判定する。この場合、情報処理装置1002は、Nの値を1デクリメントし(N=N−1)、画像決定処理(S7009)へ戻し、再度認証用画像の送信を行う。
以上により、画像認証において用いられる認証用画像の中から利用者が見たくない、もしくは判別することのできない画像を排除し、画像認証の利便性を向上させることができる。
<第二の実施例>
第一の実施例では、利用者2001の特徴情報に基づいて、利用者にとって利用しやすい認証用画像データを提供する認証システムについて説明した。第二の実施例では、情報処理装置1002の特徴情報に基づいて、利用者にとって利用しやすい認証用画像データを提供する方法について説明する。
第一の実施例では、利用者2001の特徴情報に基づいて、利用者にとって利用しやすい認証用画像データを提供する認証システムについて説明した。第二の実施例では、情報処理装置1002の特徴情報に基づいて、利用者にとって利用しやすい認証用画像データを提供する方法について説明する。
本実施例における情報処理装置1002の特徴情報には、2つの特徴情報がある。ひとつは、利用者2001が情報処理装置1002を利用する際の外部からの光の強さを特徴情報とする。携帯端末のようにどこでも持ち運べることができる情報処理装置の場合、屋外や寝る前の寝室で利用できる。このような装置においては、外部からの光の影響により、画像の構成によっては見難くなることがある。この場合、認証用画像データでコントラストが強く、明るい画像が用いられることで、利用者は認証用画像の内容を判別しやすくなり、画像認証システムの利便性が向上する。
もう一つは、利用者2001が利用する情報処理装置1002の表示デバイスの画面解像度を特徴情報とする。情報処理装置1002が携帯端末である場合、表示デバイスの画面の大きさにおいて様々な種類が存在する。ここで、画面解像度の小さい表示デバイスに対して、大きな解像度の画像データを表示させると、縮尺が調整され画像データは小さくなってしまう。画像データが小さくなることで、タグ情報の関連性を持っている場所の領域自体が表示デバイス上においては縮小されてしまい、利用者2001が領域内の座標を指示しにくくなる。このように利用者がタグの座標を指示するのに困難なほど画像が縮小されてしまう場合、このような画像を認証用画像として用いないように制限することが必要となる。
上記2つの特徴情報を利用した画像データの制限方法を図11、図12A、および図12Bを用いて説明する。ここでは、第一の実施例との差分のみを説明する。図11は、情報処理装置1002の認証処理であり、第一の実施例にて述べた図8Iの処理に対応する。S11001にて、認証管理部2003は、情報処理装置1002の周囲の明るさをセンサー(不図示)から取得する。S11002にて、認証管理部2003は、取得した情報処理装置1002の周りの明るさ情報と表示デバイスの解像度情報を、認証要求とともにサーバー2000へ送信する。以降の処理(S11003〜S11011)は、図8IのS8802〜S8810の認証処理と同じである。
また、サーバー2000側の処理としては、図12AのS12001にて、情報処理装置1002から、情報処理装置1002の周りの明るさ情報と表示デバイスの解像度情報と共に認証要求を受信する。以降の処理(S12002〜S12011)は、画像決定処理(S12100)を除き、図9AのS9002〜S9011の処理と同様である。
画像決定処理(S12100)において、S1201〜S12110は、図9BのS9101〜S9110と同様である。S12118の前のステップにて、サーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データを利用者2001の年齢特徴情報から制限すべきかを判定する。年齢特徴情報から制限を行わない場合(S12108もしくはS12109にてNO)、S12111にてサーバー認証管理部4002は、情報処理装置1002の周りの明るさ情報を取得しているか判定する。
周りの明るさ情報を受信している場合(S12111にてYES)、S12112にてサーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データが情報処理装置1002の明るさの中でも十分に判別可能なコントラストの強さと明るさを有するか否かを判定する。ここでの判定は例えば、取得した明るさ情報に対して適切な認証用画像を提供するための閾値や範囲等の情報を認証用画像データの属性情報として予め保持し、周りの明るさ情報と比較することで判定することが可能である。
十分なコントラストと明るさを有していない場合(S12112にてNO)、S12114にてサーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データを破棄し、処理をS12101へ戻す。
十分なコントラストと明るさを有している場合(S12112にてYES)、もしくは、明るさ情報を受信していない場合(S12111にてNO)、サーバー認証管理部4002は、処理をS12114へ進める。S12114にてサーバー認証管理部4002は、情報処理装置1002の表示デバイスの解像度情報(表示デバイスの画面解像度)を取得しているか否かを判定する。解像度情報を取得している場合(S12114にてYES)、S12115にてサーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データが表示デバイス上で縮小された際に画像認証には適していない状態に縮小されないか否かを判定する。
ここでの判定は例えば、表示デバイスの画面解像度と画像データの解像度とから情報処理装置1002にて表示される状態を算出するための算出式を定義しておき、その算出結果と閾値との比較により行ってもよい。もしくは適切な表示デバイスの画面解像度の範囲を属性情報として画像に対応付けて保持し、この属性情報と取得した表示デバイスの情報とを比較して判定してもよい。
画像認証に適していないサイズに縮小される場合(S12115にてNO)、S12116にてサーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データを破棄し、処理をS12101へ戻す。
認証用画像データが縮小された場合でも画像認証に用いることが可能である場合(S12115にてYES)、もしくは、表示デバイスの情報を受信していない場合(S12114にてNO)、サーバー認証管理部4002は、処理をS12117へ進める。S12117にてサーバー認証管理部4002は、送信候補の認証用画像データを正式な送信対象の認証用画像データとして決定する。そして、サーバー認証管理部4002は、画像決定処理を終了する。
<その他の実施例>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (11)
- 画像を用いた認証処理を行う認証システムであって、
画像と、当該画像を認証処理にて利用する際の条件が定義された属性情報とを保持する保持手段と、
認証処理を行うユーザーのプロパティ情報を取得する取得手段と、
ユーザーの認証を行う際に、前記保持手段が保持する画像の中から、当該ユーザーのプロパティ情報が属性情報の条件を満たす画像を選択する選択手段と、
前記選択手段にて選択された画像を用いて認証処理を行う認証手段と
を有する特徴とする認証システム。 - 前記プロパティ情報に含まれる情報から新たな情報を予測する予測手段を更に有し、
前記選択手段は更に、前記予測手段にて予測された新たな情報を用いて画像を選択することを特徴とする請求項1に記載の認証システム。 - 前記プロパティ情報は、使用言語、住所、性別、および年齢の少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の認証システム。
- 前記予測手段は、使用言語と住所の情報から、ユーザーの宗教および文化に関する情報を予測することを特徴とする請求項2または3に記載の認証システム。
- 前記取得手段が記憶部からユーザーのプロパティ情報を取得できない場合、当該ユーザーからプロパティ情報の入力を受け付ける入力手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の認証システム。
- ユーザーのプロパティ情報として、色覚異常に係る情報の入力を受け付ける手段を更に有し、
前記属性情報は、対応する画像が色覚異常において判別しにくい特徴を有するか否かの情報が定義され、
前記選択手段は、前記色覚異常に係る情報の入力を受け付けた場合、前記属性情報にて色覚異常において判別しにくい特徴を有する旨が定義された画像を選択しないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の認証システム。 - 前記保持手段は、画像に含まれる内容に応じて当該画像をグループに分類して保持し、
当該認証システムは、ユーザーからグループの選択を受け付ける手段を更に有し、
前記選択手段は、ユーザーの認証を行う際に、当該ユーザーが選択したグループに含まれる画像の中から認証処理にて用いる画像を選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の認証システム。 - 認証処理の際に画像を表示する表示部の周囲の明るさの情報を取得する手段を更に有し、
前記属性情報は、対応する画像が判別しやすい明るさの範囲に係る情報が定義され、
前記選択手段は、前記周囲の明るさの情報を取得した場合、当該取得した周囲の明るさが前記明るさの範囲に含まれる画像を選択することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の認証システム。 - 認証処理にて画像を表示する表示部の画面解像度の情報を取得する手段を更に有し、
前記属性情報は、対応する画像が判別しやすい前記表示部の画面解像度の範囲に係る情報が定義され、
前記選択手段は、前記画面解像度の情報を取得した場合、当該取得した画面解像度が前記画面解像度の範囲に含まれる画像を選択することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の認証システム。 - 画像と当該画像を認証処理にて利用する際の条件が定義された属性情報とを保持する保持手段を備え、画像を用いて認証処理を行う認証システムにおける認証方法であって、
認証処理を行うユーザーのプロパティ情報を取得する取得工程と、
ユーザーの認証を行う際に、前記保持手段が保持する画像の中から、当該ユーザーのプロパティ情報が属性情報の条件を満たす画像を選択する選択工程と、
前記選択工程にて選択された画像を用いて認証処理を行う認証工程と
を有する特徴とする認証方法。 - コンピュータを、
画像と、当該画像を認証処理にて利用する際の条件が定義された属性情報とを保持する保持手段、
認証処理を行うユーザーのプロパティ情報を取得する取得手段、
ユーザーの認証を行う際に、前記保持手段が保持する画像の中から、当該ユーザーのプロパティ情報が属性情報の条件を満たす画像を選択する選択手段、
前記選択手段にて選択された画像を用いて認証処理を行う認証手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012270707A JP2014115910A (ja) | 2012-12-11 | 2012-12-11 | 認証システム、認証方法、およびプログラム |
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Cited By (2)
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KR20210000087A (ko) * | 2019-06-24 | 2021-01-04 | 넷마블 주식회사 | 본인 인증 방법 및 장치 |
WO2022091325A1 (ja) * | 2020-10-30 | 2022-05-05 | 富士通株式会社 | 認証方法、制御方法、情報処理装置、及び認証プログラム |
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2012
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