JP2014115817A - 座席集約装置、座席集約方法および座席集約プログラム - Google Patents

座席集約装置、座席集約方法および座席集約プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力使用量を削減することを課題とする。
【解決手段】座席集約装置は、各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集する収集部と、前記収集部によって収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を算出する算出部と、前記算出部によって算出された機器の稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する集約判定部と、前記集約判定部によってエリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができると判定された場合には、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する出力部と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、座席集約装置、座席集約方法および座席集約プログラムに関する。
近年、大学や高等学校などの教育機関には、IT(Information Technology)社会に対応した人材を育成するために、学生が気軽にPC(Personal Computer)を利用できる様な大規模な教室が設置されている。また、企業においても、社員が自由に仕事を行う座席を選べるフリーアドレスのオフィスを導入している企業が増加している。
このような教室やオフィスでは、エリア内の全てのPCが利用されている場合もあるが、全体の一部のPCしか利用されていない場合も多い。例えば、フリーアドレスのオフィスを導入する企業において、外回りの営業が多いオフィスでは、座席数に対して一部の座席しか利用されていない場合が多々ある。
特開2009−86887号公報 特開2009−93614号公報 特開2010−79585号公報 特開2005−4386号公報
しかしながら、教室やオフィスで一部の座席しか利用されていない場合であっても、部屋全体に対して照明や空調が使用されている場合が多く、部屋に在席する人数に対して必要以上の電力が使用されることとなり、電力使用量が多くなってしまうという課題があった。
そこで、本開示の技術は、上述した従来技術の問題に鑑みて、電力使用量を削減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示の装置は、各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集する収集部と、前記収集部によって収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を算出する算出部と、前記算出部によって算出された機器の稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する集約判定部と、前記集約判定部によってエリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができると判定された場合には、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する出力部と、を有する。
開示の装置は、電力使用量を削減することができる。
図1は、実施例1に係る座席集約システムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施例1に係る座席集約装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施例1に係る電源供給監視装置の構成を示すブロック図である。 図4は、稼働台数記憶部により記憶されるテーブルの例を示す図である。 図5は、フロア情報記憶部により記憶されるテーブルの例を示す図である。 図6は、集約結果記憶部により記憶されるテーブルの例を示す図である。 図7は、集約処理の一例を説明するための図である。 図8は、集約処理による省電力化を説明するための図である。 図9は、実施例1に係る座席集約装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図10は、実施例1に係る座席集約装置の稼働台数算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図11は、実施例1に係る座席集約装置のPC稼働台数算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図12は、実施例1に係る座席集約装置の集約エリア算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図13は、実施例1に係る座席集約装置の集約判断処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図14は、実施例1に係る座席集約装置の集約通知処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図15は、実施例1に係る座席集約装置の電気機器制御処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図16は、実施例2に係る座席集約装置の構成を示すブロック図である。 図17は、利用履歴記憶部により記憶されるテーブルの例を示す図である。 図18は、集約処理の一例を説明するための図である。 図19は、実施例2に係る座席集約装置の集約エリア算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図20は、座席集約プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に添付図面を参照して、本願の開示する座席集約装置、座席集約方法および座席集約プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、本願の開示する座席集約装置、座席集約方法および座席集約プログラムは、以下の実施例により限定されるものではない。
以下の実施例では、実施例1に係る、座席集約システムの構成、座先集約装置の構成および座席集約装置の処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[座席集約システムの構成]
最初に、図1を用いて、座席集約装置10を含む座席集約システム100の構成を説明する。図1は、実施例1に係る座席集約システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、座席集約システム100は、座席集約装置10、電源供給監視装置20、PC(Personal Computer)端末30、各種電気機器40を有する。また、座席集約装置10、電源供給監視装置20およびPC端末30は、ネットワーク50を介して相互に接続されている。また、電源供給監視装置20は、PC端末30および各種電気機器40に接続される。
座席集約装置10は、電力供給監視装置20から各機器への電力供給量(電力使用量)を取得し、取得した電力供給量を利用して、座席を集約する処理を行う。なお、座席集約装置10の構成および処理については、後に図2等を用いて詳述する。
電源供給監視装置20は、接続されたPC端末30や各種電気機器40への電力供給量を計測し、計測した電力供給量を座席集約装置10に送信する。なお、電源供給監視装置20とは、スマートコンセントなどの電力使用量を計測できる装置である。例えば、エリアの座席のコンセントにスマートコンセントを利用することで、コンセントに接続されたPC端末30等の消費電力をリアルタイムに1W(ワット)単位で観測できる。なお、図1では、電源供給監視装置20が一台の例を記載しているが、電源供給監視装置20が複数であってもよく、例えば、各PC端末30、各種電気機器40それぞれに対して一台ずつ設けるようにしてもよい。
複数のPC端末30は、複数のエリア(例えば、教室やオフィス)にそれぞれ設けられており、電源供給監視装置20により電力供給量が監視されている。例えば、図8の例では、PC端末30(以下、単にPCという)は、4つのエリアに12台ずつ設置され、全エリアで48台が設置されている。なお、PC端末30は、電源が投入された状態で電力を使用するが、電源が切断された状態であっても電力(待機電力)を使用するものとする。また、以下の例では、電源が投入された状態で使用される電力は、20ワット以上であり、電源が切断された状態で使用される待機電力は、20ワット未満であるものとする。
各種電気機器40とは、電灯41、複合機42、空調設備43、電子黒板44などの電気機器であり、複数のエリアにそれぞれ設けられており、電源供給監視装置20により電力供給量が監視されている。ここで、各種電気機器40とは、主に、エリア内に利用者がいた場合に、電源が投入され、エリア内に利用者がいない場合には、電源が切断される電気機器である。
[座席集約システムの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した座席集約装置10の構成を説明する。図2は、実施例2に係る座席集約装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、座席集約装置10は、稼働台数記憶部11、フロア情報記憶部12、集約結果記憶部13、使用電力収集部14、稼働台数算出部15、台数判定部16、集約判定部17、集約通知部18、および、電源制御部19を有する。以下にこれらの各部の処理を説明する。
稼働台数記憶部11は、時間帯ごとにエリア単位、稼働PC台数を記憶する。具体的には、稼働台数記憶部11は、図4に例示するように、エリア1〜4と、エリア1〜4のいずれかに属するPC−1〜PC−12と、7:00〜19:55における各PC端末(PC−1〜PC−12)の電力使用量と、各時間帯における全エリアにおける機器の稼働台数とを記憶する。例えば、エリア1に設置されたPC−1は、11:00の電力使用量が50.1ワットである。また、例えば、11:00の時点では、エリア1のPC−1、PC−2、PC−3、エリア2のPC−6、エリア3のPC−7、PC−8、エリア4のPC−11が稼働しており、稼働台数が「7台」となる。
フロア情報記憶部12は、エリアごとの電力機器一覧と、各電力機器の電力使用量を記憶する。具体的には、フロア情報記憶部12は、図5の(a)に示すように、各エリアの「設置機器」について、電力機器の定常の使用電力量である「定常値」、起動する時に使用する電力量である「立ち上げ」、シャットダウンする時に使用する電力量である「シャットダウン」を記憶する。例えば、エリア1に設置された照明−1の定常値は、「40」ワットであり、エリア1に設置された空調−1の定常値は、「120」ワットである。また、エリア1に設置されたPC−1の起動する時に使用する電力量が「7」ワットであり、シャットダウンする時に使用する電力量が「2」ワットである。
また、フロア情報記憶部12は、図5の(b)に示すように、各エリアが集約可であるか集約不可であるかを示すエリア集約可否情報を記憶する。例えば、図5の(b)に例示するように、エリア1〜4は、集約が「可」であるが、エリア5については、集約が「不可」である。集約が不可であるエリアとは、電力機器の電源を落とせないエリアまたは電力機器の利用者を移動させたくないエリアであり、例えば、実験を行う教室や、総務が使用するオフィスなどである。
集約結果記憶部13は、集約前のエリアごとに稼働しているPCの台数と、集約後のエリアごとに稼働予定のPCの台数とを記憶する。具体的には、集約結果記憶部13は、図6に示すように、集約前のエリアごとに稼働しているPCの台数および電力量、集約後のエリアごとに稼働予定のPCの台数および電力量、集約を行った場合に削減される照明の台数および削減される電力量、集約を行った場合に削減される空調の台数および削減される電力量、集約を行った場合に予想される削減される全体の電力量、および、後述する集約判断処理(図13等参照)において集約を行うと判断したか否かを示す集約判断を記憶する。
例えば、図6の例では、集約結果記憶部13は、集約前では、エリア1で6台、エリア2で3台、エリア3で1台、エリア4で2台稼働しており、集約後では、エリア1のみで12台稼働する予定であることが記憶されている。また、図6の例では、集約結果記憶部13は、エリア1に稼働するPCが集約された結果、エリア2〜4のPC台数が0台となり、エリア2〜4にそれぞれ1台ずつ設置された計3台の照明機器と空調設備の使用電力が削減される予定であり、それぞれ「120」ワット、「420」ワットの使用電力が削減される予定であることが記憶されている。また、削減される使用電力の値が「486」ワットであり、集約判断が「良」、すなわち集約判断処理において集約を行うと判断されたことが記憶されている。
なお、上記した稼働台数記憶部11、フロア情報記憶部12、および、集約結果記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
使用電力収集部14は、各エリアに設置された各PCの電力使用量を収集する。具体的には、使用電力収集部14は、1時間間隔で、各エリアに設置された各PCの電力使用量を収集する。また、使用電力収集部14は、後述する台数判定部16によって現在のPCの稼働台数が前回のPCの稼働台数よりも少ないと判定された場合には、5分間隔で、各エリアに設置された各PCの電力使用量を収集する。
稼働台数算出部15は、使用電力収集部14によって収集された各PCの電力使用量を用いて、当該各PCが稼働しているか否かを判別し、全エリアにおけるPCの稼働台数を算出する。具体的には、稼働台数算出部15は、使用電力収集部14によって収集された各PCの電力使用量が所定の閾値(例えば20ワット)以上であるか判定し、PCの電力使用量が20ワット以上である場合に、当該各PCが稼働していると判別する。そして、PCの電力使用量が20ワット以上であるPCの台数をカウントする。また、稼働台数算出部15は、使用電力収集部14が5分間隔で各PCの電力使用量を収集している場合には、各PCが稼働しているか否かを判別し、全エリアにおけるPCの稼働台数を5分間隔ごとに算出し、1時間間隔内における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値を算出する。
台数判定部16は、稼働台数算出部15によって算出された現在のPCの稼働台数と、前回のPCの稼働台数とを比較し、現在のPCの稼働台数が前回のPCの稼働台数よりも少ないか否かを判定する。また、台数判定部16は、稼働台数算出部15によって1時間間隔内における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値が算出された場合には、稼働台数算出部15によって算出された平均値と前回のPCの稼働台数とを比較し、PCの稼働台数の平均値が前回のPCの稼働台数よりも少ないか否かを判定する。
集約判定部17は、台数判定部16によって現在のPCの稼働台数が前回のPCの稼働台数よりも少ないと判定された際には、稼働台数算出部15によって算出されたPCの稼働台数と、各エリア内におけるPCの設置台数とに基づいて、稼働するPCを特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。
具体的には、集約判定部17は、稼働台数算出部15によって算出されたエリア内の全てのPCの稼働台数から、優先順位が高いエリアのPCの設置台数を順次減算するとともに、当該エリアのPCの設置台数を当該エリアの集約後の稼働予定のPCの台数として集約結果記憶部13に順次記憶させ、集約結果記憶部13に記憶された集約後のエリアごとに稼働予定のPCの台数から、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。ここで、優先順位とは、PCを優先的に集約させるエリアの順位であり、予め設定するようにしてもよいし、毎回設定するようにしてもよい。
そして、集約判定部17は、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができたと判定した場合に、エリアのPCを特定のエリアに集約させたことにより削減できる電力がエリアのPCを特定のエリアに集約させるのに必要な電力よりも大きいか判定する。
集約通知部18は、集約判定部17によってエリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができたと判定した場合には、稼働するPCを特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する。具体的には、集約通知部18は、集約判定部17によってエリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができたと判定され、且つ、エリアのPCを特定のエリアに集約させたことにより削減できる電力がエリアのPCを特定のエリアに集約させるのに必要な電力よりも大きいと判定された場合には、集約結果記憶部13に記憶された集約後のエリアごとに稼働予定のPCの台数に従って、PCの利用者にエリアを移動する旨の指示を出力する。
電源制御部19は、集約判定部17によってエリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができたと判定した場合には、集約により全てのPCが稼働していないエリアの電気機器の電源を切断し、集約先のエリアの電気機器の電源を投入する。
ここで、図7の例を用いて、座席集約装置10が実行する集約処理について説明する。図7は、集約処理の一例を説明するための図である。図7に例示するように、座席集約装置10は、7:00から処理を開始し、一時間間隔で全エリアにおけるPCの稼働を算出する。そして、座席集約装置10は、現在のPCの稼働台数と、前回のPCの稼働台数とを比較し、現在のPCの稼働台数が前回のPCの稼働台数よりも少ないか否かを判定する。図7の例では、座席集約装置10は、12:00におけるPCの稼働台数「4」が、11:00におけるPCの稼働台数「7」よりも少ないと判定する。ここで、座席集約装置10は、12:00〜12:55までの間、5分間隔で全エリアにおけるPCの稼働台数を算出し、12:00〜12:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値を算出する。
そして、座席集約装置10は、12:00〜12:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値と11:00におけるPCの稼働台数とを比較し、12:00〜12:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数が11:00におけるPCの稼働台数よりも少ないか否かを判定する。図7の例では、12:00〜12:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値「9.0」であり、11:00におけるPCの稼働台数「7」よりも多いので、集約処理を行わない。
続いて、座席集約装置10は、同様に、14:00におけるPCの稼働台数「10」が、13:00におけるPCの稼働台数「12」よりも少ないと判定する。このため、座席集約装置10は、14:00〜14:55までの間、5分間隔で全エリアにおけるPCの稼働台数を算出し、14:00〜14:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値を算出する。そして、座席集約装置10は、14:00〜14:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値と13:00におけるPCの稼働台数とを比較する。図7の例では、14:00〜14:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値「10.6」であり、13:00におけるPCの稼働台数「12」よりも少ない。
この場合には、座席集約装置10は、稼働するPCを特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。図7の例では、14:55の時点で11台が稼働しており、稼働するPCを特定のエリアに集約させても、エリア1〜4のいずれもPCを稼働していないエリアにすることができないので、集約可能エリアなしとして、集約処理を行わない。
続いて、座席集約装置10は、同様に、16:00におけるPCの稼働台数「7」が、15:00におけるPCの稼働台数「10」よりも少ないと判定する。このため、座席集約装置10は、16:00〜16:55までの間、5分間隔で全エリアにおけるPCの稼働台数を算出し、16:00〜16:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値を算出する。そして、座席集約装置10は、16:00〜16:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値と15:00におけるPCの稼働台数とを比較する。図7の例では、16:00〜16:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値「9.3」であり、15:00におけるPCの稼働台数「10」よりも少ない。
この場合には、座席集約装置10は、稼働するPCを特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。図7の例では、16:55の時点で11台が稼働しており、稼働するPCを特定のエリアに集約させても、エリア1〜4のいずれもPCを稼働していないエリアにすることができないので、集約可能エリアなしとして、集約処理を行わない。
続いて、座席集約装置10は、同様に、19:00におけるPCの稼働台数「5」が、18:00におけるPCの稼働台数「11」よりも少ないと判定する。このため、座席集約装置10は、19:00〜19:55までの間、5分間隔で全エリアにおけるPCの稼働台数を算出し、19:00〜19:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値を算出する。そして、座席集約装置10は、19:00〜19:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値と18:00におけるPCの稼働台数とを比較する。図7の例では、19:00〜19:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値「5.0」であり、18:00におけるPCの稼働台数「11」よりも少ない。
この場合には、座席集約装置10は、稼働するPCを特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。図7の例では、19:55の時点で5台が稼働しており、稼働するPCを特定のエリアに集約させて、PCが稼働していないエリアにすることができるので、エリア3、4に稼働するPCを集約させる処理を行う。ここでは、エリア1の稼働台数が0台、エリア2の稼働台数が1台、エリア3の稼働台数が2台、エリア4の稼働台数が2台であり、稼働台数が多いエリアに優先的に稼働するPCを集約させて、利用者の移動を少なくするため、エリア2の利用者をエリア3に移動させて、集約処理を行う。
このように、エリア2の利用者をエリア3に移動させて、エリア3、4に稼働するPCを集約させるので、エリア2の空調設備および照明の電源をオフにすることができ、電力使用量を削減することが可能となる。
ここで、図8を用いて、稼働するPCを集約させることによる省電力化について説明する。図8は、集約処理による省電力化を説明するための図である。図8の例では、エリア1〜4には、12台ずつPCが設置され、さらに空調設備および照明が設けられている。そして、集約前においては、エリア1のPC稼働台数が6台、エリア2のPC稼働台数が3台、エリア3のPC稼働台数が1台、エリア4のPC稼働台数が2台である。
図8の例では、全エリアのPC稼働台数である12台をエリア1に集約させ、エリア2〜4のPC稼働台数を0台にする。エリア2〜4のPC稼働台数を0台にすることで、エリア2〜4のPCの電源をオフにすることができるとともに、エリア2〜4の空調設備および照明の電源をオフにすることができる結果、電力使用量を削減することが可能となる。
ここで、図3を用いて、電源供給監視装置20の構成について簡単に説明する。図3は、実施例1に係る電源供給監視装置の構成を示すブロック図である。図3に示すように、電源供給監視装置20は、電力供給部21、電力供給制御部22、消費電力計測部23、および消費電力通知部24を有する。
電力供給部21は、接続されるPCなどの各電気機器に電力を供給する。電力供給制御部22は、接続されるPCなどの各電気機器への電力供給または電力供給の停止を制御する。消費電力計測部23は、接続される各電気機器へ供給されている電力量を計測する。消費電力通知部24は、接続される各電気機器に供給された電力量を座席集約装置10へ通知する。
[座席集約装置による処理]
次に、図9〜図15を用いて、実施例1に係る座席集約装置10による処理を説明する。図9は、実施例1に係る座席集約装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。図10は、実施例1に係る座席集約装置の稼働台数算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。図11は、実施例1に係る座席集約装置のPC稼働台数算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。図12は、実施例1に係る座席集約装置の集約エリア算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。図13は、実施例1に係る座席集約装置の集約判断処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。図14は、実施例1に係る座席集約装置の集約通知処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。図15は、実施例1に係る座席集約装置の電気機器制御処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、座席集約装置10は、座席集約処理開始の指示をユーザから受け付けると(ステップS101肯定)、各エリアに設置されたPCの稼働台数を算出する稼働台数算出処理(後述する図10参照)を行う(ステップS102)。
そして、座席集約装置10は、集約を行うか否かを判定する集約エリア算出処理(後述の図12参照)を行い(ステップS103)、集約を行わないと判定した場合には(ステップS104肯定)、ステップS102に戻って処理を繰り返す。
また、座席集約装置10は、集約を行うと判定した場合には(ステップS104否定)、集約を行う旨の指示を通知する集約通知処理(後述する図14参照)を行い(ステップS105)、電気機器の電源のオン、オフを制御する電気機器制御処理(後述する図15参照)を行い、処理を終了する。
次に、図10を用いて、実施例1に係る座席集約装置の稼働台数算出処理の処理手順を説明する。図10に示すように、座席集約装置10は、前回の稼働台数を算出する処理から1時間経過したか判定する(ステップS201)。そして、座席集約装置10は、前回の稼働台数を算出する処理から1時間経過した場合には(ステップS201肯定)、エリアに設置されたPCの稼働台数を算出するPC稼働台数算出処理(後述する図11を参照)を行う(ステップS202)。
そして、座席集約装置10は、前時間の稼働台数が現在の稼働台数よりも多いか判定し(ステップS203)、前時間の稼働台数が現在の稼働台数よりも少ない場合には(ステップ203否定)、ステップS201に戻る。また、座席集約装置10は、前時間の稼働台数が現在の稼働台数よりも多い場合には(ステップS203肯定)、前回の稼働台数算出処理から5分経過したか判定する(ステップS204)。そして、座席集約装置10は、前回の稼働台数算出処理から5分経過していない場合には(ステップS204否定)、ステップS204の処理を繰り返す。
また、座席集約装置10は、前回の稼働台数算出処理から5分経過した場合には(ステップS204肯定)、エリアに設置されたPCの稼働台数を算出するPC稼働台数算出処理(後述する図11を参照)を行う(ステップS205)。そして、座席集約装置10は、1時間分のPC稼働データを収集したか判定し(ステップS206)、1時間分のPC稼働データを収集していない場合には(ステップS206否定)、ステップS204に戻る。また、座席集約装置10は、1時間分のPC稼働データを収集した場合には(ステップS206肯定)、前時間の稼働台数が5分単位の平均稼働台数よりも多いか判定する(ステップS207)。この結果、座席集約装置10は、前時間の稼働台数が5分単位の平均稼働台数よりも少ない場合(ステップS207否定)、ステップS201に戻る。
また、座席集約装置10は、前時間の稼働台数が5分単位の平均稼働台数よりも多い場合には(ステップS207肯定)、集約を行うか否かを判断する集約エリア判断処理(後述する図12参照)を行い(ステップS208)、処理を終了する。
次に、図11を用いて、実施例1に係る座席集約装置10のPC稼働台数算出処理の処理手順を説明する。図11に示すように、座席集約装置10は、電源供給監視装置20からある一台のPCの電力使用量を取得し(ステップS301)、PCの電力使用量を稼働台数記憶部11に保持させる(ステップS302)。
そして、座席集約装置10は、PCの電力使用量が待機電力(例えば、20ワット)よりも大きいか判定し(ステップS303)、PCの電力使用量が待機電力よりも大きくないと判定した場合には(ステップS303否定)、ステップS301に戻る。また、座席集約装置10は、PCの電力使用量が待機電力よりも大いと判定した場合には(ステップS303肯定)、稼働台数を1だけ加算し(ステップS304)、エリアのPCの稼働状況を全て確認したか判定する(ステップS305)。この結果、座席集約装置10は、エリアのPCの稼働状況を全て確認していない場合には(ステップS305否定)、ステップS301に戻って、別のPCの電力使用量を取得して、上記の処理を繰り返す。
また、座席集約装置10は、エリアのPCの稼働状況を全て確認した場合には(ステップS305肯定)、エリアのPC稼働台数を稼働台数記憶部11に保持させる(ステップS306)。そして、座席集約装置10は、全てのエリアについてPCの稼働状況を確認したかを判定し(ステップS307)、全てのエリアについてPCの稼働状況を確認していない場合には(ステップS307否定)、ステップS301に戻って、別のエリアのPCの電力使用量を取得して、上記の処理を繰り返す。また、座席集約装置10は、全てのエリアについてPCの稼働状況を確認した場合には(ステップS307肯定)、処理を終了する。
次に、図12を用いて、実施例1に係る座席集約装置の集約エリア算出処理の処理手順を説明する。図12に示すように、座席集約装置10は、現在のPC稼働台数(N)を稼働台数記憶部11より取得し(ステップS401)、フロア情報記憶部12よりあるエリアに設置されたPC台数を取得する(ステップS402)。ここで、どのエリアから順にPC台数を取得するかは任意に設定することができるが、例えば、稼働台数が多いエリアから順にPC台数を取得するようにしてもよい。
そして、座席集約装置10は、現在のPC稼働台数(N)よりもエリアに設置されたPCの台数であるエリアPC台数の方が大きいか判定する(ステップS403)。この結果、現在のPC稼働台数(N)よりもエリアPC台数の方が大きくないと判定した場合には(ステップS403否定)、集約結果記憶部13に集約後のエリアで利用される台数としてエリアPC台数を記録する(ステップS404)。そして、座席集約装置10は、NからエリアPC台数を減算した値をNとし(ステップS405)、ステップS402に戻り、上記の処理を繰り返す。
また、座席集約装置10は、現在のPC稼働台数(N)よりもエリアPC台数の方が大きいと判定した場合には(ステップS403肯定)、集約結果記憶部13にエリア利用台数としてNを記録する(ステップS406)。そして、座席集約装置10は、PC利用台数が1以上のエリア数が集約前よりも集約後の方が少ないか判定し(ステップS407)、すなわち、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができたか判定する。この結果、座席集約装置10は、PC利用台数が1以上のエリア数が集約前よりも集約後の方が少ない場合には(ステップS407肯定)、集約を行うか否かの判断を行う集約判断処理(後述する図13参照)を行い(ステップS408)、処理を終了する。また、座席集約装置10は、PC利用台数が1以上のエリア数が集約前よりも集約後の方が少なくない場合には(ステップS407否定)、集約を行わないと判定し(ステップS409)、処理を終了する。
次に、図13を用いて、実施例1に係る座席集約装置の集約判断処理の処理手順を説明する。図13に示すように、座席集約装置10は、集約結果記憶部13より非集約エリアを取得する(ステップS501)。ここで非集約エリアとは、集約前のPC稼働台数が1台以上であって、集約後のPC稼働台数が0台であるエリアである。
そして、座席集約装置10は、稼働台数記憶部11より非集約エリアの稼働PC情報を取得し(ステップS502)、フロア情報記憶部12より非集約エリアの稼働PCのシャットダウン電力の合計Cを取得する(ステップS503)。
続いて、座席集約装置10は、フロア情報記憶部12より非集約エリアの電気機器電力の合計Dを取得する(ステップS504)。そして、座席集約装置10は、集約結果記憶部13より、集約エリアを取得し(ステップS505)、稼働台数記憶部11より稼働エリアの非稼働PC情報を取得する(ステップS506)。
そして、座席集約装置10は、フロア情報記憶部12より集約エリアの非稼働PCの起動電力の合計Eを取得する(ステップS507)。つまり、想定される集約エリアでの稼働台数Nから集約前の集約エリアでの稼働台数Bを引いた台数が集約エリアで新たに起動されるPCの台数となり、集約エリアで新たに起動されるPCの起動電力の合計Eを取得する。
続いて、座席集約装置10は、集約により削減される削減電力Dが集約するために必要な電力である集約コスト電力C+Eよりも大きいか判定し(ステップS508)、集約により削減される削減電力Dが集約するために必要な電力である集約コスト電力C+Eよりも大きい場合には(ステップS508肯定)、集約を行うと判定し(ステップS509)、集約により削減される削減電力Dが集約するために必要な電力である集約コスト電力C+Eよりも大きくない場合には(ステップS508否定)、集約を行わないと判定して(ステップS510)、処理を終了する。
次に、図14を用いて、実施例1に係る座席集約装置10の集約通知処理の処理手順を説明する。図14に示すように、座席集約装置10は、集約結果記憶部13より非集約エリアと集約エリアを取得し(ステップS601)、稼働台数記憶部11より非集約エリアの稼働PC情報を取得する(ステップS602)。そして、座席集約装置10は、集約通知部18より非集約エリアの稼働PCに集約エリアへの移動を促すメッセージを表示する(ステップS603)。
次に、図15を用いて、実施例1に係る座席集約装置の電気機器制御処理の処理手順を説明する。図15に示すように、座席集約装置10は、集約結果記憶部13より非集約エリアを取得し(ステップS701)、フロア情報記憶部12より非集約エリアに設置された電気機器の情報を取得する(ステップS702)。
そして、座席集約装置10は、電源制御部19より非集約エリアの稼働電気機器の電力供給を制御し、電気機器を停止する(ステップS703)。例えば、座席集約装置10は、非集約エリアのPC、空調設備、および照明の電源をオフにする。
続いて、座席集約装置10は、集約エリアのPC以外の電気機器の使用電力を取得し(ステップS704)、使用電力が0(または待機電力のみ)の場合に、電源制御部19より非稼働電気機器の電力供給を制御し、電気機器を始動して(ステップS705)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、座席集約装置10は、各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集し、収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を算出する。そして、座席集約装置10は、算出された機器の稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定し、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができると判定された場合には、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する。このため、利用者を特定のエリアに移動させて、特定のエリアに稼働するPCを集約させることができる結果、機器が稼働していないエリアの空調設備や照明の電源をオフにすることができ、電力使用量を削減することが可能である。
また、実施例1によれば、座席集約装置10は、第一の時間間隔で、各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集し、収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を一時間ごとに算出する。そして、座席集約装置10は、算出された現在の機器の稼働台数と、前回の機器の稼働台数とを比較し、現在の機器の稼働台数が前回の機器の稼働台数よりも少ないか否かを判定する。そして、座席集約装置10は、現在の機器の稼働台数が前回の機器の稼働台数よりも少ないと判定された際には、算出された機器の稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。これにより、座席集約装置10は、電力使用量の推移に応じて、適切なタイミングで稼働する機器を特定のエリアに集約させることが可能である。例えば、授業が終わった後や残業時間などの人が少なくなったタイミングで、稼働する機器を特定のエリアに集約させることが可能である。
また、実施例1によれば、座席集約装置10は、現在の機器の稼働台数が前回の機器の稼働台数よりも少ないと判定された場合には、1時間間隔よりも短い5分間隔で、各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集し、収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を5分ごとに算出する。そして、座席集約装置10は、1時間間隔内における5分間隔ごとの機器の稼働台数の平均値を算出し、算出された平均値と前回の機器の稼働台数とを比較し、平均値が前回の機器の稼働台数よりも少ないか否かを判定する。このように、座席集約装置10は、1時間間隔よりも短い5分間隔ごとの機器の稼働台数の平均値を求めて、電力使用量の推移を判断するので、例えば、一時的に人数が減ったが、その後、人数が増えるような場合などに、利用者に対して集約のための無駄な移動を行わせない結果、効率的に稼働する機器を特定のエリアに集約させることが可能である。
また、実施例1によれば、座席集約装置10は、集約前のエリアごとに稼働している機器の台数と、集約後のエリアごとに稼働予定の機器の台数とを記憶する。また、座席集約装置10は、算出されたエリア内の全ての機器の稼働台数から、優先順位が高いエリアの機器の設置台数を順次減算するとともに、当該エリアの機器の設置台数を当該エリアの集約後の稼働予定の機器の台数として集約結果記憶部13に順次記憶させ、集約結果記憶部13に記憶された集約後のエリアごとに稼働予定の機器の台数から、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。この結果、座席集約装置10は、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができたと判定した場合には、集約結果記憶部13に記憶された集約後のエリアごとに稼働予定の機器の台数に従って、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する。このため、優先順位が高いエリアの順に稼働するPCを集約させることができる結果、機器が稼働していないエリアの空調設備や照明の電源をオフにすることができ、電力使用量を削減することが可能である。ここで、例えば、稼働する機器が多いエリアほど優先順位を高くすることで、利用者に対して集約のための無駄な移動を最小限にする結果、効率的に稼働する機器を特定のエリアに集約させることが可能である。
また、実施例1によれば、座席集約装置10は、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができると判定された場合に、エリアの機器を特定のエリアに集約させることにより削減できる電力がエリアの機器を特定のエリアに集約させるのに必要な電力よりも大きいか判定する。そして、座席集約装置10は、エリアの機器を特定のエリアに集約させたことにより削減できる電力がエリアの機器を特定のエリアに集約させるのに必要な電力よりも大きいと判定した場合には、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する。このため、集約を行っても電力使用量を削減できない場合には、集約処理を中止することが可能である。
また、実施例1によれば、座席集約装置10は、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができたと判定した場合には、集約により全ての機器が稼働しないエリアの機器の電源を切断し、集約先のエリアの機器の電源を投入する。このため、座席集約装置10は、機器を特定のエリアに集約させる集約処理を自動的に行うことが可能である。
ところで、集約を行うか否かの判断を行う場合に、過去のPC利用台数履歴を活用して集約を行うか否かの判断を行ってもよい。
そこで、以下の実施例2では、過去のPC利用台数履歴を活用して集約を行うか否かの判断を行う場合として、図16〜図19を用いて、実施例2における座席集約装置10Aの構成および処理について説明する。
まず、図16を用いて、実施例2に係る座席集約装置10Aの構成について説明する。図16は、実施例2に係る座席集約装置の構成を示すブロック図である。図16に示すように、実施例2に係る座席集約装置10Aは、図2示した実施例1に係る座席集約装置10と比較して、利用履歴記憶部13aを新たに有する点が異なる。
利用履歴記憶部13aは、所定の時間帯ごとに稼働を開始したPCの台数の履歴を記憶する。ここで、図17を用いて、利用履歴記憶部により記憶されるテーブルの例について説明する。図17は、利用履歴記憶部により記憶されるテーブルの例を示す図である。例えば、利用履歴記憶部13aは、図17に例示するように、4/1〜4/10の期間における12:00〜22:00の時間帯での入場者を記憶するとともに、各時間帯についての入場者の平均値を「入場者数予測」として記憶する。なお、ここで入場者とは、エリアに入場した者であって、且つ、PCを利用した者である。すなわち、当該時間帯に利用開始されたPCの台数である、当該時間帯の稼働PC台数と、当該時間帯の前の時間帯の稼働PC台数の差分が、入場者数となる。
稼働台数算出部15は、使用電力収集部14によって収集された各PCの電力使用量を用いて、当該各PCが稼働しているか否かを判別し、全エリアにおけるPCの稼働台数を算出するとともに、現時刻以降の入場者数予測を利用履歴記憶部13aから取得し、入場者数予測を稼働を開始する予定のPCの台数と想定して、該PCの台数を算出した全エリアにおけるPCの稼働台数に加算した予想稼働台数を算出する。
集約判定部17は、稼働台数算出部15によって算出された予想稼働台数と、各エリア内におけるPCの設置台数とに基づいて、稼働するPCを特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。具体的には、集約判定部17は、前時間のPCの稼働台数と予想稼働台数とを比較し、予想稼働台数が前時間のPCの稼働台数よりも少ない場合には、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。そして、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができる場合には、集約処理を行うと判断する。
ここで、図18の例を用いて、座席集約装置10Aが実行する集約処理について説明する。図18は、集約処理の一例を説明するための図である。図18に示すように、座席集約装置10Aは、19:00におけるPCの稼働台数「5」が、18:00におけるPCの稼働台数「11」よりも少ないと判定する。このため、座席集約装置10は、19:00〜19:55までの間、5分間隔で全エリアにおけるPCの稼働台数を算出し、19:00〜19:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値を算出する。そして、座席集約装置10は、19:00〜19:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値と18:00におけるPCの稼働台数とを比較する。図18の例では、19:00〜19:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値「5.0」である。
ここで、実施例2に係る座席集約装置10Aは、20時以降の入場者予想を利用履歴記憶部13aから取得し、19:00〜19:55までの間における5分間隔ごとのPCの稼働台数の平均値「5.0」に対して20時以降の入場者予想「1.3」を加算した予想稼働台数「6.3」を算出する。
そして、実施例2に係る座席集約装置10Aは、18:00におけるPCの稼働台数「11」と予想稼働台数「6.3」とを比較し、予想稼働台数「6.3」が18:00におけるPCの稼働台数「11」よりも少ないので、集約処理を行うと判定する。
この場合には、座席集約装置10Aは、稼働するPCを特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全てのPCが稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。図18の例では、19:55の時点で5台が稼働しており、稼働するPCを特定のエリアに集約させて、PCを稼働していないエリアにすることができるので、エリア3、4に稼働するPCを集約させる処理を行う。ここでは、エリア1の稼働台数が0台、エリア2の稼働台数が1台、エリア3の稼働台数が2台、エリア4の稼働台数が2台であり、稼働台数が多いエリアに優先的に稼働するPCを集約させて、利用者の移動を少なくするため、エリア2の利用者をエリア3に移動させて、集約処理を行う。
このように、過去のPC利用台数の履歴を活用することで、今後の稼働台数を予測することができ、集約処理を行うか否かの判断をより適切に行うことができる。例えば、前時間の稼働台数よりも現在の稼働台数が減少した場合であっても、その後稼働台数が増加するような場合(例えば、ランチや講義などで一時的に稼働台数が減っている場合)には、集約処理を行って特定のエリアにPCの利用者を移動させて、空調設備や照明の電源を一時的に切断できたとしても、その後、稼働台数が増えて、また空調設備や照明の電源が投入されることとなり、集約によりPCの利用者を移動が無駄になってしまう。このような無駄な移動を行わないために、座席集約装置10Aでは、過去のPC利用台数の履歴からその後の稼働台数の増加を予測し、効率的に集約処理を行う。
次に、図19を用いて、実施例2に係る座席集約装置10Aの集約エリア算出処理の処理手順を説明する。図19は、実施例2に係る座席集約装置の集約エリア算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。図19に示すように、実施例2に係る座席集約装置の集約エリア算出処理は、図12に示した実施例1に係る座席集約装置の集約エリア算出処理と比較して、PC稼働台数と予想入場者数とを加算して予想稼働台数を算出する処理を行う点が相違する。
すなわち、図19に示すように、座席集約装置10Aは、現在のPC稼働台数(X)を稼働台数記憶部11より取得し(ステップS801)、それ以降の予想入場者数(Y)を利用履歴記憶部13aより取得し(ステップS802)、現在のPC稼働台数(X)と予想入場者数(Y)とを加算して、予想稼働台数(N)を算出する(ステップS803)。
その後、座席集約装置10Aは、実施例1と同様に、フロア情報記憶部12よりあるエリアに設置されたPC台数を取得し(ステップS804)、現在のPC稼働台数(N)よりもエリアに設置されたPCの台数であるエリアPC台数の方が大きいか判定する(ステップS805)。この結果、現在のPC稼働台数(N)よりもエリアPC台数の方が大きくないと判定した場合には(ステップS805否定)、集約結果記憶部13に集約後のエリアで利用される台数としてエリアPC台数を記録する(ステップS806)。そして、座席集約装置10Aは、NからエリアPC台数を減算した値をNとし(ステップS807)、ステップS804に戻り、上記の処理を繰り返す。
また、座席集約装置10Aは、現在のPC稼働台数(N)よりもエリアPC台数の方が大きいと判定した場合には(ステップS805肯定)、集約結果記憶部13にエリア利用台数としてNを記録する(ステップS808)。そして、座席集約装置10Aは、PC利用台数が1以上のエリア数が集約前よりも集約後の方が少ないか判定し(ステップS809)、すなわち、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができたか判定する。この結果、座席集約装置10Aは、PC利用台数が1以上のエリア数が集約前よりも集約後の方が少ない場合には(ステップS809肯定)、集約を行うか否かの判断を行う集約判断処理を行い(ステップS810)、処理を終了する。また、座席集約装置10Aは、PC利用台数が1以上のエリア数が集約前よりも集約後の方が少なくない場合には(ステップS809否定)、集約を行わないと判定し(ステップS811)、処理を終了する。
このように実施例2によれば、座席集約装置10Aは、所定の時間帯ごとに稼働を開始した機器の台数の履歴を記憶する履歴情報記憶部13aをさらに有する。そして、座席集約装置10Aは、収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を算出するとともに、現時刻以降に稼働を開始した機器の台数の履歴を前記履歴情報記憶部から取得し、該機器の台数を算出した全エリアにおける機器の稼働台数に加算した予想稼働台数を算出する。そして、座席集約装置10Aは、算出された予想稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する。このように、座席集約装置10Aは、過去の履歴を活用することで、今後の稼働台数を予測することができ、集約処理を行うか否かの判断をより適切に行うことが可能である。
なお、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
例えば、上記実施例で説明した座席集約方法は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現することもできる。そこで、以下では、上記実施例で説明した座席集約方法を実現する座席集約プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図20は、座席集約プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図20に示すように、コンピュータ300は、例えば、メモリ301と、CPU(Central Processing Unit)302と、ハードディスクドライブ303と、光ディスクドライブ304と、ネットワークインタフェース305と、マウス400と、キーボード500と、ディスプレイ600とを有する。これらの各部は、バス308によって接続される。
メモリ301は、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。
ここで、図20に示すように、ハードディスクドライブ303は、例えば、座席集約プログラム303aを記憶する。座席集約プログラム303aは、例えば、コンピュータ300によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ303に記録される。
また、上記実施例で説明した稼働台数記憶部11などに記憶されるデータのように、座席集約プログラム303aによる情報処理に用いられるデータは、例えば、ハードディスクドライブ303に記憶される。そして、CPU302が、ハードディスクドライブ303に記憶されたプログラムモジュールやプログラムデータを必要に応じてRAMに読み出して、処理手順を実行する。
なお、座席集約プログラム303aに係るプログラムモジュールやプログラムデータは、ハードディスクドライブ303に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記録媒体に記憶されて、光ディスクドライブ310等を介してCPU302によって読み出されてもよい。あるいは、座席集約プログラムに係るプログラムモジュールやプログラムデータは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース305を介してCPU302によって読み出されてもよい。
10、10A 座席集約装置
11 稼働台数記憶部
12 フロア情報記憶部
13 集約結果記憶部
14 使用電力収集部
15 稼働台数算出部
16 台数判定部
17 集約判定部
18 集約通知部
19 電源制御部
20 電源供給監視装置
30 PC端末
40 各種電気機器
41 電灯
42 複合機
43 空調設備
44 電子黒板

Claims (9)

  1. 各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集する収集部と、
    前記収集部によって収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された機器の稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する集約判定部と、
    前記集約判定部によってエリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができると判定された場合には、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする座席集約装置。
  2. 前記収集部は、第一の時間間隔で、各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集し、
    前記算出部は、前記集約収集部によって収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を前記第一の時間間隔ごとに算出し、
    前記算出部によって算出された現在の機器の稼働台数と、前回の機器の稼働台数とを比較し、現在の機器の稼働台数が前回の機器の稼働台数よりも少ないか否かを判定する台数判定部をさらに有し、
    前記集約判定部は、前記台数判定部によって現在の機器の稼働台数が前回の機器の稼働台数よりも少ないと判定された際には、前記算出部によって算出された機器の稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の座席集約装置。
  3. 前記収集部は、前記台数判定部によって現在の機器の稼働台数が前回の機器の稼働台数よりも少ないと判定された場合には、前記第一の時間間隔よりも短い第二の時間間隔で、各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集し、
    前記算出部は、前記収集部によって収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を前記第二の時間間隔ごとに算出し、前記第一の時間間隔内における前記第二の時間間隔ごとの機器の稼働台数の平均値を算出し、
    前記台数判定部は、前記算出部によって算出された平均値と前記前回の機器の稼働台数とを比較し、前記平均値が前回の機器の稼働台数よりも少ないか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の座席集約装置。
  4. 集約前のエリアごとに稼働している機器の台数と、集約後のエリアごとに稼働予定の機器の台数とを記憶する集約結果記憶部と、
    前記集約判定部は、前記算出部によって算出されたエリア内の全ての機器の稼働台数から、優先順位が高いエリアの機器の設置台数を順次減算するとともに、当該エリアの機器の設置台数を当該エリアの集約後の稼働予定の機器の台数として前記集約結果記憶部に順次記憶させ、前記集約結果記憶部に記憶された集約後のエリアごとに稼働予定の機器の台数から、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定し、
    前記出力部は、前記集約判定部によってエリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができたと判定した場合には、前記集約結果記憶部に記憶された集約後のエリアごとに稼働予定の機器の台数に従って、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の座席集約装置。
  5. 所定の時間帯ごとに稼働を開始した機器の台数の履歴を記憶する履歴情報記憶部をさらに有し、
    前記算出部は、前記収集部によって収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を算出するとともに、現時刻以降に稼働を開始した機器の台数の履歴を前記履歴情報記憶部から取得し、該機器の台数を前記算出した全エリアにおける機器の稼働台数に加算した予想稼働台数を算出し、
    前記集約判定部は、前記算出部によって算出された予想稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の座席集約装置。
  6. 前記集約判定部は、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができると判定された場合に、前記エリアの機器を特定のエリアに集約させることにより削減できる電力が前記エリアの機器を特定のエリアに集約させるのに必要な電力よりも大きいか判定し、
    前記出力部は、前記集約判定部によって前記エリアの機器を特定のエリアに集約させたことにより削減できる電力が前記エリアの機器を特定のエリアに集約させるのに必要な電力よりも大きいと判定した場合には、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の座席集約装置。
  7. 前記集約判定部によってエリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができたと判定した場合には、集約により全ての機器が稼働しないエリアの機器の電源を切断し、集約先のエリアの機器の電源を投入することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の座席集約装置。
  8. 各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集する収集ステップと、
    前記収集ステップによって収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップによって算出された機器の稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する集約判定ステップと、
    前記判定ステップによってエリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができると判定された場合には、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する出力ステップと、
    を含んだことを特徴とする座席集約方法。
  9. 各エリアに設置された各機器の電力使用量を収集する収集手順と、
    前記収集手順によって収集された各機器の電力使用量を用いて、当該各機器が稼働しているか否かを判別し、全エリアにおける機器の稼働台数を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された機器の稼働台数と、各エリア内における機器の設置台数とに基づいて、稼働する機器を特定のエリアに集約させた場合に、エリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができるか否かを判定する集約判定手順と、
    前記判定手順によってエリア内の全ての機器が稼働していないエリア数を増やすことができると判定された場合には、稼働する機器を特定のエリアに集約させる旨の指示を出力する出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする座席集約プログラム。
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