JP2014113388A - トレーニングシステム - Google Patents

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Seigo Hirahara
成悟 平原
Masanori Fukiage
政則 吹上
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Abstract

【課題】 煩わしい調節作業を行うことなくユーザの身体に合った有効な負荷量でトレーニングを行うことができ、また、関節可動域や筋肉分布が健常者と異なる障碍者等のリハビリにも問題なく使用することが可能で、しかも、ユーザがトレーニング中に怪我をする心配もないトレーニングシステムを提供すること。
【解決手段】 ユーザの筋力や筋力と密接に関連するデータを測定する測定装置1とユーザが筋力トレーニングを行うトレーニング装置2とを、通信回線Lを介してサーバ装置3に接続してトレーニングシステムを構成すると共に、
前記測定装置1に、電流計15やエンコーダ16から送信されたデータに基いて、操作部12の可動範囲から選択した10以上の測定位置における筋力データP1・P2…を算出し、更にこれを登録情報としてサーバ装置3に送信するプログラムを含めて構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トレーニングシステムの改良、詳しくは、ユーザの身体に合った有効な負荷量でトレーニングを行うことができ、更に関節可動域や筋肉分布が健常者と異なる障碍者等のリハビリにも問題なく使用可能で、しかも、ユーザがトレーニング中に怪我をする心配もないトレーニングシステムに関するものである。
周知のとおり、トレーニングマシンが常備されたフィットネスジムでは、スポーツ選手だけでなく多くの一般人が、体力増進やダイエット、健康維持などを目的としてトレーニングに励んでいる。また最近では、介護施設や病院等の医療関係施設においてもトレーニングマシンが設置され、障碍者や患者のリハビリに利用されている。
ところで、トレーニングマシンのユーザは当然ながら体格や筋力に個人差があるため、ユーザはマシンの負荷を自分に合わせて調整する必要がある。しかし、手動による負荷の調整は非常に面倒であるだけでなく、設置されたマシンの種類が多くなると自分に合った負荷量をマシン毎に記憶しておくことも難しい。
そこで、本件発明者は以前に、個人認証が可能なデータキャリア(識別カード等)に個人データを記憶させると共に、トレーニングマシンの負荷発生源に電子制御が可能なトルクモータを使用して、データキャリアから個人データを読み取らせた制御装置でマシンの負荷を自動調節するシステムを開発している(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来のシステムでは、運動開始時から運動終了時まで同じ大きさの負荷がかかる負荷固定型のトレーニングマシンを使用していたため、大きな筋力を発揮し難い運動開始時に、ユーザの身体にかかる負担が大きくなって、トレーニング中にユーザが怪我をする心配があった。
一方、従来においては、ユーザの1RP(一度しか反復できない負荷量)から基準負荷を算出し、更にこの基準負荷から負荷曲線を算出して、この負荷曲線に沿ってマシンの負荷を変動させる技術も公知となっており(特許文献2参照)、この技術では、運動開始時から運動終了時に向けて負荷が徐々に大きくなるように計算されている。
しかし、上記文献2に係る技術では、負荷曲線を1RPに所定係数を掛けて算出しているため、負荷量に個人差が出るものの、負荷曲線が全て同じようなカーブ形状となってしまう。そのため、関節可動域や筋肉分布が特異な障碍者等が上記マシンを使用すると、負荷量が一操作の途中で過大になったり逆に不十分になったりする問題が生じる。
特開2008−302142号公報 特開2007−236545号公報
そこで本発明は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、煩わしい調節作業を行うことなくユーザの身体に合った有効な負荷量でトレーニングを行うことができ、また、関節可動域や筋肉分布が健常者と異なる障碍者等のリハビリにも問題なく使用することが可能で、しかも、ユーザがトレーニング中に怪我をする心配もないトレーニングシステムを提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、ユーザの筋力や筋力と密接に関連するデータを測定する測定装置1とユーザが筋力トレーニングを行うトレーニング装置2とを、通信回線Lを介してサーバ装置3に接続してトレーニングシステムを構成する一方、
前記測定装置1を、ユーザが手や脚を使って操作を行う往復動作が可能な操作部12と;入力軸を有する発電機14と;前記操作部12と発電機14の入力軸を連繋せしめて、操作部12の往復運動を入力軸に回転運動として伝える動力伝達機構13と;前記発電機14に接続されて、入力軸の回転により発生した電流を測定する電流計15と;前記発電機14に付設されて、入力軸の角度位置を検出するエンコーダ16と;入力手段17bから入力されたユーザの識別データをサーバ装置3に登録情報として送信するプログラム、及び前記電流計15やエンコーダ16から送信されたデータに基いて、操作部12の可動範囲から選択した10以上の測定位置における筋力データP1・P2…を算出し、更にこれを登録情報としてサーバ装置3に送信するプログラムが記憶手段17dに組み込まれた登録用端末17とを含んで構成すると共に、
前記トレーニング装置2を、前記測定装置1とほゞ同じ形態の操作部22と;出力軸を有するトルクモータ24と;前記操作部22とトルクモータ24の出力軸を連繋せしめて、操作部12の往復運動に出力軸のトルクを伝える動力伝達機構23と;入力手段25bから入力されたユーザの識別データをサーバ装置3に認証用データとして送信するプログラム、及びサーバ装置3から送信された筋力データに基づいて、ユーザのトレーニングに必要となる負荷量を、運動位置によって変化するトルクカーブTとして算出するプログラム、及びこのトルクカーブTを基にトルクモータ24を制御して出力軸のトルクを調節するプログラムが記憶手段25dに組み込まれた制御用端末25とを含んで構成し、
更に前記サーバ装置3を、測定装置1から送信されたユーザの登録情報を記憶することができ、かつ、トレーニング装置2から送信された識別データと登録された識別データとを比較して個人認証を行うプログラムが組み込まれた記憶手段32を備えて構成した点に特徴がある。
また、上記トレーニング装置2の制御用端末25においては、記憶手段25dに組み込まれたトルクカーブを算出するプログラムに、各測定位置の筋力データP1・P2…を一次関数で直線的に繋ぐ補正プログラムを含めることで、各ユーザの身体に合った折れ線状のトルクカーブを簡単に算出することができる。もちろん、所定の数式を使えば各測定位置の筋力データP1・P2…から滑らかな曲線のトルクカーブTを算出することもできる。
また更に、トレーニング時のポジション調節については、上記測定装置1とトレーニング装置2に、アジャスト機構11a・21a付きのシート部11・21を設ける一方、測定装置1の登録用端末17の記憶手段17dに、入力手段17bから入力された、或いはアジャスト機構11aに付設した変位センサ11bから送信されたシート部11の位置・角度データを、サーバ装置3に登録情報として送信するプログラムを組み込むと共に、トレーニング装置2の制御用端末25の記憶手段25dに、サーバ装置3から送信された位置・角度データに基づいて、シート部21のポジション及びアングルをアジャスト機構21aを制御して調節するプログラムが組み込むことで調節作業を自動化することができる。なお、上記シート部11の位置・角度データには、座部の位置・角度だけでなく座部に対する背凭れ部等の位置・角度も含まれるものとする。
そしてまた、上記測定装置1については、測定装置1とトレーニング装置2が一体となったトレーニング複合装置4を使用することで、筋力測定とトレーニングを一つのマシンで行えるようになる。更にトレーニング装置2にもトレーニング複合装置4を使用すれば、どのマシンでも筋力測定を行うことができるようになる。
また、上記トレーニング複合装置4に関しては、トレーニング時の負荷発生源および筋力測定時の発電機としてトルクモータ44を兼用すると共に、登録用端末と制御用端末の両方の機能を備えたモード切替式の登録・制御用端末47が付設して構成するのが望ましい。
一方、上記制御用端末25に組み込んだ筋力データP1・P2…からトルクカーブTを算出するプログラムについては、測定装置1の登録用端末17の記憶手段17dに組み込むこともできる。また、その場合には、電流計15やエンコーダ16から送信されたデータに基いて、操作部12の可動範囲から選択した10以上の測定位置における筋力データP1・P2…を算出した後、更にこの筋力データからユーザのトレーニングに必要となる負荷量をトルクカーブTとして算出して、これを登録情報としてサーバ装置3に送信するプログラムとする。また、このケースでは、トレーニング装置2の制御用端末25の記憶手段25dに、サーバ装置3から送信されたトルクカーブTを基にトルクモータ24を制御して出力軸のトルクを調節するプログラムを組み込む。
本発明では、トレーニング装置の操作部の可動範囲から選択した複数の測定位置における筋力データを、同型の測定装置(又は同一装置の筋力測定機能)によって測定すると共に、この筋力データを基に算出したトルクカーブに基いて、トレーニング装置の負荷量を操作部の位置に応じて変動させているため、各ユーザに合った負荷量でトレーニングを行うことが可能となる。
しかも、本発明では、上記トルクカーブを少なくとも10以上の測定位置から得られた筋力データを基に算出しているため、カーブ形状は各ユーザ毎に異なった形状となる。そのため、障碍者等が使用する場合でも、各障碍者に固有のトルクカーブを算出することが可能となるため、トレーニングを効果的かつ安全に行うことができる。
また、上記トルクカーブに沿って負荷を調節することで、運動開始時の負荷を小さく抑えることもできるため、ユーザがトレーニング中に怪我をする心配もない。また本発明では、ユーザの個人データをサーバ装置に記憶させると共に、トルクモータと制御装置で負荷を自動調節しているため、個人認証さえ行えば煩わしい調節作業も必要ない。
したがって、本発明により、取扱いが容易でユーザのトレーニング効果を向上させることができるだけでなく、トレーニング中におけるユーザの身体への負担を軽減して障碍者や高齢者等のリハビリにも使用できるようにした安全性の高いトレーニングシステムを提供できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高い。
本発明の実施例1におけるトレーニングシステムを表わす概略図である。 本発明の実施例1におけるトレーニングシステムのサーバと各端末の関係を表わすブロック図である。 本発明の実施例1における測定装置で算出したユーザの筋力データの具体例を表わす説明図である。 本発明の実施例1におけるトレーニング装置で算出したトルクカーブの具体例を表わす説明図である。 本発明の実施例2におけるトレーニングシステムを表わす概略図である。 本発明の実施例2におけるトレーニング複合装置の登録・制御用端末を表わすブロック図である。
『実施例1』
まず、本発明の実施例1について、図1から図に基いて説明する。同図において、符号1で指示するものは、測定装置であり、符号2で指示するものは、トレーニング装置である。また符号3で指示するものは、サーバ装置である。
この実施例1では、ユーザの筋力や筋力と密接に関連するデータを測定する測定装置1とユーザが筋力トレーニングを行うトレーニング装置2とを、通信回線Lを介してサーバ装置3に接続してトレーニングシステムを構成している(図1参照)。なお本実施例では、通信回線Lとして無線LANを利用しているが、回線の種類は有線でも無線でも特に問題はない。
また、上記測定装置1とトレーニング装置2には、ユーザが着座するシート部11・21を設けると共に、このシート部11・21にアジャスト機構11a・21aを付設して、座部の位置や角度および座部に対する背凭れの角度をユーザの体格に合わせて調節できるようにしている。また本実施例では、シート部11・21のアジャスト機構11a・21aを電子制御が可能なアクチュエータを使用している。
また本実施例では、上記測定装置1とトレーニング装置2に、往復動作が可能な板体を操作部12・22として備え、ユーザがこの板体を両脚で押して屈伸運動を行うレッグプレスマシンを採用している。また、上記トレーニング装置2には、測定装置1とシート部11・21及び操作部12・22の形態が同一のものを使用している。
そして、上記測定装置1については、操作部12を動力伝達機構13を介して発電機14に連繋している。具体的には、操作部12の往復運動が発電機14の入力軸に回転運動と伝わるようにベルトやプーリを使って両者を連繋している。もちろん、往復運動を回転運動に変換して伝える機構として、スライダクランク機構やカム等を採用することもできる。
また更に、上記測定装置1の発電機14には、図2に示すように、入力軸の回転により発生した電流を測定する電流計15、及び入力軸の角度位置を検出するエンコーダ16を付設している。そして、これらの電流計15やエンコーダ16を登録用端末17に接続して、登録用端17に電流計15等で得られたデータを送信できるようにしている。
また、上記登録用端末17については、データを送信または受信するための送受信手段17aと、ユーザがデータを入力する入力手段17bと、データを出力する出力手段17cと、受信したデータ及び入力されたデータを記憶するための記憶手段17dと、データ処理を行う演算手段17eとをハードウェアに備えて構成している。
ちなみに本実施例では、上記登録用端末17の送受信手段17aに送受信回路・端子、入力手段17bにタッチ操作パネルと指紋スキャナ、出力手段17cにタッチパネルディスプレイ、記憶手段17dにハードディスクとメモリ、演算手段17eにCPUを使用している。但し、入出力手段には、入出力専用の操作盤や出力モニタを使用することもできる。
また、上記登録用端末17の記憶手段17dには、ソフトウェアとして入力手段17bから入力されたユーザの識別データをサーバ装置3に登録情報として送信するプログラムを組み込んでいる。具体的には、指静脈スキャナで読み取ったユーザの指静脈データをサーバ装置3に送信して登録できるようにしている。
そしてまた、上記登録用端末17の記憶手段17dには、電流計15やエンコーダ16から送信されたデータに基いて、操作部12の可動範囲(運動範囲)から選択した20箇所の測定位置における筋力データP1・P2…(図3参照)を算出するプログラム、及びこれを登録情報としてサーバ装置3に送信するプログラムを組み込んでいる。
なお、上記筋力データP1・P2…の測定位置の選択に関しては、運動開始位置から運動終了位置までの距離を均等な間隔で最低10以上に分割し、その分割した運動範囲内から測定位置を選択する。また操作部12の位置については、エンコーダ16から送信された発電機14の入力軸の角度によって特定できる。
また上記サーバ装置3に登録情報を送信するプログラムについては、ユーザの識別データと筋力データP1・P2…とシート部11の位置・角度データをセットにして送信するのが望ましい。また必要に応じて、ユーザの名前や身長・体重等のデータを、入力手段17bから入力して上記データと一緒に登録することもできる。
また本実施例では、上記シート部11のアジャスト機構11aに変位センサ11bを付設して、この変位センサ11bからユーザの体格に合ったシート部11の位置・角度データを自動入力できるようにしている。なお、シート部11の位置・角度データの入力は、入力手段17bを操作して手動で行えるようにすることもできる。
一方、上記トレーニング装置2の操作部22は、動力伝達機構23を介してトルクモータ24に連繋している。具体的には、測定装置1と同様、ベルトとプーリから成る動力伝達機構23を用いて両者を連繋し、トルクモータ24の出力軸のトルクが操作部22に往復動作時の負荷として伝わるようにしている。
また、上記トルクモータ24は、出力軸のトルク制御を行えるように制御用端末25に接続している。そして、この制御用端末25は、ハードウェアを測定装置1の入力用端末17と同様の送受信手段25a、入力手段25b、出力手段25c、記憶手段25および演算手段25eから構成している。
また、上記制御用端末25の記憶手段25dには、入力手段25bから入力されたユーザの識別データ(本実施例では、入力手段25bとして有する指紋スキャナから読み込んだユーザの指紋データ)をサーバ装置3に認証用データとして送信するプログラムをソフトウェアとして組み込んでいる。
また更に、上記制御用端末25の記憶手段25dには、個人認証の完了後、サーバ装置3から送信された筋力データP1・P2…に基づいて、ユーザのトレーニングに必要となる負荷量を、図4(a)に示すトルクカーブTとして算出するプログラム、及びこのトルクカーブTを基にトルクモータ24を制御して出力軸のトルクを調節するプログラムを組み込んでいる。
なお、上記プログラムによって算出されたトルクカーブTは、運動開始位置から運動範囲の前半にかけて次第に大きくなり、更に運動範囲の後半から運動終了位置にかけて小さくなるカーブ形状を描くが、図4(a)に記載のトルクカーブS1・S2…に示すようにトルクの増減の仕方や最大トルクが維持される区間幅は個人差が出るため、各ユーザが全く同じカーブ形状になる可能性は非常に低い。
また、上記トルクカーブTの算出プログラムに関しては、各測定位置の筋力データP1・P2…を一次関数で直線的に繋ぐ補正プログラムを加えることで、各ユーザの身体に合った折れ線状のトルクカーブTを簡単に算出することができる。また、所定の数式を使うことで、図4(b)に示すような滑らかな曲線のトルクカーブT’を算出することもできる。
また本実施例では、上記制御用端末25の記憶手段25dに、個人認証後にサーバ装置3から送信された位置・角度データに基づいて、シート部21のポジション及びアングルをアジャスト機構21aを制御して自動調節するプログラムも組み込んでいる。これにより、各ユーザのポジション調節を正確かつ容易に行えるようになる。
そして上記トレーニング装置2に、測定装置1と同じポジションで座った状態でトルクカーブTの負荷量に合わせて反復運動を行うことにより、各ユーザのトレーニング効果を一層高めることができる。また、トルクカーブTの負荷量に合わせたトレーニングによってトレーニング中の怪我も防止できる。
他方、上記サーバ装置3に関しては、ハードウェアを通信回線Lに接続された測定装置1やトレーニング装置2とデータ通信を行うための送受信手段31と、測定装置1から送信されたユーザの登録情報を記憶する記憶手段32と、データ処理を行う演算手段33とから構成している。
また、上記サーバ装置3の記憶手段32には、トレーニング装置2から送信された識別データと登録された識別データとを比較して個人認証を行うプログラム、及び個人認証が完了した後、ユーザの個人データ(筋力データP1・P2…やシート部の位置・角度データ)をトレーニング装置1に送信するプログラムを組み込んでいる。
『実施例2』
次に、本発明の実施例2について、図5及び図6に基いて説明する。まずこの実施例2では、上記測定装置とトレーニング装置に、両者が一体となったトレーニング複合装置4を使用している。これにより、筋力測定とトレーニングを一つのマシンで行うことができるため、トルクカーブTの算出やポジション調節がより正確に行えるようになる。
また本実施例では、図5に示すように全てのマシンにトレーニング複合装置4を使用しているため、ユーザがトレーニングを行う前に気軽に筋力測定を行うことができる。なお本実施例では、上記トレーニング複合装置4の負荷発生源であるトルクモータ44を筋力測定時の発電機としても利用している。
しかも、本実施例では、上記トレーニング複合装置4に、登録用端末17と制御用端末25の両方の機能を備えたモード切替式の登録・制御用端末47を付設しているため、ユーザは簡単なタッチパネル操作で筋力測定とトレーニングの切り替えを行うことができる。また両端末を一体化することによって装置構成を単純化できる。
なお、上記登録・制御用端末47に関しては、実施例1に記載した登録用端末17や制御用端末25と同様のハードウェア(送受信手段47a、入力手段47b、出力手段47c、記憶手段47および演算手段47e)から構成しているが、記憶手段47には登録用のプログラムと制御用のプログラム、及び切替用のプログラムを組み込んでいる。
また本実施例では、トレーニング複合装置4・4…とサーバ装置3とをインターネットを介して接続しているため、マシンが離れた場所(例えば、介護施設と病院、或いは自宅とフィットネスジム等)に設置されている場合でも、ユーザは同じデータを利用してトレーニングを行うことができる。
また、上記のようにトレーニング複合装置4・4…をインターネットを介してサーバ装置3を接続することによって、サーバ装置3に記憶させたユーザのデータを、医者が病院等から閲覧することも可能となるため、トレーニングデータを手足が不自由な障碍者や高齢者、患者等の機能回復の診断に役立てることもできる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものではなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、筋力データP1・P2…からトルクカーブTを算出するプログラムについては、トレーニング装置2ではなく測定装置1の登録用端末17の記憶手段17dに組み込むこともできる。
またその場合には、測定装置1の電流計15やエンコーダ16から送信されたデータに基いて、筋力データP1・P2…を算出した後、更にこの筋力データP1・P2…からユーザのトレーニングに必要となる負荷量をトルクカーブTとして算出して、これを登録情報としてサーバ装置3に送信するプログラムを登録用端末17に組み込む。
また、上記のケースでは、トレーニング装置2の制御用端末25の記憶手段25dに、サーバ装置3から送信されたトルクカーブTを基にトルクモータ24を制御して出力軸のトルクを調節するプログラムを組み込む。これにより、個人認証が完了した後、トレーニング装置2で処理するデータ量を小さく抑えることができる。
他方また、測定装置1やトレーニング装置2(又はトレーニング複合装置4)の個人認証手段には、指紋認証だけでなくその他の生体認証手段(虹彩認証や静脈認証等)や識別カードを用いた認証手段を採用することができる。また登録端末や制御端末に設ける入力手段には、識別データに応じた読み取り手段を採用する。
そしてまた、測定装置1やトレーニング装置2(又はトレーニング複合装置4)のシート部や操作部の形態も、マシンの種類によって適宜変更することができ、具体的なマシンの種類としては、レッグプレスの他、オーバーヘッドプレスやチェストプレス、プルダウン、ローリアデルト、アブクランチ、バーティカルバタフライ、レッグカール、アームカール、バックエクステンション、ローイング、アブダクション等が挙げられる。
また、測定装置1とトレーニング装置2(又はトレーニング複合装置4)のシート部のアジャスト機構についても、座部を前後に移動させてシート位置を調節するスライド機構や、背凭れのヘッドレストの角度を調節する機構等を設けてもよく、上記何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
近年、医療福祉の分野において、障碍者や高齢者でも使用できるトレーニングマシンが求められている。そのような中で、本発明のトレーニングシステムは、優れたトレーニング効果が得られるだけでなく、トレーニングマシンの使用時の安全性を向上できる有用な技術であるため、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 測定装置
11 シート部
11a アジャスト機構
11b 変位センサ
12 操作部
13 動力伝達機構
14 発電機
15 電流計
16 エンコーダ
17 登録用端末
17a 送受信手段
17b 入力手段
17c 出力手段
17d 記憶手段
17e 演算手段
2 トレーニング装置
21 シート部
21a アジャスト機構
22 操作部
23 動力伝達機構
24 トルクモータ
25 制御用端末
25a 送受信手段
25b 入力手段
25c 出力手段
25d 記憶手段
25e 演算手段
3 サーバ装置
31 送受信手段
32 記憶手段
33 演算手段
4 トレーニング複合装置
41 シート部
41a アジャスト機構
42 操作部
43 動力伝達機構
44 トルクモータ
45 電流検知部
46 エンコーダ
47 登録・制御用端末
47a 送受信手段
47b 入力手段
47c 出力手段
47d 記憶手段
47e 演算手段
L 通信回線
P 筋力データ
T トルクカーブ

Claims (7)

  1. ユーザの筋力や筋力と密接に関連するデータを測定する測定装置(1)とユーザが筋力トレーニングを行うトレーニング装置(2)とが、通信回線(L)を介してサーバ装置(3)に接続されて成るトレーニングシステムであって、
    前記測定装置(1)が、ユーザが手や脚を使って操作を行う往復動作が可能な操作部(12)と;入力軸を有する発電機(14)と;前記操作部(12)と発電機(14)の入力軸を連繋せしめて、操作部(12)の往復運動を入力軸に回転運動として伝える動力伝達機構(13)と;前記発電機(14)に接続されて、入力軸の回転により発生した電流を測定する電流計(15)と;前記発電機(14)に付設されて、入力軸の角度位置を検出するエンコーダ(16)と;入力手段(17b)から入力されたユーザの識別データをサーバ装置(3)に登録情報として送信するプログラム、及び前記電流計(15)やエンコーダ(16)から送信されたデータに基いて、操作部(12)の可動範囲から選択した10以上の測定位置における筋力データ(P1)(P2)…を算出し、これを登録情報としてサーバ装置(3)に送信するプログラムが記憶手段(17d)に組み込まれた登録用端末(17)とを含んで構成されると共に、
    前記トレーニング装置(2)については、前記測定装置(1)とほゞ同じ形態の操作部(22)と;出力軸を有するトルクモータ(24)と;前記操作部(22)とトルクモータ(24)の出力軸を連繋せしめて、操作部(12)の往復運動に出力軸のトルクを伝える動力伝達機構(23)と;入力手段(25b)から入力されたユーザの識別データをサーバ装置(3)に認証用データとして送信するプログラム、及びサーバ装置(3)から送信された筋力データ(P1)(P2)…に基づいて、ユーザのトレーニングに必要となる負荷量を、運動位置によって変化するトルクカーブ(T)として算出するプログラム、及びこのトルクカーブ(T)を基にトルクモータ(24)を制御して出力軸のトルクを調節するプログラムが記憶手段(25d)に組み込まれた制御用端末(25)とを含んで構成され、
    更に前記サーバ装置(3)は、測定装置(1)から送信されたユーザの登録情報を記憶可能で、かつ、トレーニング装置(2)から送信された識別データと登録された識別データとを比較して個人認証を行うプログラムが組み込まれた記憶手段(32)を備えて構成されていることを特徴とするトレーニングシステム。
  2. トレーニング装置(2)の制御用端末(25)において、記憶手段(25d)に組み込まれたトルクカーブ(T)を算出するプログラムに各測定位置の筋力データ(P1)(P2)…を一次関数で直線的に繋ぐ補正プログラムが含まれていることを特徴とする請求項1記載のトレーニングシステム。
  3. 測定装置(1)とトレーニング装置(2)に、アジャスト機構(11a)(21a)付きのシート部(11)(21)が設けられる一方、測定装置(1)の登録用端末(17)の記憶手段(17d)に、入力手段(17b)から入力された、或いはアジャスト機構(11a)に付設した変位センサ(11b)から送信されたシート部(11)の位置・角度データを、サーバ装置(3)に登録情報として送信するプログラムが組み込まれると共に、トレーニング装置(2)の制御用端末(25)の記憶手段(25d)には、サーバ装置(3)から送信された位置・角度データに基づいて、シート部(21)のポジション及びアングルをアジャスト機構(21a)を制御して調節するプログラムが組み込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載のトレーニングシステム。
  4. 少なくとも測定装置(1)に、測定装置(1)とトレーニング装置(2)が一体となったトレーニング複合装置(4)が使用されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のトレーニングシステム。
  5. 測定装置(1)及びトレーニング装置(2)にトレーニング複合装置(4)が使用されていることを特徴とする請求項4記載のトレーニングシステム。
  6. トレーニング複合装置(4)において、トレーニング時の負荷発生源および筋力測定時の発電機としてトルクモータ(44)が兼用されると共に、登録用端末と制御用端末の両方の機能を備えたモード切替式の登録・制御用端末(47)が付設されていることを特徴とする請求項4または5に記載のトレーニングシステム。
  7. ユーザの筋力や筋力と密接に関連するデータを測定する測定装置(1)とユーザが筋力トレーニングを行うトレーニング装置(2)とが、通信回線(L)を介してサーバ装置(3)に接続されて成るトレーニングシステムであって、
    前記測定装置(1)が、ユーザが手や脚を使って操作を行う往復動作が可能な操作部(12)と;入力軸を有する発電機(14)と;前記操作部(12)と発電機(14)の入力軸を連繋せしめて、操作部(12)の往復運動を入力軸に回転運動として伝える動力伝達機構(13)と;前記発電機(14)に接続されて、入力軸の回転により発生した電流を測定する電流計(15)と;前記発電機(14)に付設されて、入力軸の角度位置を検出するエンコーダ(16)と;入力手段(17b)から入力されたユーザの識別データをサーバ装置(3)に登録情報として送信するプログラム、及び前記電流計(15)やエンコーダ(16)から送信されたデータに基いて、操作部(12)の可動範囲から選択した10以上の測定位置における筋力データ(P1)(P2)…を算出し、更にこの筋力データからユーザのトレーニングに必要となる負荷量を運動位置によって変化するトルクカーブ(T)として算出して、これを登録情報としてサーバ装置(3)に送信するプログラムが記憶手段(17d)に組み込まれた登録用端末(17)とを含んで構成されると共に、
    前記トレーニング装置(2)については、前記測定装置(1)とほゞ同じ形態の操作部(22)と;出力軸を有するトルクモータ(24)と;前記操作部(22)とトルクモータ(24)の出力軸を連繋せしめて、操作部(12)の往復運動に出力軸のトルクを伝える動力伝達機構(23)と;入力手段(25b)から入力されたユーザの識別データをサーバ装置(3)に認証用データとして送信するプログラム、及びサーバ装置(3)から送信されたトルクカーブ(T)を基にトルクモータ(24)を制御して出力軸のトルクを調節するプログラムが記憶手段(25d)に組み込まれた制御用端末(25)とを含んで構成され、
    更に前記サーバ装置(3)は、測定装置(1)から送信されたユーザの登録情報を記憶可能で、かつ、トレーニング装置(2)から送信された識別データと登録された識別データとを比較して個人認証を行うプログラムが組み込まれた記憶手段(32)を備えて構成されていることを特徴とするトレーニングシステム。
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