JP2014112989A - 電力計量情報中継装置、中継装置の設置場所決定方法及び電力計量情報通信方法 - Google Patents

電力計量情報中継装置、中継装置の設置場所決定方法及び電力計量情報通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力需要側の機器間を効率良く通信するための電力計量情報中継装置、中継装置の設置場所決定方法及び電力計量情報通信方法を提供する。
【解決手段】電力計量情報中継装置20は、電力計量器から無線に関する情報を受信する無線受信部21と、無線受信部21から得られた無線に関する情報に基づき中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する中継制御部23とを備える。また、中継制御部23には、定量化した情報を表示する簡易表示部28と、定量化した情報を記憶する中継情報管理部29が接続されている。さらに、無線受信部21には、電力計量器からの無線強度を検出する無線強度検出部31が接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電力需要側の機器間を効率良く通信するための電力計量情報中継装置、中継装置の設置場所決定方法及び電力計量情報通信方法に関する。
従来の電力システムでは、需要の変化を追いかける形で発電量を制御する形態をとっていた。このため、需要と供給のバランス差によるロスや、需要自体をコントロール出来ていないことによるロスなどにより、必ずしも効率の良い制御が行えていないという問題があった。
これに対して、発電側と需要側とを通信などによる情報的な密結合関係を持たせ、必要に応じて需要を減らす制御を加え、社会的容量により見合う需要となるよう新たな考えの制御システムが着目されている。
このようなシステムにおいて、需要のコントロールを行うには、各需要側と発電側との間に通信網を配置し、双方向に通信が行えることが必要となる。双方向通信を行うには、通常発電側では電力管理を行うサーバシステム、需要側では住宅等に設置された電力計量器が通信対象となる。
しかしながら、需要側の電力計量器は住宅の外壁等に設置されており、住宅内でのアクセスが困難であると共に、需要家が操作するに十分なインタフェースを持ち合わせていない。また、一般的に住宅内のコントロールはHEMS(Home Energy Management System)と呼ばれる制御システムが行うが、これらはこれまでの住宅家電制御の経緯の中で、イーサネット通信や無線LAN通信といったようにインターネットで培った技術を中心に構築されたものが多い。
このため、需要側のコントロールがスムーズに行うことを目的として、需要家の操作を十分に考慮したHEMSと、需要側の電力量管理の窓口的存在となる電力計量器とを結合する形態が検討されている。
特開2010−128810号公報
しかしながら、HEMSと電力計量器とを結合するためには、それぞれが持ち合わせる通信インタフェースを効率良く接続して通信する必要があった。
本発明の実施形態は、電力需要側の機器間を効率良く通信するための電力計量情報中継装置、中継装置の設置場所決定方法及び電力計量情報通信方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態は、電力需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器と、電力需要側の電力関連機器を制御する電力需要側制御システムとを無線で接続する電力計量情報中継装置であって、前記電力計量器から無線に関する情報を受信する無線受信部と、該無線受信部から得られた無線に関する情報に基づき中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する中継制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の実施形態は、電力需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器と、電力需要側の電力関連機器を制御する電力需要側制御システムとを無線で接続する電力計量情報中継装置の設置場所決定方法であって、前記電力計量器からの無線に関する情報を無線受信部が受信する工程と、前記無線受信部から得られた無線に関する情報に基づき、中継制御部が中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する工程と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明の実施形態は、電力需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器から無線に関する情報を受信する無線受信部、及び該無線受信部から得られた無線に関する情報に基づき中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する中継制御部を備える電力計量情報中継装置と前記電力計量器との間の通信方法であって、前記電力計量情報中継装置から前記電力計量器に対して、以後前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置へ周期的に送る情報を所定の周波数で行うように指令を送信する工程と、前記指定された所定の周波数に従って前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置に対して周期的な電力関連情報の通知を行う工程と、を有することを特徴とする。また、本発明の実施形態に係る電力計量情報通信方法は、前記電力計量情報中継装置から前記電力計量器に対して、以後前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置へ送る情報を所定の周波数で行うように指令を送信する工程と、前記指定された所定の周波数に従って前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置に対して電力関連情報の通知を行う工程と、を有することを特徴とする。さらに、本発明の実施形態に係る電力計量情報通信方法は、前記電力計量情報中継装置から前記電力計量器に対して、以後前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置へ送る情報を所定の周波数で行うように指令のみを送信する工程と、前記電力計量情報中継装置から前記電力計量器に対して、前記指令の情報量よりも大きな情報量の電力関連情報を送信する工程と、前記指定された所定の周波数に従って前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置に対して電力関連情報の通知を行う工程と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る電力計量情報中継装置を含む中継システムの全体構成を示す概略図である。 図1の電力計量情報中継装置の詳細な構成を示すブロック図である。 住宅内の複数の地点における複数の電力計量器からの無線強度に対応したポイントを記録したテーブルである。 本発明の一実施形態に係る中継装置の設置場所決定方法を説明するための概略図である。 本発明の一実施形態に係る中継装置の設置場所決定方法を説明するための他の概略図である。 本発明の一実施形態に係る電力計量情報通信方法を説明するための概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
(全体構成)
図1に、本実施形態の電力計量情報中継装置を含む中継システムの全体構成を示す。
本中継システム10は、住宅の外壁等に設置され需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器11、需要家の住宅内の電力制御を行うHEMS12、冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの電力消費装置13、屋上に設置された太陽光発電装置や風車による風力発電装置などの発電装置14、電気を一次的に蓄える蓄電装置15、需要家内の電力情報を表示するインホームディスプレイ16、需要家の住宅外部に配置され電力供給側の電力需給制御を行う主管理サーバ17、及び電力計量器11とHEMS12とを接続する電力計量情報中継装置20を備えている。
電力計量器11は、通信手段5により主管理サーバ17と接続される一方、通信手段6により住宅内部の電力計量情報中継装置20と接続されている。また、電力計量情報中継装置20は、通信手段7によりHEMS12と接続されている。
HEMS12は、需要家内の電力関連装置としての電力消費装置13、発電装置14及び蓄電装置15と通信手段8により通信を行い、発電された電力を需要家内で消費したり、一時的に蓄電池に蓄えたり、場合によっては需要家から外部への方向に電力を流すことで売電を行うなど、電力の流れをコントロールできるようになっている。
また、HEMS12は、電力計量情報中継装置20から転送される電力制御情報を受信することにより、需要家にその情報提示を行うことができるようになっている。例えば、HEMS12に接続されたインホームディスプレイ16により、画面による情報を表示するとともに、同時に装備されるボタンや、画面のタッチディスプレイ機能を用い、電力供給側の主管理サーバ17から流れた電力制御情報に対する応答を行うことができるようにされている。
また、主管理サーバ17と電力計量器11とを接続する通信手段5は、主に無線方式によるもの、電力線を通した通信によるものなどが挙げられる。主管理サーバ17と電力計量器11との間でやりとりされる情報は、電力計量器11が計測した需要家の消費電力値と主管理サーバ17から需要家に要求する電力制御情報等である。電力制御情報の例としては、夏場の電力需要が高い時間帯に、電力料金の一時的な値上げや、インセンティブの提案などにより、需要を下げてもらうための情報などがある。
上記の情報は通信手段6を介し、HEMS12へと転送する必要があるが、通常は通信手段6と、HEMS12が主に使用する通信手段7は異なるものであるため、このような電力計量情報を中継するための電力計量情報中継装置20が設置される。
(電力計量情報中継装置20の構成)
図2は、電力計量情報中継装置20の詳細な構成を示すブロック図である。
本電力計量情報中継装置20は、電力計量器11からの情報を受信する無線受信部21、得られた情報を蓄積する信号情報蓄積部22、得られた情報を解析するとともに中継装置の設置場所を決定するための情報を作成する中継制御部23、解析後のデータを蓄積する信号情報蓄積部24、HEMS12と通信するためのHEMS通信インタフェース25を備えている。
無線受信部21は、電力計量器11からの情報を受信するアンテナ35と接続されている。また、無線受信部21は、無線の状態を参照するための無線強度検出部31と、送受信する無線周波数を制御するための周波数制御部32とに接続されている。
また、中継制御部23は、需要家による操作を通じて情報を指定可能なPC等の装置26と、解析、作成された情報を蓄積、管理する中継情報管理部29とに接続されている。さらに、中継制御部23は、PC等の装置26を接続しなくても簡易な操作で指示・参照が行えるよう、ボタン27及び簡易表示媒体(LED等)28に接続されている。また、HEMS通信インタフェース25は、HEMS12に転送するための通信媒体36と接続されている。
(電力計量情報中継装置20の作用)
電力計量情報中継装置20において、まず無線受信部21がアンテナ35を介して電力計量器11からの情報を無線で受信すると、無線受信部21は受信したデータを信号情報蓄積部22へ送信する。信号情報蓄積部22は、このデータを一旦蓄積後、中継制御部23へ送信する。中継制御部23は、電力計量器11からの情報をHEMS12へ中継するか否かの判断を行う。中継制御部23は中継の必要がある情報と判断すると、情報を信号情報蓄積部24に転送し、HEMS通信インタフェース25、通信媒体36を介してHEMS12に転送する。
(電力計量情報中継装置20の設置場所決定方法)
電力計量情報中継装置20は、電力計量器11からの情報をHEMS12側に中継するが、電力計量器11との通信手段6には無線が主に利用される。
この理由は、電力供給側との物理的な関係を疎にし、セキュリティに配慮した方式が望まれていることと、電力計量器11が電力供給側の主管理サーバ17と行う通信手段5にも無線が用いられていることによる。主管理サーバ17との通信手段5に利用する無線手段を需要家内の通信に流用することで、コストパフォーマンスの良いシステムの構築が可能である。
電力計量情報中継装置20と電力計量器11との間の無線通信を良好な状態で維持するためには、電力計量情報中継装置20の宅内での設置位置が重要である。電力計量器11は、需要家の外壁に設置され、位置は固定されている。従って、電力計量情報中継装置20を無線通信のし易い場所に設置する必要がある。以下、電力計量情報中継装置20を宅内の好ましい場所へ設置する方法について、簡易的な手法と正確な手法に分けて詳しく説明する。
(簡易的な設置場所の決定方法)
まず、電力計量情報中継装置20の宅内の暫定位置に設置して、その場所での無線強度を測定する。電力計量情報中継装置20のボタン27が押下されると、中継制御部23は無線受信部21に指令を発して、無線強度検出部31を動作させる。無線強度検出部31は、所定の周波数における無線強度の測定を行う。測定した結果は、中継情報管理部29に記憶される。無線強度は、測定期間内の平均値等によりN段階の強度情報に変換され、結果が表示される。例えば、簡易表示媒体28は、LEDの色による段階表示、LED点灯個数による段階表示などを行う。
次に、宅内での電力計量情報中継装置20の位置を変えて、その場所での無線強度の測定を繰り返す。
このように、利用ユーザは、電力計量情報中継装置20を住宅内の候補となる場所に設置し、ボタン27を押下することによる電波計測を行い、その結果をPC等の装置26や、LED等の簡易表示媒体28を参照することで、どの場所の状況が最も良好であるかを簡易に把握することができる。
(正確な設置場所の決定方法)
電力計量情報中継装置20の設置場所の正確な決定は、無線受信部21が受信したデータの内容を中継制御部23が分析して行う。無線受信部21が受信するデータには周囲の住宅等に配置されている複数の電力計量器11からの無線強度の他に、各々の電力計量器11の管理IDやそれらに関連した情報が含まれる。ボタン27の押下のタイミング毎に無線受信部21がこれらのデータを取得し、中継制御部23がこれらのデータに基づき設定場所決定のためのデータを作成し、中継情報管理部29が記憶する。記憶された情報は、不揮発メモリ等の記憶可能な媒体に記録され、電源の供給がなくなっても消失しないようにされている。以下、具体例を挙げて説明する。
(具体例)
図3は、対象となる住宅内の複数の地点における複数の電力計量器11からの無線強度に対応したポイントを記録したテーブルである。このテーブルにおいて、各列の欄には、無線強度を測定した位置毎に、接続したい電力計量器11のID、それ以外の電力計量器11のID、ID不明な電波のそれぞれの無線強度に対応したポイントと、これらのポイントから計算した合計ポイントが記録されている。また、無線強度を測定した時点での時刻も記録されている。
各測定位置においては、接続対象とする電力計量器11からの距離が近く、無線強度が大きくなる程、高いポイントが付与される。反対に、接続対象とする電力計量器11の距離が遠く、無線強度が小さくなる程、ポイントが低くなる。また、接続対象としない他の電力計量器11からの電波がより弱い程、またその電波の発生頻度が低い程、各測定位置での最終的な合計ポイントは高くなるように設定される。
以下、図4において、対象となる住宅I内のA位置、B位置、C位置おけるポイントを算出する例について具体的に説明する。
まず、住宅Iに最も近い位置に配置されている電力計量器M1に着目すると、電力計量器M1からはC位置、A位置、B位置の順に遠くなるので、例えば、C位置に12ポイント、A位置に10ポイント、B位置に6ポイントを付与する。
次に、電力計量器M1よりも住宅Iから離れた位置に配置されている電力計量器M2に着目すると、電力計量器M2からはC位置、B位置、A位置の順に遠くなるので、例えば、C位置に7ポイント、B位置に4ポイント、A位置に2ポイントを付与する。
さらに、住宅Iから最も離れた位置にある電力計量器M3に着目すると、電力計量器M3からはA位置、B位置、C位置の順に遠くなるので、例えば、A位置が3ポイント、B位置が2ポイント、A位置が1ポイントを付与する。
ここで、接続対象とする電力計量器11をM1とすると、A位置では、M1のポイントから接続対象外のM2及びM3のポイントを減算し、合計ポイントは、10−2−3=5ポイントとなる(図3参照)。同様に、B位置では6−4−2=0ポイント、C位置では12−7−1=4ポイントとなる(図3参照)。以上の結果より、電力計量情報中継装置20は、合計ポイントが一番高くなるA位置に配置することが好ましいことになる。
また、接続対象外の電力計量器11に関しては、主管理サーバ17間の通信ネットワーク内のリレーが多い電力計量器11程、周囲に与える影響力が大きくなるためポイントが高くなるように設定し、上述した減算により測定位置での合計ポイントを低くすることが好ましい。
例えば、図5に示すように、主管理サーバ17間の通信が複数の電力計量器11をリレー式に中継し転送を行うシステムである場合を想定する。この場合、より多くの電力計量器の情報をリレーする電力計量器11は、電波発生の頻度が高いため、妨害を受け易い。さらに、中継システム10からの電波が逆に影響を与えてしまう可能性が高いため、こうした電力計量器の電波影響が高いケースはよりポイントを高く設定して、合計ポイントを落とす計算を行う。
例えば、図5において、電力計量器11Aには11B〜11Jの9個の電力計量器の情報をリレーしているので、ポイントを例えば3倍とする。また、電力計量器11Bには11E及び11Fの2個、電力計量器11Cには11Gの1個、電力計量器11Dには11H、11I及び11Jの3個の電力計量器の情報をリレーしているので、ポイントを例えば2倍とする。これに対して、11E〜11Jまでの6個の電力計量器ではポイントは1倍とする。
これらの電力計量器11A〜11Jは、図3に示すテーブルにおいてはM2又はM3の如く接続対象外の電力計量器11に対応するため、ポイントが高い程、上述した減算により合計ポイントは低くなることになる。
以上説明した方法で計算した合計ポイントは、PC等の装置26に表示することができる。また、PC等の装置26が接続されていなくても、簡易表示部28によってLEDの色による段階表示、LED点灯個数による段階表示などを行うことができる。
(同一の周波数を用いた通信方法)
簡易なリレー方式で構成される電力計量器11と主管理サーバ17との間の通信方法では、中継システム10全体で一つの周波数を使用する。これにより、発信された情報は到達距離内にある全ての電力計量器11に到達し、受信することができる。単一の周波数での送受信を行える電力計量情報中継装置20により、システムを低コストで構築することができる。このため、電力計量情報中継装置20と電力計量器11の通信も同一の周波数で運用する方式が最もシンプルである。
しかしながら、上記の同一の周波数を用いる方式は伝送帯域の小さい無線システムであり、需要家からの電波の頻度によっては、電力計量器11と主管理サーバ17との間の通信を妨害する可能性がある。そこで、電力計量情報中継装置20と電力計量器11間の通信に、以下のように異なる周波数を用いた通信方法を用いることができる。
(異なる周波数を用いた通信方法)
以下、図6に基づいて異なる周波数を用いた通信方法について説明する。
電力計量器11と主管理サーバ17とは、通信41によって、電力計量値の通知や主管理サーバ17から需要家への電力制御要求情報のやりとりなどを行なっている。この通信41で利用する周波数を例えばAとする。一方、電力計量器11と電力計量情報中継装置20との間では、電力計量情報中継装置20から電力計量器11に対する計量値の読出し、電力計量器11からの周期的な計量値の通知、及び主管理サーバ17からの電力制御要求情報の中継、及びそれに対する需要家の応答情報の中継などが行なわれる。
異なる周波数を用いた通信方法では、例えば、以下のような3種類の通信方法を用いることができる。
(第1の通信方法)
この通信方法では、まず、電力計量情報中継装置20から電力計量器11に対して、「電力計量値を所定の周波数Bで周期的に送りなさい」といった小さな情報量の指令を周波数Aで送る(通信42)。
次に、電力計量器11から電力計量情報中継装置20へ「電力計量値」の値を指定された周波数Bで周期的に送る(通信43〜45)。
このように、2つの周波数A及びBを使い分けることで、電力計量器11及び主管理サーバ17間の通信に使用される周波数Aの利用効率を上げることができる。
(第2の通信方法)
この通信方法では、まず、電力計量情報中継装置20から電力計量器11に対して、「電力情報を所定の周波数Bで送りなさい」といった小さな情報量の指令を周波数Aで送る(通信46)。
次に、電力計量器11から電力計量情報中継装置20へ「電力情報」を指定された周波数Bで送る(通信47)。
第1の通信方法と同様に、2つの周波数A及びBを使い分けることで、電力計量器11及び主管理サーバ17間の通信に使用される周波数Aの利用効率を上げることができる。
(第3の通信方法)
第3の通信方法(通信48〜50)では、電力計量情報中継装置20から比較的大きなメッセージの送信が必要であり、かつ応答メッセージも小さくない場合に行う手法である。
この通信方法では、まず、電力計量情報中継装置20から電力計量器11に対して、「この後、データを周波数Bで送ります」といった周波数のみ指示する小さい情報量の指示を周波数Aで送る(通信48)。
次に、電力計量情報中継装置20の周波数制御部32により周波数をAからBに変更し、例えば、1時間毎又は1日毎の大きなデータを指定された周波数Bで無線送信部(図示せず)より電力計量器11へ送る(通信49)。
これに対して、電力計量器11から電力計量情報中継装置20への比較的大きな応答メッセージも周波数Bで行う(通信50)。
以上のような周波数の使い分けにより、本来の電力計量器11と主管理サーバ17間の通信の阻害をすることなく、需要家の宅内の通信も兼用した方式が可能になる。
[他の実施形態]
(1)図3に示すテーブルでは、一つの周波数で通信している場合の例を示したが、複数の周波数が利用可能な場合は、周波数毎にテーブルを作成することができる。この場合は、周波数も考慮して最も効率的な電力計量情報中継装置20の設置場所を選択することができる。
(2)上記実施形態では、各々の電力計量器からの無線強度に対応したポイントを用いて設置場所を決定したが、測定した無線強度の値を直接用いて計算して、電力計量情報中継装置20の設置場所を決定することも可能である。
(3)上記実施形態では、接続対象とする電力計量器11のポイントから接続対象外の電力計量器11のポイントを減算して合計ポイントを算出したが、計算手法はこれには限定されない。他の計算手法として、例えば、接続対象とする電力計量器11のポイントを接続対象外の電力計量器11のポイントで除することによって合計ポイントを算出しても良い。
(4)以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…中継システム
11…電力計量器
12…HEMS(電力需要側制御システム)
13…電力消費装置
14…発電装置
15…蓄電装置
16…インホームディスプレイ
17…主管理サーバ
20…電力計量情報中継装置
21…無線受信部
22…信号情報蓄積部
23…中継制御部
24…信号情報蓄積部
25…通信インタフェース
26…PC等の装置
27…ボタン
28…簡易表示媒体
29…中継情報管理部
31…無線強度検出部
32…周波数制御部
35…アンテナ
36…通信媒体
41〜50…通信

Claims (10)

  1. 電力需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器と、電力需要側の電力関連機器を制御する電力需要側制御システムとを無線で接続する電力計量情報中継装置であって、
    前記電力計量器から無線に関する情報を受信する無線受信部と、該無線受信部から得られた無線に関する情報に基づき中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する中継制御部と、
    を備えることを特徴とする電力計量情報中継装置。
  2. 前記中継制御部に、さらに、前記定量化した情報を記憶する中継情報管理部と、前記定量化した情報を表示する簡易表示部を接続したことを特徴とする請求項1記載の電力計量情報中継装置。
  3. 前記無線受信部に、さらに、前記電力計量器からの無線強度を検出する無線強度検出部を接続したことを特徴とする請求項1又は2記載の電力計量情報中継装置。
  4. 電力需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器と、電力需要側の電力関連機器を制御する電力需要側制御システムとを無線で接続する電力計量情報中継装置の設置場所決定方法であって、
    前記電力計量器からの無線に関する情報を無線受信部が受信する工程と、
    前記無線受信部から得られた無線に関する情報に基づき、中継制御部が中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する工程と、
    を有することを特徴とする中継装置の設置場所決定方法。
  5. 前記定量化した情報は、複数の前記電力計量器からの無線強度に基づき算出したポイントで表され、該ポイントは、接続対象となる電力計量器からの受信無線強度が強い程、及び接続対象外の電力計量器からの受信無線強度が弱い程、高い値が付与されることを特徴とする請求項4記載の中継装置の設置場所決定方法。
  6. 前記接続対象外の電力計量器における電波の発生頻度が低い程、合計ポイントが高くなるように設定することを特徴とする請求項5記載の中継装置の設置場所決定方法。
  7. 前記接続対象外の電力計量器における通信ネットワーク内のリレーが多い程、合計ポイントが低くなるように設定することを特徴とする請求項5記載の中継装置の設置場所決定方法。
  8. 電力需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器から無線に関する情報を受信する無線受信部、及び該無線受信部から得られた無線に関する情報に基づき中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する中継制御部を備える電力計量情報中継装置と前記電力計量器との間の通信方法であって、
    前記電力計量情報中継装置から前記電力計量器に対して、以後前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置へ周期的に送る情報を所定の周波数で行うように指令を送信する工程と、
    前記指定された所定の周波数に従って前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置に対して周期的な電力関連情報の通知を行う工程と、
    を有することを特徴とする電力計量情報通信方法。
  9. 電力需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器から無線に関する情報を受信する無線受信部、及び該無線受信部から得られた無線に関する情報に基づき中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する中継制御部を備える電力計量情報中継装置と前記電力計量器との間の通信方法であって、
    前記電力計量情報中継装置から前記電力計量器に対して、以後前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置へ送る情報を所定の周波数で行うように指令を送信する工程と、
    前記指定された所定の周波数に従って前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置に対して電力関連情報の通知を行う工程と、
    を有することを特徴とする電力計量情報通信方法。
  10. 電力需要側の電力量管理の窓口となる電力計量器から無線に関する情報を受信する無線受信部、及び該無線受信部から得られた無線に関する情報に基づき中継装置の設置場所を決定するための定量化した情報を算出する中継制御部を備える電力計量情報中継装置と前記電力計量器との間の通信方法であって、
    前記電力計量情報中継装置から前記電力計量器に対して、以後前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置へ送る情報を所定の周波数で行うように指令のみを送信する工程と、
    前記電力計量情報中継装置から前記電力計量器に対して、前記指令の情報量よりも大きな情報量の電力関連情報を送信する工程と、
    前記指定された所定の周波数に従って前記電力計量器が前記電力計量情報中継装置に対して電力関連情報の通知を行う工程と、
    を有することを特徴とする電力計量情報通信方法。
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