JP2014111433A - シェル構造体同士を接合するための円周スプライス - Google Patents

シェル構造体同士を接合するための円周スプライス Download PDF

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Abstract

【課題】航空機胴体等のシェル構造の接合に関わる時間および労働コストを節約できるシェル構造体スプライスを提供する。
【解決手段】第1のエッジを有する第1のパネル110aと、第2のエッジを有する第2のパネル110bであって、第2のエッジが第1のエッジと端に沿って位置合わせ状態になることにより重ね継手106を形成するように位置決めされる、第2のパネルと、重ね継手をブリッジし、第1のパネルおよび第2のパネルに対して装着されるストラップ12であって、第1のテーパ状領域および第2のテーパ状領域を有するストラップと、テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する取付具24であって、テーパ状セクションがストラップのテーパ状領域に対して装着される、取付具とを含む。
【選択図】図3

Description

本開示は、一般的には、シェル構造体同士の接合に関し、より詳細には、航空機の胴体セクションなどのシェル構造体の隣接し合うセクション同士を共に接合するための重ね継手に関する。
大型航空機の主要な構造要素は、典型的には、金属または複合材料から作製される。例えば、かかる航空機の胴体シェルは、典型的には、比較的高い強度重量比を有する高強度アルミニウム合金または繊維強化樹脂材料から製造され得る。
航空機は、2つ以上の胴体セクション、すなわちシェルセクションを備え得るが、これらは、重ね継手にてブリッジされ、円周方向に共に固定されて、胴体セクション同士を相互連結し、完全な胴体構造体を形成する。これらの一体継手を正確に取り付けるために、胴体セクション同士は、位置合わせされ、装着穴が、連結継目板および下層のシェル構造体を貫通して穿孔される。例えば、隣接し合う胴体セクション同士が、フレームと、胴体の内側に位置決めされ、隣接し合う胴体セクション縦通材の間をブリッジする隔壁とから構成される、スプライスにより接合され得る。複数の取付具が、フレームを貫通して延在し、胴体セクション同士の連続性を促進する。別の例としては、隣接し合う胴体セクション同士は、継目板と、一対の隣接し合う胴体セクション同士の間に装着されて隣接し合う胴体セクションの間の界面をブリッジする複数の継目取付具とにより、共に一体化され得る。一般的には、継目板は、平坦であり、重ね継手の間にわたって延在する平面状継目コードを形成する。重ね継手のタイプによっては、アセンブリは、継目取付具を中に延在させるための、フレームまたは隔壁の中に配設された複数のマウスホールを必要とする場合がある。
典型的には、継目取付具は、チタンなどの金属材料から形成され得る。チタンは、比較的高価な材料であるため、チタン製継目取付具に関わる材料コストおよび製造コストは、航空機製造に関わるコストを上昇させ得る。さらに、胴体セクション同士は、フレームを貫通して延在することによりこれらの胴体セクションに対してフレームを連結する複数の固定具と、継目取付具を貫通して延在することによりこれらの胴体セクションに対して取付具を連結する複数の固定具とにより、共に重ね継ぎされ得る。これらの固定具を取り付けるために、複数の装着穴が、これらの固定具を受けるようにスプライスを貫通して穿孔されなければならない。かかる組立プロセスの1つの欠点は、チタン製継目取付具を含む異種材料スタックを貫通する穴を穿孔することに多大な時間量がかかり、そのため、胴体セクションの組立に必要な時間およびかかる組立に関わる労働コストが増大することである。さらに、チタンまたは他の金属材料から作製された継目取付具を貫通して穿孔される穴は、一般的に、これらのパーツの切離しおよびバリ取りを必要とし、そのため、胴体の組立に関わる時間およびコストをさらに増大させる。かかる組立プロセスのもう1つの欠点は、接合界面に沿って胴体セクションを位置合わせし、継目取付具を合わせるために、シムが必要となる場合があり、そのため、時間およびコストがさらにより増大する点である。
したがって、当業者は、特に航空機組立の分野におけるシェル構造体同士の接合の分野において、研究開発の努力を続けている。
一実施形態においては、開示されるシェル構造体スプライスは、第1のエッジを有する第1のパネルと、第1のパネルに対して装着され、第1のエッジを越えて延在するストラップであって、第1のテーパ状領域を有するストラップと、テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する第1の取付具であって、テーパ状セクションが、ストラップの第1のテーパ状領域に対して装着される、第1の取付具とを含んでよい。任意には、フレームが、ストラップに対して連結される。
別の実施形態においては、開示されるシェル構造体スプライスは、第1のエッジを有する第1のパネルと、第2のエッジを有する第2のパネルであって、第2のエッジが第1のエッジと端に沿って位置合わせ状態になることにより重ね継手を形成するように位置決めされる、第2のパネルと、重ね継手をブリッジし、第1のパネルおよび第2のパネルに対して装着されるストラップであって、第1のテーパ状領域および第2のテーパ状領域を有する、ストラップと、テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する第1の取付具であって、テーパ状セクションがストラップの第1のテーパ状領域に対して装着される、第1の取付具と、テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する第2の取付具であって、テーパ状セクションがストラップの第2のテーパ状領域に対して装着される、第2の取付具とを含んでよい。
別の実施形態においては、シェル構造体の隣接し合うパネル同士を接合するための開示されるスプライスは、第1の側部、第2の側部、ほぼ平坦状の中間領域、中間領域の近くから第1の側部の近くまで下方に延在する第1のテーパ状領域、および中間領域の近くから第2の側部の近くまで下方に延在する第2のテーパ状領域を有するストラップと、テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する第1の取付具であって、テーパ状セクションがストラップの第1のテーパ状領域に対して装着される、第1の取付具と、テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する第2の取付具であって、テーパ状セクションがストラップの第2のテーパ状領域に対して装着される、第2の取付具とを含んでよい。Z字断面フレームまたはC字断面フレームが、継目ストラップの中間平坦状セクションに対して装着されてもよい。
別の実施形態においては、シェル構造体を接合する方法が開示され、方法は、(1)第1のエッジを有するシェル構造体の第1のパネルを用意するステップと、(2)第1のテーパ状領域および第2のテーパ状領域を有するストラップを用意するステップと、(3)第1のテーパ状領域が第1のパネルに隣接し、第2のテーパ状領域が第1のエッジから外方に延在するように、第1のエッジに隣接してストラップを位置決めするステップと、(4)第1のパネルに対してストラップを装着するステップと、(5)テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する第1の取付具を用意するステップと、(6)テーパ状セクションがストラップの第1のテーパ状領域に隣接し、平坦状セクションが第1のパネルに隣接するように、第1の取付具を位置決めするステップと、(7)ストラップに対して第1の取付具を装着するステップと、(8)第1のパネルに対して第1の取付具を装着するステップとを含んでもよい。
さらに別の実施形態においては、シェル構造体を接合する方法が開示され、方法は、(1)第1のエッジを有するシェル構造体の第1のパネルを用意するステップと、(2)第1のテーパ状領域および第2のテーパ状領域を有するストラップを用意するステップと、(3)第1のテーパ状領域が第1のパネルに隣接し、第2のテーパ状領域が第1のエッジから外方に延在するように、第1のエッジに隣接してストラップを位置決めするステップと、(4)第1のパネルに対してストラップを装着するステップと、(5)テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する第1の取付具を用意するステップと、(6)テーパ状セクションがストラップの第1のテーパ状領域に隣接し、平坦状セクションが第1のパネルに隣接するように、第1の取付具を位置決めするステップと、(7)ストラップに対して第1の取付具を装着するステップと、(8)第1のパネルに対して第1の取付具を装着するステップと(9)第2のエッジを有するシェル構造体の第2のパネルを用意するステップと、(10)第1のエッジおよび第2のエッジが端に沿って位置合わせ状態になることにより重ね継手を形成し、第2のテーパ状セクションが第2のパネルに隣接し、ストラップが重ね継手をブリッジするように、第1のパネルに隣接して第2のパネルを位置決めするステップと、(11)第2のパネルに対してストラップを装着するステップと、(12)テーパ状セクションおよび平坦状セクションを有する第2の取付具を用意するステップと、(13)テーパ状セクションがストラップの第2のテーパ状領域に隣接し、平坦状セクションが第2のパネルに隣接するように、第2の取付具を位置決めするステップと、(14)ストラップに対して第2の取付具を装着するステップと、(15)第2のパネルに対して第2の取付具を装着するステップとを含んでもよい。
開示される接ぎ合わされた結合表面の他の実施形態が、以下の詳細な説明、添付の図面、および添付の特許請求の範囲から明らかになろう。
本開示に従って組み立てられた航空機の斜視図である。 図1の航空機の複数の胴体セクションの分解斜視図である。 図1の航空機の隣接し合う胴体セクション同士の間の重ね継手の部分斜視図である。 図3の重ね継手の単一のスプライスの部分斜視図である。 図4のスプライスの部分分解側方斜視図である。 図4のスプライスの部分分解上方斜視図である。 図4のスプライスの上面図である。 図4のスプライスの側面図である。 スプライスの部分分解斜視図である。 開示されるスプライスの継目板の断面図である。
以下の詳細な説明は、本開示の具体的な実施形態を図示する添付の図面を参照とする。異なる構造体および動作を有する他の実施形態は、本開示の範囲から逸脱しない。同様の参照数字は、種々の図面において同一の要素または構成要素を指し得る。
図1および図2を参照すると、航空機100が、複数の胴体セクション104(それぞれ胴体セクション104a〜104eとして特定される)を有する胴体102を含み得る。これらの胴体セクション104は、複数の対応する重ね継手106(それぞれ重ね継手106a〜106eとして特定される)により、共に接合され得る。
各胴体セクション104は、胴体102の長手方向軸Aを中心として360°にわたり延在する複合材料製外板108を含み得る。本開示内において、「胴体セクション」という用語は、便宜上、軸を中心として360°にわたり延在する任意のシェル構造体を指すために使用される。胴体セクション104は、ほぼ円筒状の構造体に限定されず、円形断面形状、楕円形断面形状、長円形断面形状、卵形断面形状、直線状断面形状、テーパ状断面形状、または他の断面形状を有する構造体を含み得ることが、当業者には認識されよう。さらに、胴体セクション104は、外板108が軸を中心として360°にわたり連続的に延在する単体外板である、単体セクションであってもよく、または、全360°にわたる胴体セクション104を形成するために共に接合される2つ以上の外板セグメントから形成することが可能であることが、当業者には認識されよう。
胴体102は、複数の客室用シートを保持するように構成された客室をさらに含んでよい。また、各胴体セクション104は、客室内に着座した乗客が航空機100の外を見られるようにするための、複数の窓用切欠部(図示せず)を含んでもよい。また、胴体102は、客室ドア、貨物室ドア、およびアンテナ等々を含んでもよい。
図3を参照すると、10で全体的に示されるスプライスが、一対の隣接するように位置決めされた胴体セクション104同士の間をブリッジし、これらの胴体セクション104を構造的に接合して、これらの胴体セクション104の間に重ね継手106を画定し得る。この図は、胴体102の内部から重ね継手106の一部分を外に向かって見たものである。スプライス10は、一般的には、胴体セクション104同士の対向し合う端部に配置され得る。スプライス10は、胴体セクション104同士を一体化し、結果的に得られる胴体102に対して強度および安定性を与えるように、胴体セクション104の内側に位置決めされ得る。円周方向に延在するスプライス10の一部分のみが、図3においては図示されるが、スプライスは、胴体セクション104の全内方円周部に沿って延在してもよく、またはこれらの内方円周部の1つまたは複数の部分のみに沿って延在してもよい。
各胴体セクション104は、パネル110(それぞれ第1のパネル110aおよび第2のパネル110bとして特定される)を含み得る。第1の胴体セクション104aが、第1のパネル110aを含んでよく、第2の胴体セクション104bが、第1のパネル110aと端に沿って位置合わせ状態になるように位置決めされた第2のパネル110bを含んでよい。一実施形態においては、パネル110は、航空機の胴体セクションの公知のパネル部分と少なくともほぼ同様の構造および機能を有してもよい。例えば、パネル110は、外板108に対して装着された複数の補剛材または縦通材114を含んでよい。外板108は、これらの複数の縦通材114に対して装着され、これらの縦通材114を覆うことにより、胴体セクション104の外側表面を形成してもよい。
図4〜図8を参照すると、各縦通材114が、外板108から離れる方向に突出する隆起部分116と、外板108に対して直接的に装着された複数のフランジ部分118とを含み得る。図示される実施形態においては、縦通材114は、ほぼ「U字」形状断面を有し得る。しかし、縦通材114は、「L字」形状、「C字」形状、逆「T字」形状、「I字」形状、等々を含む、他の断面形状を有し得ることが、当業者には認識されよう。さらに他の実施形態においては、パネル110は、縦通材114のフランジ部分118に対合する支持部材またはオフセットなどの、他の特徴部を含み得る。
縦通材114は、ある縦通材114のフランジ部分118が、隣接する縦通材114の対応するフランジ部分118に位置合わせされるように、外板108の上に位置決めされ得る。フランジ部分118同士をかように位置合わせすることにより、これらのフランジ部分118は、縦通材114の隆起部分116同士の間に延在する、複数の少なくともほぼ連続した支持表面を形成し得る。別の実施形態においては、図示するように、これらの縦通材114は、ある縦通材114のフランジ部分118が、隣接する縦通材114の対応するフランジ部分118から円周方向にずらされる(または別様に離間される)ように、外板108上において離間され得る。
次に、開示されるスプライス10をより明確に示すために重ね継手106のあるセグメントを図示する、図4〜図8を参照する。スプライス10は、胴体セクション104の重ね継手106の周囲に少なくとも部分的に円周方向に延在するストラップ12を含み得る。ストラップ12は、隣接し合う胴体セクション104の間をブリッジし、これらの胴体セクション104の両方の一部分に重なるのに十分な、胴体102の長手方向において規定される幅を有してもよい。
ストラップ12は、隣接し合うパネル110の外板108に接触する底部表面14を含み得る。この底部表面14は、湾曲状であってもよく、底部表面のこの湾曲は、胴体102(図2)の湾曲に一致してもよい。また、平坦な底部表面14が予期される。
ストラップ12の両側部16(図4および図5においてはそれぞれ第1の側部16aおよび第2の側部16bとして特定される)が、重ね継手106から離れる方向に延在し、外板108のエッジ120(図4および図5においてはそれぞれ第1のエッジ120aおよび第2のエッジ120bとして特定される)に対して装着され得る。継目ストラップ12の頂部表面18が、ほぼ平坦状の中間領域20と、中間領域20の近く(すなわち中間領域20の位置またはその付近)から側部16の近くにまで延在する両側の下方テーパ状領域22(図4〜図6においてはそれぞれ第1のテーパ状領域22aおよび第2のテーパ状領域22bとして特定される)とを含み得る。図示するように、一実施形態においては、継目ストラップ12は、ほぼ二等辺四角形の断面形状を有し得るが、ストラップ12は、他のほぼ台形状の形状または他の多角形形状を有してもよいことが、当業者には認識されよう。
本明細書においてさらに詳細に説明されるように、一実施形態においては、ストラップ12は、金属製スプライスパーツを利用するより従来的なスプライスに比べて、材料のコスト、重量、穿孔時間、および組立時間を軽減しつつ、隣接し合う胴体セクション104同士を構造的に接合するのに必要な強度および安定性を与えるために、炭素繊維強化ポリマー(CFRP)、複合繊維強化ポリマー、グラファイトエポキシ、または同様の材料などの、複合材料から形成され得る。他の実施形態においては、ストラップ12は、アルミニウム、チタン、鋼、等々の金属材料を含む、他の材料を含んでもよい。
ストラップ12は、第1のパネル110aの外板108の第1のエッジ120aの近くに、および第2のパネル110bの外板108の第2のエッジ120bの近くに装着されることにより、パネル110同士を共に重ね継ぎし得る。ストラップ12は、重ね継手106の周囲に連続的に、または少なくともほぼ連続的に延在し得る。代替的には、ストラップ12は、重ね継手106の周囲において分割されてもよく、例えば、重ね継手106は、ストラップ12の複数のセグメントを含んでよい。ストラップ12は、胴体102の外側における平滑な空力学的表面を維持するために、各外板108の内方側部に対して装着されてもよい。ストラップ12は、ストラップ12および外板108を貫通して延在する複数の固定具により、外板108に対して装着されてもよい。代替的には、ストラップ12は、外板108に対して結合されるか、または外板108に対して結合および固定されてもよい。
ストラップ12は、外板108と少なくともほぼ同一であるが、縦通材114の隣接し合うフランジ部分118よりも厚い厚さを有してもよい。一実施形態においては、図示するように、縦通材114は、外板108のエッジ120まで完全には延在せず、ストラップ12の側部16は、縦通材114の終端部の近くまで延在し得る。他の実施形態においては、縦通材114は、外板108のエッジ120まで延在し、その位置にて終端してもよい。隣接し合う表面間の段部を回避する必要がある場合には、シムパッドまたは充填材(図示せず)が、ストラップ12に隣接するフランジ部分118上に位置決めされてもよい。これらの充填材には、複合材料、金属材料、または同様の材料が含まれ得る。他の実施形態においては、ストラップ12、外板108、およびフランジ部分118は、充填材が不要となり得るように、他の相対厚さを有してもよい。
また、スプライス10は、ストラップ12上に配設され、重ね継手106から離れるように長手方向に延在する、複数の継目取付具24(それぞれ第1の取付具24aおよび第2の取付具24bとして特定される)を含んでもよい。各取付具24は、第1の端部26、第2の端部28、および長手方向側部30を含み得る。取付具24のベース32は、第1の端部26の近くから延在する上方テーパ状セクション34と、このテーパ状セクション34の近くから第2の端部28の近くまで延在するほぼ平坦状のセクション36とを含み得る。取付具24は、ストラップ12を形成するものと同一の複合材料などの、炭素繊維強化プラスチックまたは同様の材料などの複合材料から形成され得る。代替的には、取付具24は、金属または金属合金から形成されてもよい。
図示する実施形態においては、取付具24の上方テーパ状セクション34は、底部表面32のテーパ状セクション34がストラップ頂部表面18のテーパ状領域22と同一平面内接触し得るように、ストラップ12の下方テーパ状領域22の角度に対して、対応する相補的な(すなわち逆の)上方角度を有し得る。テーパ状セクション34は、ストラップ12のテーパ状領域22の間に延在し、このテーパ状領域22に重なるのに十分な、胴体102の長手方向において規定される幅を有してもよい。取付具24の平坦状セクション36は、パネル110の外板108に重なるように、ストラップ12の側部16を超えて延在してもよい。一対の取付具24が、重ね継手106から離れる方向にストラップ12の両側部16を越えて長手方向に延在して、隣接し合う胴体セクション104に重なるように、取付具24が、ストラップ12の両テーパ状領域22に対して装着されてもよい。
図示する実施形態に示すように、各取付具24は、ストラップ12の側部16を越えて延在する、第1の長手方向部材38および第2の長手方向部材40を含み得る。一般的には、これらの長手方向部材38、40は、取付具24の平坦状セクション36を画定し得る。長手方向延在部材38、40は、各パネル110の縦通材114の少なくとも一部分に重なり受けるように構成され得る。
例えば、一実施形態においては、各取付具24は、各長手方向部材38、40が相互に離間され、各縦通材114に重なり得るように、ほぼ「U字」形状であってもよい。この実施形態の取付具24は、ストラップ12のテーパ状領域22の幅にわたり延在するテーパ状セクション34と、このテーパ状セクション34からストラップ12の側部16を越えて外方に延在する長手方向部材38、40とを含み得る。しかし、取付具24のテーパ状セクション34は、ストラップ12のテーパ状領域22とは異なる幅を有してもよく、そのため、取付具12のテーパ状領域22は、ストラップ12のテーパ状領域22の全幅にわたって延在する必要がなくなり得る。代替的には、他の実施形態においては、取付具24のテーパ状セクション34は、ストラップ12のテーパ状領域22を越えて延在してもよい。
他の実施形態においては、取付具24の平坦状セクション36は、ストラップ12の側部16を越えて延在する単一の長手方向部材を含み得る。かかる一実施形態においては、平坦状セクション36は、隣接し合う縦通材114の隆起部分116同士の間に嵌るように、適切にサイズ設定され得る、すなわち長手方向側部30同士の間の距離となり得る。
スプライス10は、ストラップ12の種々の円周方向に離間された部分に重なる複数の取付具24を含んでよい。複数の取付具24は、ストラップ12の一部分が、取付具24により覆われ得ず、隣り合うすなわち隣接し合う取付具24の間において露出され得るまたは視認可能となり得るように、円周方向において相互に離間されてもよい。そのため、ストラップ12は、ストラップ12が胴体セクション104の外板108に対して適切に固定された状態に留まっていることを確認するために、視覚的に検査され得る。代替的には、複数の取付具24は、ストラップ12の全体が取付具24により覆われ得るように、円周方向において相互に当接され得る。
図示する実施形態においては、各取付具24が、テーパ状セクション34および平坦状セクション36から形成されるベース32と、両直立エッジ42(それぞれ第1の直立エッジ42aおよび第2の直立エッジ42bとして特定される)とを含む、チャネル断面または「U字」形状断面を有してもよい。第1の直立エッジ42aは、第1の長手方向側部30aに向けて位置決めされ、第2の直立エッジ42bは、第2の長手方向側部30bの付近に位置決めされる。他の実施形態においては、取付具24は、「C字」形状、「L字」形状、逆「π字」形状、および平坦形状を含む、他の断面形状を有してもよい。
直立エッジ42は、取付具24の剛性を増大させることができ、取付具24の平坦状セクション36の寸法と縦通材114の離間距離とによっては、縦通材114の隆起部分116の近くに位置決めされ得る。直立エッジ42は、特に圧縮荷重下において、重ね継手106の安定性を増大させ得る。
分割されたストラップ12が使用される場合には、取付具24は、隣接し合うストラップセグメント用の継目板としても使用され得る。本開示の重ね継手106の1つの利点は、縦通材114の端部が、開放されたままとなるため、これにより、結露源または他の源から生ずる水分が、縦通材114から逃がされて十分に排水され得る点である。
本開示のスプライス10のさらに別の利点は、両縦通材114の隆起部分116同士が、重ね継手106の間で共に重ね継ぎされず、これにより、隆起部分116を完全に位置合わせする必要がなくなるため、取付具24の設置が比較的容易になり得る点である。さらに、ストラップ12の両側部16に沿った取付具24の位置のシフトまたは調節が可能であることにより、長手方向部材38、40は、対向側の縦通材114と完全に位置合わせされない場合でも、縦通材114の隆起部分116を受けることが可能となる。
任意には、スプライス10は、隣接し合う胴体セクション104間の重ね継手106の少なくとも一部分の周囲に円周方向に延在するフレーム44を含んでよい。フレーム44は、一般的には、長手方向において対向し合う取付具24の間のストラップ12の中間領域20に重なるように位置決めされ得る。図示する実施形態においては、フレーム44は、上方に曲がった下方フランジ46がストラップ12に対して固定されるように構成された、ほぼ「Z字」形状を有し得る。下方フランジ46は、複数のフットへと分割されてもよく、これらのフットは、図3に図示するように、ストラップ12に固定されてもよい。また、フレーム44は、胴体102の客室内方壁部の外側に対して固定されることとなる下方に曲がった上方フランジ48を含んでもよい。上方フランジ48は、下方フランジ46に関して説明したのと同様に、複数のフットに分割されてもよい。Z字形状フレーム44が図示されるが、「C字」形状フレーム、「I字」形状フレーム、または「J字」形状フレーム等々の、任意のフレームを使用し得ることが、当業者には認識されよう。
また、フレーム44は、ストラップ12もしくは取付具24を形成するものと同一の複合材料などの、CFRPまたは同様の材料などの複合材料から形成され得る。代替的には、フレーム44は、アルミニウムもしくはチタンなどの、金属または他の材料から形成されてもよい。
開示されるスプライス10は、複数の別個のパーツ(例えばストラップ12、取付具24、フレーム44など)から構築されるものとして図示されるが、他の実施形態においては、2つ以上のこれらのパーツが、2つ以上のパーツの機能を果たしその特徴を有する単一のパーツへと一体化されてもよい
次に図9を参照すると、開示されるスプライス10の1つの利点は、チタン金属製構成要素などの金属製の構成要素が重ね継手106において不要となることが予期される点、および胴体102の組立の際にシムまたは不適合タグの必要性が大幅に低下する(完全に不要とはならない場合)点である。本開示のスプライス10のもう1つの利点は、継目ストラップ12および複数の継目取付具24aの一部分を、隣接する第2の胴体セクション104bおよび長手方向において対向側の複数の継目取付具24bの対応する部分の組込みの前に、第1の胴体セクション104aに対して設置すなわち固定することにより、予期される胴体102組立の製造フロー時間が大幅に短縮される点である。また、任意には、フレーム44は、第2の胴体セクション104bの組込み前に設置されてもよい。
図4、図6、および図8において最も良く図示されるように、ストラップ12のテーパ状領域22と取付具24のテーパ状セクション34との間の界面により、シミングを必要とせずに取付具24をストラップ12およびパネル110に対して固定することが可能になると共に、隣接し合う胴体セクション104と取付具24との間に位置的なゆとりが与えられる。例えば、取付具24を設置する際に、シムを用いない重ね継手106を実現するために、縦通材114のフランジ部分118の厚さおよび終端位置の変動を考慮して、各取付具24が、ストラップ12に対して長手方向において前方または後方へと、すなわち前後にシフトされてもよい。また、ストラップ12および取付具24の対向し合うテーパ状表面により、重ね継手106全体の重心シフトが最小限に抑えられ得るため、これにより、重ね継手106に沿った面外荷重が軽減され得る。さらに、テーパ状界面は、固定具における荷重伝達を軽減することもでき、スプライス部材の間、すなわちストラップ12、取付具24、および突合せ継ぎされた胴体セクション104の間において荷重力をより均一に伝達することもできる。
図10を参照すると、継目ストラップ12は、形成後の機械加工を必要とすることなくテーパ状領域22を内的に実現するために、複合合板プライドロップにより形成され得る。また、継目取付具24は、形成後の機械加工を必要とせずにテーパ状セクション34を内的に実現するために、複合合板プライドロップにより形成されてもよい。ストラップ12および取付具24は、複合構造体を形成するように、複数の繊維層および硬化樹脂すなわち複合合板52によって囲まれた、内側テーパ状構造部50を含んでよい。例えば、ストラップ12は、外側連続繊維ゾーンおよび内側テーパ状繊維ゾーンを含んでよい。複数の合板が重ねられることにより、下方連続繊維ゾーンが形成されてもよい。別の複数の合板が、この下方連続繊維ゾーンの周囲境界部内において重ねられることにより、テーパ状繊維ゾーンまたはテーパ状構造部50が形成されてもよい。代替的には、テーパ状構造部50は、代替材料から形成されてもよい。別の複数の合板が、このテーパ状繊維ゾーンを覆って重ねられることにより、上方連続繊維ゾーンが形成されてもよい。合板52は、事前含浸された複合材料層であってもよい。継目取付具24は、ベース32のテーパ状セクション34を形成するのと実質的に同様のプロセスにより形成されてもよい。
金属の代わりに複合材料を使用することの1つの利点は、ストラップ12、取付具24、および下層のパネル110(例えば外板108および縦通材114など)が、少なくともほぼ同様の膨張率を有し得る点である。その結果、航空機100の運転中に受ける温度変動により、スプライス10と下層パネル110との間において異なる熱膨張が引き起こされ得ず、これにより、重ね継手106においては著しい応力が誘発され得ない。複合材料を使用することのもう1つの利点は、異なる材料同士を隔離することが不要となる点である。
さらに他の実施形態においては、パネル110、ストラップ12、および取付具24、ならびにそれらの組合せは、複合材料および金属材料に加えて、繊維ガラス/アルミニウム積層体およびチタン強化グラファイト積層体(Ti/Gr)を含む、繊維/金属積層体などのハイブリッド材料を含む他の材料を含み得ることが、当業者には認識されよう。
スプライス10は、スプライス10の構成要素を相互に対しておよび胴体セクション104に対して接合する複数の固定具を含んでよい。胴体セクション104に対してスプライス10を連結するためにこれらの固定具を設置し得る様々な固定具パターンを利用することができるが、図示しない。これらの固定具は、ストラップ12を貫通し、下方フランジ46の周囲などにおいてフレームを貫通し、テーパ状セクション34および平坦状セクション36の長手方向に延在する部材38、40の両方などの取付具24を貫通して延在することにより、これらの構成要素を相互に対しておよび胴体セクション104に対して連結してもよい。
これらの複数の固定具を設置するためには、各固定具を受けるように、スプライス10の様々な構成要素に穿孔などを行うことにより、複数の穴を形成しなければならない。複数の穴、およびいくつかの実施形態においてはこれらの穴の大部分が、例えばCFRPなどの複合材料から形成されたストラップ12、取付具24、および任意にはフレーム44などの構成要素を貫通して形成されてもよく、これらの穴は、チタン製または他の金属製の構成要素を貫通する同等の穴の形成よりも、より迅速におよび効率的に形成され得る。さらに、スプライス10の複合材料構成要素を貫通して形成される穴は、スプライス10の構成要素が切離しおよびバリ取りを必要としないことにより、同等の金属製構成要素またはチタン製構成要素を貫通して形成された同等の穴よりもさらにより効率的におよびより高い費用対効果で形成され得る。
開示されるスプライス10のもう1つの利点は、複合材料構成要素が、同等の金属パーツと同様の脆性を疲労荷重に対して有し得ないため、構成要素は、Inconel(登録商標)または他の鋼固定具ではなく、チタン固定具を用いて固定され得る点である。そのため、これらの複合材料構成要素は、一般的には、Inconel(登録商標)または他の鋼固定具を使用する金属製パーツが必要とする高レベルのクランプ締め力を必要としない。
開示される重ね継手の様々な実施形態を図示および説明したが、本明細書を読めば、当業者には修正実施形態が想起されよう。本出願は、かかる修正実施形態を包含し、特許請求の範囲によってのみ限定される。
本開示の一態様によれば、シェル構造体の隣接し合うパネル同士を接合するためのスプライスであって、第1の側部、第2の側部、ほぼ平坦状の中間領域、前記中間領域の近くから前記第1の側部の近くまで下方に延在する第1のテーパ状領域、および前記中間領域の近くから前記第2の側部の近くまで下方に延在する第2のテーパ状領域を備えるストラップと、テーパ状セクションおよび平坦状セクションを備える第1の取付具であって、前記テーパ状セクションが前記ストラップの前記第1のテーパ状領域に対して装着される、第1の取付具と、テーパ状セクションおよび平坦状セクションを備える第2の取付具であって、前記テーパ状セクションが前記ストラップの前記第2のテーパ状領域に対して装着される、第2の取付具とを備える、スプライスが提供される。有利には、スプライスは、前記ストラップの前記中間領域に対して装着されるフレームをさらに備える。有利には、スプライスは、複合材料を含む。有利には、ストラップは、炭素繊維強化プラスチックにより囲まれたテーパ状内側構造部をさらに備える。
A 長手方向軸
10 スプライス
12 ストラップ
14 底部表面
16 側部
16a 第1の側部
16b 第2の側部
18 頂部表面
20 中間領域
22 下方テーパ状領域
22a 第1のテーパ状領域
22b 第2のテーパ状領域
24 継目取付具
24a 第1の取付具
24b 第2の取付具
26 第1の端部
28 第2の端部
30 長手方向側部
30a 第1の長手方向側部
30b 第2の長手方向側部
32 ベース、底部表面
34 上方テーパ状セクション
36 ほぼ平坦状のセクション、平坦状セクション
38 第1の長手方向部材
40 第2の長手方向部材
42 直立エッジ
42a 第1の直立エッジ
42b 第2の直立エッジ
44 フレーム
46 下方フランジ
48 上方フランジ
50 内側テーパ状構造部
52 複合合板
100 航空機
102 胴体
104 胴体セクション
104a 胴体セクション
104b 胴体セクション
104c 胴体セクション
104d 胴体セクション
104e 胴体セクション
106 重ね継手
106a 重ね継手
106b 重ね継手
106c 重ね継手
106d 重ね継手
106e 重ね継手
108 複合材料製外板
110 パネル
110a 第1のパネル
110b 第2のパネル
114 縦通材
116 隆起部分
118 フランジ部分
120 エッジ
120a 第1のエッジ
120b 第2のエッジ

Claims (15)

  1. 第1のエッジを備える第1のパネルと、
    前記第1のパネルに対して装着され、前記第1のエッジを越えて延在するストラップであって、第1のテーパ状領域を備えるストラップと、
    テーパ状セクションおよび平坦状セクションを備える第1の取付具であって、前記テーパ状セクションは、前記ストラップの前記第1のテーパ状領域に対して装着される、第1の取付具と
    を備える、シェル構造体スプライス。
  2. 前記ストラップの前記第1のテーパ状領域の少なくとも一部分が、前記第1の取付具と前記第1のパネルとの間に位置決めされる、請求項1に記載のスプライス。
  3. 第2のエッジを備える第2のパネルであって、前記第2のエッジは、前記第1のエッジと端に沿って位置合わせ状態になることにより重ね継手を形成するように位置決めされ、前記ストラップは、前記重ね継手をブリッジし、前記第2のパネルに対して固定され、第2のテーパ状領域をさらに備える、第2のパネルと、
    テーパ状セクションおよび平坦状セクションを備える第2の取付具であって、前記テーパ状セクションは、前記ストラップの前記第2のテーパ状領域に対して装着される、第2の取付具と
    をさらに備える、請求項1または2に記載のスプライス。
  4. 前記第1のパネルおよび前記第2のパネルは、航空機の胴体セクションである、請求項3に記載のスプライス。
  5. 前記ストラップは、頂部表面、底部表面、第1の側部、および第2の側部を備え、前記頂部表面は、ほぼ平坦状の中間領域を備え、
    前記第1のテーパ状領域は、前記中間領域の近くから前記第1の側部の近くまで下方に延在し、
    前記第2のテーパ状領域は、前記中間領域の近くから前記第2の側部の近くまで下方に延在する、請求項3または4に記載のスプライス。
  6. 前記第1の取付具の前記平坦状セクションは、前記ストラップの前記第1の側部を越えて延在し、前記第1のパネルに対して装着され、前記第2の取付具の前記平坦状セクションは、前記ストラップの前記第2の側部を越えて延在し、前記第2のパネルに対して装着される、請求項5に記載のスプライス。
  7. 前記第1の取付具および前記第2の取付具の前記平坦状セクションはそれぞれ、第1の長手方向部材および離間された第2の長手方向部材を備える、請求項6に記載のスプライス。
  8. 前記ストラップは、複合材料を含む、請求項1ないし7のいずれか一項に記載のスプライス。
  9. 前記ストラップは、炭素繊維強化プラスチックにより囲まれるテーパ状内側構造部をさらに備える、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のスプライス。
  10. 前記ストラップの前記中間領域に対して装着されるフレームをさらに備える、請求項5ないし9のいずれか一項に記載のスプライス。
  11. シェル構造体を接合する方法であって、
    第1のエッジを備える前記シェル構造体の第1のパネルを用意するステップと、
    第1のテーパ状領域および第2のテーパ状領域を備えるストラップを用意するステップと、
    前記第1のテーパ状領域が前記第1のパネルに隣接し、前記第2のテーパ状領域が前記第1のエッジから外方に延在するように、前記第1のエッジに隣接して前記ストラップを位置決めするステップと、
    前記第1のパネルに対して前記ストラップを装着するステップと、
    テーパ状セクションおよび平坦状セクションを備える第1の取付具を用意するステップと、
    前記テーパ状セクションが前記ストラップの前記第1のテーパ状領域に隣接し、前記平坦状セクションが前記第1のパネルに隣接するように、前記第1の取付具を位置決めするステップと、
    前記ストラップに対して前記第1の取付具を装着するステップと、
    前記第1のパネルに対して前記第1の取付具を装着するステップと
    を含む、方法。
  12. 第2のエッジを備える前記シェル構造体の第2のパネルを用意するステップと、
    前記第1のエッジおよび前記第2のエッジが端に沿って位置合わせ状態になることにより重ね継手を形成し、前記第2のテーパ状セクションが前記第2のパネルに隣接し、前記ストラップが前記重ね継手をブリッジするように、前記第1のパネルに隣接して前記第2のパネルを位置決めするステップと、
    前記第2のパネルに対して前記ストラップを装着するステップと、
    テーパ状セクションおよび平坦状セクションを備える第2の取付具を用意するステップと、
    前記テーパ状セクションが前記ストラップの前記第2のテーパ状領域に隣接し、前記平坦状セクションが前記第2のパネルに隣接するように、前記第2の取付具を位置決めするステップと、
    前記ストラップに対して前記第2の取付具を装着するステップと、
    前記第2のパネルに対して前記第2の取付具を装着するステップと
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. フレームを用意するステップと、
    前記第1のテーパ状領域と前記第2のテーパ状領域との間に前記ストラップに隣接して前記フレームを位置決めするステップと、
    前記ストラップに対して前記フレームを装着するステップと
    をさらに含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記第1のパネルおよび前記第2のパネルは、航空機の胴体セクションである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ストラップ、前記第1の取付具、前記第2の取付具、および前記フレームの中の少なくとも1つが、複合材料を含む、請求項13または14に記載の方法。
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